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2026年2020度202版東北大学大学院文学研究科・文学部言語学研究室のご案内

東北⼤学⾔語学研究室⾔語学は⼈間の⾔語を科学的に研究する学問分野である。本研究室では、主に3種類のアプローチ(記述⾔語学、理論⾔語学、実験⾔語学)を有機的に組み合わせて研究と教育を⾏っている。その際、研究⼿法、研究対象、理論的オリエンテーションなどに関して健全な多様性を重視している。記述⾔語学では、個々の⾔語が(⾳声、⾳韻、形態、語彙、統語、意味、語⽤などの側⾯において)どのような性質を持っているかを調査、分析、記録する。記述⾔語学の対象はどの⾔語でも良く、⽇本語のように既に相当程度研究が⾏われている⾔語をさらに詳しく調べる場合や、これまでほとんど知られていない⾔語を⼀から記述する場合もある。特に後者だけに限定して狭い意味で記述⾔語学という⽤語を使うこともある。本研究室では、⽇本語、中国語、英語などのいわゆる⼤⾔語に加えて、カクチケル語、タロコ語、トンガ語、ツツバ語など絶滅が危惧される少数⺠族⾔語を対象とし、⼈間⾔語の個別性(個々の⾔語に固有であると考えられる特性)と普遍性(諸⾔語に共通であると考えられる特性)の解明に取り組んでいる。もちろん学⽣が上記以外の⾔語を研究することを妨げない(推奨し⽀援する)。理論⾔語学では、⾔語使⽤者の脳内にある⾔語知識(⽂法、語彙)の内容、⺟語や第⼆⾔語の獲得、⾔語処理過程、ならびにそれらの神経基盤に関するモデル(理論的仮説)を構築し検証し修正していく。また、話し⼿や聞き⼿、状況との関係における⾔語運⽤の研究も、モデルの構築と仮説検証を⾏うという点では共通しているので、それを含めて理論⾔語学と呼ぶこともある。どちらの場合も、モデルを検証する際には、研究者の内省に加えて、記述⾔語学や実験⾔語学の⼿法を使う。本研究室では、⾔語そのものだけでなく、⾔語と思考の関係やコミュニケーションにおける⾔語の役割などを含めて、⾔語を認知や社会などより広い⽂脈に位置付ける広義の理論⾔語学のアプローチを採っている。1

実験⾔語学では、記述⾔語学の研究で得られた⼀般化や理論⾔語学のモデルの予測などをコーパス、質問紙調査、⾏動実験、脳機能計測などを⽤いて検証したり、未知の現象について探索的に調査・実験したりする。その成果を記述⾔語学や理論⾔語学の研究にフィードバックし、相乗効果により螺旋状に研究を推進する。従来、実験⾔語学は様々な制約により⼀部の先進国の実験室の中だけで⾏われてきた。そのため、研究対象が経済的に豊かな国や地域で話されているごく少数の⾔語に極端に偏っている。本研究室では、絶滅が危惧される少数⺠族⾔語を含む多様な⾔語を対象に、話者の居住地に実験装置を持ち込み、最先端の実験⼿法で多⾓的に研究を進めている。また、⾔語を使⽤する⼈間の意識的・無意識的な⼼理的過程に着⽬した実験も⾏う。⼈間の⾔語運⽤の多様性や⽣涯を通じた発達的変容を明らかにすべく、定型発達の若年者に加え、⾼齢層や失語症者、発達障害者などの「⾮典型的話者」に光を当てる研究にも⼒を⼊れている。皆さんも、⾔語の性質の探究を通して、⾔語の唯⼀の使い⼿である⼈間とはどのような存在なのかを、私達と⼀緒に考えてみませんか。2

東北⼤学⾔語学研究室⽬次3

メンバー…………………………………6教員からのメッセージ…………7研究の紹介………………………………9研究室の環境……………………………12授業…………………………………………13研究の進め⽅アドバイス先輩からのメッセージ………………1517年中⾏事…………………………………19学位論⽂…………………………………活動の様⼦………………………………21254

東北⼤学⾔語学研究室5

2026年度メンバー専任教員⼩泉政利教授内藤真帆教授⽊⼭幸⼦准教授職員事務補佐員:菊地紀⼦技術補佐員:澤りか学⽣博⼠後期課程:5名博⼠前期課程:1名学部⽣:40名6

東北⼤学⾔語学研究室教員からのメッセージ⼩泉政利教授⾼校⽣の頃は物理学者になって世界がどうできているのかを知りたいと思っていました。しかし、次第に、世界がどうできているかを知るためには、⼈間が世界をどう認識しているか、すなわち⼈間の認知能⼒をまず知る必要があると考えるようになりました(認識論的転回)。⼈間の認知能⼒を探るに当たっては、⼈間に固有の能⼒である⾔語を⼿がかりにするのが⼀番良いだろうと判断して、⾔語学の道に進みました(⾔語論的転回)。⼦どもの頃は毎⽇野球をして遊んでいましたが、野球以外に好きだったものが2つあります。実験と外国です。古い真空管ラジオを分解して組み⽴て直したり、アマチュア無線で地球の裏側の⼈たちと交信したりするのが楽しみでした。豪華客船の無線通信⼠になって世界中を旅して暮らすのが夢でした。今は実験装置を持って世界中を⾶び回り、⾔語と思考について調べています。結局、⼦どもの頃から好きだったことを続けているだけなのかもしれませんね。内藤真帆教授消滅の危機に瀕した少数⾔語の記述・解明をめざしています。世界にはおよそ7000余りもの⾔語が存在しますが近年、猛スピードで地球上からその姿を消しています。⼈類共有のかけがえのない知的財産であり叡智の結晶である固有の⾔語を、せめてもの記録としてこの世にとどめたいという思いから、学部四年より取り組んでいます。調査地は南太平洋に位置する、⼤⼩83の島々からなるヴァヌアツ共和国です。⽂字を持たず辺境の地に息づく固有の⾔語には、わたしたちの想像をはるかに超えるさまざまな⾔語現象や謎が潜んでいます。調査では、現地の⼈々と寝⾷を共にしながら彼らの⾔語のみならず、ことばに反映された⽂化・⾵習・独⾃の世界観をも汲み取るように努めています。電気・⽔道・ガスのない孤島での⽣活は、物質⽂化の恩恵にどっぷり浸かっている⾝に多くのことを学ばせてくれます。これらの体験を研究・教育に活かすべく、⽇々奮闘しています。7

⽊⼭幸⼦准教授⼈間が⾔語を使って他者とどのように関わっていくか、またその使い⽅に⼈間のどのような特質が現れるかといった問題に関⼼を持っています。つまり、⾔語使⽤の社会・感情・認知的な側⾯に迫りたいと考えています。実際の⾔語使⽤における個⼈差や、個⼈内の⽣涯にわたる発達的変化を明らかにするために、いろいろな調査や実験による研究プロジェクトを進めています。最近ではとくに、⽂の命題内容を相⼿にどのように伝えるか(対⼈的ムード)を⽰す⽇本語の終助詞の理解過程を調べるために、脳波やMRIによる脳機能研究を進めています。また、ことばの芸術である詩を享受することの効⽤をとらえようと、俳句や川柳を味わっている間の⽣体反応計測も⾏っています。このような様々なことばの実験研究を通して、⼤学の中や外で多くの⼈たちと交流の場をつくることを⽬指しています。東北⼤学⽂学部のホームページの教員紹介もご覧ください。8

東北⼤学⾔語学研究室研究の紹介:⼩泉政利教授私たち⼈間は特別な障害がないかぎり誰でも⽣後数年で⾔葉を⾃由に操れるようになります。それは⾔葉を獲得し使⽤するための仕組みが⽣まれながらにして私たちの脳に備わっているからです。私は、⾔葉を話したり聞いて理解したりするためのこの不思議な脳の働きを研究しています。⼈間の脳にとって分かりやすい⾔語表現とはどのようなものなのだろうか?健常な成⼈⺟語話者だけでなく、⼦どもや、お年寄り、外国語学習者、⾃閉症者、失語症患者など、誰にとっても使いやすい⾔語表現とはどのようなものなのだろうか?すなわち、⾔葉遣いのユニバーサルデザインの解明を⽬指しています。その観点から、現在は、「⾔語の語順」と「思考の順序」との関係を調べています。⽇本語や英語など多くの⾔語の理解(聞く、読む)や産出(話す、書く)の際に、SO語順(他動詞(V)の主語(S)が⽬的語(O)に先⾏する語順(SOV,SVO,VSO))のほうが、その逆のOS語順(OSV,OVS,VOS)よりも、処理負荷が低く⺟語話者に好まれる傾向があることが知られています(=SO語順選好)。しかし、従来の研究は全て⽇本語のようにSO語順を基本語順にもつSO⾔語を対象にしているため、SO語順選好が個々の⾔語の基本語順を反映したものなのか、あるいは⼈間のより普遍的な認知特性を反映したものなのかが分かりません。この2つの要因の影響を峻別するためには、OS語順を基本語順にもつOS⾔語で検証を⾏う必要があります。そこで、私は他の研究者と協⼒して、SO⾔語(⽇本語、トンガ語など)とOS⾔語(カクチケル語、タロコ語など)を⽐較対照する研究プロジェクトに取り組んでいます。消滅が危惧される少数⺠族⾔語の話者の居住地に実験装置を持ち込み、様々な実験⼿法を駆使して多⾓的に研究を⾏うところが特⾊です(=フィールド⽐較⾔語認知脳科学)。⼈間⾔語における語順選好を決定する要因ならびに、「⾔語の語順」と「思考の順序」との関係(語順が違うと世界が違って⾒えるのか?)を解明し、⾔語と⽂化の垣根を超えて互いに分かり合える共⽣社会の実現に貢献することが⽬標です。主な著書・論⽂等Koizumi,M.(2023).ConstituentOrderinLanguageandThought.CambridgeUniversityPress.Koizumi,M.,Takeshima,Y.,Tachibana,R.,Asaoka,R.,Saito,G.,Niikuni,K.,&Gyoba,J.(2020).CognitiveloadsandtimecoursesrelatedtowordorderpreferenceinKaqchikelsentenceproduction:AnNIRSandeyetrackingstudy.Language,CognitionandNeuroscience,35(2),137‐150.Rodrigo,L.,Tanaka,M.,&Koizumi,M.(2019).Theroleofwordorderinbilingualspeakers’representationoftheirtwolanguages:ThecaseofSpanish–Kaqchikelbilinguals.JournalofCulturalCognitiveScience,1‐17.Yano,M.,&Koizumi,M.(2018).Processingofnon‐canonicalwordordersin(in)felicitouscontexts:Evidencefromevent‐relatedbrainpotentials.Language,CognitionandNeuroscience,33(10),1340‐1354.Koizumi,M.,&Imamura,S.(2017).Interactionbetweensyntacticstructureandinformationstructureintheprocessingofahead‐finallanguage.JournalofPsycholinguisticResearch,46(1),247‐260.Koizumi,M.,&Kim,J.(2016).GreaterleftinferiorfrontalactivationforSVOthanVOSduringsentencecomprehensioninKaqchikel.FrontiersinPsychology,7,1541.Yasunaga,D.,Yano,M.,Yasugi,Y.,&Koizumi,M.(2015).Isthesubject‐before‐objectpreferenceuniversal?Anevent‐relatedpotentialstudyintheKaqchikelMayanlanguage.Language,CognitionandNeuroscience,30(9),1209‐1229.Koizumi,M.,Yasugi,Y.,Tamaoka,K.,Kiyama,S.,Kim,J.,AjsivinacSian,J.E.,&GarcíaMátzar,L.P.O.(2014).Onthe(non)universalityofthepreferenceforsubject‐objectwordorderinsentencecomprehension:Asentence‐processingstudyinKaqchikelMaya.Language,90,722‐736.Kiyama,S.,Tamaoka,K.,Kim,J.,&Koizumi,M.(2013).EffectofanimacyonwordorderprocessinginKaqchikelMaya.OpenJournalofModernLinguistics,3(3),203‐207.10

研究の紹介:内藤真帆教授救命胴⾐、調査票、ノート、油性ペン、懐中電灯、録⾳機3台、電池100本、蚊帳、⽑布、⾵邪薬、蚊よけの薬(マラリア⽤)、⾬⽔の浄⽔フィルター、蚊取り線⾹、発⾳時の⾆や唇の動きを撮影するためのビデオカメラ、寝袋、参考⽂献、着替え。上記はヴァヌアツ共和国のツツバ島へ⾔語調査に⾏くときの全携⾏品です。救命胴⾐だけは⾝に着け、あとのすべてを⼀つの⼿提げ鞄に詰め込みます。ツツバ島は南太平洋に浮かぶ⼈⼝およそ500⼈の⼩さな島です。島に渡る⼿段は個⼈所有の⼩⾈しかありません。定員3名ほどの⼩⾈に10名を超す島⺠が、しかも荷を抱えて乗り込むため、⾈は半ば沈みつつ半ば流されつつツツバ島をめざします。つけ狙う鮫の餌⾷とならぬよう⼦どもを⾈の真ん中に守りながら。録⾳機を3台、電池を100本準備するのは、海上移動中の荒波や強⾵で機材が海⽔を浴びて使えなくなるからです。また蚊帳や蚊よけの薬、蚊取り線⾹などは調査地で常態化しているマラリアやデング熱から⾝を守るためです。⾬⽔の浄⽔フィルターは、⽊っ葉や⾍の死骸が浮いた⾬⽔を濾して飲むためのものです。どれもこれも調査の遂⾏には⽋かせない⼤切なものばかりです。しかし、これらの携⾏品よりも遥かに⼤切なことが⼆つあります。⼀つはヴァヌアツ共和国の共通語ビスラマ語を、調査前に⾝につけることです。ビスラマ語を介することで話者との距離は縮まり信頼関係も⽣まれ、話者はのびのびとツツバ語を話してくれます。もう⼀つ⼤切なことは、⾳声学・⾳韻論・形態論・統語論などの⾔語学の各論の理解です。例えば⾳声学の分野では、⽿を鍛えるなど独習を重ね、先⾏研究を調べ、同族⾔語も踏まえた上で調査票を作り、知識を頭に叩き込んで調査に臨みます。それでも理解できない⾳にぶつかり、調査・分析が頓挫することもあります。未調査⾔語、特に消滅⼨前の少数⾔語の記述は、後世に遺る唯⼀の記録となる可能性が⾼いものです。それだけに責任も重く、それゆえに⾔語学の各論をしっかりと⾝につけて調査に臨まなければならないと、常に⾃らを戒めています。今なお解けない謎に挑みつつ、こまぎれの時間を紡いでは⾔語の保存と継承・未来の⾔語研究を可能にする辞書を編んでいます。毎⽇が、危機⾔語の消滅スピードとの戦いです。主な著書・論⽂等内藤真帆,『ツツバ語記述⾔語学的研究』,京都⼤学学術出版会,526ページ,2011内藤真帆,「ソテツの葉で具現化するツツバ語の数の概念とOvercountingへの改新」,『⾔語研究』,163:55‐77,2023MahoNaito,NounsinTutubaLanguage(S‐T)(辞書資料),『愛媛県⽴医療技術⼤学紀要』,16:25‐28,2019MahoNaito,NounsinTutubaLanguage(S)(辞書資料),『愛媛県⽴医療技術⼤学紀要』,15:29‐31,2018内藤真帆,「ツツバ語の数詞と儀礼」,『愛媛県⽴医療技術⼤学紀要』,14:1‐6,2017内藤真帆,「ツツバ語の⾊彩⽤語と語彙借⽤―ビスラマ語との⽐較を通して―」,『愛媛県⽴医療技術⼤学紀要』,13:1‐7,2016内藤真帆,「ビスラマ語とツツバ語における意味の場と語彙借⽤:時に関する体系の⽐較と考察」,『東京⼥⼦⼤学紀要論集』,66(1):157‐176,2015内藤真帆,「ツツバ語の移動動詞と空間分割」,『⾔語研究』,136:153‐176,2009MahoNaito,TutubaApicolabials:FactorsInfluencingthePhoneticTransitionfromApicolabialstoLabials(squib)OceanicLinguistics,45(1):217‐228,20069

東北⼤学⾔語学研究室研究の紹介:⽊⼭幸⼦准教授⾔葉の役割は情報伝達だけでなく、そこから話し⼿がどのような感情を経験しているかをも聞き⼿は察知します。感情伝達を考える上で、東アジア⾔語に共通して注⽬される点は、述部の右側周辺部(rightperiphery:RP)−すなわち⽂末−に話し⼿の命題に対する態度を表すマーカーの発⽣を許すことです。これにより、⽇本語では「くれる」「もらう」などの授受表現、「ようだ」「らしい」などの証拠性表現、「です」「ます」などの⽬の前の相⼿に向ける丁寧語(対者敬語)、さらに「ね」「よ」といった⽂末表現の多様で複雑な⽤法が進化してきたと考えられます。とくに再末尾の終助詞のプロソディを変化させることで、⽬の前にいる聞き⼿との関わり⽅を表現しているようです。⽇本語だけでなく、中国語の語気助詞、韓国語の終結語尾なども、多様な話し⼿の態度が表されます。⽇本語の終助詞を含む会話を聴いている間の脳波(事象関連電位)の測定により、終助詞への感受性は⼗分な⾔語能⼒を持つ⺟語話者であっても⼀様ではなく、個⼈差が⼤きいことが分かってきました。とくに多様かつ複雑な使われ⽅をする終助詞の「ね」に対する脳波が、個⼈の⾃閉傾向と相関することがわかりました。⾃閉傾向が⾼い、つまり他者の⼼的状態を適切に推し量る「⼼の理論」能⼒の低いと考えられる⼈ほど、「ね」に対する過敏な脳波の反応を⾒せました。反対に、⼼の理論能⼒の⾼い⼈は、少し変わった「ね」の⽤法にも柔軟に対応できるのかもしれません。⽂末に「ね」をつけてもつけなくても、⽂の内容そのものは変わりません。しかし、同じことを伝えるのでも、⽂末を少し⼯夫するだけで相⼿の⼼証を左右し対⼈関係が変わり得るとしたら、こうした意味のない終助詞の役割を科学的に明らかにする研究の成果は、世代や⽂化を超えた相互理解に貢献できるのではないでしょうか。また東北⼤学に来てから、⾊々な巡りあわせで俳句の神経⾔語学研究に着⼿しました。⾔語の情緒的な効果を⾼度に洗練させた芸術である定型詩、とくに特有の情緒的⽂末表現(詠嘆の切れ字)を持つ俳句に対する感情反応の神経基盤を解明すべく、感情反応の指標として知られる瞳孔径はfMRIによる脳機能イメージングなどによる実験を⾏っています。もともと俳句や和歌は好きなので、度胸だけを頼みに東北⼤学俳句会にお邪魔して錚々たる俳⼈の皆さまの中で刺激を受けています。定型詩の効果を考えることは、まさに語⽤論的に⾔語を考察することだと思います。主な著書・論⽂等⽊⼭幸⼦・⼤沼卓也・新国佳祐・熊可欣(2022).『⼼理学の杜7:学習・⾔語⼼理学』サイエンス社.⽊⼭幸⼦(2020).「俳句の⼼理⾔語学的⼀考察:定型詩を介した感情認知について」⽇本のローマ字社『ことばと⽂字』13,35‐43.(特集:俳句のことば、俳句の表記)くろしお出版.Kiyama,S.,Choung,Y.,&Takiura,M.(2019).MultiplefactorsactdifferentlyindecisionmakingintheEastAsianregion:Assessingmethodsofself‐construalusingclassificationtreeanalysis.JournalofCross‐CulturalPsychology,50,1127‐1139(SpecialSection:NormsandAssessmentofCommunicationContexts).Kiyama,S.,Verdonschot,R.,Xiong,K.,&Tamaoka,K.(2018).Individualmentalizingabilityboostsflexibilitytowardalinguisticmarkerofsocialdistance:AnERPinvestigation.JournalofNeurolinguistics,47,1‐15.Kiyama,S.,Kunimi,M.,Iidaka,T.,&Nakai,T.(2014).Distantfunctionalconnectivityduringbimanualfingermovementsdeclineswithaging:AnfMRIandSEMexploration.FrontiersinHumanNeuroscience,8:251.⽊⼭幸⼦・⽟岡賀津雄(2011).「⾃他両⽤の「−化する」における⾃動詞⽤法と他動詞⽤法の⽐較:新聞コーパスの⽤例に基づく多変量解析」『⾔語研究』139,29‐56.(⽇本⾔語学会)11

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東北⼤学⾔語学研究室授業(2026年度)2026年度は、本研究室専任教員による授業の他に、学外から那須川訓也先⽣(⾳韻論)に出講をお願いしています。もちろん、関⼼に応じて他研究室や他学部の科⽬も幅広く履修し、視野を広げることを推奨します。3年⽣以上は、⾦曜⽇午後の演習に必ず出席発表して、学位論⽂研究を着実に進める準備をします。⾦曜⽇の4講時後には、随時学外から研究者をお招きして講演会を開いています。13

2026年度授業⼀覧表学部2年⽣以上学部3年⽣以上⼤学院博⼠前期課程145講時4講時3講時2講時1講時16:20‐17:5014:40‐16:1013:00‐14:3010:30‐12:008:50‐10:20実験言語学各論実験言語学特論Ⅰコーパスを活用した定量的言語研究法(小磯花恵・鈴木あすみ)前期月後期理論言語学各論理論言語学特論Ⅰ統語論(豊島孝之)言語学各論Ⅱ言語学特論Ⅱ音韻論概説1:範疇と構造(那須川訓也)前期火言語学演習Ⅱ言語学研究演習Ⅱ音韻論概説2:現象と分析(那須川訓也)後期記述言語学各論記述言語学特論Ⅰフィールド言語学の実践と理論(内藤真帆)音声学Ⅰ音声学概説・調音音声学(内藤真帆)前期水記述言語学演習記述言語学研究演習Ⅰ未知の言語の調査と分析(内藤真帆)音声学Ⅱ音響音声学・聴覚音声学(内藤真帆)後期前期木理論言語学演習理論言語学研究演習Ⅰ言語認知脳科学(小泉政利)後期言語学総合演習Ⅰ言語学研究法Ⅰ(小泉・内藤)言語学論文演習Ⅰ言語学研究法Ⅰ(小泉・内藤)言語学概論Ⅰ言語学入門(基礎)(内藤真帆)言語学基礎購読Ⅰ言語学への招待1(小泉政利)前期金言語学総合演習Ⅱ言語学研究法Ⅱ(小泉・内藤)言語学論文演習Ⅱ言語学研究法Ⅱ(小泉・内藤)言語学基礎購読Ⅱ言語学への招待2(小泉政利)後期後期集中言語学概論Ⅱ言語学入門(運用)(加藤重広)

東北⼤学⾔語学研究室研究の進め⽅アドバイス1.全学年共通⽂献探索の⼿法に親しもう!「インターネットを利⽤した⽂献検索―主として⾔語研究のために―」http://www2.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/bunkenkensaku.html⾔語研究で使われる無料のコーパス・データベース<国⽴国語研究所>★『現代⽇本語書き⾔葉均衡コーパス(BCCWJ)』BCCWJ概要:https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/bccwj/*本研究室にDVD版(Ver.1.1、有償)があります(404⼊⼝左側の扉付き収納棚の上段)。3⽇間以内貸し出しもしています。利⽤時は、助教に申し出て⼿続きをしてください。別版:『少納⾔』(無償、登録不要):https://shonagon.ninjal.ac.jp/『中納⾔』(無償、要登録):https://chunagon.ninjal.ac.jp/login★『国語研⽇本語ウェブコーパス(NWJC)』検索ツール『梵天』NWJC概要:https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/nwjc/梵天:https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/nwjc/<Leipzig:MaxPlanckInstituteforEvolutionaryAnthropology>★TheWorldAtlasofLanguageStructuresOnline(英語)https://wals.info/2.学部2年⽣(1年⽣にもおすすめ)(1)この時期に外国語を集中的に学習してみよう!(2)⾔語学の様々な分野の⼊⾨書を渉猟するのも良いでしょう。窪薗晴夫(編著)(2019)『よくわかる⾔語学』ミネルヴァ書房⾓⽥太作(2009)『世界の⾔語と⽇本語−改訂版』くろしお出版Karmioff,Kyra,AnnetteKarmiloff‐Smith(2002).PathwaystoLanguage:FromFetustoAdolescent.HarvardUniversityPress.Zufferey,Sandrine(2015).Acquiringpragmatics.Routledge.Thomas,Jenny(1995).Meaningininteraction:Anintroductiontopragmatics.Longman.(訳:ジェニー・トマス,浅⽻亮⼀監修(1998)『語⽤論⼊⾨:話し⼿と聞き⼿の相互交渉が⽣み出す意味』研究社)R.M.W.ディクソン(著)、⼤⾓翠(訳)(2001)『⾔語の興亡』岩波書店15

3.学部3年⽣(学部2年⽣の項も参照)(1)この機会に基本的な統計学を学習してみよう!吉⽥寿夫(1998)『本当にわかりやすいすごく⼤切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』北⼤路書房⼩泉政利(編著)(2016)『ここから始める⾔語学と統計分析』共⽴出版(2)⾔語学や関連分野の書籍や論⽂を渉猟するのも良いでしょう。村杉恵⼦ほか(編著)(2016)『⽇本語⽂法ハンドブック:⾔語理論と⾔語獲得の観点から』開拓社今井むつみ(2010)『ことばと思考』(岩波新書)岩波書店⾦⽔敏・⾼⽥博⾏・椎名美智編(2014)『歴史語⽤論の世界:⽂法化・待遇表現・発話⾏為』ひつじ書房清⽔崇⽂(2009)『中間⾔語語⽤論概論:第⼆⾔語学習者の語⽤論的能⼒の使⽤・習得・教育』スリーエーネットワークHoltgraves,Thomas.M.(2002)Languageassocialaction:Socialpsychologyandlanguageuse.LawrenceErlbaum.ゲアリー・マーカス(2010)『⼼を⽣みだす遺伝⼦』(岩波現代⽂庫)岩波書店ニコラス・エヴァンズ(著)、⼤⻄正幸・⻑⽥俊樹・森若葉(訳)(2013)『危機⾔語⾔語の消滅でわれわれは何を失うのか』京都⼤学学術出版会4.学部4年⽣(1)卒論に関連する具体的な先⾏研究を調べよう!その際、できるだけ定評のある査読付き学術誌に当たるようにしてください。上記1のウェブサイトも活⽤しましょう。英語:Elsevier,Wiley,Oxford,Cambridge,MITpress,Sage等のPublisherのJournal⽇本語:『⾔語研究』『認知科学』『⽇本語の研究』『⽇本語⽂法』『社会⾔語科学』等(2)卒業論⽂の計画を具体化するために教員と相談を始めよう。最初は漠然とした関⼼でもかまわないので、個別に⾯談をしながらテーマを確定させましょう。5.⼤学院⽣(1)学位論⽂に関する先⾏研究を徹底的に調べましょう。上記1のウェブサイトも活⽤しましょう。英語:Elsevier,Wiley,Oxford,Cambridge,MITpress,Sage等のPublisherのJournal⽇本語:『⾔語研究』『認知科学』『⽇本語の研究』『⽇本語⽂法』『社会⾔語科学』等(2)図書館や研究室には様々なHandbookが所蔵されているので、それらを通して⾔語および関連諸領域の基礎的な理解を確実にしましょう。(e.g.,TheCambridgehandbookofgenerativesyntax,Handbookofpsycholinguistics,Handbookofneuroscienceoflanguage,Handbookofspeechperception,Handbookoflanguageandgender,etc.)(3)ラボミーティングで進捗を発表して周囲から指導、助⾔を受けましょう。⾃発的にメールでアポイントをとって教員と個別⾯談を⾏って研究計画を確定させましょう。国際的に研究発表できるよう、英語の研修を積みましょう。16

東北⼤学⾔語学研究室先輩からのメッセージ鈴⽊あすみ突然ですが、私は多趣味です。喫茶店巡り、服のボタン収集…釣りも⼤好き。とにかく楽しいことに「⽬が無い」です。最近のマイブームは⺠話と俳句。⾔葉について考える趣味って、最強だと思います(「懐が寒く」ても⼤丈夫だし)。⺠話や俳句に「⾷指が動い」たのは、これらに「造詣が深い」先⽣や先輩が研究室にいらっしゃったことがきっかけ。⼈間の思考や表現は⾔葉に⽀えられていますから、⾔葉はあらゆる興味の⼊⼝になりうるわけですね。趣味ばかりじゃなくて「地に⾜つけ」て研究を進めろ、と⾔われると「⽿が痛い」ですけど…あ、私の研究テーマですか?ここまで読んで「む…?」と感じてくれた⽅、「勘が良い」ですね。続きは⾔語学研究室で。直江⼤河⾔葉を司るのは私たちの“脳”です。昨⽇の飲み会、この間のテスト、激アツな部活の試合、⼤好きなあの⼈への告⽩、いつだって私たちの脳が⾔葉を理解し、考え、話しているのです。では、どんなメカニズムで私たちの脳は⾔葉を使っているのでしょうか。そしてそのメカニズムは、誰でもいつでも全く同じでしょうか、それともどこか違っているのでしょうか。⼦供と⼤⼈、男と⼥、コミュ障とコミュ強、あるいは、読む時と話す時、楽しい時と悲しい時、⽇常会話と真⾯⽬な会議、あるいは、バイリンガル、異国の⼈、発達障害の⼈、脳損傷の⼈。⾔語学研究室には、様々な道具を使って、⾔葉を司る脳のメカニズムを暴こうとしている者達がいます。脳波、fMRI、眼球運動測定、時には⼈の頭に電流をバチっと流します(TMSといいます、安全です)。ワクワクが⽌まりませんね!仲間求む!汪敏中国語には「年少軽狂」の四字熟語があって、「年が若いと物事を深く考えずに軽々しく⾏動する」ということを表しています。⼀⾒あまりいい意味ではないですね。しかし、怖いもの知らず、勇敢に⾃分の可能性を探ることは若者のすばらしさではないでしょうか。⾔語学研究室はみなさんの「年少軽狂」をサポートします。⾃由且つ寛容な雰囲気で、⾔語の研究に興味があるあなたは試⾏錯誤によって⾃分の可能性を最⼤限にチャレンジすることができます。しかも、苦しい境地に陥った時、先⽣の丁寧なご指導や先輩のご協⼒などが⽋落することは決してありません。⾔語学研究室で⻘春を楽しみながら、新しい道を開きましょう。17

江村玲⾃分がどうやってことばを話しているか、また理解しているのかわかりますか。わたしは、⾔語って毎⽇無意識に使っているものなのに、この問いに答えられないのが気持ち悪くなって⾔語学の世界に⼊りました。まだその謎を解明するためにこの研究室で勉強しています。でも正直に⾔うと、⾔語学なんて知らなくたって⽣きていけますし、⽣活の役に⽴ったことはほとんどありません。でもだからこそ、ゆっくりと「ことば」について考えられる時間があるのは⼤学⽣のうちだけかもしれませんね。⼀回ことばについて考え始めると、意外にも、わたしのようにズブズブと沼にはまってしまうかもしれませんよ。加藤志織ひとつの単語や⾔い回しが選ばれたということの背景に⽬を向ける、という姿勢を知りました。発話者⾃⾝の特徴や聞き⼿との関係などに注⽬するということです。社会⽣活に不可⽋なものである⾔葉に着⽬して研究することは、「⼈」を研究することだな、と改めて感じます。この研究室は⽂学部に⼊っていますが、科学的に正しい⼿順が重要で、⼈の本質を追究するという点で共通する学問分野も多く、⽂・理の別は重要ではないのだなと感じます。…⾔語学に限定的でない話になってしまいましたが、⾝近な⾔葉を⼿掛かりにして⾃分を含め社会の⼈の多様性を感じられるのは楽しいと思います!その「⼿掛かり」とできる現象がたくさんあるのも魅⼒です。市野満梨奈「ことば」は私たちが⽣きていく上で⼀⽣関わるものだと思います。ことばや、ことばを使う⼈に対して、ちょっとした興味・関⼼があれば、ぜひ⾔語学研究室で深めてみてください。きっとこの先どんな道に進むとしても、活きてくることがあると思います。私は研究室で学ぶうちに、⾔語聴覚⼠を⽬指したいと思うようになりました。4⽉からは国⽴障害者リハビリテーションセンター学院の⾔語聴覚学科で2年間勉強します。⼩さな興味・関⼼の種が、研究室の先⽣や先輩⽅のご指導によって芽が出たように感じています。これから花を咲かせられるよう、ここで学んだことを胸に頑張ります。18

東北⼤学⾔語学研究室年中⾏事4⽉お花⾒(萩ホール前)6/7⽉サイエンスデイ(川内北キャンパス)7/8⽉オープンキャンパス(研究室)8⽉花⽕⼤会(3号館外階段)19

10⽉研修旅⾏1⽉新年会(研究室)2⽉学位論⽂発表会3⽉卒業式・追いコン20

東北⼤学⾔語学研究室博⼠論⽂⼀覧1993⿅島英⼀⽂字の統計学的処理1994⼭崎雅⼈満州語資料による満州語および漢語の通時的⾳韻変化の研究成暿慶『倭語類解』の⽇本漢字⾳の研究李⾹蘭⽇本語における外来語アクセントの研究1996桑本裕⼆アラビア語における分節⾳構造と⾳節構造の研究1997曺永湖FACE⾏為理論による談話マーカーの研究1998千昊載意味条件にもとづく⽂構造の研究2003野瀬昌彦ハンガリー語の受動構⽂に関する研究―受動の意味解釈と動詞の他動性に関連して2006⾦情浩⽇本語他動詞⽂の⽂処理に関する研究―L1・L2話者を対象として2007宋殷美⽇本語における感情の複合動詞の研究2008⽯村広中国語の結果構⽂に関する研究―VR構⽂の意味構造とヴォイス菊池清⼀郎領域指定制約と強勢による形態⾳韻的⾮対称性の研究―スペイン語・カタロニア語・ガリシア語の形態⾳韻現象について2013孫猛⽇本語⺟語話者および⽇本語学習者による⽂産出の研究―眼球運動測定法を⽤いて2014李惠正⼤規模コーパスを⽤いた接続助詞「から」「ので」の研究―その異同と特性について須⽥孝司TheSentenceComprehensionProcessesbySecondLanguageLearners:TheInfluenceofProficiencyandWorkingMemory2017劉寧⽇中両⾔語における呼称表現についての対照研究2020王軒⼤規模コーパスを⽤いた⽇本語の視覚形容詞:メタファーの使⽤傾向の定量的検討⽯崎⾺謝瓊達也尚琳⺟⾳のフォルマント移動と緊張性⽇本語の痛みオノマトペの認知基盤⾔語内および⾔語間⽂理解における統語的プライミング効果に関する検討2021⽥村彩⾹肯定極性表現と⾮肯定極性表現の接続詞―「か」「も」「ないし」に着⽬して2022謝韜OntheSyntaxofModalVerbsinMandarinChinese汪敏⽇本語における間接的断りの理解に関する神経⾔語学的研究宋歌中国語語気助詞の使⽤に⾒られる対⼈関係上の志向性程鸝雅⽇本語と中国語における情報構造の選好:コーパスおよび実験に基づく研究直江⼤河⽇本語の終助詞と⾃閉スペクトラム症―コーパス・⾏動実験・fMRIを⽤いた検討―2024鈴⽊あすみ終助詞運⽤能⼒と⾃閉スペクトラム症―診断・⽀援に資するコーパス活⽤の可能性―2025葛⻄有代軽度失語症のある⼈における⽇本語意味的可逆他動詞⽂の聴覚理解―脳波・⾏動実験・臨床実践による検討―趙雪含成⼈・児童の中国語⺟語話者の⽇本語語彙処理:書字・⾳韻依存性と⺟語の⾔語能⼒の影響呉少晗JapaneseStopVoicingContrastRevisited:ALaryngeal‐orientedEmpiricalStudy21

最近の修⼠論⽂2019DifferentstrategiestoresolveambiguityofprepositionalphrasesinEnglishbythenativeandnon‐nativespeakers:Evidencefromaself‐pacedreadingtask⽇本語の間接的断りにおける共話スタイルの理解:脳波による⺟語話者と⾮⺟語話者の⽐較失語症者におけるかき混ぜ⽂の聴覚的理解の困難さの解明―事象関連電位を指標として―第⼆⾔語習得における談話標識の理解の神経基盤:⽇本語「のだ」⽂の検討⼈称代名詞省略に関する⽇中対照研究―集団主義との関係に注⽬して―中国語を⺟語とする⽇本語学習者による平板式アクセントの産出における特殊拍の影響初対⾯会話におけるスピーチレベル・シフトに対する印象―中国⼈⽇本語学習者と⽇本語⺟語話者の⽐較研究―⽇本語⺟語話者の終助詞理解と⼼の理論の関係202020212022「はずだ」・「わけだ」の⽤法に関する⽇本語⺟語話者と学習者の理解について動詞『成る』の授受表現から⾒る動作主体と発話者の意志が⽂構成に与える機能⽇本語ぼかし⾔葉の使⽤と印象における個⼈差‐⽂末の「みたいな」「って感じ」「的な」を例に句の⻑さと有⽣性の影響‐中国語を⺟語とする⽇本語学習者による⽇本語関係節の習得に関する研究‐再分析の観点から‐教師の攻撃的冗談を学⽣はどう受け取るかMappingArgumentStructuretoSyntax:AnArticulatedVPApproach中国⼈⽇本語学習者の和語認知における表記形態と個⼈差による影響ガ・ノ交替現象の影響要因に関する研究:中国語⺟語者と⽇本語⺟語者を対象にして⾏為の授受表現の使⽤は感謝の⾔語⾏動と関係があるか:「てくれる」と「てもらう」を中⼼に現実の⼈間関係が⾔語的移動表現と空間表現の認知に及ぼす影響ParsingofArgumentStructureatVerbPositionsinJapaneseanditsInterfacewiththeMemorySystem中国語を⺟語とする⽇本語学習者における終助詞「ね」の使⽤状況:コーパスによる調査IndirectSpeechActProcessinginYoungerandOlderAdults2023カタカナ語の視覚的処理における迅速な⾳韻活性:閾下プライミングを⽤いた事象関連電位による検証条件表現「ば」「たら」を⽤いた条件⽂の条件節と主節の関係⽇本語の誤解されやすいほめ:反応時間による⺟語話者と⾮⺟語話者の⽐較2024HowCheckedToneinChineseDialectsInfluencestheProductionofJapaneseSokuon:AStudyonAcousticProductionガ・ノ交替⽂におけるノ格名詞句の解釈についてー⺟語話者と⾮⺟語話者の⽐較2025ACenteringTheoreticAnalysisofReferentialExpressionsandVoiceinSeediqDiscourse類別詞⾔語における可算性について22

最近の卒業論⽂2014東北⼤学⾔語学研究室⽇本語とロシア語の依頼表現におけるポライトネスに関する対照研究2019若者⾔葉における「名詞+る」動詞について―⽣産性と傾向の観点から黙読時に発⽣する内⾔の多様性についてLanguageUseintheSingaporeanChineseFamilySNS上の句点使⽤に対する意識の年齢⽇本語の格交替に関する統語的な分析「全然+肯定形」の使⽤実態に関する調査⽇本語⺟語話者の⽇本⼿話学習におけるイメージ媒介⽅略の影響⽇本の新聞における発⾔の引⽤表現のバリエーションに関する考察災害情報伝達⽂における効果的な⾔語表現について⾔い誤りの理解過程―⽇本語⼆重⽬的語構⽂の意味的整合性判断課題による検討2020標準語と関⻄弁がお笑いの⾯⽩さに与える影響印象評定を⽤いた終助詞「よ」「ね」の意味機能についての分析質問表現が⾃⼰開⽰に及ぼす影響―⽇本語の命令形と依頼形を⽐較して中央アラスカ・ユピック語における⽂法関係の判断‐格と⼀致と語順の影響英語⺟⾳の頻度と⽇本語⺟語話者への⺟⾳識別訓練の優先度について⽇本⼈名にみられる⾳象徴:⼦⾳タイプと⺟⾳タイプに着⽬した⾳声提⽰による実験歌声および話し声における⺟⾳とピッチの関係⽇英語のオノマトペに関する考察‐⼩説の翻訳を⼿がかりにして⽇本語の⾃動詞⽂産出における⾮対格性が与える影響⽇本語省略語の定着要因と世代差ー理解度と使⽤頻度の観点から俳⼈における季語の意味的プライミング効果について2021カタカナ語の視覚的語彙処理における⾳韻の影響:プライミングを⽤いた検討⾮外来語がカタカナ表記される条件―⼩説における⽤例から会話⽂中での主語省略の有無による主語の理解度についての分析⽇本語散⽂における「同⼀⽂末表現の繰り返し」によるリズミカル効果の検討謙遜の⾔語使⽤と⾃⼰観の関連「たら」「れば」を⽤いた条件⽂において、場⾯設定が容認度に与える影響ドラマの発話における⽂末の⼥性表現の使⽤頻度のジェンダー特異性に基づく調査⾃⼰愛とポライトネスの関係への考察⾔い誤りを含む⽇本語⼆重⽬的語⽂の理解過程―反応時間と脳波事象関連電位による検討―2022⾮単語におけるひらがなとカタカナの視覚的認知処理の差異について程度的な側⾯をもつ名詞とその周辺―国会会議録を⽤いて―フリースタイルラップにおける⼦⾳の類似性と韻の踏みやすさの関係副詞「普通に」の⽤法と機能の整理−⽇本語配慮表現の観点から−選択体系機能⾔語学における名詞化の翻訳について⽂章提⽰において縦スクロールの進⾏⽅向が印象形成に及ぼす影響⽂字⾔語における話者の印象とジェンダーの関連について⽇本語⺟語話者の英語発⾳における⼦⾳間の⺟⾳挿⼊傾向:⾳楽的素養の影響単語を⽤いた⼼的回転課題の遂⾏における利き⼿の影響発⾳の区別がなされない津軽⽅⾔の⺟⾳/i/,/u/の⾳響的区別当為表現「ヨウダ」の若年層の理解についての調査「欲しい」を中⼼とした形容詞に関する品詞の連続性について現代の敬語における「お/ご〜できる」形式の尊敬語転⽤の誤⽤について23

野球実況の⽇英語の⽐較2023家族関係を対称詞として呼びかけられた際の聞き⼿の受け取り⽅‐事象関連電位を⽤いた検討‐2010年以降の漫画における新造オノマトペの⾳韻構造若者⾔葉・スラングの使⽤実態について漢語動詞の⾃他における漢語内部の構造の影響について⽇本⼈英語学習者の動機づけ・⾔語学習ストラテジー・英語習熟度の関係若者⾔葉に対する許容度と語彙⼒の関係性⽂法情報が単語の処理に与える影響英語スピーキングテストの形式が学習者のパフォーマンスに与える影響―半直接テストと直接テストの⽐較を通して―若年層における短縮語形成⽅略について‐ゲーム作品で⽤いられる短縮語の観点から‐幼児の構⾳の誤りに関する分析―コーパスに基づく検討―様態の副詞と結果の副詞の性質について⽇本語の話し⾔葉におけるモーラ間の⼀貫性―⼦⾳間と⺟⾳間の⽐較フィラーの使⽤が⾯接の評価に与える影響とその性差選好性に着⽬した否定を伴う「とても」と「とてもじゃない」についての分析外国語としての英語における読解ストラテジー使⽤と読解テストスコアの関係テレビゲーム『ドラゴンクエスト』における役割語について⽇本語⺟語話者の英語学習による⺟語認識への影響について⽇韓の⺟語話者による漢字語の意味認識の⽐較―「遺憾」の使⽤頻度と責任回避性に着⽬して―否定表現の理解についてー「〜ない」と「無/不/未/⾮」の理解速度の差声の⾼さと性差によるパブリックスピーキングの印象変化2024⼆字漢語の語構成が語彙性判断に及ぼす効果―類義/反義性の観点から―ComparingAutomaticandHumanEvaluationforEnglishSummariesGeneratedbyChatGPT⽇本⼈英語学習者による英語複合動詞の分類別習得度調査漢字・ひらがな・カタカナで表記される⾔葉の想起イメージの差異について⽇本語表現「すみません」における⽂脈ごとの⽂字種選択―性別・年代ごとのカタカナ表記選好傾向に着⽬して―若年齢層や若者⾔葉に触れる中・⾼年齢層の短縮語形成⽅略について失語症者向け意思疎通⽀援者の会話⽅略の評価⽇本語⺟語話者の⾳象徴と性格特性の結びつきに対する包括評価マレーシア英語におけるTHの⼦⾳交替話題開始時の談話標識における親疎関係による差異について「させていただく」の無関係型⽤法に対する印象調査―話し⼿と聞き⼿の⽴場の違いに着⽬して―英語動詞を由来とする外来語動名詞の⾃他分布―コーパスの⽤例に基づく分類―庄内地域⽅⾔の⾳響的特徴2025⾳響分析に基づく⽯川県⼝能登⽅⾔の⺟⾳特徴⽇本語学習者のフィラー「なんか」の使⽤実態における⺟語の影響福島県における⽅⾔の分布状況とその特徴⽇本語学習者の⺟⾳無声化―韓国⼈⽇本語学習者を対象に―関係性が及ぼす依頼表現の⾳声的特徴キャラクター名とその属性にみられる⾳象徴的関連―『あつまれどうぶつの森』を事例としてーTOT現象の解消における⾳韻情報の位置効果―語頭⾳と語末⾳の⽐較―「9時10分前」VS.「9時40分前」解釈のゆれに⾒られる⾳韻構造の差異および表現の親密度について24

東北⼤学⾔語学研究室活動の様⼦学⽣の研究発表法政⼤学でのシンポジウム(学部4年⽣)タイ、チュラロンコン⼤学でのシンポジウム(博⼠課程学⽣)オンラインでの⾔語処理学会(学部4年⽣)東京⼤学での⽇本⾔語学会(修⼠課程学⽣)学会発表の予⾏演習イタリア、ローマ⼤学ラ・サピエンツァでの⽀倉シンポジウム(博⼠課程学⽣)東北⼤学主催のワークショップ神⼾国際会議場での⾔語処理学会(学部4年⽣)25

⾔語学講演会・シンポジウム等宮川繁先⽣(マサチューセッツ⼯科⼤学)椎名美智先⽣(法政⼤学)中⼭峰治先⽣(オハイオ州⽴⼤学)吉村紀⼦先⽣(静岡県⽴⼤学)⾔語聴覚⼠ワークショップ本研究室出⾝の森⽥亜由美先⽣(東北⼤学病院)、市野満梨奈⽒(⻄仙台病院)、在学中の葛⻄有代⽒(総合リハビリ美保野病院)をかこんで窪薗晴夫先⽣(国⽴国語研究所)中原道夫先⽣(俳⼈、「銀化」主宰)をかこんで野家啓⼀先⽣(東北⼤学)、⻑⾕川公⼀先⽣(東北⼤学)ほか俳句⼤会⼊賞者とともに新国佳祐先⽣(新潟⻘陵⼤学)26

東北⼤学⾔語学研究室実験2020年3⽉⽂学部3号館106号室防⾳室落成!東北⼤・電気通信研究所との共同研究(視線計測)東北⼤・加齢医学研究所との共同研究(MRI計測)⻘森・総合リハビリ美保野病院との共同研究(脳波計測)埼⽟・国⽴障害者リハビリテーションセンターとの共同研究(MRI計測)⽂学部3号館106号室(脳波計測)⽂学部3号館401号室(瞳孔計測)27

旅⽴ち⾔の葉の海へと春のいわい川あすみ28

東北⼤学⼤学院⽂学研究科/⽂学部⾔語学研究室ことばに関する講演・研究協⼒等の情報配信のお誘い本研究室では、ことばに関する様々な測定(研究協⼒)、講演会などのイベントを随時実施しております。ご興味をお持ちの⽅にはお知らせいたします。ご希望の⽅は、お名前、ご住所またはEメールアドレスを下記までお知らせください。実際に参加なさるかどうかは、その都度お決めいただければけっこうです。送り先東北⼤学⽂学研究科⾔語学研究室情報配信係〒980‐8576仙台市⻘葉区川内27‐1FAX:022‐795‐5983E‐mail:tohokuling@gmail.com宛*ご提供いただいた個⼈情報は、東北⼤学の個⼈情報保護⽅針に基づき適正に管理いたします。

交通案内980‐8576仙台市⻘葉区川内27‐1東北⼤学川内キャンパス(地図C11)4階⽂法合同棟地下鉄東⻄線国際センター駅徒歩5分乗⽤⾞の⽅は、⽂法合同棟前の道路奥の駐⾞場をご利⽤になれます。⾔語学研究室ホームページ⽂学部・⽂学研究科ホームページ東北⼤学ホームページhttps://www2.sal.tohoku.ac.jp/ling/index.htmlhttps://www.sal.tohoku.ac.jp/http://www.tohoku.ac.jp/japanese/

