Bookmark
Bookmark
テキスト表示モード
Page 01(1ページ目)
1

Page 01

雪印のたね緑肥物語雪印種苗の土づくり情報都府県版2023

Page 02(2ページ目)
2

Page 02

肥作物について品種紹介緑肥作物を用いた技術の紹介※PVP:PlantVarietyProtection(植物品種保護)の略緑雪印のたね緑肥物語都府県版健土健民健私たちは、創業者黒澤酉蔵翁の『健土健民』を創業の精神としています。『健土健民』とは健全な土地が健全な食料をもたらし、健全な食料が健全な人間を形成するという農業があるべき基本的な姿を表しています。私たちは、この創業の精神を実現するために、自然・環境との共生を常に意識して行動します。種子と責任●発芽試験済みの良質種子をお届けいたします。なお、種子の外見・重量・粒数の異常につ週間以内、発芽についての照会は1か月以内にお申し出ください。●本カタログに掲載の品種(種子)は日本国内での使用を前提として、出荷・販売されるものです。●種子は、播種後の栽培条件、天候等によりその結果が異なることがありますので、結果不良の責任は、お買い上げ代金の範囲内とさせていただきます。●種子はその本質上、100%の純度は望めません。種子は農産物であり、入庫が遅延、欠品となる場合があります。在庫状況に関しては都度お問合せをお願いいたします。原料事情により商品規格等の内容が一部変更になる場合があります。地域区分について地域区分を右図のように分け、播種期を記載しております。目安として参照いただき、実際の気象条件により選定してください。寒・高冷地:青色一般地:黄色西南暖地:赤色の地域の地域の地域種類(草種名)、商品名、品種名の表示について種苗法で定められた指定種苗の表示方法を基本に表示しています。また、農林水産省に品種登録していない品種に関しては、(一社)日本草地畜産種子協会が制定する「飼料作物種子品種表示運用基準」および品種名の登録制度に則り、表示しています。但し、登録制度に申請予定のものを含みます。*商品名および品種名の表示は2025年10月時点の表記です。名称が変わる場合や取り扱いを中止する場合があります。PVPマークについてこのマークは種苗法に基づく登録品種であることを表しています。登録品種は知的財産権(育成者権)として保護されており、このマークのついている種苗を、育成者権者の承諾なしに業として利用(増殖、譲渡、輸出入)する行為は、損害賠償、刑事罰の対象となる場合があります。また、自家用の栽培向けの増殖についても育成者権者の許諾が必要です。農研機構育成(単独・共同育成)品種に関する詳細は、農研機構の公式サイトをご確認ください。2

Page 03(3ページ目)
3

Page 03

肥作物について品種紹介イネ科品種紹介マメ科品種紹介その他緑肥作物を用いた技術の紹介雪印のたね緑肥物語都府県版Contents緑肥作物について品種紹介イネ科マメ科その他緑肥作物の効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4緑肥作物の選び方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6緑肥作物を取り入れた作付体系例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8緑肥作物の導入方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10品種特性一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54エンバク類ライムギライコムギソルガムスーダングラスパールミレットギニアグラスヒエオオムギテフグラスヘアリーベッチペルシアンクローバクリムソンクローバレンゲクロタラリアセスバニアカラシナシロガラシハゼリソウヒマワリマリーゴールドコスモス花類※商品名で表記しているものには*を付記しています。緑ヘイオーツ/たちいぶき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14スナイパー/とちゆたか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15R-007*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16緑春Ⅱ*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17ライコッコ4*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17つちたろう*/短尺ソルゴー・・・・・・・・・・・・・・・・・・18グリーンハイソルゴー*/テキサスグリーン・・・・19ねまへらそう*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19ネマレット*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20ソイルクリーン/ナツカゼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21青葉ミレット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21らくらくムギ*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22リーフガン*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22藤えもん*/まめ助*/寒太郎*/雪次郎*・・・・・・・・・23まめ小町*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24くれない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25レンゲ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25ネマックス/ネマコロリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26田助・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27辛神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28キカラシ*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29アンジェリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29サンマリノ*/NSクルナ*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30アフリカントール*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31センセーションミックス*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31スノーミックスフラワー花壇用*・・・・・・・・・・・・・31緑肥作物を用いた技術の紹介樹園地の管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32畦畔・法面の管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34線虫の対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36病害虫の対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40土壌物理性の改善・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43緑肥作物と減肥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44水田(転換畑を含む)への緑肥作物導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46ドリフトガードクロップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50リビングマルチとカバークロップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52お花畑の創出と緑肥作物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・533

Page 04(4ページ目)
4

Page 04

4緑肥作物の効果飛砂・土壌流亡対策出典:二期作バレイショ栽培に適した緑肥(カバークロップ)栽培マニュアル(長崎県農林技術開発センター)緑肥作物なし緑肥作物あり作土層の増大広範囲に根が広がることで、根で土が耕される土壌の透水性の改善根の張った跡が空気と水の通り道になる雨の直後の様子緑肥作物の無栽培圃場緑肥作物の栽培圃場雑草抑制緑肥作物なし土壌の物理性の改善環境保全土壌の生物性の改善微生物のフン(粘着物質)が土壌粒子と絡み合い団粒構造が形成され、土がふかふかに微生物のフン(粘着物質)が土壌粒子と絡み合い団粒構造が形成され、土がふかふかに微生物の多様化と増加により特定の病害虫が増えにくい環境を作ることができる微生物の多様化と増加により特定の病害虫が増えにくい環境を作ることができる多様な微生物緑肥作物がすき込まれると、土壌動物や微生物がそれらをエサとして活発に活動を始める微生物有機物!緑肥作物の効果緑肥物語都府県版雪印のたね

Page 05(5ページ目)
5

Page 05

5緑肥物語都府県版雪印のたね強風対策・農薬飛散防止バンカープランツ緑肥作物あり機能性緑肥作物を導入することで特定の病害虫による被害が軽減する機能性緑肥作物を導入することで特定の病害虫による被害が軽減する病原菌・有害線虫機能性緑肥作物有機物が分解されて最終的に腐植が増えると、肥料(陽イオン)は腐植に電気的に吸着されるため、土壌の保肥力が増大する有機物が分解されて最終的に腐植が増えると、肥料(陽イオン)は腐植に電気的に吸着されるため、土壌の保肥力が増大するーNH4+ーK+ーCa2+ーMg2+土壌の化学性の改善土壌中のリン酸が有効化する菌根菌、リン溶解菌作物に吸収されにくいリン酸作物に吸収されやすいリン酸➡マメ科作物を栽培することで空気中の窒素が固定されるマメ科作物を栽培することで空気中の窒素が固定される➡➡➡根粒菌作物体のすき込み地力窒素空気中の窒素根粒菌による窒素固定根粒菌による窒素固定地下に溶脱した養分を緑肥作物の根が吸い上げる➡すき込むと作土層に養分がもどされる➡緑肥作物を持ち出すことで土壌から塩類が除去される(クリーニングクロップ)地下に溶脱した養分PNNNNNNPPPPPKKKK緑肥作物が害虫の天敵の住処になり、主作物の害虫被害を軽減する緑肥作物の効果景観美化・養蜂資源緑肥作物とは?

Page 06(6ページ目)
6

Page 06

緑肥作物の選び方6雪印のたね緑肥物語都府県版緑肥作物の選び方緑肥作物は、種類(草種)や商品(品種)がたくさんあり、どのように選べばよいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。緑肥作物の選び方次第で、後に続く主作物の収量や品質が影響を受けることがあります。緑肥作物の導入の第一歩は、適切な緑肥作物を選ぶことから。以下の2点のポイントで選んでいきましょう。ポイント①緑肥作物を導入できる時期はいつ?緑肥作物は大別すると、温暖な気候を好む作物(ソルガムなど)と冷涼な気候を好む作物(ムギ類など)があり、季節に応じた緑肥作物を選定する必要があります。緑肥作物カレンダー春夏秋冬春クローバベッチエンバクライムギカラシナなどクロタラリアセスバニアソルガムパールミレットヒマワリポイント②緑肥作物を導入する目的はなに?などクローバベッチエンバクライムギカラシナ「有機物のすき込み」だけでも得られる効果は多岐にわたりますが、特定の病害虫抑制あるいは気象条件や土壌条件の悪い栽培環境でも効果を得たいという場合には、適した品種を選定する必要があります。緑肥作物の導入で得られる共通メリット●有機物補給●微生物量の増加●団粒構造の形成●風食・浸食の防止緑肥作物に求める+αの機能性●化学肥料の減肥●透水性の改善●景観形成・養蜂資源●省力管理●線虫抑制●病害抑制●虫害の軽減など晩夏播き年内すき込み晩夏の高温期に播種し大きく育てて年内にすき込み秋播き越冬栽培株が小さいままで越冬させ、翌春にすき込み藤えもん*、まめ助*寒太郎*、雪次郎*まめ小町*、くれない、レンゲネマックス、田助ネマコロリ藤えもん*、まめ助*寒太郎*、雪次郎*まめ小町*、くれない、レンゲアバパール、アンジェリアキカラシ*、辛神サンマリノ*、NSクルナ*ネマコロリ、アフリカントール*品種ヘイオーツ、辛神藤えもん*、まめ助*、寒太郎*品種品種品種ヘイオーツ、アンジェリアらくらくムギ*クローバベッチエンバクライムギカラシナ品種藤えもん*、まめ助*寒太郎*、雪次郎*ネマックス、田助ネマコロリ品種品種など右項にフローチャート掲載ゾロ、CY-4、R-007*藤えもん*、まめ助*、寒太郎*雪次郎*他サンティ、らくらくムギ*リーフガン*、ダイカンドラ他右項にフローチャート掲載ヘイオーツ、スナイパーR-007*、まめ小町*くれない、辛神つちたろう*、ねまへらそう*ネマレット*、ソイルクリーンネマックス、ネマコロリ、アフリカントール*※商品名で表記しているものには*を付記しています上段のポイント①で示した緑肥作物の栽培時期を、品種名ごとに色で示しています。

Page 07(7ページ目)
7

Page 07

7緑肥作物の選び方緑肥物語都府県版雪印のたね線虫抑制効果のある品種はどれ?(詳細はP36-39)シチュエーション別:省力管理ができる品種はどれ?左項のポイント①で示した緑肥作物の栽培時期を、品種名ごとに色で示しています。品種品種品種品種品種品種品種キタネグサレセンチュウヘイオーツR-007*(越冬栽培)ネマレット*、ねまへらそう*ソイルクリーンアフリカントール*らくらくムギ*リーフガン*R-007*(初夏播き)CY-4サンティR-007*(初夏播き)リーフガン*フェアウェイⅢ*ゾロ、藤えもん*、まめ助*寒太郎*、雪次郎*アバパール、マーキュリーダイナマイトG-LSダイカンドラピラミッド2線虫被害の作物はなに?根菜類葉菜類どのような症状がでている?ダイズシストセンチュウまめ小町*、くれないネマックス線虫害ではない可能性があるので、当社または専門機関にご相談ください多年生の株で維持落ち種と追い播きで維持雑草管理に困っている場所は?詳細はP52詳細はP35詳細はP32-33詳細はP32-33詳細はP32-33マメ類地上部が黄化し、根に小さなツブツブがある?あるないあるないどのような症状がでている?果菜類マメ類以外地上部がしおれ、根に小さなコブがある?サツマイモネコブセンチュウスナイパー(晩夏播き)辛神(秋播きのみ)つちたろう*、ソイルクリーンネマレット*、ネマコロリネマックスアフリカントール*その他ネギの根に小さなコブ生育遅延や葉の黄化、根の褐変などレタスで生育遅延その他ダイコン・ゴボウ・ナガイモに斑点やシミサツマイモにくびれ・ニンジンに小さなコブ可能性が高い可能性が高い樹園地野菜圃場の畝間や外周水田畦畔や畑地法面一度の播種で草生を数年間維持したい?毎年播種したい(お礼肥えを施す場合など)多年生の株や落ち種で数年維持したいエダマメやダイズなどのマメ類?※商品名で表記しているものには*を付記しています※商品名で表記しているものには*を付記しています

Page 08(8ページ目)
8

Page 08

8緑肥作物を取り入れた作付体系例緑肥作物を取り入れた作付体系例1月主作物おすすめ品種2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月主作物おすすめ品種2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月エダマメエダマメエダマメダイコンダイコンダイコンダイコンダイコンニンジンニンジンキャベツ・ハクサイレタスレタスレタスネギネギネギネギネギネギキャベツ・ハクサイダイコンニンジンニンジン*まめ小町*(越冬不可)くれない(越冬可)*まめ小町*(越冬不可)くれない(越冬可)**ねまへらそう*、ネマレット***ねまへらそう*、ネマレット*(線虫対策)田助(排水対策)**ねまへらそう*、ネマレット**ネマレット*ヘイオーツ(積雪下で枯死)ヘイオーツ(積雪下で枯死)ヘイオーツ(積雪下で枯死)ヘイオーツヘイオーツ、辛神ヘイオーツ、辛神ヘイオーツ(年内利用)アンジェリアアンジェリアヘイオーツ*R-007**R-007***R-007*、寒太郎*、雪次郎(越冬利用)*積雪前にすきこみ*まめ小町*(多雪地帯は越冬不可)、くれない*まめ小町*、くれないネマックス*R-007*(越冬利用)寒・高冷地一般地・西南暖地寒・高冷地高冷地一般地・西南暖地高冷地一般地・西南暖地一般地まめ小町*(P24)くれない(P25)ネマックス(P26)ヘイオーツ(P14)R-007*(P16)ねまへらそう*(P19)ネマレット*(P20)田助(P27)ヘイオーツ(P14)R-007*(P16)寒太郎*(P23)雪次郎*(P23)ヘイオーツ(P14)R-007*(P16)ねまへらそう*(P19)ネマレット*(P20)ヘイオーツ(P14)ネマレット*(P20)アンジェリア(P29)辛神(P28)エダマメニンジンニンジンネギネギダイコンダイコンキャベツキャベツハクサイハクサイレタスレタス緑肥物語都府県版雪印のたね

Page 09(9ページ目)
9

Page 09

9緑肥作物を取り入れた作付体系例緑肥物語都府県版雪印のたね1月主作物おすすめ品種2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月主作物おすすめ品種2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月キュウリキュウリブロッコリーブロッコリーブロッコリーブロッコリージャガイモジャガイモジャガイモジャガイモニンニクニンニクナガイモナガイモ水稲水稲トマトトマトトマトトマト*つちたろう*、ソイルクリーン、ネマックス、ネマコロリ*つちたろう*、ソイルクリーン、ネマックス、ネマコロリネマコロリ、田助ヘイオーツヘイオーツ(積雪下で枯死)ヘイオーツ(年内利用)ヘイオーツ(積雪下で枯死・ナガイモ作付け前年に導入)ヘイオーツ(休閑への導入)*ネマレット***ねまへらそう*、ネマレット***ねまへらそう*、ネマレット*(春掘り後への導入)**藤えもん*、寒太郎***寒太郎*、雪次郎*(長期雑草抑制)**寒太郎*、雪次郎*入水入水*藤えもん*(ブロッコリーが春作の場合、年内利用)*藤えもん**R-007**R-007*(ナガイモ作付け前年に導入)促成栽培抑制栽培一般地・西南暖地寒・高冷地寒・高冷地寒・高冷地一般地・西南暖地寒・高冷地一般地・西南暖地つちたろう*(P18)ソイルクリーン(P21)ネマックス(P26)ネマコロリ(P26)ヘイオーツ(P14)R-007*(P16)ネマコロリ(P26)田助(P27)藤えもん*(P23)寒太郎*(P23)雪次郎*(P23)ヘイオーツ(P14)ネマレット*(P20)ヘイオーツ(P14)ねまへらそう*(P19)ネマレット*(P20)ヘイオーツ(P14)R-007*(P16)ねまへらそう*(P19)ネマレット*(P20)寒太郎*(P23)雪次郎*(P23)藤えもん*(P23)※地域ごとの播種時期の詳細は品種紹介ページをご参照ください。※商品名で表記しているものには*を付記しています。ジャガイモキュウリ(ハウス)キュウリ(ハウス)トマト(ハウス)トマト(ハウス)ナガイモブロッコリーブロッコリーニンニク水稲播種期生育期間緑肥作物主作物すきこみ期腐熟期間主作物が圃場にある期間収穫が順次行われている期間

Page 10(10ページ目)
10

Page 10

10緑肥作物の導入方法緑肥作物の導入方法緑肥作物導入のための計画腐熟期間の必要性土壌中にすき込まれた緑肥作物は、微生物によって分解されます。分解期間中は、主にピシウム菌がはたらき、期間中は一時的に菌密度が増加・活性化します。ピシウム菌は作物の立枯れ症状を引き起こすことがあるため、すき込み後すぐに後作物を栽培することを避け、分解が安定するのを待つ必要があります。これが緑肥作物のすき込み後に必要な「腐熟期間」です。腐熟期間と低温期が重なる場合、分解に時間がかかるため、期間を十分にとる必要があります。分解を促進するために石灰窒素(40~60kg/10a)の施用も有効です。**晩夏播きした緑肥作物は、年内にすき込めば春先までに最大3か月ほどの腐熟期間をとることができます。また越冬性のある緑肥作物を年内にすき込まずそのまま越冬させた場合、秋播きした時と同じように春にすき込みをします。越冬性のない緑肥作物を年内にすき込まずにそのまま放置すると、寒さや雪で枯死するため、腐熟期間を設けることなく翌春に圃場準備に取り掛かることができます。*腐熟期間は緑肥作物の種類やすき込み時の気象・土壌条件によって長さが前後します。分解しにくいイネ科緑肥作物であれば表記よりも長期化し、分解しやすいマメ科緑肥作物であれば表記よりも短縮する場合があります。STEP①STEP②STEP③STEP④STEP⑤STEP⑥STEP⑦緑肥作物の選定圃場準備緑肥作物の播種栽培緑肥作物のすき込み腐熟後作物での評価P6-7を参考に緑肥作物および導入時期を決めます。前作物のすき込みや、雑草処理(遊休地の場合など)を行います。緑肥作物の播種後は基本的に覆土や鎮圧が必要です。すき込み前の細断を推奨します。すき込み後の腐熟期間を必ず確保します。後作物の品質や収量の向上について評価します。ソルガム(出穂期)30以上エンバク(出穂期)20前後クロタラリア(開花前)20以下クローバ(開花期)12~15土壌*12前後エンバク(出穂前)10~15ヘアリーベッチ(開花前後)10~12緑肥作物のC/N比の比較(当社千葉研究農場データ)栽培期間腐熟期間*晩夏播き2~3か月(最長)3か月~(最短)0日**秋播き(越冬)4~6か月1か月春播き2~3か月3週間~1か月夏播き1か月半~2か月1か月(一般地の例)整地播種出穂始マメ科や他の科は開花を目安にします細断す状況に応じて数回ロータリー耕き込み収穫播種定植もしくは緑肥作物の栽培期間緑肥作物の腐熟期間**土壌中の微生物の体内中のC/N比P44-45の減肥技術の項もご参照ください分解しにくい分解しやすい腐熟に必要な条件+温度+水分微生物緑肥物語都府県版雪印のたね

Page 11(11ページ目)
11

Page 11

緑肥作物の播種雪印のたね緑肥作物の播種は、ばらまき(散播)が基本です。商品(品種)ごとに記載している播種量は、ばらまきでの播種量を示しています。緑肥作物の導入で最も重要となる点は、出芽を均一に揃えることです。播種量に幅をもたせている理由は、緑肥作物の株数を確保するために播種時の状況に応じて決定する必要があるからです。ばらまきすじまきメリット特別な機械を必要としない覆土・鎮圧の工程が不要デメリット慣れないうちは均一播種が難しい専用機が必要〈勘案すべき播種時の条件〉●圃場の環境条件(土壌水分など)●圃場の現況(雑草の有無など)●播種のタイミング(播種期の端境期か否か)●覆土・鎮圧の作業機の有無ばらまき(散播)適した機械散粒機動力散布機ブロードキャスターなど■播種後の覆土覆土は、●鳥害の回避●土壌水分の保持のために必要な工程です。浅いロータリー耕起。小粒種子の場合は、作業機のPTOをニュートラルにすれば土中に深く入りすぎる心配がありません。立毛間播種適した機械動力散布機ラジコンヘリ、ドローンなど適した作物水稲、ダイズ、ムギなど(上記のような覆土・鎮圧作業の省略可)小面積に。大面積に。写真提供:株式会社やまびこ様一般的に、覆土の厚さは種子の3~5倍と言われており、種子の大きさによって厚さを変える必要があります。覆土の厚さは、エンバクやソルガムなどの比較的大きな種子では3~5㎝程度、クローバなど小粒の種子では0~2㎝程度が目安です。レーキやロータリー、ドライこれの条件がすべてベストなものであれば、カタログ記載の最小播種量で播種できますが、どれか1つでも条件が悪いと判断した場合には最大播種量に近づけて播種する必要があります。すじまき時の播種量の考え方は?条間(すじとすじの間の間隔)が狭い場合(20~30㎝程度)は、ばらまきと同程度の播種量となりますが、条間が広い場合(60~70㎝程度)は、ばらまき時播種量の半量が目安となります。■播種後の鎮圧土壌が乾燥している場合、鎮圧することで種子の吸水を高める効果が得られます。ブハローなどで覆土します。覆土の直後が雨天の場合や、エンバクライムギエンバク野生種ソルガムパールミレットギニアグラス灌水設備があり灌水を行える場合は、鎮圧を省略できます。ペルシアンヒマワリカラシナヘアリーベッチクローバクリムソンクローバクロタラリア●前作物の収穫直前に立毛状態の作物の上から緑肥作物を播種する方法です。●前作物の収穫時期と緑肥作物の播種限界期が重なっている場合に有効です。●緑肥作物を不耕起で播種するため、作業の省力化を図ることができます。●通常散播量の1.5倍量を播種します。P12に手押し播種機による播種方法について記載写真提供:スガノ農機株式会社様水稲収穫直後に緑肥作物を播種する場合は、圃場を荒く耕起したあとに、土塊の上から播種し、覆土と鎮圧を省略します。詳細はP47水稲に緑肥作物を播種する場合、コンバイン収穫時に排出される細断わらが覆土代わりに(わらの間から出芽したヘアリーベッチ)。肥物語都府県版緑肥作物の導入方法緑11

Page 12(12ページ目)
12

Page 12

12緑肥作物の導入方法手押し播種機で緑肥作物を播種しよう緑肥作物を主作物と混植する場合や、緑肥作物の栽培が小面積である場合は、手押し播種機での播種が省力的です。播種機を使えば播種・覆土・鎮圧を一度に行えるため、初めて緑肥作物を導入する方にとっても覆土や鎮圧がばらついてしまうリスクを回避しながら取り組むことができます。種子の大きさに応じてベルトを変えます表に記載したエンドレスベルト、リンクベルト、L1ベルトは全てすじまき(種子が途切れることなくすじ状に播種する方法)ベルトです。それぞれのベルトは本体取り付け時の適合するカセットが異なるため、ベルトとカセットを揃える必要があります。リンクベルトとリンクカセットエンドレスベルトとエンドレスカセット緑肥作物商品別「ごんべえ」ベルト対応表2022年11月現在種類アウェナストリゴサエンバクライムギソルガムスーダングラスパールミレットヒエギニアグラスオオムギテフグラスヘアリーベッチペルシアンクローバクリムソンクローバレンゲセスバニアクロタラリアスペクタビリスクロタラリアジュンシアシロクローバカラシナシロガラシハゼリソウダイカンドラヒマワリマリーゴールド品種ヘイオーツスナイパー・とちゆたかR-007*緑春Ⅱ*つちたろう*短尺ソルゴー・テキサスグリーンねまへらそう*ネマレット*青葉ミレットソイルクリーンらくらくムギ*リーフガンまめ助*藤えもん*・寒太郎*・雪次郎*まめ小町*くれないレンゲ田助ネマックスネマコロリアバパール辛神キカラシ*アンジェリアダイカンドラサンマリノ*・NSクルナ*アフリカントール*エンドレスベルト112不可112112109108108107108104.5112104108109105105106107109109104.5104.5106106107不可不可リンクベルト120071475100050800508005080050920-0-320830-0-3209200430-0-32120070430-0-3208005080050630-0-320720-0-320820-0-320830-0-320930-0-321020-0-324530-0-324530-0-320730-0-320720-0-320920-0-3214752083-0-32L1ベルト★★★★★★★★★★★★★★★★科イネ科マメ科その他※L1ベルトはコマとコマの間の隙間がないベルトです。細かい種子の播種が可能です。※エンバクおよびヒマワリは種子が大きく、エンドレスベルトだと種子が収まらないためリンクベルトが適しています。※マリーゴールドは種子が細長い形状であり、エンドレスベルトだと種子が収まらないためリンクベルトが適しています。※条間30㎝でばらまきの播種量を設定した際のベルトを記載しています。※商品名で表記しているものには*を付記しています。株式会社向井工業様HPHS-600EH写真提供:アグリテクノサーチ株式会社様写真提供:アグリテクノサーチ株式会社様写真提供:株式会社向井工業様小面積に。大面積に。すじまき(条播)適した機械手押し播種機汎用播種機など緑肥物語都府県版雪印のたね■「ごんべえ」を用いた播種※株式会社向井工業様が製造・販売する播種機アグリテクノサーチ株式会社様HP「クリーンシーダ」を用いた播種については、左記ホームページをご確認ください。■「クリーンシーダ」を用いた播種※アグリテクノサーチ株式会社様が製造・販売する播種機

Page 13(13ページ目)
13

Page 13

緑肥作物のすき込み雪印のたね緑肥作物は種類や栽培日数によって、2mを超す大柄なもの、茎の繊維質が多いものなどさまざまな特性をもち、ロータリーのみではすき込みにくいものがあります。そのような場合、作業機への負荷をかけないためにも、あらかじめモア等で細断してすき込みをすることをおすすめします。すき込み前の細断適した機械ハンマーモアフレールモアオフセットモアなどすき込み時のトラクターが20馬力以下の場合は必ず細断をしてからすき込みます。細断をおすすめする緑肥作物(一例)細断する機械が無い場合トラクターで倒した葉先側からロータリーオプション品の活用進行方向トラクターで緑肥作物を押し倒した状態にします。その後、葉先側からロータリーをかけるとすき込みやすくなります。ロータリーによるすき込みヘアリーベッチのすき込みパールミレットのすき込みオフセットモアによるソルガムの細断●自然草高が30㎝を超え、つるが繁茂したヘアリーベッチ●出穂期を迎えたソルガムなどの夏の長大型イネ科緑肥作物●繊維質の多いクロタラリアやセスバニアなどのマメ科緑肥作物倒れている方向フレールモアによるパールミレットの細断ロータリーの爪を換えてすき込みオプション品の活用写真提供:株式会社太陽様プラウによるすき込みエンバクのすき込み写真提供:小橋工業株式会社様2次元コード:小橋工業株式会社様HP細断とすき込みを同時に行える「切断すきこみ爪」に交換することで細断機がなくとも省力的なすき込み作業が可能です。詳細は株式会社太陽様へお問い合わせください。株式会社太陽様HP株式会社太陽様商品のすき込み動画肥物語都府県版緑肥作物の導入方法緑13

Page 14(14ページ目)
14

Page 14

14品種紹介イネ科品種ヘイオーツ●根菜類の大敵、キタネグサレセンチュウの対抗植物。●アブラナ科野菜の根こぶ病の発生を軽減する。●その他、ジャガイモそうか病やダイコンバーティシリウム黒点病、キャベツバーティシリウム萎凋病軽減効果がある。●アウェナストリゴサにはキスジノミハムシ忌避効果がある。アウェナストリゴサ(エンバク野生種)雪印種苗の緑肥作物を代表する定番品種播種量10~15㎏/10a※線虫抑制目的の場合は、15㎏/10a播種期春播き※1晩夏播き(年内すき込み)秋播き4月上旬~6月上旬3月~5月2月下旬~5月上旬8月下旬~9月上旬※28月下旬~9月中旬9月ー10月中旬~11月上旬10月下旬~11月下旬寒・高冷地一般地西南暖地規格:1㎏春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風おすすめ対象ジャガイモニンニク長ネギなどアブラナ科根菜類播種量6~8㎏/10a播種期晩夏播き(年内すき込み)8月下旬~9月上旬一般地西南暖地品種たちいぶき●九州沖縄農業研究センター育成。●サツマイモネコブセンチュウを抑制。エンバク規格:1㎏051015202530ヘイオーツ他品種A他品種B他品種C他品種D普通エンバクA普通エンバクB卵率%線虫卵率の比較土壌中の線虫密度には大差はないが、卵率が異なるため、実際の抑制効果に差が出ます。ヘイオーツは他品種に比べ卵率が低く、線虫抑制に効果を発揮します。(1996年雪印種苗(ポット試験))「ヘイオーツ」はエンバク野生種の中でも線虫抑制効果の高い品種です。類似品にご注意ください。「ヘイオーツ」は土壌中の線虫抑制効果が高く、根中の卵率の低い(5%以下)ものを選抜しています。エンバクの品種によってはキタネグサレセンチュウを増殖する恐れがありますので、このような品種の後作に根菜類を栽培することは厳禁です。緑肥物語都府県版雪印のたね※1高温時には生育が停滞する場合があります。※2標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。ヘイオーツの病害抑制効果についてはP40へ

Page 15(15ページ目)
15

Page 15

イネ科雪印のたね緑肥物語都府県版エンバク品種スナイパー海外持出禁止(農林水産大臣公示有)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去サツマイモネコブセンチュウを抑制する極早生エンバク●九州沖縄農業研究センターと共同育成したエンバク。●サツマイモやウリ科野菜で問題となるサツマイモネコブセンチュウを抑制。●生育が早い品種であり、晩夏播きで年内すき込みが可能。エンバク品種とちゆたか春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風規格:1㎏規格:1㎏耐倒伏性に優れ、コンニャクなどの防風・防砂に適する●直立型エンバクで、間作利用に適する。●太葉、太茎のため、敷わら材料に適する。●晩夏播きでの有機物の生産量が多く、年内すき込み利用にも適する。すすめ対象播種量※線虫抑制目的の場合は、10㎏/10a播種期播種量おすすめ対象防風などPVP播種サツマイモ寒・高冷地トマトキュウリ8~10㎏/10a晩夏播き(年内すき込み)秋播き8月下旬~9月上旬※1メロン一般地8月下旬~9月中旬ー9月西南暖地※3※9月下旬~10月上旬2(離島:種子島など)10月下旬~11月下旬※1標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。生育期間が低温期であるため、線虫抑制効果は不安定になります。※2南九州など秋季温暖な地域では9月中旬~9月末の播種がおすすめです。※3秋播きでは線虫抑制効果は期待できません。間作利用:3~5㎏/10a散播:8~10㎏/10aニンジン期一般地3月~5月8月下旬~9月中旬10月中旬~11月上旬※1春播き晩夏播き(年内すき込み)秋播き寒・高冷地4月上旬~6月上旬※28月下旬~9月上旬ー西南暖地2月下旬~5月上旬9月10月下旬~11月下旬※1高温時には生育が停滞する場合があります。※2標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。ーなど15品種紹介

Page 16(16ページ目)
16

Page 16

品種紹介イネ16緑肥物語都府県版雪印のたね播ライムギR-007(品種ウィーラー)科春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去キタネグサレセンチュウを抑制し、秋遅くまで播ける極晩生ライムギ●根菜類の大敵であるキタネグサレセンチュウを抑制。●雪腐病抵抗性に優れるため、積雪地帯にも適する。●初夏播きでは作物体が低温に遭遇しないため、出穂せずカバークロップとして利用できる。●黒斑細菌病が発病しない。カバークロップ利用(初夏播き)自然草高40㎝程度で長期間土壌を被覆規格:1㎏7月上旬千葉県での5月上旬播種の事例種量※線虫抑制目的の場合は、10~15kg/10a播種播種期すすめ対象根菜類レタス寒・高冷地一般地西南暖地キャベツハクサイなど6~8㎏/10a初夏播き(カバークロップ利用)果樹期一般地2月下旬~4月下旬8月下旬~9月中旬9月下旬~12月上旬※1春播き晩夏播き(年内すき込み)秋播き寒・高冷地3月下旬~5月上旬※28月下旬~9月上旬9月中旬~10月中旬西南暖地1月下旬~3月下旬ー10月~12月※1春播きではキタネグサレセンチュウ抑制効果はありません。春播きでは秋播きと比べ、出穂茎が少なくなります。※2標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。5月中旬~6月下旬5月上旬~6月上旬3月下旬~5月中旬※初夏播きではキタネグサレセンチュウ抑制効果はありません。7月下旬上部が枯死し、そのままマルチング

Page 17(17ページ目)
17

Page 17

肥物語都府県版イネ科緑ライムギ緑春Ⅱ(品種レンズアブルッツィ)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風早春の低温伸長性が良好な極早生ライムギ●早春の低温伸張性が良く、強風から表土を守る。●耐寒・耐雪性に優れ、高原野菜の後作に適する。●防風、敷わら利用としても適する。●黒斑細菌病が発病しない。ライコッコ4(品種T100)播種量すすめ対象規格:1㎏種量播種播種期雪印のたね播期カバークロップ景観湿害耐性防風など敷わら西南暖地10月下旬~11月下旬6~8㎏/10a一般地2月下旬~4月下旬8月下旬~9月中旬9月下旬~12月上旬※1春播き晩夏播き(年内すき込み)秋播き寒・高冷地3月下旬~5月上旬※28月下旬~9月上旬9月中旬~10月中旬西南暖地1月下旬~3月下旬ー10月~12月※1春播きでは秋播きと比べ、出穂茎が少なくなります。※2標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。ライコムギ春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去規格:1㎏稈が強く、耐倒伏性に優れ、防風・防砂や敷わら利用に適する防風お●早春から生育旺盛な極早生品種。●耐寒性に優れ、秋遅くまで播ける(耐雪性は弱いので多雪地帯には不適)。条播3~5㎏/10a(防風利用)秋播き一般地10月中旬~11月中旬17品種紹介

Page 18(18ページ目)
18

Page 18

品種紹介イネ科18雪印のたね緑肥物語都府県版ソルガムお防風つちたろう(品種ジャンボ)カバークロップ景観湿害耐性春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去規格:1㎏夏場のサツマイモネコブセンチュウ対抗植物ヘッドレスタイプで長期利用に適する●サツマイモやウリ科作物で問題となるサツマイモネコブセンチュウに高い抑制効果をもつ。●栽培日数50~60日で草丈2m前後まで生育し、生収量5~6t/10aの有機物量を確保できる。●防風やドリフトガード、クリーニングクロップ利用ができる。●ヘッドレス(出穂しにくい)タイプのため、栽培を続けただけ草丈が伸長する。ソルガム品種短尺ソルゴー春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風お耐倒伏性に優れ、お茶・園芸作物の防風・ドリフトガードに適する●草丈1.5~2.0m前後で伸長が止まるため遮光が少なく、刈り込む手間が省ける。●出穂後に穂を切り落とすことで、倒れにくくなり長期利用が可能。●ドリフトガードクロップとして利用した後は、敷きわら利用やすき込み利用ができる。●IPM(総合的病害虫管理)の取り組みに活用しやすい。すすめ対象播種量播種すすめ対象防風スイートコーン規格:1㎏お茶オクラなど5kg/10a期一般地5月中旬~8月中旬5月~8月露地ハウス寒・高冷地5月下旬~8月上旬5月~8月西南暖地5月上旬~9月上旬5月~9月播種量播種トマトキュウリサツマイモ防風ドリフトガード利用条播1㎏/10a(防風利用)散播4~5㎏/10a期一般地5月中旬~8月上旬5月~8月露地ハウス寒・高冷地5月下旬~8月上旬5月~8月西南暖地5月~8月など

Page 19(19ページ目)
19

Page 19

19品種紹介イネ科緑肥物語都府県版雪印のたねグリーンハイソルゴー(品種RS4540)●初期生育が旺盛な中生品種。●短期間の有機物補給に適する。ソルガム規格:1㎏ねまへらそう(品種スーパーダン2)●ヘイオーツの生育が緩慢となる夏場においてキタネグサレセンチュウの抑制効果を発揮する。●サツマイモやウリ科作物で問題となるサツマイモネコブセンチュウを抑制する。●晩生品種であるため、出穂が遅く長期利用が可能。●茎が細く、分げつが多い。スーダングラス夏場のキタネグサレセンチュウを抑制するスーダングラス規格:1㎏春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風おすすめ対象播種量5kg/10a播種期露地ハウス5月下旬~8月上旬5月中旬~8月上旬5月上旬~8月中旬5月~8月5月~8月5月~8月寒・高冷地一般地西南暖地播種量4~5㎏/10a播種期露地ハウス5月下旬~8月上旬5月中旬~8月上旬5月~8月5月~8月5月~8月寒・高冷地一般地西南暖地品種テキサスグリーン●有機物補給に適する。ソルガム規格:1㎏播種量4~5㎏/10a播種期露地ハウス5月下旬~8月上旬5月中旬~8月上旬5月~8月5月~8月5月~8月寒・高冷地一般地西南暖地ネギネギレタスレタス根菜類ニンニクなどグリーンソルゴー後継品種NEW2026年

Page 20(20ページ目)
20

Page 20

品種紹介イネ科20雪印のたね緑肥物語都府県版パールミレットネマレット(品種ADR300))春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去線虫抑制効果と栽培のしやすさを併せもつ●根菜類の大敵であるキタネグサレセンチュウを抑制。規格:1㎏●サツマイモやウリ科作物で問題となるサツマイモネコブセンチュウを抑制。●茎葉がやわらかくてすき込み作業がしやすく、C/N比が低いため、土壌中で分解されやすい。●酸性土壌・粘土質土壌・ソルガム類のいや地発生圃場でも健全に生育する。●分げつが多く、土壌を早く被覆するため雑草との競合に優れる●播種後2か月で出穂し、短期間で有機物量を確保できる。土壌を選ばず良く生育する●酸性土壌かつ粘土質土壌ネマレット他品種Aネマレット他品種B(千葉県)pH4台の酸性かつ粘土質の土壌が広がる奄美群島における栽培試験で、短期間に有機物量が確保できることを確認しました(2か月の栽培で生収量およそ6t/10a)。すすめ対象播種量4㎏/10a播種根菜類ネギブロッコリー期一般地5月中旬~8月中旬5月~8月露地ハウス寒・高冷地5月下旬~8月上旬5月~8月西南暖地5月上旬~9月上旬5月~9月●ソルガム類の“いや地”発生圃場ニンニク菊サトウキビなど特性動画ネマレット他品種C播種1か月後の様子(宮崎県)ソルガム類のいや地発生圃場で見られる生育停滞や赤紫色を呈する症状が「ネマレット」には見られません。

Page 21(21ページ目)
21

Page 21

肥物語都府県版イネ科緑播種期ギニアグラス品種ソイルクリーン春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風お生育旺盛で安定した線虫抑制効果をもち併せた品種●各種ネコブセンチュウ(サツマイモネコブ、ジャワネコブ、キタネコブセンチュウ)抑制効果が高く、キタネグサレセンチュウ抑制効果もある。●短期多収型であるため、ソルガムの代替として利用可能。●従来のギニアグラスよりも初期生育が早く、雑草競合に対しても優れる。※出穂後すぐに結実して雑草化するリスクがあるため、出穂始めまでにすき込みを終えてください。※播種後に土壌が乾燥していると種子が休眠しやすくなるため、圃場水分に注意が必要です。ギニアグラス品種ナツカゼ●九州沖縄農業研究センター育成。すすめ対象●サツマイモネコブセンチュウを抑制。規格:1㎏規格:1㎏※出穂後すぐに結実して雑草化するリスクがあるため、出穂始めまでにすき込みを終えてください。※播種後に土壌が乾燥していると種子が休眠しやすくなるため、圃場水分に注意が必要です。ヒエ根菜類トマト(ハウス)キュウリ(ハウス)品種青葉ミレット春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風環境適応性が高く、耐湿性に優れる●耐湿性に優れるため、天候不良が続いても短期間で十分な生育量を確保できる。※雑草化する可能性があるため、周辺で水稲が作付けされている場合は使用にご注意ください。など湛水状態でも生育する規格:1㎏播種量散播1.0~1.5㎏/10a播種播種量寒・高冷地一般地西南暖地条播雪印のたね0.3~0.5㎏/10a期一般地6月上旬~8月上旬5月~8月露地ハウス寒・高冷地6月下旬~7月上旬5月~7月西南暖地5月中旬~8月中旬5月~8月播種量散播1.0~1.5㎏/10a播種条播0.3~0.5㎏/10a期一般地6月上旬~8月上旬5月~8月露地ハウス寒・高冷地6月下旬~7月上旬5月~7月西南暖地5月中旬~8月中旬5月~8月3~5㎏/10a6月上旬~7月上旬5月中旬~7月中旬5月中旬~7月下旬21品種紹介

Page 22(22ページ目)
22

Page 22

品種紹介イネ科22雪印のたね緑肥物語都府県版オオムギらくらくムギ(品種ラマタ)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去規格:1㎏春播きで自然草高は約30㎝地表を覆いながら夏の暑さで自然枯死カバークロップ景観湿害耐性防風お●春播きすることで、ほとんど出穂しないためコンニャクやネギなどの間作および休閑地のカバークロップに適する。●夏の暑さで自然枯死し、すき込みが省力的。●地表を覆うことで、雑草抑制、高温期の地温抑制や保水効果が期待できる。●天敵温存植物(天敵を誘引し、定着・増殖場所となる植物)として活用できる。播種量すすめ対播種期寒・高冷地間作3~5㎏/10a散播8~10kg/10a5月中旬~6月下旬※間作(こんにゃく)下草(カボチャ)など一般地西南暖地コンニャクの間作に播4月上旬~6月中旬3月下旬~5月中旬※気象条件によっては枯れあがらない場合があります。テフグラスリーフガン(品種ボーナス)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去規格:1㎏夏播きで自然草高は最大で約70㎝草生栽培やカバークロップに●発芽、生育が早い。●旧商品「トップガン」よりも出穂が10~14日遅く長期被覆が可能。●茎が細く、やわらかいためすき込みが容易。●果樹や茶類の草生栽培におすすめ。写真:旧商品「トップガン」●耐湿性に優れる。防風お野菜類の間作に1~2kg/10a(コート種子)種量すすめ対象間作(キュウリ)下草(茶・桑)など播種期寒・高冷地一般地西南暖地6月上旬~7月上旬5月中旬~7月中旬3月下旬~9月下旬

Page 23(23ページ目)
23

Page 23

肥物語都府県版マメ科緑カバークロップ景観湿害耐性防風播春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去藤えもん(品種マッサ)規格:1㎏低温伸長性と耐湿性に優れた早生品種●生育、開花が早いため、早期すき込みに適する。●寒太郎との混播利用で長期的な開花リレーが可能。ヘアリーベッチ地力回復・向上が期待できるマメ科緑肥作物●水はけの良い土壌を好む。●根粒菌が空中窒素を固定し作物体に窒素が集積され、すき込むことで土壌が肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。●アレロパシー効果による一年生雑草抑制が期待できる。(植物から出る化学物質が他の植物の発芽・生育を阻害する作用をいう。他感作用ともいう。)●藤色の花が咲き、景観美化や蜜源植物として利用できる。●各種細菌病を抑制する。(特許出願中)●黒斑細菌病が発病しない。(雪次郎は未試験のため該当しない)※牛が生で摂取すると、中毒を起こすことがあります。放牧などには適しません。種量播種期寒・高冷地一般地西南暖地春播き4月上旬~5月上旬3月上旬~4月上旬2月中旬~3月下旬3~5kg/10a晩夏播き※1(年内すき込み)秋播き※28月中旬~9月上旬9月上旬~10月中旬8月下旬~9月中旬9月9月中旬~11月上旬9月下旬~11月下旬※1晩夏播きは年内開花しません。※2「藤えもん」と「まめ助」は冬期の気象条件によって越冬割合が異なります。(多雪地帯では越冬不可)おすすめ対象水稲養蜂大豆寒太郎(品種サバン)規格:1㎏越冬性に優れる晩生品種●越冬性に優れ、積雪地帯での秋播き越冬栽培が可能。●晩生品種で生育期間が長いため、早生品種に比べて長期にわたり雑草抑制効果が期待できる。●藤えもんとの混播利用で長期的な開花リレーが可能。花の位置が高いため、蜜源植物としての適性が高い。まめ助(品種ナモイ)雪印のたね生育旺盛な早生品種●雑草との競合に優れ、雑草抑制効果が高い。すすめ対象大豆など果樹果樹など雪次郎/規すすめ対象水稲養蜂大豆規格:1㎏藤えもんお各種細菌病の抑制効果についてはP42へ水田への導入についてはP46-49へ格:1㎏お(品種ハングビローサ)果樹など23品種紹介

Page 24(24ページ目)
24

Page 24

対照区(通常灌水)水位-5㎝区水位0㎝区24品種紹介マメ科まめ小町(品種Mame-Komachi)●転換畑などの湿害が生じやすい圃場でも枯死することなく生育する。●ダイズシストセンチュウの抑制効果が高い。●ピンク色で芳香性のある花が約1か月咲き、景観美化や蜜源植物として使用できる。●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。※播種時期に停滞水が発生するような環境下では栽培に適していません。ペルシアンクローバピンク色の香しい花が特徴的なクローバダイズシストセンチュウを抑制する規格:1㎏春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風幼苗期に2週間湛水処理を行った結果・・・クリムソンクローバでは湛水区で生育が停滞したものの、「まめ小町」ではむしろ生育量がやや増加する傾向にありました。秋田県での転換畑でも健全に生育することを確認しています。まめ小町クリムソンクローバ耐湿性が比較的高い播種量2~3㎏/10a播種期春播き晩夏播き※1(年内すき込み)秋播き※24月上旬~5月上旬3月上旬~4月上旬2月下旬~3月下旬8月上旬~9月上旬8月下旬~9月中旬9月9月上旬~10月上旬9月中旬~10月中旬9月下旬~10月下旬寒・高冷地一般地西南暖地※1晩夏播きは年内開花しません。※2積雪期間が100日を超える地域では越冬性が低くなる場合があります。寒・高冷地の秋播きではシストセンチュウ抑制効果が低くなる場合があります。対照区(通常灌水)水位-5㎝区水位0㎝区おすすめ対象エダマメ水稲インゲン大豆など緑肥物語都府県版雪印のたね

Page 25(25ページ目)
25

Page 25

種量播種肥物語都府県版マメ科緑クリムソンクローバ品種くれない春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風規格:500g播深根性の一年生クローバで耐寒性に優れるダイズシストセンチュウを抑制する●深根性の一年生クローバ。●ダイズシストセンチュウの抑制効果が高い。●一般地や西南暖地では、晩夏播きでも越冬栽培が可能で長期利用できる。●深紅の花が咲き、景観美化に適する。●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。雪印のたね播レンゲレンゲ春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風水田緑肥、景観美化に●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。●春にピンク色の花が咲き、景観緑肥として楽しめる。寒・高冷地の秋播きではシストセンチュウ抑制効果が低くなる場合があります。規格:1㎏お種量播種期象大豆エダマメインゲン水稲など2~3㎏/10a一般地3月上旬~4月上旬8月下旬~9月中旬9月中旬~10月中旬※1春播き※2晩夏播き(年内すき込み)秋播き※3寒・高冷地4月上旬~5月上旬8月中旬~9月上旬9月上旬~10月上旬西南暖地2月下旬~3月下旬9月9月下旬~10月下旬※1春播きの開花期は、秋播きよりも約15~20日遅くなり、開花数が減ります。※2晩夏播きは年内開花しません。※3積雪期間が100日を超える地域では越冬性が低くなる場合があります。すすめ対象水稲など寒・高冷地一般地西南暖地3~4㎏/10a8月中旬~9月上旬9月上旬~10月上旬9月中旬~10月下旬25品種紹介

Page 26(26ページ目)
26

Page 26

種量品種紹介マメ科26雪印のたね緑肥物語都府県版クロタラリアスペクタビリス品種ネマックス春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風規格:1㎏多種の線虫に抑制効果を発揮夏場の地力増進作物に●線虫抑制効果の幅が広く、ネコブセンチュウ(サツマイモ、キタ、ジャワ、アレナリア)、ネグサレセンチュウ(ミナミ、クルミ)、ナミイシュクセンチュウ、ダイズシストセンチュウに高い効果を示す。●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。●晩生品種で開花始めは初秋である(短日条件で開花)。播●すき込みは播種後60~80日程度、草丈1.2~1.5mが目安。エダマメインゲンキュウリメロン春播き西南暖地お夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風サツマイモトマトキュウリサトウキビなどクロタラリアジュンシア品種ネマコロリ夏のマメ科緑肥作物の中で初期生育が早いサツマイモネコブセンチュウ対策に●サツマイモネコブセンチュウを抑制する。●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。●サトウキビ畑の有機物補給に適する。すすめ対象サトイモなどお規格:1㎏播種期播種量播種期寒・高冷地一般地西南暖地6~9㎏/10a7月(ハウス6~7月)5月下旬~8月上旬5月上旬~8月中旬(沖縄・奄美諸島2月下旬~9月下旬)※特に暖地(南西諸島)の場合、短日条件下では播種後30日、草丈30㎝程度で着蕾し、地上部収量が得られない場合があります。寒・高冷地一般地6~8㎏/10a7月(ハウス6~7月)5月中旬~8月上旬5月上旬~8月中旬(沖縄・奄美諸島2月下旬~9月下旬)

Page 27(27ページ目)
27

Page 27

肥物語都府県版マメ科緑セスバニア品種田助春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風耐湿性に優れる水田転換畑での耕盤破砕におすすめ●耐湿性に優れるため、水田転換畑での生育が旺盛。規格:1㎏●直根が田んぼのすき床層を貫通し、透水性や通気性を改善。●夏のマメ科の中では初期生育が良好で、草丈は1.5~2.0m、すき込み量は2.5~3.0t/10aほどになり、良質な有機物を補給できる。●根粒菌が空中窒素を固定し、土壌を肥沃化する。後作物の減肥に役立つ。※根粒菌は別売りです。水田転換初年目、播種初年目、及び造成地では根粒菌の接種をおすすめします。播種量播種期条播4kg/10a散播5kg/10a寒・高冷地一般地西南暖地6月中旬~7月中旬5月下旬~7月下旬5月上旬~8月中旬クロタラリア・セスバニアの根耕効果直根性のマメ科長大作物で、耕盤破砕に一役かいます。北陸地域に広がる粘土質地帯においてもその効果を発揮しています。耕盤まで根が入るお直根性の根の様子(田助)(例)千葉県の黒ボク土で「ネマコロリ」を105日栽培した際の土壌断面図。地上部草丈:228㎝根の下端:深0㎝クロタラリア・セスバニアのすき込み方法写真およびデータ提供:千葉県農林総合研究センター雪印のたね立毛状態のままロータリーですき込もうとすると、茎の繊維がロータリーの軸にからまって機械に負荷がかかる場合があります。そのため、すき込む前に地上部を細断してください。細断に用いる機械はフレールモアやハンマーナイフモアです。※開花期を迎えると一層繊維質が多くなり、機械に大きな負荷がかかります。開花前のすき込みがおすすめです。すき込む前に細断!フレールモアすすめ対象ブロッコリーエダマメ大豆など自走式のハンマーナイフモアサツマイモのつる刈機(細断機の代用)27品種紹介

Page 28(28ページ目)
28

Page 28

おすすめ対象品種紹介その他28雪印のたね緑肥物語都府県版カラシナ品種辛神PVP海外持出禁止(農林水産大臣公示有)ネギトマトサツマイモホウレンソウ春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風規格:500gジャガイモ辛味成分高含有品種で土壌病害・線虫の抑制効果大晩夏播き(年内すき込み)秋播き●辛味成分(グルコシノレート)を含み、土壌にすき込むことで、土壌病原菌による被害の軽減が期待できる。寒・高冷地一般地へ播4月~5月3月~4月8月下旬~9月上旬9月上旬~9月中旬-10月中旬~11月上旬●ジャガイモ黒あざ病、ホウレンソウ萎凋病、トマト青枯病、西南暖地2月~3月9月中旬~9月下旬10月下旬~11月中旬サツマイモ紫紋羽病、サツマイモネコブセンチュウおよび※春播きでは虫害の発生が予想されるため注意してください。春播きではサツマイモネコブセンチュウ抑制効果がありません。ネギ黒腐菌核病の被害軽減が期待できる。●葉がやわらかく、すき込み後の分解が早い。※アブラナ科野菜と共通病害虫(根こぶ病などの病害やコナガなどの害虫)が発生するため、播種予定地の近くにアブラナ科野菜がある場合や、根こぶ病発生履歴のある圃場での栽培はお控えください。上手な利用方法①肥料不足では「辛神」の生育量をかせげない地力が低い、あるいは残肥が期待できない圃場では「辛神」への元肥をN-P-K各5kg/10a施肥することをおすすめします。②すき込み適期は着蕾期生育量が多く、辛味成分(グルコシノレート)含量が最も高い時期です。③すき込み直前に細断する着蕾期フレールモアなどで細断して作物体を傷つけることで、有効成分であるガス(イソチオシアネート)が多く発生します。フレールモアで細断できない場合は、ロータリー2回がけをして土壌とよく混和してください。細断後に発生するガスを土壌にとどめるため、すき込む直前の細断がおすすめです。露地の場合⬇ハウスの場合⬇フレールモアでの細断④降雨の前にすき込む④すき込み直後に散水する水分が多い条件下で有効成分のガス化が促進されます。水分が多い条件下で有効成分のガス化が促進されます。⑤すき込み後に鎮圧する⑤約2週間ビニールで被覆する鎮圧することで、土壌での分解中に発生するガスをできる被覆することで、土壌での分解中に発生するガスをできるだけ土壌内にとどめることができます。だけ土壌内にとどめることができます。⑥後作物の播種/定植はすき込み3~4週間後が目安⑥後作物の播種/定植はビニール被覆を外した1~2週間後が目安!後作物の播種/定植前に耕起を行う場合は、殺菌されていない下層土が混ざらないようにしてください!種量1㎏/10a播種ゴボウなど

Page 29(29ページ目)
29

Page 29

肥物語都府県版その他緑シロガラシキカラシ(品種メテックス)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風発芽・初期生育が旺盛なアブラナ科緑肥作物●黄色の花を一面に咲かせ、景観緑肥として適する。●春播きでは播種後50~60日で開花する。※アブラナ科野菜と共通病害虫(根こぶ病などの病害やコナガなどの害虫)が発生するため、播種予定地の近くにアブラナ科野菜がある場合や、根こぶ病発生履歴のある圃場での栽培はお控えください。ハゼリソウ品種アンジェリア春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風お防砂、土壌流亡防止、景観美化に適する●発芽・初期生育が旺盛な草種。規格:1㎏●地表の被覆が早いため、防砂・土壌流亡対策、雑草抑制効果が期待できる。●紫色の花を一面に咲かせ、景観美化に適する。●長ネギの前作に栽培すると、増収と品質の向上が期待できる。●ネギハモグリバエの天敵の寄生蜂が花に飛来する。天敵温存植物(天敵を誘引し、定着・増殖場所となる植物)として活用できる。●黒斑細菌病が発病しない。すすめ対象ネギ養蜂など規格:1㎏雪印のたね播種量播種2~3kg/10a期一般地3月11月中旬~12月上旬※1春播き※2秋播き寒・高冷地4月上旬~5月中旬-西南暖地2月下旬~3月中旬11月下旬~12月中旬※1春播きの開花期は、秋播きよりも15~20日遅くなります。春播きでは虫害の発生が予想されるため注意してください。※2暖冬下で初期に旺盛に伸長したのち遅霜等にあたると、冬枯れする場合があります。播種量播種2~3kg/10a※1※2春播き秋播き寒・高冷地4月上旬~5月中旬-期一般地3月~4月11月西南暖地2月下旬~3月中旬11月下旬~12月中旬※1春播きの開花期は、秋播きよりも約15~20日遅くなり、開花数が減ります。※2暖冬下で初期に旺盛に伸長したのち遅霜等にあたると、冬枯れする場合があります。29品種紹介

Page 30(30ページ目)
30

Page 30

播種量散播1.5~2.0㎏/10a播種期品種紹介その他30種量雪印のたね緑肥物語都府県版ヒマワリサンマリノ(品種NSデュカット)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風規格:500g草丈150㎝前後で開花し、景観美化に適する●従来の景観用ヒマワリに比べて開花が早く、草丈も低い品種。●一般地の5月播きで播種後55日程度で開花する。※バーティシリウム半身萎凋病に対する抵抗性が弱いため、本病発生履歴のある圃場での栽培はお控えください。一般地・西南暖地では秋にヒマワリが楽しめる9月上旬に播種すると、2か月後の11月上旬に奇麗な花を咲かせます。この場合、草丈は1m前後と夏播きの時よりもさらに低く、扱いやすくなります。また、この時期は気温が低いため、開花を3週間ほど楽しめます。※生育途中で降霜に遭うと、枯死してしまうため注意してください。寒・高冷地一般地西南暖地条播1.0~1.5㎏/10a5月中旬~8月上旬5月上旬~9月上旬4月中旬~9月中旬ヒマワリNSクルナ(品種NSKruna)春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去規格:500gバーティシリウム半身萎凋病抵抗性をもつ●一般地の5月播きで播種後60日程度で開花する。カバークロップ景観湿害耐性防風播●草丈は180~200cm程度と大柄であるため有機物補給としても利用できる。NSクルナとサンマリノの違いNSクルナの方が・・・・草丈が約30㎝高い。散播1.5~2.0㎏/10a播種期条播1.0~1.5㎏/10a・開花日数が約6日遅い。寒・高冷地5月中旬~8月上旬サンマリノNSクルナ・花の大きさは同等。一般地西南暖地5月上旬~8月中旬4月中旬~8月下旬

Page 31(31ページ目)
31

Page 31

31品種紹介その他緑肥物語都府県版雪印のたねスノーミックスフラワー花壇用●園芸用草花の中から瘦せ地や放植にも耐える草花を独自にブレンド。●手をかけずに美しい花を咲かせ、野生の草花が咲き乱れるような景観を作り出す。規格:1dl春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風センセーションミックス●初期生育が早く、丈夫で栽培しやすい。●秋に綺麗なミックス色のコスモスの畑を作り出す。コスモス規格:1㎏、1L春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風アフリカントール(品種クラッカージャックダブルミックス)●定植後80~90日でネコブセンチュウ(サツマイモ、ジャワ、アレナリア)、キタネグサレセンチュウを抑制。マリーゴールド各種線虫を抑制する規格:1L春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去カバークロップ景観湿害耐性防風播種量1~2L/10a播種期6月5月下旬~7月上旬5月上旬~7月中旬寒・高冷地一般地西南暖地播種量2㎏(4L)/10a播種期5月上旬~7月中旬4月中旬~7月中旬寒・高冷地一般地西南暖地播種量20dl/10a播種期春播き秋播き5月中旬~7月中旬3月下旬~6月下旬ー9月上旬~10月中旬寒・高冷地一般地西南暖地おすすめ対象ニンジンニンジンダイコンダイコンなど

Page 32(32ページ目)
32

Page 32

32品種ゾロオオナギナタガヤ規格:1㎏春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去果樹下草景観湿害耐性防風播種量2~3㎏/10a(追播1~2㎏/10a)播種期9月※19月中旬~10月中旬9月下旬~11月上旬寒・高冷地一般地西南暖地※1積雪期間の長い地域(目安として100日以上)では雪腐病の発生が認められる場合があります。樹園地の管理樹園地の地表面管理には、除草を徹底し草を生やさない「清耕法」、雑草もしくは単一草種で被覆する「草生法」、マルチを用いた「マルチ法」の三つの管理方法があります。ここでは、省力化や環境保全の面でメリットの多い、緑肥作物単一草種による草生法に活用できる商品(品種)についてご紹介します。「ゾロ」の経時変化11月2月4月R-007(品種ウィーラー)ライムギ高冷地でも早春の伸びが良く、有機物の生産量が豊富規格:1㎏播種量6~8㎏/10a播種期春播き秋播き3月下旬~5月上旬2月下旬~4月下旬1月下旬~3月下旬9月上旬~10月中旬9月下旬~12月上旬10月~12月寒・高冷地一般地西南暖地フェアウェイⅢ(品種クイックドロー)イタリアンライグラス品種たちモンアニュアルライグラス早春から生育旺盛なフェアウェイⅢと環境耐性の高い長期利用可能なたちモン規格:1㎏播種量4~5kg/10a播種期春播き秋播き3月中旬~4月上旬3月上旬~3月下旬2月下旬~3月中旬9月上旬~10月中旬9月下旬~10月下旬10月上旬~11月中旬寒・高冷地一般地西南暖地品種アバパールシロクローバ小葉型で草丈が低く、ほふく茎による広がりが優れる規格:500g播種量2~3kg/10a(コート種子)播種期春播き秋播き4月中旬~5月下旬3月中旬~4月下旬2月下旬~4月上旬8月下旬~9月下旬9月下旬~10月中旬10月上旬~11月上旬寒・高冷地一般地西南暖地緑肥作物による草生栽培で得られる効果土壌流亡・土壌浸食防止効果緑肥作物の根による深耕効果有機物補給効果雑草抑制効果地温調節効果●●●●●※積雪期間の長い地域(目安として100日以上)では雪腐病の発生が認められる場合があります。毎年播種毎年播種永年利用寒地型追い播き樹園地の管理緑肥物語都府県版雪印のたね品種登録出願中海外持出禁止(農林水産大臣公示有)

Page 33(33ページ目)
33

Page 33

樹園地の管理雪印のたね緑肥物語都府県版「ゾロ」利用時の注意点とポイント●オオナギナタガヤは春播きには不適です。●オオナギナタガヤは寒地型草種のため左記播種期より早すぎると残暑の期間と重なり発芽直後に枯れてしまうことがあります。また、播種期が遅くても越冬時の草丈が小さすぎて倒伏時期が遅れる、分げつ不良で十分な被覆効果を得られない、などの現象が発生します。●播種する樹園地の雑草は除草剤等で処理、枯らして裸地状態にしておく必要があります。播種後はロータリー等で表土を浅く混和します。干ばつが続くと発芽が遅れるため、降雨に合わせて播種します。●二年目以降は落下種子が発芽・生育しますが、1~2㎏/10aの追播が効果的です。●種子は細かく芒があるため、結実後は靴裏につくことがあります。●温暖な地域では、敷きわら状になったオオナギナタガヤの分解が進むため、夏場に裸地が発生し雑草が発生しやすい傾向にあります。●ブドウ「デラウェア」への導入においては、ブドウの収量が低下するという報告もありますのでご利用の際はご注意ください。5月6月「ゾロ」は、秋播きした翌年の春から初夏にかけて出穂し、その後自然倒伏して敷きわら状に枯れます。そのため、刈払いや除草剤散布の手間なく雑草の発生が抑えられます。初夏のうちに枯死するため、果樹との養水分競合の期間が短く済みます。地面と接地した部分から土壌への有機物供給が進み、根による深耕効果と合わせて、土壌が団粒化するため、継続利用で土壌の改善が期待できます。規格:1㎏播ヘアリーベッチ種量播種3~5kg/10a期一般地3月上旬~4月上旬9月中旬~11月上旬春播き秋播き寒・高冷地4月上旬~5月上旬*9月上旬~10月中旬西南暖地2月中旬~3月下旬9月下旬~11月下旬※寒・高冷地で秋播き越冬利用する場合は、越冬性に優れる「寒太郎(品種サバン)」「雪次郎(品種ハングビローサ)」をおすすめします。ケンタッキーブルーグラス規格:1品種㎏播マーキュリー種量播種3~5kg/10a春播き秋播き寒・高冷地一般地4月~5月3月中旬~4月下旬8月下旬~9月下旬9月下旬~10月上旬トールフェスク規格:1品種G-LS㎏播ダイナマイト種量播種5~10kg/10a期一般地3月中旬~4月下旬9月下旬~10月中旬春播き秋播き寒・高冷地4月~5月8月下旬~9月下旬西南暖地2月下旬~4月上旬10月上旬~11月上旬永年利用永年利用追い播き寒地型寒地型ダイカンドラ(ヒルガオ科)ダイカンドラテフグラス(品種ボーナス)バミューダグラス規格:1㎏播品種リーフガンピラミッド2種量播種期播種量播種期5~10kg/10a(コート種子)寒・高冷地一般地西南暖地一般地西南暖地5月下旬~6月下旬5月上旬~7月中旬4月中旬~7月中旬※肥沃度の低い圃場では、播種時に窒素・リン酸・カリを成分で各5kg/10a施用することをおすすめします。播種量播種期1~2kg/10a(コート種子)寒・高冷地一般地西南暖地6月上旬~7月上旬5月中旬~7月中旬3月下旬~9月下旬5~10kg/10a規格:1㎏永年利用規格:1㎏永年利用5月下旬~7月中旬5月~7月暖地型毎年播種暖地型33

Page 34(34ページ目)
34

Page 34

畦畔・法面の管理※「クラピア®」は株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。雪印のたね緑肥物語都府県版畦畔・法面の管理本地の維持に必要な畦畔は、特に中山間地において傾斜が大きくなればなるほど面積が大きくなる傾向にあります。畦畔や法面の管理にかかる経費や労力は、経営規模拡大や農業従事者の高齢化などを背景に大きな課題となっています。ここでは、畦畔や法面で省力管理が期待できる商品(品種)についてご紹介します。畦畔・法面に利用される種類(草種)に望まれる形質●多年草●草丈が低い●刈り取り回数が少ない●雑草競合に強い●花が咲く●害虫を寄せ付けない●導入時の施工費が安価畦畔・法面に推奨する省力管理草種とその特性種類品種刈り取り回数(/年)※雑草競合花施工方法総合評価備考センチピードグラスサンティ0~1強無種子◎暖地向けノシバー0~1強無張芝〇~◎ベントグラスCY-40~1中~強無種子およびわら芝〇寒冷地向けシロクローバアバパール0~1中有種子△~〇夏枯れの心配ありイワダレソウクラピア*0中~強有苗〇芝桜、アジュガ、イブキジャコウソウ等の草本類ー0中有苗△畦畔・法面への導入方法1.種子利用による造成①雑草が生えている場合は予め除草剤処理をし、取り除いておきます。②土壌表面にレーキなどで軽く溝を付けた後に播種し、鎮圧します。粘着剤と混合し、専用機械や柄杓などでの吹付も可能です。③播種後は不織布や、わらなどで被覆すると、発芽以降の定着が安定します。※定着をよくするため、生育途中で発生した雑草の掃除刈りも含む※商品名で表記しているものには*を付記しています。播種する場所の準備(除草作業)播種作業(種子と資材を混用して播種)2.苗の定植による造成①雑草が生えている場合は予め除草剤処理をし、取り除いておきます。②細めの移植ベラや金棒などで植付穴を空け、苗を移植して固定します。③地力の非常に低い土地(やせ地)では生育初期の追肥をおすすめします。※利用草種によっては防草シートとの併用が効果的です。セル苗の定植マット苗(ソッド)の定植イワダレソウクラピアK7(品種K7世)PVP海外持出禁止(農林水産大臣公示有)不稔性の特徴を持ち、被覆力の高い環境に配慮したグランドカバープランツ●「クラピア」は日本在来のイワダレソウを改良した品種です。●「クラピア」は苗移植です。◀クラピア(移植)▶無処理◀(雑草伸長)▶●専用防草シートとの併用が効果的です。施工有無の比較(秋)34

Page 35(35ページ目)
35

Page 35

クリーピングベントグラス品種CY-4春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去耐寒性、耐雪性に優れる芝草用品種●密生度が高く、雑草が侵入しづらい。●草高は30~40㎝と低く、管理・維持がしやすい。●ほふく茎を伸ばしながら横への伸長が旺盛。センチピードグラスPVP海外持出禁止(農林水産大臣公示有)品種サンティCY-2後継品種春播き夏播き晩夏播き秋播き線虫抑制病害抑制窒素供給塩類除去果樹下草景観湿害耐性防風●密生度が高く、雑草が侵入しづらい。●草高は20~30㎝と低く、管理・維持がしやすい。●肥料要求量が少なく、省力管理が可能。写真:旧商品「CY-2」地上ほふく茎を有し、葉幅が広くやわらか雪印のたねクリーピングベントグラス導入のポイント❶適期播種を行う。種量播種期❷掃除刈りを行う(雑草処理のため)。❸施工現場の状況によっては「わら芝工法」での施工がおすすめ※。播種量播種期寒・高冷地一般地一般地西南暖地寒冷地向け20kg/10a8月中旬~9月上旬8月下旬~9月中旬※栽培の南限については、試験段階にあるため、播種時期や播種場所は弊社までご相談ください。※「わら芝工法」についての詳細は弊社までお問い合わせください。また、合わせて「わら芝工法」について掲載している「除染後の省力的畦畔管理技術マニュアル(2018農研機構ほか)」もご参照ください。暖地向け7~12kg/10a5月下旬~8月上旬5月上旬~8月下旬※暖地向け商品ではありますが、夏期の芝生形成により寒冷地(積雪期間の短い地域)でも越冬可能です。品種サンティ導入のポイント❶適期播種を行う。❷掃除刈りを行う(雑草処理のため)。❸短期間での緑化を望まず、少しずつセンチピードグラスを増やしていく。ほふく茎の様子(センチピードグラス)35畦畔・法面の管理緑肥物語都府県版

Page 36(36ページ目)
36

Page 36

線虫の対策36雪印のたね緑肥物語都府県版線虫の対策線虫とは?地球上の線虫の種類は相当数存在し(50万~1億種以上とも)、一握りの畑の土の中に50種以上が生息しているといわれています。「線虫」という言葉を聞くだけで全てをやっかい者扱いしてしまいそうですが、その内訳をみると、農業上問題になる線虫(植物寄生性線虫)は全体のおよそ15%程度で、40%程度は土壌中の微生物を食べている自活性線虫と呼ばれるものです。植物寄生性線虫には口針があり、口針を植物の根に刺し侵入、養分を吸収しながら成長します。線虫の種類によって加害する作物は決まっており、特定の作物ばかりを連作していると植物寄生性線虫の割合が増加し、自活性線虫がいない土になってしまうことさえあります。そうなる前に線虫対抗植物を用いて、農薬に頼らずとも健全な土を構築していきましょう。植物寄生性線虫動物(脊椎、無脊椎動物)寄生性線虫線虫の内訳15%44%その他1%40%細菌、カビ原生生物を食べる線虫(自活性線虫)参考;TheAmericanPhytopathologicalSociety線虫による被害を受けやすい作物線虫の種類被害を受けやすい作物(一例)主な症状ネコブセンチュウネグサレセンチュウウリ類(キュウリ、メロンなど)トマトサツマイモ、ヤマノイモニンジンダイコン、ゴボウ、ナガイモニンジン地上部のしおれ、株を引き抜くと数珠状にコブが連なっているイモのくびれ、肌の凹凸・褐変根部にコブ、ヒゲ根の発生根部の褐変寸詰まりネコブセンチュウとネグサレセンチュウは土壌中の生息密度が高いと、他の病害の発生が助長されることが知られています。ダイズシストセンチュウエダマメ、ダイズ、アズキ、インゲン地上部の黄化、収量低下線虫対抗植物としての緑肥作物緑肥作物の中には、栽培することで土壌中の植物寄生性線虫の密度を減らす効果をもつ植物があります。そのようなものを「線虫対抗植物」あるいは「線虫抑制植物」と呼んでいます。線虫密度を抑制するメカニズムはいまだ不明なものも多いのですが、そのほとんどは対抗植物の根内に侵入した線虫が根内での発育を阻害されるためとされています。また、対抗植物が栽培後に緑肥作物としてすき込まれることから、分解期間中に増大する微生物をエサとする自活性線虫が増えることで、植物寄生性線虫の増殖が抑えられる効果もあります。線虫対抗植物の効果を最大限に発揮するために、以下のポイントを押さえて栽培しましょう①商品(品種)選定が重要②対抗植物の「根」が重要③雑草を生やさない④汚染源を可能な限り取り除く緑肥作物の商品(品種)によって、抑制効果が期待できる線虫の種類は異なります。どの緑肥作物を栽培すべきかを判断するためには、主作物がどの線虫による被害を受けているのかを把握することが重要です。地上部での判断は難しいので、根を引き抜いてよく観察しましょう。線虫対抗植物による増殖抑制のメカニズムは、根に侵入してきた線虫(幼虫)が根内で成長できず、次世代の卵が産卵され難いことによります。そのために、緑肥作物の根をいかに張り巡らせて、線虫を侵入させるかがポイントになります。線虫は雑草の根にも侵入し増殖する可能性があります。緑肥の出芽を揃えて均一な生育をさせることで、雑草も生えにくくなり、線虫に対する効果が安定します。そのために推奨播種量を守り、覆土と鎮圧をしっかりと行いましょう。主作物の被害株の根をそのまま土に返すと、線虫の卵がふ化し後作物の被害が甚大になります。できる限り被害株は抜き取り、圃場の外で処分してください。

Page 37(37ページ目)
37

Page 37

37線虫の対策ネコブセンチュウ線虫対抗植物とネコブセンチュウの種類の関係■つちたろうの効果■ソイルクリーンの効果■スナイパーの効果線虫対抗植物の品種播き時期ネコブセンチュウの種類サツマイモキタ1)ジャワアレナリアつちたろう*夏◎◎ネマレット*夏〇◎ねまへらそう*夏〇◎ソイルクリーン夏◎◎◎〇ネマコロリ夏◎〇ネマックス夏◎◎◎◎アフリカントール*夏◎〇〇スナイパー晩夏◎辛神秋〇2)◎ネコブセンチュウは暖地で問題となる線虫です。そのため、対抗植物も夏播きできるものに偏っています。根に侵入した幼虫がそのまま成虫となるまで定住し根のこぶ上に卵のう(多数の卵の塊)を生む。ネコブセンチュウの生態空欄は未検定であることを示す1)イネ科作物はキタネコブセンチュウの非宿主作物2)生草重4t/10a以上で効果があります。※商品名で表記しているものには*を付記しています。サツマイモネコブセンチュウの2期幼虫の姿被害トマトの根緑肥物語都府県版雪印のたね(2010年九州沖縄農業研究センター(熊本県))前作スナイパー他品種A他品種B休閑上いも(g/株)1,039878887868A品相当(g/株)518427374275(2010年九州沖縄農業研究センター(熊本県))(2010年九州沖縄農業研究センター(熊本県))「スナイパー」栽培によるサツマイモ「宮崎紅」の品質および収量の向上サツマイモ「宮崎紅」収穫品の比較100920330008020406080100ネコブ程度(%)80日40日80日40日80日40日80日40日トマト無栽培※つちたろうソイルクリーンつちたろうの栽培と後作トマトのネコブセンチュウの被害状況※無栽培とは雑草も発生していない状態のことです。スナイパー後作の「宮崎紅」他品種B後作の「宮崎紅」試験区1)ソイルクリーンナツカゼつちたろうサツマイモ連作緑肥作付前土壌中線虫頭数2)24397067緑肥作付後土壌中線虫頭数123676サツマイモ作付前土壌中線虫頭数22156サツマイモ作付後土壌中線虫頭数1175093163総いも重kg/10a4,5054,4364,6353,712対比121119125100A品率%3932290線虫被害いも率%1101078平均いも1個重g322317306301株あたりいも数4.24.24.63.7(2013年千葉県農林総合研究センターを改変)1)2009年に緑肥を栽培後、2010年にサツマイモを作付けた。緑肥区に殺線虫剤は使用していない。サツマイモ連作区は2年連続でサツマイモを作付し、殺線虫剤を用いた。2)表層から深さ20cmまでの生土20g当たり頭数および深さ20cmから40cmまでの生土20g当たり頭数の合計。「ソイルクリーン」のネコブセンチュウ抑制効果およびサツマイモ「ベニアズマ」の収量と品質2009年2010年サツマイモネコブセンチュウ頭数の比較エンバク栽培後のサツマイモ「宮崎紅」収穫期のサツマイモネコブセンチュウ頭数「つちたろう」の栽培日数が40日でも80日でも後作トマトにネコブ被害が発生しませんでした。(1996年雪印種苗(ポット試験))

Page 38(38ページ目)
38

Page 38

線虫の対策38雪印のたね緑肥物語都府県版ネグサレセンチュウキタネグサレセンチュウの2期幼虫の姿被害ダイコンネグサレセンチュウの生態土壌と根中を自由に出入りし、ダイコンのような根部に対して無数の傷をつけていく。その傷から別の病原菌が入り込み、褐変や黒変の原因となる。線虫対抗植物とネグサレセンチュウの種類の関係ネグサレセンチュウの種類線虫対抗植物の品種播き時期キタミナミクルミヘイオーツ春、晩夏、秋◎〇R-007*晩夏、秋〇ねまへらそう*夏〇ネマレット*夏〇ソイルクリーン夏〇キタネグサレセンチュウは低温でも活動することができ、休閑となる圃場があるならば冬季であっても裸地にせず対抗植物を栽培することが望ましいです。ネマックス夏×◎◎ネマコロリ夏×〇アフリカントール*夏◎空欄は未検定であることを示す×は増殖する(効果がない)ことを示す※商品名で表記しているものには*を付記しています。■ヘイオーツの効果春播きでの「ヘイオーツ」のキタネグサレセンチュウ抑制効果と後作ダイコンの商品化率100イ線コン商品化率/(土%)100ヘイオーツ608081無栽培線虫頭数※260506240虫頭数※1403120201200夏ダイコン秋ダイコン冬ダイコン前作ヘイオーツ栽培期間:5月24日~7月16日後作ダイコン栽培時期夏:8月10日~10月7日秋:9月4日~11月5日冬:9月14日~12月6日※1ダイコン収穫時(10月7日、11月15日、12月5日)の土壌50g中の線虫頭数を示す。※2商品化率の実数を示す。(1993年雪印種苗(千葉県))(頭ダ50g)■ネマレットの効果キタネグサレセンチュウの抑制効果すきこみ時密度(頭/20g土壌)初期密度(頭/20g土壌)(2017年~2020年雪印種苗(千葉県))「ヘイオーツ」を栽培することで、線虫密度が下がり、後作ダイコンの商品化率が上がります。■R-007の効果根内のキタネグサレセンチュウ卵率の比較卵数(個/株R-007他品種A他品種B200150100)500ポットで60日間栽培(2008年雪印種苗(ポット試験))「R-007」は他のライムギと比較し、根内で線虫が増殖しにくいです。「ネマレット」は土壌中のキタネグサレセンチュウの初期密度が高くても、安定して密度を抑制する効果があります。「R-007」栽培によるキタネグサレセンチュウ密度の推移タ30ネグサ25R-007レヘイオーツセン20他品種チュ15ウ頭数10(頭5/20g0)播種前すき込み後ダイコン収穫後キ(2007~2008年群馬県農業技術センター中山間地園芸研究センター成績から抜粋)「R-007」は、ダイコン収穫後のキタネグサレセンチュウ密度をヘイオーツと同程度に低く抑えます。

Page 39(39ページ目)
39

Page 39

雪印のたね緑肥物語都府県版シストセンチュウダイズシストセンチュウの2期幼虫の姿エダマメの被害圃場シストセンチュウの生態雌成虫がそのままシスト(数百の卵が入っている)となり、土壌中に残存する。シストはあらゆる環境にも耐えうる耐久性を持ち、数年から十数年土壌中で生存する。線虫対抗植物の品種■くれないの効果緑肥作物根内におけるダイズシストセンチュウの令期別寄生割合■まめ小町の効果播き時期シストセンチュウの種類ダイズまめ小町*春、晩夏、秋※1◎くれない春、晩夏、秋※1◎ネマックス夏〇※1温度が高い方が抑制効果が高まります。寒・高冷地の秋播きでは抑制効果が低くなる場合があります。※商品名で表記しているものには*を付記しています。生割合(%月寄ダイズシストセンチュウによる被害は湿害と見間違えやすいです。おかしいと思った株は引き抜いてシストが寄生していないか確認しましょう。後作ダイズ「スズマル」の収量雌成虫(シスト))4020604020b10080602期幼虫3~4期幼虫雌(白~淡褐色)シスト(褐色)雄18016014012010080a子実重(㎏/10a)aa100粒重(g)012312枯死31231230クリムソンクローバくれないヘアリーベッチまめ助抵抗性ダイズ感受性ダイズ月月月月月月月月月月月クリムソンクローバくれないヘアリーベッチまめ助抵抗性ダイズ感受性ダイズ※アルファベットはTurkeyの多重検定結果(5%有意水準)。同じ字の間には有意差がない。数値幅は平均±標準誤差。(2000年雪印種苗(北海道))(2001年雪印種苗(北海道))「くれない」の根内ではシストセンチュウの生長が抑制され、成虫にまでいたらないことが確認されています。各種マメ科緑肥作物によるダイズシストセンチュウ密度低減効果補正密度指数無栽培くれないまめ小町エダマメシストセンチュウに感受性である「スズマル」であっても、前作に「くれない」を栽培することで収量低減を回避することができます。「まめ小町」にも「くれない」のダイズシストセンチュウ抑制効果と同等以上の抑制効果があります。水田転作地などの湿害が心配される圃場では「まめ小町」の利用をおすすめします。(2017年雪印種苗(ポット試験))補正密度指数=(栽培区の栽培後密度/栽培区の播種前密度)×(無栽培区の播種前密度/無栽培区の栽培後密度)×100n=6、125卵/g乾土の汚染土壌に移植して温室で育成(1.5世代:470日度を目安に調査)線虫の対策線虫対抗植物とシストセンチュウの種類の関係39

Page 40(40ページ目)
40

Page 40

病害虫の対策40雪印のたね緑肥物語都府県版病害虫の対策ヘイオーツの病害抑制効果■キャベツバーティシリウム萎凋病群馬県はキタネグサレセンチュウが本病を助長することを明らかにしています。「ヘイオーツ」を含むア種類の病原菌とも発病抑制が確認されており、特にV.dahliaeへの効果が顕著です。V.longisporumについてもホスチアゼート剤、カズサホス剤と大差ない効果が確認されています。■ダイコンバーティシリウム黒点病本病はV.dahliaeによって引き起こされます。「ヘイオーツ」の栽培、すき込みにより、V.dahliaeの微小菌核(休眠体)密度低下とダイコン黒点病の発病率の低下が確認されています。※1発病指数が0(無)~1(軽)のジャガイモ収穫量※2ジャガイモ収穫時根こぶ病とサツマイモネコブセンチュウ害の見分け方「ヘイオーツ」はキタネグサレセンチュウの対抗植物であることで、土壌病害の軽減にも一役買っています。病害の発生を助長するキタネグサレセンチュウの密度を低減することで、間接的に土壌病害の発生を抑制するからです。また、「ヘイオーツ」はアブラナ科野菜の根こぶ病のおとり作物であると同時に、ジャガイモそうか病の発病軽減効果も持ち合わせています。ダイコンバーティシリウム黒点病の抑制効果35ハクサイ302520151050微小菌核数(個/g)黒点病発生率(%)ヘイオーツヘイオーツバレイショ2作後1作後(2005年後志総合振興局(北海道))「ヘイオーツ」休閑緑肥利用あと地のジャガイモそうか病の抑制効果と収量品種発病度(2004年酒井)小菌核数(個/g)、黒点病発生率(%後微■ジャガイモそうか病塊茎表面にあばた状の病斑が生じ外観品質が損なわれ、特に生食用では商品価値が失われます。「ヘイオーツ」の2作栽培により安定した発病軽減効果が認められ、平成16年北海道の普及推進事項となっています。(2002年雪印種苗(北海道))アブラナ科野菜根こぶ病はアブラナ科野菜でしか発病せず、コブが大きめ10090807060アウェナストリゴサ(エンバク野生種)によるキャベツバーティシリウム萎凋病の抑制効果50プランター試験(V.daliae)403020100トマト農技センター試験(V.longisporum)嬬恋試験(主にV.longisporum)■アズキ落葉病本病は落葉病菌が茎の維管束に侵入して生育後期に突然枯死に至る病害です。特に北海道では、キタネグサレセンチュウ、ダイズシストセンチュウが多い圃場ほど発病が助長されることが知られています。「ヘイオーツ」栽培あと地では、他の緑肥作物あと地よりも落葉病発生率が低くなり、アズキ収量が1割増加したという現地報告があります。■アブラナ科野菜根こぶ病岩手県農業研究センターは「ヘイオーツ」をおとり作物として栽培すると、アブラナ科野菜根こぶ病の休眠胞子が発芽し菌が早期に死滅するため、後作の被害が軽減することを明らかにしています。ネコブセンチュウ害はアブラナ科野菜ではあまり問題とならず、また、被害作物の根のコブは根こぶ病よりも小さめ

Page 41(41ページ目)
41

Page 41

雪印のたね緑肥物語都府県版■ホウレンソウ萎凋病北海道のハウスで「辛神」を5月上旬に播種、6月下旬にすき込みを行い、ホウレンソウを7月下旬に播種したところ、発病抑制効果はすき込み後、ホウレ作目まで持続しました。■トマト青枯病新潟県のハウスで「辛神」を3月に播種、6月上旬にすき込みを行い、7月中旬からトマト抑制栽培を行いました。「辛神」/10a以上のすき込みで発病軽減効果があり、灌水処理と合わせることでさらなる効果が認められました。緑肥作物で虫害の軽減5月播きダイコンにおける前作エンバク栽培とマルチによる防除効果エンバク野生種の播種日:1998年11月17日、すき込み日:1999年4月10日(1999年奈良県農業研究開発センターを改変)アブラナ科の緑肥作物には、辛み成分の素であるグルコシノレートを含有している種類があります。このような作物の茎葉を細断してすき込むと、細胞中で別々に存在していた酵素(ミロシナーゼ)とグルコシノレートが反応してイソチオシアネートガスが発生します。この反応を確実に行うためには十分な細断と水分が必要です。イソチオシアネートには土壌中の病原菌や植物寄生性線虫を抑制する働きがあります。このような使い方をする作物をくん蒸作物と言い、「辛神」は辛み成分含量を高めて育成された商品です。⬅辛神区■キスジノミハムシ対策「ヘイオーツ」を含むアウェナストリゴサの栽培、すき込みによりキスジノミハムシ被害が軽減されることが分かっています。黒マルチ資材併用によりさらに防除効果が高まります。辛神区辛神+灌水区⬇⬅無処理区無処理区■ネギ黒腐菌核病千葉県で「辛神」を3月に播種、5月にすき込みを行い、その後6月以降に定植した秋冬ネギにおいて、「辛神」を導入した圃場では「辛神」を導入しなかった圃場%減少しました。■天敵温存植物としての利用緑肥作物の中には、土着天敵の誘引や保護の役割をもつ種類があります。農薬に頼らない総合的病害虫管理(IPM)の実践に緑肥作物をご活用ください。緑肥作物を活用した土着天敵の保護・強化方法について品種対象天敵天敵のエサアンジェリア寄生蜂花蜜らくらくムギ*キイカブリダニなどクサキイロアザミウマソルガム類テントウムシなどアブラムシ類※商品名で表記しているものには*を付記しています。の病害抑制効果病害虫の対策辛神41

Page 42(42ページ目)
42

Page 42

病害虫の対42雪印のたね緑肥物語都府県版ヘアリーベッチの細菌性植物病害の抑制効果特許出願中(特開2025-115378)策ポット試験にて、ヘアリーベッチ「藤5ヘアリーベッチには、細菌性植物病害を抑制する新たな特性があることが明らかになりました。ヘアリーベッチの根浸出液には植物病原性細菌に対する抗菌活性が認められており、栽培試験ではトマト青枯病、キャベツ黒腐病、カボチャ果実斑点細菌病に対する抑制効果を確認しました。抗菌活性は根浸出液に認められていることから、ヘアリーベッチを主作物の前作物としてすき込むだけでなく、主作物と同時に栽培するリビングマルチ利用や、果樹の下草としての利用でも、病害抑制効果が期待できます。ヘアリーベッチ根浸出液による抗菌活性が確認できた細菌性植物病害PectobacteriumcarotovorumPseudomonassyringae菌種Xanthomonascampestrispv.campestrisPseudomonassyringaepv.syringae対象病害キャベツ黒腐病カボチャ果実斑点細菌病subsp.brasiliense(ジャガイモからの分離菌)(カボチャ果実斑点細菌病からの分離菌)RalstoniapseudosolanacearumPseudomonascannabinapv.alisalensisPectobacteriumcarotovorumsubsp.brasilienseStreptomycesturgidiscabiesStreptomycesipomoeaeトマト青枯病ダイコン黒斑細菌病ジャガイモ軟腐病ジャガイモそうか病サツマイモ立枯病根浸出液を含んだろ紙阻止円菌液を塗布した培地根浸出液周辺の各種植物病原性細菌の増殖が抑制され、阻止円が形成された。栽培試験による病害抑制の事例■キャベツ黒腐病ヘアリーベッチの栽培がキャベツ(Xanthomonascampestrispv.campestris)黒腐病の病斑数に及ぼす影響35千葉県にて「藤えもん」を3月下旬に播種、6月中旬にすき込みを行いました。そ30の後、キャベツを9月上旬に定植し、11月無栽培区25に調査したところ、無栽培区と比較して20病斑数が少ない傾向が見られ、発病抑制15効果が確認できました。105ヘアリーベッチ区0無栽培区ヘアリーベッチ区■カボチャ果実斑点細菌病※エラーバーは標準誤差を示す(2024年雪印種苗(千葉県))(Pseudomonassyringaepv.syringae)ヘアリーベッチのリビングマルチ栽培が北海道にて、カボチャ定植の約1か月後カボチャの収量及び突起果率に与える影響(2023年雪印種苗(北海道))に「寒太郎」を畝間にリビングマルチとして播種しました。カボチャの収穫期に処理区収穫果数(個/10a)収量(kg/10a)平均一果重(kg)突起果率(%)は、ヘアリーベッチのリビングマルチ上の果実の病害発生率が低下する傾向が見無栽培ヘアリーベッチ区1,1822,0771.7617.61,3212,3171.758.6カボチャを6月5日に定植した。ヘアリーベッチ区には寒太郎を7月10日に畝間に播種した。られました。対照区として無栽培区を設けた。9月20日に収量、突起果数を調査した。■トマト青枯病(Ralstoniapseudosolanacearum)ヘアリーベッチの栽培がトマト青枯病による枯死株数に与える影響6えもん」を約2か月間栽培後、茎葉およ4び根を取り除いた土壌にトマトを定植し3ました。その後、トマト青枯病菌を接種2して経時的に発病を調査したところ、ヘ1アリーベッチ栽培区で発病の遅延、枯死株率の減少が確認できました。無栽培区ヘアリーベッチ区00123456789101112株あたりの病斑数(個/株)全体枯死個体株数(株/6株)定植後日数(日)無栽培区ヘアリーベッチ区(2021年雪印種苗(ポット試験))

Page 43(43ページ目)
43

Page 43

43土壌物理性改善効果土壌物理性の改善緑肥作物をすき込むことによって土壌が単粒構造から団粒構造へと変化していきます。結果的に土の中に「すき間」が生まれ①保水性・透水性・通気性が良くなる②やわらかい土になり耕起が容易になる③土壌中の有用微生物が住みやすい環境になり働きが高まるなどの効果が得られます。土壌の団粒構造の形成緑肥作物の根が土壌中に張り巡らされ、分解されることで根があった場所が水や空気の通り道になります。イネ科緑肥作物はひげ根が広範囲に広がり、マメ科緑肥作物は直根の太い根が土壌深くまで伸長することにより耕盤層を破砕することができます。さらに、多量の有機物供給で表層の土も厚くなり、後作物の根張りが改善されます。根による耕盤破砕緑肥物語都府県版雪印のたね(2019年雪印種苗(北海道))土壌貫入硬度計による緑肥作物栽培後の土壌硬度左:つちたろう右:トウモロコシ(北海道)ネギ栽培後の畑半分にねまへらそうを栽培した結果、透水性が改善されました。(降雨量:最大14㎜/時間茨城県坂東市)ねまへらそう栽培緑肥作物の栽培なし<透水性改善の事例><土壌の団粒構造ができる流れ>単粒構造団粒構造露地畑での根の張りの状態有機物は微生物のエサになる微生物のフン(粘着物質)が土壌粒子と絡み合うバラバラだった粒子がまとまり団粒構造が形成される緑肥作物をすき込むことで、土壌へ有機物が補給される微生物有機物土の中にすき間が生じて上記①~③の改善がもたらされる他、根の張りも良くなり、植物が健全に育ちやすくなる。深さ(㎝)5000010203040501,0001,5002,000初期土壌藤えもんヘイオーツ裸地緑肥の栽培により土壌硬度が低下している各緑肥作物の根の様子オオムギパールミレットペルシアンクローバソルガムスーダングラスカラシナシロガラシヒマワリハゼリソウクリムソンクローバヘアリーベッチエンバク+ヘアリーベッチエンバクエンバクエンバク野生種エンバクライムギ

Page 44(44ページ目)
44

Page 44

緑肥作物と減肥44雪印のたね緑肥物語都府県版緑肥作物と減肥古くから、マメ科の作物を作付けすると地力が増大することが経験的に知られていました。マメ科の作物の根には空中窒素を固定する根粒菌が共生します。マメ科の作物をすき込むことで土壌に窒素供給がなされる点は、減化学肥料が注目されている昨今では誰もが関心を示すところです。一方で、イネ科の作物であっても、出穂する前の若い段階であれば、すき込むことで土壌中の養分を増大させる効果があります。主作物の休閑期に緑肥作物の栽培・すき込みを行い、減肥栽培を実践しましょう。C/N比と窒素の無機化緑肥作物のすき込みによる肥料効果を期待する場合、有機物のC/N比を考慮する必要があります。C/N比とは、有機物中の窒素含有率に対する炭素含有率の比で、土壌中での分解のしやすさを表しています。マメ科作物空気中の窒素イネ科作物出穂出穂後のステージ地上部残渣すき込み地上部残渣すき込み地上部残渣すき込み窒素無機化窒素無機化窒素欠乏根粒菌による窒素固定分解分解分解時に微生物による窒素の取り込み窒素供給(C/N比が小さい)土づくり(C/N比が大きい)窒素含有率が高く分解速度が速いため、有機物集積効果(土づくり効果)は低いものの、窒素の無機化率が高いため、肥料効果が高いです。窒素含有率が低く、有機物集積効果(土づくり効果)が高いです。しかし、分解時に微生物によって取り込まれる窒素が緑肥作物由来の窒素だけでは不足し、土壌中の無機態窒素をも取り込んでしまうことから肥料効果は小さく、次年度以降、数年に渡り溶出してきます。(すき込み直後の微生物による窒素の取り込みが大きいと、後作で窒素飢餓の現象が起こります。)主な緑肥作物の性質と養分吸収量(目安)※緑肥利用マニュアルのデータを引用して計算(当社千葉研究農場データ)緑肥作物C/N比分解の難易施用効果土づくり肥料効果効果地上部生収量(kg/10a)地上部乾物率(%)窒素養分含量(生草重あたり%)リン酸カリ炭素ソルガム(出穂期)30以上難小大3,500~5,000200.280.08※0.94※8.8ライムギ(出穂期)20前後中~難小大4,500~6,000150.380.050.546.6クロタラリア(開花前)20以下中中~大中3,000~5,000100.330.020.424.5クローバ(開花期)12~15易大小2,000~4,000150.450.050.716.8ライムギ(出穂前)10~15易大小4,000~6,000100.400.040.604.2ヘアリーベッチ(開花前後)10~12易大小3,000~6,000100.400.050.604.3草丈別養分吸収量マメ草丈86㎝(栽培日数60日)草丈121㎝(栽培日数79日)科緑肥作物の生育ステージが・進むにつれ、養分吸収量は窒素ネC/N比窒素C/N比増大し、C/N比も上昇してマリン酸12リン酸15ッいきますクカリカリス01020304050600102030405060養分吸収量(kg/10a)養分吸収量(kg/10a)(当社千葉研究農場で栽培した緑肥の栽培日数別反当り養分吸収量)イネ草丈101㎝(栽培日数36日)草丈185㎝(栽培日数47日)草丈249㎝(栽培日数73日)科・窒素C/N比窒素C/N比窒素C/N比つリン酸12リン酸1830ちリン酸たカリカリカリろう010203040506001020304050600102030405060養分吸収量(kg/10a)養分吸収量(kg/10a)養分吸収量(kg/10a)

Page 45(45ページ目)
45

Page 45

雪印のたね緑肥作物による窒素供給量を把握するために、坪刈りをしましょう!(ヘアリーベッチを例に)❶圃場で生育が平均的な箇所を選び、50㎝×50㎝の範囲でヘアリーベッチの地上部を刈り取るすき込まれた養分の行方緑肥作物による減肥栽培の事例農研機構中日本農業研究センター発行「緑肥利用マニュアル」より■ヘアリーベッチ→キャベツ(秋田県)融雪後、ヘアリーベッチを3kg/10a播種。播種後は浅耕し、覆土。刈倒し作業(7月上旬)ヘアリーベッチをすき込14日後(腐熟期間)に定植する。ヘアリーベッチの窒素が10~15kg/10a入り、化学肥料は30%程度削減可能。すき込んだヘアリーベッチの特徴【標準施肥量】堆肥:2,000kg/10a化学肥料(基肥と追肥):N-P2O5-K2O=26.6-6.4-13.6含量含量含量含量/408ベッチ植栽すき込んだ緑肥に含まれていた窒素、リン酸、カリは、12.6kgN/10a、4.2kgP2O5/10a、12.5kgK2O/10a販物収緑肥なしヘアリーベッチ可87654量3210(t/10a)標肥標肥30%減肥緑肥の有無とキャベツの収量(2018年秋田県にかほ市)慣行緑肥導入により、化学肥料を30%減肥しても慣行栽培と同等の収量が得られました。詳細は緑肥利用マニュアルを参照ください。他事例も多数掲載されております。❷刈り取った地上部の生草重を計測するC■ライムギ→レタス(長野県)耐寒性が強く生育旺盛なライムギ(2月中旬)草丈30cm(長靴が埋まる程度)ですき込み(4月上旬)【標準施肥量】化学肥料(基肥):N-P2O5-K2O=10-10-10すき込み(30馬力トラクター使用)すき込んだライムギの特徴ライムギすき込み後約4週間で春レタス定植(5月中下旬)夏秋レタス栽培終了後ライムギ播種、越冬(10月中・下旬)すき込んだ緑肥に含まれていた窒素、リン酸、カリは、22kgN/10a、6.1kgP2O5/10a、28kgK2O/10a8,000タ6,000ス収量4,0002,0000(kg/10a)❷で計測した生草重を1㎡あたりの重さ(kg)に換算【生草重×4】⬇ヘアリーベッチの乾物率を10%、乾物当たり窒素含有率を4%と仮定し、1㎡あたりの重さから窒素量を計算【1㎡あたりの生草重×4】⬇10aあたりすき込み窒素量(kg)緑肥作物由来の養分の全量が後作物に利用されるわけではありません。すき込み後、窒素はC/N比や気温・土壌水分により異なりますが吸収量のうち40~60%、カリウムは吸収量のほとんどが利用できます。リン酸は吸収量が少ないため、窒素やカリウムほどの減肥ができませんが、バイオマスリン酸の増加や増殖するリン溶解菌の働きによって土壌中の可溶性リン酸量が増加します。減肥を実践栽培した緑肥作物の生草重とその養分含量(P44参照)を調べ、緑肥作物による養分供給量を算出緑肥利用マニュアル減肥と土づくりのための緑肥の栽培(Web講習会)STEP2肥料STEP1上記、養分の後作物の利用率目安を考慮して基肥を決定し、作物の生育の様子を見ながら、肥料切れの際は追肥で対応STEP3後作物の収量、品質から前作緑肥作物の種類やすき込み時の収量が適正であったかを評価する慣行減肥100%慣行減肥30%減肥50%減肥100%緑肥なしライムギレ緑肥と窒素減肥がレタスの収量に及ぼす影響緑肥導入により、窒素肥料を50%減肥しても慣行栽培と同等の収量が得られました。みどりの食料システム戦略と緑肥作物農林水産省が食料・農林水産業における環境負荷低減を目指し、「みどりの食料システム戦略」を2021年5月に策定しました。目標の一つである、2050年までに輸入原料や化石燃料を原料と%低減を実現させるため、緑肥作物導入による換金作物の減肥栽培技術が見直されています。.C45緑肥作物と減肥緑肥物語都府県版

Page 46(46ページ目)
46

Page 46

稲↓水稲水田への緑肥作物導入46水稲↓ダイズ水稲↓ムギダイズ↓ムギ雪印のたね緑肥物語都府県版水田(転換畑を含む)への緑肥作物導入国内の農耕地のおよそ半分を占める水田。近年、労働力不足から水田への堆肥の施用が減少している他、長らく続く米の生産調整により田畑輪換の畑期間が長期化していることなどから、水田の地力が消耗しつつあります。水田地力の維持・向上のために緑肥作物を栽培し、積極的な土づくりをしていきましょう。水田に適した緑肥作物水田は、水を溜めることのできる優れた機能をもつ農地である反面、畑作物に対しては容易に湿害をもたらしてしまいます。緑肥作物のほとんどは水田での栽培に適さない畑作物です。導入時にはしっかりと排水対策を講じる必要があります。春・晩夏・秋播き緑肥作物減肥対策、雑草抑制に減肥対策、マメ類の連作回避に藤えもん●早生タイプ●ヘアリーベッチの中では低温伸長性と耐湿性に優れる夏播き緑肥作物まめ助●早生タイプ●初期生育良好寒太郎●晩生タイプ●耐寒性、耐雪性に優れる畑地化に土壌被覆に有機物補給にヘアリーベッチペルシアンクローバクリムソンクローバ雪次郎●晩生タイプ●耐寒性、耐雪性に優れるまめ小町●ピンクの小花で景観形成、花は養蜂にも適する●ダイズシストセンチュウを抑制湿害耐性〇くれない●深紅の花で景観形成、花は養蜂にも適する●ダイズシストセンチュウを抑制セスバニアテフグラスヒエ田助●直根が耕盤層を貫き、通気性や透水性を改善●畑地化を促進リーフガン●自然草高は最大で70㎝程度●細茎でやわらかくすき込みやすい青葉ミレット●初期生育良好●周囲で水稲が作付けされている場合は栽培を控える湿害耐性◎湿害耐性◎湿害耐性◎*湿害耐性◎、〇の商品であっても、播種時の排水対策は必ず実施してください。播種時から湛水状態では、発芽すら難しい場合があります。水田に導入する緑肥作物の作型イメージ(一般地の例)水上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下3月4月5月6月7月8月9月10月11月ヘアリーベッチ、クローバなどヘアリーベッチ(晩生品種)クローバなどヘアリーベッチ(早生品種)、クローバセスバニア、テフグラス、ヒエなどヘアリーベッチ、クローバなどヘアリーベッチ(晩生品種)クローバなど

Page 47(47ページ目)
47

Page 47

雪印のたね緑肥物語都府県版水稲収穫後に耕起し、播種水稲やダイズ、ムギの収穫前に立毛間播種春先やムギ後に耕起、播種さらに覆土、鎮圧排水対策●種類(草種)や商品(品種)、湿害耐性の有無に関わらず水田で緑肥作物を栽培する際には、暗渠排水や額縁明渠対応などの排水対策を講じることをおすすめします。●特に、積雪地帯では雪解け水の停滞による根の生育障害が生じ、越冬後の生育個体が消失する場合があります。また、積雪期間が長い地域では越冬前に緑肥作物が伸長しすぎた場合に雪腐れ病の発生も予想されます。適性商品(品種)の選択と商品(品種)に応じた適正時期の播種、排水対策を必ず実施しましょう。すき込み●稲株を完全にすき込まず、荒く耕起します。●土塊の隙間に緑肥作物の種子を散播(ばらまき)します。●水稲収穫直後は土壌水分が高いため、播種したまま覆土や鎮圧を行わずとも良好な発芽が期待できます。●前作物の収穫直前に立毛状態の作物の上から緑肥作物を播種する方法です。●前作物の収穫時期と緑肥作物の播種限界期が重なっている場合に有効です。●緑肥作物を不耕起で播種するため、作業の省力化を図ることができます。●通常散播量の1.5倍量を播種します。●土壌水分が少ない春先や、ムギ収穫後に播種する場合は通常耕起を実施し、播種します。●その後、発芽を揃わせるために覆土と鎮圧を行います。●緑肥作物の播種にダイズやムギ用の播種機を利用する事例があります。大きめの土塊の間から発芽してきたヘアリーベッチ水稲に緑肥作物を播種する場合、コンバイン収穫時に排出される細断わらが覆土代わりに。ダイズ播種機での播種作業額縁明渠の様子うね立て耕起の様子弾丸暗渠処理後の様子●緑肥作物のすき込みの時期は、主作物の播種・定植時期から逆算して設定します。●イネ科緑肥作物とマメ科緑肥作物ではC/N比が異なるため、すき込み後の分解期間も異なります(詳細はP44)。C/N比が高い種類(草種)やすき込み量が多い場合は分解期間を長めにとりましょう。●すき込み量については、主作物ごとの施肥基準(特に窒素量)を確認し、目的に応じて設定(推定)してください。特にヘアリーベッチの生育は桜の開花後にスピードアップしますので、坪刈りなどで生育量をチェックし、すき込みのタイミングを逃さないように注意します。生育量の調査フレールモア処理中の様子フレールモア処理後のロータリー耕水田への緑肥作物導入水田での緑肥作物の播種47

Page 48(48ページ目)
48

Page 48

48水田への緑肥作物導入(減肥技術)ヘアリーベッチなどのマメ科緑肥作物の根には根粒菌が共生します。この根粒菌は空気中の窒素を固定し、作物体にアンモニアを供給します。よって、マメ科緑肥作物の作物体中には窒素が集積していきます。マメ科緑肥作物を土壌中にすき込むと、微生物のはたらきを受けて、有機態窒素の形態からアンモニア態窒素、さらには硝酸態窒素へと形態が変化していきます。水稲はアンモニア態窒素を好むため、硝酸態窒素になる手前で窒素の分解を止める必要があります。硝化細菌が活動するには酸素が必要であるため、湛水してしまえば硝化細菌の動きがとまりアンモニア態窒素でとどめておくことが可能です。桜の開花が近づくにつれ、ヘアリーベッチの生育量もどんどん増加します。稲作前のヘアリーベッチ栽培に初めて取り組む場合は、田植え日1か月前頃に生育量を調査するための坪刈りを実施し、すき込み時期を決定します。■緑肥作物すき込み後、窒素はどう変化する?■緑肥作物による窒素供給量を把握するために、坪刈りをしましょう!■慣れてきたら、ヘアリーベッチの草丈から窒素量を推定してみる寒・高冷地~一般地におけるヘアリーベッチ導入体系の例窒素ガス有機態窒素アンモニア態窒素硝酸態窒素アンモニア化成硝化溶脱マメ科緑肥作物すき込み後、畑条件では…マメ科緑肥作物すき込み後、入水して湛水条件にすると…❶圃場で生育が平均的な箇所を選び、50㎝×50㎝の範囲でヘアリーベッチの地上部を刈り取る❷刈り取った地上部の生草重を計測する❷で計測した生草重を1㎡あたりの重さ(kg)に換算【生草重×4】⬇ヘアリーベッチの乾物率を10%、乾物当たり窒素含有率を4%と仮定し、1㎡あたりの重さから窒素量を計算【1㎡あたりの生草重×4】⬇10aあたりすき込み窒素量(kg)圃場内数か所の草丈(株元から葉先まで伸ばした時の長さ)を計測して、右グラフを参考に窒素推定値を算出する方法もあります。草高(草を伸ばさず、自然状態での高さ)が30㎝まではロータリー耕によるすき込みが可能ですが、それを超える高さになるとモアによる細断が必要です。モアが無い場合は、草高が低いうちにロータリーですき込みます。ヘアリーベッチの草丈と窒素集積量の関係寒太郎・雪次郎藤えもん・まめ助普通期栽培一般地寒・高冷地窒素ガス有機態窒素硝酸態窒素アンモニア化成2週間以内硝化溶脱脱窒吸収アンモニア態窒素入水ヘアリーベッチ草丈(cm)農研機構中日本農業研究センター発行「緑肥利用マニュアル」より引用020161284020406080100窒素集積量(kg/10a)マメ科緑肥を活用した水稲の減肥栽培翌春のすき込みが3月末~4月上旬の春の早い時期に実施する場合、ベッチの播種は10月20日頃までに終わらせておくことで、株立ちと収量の安定を図ることができます。水稲収穫後、稲株を荒起こし水稲収穫後、稲株を荒起こし緑肥物語都府県版雪印のたね

Page 49(49ページ目)
49

Page 49

49水田への緑肥作物導入(減肥技術)■窒素のコントロール法ヘアリーベッチの生育量が足りない、もしくは繁茂しすぎた、となった場合にどう対処すれば良いのか、下図のフローチャートを参考に対処していきましょう。緑肥物語都府県版雪印のたね一般地~西南暖地におけるヘアリーベッチ導入体系の例ヘアリーベッチの生育量の適量とは?ヘアリーベッチの㎡あたりの生草重(kg)を4倍した値が10aあたりの窒素量とみなすことができます。例えば、水稲への10aあたりの窒素施肥量が8kgの場合、ヘアリーベッチの㎡あたりの生草重の適量は2kgということになります。ヘアリーベッチで10aあたりの窒素量を8kgにするには、草丈で40cm程度まで伸びていることが必要です。(左記図参照。図では窒素量を「窒素集積量」と表記)一般地〜西南暖地普通期栽培早期栽培普通期栽培(晩生品種)藤えもん・まめ助寒太郎・雪次郎藤えもん・まめ助ヘアリーベッチヘアリーベッチすき込まないので、窒素分解は進まないすき込みから入水までの期間を1週間程度とし、窒素分解が進みすぎないようにするヘアリーベッチ晩生品種で生育量が不足した場合、翌年は早生品種の導入を検討する入水ヘアリーベッチの生育量は適量?1週間後に1週間後に思ったより少ない思ったより多い2週間以内の入水が可能?適量可能2週間以上先即すき込み早めに細断すき込み入水即すき込みすぐ入水2週間以上空ける即細断・すき込み次年度対策●ヘアリーベッチの播種期を早める●播種時の排水対策の徹底●ヘアリーベッチの播種量を上限まで増やす次年度対策●ヘアリーベッチの播種期を遅らせる●ヘアリーベッチを晩生品種に替える●ヘアリーベッチを秋播きから春播きに替える繁茂しすぎと言えど、畑条件が長いと窒素の損失が大きくなるため、すき込みから入水までの期間を2週間程度とする坪刈りして生育量を把握したのち、足りない窒素分は化成肥料を施す窒素の損失を防ぐため、すぐにすき込まない水稲の栽培暦に関しては、お近くの農協もしくは普及センターへお問い合わせください入水西南暖地で早期米収穫後の晩夏に早生のヘアリーベッチを栽培すると、冬季の間も生育が止まることなく続き、2月上旬には生草重で4㎏/㎡に達することも。入水まで期間が空きそうな場合は、細断のみ実施し、入水の2週間前にすき込みを行います。水稲収穫後、稲株を荒起こし水稲収穫後、稲株を荒起こし春の圃場は乾燥しやすいため、播種後に覆土を実施ヘアリーベッチの春播きは、秋播きよりも生育期間が短くなることで生育量が小さくなるため、必ず早生品種を用い、播種量を増やすなどの検討も行います。

Page 50(50ページ目)
50

Page 50

草高(㎝2028354350566377草高(㎝3080130180ドリフトガードクロップ50雪印のたね緑肥物語都府県版ドリフトガードクロップ残留農薬基準にポジティブリスト制度が導入されて以降、農薬散布による近隣作物への飛散(ドリフト)の低減の徹底が求められています。草高の高い緑肥作物をドリフトガードクロップとして利用することで、農薬の飛散を防ぐことができます。また、ドリフトの低減だけでなく、防風のための障壁としても利用することができます。ドリフトガードクロップに適した緑肥作物茎葉の多いソルガムやエンバクなどのイネ科緑肥作物が適しています。2m1m0m草種ソルガムスーダングラスソルガムエンバク品種つちたろう*ねまへらそう*短尺ソルゴーとちゆたか播種時期夏夏夏春・秋最大草高(cm)280~330(出穂しない)250~300150~200100~130㎝条播での播種量(kg/10a)1~21~213~5対象作物果樹・果菜類果菜類果菜・葉菜・根菜類葉菜・根菜類※商品名で表記しているものには*を付記しています。ドリフトガードクロップの草高が1mを超えると飛散防止の効果が安定します。対象作物の生育とドリフトを軽減したい時期を考慮して緑肥作物を播種しましょう。ソルガム類各商品の草高(㎝)の推移の目安250短尺ソルゴー200ねまへらそうつちたろう150)100500播種後日数5月6日播種ムギ類各商品の草高(㎝)の推移の目安150R-007緑春Ⅱヘイオーツ10010月29日)50播種0播種後日数ドリフトガード効果が期待できる時期品種緑春Ⅱ*短尺ソルゴーつちたろう*10月11月12月播種期生育期間ドリフトガード期間すき込み1月2月3月4月5月6月7月8月9月草高120~140cm草高150~200cm草高280~330cm出穂しないため在圃性が高い※商品名で表記しているものには*を付記しています。

Page 51(51ページ目)
51

Page 51

51ドリフトガードクロップドリフトガードクロップの播種方法ナスと「つちたろう」ダイコンと「とちゆたか」ナスと「短尺ソルゴー」緑肥物語都府県版雪印のたね主作物との間は1~2mの間隔をとり、2~3条播種します。播種機利用の場合:10㎝おきに1穴に2~3粒条播:10cmの間に5~6粒10mあたり約20g(10aあたりでは3条播きで1.3~1.5kg)通常は無施肥肥料分の少ない圃場ではN・P・K各5kg/10a施肥ドリフトガードクロップ利用の注意点●ドリフトガードクロップだけでは完全に農薬の飛散を防ぐことはできません。散布時の風向きや風速に注意し、ネットやノズルなどの資材と合わせて利用することをおすすめします。●ドリフトガードクロップが十分に生育していないと効果が発揮されないため、播種量と播種期に注意してください。●鳥食害の対策として、播種部分の上部5~10㎝にテグスなどを張ると効果的です。●草高の高いドリフトガードクロップを利用する場合は、栽培作物が日陰となる場合がありますのでご注意ください。ドリフトガードクロップとして利用した後刈り払いをして敷きわらにしたり、通常の緑肥作物のようにすき込んだりします。株間播種量施肥量ソルガム種子の大きさは4~5mm。覆土は約1~1.5cm。手押し播種機による播種の詳細はP12をご参照ください。ドリフトガードクロップドリフトガードクロップドリフトガードクロップドリフトガードクロップ約5~6粒/10㎝播種量条数:2~3条間:約30~60㎝1~2m

Page 52(52ページ目)
52

Page 52

リビングマルチとカバークロッ52雪印のたね緑肥物語プ壌1㎝が作られるのに100年とも言われていま都府県版リビングマルチとカバークロップ雑草抑制や土壌流亡防止の目的で地表面を被覆させるために栽培する緑肥作物をリビングマルチやカバークロップと呼びますが、その二つには下記のような違いがあります。リビングマルチ:主作物と同時期に主作物の周りや畝間などに栽培する緑肥作物カバークロップ:主作物の休閑期に圃場一面に栽培する緑肥作物(いわゆる“緑肥作物”の言い換えだが、土壌被覆に特化した草高の低い作物を指すことが多い)リビングマルチに適した緑肥作物主作物の生育を阻害しないよう草高の低い作物が適しており、草種はムギ類やクローバなどです。ムギ類の場合、生育途中で出穂してしまわない商品(品種)を選定する必要があります。■出穂しないムギ!?座止現象を利用したリビングマルチ秋播き性の高い(低温にあたらないと出穂しない)ムギ類の商品・品種を暖かい時期に播種すると低温に遭遇しないため、出穂しません。これを「座止現象」とよび、リビングマルチはこの特性を大いに活かしています。「らくらくムギ」をコンニャクの畝オオムギ「らくらくムギ」とライムギ「R-007」は間に播種。病害発生を軽減させるため、飛砂防止の役割を果たこの現象を利用してさまざまな品目にリビングします。(群馬県、9月中旬の様子)マルチとして導入することができます。一方、春の早い時期に播種してしまうと低温オオムギライムギによって出穂するため、主作物に対する葉擦れ座止現象を利用するための播種期播らくらくムギR-007※1寒・高冷地※25月中旬~6月下旬5月中旬~6月下旬が起こる、作業効率が落ちるなどの問題が生じ一般地4月上旬~6月中旬5月上旬~6月上旬ます。また、播種が遅すぎても十分な被覆が得西南暖地3月下旬~5月中旬3月下旬~5月中旬られないため、導入時は右記の播種時期を参考※1:「R-007」の特性であるキタネグサレセンチュウ抑制効果は、この播種期では効果がありません。※2:気象条件によっては枯れ上がらない場合があります。にしてください。商品の使い分けらくらくムギ:夏の暑さで完全枯死にいたる(寒・高冷地では枯死しないこともある)リビングマルチとIPMR-007:完全枯死にはいたらず、一部青みを残したまま越夏緑肥作物の中には、土着天敵の誘引や保護の役割をもつ種類があります。そのような緑肥作物をリビングマルチとして導入することで、農薬に頼らない総合的病害虫管理(IPМ)の実践が可能となります。品種対象天敵天敵のエサアンジェリア寄生蜂花蜜ペルシアンクローバ「まめ小町」をスイカのブーム道に播種。雑草抑制の他、「まめ小町」の地上部に様々な昆虫が集まり、スイカの害虫の侵入抑制にも効果が期待できる。らくらくムギ*キイカブリダニなどクサキイロアザミウマ(長野県、7月上旬の様子)ソルガム類テントウムシなどアブラムシ類緑肥作物を活用した土着カバークロップの有効性※商品名で表記しているものには*を付記しています。天敵の保護・強化方法について農地の大規模化・集約化に伴い、発生してしまう休閑地において、何も作付けせずに放っておくと夏季の豪雨や冬季の乾いた強風で表土(作土)が失われる現象があちこちで起きています。長年培ってきた貴重な作土を失わないために(土す)、カバークロップで表土を被覆し、土壌や周辺環境の保全を図りましょう。種期バレイショ収穫後の休閑地にソルガムを播種して土壌流亡対策。引用:二期作バレイショ栽培に適した緑肥(カバークロップ)栽培マニュアル(長崎県農林技術開発センター)(長埼県、6月の様子)ライムギ「R-007」をサトイモの畝間に播種し、雑草対策と地温上昇抑制に。地表を覆うことで土壌の乾燥対策にもなります。(宮崎県、6月中旬の様子)冬作物収穫後の休閑地にライムギ「R-007」を播種して土壌流亡対策。座止現象を利用して草高の低い緑のじゅうたんのような景観を作り出す。(神奈川県、7月上旬の様子)

Page 53(53ページ目)
53

Page 53

肥作雪印のたね緑肥物語都府県版花を咲かせる緑肥作物は景観緑肥作物とも称され、それらを栽培することで土づくりと景観形成を同時に行うことができます。地域おこしや遊休地の景観美化のためにご活用ください。くれないネマコロリ������������������������������������物お花畑の創出と緑肥作物〈キカラシとアンジェリアの混播〉開花時期の異なるものを同時に播種しておくことで、同一圃場内で開花リレーを楽しむことができます。(写真:当社千葉研究農場)キカラシが満開アンジェリアが満開緑肥作物を昆虫たちの資源に近年、ミツバチの不調が伝えられ様々な原因があげられています。その一因として考えられているのが、ミツバチの体力を支えるはずのエサ資源が不足しているという点です。お花畑を創出し、エサ資源の回復が図られれば、ミツバチの増殖も期待でき、果樹や果菜類に必要な送粉者として園芸農家への貢献度も大きくなります。一方で、日本全国で耕作放棄地の発生も大きな問題となっています。耕作放棄地をお花畑に変えることができれば、農地保全や環境美化の観点に加え、ミツバチや野生昆虫のエサ資源提供の場にもなり、地域・ヒト・生物それぞれに大きなメリットがもたらされます。このような背景を受け、2015年秋に、玉川大学農学部、山梨県甲府市の養蜂家、シンジェンタジャパン株式会社および雪印種苗株式会社で『耕作放棄地のお花畑化プロジェクト推進協議会』を設立し、協力機関に甲府市農業委員会、山梨県養蜂協会、JA甲府市を加え『耕作放棄地のお花畑化プロジェクト』活動が始まりました。弊社は、緑肥作物を通して養蜂家のサポートや耕作放棄地解消に向けた取り組みを実施しております。詳細は本協議会のfacebookページをご参照ください。まめ小町キカラシヘアリーベッチアンジェリア↑アンジェリアの花粉で満たされた巣房ハゼリソウの花粉は栄養価が高く、花粉中のタ%にのぼる事例も報告されています。アンジェリアの栽培圃場を背景に、地域住民の方々へプロジェクトの活動内容を示した看板(写真:山梨県甲府市)→アフリカントールサンマリノ景観緑肥作物の播種期と開花期※開花期は目安であり、天候や地域によって異なることがあります。種類品種※1ペルシアンクローバまめ小町(Mame-Komachi)2~3※2クリムソンクローバくれない2~3※2ヘアリーベッチ藤えもん(マッサ)まめ助(ナモイ)3~5寒太郎(サバン)ヘアリーベッチ雪次郎(ハングピローサ)3~5レンゲレンゲ3~4※2シロガラシキカラシ(メテックス)2~3※3※3※3ハゼリソウアンジェリア2~3花類コスモススノーミックスフラワー花壇用センセーションミックス1dlを20袋2(4L)クロタラリアネマコロリ6~87月下旬~9月中旬9月上旬~9月下旬5月中旬~8月上旬7月中旬~9月中旬5月上旬~8月中旬2月下旬~9月下旬(沖縄・奄美諸島)7月上旬~10月上旬沖縄・奄美諸島は、播種後2か月前後ヒマワリサンマリノ(NSデュカット)1.5~25月中旬~8月上旬7月中旬~10月上旬5月上旬~9月上旬7月上旬~11月上旬4月中旬~9月中旬6月中旬~11月中旬ヒマワリNSクルナ(NSKruna)マリーゴールドアフリカントール(クラッカージャックダブルミックス)1.5~21~2L5月中旬~8月上旬7月中旬~10月上旬5月上旬~8月中旬7月上旬~10月中旬4月中旬~8月下旬6月中旬~10月下旬※1:品種名と商品名が異なる場合は、品種名を()書きで記載しています。※2:冬季の気象条件によって越冬割合が異なります(多雪地帯では越冬不可)。※3:虫害の発生が予想されますのでご注意ください。開花カレンダー(一般地の例)※サンマリノくれないまめ小町アンジェリア寒太郎・雪次郎※春播きした場合は、秋播きした場か月ほど後ろにずれます。※バーの長さはおおよその開花期間を示しています。����������������������※開花期は目安であり、天候や地域によって異なることがあります。サンマリノアフリカントールセンセーションミックスネマコロリ53お花畑の創出と緑

Page 54(54ページ目)
54

Page 54

品種特性一覧表54雪印のたね緑肥物語都府県版品種特性一覧表種類品種品種名と商品名が異なる場合は、品種名を()書きで記載しています。ヘイオーツスナイパーPVPとちゆたかたちいぶき14151514100~120100~120100~130100~120500~800500~700600~800500~7000またはN50またはN50またはN50またはN510~158~10間作3~5散播8~106~84上~6上8下~9上8下~9上4上~6上8下~9上-2)2)2)3~5月、8下~9中10中~11上8下~9中3~5月、8下~9中10中~11上8下~9上2下~5上、9月10下~11下9月離島9下~10上2下~5上、9月10下~11下8下~9上アニュアルライグラスイタリアンライグラスR-007(ウィーラー)緑春Ⅱ(レンズアブルッツィ)ライコッコ4(T100)フェアウェイⅢ(クイックドロー)たちモン品種登録出願中※つちたろう(ジャンボ)短尺ソルゴーグリーンハイソルゴー(RS4540)テキサスグリーンねまへらそう(スーパーダン2)ネマレット(ADR300)16・3217173232181819191920120~140120~140110~130100~140100~120280~330150~200250~300160~210250~300200~250600~900600~900600~900-600~900700~1,000-700~1,000700~1,000600~900700~1,0000またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN50またはN56~8線虫対策10~156~8防風利用条播3~54~54~55防風利用条播1散播4~54~54~5543下~5上、8下~9上9中~10中3下~5上、8下~9上9中~10中-3中~4上9上~10中3中~4上9上~10中5下~8上(露地)5~8月(ハウス)5下~8上(露地)5~8月(ハウス)5下~8上(露地)5~8月(ハウス)5下~8上(露地)5~8月(ハウス)5下~8上(露地)5~8月(ハウス)5下~8上(露地)5~8月(ハウス)2)2下~4下、8下~9中9下~12上2)2下~4下、8下~9中9下~12上10中~11中3上~3下9下~10下3上~3下9下~10下5中~8中(露地)5~8月(ハウス)5中~8上(露地)5~8月(ハウス)5中~8上(露地)5~8月(ハウス)5中~8上(露地)5~8月(ハウス)5中~8上(露地)5~8月(ハウス)5中~8中(露地)5~8月(ハウス)1下~3下10~12月1下~3下10~12月10下~11下2下~3中10上~11中2下~3中10上~11中5上~9上(露地)5~9月(ハウス)5~8月(露地・ハウス)5~8月(露地・ハウス)5~8月(露地・ハウス)5上~8中(露地)5~8月(ハウス)5上~9上(露地)5~9月(ハウス)青葉ミレット21100~150500~1,0000またはN53~56上~7上5中~7中5中~7下ソイルクリーンナツカゼらくらくムギ(ラマタ)21200~25021220~24022・5220~30(自然草高)600~800500~800100~2000またはN50またはN50またはN5条播0.3~0.5散播1~1.5条播0.3~0.5散播1~1.5間作3~5散播8~106下~7上(露地)5~7月(ハウス)6下~7上(露地)5~7月(ハウス)5)5中~6下6上~8上(露地)5~8月(ハウス)6上~8上(露地)5~8月(ハウス)4上~6中5中~8中(露地)5~8月(ハウス)5中~8中(露地)5~8月(ハウス)3下~5中リーフガン(ボーナス)22・33100~120400~5000またはN51~26上~7上5中~7中3下~9下オオナギナタガヤゾロ3240~70-0または追肥N0~52~39月9中~10中9下~11上マーキュリー33335050~70--N・P・K各5N・P・K各53~55~104~5月8下~9下4~5月8下~9下3中~4下9下~10上3中~4下9下~10中-2下~4上10上~11上ピラミッド23320~40-N・P・K各55~10-5下~7中5~7月CY-4PVP3550~80-N5208中~9上8下~9中-サンティ3520~30-N57~12-5下~8上5上~8下クロタラリアスペクタビリス藤えもん(マッサ)まめ助(ナモイ)寒太郎(サバン)雪次郎(ハングビローサ)まめ小町(Mame-Komachi)くれないレンゲネマックス30~5023・33(自然草高)23・3330~50(自然草高)30~5023・33(自然草高)23・3330~50(自然草高)2430~8025252630~6030~50120~150300~600300~600300~650300~650300~600300~600200~300300~5000またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~3、P・K各53~53~53~53~52~32~33~46~94上~5上、8中~9上9上~10中3)4上~5上、8中~9上9上~10中3)4上~5上、8中~9上9上~10中4上~5上、8中~9上9上~10中4上~5上、8上~9上9上~10上3)4上~5上、8中~9上9上~10上3)3)8中~9上7月(露地)6~7月(ハウス)3上~4上、8下~9中9中~11上3上~4上、8下~9中9中~11上3上~4上、8下~9中9中~11上3上~4上、8下~9中9中~11上3上~4上、8下~9中9中~10中3上~4上、8下~9中9中~10中9上~10上5下~8上2中~3下、9月9下~11下2中~3下、9月9下~11下2中~3下、9月9下~11下2中~3下、9月9下~11下2下~3下、9月9下~10下2下~3下、9月9下~10下9中~10下5上~8中2下~9下(沖縄・奄美諸島)クロタラリアジュンシアネマコロリ26120~200400~6000またはN0~3、P・K各56~87月(露地)6~7月(ハウス)5中~8上5上~8中2下~9下(沖縄・奄美諸島)ハゼリソウ田助アバパール辛神PVPキカラシ(メテックス)アンジェリアダイカンドラ273228292933150~20010~20100~16080~12060~8010400~600500~700400~800400~800300~600-0またはN0~3、P・K各5N・P・K各50またはN・P・K各50またはN0~2、P・K各50またはN0~2、P・K各5N・P・K各5条播4、散播52~312~32~35~106中~7中4中~5下8下~9下4~5月4)8下~9上4)4上~5中4上~5中5下~6下5下~7下3中~4下9下~10中3~4月4)9上~9中10中~11上3月4)11中~12上3~4月11月5上~7中5上~8中2下~4上10上~11上2~3月4)9中~9下10下~11中2下~3中4)11下~12中2下~3中11下~12中4中~7中サンマリノ(NSデュカット)NSクルナ(NSKruna)アフリカントール(クラッカージャックダブルミックス)センセーションミックススノーミックスフラワー花壇用3030313131140~160180~20080~10080~12050~90500~800700~900500~700--0またはN・P・K各50またはN・P・K各50またはN・P・K各50またはN・P・K各50またはN・P・K各5条播1~1.5散播1.5~2条播1~1.5散播1.5~21~2ℓ2(4ℓ)20dℓ5中~8上5中~8上6月(開花始8中~9上)5上~7中(開花始7上~8中)5中~7中(開花始7中~8下)5上~9上5上~8中5下~7上(開花始8上~9中)4中~7中(開花始6中~9中)3下~6下、9上~10中(開花始5下~8下、4中~10中)4中~9中4中~8下5上~7中(開花始7中~9下)4中~7中(開花始6中~9中)3下~6下、9上~10中(開花始5中~7上、4中~10下)

Page 55(55ページ目)
55

Page 55

55品種特性一覧表緑肥物語都府県版雪印のたね◎:おすすめ〇:適する※海外持出禁止(農林水産大臣公示有)1)サツマイモネコブセンチュウの系統によっては抵抗性を示さないものがあります。2)標高700m以上の高冷地では8月中旬以降の播種が可能です。3)冬期の気候条件によって、越冬割合が異なります(多雪地帯では越冬不可)。4)虫害の発生が予想されますのでご注意ください。5)気象条件により枯れあがらない場合があります。ナミイシュク透水性改善果樹草生永年利用利用体系緑肥作物の効果ダイズシストクルミミナミアレナリアジャワサツマイモ1)ダイコン、ニンジン、ナガイモの線虫対策、キャベツ、ハクサイのアブラナ科野菜根こぶ病対策に。晩夏播きでサツマイモネコブセンチュウ対策に。南九州など秋季温暖な地域では9/中~9/下の播種が望ましい。コンニャク、高原野菜の防風・敷わらに。サツマイモの線虫対策に。秋播きでキタネグサレセンチュウ対策に。春播きで雑草管理や土壌流亡防止に。高原野菜や果樹類の敷わらに。果樹園の草生栽培。野菜類の防風・防砂・敷わらに。果樹下草利用に。晩生品種のため、休閑緑肥や果樹下草として長期利用可。サツマイモネコブセンチュウ対策に。ハウス、キュウリ、トマト、イチゴ、露地野菜の有機物補給に。ドリフトガード、防風に。夏の休閑期の有機物補給に。夏の休閑期の有機物補給に。根菜類の線虫対策に。ソルガム類のいや地の影響を受けない。キタネグサレセンチュウおよびサツマイモネコブセンチュウ対策に。水田転作畑や湿害が起きやすい圃場の有機物補給に。根菜類、果菜類の線虫対策に。根菜類、果菜類の線虫対策に。コンニャクの間作利用、ウリ類の下草利用、遊休地の雑草対策に。茶園・果樹園等でのリビングマルチ利用、畝間利用に。草生栽培、刈取り管理不用で省力化に。リンゴなどの果樹園の草生栽培に。リンゴなどの果樹園の草生栽培に。リンゴなどの果樹園の草生栽培に。草生栽培、法面に。草生栽培、法面に。遊休地の雑草・地力対策、果樹の草生栽培に。水稲、大豆の前作緑肥に。寒太郎との混播利用でミツバチの蜜源として長期利用可。遊休地の雑草・地力対策、果樹の草生栽培に。水稲、大豆の前作緑肥に。寒・高冷地での遊休地の雑草・地力対策、果樹の草生栽培に。水稲、大豆の前作緑肥に。密源植物に。寒・高冷地での遊休地の雑草・地力対策、果樹の草生栽培に。水稲、大豆の前作緑肥に。密源植物に。景観美化、ダイズシストセンチュウ対策に。景観美化、ダイズシストセンチュウ対策に。水田前作緑肥、景観美化に。エダマメ、サトイモ、サツマイモ、果菜類の線虫対策に。果菜類、サツマイモの線虫対策に。水田転作畑の土壌物理性・透水性改善と地力向上に。果樹園の草生栽培に。土壌病害、秋播きでサツマイモネコブセンチュウ対策(茎葉の生草重4t/10a以上必要)に。景観美化、遊休地対策に。景観美化、土壌流亡防止に。長ネギの前作緑肥に。果樹園の難作業場所に。短稈早生種。景観美化に。やや大柄のヒマワリ。景観美化に。線虫対策に。(栽培日数80日前後必要)景観美化に。景観美化、遊休地対策に。景観美化、遊休地対策に。出穂前後出穂前後出穂前後出穂前後~出穂始出穂前後出穂~開花期出穂前後出穂前後播種50~60日後播種50~60日後播種50~60日後播種50~60日後播種60日前後播種50~60日後播種50~60日後播種50~70日後播種50~70日後8月以降枯死最短播種40日後自然枯死出穂期に刈払い出穂期に刈払い出穂期に刈払い永年利用永年利用適宜(播種60日後以降)適宜(播種60日後以降)適宜(播種60日後以降)適宜(播種60日後以降)秋・春播きは開花期開花期田植え3週間前播種60~80日後播種50日後播種50~60日前後適宜刈払い着蕾~開花始開花期開花期永年利用開花期開花期定植80~90日後--〇〇〇〇〇〇〇◎◎〇〇〇◎◎◎◎〇◎◎◎◎◎〇◎◎◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎〇〇◎◎〇〇〇◎◎◎◎◎◎◎◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎◎〇〇〇〇〇〇◎◎◎◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇◎◎◎◎〇〇〇◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇◎◎◎◎◎◎◎〇◎〇〇〇〇〇◎〇〇〇◎◎◎〇〇〇◎◎◎◎◎◎〇〇◎〇〇◎〇〇〇◎〇◎◎〇〇〇◎◎◎◎◎◎〇〇〇◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎〇◎◎〇◎〇◎〇〇〇〇〇◎〇〇◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎〇◎◎〇〇〇〇〇◎〇◎◎◎〇◎◎◎〇〇◎◎◎◎〇◎

Page 56(56ページ目)
56

Page 56

ペルシアンクローバーまめ小町(品種Mame-Komachi)本社〒004-8531北海道札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番8号☎(011)891-5911FAX(011)891-5920千葉研究農場〒263-0001千葉県千葉市稲毛区長沼原町634番地☎(043)259-2826FAX(043)298-9087宮崎研究農場〒889-1912宮崎県北諸県郡三股町大字宮村字上鷹2548番地3☎(0986)52-4221FAX(0986)52-6802十和田営業所☎(0176)28-2251〒034-0051青森県十和田市大字伝法寺字大窪1番地17FAX(0176)28-2253盛岡営業所☎(019)613-3567(東日本園芸課・東北)〒028-3621岩手県紫波郡矢巾町広宮沢第1地割277FAX(019)613-3615白石営業所☎(0224)24-5318〒989-0225宮城県白石市東町1丁目7番18号FAX(0224)24-5319北関東営業所☎(0287)71-1321〒329-3221栃木県那須郡那須町漆塚567番地15FAX(0287)72-1022北関東営業所☎(027)280-4761(群馬駐在)〒371-0846群馬県前橋市元総社町2丁目29番地1KXオフィスビル1-1号室FAX(027)280-4762水戸営業所☎(029)291-5261〒310-0911茨城県水戸市見和1丁目300番地80FAX(029)257-1231東日本園芸課☎(043)241-7738〒261-0002千葉県千葉市美浜区新港7番地1FAX(043)241-5775南関東営業所☎(043)241-0201〒261-0002千葉県千葉市美浜区新港7番地1FAX(043)238-1227岡山営業所☎(0868)54-3601〒708-0341岡山県苫田郡鏡野町下原754番地1FAX(0868)54-7011熊本営業所☎(096)292-3430(西日本園芸課)〒869-1106熊本県菊池郡菊陽町曲手670番地FAX(096)292-3435南九州営業所☎(0986)52-6800〒889-1912宮崎県北諸県郡三股町大字宮村字上鷹2548番地3FAX(0986)52-6802*本カタログの内容(記事・写真・イラスト等)を無断で複写・転載することを禁止いたします。2026年1月作成

Not found