8()「にほんの里100選」に選ばれた郷土の暮らしを伝える村長野市と白馬村のほぼ中間に位置する位置する小川村は、村の面積の7割が山林で、標高500m〜1000mの地域で人々が暮らしを営む小さな村。その昔、お粉を食材した食文化があったことから、現在に至るまで、お店や食卓で真心のこもった手作りおやきを楽しめる。雄大な北アルプス連峰(後立山連峰)を村内各所から眺めることができ、標高約1000mの大洞(おおどう)高原には、満天の星空を満喫できる天文台を完備。平成21(2009)年「日本で最も美しい村」連合に加盟。春、民家の周りや山々に雄大に桜が咲き誇る小川村は、多くの写真愛好家でにぎわう。善光寺・大町峯街道の立屋口留番所跡の近くにある「立屋の桜」は350年前、墓の守り桜として植えられたと伝わるエドヒガンザクラで樹高15m。昭和54(1979)年に村天然記念物に指定された。「番所の桜」は立屋の桜の実生の台木に接ぎ木した色の濃いベニシダレザクラ。樹齢およそ60年。県内では稀にみる七堂伽藍の寺で、信濃三十三番札留所。807年に坂上田村麻呂将軍が戦勝祈願のために、聖観音像を安置し、堂宇を建立し、源頼朝により1195年に建立され、江戸中期に木食上人が再建したと伝わる。立屋の桜番所の桜■問合せ/026(269)2568高山寺・県宝三重塔信濃三十三番観音札所の結願所朝日新聞・森林文化協会主催**沿線の各所から北アルプスの大展望やふるさとの原風景を眺めることができる観光ルート。サイクリング、ドライブ、写生や写真撮影にもオススメ☆小川アルプスライン誕生!北信濃の伝統的な郷土食「おやき」は、素朴なふるさとの味が多くの人に親しまれている。小川の庄・おやき村では「縄文おやき」を囲炉裏焼きで食べられるほか、おやき作りの体験も。体験は2個で1,200円、所要時間約40分。道の駅おがわの「味菜おやき」(食事処味菜)、「農の花おやき」(農産物直売所・さんさん市場)はいずれも焼いてから蒸したおやきだ。小川村自慢のおやき小川村の体験施設ボルダリング■林りん館/026-269-3455小川の庄・おやき村026(269)3767月曜日定休食事処味菜026(269)3262火曜日定休農産物直売所さんさん市場026(269)3582年中無休ブルーベリー収穫(6月中旬~8月下旬)■ブルーベリーファーム西澤/026-269-2798乗馬体験本格的な乗馬施設ですが、体験乗馬もできます。■明松寺/026-269-2088山間の村だからできる小川村観光協会TEL026・269・2323http://kankou.ogawamura.jp/最新情報はInstagramでチェック!Instagramアカウント名「ogawa_kanko」もしくはQRコードからどうぞ♪おがわむらOGAWAMURA大洞高原味菜・さんさん市場ファミリーマートだいず食堂パチョココメリ二反田の桜小川の庄小川の庄おやき村(小川村)お問い合わせTEL026-269-3767■営業時間/9時~17時■定休日/月曜日(祝日の場合は営業、翌日休)URLwww.ogawanosho.jp■営業時間/9時~17時■定休日/月曜日(祝日の場合は営業、翌日休)URLwww.ogawanosho.jpおやき作りは思い出作りおばあちゃんの笑顔もごちそう縄文おやき※混み合う場合がありますので、なるべくご予約ください。いろり端でおやき作り体験縄文そば小川村には縄文時代中期の遺跡がある。数千年前この地に住んだ人々は、土器を使って木の実や草の実、初期的な農耕による雑穀で粉を作り、食料を得ていたようだ。これが「おやき」の元祖と考えられることから、おやき村のおやきは「縄文おやき」と名付けられた。具材は野菜や山菜を味噌や醤油で味付けしたもので、いろりでこんがりと焼く昔ながらの製法。四季折々の味わいも豊かな健康食でもある。昭和61(1986)年10月、小川村の峠に誕生した「小川の庄おやき村」は、地域のお年寄りと若者が元気に働く特産品製造所。昔ながらの郷土食「おやき」をはじめ、手打ちそばや煮込み野菜たっぷりの「おぶっこ」など、農家の自慢の味を提供している。リスやキツツキにも出会える村を訪ねると、おばあちゃんちに帰ったように、時が経つのを忘れてくつろいでしまう。おやき村にはそば打ち処があり、標高600~1000mで栽培される品質の良い地元西山産そばを主として、そば打ち名人が伝統の技で打つ。香り高く歯切れの良いざるそば、くるみそばなどを提供。縄文時代の住まいを模した竪穴式住居の内にいろりをしつらえ、おやき作りの体験に応じている。自分で焼き上げた香ばしいおやきの味は格別。教えてくれる村のおばあちゃんたちとの語らいも、忘れられない思い出になる。