https://my.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/

# 英進館 花まる学習会 公式ガイドブック

## Page 01
![Page 01の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000001.jpg)

【ページ内のテキスト情報】



## Page 02
![Page 02の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000002.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

子どもたちが本当に幸せになるために将来「魅力的な人、そしてメシが食え大切だと考えます。20代の頃予備校で、大学受験を目指す高校生を指導していた頃、どうしても伸びない子に、ある類型があることに気づきました。きょうだいで言えばどちらかというと長子が多かったのですが、要領の良い弟妹との比較のなかで保護者にダメ扱いされたり、いやなお稽古事を無理矢理やらされたりした記憶を持っている。指示すれば何でも素直にやるのだが「自分はこれがやりたい」という意欲・意志が感じられない。計算は速いのだが問題意識が低く、ちょっとした応用・考える問題になると思考が停止してしまう。これで彼らは、自立して生きていけるのかと不安を感じました。その後、幼稚園児から大学院生まですべての学年の子どもを指導する経験を通じて、そのような学習への心理的な型の大半が、小学校低学年時代までに形成されるという確信を得ました。そこで'93年に、機械的な計算力指導をもって幼児の学習指導とうたう既存の塾へ「つ」のつく年齢までひとつ、ふたつ…ここのつ（１～９歳）までの幼児期から小学校低学年、高学年へと子どもたちの成長速度は大人の想像をはるかに越えるものです。しかしながら、近年、生涯学習の機会は格段に広がってはきたものの、いわゆる「つ」のつく年齢の時期の子どもたちに対しては、必ずしもその特性に応じた十分かつ適切な教育がなされてきたとは言代表取締役社長筒井俊英つついとしひで1969年福岡市生まれ。久留米大学附設中学・高校を経て東京大学へ進学。卒業後、英進館に入社。在職中の95年に九州大学医学部に入学し、2001年首席で卒業。九州大学病院に勤務後、英進館に復帰。2004年英進館社長就任。中学、高校、大学の全部門で全国でも圧倒的な合格実績を誇る進学塾に育て上げた。現在も現役講師として教壇に立ち、小学生・高校生の算数・数学を指導している。えません。インターネットに象徴される高度情報化社会は、他者との交流を媒介することなしに、瞬時に世界中の情報を我々に供給し続けます。情報の洪水は、確かに私たちの間接的経験を飛躍的に増大させました。しかし、その反面、子どもたちの主体的経験の減少、論理的思考力や表現力、他者とのコミュニケーショ2

## Page 03
![Page 03の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000003.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

は、る人」になることがのアンチテーゼとして、思考力・国語力が中心で、学ぶ意欲を伸ばす低学年向け教室を開きました。これが現在の花まる学習会です。思考力・作文・文章題といった手のかかる分野こそを扱いながら、学ぶ楽しさ、考えるおもしろさ、大自然の不思議を伝え、子どもたちがその喜びをバネに学習の良き習慣と正しい学習の仕方を身につけていくこと。それが花まる学習会の目指すことです。花まる学習会代表高濱正伸たかはままさのぶ1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。『情熱大陸』『カンブリア宮殿』『ソロモン流』など、数多くのメディアに紹介されて大反響。『週刊ダイヤモンド』の連載を始め、朝日新聞土曜版『be』や雑誌『AERAwithKids』などに多数登場している。の子どもの学び。子どもたちン能力の低下など、教育における問題が山積しています。「つ」のつく年齢の子どもたちの毎日は、まさに「未知との遭遇」です。日々めまぐるしく成長していく幼児期から小学校低学年にかけての時期は、学習の基礎作りであるとともに、それにも増して豊かな人生、知的な生活習慣の礎をつくるための鍵となる、まさに黄金の時期にあたります。この時期でなければ育てることのできない能力、後から努力しても伸ばすことができないものが確かにあります。その意味で、「つ」のつく年齢の子どもの学びは、いわゆる単なる先取り学習ではありません。３年後に学校で学ぶことを、他の子どもより一歩先に学ぶことを競争するのではなく、将来の夢を実現するだけの底力を身につけた子どもに育てることこそが教育の目的です。幼児期から小学校低学年の時期は、子どもたちのこれからの人生を豊かにしていくための種蒔きの時期にあたります。この時期にどのような種を蒔くかということが、子どもたちの今後の人生にとってとても重要な意味を持ちます。この時期に蒔いた種が、やがて知性の芽を出し、大輪の花を咲かせるでしょう。「どうして？」「なぜ？」「今日の勉強は楽しかった！」これこそが英進館の目指す、「つ」のつく年齢の子どもたちのための教育です。勉強は決してつらいものではありません。学ぶことの楽しさや知の獲得に対する喜びを子どもたちが実感できることが、何よりも大切です。英進館では、子どもたちの能力を鍛える良き環境と、子どもたちの特性を熟知した良き指導者を提供し、子どもたちの未来をサポートしていきます。3

## Page 04
![Page 04の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000004.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

子育ての目標は、子どもを自立させること。重要なのは10歳までの過ごし方。学校を卒業してもきちんと働けない大人が、年々増加しています。15～34歳で就職をしていない人（無業者といわゆる「フリーター」）は、今や200万人以上にも達しており、そのうち家事も仕事も何もしていない人、いわゆる「NEET（ニート）」が62万人もいるのです。驚くことにこの傾向は若年層だけではありません。「NEET（ニート）」と呼ばれる働かない大人や、社会に出て行けない「ひきこもり」が増えているのを、ご存知ですか？皆さんの知人の中にも、必ずひとりやふたり「何もしていない大人」がいるという計算です。これは本当に、広くて深くて、厳しい問題です。花まる学習会は創業以来、そのことに警鐘を鳴らし続けてきました。現代の子育てにおいて、いちばん心配をしなければならないのは、自分の子どもをこのようなひきこもりにしない、ということです。子育ての目標はせんじ詰めればただひとつ。子どもを自立させることです。その第一は「経済的自立」です。「自分でメシを食っていける大人にする」ということ。しかし、それだけでなく、自らの哲学と意欲、生きがいを持って働けるような「精神的自立」、様々な人間関係を生き抜いていくうえで欠かせない思いやりを持てる「社会的自立」も、幸せな人生を生きるためには必要です。子育てにおいて、一番重要な時期は4歳から9歳です。この時期に周りの大人がしっかりとした基準を持って育てることが大切です。今の苦労をひとつひとつ取り除いてあげるよりも、どうぞ子どもの将来を見据えてください。様々な苦労を自分で乗り越えていけるような「生きる力」を育ててあげてください。それが、我々大人が子どもにあげられる、いちばんの贈り物なのです。4

## Page 05
![Page 05の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000005.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習会の3本柱（生きる力）思考力ThinkingPower社会で必要とされる「課題解決能力」。会社や上司から与えられた課題を一定のレベルでこなすだけの力ではありません。むしろ自分から課題を設定し、ときには提案する「仕事をつくれる力」こそがビジネスパーソンとしての力量が問われるところです。その「仕事をつくる」思考習慣の原点となるのが、「なぜ」「どうして」という発想です。もともと子どもは「なぜ」「どうして」のかたまり。この時期に自分で考えることの楽しさ、快感をたくさん味わうことで、考えようとする意欲がぐんぐんと伸びていきます。将来の思考力の差になるのは、「考えるのが楽しい」という幼児期の経験です。自分で挑戦して、ひらめいて、「やった！できた！」という小さな成功体験を一つずつ積み上げていくことが大切です。「できた！」の感動は、次の問題、さらに難しい問題に挑戦していく気持ちにも繋がって、自分はできるという自信にも繋がっていきます。人は言葉で考え、考えた内容を言葉にします。言葉の力が学力や知性の根幹を成すものであることは言うまでもありません。言葉の力は４つの分野に分けてとらえることができます。「聞く力」「読む力」「話す力」「書く力」です。ことに「読む力」は国語だけでなく、他の教科でも大事な基礎力となります。計算はそこそこできるのに文章題が苦手という子がいますが、その理由の７割くらいは、文章を正しく読み取れていないからです。文章を正しく読み取ることができなければ算数の文章題も解けないのです。さらに、国語の力は社会に出た際にこそ重要です。会話力、コミュニケーション力、質問力など、言葉が核になるものだけでなく、営業力や折衝力、交渉力といった、あらゆる対人場面で求められる能力は、全て言語能力が何らかの形で問われます。このように書くとかなり高度な言語能力が社会人として求められそうですが、実は、前述したように基本は幼児期からの「聞く」「読む」「話す」「書く」それぞれの力なのです。基礎力としての「言葉の力」にさまざまな要素が加えられ、「メシが食える大人」としての厚みのある言語能力になると考えていいでしょう。花まる学習会では、毎週の自由作文と読書ラリーで子ども達の国語力を育んでまいります。国語力VerbalAptitude野外体験OutdoorEducation感性が豊かな人は見える世界が豊かでしょう。感性がいいと笑いもたくさんの人と共有でき、深い話だってできます。そして人がたくさん寄ってきます。1日1日が豊かなはずです。人生を豊かに楽しむためには、勉強だけできてもいけません。感性を育てておくこと。そのためには自然の中での遊びつくす経験が大切です。自然には子ども達の感性を引き出す不思議な力があります。葉っぱの上にあるしずくを見て「宝石みたい」という言葉が口をついて出る。澄んだ空気のなかに季節のにおいを感じる。満点の星空に息を飲む。こうした幼児期の感動経験の総量が、感性を豊かにしていきます。いろんな音を聞いたことがある子に。いろんなものを触ったことがある子に。いろんなにおいをかいだことがある子に。いろんな色や形を見たことがある子に。いろんな味、舌触りを味わったことがある子に。そして、いろんな心の動きを経験したことがある子に。花まる学習会は、創業以来数多くの野外体験を企画してきました。自然の中での体験を通して、心豊かで魅力的な子どもを育てていきます。5

## Page 06
![Page 06の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000006.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

算数脳紙の上に描かれた立体を、頭の中だけで自由自在にクルクル動かしたり、手で触れるようなリアルな３D映像として思い浮かべ、操ったりすることができる力。算数に限らず、理科の天文の勉強などにも空間認識能力は必要になります。体を使って思い切り外遊びをした子ほど、身につく力です。図形問題が出題されたとき、そこに描かれていない補助線がパッと浮かんだり、必要な線だけが選択的に見えたりする力。図形センスがある子は、定理を習っただけで見えなくてはいけない図形と補助線が選択的に浮きだって見え、解くことができます。戸惑ったらとにかく手を動かし、図形や絵を描くことで具体的なイメージから問題を解決しようとする力。図や絵を描いてみたり、数字を代入してみたり、表にしてみたり…「手を動かしながら」考えることがポイントです。いままで習ったことや、知っていることにとらわれない、独創的な考えを生み出す力。この力のある子は複雑な図形問題などに向かい合った際も、「普通はこうだ」という既成概念の枠を外して考え、柔軟な発想力で答えを見つけることができます。6

## Page 07
![Page 07の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000007.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

イメージが見えて、詰めているなかで、例えば「あれ？これだと回り道になっちゃうかな」と感じた瞬間にスッと自分のこだわりから離れられる柔軟さ。この、自分を俯瞰する位置からいつも眺めていて、フレキシブルに道筋を変更できる能力というのは、思考力の重要な柱だと考えています。別解を楽しめる子は最高レベルの能力がある子ですが、そこでもこのやわらかく最善の道にいつでもスイッチできるセンスがものを言っています。ハンドルのあそびに近いかもしれません。キツキツこだわらないで、自己をモニターし柔軟でいられる頭脳です。解答までのアプローチを順序よく、理詰めで考えることができる力。文章題や国語の長文問題では、論理的破綻がないように考え、解答する力が必要です。論理力を鍛えるためには、家族で交わされる会話も大切です。問題文のポイントを見抜き、問われている内容を一文に煎じ詰める力。問題というのはすべて出題者との対話です。「結局のところ、出題者や作者の言いたいことは何か」という視点をもち、他の情報に惑わされず、言いたいことや問われていることをきちんと抜き出せるかがポイントです。特に文章題において、文中に隠れているヒントを読み落とさない力。この力がないと、じっくり集中して文を読み取ることができません。文章を漫然と読み、必要な情報や大切な言葉を読み落としてしまい、長文問題・文章問題が不得手になりかねません。問題を解くために粘り強く、最後まで諦めない。やる気の炎を消さずにやり通す力。「執念」「しつこさ」「こだわり」とも言い換えられるものです。「自分で考え、最後までやり遂げたい」という強い意志をもてると、やり遂げたときに大きな喜びとなって返ってきます。また、意志力のある子は、人生を生きる力も強くなります。7

## Page 08
![Page 08の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000008.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

あと伸びする子の条件様々なドリルや教材に手をつけること以上に「姿勢・鉛筆の持ち方」「聞く力」「学習意欲」の3つが大切です。8

## Page 09
![Page 09の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000009.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

「姿勢」「鉛筆の持ち方」は、保護者が何度言っても言いすぎにはならないポイントです。そうしなければどうしても姿勢が崩れてしまったり、我流の持ち方で固まってしまったりすることがあるからです。学習時の姿勢、および鉛筆の持ち方は、スポーツにおけるフォームのようなもの。幼児期に良い型を身につけてしまえば、高学年になっても長時間学習に耐えうる学習体力を支えるものとなります。逆に乱れた姿勢、鉛筆の持ち方が身についてしまうと、机に向かってもすぐに疲れたり集中力を欠いたりするようになります。「聞く力」とは、教室で先生が前に立って話をし始めたら、私語や手遊びをせず、先生の目をしっかりと見て、話を聞けることです。義務教育段階では姿勢をまっすぐに正して先生の話をよく聞けるだけで、大抵の子は学業で困らないはずです。また、しっかり人の目を見て話を聞くということはコミュニケーションにおいても重要なマナーであり、社会で「生きる力」に繋がっています。花まる学習会では、「見る・聞く・姿勢・はい（返事）・鉛筆」という５つのおまじないを毎回の授業で子ども達と確認しています。目先の学力だけではなく、高学年以降で財産となる良き習慣や学習姿勢こそ、低学年の子ども達に残していきたいと思っています。そして何より、「学習意欲」こそがあと伸びするための最大のポイントです。学んだ内容を完璧に理解させること以上に、「今日の勉強も楽しかった！」と子ども自身が実感することが、次の学習へのやる気になります。何かたった一つでも「今日はこれができるようになった！」と子ども自身が成長を感じられれば、自然と「もっと学びたい」という気持ちになるものです。ですからこの時期は、子ども達のことを「出来た」か「出来なかった」かだけで評価することは避けたいものです。評価や強制ほど子どものやる気を削ぐものはありません。この時期は学習内容以上に「学習に取り組む姿勢と意欲」をしっかりしたものに育てることこそが、彼らの将来の財産になるのです。保護者の方にお願いしたいのは、笑顔で「今日の勉強、楽しかった？」とたずねてもらうことです。毎週のその言葉かけが、彼らの取り組む姿勢と意欲を少しずつ、しかし確実に強固なものにしていくでしょう。9

## Page 10
![Page 10の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000010.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

子どもは落ち着きがな生きものです花まるでは「静かに」「じっとしなさい」という言葉を子どもたちに使いません。幼児は、大人とはまったく違う生きものです。例えていうなら、カエルとオタマジャクシくらいの差です。低学年の我が子に向かって「もう、何回言ったらわかるのよ！」と怒ったり、「うちの子本当に落ち着きがなくって」という相談はよくありますが、それはカエルが「なんでお母さんみたいに、陸にあがってピョンピョン飛べないの！」とオタマジャクシに言うのと同じこと。本当に意味がない話なのです。子どもとは、「やかましい」「落ち着きがない」「計画性がない」「反省しない」生きもの。彼らには過去の経験がないので、未来は見通せませんから、反省はしませんし、計画も立てません。また幼児の心臓は、体の大きさに比べて小さく、拍動だけでは脳まで血流を充分に送ることができません。手足を動かすことでポンプの役割を果たし、懸命に脳に酸素を送り出そうとしているのです。つまり、幼児に「静かに黙って」などと言うと、彼らは眠たくて仕方がなくなるものなのです。花まる学習会の授業スタイルはそんな幼児の特性を活かしたものです。みんなで一斉発声するから四字熟語もあっという間に覚えてしまう。みんなで体を動かして「イェイ！」「できたー！」と声を出すから楽しい。新しいことが大好きで、どんどんチャレンジする意欲の芽をもつ子どもたちに、「勉強することって楽しいな！好きだな！」と思える授業を花まる学習会は常に提供し続けています。10

## Page 11
![Page 11の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000011.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

い11

## Page 12
![Page 12の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000012.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

低学年コース低学年時の目標は、まず、「姿勢」「鉛筆の持ち方」「聞く力」などの学習を進めていく上での「土台作り」を早い時期にきちんと行うことです。というのも、学習指導上でもっとも大事なことが、多くの子どもたちにおいて放置されたままになっており、結局学校に入ってから困っているという現実があるからです。そして次に、「幼児期優等生」に陥らないことです。「もう掛け算までできる」というような目先の計算作業を先行することでいい気になってしまい、３・４年生の文章題あたりで徐々に抜かれ始めて、ゴールデンエイジの５・６年生、中学１年生になったら一気においてきぼりにされてしまう…ということのないように、１０歳以降に本当に骨っぽい学習を始めたときにぐんと伸びてくるような「知の器」を作っておくことが大切です。そのためには、学習の基礎となる「土台作り」について、ご家庭でも共通認識を持っていただきたいと思います。花まる学習教材.01四字熟語花まる学習教材.02たんぽぽ花まる学習教材.03キューブキューブ12

## Page 13
![Page 13の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000013.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.04パターンメーカー花まる学習教材たこマン.05花まる学習教材.06サボテン花まる学習教材あさがお.07花まる学習教材さくら.08花まる学習教材.09なぞぺー花まる学習教材.10算数プリント花まる学習教材作文.1113

## Page 14
![Page 14の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000014.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

90分の流れ14

## Page 15
![Page 15の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000015.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

15

## Page 16
![Page 16の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000016.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.01四字熟語「悪口雑言！」「異口同音！」リズムに乗って四字熟語を読み上げていく時間です。一年を通して、100個の四字熟語に触れます。低学年の子どもは、耳から入った音を自然と口に出してそのまま覚えてしまうもの。コマーシャルや流行の言葉がいい例です。意味はわからないけれど、音を楽しんで覚えるのが低学年の子どもたちです。その能力を生かして、力のある言葉を体にしみ込ませるのが狙いです。子どもは大きな声を出すのが楽しい生き物。隣の子が大きな声を出せば負けじと声を張り上げます。声の大きさに比例して子ども達の気持ちも盛り上がり、教室中に子ども達の声が響きます。こうした音読の体験を通じて四字熟語が生き生きとした「音」として、子ども達の身体に埋め込まれていきます。授業中に意味は教えません。意味を教え込もうとすると、それはたちまち「勉強」「強制」となり、楽しさから遠ざかってしまいます。音が身体にしっかりしみ込んでいれば、高学年以降で意味の習得もスムーズです。大人はその意味を教え込もうとするのではなく、実際に見本として使って見せることこそが大事です。「得意満面って言うのは、誇らしげな様子が表情に表れることだよ」と言って聞かせるよりも、誇らしげな顔をしている人を指して「あの人を見てご覧、得意満面だね」と言って見せてください。子どもにとっては、なるほどこういうときに使うのか、と一番の言葉の使い方のお手本になります。16

## Page 17
![Page 17の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000017.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

たんぽぽ古典の素読教材です。授業では、背筋を伸ばし、テキストを持つ腕をピッと伸ばして、教室中で声を合わせて大きな声で音読をしていきます。「読み・書き・そろばん」とよく言いますが、かつて江戸時代に寺子屋で行われていたのも、そろばん、習字、そして素読でした。美しい文章を声に出して読む、ということは昔から受け継がれてきた言葉の力を磨く王道なのです。取り扱う文章は古典の名文を厳選しています。古典というのは、遠い昔から歴史のなかで吟味され生き抜いてきたもの。人々が思わず口ずさみたくなるテンポやリズムを持っています。素読を通じて、こうした最高の文章を「型」として身体に染み込ませていくことは、日本語に関する感性を養うには不可欠なことです。例えば、優れた音楽が感性として身についている人が、出来の悪い音楽に耐え難さを感じるように、質の高い日本語が幼少期から身体にインプットされている人は、言葉の良し悪しへの評価、感性は自ずと高くなります。また、古典の暗唱はそのまま教養にもなります。当然、低学年の時期に意味を覚えて理解することはさせません。しかしながら「音」として幼児期に身体にインプットされた名文が、時を経て「こういうことか」と、思わず口をついて出る。日常の何気ない会話に、ふと漢詩や短歌が引用される。そんなときに、日本語の、そして人生の豊かさを味わうことができるのではないでしょうか。17

## Page 18
![Page 18の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000018.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.03キューブキューブ低学年の子どもにこのキューブキューブを渡すと、こちらが何も言わなくても、ひたすら高く積み上げてみたり、何秒で箱にしまえるかタイムトライアルをしたり、本当に飽きずにいつまでも遊んでいます。高学年になると既に好き嫌いや苦手意識が育ってしまい、こうはいきません。まさに低学年だからこそ夢中になって楽しく伸ばせる分野なのです。キューブキューブで鍛える力は「空間認識力」です。例えば、複雑な立体を頭の中でひっくり返したり、切断してみたり、展開図にしてみたりと、自由自在に動かすイメージができる力のことです。そしてパッと映像が浮かぶ子と浮かばない子の差がはっきり現れるのが、この空間認識の力です。この立体の力をいかに伸ばすか。答えは「外遊び」にあります。外で夢中になって遊ぶ瞬間に、子ども達の能力は大きく伸びるのです。例えば、サッカーをしているとき。ボールの動き、味方と敵の位置を俯瞰してイメージし、更にそこからどう動けば敵をかわしてゴールできるか、と頭の中で人を動かして考えています。楽しいと思うとき、人間の脳はいちばん活性化されます。空間認識の力が紙上の問題だけでは伸びないのは、それが既に「勉強」だからです。18

## Page 19
![Page 19の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000019.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

では、空間認識力を鍛えるために家の中でできることは、と考えたのがキューブキューブです。積み木を実際に手で触りながら、ということが低学年の間はとても重要です。また、何よりも「楽しく」ということが大事です。授業では、みんなで歌を歌いながら出題をし、二つの積み木を組み合わせて見本の形を再現します。子ども達はまるで遊びのような感覚で夢中になって取り組んでいます。中学、高校、大学受験、または就職や国家公務員の試験において、空間認識力を問う問題が出題されなかったことはありません。むしろ常に問題の中心に位置しています。なぜ、この能力を問う問題が多いかというと、これはペーパーやドリルだけでは伸ばすことのできない力だからです。塾教材やドリルで身につけた付け焼刃の「○○式」というような型にはまった問題しか解けないような子ではなく、あと伸びのする「地頭」の優れた子に来て欲しい。学校にせよ、企業にせよ、そのような意図を持ったときに、空間認識力を問う問題が出題されます。立体の問題ほど、その目的に沿うものはないからです。19

## Page 20
![Page 20の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000020.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.04パターンメーカー図形認識教材です。フラッシュカード形式で一瞬だけ提示されたカードを目に焼きつけて、手元の4枚のカードを並びかえます。写真を撮るように、パッと映像を切り取って記憶することを「フォトグラフィックメモリー」と言いますが、これは優秀なお子さんに共通して見られる力です。ノートを例にとってみると、授業やテストのときに「ここに図形が書いてあって、こっちに緑のペンで公式が書いてあって…」と、自分の書いたノートを頭の中で映像として再現できる、というようなものです。しかし、当然ですが「写真のように覚えなさい！」という指導で身につくものではありません。教室のみんなと、声を合わせてかけ声を出す。そしてできたときには両手をあげて大きな声で「できた！」と喜びを表現する。こうした「楽しい」と思える環境のなかでこそ映像を切り取って記憶する訓練をしていきます。20

## Page 21
![Page 21の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000021.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.05たこマンたこマンとは、「ふたコママンガ」の略称です。ふたコママンガのひとコマを見てそのオチを考えます。大事なのは「正解を当てる」のではなく、「オチを考える」ということ。正解のない問題に対して、自由に発想し考える力、またそれを的確に他者に伝える力を養います。授業中はオチを発表し合い、最も人を笑わせたり驚かせたりしたアイデアを考えた子が表彰されます。しかし子ども同士の評価はシビアで、ありきたりのオチではみんなをアッといわせることはできません。過不足なく伝えること、そして聞き手がワクワクするような伝え方も求められます。人と違う視点、アイデアを探そうと真剣に考える経験が、将来に必要な発想力、創造力、問題解決力につながっていきます。自分のアイデアで人を笑顔にした経験は成功体験となり、人を幸せにしたいという想いも育みます。21

## Page 22
![Page 22の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000022.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.06サボテン計算教材です。１日１ページ取り組みます。制限時間は１ページ３分。低学年の子どもたちの集中力を考えて制限時間を決めました。３分以内に解き終わったところまでで大丈夫です。１日１ページを継続すれば、１冊（２８ページ）が終わる頃には必ず計算を習得しています。丸付けの後、間違えた問題のやり直しはしません。（やり方を理解していない場合は理解するまで教えます）低学年の子どもたちはふり返りが苦手な生き物。せっかく３分でやりきったのにそこからやり直しが始まると、計算練習そのものが嫌いになってしまいます。復習は翌日の真新しいページで、というのがサボテンのやり方です。子どもたちは新しいきれいなページならば喜んで取り組みます。授業中は「よーい、スタート」の掛け声で一斉にカリカリと鉛筆を走らせます。終わったら「ハイ！」と合図をし、かかった時間を教えてもらいます。他の子との比較ではなく「前の自分より伸びること」。自己記録を更新するとテーブル担当と喜びを分かち合います。１ヶ月で１つのテーマ（１冊２８ページ）に取り組みます。小１最大の山場である繰り上がりと繰り下がりの前になる数の組み合わせを１ヶ月徹底的にやり込む、小２で九九が始まる最初の月は音読を徹底するなど。１日１ページしっかりやれば、小３までにわり算の筆算まで習得できるカリキュラムです。22

## Page 23
![Page 23の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000023.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

23

## Page 24
![Page 24の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000024.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

あさがお一見すると硬筆の教材のようですが、「書き写し」教材です。硬筆とは何が違うのか、ということを一言で言えば、「テキパキ書くこと」を重視しているという点です。長年の子ども達への指導から、書き写しの力と学力とは相関関係があるということを実感しています。テキパキと一字一句間違いなく書き写しができる子は、そうでない子と顕著な学力差が見られます。授業中は、「良い姿勢で、正しい鉛筆の持ち方で、テキパキと」を合言葉に一斉に机に向かい書き写しを始めます。子どもが取り組んでいる間、教師が子ども達の机を見回り、姿勢が崩れていないか、テンポよくテキパキと書けているかに目を光らせます。書き写しが終わった子はビシッと背筋を伸ばし「はい！」と挙手して、ページいっぱいの大きな花まるをもらいます。特に姿勢の良かった子やテキパキかけていた子にスポットをあてて表彰をすることも、子ども達のやる気に繋がっています。低学年の時期に気をつけたいのは、字のきれいさ、丁寧さにばかり重点を置きすぎて、「見て写し病」にならないようにすること。「見て写し病」とは花まる学習会の名づけたものですが、その名の通り、黒板を見て写しただけのノートを作って勉強したつもりになっている（危険な）状態を指します。当然見て写しただけですから、学習内容を理解することはできていません。それでいて本人は勉強したつもりになっている、という厄介なものです。見て写し病になる原因は、小さいときからの「きれいに書きなさい」という大人のプレッシャーです。きれいに書かなきゃと思うから丁寧になりすぎて字を書くスピードが遅くなる。そうなると消される前に黒板の字を写すことに必死で、先生の説明を聞くことができていない。もしくは、きれいであることがいいこと、という価値観のもと、色とりどりのペンでとにかくノートを美しく仕上げることが授業中の目的になってしまう。いずれにしても学習内容の理解は難しくなります。高学年以降でこういったことにならないよう、低学年のうちから書くスピードを意識すること、内容を考えながら書き写していくことを訓練していくことが大事です。24

## Page 25
![Page 25の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000025.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

さくら「うちの子、文章題が苦手なんです」という保護者の方は少なくないもの。そんな悩みに応えるのがこの「さくら」です。よく「読書をすれば文章題ができるようになる」と考えている人もいますが、文章題を解くためのポイントは「精読力」。読書量ではないのです。読書というのは、いわば「漫読」です。自分が物語を楽しむために読んでいるのですから、読み飛ばしをしてもいいし、解釈も自由です。しかし文章題を解くときには、そのような読み方ではいけません。何が問われているのか、どういう条件なのか、一言一句見逃さずに、仕事のように集中して読んでいく必要があります。これこそが「精読」なのです。さくらで精読力が伸びるヒミツは「ゲーム感覚」だから。授業では、教師が音読をし、子どもたちは文章を目で追いかけます。そしてある程度読んだところで、本を閉じクイズを出題します。このクイズに正解するため、読み落とすまいと物語を読む子どもたちの表情は真剣そのもの。この「集中して読む」経験の積み重ねが、精読力を鍛えていくのです。また、文章題のもう一つのポイントは「映像化」。文字で書かれたものを、頭の中で映像として立体的にイメージできるかどうか、という力です。例えば登場人物がケンカをした話で、「とびかかった」と聞いてとっくみ合いが始ま人の姿が頭の中に思い浮かぶかどうか。「先に手を出したのはどちらですか」というクイズで、「とびかかる」という言葉と人の動きの映像が結びついているかということがわかります。こうした文章題を解く上でポイントとなる力を「クイズ」という形で楽しみながら鍛えることができる教材です。25

## Page 26
![Page 26の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000026.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.09なぞぺー高学年や中高生の指導から、算数や数学で決定的に差がつく５分野を厳選して出題しています。算数脳の壁（P.6-７参照）を乗り越える良質な問題を集めたのが「なぞぺー」です。この思考力を鍛える教材も教え方を間違えると子どもを勉強嫌いにしてしまいます。間違えても何度でもチャレンジし、最後は「できたー！」という気持ちで終えてもらうために、教室で完結する教材です。見取り図、展開図、投影図などに触れます。立体図形や折り紙をたたむなど、空間認識能力が必要な問題をあつめています。空間図形の問題は図形の能力のみならず、１つのものを違う視点で見るなど、ものごとを多面的にとらえるイメージ力にも繋がっていきます。さいころの展開図です。を書きこみなさい。（さいころの裏と表は、足すと7になります）26

## Page 27
![Page 27の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000027.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

補助線が見えるか見えないかという「引けるか、引けないか」が存在する、苦手と得意が大きく分かれる単元。平面図形が得意になるためには、図形を好きになること。好きな気持ちを持って図形に接すれば必ず補助線が見えるようになります。なぞぺーには子どものやる気が溢れるような問題が揃っています。順を追って考える、というのも立派な論理です。低学年の子どもに合ったレベルの論理的思考力を鍛えていきます。明らかに誤っているものから選択肢を消していく消去法という考え方も子どもたちにとってハードルは高いです。複数の条件を同時に考えることの難しさを実感してこそ、消去法の優位性を体感できるのです。ぬけている部分にはどれが入るでしょう。番号を書きなさい。たいぞうくん、まさのぶくん、ともゆきくんゆみちゃんの中で重さの順位をつけてみましょうたいぞうくんゆみちゃんともゆきくんまさのぶくんたいぞうくんまさのぶくんゆみちゃんまさのぶくんともゆきくんゆみちゃん1番重い2番目に重い3番目に重い1番軽い場合の数・確率といった単元が苦手な子は非常に多いです。解説を聞けば分かるのに、いざ演習となるとどのパターンに当てはまるのか分からない、という子ばかりです。原因は全ての場合を書き出す経験不足です。時間のとれる低学年の時期にこそ書き出し、ダブりやヌケを経験し、効率良く書きだす方法（詰めて考える方法）を体得して欲しいと思います。高学年になれば規則性、公式を習って覚えることも必要です。低学年の時期には時間をたっぷり使って自分で規則を見つける経験も積んで欲しいです。●電車を7両つなぎます。電車と電車をつなぐ部品はいくついるでしょう。白と黒のご石をあるきまりに従って並べました。・・・・●3人4脚リレーをしました。足をむすぶひもは、1チームごとに何本いるでしょう。前から15番目のご石は白でしょうか黒でしょうか27

## Page 28
![Page 28の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000028.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる学習教材.10算数プリント文章題は保護者の方のいちばんの悩みの種と言っても過言ではないかもしれません。「こんな簡単な問題がどうして分からないの」とついイライラしてしまいがちです。花まる学習会では、こうした保護者の方のストレスを軽減したいという思いで、文章題指導に当たっています。授業では毎回の授業で１枚のプリントを解きます。本当に力をつけるために、単純に出てきた数字を足し引きすれば解けるような問題ではなく、文章を最後まできっちり読まないとひっかかってしまうような、選び抜いた問題を扱っています。少人数制のメリットをいかし、テーブルを担当する教師がつまずきのポイントを見極めて、一人ひとりが分かるまで丁寧に指導をしていきます。プリントを解き終えたあとは、プリントいっぱいの大きな花まると百点マークで、子ども達に達成感と自信を感じてもらいます。28

## Page 29
![Page 29の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000029.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

ちゅうしゃじょうにくるまが６だいとまっています。そこに２だいくるまが入ってきて、そのあと３だい出ていきました。じてんしゃは３だいとまっています。いま、ちゅうしゃじょうにくるまはなんだいとまっていますか。など、出てきた数字を単に足し引きしてしまう子どもも少なくありません。それもそのはず、文章題には子どもにとっては多くのつまずきのポイントがあるのです。こうした子どものつまずきの段階を見極め、寄り添って指導していくことは保護者の方には骨の折れることです。「何が分からないのか」が分からない。これがお母さんたちのイライラの原因。ついつい「なんで分からないのよ！」「さっきも言ったでしょ！」と子どもを勉強嫌いにさせる言葉を言ってしまいます。だからこそ、家庭に持ち帰らないように教室で完結させる教材です。29

## Page 30
![Page 30の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000030.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

作文作文は文章題と並んで、保護者の方の悩みの種であることが多い分野です。文章が短かったり、内容がワンパターンだったりすると、ついつい「もっとちゃんと書きなさい」と言いたくなるし、同級生の書いた作文が立派に見えて、「○○ちゃんは作文上手なのに」と、作文嫌いにしてしまう言葉をかけてしまいがちです。しかしながら、低学年の時期、作文において一番大切なことは、「立派な作文を書く」ことではなく「書き慣れること」です。自分の書きたいこと、感じたことをありのまま、まるで呼吸するかのように文字に起こしていく、ということが大切です。比喩表現などの文章技術の面は高学年からでも身についていきます。低学年のうちは、型にはめずに伸びやかに、書くことが楽しい、と感じてもらうことを大切にしています。また、年に一度作文コンテストを実施し、優秀作品を集めて冊子化しており、子ども達のモチベーションにも繋がっています。30

## Page 31
![Page 31の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000031.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

［『2014年作文コンテスト』巻頭文・高濱正伸］良いことを書いているのに心に響かない作文や、逆に失態やかっこ悪い自分について書いているのにグッとくる作品があります。長年コンテストの選出をしていて、ここに子ども世界独特の落とし穴ともいうべきものがあることに気づきます。「お利口さんのワナ」とも呼ぶべきものです。ある事象に出くわして、倫理上あまり褒められない気持ちやみっともない心がわき起こった。その貴重な心を直視しない、または見なかったことにする落とし穴です。そこには「こういう場合、こう書くべきだ」という、無意識レベルで褒められんとする力学が働いているように見えます。「あなたが感じたままに書けばいい」と言いながら、「大人たちは、だいたいああいうものを褒めているじゃないか。」と子どもたちは見ています。「長く書くと叱られないな」「悪さについて書くと、いい顔しないな」「感動しましたって書いとけば間違いないな」…。直接指示されるのではないけれど、感想の言い方や表情が暗に伝えるメッセージを嗅ぎとり、誤概念に縛りつけられていき、結局、書くことが楽しくなくなります。立派なことを書くから悪い作文でもなく、悪いことを書けば認められるというわけではありません。「本当に、自分の心を直視したかどうか」が勝負。「ありのまま」の自分を正確に捉えるのは、案外難しい。花まるで作文を書くことは、そこを伸ばし、魅力的な人として活き活きと生きていける土台を作る最高の機会です。大人たちの素敵な対応で、心を正視できるたくましい子どもたちを育てたいものです。31

## Page 32
![Page 32の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000032.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

宿題の目的花まる学習会では、負担になるような過度な量の宿題を出していません。それは小学校低学年のうちに、家庭学習の習慣を身につけるということを目標にしているからです。小学生の家庭学習時間は、学校の宿題以外に「学年×１０分」で十分と言われています。低学年のうちは家庭学習の内容や時間以上に、毎日コツコツ取り組むという習慣づけに大きな意味があります。花まる学習会では、書き写し教材「あさがお」と計算教材「サボテン」をそれぞれ一日一ページの宿題としています。文章問題などに比べ、子ども達が自力で取り組みやすいものを宿題とすることで、無理なく家庭学習の習慣を身につけることができます。教室で次回までの宿題範囲が指定されますので、必ず１日１ページずつ取り組む事を習慣としてください。同じ量を進めるのでも、毎日１ページやる子と、１週間分をまとめてやる子では、学力の伸びが全く違ってきます。習慣づけをするには最初が勝負です。学習習慣がつかない原因は、ほとんどが「最初」にあります。ぐずぐずと「やりたくない」と言う子どもに対して、最初に少しでも甘い態度を示し許してしまうと、子どもたちはそれを既得権にして「甘える領域」を広げにかかります。これはなかなか覆せません。ただ、学年の変わり目はけじめをつけ直すのに最適です。「もう小学生になったから」「もう２年生なのだから」という言い方で、「宿題は絶対にやり遂げるべきものだ」と毅然たる態度で接してください。負担にならないはずの宿題が、大変になっている理由として、「宿題をさせられない親がいる」ということが挙げられます。子どもの将来を本当に思うと、宿題ができないまま大きくなっていいはずがありません。言っただけでしないのは当たり前です。※必ず子どもと約束をして、時間を決めて宿題を行ってください。（例：朝１０分早起きして、学校に行く前に行う。テレビの番組と番組の間のコマーシャルのときの１０分を利用して、テレビを消して行う。…など。）32

## Page 33
![Page 33の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000033.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

33

## Page 34
![Page 34の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000034.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

読書のすすめ花まる学習会では、おうちでの読書習慣化を応援します。そのツールが、「読書ラリー」です。この読書ラリーのおかげで、年間2万ページを超えるほど読書をするようになった子もいます。どのように運用しているかというと、読んできたページ数が、一定数を超えていたら教室表彰をしています。1枚目が終了すると、2枚目・3枚目に進みます。1枚終えるごとにご家庭に持ち帰るため、お子さまのラリーがどこまで進んでいるか確認していただくことができます。どれくらい読んだかが目に見える「視覚化」、ページ数を増やしていく「ゲーム感覚」、友達との「競争」に「表彰」、と子どもたちのやる気をくすぐる仕掛けが詰まっています。よく、「ページばかり進んでいるけれど本当にちゃんと読んでいるのかしら」と心配される保護者の方もいらっしゃいますが、心配ありません。この時期に大切なのは、本に親しむ機会をたくさん持つこと。同じ本を繰り返し読む、とにかくページをめくる。それで問題ありません。たくさんの本に触れ、たくさんページをめくるうちに、読書の楽しさに気づく瞬間が必ずやってきます。いつかきっと忘れられぬ人生の１冊に出会うことでしょう。毎週教室で確認します。各読書ラリーに書かれている指定ページ数まで到達すると、ご家庭にラリー表を持ち帰ります連絡帳への記入をお願いします。毎週教室に来る前に、「１週間で読んだページ数/これまでの総ページ数」を記入していただきます。例：１週目に１００ページ読んだ→１００/１００２週目に５０ページ読んだ→５０/１５０特に低学年の場合は、気に入った本は何度も読みたくなるものです。ページ数にカウントしてあげてください。大切なのは「本を好きになる」ということです。漫画と図鑑以外はどんな本でもカウントして構いません。絵本はもちろん、教科書の音読の宿題もカウントしてあげてください。そのほか、読書ラリーにカウントしていいかどうか分からない場合は、教室の担当者にご相談ください。はい。読み聞かせの場合は、ひざの上に座らせ、背中越しで読んであげてください。お子様が文字を追うことができるようにすると、自然と一人で読むことにつながります。34

## Page 35
![Page 35の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000035.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まるコラム東京ブックフェアで、「子どもが読書好きになる方法」についての講演をしました。母が認知症になる前であれば、「お前がかい？」と驚いたことでしょう。小さい頃は、読書を全くしない困った子だったからです。２歳上の超のつく読書家の姉へのコンプレックスで苦手意識を持っていたことや、基本が外遊び派であったことなど、いくつか考えられますが、物語に全く共感できなかったというのが一番の理由だったでしょうか。誰がどうしようと自分とは関係ないし、この人がどう感じたかと聞かれても、「人は必ずしも考えと行動は一致しないから、この文章だけで分かるわけないだろう」と考えてしまい、算数はこれが絶対答えだと言い切れるのに比べて、曖昧さの残る感じが納得できなかったと記憶しています。そんな私も、思春期になり体が変わり哲学を始め、恋や友情に悩んだときに、年長の従兄から勧められた北山修さんの本が入口になってアレルギーが無くなり、高校時代の筒井康隆への傾倒で一気に活字世界に没頭する時期が来ました。国語は得意になり、入試の頃は、素材の文章の面白さに感じ入ってつい時間が過ぎてしまうという問題は抱えつつ、得点源になっていました。教育というのは面白いもので、ずっと得意だったものよりも苦手だった時代があるものの方が、先生になったときに力になる面があります。本で言えば、読みたくない子の気持ちがよくわかるからです。塞翁が馬ですね。そして今一番言いたいのは、わが子が読まなくて困っているお母さんに、私の例も救いになるのではということです。走り回って遊びこみ、友だちとの関係で、甘美なときも苦いときもたくさん経験している子ならば、その心の内に起こった様々なモヤモヤに一つずつ言葉が充てられていく喜びで、いつか必ず読書好きになる日も来ますよ、ということです。長く、多くの子育てを見守っていると、小学生時代の読書の一番の問題は、余計なことを言ってしまうくらいなら、放っておけばよかったのに、愛し心配すればこそ言わずもがなの言葉で、却って本嫌いにさせてしまうことです。以下は、花まる売り出し中の「読書王子」こと平沼純が調査した「親のその言葉で本嫌いになったＮＧワード集」です。「あちゃー」という方もいるかもしれませんが、私が言いたいのはここからです。例えば６を見て、「ああ、こういう説明はさせてはいけないんだな」という結論を出してはいけないというのが、今回のメインディッシュです。私の算数脳の講演や国語の田代の講演をお聞きになった方は、二人がそろいもそろって「一文要約」を強調してきたことは、ご存知でしょう。つまりエッジの子たちが最後の一段を上り詰められるかどうかの現場に居合わせた指導者からすると、問題作成者の意図を一文で要約する力こそが、思考力の大黒柱であることは一目瞭然なのです。トップの子とそうでない子は、「先生要するに～ということですよね」という言葉の詰め切り具合の差として現れる。それで保護者に、「映画を観たときや、本を読んだときに『それはどういうお話だったの？』と聞いてください。物語ならば『○○が△△した話』として、論説文ならば『○○は△△だ』という一文として、要約できますよ」と伝えてきました。ところがＮＧワードの６番です。これは、どういうことでしょうか。実は、要約させるには、「言い方が難しいのだ」ということこそが、この声から学ぶべき真実でしょう。しばしば子どもたちから聞くのは、詰問調あるいは口頭試問のように聞くお母さんの存在です。それで好きになれというのは無理です。つまりは「芸風」が大事なのです。明るく爽やかな芸風が。「えー、映画見たの？どういう話、どういう話？」という感じでしょうか。相手が自然に話したくなる会話のムードです。低学年までは「一番面白かった一場面」とかのエピソードしか言えないことが大半ですから、そこで「要約してみせる」のがコツです。「ああ、つまり○○が△△したって話か」と、身近な大人が楽しそうに煮詰めて見せることが、最大の指導法だと思います。それでは、その芸風を支えるものは何でしょうか。それは、導く大人の側が安心して生きているということと、心の底から本が大切だと感じていることだと思います。特に、これだけスマホを代表とするコンピュータ社会が発展し、紙ベースの出版は下降気味になり、必要情報という意味ではほとんど画面で検索し画面が教えてくれる時代に、「いえいえ、本はやっぱり大切ですよ」と言い切れるかどうか。例えば「この一冊」と呼べる本はあるでしょうか私の場合は、ちょっとゴチャゴチャした気持ちになったとき、リセットできる図書と言えば、並み居る古典の有名本を押しのけて、コリン・ウイルソンの「超読書体験」という上下二巻の本です。音楽で言えばジョン・レノンというのか、完全に男子校で受ける魅力に満ちています。進学校で頭は抜群に良いのだが先生に媚びたりせずにいる不良の清々しさとでも言えるカッコよさにあふれていて、古今東西の名著と呼ばれる本を情け容赦なくぶった切っていくのです。その切れ味と感性が素晴らしく、最高に素敵な男友だちと接した感覚になれるのです。少し見失った自分の立ち位置を確認できるのです。素っ裸の自分になっても、絶対に捨てられない一冊はありますか？子どもたちのためになるから読ませようというのではなく、心底からその素晴らしさをわかっているから「読書の喜び」を伝えようということでありたいですね。35

## Page 36
![Page 36の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000036.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まる漢字テスト漢字学習のようにコツコツと単純作業を繰り返す学習は、低学年の子どもにとっては負担の大きいものです。お母さんがいくら口をすっぱくして」と言っても、子どもはなかなか筆が進まないというご家庭も多いのではないでしょうか。そんな子どもたちの漢字学習への意欲を高めるイベントが、各学期に1回行われる「花まる漢字テスト」です。100点満点のテストで、70点以上が合格、そして96点以上が特待合格でそれぞれ賞状が手渡されます。10級からスタートし、合格するたびに次の級へ挑戦できます。そして特待合格者には特別に大きな賞状とともに飛び級の権利が与えられます。この特別感が子ども達のやる気に火をつけ、「大きな賞状をもらいたい！」と自ら漢字練習に取り組むようになっていきます。36

## Page 37
![Page 37の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000037.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

花まるコラム日本語の場合、漢字の知識がないと、そもそも勉強がスタートしません。一つの文章で一つわからない漢字があったら、もう全体がぼやけてしまいます。別に漢字なんかわからなくても平気だと思って生きている子はいっぱいいます。でも学年が上がるにつれて、わからない漢字がどんどん増えてきて、それがどの教科にも出てくるとなると、もうギブアップです。子どもはそこまで先のことは考えませんから、そこは親が考えてあげる必要があるのです。わからないことがあっても気にしないという感覚の子と、イヤだけどやるべきことはやりとげて、わからない漢字はないようにしようという子との違いはとても大きいと思います。これは小さい頃からの意識の問題です。わからないことをわからないままにしておくと気分が悪いから、わかるまで人に聞いたり自分で調べたりする、というふうになればしめたものです。国語でも算数でも、一つのところにつまずいて、それをいい加減にしておくと、そこから先へ進んでいけません（。中略）漢字が読めない子、漢字が書けない子はあらゆる教科が伸びないと言っていいでしょう。これは、きらいなことでも、がんばってやればできるようになるし、できるようになればうれしい、という貴重な体験をすることです。これこそが勉強をするということです。これを経験したことのない子は、勉強をただやりたくないもの、きらいなものとしか思えません。（中略）これは厳しければいい、というのではありません。やらなければいけない大事なことはきちんとやるという家庭の文化です。子どもの将来のことを考えると、ここで手を抜いてはいけないな、という親の「思いやり」からでてくることです。（高濱正伸著「国語の力を親が伸ばす」より一部抜粋）37

## Page 38
![Page 38の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000038.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

年間スケジュールYearlySchedule38

## Page 39
![Page 39の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000039.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

遊びとしか思えない空間の中だからこそ、伸びていく。国語や算数などの要素を取り入れたゲーム大会を年5回実施します。「楽しい！」「なぜ？」と好奇心をそそられるゲームばかりだからこそ、頭はフル回転し、いつも以上に躍動感のある学習に結びつきます。また、大会は異学年交流の場でもあります。普段は同じ学年ごとで学んでいますが、大会では縦割り班でゲームに挑みます。難年生が１年生に教えてあげたり、１年生も先輩に負けじと普段以上の力を発揮したり、大会だからこそ見られる成長もあります。大会を通じて、協調性やコミュニケーションも磨かれていきます。身近なものの切り口から、それが何の断面図なのか想像を膨らませるこの問題。さらに応用編として、断面図を想像して描いてみるというゲームにも挑戦します。野菜や果物、文房具など、普段見慣れているものでも、縦切り、横切り、斜め切りなど切断の仕方によっては全く異なる断面図になるものも。立体と断面図を変換する経験を積むことで、いろいろなものの見方を養います。「漢字って面白い！」と感じてもらえるゲームです。「画数がいちばん多い漢字」「画数がいちばん少ない漢字」など、お題に沿って漢字字典でさまざまな「漢字のチャンピオン」を探します。楽しみながら漢字字典をめくるという機会になります。内部が正三角形に区切られた正六角形（ペンタゴン）を６～８個のピースに切り分けます。他のチームがバラバラにしたピースを正六角形（ペンタゴン）に組み立て直すスピードを競うゲームです。組み立てる際に試行錯誤して工夫する力はもちろん、ピースをどう切れば相手のチームが組み立てるときに難しくなるのか、とイメージする力も鍛えられます。パズルが大好きな子ども達は時間を忘れて夢中になって取り組みます。「HIT（花まる脳力テスト）」は、学期に一度の習熟度をはかるテストです。日頃授業で取り組んでいる算数・なぞぺーなどの問題に自力で取り組み、その理解度・定着度を確認します。また、花まる漢字テストもHITと同時に実施します。作文コンテストでは９０分間を作文に注ぎます。子ども達は９０分間、目一杯に作文と向き合います。自分の想いを自分の言葉で感じたままに表現する。その喜びを体感する特別授業です。作文コンテストの作品の中から、その子ならではの視点や気持ち、発見が書かれているものを選出し、「作文コンテスト作品集」として冊子化いたします。39

## Page 40
![Page 40の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000040.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

野外体験どのような時代になっても必要とされる力。それはどんな環境でもたくましく生き抜こうとする強い意志力、行動力、そして経験。日々の困難に立ち向かい、自分の持てる力を最大限にクリエイティブに発揮し続けること。そのような力を養う舞台として、野外体験は最高の場です。花まる学習会の野外体験は、バカンスではなく、スクールです。親元を離れ困難にぶち当たったとき、どのように考え、どう行動するか。解決の糸口さえ見えない人間関係でのトラブル。様々な問題にどう立ち向かうか！壁にぶつかったときに「よっしゃ！自分で解決してやる！」と思えるかどうか。常に何かを問われているのが野外体験です。「楽しかった」「良い思い出が出来ました」だけではない、甘くない世界でこそ子どもは成長すると考えています。モノそのものに触れること、とりわけ大自然の厳しさや美しさ多様さなどを実感することが、思考力の礎となり人としての器量を作ることでしょう。花まる学習会の野外体験は、今後も本当の意味での「体験」＝「生きる力」を追及していきます。40

## Page 41
![Page 41の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000041.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

Cくんは小学１年生で、長男でした。サマースクールのバスの最前列に座り、見送りのお母さんに、窓から精一杯手を振っています。「ママー！ママー！」と、声の限りに叫びながら。お母さんの方はもうたいへんで、涙でぐしゃぐしゃになった顔で、ちぎれんばかりに手を振りながら、その子の名前を繰り返し叫んでいます。あまりの悲痛な表情に、こちらはなにか、山椒大夫に出てくる舟上の人さらいにでもなったような気がしたものです。バスが出発したあと、ガイドのお姉さんもついもらい泣きしながら、「ママとのお別れ、つらかったねぇ」と、Cくんに語りかけました。すると彼はなんと言ったと思いますか？「ぜんぜん！」「ママは、ああすれば喜ぶんだよ」子どもは親が思っているよりずっとクールなんだな、という見方もできるでしょう。しかし、本当のところは、彼は身を切られるような、せつなさと寂しさの中にいたはずです。「ぜんぜん」と答えた大きな理由は、友を前にした、やせがまんだと思います。そんなところで「うん、つらかった」などと言ったら、男の子社会では笑いものになってしまう。だからやせがまんして、平静を装ったのです。このやせがまんこそが、親もとをはなれた子ども同士の冒険の効用です。ママが見えたら頼って甘える心が、仲間の前ではひとがんばり。成長に繋がるのです。Cくんは、サマースクールで様々な冒険をし、ひとつ大人になって、お母さんのもとへ帰っていきました。小学３年生のAくんは、片づけが苦手でした。「片付けなさい！」としかられても、ノロノロと動いてなかなか仕事がはかどりません。日頃の行動にも、なんとなくやる気がありません。そのAくんがある年のサマースクールをきっかけに、自分の意思で行動し、片づけにも積極的に取り組む子どもに変身したのです。そのサマースクールでの川遊びの時間に、「砂防堰堤からの飛び込みに挑戦」というプログラムがありました。どの子も飛び込む前、一瞬のためらいはありますが、最後はどうにか思い切って飛び込んでいきます。しかし、Aくんは次々と飛び込む他の子を横目で見ながら、どうしても踏み出せません。ふちに立ち尽くして、じいっと下をにらむ。ちょっとひざを曲げてみる。かぶりを振って引き下がる・・・。これを小一時間も繰り返していましたが、最後にはそんな自分が嫌になったのか、とうとう泣き出してしまいました。しかし、ほかの遊びに移るでもなく、また堰堤のふちに立っています。いつの間にか仲間が集まってきて、「がんばれ！がんばれ！」の応援と拍手が巻き起こりました。Aくんはついに、その声に押されるように、エイっと飛び降りたのでした。少し長い潜水のあと、プハっと浮き上がってきた彼の腕をつかみ、「やったなあ」と声をかけると、「うん、うん」とうなずきながら、今度は別の涙を流し始めました。41

## Page 42
![Page 42の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000042.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

講演会・保護者会東大生にとったアンケートで、「お母さんがいつもニコニコしていた」という結果が出ています。子どもたちが誰より認められたいと願っているのは「お母さん」です。しかし子育てに悩みは尽きないもの。気づけば毎日、「何回言ったら分かるの？！」「本当に習ったことを理解しているの？！」と怒ってばかりというお母さんも少なくはないでしょう。お母さんは子どもの欠点ばかりに目が行ってしまう。あなただけではありません。みんなそうです。そんなお母さんに笑顔になってもらうこと。実はそれが子どもの力を伸ばすことに繋がっているのです。花まるグループの講演会、保護者会は、笑いあり、涙あり。子育てに悩む全ての方に、少しでも楽な気持ちになってほしいという思いで、保護者向けの講演会や勉強会を開催しています。●これだけ知っていればもう安心！子育ては「赤い箱」と「青い箱」でうまくいく！●切り札はアイドル？！誰もが陥る「孤独な育児」から抜け出す方法とは？●「うちの子がいじめられた！」子どもを潰す対応、伸ばす対応とは？●「怒る」じゃなくて「叱る」！子どもに届く叱り方三原則とは？●子どもの前で父親の愚痴を言っていませんか？子どもに及ぼす悪影響は？●イクメンじゃなくてもいい！お父さんの役割はただ一つ！妻○にすること！●「今日だけよ」の一言が引き金に？ひきこもり、家庭内暴力の実例から●「私、愛されている？」自信が持てない女の子を救った「一人っ子作戦」とは？●わがまま放題の男の子が変わった！「野外体験」の魔法とは？42

## Page 43
![Page 43の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000043.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

母親だからできることDVD-SET（3枚組）●収録時間：277分●価格：10,584円（税込）母親だからできることメシが食える大人に育てるために～子育ての落とし穴～●価格：4,104円（税込）母親だからできること安心して子育てをするために～父の役割と母の孤独～●価格：4,104円（税込）母親だからできること子ども時代の今だから行うべきこと～克服した家族～●価格：4,104円（税込）43

## Page 44
![Page 44の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000044.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

末に、朗報が届きました。リセマムを主宰する株式会社イードの調査による「イードアワード2021」にて、花まる学習会が、「塾顧客満足度最優秀賞」を受賞したというのです。実は、ここ数年、なにそれのアワードで全国一位でしたという報はいくつかいただいていてありがたかったのですが、調査範囲が狭かったり、それを公表するとなるとかなり高額の費用を請求されたりというので、公開は控えていました。しかし、今回は二位以下に東西の錚々たる進学塾が並ぶなど、すべての塾の中での日本一ということで感慨もひとしおですし、会員保護者のみなさまに共有しておきたいということで、発表することにしました。創業して29年。ここまで来られたのは、開催を許してくださった幼稚園の園長先生方、選んで通ってくださったみなさま、サマースクールや雪国でスクラムを組んで子どもを受け入れてくださった宿の方々など、かかわってくださった多くのみなさまのおかげです。一緒に頑張った社員たちとひととき喜びを分かち合いましたが、目を凝らせば、子どもがスクスク育つための最大関数である保護者全員の心に寄り添い切れたかと言えば、まだまだ詰めるべき課題があります。これからも緩むことなく精進してまいりますので、叱咤激励をお願いいたします。さて、雪国スクールでの一場面です。吹雪のなかでリフトに乗っていると、小学2年生くらいの男の子が見えました。列の最後方を滑っていたその子は、転倒して、前を滑る仲間たちに遅れてしまったようでした。板を動かすのもまだ彼には重くて自在にはいかないようで、あれこれ寝たまま動かすのですが、うまくいきません。試行錯誤の末、何とか板が揃ったと思ったら、今度は立ち上がろうとしてはステンを繰り返しています。上から「おーい！」と声をかけても、立ち上がることに夢中で聞こえないようです。かわいそうにという気持ちで見ていたのですが、我々が真上を通り過ぎてしばらくしてから、何とか立ち上がり、しばし真後ろに滑ったあと、トンと向きを変え滑走していきました。そこで思ったのは、これこそ成長の経験だなということです。大人としては、すぐに横に行って「つかまりな」と言って手を差しのべたくなりますが、外からの声も聞こえないほどの集中で、泣き言も言わず何とかかんとか自分の力で立ち上がったあの数分こそ、真剣に考え試行し、工夫して壁を突破するという、心と頭の確かな成長時間だったと思います。時を同じくして、残念な知らせもありました。サマースクール「高濱先生と行く修学旅行」のカンボジアにも熊本のコースにも参加してくれたＨくん。ずっとラグビーを続けていて、高校三年生のこの秋、ついに花園の切符を手に入れたのですが、本大会直前になって怪我で出場できなくなったのです。小学生の頃から花園に行くのが夢と言っていたし、強豪校でレギュラーになるだけでも大変な努力をしてきたのだろうし、お母さまに聞くと、平気な表情で朝起きてはくるのだが、夜中泣き通したことが明らかな腫れた目だということでした。駆け付けようかと思った試合をテレビで観ると、ベンチが映されたときに、最後方で少し悲しげな表情で試合を眺めるＨくんがいました。気持ちを想像すると、こちらの胸が張り裂けそうでしたが、いまの彼にこそ、慰めではなく「この辛さをよく覚えておけ。いまがまさに君の成長の機会だよ」と伝えてあげたいです。何と言っても、厳しい練習に耐え予選を勝ち抜いて出場までこぎつけたことが、勲章で誇りにしてよいし、これほど辛い機会で何を考え、どう心を収めるかは、一生の宝物になるよ、ということです。同じような境遇の社会人を知っています。Ｓさんという男性ですが、彼は高校2年生のときにサッカーの全国大会に出場しながら、キャプテンで迎えた高3の本大会直前に靭帯の断裂で、試合出場をふいにしてしまったのです。ベンチで見守ることになったのですが、その試練を経験した彼は、ゼロから興した会社の大黒柱となり、グングン成長したのでした。鍛錬と逆境経験で強くなった精神力で、仕事でこそ大活躍をしたのです。そもそもスポーツをやる意味は、その中で長い人生を生き抜くすべてを学べることではないでしょうか。プロになれた人ですら、引退後の長い人生を考えると、同じだと思います。体が鍛えられることはもちろん、レギュラーになれる・なれないとか、チームメイトとのぶつかり合いや共感の中で、心の強さこそを磨き上げられるのです。数年前に「Mostlikelytosucceed」というアメリカの高校のドキュメンタリー映画が、世界的に話題になったのですが、その価値は、芝居や機械の製作など、期間を決めたプロジェクトの中でこそ、高校生が成長するという新しい学校の在り方を提示したことでした。周りの絶賛の中で、私は観るなり「これ、部活じゃないか」と思いました。その前後から、教育の世界では、ＰＢＬ（projectbasedlearning）が盛んに喧伝され流行語にもなりましたが、私はいつも「どこ見てんだ、日本には部活があるでしょうが」と思っていました。私自身も、「熊本高校野球部を卒業しました」と言うくらい、野球漬けでした。部員が9人しかいないので、初心者なのにライトで8番で出られたり、2年生になると新1年生の経験組にあっさり位置を奪われたり、失意の中でも懸命に秋から冬の努力を積み重ねたら、春には球速がすごくアップしていて、レフトで一番打者時々リリーフピッチャーというポジションを得たりしました。労働として換算したらブラックどころではない、朝から晩まで鍛錬・鍛錬の日々でしたが、仕事人生になってからこそ、何度も「ああ、あのとき厳しい部活を選んで本当に良かったなあ」と感じます。日本独自のＰＢＬ的財産である部活の良さは、本人が選んでいること、主体性・夢中・没頭・鍛錬があること、そして何より夢を抱いて頑張っているからこその挫折や敗北や失敗という、負の経験・逆境を真に自分事として経験できることです。本気だからこそ、そこで落ち込んだときの心を経験し、折り合いをつけ、前向きになっていく過程で、熱い内に打たれた鋼のように強靭な心を育んでいくでしょう。もちろん、逆境も程度問題なのですが、前述のスキーの転倒の少年の例のように、その年齢でちょうど適切な克服経験を積み重ねられるとよいですね。どんな時代になっても、嘆いたり他人のせいにしたりせず、雨ならば雨なりに楽しんで生き抜いていけるたくましい大人になるでしょう。転んで起き上がるという貴重な経験に対し、ついさっさと助けあげてしまいたいと思うのは、親心ですが、だからこそわが子の将来のために何が大事なのかを、心掛けておかねばなりません。中には「転ばないように先に手出し口出しをしてしまう」文字通り転ばぬ先の杖を出してしまう親御さんもいます。深い愛があればこその落とし穴とも言えるのですが、ルソーは『エミール』の中で、このような親のかかわりを、将来の自立を想定したとき「最も残忍な行為」と喝破しています。転んで強くなる。子育ての要諦の一つだと思います。花まる学習会代表高濱正伸44

## Page 45
![Page 45の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000045.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

日、会社のソフトボール大会に、3歳の男の子を連れて来ていたお母さん社員が、おもしろいことを報告していました。その日は、私を含めソフトボールにのめり込んでいる大人たちから、少し離れたところで、手の空いた社員たちが入れ替わり立ち替わり、その男の子と遊んでいました。絶叫と言っていいくらいの声をあげ、笑い転げ、休む暇なくフリスビーを投げながら走り回っていました。そのお母さん社員によると、バスで帰ったのだが、いままであれほど「できるといいね」と言っていた、降車時の運転手さんへの「ありがとうございました」が、自らサラリとできたというのです。おそらく、たくさんの大人たちが好意を持って存分にヘトヘトになるまで遊んでくれたことが、彼の心をパンパンにして、その力で、ひるんでいた「課題」を主体的に乗り越えることができたのでしょう。遊び込むことがいかに子どもにとって大事か、という事例でもあります。さて、先月書いた、花まるエレメンタリースクールの翌年度の説明会でのこと。興味深い話題になりました。「うちの子はＨＳＣ（HighlySensitiveChild＝非常に敏感な子）なんですが、配慮していただけるのか」というような質問が出たとき、花まるエレメンタリースクール校長・林の答えはこうでした。この4月に24人が入ってきたとき、かなりの数の保護者が、学校で調べたほうがいいと言われウィスクなどの検査をしたとして、何らかの症状名を伝えられた。実際に、敏感であったり離席が多かったり、他人とのコミュニケーションが取れなかったりするなど、その通りの「症状」を見せる子ばかり。ところが、半年経ち、喜んで通う場所になり、仲間の個性をお互いが理解し尊重できる空気になったいま、「あの症状名は何だったのか」という、のびのびした笑顔あふれる空間になっている、と。これは、いま現在の日本の病巣を打ち抜く報告だと直感しました。教育の現場に行くと、学校であれ塾であれ「多動の子が増えたよね」「発達障がいって増えたよね。昔はこんなにはいなかったよね」というような会話がなされることが多くあります。ネットなどで調べると、人工授精や高齢出産が多くなったせいではないかとか、食品に含まれる合成甘味料など化合物の複合汚染ではないかとか、根拠のない推測にすぎない言説が飛び交っています。仮に実数として増えていようがいまいが、いま目の前に、そのような「症状」を発する子どもが、わが子だったり教え子だったりするときに、どうすればよいのか。その答えを、花まるエレメンタリーの経験が教えてくれたように思います。彼の言葉を要約すると、以下のようになります。どんな子であれ、やってはいけないことはキチンと基準を示す、叱ることももちろんありつつ、笑顔と深い無条件の愛で包まれ「この世界にいていいんだ」「僕がいることで喜んでくれる人が確かにいるんだ」と確信したときから、困りごととして発揮していた「症状」の大半は、コントロールできるものになる。では、周りを困らせていたときはどうだったかというと、「育てにくいな」と悩み、眉根を寄せて、愛しければこそ「この子、どう育てればいいんだろう」と不安になる親がいて、「問題のある子を見る目」で見られ、先生からは「〇〇症のある子」として「配慮する目、観察する目」で見られ、ともすると生活のあちこちの場で「何だこの子」という「否定された目」で見られる…。そんな可哀そうな状況にあったのです。一言でいえば、存在を祝福する温かい笑顔にさえ包まれれば、望ましい社会行動をとれる多くの子たちが、【否定の目↓心が硬くなる↓問題行動↓否定の目】という悲劇のループに入り込んでしまっているのではないか、という現状の教育界における大きな課題が見えたのです。学校の個々の先生は善意でまじめで決まったことは遵守する方々ですが、1対40という物理的制約の限界もあるでしょう。花まるエレメンタリースクールは「原則4〜5人で30人」を見る枠組みなので、前述の「細やかな肯定的な目や声掛け」が可能になったと思われます。たまたま先月この欄で書いた、ＡＤＨＤの私の生徒が、抱きしめてぬくもりを感じることで変われたことと、根本は同じなのでしょう。彼の目になりきる。いかに否定の目で見つめられているか。そういう想像をしたうえで、ぬくもりや肯定の目・笑顔で包み、「大好きだよ」と言葉にする。あらためて、一見問題を抱えていない順調に見える子たちも含めて、大事なことを再確認できました。一番大事なことは愛であり、「肯定されている、喜ばれている、と子どもが信じられること」なのです。まあ、そのためには、結局親たちこそが、人のつながりのなかで、ねぎらわれ、かわいがられ、笑顔に囲まれ、共感され、「大丈夫だよ」と言ってもらい、安心して肯定的に世界が眺められることが大事なのですが、ご近所の関係の断絶にともなって、人のつながりが崩壊していることは大きな社会課題です。いま親をやっている方へのアドバイスは、一人で抱え込み待っていないで「外へ！」「つながりを！」「相談を！」ということになるでしょうか。最後に、ちょっといい話を。先月に続く1年生軍団の一人、年中〜年長と「荒れる学年」であったときの、もっとも不良性を発揮していた少年Kくんの話です。年長の4月だったか、「大変だ」という声を聞いて見に行ったとき、走り回り触ってはいけないものを触りと、自分勝手にふるまう領域を広げんとしていたので、肩をつかんで熊の咆哮さながらに「何やってんだ！」と叱りました。この迫力で年長さんであれば、ワーッと泣き出し「ごめんなさい」と言うのがいつものことだったのですが、Kくんは、体を少し斜めにしてにらみあげながら「はあ？」と言い、「叩けば？」「何だよ！」と言い返してきたのです。もちろんどこかで覚えた真似っこなのですが、まあなんとこんな少年もいるのかと驚いたのを覚えています。それから1年半が経ち、今年度からは私自身が直接の担任ですから、10名近くは落ち着かなかった状態から、きちんと制し、愛を注いだおかげで、すっかり全体も落ち着いてきました。Kくんにいたっては、古典の素読の暗唱を誰よりも頑張ったり、レインボータイムの難問に挑戦したりと、大幅改善をしていました。そして先日のこと。一人だけ居残って、コリコリと作文を裏まで書いています。その姿がかわいくて、「将来なんかなりたいものでもあるのか」と聞くと「あるよ」と即答。「え、何？」と聞くと、すぐには表現できなかったのですが、「薬とか作る、あれ」というので、「研究者？」と私。「そうそう、それ」とKくん。「どうして」と聞いたときの彼の答えがふるっていました。「お母さんに長生きしてほしいから、長生きの薬を作って、お母さんにのませるんだ。ずっと一緒にいたいから」あの元「不良」の口から、出てくるその言葉。私には映画のなかのような、時間が止まったような、不思議な感覚になりました。ああ、教室の現場は、これだからたまりません。課題上等。平和ななかで授業ができることに感謝し、真剣な態度とあふれる愛情を持って、一人ひとりと向き合っていきたいと思います。花まる学習会代表高濱正伸45

## Page 46
![Page 46の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000046.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

「母の言葉は神の言葉!自分はできるんだ!というプラスイメージを持たせよう」「今ごろ何をしているかなと心配するだけで十分いいお母さん」…など、わが子の「あと伸び」を応援する60のルールを紹介した一冊。子どもを勉強好きに変えるには、生活や遊びのどれもが「学び」につながっているということ、そして「知る」ことのおもしろさを、親が子どもと一緒に体験しながら、教えてあげることが大切です。そうして学びの幅を広げることで、子どもは本質的な学習体験を得ることができ、次第に勉強が好きな子になっていきます。検索46

## Page 47
![Page 47の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000047.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

父親だからこそ、子どもを偏差値エリートでなく「生き抜く力」を持つ大人に導くことができるのです。現場で多くの親子を見てきた高濱だからこその、実践的子育てノウハウが詰まった一冊。「もっとしっかり勉強してほしい」「ちゃんと宿題をやってほしい」などの悩みを抱えているお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。一方で、子どもたちも「勉強しなきゃとは思うけれど、どうやれば効果的なのかわからない」「勉強しても成績があがらない」などと悩んでいるものです。そんな親子の認識のズレを埋めて、勉強が好きになるヒントをまとめました。47

## Page 48
![Page 48の画像](https://img01.ebook5.net/eishinkan/Hanamaru_Guidebook/contents/image/book/medium/image-000048.jpg)

【ページ内のテキスト情報】

専用TEL☎092-718-7870■お申し込み・お問合せ受付時間…●平日／午後1時～午後8時●日曜／午前10時～午後6時

