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# 2025夏号

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#2182025夏一般社団法人サービス連合情報総研サービス･ツーリズム産業における外国籍労働者の活躍

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CONTENTS#218217季刊2025春夏2025年36月20日発行特集サービス･ツーリズム産業における外国籍労働者の活躍ＤＥ＆Ｉの推進にむけて22FEATUREFEATURE1166FEATUREFEATURE22観光産業を目指す留学生の女性のキャリア形成のために現状と今後の活躍企業と個人が取り組むべきこと宿泊業で働く外国籍労働者の活躍と苦悩労働組合におけるジェンダー平等、そして今後にむけて－女性役員の選出を中心に－久保木達也国保祥子服部寛バタライスバス後藤嘉代廣末仁連レギュラーコラム載1011アウトドアライター添乗員よもやま話TravelタカマツミキのWatcherひとりごと「ふたつの大陸から#06～医療事情あれこれ」12なんとかなる旅は爆発だ！～自転車世界一周の旅鉄子の旅日記～「1泊2#日リフレッシュ旅05！～尾道・福山～」タカマツミキ髙橋美加絵もといしやすひろ永江光都子1413トラベルフォトライター土屋香奈の旅を彩るバスガイド日録「バスでの移動も旅行の一部に」北陸女子旅ガイド#04土屋神保ときえ香奈レギュラーコラム連載1614添乗員よもやま話アウトドアライターTravelタカマツミキのWatcherひとりごと（07日本）」1716旅は爆発だなんとかなる！～自転車世界一周の旅鉄子の旅日記～「北海道ぐるり満喫旅#06～最終回～」18旅を彩るバスガイド日録トラベルフォトライター土屋香奈の「バスガイドとしての心掛け」北陸女子旅ガイド#05タカマツミキ水口亜由美もといしやすひろ永江光都子神保ときえ土屋香奈specialreport1920「日本ホスピタリティ観光学会」設立総会に参加書籍『ツーリズム産業のための「ＭＴＰ」のすすめ─サービス連合情報総研が事務局を受託組織マネジメントと人材育成のために─』紹介22交運労協日本ホスピタリティ観光学会設立タクシーとライドシェアに関する1000─真の産学連携を目指して名意識調査報告会─参加報告青木編集部昌城島川編集部崇連載・シリーズSTAFF◆発行吉田裕矢一般社団法人サービス連合情報総研〒160-0023104-0032東京都中央区八丁堀東京都新宿区西新宿21-4-11丁目3-9全研プラザH¹O八丁堀SPACES303号室新宿５階info@joho-soken.or.jpwww.joho-soken.or.jp本誌掲載記事の無断転載を禁じます◆レイアウト株式会社フルサイズイメージ◆印刷有限会社アシスト◆表紙イラスト加納郷26旅するオトナ女子エレベーター第2223回30おもてなし依存で……こわれちゃう第2122回「トランプ政権の貿易政策で日本の消費税はどうなるのか「廃墟群にみる資本主義の根本的無理解とは」？」33極言御免第2728回「年賀状の激減は外部環境の変化ではない」「観光はもう既に外交カードになっている」36季節を飾る、今夜の一杯シリーズ#0607「受け継がれる伝統ともに味わう「ヒルトン名古屋で味わう“特別な一杯“黄金の軌跡”」”」37別視点のつぶやき街の珍スポ!藤崎奈々子熊田曜子青木昌城島川崇池上山本祐子実典

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特集#218サービス･ツーリズム産業における外国籍労働者の活躍

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SQUARE2ツーリズム産業を目指す留学生の現状に観光業界を目指す学生の育成に取り組んでいます。中村学園は、前身である中村洋裁研究所を設立し、服飾系の専門学校としてスタートしました。１９６６年に学校法人の認可を受け、１９８７年に旅行ブームの高まりなどを受け、観光系の専門学校として、国際トラベル・モード専門学校を開設しました。その後、学科の再編や校名の変更を経て、現在に至っています。現在、国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校では、日本人学生向けとして６学科を開設し、多くの学生が観光業界を目指して勉学に励んでいます。また、留学生向けのコースとして、観光総合学科を開設し、将来観光産業で働くことを目指している海外からの留学生の受け入れをおこなっています。２０２５年現在、日本語学科の留学生をあわせて、19ヵ国、約４００名の留学生が学んでおり、中村学園全体では、日本人と留学生をあわせると約２千名の学生が在籍する規模の専門学校です。――インバウンドの増加に伴って、外国籍労働者の役割や期待度はどのように変化してきていますか。久保木インバウンドの増加に伴って、外国籍の労働者や観光産業を目指す留学生が大きく増えてきているという印象を受けます。日本では、２０３３年に外国人留学生受け入れを40万人にするという政府の目標もあって、コロナの影響で一時期落ち込んだ時期もありましたが、10年単位でみると留学生の数は増加傾向です。一方で、観光産業全般を見渡すと、労働力不足が課題となっていて、特に地方ではより顕著になっています。観光産業の中でも宿泊業では、労働力不足の対策として、外国籍労働者を積極的に採用している企業も多くあります。私たちとしては、外国籍労働者を単なる人手不足対策としてではなく、外国籍の労働者が働くことでその企業や産業全体に新しい風を吹かせ、日本の観光産業に相乗効果を与えるような存在であるべきだと思っています。当校では留学生教育に携わる立場として、日本の社会にしっかりと貢献できる人材の育成に努めています。――貴校では留学生に対して、どのような教育をおこなっていますか。久保木授業では、日本の観光産業で活躍してもらうために、日本語、ビジネスマナーはもちろん、専門分野では、実習なども取り入れて実際の現場を模擬体験するようなリアル感を追求した授業もあります。例えば、日本の文化を学ぶために日本各地へ研修旅行に行ったり、実際に働いている現場を知ってもらうためにホテルや空港に出掛けたりと、留学生に日本の観光産業で働くイメージをつけてもらうような工夫をしています。また、当校の教育方針として、おもてなし、ホスピタリティを重視しているので、他者への気遣いや楽しみながら学ぶということに取り組んでいます。当学園には日本人の学生が１６００名以上在籍していま――貴校の事業内容について伺います。久保木国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校は、学校法人中村学園が運営する５つの学校のひとつで、主学校法人中村学園国際トラベル･ホテル･ブライダル専門学校国際事業本部就職室室長補佐服はっ部とり寛ゆたかさん学校法人中村学園国際トラベル･ホテル･ブライダル専門学校国際事業本部本部長久く保ぼ木き達たつ也やさん観光産業を目指す留学生の現状と今後の活躍特集1

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3SQUAREすので、校内において、日本人と留学生の交流行事を企画して、互いに理解を深めていけるよう、縦のつながりと横のつながりの双方を重視した取り組みをしています。――縦と横それぞれのつながりの具体的に取り組みについて教えてください。久保木縦のつながりは、２年生の就職活動の様子をリアルタイムで１年生が見ることによって、来年の自分の姿を想像できるようにしています。また、卒業生とのつながりも大切にしています。実際に卒業生が働いている職場を訪問したり、卒業後に学校に来てもらい、仕事の内容などについて情報交換をしたりする場を設定しています。このような場を通して、学生と卒業生が個々につながりを作り、交流を持つきっかけにできると思っています。横のつながりは、専門課程と日本語学科のそれぞれの留学生同士の交流や、日本人の学生との相互の交流ができる行事を設定しています。留学生にとっては同じ目標を持った仲間との交流を深めることにより、互いに目標に向かって高めあうことも期待できますし、卒業生と交流を持つことによって、働く先輩からのアドバイスを聞くことができるなど、学校内に留まらない学びを展開しています。――貴校で学ばれている留学生の特徴や様子、意欲などはいかがですか。久保木当校ではネパール出身の留学生が最も多く、次いでスリランカ、ベトナムと東南アジアの国々出身の留学生が多いのが特徴です。留学生にとって日本は、治安がよく、生活もしやすいという印象があり、仕事においては、英語も日本語も使えて働きやすく、世界的に見ても日本の観光産業は今後の成長が期待できるということが、留学先選定にあたって大きな要素になっているのではないかと思っています。また、これらの国々はこれまでも多くの留学生が日本で学び、日本のさまざまな企業で活躍しているので、日本は安心・安全で同郷の仲間がたくさんいるということが彼らの強い味方になっています。服部特にネパールは観光産業が盛んな国であるため、ホテルなどの宿泊施設も多く、観光に携わっている人々が比較的多いのが特徴です。近年ネパールにおいても外国人観光客が増加していますが、ホテルにおけるサービスやおもてなしが世界レベルに至っていないことを実感する人たちも多く、それらを学ぶにはどこの国に行けばよいかと考えた結果、留学先として、おもてなしの国、日本を選ぶということが少なくないようです。留学生の最終目標は就職です。学校で学んだ分野を生かして、活躍したいという強い意志を持って入学してくる留学生が多いと感じています。久保木留学生の多くは、在学中も前向きに自分の夢に向かって努力しています。在学中にＴＯＥＩＣ８００点近くを取って、もちろん日本語も堪能で、日本人でも就職が難しいような一流企業に就職したという学生もいます。――卒業後はそのような企業に就職し、どのような職種で活躍されていますか。久保木留学生の就職に関しては在留許可が大きく関係しているので、就職先は限られています。日本の場合は、原則出身国で高校を卒業した場合には、日本の専門学校などで学んだ内容に準じた職種にしか就職できないというルールがあります。そのため、当校の場合は、必然的に主に観光産業に就職することになるので、ホテルや旅館スクエア・特集1卒業後の活躍2025年5月竣工新6号館羽田空港視察

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SQUARE4て、現在の制度になっているものと理解しています。そのため、現在の制度を直ちに変更すべきだとは思っていませんが、日本では海外からの留学生の拡大を謳っていることもあり、今後は、留学生がさまざまな方面で活躍することができる環境を整えていくことは必要になってくるのではないかと考えています。もうひとつは企業の受け入れ態勢の課題です。観光産業においては、最近になって外国籍の労働者が増加してきたので、初めて外国籍労働者を採用したという企業も珍しくありません。外国籍労働者と日本人労働者が相乗効果をもたらすような環境や育成の仕組みが整っていない場合も少なからずあるのではないかと考えています。――外国籍労働者を採用する企業に求められる取り組みについて伺います。服部既に取り組まれている企業があることは理解をしているうえであえて申し上げると、外国籍労働者にも日本人と同様に中長期的なキャリアマップを描いて、彼らのキャリアデザインに企業側も親身になって取り組むことが重要だと考えています。例えば、研修制度を充実させることもその手法にひとつだと思います。観光業界は人手不足が深刻化しています。言葉を選ばずに言えば、もし外国籍労働者を人手不に就職する学生が多いです。服部当校の卒業生の多くは技人国の在留資格を取得して、観光に関連した企業に就職しています。当校は千葉市にあるため、首都圏のシティホテルなどに就職する卒業生が多いです。ヒルトンさんやマリオットさん、ＩＨＧグループさんなどといった、フルサービス型のシティホテルを運営されているホテルや地元千葉県のホテルなどに就職する留学生が多いです。また、成田空港のグランドスタッフや地元旅行会社、インバウンド専門の旅行会社などに就職する学生もいます。職種については、技人国での在留資格では、主にフロント業務や営業・事務職とされているため、フロントなどの接客部門で活躍していることが多いです。――卒業生は就職後にどのようなキャリアを描いていますか。久保木それぞれのキャリアは卒業生自身が描いていくことなので、一概には言えませんが、例えば、スペシャリストを目指してフロント業務の専門性を追求する人もいれば、自身のキャリアアップのために別のホテルに転職してさまざまな経験を積む人もいます。特異な例かもしれませんが、自らネパールからのインバウンド向けの旅行会社を起業して、日本とネパール、オーストラリアに支店を持つ会社の社長をしている卒業生や、ゆくゆくは母国のベトナムで働くことを目指して、ベトナムにもある日本企業のホテルで働き、現在ベトナムに戻り、同じホテルでベトナム人の教育指導をしている卒業生もいたりします。いずれにしても、留学生の日本での就職は職種に制限があるため、いい意味では、途中で投げ出すことなく、日本の観光産業に貢献できる人材として活躍しているのだと思います。――卒業生が活躍する姿を見ていて、日本の観光産業で外国籍労働者が活躍するにあたり、課題や障壁になっていると感じることはありますか。久保木現在の在留許可の制度では、職種の制限があるため、留学生の卒業後の活躍の幅を制限してしまうことにもつながりかねません。ただ、この制度は、当初は日本国内で日本人が活躍できるという当たり前の状況を阻害しないためにも、これまで熟議を重ね足対策として低賃金で働かせているというようなことが起こっているのであれば、そういった企業は日本人からも外国人からも選ばれなくなってしまいます。インバウンドが増加傾向の時代にあって、外国籍労働者の活躍は不可欠だと考えています。彼らがどのようにスキルアップして、どのような目標を見出し、どうキャリアプランを描いていけるか、そして企業がそれをどのようにサポートしていくかが求められると思います。久保木外国籍労働者が日本で働くにあたって、日本語はとても重要な能力のひとつです。しかし、留学生は日本語学校でのたった２年間の勉強で日本語のすべてを習得できるわけではあり外国籍労働者が活躍していくために校内エアライン実習室での授業

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5SQUAREません、もちろん教える側の学校に課題がないわけではありませんが、受け入れる企業としても、外国籍労働者を採用して年月が浅いため、トライアル・アンド・エラーの気持ちを持って、長い目で留学生を育成してほしいと思います。――外国籍労働者に対する制度の今後のあるべき姿や展望についてお聞かせください。みや趣向、リクエストなどから判断して、それをどうすれば実現できるかを考え、お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら、接客したり、時には提案したりすることも仕事のひとつです。フロント業務と同様にお客様が１００人いれば、１００通りの接客の方法があり、決して単純作業ではないと思っています。さらに、宿泊業では旅館を中心にマルチタスク化が進んでおり、部門によって明確に線引きができない業務が多くなっています。こうした実情を踏まえて、在留資格における職種の捉え方を見直していくことも、この産業において外国籍労働者がより活躍できる環境整備には必要なことではないかと思っています。――観光産業で外国籍労働者が活躍し続けるために必要だと思うことを教えてください。久保木制度や環境整備はもちろん必要ですが、何より、日本人労働者と外国籍労働者の互いの理解は欠かせません。ともに日本の観光産業の顔であり、産業を背負って立つ存在です。日本の古き素晴らしき文化を大切にしつつ、外国籍労働者が吹かせる新鮮な考え方を取り入れ、互いに相乗効果を発久保木より多くの留学生に、日本で学びたい、働きたいと思ってもらえるような環境整備は必要だと思います。留学生の多くは学校のアルバイトの両立をしています。アルバイトで得た給料を学費に充てて、日本で学んでいる学生が多いです。現在の留学ビザではアルバイトが可能な時間は１週間で28時間と決まっています。学費や生活関連費用が上昇傾向の時代において、果たして現在のルールが適正かどうか、これはひとつの例ですが、こうしたルールの一つひとつを考え直す時期にきているのかもしれません。アルバイトの時間に関しては、もちろん留学生の本分は勉学なので、闇雲に緩和すべきとは思っていません。ただ、こういう一つひとつの事象を時代に照らし合わせて見直すことは必要だと思っています。もうひとつは働きやすさです。これは外国籍労働者に限ったことではありませんが、宿泊業の構造的な課題を解決して、より進んだ働き方改革を推進し、実現してほしいと思います。服部私はホテルの料飲部門、レストランで長年働いていた経験があります。現在の技人国の在留許可では、ホテルの料飲部門で働くことはできないということになっています。いわゆる単純作業が主となる職種で働くことはできないという仕組みです。私は長年、料飲部門に携わった人間として、料飲の仕事を単純作業の職種の一部に捉えられていることに、もどかしさと悔しさを感じています。レストランの仕事は他部門と連携して、お客様の好揮し、日本の観光産業をより世界レベルに近づけていってほしいと考えています。そのためにも当校としては、日本人と留学生の架け橋となって、在校生だけでなく、日本の観光産業で活躍している卒業生にも親身になって寄り添う、そんな存在であり続けたいと思います。このことこそが、当校が重視するホスピタリティであり、日本が世界に誇るおもてなしだと考えています。写真は学校法人中村学園より提供オリエンテーション合宿での夕食特待生集合写真

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SQUARE6生時代にさまざまな国について調べたり、英語の勉強に力を入れたりしていました。私の周りでは、高校での英語の勉強を生かして、欧米に留学や就職する人が多かったのですが、私はゼロからチャレンジしたいという想いがあり、英語が公用語ではない日本で働いてみたいという気持ちが強くなっていきました。日本は自然災害が多い国であることは理解していましたが、アジアの国々の中では群を抜いて発展していて、技術力も高く、ホスピタリティ精神も高い国であるため、日本人と一緒に働いて、自分自身の成長につなげていけたらと思うようになりました。日本は治安もよく、住みやすいという知人からのアドバイスも後押しとなり、日本で働くことを目標に日本の専門学校に留学することを決意しました。――数ある職種の中で宿泊業を目指した理由を教えてください。スバス私はもともと人とコミュニケーションを取ることが好きでした。また、親が小さなホテルを経営していて、お客さんとの接客の経験がありました。毎日いろいろな方々とお会いして、お話しすることがとても楽しく感じていたので、その経験を生かして、自分自身をさらに成長させたいと思い、接客の仕事ができる宿泊業を目指すようになりました。――日本のホテルで働くという目標を実現するためにどのようなことに取り組みましたか。スバス日本で働くにはまずは日本語の勉強が必要です。そこで、日本語学校に１年半通ったあと、専門分野を学ぶために名古屋の国際ホテル学科がある専門学校に２年間通いました。また、同時に実践的なことを学ぶ機会として、飲食店やシティホテルでのアルバイトも経験しました。日本は礼儀を重んじる国なので接客マナーや日本語の敬語表現などがとても難しく感じていましたが、ホテルで働くことを目指していたので、アルバイト先の飲食店では接客の経験を積むために、日本語があまりできなくても、お客様と日々接することができるホールの仕事を進んで希望しました。こうして学校に通いながら、飲食店やホテルでアルバイトすることで、将来ホテルに就職することを具体的にイメージすることができました。――現在の具体的な担務について伺います。スバス都ホテル四日市で働いて７年が経過しますが、入社当初はゲス――日本で働くことを志したきっかけについて伺います。スバス私の母国ネパールでは、高校を卒業したあとは、海外で留学や就職をする人が多いです。私も高校近鉄・都ホテルズ労働組合中央執行委員長廣ひろ末すえ仁ひとしさん近鉄･都ホテルズ労働組合四日市支部執行委員都ホテル四日市客室部フロントバタライスバスさん（ネパール国籍宿泊業で働く）外国籍労働者の活躍と苦悩、そして今後にむけて特集2日本のホテルで働くことを目指したきっかけ日本のホテルでの仕事

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7SQUAREトサービスの仕事をしていました。現在はフロントを中心に仕事をしていて、主な仕事は、お客様のチェックイン、チェックアウトの業務や電話対応、海外からのメールでのお問い合わせの対応、口コミの返信など多岐にわたっています。――都ホテルで働いてみて苦労したことはありますか。スバス１つは、日本語特有の表現を理解するのに苦労しました。日本語学校で日本語をある程度は学んでいても、例えば「大丈夫です」の捉え方などは迷いますね。「大丈夫です」「結構です」は英語で言えば、「ＹＥＳ」とも「ＮＯ」とも捉えられるので、そのニュアンスを読むのに苦労しました。また、四日市は関西エリアにも近いので、お客様が標準語を話すとは限りません。そういう意味でも日本語は難しいとつくづく感じています。もう１つは、都ホテル四日市は地元の老舗シティホテルなので、常連のお客様も多くいらっしゃいます。その常連のお客様に対して、ゼロから名前をお聞きしてしまい、お客様からお叱りをいただいたこともありました。それと、日本が島国であることも関係しているのかもしれませんが、自分が外国籍であることを理由に差別とはいかないまでも、少し避けられてしまうようなことを感じることもありました。例えば、フロントに私と日本人スタッフが並んでいて、日本人のお客様は日本人スタッフがいるカウンターに行くことが多く、もしかすると避けられているのかもしれないと悩んだ時期もありました。今ではインバウンドが増加して街中に外国人がたくさん歩いていたり、ホテルをはじめ多くの職種で外国籍の人々が働いていたりするので、日本の方々も外国籍の人に対するアレルギーのようなものはなくなってきていると思います。――近鉄・都ホテルズではどのぐらいの外国籍労働者が活躍されていますか。廣末ここ数年で外国籍労働者は増加傾向です。２０１９年には社員に占める外国籍労働者は４％を下回っていたのですが、現在では６％程度にまで増えています。現在では社員、パート、アルバイトなどを含めて、21カ国１８０名ほどの外国籍労働者が近鉄・都ホテルズチェーンの各ホテルで活躍しています。その中でもネパールの出身者が最も多く、50名ほど働いています。社員として働く外国籍労働者はスバスさんと同じく技人国の在留資格で働いている人がほとんどです。会社としても海外の求人に力を入れていて、行ける範囲の国々に積極的に出向いて、近鉄・都ホテルズチェーンをアピールしています。――会社が外国籍労働者に力を入れている理由をお聞かせください。廣末人手不足対策、多様性の実現の両輪だと思います。もちろん昨今の宿泊業における人手不足を解消する手段として、外国籍労働者の採用に取り組んでいる側面はありますが、それよりもホテルとしては多様性の実現、尊重の比重のほうが大きいと感じます。スバスさんがおっしゃったとおり、私たちは島国日本で育ち、狭い日本で働いています。そういう環境下において、さまざまな国籍の方々と一緒に働くことができるということは、彼らの言語や文化、彼らの持ち得ているバックボーンのようなことを知る、学べる機会にもつながると思います。コロナ禍を経て、日本人のパスポート所持率が低下していたり、海外志向の若者が減っていたりすることもあり、少しでも日本人が外に目をむけるきっかけになるよう、このような機会はとても重要だと思います。スクエア・特集2

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SQUARE8で、こうしたことを今後変革していきたいと考えています。もうひとつは、教育、研修をさらに充実される必要があると思います。日本では「見て覚えろ！」「背中を見て育て！」という文化が少なからずあると思います。それも大切なことかもしれませんが、会社のルール、基本的な業務、接客業のマナーなどについては、働く立場としてはしっかりとした研修があったほうがよいと思います。今後外国籍労働者を積極的に雇用するなら、より一層研修機会の充実は必要になってくるのではないかと考えています。――労働組合の役員としても活動されているとお聞きしています。スバスユニオンはネパールにもありますし、全世界にあります。国によって仕組みや活動はそれぞれ異なると思いますが、私が労働組合の役員になったのは、従業員の権利を守るだけでなく、外国籍労働者が増えてきている中で、そういう人たちの意見を聞く場や相談できる場を作ることが必要だと思い、その中心的な役割を担いたいと思ったからです。外国籍労働者はこの会社には労働組合があることは知っていてもどのような活動をしているか知らない人が――働く中でやりがいになっていることなどのエピソードはありますか。スバスこれは日本人も外国人も同じだと思いますが。お客様が喜んでくださったり、「ありがとう」という言葉を言ってくれたりするときは、何よりも幸せを感じます。過去には、記念日のお客様が来られて、何かできることはないかと相談されたことがありました。そのときは夕方の６時ぐらいだったのですが、限られた時間とサービスの中でお客様が喜ぶことを真剣に考え、些細な内容かもしれませんが、客室のデコレーションやシャンパンなどを用意したりしました。すると、そのお客様はチェックアウトの際に、私が別のお客様の接客が終わるのを待っていてくださり、直接お礼を言われました。「できません」ということは簡単なことだと思いますが、日本はホスピタリティの国です。ＡＩやロボットではなく、人間ならではのサービス、ホスピタリティがホテルで働くスタッフには求められます。こうしたホスピタリティがホテルの価値をさらに高めることにもつながっていくと思います。私が日本で働き続けたいと思っている理由のひとつは、高いホスピタリティによってホテルの価値、自分の価値を高めていきたいと考えているからです。――働くうえで課題に感じることはありますか。スバス日本特有の文化なのかもしれませんが、意思決定のプロセスがしっかりしているがゆえに、そのスピードが遅く、決定までに時間がかかり、結果的にお客様をお待たせしてしまうこともあります。もちろん多額のお金が関係することなどは上長の承認は必要ですが、ある程度は自分で判断して決められる権限があってもよいのではないかと思います。高いホスピタリティを追求するには、働く人々が個々に考えて行動する自主性も必要だと思いますの多いです。労働組合という組織を活用して、国籍問わず、労働者がより働きやすくなったり、もっと働き続けたいと思う人が増えるようになったり、全国にいる外国籍労働者が日頃抱えている悩みを解消できるようになったり、仲間のためにいろいろなことができるのではないかと考えています。――スバスさんの活動の様子をどのように見ていますか。廣末今年２月に全国の外国籍組合員を対象にした「外国籍組合員交流会」を開催しました。近鉄・都ホテルズでは近年外国籍労働者が増加傾向にあり、全国にいる外国籍の方々のつながりをつくって、悩みの共有や課題解決などに取り組もうと考え、本部主導で企画しました。その交流会の中身をスバスさんに考えてもらうことにしたところ、とてもしっかりとした具体的な内容を練り上げてくれて、当日は彼の企画に沿って進行しました。執行委員会では、「スバスさんに任せておけば大丈夫だ！」「本部は余計な口を出さなくてもいい！」とまで言ってしまいました︵笑︶。そのぐらい素晴らしい企画でした。――当日の交流会の様子はいかがでしたか。スバス同じネパール国籍だけでな労働組合役員として

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9SQUAREく、さまざまな国籍の方々が全国のホテルチェーンで働いているのに、なかなか会えない、名前を見たことはあるけれど会ったことがない、こうした状況を解消するために、こうした交流会を開催してとてもよかったと思いました。当日はさまざまな意見が出て、単なる愚痴や文句ではなく、前向きな意見や将来の希望を語り合うなど、とても有意義な時間になりました。特に１人で悩んでいた人が、交流会の場でさまざまな人と交流することによって、悩みを解決したり、辞めようと思っていた人が思い留まったりすることがあって、とても貴重な場となりました。廣末意見も活発に出て、懇親会では和やかな雰囲気の中、社長と一緒に写真を撮るなど、なんとも言えないいい雰囲気の交流会になりました。日本で働いて大変だったことを出し合った際に挙がった声として多かったのは、こちらとしてはしっかりとお客様に対して対応しているにも関わらず、「日本人に代われ！」などと頭ごなしに言われたということです。こうした島国日本ならではのような経験が皆さん少なからずあったようです。もうひとつは、社内の制度や福利厚生メニューの浸透度が低かったことです。交流会で互いに制度や福利厚生の内容を教えあったりしている姿を見て、会社も労働例えば、本国から親御さんが日本に来られて、働いている我が子の姿を見ながら食事ができるように、対象を本人が同席していなくても対象をご家族まで拡大しました。日本人だと親御さんに働いている姿を見てもらうなんて照れくさいと感じると思いますが、外国籍の人たちは日本で頑張っている姿を見てもらいたいという、ある意味プロ意識のようなものがあるのかもしれません。ホテルでの自身の仕事に自信と誇りを持っているのだと思います。――今後、組合活動で実現したいことはありますか。スバスさまざまな人とコミュニケーションを取って、いろいろはアイデアを出して、ホテルの価値をもっと高めていきたいと考えています。また、国籍にかかわらず、働きやすい環境を作っていきたいと思います。外国籍の労働者が働き組合も情宣が足りていなかったと反省しました。この交流会がきっかけとなって、４月から社員のホテル内レストランの割引制度の対象を拡充しました。当初は社員本人が同席していないと使えない制度でしたが、やすい環境になれば、日本人の労働者はもっと働きやすくなると思うので、相乗効果が生まれると考えています。もうひとつはやはり待遇改善です。専門学校に通っていたときに先生からホテルは給料が低いとハッキリと言われたことがあります。私はそれでも接客が好きなので、ホテルで働くことを志したわけですが、賃金が理由で自分の好きなことをあきらめて、他の産業で働くという人は、国籍にかかわらずいるのではないかと思います。それはこの産業にとって、とてももったいないことだと思います。スクエア・特集2

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SQUARE10スクエア・特集2うした強みを活かして、仕事も労働組合活動にも取り組んでいってほしいと思います。――今後、ツーリズム産業において外国籍労働者が活躍するためにはどのようなことが必要だと思いますか。スバス身近なことだと、やはり言語や文化の壁をどのように取り除いていくかということだと思います。公用語を英語にするなど欧米化すればよいということではなく、日本には日本のよさがあって、その文化を外国籍労働者もしっかりと学ぶ環境を会社として整えていくことが必要だと思います。もうひとつは長期的な目線でキャリアが描けるように会社が支援することが必要だと考えています。永住権を取得した先にはどのようなキャリアがあって、そこではどのような活躍ができるか、自分が思い描いたキャリアをどう実現できるのかということを、常に目標として見えるにしておくということは大事なことだと思います。廣末現在の国の制度における技人国の在留資格では働く職場が限られ、それによって彼らが活躍で――今後、思い描いているキャリアプランをお聞かせください。スバス将来的には管理職を目指したいと考えていますが、まずはリーダーになって、みんなが働きがいのあるホテルになるように、少しでも変えるべきところは変えていきたいと考えています。そして１人ひとりが責任を持って、上長に頼らなくても自発的な行動ができる後輩を育てていきたいと思います。そのためにはまずは自分ができることを増やしていくことが必要だと考えています。そして、数年後に日本の永住権を取得したあとは、フロント以外の業務にもチャレンジしたいと思っています。――スバスさんの仕事ぶりを見てどのようなことを期待しますか。廣末スバスさんはアジャスト能力が非常に長けていると感じます。労働組合の役員になって、それまで思い描いていたユニオンとは異なり、企業内組合の意義や活動を自分なりに理解、調整して、自分なりにアジャストして活動に取り組んでいるところは仕事にも活きていると思います。着実に仕事をこなし、お客様のため、ホテルのためによいと思ったことは、すぐにチャレンジする姿勢は働いている仲間の皆さんも見習うべき点だと思います。今、スバスさんは全国にいる外国籍労働者とのコミュニケーションをつくる起点となる存在です。こきるフィールドが結果的に狭まっていると感じています。宿泊業ではフロント業務と通訳業務、企画業務に限られていますが、ホテルの職場は相互に深く関連しており、この制限によって、本来活躍できるフィールドで活躍できないというジレンマを感じます。もちろん永住権を取得できれば制限はなくなるのですが、インバウンドは増加傾向となり、外国籍労働者はツーリズム産業にとって貴重な人財です。彼らが多彩なフィールドで活躍できる環境を整える時期に来ているのかもしれません。全世界がフィールドのツーリズム産業において、日本人と外国籍労働者がそれぞれのよさを発揮して相乗効果が生まれ、産業の価値を押し上げていく、そんなことが近い将来実現できたらと思います。今後の外国籍労働者の活躍

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添乗員よもやま話TravelWatcher髙橋美加絵ふたつの大陸から～医療事情あれこれ万博もスタート～国内外旅に出る人も増えてきた。同時に自然災害や事故、事件も増加。私も幾度となく病院同行、救急車、トラブルなど遭遇してきた。保険の有無で対応が全く変わる。事故か疾病かでも保証額は天地の差。ツアーは手配、提供機関の協力が不可欠。在住者などの生情報も為になる。そんな素敵な仲間達からのよもやま話～①シドニー在住オーストラリアの日々の生活の中で、有り難いと感じる事は多い。澄んだ青空、乾いた心地よい気候、豊かな食生活、そして何より医療制度だ。この国には「メディケア」という公的医療保険があり、費用は所得に応じて税金として徴収される。国民と永住権保持者なら誰でも平等に医療が受けられる。娘が生後7か月のとき、心臓手術を受けた。名医による大手術だったが、費用は全てメディケアでカバーされた。私自身も婦人科度受けたが、どちらも緊急では無かったためウェイティングリストへ。4～5か月ほど待っただろうか。こちらも費用の心配をすることは一切無かった。もし早く手術を希望すれば、有料のプライベート病院を選ぶ事も出来るし、民間保険に入っていれば選択肢は広がる。命に係わらない事なら待つという選択も、この国では当り前の一つなのだ。娘の手術のようにメディケア制度でも緊急性に応じた対応もしてくれる。移民として暮らす私にとって、この国の医療制度は心から有り難いと感じる事のひとつだ。②カリフォルニア州在住ゆかり（信本）ファウラーさんから～大谷選手の活躍で、LAの様子が日本でも毎日のように映し出されているようだ。湿気が無く、爽やかで温暖、真夏でも夜は肌寒い位、日系スーパーでは大抵の日本食材が手に入る。そんな快適な南カリフォルニアでも、老後の話になると、在米40年を超える人達からでさえ、日本に帰ろうかなという声が多く聞こえてくる。その最大の理由が医療事情。病院を予約するには、まずは加入している保険会社の承認がないと先に進めない。そしてかなり前もっての予約が必要。先日不整脈の検査をした際、結果を聞く医者の予約は2か月後だった。急病や怪我は、救急UrgentCareなどに行くのだが、そこでもまずは保険の確認。待合室は混雑。銃や交通事故の怪我人が運ばれるともちろんそちらが優先。待ってるうちに症状が治まり諦めて帰るという状況も。一方、予約診療の待合室は居心地のいいゆったりしたソファ。無料コーヒーマシンのある所も。日本の混雑とは別世界。“Howareyou？”とにこやかに聞かれると、どう答えていいか戸惑うが、他の患者は“‘Imgood”と笑顔で答えている。なぜ病院に？といつも思ってしまう。費用がこれまた桁違い。点滴で半日分の請求書明細万＄（約150万円）！保万円程で済んだが、盲腸手術が500万円というのも納得。何はともあれ、アメリカ旅行は、海外旅行保険なしでは考えられない。費用面だけでなく、命に関わる場合もあるので、今一度、保険加入の確認を怠らずに！11SQUARE

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旅は爆発だ！～鉄子の旅日記～永江光都子プロフィール●ながえ・みつこ2007年JTB首都圏に入社。チケットカウンター配属となり、企業や団体の出張手配を担当。2011年から労働組合執行委員となり、現在はサービス連合・組織支援局次長として加盟組合の窓口を担当している。1泊2日リフレッシュ旅！～尾道・福山～「最近旅行していないなぁ～…」過去の写真フォルダを見返しながら、接客していた頃を思い出していました。当時は行き先や宿泊施設などを決め打ちで相談されるより「1泊でそれなりに観光したい、どこか良いところはないか」といった具合に、完全オーダーメイド型の依頼も多く、それはもう腕が鳴るわけです。そんな中、尾道・福山の写真をスマホから見つけ、懐かしさのあまり紹介したくなりました。今回は鉄分ゼロですがご容赦頂ければ幸いです。尾道・福山の魅力は、何と言っても瀬戸内海の絶景、そして落ち着いた温かい雰囲気で、性別・年齢問わず楽しめるという点です。１泊であれば、１日目は尾道、２日目は福山といったところでしょうか。東京から福山まで新幹線で約3時間半、在来線に乗り換えて20分ほどで尾道駅に到着します。尾道はいたるところに坂が多く、高低差があります。息を切らしながら坂を上るのですが、その途中では迷路のような狭い路地や石垣、印象に残る石畳など、どこかノスタルジックな風情を感じます。そして猫が非常に多く、人懐っこい！！過去訪問した際に、道中で休んでいたら野良猫が私の膝に乗って甘えてきたことがありました。もう可愛いすぎてしばらく動けなかった事を覚えています。また、尾道といえば千光寺。千光寺山頂までを結ぶロープウェーの中から尾道市街や瀬戸内海を望むことができ、さらに着いた先の千光寺公園から見る街並みも絶景です。海に浮かぶ島々を臨むことができ、瀬戸内海を感じることが出来ます。公園の近くにある「文学のこみち」という遊歩道では、徳富蘇峰、林芙美子など尾道ゆかりの25名の作家・詩人の詩歌・小説の断片等が刻まれた自然石がいたるところにあります。どこを歩いていても騒音もなく、どこかゆっくりと時間が流れているような気がして気持ちが落ち着く気がします。一方、福山は何と言っても鞆の浦がおススメ。福山駅からバスを利用し30分ほどで到着します。「崖の上のポニョ」の舞台モデルになった事でご存知の方も多いと思います。鞆の浦は古くから潮待ちの港として栄え、江戸時代からの港湾施設や情緒ある町並み、昔の土蔵などがそのまま残る、日本で最初の国立公園に指定された瀬戸内海を代表する景勝地の１つです。2018年５月には、鞆の浦の港町文化をテーマとしたストーリー「瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町～セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦～」が日本遺産に認定。一つの地域が国の「重要伝統的建造物群保存地区」（2017年認定）、ユネスコ「世界の記憶」（2017年認定）と合わせて３つの評価を受けているのは、国内で鞆の浦だけだそうです。私はすでに３～４回訪問していますが、中でも印象に残っているのは鞆の浦に浮かぶ仙酔島です。仙酔島には「仙人も酔ってしまうほど美しい島」という意味があり、「山紫水明」とも表現されています。鞆の浦から「平成いろは丸」という小型船分で到着します。お目当ては『人生感が変わる宿ここから』での日帰り入浴。この施設は東洋医学に基づく健康志向の温泉で、洞窟風呂・胎内風呂・瀬戸内海（！）が特徴です。ポロシャツと短パンを着用し、洞窟風呂から入浴します。海・大地・山のチカラを取り入れた、海藻、蓬、ビワの三種類の洞窟蒸風呂は、韓国の汗蒸幕（ハンジュンマク）と似ており、それぞれ洞窟内の温度が異なるのですが、10分ほど入るとジワジワと汗をかいてきます。その後は洞窟とそばにある胎内風呂へ移動。こちらは、母親の胎内をイメージし海水を体温まで温めているため、おススメ入浴方法は「浸かる」のではなく「全身で浮かぶこと」。施設の周囲に何もないため、とても静かな環境の中、水音だけに集中することで心と体がゆっくりとほぐれていきます。洞窟と胎内風呂を何往復もすることで、発汗作用が倍増し毒素が排出される感覚を覚えます。クライマックスは瀬戸内海。施設の脇にある階段を下りて砂浜を歩き、大地のエネルギーを感じながら海に飛び込みます。時期を間違えると極寒なのですが、先ほどまで体内深部を温めていた効果もあり、しばらくすると慣れてきます。何より「瀬戸内海で入浴している」という事実に衝撃を覚えます。すべてのコースが終わったら最後は内風呂で砂を落として終了となります。このように、尾道・福山はコンパクトでありながら、景色・温泉・歴史をたどることができ、落ち着いた雰囲気から心身ともにリラックスできる素敵な町です。初夏～秋口がとても過ごしやすいと思いますので、時間があったら是非訪れてみてください。写真は筆者提供SQUARE12

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旅を彩るバスガイド日録じん神ぼ保ときえバスでの移動も旅行の一部に前回は「バスガイドしての心掛け」をお伝えしましたが、今回は移動中のバス車内をどのように楽しい空間にするか、移動を旅行の一部にしてもらうための取り組みについてお伝えします。旅行においてバスは移動するためのひとつの手段に過ぎません。お客様の旅行の目的は観光地を巡ること、景勝地で景色を見て感動すること、おいしいものを食べること、その土地の旬のものを楽しむこと、非日常を味わうこと……それぞれです。しかし、私は、旅の思い出のひとつに「バス車内」もお客様の心の中に刻みたいと思っています。前号で私のガイドとしてのスタンスは「お客様とともに行って、ともに帰ってくる」であるということを書きました。観光地や景勝地などでは常にお客様とともに同じものを見て、同じ空気を味わい、同じ時間と共有することが大切であるということですが、私は「バス車内」も同じだと考えています。路線バスや高速バスとは違い、観光バスにはバスガイドが乗務しており、バス車内も旅行の一部です。もちろん移動中はお休みになりたいお客様もいらっしゃいますが、バスガイドとしては車窓の移り行く景色をご案内したり、これから訪れる観光地、景勝地のことをお伝えしたりなど、車内での時間はバス旅には欠かせない空間だと思っています。私が乗務する際には、単に車窓から見える景色をご案内するだけでなく、年齢層にあわせて、みんなで歌って、車内を盛り上げて、一体感を作っていけるよう心掛けています。例えば、あらかじめ歌詞カードを作って、座席の前ポケットに入れておきます。私がハーモニカでその地にちなんだ童謡や旅情歌を演奏すると、お客様がその歌詞カードを見て口ずさんでくれたり、とてもきれいな景色が見えるときは、あえて多くを話さずに、景色を引き立てるＢＧＭを流して情景を演出したり……バスガイドは前で話すだけでなく、バス車内の旅を演出する役割を担っていると考えています。年齢層にもよりますが、八ヶ岳に行けば、「八ヶ岳シンフォニー」を、海に行けばサザンオールスターズなど、お客様をその景色の中に入れてあげる雰囲気を作るようにしています。私がこうした取り組みをしているきっかけは、ある旅番組を見ているときでした。旅番組では必ず情景や季節にあったＢＧＭが流れ、その景色を見た視聴者に「行きたい！」と思わせて、視聴者をその景色の中に入れる演出があります。この取り組みはその発想から生まれ、今でも継続しています。私は両備バスで働いていた頃に、景色や目に見えるものを即席で俳句（５・７・５）を作るという訓練がありました。パッと見た第一印象、そこでひらめく言葉、光り輝く言葉……観光の「光」を意識して、お客様へのご案内の言葉選びにも工夫をするようにしていました。景色と同じく、言葉にも表情があります。お客様の年齢層によって言葉や音楽を選択して、目に見える景色とお客様の心を同化させる、そんな雰囲気作りに取り組んでいます。もちろんこうした取り組みは全員ができるわけではありませんし、強制するものでもありません。また、バスガイドには国家資格もありません。それぞれのバスガイドが工夫を凝らし、一人ひとりが唯一無二のバスガイド像を確立していくことが大切だと思っています。13SQUARE

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SQUARE14ー）の折りたたみ式のゴミ箱「テントインポップアップトラッシュボックス」です。ゴミ袋をテーブルやイスにくくりつけていたのですが、キャンプサイトをスマートに見せたいと思って購入しました。内側に６個のスナップボタンがあるので袋の固定が可能。さらに底面が防水仕様なので、汁が漏れやすい生ゴミや空き缶でも安心して運搬できるのが魅力です。２つ目は、ＭＯＯＳＥＲＯＯＭＷＯＲＫＳ（ムースルームワークス）が販売している「ＰｅｇＰｅｄａｌ」という、テントやタープを固定するペグを足で踏んで抜くためのアイテムです。体重をかけて踏むため、手で引っ張ることなく硬い地面に刺さったペグでも簡単に抜けます。さらに、ペグ抜きとして使わないときは、蚊取り線香を引っ掛けておける仕様なので、自分の好きな場所に設置できます。（ペグでペグペダルを固定する必要あり）このアイテムを使い出してからは、抜けないペグを手で引っ張って、いきなり抜けて後ろに転ぶこともなく、安全にペグ抜きができています。プロフィール1990年、小樽生まれ小樽育ちで生粋の樽っ子。高校卒業後「そのときやりたいと思った仕事をする！」と両親に宣言し、飲食店ホールスタッフ・アパレル販売・携帯販売・船舶操縦士・リゾートバイト・歯科助手＆受付など、さまざまな職種を経験。ライターという職業があることを知り、26歳のときに副業でスタート。一年後には個人事業主として独立し、今に至る。主にアウトドア・観光・グルメのジャンルをメインに執筆しているが、Webサイト制作や新千歳空港に設置されている看板デザインなど、ライター業以外も手掛ける。プライベートでは愛猫の“茶太”と一緒にソロ猫キャンプを楽しみ、道内各地のキャンプ場に足を運んでいる。テムが気になってそのまま購入。キャンプサイトに統一感を出したくて新しいキャンプ用品を購入。と、見事にキャンプ沼にハマりました。今回は、キャンプ沼から脱出することなく長年ハマり続けている私が、本当に購入してよかったと思う『あると便利なキャンプ用品』をご紹介します。すでにキャンプをしている人はもちろん、キャンプ未経験の方にも「キャンプ用品にはこんな便利なアイテムがあるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。１つ目はＯｒｅｇｏｎｉａｎＣａｍｐｅｒ（オレゴニアンキャンパキャンプ用品を大きく分けると、必ず必要なアイテムと〝あると便利なアイテム〞の２種類に分かれます。キャンプ好きになるとよく言われるのが「キャンプ沼」という言葉。最初はこだわりがなく始めたキャンプでも、徐々に自分なりのこだわりが出てきて、キャンプ用品がいくらあっても新しいものが欲しくなるという現象のことです。私も最初は必須アイテムを揃えるだけで満足していました。ですが、キャンプへ行く回数が多くなればなるほど、雑誌やメディアに掲載していたり、他人が使っていたりするアイ写真は筆者撮影・提供あると便利なキャンプ用品キャンプへ行くときに、収納ボックスに入れ忘れたギアをまとめて、このアイテムに入れると便利。

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15SQUARE３つ目は、ＢＡＲＥＢＯＮＥＳ（ベアボーンズ）の「ビーコンライトＬＥＤ」です。小さいサイズのＬＥＤランタンなのですが、とても明るいのが特徴。ある程度の大きさのテントでも１つあれば、テント内を明るく照らすことができます。唯一気になる点としては、ローパワーであれば長時間持つのですが、ハイパワー（一番明るい設定）だとバッテリーは３時間しか持ちません。私はハイパワーで使いバッテリーが切れたら、小さなモバイルバッテリーを繋げて使っています。ため、事前に飲み水をペットボトルに入れたり、お風呂に水を溜めたりすることができました。が、もしいきなり断水になったら対応できないことに気づき、浄水器を購入。キャンプ場の中には飲用水がない（炊事場に「この水は飲めません」と書かれているなど）ところもあり、そういう場所でも便利に使えます。エキノコックスはもちろん、大腸菌やバクテリア、微生物まで世界最高基準で除去する優秀なアイテムなのです。以上、私が購入した中であると便利なアイテムをご紹介しました。「こんなアイテムがあるんだ〜」と皆さんの新しい発見に繋がれば嬉しいです。４つ目は、８ＡＧＡＲＡＧＥ（ヤエイガレージ）の「アースボード」です。とてもオシャレなデザインのカッティングボードで、映える写真を取りたいときに使っています。鮮やかなブルーカラー部分はレジン素材を採用しています。レジン素材は傷に弱いため、食材などを切るときは裏面をまた板代わりにして使っています。こうすることで、傷が目立たなくなるのです。５つ目は、ＳＡＷＹＥＲ（ソーヤー）が発売している浄水器「ソーヤーミニＳＰ１２８」です。以前、２０１８年に起きた北海道胆振東部地震の際、私の住む地域が『計画断水』を行うという情報が入ってきた一度紛失したのち、もう一度買い直したほどお気に入りのアイテム。目立つレッドカラーをチョイス。海をイメージしたレジンがとても美しい。キャンプにはもちろん災害時にも頼りになるアイテム。独特なデザインのペグペダル。これがあればペグ抜きに悩まなくなるのでおすすめ。

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SQUARE16人？牧師？最後までわからなかった。キリスト教にこんな信仰の方法があるとは知らなかった。ただ、考えてみれば仏教にも様々あるわけで、宗教に関してぼくはあまりにも無知であった。日本では宗教を深く考えることはなく、お寺にも行くし、神社にも行く。クリスマスになれば盛り上がる。これだけの人々を動かし、時に争いまで引き起こしてしまう宗教は、世界を旅する上で、もっと知っておかなければならないものだと思った。と、そんな風に思えたのは、だいぶ後の話。この時は、終始頭は割れるように痛み、体は熱っぽく、かなりの重症であった。座っているだけでもつらいのに、頻繁に起こるスタンディングオベーションや両手を上げてのお祈りの時間。ぼくの体はほとんど限界に達していた。会場にいる誰よりも、神の救いを求めていたのは、間違いなくぼくだった。なお母さんと物静かなお父さんが笑顔で迎え入れてくれた。しかしこの時、初めての出入国で体力を使い果たしていたぼくは、大きく体調を崩していたのである。咳が止まらず、頭痛もあり、立っているのもやっと。食欲もなく、その日は何も食べることができていなかった。「体調が悪いから何泊かさせてほしい。」と申し訳ない気持ちいっぱいで伝えたら、「良くなるまでゆっくりしていきな！」と言ってくれて、はちみつレモンやら、体に良さそうな野菜スープを用意してくれた。ホッとしたのも束の間、２人は何やら慌ただしく準備をしている。聞くと、その日はキリスト教の大切なイベントがあるというのだ。ぼくは家でゆっくりしていたかったが、「ぜひ来るべき！」というライアン母の勢いに圧倒され、心ここにあらずという状態でついていくことになった。車に揺られること30分。着いたのは大きな劇場。教会に行くと勝手に思っていたので意外だった。ステージがあり、ドラムなどの楽器が並べられている。時間になると、ギターとドラムの爆音を合図に演奏が始まった。想像していたキリスト教とは全く違う。静かにお祈りするどころか、劇場はさながら若手バンドのライブ会場。バンドからスタートして、歌手が次々に変わり、最後はある男の人が話をしていた。いったい誰なんだろう…。有名色々トラブルはあったものの２つ目の国となるニュージーランドに入国した。最初の街、オークランドでお世話になったのが、ライアンの両親だ。ライアンとは、オーストラリアで親しくなった青年で、「オークランドに行くならおれの実家に泊まりな。両親に連絡しておくよ。」と言ってもらっていた。その言葉に甘え、彼の両親がいるお宅へ、送られてきた住所を頼りに向かうことにした。オークランドの街は坂道が多い。だだっ広いオーストラリアとは違った印象を受ける。いくつもある坂のひとつを上った先にある静かな住宅街にライアンの実家はあった。ぼくが家の前にたどり着くと、声が大きくてパワフル神に救いを求めたキリスト教のイベント会場プロフィール1986年生まれ、千葉県育ち。中学卒業後、自転車で千葉県一周、高校卒業後に四国を一周する。大学時代はサッカーに明け暮れるが、そこで出会った自転車好きの先輩の影響で初めてのロードバイク(今でもこれに乗っている)を購入。大学卒業後は旅行会社に就職。様々な地域を訪れるうちに、その場所を自転車で走ってみたいという気持ちが抑えられなくなり退社を決断。約１年かけて自転車で日本一周をする。その後、中学校教員として働き出し、５年間勤務して再び退職。2017年６月から自転車で世界一周をスタート。オセアニア、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカと走ったところで世界的に新型コロナのパンデミックが発生。旅を中断しアフリカのザンビアから急遽帰国した。再び旅をするのかどうか、まだ決めかねている。神様、助けて…（ニュージーランドオークランド）

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17SQUARE結局、オークランドでは丸３日寝込んだ。ライアンの両親は、朝・昼・夜とぼくの食事を準備してくれた。ひょっとしたら、ぼくのために仕事を休んでいたのかもしれない。何から何までお世話になり、４日目の朝にようやく走り出すことができた。ニュージーランドと言えば、ぼくの中で思い起こすのは、学生時代に夢中になった映画「ロード・オブ・ザ・リング」だ。ストーリーも面白かったが、牧歌的な村の風景や壮大な景色に目を奪われていた。そのロケ地となったのがニュージーランド。購入した地図には、ロケ地を示すマークがいくつもつけられていた。オークランドから２時間も走ると牧場が広がった。鮮やかな緑色の大地。のどかで穏やかで天気の良い時には、横になってお昼寝をしたくなってしまう。午後になると毎日のように雨に降られたが、雨上がりには何度も虹を見ることができ、それこそ映画の中の世界のような、現実から少し離れたところを旅している気分になっていた。そんな地域を数日走り、Ｍａｔａｍａｔａという小さな町にたどり着いた。ここには映画の中でも印象的な、ホビットと呼ばれる小人の種族が住んでいる村のロケ地が存在する。町の中心で買い物をすませ、ロケ地近くのキャンプ場を目指した。正直なところ、あまり期待はしていなかった。自転車で走っていれば多くの牧場を見ているし、丘だって山だって越えてきている。この場所だってそのうちのひとつにすぎないだろう。そんな風に考えていた。ところが、Ｍａｔａｍａｔａの中心から離れていくと、想像以上に美あれこれ悩んだが、最終的にはチケットを購入した。決め手となったのは、ここがニュージーランドだってこと。自分の家から気軽に来れる場所ではない。「また次の機会」は考えにくいのだ。結果、ぼくは大満足でツアーを終え、近くの丘陵地帯も興奮しながら１日中自転車で走り回っていた。映画のように恐ろしい敵に追われているわけではない。世界に危険が迫っているわけでもない。でも、ぼくはいま、自分の冒険している。この場所も、この時間も、大切な冒険の一部。美しい景色や人々との出会い、全ては一期一会。そんなことを改めて考えるきっかけにもなった。ホビットの旅は無事に終わったけど、ぼくの旅はやっと１００日を迎えるところ。まだまだ終わらない。しい景色が広がっていて、うきうきとわくわくに心が満たされていった。それでも、翌日になると見学ツアーに参加するかどうかぼくは再び悩んでいた。長い旅なので、贅沢はできない。セットの見学となると、痛い出費となる。自転車で走って、セットを覗けたらそれでもいいな〜と思いつつ、ツアーの出発点となる場所まで向かった。ここ数日、田舎道を走っていたのであまり車を見ていなかったが、駐車場にはたくさんの車が並んでいた。入口にはゲートがあり、専用バスに乗らないと入っていけない。覗ける場所なんて存在しない。「ロケのセットでしょ。作り物でしょ。」と思う自分もいるが、せっかくここまで来ているなら見てみたい気もする。写真は筆者提供どこまでも続く牧場主人公フロドとビルボの家ホビットの村ホビットの村の入口ホビットの村へ（ニュージーランドマタマタ）

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SQUARE18ナ」。今浜インターチェンジからすぐの場所にあり、気づけば何度か通うようになっていました。「ルアナ」とは、ハワイ語で〝陽気な仲間とくつろぐ場所〞。名前のとおり、扉を開けた瞬間、波のリズムに合わせて心が緩んでいくような気がしました。店内は、木のぬくもりと、ターコイズの爽やかな色づかいでリゾート感満載。４月から少しずつ建てられ、夏の終わりに解体される、はかプロフィール●つちや・かな1991年、金沢生まれ金沢育ち。大学時代に京都で観光学を学びながら、観光案内所にて観光客を案内するボランティア活動や、ゼミで観光地の取材などを経験。そこから旅を発信することの楽しさを覚える。一度は金融業界へ行くも、27歳の時に一念発起してフリーランスの道へ。現在は、旅×写真×文章×動画×SNSを掛け合わせたトラベルフォトライターとして活動している。“いしかわ観光特使”を委嘱し、金沢在住を強みとして女子旅を軸に、観光スポット、宿、グルメ、工芸などをメディアやSNSにて紹介。また、モデルコースなどの女子旅コンテンツの作成や、旅行会社、地方自治体などの撮影も手がける。「旅するように暮らす」のが好き。大きな被害を免れたといいます。だからこそわたしは、この場所で〝変わらない風景〞に出会いたかったのかもしれません。車をゆっくり走らせると、一直線に続く砂浜が広がります。波音だけがＢＧＭのように寄り添ってくるその道を進む時間は、石川県で暮らす私にとっても〝日常のすぐそばにある非日常〞。何度訪れても、心がほどけていくような、大好きな場所です。砂浜から見上げるとぽつんと佇む、ターコイズブルーの小さな建物。それが、お気に入りの浜茶屋（海の家）「ビーチカフェ·ルア金沢から車を走らせて、わずか40分。窓を開けた瞬間、ふわりと鼻先をくすぐったのは、潮の香りと夏の風でした。目指したのは、宝達志水町にある「千里浜なぎさドライブウェイ」。日本で唯一、波打ち際を車で走ることができる、全国でも珍しい海岸です。ここは〝能登のスタート地点〞とも呼ばれる町であり、わたしにとっては、少し特別な場所でもあります。令和６年の能登半島地震から、１年半あまりが経ちました。正直に言えば、まだ能登に向かう勇気を持てずにいました。それでも、「行きたい」という気持ちはずっと消えることなく、昨年の夏、そんな私の背中をそっと押してくれたのが、この町でした。幸いにも、千里浜は地震の能登・千里浜で見つけた、海とわたしのやさしい時間

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19SQUAREない命をもつこの場所に、私は毎年惹かれてしまうのです。だからこそ、ここで過ごす時間はより愛おしいのかもしれません。訪れる人や曜日によって、その表情を変える「ルアナ」。週末にはビーチパーティーやヨガイベントも行われ、ＳＵＰやカヤックのレンタルやＢＢＱも。家族とでも、友人とでも、恋人とでも楽しめる場所だけれど…わたしは、ひとりで来るのが好き。ただ海を眺めてぼんやりしたり、パソコンを広げて少しだけ仕事をしたり。なにも気にせず、自分だけのリズムで過ごせるこの時間は、まるで自分を甘やかすような、ご褒美のようなひととき。そして、「また来たい」と思わせてくれる理由のひとつが、オーナーの西さんの存在。見た目はちょっぴり強面だけれど、話してみると気さくでユーモアにあふれた人。地元·宝達志水町の出身で、「この町を元気にしたい」との思いから浜茶屋を受け継いだそうです。かつては海沿いにずらりと並んでいた浜茶屋も、今ではわずか2軒。それでも、変わりゆく風景を守ろうとする人がいる。そう思うだけで、胸の奥がじんわりとあたたかくなります。もうひとつの楽しみは、色とりどりのノンアルコールカクテル。グラス越しに見える鮮やかな色彩を眺めていると、いつしか日常がふわりと遠のいていくよう。海の音をＢＧＭに、ゆるやかなリゾート気分に包まれていくのです。浜焼きも、この場所ならではのごちそう。ぷりぷりのサザエ、香ばしく焼かれたイカ。潮風に包まれながら味わう海の恵みは、まさに至福そのもの。けれど、やっぱり一番心を奪われるのは、日が傾きはじめるサンセットの瞬間。空がゆっくりとオレンジに染まり、やがて淡いピンク、そして群青へと変わっていく。言葉なんて、もういらない。ただ波の音に耳を澄ませていると、この瞬間にすべてを委ねたくなるのです。静かに沈んでいく夕陽は、まるでこの場所だけのために用意された〝特等席〞からの贈りもののようで、胸の奥にやさしい温もりがそっと満ちていきました。今年の営業は、まだ始まったばかり。新しくブランコが登場したと聞いて、またひとつ、楽しみが増えました。今年はまだ行けていないけれど、「今年はどんな表情で迎えてくれるのだろう」と思うと、胸がふわっと高鳴ります。〝わたしを取り戻す〞時間。ここは、そんな場所なのです。写真は筆者提供

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specialreport新設学術団体﹁日本ホスピタリティ観光学会﹂の設立総会が２０２５年４月20日︵日︶にＪＴＢツーリズムビジネスカレッジにて開催され、サービス連合情報総研の業務執行理事吉田裕矢が出席しました。また、設立総会終了後は、東京ドームホテル後楽園飯店にて設立記念パーティーも開催されました。日本ホスピタリティ観光学会は観光産業への学術的貢献と真の産学連携を目指し、昨秋から発起人を募り、設立にむけた準備を進めてきました。設立総会では、本誌の連載﹁極言御免﹂でお馴染みの神奈川大学国際日本学部の島川崇教授が会長に選任され、宝塚医療大学観光学部の神田達哉准教授︵前サービス連合情報総研業務執行理事︶が副会長に就任しました。また、顧問には、当法人の前身組織のＯＢでもあり、現在は株式会社ＪＴＢ相談役の田川博己氏が就任しました。当該学会の設立にあたり、サービス連合情報総研は、当該学会から事務局受託の打診を受け、２月に開催された２０２４年度第３回理事会にて承認されました。これにより、日本ホスピタリティ観光学会の事務局は一般社団法人サービス連合情報総研に置き、業務執行理事吉田裕矢は当該学会の事務局長を担うこととなりました。また、日本旅行グループ労働組合連合会事務局長の植木梨恵さんが当該学会の役員に選任され、﹁効果的な産学連携検討チーム﹂の一員として、ツーリズム産業で働くものとアカデミアとの橋渡し役を担われることになりました。設立総会では定款の制定が満場一致で確認され、定款には以下の５項目が﹁学会の目的﹂として明記されました。①ホスピタリティ・観光学分野への学術的貢献②ホスピタリティ・観光従事者の人間的幸福の追求③地元住民の幸福に資する観光振興策の検討●specialreport「日本ホスピタリティ観光学会」設立総会に参加─サービス連合情報総研が事務局を受託─編集部SQUARE20

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specialreportまた、以下の５つの事業を柱として活動することが確認されました。これにより、観光産業への学術的貢献ならびに真の産学連携に取り組むこととしています。①論文集等その他刊行物の発行②研究大会、地方例会その他学術集会の開催③ホスピタリティ・観光に関わる研究及び調査④労働組合や企業、関連諸学会その他団体との連携及び協力活動⑤会員相互の研究に関する連絡及び協力⑥その他、この団体の目的を達成するために必要な事業当該学会の会員は約40名からのスタートとなり、研究者の中でも旅行会社、ホテル、航空会社などツーリズム業界出身の教員も多いのが特徴です。研究者以外では、現役の旅行会社の社員やラグジュアリーホテルの役員、ツーリズム業界への人材輩出に取り組んでいる専門学校の講師などさまざまな専門分野を持った方々が会員になられています。設立総会において、島川会長からは﹁開かれた学会を目指す﹂との発言があり、﹁産業界の最前線で働くものと、ツーリズム産業の発展を願うアカデミアの両輪による真の産学連携を実現する﹂と力強く抱負を述べられました。また、特定の分野に偏らないさまざまな分野からの学術的アプローチの実現や観光学の教科書刊行の推進にむけた取り組みもおこなうことが確認されました。設立総会に際し、顧問に就任した田川氏からは﹁この度は、日本ホスピタリティ観光学会の設立、誠におめでとうございます。持続可能な観光の実現に向けて、ツーリズム産業の明るい将来のために、ホスピタリティマインドを持った次世代の観光人材の育成と教育プログラムの開発や普及に大きな役割を果たされることを期待しております！﹂とのメッセージが寄せられました。日本ホスピタリティ観光学会の会員区分は、個人会員が３種類︵研究会員・一般会員・研究会員︶と団体会員の計４種類となっています。今般、当法人が事務局を受託するにあたり、﹁一般社団法人サービス連合情報総研の正会員もしくは準会員の組織に属する人﹂は、特別会員として、年会費は無料となっています。当該学会の趣旨や目的に共感し、実務だけでなく、さまざまな側面から今後のツーリズム産業へ貢献したいと考えている人や真の産学連携に関心のある方は、ぜひ入会をご検討ください。また、当該学会にご興味のある方は公式ウェブサイト︵https://www.nhta.jp︶もご覧ください。④国民の幸福に資する観光産業及び観光地域の持続可能な発展への貢献⑤時代の要請に適い青少年の幸福に資する観光人材の育成21SQUARE

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specialreport観光研究学会、日本国際観光学会、観光学術学会、日本観光ホスピタリティ教育学会、日本観光経営学会、観光情報学会、観光まちづくり学会の８学会、登録されていない学会でも、私は名の通っている学会をあと３学会知っていますが、他の学問分野と比較して乱立しているといったわけではないことがここからもわかると思います。研究者は自分の専門を深く深く追求していくものですから、方向性の違いから学会が細かく分かれていくのはある意味当然ではないだろうかと思います。―日本ホスピタリティ観光学会設立のきっかけについて教えてください。もともと私は日本国際観光学会をメインに活動していました。この学会は観光学の中でも産学官連携を謳った学会です。もともとは旅行業、航空業、ホテル業等観光関連産業の現場を経験した人たちが作った学会です。旅行業の経営者の親睦組織であるトラベル懇話会が中心となって、この業界の地位を向上させたいとの強い思いで１９９３年に設立されました。私は２０００年、２００１年に学会が公募した懸賞論文に投稿したことがきっかけで入会することになりましたが、この頃も業界の最前線で活躍しながら学会活動に参加されている方も多くいらっしゃいました。その後、学会活動されていた多くの業界人の方々が教員になりましたが、２０００年代後半から２０１０年代にかけて、博士号を取得したのに仕事に２０２５年４月20日に新学会﹁日本ホスピタリティ観光学会﹂が設立されました。日本ホスピタリティ観光学会の会長に就任された、本誌﹁極言御免﹂のコーナーでもお馴染みの神奈川大学島川崇教授に設立趣旨や活動への想いについて語っていただきました。―島川先生、日本ホスピタリティ観光学会設立おめでとうございます！そもそも、学会ってどういうものなんですか？ありがとうございます。学会とは、主に大学の教員や研究所の研究員等の研究者が、普段から研究してきたことから得られた研究成果を口頭または論文という形で世の中に問う場です。研究者は必ずこの世に問うということをしなければいけないので、研究者にとっては大事な組織なのです。それぞれの学問分野に学会が複数存在します。日本学術会議という機関で学会を登録する制度があるのですが、ここに登録されているだけでも約２０００団体もあるんですよ。―そんなにあるんですか。一つの学問分野でも、歴史学では83学会、経済学では63学会あると言われています。観光も学会数が多いと言われていますが、日本学術会議に登録されている学会は、日本観光学会、日本●specialreport「日本ホスピタリティ観光学会設立─真の産学連携を目指して─」日本ホスピタリティ観光学会会長島川崇設立の経緯、趣旨プロフィール●しまかわ・たかし国際基督教大学教養学部卒業、ロンドンメトロポリタン大学ビジネススクールＭＢＡ、東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。日本航空入社後、松下政経塾入塾。日本総合研究所研究員、東北福祉大学、東洋大学を経て、２０２０年より神奈川大学国際日本学部教授。SQUARE22

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specialreportspecialreport就けないといういわゆるポスドク問題が顕在化してきました。その頃から、大学教員になるには、博士号は必須で、論文等の学術業績を強く求められるようになりました。そのため、観光の分野でも、都市工学や文化人類学や社会学は多くのポスドクを輩出していたことから、観光学の教員の求人は、実務家よりも博士号保持者に移っていきました。また、長期化した不況と賃金の伸び悩みで、研究費を経費として計上できない現場の方々は、なかなか学会活動をするだけの金銭的な余裕がなくなり、産業界の人々の学会活動が低調になっていきました。そうなると、産学連携と言いながら、何も産業の最前線のことがわかっていない研究や、そもそも産業界の発展なんてどうでもいい研究ばかりになってきました。論文査読は通るけれど、研究者の独りよがりで何の示唆もない研究が多く、論文集を読んでてもわくわくドキドキしない。役所が提示する政策丸呑みで、人が気づいていない問題点を誰よりも早く気づいて指摘するといった心がヒリヒリするような闊達な議論がなくなってしまいました。当然です。最前線で頑張っている人がそこにいないのですから。だから、もっと最前線で活躍する人も多く集う学会にしなければ、真の産学連携は生まれない。そう強く感じ、新しい枠組みを作らなければいけないと思ったのです。―なるほど、よく分かりました。それを踏まえて、新学会の特色をお聞かせください。新学会の特色を７項目にまとめました。───────────────産業界の最前線と観光産業発展を願うアカデミアによる真の産学連携───────────────産業界を単なる研究対象としてしか見ていないアカデミアは、観光産業が発展するかどうかに関心はありません。わが国の観光産業が持続的に発展していくためには、産業界も最前線で頑張っている人々と連携をとる必要があります。───────────────年会費を安価に設定───────────────固定費を抑えたことで、年会費も安価に設定することができました。特に研究費のない産業界の方々、フルタイムではない雇用形態の研究者の方々には、今まで学会の年会費の負担も大変だったと思います。特に産業界の最前線で活躍する方々に入会してもらいたいと願い、敢えて会費を安価に設定しました。───────────────人文学、社会科学、自然科学のどこにも偏らず、バランスの取れた学際的なアプローチ───────────────わが国では特に人文学からのアプローチが欠けていることで、観光が単なる儲け至上主義、効率至上主義になりつつあります。観光学は総合的な学問であることを理解し、人を重視した産業であることを前提として、全分野で対応できる論文査読体制を構築します。───────────────観光教育の実践活動を支援───────────────観光系学会は研究発表の場は提供できていても、教育の実践活動に関しての示唆は与えられてきませんでした。当学会では、積極的に観光教育の実践活動に関しても支援する体制を整えます。大学だけでなく、大学院教育、さらには、短大・専門学校教育、職業訓練校に対する支援も行います。───────────────観光学諸科目の教科書刊行を推進───────────────1324523SQUARE

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specialreport学会メンバーが積極的に教科書を刊行することを推進します。観光の現場は日々進化していますが、多くの教科書がアップデートされておらず、その進化について行けていません。良質の観光学教科書を学会叢書として認定し、観光が専門でない教員でも授業しやすい教科書を世に送り出します。───────────────落とす査読ではなく、世に問う査読───────────────既存の学会の論文審査システムにおいて、心ない査読でどれだけ未来の萌芽を摘んできたかわかりません。論文として未成熟であれば、伴走しながら論文の域まで高めていく査読システムを構築します。馴れ合いではなく、仲間として高めあう関係性を構築します。───────────────参加したくなる集会───────────────既存の学会では、学術発表を行う際も、自分の発表の回だけ参加してあとは聞かずに帰ったり、総会は委任状で済ませたりしている会員が多いです。それは、学会がアカデミックソサイエティとしての魅力がないことにほかなりません。当学会は、闊達な議論を通して、知的発見に富んだ集会を企画します。―ツーリズム産業における産学連携の現状をどのように捉えていますか。２００１年に始まった小泉政権から観光が本格的に大きな政策課題として扱われるようになりました。２００８年に観光庁ができて、国家として観光をどう舵取りしていくかということが議論されるようになりました。それは大変大きな進歩だと思うのですが、その後の観光の学術界は、官が目指すことに盲従しているように思うのです。そのような状況下の産学連携って、結局学の独自性なんて何もない。産の立場からは、官から提示される政策パッケージや白書等の報告書を読んでいればそれで十分で、それ以上のもので学から得られるものがない。本来アカデミアというものは、不偏不党でいかなる力からもフリーハンドであるべきです。なのに、観光の研究者は、役所の審議会にメンバーとして呼ばれたいとか、講演を頼まれたいとか、果てはこれだけ観光が注目されたんだから勲章くらいもらいたいとか、もう私は教授連中のこういう話を聞くとげっそりしました。こういう人たちとは一緒にはできない。産学連携と言いながら、何も産業界なんか見ていない。産業界のことをダシに、力を持つ者にばかり擦り寄っていく、そんなものは産学連携ではない。産業界と学術界が直接手を取り合って将来の目指す姿を語り合う、そんな本来あるべき産学連携を取り戻す、その想いで学会を作りました。だから、産官学連携としていません。直接、産と学が繋がった関係を構築します。―産学連携によって、どのような価値を生み出すことができると考えていますか。私もかつて産業界の最前線に身を置いていましたが、そのときは、今、目の前で起こっていることに対応することで手一杯で、この先どうなるかなどあまり考えが行っていなかったと思い返します。私は90年代後半に航空会社の国際線の団体営業をやっていたのですが、そのときに、ＪＡＬＰＡＫの旅ポンという新商品を中小の旅行会社に導入してもらえるように販促していました。これは、ＪＡＬＰＡＫの持つ旅の素材を自由な組み合わせでバラ売りできるもので、まさに今のダイナミックパッケージの走りとなるような商品だったのです。当時の私は、この商品の価値も分からずにただ課長に言われて中小の旅行会社に行って説明をして導入してもらうことに終始していましたが、当時の課長はこの商品の先見性を予見していました。これからＦＩＴ全盛になり、ＩＴ技術が発展していくと、旅行会社を介在しないで旅の予約が完結してしまう。そこで、旅行会社が新たな形で個人旅行客を取り込める枠組みを構築しないと、旅に旅行会社が関われなくなってしまう。旅行会社が生き残76産学連携SQUARE24

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specialreportっていくためには、単に安売りをするのではなく、旅行会社だからこそ提供できる利便性や拡張性をもっと強く打ち出していかなければならない。そこまで見抜いていました。そこまで見抜く課長はなかなかいませんが、アカデミアの力を結集すれば、今やっている重要なことを見抜き、それを支援することはできると思うのです。―労働組合との連携によってどのようなことを期待していますか。私はかつて参議院議員選挙に愛媛県選挙区から立候補したことがあります。そのときに、連合傘下の労働組合の方々に全面的にご支援をしていただきました。地方の1人区の選挙は、まさにあちらかこちらかといった選択になるので、企業、団体等のあらゆる組織は、あっちにつくか、こっちにつくかという色分けができてしまいます。そのことで本当に様々な組織と出会いました。そのときに感じたのは、あらゆる組織の中で労働組合が一番真っ当な組織だということです。まずは一人ひとりの構成員の自主性が担保されていること。宗教団体だと上が決めたことを全く疑いもせず完全に従います。その統一性はもう恐ろしかったです。ワンマン社長の企業も同様です。でも、労働組合はちゃんと組合員の自主性が担保されています。そして、何よりも弱い者の味方であることです。一番苦しい立場の人に寄り添える存在であることです。選挙の後、紆余曲折の人生の中で、組合がない会社に入ったこともありました。そのようなところは、本当に従業員のウェルビーイングなんてそっちのけで、改めて組合の存在のありがたさを感じました。私は、組合と連携することによって、観光の最前線でいま何が起こっているのか、アカデミアの人々が直接触れるチャンスを作りたいと考えています。現在、急速に観光振興していくプロセスの中で、苦しい思いをしている声なき声があり、その声の代弁者となる人が必要です。弱い者の犠牲の上に成り立ったものは絶対に持続可能にはなりません。それをきちんと把握するのも、アカデミアの役割です。―今後の活動への想いをお聞かせください。その観光は誰を幸せにしているのか、それを問いたい。もちろん観光客がその観光地を訪問することによって幸せになってもらうことは当然ですが、観光関連産業に従事している人々も、その地域に住む地元の人々も皆観光で幸せになってもらいたい。誰かの犠牲のもとで成り立つ観光は絶対に長続きしません。だから、この学会のシンボルマークは、副会長の神田さんに考えてもらって、幸せの黄色いハンカチーフをモチーフに作りました。観光でいっぱい幸せの黄色いハンカチーフがそこかしこに広がるようにしていきたいと思っています。―入会を検討している方々へのメッセージがあればお聞かせください。ＳＱＵＡＲＥをお手に取って読めるサービス連合の組合の方々は、この学会の年会費は無料にしました。将来的にアカデミアの世界に入りたいと思っている方はもちろん、今の日常業務の中で行き詰まりを感じていらっしゃる方、他業種の視点を業務に取り入れてみたいと思っている方を大歓迎します。経営側と対峙するために、理論武装を考えるネタをここから掬い取っていきたいという方も大歓迎です。それこそ、なんでも本音で語り合うことができるいい仲間に出会いたいと思っている方も大歓迎です。学会と聞くと堅苦しいイメージがありますが、そんなことはないです。学術発表や論文執筆をしなければいけないということはありません。発表を聞くだけ、論文を読むだけも全く問題ございません。ここに来れば、いい仲間に出会える。そんな学会にしていきたいと思います。―今日はお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。学会の益々のご発展をお祈り申し上げます。こちらこそ、ありがとうございました。組合活動の益々のご発展と、組合員の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。今後にむけて25SQUARE

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●プロフィール１９８２年５月13日生まれ。岐阜県出身。趣味はポールダンス、旅行。２００１年にデビューして以降、グラビア界の第一線で活躍。バラエティー番組などにも多数出演。現在は３児の母であり、ラジオ日本【トラック王国の「Boo!Boo!Boo！」】レギュラーなどに出演中。熊くま田だ曜よう子こさんタレントSQUARE26旅にまつわるエピソード私は旅行が大好きなので、最近では月に１回は必ず旅行の予定を立てています。直近では、山形に新しくできたアンダリゾートグループの「アンダの森」に今度家族で行く予定です。アンダリゾートは伊豆にいくつか施設がありますが、主に子ども向けの家族連れが多い施設なので、子どもたちと一緒に思う存分楽しんできたいと思っています。私は旅行の当日はもちろん楽しみますが、事前にいろいろと考えて計画を立てるのが大好きです。例えば、夏休みには家族でどこに行こうか、同級生と行くならグルメメインにしようか、母と二人旅なら移動が少なくて温泉でゆっくりしようか、など、旅行の目的と行き先は誰と一緒に行くかによって大きく変わってきます。それぞれの目的に沿って、計画を立てて、家族や友人たちにプレゼンして、行き先を決めています。最近ではInstagramで旅先の情報を調べることも多いですね。国内旅行は慣れているので、自分で調べて手配まで完結することが多いですが、海外旅行となると、旅行会社の店舗に行って、その国の情報やおすすめスポット、ホテルのサービスの違いなどを教えてもらって、手配をお願いしています。特に海外旅行の場合は何かあったときに頼れる存在として、旅行会社の存在は心強い味方だと思っています。私は子どもが３人いて、一番上が中学１年生、一番下が小学１年生です。まさに今が子ども３人と一緒に旅行を楽しめるタイミングだと思っています。子どもたちが大きくなっていくと、旅行に行く相手も友人や彼氏などなっていって、家族旅行に一緒に行ってくれなくなってしまうかもしれません。１泊や２泊などの短期間の家族旅行であっても、３人の子どもたちと一緒の時間を過ごして、同じアクティビティを楽しむ⋮⋮そんな時間はとても貴重な時間だと思って、毎回「今だけ」と思いながら、家族旅行を楽しんでいます。先日も新潟の「あてま高原リゾートベルナティオ」に子どもたちと一緒に行ってきました。ベルナティオには子どもが楽しめるアクティビティがたくさんあるので、当初は子どもたちを楽しませる目的で旅先に選びました。ところがいざ行ってみると、子どもたちはもちろん大人も楽しめる仕掛けがたくさんあって、さらにごはんもとてもおいしく、私自身も子どもたちと一緒に思う存分楽しんで帰ってきました。

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27SQUAREもらったり、今思うと会社の理解と協力がなかったら続けてこれなかったと思っています。仕事と子育ての両立に悩んでいる方がいたら、働いている会社に協力してもらったり、うまく甘えて誰か助けと求めたりすることも大切だと思います。人を頼ることに葛藤はあるかもしれませんが、このような協力体制を整備することはとても大切なことです。いずれその人も立場が変わって、子育てをすることになるかもしれないので、躊躇せずに甘えるところは思い切って甘えてもよいのではないかと思います。旅行でいろいろなホテルに泊まると、子育て経験者が運営に携わっているホテルとそうでないホテルはすぐにわかるような気がします。例えば、先日行ったベルナティオでは、子ども専用のブッフェコーナーがあったり、大浴場にも小さい子どもと一緒にゆっくりとお風呂に入れる工夫がされていたり、子どもを連れて荷物を持っているとスタッフが声をかけてくれたりしました。こうしたことは子育て経験者ならではの人のアイデアがないと生まれないことだと思います。だからこそ、今までバリこうして振り返ると、私にとって旅は心と身体の栄養だと思っています。心の栄養は、旅先では思い出がたくさんできて、何年か経っても「あんなことがあったよね」と思い出話ができたりして、人生の思い出が増えていくことです。身体の栄養は、地元のおいしいものをたくさんいただくことです。日々の生活では忙しくて、食事の時間も慌ただしかったりしますが、旅行に行くと夕食はもちろん、朝食もとても楽しみで、ついつい食べ過ぎてしまって、旅行に行くと体重が増えて帰ってきます（笑）。こうして心と身体の栄養をたっぷりもらって帰ってくることで、仕事や日々の生活の活力にしています。仕事と子育ての両立私は、20代は一生懸命働いて、30代で子育てをするという人生プランを考えていて、実際その通りになっています。子どもを授かったときには、会社に、泊まりのロケは行けないということを伝え、会社も理解してくださって、10年以上は海外のロケには１回も行きませんでした。産後も現場に赤ちゃんを連れて行ったり、仕事の帰りに幼稚園のお迎えに一緒に来て

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SQUARE28バリ働いてきた人が、妊娠、出産でキャリアが止まってしまうのではないかという考え方ではなく、逆に違う世界を知ることができるチャンスと捉えて、人とは違うキャリアアップができると考えるとよいと思います。子育ての経験は人生の経験値があがるだけでなく、人間力のアップにもつながると思っています。その経験を自身の仕事に生かしてほしいと思っています。私は、今まで数多くのホテルに行かせていただきましたが、また行きたいと思うホテルは、施設とか食事はもちろん大事ですが、スタッフの接客の気持ちよさや居心地のよさがとても大切だと思います。仕事に対する姿勢私はデビュー当時、バラエティ番組の収録でカメラを向けられて話すということがとても苦手でした。最初にいただいたレギュラー番組が大阪のコテコテの芸人さんたちが集まっている中に女性タレントが私１人だけという番組でした。その収録では全然話せなくて、一言も話せずに帰ってきたということもあって落ち込んでいたら、番組でご一緒させていただいた間寛平さんから「思ったことは何でも言っても大丈夫！俺らが助けるから、何も考えずに話していいよ！」とおっしゃってくださいました。それまでは、何か自分の爪痕を残さなきゃとか気の利いたことを言わなきゃと思っていて、何かを背負ったまま収録に行っていました。その一言を聞いてからは、「ひとつの番組ってみんなで作っていくものなんだ」と思うようになって、少しずつ話せるようになりました。自分一人ではなく、チームで仕事をしているんだと強く感じた思い出です。こうして何年か経過して、仕事に慣れてくると、後輩に対して自分の知っていることは全部伝えるなどアドバイスをするようにしました。ファッションショーでは撮影の練習を後輩と一緒にしてみたり、囲み取材では今聞かれそうな旬な話題を共有したり、少しでも後輩たちが仕事をしやすいように心掛けるようにしています。私はもともと芸能のお仕事をしたくて、自ら応募して事務所に入ったので、仕事には強いやる気と熱意を持って取り組んでいます。グラビアも24年間お仕事をさせていただいていますが、ＤＶＤや作品の撮影をするたびに、「これが最後になっても悔いが残らないようにやろう！」と毎回思っています。そのために身体作りはもちろん、作品の打ち合わせの際にも、どうしたらよい作品に仕上がるか、などということを真剣に話し合ったりしています。また、テレビ番組の収録の際には、その番組の性格によって、話し方や衣装にも気を遣っています。自分が前面に出ていい番組なら思いっきりやりきる、共演者に後輩が多いときは自分にはどんな発言が求められているのか、自分より年上の人がいたら聞き役を演じるなど、番組の位置づけ、放送される時間帯などによって、どうして自分はこのお仕事に呼ばれたのだろうということをよく考えながら仕事をしています。ここまでできるのは純粋にこの仕事が楽しくて好きだからだと思います。せっかく長い時間を仕事に費やすなら、その時間は楽しんだほうがよいと思います。そして自分自身でも仕事を楽しめるようにモチベーションや気持ちを高めていくように意識しています。その原動力が私は旅行に出かけることなのかもしれません。理想の大人像私はそれぞれの仕事において目

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29SQUARE文中写真：山辺恵美子標とする人が違っていて、それぞれの場面によって、いろいろな方々を想像しながら目標、参考にしています。そんな中でも、ママになった峰不二子さんになりたいと思ったことはありました（笑）。峰不二子さんになりきることはできませんが、峰不二子さんは性格も決して良くないだろうし、ずるいところがいっぱいあるのに、どこか惹かれるものがあるというところに魅力があるんだと思います。子どもたちには、私たちはチームだということをよく言っています。「ママは仕事を頑張ってパワーを高めてくるから、みんなは学校に行ってパワーを高めよう！」というようなこと言って、それぞれが役割分担をしていいチームを作ろうと言っています。私は芸能の仕事をずっとやりたいと思っていますが、いつまでできるか、未来のことはわかりません。万一芸能の仕事ができなくなったとしても、ママとしては最強でありたいと思っています。だから仕事も家事も一生懸命に取り組むことを自分の中では大人像として描いています。私は仕事と子育て、家庭を、子どもたちは勉強やスポーツを一生懸命頑張ることが次の旅行の楽しみになっていますね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先程、また行きたいと思うホテルのポイントは「人」であるということをお話ししました。観光の仕事は、人の心を豊かにする、みんなを笑顔にすることです。そのためにはそこで働く人たちの人間力はとても大切な要素だと思います。同じ言葉を言うにも、笑顔で言うのと、まじめな顔で言うのと、仏頂面で言うのではそれぞれ印象は全然違います。だからこそ、笑顔で「ありがとうございました」を言うことは、とても素晴らしいことだと思います。働いているとつらいこともあると思いますが、下を向いているとどんどん気持ちが落ち込んでいくのと一緒で、上を向いていると気持ちが明るくなってきます。観光に携わる人たちは、口角は常に上げて、仕事を楽しんでほしいと思います。これからもどんどん旅行に出掛けたいと思っています！

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SQUARE30はじまりは帳簿と現金の混同筆者の経営再生経験からすれば、経営破たんした施設の経営者は、総じて損益計算書「だけ」を見ているし、その「計算書」を作るのは大体において顧問税理士への委託業務となっている。そのために、前月の「月次決算書」が届くのは、３週間先の翌月のある日、と決まっている。士業の正確な数値確定作業からすれば、このようなスケジュールとなるのが普通なのである。昨今は、「キャッシュフロー計算書」も作るので、以前よりも現金＝キャッシュについての理解ができていると信じたいが、「損益計算書」における利益と、キャッシュの違いについての感覚が経営者に磨かれているのかどうか？については個別の話となろう。結論を先に書けば、キャッシュフローを最優先させることが肝要である。しかし、問題は、そのキャッシュの「使いみち」についての経営判断がより重要なのである。金融リテラシーとは別の宗教観ここで話を根源的なレベルにすると、いわゆる「ユダヤ人」と「日本人」の比較が有用になる。ユダヤ人の定義とは、「ユダヤ教徒であるこおもてなし依存で……こわれちゃう青木昌城プロフィール●あおき・まさしろ経営コンサルタント。ホスピタリティーコーチングサービス・チーフコーチ。1983年から2年間、外務省派遣員として在エジプト日本国大使館に勤務。86年に株式会社帝国ホテル入社。経営企画畑を中心に勤務。2006年、シティグループ投資銀行部門で旅館ホテル等の事業再生担当。リーマン・ショック後独立、現在に至る。著書「『おもてなし』依存が会社をダメにする」（文眞堂、2015年）、ブログ「おもてなし依存でこわれちゃう」https://omotenasi-izon.net連載／第22回廃墟群にみる資本主義の根本的無理解とは「廃墟専門ＹｏｕＴｕｂｅｒ」というジャンルがある。その多くは、廃業した宿泊施設などが放置された姿で、関東周辺の有名どころでは鬼怒川温泉や熱川温泉などの残念な光景を動画撮影したものである。ここから、「廃墟ツアー」や都会の中にある「限界集落散策」など、興味本位とはいえそれなりの社会見学が密かなブームになって久しい。「業」としていた施設がどうしてこのような無惨を晒すことになったのか？には、それぞれのドラマがあるだろうが、その根本にある大袈裟にいえば「資本主義の無理解」を改めて浮き彫りにする。

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31SQUAREと」だけなので、人種は関係ない。一方で、日本人の（文化的）定義とは、「日本列島に居住し、日本語を話す」なのである。﹃旧約聖書﹄がユダヤ教の聖典だが、「神との約束のカナンの地」とは、神から与えられた地への移動の歴史を示している。一方で、わが国の﹃記紀﹄では、最初から「ある」のが日本なのである。昨今、日本語のルーツが外国のどこにもないことから、日本で発生した言語という説が出てきているのも「元からある」ことを示唆する。後から成立したキリスト教との歴史的な軋轢から、ユダヤ人の職業が金融業などに寄せられたことでの得意となるのとちがって、わが国では独自の「大福帳」文化が発達し、とうとう旅人も「旅為替（振り手形）」を使うまでになっていた。例えば、江戸の両替商に預けたおカネで発行してもらった手形を旅先の両替商で現金化するという、同時代における世界最先端の方法のことである。しかし、日本人の「元からある」という概念は、これまた世界的には珍しいのである。狭い欧州でユダヤ人ネットワークが構築した「銀行」における「小切手」の発達とはまったく別の進化を日本人が遂げたのも「元からある」ことになっているからで、世界初の大阪「堂島のコメ（先物）取引所」の開設につながるのは周知の通りである。大浴場を見ればわかる経営者の能力温泉が売りの宿であれば、第一に気をつかうべき物理的経営資源に「温泉」があることは素人でもわかるはずだが、概して「温泉宿の温泉知らず」と揶揄されるのは、歴史のある施設ほど「掘り当てた」という人為よりも、「元からある」ものとしての感覚が先に立つ傾向があるためである。なので、「泉質」についての基本的な化学知識すら、「温泉ソムリエ」に劣ることがある。脱衣所にある「温泉成分表」を化学的に理解している宿は少ない。わが国の地質的な特性から、多くの火山性の源泉ならば大概がｐＨ値の低い「酸性」であるために、直接的に配管やカランが腐食によって痛むことになる当然がある。さらに、酸度がより強まれば、銅線が多用されている電気系統も含めた劣化が著しくなるのも当然で、客室にテレビがないとか、自動車で直接乗り付けられないなどの制約も、温泉周辺の空気中に酸が漂うことによる。逆にアルカリ性が強い場合には、管路などに成分が詰まるのだ。だから、収入のうちいくらかを設備更新用に積み立てることをしないと、たちまちにして使用不能の事態に見舞われることとなる。温泉宿の大浴場にあるカランの状態をみれば、更新に対する姿勢が簡単に見て取れることをもって、経営者の能力も知れるのである。﹁減価償却︵費︶﹂はただのキャッシュではない一般的に、小規模な温泉宿なら、せいぜい「法人税法」による「減価償却」を行う「だけ」の経理処理しかしない。だから、「自家」用に、経験値をもって耐用年数を独自に決めて、それによる金額を別途「積み立てる」ことをしないので、更新が間に合わなくなるリスクをいつも背負うこととなっている。これをある施設で指摘したら、経営者から「二重帳簿になる」と文句を言われて呆れたこともある。脱税をするためではなくて、設備更新をするためということの違いも区別できないことに辟易した。ただ、この

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SQUARE32る。風が吹けば桶屋が儲かるのは、あんがいと冗談ではない。すると、ますます「廃墟群」とはなにか？を問えば、「群」とあるように、間違った横並びの経営が地域で実施されたこととも見えてくるのである。生真面目な経営者は、その意味が理解できたときに赤面して反省していた。設備更新用の積み立て口座を別途地元の金融機関に設けるとしたときには、一法人一口座の「原則」があるために、この原則が緩いネットバンクの活用をすることとなったのである。規制当局の言い分は言い分として、「資本集約的産業」に分類できる宿泊業などにおいては、なかなかに厳しい「原則」なのである。そもそも何のための「減価償却」なのか？を問えば、設備更新という事業継続に絶対に必要な投資を促進させるための資本主義における重要な「発明」なのである。財務の教科書では、キャッシュが出ていかない費用である、という解説がされる普通があるが、だからといって、「儲け」と同列にして使ってしまえばいいおカネとはならない。おカネに色は付けられないので、きちんと「仕訳」しておかないと、後で事業に必須の設備更新ができない事態となるのは子供でもわかるだろう。借りて乗り切れるか？読者は、借入金で設備更新すればいいと考えるかもしれない。確かに、それも方法としてあるけれど、対象が事業に必須の設備更新なら、他人である金融機関の判断に身を任せることになるのはやはりリスクなのである。しかも、今どきならちょっとした融資でも、「根抵当」を要求されることだってある。その権利設定の費用まで負担するのは、金利だけではないコスト増にほかならない。ここまでは、おおかた大浴場を例としてきたが、もちろん、建物の建て替えともなると、お手上げ、なのは、減価償却分を積み立てることをしないで「儲けとして」食ってしまったからであることに変わりはない。「資本集約的」なのに、資本の源泉にあたる減価償却を「現金の利益」として扱うので、全国に廃墟の宿を量産したのが業界標準の経営なのであった。資本主義の要諦は減価償却にある以上からわかるように、減価償却の経営的な意味の重要性は、法人税法にある「減価償却費の計上」の事務とは次元が違う。一般に法律は「最低限のルール」といわれるように、あくまでも守るべきものではあるが、それだけでいい、ということではない。むしろ、上述のように「独自」のルール設定でリスクを回避することがなによりも目的に合致する。これは、必要設備資金の計画管理という面で、やらないことの方が異常ともいえるのである。もっといえば、このような管理ができていれば、収入の減少にどうやって対処するのか？についての手当も早くなる。あくまでも、「連動する」のが組織＝有機的結合体といわれる理由であ

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33SQUAREパンダが帰ることになった。島川家は私以外全員女性で、妻も、長女も、次女もパンダが大好きである。妻は暇さえあればＹｏｕＴｕｂｅでパンダの動画を見ている。ずっと白浜のアドベンチャーワールドのパンダを見に行きたいと言われていたので、２年前に家族旅行で訪れた。彼女たちはもう悶絶。かわいらしいパンダに完全にノックアウトされた。観光はもう既に外交カードになっている連載第28回神奈川大学国際日本学部教授島川崇パンダのかわいらしさ以上に、アドベンチャーワールドの飼育員さんたちの献身的な飼育に感激した。自分のことをそっちのけでとにかくパンダたちのことを第一に考え、愛情たっぷりに育てていることが、一見の私にもよくわかった。パンダたちも飼育員さんたちを全面信頼しているように見えた。ここにいるだけで、心から暖かい気分になれた。そんな中、４月24日に突然パンダ4頭全頭が中国に返還されることが発表された。アドベンチャーワールドのプレスリリースによれば、８月に契約が満了となるが、猛暑の時期を避けて、パンダの体調に負担がかからないように６月に返還となったようだ。24歳の母パンダ良浜（らうひん）は高齢期に差し掛かっているので、ゆったりとした環境で穏やかに暮らすことが望ましいため、そして３頭の子どもたち結浜（ゆいひん）、彩浜（さいひん）、楓浜（ふうひん）は繁殖のためにパートナーを探すために帰国するとのことである。しかし、アドベンチャーワールドは上野動物園と違って檻のなかではなく遊べる範囲も広く、それよりもなによりも愛情たっぷりの飼育員さんたちに囲まれている。こんなにいい環境はない。その証拠に、アドベンチャーワールドは、四川の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地も驚くほどの繁殖と健やかな生育を実現しているのである。プレスリリースからは、国家間の外交問題に翻弄されてもなお、パンダたちのこれからの幸せを願っている飼育員の皆さんの暖かい心がじんじんと伝わってくる。飼育員さんたちが一番悔しかったにちがいない。やるせなかったに違いない。それよりもなによりも自分の子のように手塩にかけて育ててきたのだから、悲しかったに違いない。日本人が悲しむから、中国はこの●しまかわ・たかし国際基督教大学教養学部卒業、ロンドンメトロポリタン大学ビジネススクールＭＢＡ、東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。日本航空入社後、松下政経塾入塾。日本総合研究所研究員、東北福祉大学、東洋大学を経て、２０２０年より神奈川大学国際日本学部教授。パンダが大好きな島川ファミリーパンダが大好きな島川ファミリー

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SQUARE34ような対応を取るのである。愛情もかけず事務的な作業で飼育し、檻の中に入れた展示をしていれば、逆説的ではあるが返還要求はしなかっただろう。確信犯である。悲しめば、悲しむほど、中国の思う壺だ。この時期に返還要求したというのも象徴的だ。まず、パンダを白浜に誘致したのは、一にも二にも地元選出の元衆議院議員二階俊博氏の功績だ。パンダが白浜に来た１９９４年は、ちょうどその前年に二階氏が小沢氏らと自民党を離党し、政権交代が起こり、細川護熙内閣が発足したころである。政権についた経験がない多数の野党議員の中で、二階氏は自民党時代の豊富な経験で、剛腕ぶりを発揮できた。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの時期だった。それ以来、二階氏は自民党に復党しても、出戻り議員としては異例の実力で、パンダを管轄する経産大臣をはじめ、総務大臣、幹事長等の要職を歴任した。そして、二階氏と言えば、日本随一の親中派議員で知られていて、旅行業界でも、二階氏の大名行列のような中国詣では誰も真似ができないものであった。その二階氏が昨年政界を引退し、後継に三男の二階伸康氏が衆議院議員選挙に立候補したが、政治資金パーティーの裏金問題で自民党を離党し、衆議院に鞍替えを目指して無所属で立候補した逆風下の世耕弘成氏に大差で敗北し、しかも、銀座のクラブのママとの不倫関係も報道されたことで、政治家としては全く期待できないレベルであることが明白となった。しかも、世耕氏は親台派である。また、今回の報道で、久しぶりに大江康弘氏の名前を見た。長年参議院議員を務め、党を渡り歩き、落選したなと思ったら、２０２４年から白浜町長に就任していた。筋金入りの親台派である。ということは、和歌山は二階王国と呼ばれていたのが、まさにこの１年でそれが瓦解し、中国から見たら、もう二階家の力の復活は全く期待できない中で、和歌山に恩を売る理由は全くなくなったと見て取れる。デイリー新潮によれば、大江町長は今回のパンダ返還を報道で知ったようである。そのうえで、パンダに依存しない町づくりを目指すとの姿勢を表明した。この方向性は正しい。アドベンチャーワールドは、ほかのサファリも工夫した展示があり、なによりも従業員がパンダ飼育員以外の人々も優しさにあふれている。イルカショーも最近では美ら海水族館も迫力が低下している中で、迫力のあるショーが展開されている。また、白良浜は白く細かい砂が魅力的である。白浜温泉の泉質もよいし、個性的な宿泊施設も多い。これを機にパンダに頼らない観光地づくりを目指していってほしい。このように観光が外交カードとして使えると認識されてきたことを観光従事者は知っておくべきだ。観光がソフトパワーだなんてこの期に及んでまだ言っている研究者がいるが、お花畑も甚だしい。れっきとしたハードパワーとなった。私はコロナ前、南洋の島国パラオの観光振興の研究をしていたが、まさにそこで同じことが起こっていた。パラオは今も台湾と国交を継続している。そこに、中国はチャーター便を運航して中国人観光客を急激に送り込んだ。中国人観光客は２００８年には６３４人であったが、２０１５年には９万１千人まで急増した。それまでは、日本と台湾が入国者数では１位と２位だったのだが、中国が１位になった。その瞬間、中国は台湾との国交を断絶するよう迫ってきた。ウィップス大統領は、「中国は、台湾非難にパラオが

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35SQUARE従わないと観光を武器にする」という発言があったことを述べている。それでもパラオが中国に従わず、台湾との国交を継続したため、中国は２０１７年にパラオへのパッケージツアーを突然禁止する。その結果、中国人観光客は一転して急減した。いったん中国人観光客の恩恵を受けた事業者はもう中国なしではビジネスが成り立たないようになってしまったから、中国に対して融和するように政府に働きかけることになる。こうやって揺さぶりをかけることで、国民を分断するのである。ウィップス大統領は、自身の２０２０年の大統領選挙中に、中国関係者から、台湾と断交すれば、観光客を１００万人送るとの申し出があったことを明かしている。まさに、「観光の武器化」である。観光は民間大使なんて生易しいものではない。国内の分断を引き起こす外交カードそのものなのである。それだけではない。パラオには、毒を持たないクラゲと一緒に漂うことができるジェリーフィッシュレイクという湖があり、観光客に好評を博していた。しかし、２０１５年頃からクラゲの数が減少し、とうとう２０１６年４月に０になった。そのため、５月からジェリーフィッシュレイクを立入禁止にした。このときに私がパラオを訪問した際、気候の温暖化が原因ではないかと言われていたが、２０１８年秋頃からまた個体数が増えたため、２０１９年4月からツアーを再開した。これを観光客推移のグラフとよく見比べて欲しい。中国人観光客爆増の時期とクラゲの減少時期がぴったり一致するのである。そして、中国本土では、その時期、パラオのクラゲとして販売されていたのである。もう観光地へのリスペクトのかけらもない。島川家のパンダファンたちは、パンダが返還されることに対して、パンダを日本に戻してほしいから中国ともっと仲良くしてほしいとは一切言わず、パンダを外交カードにする中国は卑劣だと中国批判をした。パンダ返還問題に関するネットニュースのコメント欄にも、中国と仲良くしてまたパンダを日本に戻してほしいとの意見はほぼ見られず、同様にパンダを外交カードにするような国とはつきあわないでも生きていける国にすべきだとの意見や、もう返還の決定は覆ることはないから、パンダたちが中国で幸せに暮らせることを祈る意見が多く見られた。多くの日本人は直接的な感情に支配されず冷静にこの情勢を理解している。これこそが成熟した国民のあり方だ。今回のパンダ騒動で、中国は日本の世論の分断には失敗したから、案外ほとぼりが冷めたころに再度パンダ貸与のオファーが来るかもしれないが、安直にそれに乗ることなく、外交カードにされるようなものに依存する観光は危ういということをしっかりと理解しておく必要がある。写真はすべて島川崇撮影

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写真は筆者提供ヒSQUARE36ルトン名古屋で味わう〝特別な一杯〞１日に開業以来、名古屋市の中心で国際的なおもてなしを提供し続けています。その１階に、まるで大人の隠れ家のように佇むのが、ジャズの生演奏と共に特別な時間が流れるバー「ハイドアウェイ３│３」です。入口からのトンネルのような細い通路を進んだ先には、外からは想像もつかないほど洗練された空間が広がります。私は、ヒルトン名古屋が開業30周年を迎えた記念すべき２０１９年より、このバーでバーテンダーとしてカウンターに立っております。日々、名古屋駅から車でわずか５分。都会の喧騒の中にありながら、静けさと世界基準の上質さを兼ね備えた「ヒルトン名古屋」。１９８９年３月ゲストお一人おひとりに心を込めて寄り添い、思い出に残る最高の一杯をお作りすることを心掛けています。さて、今宵私が自信をもっておすすめするカクテルは「エスプレッソマティーニ」。厳選したウォッカと、丁寧に抽出した香り高いエスプレッソ。そこに、珈琲豆とその焙煎方法にまでこだわり抜いたコーヒーリキュール「Ｍｒ.Ｂｌａｃｋ」を加えます。これらをリズミカルにシェイクすることで生まれるのは、リッチでなめらかな泡。一口含めば、コーヒーの芳醇な香りと心地良いほろ苦さ、そしてウォッカのキレが口の中で見事に調和します。仕上げに添えたコーヒー豆が、さらに豊かな香りを引き立てる、まさに五感で味わう一杯です。季節を飾る、今夜の一杯山やま本もと実み典のりヒルトン名古屋料理飲料部中国料理「王朝」（旧勤務部署ハイドアウェイ3-3）、シリーズ#07ホテルのバーテンダー、ソムリエがおすすめする一杯で優雅なひとときを。

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37SQUAREバー「ハイドアウェイ３│３」は、華やかでありながらも落ち着いた雰囲気。格式は高くとも、肩肘張らず心からリラックスしていただける、そんな絶妙なバランスが魅力です。特に毎週木曜日と金曜日の夜には、プロのミュージシャンによるジャズの生演奏が、バーの夜をさらに格調高く、そしてドラマティックに彩ります。心地よい音色に包まれながら、大切な方との会話や美酒に酔いしれる…。日常を忘れさせる、特別なひとときをご堪能ください。もちろん、バーでお過ごしいただく時間だけではなく、ヒルトン名古屋でのご滞在そのものが、皆様の感性を刺激する体験となることでしょう。館内には地元食材をふんだんに使用したオールデイダイニング「インプレイス３│３」、鉄板焼き・天麩羅・会席料理を本格的な和室空間で楽しめる日本料理「源氏」や、和洋のエッセンスを取り入れたモダンチャイニーズのメニューをご堪能いただける中国料理「王朝」などもございますので、バーの前後にお立ち寄りいただくことも可能です。24時間利用可能なフィットネスセンターやサウナ、館内に点在するアート作品も、ご滞在を豊かに彩ります。スタッフ一同、心を込めておもてなしいたします。どうぞ、お気軽にバー「ハイドアウェイ３│３」へお立ち寄りください。皆様にとって忘れられない夜となりますよう、お手伝いさせていただきます。心よりお待ちしております。「別視点」のつぶやき街の珍スポ！気になるスポットを写真でガイド！キニスポ投稿お待ちしています。info@joho-soken.or.jpまで♪街の珍スポ！菊を語る「武闘集団」と思いきや、穏やかな「舞踏集団」でした「（中野区内／Y.Kさん）事務所移転のお知らせ一般社団法人サービス連合情報総研は、2025年6月1日より、以下の事務所に移転しました。住所と電話番号が変更となりましたので、ご注意ください。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。〒104-0032東京都中央区八丁堀2丁目3－9H1O八丁堀303号室TEL：03-6228-3262E-mail：info@joho-soken.or.jp（メールアドレスは変更ありません）※不在の場合がありますので、お問い合わせの際はe-mailにてお願いいたします。

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#2182025夏

