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HIV検査についてHIV感染のリスクを考えて検査を行う医療者のためのガイドブックVer.11広島大学病院


基礎知識症状HIV査このガイドブックの使用にあたってエイズ発病して,初めてHIV感染に気づかれる“いきなりエイズ”は,感染者全報告例の3割前後にのぼります。2020年からの新型コロナウイルスのパンデミックの影響で,保健所等での無料匿名検査件数は軒並み減少したことが要因と考えられますが,「アフターコロナ」の時代になっても,その件数は未だコロナ禍前のレベルには戻っていません。新規来院者の病歴を聞いていると,急性HIV感染を思わせる症状や,免疫低下を疑わせる症状や性感染症の既往歴のある人がいます。つまりこれらの人は,HIV感染症と診断されるべき状態があったのに,見逃されてしまったわけです。HIV感染症の治療は格段に進歩し,今や「致死的な疾患」ではなくなりました。また,日本の保険診療のメガデータで解析すると,「糖尿病」よりも予後がよい,ことも分かっています。このため,発病前の早期に検査を行って診断することがより重要になっています。さらに早期に診断すれば,その後の感染拡大の防止にも繋がります。このガイドブックは医療者が,HIV検査を勧めるときに役立ててほしいと願って作りました。ぜひ参考にして下さい。編集者藤井輝久・喜花伸子(広島大学病院エイズ医療対策室)レッドリボンは,エイズ/HIV感染者への理解と共感を表すシンボルです。検

目次1.HIV/AIDSの基礎知識•HIV感染症とは…………………………………2•感染経路と感染率………………………………4•HIV感染症の自然歴……………………………5•日本の感染者・患者の増加……………………6•新規感染者/患者の感染経路……………………7•HIV感染者/エイズ患者の予後…………………82.HIV/AIDSの症状•HIV感染症に関連する症状~急性感染症状~10•HIV感染症に関連する症状~無症候期~……11•HIV感染症に関連する症状~AIDS期~……143.HIVの検査•HIV検査の流れ…………………………………16•検査を行うにあたり知っておくべきこと……17•スクリーニング検査~抗体検査と抗原検査~18•IC法………………………………………………19•HIV感染症の病期と検査値の推移……………20•検査の偽陽性と偽陰性…………………………21•確認検査~抗体検査~…………………………22•確認検査~核酸増幅検査~……………………23•HIV検査とカウンセリング……………………24•発生届……………………………………………25

基礎知識症状H査1.HIV/AIDSの基礎知識<推薦URL>1.API-Net:エイズ予防情報ネット(http://api-net.jfap.or.jp/index.html)2.HIV検査相談マップ(https://www.hivkensa.com)3.中四国エイズセンター(http://www.aidschushi.or.jp)IV検

HIV感染症とは•HIV感染症は,ヒト免疫不全ウイルス(HumanImmunodeficiencyVirus:HIV)が感染して起こる進行性の免疫不全症である。•HIVは世界的に流行しているHIV-1と,以前は西アフリカに限局してみられていたHIV-2がある。(日本でも,みられるようになった)•HIVの感染があり,かつ23の指標疾患のうち1つ以上を発症した場合を,AIDS(エイズ)発病という。•一旦AIDSと診断されたら,例え指標疾患が治癒しても“エイズが治った”とは言わない。エイズ指標疾患A.真菌症1.カンジダ症(食道,気管・気管支,肺)2.クリプトコッカス症(肺以外)3.コクシジオイデス症(全身に播種したもの,肺,頚部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)4.ヒストプラズマ症(全身に播種したもの,肺,頚部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)5.ニューモシスチス肺炎B.原虫症6.トキソプラズマ症(生後1ヶ月以降)7.クリプトスポリジウム症(1ヶ月以上続く下痢を伴ったもの)8.イソスポラ症(1ヶ月以上続く下痢を伴ったもの)厚生労働省エイズ指標疾患:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-07.html2

査C.細菌感染症9.化膿性細菌感染症(13歳未満,次にあげるいず年以内に,2つ以上多発あるいは繰り返して起こったものA敗血症B肺炎C髄膜炎D骨関節炎E中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の腫瘍)10.サルモネラ菌血症(再発を繰り返すもので,チフス菌によるものを除く)11.活動性結核(肺結核又は肺外結核)12.非定型(結核)性抗酸菌症(全身に播種したもの,肺,頚部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)D.ウイルス感染症13.サイトメガロウイルス感染症(生後1ヶ月以降で,肝,脾,リンパ節以外)14.単純ヘルペスウイルス感染症(1ヶ月以上続く粘膜,皮膚潰瘍を呈するもの,生後1ヶ月以降で気管支炎,肺炎,食道炎を併発するもの)15.進行性多巣性白質脳症E.腫瘍16.カポジ肉腫17.原発性中枢神経リンパ腫18.非ホジキンリンパ腫19.浸潤性子宮頚癌F.その他20.反復性肺炎(1年に2回以上繰り返すもの)21.リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成LIP/PLHcomplex(13歳未満)22.HIV脳症(認知症または亜急性脳炎)23.HIV消耗性症候群(全身衰弱またはスリム病)3基礎知識症状HIV検

HIVの感染経路と感染率•感染源となる体液には,精液,膣分泌液,血液,母乳がある。したがって感染経路は,性行為感染,血液感染,母子感染となる未治療感染者からの1回あたりの感染率感染リスク性行為感染血液感染母子感染*1肛門性交の受け側肛門性交の挿入側ペニスー膣性交の受け側ペニスー膣性交の挿入側オーラルセックスの受け側オーラルセックスの挿入側輸血注射器の廻し打ち針刺し事故母子に抗HIV薬なし母子に抗HIV薬投与1.43%*20.62%*20.30%*30.38%*30.04%~0%>90%0.67%0.30%25%<2%*1母乳を与えると約40%になる。但し,経腟に比べ帝王切開で分娩するとリスクを下げることができる*2収入の多い国では,リスクは1/5〜1/10*3割礼により,リスクを60%下げることができるHIVTransmissionRiskFactsheet,CentersforDiseaseControlandPrevention,July2012より改変4

査HIV感染症の自然歴図:厚生労働省行政推進調査事業費補助金エイズ対策政策研究事業基抗HIV治療ガイドラインより5•HIV感染症の自然経過は,急性感染期,無症候期,エイズ期に大別される。•急性感染期は,HIV侵入から1-2週後に出現し,2-3ヶ月まで続くことがある“急性感染症状”約半数に現れる。この時期はウイルス量が最も多い。•無症候期にもHIVによりCD4陽性細胞は破壊され続け,末梢血で<200/µLになるとエイズ指標疾患を発病するリスクが非常に高くなる。•感染からエイズ発病までの期間は,人によって様々で1〜2年から10年以上と幅広い。•エイズ発病後に抗HIV療法を行わなければ,平均生存期間は2年である。礎知識症状HIV検

日本の新規感染者・患者の推移•厚生労働省エイズ動向委員会報告によると,HIV感染者とエイズ患者は,1000人/年以上の新規報告があったが,最近減ってきている。•患者の比率が高いことは,早期発見できていないことを示す。地方では50%を超えるところもある。•生存HIV感染者数は,2024年末現在で約4万人と推定される。人人棒グラフは左Y軸,折れ線グラフは右Y軸0500100015002000020040060080010001200AIDSHIV新規合計図:厚生労働省エイズ動向委員会エイズ発生動向より作成6

新規感染者/患者の感染経路異性間性的接触16%同性間性的接触63%静注薬物使用0%母子感染0%その他8%不明13%新規HIV感染者異性間性的接触16%同性間性的接触51%静注薬物使用0%母子感染0%その他9%不明24%新規エイズ患者図:厚生労働省エイズ動向委員会エイズ発生動向令和6年年報より7基礎知識症状HIV検査

HIV感染者/エイズ患者の予後ObelN,etal.PLoSOne.2011;6(7):e22698.Epub2011Jul25.から引用,一部改変•有効な抗HIV薬の登場により,患者の予後は飛躍的に改善した。•25歳でHIVに感染しても,コントロール良好な感染者の平均余命は50年以上で,非感染者とほぼ同じである。•平均余命を短くする因子は,抗HIV薬のコントロール不良,合併症(肝炎),薬物乱用である。8

識症状HIV検査2.HIV/AIDSの症状基礎知

HIV感染症に関連する症状〜急性感染症状〜•HIV感染後1-2週で発生し,1-2ヶ月続く“急性感染症状”は,薬半数の患者が経験していると推定されている。•急性感染症状は非特異的な症状(下図参照)で,他の急性ウイルス性疾患と区別がつかない場合が多い。またHIV抗体検査のみを行うと,ウインドウ期(抗体出現前の期間)に当たり“陰性”となることがある。•伝染性単核球症や無菌性髄膜炎と診断及び治療を受け,HIVによる急性感染症状であることを見逃された例もある。•現在の治療ガイドラインでは,この時期が最もウイルス量が多いため,抗HIV薬による治療が推奨されている。発熱リンパ節腫大咽頭炎発疹筋肉・関節痛下痢頭痛悪心・嘔吐急性感染期でみられる症状肝脾腫口腔カンジダ状神経症020406080100(%)10

HIV感染症に関連する症状〜無症候期〜•無症候期は,症状がない場合が多いが,軽度の免疫不全により,帯状疱疹を起こす場合もある。•またウイルス感染による慢性のリンパ節腫脹や,血液検査で赤沈の亢進,血小板減少症,リンパ球減少症がみられる場合もある。•HIV感染症と同じ性行為感染症である梅毒,尖圭コンジローマ,淋病,赤痢アメーバ,ウイルス性肝炎で病院を受診している場合もある。【帯状疱疹】神経に沿って帯状に痛みを伴う水疱が出現する。難治性や若年発症,繰り返す場合には,HIV感染症を疑うべき疾患。11基礎知識症状HIV検査

【HIV関連リンパ節腫脹】圧痛は認めず周囲への癒着はない。鼠径部以外の2カ所以上にあり,かつ1ヶ月以上継続する。PETで陽性になるため,悪性リンパ腫と間違われる場合もある。【赤痢アメーバ肝膿瘍】先行する血性下痢の後,発熱と肝機能障害が出現する。単純CT像では,内部均一な低吸収値の円形腫瘤が多数見られる。腫瘤を穿刺すると赤褐色の膿瘍が検出される(チョコレート膿瘍)12

査【梅毒のバラ疹】【梅毒の口腔・咽頭病変】軟口蓋に白色斑(★直下)を認める。口唇に周囲が白色の潰瘍病変をつくることもある。基(←しらかば診療所井戸田一朗先生より供与)【梅毒性乾癬】13•梅毒は,近年報告例が増えている。またHIV感染者の合併も多いことから,梅毒の既往があればHIV検査を行うことが推奨されている。•梅毒はHIV感染症と同様,感染症法第5類に分類されており,全例報告が義務付けられている。•“梅毒発生届”には“HIV感染症合併の有無”の項目がある。礎知識症状HIV検

HIV感染症に関連する症状〜AIDS期〜•感染者の多くは,CD4陽性細胞数<200/µLの状態である。•カポジ肉腫,活動性結核,非ホジキンリンパ腫は,CD4陽性細胞数>200/µLでも見られる。【日本におけるエイズ指標疾患発症頻度1995〜2023】非結核性抗酸菌症4%非ホジキンリンパ腫4%カポジ肉腫5%クリプトコッカス症2%HIV脳症3%トキソプラズマ脳症2%その他8%ニューモシスチス肺炎39%活動性結核7%カンジダ症13%サイトメガロウイルス感染症13%図:日本におけるHIV感染症に伴う日和見合併症の動向2024年度報告書より(http://after-art.umin.jp/enq_hiyorimi.html)14

識症状HIV検査3.HIVの検査基礎知

HIV検査の流れHIV1/2スクリーニング検査:IC法,CLEIA法(抗原・抗体同時検査法)陰性確認検査:新規のHIV-1/2抗体確認検査法HIV-1核酸増幅検査(NAT)法陽性陽性陰性非感染またはウインドウ期診療におけるHIV-1/2感染症の診断ガイドライン2020日本エイズ学会より引用,一部改変HIV−1核酸増幅検査法HIV-1/2抗体確認検査法陰性陽性HIV-2HIV-1HIV-1感染で治療中,HIV-2感染HIV-1/2重複感染陽性陽性HIV-1感染で治療中HIV-1感染判定保留HIV-1感染で治療中HIV-1感染陰性HIV-2感染急性HIV-1感染/HIV-2感染陽性陰性or判定保留2週間後再検急性HIV-1感染判定保留HIV-1のみ2週間後再検急性HIV-1感染陰性*HIV非感染(リスクがあれば2週間後再検)急性HIV-1感染陰性陰性*HIV-1判定保留のみ。HIV-1/2共に陰性の解釈は最下段16

査検査を行うにあたり知っておくべきこと•検査には本人の同意が必要である。•本人が未成年,精神障害,意識がない等の理由で同意を得るのが困難な場合には,保護者や家族の同意を得る。•書面による同意でなくてもよい。•検査を受ける人や検査結果が陽性であった人は,検査結果が誰かに知られることを恐れている場合が多い。十分な配慮が必要である。•感染症の患者であることを、正当な理由なく他者に漏らした場合には,感染症法第73条または74条により,処罰の対象となる。厚生労働省健康局疾病対策課長通知平成16年10月29日健疾病感発第1029004号1.本人の同意を得て検査を行う。2.プライバシーの保護に十分配慮する。3.検査前後のカウンセリングを行う。4.適切な医療を提供する。もしくは適切な医療機関を紹介する。5.妊婦検査の結果は,母子手帳には記載しない。6.就学時,就職時の検査は実施しない。17基礎知識症状HIV検

スクリーニング検査〜抗体検査と抗原抗体検査〜【抗体検査】•HIVは感染したら体外に排除されないため,抗体の存在はHIVに感染していることになる。•HIVに感染してから抗体が検出されるまで,現在の検査では平均22日かかり,99%以上が3ヶ月以内に検出される。抗体が検出されない時期に検査を行う場合には,抗原抗体検査または確認法の核酸増幅検査を行うべきである。•IC(イムノクロマトグラフィ)法かCLEIA(改良酵素イムノアッセイ)法。•陽性を陰性としないために,感度を高めてあるので,偽陽性となる場合があるが,逆に偽陰性はウインドウ期以外はない。•偽陽性率は,IC法で約0.6%,CLEIA法で約0.3%。•IC法は,検査開始から最短15分で判定できる。【抗原抗体検査】•抗体検査と同時にHIV(p24)抗原を検出する検査。•HIVに感染してから抗原が検出されるまで平均17日なので,急性感染期には抗体より有用な検査である。•IC法やCLEIA法には,既に抗原と抗体両方を測定できるキット・試薬が導入されている。18

査IC法http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1265708072867/index.htmlより•IC法は,検査開始から最短15分で判定できるため,迅速検査とも呼ばれ,保健所や各種イベント検査で使用されている。•第4世代IC法は,抗原抗体同時測定法であり,特異度も高まった。•CLEIA法の場合,抗体価が基準値上限よりどれだけ外れているかで,偽陽性か否か判断できるが,この方法では抗原のバンドが陰性で抗体のバンドが陽性の場合に,偽陽性の可能性が高いと判断できる。19基礎知識症状HIV検

HIV感染症の病期と検査値の推移•HIV抗体の検出は感染から平均22日,抗原は平均17日,HIV-RNAの検出は平均11日経過してからである。•HIVに感染した細胞から所属リンパ節へ移るまでに2-3日かかり,その後全身に播種する。•全身播種後,ウイルス血症となり,血中にHIVの抗原と遺伝子(RNA)が検出される。•治療により血中HIV-RNAが陰性となっても,抗体が消えることは,ほぼない。20

査検査の偽陽性と偽陰性•検査で本当は陽性なのに,陰性の結果になることを“偽陰性”という。•スクリーニング検査の感度を鋭敏にしているため,偽陰性率は250万分の1と推定され,ウインドウ期を除くと,ほぼない。•抗原抗体検査は,HIV-1,2共に検出する方法があるが,HIV-2-RNAを検出する試薬は市販されていない。•スクリーニング検査の偽陽性率は,0.3〜0.6%と言われていたが,抗原抗体同時測定法が一般的になってから,偽陽性率はさらに低くなった。•以下の状態・疾患では偽陽性となる場合がある。【偽陽性となることがある状態・疾患】•妊婦•自己免疫疾患•骨髄腫•ウイルス性肝疾患(特にHCV)•感染妊婦から生まれた児(移行抗体による)21基礎知識症状HIV検

確認検査〜抗体検査〜【確認法の抗体検査】•WB(ウエスタンブロット)法が一般的であったが,HIV-1/2抗体確認検査法(商品名:GeeniusHIV1/2キット)が登場してからは,こちらの使用が推奨されている。方法はIC法を応用しており,20〜30分後に判定可能。•WB法では,HIVのコア(p17,p24,p55),ポリメラーゼ(p31,p51,p66),エンベロープ(gp41,gp120,gp160)に対する抗体を検出し,gp120/160とgp41もしくはp24に対する抗体がバンドで認められる場合に陽性と判定。•“陽性”と判定できるバンドが揃うまでに,感染から半年かかる場合もある。図:GeeniusHIV1/2キット22

査【核酸増幅検査】確認検査〜核酸増幅検査〜•英語で,NucleicacidAmplificationTestなので,NATと略されるが,その方法として,PCR法,TMA法,LCR法などがある。•ウインドウ期が平均11日と短く,急性感染期の抗体出現前に,感染を証明することもできる。•臨床では,抗HIV療法の効果を見るための検査法(リアルタイムPCR法)を診断にも使うことが多い。•抗HIV療法により,血中ウイルスを検出感度未満にすることができる。•以前は,ウイルス量が少ない場合には,感染者でも無治療で検出感度未満となることも報告されていたが,現在の測定範囲は>20copies/mlであるため,未治療患者での偽陰性は,ほぼない。図:核酸増幅検査の原理(日本赤十字社HPより)23基礎知識症状HIV検

HIV検査とカウンセリング具体的な検査の勧め方や上手な告知の仕方,派遣カウンセラーの依頼方法などについては「初めてでもできるHIV検査の勧め方・告知の仕方」を参照して下さい。スクリーニング検査前カウンセリング•HIV感染の可能性を確認し,患者がHIV検査を受ける覚悟を支援する。•他の検査と同様であることを強調するため,書面で検査項目を見せて,“拒否”しなければ検査を行う,といった“オプトアウト式”方法を取っている医療機関も多い。スクリーニング検査後カウンセリング•陽性もしくは判定保留の場合には,確認検査が必要であることを説明する。•陰性の場合には,ウインドウ期を考慮して告知を行う。確認検査の結果が陽性の場合の告知•心理カウンセラーに待機してもらう。•パンフレットなど患者が自宅に帰っても読み返せるものを準備する。•プライバシーが守れる部屋を用意する。•回りくどい言い方をせず,はっきりと「陽性」であることを告げる。•HIV感染=エイズでないこと,すぐに死ぬ病気ではないこと,治療に際し仕事を辞める必要はないこと,などを説明する。24

査発生届基礎知•感染症法第12条第1項により,HIV感染を診断し識た場合,7日以内に最寄りの保健所を経由して都道府県知事に届けなければならない。•発生届は,以下からダウンロードできる。(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/pdf/01-05-07-3-b.pdf)25症状HIV検

〜メモ〜


Ver.12004年3月Ver.22004年11月Ver.32007年3月Ver.42009年9月Ver.52011年3月Ver.62014年2月Ver.72014年12月Ver.82016年6月Ver.92019年2月Ver.102022年1月Ver.112026年1月HIV検査について発行:厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業HIV感染症の医療体制の整備に関する研究班(主任:潟永博之)広島県エイズ受託研究事業中国・四国ブロックエイズ医療システム構築に関する調査研究(代表:藤井輝久)発行者:藤井輝久(広島大学病院エイズ医療対策室)〒734-8551広島市南区霞1-2-3広島大学病院エイズ医療対策室Tel/Fax082-257-5351http://www.aids-chushi.or.jp
