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# PLATINUM STREET TIMES 10号

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ContentsP01広報紙10号記念号未来を創る新ステージへP02-05広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ今後10年、医科研はどこに向かう?医科学研究所所長岩間厚志教授×千葉大学未来医療教育研究機構｜千葉大学医学部附属病院清野宏卓越教授部門長やセンター長が描く研究の未来像感染・免疫部門長｜国際ワクチンデザインセンター長石井健教授癌・細胞増殖部門長山梨裕司教授基礎医科学部門長稲田利文教授ヒトゲノム解析センター長井元清哉教授システム疾患モデル研究センター長実験動物研究施設長｜奄美医科学研究施設長真下知士教授先端医療研究センター長長村文孝教授附属病院長朴成和教授感染症国際研究センター長｜アジア感染症研究拠点長川口寧教授幹細胞治療研究センター長谷口英樹教授遺伝子・細胞治療センター長岡田尚巳教授疾患プロテオミクスラボラトリー施設長武川睦寛教授「未来医療開発基金」へのご支援のお願いP06-07医科研正門P0810年後の医科研へのメッセージ10年後の医科研へのメッセージP09医科研の大学院生たち中井謙太研究室所属宮地佑奈さんP10医科研のすごい＆おもしろ研究最前線細胞起源に応じた大腸癌の最適化治療の開発研究医科研病院｜外科向山順子助教スーパーコンピュータで大規模生物データを紐解く附属ヒトゲノム解析センター｜健康医療インテリジェンス分野佐藤憲明助教イベント報告学術雑誌編集者によるセミナーを開催P11インサイド国際共・共拠点パンデミックをきっかけに、医科研を中心に世界に広がるウイルス研究!プラハ・カレル大学第一医学部｜タンパク質工学研究室PI（研究室代表）イリ・ザフラドニク博士イベント報告IMSUTNYSeminar2025が開催新任教員紹介P12医科研最新Topic＆ニュース退職教員記念講演会＆送別会レポート／避難訓練で1号館前に集合＠Plus医科研トリビア医科研ものがたり│10│芝公園にルーツがあった!医科研発祥の地受賞者紹介2025年6月Vol.10広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ東京大学医科学研究所の魅力を伝える特集東京大学医科学研究所ウェブサイトhttps://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/SNS（X、フェイスブック）でも発信中（東大医科研ウェブサイトトップページ一番下からGo!）年に2回発行する医科研広報紙「PLATINUMSTREETTIMES」は今号で10号を迎えました。創刊号が発行された当時は、新型コロナによるパンデミックの真っただ中。特集テーマは、新型コロナウイルス研究でした。それから5年。今号は、未来を創る医科研の新たなステージを特集します。

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2医科研広報紙「PLATINUMSTREETTIMES」が10号を迎えたことを記念し、今年4月に第30代所長に就任した岩間厚志教授と、10年前に所長を務められた清野宏・千葉大学卓越教授に、今後10年の医科研の方向性を話し合っていただきました。今後10年、医科研はどこに向かう?が国際卓越研究大学に認定された場合、現状の研究組織のあり方から考えなおさなければいけないかもしれません。清野これからはアメリカ型の1研究室に1人のPI（PrincipalInvestigator：研究室の主宰者や研究責任者）システムの導入により、各自のキャリアパスの選択肢が増える事になりますね。一方で、日本の研究環境と価値観を踏まえた魅力あるtoGoGoでは、プラチナ・ウエスト構想という地域の再開発も含めて壮大な夢を（笑）。プラチナ通りに面して動物病院を作って、住民のペットと医科研病院を通してご家族の健康を守る研究棟や住居棟などを建てようなんて計画をして。岩間模型、ありますよ（笑）。清野まだあるんだ（笑）。新しい発想で独自性を創出岩間清野先生は、本当にアイディアマンです。やっぱり新しい発想が大事ですよね。清野ただのラテン系発想ですよ。研究では、“尖る”ことが重要です。岩間そうですね。医科研は白金台キャンパスで独自の研究スタイルを作ってきましたよね。例えば、医科研病院は国立大学附置研唯一の病院ですから、医科研の独自性を規定する一つの重要なファクターです。コロナ禍では感染症がご専門の先生方が臨床に繋がるような研究で相当発信され、大きな存在感を示しました。清野そうですね。岩間細胞医療や遺伝子治療では臨床試験をやっていますし、TR（トランスレーショナル・リサーチ）の題材が次々出てくるっていうのは素晴らしいことだと思うんです。今、日本中で良い人材を取り合ってるところがあり、戦略が重要かなと思います。そのあたり、いかがですか?外から見られていて。清野人材競争は、いいことだと思います。いい人を採用しようということになると、研究所としてどういう良い条あり、みんなで医科研の方向性を考える時期になっているのが現状だと思うんです。いろいろアドバイスをいただけたらと思っております。清野岩間先生が所長に就任なさったのに、私が最初に話していいのかな?（笑）。私の頃は、合宿で、楽しく忌憚のない意見交換が出来るブレーンストーミングするような会を開いていました。ラテン系の人間なので（笑）。岩間ユニークなスローガンを進めていらっしゃいましたね。清野海外と勝負できる医科研にしないといけないので、IMSUTGoGoにI（ワン）をつけて、No.1になるんだっていう意味をもたせたりして。みんなで楽しく議論していました。岩間東京大学岩間本日はお越しいただき、ありがとうございます。国立大学を含めて大学のあり方がいろいろ変わっていきつつ「研究では〝尖る〞ことが大事。人材競争は、いいことだと思う」（清野）「医科研は白金台で独自の研究スタイルを作ってきましたよね」（岩間）システムのデザインも考えないといけないと思うんです。日本はJSPS（日本学術振興会）やAMED（日本医療研究開発機構）研究資金という安定した仕組みがあり、逆に世界のリーダーになるチャンスがある気もします。本当に質の高い研究をやるのであれば、大学での研究者キャリアパスを支えるファンディング体制も同時に揃えるプログラム改革をやらなければいけないとも思います。岩間組織を変えるにしても、日本らしさがあるスタイルで変えていかなきゃいけないですよね。若い人の意識が変わりつつあり、早く独立したいという研究者も増えています。清野先生がおっしゃる通りキャリアパスとして多様な環境を作るのは重要です。女性研究者や外国人研究者を増やす為の環境整備や工夫、定年制度を有用に使いながら研究意欲のある人が続けられる仕組みも重要です。もちろん次世代の若い人たちのチャンスを奪ってはいけないですけれど。岩間いろんなキャリアパスを用意する時代ですよね。清野そんなのもあって、IMSUTOne件を揃えて提示するかということになりますよね。もう東大医科研ブランドネームだけでは競争に勝てませんね。岩間社会に実装するときに、企業とのタイアップも必要ですよね。清野私は大阪大学微生物病研究所にもいましたが、BIKEN財団は一つのサクセスストーリーでしょうね。大学でのシーズ（新しい医療の種）が財団資金を通じて実際にワクチンになって、その収益が蓄積され、それが大阪大学にフィードバックしている。岩間そうですよね。本当に重要な発見や社会に貢献できる薬のようなものがでたときに、その成果が医科研と繋がり続けるようなシステムは大事です。米国では研究環境が変化?清野これは全く個人的な考えですけど、政権が変わった今のアメリカではNIH（米国国立衛生研究所）の予算は縮小していくのではないでしょうか。一方で、グーグルやアップルなどの莫大なお金を持ってる企業が一気に有能な研究者を囲い込みするんじゃないかと。岩間先生はサンディエゴを行き来していらっしゃっているので、そのあたり、いろいろとご存じなんでしょうね。清野大学はきっと危機感を持っているはず。日本も大学は大きな変革と転換期を迎えていますが、海外追随型ではなく、海外の良い例に学びながら日本の文化・社会に立脚した世界に誇れる創造的システム作りを進めたいですね。岩間先生のリーダーシップの下で、医科研の皆さんが一丸となって創造的改革を進める事を期待しています。日本と全然カルチャーが違うなかで、日米を往来しながら感じた事が、私の発想の原点かも知れませんね。でも、私が言ってきたことも、みんな夢物語に終わってしまって（笑）。岩間ただそういう夢を語れることは重要で、みんなにちゃんと伝えておかないといけませんね。頑張ります。今日はありがとうございました。IWAMAAtsushi医科学研究所所長岩間厚志教授第30代（2025年度～）東京大学医科学研究所所長。専門は造血幹細胞と造血腫瘍。造血システムの加齢とそれに関連して起こる造血腫瘍の特性解析と介入法を鋭意研究中。趣味は読書と音楽鑑賞。モットーはTomorrowisanotherday!KIYONOHiroshi千葉大学未来医療教育研究機構｜千葉大学医学部附属病院清野宏卓越教授第26代（2011～2014年度）東京大学医科学研究所所長。「粘膜免疫システム」の基礎研究を通した粘膜免疫学創生と、その基盤を駆使した「コメ型経口ワクチンMucoRice」、「ナノゲル型経鼻ワクチン」に代表される応用研究に注力。モットーは、Noproblem!!Yourdreamisyourdestiny!!広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ

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部門長やセンター長が描く研究の未来像医科研の各部門やセンター、施設や拠点は今後10年先、どのような研究を切り拓いていくのでしょうか?リーダーたちが、未来像を語ります。広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ3感染・免疫部門多分野とのコラボレーション環境を整え、未解決の課題を解くブレークスルーを目指す感染・免疫部門長石井健教授ISHIIKenワクチンが準備できていなかったコロナ禍を振り返り、次のパンデミックに備えて研究・開発を進めています。人がやらないオリジナリティのあるサイエンス、つまりゼロから1を極めるために何ができるか、メンバーで議論をしています。ウイルス病態制御分野では、コロナ後もヘルペスウイルスの増殖・病態発現機構を分子から個体レベルで解明し、新しい制御法を開発することを目指して戦略的な基礎研究を進めています。特に基礎研究では世界トップの研究を誇っており、今後の研究成果に期待がかかります。ワクチン科学分野では、ワクチン、アジュバント、代替免疫療法開発を行っています。基礎研究を続け、「DNAでもRNAでもない」次のワクチンを生み出したいと思います。気候変動の変化が感染症に及ぼす影響が予測される中、マラリア免疫学分野では、マラリアを中心にリーシュマニアなどの熱帯寄生虫の基礎研究を発展させています。マラリアはかつて日本にあった病気で、今でも発生する可能性が十分にあるホットトピックの一つです。システムウイルス学分野では、実験ウイルス学を基軸に、進化生物学、バイオインフォマティクス、数理生物学などのさまざまな研究手法を融合させた新しい研究を実践しています。バーチャルネットワークを組み全国規模でチームを率いており、これからは世界も牽引できるのではないかと期待します。多様な分野と情報を交換しながらコラボレーションができる環境を整え、今まで解決されていない課題を解くブレークスルーを目指したいと思います。癌・細胞増殖部門自由度の高い研究分野がたおやかに協調し、がんの個性と本質を見抜く癌・細胞増殖部門長山梨裕司教授YAMANASHIYuji当部門では、がん細胞の浸潤や転移、細胞のがん化などのメカニズム解明を主眼とする一方、老化や組織再生等の幅広い研究も重視しています。がんの理解と制御には、モデル生物や培養細胞だけでなく、ヒトがんから直接学ぶ姿勢が不可欠です。この点、ヒトがん組織の分子病理学的解析やゲノム解析等による研究を進めておられた村上善則教授ご退任の影響は大きく、ヒトがんを直接の研究対象とする人材の確保が喫緊の課題となっています。他方、現行の3分野ではシステムとしての個体に発生するがんの理解を目指し、モデル動物を用いた老化や免疫機構等と発がんの関連に着目した研究を進めています。例えば、癌防御シグナル分野では、がんの防御機構や老化細胞、エピゲノム異常の研究を進め、老化再生生物学分野では、組織幹細胞を中心とした再生、老化、がん化の研究を進めています。また、腫瘍抑制分野では、がん等の難治性疾患に関する病態生理学的な研究を進めています。さらに、これらの成果を基盤として、革新的な治療・予防技術の開発が進められています。今後も自由度の高い研究を重視し、また、部門全体のたおやかな連携を加速剤として、独自の基礎医科学研究を推進し、がんの個性と本質を見抜く研究を進めて参ります。当部門では、大学院生、若手研究者を中心とする英語研究発表会「G2plusRetreat」を開催しています。研究室、世代、国籍の垣根なく、全研究室の今を直接共有する交流が毎年実現しています。このような施策の上で、癌・細胞増殖部門としての発展を進めて参ります。基礎医科学部門より高度なレベルで生命現象の解明に挑む基礎医科学部門長稲田利文教授INADAToshifumi生体内シグナル伝達システム、リボソーム動態制御機構、タンパク質代謝系の領域における生命現象と疾患メカニズムをより高度なレベルで解明し、難治性疾患の診断・治療法の発展に貢献します。分子シグナル制御分野では、生体内シグナル伝達システムの中でもMAPキナーゼ・カスケードやストレス顆粒の制御機構の解明に取り組んでいます。この機構の破綻は、がん、自己免疫疾患、神経変性疾患や糖尿病などの病因・病態と密接に関係します。がん分子標的薬ハーセプチンは医科研発の伝統的創薬ですが、癌のみならず、より多様な疾患に対する診断・治療法の開発を目標に置いています。RNA制御学分野では、リボソーム動態制御による恒常性維持と疾患発症のメカニズムの解明を目指して研究しています。タンパク質の恒常性の破綻は、広範な細胞機能の障害を引き起こし、神経変性疾患や老化の原因となります。当分野では、タンパク質の異常翻訳を解消する品質管理機構の分子機構を解明し、治療法がない筋萎縮性側索硬化症（ALS）、生活習慣病の糖尿病などの治療につながる研究に注力します。グローバルな研究展開をめざす国際共同利用・共同研究拠点ではドイツのミュンヘン大学と世界トップレベルの共同研究を実施しています。身体の維持に重要な役割を果たすユビキチン・プロテアソーム系とリソソームの詳細な分子機構の解明に取り組んでいるのが、タンパク質代謝制御分野です。ほとんど未解明な分野ですが、プロテオミクス解析やマウス発生工学などの幅広い手法を用いて、より詳細なメカニズムを解明していきます。「未来医療開発基金」へのご支援のお願い皆さまの健康を守り、持続可能な社会を協創するための教育・研究・社会活動の推進に取り組んでいます！医科研では、感染症、がん、難病などの疾患に対する先進的な医療開発研究を一層加速するため、「未来医療開発基金」を設立して、皆様からのご寄付を募集しています。治療薬開発、ワクチンなどの予防薬開発、AIを用いた基礎研究やがん医療、再生医療による難病克服など、未来医療を目指した研究開発を進め、医科研病院を通じた新たな医療の提供を推進していきます。【未来医療開発基金のお問い合わせ】東京大学医科学研究所研究支援課〒108-8639東京都港区白金台4-6-1Email：t-gshikin@ims.u-tokyo.ac.jp［ご寄付いただいた方への特典］1医科研独自の特典◇10万円以上ご寄付いただいた方のご芳名を講堂前の銘板に掲示させていただきます。◇10万円以上ご寄付いただいた方には、医科研が発行する広報紙『PLATINUMSTREETTIMES』（年2回発行）を5年間郵送にてお届けいたします。2東京大学基金としての特典はこちらhttps://utf.u-tokyo.ac.jp/privilege「未来医療開発基金」への温かなご支援は、東京大学基金を通じてのお手続きをお願いしております。https://payment.utf.u-tokyo.ac.jp/tokyo/entry.php?purposeCode＝100＆supportCode＝230

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4研究を進めると共に、患者さんの全ゲノムを解析し、個人にあった医療として提供する段階にきています。今は治療法がないがんや難病等の患者さんの全ゲノムデータや医療情報を集積させ、新たなゲノム医療を社会実装する時期ともいえます。全ゲノム解析は、日増しに高速かつ安価になっています。社会に役立てるためには、高品質な医療・ヘルスケア情報を合わせる必要があります。医療DX（デジタル・トランスフォーメーション）により医師の働き方改革を行いながら、あらゆる情報を電子化し活用する社会ニーズに対応した新たなゲノム医療を創出することも可能です。以上のように多角的な視点で高い性能を備えたゲノム医療・基盤技術を構築することが、本センターの引き続いてのミッションです。ヒトゲノム解析センター03年のヒトゲノム配列決定から20年以上が経過し、ゲノム20研究を取り巻く状況は大きく変化しました。全ゲノム解析に基づく国際共同研究も多くの疾患において実施され、優れた研究成果が得られてきました。現在は新たなゲノム解析技術の基礎的井元清哉教授IMOTOSeiyaヒトゲノム解析センター長新たな時代のゲノム医療・基盤技術を構築などに貢献しています。幅広い研究に対応可能なモデル細胞やモデル動物が、より簡便かつ迅速に作製できるようになってきました。医科研にとどまらず、国内外の多くの研究者を支援しています。この進展を支えているのが、最先端のゲノム編集技術と造血幹細胞の培養技術です。今後も研究開発力をさらに高めて、その成果を国内外の研究者と共有し、先進的な研究の発展につなげたいと考えています。具体的には、細胞での遺伝子機能が及ぼす個体生命機能への影響を解析し、個体の恒常性維持に関わる生体システムの包括的理解を目指しています。医科研の優れた研究環境のさらなる発展に貢献してまいります。また、大学院生をはじめとする若手研究者が集い、楽しく議論しながら研究ができる場を育んでいきたいと考えています。システム疾患モデル研究センターセンターでは、さまざまな疾患に対応したモデル動物を開発し、多様化する医科学研究当をバイオリソースの側面から支援しています。先進的な研究ニーズに対応する動物モデルを整備することで、基礎研究の充実や創薬、遺伝子治療、ワクチン開発真下知士教授MASHIMOTomojiシステム疾患モデル研究センター長多様化する医科学研究をバイオリソースで支援用につなぐ運営を行っていきます。近年は、東京大学新世代感染症センター（UTOPIA）で感染症に対する予防ワクチン研究・開発が進み臨床試験・治験実施のニーズが高まっています。医科研の「遺伝子治療・再生医療コンソーシアム」では遺伝子治療、細胞医療、再生医療領域において製造を含めた臨床応用までの一環した開発が加速しています。これらを主として開発を進める一方、医科研病院で得られた診療情報や試料を基礎研究に応用するリバース・トランスレーショナル・リサーチも研究所と連携して実施しています。開発実績と体制整備が、臨床試験のスピードアップや研究の信頼度を高めます。今後も国内外の病院や研究機関をつなぐハブとしての機能向上とノウハウの蓄積を目指します。先端医療研究センター科研の基礎研究の成果を臨床応用につなぐトランスレーショナル・リサーチ（TR）を支医援・実施するフィジシャン・サイエンティストを中心とした部門です。世界の研究動向や社会のニーズは刻々と変化します。状況を適切に捉え、質の高い臨床応長村文孝教授NAGAMURAFumitaka先端医療研究センター長変化する研究動向に対応したTRを推進という両輪のバランスを、しっかり考えていきたいと思っています。そのためには、臨床研究に参加していただく患者さんの割合をどの程度にするのかの目標設定が重要です。私が勤めていた国立がん研究センター中央病院の場合、2割弱の患者さんが臨床研究に参加されていました。医科研病院でも、どの程度が適切かを考える必要があります。また、医科研や東大からのオリジナルのシーズ開発のほかにも、治験など外部の研究グループとの多様な共同研究へも積極的に参加することが必要になるでしょう。難病克服という医科研のミッションのために、所内や院内でのディスカッションを増やし、また、研究・診療領域を広げ、国内唯一の国立大学附置研附属病院としての役割を果たしていきたいと考えています。附属病院科研病院の最も大事な使命は、基礎研究から生まれてきたシーズを臨床応用につなげるこ医とです。一方、病院という立ち位置から考えますと、地域の患者さんに貢献する役割も持っています。研究所附属病院としての機能と、地域にお役に立てる病院朴成和教授BOKUNarikazu附属病院長附属病院と地域貢献のバランスを大事に実験動物研究施設真下知士教授MASHIMOTomoji実験動物研究施設長多様な研究に対応する実験環境を提供65年に設立された当動物実験施設は、国立大学の中で最も19長い歴史を持ち、現在では多数のマウスやラットが飼育可能なSPF環境を備えています。また、高度なウイルス感染実験が可能な実験室など、多様な研究ニーズに対応しています。支援業務としては、生殖工学技術による遺伝子改変マウスのクリーン化や、胚・精子の凍結保存、さらに先進モデル動物作製コアとの連携によるゲノム編集を用いた遺伝子改変動物作製等を行っています。今後も幅広い分野の研究者に活用される施設運営を目指します。奄美医科学研究施設真下知士教授MASHIMOTomoji奄美医科学研究施設長小型霊長類で感染症研究を推進施設は、全国に48ある東京大学の施設のなかで日本最南端に位置し、亜熱帯の気候を生当かした研究を展開しています。小型霊長類であるリスザル、ヨザルを飼育し、マラリアなど蚊が媒介する感染症やワクチン開発の研究に貢献しています。当施設のリソース・実験環境を国際的に活用する動きも進んでいます。毎年11月頃に開催されるシンポジウムを契機に最先端のバイオリソース研究のさらなる発展が期待されています。広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ

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広報紙10号記念号未来を創る新ステージへ5感染症国際研究センター感染症に対する先進的研究・人材育成を進化感染症国際研究センター長川口寧教授KAWAGUCHIYasushi近年のパンデミックを鑑みれば明らかなように、様々な感染症が全世界的に大きな問題となっています。当センターは2005年、感染症に対する基礎研究と人材育成を充実させる目的で設立され、最先端の基礎研究の推進に加え、若手を中心に多くの優国際ワクチンデザインセンターグローバル環境でワクチン研究の質を高める国際ワクチンデザインセンター長石井健教授ISHIIKenいまや感染症もワクチンも国境を越えており、国内に限られたものではなくなっています。どこで病気や感染症が起き、どこでワクチンを作り、どこで臨床試験をするのか。そこに国境はありません。当センターは国際的なワクチン研究のハブになることを目指し、グローバルで領域横断的な環境で研究を進めています。メンバーには、フランス・パスツール研究所の研究者が入ってくれています。また東京大学の中からも工学部や理学部の先生などが参加し、幅広い連携を進めています。また女性科学者を増やすべく、今後もダイバーシティ＆インクルージョンの体制を充実させていく方針です。ワクチンや医薬品を作る際には、これまでのような集団接種形式ではなく、人種差や個人差を考えたものにしていく必要があります。ワクチンを打ち、熱が出る人もいれば、出ない人もいる。それはどうしてなのかの生体メカニズムを解き明かし、開発に結びつけることが重要です。より丁寧で質の高いワクチン研究を行うことが大切で、そのためのデザインを設計するのが当センターの目標です。当センターからワクチン研究を適切に行う人材が生まれ、成長していくことも同時に目指しています。安全なワクチンをできるだけ早く必要な人に届ける。この原点をミッションに、日々の活動に邁進する所存です。幹細胞治療研究センター幹細胞研究を治療につないで社会に貢献幹細胞治療研究センター長谷口英樹教授TANIGUCHIHideki当センターは、幹細胞研究や再生医療開発のための中核を担うセンターです。研究を臨床応用につなぐことを非常に大切なミッションとしています。基礎研究の推進では、これまで同様に科学的なインパクトのある成果を創出することを目指します。臨床応用開発では地道な作業を積み上げる努力を重ね、一つでも多くの研究を治療につなげていく所存です。現在は、臨床試験に連動した3つのシーズを走らせています。ひとつは新しい造血幹細胞移植の開発で、もう細胞を使った新規治療開発です。いちばん臨床試験に近づいているのが軟骨前駆細胞を使った研究です。基年度からスタートしたものですが、今年3月にPMDA（独立行政法人医薬品医療機器総合機構）の承認が下りました。今年の秋には第一例となる鞍鼻（あんび）と呼ばれる鼻の変形を持つ子どもの患者さんへの投与を予定しています。今後も幹細胞研究を治療につないで社会に貢献していくことが、当センターの理想的な将来像です。遺伝子・細胞治療センター再生医療・遺伝子治療の拠点として遺伝子・細胞治療センター長岡田尚巳教授秀な研究者を輩出してきた実績があります。過去10年は、医科研をはじめ大阪大学微生物病研究所、北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所、長崎大学熱帯医学研究所および高度感染症研究センターなど大学5拠点が緊密に連携し、さまざまCoV-2を中心とする幅広いウイルス感染症を対象に、日本の感染症対策の基盤を担う最先端基礎研究を展開してきました。基礎研究には比較的多大な時間がかかりますが、当センターでは質の高い研究を効率的に展開し、成果をNatureやScienceなどの一流科学雑誌に数多く掲載させるなど、素晴らしい成果を挙げてきました。今後もこの重要な研究および若手育成をはじめとする持続可能性を高め、さらに発展させることを目指します。OKADATakashi再生医療や遺伝子治療の研究・開発拠点として、世界的なリーダーシップが求められています。将来の方向性として、5つの主要なビジョンを示します。最初に挙げるのは、次世代遺伝子・細胞治療技術の開発です。ゲノム編集技術を活用した高精度な遺伝子修正技術の確立、ウイルスベクターの改良による治療効率の向上（AAV、HBoV、レンチウイルスなど）などを進めます。次は、トランスレーショナル・リサーチの強化です。基礎研究から臨床応用まで、橋渡しを超えた伴走支援を推進します。国際連携を通じて迅速な治療法開発と実用化を進め、GCTP（GoodGene,Cellular,andTissue-basedProductsManufacturingPractice）準拠の細胞・遺伝子製剤の製造体制を確立します。3つ目は、AI・デジタル技術との融合です。製造プロセスの自動化と品質管理を強化し、個別化医療を推進します。4つ目はアジア・オセアニア・欧米の研究機関との連携強化です。最後は社会実装とエシカルな治療の確立です。倫理的問題（ゲノム編集の社会受容性）に関する社会対話を重ね、政策提言を行います。疾患プロテオミクスラボラトリー高度なプロテオーム解析で疾患研究を加速疾患プロテオミクスラボラトリー施設長武川睦寛教授TAKEKAWAMutsuhiroがんや感染症などの疾病は、タンパク質の機能異常が直接の原因です。当施設は、細胞や組織に存在する全タンパク質（プロテオーム）を網羅的に解析する高精度機器と技術力を備え、疾患の原因究明や治療法開発に貢献しています。近年、マルチオミクス解析を活用したデータ駆動型研究が発展する一方で、一細胞質量分析技術の登場により、細胞間相互作用を精緻に解析することが可能となっています。今後は、生命活動のメカニズムを分子・細胞レベルで詳細に解析するとともに、生命現象や疾患の全体像を臓器・個体レベルで包括的に捉えていく2つの方向性が重要です。当施設は、その両面からのアプローチが可能となる環境を整備し、がん、感染症研究や、再生医療、遺伝子・細胞治療などへの貢献を目指します。アジア感染症研究拠点新興感染症が多く発生する中国で共同研究アジア感染症研究拠点長川口寧教授KAWAGUCHIYasushi当年に設立され、北京の中国科学院・微生物研究所に日中連携研究室を置き、医科研の研究者が常駐して、感染症の研究を推進しています。また、ハルビンの中国農業科学院・獣医研究所とも共同研究を行っています。北京プロジェクトオフィスでは、これらの運営を統括しています。中国は新興感染症のホットスポットとして知られ、今回の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）のみならず2002年に中国の広州で重症肺炎SARSが発生し、香港を経由してSARSコロナウイルス（SARS-CoV）が広がったことは良く知られています。高病原性鳥インフルエンザ（HPAI）A（H5N1）ウイルスが人に感染し、アウトブレイクが起きた過去もあります。こうした状況は今後も変わらないと考えられ、当拠点を医科研が維持している意義は非常に大きい。今後も中国の新興感染症の動向を注視し、脅威に立ち向かいます。微生物研究所の銭所長と日中連携研究室前にて

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6医科研正門正門をくぐると、右手にうっそうと茂るヒマラヤ杉が広がっています。進むと、右手奥に1号館が見えてきます。

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8医科研のみんなに聞いてみました!10年後の医科研へのメッセージ10年後の医科研へのメッセージ「10年後の医科研はこうなっているかも?」「10年後にこうなっていると良いな～」という医科研教職員・学生の意見を「メッセージの木」として紹介します。ゲノム医科学分野新井田厚司講師は春の医科研が大好きです。10私年後も変わらずにキャンパス内に色とりどりの花が咲いていますように。そして、10年後も人々を幸せにする色とりどりの研究成果が花開いていますように。先進動物ゲノム研究分野真下知士教授0年以上の歴史を誇る医科研が、これからも13自由で創造的な発想を育み、革新的な研究成果を生み続ける場であり続けることを願っています。研究者同士が集い、活発に議論を交わし、未来の医科研の発展について語り合える環境（例、美味しい食事を楽しめるレストラン、憩いの場となるカフェテリア、心身を癒すジムや広場）が整備され、より良い未来への交流と連携が深まっていると信じています。附属病院先端緩和医療科藤原紀子特任研究員科研は、世界に羽ばたく研究機関であると医ともに、国立大学法人の附置研として日本で唯一、患者さんのケアを行う病院を持っています。医学研究が未来の患者さんのことを常に思うのは大事なことだと思いますので、10年後もこの大事なことを尊重する医科研であってほしいです。附属病院アレルギー免疫科山本元久准教授年後の医療は、おそらく人工知能（AI）10の導入が進み、患者さん個々の病態に合わせた治療（精密医療）に近づくと思います。引き続き、医科研はそれを先導する研究所であることを願っています。システムウイルス学分野博士課程4年藤田滋さん染症分野の優秀な研究者が集ま感り、研究室同士が積極的に関わり合い、面白い共同研究がたくさん生まれていますように!医療データ情報学分野渋谷哲朗教授年前には思いもしなかった技術10が出てきています。10年後、今はまだ思いもつかない技術が多数出てきていると思います。変化の激しい世界の中でも常に世界をリードする最高のキャンパスであり続けていることを願います。疾患プロテオミクスラボラトリー尾山大明准教授先端の医科学と情報科学が最融合する素晴らしい研究環年後も進化し続け、常に新しいサイエンスを生み出す研究所でありますように。附属病院セルプロセッシング・輸血部長村登紀子准教授科研における遺伝子・細胞治療医及び感染症研究、それを応用する研究病院のグローバルな展開を期待します。癌防御シグナル分野修士課程2年太田采奈さん科研構内にシェア電動キックボード医ポート、シェアサイクルポートが設置されますように。10年後、空飛ぶ車が一般的になっていたら、空飛ぶ車のシェアカーポートも設置されていると嬉しいです。国際健康医療推進社会連携研究部門湯地晃一郎特任准教授後10年間に、これまでの人類史における医科今学研究の進歩を圧縮したような、爆発的な進展がもたらされると予想します。汎用人工知能（AGI）の実現により、疾患の予測、診断、治療法の開発に革新的な変化が生じるでしょう。医科研が、データサイエンス研究を牽引する、世界をリードする研究機関へと発展することを期待しています。調達契約チーム内田由紀子さん年後は上司がロボットになってい10たりして!?更に研究室・医療現場はテクノロジーが中心?その過渡期に同じ地に居られる事を光栄に思い、医科研の未来を陰ながら楽しみにしております。臨床ゲノム腫瘍学分野博士課程2年左美惠さん科研のキャンパスにある果樹が、これからも変医わらずに残りますように。特に、枇杷や石榴がなる様子は研究の合間にとても癒されます。他にもたくさんの果樹が実をつけ、四季折々の自然を感じられるこの環境が、10年後も変わらず続いていることを願っています。

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リアルな日常AI技術が急速に進化する中、生物学の分野にも活かす研究が進んでいます。今号はAIを駆使してDNAの隠れた情報を解明する博士課程2年の宮地佑奈さんを紹介します。生A命Iので設解計き図医科研大学院生たちの明かす医科研の大学院生たちDNAの言語を読み解きたい!私たちの体は、4種類の塩基から構成されるDNAという設計図に基づいて作られています。しかし、この設計図はただのランダムな文字列ではなく、意味を持った情報のかたまりです。私は人工知能（AI）の力を使い、このDNA配列の「読み方」を研究しています。特に、文章の意味を理解するための深層学習技術である「大規模言語モデル（LLM）」を応用し、DNAの重要な部分を見つけ出す方法を探っています。LLMは、大量の文章データを学習し、単語の関係や文脈を理解する技術です。私配列に応用し、「スプライシング」と呼ばれる過程を予測する研究を行っています。スプライシングは、遺伝子がタンパク質を作る際に不要な部分を取り除く仕組みで、生命活動に欠かせません。しかし、そのルールは複雑で、人間の目では理解しにくいものです。AIの力を使うことで、この仕組みをより正確に解析できるようになるかもしれません。私がこの分野に興味を持ったのは、高校時代に見たマサチューセッツ工科大学の研究がきっかけでした。プログラミン誤を重ねながら少グを使って大腸菌に狙った機能を持つタしずつ理解が進むンパク質を作らせるという内容で、「情過程には大きなや報」と「生物」を組み合わせたアプローりがいを感じます。チに強く惹かれました。その後、大学で私の研究が進めば、コンピュータサイエンスを学び、卒業研スプライシングの仕組みをより正究からバイオインフォマティクス（情報確に予測できるようになり、遺伝科学を用いた生物学）の研究に取り組ん病やがんの診断・治療に役立つできました。可能性があります。AIの力で生研究を進める中で驚くのは、一見ラン命の設計図をより深く読み解き、医学や配列に膨大な情報が詰創薬の分野に貢献することを目指していまっていることです。例えば、スプライます。DNAを言語のように解析し、そのシングの目印となる「GT-AG」という短い意味を理解することが、新たな発見につ配列は、DNAの中に無数に存在します。そながると信じています。れでも細胞は前後の「文脈」を読み取り、AboutNAKAILab.本当に重要な部分だけを識別しています。こうした生命の巧妙な仕組みをAIで解き附属ヒトゲノム解析センター機能解析イン・シリコ分野明かせるかもしれないと思うと、とても中井謙太研究室ワクワクします。ただ、この研究には苦労もあります。コンピュータを用いて(insilico)、生命科学データを解析するバイオインフォマティクス分深層学習モデルにDNAの規則を学習させ野の研究室です。具体的には、DNA配列の解るには大量のデータと時間が必要で、計析や空間トランスクリプトーム解析、単一細胞RNAシークエンシング解析など、多岐にわ算に何日もかかることがあります。夜にたる研究テーマに取り組み、ゲノム情報や遺学習をセットして寝たのに、朝起きると伝子産物の機能解明を目指しています。https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/lab/エラーで途中停止していた時の絶望感はhgclink/section06.htmlなかなかのものです。それでも、試行錯宮地佑奈さんのある1日7：30起床9：30研究室に到着10：00研究室セミナーで進捗発表12:00昼食13:00実験の結果を確認14:00コードを修正してもう一度実験17:30帰宅18:00夕食24:00就寝中学時代から続けているジャズダンス。週末は基本的にダンスの練習をしています。附属ヒトゲノム解析センター機能解析イン・シリコ分野中井謙太研究室所属東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程2年9宮地佑奈さん（25歳）MIYACHIYuna神奈川県出身。趣味はジャズダンス、マスキングテープ集め。好きな言葉は、「巨人の肩の上に立つ」。おやつの時間はいつもこのマグカップで飲んでいます。研究の合間にキャラクターに癒されています。フェルトや編み物にハマっています。深夜に集中して作ることが多いです。マスキングテープやシールを集めるのが大好きで、可愛いものを見かけるとつい買ってしまいます。研究の合間に研究室秘書さんと打ち合わせ。事務手続きをサポートしていただき、とても助かっています。詳しくは、大学院パンフレットhttps://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/content/000002423.pdf所属教員一覧https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/education/supervisor/医科研で研究・教育を受けることができる大学院は、8つの研究科です。https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/admission/link_dep/index.html医科研で大学院生活を送るためには医科学研究所は独自の大学院組織を持たず、各分野の教員が、東京大学の様々な大学院研究科の協力教員として大学院教育を担当しています。大学院生として希望する教員の研究指導を受けるためには、その教員が所属する大学院・専攻を受験し入学する必要があります。詳細は大学院進学説明会で知ることができます。

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10医科研のすごい＆おもしろ研究最前線最適化治療と個別化医療を導く次世代研究の力細胞起源に応じた大腸癌の最適化治療の開発研究スーパーコンピュータで大規模生物データを紐解く医科研病院｜外科向山順子助教MUKOHYAMAJunko兵庫県神戸市生まれ。神戸大学医学部大学院、米国コロンビア大学等で消化器癌研究に従事。臨床と研究の両方向から大腸癌の予後改善に貢献するsurgeonscientistが目標。趣味は登山、最高到達地点6,100m。AboutDept.ofSurgery医科研病院｜外科医科研外科チームは、大腸癌に対するロボット支援手術において都内屈指の実績を持ちます。「初診から退院まで1か月」を目標に、患者さんに寄り添った医療の提供を心掛けています。https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/lab/transreclink/section09.html消化器外科医として診療をする中で、一部の右側大腸癌（盲腸から横行結腸右側にかけてらかにするための研究に取り組んでいます。正常の腸管上皮細胞には、吸収上皮細胞、内分泌系細胞、組織幹細胞などさまざまな種類の細胞があります。これまでは、組織幹細胞に遺伝子異常が蓄積して大腸癌が発生すると考えられていました。しかし、血液腫瘍ではT細胞リンパ腫やB細胞リンパ腫など、ある程度分化した細胞が癌化する疾患概念と、それに応じた治療法が確立されています。私は、大腸癌等の固形腫瘍でも細胞起源の違いがあり、それに応じた治療の最適化が必の大腸癌）の予後が不良であることに気付き、博士課程に進学し研究をはじめました。学位取得後は、ホメオボックス転写因子CDX2の発現が低下した大腸癌の研究で実績をもつ米国コロンビア大学のダレルバ研究室に博士研究員として留学して、大腸癌のシングルセル解析等に従事しました。CDX2は腸管の発生や恒常性に不可欠なマスター遺伝子で、正常腸管では強く発現しています。私が研究テー2低発現大腸癌は、右側発症が多く、根治切除術後の再発が多い「外科的治療だけでは治癒が難しい」大腸癌です。現在は、同大腸癌の細胞起源を明要だという仮説を立てて、研究を展開しています。実際に、CDX2低発現大腸癌では、特定の細胞特性を持った細胞集団が増殖していること、通常の大腸癌とは薬剤感受性が異なることが明らかになりつつあり、基礎生物学的エビデンスをさらに蓄積させ、臨床試験につなげることを目標にしています。臨床面では、大腸癌のロボット手術に従事しており、都内有数の症例数を活かした臨床研究を推進しています。また、女子中高生を対象とした手術支援ロボットの操作体験セミナーの開催や、外科教育研究にも携わり、次世代の外科医育成のために尽力をしています。CDX2低発現大腸癌患者右側結腸切除検体本研究の全体像医科研病院の「革新的な予防法・治療法の開発大腸癌正常大腸とその社会実装による社scRNA-seqscRNA-seq会への貢献を目指す」と細胞クラスタリング内分泌系細胞表面マーカー同定いう理念に惹かれ、昨年度に赴任しました。恵ま各細胞集団の薬剤バイオマーカーれた環境を活かし、外科発癌性評価スクリーニング探索医が「外科的治療だけでPDXモデル有効な臨床的に有効な新規バイオマーカーは治癒しない大腸癌」のオルガノイド薬剤の同定の同定サブタイプを研究する意CDX低発現大腸癌の固形癌では初となる細胞系譜に義を忘れず、消化器外科細胞起源の同定応じた最適化治療の確立診療と研究に打ち込み続けます。大腸癌臨床検体を活用した基礎研究を展開し、臨床試験につなげる事が目標次世代シークエンシング（nextgenerationsequencing:NGS）技術の登場により、生体内で起こる膨大な分子レベルの現象を網羅的に解析することが可能となりました。この技術の発展により、医学と情報学の関係はますます深まり、両者は切り離すことのできない関係となっています。私は、このような生体データの持つ魅力に惹かれ、生命情報学を基に疾患のメカニズムを解明する研究を行うとともに、データ解析を支援するソフトウェアの開発に取り組んでいます。NGSによって得附属ヒトゲノム解析センター｜健康医療インテリジェンス分野佐藤憲明助教られるデータは非常に膨大です。そのたSATONoriakiめ、解析には大きな計算機や、機械学習をはじめとする高度な情報処理技術が必要です。私は、附属ヒトゲノム解析センターに所属し、国内有数のスーパーコンAboutIMOTOLab.ピュータ「SHIROKANE」を活用しながら、附属ヒトゲノム解析センター｜大規模データの解析に取り組んでいます。健康医療インテリジェンス分野私が行う解析には、遺伝子の発現量を機械学習等の数理とスパコンを駆使し、ヒトゲ調べる「トランスクリプトーム解析」や、ノム・メタゲノムなどのオミクスデータ解析技術の開発や、健診データ解析による疾患の予知体内の細菌を網羅的に分析する「メタゲ予防から社会に貢献する研究を行っています。ノム解析」があります。例として、トラhttps://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/lab/hgclink/page_00072.htmlンスクリプトーム解析では、遺伝子間の関係性を正確に推定し、ネットワークとして理解する遺伝子調節ネットワークのきます。このように、私は情報学の力を解析が行われます。また、メタゲノム解活用し、膨大な生体データの中から病気析では、腸内や口腔内などに生息する細の仕組みを解明し、より良い医療の実現菌を網羅的に調べ、多様性解析や細菌のを目指しています。医科研では、幅広い持つ代謝機能推定を通じて疾患との関係分野で最先端の医学研究が行われていまを明らかにすることを目指します（図）。す。さまざまな研究室とのコラボレーシこうした解析結果を疾患情報や健康診断ョンを通じて、研究を発展させていきたの結果と組み合わせることで、病気のメいと考えています。カニズム解明や個別化医療の発展に貢献トランスクリプトーム解析メタゲノム解析できると考えています。さらに、膨大なデータを効率的に処理するため、解析を支援するソフトウェアの開発にも取り組んでいます。これにより、より多くの研究者が簡便にデータを遺伝子調節細菌叢の多様性解析や活用し、新たな発見ネットワークの推定機能推定につなげることがで新潟県上越市出身。2022年医学博士取得。同年より現職に着任しバイオインフォマティクス解析に従事。趣味は子どもと遊ぶこと。実際に遺伝子発現データ、細菌ゲノムデータを解析した例イベント報告学術雑誌編集者によるセミナーを開催MolecularCell誌のエディターの視点から、採択されやすい論文の特徴などをお話しして頂きました。3月18日、医科研1号館講堂にて、MolecularCellのエディターであるヘザー・ビスビー博士を迎え、Cell系列の学術雑誌への論文投稿・出版に関するセミナー「PublishingwithCellPress」が開催されました。ビスビー博士はエディター業務の一環で世界中の研究機関を訪問しており、今回は旅行も兼ねて医科研に立ち寄られました。セミナーに先立ち、医科研内の複数の研究室を訪問し、研究者たちと投稿準備中の研究内容も交えた意見交換を行いました。セミナーでは、エディターの視点から見た採択されやすい論文の特徴や、投稿から査読、採択に至るエディター側のプロセス、各段階で重要視されるポイントなどについて詳しく解説されました。また、Cell系列の複数の雑誌に同時投稿し、最適な雑誌への採択機会を広げる「Multi-journalSubmission」の仕組みも紹介されました。参加者からは、エディターとのやりとり時の注意点や、他グループから類似内容が投稿された際の対応、構造予測AIの発展が論文のインパクトに与える影響など、さまざまな質問があり、活発な議論が交わされました。「出版の裏ヘザー・ビスビー博士による論文採択のポイントを伝える講義の様子側を知る貴重な機会だった」「論文執筆の参考になった」といった感想が多く寄せられ、とても意義深いセミナーとなりました。

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インサイド国際共・共拠点□□□□＋□□□□■□パンデミックをきっかけに、医科研を中心に世界に広がるウイルス研究!国際共・共拠点の国際共同研究から、「新型コロナウイルス変異株の監視・予測プロジェクト」（PredictionandmonitoringofSARS-CoV-2emerginglineages）をご紹介します。研究代表者は、カレル大学のイリ・ザフラドニク博士です。紹介文をいただきました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界中の社会に深刻な影響を与えました。科研）と私はこの共同研究で、最先端のタンパク質工学とウイルス学を融合させることで、新型コロナウイルスやその他しかしその一方で、かつてない科学的連携やイノベーションを加速させました。世界各国の研究者がこの危機に立ち向かう中で協力し、パンデミックのピークを過ぎた現在も続く研究パートナーシップが築かれています。今回ご紹介する共同研究が、その一例です。佐藤佳教授（医のウイルスの進化をより深く理解し、予測することを目指しています。この共同研究で私たちは、ウイルス学における重要な課題の一つである「宿主とウイルスの共進化」に取り組んでいます。ウイルスのスパイクタンパク質が変異することで、ヒトの細胞への結合力や免疫から逃れる能力ザフラドニク研究室佐藤研究室がどのように変化す変異経路のサンプリングウイルス学的解析るのかを研究し、将来登場する可能性のフローサイトメトリーによる選別レポーターウイルスの準備・解析・感染力の評価ある新たな変異株を予測することを目指変異ライブラリーの構築しています。これにより、より効果的な次世代シーケンシング解析免疫逃避の評価治療法やワクチンの開発につなげることができます。私のチーム（プラハ）では、共同研究のスキーム。まずはザフラドニク研究室で、タンパク質工学に基づいた結試験管内進化とタン合試験を実施する（図左）。そしてその実験結果を、医科研の佐藤研究室で、細胞やパク質工学の技術をシュードウイルスを使った実験で検証する（図右）。活用して、スパイクタンパク質のさまざ宿主-病原体間における重要な結合まな変異型を作成し、その中からヒトの細結合力が強い胞に結合しやすいものや、免疫を回避す結合力が弱い変異の選択肢が多いる能力を持つものを選別しています。選ばれた変異型は、佐変異の選択肢が藤教授のチームに送少ない変異の選択肢はられ、擬似ウイルスどれだけ存在するのか?試験やウイルス学的新たな変異株/抗体逃避/治療法?解析を通じて、感染スパイクタンパク質に変異が蓄積することで、感染受容体への結合力が増減する。力や特性が評価されその変異を実験的に同定し、それを検証する。ます。イベント報受賞者紹介告プラハ・カレル大学第一医学部タンパク質工学研究室PI（研究代表者）イリ・この共同研究はすでに大きな成果を上げており、いくつか東の主要な新型コロナウイルス変異株を早京期に特定し、それらがウイルスの感染力×や拡散能力に与えるプ影響を解明していまラす。新たな変異株がハ流行する前、あるいは流行し始めた直後、ウにその特性を予測・イ特定できることは、ウイルスへの対策をル進めるうえで大きなス利点となります。ま学た、本プロジェクトで確立された研究手×法は、新型コロナウイルスに限らず、今後人間に感染する可能性のある動物由来の新しいウイルス（人獣共通感染症）にも応用できる可能性があります。なお、本共同研究は若手研究者の育成IMSUTNYSeminar2025が開催医科研主催の「IMSUTNYSeminar2025」が3月21日、総勢42名の参加者を迎え、東京大学ニューヨークオフィス（UTokyoNY）で開催されました。タンパク質工学で感染症に挑むZAHRADNIKJiri世界に羽ばたくG2P-Japan!新型コロナ研究で広がった国際共同研究フラドニク先生との共同研究は、新型コザロナパンデミックの真っ只中に始まりました。2021年、旧知だったイスラエル・ワイツマン研究所の教授に、新型コロナウイルスについての共同研究を打診したことがきっかけでした。ザフラドニク先生は当時、このワイツマン研究所の研究室でポスドクをしており、そこで共同研究が始まりました。ザフラドニク先生はその後、2023年に母国チェコで研究室主宰者として独立し、彼との直接の共同研究はそこから始まりました。同年6月11ザフラドニク博士カレル大学で博士号（生化学）を取得後、イスラエルのワイツマン科学研究所での5年間の勤務を経て現職。研究分野はタンパク質工学、構造生物学、ウイルス学。現在6か月の娘の成長に日々感動しつつ、研究時間の確保に奮闘中。アウトドアが大好きな自然愛好家。にも力を入れています。カレル大学と東京大学の学生が積極的に研究に参加し、最先端の技術を学ぶだけでなく、異なる分野の専門家と協力する貴重な経験を積んでいます。知識やアイデア、資料、研究手法を共有することで、世界的な公衆衛生の課題に立ち向かう研究者を育成し、より安全で備えのある国際社会の実現を目指しています。に、他のG2P-Japanコンソーシアム（新型コロナウイルス研究を加速化するために発足した、若手ウイルス学者中心の研究コンソーシアム）のメンバーと一緒にチェコのプラハを訪問、これからの共同研究の方向性を議論しました。そして、同拠点事業での共同研究を推進するために、同年11月には彼を日本に招き、さらに昨年末には、彼の学生が医科研にひと月ほど滞在し、研究のさらなる加速を図っています。（東京大学医科学研究所システムウイルス学分野教授佐藤佳）シリーズ3回目となる今回のセミナーは、「最先端の医科学－基礎研究から臨床応用まで体による機能制御に関する研究についての発表で始まりました。続くセッションでは、幹細胞分子医学分野の岩間厚志教－（Cutting-edgemedicalscience-frombasicresearchtoclinicalapplications-）」をテーマに、中西真所長の開会の辞で始まりました。3セッションからなるセミナーは、RNA制御学分野の稲田利文教授のmRNAの異常翻訳の実態である衝突リボソーム授から骨髄ニッチの操作による造血再生の促進についての発表があり、コロンビア大学のエマニュエル・パサゲ教授から、生物の一生における適応反応が加齢に伴う造血幹細胞の機能低下につながるメカニズムについてのお話がありました。最を解消する品質管理の後のセッションでは、分子機構と生理機能に再生医学分野の谷口英ついてのお話と、コー樹教授からヒトiPS細ルドスプリングハーバ胞を用いた肝疾患に対ー研究所の古川浩康教する革新的再生療法の授のNMDA型グルタミ開発について、その目ン酸受容体（NMDAR）的や臨床の現状を含め（※）に対する新しい抗講演された先生方と増山正晴UTokyoNY理事長たお話と、トマス・ジェファーソン大学の佐藤隆美教授のブドウ膜悪性黒色腫に対する治療法の新たな取り組みについてのお話がありました。いずれの内容も参加者にとって興味深い内容だったようで、質疑応答時間が不足するほど活発なディスカッションが交わされました。最後に稲田教授からの閉会の言葉をもってセミナーは盛会のうちに終了しました。セミナー終了後に開催しdiscussionでは、演者間や演者と聴衆の間で、さらに活発な意見交換や交流が行われ、将来的な研究交流も期待できる、今後に繋がるセミナーとなりました。※グルタミン酸受容体の一種。記憶や学習、また脳虚血後の神経細胞死などに深く関わる受容体であると考えられている。大勢の聴衆を前に講演をする谷口教授新任教員紹介11月1日～4月30日付けで着任した新任教員をご紹介します所長オフィス四柳宏特任教授所長オフィス古賀道子特任教授附属病院｜脳腫瘍外科伊藤博崇准教授国際健康医療推進社会連携研究部門湯地晃一郎特任准教授

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12医科研最新Topic＆ニュース@Plus医科研トリビア2024年度の退職記念講演会が3月7日に1号館講堂にて実施され、感染遺伝学分野の三宅健介教授と新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻・病態医療科学分野の内丸薫教授による最終講義が行われました。三宅教授は「自然免疫から学んだ孫子の兵法」というタイトルで講演され、前半では2001年に医科研の教授に着任するまでの経歴と、TollLikeReceptor（TLR）4に会合するLPSセンサーであるMD-2の発見経緯について話されました。また後半では、医科研における25年間の研究内容が紹介され、病原体センサーとして知られるTLRに関する基礎研究と応用研究がどのように進められてきたのか、そして得られた研究成果が一本鎖RNAセンサーであるTLR7をターゲットとした治療薬の開発に如何にしてつながったのかについて語られました。その中でも、多くの研究成果がさまざまな研究者との長年にわたる共同研究なくしては得られなかったという話は、研究における人と人とのつながりの重要性を物語っていました。病原体由来因子を認識するTLRがさまざまなストレスに伴って生じる宿主由来因子にも応答することを解明してきた経緯を踏まえ、講演の最後は孫子の言葉になぞらえて「病原体を知り、Spätzle（自己由来因子）を知れば避難訓練で1号館前に集合退職教員記念講演会＆送別会レポート20年以上にわたり研究と医療にご尽力された三宅健介教授と内丸薫教授の退職記念講演会と送別会が開催されました。その様子をご紹介します。研究の軌跡を振り返り、自然免疫と孫子の兵法について語る三宅教授百感染危うからず」とまとめられました。4月からは千葉大学真菌医学研究センターの特任教授として研究を継続される三宅教授。講演後の質疑応答の中でも「共同研究を進めましょう」という話が出るなど、今回の講演会は研究者人生の途中経過に過ぎないという印象を与えるものでした。内丸教授は「HTLV-1/ATLとの出会い」というタイトルで講演され、臨床医師としてATL（成人T細胞白血病）の診断法の確立や発症機序の解明、そして治療法の開発にまで携わってこられた貴重な経験をお話頂きました。医科研の一時代を担われたお二人の研究に対する姿勢は、次世代を担う若手研究者にとって大きな学びとなりました。講演会後、教授総会送別会も行われ、三宅教授と内丸教授から医科研の更なる発展を期待するとのお言葉を頂きました。退職後もますますのご活躍を祈念しております。教授総会送別会に懐かしい先生方も参加されて笑顔の集合写真となりました医科研ものがたり｜10｜芝公園にルーツがあった!医科研発祥の地在の医科研の起源は、1892年（明治25年）に設立された現「大日本私立衛生会附属伝染病研究所」、通称「伝研」にさかのぼります。当初、東京都港区芝公園に開設されましたが、研究環境の充実を目的に、1905年（明治38年）に現在の白金台4丁目へ移転しました。その歴史を記念して、創立100周年を迎えた1992年、芝公園1-1に「傳染病研究所発祥の地」の記念碑が建てられました。これは、当時の松下電器産業（株）の東京本部敷地内に設置されましたが、2012年のビルの売却に伴い医科研へ一時戻されました。その後交渉を経て、現在は住友不動産御成門タワーの敷地内に再び設置されています。この記念碑の題字「傳染病研究所発祥の地」は、建立当時の東京大学総長であった有馬朗人氏の筆によるものです。以前の医科研講堂の入り口には、この記念碑の文字のレプリカが額装されていたため、目にしたことがある方もいるかもしれません。記念碑の隣には、医科研で37年間研究生活を送られた小髙健東京大学名誉教授が記した伝研発祥の由来が説明されています。伝研の初代所長を務めたのは、世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功し、血清療法を確立した北里柴三郎です。彼は、日本における感染症研究の重要性を強く訴えましたが、当時の国内には十分な研究環境が整っていませんでした。そこで、福澤諭吉が芝公園の自身の借地に建物を新築し、研究所として無償で提供したそうです。さらに、森村市左衛門や長与専斎らの協力を得て、伝研の設立に至りました。1899年（明治32年）には伝研が内務省に移管され、その後白金台に移転。1916年（大正5年）には東京帝国大学附置研究所となり、1967年（昭和42年）には「医科学研究所」と改称され、感染症研究のみならず、がんなどの難治性疾患の研究へと対象が拡大されました。現在では、ゲノム医学、再生医学、ウイルス・細胞治療、さらにはAIを活用した医療など、最先端技術を駆使した研究が進められています。医科研の発祥の地が芝公園であることを知る人は、今では少ないと思います。ぜひ一度、感染症の克服を願い設立された医科研の歴史に思いを馳せながら、「傳染病研究所発祥の地」を訪れてみてはいかがでしょうか。（分子シグナル制御分野西住紀子）［参考文献］●岩本愛吉『傳染病研究所の系譜から見た日本の感染症対策略史』モダンメディア64巻5号2018p95-103●『学内広報』No.943（1993年2月1日）東京大学広報委員会震度6弱の地震を想定した総合防災訓練が実施されました。11月25日に医科研で防災訓練が実施されました。ここ数年ではコロナ禍での縮小開催、天候不良等による動画視聴等となっていましたが、今回は5年ぶりに研究所全体での総合防災訓練となりました。前半は平日の日中に震度6弱の地震が発生した場合を想定し、避難、点呼訓練が行われました。午前11時に緊急地震速報が鳴動、守衛室から「身を守る行動」、次に「避難開始」の放送が日本語と英語で行われました。災害対策本部長の中西真所長、自衛消防隊長の須藤桂太郎事務部長による指揮の下、1号館正面玄関前に災害対策本部が設置され、火元責任者による点呼、建物毎の防火担当責任者、自衛消防隊通報連絡班による避難者の集計が行われました。避難完了後に災害への総合防火訓練での対策本部設置と避難者集計の様子備えが日頃から大切である旨の講評がありました。後半では消火訓練、通報訓練が行われました。消火訓練では教職員が水消火器を用いて実際の放水を体験し、通報訓練では携帯電話を用いて、消防署への火災の通報を想定した模擬通報が行われました。いつ発生するかわからない災害に備えるための防災訓練の重要性が改めて認識されます。東京タワーを望む芝公園の北側、御成門交差点の角地で緑に囲まれるように記念碑が設置されています受賞者紹介2024年度持田記念学術賞中西真教授癌・細胞増殖部門癌防御シグナル分野の中西真教授が、「老化を制御する分子基盤の解明と抗加齢療法への展開」の研究テーマにて受賞しました。GLS1阻害剤の老化細胞除去、あるいは加齢病態の改善効果について報告するなど、抗加齢療法開発に大きな道筋を示した世界を先導する先見的・独創的な研究業績であると評価されました。柴田龍弘教授2024年度（第61回）エルウィン・フォン・ベルツ賞2等賞附属ヒトゲノム解析センターゲノム医科学分野の柴田龍弘教授が、「がんゲノム医学を基盤とした個別化医療」の論文が評価され受賞しました。この賞は、医学研究の分野において日独国際間の協力を推進するために創設された医学賞で、毎年特定の医学の分野に関する学術論文の募集を行い、優れた論文に対して賞が贈呈されています。藤本康介特任准教授第7回日本医療研究開発大賞日本医療研究開発機構（AMED）理事長賞附属ヒトゲノム解析センターメタゲノム医学分野の藤本康介特任准教授が、腸内バクテリオファージに関する研究が評価され受賞しました。1月17日に首相官邸にて表彰式が執り行われ、石破茂内閣総理大臣の挨拶の後、三島良直AMED理事長より表彰状が授与されました。山本章人さん渋谷哲朗教授IEEEBestPaperAward2024IPCCC2024BestPaperAward附属ヒトゲノム解析センター医療データ情報学分野の山本章人さん（大学院情報理工学系研究科大学院生）と渋谷哲朗教授の論文「GeneralizationandEnhancementofPiecewiseMechanismforCollectingMultidimensionalData」がIEEEBestPaperAward2024を、「DifferentiallyPrivateSelectionusingSmoothSensitivity」がIPCCC2024BestPaperAwardをそれぞれ受賞しました。プライバシーを保護しながらデータを公開する新しい手法の提案とその解析が評価されました。IEEE：InstituteofElectricalandElectronicsEngineersの略で、人類社会に有益な技術革新の前進に貢献する世界最大の専門家組織IPCCC：The43rdIEEEInternationalPerformance,ComputingandCommunicationsConferencePLATINUMSTREETTIMES第10号2025/6発行｜東京大学医科学研究所東京都港区白金台4-6-1https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/責任編集企画｜武川睦寛教授東京大学医科学研究所「広報・図書・情報処理委員会」委員長、真下知士教授同委員長、渋谷哲朗教授東京大学医科学研究所「広報・図書・情報処理委員会」広報紙ワーキンググループ長取材／編集｜清水麻子、坂本怜子、中川清美、古川貴美アートディレクション｜細山田光宣（細山田デザイン）デザイン｜木寺梓（細山田デザイン）撮影｜貝塚純一（P2,3,4,5,6,7,9,10,12）、鈴木愛子（P3,4）イラスト｜市村譲（P1）、細山田曜（P2,3,4,8）印刷｜勝美印刷株式会社発行｜2025年6月1日※本紙へのご意見・ご感想はkoho@ims.u-tokyo.ac.jpまでお寄せください。

