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一級建築士学科試験対策合格ロケット印刷物教材電子ブック(サンプル版)・印刷物教材は,Webアプリのコンテンツ(問題・解説,解説集,音声原稿)をA4サイズの書類に,まとめたものです.・ユーザーの皆様は,電子ブックで全データを閲覧する事ができます.(2,000ページ程度)・サンプル版では,「PDFダウンロード」の機能を制限しています.https://5569et.com/


1234No.07鉄筋コンクリート構造56789101112131415

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答17221鉄筋コン◯クリート構造構造形式鉄筋コンクリート構造において,壁式構造の建築物は,一般に,ラーメン構造の建築物に比べて,地震時の水平変形が小さい.鉄筋コンクリートの壁式構造は,地震の際に大きく変形せず,強さ,かたさで地震力に抵抗する形式の構造である.それに対し,ラーメン構造は,壁式構造に比べ比較的柔軟に変形することで地震力を吸収する靭性のある構造である.よって,一般に,壁式構造の建築物はラーメン構造の建築物に比べ,地震時の水平変形が小さい.25284鉄筋コン特徴クリート構造17223鉄筋コン特徴クリート構造常温近傍におけるコンクリートの熱による一般の普通コンクリートの熱による膨張変形(線膨張係数(1×10-5))◯膨張変形は,一般鋼材のそれとほぼ同じは,鋼材の線膨張係数(1×10-5)とほぼ同等であるとして設計する.鉄である.筋コンクリート構造計算規準,鋼構造許容応力度設計規準(この問題は,コード「22282」の類似問題です.)鉄筋コンクリート構造において,鉄筋とコ一般の普通コンクリートの線膨張係数(1×10-5)は,鋼材の線膨張係ンクリートの線膨張係数が大きく異なるの数(1×10-5)とほぼ同等であるとして設計する.よって誤り.鉄筋コンクで,温度変化による影響を考慮する.リート構造計算規準,鋼構造許容応力度設計規準×05282鉄筋コン特徴クリート構造常温における軽量コンクリート1種の線膨張変形は,一般の鋼材とほぼ等しく,鋼材と同じ値を用いることが多い.一般の軽量コンクリートの線膨張係数(1×10-5)は,鋼材の線膨張係数(1×10-5)とほぼ同等であるとして設計する.鉄筋コンクリート構造計算規準,鋼構造許容応力度設計規準◯03284鉄筋コンヤング係クリート構数造コンクリートのヤング係数は,一般に,応力ひずみ曲線上における圧縮強度時の点と原点とを結ぶ直線の勾配で表される.コンクリートのヤング係数は,応力ひずみ曲線上における圧縮強度の×1/3~1/4の点と原点を結んだ直線の勾配で表わされる.圧縮強度時の点ではないので誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「26284」の類似問題です.)26283鉄筋コンヤング係クリート構数造01283鉄筋コンヤング係クリート構数造コンクリートのヤング係数は,コンクリートの気乾単位体積重量又は圧縮強度が大きいほど,大きい値となる.コンクリートのヤング係数は,コンクリートの圧縮強度が高いほど,大きい.Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2)コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.それぞれの値の大きいほどコンクリートのヤング係数は大きくなる.鉄筋コンクリート計算規準・同解説(この問題は,コード「18241」の類似問題です.)Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2)コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.それぞれの値の大きいほどコンクリートのヤング係数は大きくなる.鉄筋コンクリート計算規準・同解説◯◯02284鉄筋コンヤング係クリート構数造20243鉄筋コンヤング係クリート構数造コンクリートのヤング係数は,コンクリートEc=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2)の気乾単位体積重量が大きいほど大きくコンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積なる.重量γから定まる.それぞれの値の大きいほどコンクリートのヤング係数は大きくなる.鉄筋コンクリート計算規準・同解説(この問題は,コード「24283」の類似問題です.)鉄筋コンクリート構造計算規準によると,コンクリートの気乾単位体積重量が同じで設計基準強度が2倍になると,コンクリートのヤング係数もほぼ2倍となる.Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2).コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.設計基準強度が2倍になると,コンクリートのヤング係数は,21/3(≒1.26)倍となり,2倍とはならない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯×25282鉄筋コンヤング係クリート構数造コンクリートのヤング係数は,圧縮強度が同じ場合,一般に,使用する骨材により異なる.Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2).コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.コンクリートのヤング係数は,圧縮強度(Fc)が大きくなるほど大きくなる.また,強度が同じであれば,単位容積質量が大きいほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯05283鉄筋コンヤング係クリート構数造軽量コンクリート1種のヤング係数は,一般に,同じ設計基準強度の普通コンクリートのヤング係数に比べて小さい.Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2)◯コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.同じ設計基準強度であっても,軽量コンクリートの方が単位容積重量γが小さいので,ヤング係数は小さい.鉄筋コンクリート計算規準・同解説1/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19245鉄筋コンポアソン普通コンクリートのポアソン比は,0.2程度ポアソン比は,コンクリートの種類・調合・材齢・強度などによって若干◯クリート構比造である.異なる.普通コンクリートのポアソン比も高強度コンクリートのポアソン比も,0.2としてよい.鉄筋コンクリート構造計算規準29283鉄筋コンせん断弾クリート構性係数造コンクリートのせん断弾性係数は,一般に,ヤング係数の0.4倍程度である.コンクリートのせん断弾性係数Gは,G=E/(2(1+ν))で表現できる.ここでνはポアソン比で,コンクリートの場合はν=0.2であるので,G≒0.4Eである.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「20245」の類似問題です.)◯05281鉄筋コンせん断弾クリート構性係数造20244鉄筋コン許容応力クリート構度造05284鉄筋コン許容応力クリート構度造軽量コンクリート1種のせん断弾性係数は,一般に,ヤング係数が大きいほど大きい.軽量コンクリート1種の許容せん断応力度は,長期・短期ともに,同じ設計基準強度の普通コンクリートの許容せん断応力度の0.9倍である.軽量コンクリート1種の許容せん断応力度は,一般に,同じ設計基準強度の普通コンクリートの許容せん断応力度と等しい.コンクリートのせん断弾性係数Gは,G=E/(2(1+ν))で表現できる.こ◯こでνはポアソン比で,コンクリートの場合はν=0.2であるので,G≒0.4Eである.つまり,ヤング係数Eが大きいほどせん断弾性係数Gも大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準軽量コンクリートの許容せん断応力度は,長期・短期ともに,同じ設計基準強度の普通コンクリートの0.9倍とする.鉄筋コンクリート構造計算規準軽量コンクリートの許容せん断応力度は,長期・短期ともに,同じ設計基準強度の普通コンクリートの0.9倍とする.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯×18245鉄筋コンひずみクリート構造普通コンクリートの圧縮強度時のひずみ度は,1×10-2程度である.普通コンクリートの圧縮強度時のひずみ度は,1.5~3.0×10-3(0.15~0.3%)程度である.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準×02282鉄筋コンひずみクリート構造一軸圧縮を受けるコンクリート円柱試験体の圧縮強度時ひずみは,圧縮強度が大きいほど大きくなる.普通コンクリートの圧縮強度時のひずみ度は,1.5~3.0×10-3(0.15~0.3%)程度であり,圧縮強度が大きいコンクリートほど,応力-ひずみ曲線の立ち上がり勾配及び圧縮強度時のひずみは大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「28284」の類似問題です.)◯06283鉄筋コンひずみクリート構造一軸圧縮を受けるコンクリート円柱試験普通コンクリートの圧縮強度時のひずみ度は,1.5~3.0×10-3(0.15~◯体の圧縮強度時ひずみは,一般に,圧縮0.3%)程度であり,圧縮強度が大きいコンクリートほど,応力-ひずみ強度が大きいほど大きい.曲線の立ち上がり勾配及び圧縮強度時のひずみは大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「28284,02282」の類似問題です.)27133鉄筋コン比重クリート構造鉄筋コンクリート構造の超高層建築物に異なる強度のコンクリートを使用するので,コンクリートの設計基準強度ごとに,異なる単位体積重量を用いて,建築物重量を計算した.超高層建築物のように異なる強度のコンクリートからなる建築物重量は,コンクリートの設計基準強度ごとに,異なる単位体積重量を用いて計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準◯06123鉄筋コン比重クリート構造鉄筋コンクリート構造の高層建築物の建超高層建築物のように異なる強度のコンクリートからなる建築物重量築物重量の算出において,階により異なは,コンクリートの設計基準強度ごとに,異なる単位体積重量を用いる強度のコンクリートを使用することとして計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コードたので,コンクリートの設計基準強度に応「27133」の類似問題です.)じて,異なる単位体積重量を用いた.◯2/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27292鉄筋コンクリート構造鉄筋強度鉄筋コンクリート用棒鋼SD345の降伏点又は耐力の下限値は,345N/mm2である.鉄筋コンクリート用棒鋼SD345の「降伏点又は0.2%オフセット耐力」は,345~440N/mm2である.JISG3112◯18253鉄筋コンクリート構造鉄筋強度鉄筋コンクリートに用いられる径が28mm以下の異形鉄筋の長期許容引張応力度は,基準強度の2/3より小さい場合がある.SD345もしくはSD390の鉄筋を用いる場合,径が28mm以下の異形鉄筋では,長期許容引張応力度は215N/mm2となり,基準強度の345N/mm2,390N/mm2の2/3より小さくなる.令第90条表2◯29142鉄筋コンクリート構造01122鉄筋コンクリート構造鉄筋強度鉄筋コンクリート構造の梁の長期許容曲げモーメントを大きくするために,引張鉄筋をSD345から同一径のSD390に変更した.鉄筋強度鉄筋コンクリート構造の梁のあばら筋の長期許容応力度は,SD295からSD345に変更しても,大きくはならない.梁の曲げに対する断面算定において,梁の引張鉄筋比がつり合い鉄×筋比以下の場合,引張鉄筋が圧縮側コンクリートより先に許容圧縮応力度に達することとなり,この時梁の許容曲げモーメントは,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)により計算できる.これにおける鉄筋の長期許容引張応力度は,SD345,SD390,SD490ともD25以下の太さであれば215N/mm2,D29以上の太さであれば195N/mm2と同じ値で定められている.よって,引張鉄筋をSD345から同一径のSD390に変更しても,長期許容曲げモーメントは同じ値となる.よって誤り.令第90条表2,鉄筋コンクリート構造計算規準鉄筋の「せん断補強筋の長期許容せん断応力度」は,SD295,◯SD345,SD390,SD490とも195N/mm2と同じ値で定められている.よって,あばら筋をSD295から同一径のSD345に変更しても,梁のあばら筋の長期許容応力度は同じ値となる.令第90条表206132鉄筋コンクリート構造鉄筋強度鉄筋コンクリート構造の梁の長期許容せん断力を大きくするために,あばら筋をSD295からSD345に変更した.鉄筋コンクリート構造の梁の長期許容せん断力は,せん断ひび割れ×を許容する場合と許容しない場合の2通りの考え方により決めることができる.許容する場合であっても,鉄筋の「せん断補強筋の長期許容せん断応力度」は,SD295,SD345,SD390,SD490とも195N/mm2と同じ値で定められているので,あばら筋をSD295から同一径のSD345に変更しても,長期許容せん断応力度は変わらない.よって誤り.令第90条表204132鉄筋コンクリート構造鉄筋強度梁の引張鉄筋比が釣合い鉄筋比以下であったので,短期許容曲げモーメントを大きくするために,引張鉄筋をSD345から同一径のSD390に変更した.梁の曲げに対する断面算定において,梁の引張鉄筋比がつり合い鉄◯筋比以下の場合,引張鉄筋が圧縮側コンクリートより先に許容圧縮応力度に達することとなり,この時梁の許容曲げモーメントは,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)により計算できる.これにおける鉄筋の短期許容引張応力度は,SD345の場合は345N/mm2,SD390の場合は390N/mm2である.よって,引張鉄筋をSD345から同一径のSD390に変更すると,短期許容曲げモーメントは大きくなる.令90条表2,鉄筋コンクリート構造計算規準19255鉄筋コンヤング係クリート構数造鋼材のヤング係数及びせん断弾性係数は,常温において,それぞれ,2.05×105N/mm2,0.79×105N/mm2程度である.構造材料である鋼,鋳鋼などのヤング係数は2.05×105N/mm2,せん断弾性係数は0.79×105N/mm2程度とする.鋼構造設計基準◯28131鉄筋コンクリート構構造設計鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算において,コンクリートのひび割れに伴う鉄筋コンクリート構造建築物の構造解析において,応力および変形の計算においては,一般には弾性剛性に基づいた計算によるが,応力造部材の剛性低下を考慮して,地震荷重時度が部材の許容耐力程度まで大きくなると,部材の局部的なひび割に構造耐力上主要な部分に生じる力を計れなどにより,弾性剛性より低い剛性を示す剛性低下がみられる.剛算した.性低下による応力分布の大きな変化がないように,ひび割れによる剛性低下を評価した部材応力や変形を計算するのが望ましい.よって正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「23141」の類似問題です.)21133鉄筋コン構造設計柱部材の曲げ剛性の算定において,断クリート構面二次モーメントはコンクリート断面を用造い,ヤング係数はコンクリートと鉄筋の平均値を用いた.鉄筋コンクリート部材の曲げ剛性の算定においては,断面二次モーメントはコンクリート断面を,ヤング係数はコンクリートの値を用いることが多い.なお,鉄筋の影響を考慮し,鉄筋をヤング係数比n倍のコンクリート断面に置き換えた「等価置換断面二次モーメント」を用いることはあるが,ヤング係数の値として,コンクリートと鉄筋の平均値を用いることはない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯×24142鉄筋コンクリート構造構造設計柱及び梁の剛性の算出において,ヤング係数の小さなコンクリートを無視し,ヤング係数の大きな鉄筋の剛性を用いた.鉄筋コンクリート部材の曲げ剛性の算定においては,断面二次モーメントはコンクリート断面を,ヤング係数はコンクリートの値を用いることが多い.なお,鉄筋の影響を考慮し,鉄筋をヤング係数比n倍のコンクリート断面に置き換えた「等価置換断面二次モーメント」を用いることはあるが,ヤング係数の値として,ヤング係数の大きな鉄筋の剛性を用いることはない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準×3/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25111鉄筋コンクリート構造構造設計柱の曲げ剛性を大きくするために,引張強度の大きい主筋を用いた.部材の曲げ剛性(EI)の算定において,断面二次モーメントはコンクリート断面あるいは鉄筋の影響を考慮した等価置換断面二次モーメントを,ヤング係数はコンクリートの値を用いるのが一般的である.鉄筋の引張強度を大きくしても鉄筋のヤング係数は変わらないので,部材の曲げ剛性には影響しない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準×22114鉄筋コンクリート構造構造設計一般に,鉄筋コンクリート構造の柱部材の引張鉄筋が多いほど,曲げ耐力は大きくなり,靱性能は向上する.鉄筋コンクリート構造の柱は,主筋を増すと曲げ耐力は増大するが,×靭性が低下し脆性破壊の危険性が増加する.靭性を高めるには帯筋を密に配筋することが有効である.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準22243鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート造の垂れ壁や腰壁が付く柱が多かったので,当該柱や当該壁の耐力を大きくして設計した.垂れ壁や腰壁がついている鉄筋コンクリート構造の柱は,短柱となり,大きな地震力により脆性破壊が生じるおそれがある.したがって,その階の柱や階の耐力を大きくして崩壊を防ぐ.建築物の構造関係技術基準解説書◯22244鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート造の柱の設計において,垂れ壁や腰壁の付いた柱については,同一構面内の垂れ壁や腰壁の付かない柱より先に降伏するので,靭性能をもたせるようにした.垂れ壁や腰壁の付いた柱は,同じ階の垂れ壁や腰壁の付かない柱に比べて短柱となり,剛性が高められ,負担するせん断力が大きくなり,せん断破壊を生じやすい.よって靭性能を持たせることは有効である.建築物の構造関係技術基準解説書◯23241鉄筋コンクリート構構造設計鉄筋コンクリート造の建築物における垂れ壁や腰壁の付いた柱は,垂れ壁や腰垂れ壁や腰壁の付いた鉄筋コンクリート構造の短柱は,長柱に比べて剛性が大きくなり,曲げ破壊よりもせん断破壊が先行し,耐力は大×造壁の付かない同一構面内の柱と比べて,きいものの脆性的な破壊を生じやすくなる.その対策として,柱際に靭性が高いと判断した.完全スリット等を設けて垂れ壁や腰壁との縁を切り,短柱とならないようにする方法もある.よって誤り.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「17204」の類似問題です.)26251鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート造の建築物において,柱及び梁と同一構面内に腰壁やそで壁がある場合,耐力は大きいが,脆性的な破壊を生じやすい.垂れ壁や腰壁,そで壁の付いた鉄筋コンクリート構造の短柱は,長柱に比べて剛性が大きくなり,曲げ破壊よりもせん断破壊が先行し,耐力は大きいものの脆性的な破壊を生じやすくなる.その対策として,柱際に完全スリット等を設けて垂れ壁や腰壁との縁を切り,短柱とならないようにする方法もある.建築物の構造関係技術基準解説書◯03251鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート造の耐震診断・改修にについて,垂れ壁や腰壁が付いた柱は,大地震時に垂れ壁や腰壁が付かない柱より先に破壊するおそれがある.垂れ壁や腰壁の付いた柱は,同じ階の垂れ壁や腰壁の付かない柱に比べて,せん断ひび割れ強度は高くなる傾向があるが,短柱となり,剛性が高められ,負担するせん断力が大きくなり,先にせん断降伏して,ひび割れ後には靭性に乏しい急激な破壊が生じやすい.建築物の構造関係技術基準解説書◯26123鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート構造の柱のせん断破壊を防止するために,柱せいに対する柱の内法高さの比を大きくし,短柱とならないようにした.鉄筋コンクリート造柱のせん断破壊は,原則として,崩壊メカニズム時◯のせん断力を上回るせん断面耐力を確保するに十分なせん断補強を施すことによって避けることができる.しかしながら,作用せん断力が一定の限度を超えると,多量の補強筋を施しても優れた靭性を期待しにくくなることが実験的に確認されている.このことから,崩壊メカニズム時に生じるせん断応力を小さくすることがせん断破壊防止には効果的である.また,柱のせん断スパンの柱せいに対する比が非常に小さい場合には,いわゆる短柱となる.これは過去に地震被害の多い部材のうちで最も代表的なものである.この場合にも,多量のせん断補強を施しでも対角線状のせん断ひび割れに起因する脆性的な破壊を生じやすい.このために,柱際に構造スリットなどを設け,柱せいに対する柱の内法高さの比を大きくし,短柱とならないようにすることが効果的である.建築物の構造関係技術基準解説書03111鉄筋コンクリート構造30113鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート構造の柱は,同じ断面の場合,一般に,内法高さが小さいほど,せん断耐力が大きくなり,靭性は低下する.構造設計鉄筋コンクリート構造の柱は,一般に,同じ断面の場合,内法高さが小さいほど,せん断耐力が大きくなることから,塑性変形能力は向上する.柱の断面が同じ場合,一般に,柱の内法の高さが短い(短柱)ほど,せん断耐力は大きくなるが,塑性変形能力が小さくなるので,靭性能は低下する.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「06142」の類似問題です.)柱の断面が同じ場合,一般に,柱の内法の高さが短い(短柱)ほど,せん断耐力は大きくなるが,塑性変形能力が小さくなるので,靭性能は低下する.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯×4/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30241鉄筋コン◯クリート構造部材剛性鉄筋コンクリート造の建築物の腰壁と柱との間に完全スリットを設けることにより,柱の剛性評価において腰壁部分の影響を無視することができる.腰壁や垂れ壁の付いた鉄筋コンクリート構造の短柱は,長柱に比べて剛性が大きくなり,曲げ破壊よりもせん断破壊が先行し,耐力は大きいものの脆性的な破壊を生じやすくなる.その対策として,柱際に完全スリット等を設けて腰壁や垂れ壁との縁を切り,短柱とならないようにする方法もある.この場合,柱の剛性評価においては,腰壁部分の影響はないものと考えられる.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「19125,22242,25263」の類似問題です.)01262鉄筋コンクリート構造部材剛性鉄筋コンクリート造の腰壁付き梁の剛性は,腰壁と柱との間に完全スリットを設けた場合であっても,腰壁の影響を考慮する必要がある.腰壁や垂れ壁と柱との接合部に適切なスリットを設けた場合,「柱の◯剛性,応力及び断面の検討」にはその存在を無視しても良いが,「梁の剛性及び応力の算定」については,原則として,腰壁や垂れ壁の影響を考慮する.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「20214」の類似問題です.)04301鉄筋コンクリート構部材剛性鉄筋コンクリート造の腰壁と柱の間に完全スリットを設けた場合には,梁剛性の腰壁や垂れ壁と柱との接合部に適切なスリットを設けた場合,「柱の剛性,応力及び断面の検討」にはその存在を無視しても良いが,「梁×造算定に当たっては,腰壁部分が梁剛性にの剛性及び応力の算定」については,原則として,腰壁や垂れ壁の影与える影響を考慮しなくてよい.響を考慮する.よって誤り.建築物の構造関係技術基準解説書30132鉄筋コンT型断面クリート構梁造鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算において,両側スラブ付き梁部材の曲げ剛性として,スラブの協力幅を考慮したT形断面部材の値を用いた.長方形梁が床スラブと一体になって曲げに抵抗するスラブ付き梁部◯材は,単独の長方形梁よりも,変形が小さい.そのことを考慮して,スラブ付き梁部材の曲げ剛性は,スラブの協力幅baを考慮した有効幅Bを用いた値とする.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「21132」の類似問題です.)03131鉄筋コンT型断面クリート構梁造鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算における片側スラブ付き梁部材の曲げモーメントの算定において,スラブの効果を無視して計算を行った.長方形梁が床スラブと一体になって曲げに抵抗するスラブ付き梁部×材は,単独の長方形梁よりも,変形が小さい.そのことを考慮して,スラブ付き梁部材の曲げ剛性は,スラブの協力幅baを考慮した有効幅Bを用いた値とする.よって,片側にしかスラブが取り付いていない場合であっても,スラブの効果を無視して計算を行うのは望ましくない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準20242鉄筋コンクリート構引張強度鉄筋コンクリート構造計算規準によると,コンクリートの引張強度は,圧縮強度のコンクリートの引張強度は,圧縮強度の1/10程度である.しかし曲げ材の引張側では引張強度は無視するため,許容引張応力度は規定造1/10程度であるが,曲げ材の引張側ではされていない.令第97条,建告(平12)第1450号,鉄筋コンクリート構引張強度は無視するため,許容引張応造計算規準力度は規定されていない.◯26131鉄筋コン引張強度鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げクリート構モーメントの算出において,圧縮側及び造引張側の鉄筋並びに圧縮側のコンクリートは考慮し,引張側のコンクリートについては無視して計算を行った.04281鉄筋コンクリート構造引張強度コンクリートの引張強度は,一般に,コンクリートの圧縮強度が大きいほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げモーメントは,ある許容軸方向◯力Nを受ける状態で圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度fcに到達したとき,圧縮側鉄筋が鉄筋の許容圧縮応力度rfcに到達したとき,引張鉄筋が鉄筋の許容引張応力度ftに到達したときに対して求めたそれぞれの曲げモーメントのうち,最小の値をもって許容曲げモーメントMとする.よって,圧縮側のコンクリートは考慮するが,引張側のコンクリートについては無視して計算される.鉄筋コンクリート構造計算規準コンクリートの引張強度は,圧縮強度の1/10程度であるので,圧縮強◯度が大きいほど引張強度も大きくなる.しかし曲げ材の引張側では引張強度は無視するため,許容引張応力度は規定されていない.令第97条,建告(平12)第1450号,鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24284,30284」の類似問題です.)5/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03132鉄筋コン◯クリート構造30133鉄筋コンヤング係クリート構数比造20221鉄筋コンフェースクリート構モーメント造27131鉄筋コンフェースクリート構モーメント造引張強度鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算における柱の長期許容曲げモーメントの算定において,コンクリートの引張力の負担を無視して計算を行った.鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算において,柱の断面算定では,コンクリートに対する鉄筋のヤング係数比nは,コンクリートの設計基準強度が高くなるほど大きな値とした.鉄筋コンクリート造ラーメン構造の大梁の断面算定に当たっては,一般に,地震荷重時の応力として柱面位置での曲げモーメントを,断面検討に用いることができる.鉄筋コンクリートラーメン構造の応力計算において,柱及び梁を線材に置換し,柱梁接合部の剛域を考慮した.鉄筋コンクリート材の曲げモーメントに対する算定は,通常の場合はコンクリートの引張応力を無視して算定する.ある許容軸方向力Nを受ける状態で圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度fcに到達したとき,圧縮側鉄筋が鉄筋の許容圧縮応力度rfcに到達したとき,引張鉄筋が鉄筋の許容引張応力度ftに到達したときに対して求めたそれぞれの曲げモーメントのうち,最小の値をもって許容曲げモーメントMとする.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「29141」の類似問題です.)コンクリートに対する鉄筋のヤング係数比nはコンクリートのヤング係×数Ecに対する鉄筋のヤング係数Esのこと(n=Es/Ec)である.鉄筋のヤング係数Esは鉄筋の強度によらずに一定であるのに対して,コンクリートの設計基準強度Fcが大きくなるほど分母のコンクリートのヤング係数Ecが大きくなるので,ヤング係数比nは小さくなる.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「27132」の類似問題です.)鉄筋コンクリート造ラーメン構造の場合,柱・梁接合部に剛域(断面二◯次モーメントが無限大と考えてよいような範囲)が存在するため,地震荷重時の応力に対する断面算定位置は,通常,柱面位置や梁面位置での曲げモーメントを用いることが多い.鉄筋コンクリート構造計算規準鉄筋コンクリート造骨組の応力計算においては,柱及び梁を線材に置き換える.柱梁接合部,ハンチの部分,腰壁・垂れ壁が部材に接する部分などが応力に及ぼす影響については,部材を適切な剛域と線材の変断面材から構成されるものと考えて評価する.鉄筋コンクリート構造計算規準◯30134鉄筋コンフェース鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算鉄筋コンクリート造ラーメン構造の応力算定は,一般には,柱・梁を線クリート構モーメントにおいて,純ラーメン架構の梁端部の断材と考えて,部材中心線の位置で求めるが,水平荷重による大梁の造面算定では,水平荷重による設計用曲げ断面検討においては,フェイスモーメント(柱面位置での曲げモーメンモーメントとして,フェイスモーメント(柱面ト)を用いることができる.位置での曲げモーメント)を用いた.◯26134鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート構造の平面形状が細長い建築物において,短辺方向の両妻面のみに耐力壁が配置されていたので,剛床仮定に基づいた解析に加えて,床の変形を考慮した解析も行った.鉄筋コンクリート構造の平面形状が細長い建築物で,両妻面のみに耐力壁が配置されている場合は,平面形状の中央部分が扇形に変形する可能性があるので,その検討を行うことが望ましい.建築物の構造関係技術基準解説書◯03261鉄筋コンクリート構造構造設計建築物の平面形状が細長く,耐力壁が短辺方向の両妻面のみに配置され,剛床と仮定できない場合,両妻面の耐力壁の負担せん断力は,剛床と仮定した場合より大きくなる.平面形状が細長く,耐力壁が短辺方向の両妻面のみに配置され,剛×床と仮定できない場合,中央部のラーメン架構に大きな相対変位が生じ,中央部の柱の負担せん断力が増すので,両妻面の耐力壁の負担せん断力は,剛床と仮定した場合より小さくなる.よって誤り.建築物の構造関係技術基準解説書29242鉄筋コンクリート構造25122鉄筋コン付着応力クリート構度造構造設計平面形状が細長い鉄筋コンクリート造建築物の応力解析において,短辺方向に地震力を受ける場合には,床を剛と仮定しなかった.コンクリートの付着割裂破壊を抑制するため,鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは,所定の数値以上となるようにする.鉄筋コンクリート構造の平面形状が細長い建築物で,両妻面のみに◯耐力壁が配置されている場合は,平面形状の中央部分が扇形に変形する可能性があるので,床を剛床と仮定しないで,床面の変形を考慮した検討を行うことが望ましい.建築物の構造関係技術基準解説書付着割裂破壊は,大きな力を受けて,異形鉄筋とコンクリートの間の付着にすべりが生じ,鉄筋の節でコンクリートを押し開こうとする結果,かぶりコンクリートの部分に主筋に沿って付着割裂ひび割れが多数発生し,かぶりコンクリートが剥落し,耐力が低下する脆性的な破壊形式である.柱断面の一辺に多数の鉄筋を配置したり,隅角部に太い鉄筋を配置した場合に,かぶり部分が剥落する付着割裂破壊を生じやすくなる.よって,付着割裂破壊を防止するために,柱の断面の隅角部に太径の鉄筋を用いない配筋としたり,かぶり厚さを大きくすることが有効である.建築物の構造関係技術基準解説書◯6/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02134鉄筋コン付着応力◯クリート構度造01123鉄筋コン付着応力クリート構度造鉄筋コンクリート構造において,太径の異形鉄筋を梁の主筋に使用したので,鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度を,かぶり厚さと鉄筋径の比に応じて低減した.鉄筋コンクリート構造の梁の主筋のコンクリートに対する許容付着応力度は,下端筋より上端筋のほうが小さい.太径の鉄筋では,付着強度が相対的に低くなり,ひび割れ幅が大きくなることを考慮して,許容付着応力度を厳しく(小さな値と)する.具体的には,通常の許容付着応力度に「かぶり厚さ/鉄筋径の1.5倍」の値を掛けた値とする.鉄筋コンクリート構造計算規準鉄筋の下に30cm以上のコンクリートが打込まれる場合には,鉄筋コ◯ンクリートに対する許容付着応力度は,下端筋の場合より上端筋の場合のほうが小さい.これは,打設されたコンクリートが沈下するため,上端筋の下に空隙が生じるおそれが下端筋よりも大きいからである.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「20241,28132」の類似問題です.)04133鉄筋コン付着応力クリート構度造29134鉄筋コン付着応力クリート構度造梁の上端筋のコンクリートに対する許容付着応力度は,下端筋よりも大きい値を用いた.鉄筋コンクリート構造において,部材端部にせん断ひび割れが生じる部材では,主筋の引張応力度を一定とみなす範囲を除いたうえで,設計用付着応力度を算定する.鉄筋の下に30cm以上のコンクリートが打込まれる場合には,鉄筋コ×ンクリートに対する許容付着応力度は,下端筋の場合より上端筋の場合のほうが小さい.これは,打設されたコンクリートが沈下するため,上端筋の下に空隙が生じるおそれが下端筋よりも大きいからである.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準部材端部に斜めのせん断ひび割れが生じる場合,付着検定断面(曲◯げモーメントの最も大きくなる点)の鉄筋の引張応力度σtが算定断面(断面の有効せい)だけ離れた断面まで一定に分布するとみなし(テンションシフトという),B断面より一様な付着作用によってていた定着されるものと仮定する.したがって,設計用付着応力度(平均付着応力)を算定するための有効付着長さは,付着算定断面を起(最大曲げモーメントとなる断面から,当該鉄筋端までの長さ)から,部材有効せいdを引いた長さである(ld-d)とする.鉄筋コンクリート構造計算規準03133鉄筋コンクリート構梁の設計鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算における梁の短期許容せん断力の算定柱及び梁の許容せん断力は,コンクリートのせん断強度及びせん断補強筋が負担し,主筋は負担しないものとして計算する.鉄筋コンク造において,主筋のせん断力の負担を無視リート構造計算規準して計算を行った.06133鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の梁の短期許容せん断力の算定において,主筋のせん断力の負担を考慮しなかった.梁の許容せん断力は,コンクリートのせん断強度及びせん断補強筋が負担し,主筋は負担しないものとして計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「03133」の類似問題です.)◯◯7/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27134鉄筋コン◯クリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の梁の許容曲げモーメントの算出において,コンクリートのほか,主筋も圧縮力を負担するものとした.06124鉄筋コン梁の設計鉄筋コンクリート構造の梁の許容曲げクリート構モーメントの算出において,圧縮力は,コ造ンクリートのほか,圧縮側の主筋も負担するものとした.17121鉄筋コンクリート構造梁の設計柱及び梁の靭性を確保するために,部材がせん断破壊する以前に曲げ降伏するように設計した.06141鉄筋コン梁の設計鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する梁クリート構の靱性は,内法長さ,断面寸法及び配筋造が同一の場合,一般に,コンクリートの設計基準強度が大きいほど高い.27264鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート部材の変形能力を大きくするために,コンクリート強度及びせん断補強筋量を変えることなく主筋量を増やした.梁の圧縮側では,コンクリートがクリープによって縮もうとする分,鉄筋も同時に縮むため,鉄筋の圧縮力の分担が増える(主筋も圧縮力を負担する)ことになる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24143」の類似問題です.)梁の圧縮側では,コンクリートがクリープによって縮もうとする分,鉄◯筋も同時に縮むため,鉄筋の圧縮力の分担が増える(主筋も圧縮力を負担する)ことになる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24143,27134」の類似問題です.)鉄筋コンクリート部材のせん断破壊は,斜めに生じる引張力による斜めひび割れが原因となるため,コンクリートの損傷を受ける部分が拡大して粘りのない脆性破壊を引き起こし,構造物の決定的な崩壊をもたらす危険性がある.このような崩壊機構を避けるため,部材がせん断破壊する前に曲げ降伏するように設計する.鉄筋コンクリート構造計算規準曲げ降伏する梁において,コンクリートの設計基準強度が大きくなるほど,曲げ強度も大きくなり,梁の靭性も高くなる.鉄筋コンクリート構造計算規準鉄筋コンクリート構造の柱や梁において,せん断補強筋量が一定で×あれば,一般に,主筋が多くなるほど剛性(曲げ強度)は増すが,その結果,せん断破壊が先行しやすくなり,変形能力や粘り強さの靭性能は低下する.靭性能を増加するためには,せん断補強筋を増してせん断耐力を高め,せん断破壊より曲げ降伏が先行するようにする.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「23264」の類似問題です.)◯◯24113鉄筋コンクリート構造梁の設計曲げ降伏する梁は,両端が曲げ降伏する場合におけるせん断力に対する梁のせん断強度の比(せん断余裕度)が大きいほうが,曲げ降伏後のせん断破壊が生じにくいので,一般に,靭性は高い.曲げ強度に対するせん断強度の比を大きくすることにより,曲げ降伏後のせん断破壊を防止し,部材の変形性能を大きくすることができる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯26124鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する大梁の靭性を高めるために,コンクリートの圧縮強度に対する大梁のせん断応力度の比を小さくした.鉄筋コンクリート造梁のせん断破壊は,柱と同様,原則として,崩壊メ◯カニズム時のせん断力を上回るせん断面耐力を確保するに十分なせん断補強を施すことによって避けることができる.しかしながら,作用せん断力が一定の限度を超えると,多量の補強筋を施しても優れた靭性を期待しにくくなることが実験的に確認されている.このことから,崩壊メカニズム時に生じるせん断応力を小さくすることがせん断破壊防止には効果的である.建築物の構造関係技術基準解説書04121鉄筋コンクリート構梁の設計鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する梁部材の靱性を高めるために,梁せい及び鉄筋コンクリート造梁のせん断破壊は,柱と同様,原則として,崩壊メカニズム時のせん断力を上回るせん断面耐力を確保するに十分なせ◯造引張側の鉄筋量を変えることなく,梁幅をん断補強を施すことによって避けることができる.一方,梁幅を大きく大きくした.すると,せん断応力度は小さくなる.せん断応力度が小さくなると,せん断破壊しにくくなり,曲げ降伏する梁の靭性は高くなる.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「28111」の類似問題です.)29122鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する梁の靱性を高めるために,コンクリートの設計基準強度に対するせん断応力度の比を大きくした.鉄筋コンクリート造梁のせん断破壊は,柱と同様,原則として,崩壊メ×カニズム時のせん断力を上回るせん断面耐力を確保するに十分なせん断補強を施すことによって避けることができる.しかしながら,作用せん断力が一定の限度を超えると,多量の補強筋を施しても優れた靭性を期待しにくくなることが実験的に確認されている.このことから,崩壊メカニズム時に生じるせん断応力を小さくすることがせん断破壊防止には効果的である.建築物の構造関係技術基準解説書28114鉄筋コン梁の設計鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する柱クリート構部材の曲げ降伏後のせん断破壊を防止造するために,曲げ強度に対するせん断強度の比を大きくした.せん断余裕度(曲げ強度に対するせん断強度の比)を大きくすることにより,曲げ降伏後のせん断破壊を防止し,部材の変形性能を大きくすることができる.(この問題は,コード「21144」の類似問題です.)◯8/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答17123鉄筋コン◯クリート構造24131鉄筋コンクリート構造梁の設計梁において,長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面の最小引張鉄筋比については,「0.4%」又は「存在応力によって必要とされる量の4/3倍」のうち,小さいほうの値以上とした.梁の設計幅300mm,せい600mm,有効せい540mmの梁に,引張鉄筋としてD22の主筋を3本(引張鉄筋比:0.71%)配筋した.梁の引張鉄筋断面積がコンクリート断面積に比べて非常に小さいと,ひび割れ発生とともに鉄筋が降伏し急激な剛性低下を生じる可能性があり危険である.それらを防止するため,長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面では最小引張鉄筋比を0.4%とする.しかし,地中梁など非常に大きな断面を持つ場合,ひび割れの危険性が少なくなり,また現実に断面の0.4%の鉄筋量を入れられないことも考えられるので,存在応力による必要量の4/3倍を最小引張鉄筋比とすることができる.鉄筋コンクリート構造計算規準梁の引張鉄筋量(引張鉄筋比Pt)は,0.4%以上とする.よって,引張鉄筋比が0.71%となるようなD22の主筋を3本配筋することは正しいとわかる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯28143鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の「ルート3」の計算において,両端ヒンジとなる梁部材の設計用せん断力の割増し係数を1.2とし,両端ヒンジとならない梁部材の設計用せん断力の割増し係数を1.1とした.鉄筋コンクリート造耐震計算ルート3の梁の設計用せん断力QDGは,×QDG=Qo+n・QMにより求めることができる.ここで,Qoは単純支持としたときの長期荷重によるせん断力,QMは保有水平耐力時のせん断力,nは割増係数を示す.このとき,割増係数nは,両端ヒンジとなる以上,それ以外の(両端ヒンジとならない)梁では1.2以上とする.両端ヒンジとならない梁部材の割増係数を1.1とすると危険側となるので誤り.建築物の構造関係技術基準解説書05141鉄筋コンクリート構造梁の設計鉄筋コンクリート構造の両端部が曲げ降伏する梁では,断面が同じ場合,一般に,内法スパン長さが小さいほど,靭性は低下する.梁の両端の曲げモーメントの値の和を梁の長さで割った値のせん断◯力が生じることになる.両端部が曲げ降伏する梁は,終局時に両端ヒンジとなる梁部材であるため,梁の両端の曲げモーメントの値は,部材の全塑性モーメントの値となり,原則,これ以上大きくなならない.よって,両端の曲げモーメントの値の和は一定値となるため,部材長さが短いほど,大きなせん断力が生じることになり,靭性は低下する.建築物の構造関係技術基準解説書05134鉄筋コン釣合鉄筋クリート構比造鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げモーメントは,「圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度に達したとき」,「圧縮鉄筋が許容圧縮応力度に達したとき」及び「引張鉄筋が許容引張応力度に達したとき」に対して算定したそれぞれの曲げモーメントのうち,最小となるものとした.鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げモーメントは,「圧縮側のコンク◯リートが先に最大耐力に達する場合」,「圧縮側の鉄筋が先に最大耐力に達する(降伏する)場合」,「引張側の鉄筋が先に最大耐力に達する(降伏する)場合」のうち,先に生じる方の値となる.つまり,上記3つのケースのうち,値の小さい方で先に壊れるので,最小の値をもって許容曲げモーメントMとする.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「21123」の類似問題です.)02133鉄筋コン釣合鉄筋クリート構比造鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げモーメントは,「圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度に達したとき」,「圧縮側鉄筋が許容圧縮応力度に達したとき」及び「引張鉄筋が許容引張応力度に達したとき」に対して算定したそれぞれの曲げモーメントのうち,最大となるものとした.鉄筋コンクリート構造の柱の許容曲げモーメントは,「圧縮側のコンク×リートが先に最大耐力に達する場合」,「圧縮側の鉄筋が先に最大耐力に達する(降伏する)場合」,「引張側の鉄筋が先に最大耐力に達する(降伏する)場合」のうち,先に生じる方の値となる.つまり,上記3つのケースのうち,値の小さい方で先に壊れるので,最小の値をもって許容曲げモーメントMとする.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準26133鉄筋コン釣合鉄筋クリート構比造28134鉄筋コン釣合鉄筋クリート構比造鉄筋コンクリート構造の梁の許容曲げモーメントは,「圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度に達したとき」及び「引張鉄筋が許容引張応力度に達したとき」に対して算定した曲げモーメントのうち,大きいほうの値とした.鉄筋コンクリート構造の引張鉄筋比が釣合い鉄筋比を超える梁部材について,梁断面の許容曲げモーメントを,at(引張鉄筋の断面積)×ft(引張鉄筋の許容引張応力度)×j(応力中心間距離)により計算した.鉄筋コンクリート構造の梁の許容曲げモーメントは,「圧縮側のコンク×リートが先に最大耐力に達する場合」と「引張側の鉄筋が先に最大耐力に達する(降伏する)場合」のうち,先に生じる方の値となる.つまり,上記2つのケースのうち,値の小さい方で先に壊れるので,最小の値をもって許容曲げモーメントMとする.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準梁の曲げに対する断面算定において,梁の引張鉄筋比が釣合い鉄×筋比「以下」の場合,引張鉄筋が圧縮側コンクリートより先に許容圧縮応力度に達することとなり,この時梁の許容曲げモーメントは,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)により計算できる.しかし,引張鉄筋比が釣合い鉄筋比を「超える」場合は,梁の圧縮側のコンクリート及び鉄筋が引張側鉄筋よりも先に許容応力度に達し壊れることになるので,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)では計算できない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準05132鉄筋コン釣合鉄筋クリート構比造鉄筋コンクリート構造において,梁の許容曲げモーメントの計算において,梁の引張鉄筋比が釣合い鉄筋比以下であったので,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)により算定した.はりの曲げに対する断面算定において,はりの引張鉄筋比が釣合い鉄筋比「以下」の場合,引張鉄筋が圧縮側コンクリートより先に許容圧縮応力度に達することとなり,この時はりの許容曲げモーメントは,at(引張鉄筋の断面積)×ft(鉄筋の許容引張応力度)×j(曲げ材の応力中心距離)により計算できる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「19122」の類似問題です.)◯9/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01124鉄筋コンクリート構造クリープ鉄筋コンクリート構造の梁の圧縮側の主筋は,長期荷重によるクリープたわみを抑制する効果がある.鉄筋はコンクリートに比べてほとんどクリープ変形しないため,圧縮側の鉄筋量を増やすと,鉄筋で負担する圧縮力が増え,コンクリートに生じる圧縮応力度が小さくなり,コンクリートのクリープ変形が小さくなるので,クリープによるたわみは小さくなる.また,圧縮鉄筋により,圧縮側コンクリートの負担を軽減することで,曲げ終局時の圧縮縁コンクリートの圧壊による靭性の低下を防ぐ.よって,圧縮側の主筋は長期荷重によるクリープたわみを抑制する効果がある.鉄筋コンクリート構造計算規準◯04122鉄筋コンクリープクリート構造鉄筋コンクリート構造の梁部材のクリープによるたわみを減らすために,引張側の鉄筋量を変えることなく,圧縮側の鉄筋量を減らした.鉄筋はコンクリートに比べてほとんどクリープ変形しないため,圧縮側×の鉄筋量を増やすと,鉄筋で負担する圧縮力が増え,コンクリートに生じる圧縮応力度が小さくなり,コンクリートのクリープ変形が小さくなるので,クリープによるたわみは小さくなる.また,圧縮鉄筋により,圧縮側コンクリートの負担を軽減することで,曲げ終局時の圧縮縁コンクリートの圧壊による靭性の低下を防ぐ.つまり,鉄筋コンクリート構造の梁部材のクリープたわみを減らすためには,梁の圧縮側の鉄筋量を増やすことが重要であるので誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24201,28113」の類似問題です.)24112鉄筋コン有孔梁クリート構造02142鉄筋コン有孔梁クリート構造梁の地震時応力は材端部で大きくなるので,貫通孔を設ける場合,一般に,材端より材中央に設けるほうが,梁の靭性の低下は少ない.鉄筋コンクリート構造の梁は,貫通孔を設けることにより,一般に,せん断耐力が小さくなる.梁に貫通孔をあける場合は,孔の周囲に応力集中が生じるので,これに対して補強をする必要がある.大きなせん断を受ける梁の部分に孔があるときは,孔の周囲の応力集中は大きく,せん断強さも低下するので,なるべくせん断力の小さい部分にあける必要がある,貫通孔を設ける場合,一般に,材端より材中央に設けるほうが,梁の靭性及びせん断強さの低下は少ない.梁に貫通孔をあける場合は,孔の周囲に応力集中が生じるので,せん断耐力が低下するので,これに対して補強をする必要がある.大きなせん断を受ける梁の部分に孔があるときは,孔の周囲の応力集中は大きく,せん断強さも低下するので,なるべくせん断力の小さい部分にあける必要がある,貫通孔を設ける場合,一般に,材端より材中央に設けるほうが,梁の靭性及びせん断強さの低下は少ない.鉄筋コンクリート構造計算規準◯◯26112鉄筋コン終局曲げクリート構耐力造鉄筋コンクリート構造の大梁の終局曲げ耐力を増すために,圧縮強度を大きくした.梁の終局曲げ強度(終局曲げ耐力)Muは,梁の引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合はMu=0.9×at×σy×dat:引張鉄筋断面積σy:引張鉄筋の降伏強度d:梁の有効せいより計算できる.したがって,大梁の終局曲げ耐力にコンクリートの圧縮強度は関係しない.この設問では,梁の引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下か釣り合い鉄筋比を超えているかについては書いていないので,「梁の引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合は誤りの枝である」と判断する.建築物の構造関係技術基準解説書×04141鉄筋コン終局曲げクリート構耐力造27143鉄筋コン終局曲げクリート構耐力造27242鉄筋コン強度の割クリート構増造30252鉄筋コン強度の割クリート構増造引張側にスラブが取り付く大梁の曲げ終局モーメントは,一般に,スラブの有効幅内のスラブ筋量が多いほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造の保有水平耐力計算において,大梁の曲げ終局強度を計算する際に,スラブ筋による強度の上昇を考慮した.建築物の保有水平耐力を算定する場合,炭素鋼の構造用鋼材のうち,日本産業規格(JIS)に定めるものについては,材料強度の基準強度を1.1倍まで割増しすることができる.鉄筋コンクリート構造において,部材のせん断耐力を計算する場合のせん断補強筋の材料強度は,JIS規格品の鉄筋であっても,せん断破壊に対する余裕度を確保するために基準強度の割増しはしない.鉄筋コンクリート構造のスラブ付きの梁の終局曲げモーメントについ◯ては,スラブの鉄筋による効果を考慮して,終局曲げモーメントを計算する必要がある.なお,梁が上端引張の時には,スラブ筋は引張応力を負担するため,スラブ筋を梁の曲げ終局強度に見込む場合は,当該スラブ筋についても引張応力を伝達しうる定着性能が確保されている場合は,スラブ筋量が多いほど,曲げ終局モーメントの値は大きくなる.建築物の構造関係技術基準解説書鉄筋コンクリート構造の保有水平耐力計算において,大梁の曲げ終局強度を計算する際には,スラブ片側につき梁側面から1m程度の範囲におけるスラブ筋による強度の上昇を考慮する.建築物の構造関係技術基準解説書保有水平耐力の計算をする時,鋼材などの材料強度の基準強度は◯鋼材などがJIS規格品であれば,建告(平12)第2464号第3の表に表さ倍以下の数値とすることができる.建告(平12)第2464号第3(この問題は,コード「17165,23143,26244」の類似問題です.)鉄筋は,JIS規格品であれば基準強度の1.1倍以下の範囲で基準強度を割増しすることができる.ただし,せん断補強筋についてはJIS規格品であっても,せん断終局強度を計算する際には,せん断破壊に対する余裕度を確保するために基準強度の割増しはしないこととする.建築物の構造関係技術基準解説書◯◯29143鉄筋コンクリート構造柱の設計鉄筋コンクリート構造の柱及び梁の短期許容せん断力の算定において,主筋はせん断力を負担しないものとして計算を行った.柱及び梁の許容せん断力は,コンクリートのせん断強度及びせん断補強筋が負担し,主筋は負担しない.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24144」の類似問題です.)◯10/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22112鉄筋コン◯クリート構造27113鉄筋コンクリート構造柱の設計一般に,鉄筋コンクリート構造の柱部材に作用する軸方向の圧縮力が大きいほど,せん断耐力は大きくなり,靱性能は低下する.柱の設計鉄筋コンクリート部材の柱のせん断耐力は,一般に,柱に作用する軸方向圧縮力が大きいほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造の柱において,材端に塑性ヒンジができた後,崩壊しないで大きく変形できることが塑性変形能力であり,塑性変形能力が大きいほど地震エネルギーの吸収能力が高い.一般に,水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は,柱に作用している軸方向力が大きいほど,柱材自身の回転能力が減少し,また骨組全体の不安定現象も起こりやすくなる.よって,塑性変形能力は小さくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準一般に,水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は,柱に作用して◯いる軸方向力が大きいほど,せん断耐力は大きくなるが,柱材自身の回転能力が減少し,また骨組全体の不安定現象も起こりやすくなる.よって,塑性変形能力は小さくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準04143鉄筋コン柱の設計柱のせん断終局耐力は,一般に,軸方向一般に,水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は,柱に作用して×クリート構造圧縮応力度が小さいほど大きくなる.いる軸方向力が大きいほど,せん断耐力は大きくなるが,柱材自身の回転能力が減少し,また骨組全体の不安定現象も起こりやすくなるので,塑性変形能力は小さくなる.よって,軸方向圧縮応力度が小さいほど,柱のせん断終局耐力は小さくなる.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準28112鉄筋コン柱の設計鉄筋コンクリート構造の柱部材の靱性をクリート構高めるために,コンクリートの圧縮強度に造対する柱の軸方向応力度の比が小さくなるように,柱の配置や断面形状を計画した.02141鉄筋コンクリート構造03112鉄筋コンクリート構造柱の設計鉄筋コンクリート構造の柱は,作用する軸方向圧縮力が大きいほど,一般に,塑性変形性能が低下する.柱の設計コンクリートは圧縮力に強く引張力に弱いので,一般に,同じ断面の柱の場合,大きな軸方向圧縮力を受けるもののほうが靭性は高い.軸圧縮力が大きい柱では,曲げ応力やせん断力に対する余裕が小さ◯いため,地震時には曲げ圧縮破壊やせん断圧縮破壊を起こし,圧縮側のコンクリートが破壊して,小さな変形でも大きな耐力低下を起こす恐れがある.したがって,コンクリートの圧縮強度に対する柱の軸方向応力度の比を小さくすることにより,地震時の柱の粘り強さは大きくなり,脆性破壊の危険性が小さくなる.建築物の構造関係技術基準解説書鉄筋コンクリート構造の柱において,材端に塑性ヒンジができた後,崩壊しないで大きく変形できることが塑性変形能力であり,塑性変形能力が大きいほど地震エネルギーの吸収能力が高い.一般に,水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は,柱に作用している軸方向力が大きいほど,柱材自身の回転能力が減少し,また骨組全体の不安定現象も起こりやすくなる.よって,塑性変形能力は小さくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「27243」の類似問題です.)軸圧縮力が大きい柱では,曲げ応力やせん断力に対する余裕が小さ×いため,地震時には曲げ圧縮破壊やせん断圧縮破壊を起こし,圧縮側のコンクリートが破壊して,小さな変形でも大きな耐力低下を起こすおそれがある.したがって,大きな軸圧縮力を受ける柱はせん断耐力は大きくなるが,地震時の粘り強さは小さくなり,脆性破壊の危険性が高くなる.つまり靭性は低くなる.よって誤り.鉄筋コンクリート構造構造計算規準(この問題は,コード「24111」の類似問題です.)◯01113鉄筋コンクリート構造30112鉄筋コンクリート構造柱の設計鉄筋コンクリート構造の柱のせん断圧縮破壊を防止するために,コンクリートの設計基準強度を高くすることにより,コンクリートの圧縮強度に対する柱の軸方向応力度の比を小さくした.柱の設計鉄筋コンクリート構造の柱の軸方向の圧縮耐力は,一般に,帯筋によるコンクリートの拘束の度合いが大きいほど大きくなり,最大耐力以降の耐力低下の度合いも緩やかになる.軸方向応力度(軸力)が大きい柱では,曲げ応力やせん断力に対す◯る余裕が小さいため,地震時には,曲げ圧縮破壊やせん断圧縮破壊を生じ,主として圧縮側のコンクリートが被壊して,小さな変形下で顕著な耐力低下が生じやすくなる.この脆性破壊の制御のためには,閉鎖型の横補強筋(副帯筋及び帯筋)で主筋の内側のコアコンクリートを拘束するとともに,主筋の座屈を遅延させるため,帯筋や副帯筋等を密に配置することが有効である.しかし,その補強効果も軸方向応力度が一定限度以上に達すると,次第に小さくなることが実験的に確認されているので,靭性能を向上させるためには,コンクリートの圧縮強度に対する柱の軸方向応力度の比を小さくする(柱に生じる軸応力度を小さくするか,コンクリートの設計基準強度を高くする)ことが有効である.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「26122」の類似問題です.)帯筋の拘束度合いが大きい場合は,主筋の内側のコアコンクリートを帯筋で拘束することにより,柱の圧縮耐力は大きくなり,曲げやせん断による圧縮破壊を制御できる.また,最大耐力以降の耐力低下の度合いも緩やかになる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「22111」の類似問題です.)◯22113鉄筋コンクリート構造柱の設計一般に,鉄筋コンクリート構造の柱部材の内法寸法が短いほど,せん断耐力は大きくなり,靱性能は低下する.一般に,鉄筋コンクリート構造の柱部材の内法寸法が短いほど,せん◯断耐力は大きくなり,靱性能は低下する.よって,柱部材を脆性破壊させないためには,柱際に構造スリットを入れ柱部材の可塑範囲を長くしたり,せん断補強筋を密に配置することなどが有効である.11/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19115鉄筋コン◯クリート構造柱の設計(社)日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」によると,地震時に曲げモーメントが特に増大する柱の設計において,短期軸方向力(圧縮)を柱のコンクリート全断面積で除した値は,コンクリートの設計基準強度の1/3以下とすることが望ましい.中・低層鉄筋コンクリート建物は,激震時には設計用地震力をかなり上回る水平力を受ける.そこで,靭性を確保するために,柱の靭性を左右する要素のうちで最も大きな影響力を持つ短期軸方向力をコンクリート全断面積で除した値を(1/3)Fc以下にすることが望ましい.鉄筋コンクリート構造計算規準23121鉄筋コン柱の設計建築基準法の仕様規定に満足するよう構造耐力上主要な部分である柱の主筋は4本以上とし,主筋の断面クリート構に,600mm角の柱に,D25の主筋を8本配%以上とする.造筋した.なお,D25の鉄筋1本当たりの断2とする.ここで,主筋の全断面積/柱全断面積=507mm2×8/(600mm×600mm)≒0.0113=1.13%>0.8%より正しい.令77条第一号,第六号(この問題は,コード「18133」の類似問題です.)◯17125鉄筋コンクリート構造柱の設計柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は,所定の構造計算を行わない場合,コンクリートの断面積を必要以上に増大しなかったので,0.4%とした.柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は,0.8%以上×とする.よって誤り.令第77条,鉄筋コンクリート構造計算規準29131鉄筋コンクリート構造01112鉄筋コンクリート構造02111鉄筋コンクリート構造29133鉄筋コンクリート構造付着割裂鉄筋コンクリート構造において,主筋間の異形鉄筋の付着割裂破壊の場合,割裂面の長さ(鉄筋間のあき,か×あきが大きくなると,付着割裂強度は小さぶり厚さ)が大きいほど付着割裂強度は大きくなる.なお,付着割裂くなる.破壊が生じる時の強度が付着割裂強度であるので,付着割裂強度が大きいとは付着割裂破壊がしにくいということである.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準付着割裂鉄筋コンクリート構造の柱の付着割裂破壊を防止するために,柱の引張鉄筋比を大きくした.付着割裂鉄筋コンクリート構造の柱の付着割裂破壊を防止するために,柱の断面の隅角部の主筋には太径の鉄筋を用いることとした.付着割裂鉄筋コンクリート構造において,付着割裂破壊に対する安全性の検討を行う場合,帯筋,あばら筋及び中子筋の効果を考慮して,付着割裂強度を算定してもよい.付着割裂破壊とは,大きな力を受けて,異形鉄筋とコンクリートの間×の付着にすべりが生じ,鉄筋の節でコンクリートを押し開こうとする結果,かぶりコンクリートに,主筋に沿って付着割裂ひび割れが多数発生し,かぶりコンクリートが剥落し耐力が低下する脆性的な破壊形式である.柱断面の一辺に多数の鉄筋を配置したり,隅角部に太い鉄筋を配置した場合(引張鉄筋比が大きな場合)には,付着割裂破壊が生じやすくなるので誤り.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「26121」の類似問題です.)付着割裂破壊は,大きな力を受けて,異形鉄筋とコンクリートの間の付着にすべりが生じ,鉄筋の節でコンクリートを押し開こうとする結果,かぶりコンクリートの部分に主筋に沿って付着割裂ひび割れが多数発生し,かぶりコンクリートが剥落し,耐力が低下する脆性的な破壊形式である.柱断面の一辺に多数の鉄筋を配置したり,隅角部に太い鉄筋を配置した場合に,かぶり部分が剥落する付着割裂破壊を生じやすくなる.よって,付着割裂破壊を防止するためには,柱の断面の隅角部に太径の鉄筋を用いない配筋としたり,かぶり厚さを大きくすることが有効である.よって誤り.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「20144,21142,23131,29132」の類似問題です.)割裂面を横切るせん断補強筋量が多いほど付着割裂強度が上昇し,割裂以降の付着劣化が制御される.また,せん断補強筋が同じ場合であっても,外周のみの場合よりも中子筋を配して足数を増し,直接拘束された鉄筋が多いほど部材の付着割裂強度の改善効果は高い.このことを考慮して,付着割裂破壊に対する安全性の検討を行う場合は,帯筋,あばら筋及び中子筋の影響を考慮して付着割裂強度を算定してもよい.鉄筋コンクリート造建築物の靭性保証型耐震設計指針・同解説×◯04123鉄筋コンクリート構造付着割裂鉄筋コンクリート構造の耐力壁は,一般に,付着割裂破壊が発生しにくいことから,付着割裂破壊の検討を省略した.付着割裂破壊は,引張応力度の変化が大きい場合に柱に生じやす◯い脆性破壊である.一般に,耐力壁の鉄筋に生じる引張応力度の変化は柱ほど大きくならないため,付着割裂破壊は柱などに比べて生じにくいので,耐力壁の付着割裂破壊の検討を省略することが多い.なお,柱及び梁において多量の主筋を配置した場合,大地震動により引張鉄筋が降伏し,主筋に沿った付着割裂破壊(脆性的な破壊)を発生することがあるので,柱及び大梁については付着割裂破壊の検討は必要である.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「01111」の類似問題です.)12/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01121鉄筋コンせん断補×クリート構強筋造鉄筋コンクリート構造の梁の最小あばら筋比は,曲げひび割れの発生に伴う急激な剛性の低下を防ぐために規定されている.計算上,部材応力があばら筋を不要とする場合であっても,乾燥収縮・温度変化あるいは短期的な大きな応力の原因により,せん断ひび割れの発生を完全に防止することは事実上困難である.このようなせん断ひび割れの拡大に伴う急激な耐力低下を防ぎ,靭性を確保するため最小あばら筋比は0.2%と定められている.なお,梁の曲げモーメントにより生じる曲げひび割れの発生に伴う急激な剛性低下を防止するために,主筋の最小引張鉄筋比の規定が設けられている.よって,最小あばら筋比は,「曲げひび割れ」の発生による剛性低下を防ぐためではなく,「せん断ひび割れ」の発生による剛性低下を防ぐためである.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準24132鉄筋コンせん断補クリート構強筋造幅300mm,せい600mmの梁に,D10のあばら筋を200mm間隔(せん断補強筋比:0.23%)で配筋した.梁のせん断補強筋は,9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形鉄筋を用い,あばら筋間隔は,梁せいの1/2かつ250mm以下とし,せん断補強筋比は0.2%以上とする.鉄筋コンクリート構造計算規準◯19114鉄筋コンせん断補クリート構強筋造(社)日本建築学会「鉄筋コンクリート構付帯ラーメンのはりのせん断補強筋比は,0.2%以上とする.鉄筋コン造計算規準」によると,耐震壁付帯ラーメクリート構造計算規準ン梁のあばら筋比は,0.2%以上とする.◯25123鉄筋コンせん断補クリート構強筋造柱の主筋の座屈を抑制するため,帯筋の間隔は,所定の数値以下となるようにする.柱の帯筋の間隔を密にすると,内部コンクリートの拘束が大きくなり,主筋の座屈が抑制され,強度,靭性ともに増大する.建築物の構造関係技術基準解説書◯26303鉄筋コンせん断補クリート構強筋造23122鉄筋コンせん断補クリート構強筋造鉄筋コンクリート構造の柱の帯筋は,せ柱の帯筋やはりのあばら筋は,せん断補強のほかに,内部のコンクん断補強のほかに,帯筋で囲んだコンクリートの拘束や主筋の座屈防止に有効である.建築基準法の仕様規定に満足するように,600mm角の柱(主筋はD25)に,D13の帯筋を100mm間隔で配筋した.なお,D25の鉄筋1本当たりの断面積は507mm2,D13の断面積は127mm2とする.リートを拘束したり主筋の座屈を防止するのに有効である.その効果を十分発揮するためにはせん断補強筋量を多くする(鉄筋径を太くする,間隔を密にする)ことが重要である.建築物の構造関係技術基準解説書構造耐力上主要な部分である柱の帯筋の径は6mm以上とし,その間◯隔は15cm(柱に接着する壁,はりその他の横架材から上方又は下方倍以内の距離においては10cm)以下で,かつ,最も細倍以下とすること.帯筋比は0.2%以上とすること.2×127mm2/(600mm×100mm)×100=0.42%≧0.2%より正しい.令第77条第三号,第四号(この問題は,コード「18134」の類似問題です.)◯24133鉄筋コンせん断補クリート構強筋造帯筋を100mm間隔で配筋した700mm角の柱と,幅300mm,せい600mmの梁との交差部である柱梁接合部に,D13の帯筋を100mm間隔(せん断補強筋比:0.36%)で配筋した.柱・梁接合部の柱の帯筋は,9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形◯鉄筋を用い,帯筋間隔は,150mm以下かつ隣接する柱のせん断補強倍以下とし,せん断補強筋比は0.2%以上とする.鉄筋コンクリート構造計算規準27124鉄筋コンクリート構造02114鉄筋コンクリート構造23134鉄筋コンクリート構造鉄筋加工鉄筋コンクリート部材の柱の帯筋の端部は,135度フックを設ける代わりに,必要溶接長さを満たせば帯筋相互を片面溶接とすることができる.鉄筋加工鉄筋コンクリート構造の独立柱の帯筋の端部(隅角部)に135度フックを設け,定着させた.鉄筋加工鉄筋コンクリート構造の独立柱のせん断補強筋の端部を相互に溶接する代わりに,端部に90度フックを設けた.柱のせん断補強筋(帯筋)はせん断耐力を確保する他,主筋内部のコンクリートを拘束する役割もある.柱のせん断補強筋は引張鉄筋および圧縮鉄筋を包絡し,主筋内部のコンクリートを十分に拘束するように配置し,一般的には,その末端部(フック部)は135度以上に折り曲げ,余長は6d以上定着するか,または帯筋相互を片面溶接することとする.鉄筋コンクリート構造計算規準柱のせん断補強筋(帯筋)はせん断耐力を確保する他,主筋内部のコンクリートを拘束する役割もある.柱のせん断補強筋は引張鉄筋および圧縮鉄筋を包絡し,主筋内部のコンクリートを十分に拘束するように配置し,一般的には,その末端部(フック部)は135度以上に折り曲げ,余長は6d以上定着するか,または帯筋相互を片面溶接することとする.鉄筋コンクリート構造計算規準柱のせん断補強筋(帯筋)はせん断耐力を確保する他,主筋内部のコンクリートを拘束する役割もある.柱のせん断補強筋は引張鉄筋および圧縮鉄筋を包絡し,主筋内部のコンクリートを十分に拘束するように配置し,一般的には,その末端部(フック部)は135度以上に折り曲げ,余長は6d以上定着するか,または帯筋相互を片面溶接することとする.よって90度フックでは誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯◯×05112鉄筋コン小径クリート構造鉄筋コンクリート構造の正方形断面柱の一辺の長さを,階高の1/10以上などを満たすように,600mmとした.普通コンクリートを使用する場合,柱の最小径は,構造耐力上主要な◯支点間距離の1/15以上とし,軽量コンクリートの場合は1/10以上とする.ただし,限界耐力計算法などにより安全性が確かめられた場合はこの限りではない.令第77条第五号,鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24121」の類似問題です.)13/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25132鉄筋コン小径階高8mの鉄筋コンクリート構造の正方形普通コンクリートを使用する場合,柱の最小径は,構造耐力上主要な◯クリート構造断面柱の一辺の長さを,階高の1/12とした.支点間距離の1/15以上とし,軽量コンクリートの場合は1/10以上とする.ただし,限界耐力計算法などにより安全性が確かめられた場合はこの限りではない.令第77条第五号,鉄筋コンクリート構造計算規準18125鉄筋コン小径クリート構造普通コンクリートを使用した柱の最小径を,所定の構造計算を行わない場合,構造耐力上主要な支点間の距離の1/20とした.普通コンクリートを使用する場合,柱の最小径は,構造耐力上主要な×支点間距離の1/15以上とし,軽量コンクリートの場合は1/10以上とする.ただし,限界耐力計算法などにより安全性が確かめられた場合はこの限りではない.よって誤り.令第77条第五号,鉄筋コンクリート構造計算規準02131鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の柱の長期許容せん断力の計算においては,帯筋の効果を考慮しなかった.柱の「長期」許容せん断力を計算する場合,長期荷重によるせん断ひび割れの発生を許さない立場から,軸圧縮応力度および帯筋によるせん断補強効果を考慮せずにコンクリートの長期許容応力度のみを考慮して計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準◯28133鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の柱部材の長期許容せん断力の計算において,帯筋や軸圧縮応力度の効果はないものとした.柱の「長期」許容せん断力を計算する場合,長期荷重によるせん断ひび割れの発生を許さない立場から,軸圧縮応力度および帯筋によるせん断補強効果を考慮せずにコンクリートの長期許容応力度のみを考慮して計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準◯06131鉄筋コン許容せんクリート構断力造19123鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の柱の長期許容せん断力の算定において,帯筋の効果を考慮しなかった.鉄筋コンクリート構造において,柱断面の長期許容せん断力の計算において,コンクリートの許容せん断力に帯筋による効果を加算した.柱の「長期」許容せん断力を計算する場合,長期荷重によるせん断ひび割れの発生を許さない立場から,軸圧縮応力度および帯筋によるせん断補強効果を考慮せずにコンクリートの長期許容応力度のみを考慮して計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「02131,28133」の類似問題です.)柱の「長期」許容せん断力を計算する場合,長期荷重によるせん断ひび割れの発生を許さない立場から,軸圧縮応力度および帯筋によるせん断補強効果を考慮せずにコンクリートの長期許容応力度のみを考慮して計算する.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準◯×29121鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の梁のせん断強度を大きくするために,あばら筋量を増やした.梁のせん断強度は,コンクリート部分のせん断強度にあばら筋により増大するせん断強度を加えるので,せん断強度を大きくするために,あばら筋の量を増やすのは正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準◯17222鉄筋コン許容せんクリート構断力造27114鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の柱において,帯筋比を大きくすると,一般に,短期許容せん断力は大きくなる.鉄筋コンクリート部材の柱のせん断耐力は,一般に,帯筋に降伏強度の高い高強度鉄筋を使用すると大きくなる.鉄筋コンクリート柱の許容せん断力は,「長期」の場合は,コンクリート◯がせん断ひび割れを生じないように定められるので,帯筋の耐力を無視するが,「短期」においては,帯筋の耐力も考慮するので,帯筋を増やすと短期許容せん断力は大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準鉄筋コンクリート部材のせん断破壊は,斜めに生じる引張力による斜めひび割れが原因となるため,コンクリートの損傷を受ける部分が拡大して粘りのない脆性破壊を引き起こし,構造物の決定的な崩壊をもたらす危険性がある.このような崩壊機構を避けるため,部材がせん断破壊する前に曲げ降伏するように設計する.帯筋に高強度鉄筋を用いることにより,柱部材のせん断耐力を大きくすることができるため,せん断破壊を防止することが出来る.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「18124」の類似問題です.)◯29123鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の柱のせん断強度を大きくするために,設計基準強度がより高いコンクリートを採用した.部材の部位にかかわらず,採用するコンクリートの設計基準強度が高いほど,コンクリートのせん断強度が大きくなるため,部材のせん断強度は大きくなる.建築物の構造関係技術基準解説書◯03134鉄筋コン許容せんクリート構断力造鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算における柱の短期許容せん断力の算定において,軸圧縮応力度の効果を無視して計算を行った.柱のせん断性状に関する実験によれば,軸圧縮応力度が高いほど,◯柱の内法の長さが短いほど,コンクリートのせん断ひび割れ強度は高くなる傾向がある.しかし,柱の軸方向力は水平荷重の作用によって増減することなどを考慮して,柱の(長期許容せん断力及び)短期許容せん断力の算定としては,軸圧縮応力度による強度増大を無視したコンクリートのせん断ひび割れ強度に,ひび割れ発生後のせん断補強筋の負担せん断力を加算したものとして計算することになっている.なお,終局せん断耐力の算定においては,その効果を考慮してもよい.鉄筋コンクリート構造計算規準25113鉄筋コン終局せんクリート構断力造梁の終局せん断強度を大きくするために,あばら筋の量を増やした.梁の終局せん断強度は,コンクリート部分のせん断強度にあばら筋により増大するせん断強度を加えるので,終局せん断強度を大きくするために,あばら筋の量を増やすのは正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準◯14/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26111鉄筋コン終局せん鉄筋コンクリート構造の柱の終局せん断柱の終局せん断強度(終局せん断耐力)は,「引張鉄筋比,コンクリー◯クリート構断力造耐力を増すために,コンクリートの圧縮強度を大きくした.トの設計基準強度,梁のシアスパン,梁の有効せい,せん断補強筋比,せん断補強筋の材料強度,梁幅など」より求まる梁のせん断耐力に,「梁のせん断耐力+平均軸応力度,柱の幅など」より求まる耐力を加えたものである.よって,コンクリートの圧縮強度が大きくなると,柱の終局せん断耐力も大きくなる.建築物の構造関係技術基準解説書05131鉄筋コンせん断スクリート構パン比造鉄筋コンクリート構造の梁の短期許容せん断力の計算において,有効せいに対するせん断スパンの比による割増しを考慮した.鉄筋コンクリート構造の梁の短期許容せん断力や終局せん断耐力の計算では,一般に,梁のせん断耐力の割増係数α,α=4/{(M/Qd)+1}を用いる.M/Qという値で「部材の端部から曲げモーメントが0となるような位置までの距離」を表し,それを「せん断スパン」に相当するものと考え,部材のスパン(M/Q)を梁の有効せいdで割った値(M/Qd)をせん断スパン比と呼ぶ.つまり,有効せいに対するせん断スパンの比(M/Qd)を用いたαという割増係数を用いて,梁の短期許容せん断力や終局せん断耐力を計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「02132」の類似問題です.)◯04142鉄筋コンせん断スクリート構パン比造01114鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造大梁のせん断終局耐力は,一般に,有効せいに対するせん断スパンの比が小さいほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部内に,帯筋比が0.3%以上となるように帯筋を配筋した.鉄筋コンクリート構造の梁の短期許容せん断力や終局せん断耐力の◯計算では,一般に,梁のせん断耐力の割増係数α,α=4/{(M/Qd)+1}を用いる.M/Qという値で「部材の端部から曲げモーメントが0となるような位置までの距離」を表し,それを「せん断スパン」に相当するものと考え,部材のスパン(M/Q)を梁の有効せいdで割った値(M/Qd)をせん断スパン比と呼ぶ.せん断スパンの比が小さいとは,せいの大きい梁のことであるので,割増係数αの値は大きくなり,短期許容せん断力や終局せん断耐力の値は大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準柱梁接合部の帯筋は,9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形鉄筋を◯用い,帯筋間隔は,150mm以下かつ隣接する柱のせん断補強筋間倍以下とし,せん断補強筋比は0.2%以上とする.よって帯筋比%以上としたことは適切である.鉄筋コンクリート構造計算規準21141鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造純ラーメン部分の柱梁接合部内におい柱梁接合部に関する既往の研究によれば,柱梁接合部のせん断強×て,柱梁接合部のせん断強度を高めるた度は,接合部の形状,コンクリートの許容せん断応力度,接合部の有めに,帯筋量を増やした.効幅及び柱せいで決まり,帯筋量は影響しない.つまり,接合部内の帯筋は柱の帯筋とは異なり,せん断補強筋として接合部のせん断強度を上昇させる効果がほとんど期待できない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「19112」の類似問題です.)04144鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造柱梁接合部のせん断終局耐力は,一般に,取り付く大梁の幅が大きいほど大きくなる。柱梁接合部のせん断耐力(許容せん断力及びせん断終局耐力)は,接合部の形状,許容せん断応力度,接合部の有効幅(柱幅と梁幅及び梁が柱に取り付く平面位置により決まる数値)及び柱せいで決まり,主筋量などの鉄筋の影響はない.よって,柱に取り付く梁の幅が大きくなると,接合部のせん断耐力も大きくなる.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「27111,30114」の類似問題です.)◯01143鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部の許容せん断力は,柱梁接合部の帯筋量を増やすと大きくなる.柱梁接合部の許容せん断力は,接合部の形状,コンクリートの許容せん断応力度,接合部の有効幅及び柱せいで決まり,帯筋量は影響しない.つまり,接合部内の帯筋は柱の帯筋とは異なり,せん断補強筋として接合部のせん断強度を上昇させる効果がほとんど期待できない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準×02143鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部は,柱梁接合部のせん断耐力は,接合部の形状,コンクリートの許容せ取り付く梁の主筋量が多くなるほど,一般ん断応力度,接合部の有効幅(柱幅と梁幅及び梁が柱に取り付く平に,せん断耐力が大きくなる.面位置により決まる数値)及び柱せいで決まり,主筋量などの鉄筋の影響はない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「27112」の類似問題です.)×06143鉄筋コン接合部せクリート構ん断補強造鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部のせん断耐力は,材料強度及び柱梁接合部の形状が同一の場合,一般に,取り付く梁の主筋量が多いほど大きい.柱梁接合部のせん断耐力は,接合部の形状,コンクリートの許容せん断応力度,接合部の有効幅(柱幅と梁幅及び梁が柱に取り付く平面位置により決まる数値)及び柱せいで決まり,主筋量などの鉄筋の影響はない.よって誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「27112,02143」の類似問題です.)×15/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03114鉄筋コン接合部せ鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部のせ柱梁接合部のせん断耐力(許容せん断力及びせん断終局耐力)は,◯クリート構ん断補強造ん断終局耐力は,一般に,コンクリートの設計基準強度が大きくなると増大する.接合部の形状などによって決まり,コンクリートの許容せん断応力度に比例するので,柱梁接合部のせん断力(許容せん断力及びせん断終局耐力)を大きくするために,コンクリートの圧縮強度を大きくして許容せん断応力度を大きくするのは正しい.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「26114,01144」の類似問題です.)01142鉄筋コン接合部のクリート構せん断力造鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部の設計用せん断力は,取り付く梁が曲げ降伏する場合,曲げ降伏する梁の引張鉄筋量を増やすと大きくなる.引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比「以下」の場合,曲げ降伏する梁の引張鉄筋量を増やすと,降伏モーメントが大きくなる.梁端部のせん断力は,梁両端の降伏モーメントの和を梁の内法寸法で割って求めるので,柱と梁との接合部への入力せん断力は大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯19124鉄筋コン接合部クリート構造17211鉄筋コン床スラブクリート構造19223鉄筋コン床スラブクリート構造24263鉄筋コン床スラブクリート構造25253鉄筋コン床スラブクリート構造鉄筋コンクリート構造において,柱に対し側ラーメンの中柱接合部などのように,柱と梁が偏心して接合される◯て梁が偏心して取り付く場合,偏心による接合部は,地震時などに大きな被害が生じやすい.よって,設計用せねじりモーメントを考慮して柱梁接合部の設計を行った.ん断力を適宜割り増すとか,設計用せん断力に対する許容せん断力の余裕度を適切に確保するなどの偏心によるねじりモーメントを考慮した設計上の配慮を行うことが望ましい.鉄筋コンクリート構造計算規準耐力壁や筋かいにつながる床スラブについては,鉛直荷重を支えるとともに水平力を伝達するため,面内方向の剛性と耐力の確保が重要である.床スラブの働きは,積載荷重などを支えるだけでなく,地震時に発生◯する水平力を柱や耐震壁になどに伝達させることがある.したがって,床に十分な面内(スラブの厚さ方向と直交する方向)剛性と耐力を確保する必要がある.床スラブは,水平力を柱や壁に伝達する床スラブの働きは,積載荷重などを支えるだけでなく,地震時に発生◯機能を有しているので,「上下階で耐震壁する水平力を柱や耐震壁などに伝達させることがある.したがって,の位置が異なる場合」や「平面的にくびれ耐震壁の位置が異なる場合や平面的にくびれがある場合などの際にがある場合」は,床面内の水平剛性や強度を検討する.は,床に十分な面内(スラブの厚さ方向と直交する方向)剛性と耐力があるかを検討する必要がある.鉄筋コンクリート構造の床スラブは,地震床スラブの働きは,積載荷重などを支えるだけでなく,地震時に発生◯時に生じる面内せん断力に対する耐力やする水平力を柱や耐震壁などに伝達させることがある.したがって,剛性についても考慮が必要である.耐震壁の位置が異なる場合や平面的にくびれがある場合などの際には,床に十分な面内(スラブの厚さ方向と直交する方向)剛性と耐力があるかを検討する必要がある.耐力壁や筋かいを耐震要素として有効に水平力に対して各階の耐力壁や筋かいが一体となって働くために働かせるためには,床に十分な面内剛性は,各階床スラブの面内剛性を十分に確保するとともに,構造的に双と耐力を確保する必要がある.方が緊結されていなければならない.◯21134鉄筋コン床スラブクリート構造床を支持する小梁には,過大なたわみを防止するために,十分な曲げ剛性を確保した.小梁付き床スラブにあっては,小梁の過大たわみおよび大梁に沿った床スラブの過大ひび割れを防止するため,小梁に十分な曲げ剛性を確保するものとする.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「18123」の類似問題です.)◯25303鉄筋コン床スラブクリート構造鉄筋コンクリート造の床スラブに生じる長一様に等分布荷重が作用している部材のたわみは,曲げ剛性EIに反×期たわみを小さくするには,一般に,スラ比例する.スラブを厚くすると,断面二次モーメントIが大きくなるためブを厚くするよりコンクリートの強度を大きにたわみの制御に効果的である.この場合,断面二次モーメントIはスくするほうが効果がある.ラブの厚さの3乗に比例するので,たわみはスラブの厚さの3乗に反比例する.一方,コンクリートの強度を大きくすると,ヤング係数Eが大きくなるためにたわみの制御に効果的である.この場合,ヤング係数Eはコンクリート強度の1/3乗に比例するので,たわみはコンクリート強/3乗に反比例する.よって,スラブに生じるたわみを小さくするには,コンクリートの強度を大きくするよりスラブを厚くした方が,一般的には効果が高い.よって誤り.筋コンクリート構造計算規準16/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24124鉄筋コンクリート構造床スラブ◯建築物の使用上の支障が起こらないことを確認しなかったので,鉄筋コンクリート造の片持ち以外の床版の厚さを,床版の短辺方向の有効張り間長さの1/25である200mmとした.鉄筋コンクリート造の床版は,原則として,厚さは8cm以上とし,かつ,短辺方向における有効張り間長さの1/40以上としなければならない.引張鉄筋の間隔は,短辺方向については20cm以下,長辺方向については30cm以下,かつ,床版の厚さの3倍以下とする.なお,振動又は変形による使用上の支障が起こらないことの確認を行えば,上記の規定を満たさなくても良い.また,鉄筋コンクリート造の片持ち以外の床版の場合は,床版の厚さが床版の短辺方向の有効長さの1/30より厚い場合は,検討を行わなくても建築物の使用上の支障が起こらないと見なすことができる.よって正しい.令第77条の2,建告(平12)第1459号25133鉄筋コン床スラブクリート構造05113鉄筋コン床スラブクリート構造19121鉄筋コン床スラブクリート構造05114鉄筋コン床スラブクリート構造24134鉄筋コン床スラブクリート構造18122鉄筋コン床スラブクリート構造29244鉄筋コン床スラブクリート構造一辺が4mの鉄筋コンクリート造の正方形床スラブの厚さを,スパンの1/25とした.短辺4mの鉄筋コンクリート造の長方形床スラブの厚さを,スラブ短辺方向の内法長さの1/40以上などを満たすように,150mmとした.鉄筋コンクリート構造において,はね出し長さが1.5mの片持ち床版の厚さを,18㎝とした.鉄筋コンクリート造の床版は,原則として,厚さは8cm以上とし,かつ,◯短辺方向における有効張り間長さの1/40以上としなければならない.よって正しい.令第77条の2鉄筋コンクリート造の床版は,原則として,厚さは8cm以上とし,かつ,◯短辺方向における有効張り間長さの1/40以上としなければならない.4mの1/40は100mmであるので,床版の厚さを150mmとするのは正しい.令第77条の2鉄筋コンクリート造の片持スラブの固定端の厚さは,片持の出の長さの1/10以上かつ8cm以上とする.出の長さが1.5mの片持ち床版の場合は,15cm以上の厚さであれば良いので正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準バルコニーに用いるはね出し長さ2mの鉄鉄筋コンクリート造の片持スラブの固定端の厚さは,片持の出の長さ×筋コンクリート造の片持ちスラブの支持端/10以上かつ8cm以上とする.出の長さが2mの片持ち床版の場合の厚さを,はね出し長さの1/15以上などは,20cm以上の厚さが必要であるので誤り.鉄筋コンクリート構造計を満たすように,150mmとした.算規準(この問題は,コード「25134」の類似問題です.)建築物の使用上の支障が起こらないことを確認しなかったので,厚さ250mmの鉄筋コンクリート造の床版の短辺方向及び長辺方向に,上端筋及び下端筋としてそれぞれD13のスラブ筋を300mm間隔で床版全面に配筋した.床スラブのひび割れを制御するため,鉄筋全断面積のコンクリート全断面積に対する割合を0.4%以上とした.鉄筋コンクリート造建築物の片持スラブの設計において,長期荷重に加えて地震時の上下振動を考慮して配筋を決定した.普通コンクリートに用いた床スラブの正負最大曲げモーメントを受ける部分においては,引張鉄筋は,D10以上の異形鉄筋あるいは鉄線の径が6mm以上の溶接金網を用いる.異形鉄筋を用いる場合,短辺方向鉄筋の間隔は200mm以下,長辺方向鉄筋の間隔は300mm以下,かつスラブ厚さの3倍以下とする.また,スラブ各方向の全幅について,鉄筋全断面積のコンクリート全断面積に対する割合は0.2%以上とする.よって短辺方向のスラブ筋を300mm間隔で配筋するのは誤り.令第77条の2,鉄筋コンクリート構造計算規準温度応力及び収縮応力が生じる床スラブのひび割れを制御するため◯には,スラブの鉄筋比は原則として0.4%以上とする.ただし,辺長比が2以上で一方向スラブに近い場合の長辺方向については,鉄筋比を0.3%以上としてもよい.鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説大スパンの梁や出寸法の大きな片持ち梁においては,常時の微振動による居住性が懸念されることが多い.また,地震時にも上下方向に加速度が生じて大きな変形や塑性ヒンジが出来る可能性があるので,上下方向の応力と変形を考慮する必要がある.建築物の構造関係技術基準解説書◯×◯18121鉄筋コンクリート構造耐震壁内法高さ3mの耐震壁の厚さについては,地震時せん断力が小さい場合,120mmとすることができるが,ひび割れや施工性を考慮して,壁厚を増して設計した.耐震壁の壁の厚さは,120mm以上,かつ,壁の内法高さの1/30以上◯としなければならない.ただし壁厚が薄い場合,壁にひび割れが生じる可能性があるため,ひび割れ低減の観点からは15cm以上,さらに施工性の観点からはさらに壁厚を増す方がよい.令第78条の2第一号,鉄筋コンクリート構造計算規準,鉄筋コンクリート造のひび割れ対策(設計・施工)指針案・同解説17/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24123鉄筋コンクリート構造耐震壁コンクリートの充填性や面外曲げに対する安定性等を考慮して,耐力壁の厚さを,壁板の内法高さの1/20である150mmとした.耐力壁の厚さは,一般に,12cm以上とする.令第78条の2第一号,鉄筋コンクリート構造計算規準◯05111鉄筋コン耐震壁階高4mの耐力壁の厚さを,階高の1/30クリート構以上などを満たすように,150mmとした.造耐力壁の厚さは,一般に,12cm以上,かつ,階高の1/30以上とする.よって正しい.令第78条の2第一号,鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「25131」の類似問題です.)◯03113鉄筋コン耐震壁クリート構造23123鉄筋コン耐震壁クリート構造耐力壁の壁筋の間隔を小さくすると,一%以上とする.また,壁筋の◯般に,耐力壁のひび割れの進展を抑制で間隔を小さくすることは,乾燥収縮ひび割れの防止,分散に有効であきる.り,ひび割れの進展の抑制,コンクリートのはく落防止にも有効であることから,径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm(複配筋の場合は45cm)以下の間隔で配置するよう規定している.令第78条の2第1項第三号,建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「25124」の類似問題です.)建築基準法の仕様規定に満足するように,厚さが120mmの耐力壁に,400mm間隔でD10の鉄筋をシングル配筋とした.なお,D10の鉄筋1本当たりの断面積は71mm2とする.耐力壁の厚さは12cm以上とすること.径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm(複配筋として配置する場合においては45cm)以下の間隔で配置すること.ただし,平屋建ての建築物にあってはその間隔を35cm(複配筋として配置する場合においては50cm)以下とすること.よって400mm間隔でD10の鉄筋をシングル配筋することは誤り.令78条の2第1項第一号,第三号(この問題は,コード「18135」の類似問題です.)×19111鉄筋コン耐震壁クリート構造(社)日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」によると,耐震壁の壁板のせん断補強筋比は,直交する各方向に関し,それぞれ0.25%以上とする.耐震壁のせん断補強筋比は,直交するそれぞれの方向に対して,0.25%以上とする.鉄筋コンクリート構造計算規準◯25112鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の耐力壁のせん断剛性を大きくするために,壁の厚さを大きくした.耐力壁のせん断剛性は,壁厚に比例するので,せん断剛性を大きくするために,壁の厚さを大きくするのは正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準◯05133鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の耐力壁の長期許耐力壁の長期許容せん断力QALは,下式で算定することができる.×容せん断力の計算において,壁の横筋にQAL=t・l・fsよる効果を考慮した.t:壁板の厚さl:柱(または梁)を含む壁部材の全せい(壁の長さと柱幅の和)fs:コンクリートの許容せん断応力度よって,長期許容せん断力は,コンクリートのみにより決定されるので,壁の横筋による効果は考慮されないので誤り.鉄筋コンクリート構造計算規準26113鉄筋コン耐震壁クリート構造06144鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の耐力壁の終局せん断力を増すために,コンクリートの圧縮強度を大きくした.鉄筋コンクリート構造の耐力壁のせん断耐力は,材料強度,形状,壁筋比及び作用する軸方向応力度が同一の場合,一般に,引張側柱内の主筋量が多いほど大きい.耐力壁の終局せん断強度(終局せん断耐力)は,「等価引張鉄筋比,◯鉄筋断面積,耐力壁の厚さ,コンクリートの設計基準強度,耐力壁のシアスパン,耐力壁の長さ,せん断補強筋比,せん断補強筋の材料強度,平均軸方向応力度など」より求める.よって,コンクリートの圧縮強度が大きくなると,耐力壁の終局せん断耐力も大きくなる.建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「25114」の類似問題です.)耐力壁のせん断耐力は,「壁板のせん断耐力」と壁板周辺の「側柱のせん断耐力」の和として計算するので,引張側柱内の主筋量が多いほど,耐力壁のせん断耐力は大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯04134鉄筋コン許容せんクリート構断力造耐力壁の短期許容せん断力を,「壁板の耐力壁の短期許容せん断力は,せん断ひび割れが壁板の全面に発◯許容せん断力」と「側柱の許容せん断力」生している状態を想定した「壁板の許容せん断力Qw」と,壁板周辺のの和とした.「側柱の許容せん断力Qc」の和として計算する.鉄筋コンクリート構造計算規準18/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22241鉄筋コンクリート構造耐震壁×高さHo・幅Loの開口を有する鉄筋コンクリート造の耐力壁の耐力計算において,開口面積(Ho×Lo)の影響を考慮したので,開口部の幅及び高さの影響を無視した.鉄筋コンクリート造とした耐力壁に開口部を設ける場合は,開口部が(1)に適合することを確かめた場合,当該開口部を有する耐力壁のせん断剛性の数値に(2)によって計算した低減率を乗じるとともに,当該開口部を有する耐力壁のせん断耐力の数値に(3)によって計算した低減率を乗じて構造計算を行う.(1)次の式によって計算した開口周比が0.4以下であること.γo=√((Ho×Lo)/(H×L))γo:開口周比ho:開口部の高さLo:開口部の長さH:開口部を有する耐力壁の上下の梁の中心間距離L:開口部を有する耐力壁の両端の柱の中心間距離(2)開口部を有する耐力壁のせん断剛性の低減率を次の式によって計算すること.γ1=1-1.25γo(γo:開口周比)(3)開口部を有する耐力壁のせん断耐力の低減率を次の式によって計算すること.γ2=1-max(γo,Lo/L,Ho/H)つまり,開口周比γoが0.4を超える場合は,その壁を耐震壁として扱うことはできない.また,開口のある耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力は,無開口耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力にγoを用いて計算されるそれぞれの低減率γ1,γ2を乗じる.よって誤り.国告(平19)第594号第1,建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「23142」の類似問題です.)30131鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算において,開口を有する耐力壁については,許容せん断力だけではなく,せん断剛性についても,開口の大きさに応じた低減率を考慮して構造計算を行った.鉄筋コンクリート造とした耐力壁に開口部を設ける場合は,開口部が◯(1)に適合することを確かめた場合,当該開口部を有する耐力壁のせん断剛性の数値に(2)によって計算した低減率を乗じるとともに,当該開口部を有する耐力壁のせん断耐力の数値に(3)によって計算した低減率を乗じて構造計算を行う.(1)次の式によって計算した開口周比が0.4以下であること.γo=√((ho×Lo)/(h×l))γo:開口周比ho:開口部の高さLo:開口部の長さh:開口部を有する耐力壁の上下の梁の中心間距離L:開口部を有する耐力壁の両端の柱の中心間距離(2)開口部を有する耐力壁のせん断剛性の低減率を次の式によって計算すること.γ1=1-1.25γo(γo:開口周比)(3)開口部を有する耐力壁のせん断耐力の低減率を次の式によって計算すること.γ2=1-max(γo,Lo/L,Ho/H)つまり,開口周比γoが0.4を超える場合は,その壁を耐震壁として扱うことはできない.また,開口のある耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力は,無開口耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力にγoを用いて計算されるそれぞれの低減率γ1,γ2を乗じる.国告(平19)第594号第1,建築物の構造関係技術基準解説書(この問題は,コード「26132」の類似問題です.)06251鉄筋コン耐震壁クリート構造地震力を受ける鉄筋コンクリート造の耐力壁の耐力は,基礎が浮き上がることによって決まる場合がある.耐力壁の破壊形式としては,曲げ破壊やせん断破壊に加えて,基礎◯が引抜きにより浮き上がること,又は圧縮側が沈んだりする回転型の崩壊形式となることがある.この破壊形式を無視することは,建築物の保有水平耐力の計算上,耐力を過大に評価する危険側の算定となることがあるので注意が必要である.建築物の構造関係技術基準解説書23124鉄筋コン耐震壁クリート構造29144鉄筋コン耐震壁クリート構造建築基準法の仕様規定に満足するよう以上とすること.開口部周辺に径12mm以上のに,厚さが180mmの開口付き耐力壁の開補強筋を配置すること.よって正しい.令第78条の2第1項第一号,口部周囲の補強筋として,D13の鉄筋を第二号(この問題は,コード「21114」の類似問題です.)配筋した.なお,D13の鉄筋1本当たりの2とする.鉄筋コンクリート構造の開口を設けた耐力壁において,壁縦筋や壁横筋の寄与分を考慮して,設計用せん断力に対して必要となる開口補強筋量を算定した.開口を設けた耐力壁の開口補強筋量を算定するにあたり,壁縦筋や壁横筋も有効であるため,開口補強筋だけでなく,壁縦筋や壁横筋の寄与分も考慮することができる.つまり,壁縦筋や壁横筋にも応力を分担させることができるため,その分だけ開口補強筋量を減らすことができる.鉄筋コンクリート構造計算規準◯◯19/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06134鉄筋コンクリート構造耐震壁◯鉄筋コンクリート構造の開口を有する耐力壁において,開口周囲の縦筋や横筋の負担分を考慮して,設計用せん断力に対して必要となる開口補強筋量を算定した.開口を設けた耐力壁の開口補強筋量を算定するにあたり,壁縦筋や壁横筋も有効であるため,開口補強筋だけでなく,壁縦筋や壁横筋の寄与分も考慮することができる.つまり,壁縦筋や壁横筋にも応力を分担させることができるため,その分だけ開口補強筋量を減らすことができる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「29144」の類似問題です.)29234鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造のコア壁を耐震要素とし,外周部を鉄骨構造の骨組とした架構形式は,大スパン化による空間の有効利用に適している.建物のコア部分(エレベーターや階段室など)に連層耐震壁(コア壁)◯を集中配置し,コア壁の外周部の居室部分などを鉄骨構造の骨組とすることで広い無柱・無梁空間を提供することができる架構形式の建物もある.このような剛性が大きく異なる連層耐震壁と鉄骨骨組からなる場合には,剛性の低い鉄骨構造の部分の地震力もすべて剛性の高い連層耐震壁部分で負担できるように設計し,さらに,剛性の低い部分を一体のものと考えて設計することができる.各種合成構造設計指針05234鉄筋コン耐震壁クリート構造29124鉄筋コン耐震壁クリート構造外周部の骨組を鉄骨造とし,コア部分の壁を鉄筋コンクリート造とした混合構造形建物のコア部分(エレベーターや階段室など)に連層耐震壁(コア壁)を集中配置し,コア壁の外周部の居室部分などを鉄骨構造の骨組と×式は,一般に,外周部の骨組は主に水平することで広い無柱・無梁空間を提供することができる架構形式の建力を負担する主要な構造要素とし,コア部分の壁は主に鉛直荷重を負担する構造形式である.物もある.このような剛性が大きく異なる連層耐震壁と鉄骨骨組からなる場合には,剛性の低い鉄骨構造の部分の地震力もすべて剛性の高い連層耐震壁部分で負担できるように設計し,剛性の低い外周部の鉄骨構造の部分は,主に鉛直荷重を負担すると考えて設計することができる.よって誤り.各種合成構造設計指針鉄筋コンクリート構造の曲げ降伏する両側柱付き耐力壁の靱性を高めるために,側柱の帯筋量を増やした.耐力壁は,耐力壁の周囲に柱及び梁(付帯ラーメン)によって,広がりやせん断ひび割れの貫通を周辺から拘束されているので,せん断ひび割れ発生後も,さらに耐力壁が負担するせん断力を増大させながら壁板の全面に多くのせん断ひび割れが発生し,エネルギー吸収する.よって耐力壁の周囲に付帯ラーメンを設けることは,耐力壁の靭性を高めることができる.また,曲げ降伏する耐力壁の付帯ラーメン柱の帯筋を増やすことは,耐力壁が曲げ降伏する前に,柱材のせん断破壊を防ぐことになるので,柱のせん断破壊や圧縮破壊を防止することで耐力壁の靭性を更に高めることができる.(この問題は,コード「21143」の類似問題です.)◯02144鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の耐力壁は,壁板の周辺に側柱を設けることにより,一般に,塑性変形性能が向上する.耐力壁は,耐力壁の周囲に柱及び梁(付帯ラーメン)によって,広がりやせん断ひび割れの貫通を周辺から拘束されているので,せん断ひび割れ発生後も,さらに耐力壁が負担するせん断力を増大させながら壁板の全面に多くのせん断ひび割れが発生し,エネルギー吸収する.よって耐力壁の周囲に付帯ラーメンを設けることは,耐力壁の靭性を高めることができる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「24114」の類似問題です.)◯05144鉄筋コン耐震壁クリート構造鉄筋コンクリート構造の壁式構造の耐力壁では,曲げ降伏する時点の平均せん断応力度が同じ場合,一般に,壁板両端に柱があるラーメン構造の耐力壁に比べて,靭性は低下する.耐力壁は,耐力壁の周囲に柱及び梁(付帯ラーメン)によって,広がりやせん断ひび割れの貫通を周辺から拘束されているので,せん断ひび割れ発生後も,さらに耐力壁が負担するせん断力を増大させながら壁板の全面に多くのせん断ひび割れが発生し,エネルギー吸収する.よって耐力壁の周囲に付帯ラーメンを設けることは,耐力壁の靭性を高めることができる.壁式構造の耐力壁の場合は,周囲に付帯ラーメンが存在しないため,壁板両端に柱があるラーメン構造の耐力壁に比べて,靭性は低下する.鉄筋コンクリート構造計算規準◯21122鉄筋コン耐震壁クリート構造柱と一体的に挙動するそで壁部分で,そで壁の厚さを150mm以上,壁筋を複配筋及びせん断補強筋比を0.4%以上としたものは,柱とともに地震に対して有効な構造部材とみなすことができる.そで壁の厚さを150mm以上,壁筋を複配筋及びせん断補強筋比を0.4%以上としたものは,柱とともに地震に対して有効な構造部材とみなすことができる.建築物の構造関係技術基準解説書◯20/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26253鉄筋コンクリート構造耐震壁鉄筋コンクリート造の低層建築物において,最上階から基礎まで連続していない壁であっても,力の流れを考慮した計算によって,その壁を耐力壁とみなすことができる.鉄筋コンクリート造の低層建築物において,最上階から基礎まで連続していない壁であっても,力の流れを考慮した計算によって,その壁を耐力壁とみなすことができる.建築物の構造関係技術基準解説書◯30304鉄筋コン耐久性クリート構造鉄筋コンクリート造の建築物の耐久性を向上させる手段として,コンクリートの設計基準強度を高く設定する方法,鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さを大きく設定する方法等がある.コンクリートの耐久性を決める要因は,ひび割れと中性化である.そ◯の対策として,コンクリート強度を上げることとかぶり厚を大きくすることが挙げられる.コンクリート強度が大きくなれば,中性化速度が遅くなる.また,かぶり厚が大きくなると,中性化が鉄筋位置に達するまでの時間が遅くなり,主筋に沿って発生する付着割裂ひび割れが生じにくくなる.27123鉄筋コンかぶり厚クリート構さ造鉄筋コンクリート部材の鉄筋のかぶり厚かぶり厚さは,部位ごと,土に接するか,仕上げの有無などによってさの最小値は,主筋の応力伝達のためだ異なる.それらは,耐久性,耐火性,コンクリートの種類と品質,部材けではなく,鉄筋コンクリート部材の耐久の受ける環境作用の種類や強さなどの暴露条件や施工の精度など性・耐火性を考慮して定められている.を考慮して定める.令第79条,JASS5,鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「17122」の類似問題です.)◯30234鉄筋コンかぶり厚クリート構さ造鉄筋コンクリート造の柱及び梁の主筋の主筋の継手に機械式継手を用いる場合,鉄筋径より継手部の外径の継手に機械式継手を用いる場合,鉄筋径ほうが大きくなるため,継手部に配置するせん断補強筋の外面(機械より継手部の外径のほうが大きくなるた式継手の外側)から必要かぶり厚さを確保しなければならない.鉄筋め,継手部に配置するせん断補強筋のコンクリート造配筋指針外面から必要かぶり厚さを確保しなければならない.◯27144鉄筋コンクリート構造構造設計鉄筋コンクリート構造の保有水平耐力計算において,主筋が円周方向に均等に配筋されている円形断面柱の曲げ終局強度を略算で求める際に,等断面積の正方形柱に置換し,主筋のかぶり厚さを変えることなく全主筋本数の1/2がそれぞれ,引張側と圧縮側に1列に配置されているものと仮定して算出した.円形断面柱の曲げ強度の略算は,等断面積の正方形柱に置換し,主筋と帯筋を図のように断面積及び主筋数をそれぞれ等しく,かつ,各辺の主筋数が同一となるように置き換えて算出すればいいので誤り.建築物の構造関係技術基準解説書×30111鉄筋コンクリート構造ひび割れ地震時に水平力を受ける鉄筋コンクリート構造ラーメン架構の柱の曲げひび割れは,一般に,柱頭及び柱脚に発生しやすい.地震時に水平力を受ける柱の曲げひび割れは,一般に,曲げモーメントの大きい柱頭及び柱脚に発生しやすい.◯20141鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の外周部の柱梁接合部において,梁外端部の下端筋は上向きに折り曲げて定着し,梁主筋の水平投影長さは柱せいの0.75倍以上として,梁主筋の定着性能を確保した.外周部の柱梁接合部においては,梁の下端筋は原則として上向きに定着させ,梁の上端筋及び下端筋の柱梁接合部内における水平定着長さを十分(柱せいの0.75倍程度以上)にとるのがよい.JASS5◯01141鉄筋コン定着・継クリート構手造19113鉄筋コン定着・継クリート構手造25121鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の外柱の柱梁接合部においては,一般に,靭性を確保するために,梁の下端筋は上向きに折り曲げて定着させる.(社)日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」によると,鉄筋径が大きいほど付着割裂強度が低下するので,D35以上の鉄筋の継手には,原則として,重ね継手を用いない.外周部の柱梁接合部においては,梁の下端筋は原則として上向きに◯定着させ,梁の上端筋及び下端筋の柱梁接合部内における水平定着長さを十分(柱せいの0.75倍程度以上)にとるのがよい.梁の下端筋を接合部内で曲げ上げ定着とする方が,曲げ下げるよりも接合部のせん断性能がよく,靭性の確保に有利だからである.JASS5鉄筋の重ね継手の長さは,鉄筋の種類及びコンクリートの設計基準強度等により異なる.D35以上の異形鉄筋には,原則として重ね継手は用いない.鉄筋コンクリート構造計算規準主筋の継手部で付着力伝達が十分に行鉄筋の重ね継手の最小限の長さは鉄筋種類やコンクリート強度にえるようにするため,重ね継手の長さは,よって異なる数値が規定されており,重ね継手長さは,その数値以上所定の数値以下となるようにする.とする.よって誤り.ただし,D35以上の異形鉄筋には,原則として重ね継手は用いない.また,直径の異なる重ね継手の長さは,細い方のdによる.JASS5◯×21/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20145鉄筋コン定着・継◯クリート構手造鉄筋コンクリート構造のSD345の鉄筋の一般定着の長さは,コンクリートの設計基準強度を24N/mm2から36N/mm2に変更したので短くした.鉄筋コンクリート構造のSD345の鉄筋の一般定着の長さは,コンクリートの設計基準強度が24N/mm2の時では35d直線または25dフック付き,36N/mm2の時は30d直線または20dフック付きにすることができるので,短くすることができる.JASS502113鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の柱に定着する梁の引張鉄筋の定着長さにおいて,SD295の鉄筋を同一径のSD390の鉄筋に変更したので,定着長さを長くした.鉄筋コンクリート構造の柱に定着する梁の引張鉄筋の定着長さは,同一径の場合は,鉄筋強度が高いほど長い定着長さが必要となる.コンクリート強度により異なるが,SD345の鉄筋の定着長さは,SD295の定着長さよりも5~10d(dは異形鉄筋の呼び名の数値)長くなる.よって正しい.鉄筋コンクリート構造計算規準,JASS5(この問題は,コード「23133」の類似問題です.)◯05121鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート部材の梁主筋の柱への鉄筋コンクリート構造の柱に定着する梁主筋の必要定着長さは,コン必要定着長さは,柱のコンクリートの設計クリート強度により異なるが,主筋の強度が高くなれば長くなり,コン基準強度が高いほど短くなる.クリートの設計基準強度が高くなると短くなる.JASS5(この問題は,コード「27122」の類似問題です.)◯30121鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の梁主筋の柱への鉄筋コンクリート構造の柱に定着する梁主筋の必要定着長さは,コン必要定着長さは,柱のコンクリートの設計クリート強度により異なるが,主筋の強度が高くなれば長くなり,コン基準強度が高いほど長くなる.クリートの設計基準強度が高くなると短くなる.JASS5×27121鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート部材の大梁主筋の柱への必要定着長さは,大梁主筋の強度が高いほど短くなる.鉄筋コンクリート構造の柱に定着する梁主筋の必要定着長さは,コンクリート強度により異なるが,主筋の強度が高くなれば長くなり,コンクリートの設計基準強度が高くなると短くなる.よって誤り.JASS5×02112鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の鉄筋の継手につ鉄筋コンクリート構造の鉄筋の継手には,重ね継手,ガス圧接,アー◯いては,継手位置の存在応力にかかわらク溶接,各種の機械式継手など種類がある.主筋の継手位置は,継ず,母材の強度を伝達できる継手とした.手位置の存在応力(設計用荷重によって実際の構造部材や接合部に生じる応力)度を考慮して決めるが,継手の強度は存在応力の大小に関係なく,母材(鉄筋)の強度を伝達できる継手を選定する.令第73条2項ただし書き,建告(H12)第1463号1項ただし書き,鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「23132」の類似問題です.)06122鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の鉄筋のガス圧接鉄筋コンクリート構造の鉄筋の継手には,重ね継手,ガス圧接,アー×継手については,母材の引張強度ではなク溶接,各種の機械式継手など種類がある.主筋の継手位置は,継く,継手位置の存在応力度を伝達できる継手とした.手位置の存在応力(設計用荷重によって実際の構造部材や接合部に生じる応力)度を考慮して決めるが,継手の強度は存在応力の大小に関係なく,母材(鉄筋)の強度を伝達できる継手を選定する必要があるので誤り.令第73条2項ただし書き,建告(H12)第1463号1項ただし書き,鉄筋コンクリート構造計算規準20142鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の剛節架構の柱梁接合部内に通し配筋する大梁において,地震時に曲げヒンジを想定する梁部材の主筋強度が高い場合,梁主筋の定着性能を確保するために,柱せいを大きくした.梁主筋を通し配筋する場合は,柱を貫通する部分の梁主筋が付着劣化を引き起こすと,骨組の復元力特性に重要な影響を与え,建築物の耐震性能は悪くなる.それを避けるために,通し配筋をするときの柱せいは定着長さ以上必要である.鉄筋コンクリート構造計算規準◯28232鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造において,鉄筋のA重ね継手,ガス圧接継手及び重ねアーク溶接継手以外の機械的継◯級継手(母材と同等並みの強度と剛性を手,圧着継手及び溶接継手などの「特殊な継手」の継手性能につい有する継手)は,降伏ヒンジが形成されるては,SA級継手(強度,剛性,靭性等に関してほぼ母材並みの継材端域の主筋に使用できるが,靱性が低手),A級継手(強度と剛性に関してはほぼ母材並みであるが,そのほ下することを考慮する必要がある.かに関しては母材よりもやや劣る継手),B級継手(強度に関してはほぼ母材並みであるが,そのほかに関しては母材よりも劣る継手)とC級継手(強度,剛性等に関して母材よりも劣る継手)の4種類存在する.このうち,A級継手は,強度と剛性に関しては母材と同等並みであるため降伏ヒンジが形成される材端域の主筋に使用できるが,靭性などについては母材よりやや劣る場合もあるので,靭性が低下することを考慮する必要がある.なお,ガス圧接継手はA級継手相当とみなされている.鉄筋継手性能判定基準22/23ページ

07.「鉄筋コンクリート構造」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30122鉄筋コン定着・継鉄筋コンクリート構造の折曲げ定着筋の折曲げ定着筋の標準フックの必要余長は,折曲げ角度が小さいほど◯クリート構手造標準フックの必要余長は,折曲げ角度が小さいほど長くなる.長くなる.なお,せん断補強筋の端部フックの必要余長も同様の規定に従う.JASS505122鉄筋コン定着・継クリート構手造05124鉄筋コン定着・継クリート構手造05123鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造の引張鉄筋の必要折曲げ定着筋の標準フックの必要余長は,折曲げ角度が小さいほど定着長さは,フックの折曲げ角度を90度長くなる.しかし,必要な余長が確保されていれば,フックの折曲げ角とする場合に比べて,180度とする場合の度に関わらず,異形鉄筋のフック付き定着の必要長さは同じ長さとなほうが短い.る.よって誤り.JASS5最上階以外の梁で,上端筋と下端筋を柱梁主筋の柱内折曲げ定着長さは,フックの折曲げ角度に関わらず,内で連続させてU字形の折曲げ定着とす異形鉄筋のフック付き定着の必要長さは同じ長さとなる.フックの折る場合,その定着の取り方は折曲げ角度曲げ角度90度の曲げ下げ,曲げ上げ定着の場合と,U字形の折曲げ90度のフックを準用しても良い.定着の場合も,水平部分の定着長さは同じとなる.JASS5鉄筋コンクリート構造の引張鉄筋の必要定着長さは鉄筋とコンクリートとの付着力で決まる.横補強筋による定着長さは,横補強筋で拘束されていな拘束がない場合は,付着割裂破壊がより生じやすくなるので,定着長い部分に定着する場合に比べて,横補強倍に割り増す必要がある.コア内に定着する場合は,その割筋で拘束されたコア内に定着する場合のり増しの必要はないので,短くすることができる.コア内とは,横補強ほうが短い.筋で囲まれた領域,またはダブル配筋されている壁の壁筋で挟まれた領域(幅止め筋を配することが望ましい)をいう.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「30123」の類似問題です.)×◯◯30124鉄筋コン定着・継クリート構手造06121鉄筋コン定着・継クリート構手造鉄筋コンクリート構造純ラーメン架構の柱梁接合部内に通し配筋定着する梁については,地震時に梁端に曲げヒンジを想定する場合,梁主筋の引張強度が高いほど,定着性能を確保するために必要となる柱せいは大きくなる.鉄筋コンクリート構造の純ラーメン架構の柱梁接合部内に,通し配筋定着する梁については,地震時に梁端に曲げヒンジを想定し,梁主筋の引張強度を高くしたので,定着性能を確保するために,柱せいを大きくした.梁主筋を通し配筋する場合は,柱を貫通する部分の梁主筋が付着劣◯化を引き起こすと,骨組の復元力特性に重要な影響を与え,建築物の耐震性能は悪くなる.それを避けるために,通し配筋をするときの柱せいは定着長さ以上必要である.梁主筋の引張強度が高いほど,定着長さも大きくなるので,必要となる柱せいも大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準梁主筋を通し配筋する場合は,柱を貫通する部分の梁主筋が付着劣◯化を引き起こすと,骨組の復元力特性に重要な影響を与え,建築物の耐震性能は悪くなる.それを避けるために,通し配筋をするときの柱せいは定着長さ以上必要である.梁主筋の引張強度が高いほど,定着長さも大きくなるので,必要となる柱せいも大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準(この問題は,コード「30124」の類似問題です.)23/23ページ

K7.鉄筋コンクリート構造(解説集)鉄筋コンクリート構造のゼッタイ原則→建築物が倒壊するおそれがあるので,基本的にはせん断破壊させない!ゼッタイ原則として,認識しておきましょう!・長期荷重においては,鉄筋の存在は無視して,コンクリートのみでひび割れも許容しない!ということも,認識しておきましょう!鉄筋コンクリート構造のポイント①鉄筋コンクリート構造の特性を知ろう!・コンクリートは,圧縮に強く,引張に弱い.・鉄筋は,引張に強い.↓この2種類の良いとこどりをしたのが鉄筋コンクリート構造といえます.とはいえ,それぞれは別物なので・・・・コンクリートの設計基準強度・鉄筋の基準強度・ヤング係数・許容応力度・ヤング係数比については,確実に押さえることが必要となります!②壊れないための各部材の働きを押さえましょう!・柱・・・せん断力に抵抗するには?・梁・・・曲げ破壊,せん断破壊に抵抗するには?・柱梁接合部・・・せん断破壊に抵抗するには?→各部材がどうなれば抵抗できるか?※問題文は,ほぼここから出題されています.・床スラブ,耐力壁のひび割れについて.→図問題は確実に押さえておきましょう!・主筋やせん断補強筋の配筋のピッチなどの数値を覚えましょう!K7.鉄筋コンクリート構造-1

①鉄筋コンクリート構造の特性を知ろう!・コンクリートは,圧縮に強く,引張に弱い.・鉄筋は,引張に強い.・ヤング係数E硬い→E→大きい軟らかい→E→小さい・許容応力度K7.鉄筋コンクリート構造-2

②壊れないための各部材の働きを押さえましょう!原則!許容せん断力はコンクリートの許容せん断力+せん断補強筋の許容せん断力部材のせん断耐力を上げるには設計基準強度Fcを上げるピッチを狭くする鉄筋を太くする鉄筋強度を上げる梁の曲げ変形に対する壊れ方①圧縮側で壊れる時②引張側で壊れる時→引張側の鉄筋量のみでMyが決まる!③圧縮側と引張側で同時に壊れる時引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下,超えるここをコントロールするのが重要!K7.鉄筋コンクリート構造-3

長期,短期,終局荷重時による柱,梁,柱梁接合部せん断ひび割れを許容する?しない?⇒コンクリートのせん断強度のみ?せん断補強筋の寄与分を考慮する?ヤング係数比強度によらず一定値!n=Es(鉄筋のヤング係数)Ec(コンクリートのヤング係数)Fcにより変化する!各部材の働きまとめ曲げ耐力せん断耐力梁・コンクリートの曲げ変形を主筋で抵抗する.引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合=at×ft×j(許容曲げM)=at×ft×7/8×d・Mu=0.9×at×σy×d・梁の引張鉄筋比0.4%以上・コンクリートのせん断強度とせん断補強筋で抵抗する.・あばら筋@250mm以下,梁せいの1/2以下せん断補強筋比0.2%以上柱・コンクリートの曲げ変形を主筋で抵抗する.・圧縮軸力+曲げモーメントσc=N/A,σb=M/Z・柱の主筋量0.8%以上・コンクリートのせん断強度とせん断補強筋で抵抗する.・帯筋端部@100mm以下,中央部@150mm以下せん断補強筋比0.2%以上接合部・コンクリートのせん断強度で抵抗する.・帯筋@150mm以下せん断補強筋比0.2%以上柱梁接合部のせん断耐力を上げるには・コンクリートの圧縮強度を上げる・柱と梁で囲まれる六面体の体積を上げる以上が,鉄筋コンクリート構造のポイントです.次ページから,もう少し詳しくみていきましょう!K7.鉄筋コンクリート構造-4

7.鉄筋コンクリート構造1.代表的な構造形式・鉄筋コンクリートとは,鉄筋とコンクリートが複合した構造体の総称を表します.・梁と柱から構成されるラーメン構造と壁式構造の例を示します.172212.鉄筋コンクリート構造の特徴コンクリートは圧縮力に強いが引張力に弱い.・引張は鉄筋に任せて,圧縮はコンクリートに任せるというお互いの長所を活かす特性があり,圧縮力を受けて縮むような変形を受ける部分ではコンクリートが鉄筋の座屈を防止するので,鉄筋は圧縮にも働くというお互いの短所をカバーしあう特性もあります.〇鉄筋とコンクリートの相性の良さとしては力の伝達はスムーズに行われる.・温度変化による膨張率(線膨張係数)が等しい(1×10-5(1/℃))ので,温度変化に延び方がほぼ同じであり,ひび割れなどが生じない.・アルカリ性のコンクリートが鉄筋の錆を防ぐ.などがあげられます.25284222821722305282K7.鉄筋コンクリート構造-5

3.コンクリートについて3-1.コンクリートの設計基準強度Fc・設計基準強度Fcとは,構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度のこと.材齢4週(28日)におけるコンクリートの圧縮強度のことで,設計基準強度Fcの下限値は18N/mm2と決まっています.3-2.コンクリートのヤング係数E・コンクリートを圧縮するときに得られる応力度とひずみ度の関係のことで,材料の変形しやすさ,しにくさを表す定数のこと.応力度-ひずみ度(縦軸が力(応力度),横軸が変形(ひずみ度))のグラフの傾き(下図参照)となりますが,コンクリートの場合は鉄筋と異なり,応力度-ひずみ度のグラフが直線ではなく曲線となりますので,グラフの傾きの数値を求めることができません.よって,応力度-ひずみ度のグラフの曲線上の点(最大強度σbの1/3~1/4の点)と原点とを結んだ直線の傾きをコンクリートのヤング係数Eと決めます.0328426284この数式を覚える必要はありません.コンクリートの重量(γ)と設計基準強度Fcが分子にあるので,・重たい(強度の大きい)コンクリート・設計基準強度Fcの大きいコンクリートの方がヤング係数Eの値は大きくなることを覚えておけばよいです!・コンクリートのヤング係数EはE=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3(N/mm2)26283γ:コンクリートの単位体積重量(kN/m3)18241Fc:コンクリートの設計基準強度(N/mm2)01283よって,強度の大きいコンクリートの方がヤング係数Eは大きい.0228424283202432528205283K7.鉄筋コンクリート構造-6

3-3.コンクリートのせん断弾性係数Gとポアソン比ν(ニュー)・せん断ひずみ度γとは,せん断力の材料Lに対するせん断力によるずれの量Δsの割合で,γ=Δs/Lで表現できます.・せん断弾性係数Gとは,せん断応力度τ(タウ)とせん断ひずみ度γ(ガンマ)との比で,G=τ/γで表現できます.・せん断弾性係数Gは,ヤング係数Eとポアソン比νを用いて,G=E/2(1+ν)で表現できます.・ポアソン比νは,縦ひずみ(圧縮力によって縮む量)に対する横ひずみ(圧縮力によって横に広がる量)のことでコンクリートのポアソン比νは0.2となります.・コンクリートのせん断弾性係数Gは,G=E/2(1+0.2)≒0.4EN/mm2(ヤング係数Eの約0.4倍)となります.この赤文字部分のみ覚えておけばよいです.192452928320245052833-4.コンクリートの許容応力度(令第91条)・長期許容圧縮応力度は,長期荷重に対する許容値で,設計基準強度Fcの1/3.・短期許容圧縮応力度は,短期荷重に対する許容値で,長期許容圧縮応力度の2倍であるので,設計基準強度Fcの2/3.・長期許容せん断応力度は,設計基準強度Fcの1/30.・短期許容せん断応力度は,長期許容せん断応力度の2倍であるので,設計基準強度Fcの2/30.となります.ただし,学会規準では,短期許容せん断応力度は長期許容せん断応力度の1.5倍と基準法よりも厳しい値となっているので,こちらを覚えておきましょう!20244この赤線部分のみ覚えておけばよいです.上の表より,軽量コンクリートの短期許容せん断応力度も,普通コンクリートの短期許容せん断応力度の0.9倍となります.05284K7.鉄筋コンクリート構造-7

3-5.最大圧縮強度(設計基準強度Fc)時のひずみ度は,1.5~3.0×10-3程度となります.・圧縮強度が大きいコンクリートほど,圧縮強度時のひずみ(変形量)は大きくなりますが,応力下降域の下り勾配も大きくなり,急激に破壊するようになります.・強度の小さいコンクリートほど,同じ応力度に対するひずみ度(変形量)は大きくなります.・普通コンクリートに比べて,軽量コンクリートの方が,最大圧縮強度を超えてから後の応力の低下が大きくなります.182450628302282282843-6.コンクリートの単位体積重量0612327133一般的なコンクリート(Fcが36N/mm2以下)の重量(=比重ともいう)は23kN/m3ということを覚えておきましょう.鉄筋コンクリートになると,鉄筋分として1kN/m3重くなります.鉄骨鉄筋コンクリートになると,さらに鉄骨分として1kN/m3重くなります.ということを覚えておけば十分ですよ!!K7.鉄筋コンクリート構造-8

4.鉄筋について〇鉄筋の数字(SD295の295など)は,鉄筋の降伏点の下限値を表しています.272924-1.鉄筋の許容応力度(令第90条,建告(平12)第2464号)・短期許容応力度は基準強度F,つまり降伏点の下限値にあたり,長期許容応力度は短期許容応力度の1/1.5倍(2/3倍),あるいは215N/mm2の小さい方の値(D25以下)となります.ただし,せん断補強筋として用いる場合には長期許容応力度は195N/mm2以下とします.太径や高強度鉄筋の場合は,長期許容応力度は,上限が215N/mm2や195N/mm2で決められているため,基準強度Fの2/3より小さくなる場合があります.・長期許容引張応力度は,SD345以上の高強度鉄筋の場合は,(D25以下の場合は)215N/mm2で一定値となり,せん断補強筋として用いられる場合の長期許容引張応力度はSD295も含めて,すべての鉄筋種類で195N/mm2となっていることに注意しましょう.短期については,鉄筋の数字(SD295の295など)と同じ値となります.1825329142061320112204132K7.鉄筋コンクリート構造-9

29142鉄筋コンクリート構造の梁の「長期許容曲げモーメント」を大きくするために,引張鉄筋をSD345から同一径のSD390に変更した.(×)→梁の「長期許容曲げモーメント」の大きさは,通常は,「引張主筋の断面積」と上の表より,SD345とSD390の「引張主筋の長期許容引張応力度」は215N/mm2で同じ値となっていますで,「引張主筋の断面積」と「応力中心間距離」が同じ値であれば,SD345とSD390の「長期許容曲げモーメント」の大きさは同じ値となります.なお,「短期許容引張応力度」の値はSD345よりSD390の方が大きい値となっていますので,「引張主筋の断面積」と「応力中心間距離」が同じ値であっても,「短期許容曲げモーメント」の値はSD390の方が大きくなります.01122,06132鉄筋コンクリート構造の梁のあばら筋の長期許容応力度は,SD295からSD345に変更しても,大きくはならない.(〇)→せん断補強筋として用いられる場合の長期許容引張応力度はすべての鉄筋種類で同一値となっていますので,「あばら筋の長期許容応力度」はSD295からSD345に変更しても大きくはなりません.4-2.鉄筋のヤング係数E・鋼材は弾性範囲内で応力度-ひずみ度が比例関係(直線)となるので,グラフの傾きがヤング係数となります.・鋼材のヤング係数は2.05×105N/mm2で鋼材の種類に関わらず一定の値となります.鋼材は,降伏点に対すると荷重を除いても残留ひずみが残る.これを永久ひずみといい,一般の鋼材で0.2%となります.降伏点の明確でないステンレス鋼では,ひずみ度0.1%の時の耐力を降伏点強度としており,これをオフセット耐力といいます.19255K7.鉄筋コンクリート構造-10

比例限度(A点):A点までは応力度とひずみ度が比例します.荷重を取り除けばひずみは0になります.弾性限界(B点):A点からB点へ引張応力度が増しても,荷重を取り除けばひずみは0になります.上降伏点(C点):短期許容応力度の基準値です.下降伏点(D点):C点まで達すると,引張応力度は急にD点まで下がり,その後,棚(一定の応力度のままでひずみ度のみ大きくなる部分)が生じます.最大強度(引張強さ)(E点):この時点で応力を取り除いても,ひずみは0には戻りません.破断点(F点):E点を超えると引張応力度は急降下し,破壊します.4-3.せん断弾性係数・せん断ひずみ度γとは,せん断力の材長Lに対するせん断力によるずれの量Δsの割合で,γ=Δs/Lで表現できます.・せん断弾性係数Gとは,せん断応力度τ(タウ)とせん断ひずみ度γ(ガンマ)との比で,G=τ/γで表現できます.・せん断弾性係数Gは,ヤング係数Eとポアソン比νを用いて,G=E/2(1+ν)で表現できます.・ポアソン比νは,縦ひずみ(圧縮力によって縮む量)に対する横ひずみ(圧縮力によって横に広がる量)で鋼材のポアソン比νは0.3となります.・鋼材のせん断弾性係数Gは,G=2.05×105/2(1+0.3)≒0.79×105N/mm2となります.19255K7.鉄筋コンクリート構造-11

5.鉄筋コンクリートの計算上の基本事項5-1.変形及び応力算定上の仮定変形の算定は,原則として,部材の弾性剛性(部材にひび割れが生じていない状態の剛性)に基づいて行います.・許容応力度計算においては,コンクリートのひび割れに伴う部材の剛性低下を考慮して,構造耐力上主要な部分に生ずる力を計算することができます.ただし,剛性を低下させて,剛性率や偏心率を目標値におさめるようなことはしてはいけません.・弾性剛性を算定する際には,鉄筋の影響を無視できます.2813123141建築物に外力がかかると,部材(梁や柱,耐力壁等)の剛性の大きさに比例して,各部材に外力が流れると考えます.鉄筋コンクリート構造の場合,床スラブにはコンクリートが打設されているので,計算問題の剛梁のように各柱や耐力壁の上部の変形は常に同じ量だけ変形すると考えます.例えば,純ラーメン構造の場合,左右の柱の長さは階高となるので同じ長さとなります.細い柱と太い柱に同じ大きさの外力が負担されるとすると,それらの柱頭の変位量が異なる(当然,細い柱はたくさん変形して,太い柱はあまり変形しない).それらの太さ(剛性)の異なる部材がある場合,同じ変形量となるためには,剛性の大きい太い柱に多くの外力が流れ,剛性の小さい細い柱にはあまり外力は流れないことになります.耐力壁付きラーメン構造の場合,通常,耐力壁の剛性は柱の剛性の20倍程度大きいため,多くの外力が耐力壁に流れて(耐力壁が負担する外力は大きいと表現します),柱には少しの外力しか流れないことになります.このように,剛性の大きい部材に多くの外力が流れて,剛性の小さい部材にはあまり力が流れませんので,まず最初に各部材の剛性を計算して,各部材が負担する外力を計算することを行います,その際に,各部材にはひび割れが生じていないという弾性剛性(初期剛性ともいいます.最も大きな剛性の値となります)を用いて計算します.しかし,実際に各部材に外力が流れ,各部材にひび割れが生じると,各部材の剛性が低下することになります.それにより,各部材が負担する外力の割合が異なってきます.これらは,「変形及び応力算定上」の最も基本となる考え方であるので,なんとなくで良いので,全体的な考え方を押さえておけるようになりましょう!K7.鉄筋コンクリート構造-12

・部材の曲げ剛性の算定において,一般的には,断面二次モーメントIはコンクリート断面のみで計算した断面二次モーメント,あるいは鉄筋の影響を考慮した等価置換断面二次モーメントを用い,ヤング係数Eは鉄筋の影響を無視してコンクリートの値のみで計算したものを用います.・引張強度の大きな鉄筋を用いても,鉄筋コンクリート部材のヤング係数Eの値も断面二次モーメントIの値も変わらないので,曲げ剛性は変わりません.・梁に接続する床スラブやハンチ部分,腰壁,垂れ壁が部材に接する部分では,その剛性を考慮して剛性及び応力の算定を行います.・垂れ壁,腰壁,袖壁の付いている柱は,付いていない柱に比べて,脆性的な破壊が生じやすいです.よって,柱際に構造スリットを入れることで,柱のせん断破壊を防止することができます(短柱を長柱にする).2113324142251112211422243222442324117204262510325126123061420311130111・腰壁や垂れ壁が取り付いている柱の壁と柱際に構造スリットを入れることで,柱の剛性評価においては腰壁や垂れ壁の影響を無視することができます.・腰壁や垂れ壁が取り付いている梁の壁と柱際に構造スリットを入れても,梁の剛性評価においては腰壁や垂れ壁の影響を無視することはできません.302412526319125012622021404301K7.鉄筋コンクリート構造-13

・スラブ付き梁等の曲げ剛性は,スラブや壁等板部の協力幅を考慮したT形断面部材の値を用います.301322113203131K7.鉄筋コンクリート構造-14

5-2.断面算定の考え方圧縮強度の1/10程度と小さいため,構造設計上はコンクリートの引張強度を無視して計算します.・ヤング係数比n・コンクリートのヤング係数Ecに対する鉄筋のヤング係数Esの比(=Es/Ec)をヤング係数比といい,コンクリートの設計基準強度Fcが27N/mm2以下の場合は,ヤング係数比nの値としては一般的に15を用います.・鉄筋のヤング係数Esは鉄筋強度によらずに一定値であるが,コンクリートの設計基準強度Fcが大きくなるとコンクリートのヤング係数Ecは大きくなるので,コンクリートの設計基準強度Fcが大きくなるとヤング係数比nは小さくなる傾向があります.・一般に,応力算定は,柱・梁を線材と考えます.柱梁接合部に関しては,剛域と仮定して変形しないと考える場合と,せん断変形のみすると考える場合とがありますが,どちらでも構いません.また,応力は通常,部材中心線の位置で求めますが,水平荷重(地震荷重や風荷重)による大梁の断面検討においては,柱面位置での曲げモーメント(フェイスモーメント)を用いることが多いです.2024226131042813028424284031322914130133202212713130134K7.鉄筋コンクリート構造-15

5-3.鉄筋とコンクリートとの付着応力度曲げ材の上端筋では,コンクリートの沈降現象によって鉄筋の下に空隙が生じやすく,付着が悪くなるため,下端筋に比べて付着強度を小さくしています.また,この沈降現象は,異形鉄筋でかぶり厚さが小さいほど生じやすく,鉄筋に沿ったひび割れが発生しやすくなります.251220213401123281322024104133K7.鉄筋コンクリート構造-16

6.梁の曲げ変形に対する断面算定6-1.一般事項材軸方向に配する主筋と,主筋を巻き込んで並列に入れるあばら筋(せん断補強筋,スターラップ)で構成されます.・梁には,曲げモーメントとせん断力が作用します(一般には,軸力は梁には生じないと考えます)ので,主筋は曲げモーメントに抵抗する役割で,あばら筋はせん断力に抵抗する役割となります.・構造計算上,コンクリートに曲げ変形が生じる場合には,圧縮力に対してはコンクリートの圧縮耐力と鉄筋の圧縮耐力で抵抗し,引張力に対しては鉄筋の引張耐力のみで抵抗すると考えます(柱,梁共通).0613303133061242713424143K7.鉄筋コンクリート構造-17

・鉄筋コンクリート構造の部材において,せん断破壊をさせないことを原則とします.よって,せん断破壊よりも曲げ破壊が先に生じるようにします.そのためには,せん断耐力が曲げ耐力よりも大きくする必要があります(柱,梁共通).せん断破壊で壊れる時の値をせん断耐力(許容応力度と同じ意味合いで理解しても良いです),曲げ破壊で壊れる時の値を曲げ耐力といいます.例えば,ある部材のせん断耐力の値が10で,曲げ耐力の値が8だとします.そうすると,その部材に生じる力が8になった時点で曲げ破壊することになります.よって,曲げ破壊が先に生じるようにするためには,その部材のせん断耐力を曲げ耐力よりも大きな部材にしておくことが重要となります.17121272642326424113261240412128111291222811421144よく「せん断耐力が大きいとせん断破壊するのでは?」という話を聞きますが,「せん断耐力」とは部材がせん断破壊する時の耐力であって,部材に生じるせん断力のことではないことに注意してください!・梁の引張鉄筋比は0.4%以上とします.ただし,長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面の最小引張鉄筋比については,「0.4%」又は「存在応力によって必要とされる量の4/3倍」のうち,小さい方とすることができます.1712324131ここでいう「長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面」とは,地中梁等を指すと考えてください.地中梁など非常に大きな断面を持つ場合,断面の0.4%の鉄筋量を引張側の鉄筋として配置しようとすると,非常に多くの鉄筋量となってしまいますよね.大きな断面であり,ひび割れの危険性も少ないので,実際の地中梁の引張側の鉄筋に生じる力(この力のことを「存在応力」という)で壊れなければ,0.4%の鉄筋がなくてもよしとしよう!という緩和的な規定であると考えてください.とは言え,多少は余裕を見たいので,実際の地中梁の引張側の鉄筋に生じる力の4/3倍の力でも壊れない程度の引張鉄筋量とすることになっています.なんとなく,イメージできましたか?K7.鉄筋コンクリート構造-18

6-2.釣り合い鉄筋比・柱及び梁の許容曲げモーメントは,「圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度に達した時」,「圧縮鉄筋が許容圧縮応力度に達した時」及び「引張鉄筋が許容引張応力度に達した時」のそれぞれの場合を考えて計算して求めた曲げモーメントのうちの最小値(最初に生じるもの)とします.05134211230213326133柱や梁に曲げモーメントがかかると,片側は圧縮され縮み,反対側は引っ張られて延びるような変形が生じます.この時,・圧縮側のコンクリートが壊れる・圧縮側の鉄筋が壊れる・引張側の鉄筋が引張破断するのどれかが最初に生じた時点が「部材が壊れた時」となるので,その時の曲げモーメントを許容曲げモーメントといいます.・釣り合い鉄筋比:圧縮側と引張側が同時に許容応力度(部材が壊れる強度)に達する場合の引張鉄筋比.・引張鉄筋比=引張鉄筋の断面積(at)/有効断面積(bd)×100%b:梁幅,d:梁の有効せい(圧縮側縁から引張鉄筋の重心位置までの距離)引張側の鉄筋と圧縮側のコンクリートが同時に許容応力度に達する(壊れる).経済的には理想的だが,現実的には不可能.圧縮側のコンクリートが先に許容応力度28134に達する(壊れる).脆性的な壊れ方となるため,望ましくない.引張側の鉄筋が先に許容応力度に達する(壊れる).靭性的な壊れ方となるため,望ましい.0513219122K7.鉄筋コンクリート構造-19

・引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合は,圧縮側の鉄筋は許容応力度に達していないため,圧縮鉄筋は長期荷重のクリープによるたわみの抑制や短期荷重に対する梁の靭性の確保に有効であるといえます.6-3.梁にあける孔についてダクトなどを通すための孔)を設ける場合は,柱に接近する部分を避けます(柱面から梁せい分の塑性ヒンジ位置には貫通孔を設けません).・貫通孔の直径dは,梁せいDの1/3以下とします.・貫通孔の中心間距離は,孔の平均径の3倍以上とします.・梁に貫通孔を設けることにより,梁のせん断耐力は小さくなります.011240412228113242012411202142K7.鉄筋コンクリート構造-20

6-4.梁の許容曲げモーメントと終局曲げモーメント梁の許容曲げモーメントは,圧縮縁がコンクリートの許容圧縮応力度fcに達した時,又は,引張側鉄筋が鉄筋の許容引張応力度ftに達した時に対して求めた値のうち小さい方の値とします.引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合,許容曲げモーメントは次式から求まり,引張鉄筋の断面積と鉄筋の許容応力度に比例します.My=at・ft・j=at・ft・7d/8My:許容曲げモーメントat:引張鉄筋の断面積ft:鉄筋の許容引張応力度j:応力中心距離j=7d/8d:梁の有効せい(圧縮縁から引張鉄筋の重心までの距離)→釣り合い鉄筋比以下の場合は,コンクリート圧縮強さ,圧縮鉄筋の強さに関係なく,引張鉄筋の強さで,許容曲げモーメントが決まります.28134鉄筋コンクリート構造の引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比を超える梁部材について,梁断面の許容曲げモーメントを,at(引張鉄筋の断面積)×ft(引張鉄筋の許容引張応力度)×j(応力中心間距離)により計算した.⇒×→引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比を超える場合は,梁の圧縮側のコンクリート及び鉄筋が引張側鉄筋よりも先に許容応力度に達し壊れることになるので,引張側鉄筋が降伏する場合のat×ft×jの計算では,許容曲げモーメントを求めることができないことに注意してください!K7.鉄筋コンクリート構造-21

梁の終局曲げモーメントは,梁に作用する曲げモーメントが増大し,最大耐力に達した状態の曲げモーメントのことをいいます.引張鉄筋比が釣り合い鉄筋比以下の場合,終局曲げモーメントは次式から求まり,引張鉄筋の断面積と鉄筋の材料強度*1に比例します.161212311126112Mu=0.9at・σy・dMu:終局曲げモーメントat:引張鉄筋の断面積(床スラブ筋も考慮する)σy:鉄筋の材料強度d:梁の有効せい(圧縮縁から引張鉄筋の重心までの距離)0414127143*1保有水平耐力の算定に当たって,一般構造用鋼材がJIS規格品であれば,鋼材の材料強度を割増しすることができます.(1.1倍以下)27242262442314317165*2せん断補強筋についてはJIS規格品であっても,せん断終局強度を計算する際には,せん断破壊に対する余裕度を確保するために基準強度の割増しは行いません.30252K7.鉄筋コンクリート構造-22

7.柱の曲げに対する断面算定・柱の鉄筋は,材軸方向に配する主筋と,主筋を巻き込んで並列に入れる帯筋(せん断補強筋,フープ)で構成されます.・柱には,曲げモーメント,せん断力に加えて圧縮力が作用するので,主筋は圧縮力と曲げモーメントに抵抗する役割で,帯筋はせん断力に抵抗する役割です.・軸力と曲げモーメントを受ける柱の断面算定式は,軸力の釣り合いと中立軸に関する曲げモーメントの釣り合いから求めます.非常に複雑であり,通常は,計算図表を用いて断面算定を行います.・柱に生じる軸圧縮力が増大するほど,せん断耐力は大きくなりますが,靭性能は低下します(圧縮破壊しやすくなります).よって,コンクリートの設計基準強度Fcを高くすることで,コンクリートの圧縮強度に対する柱の軸応力度の比を小さくすることは,柱のせん断圧縮破壊を防止する(靭性能を高める)ためには効果的といえます.291432414422112271130414328112021412714303112241110111326122・帯筋によりコンクリートの拘束の度合いが大きいほど,柱の軸方向の圧縮耐力が大きくなり,最大耐力以降の耐力低下の度合いも緩やかになります.3011222111・柱の内法寸法が短いほど(太っちょの柱ほど),せん断耐力は大きくなりますが,靭性能は低下します.22113・地震時に曲げモーメントが増大するおそれがある場合には,変形能力の低下と靭性破壊の防止の観点からは,短期軸圧縮力を柱の全断面積で割った値がFc/3以下とすることが望ましいです.19115・コンクリート全断面積に対する主筋の全断面積の割合は0.8%以上,主筋は4本以上とし,帯筋により相互に連結します.231211813317125K7.鉄筋コンクリート構造-23

8.付着割裂破壊について異形鉄筋のフシが周辺のコンクリートを押し広げることによって,部材表面に生じるコンクリートの破壊(かぶりコンクリートがはがれ落ちる)のことです.・隅に太い鉄筋を配置したり,鉄筋を多数並べると付着割裂破壊が生じやすくなります.2913101112261210211129132231312114220144・付着割裂破壊の検討において,あばら筋及び中子筋の効果を考慮して,付着割裂強度を算定してもよいことになっています.29133・耐力壁は,付着割裂破壊が発生しにくいので,付着割裂破壊の検討を省略することが多いです.0412301111K7.鉄筋コンクリート構造-24

9.梁・柱及び柱梁接合部のせん断に対する算定9-1.一般事項梁にあってはあばら筋(スターラップ),柱にあっては帯筋(フープ)の役割となります.あばら筋や帯筋のことをせん断補強筋と呼びます.・梁や柱がせん断力によって変形すると,長方形から平行四辺形に変形します.この変形によって片方の対角線が伸び,斜め方向にひび割れてしまいます.あばら筋や帯筋は,せん断ひび割れを抑制するものではなく,ひび割れの拡がりを防ぐためのものです.01121K7.鉄筋コンクリート構造-25

9-2.あばら筋の大きさと間隔φ9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形鉄筋.・あばら筋の間隔:梁せいの1/2以下,かつ,250mm以下.(令第78条では,あばら筋の間隔は梁せいの3/4以下)・あばら筋の間隔を密にすると,梁に粘り強さをもたせることができます.9-3.あばら筋比(せん断補強筋比)・あばら筋比:1組のあばら筋断面積を,あばら筋間隔と梁の幅の積で割った値.a/bx100≧0.2%a:1組のあばら筋の断面積,b:梁幅,x:あばら筋の間隔2413219114K7.鉄筋コンクリート構造-26

9-4.あばら筋の配筋原則として,余長4d以上の180°フック,または余長6d以上の135°フックとします.・周囲をコンクリートに拘束される箇所に余長部が挿入される場合には,8d以上の余長を確保することでその一端を90°フックとすることができます.・フックを設けずに,継手をフレアグルーブ溶接,機械式継手等としてもよいです.・幅の広い梁や主筋の多い梁では,副あばら筋を使用し,靭性を確保します.・キャップタイの端部は,135°フックを原則とする.ただし,T形又はL形の梁部材でスラブと一体となる場合には,スラブの押え込み効果があるので,余長8dのU字形のキャップタイとすることができます.副帯筋であれば,一端を余長8dの90°フックとすることができます.・地中梁のような断面の大きな梁のあばら筋は,コンクリートの水平打継ぎの上部で,重ね継手であばら筋をつなげる場合もあります.この場合は,端部にフックを設けます.041121913404111K7.鉄筋コンクリート構造-27

9-5.帯筋の大きさと間隔φ9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形鉄筋(基準法では,帯筋の径は6mm以上).・柱には軸力が生じるため,柱のせん断破壊防止,主筋のはらみ防止のため,あばら筋より帯筋のピッチが小さくなります.・帯筋の間隔:100mm以下の範囲は,柱の最小径の2倍以内.25123263039-6.帯筋比1組の帯筋断面積を,帯筋の間隔と柱の幅の積で割った値.a/bx×100≧0.2%a:1組の帯筋の断面積,b:柱幅,x:帯筋の間隔231221813424133K7.鉄筋コンクリート構造-28

9-7.独立柱(壁が取り付いていない柱)の配筋溶接するか,135°フックを設けます.・中子筋(副帯筋)の端部には,原則として,180°あるいは135°フックを設けます.2712402114231349-8.柱の小径・座屈の検討などを行わない場合,普通コンクリートの柱の小径は支点間距離の1/15以上,軽量コンクリートの場合は1/10以上とします.05112241212513218125K7.鉄筋コンクリート構造-29

9-9.梁・柱のせん断耐力・梁及び柱の許容せん断力QAは、コンクリートの許容せん断力とあばら筋や帯筋のようなせん断補強筋の許容せん断力の和(コンクリートが負担するせん断力を超えた分を鉄筋が負担するという考え方)として算定し,設計用せん断力QDL(それぞれの部材に長期荷重によって部材に生じる最大せん断力)を上回るように設計します.(a)長期荷重について長期荷重については,せん断ひび割れの発生を許さないという考え方に基づいています.よって,長期許容せん断力QALは,せん断補強筋の効果を考えません.また,部材に生じる圧縮軸応力度が高いほど,(柱の内法長さが短いほど,)コンクリートのせん断ひび割れ強度が高くなる傾向があり,この効果のことを軸方向応力度の効果といいます.梁及び柱の許容せん断力の計算におけるコンクリートの許容せん断力には,この軸方向応力度の効果は安全のために無視します(長期,短期共通).問題及び解説で,長期許容せん断力QALを以下のような数式で表現することがあります.QAL=b×j×α×Lfs(コンクリートの許容せん断力を表す式)b:梁及び柱の幅(T形梁の場合はウェブ幅)j:梁及び柱の応力中心間距離(j=7d/8)Lfs:コンクリートの長期許容せん断応力度α:せん断スパン比による割増係数α=4/(M/Qd+1)061310213128133この数式を覚える必要はありません.柱の長期許容せん断力QALは,コンクリートの許容せん断力のみを考えて,せん断補強筋については考えない,ということを知っていれば十分ですよ!19123K7.鉄筋コンクリート構造-30

・柱については,長期荷重によりひび割れが生じると,建築物の崩壊につながるおそれがあるので,柱の長期許容せん断力QALにせん断補強筋の影響は考慮しません.しかし,梁については,長期荷重によるせん断ひび割れを許容する場合があります.その場合は,「コンクリートの許容せん断力」を示すb×j×α×fsに,「せん断補強筋が負担するせん断力」を考慮した式を加える式により,長期許容せん断力を算定してもよいことになっています.その場合のQALはQAL=b×j×{α×Lfs+0.5×wft×(pw-0.002)}で計算することができます.wft:梁のあばら筋のせん断補強筋用長期許容引張応力度pw:梁のあばら筋比(ただし,pwは0.2%以上,0.6%以下)この数式を覚える必要はありません.QAL=b×j×{α×Lfs+0.5×wft×(pw-0.002)}={b×j×α×Lfs}+{b×j×0.5×wft×(pw-0.002)}となり,前半の{}はコンクリートの許容せん断力,後半の{}はせん断補強筋が負担するせん断力となります.つまり,コンクリートのせん断強度に,せん断補強筋の負担分を足し合わせているという式になっていることは,なんとなく知っておいてくださいね!K7.鉄筋コンクリート構造-31

(b)短期荷重について短期許容せん断力QASはQAS=b×j×{2/3×α×Sfs+0.5×wft×(pw-0.002)}b:梁及び柱の幅(T形梁の場合はウェブ幅)j:梁及び柱の応力中心間距離(j=7d/8)Sfs:コンクリートの短期許容せん断応力度α:せん断スパン比による割増係数α=4/(M/Qd+1)wft:梁のあばら筋のせん断補強筋用短期許容引張応力度pw:梁のあばら筋比(ただし,pwは0.2%以上,1.2%以下)なお,Sfs=3/2×Lfsより,2/3×α×Sfs=2/3×α×3/2×Lfs=α×Lfsとなり,コンクリートの許容せん断力を表す式は,長期と短期で同じ値となります.この数式を覚える必要はありません.QAS=b×j×{2/3×α×Sfs+0.5×wft×(pw-0.002)}={b×j×α×Lfs}+{b×j×0.5×wft×(pw-0.002)}となり,前半の{}はコンクリートの許容せん断力,後半の{}はせん断補強筋が負担するせん断力となります.梁:29121柱:17222271141812429123この式も,せん断補強筋を考慮する場合の長期許容せん断力QAL同様,コンクリートのせん断強度に,せん断補強筋の負担分を足し合わせているという式になっていることは,なんとなく知っておいてくださいね!・柱の短期許容せん断力の計算において,コンクリートのせん断ひび割れ強度については,長期同様,軸方向応力度の効果を無視した値を用います.これは,柱の軸力は水平荷重の作用によって増減する(変動軸力の影響)ことを考慮し,安全のために軸方向応力度の効果を無視していることを意味しています.03134・梁及び柱の短期設計用せん断力QDSは,設計する梁及び柱の長期荷重によって部材に生じるせん断力QLと,水平荷重によるせん断力QEの和として,その値が,短期許容せん断力QASの値以下であることを確認します.K7.鉄筋コンクリート構造-32

(c)終局荷重について・終局荷重に関する梁及び柱のせん断耐力QAはQA=b×j×{α×Sfs+0.5×wft×(pw-0.002)}で表すことができます.なお,梁についてはαを1以上2以下とします(長期,短期と同様)が,柱についてはせん断スパン比のよる割増しは考えません(α=1とします).これは,太く短い柱(短柱)では剛性が著しく高いため,せん断力が集中して脆性破壊しやすく粘り強さが小さくなることを考慮してのことです.梁:25113柱:26111この数式についても覚える必要はありません.QA=b×j×{α×Sfs+0.5×wft×(pw-0.002)}={b×j×α×Sfs}+{b×j×0.5×wft×(pw-0.002)}となり,前半の{}はコンクリートの許容せん断力,後半の{}はせん断補強筋が負担するせん断力である.※せん断スパン比について(この部分は,非常に専門的であるので,「梁及び柱の許容せん断応力度の計算に,せん断スパン比(M/Qd)を用いて計算した割増係数αを考慮する」d)が大きくなると,せん断スパン比は小さくなり,部材のせん断耐力は大きくなる」という結論だけを覚えておけば十分です!)0513102132M/Qdのことを梁及び柱のせん断スパン比(シアスパン比)といい,スパン(部材の内法長さ)と部材の有効せいと関係しています.例えば,長さLの単純梁の中央に集中荷重Pがかかる場合,支点反力はP/2(=Q),最大曲げモーメントMはM=PL/4となります.よって,M=PL/4=P/2×L/2=Q×L/2→M/Q=L/2となります.これを部材の有効せいdで割ると,M/Qd=L/2dとなります.部材長さ(スパン)Lに対して,部材の有効せいdが大きくなると,(L/2dは小さくなるので,せん断スパン比M/Qdは小さくなります.)見かけのせん断耐力が大きくなります.これは,荷重が,せん断力として伝わる他に,アーチ機構やトラス機構というような圧縮束の効果により,せん断耐力が大きくなることが実験により明らかになっていることより説明できます.よって,梁及び柱の許容せん断力度の計算では,長期,短期ともに,梁についてはαを1以上2以下で,柱については1以上1.5以下で考慮しています.04142K7.鉄筋コンクリート構造-33

9-10.柱梁接合部のせん断補強筋φ9mm以上の丸鋼またはD10以上の異形鉄筋.・帯筋比:0.2%以上.・帯筋間隔:150mm以下とし,かつ,隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下.9-11.柱梁接合部のせん断耐力許容せん断力が設計用せん断力を上回ることを確認します.・接合部のせん断補強筋量を増しても,せん断強度はほとんど増大しないため,柱梁接合部の許容せん断力QAjは,帯筋の効果を考慮に入れず,コンクリート強度のみに依存した評価となっています.QAj=κA×(Sfs-0.5)×bj×DκA:接合部の形状による係数,Sfs:コンクリートの短期許容せん断応力度接合部の有効幅01114211411911204144301142711101143061430214327112031140114426114この数式(QAj=κA×(Sfs-0.5)×bj×D)を覚える必要はありません.柱梁接合部のせん断耐力として覚えておくのは,柱梁接合部のせん断耐力を大きくするためには,柱と梁とで囲まれた六面体の体積を大きくするか,コンクリートの設計基準強度Fcを大きくする必要がある,という2点だけで十分です.主筋やせん断補強筋の量を増やしても,柱梁接合部のせん断耐力は大きくはなりませんよ!・柱梁接合部の設計用せん断力(柱梁接合部に生じるせん断力)は,梁端部の曲げモーメントによる梁主筋の引張及び圧縮応力と,コンクリートに生じる圧縮応力と,柱のせん断力の合計です.よって,取り付く梁が曲げ降伏する場合,梁の引張鉄筋量を増やすと,梁端部の曲げモーメントによる梁主筋の引張及び圧縮応力が大きくなるので,柱梁接合部の設計用せん断力は大きくなります.01142梁主筋は,一般には釣り合い鉄筋比以下で配筋されています.→引張側の鉄筋降伏で梁の曲げ耐力が決まります.→引張鉄筋量を増しても,釣り合い鉄筋比以下であれば,引張側の鉄筋降伏で梁の曲げ耐力が決まります.→引張鉄筋量が増えると,左図におけるTが大きくなります.→(梁の)Tが大きくなると,(梁の)Cs+Ccも大きくなります.→柱梁接合部に生じるせん断力Qjも大きくなります.⇒梁の引張鉄筋量が大きくなると,接合部へ入力するせん断力も大きくなります.K7.鉄筋コンクリート構造-34

10.床スラブ10-1.一般事項床荷重を柱や梁に伝達する.・床スラブに求められる剛性:振動が起こらないための剛性.床スラブが鉛直方向に対してたわまないための剛性.地震などの水平力を柱,梁,耐力壁に分配するための剛性.→建築物に水平力が生じた場合,一般的には,床スラブは変形せず,そのままの形で移動するものとして計算します(剛床).1721119223242632525321134181232530310-2.床スラブの構造(令第77条の2)・スラブ厚:短辺有効スパンの1/40以上,かつ,80mm以上とします.ただし,クリープの影響を考慮すると,短辺有効スパンの1/30以上が望ましい.有効スパンとは,スラブの支持部材の内法寸法をいう.・片持ちスラブの支持部端の厚さは,持ち出し長さの1/10以上,かつ,80mm以上とします.軽量コンクリートを用いた場合は,この値の1.1倍以上,かつ,100mm以上とします.主筋:短辺方向の引張鉄筋(200mm以下)配力筋:長辺方向の引張鉄筋(300mm以下,かつ,スラブ厚の3倍以下)鉄筋比:鉄筋の全断面積のコンクリート全断面積に対する割合は0.2%以上とします.なお,ひび割れ対策として,ひび割れ幅を0.3mm以下に制御するには,原則0.4%以上とします.床スラブのクリープによる長期たわみは,弾性たわみの16倍とされているので,長期たわみを短辺有効スパンの1/250以内に抑えるためには,弾性たわみを短辺有効スパンの1/4,000以内に抑えることが重要です.2412425133051131912105114251342413418122K7.鉄筋コンクリート構造-35

床スラブ開口部の補強:開口部の周辺に縦筋,横筋,斜め筋の補強筋を入れます.11.耐力壁・耐力壁:柱及び梁に囲まれた壁で,地震力などの水平力を負担する働きです.11-1.耐力壁の構造120mm以上,かつ,壁体の内法高さの1/30以上とします.・鉄筋の間隔:シングル配筋,ダブル配筋ともに300mm以下(ダブル千鳥配筋の場合は450mm以下)とします.鉄筋間隔を小さくすると,ひび割れの進展を抑制することができます.1812124123051112513103113251242312318135施行令第78条の2では、「ダブル配筋の場合も450mm以下」となっていますが、鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説では、「千鳥配筋では450mm以下、ダブル配筋では300mm以下」と規定されているので、厳しい方の値を覚えておきましょう。せん断補強筋比:1本(1組)の鉄筋の断面積を鉄筋の間隔と壁厚の積で割った値.a/bx×100≧0.25%(直交する各方向に対して,それぞれ0.25%以上)a:1組の鉄筋の断面積b:壁厚x:帯筋の間隔19111耐力壁のせん断剛性を大きくするためには,壁厚を大きくすることは有効です.25112K7.鉄筋コンクリート構造-36

11-2.耐力壁の許容せん断力・長期許容せん断力QL:QL=t・l・fst:壁板の厚さ,l:壁板の長さ,fs:コンクリートの長期許容せん断応力度05133・短期許容せん断力QSは,壁にせん断ひび割れを生じない条件Q1と,壁にひび割れが生じた後の壁の鉄筋と柱の鉄筋が一体に抵抗する条件Q2のうち,大きい方を短期許容せん断力QSとします.Q1:QL=t・l・fst:壁板の厚さ,l:壁板の長さ,fs:コンクリートの短期許容せん断応力度Q2:ΣQw+ΣQcQw:壁部材に含まれる壁板1枚が負担できる許容せん断力(壁鉄筋耐力)Qc:壁部材に含まれる柱1本が負担できる許容せん断力(柱耐力=柱コンクリートのせん断耐力と帯筋が負担するせん断耐力の和)261132511404134この数式を覚える必要はありません.耐力壁のせん断耐力については,長期も短期も終局も,コンクリートの設計基準強度Fcが大きくなると,せん断耐力も大きくなることを知っておけば十分ですよ.・QL及びQ1については,壁体に開口がある場合は,開口周比,開口長さ比,開口高さ比を用いて,せん断耐力を低減します.また,開口周比を用いて,せん断剛性(水平剛性)を低減します.・開口周比を満足しても,開口部の上端が上部梁に,かつ,下端が床版に接している場合は,剛性や耐力を低減した1枚の耐力壁としては取り扱ってはいけません.2224123142301312613220122201230625120124201252111120121K7.鉄筋コンクリート構造-37

・開口周囲及び壁端部の補強筋は,D13以上(複配筋の場合は,2-D13),かつ,壁筋と同径以上の異形鉄筋を用います.また,開口周囲は,隅角部の付加斜張力及び縁張力に対して安全であるように補強します.・耐力壁周囲の柱及び梁は,耐力壁を拘束する効果があるので,一般に,耐力壁周囲に柱及び梁を設けた方が,耐力壁の靭性は増大します.・連層耐震壁の最上部及び最下部の梁は,梁型拘束域の梁といい,十分な剛性と強度を確保します.一般的には,この梁の主筋断面積の割合は,梁の断面積に対して0.8%以上とします.231242111406134291442912421143021442411405144・耐力壁に取りついている柱は,柱型拘束域の柱といい,せん断補強筋比は,通常の柱のせん断補強筋比と同様に0.2%以上とします.・袖壁付き柱のせん断補強筋比は,原則として0.3%以上とします.・柱と一体的に挙動する袖壁部分で,袖壁の厚さを150mm以上,壁筋を複配筋及びせん断補強筋比0.4%以上としたものは,柱とともに地震に対して有効な構造部材とみなすことができます.21122・開口部に近接する柱(開口端から柱端までの距離が300mm未満)のせん断補強筋比は,原則として0.4%以上とします.K7.鉄筋コンクリート構造-38

12.コンクリートのひび割れについて・コンクリートに生じるひび割れの原因には,荷重による部材に生じる曲げモーメントやせん断力などによるものの他に,乾燥収縮,調合や施工状態に伴って発生するものがあります.12-1.曲げひび割れとせん断ひび割れコンクリートは引張に弱いので,荷重や外力による曲げモーメントやせん断力によりひび割れが入ります.部材にどのような応力(曲げモーメントやせん断力)が生じるのかを考えることで対応します.171312212125141291110212106111・鉛直荷重時の梁のひび割れ鉛直荷重時の梁に生じるひび割れは,曲げひび割れとせん断ひび割れが考えられます.曲げひび割れは,下図左のように,引張の曲げモーメントの大きなところ(曲げモーメント図がある側)に,引張力の方向(材軸方向)と直交する方向に(梁の場合は上下に,柱の場合は水平に)入ります.せん断力は,部材を直角方向にずらし,梁をひし形に変形させようとするので,コンクリート内部に斜め方向の引張力が生じます.せん断ひび割れは,この斜めの引張力によって生じるひび割れのことです.せん断ひび割れは,せん断力の大きいところに,斜め(45°)方向に入ります.K7.鉄筋コンクリート構造-39

・地震時(水平方向荷重時)の柱・梁のひび割れ地震時には,左右の両方向から地震力が作用し,各方向ごとに下図のような曲げモーメントが生じます.地震時のひび割れは,左右の両方からのひび割れを合算(足し合わせた)したものとなります.30111・右向きの地震力を受ける時の,各部のせん断ひび割れをまとめると下図のようになります.梁,柱,耐力壁のせん断ひび割れの向きは,一対のせん断力の→のお尻側(矢印でない側)同士を結んだ向きとなります.片持ち梁に下向き外力がかかる場合のせん断ひび割れの向きも同様に考え,一対のせん断力の→のお尻側(矢印でない側)同士を結んだ向きとなります.柱梁接合部は,柱と梁で拘束されており,接合部内に生じるせん断力としては,作用反作用の関係により,梁や柱に生じる向きを逆になります.つまり,梁,柱,耐力壁に生じるせん断ひび割れと逆向きとなると覚えてください.K7.鉄筋コンクリート構造-40

12-2.乾燥収縮によるひび割れコンクリートは乾燥により収縮し,湿潤により膨張します.それによって乾燥収縮ひび割れが生じます.12-3.中性化によるひび割れコンクリートのアルカリ性が,周囲の二酸化炭素によって内部鉄筋の防錆性能を失う程度にまで中性化すると,鉄筋の腐食が開始します.鉄筋が錆びることで鉄筋に沿ってひび割れが生じます.なお,コンクリートの中性化は「フェノールフタレイン」の着色現象で調べます.アルカリ濃度の高い部分では赤紫色になり,中性化した部分は色が変わらないことにより判断します.K7.鉄筋コンクリート構造-41

12-4.アルカリ骨材反応によるひび割れ骨材中の反応性シリカ鉱物とセメントのアルカリとの反応(アルカリ骨材反応)により,コンクリートが膨張することでひび割れが生じます.壁などの面部材では亀甲状に,柱や梁では軸方向にひび割れが生じます.対策としては・無害骨材を使う・外部からの水分が浸透するのを防ぐ・コンクリート中のアルカリ総量を3.0kg/m3以下にする・高炉セメントB種やC種,フライアッシュセメントB種やC種などの混合セメントを用いる12-5.凍害によるひび割れコンクリート中にある水分や外部から浸透した水分が,寒暖の繰り返しによって膨張や融解浸透して内部欠陥を広げている劣化現象が起こることでひび割れが生じます.水は凍結すると体積が約10%程度膨張するため,対策としては,AE剤による空気を連行し単位水量を小さくすることや,外部から水分を浸透させにくくすることなどがあります.K7.鉄筋コンクリート構造-42

13.配筋について(過去問題を学習しよう!)・定着,継手⇒20141,01141・重ね継手⇒19113,25121・一般定着長さ(L2継手)⇒20145,02113,23133,05121,27122,30121,27121配筋図問題⇒19131,22131,28121,26141,01131,03121,18131,04111K7.鉄筋コンクリート構造-43

問題コード17131鉄筋コンクリート造の建築物において,「躯体に発生したひび割れのパターンを示す図」と「その原因の説明」との組合せとして,最も不適当なものは,次のうちどれか.ただし,矢印は力が作用している方向を示すものとする.1.鉛直荷重による柱及び梁の曲2.鉛直荷重による梁のせん断ひげひび割れび割れ垂れ壁開口部腰壁3.水平荷重による耐力壁のせん4.水平荷重による柱のせん断ひ断ひび割れび割れ5.アルカリ骨材反応による柱,梁及び耐力壁のひび割れ解説:鉛直荷重が作用した梁のせん断ひび割れは右図のようになる.解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード22121鉄筋コンクリート造壁付き剛節架構において,図のように矢印の向きに水平力を受けるとき,構造部材に生じる斜めひび割れ性状について,「正しい」か「誤り」で答えよ.1.耐力壁に生じる斜めひび割れ「a」耐力壁abd腰壁c腰壁袖壁2.柱梁接合部に生じる斜めひび割れ「b」3.梁部材に生じる斜めひび割れ「c」4.柱部材に生じる斜めひび割れ「d」解説:コンクリートのひび割れは引張力が作用する部分に生じる.せん断ひび割れのようなコンクリートの斜めひび割れは基本的に,引張力と直交する方向に生じる.1.右向きの水平力を受けるとき,耐力壁は上図のように変形する.よって,耐力壁に生じる斜めひび割れは右下がりの形状で発生する.正しい.2.右向きの水平力を受けるとき,柱梁接合部は上図のように変形する.よって,柱梁接合部に生じる斜めひび割れは左下がりの形状で発生する.正しい.QQ袖壁3.右向きの水平力を受けるとき,梁部材は上図のように変形する.よって,梁部材に生じる斜めひび割れは右下がりの形状で発生する.正しい.07.「鉄筋コンクリート構造」

Q腰壁Q袖壁4.右向きの水平力を受けるとき,腰壁等に拘束されない柱部材は上図のように変形する.よって,柱部材に生じる斜めひび割れは右下がりの形状で発生する.誤り.解答:1.正しい2.正しい3.正しい4.誤り07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード25141鉄筋コンクリート造の建築物において,図のような向きの鉛直荷重又は水平荷重を受けるときのひび割れ性状として,最も不適当なものは,次のうちどれか.1.鉛直荷重による柱及び梁の曲げひび割れ2.水平荷重による柱及び梁の曲げひび割れ3.水平荷重による耐力壁の4.水平荷重による梁のせん断せん断ひび割れひび割れ解説:水平荷重による柱及び梁の曲げひび割れは右図のようになる.解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード29111鉄筋コンクリート造の建築物において,「躯体に発生したコンクリートのひび割れの状況を示す図」と「その原因の説明」として,最も不適当なものは,次のうちどれか.梁柱独立基礎フーチング1.最上階の柱梁接合部が,矢印の方向に曲げモーメントを受けた場合のひび割れ2.独立基礎フーチングのはね出し部分が,矢印の方向に地盤からの接地圧を受けた場合のひび割れスラブ上面耐力壁3.周辺が梁で固定されたスラブが,鉛直荷重を受けた場合のスラブ上面のひび割れ4.耐力壁に,乾燥収縮が生じた場合のひび割れ解説:1.最上階の柱梁接合部が,矢印の方向に曲げモーメントを受けると,曲げ変形は外側(柱の左側,梁は上側)が引張となり,外側に曲げひび割れが生じる.よって,正しい.梁柱2.底面から接地圧を受けた独立基礎フーチングのはね出し部分は,図のような片持梁のような曲げ変形となる.フーチングの下側が引張となり,曲げひび割れはフーチングの下端に生じる.よって,誤り.上部構造からの荷重独立基礎フーチング接地圧07.「鉄筋コンクリート構造」

3.周囲が梁で固定されたスラブが,鉛直荷重を受けた場合は,スラブの端部は上側引張,中央部は下側引張となる.よって,スラブ上面の曲げひび割れは,スラブの周囲に生じる.よって,正しい.4.鉄筋コンクリート部材に乾燥収縮が生じる場合,柱や梁よりも断面の小さい(厚さが薄い)耐力壁の方が乾燥収縮ひずみは大きくなる(耐力壁の方が縮む).それでも,柱,梁,耐力壁が一体の状態を保とうとするので,耐力壁は周囲の柱,梁から外側に引張られることになる.結果,耐力壁の乾燥収縮ひび割れは,中央部分が縦横に裂けるような形で生じる.よって,正しい.耐力壁解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード02121鉄筋コンクリート造の建築物において,「躯体に発生したコンクリートのひび割れの状況を示す図」と「その説明」として,最も不適当なものは,次のうちどれか.片持ち梁柱梁柱下端筋1.矢印方向に荷重を受けた場合の,「片持2.下端筋に沿って付着割裂した場合の,ち梁のせん断ひび割れ」「梁のひび割れ」上端筋梁梁梁柱柱3.柱梁接合部内に定着された梁上端筋が矢印方向に引張力を受けた場合の,「柱梁接合部及び柱のひび割れ」4.矢印方向に荷重を受けた場合の,「柱梁接合部のひび割れ解説:1.せん断ひび割れは,せん断変形に伴って生じる.せん断変形は,平行四辺形になるような変形で,斜め方向の引張力が生じるため,それと直交方向にひび割れが生じる.図-aのように,片持ち梁先端に集中荷重を受けると,梁に生じるせん断ひび割れは左下がりとなる.よって,誤り.柱片持ち梁引張力図-a07.「鉄筋コンクリート構造」

2.付着割裂ひび割れは,鉄筋に沿って生じる.よって,正しい.3.柱梁接合部内に定着された梁上端筋が,問題図の矢印方向に引張力を受けると,柱梁接合部内がコーン状に引張られるような力が生じる.よって,正しい.4.問題図の矢印方向に荷重を受けると,柱梁接合部は下図のように変形する.よって,柱梁接合部に生じる斜めひび割れは左下がりの形状で発生するので正しい.解答:107.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード06111鉄筋コンクリート造の建築物において,「躯体に発生したコンクリートのひび割れの状況を示す図」と「その説明」として,最も不適当なものは,次のうちどれか.上端筋梁梁梁柱柱1.矢印方向に荷重を受ける場合の「柱梁接合2.部のせん断ひび割れ柱梁接合部内に定着された梁上端筋が矢印方向に引張力を受ける場合の「柱梁接合部及び柱のひび割れ」耐力壁梁柱柱開口柱基礎スラブ耐力壁基礎スラブ基礎梁基礎スラブ杭杭3.矢印方向に水平力を受ける場合の「開口を4.矢印方向に柱の圧縮軸力及び杭の鉛直支有する耐力壁のせん断ひび割れ」持力を受ける場合の「2本杭の基礎スラブのひび割れ」解説:1.問題図の矢印方向に荷重を受けると,柱梁接合部は下図のように変形する.よって,柱梁接合部に生じる斜めひび割れは右下がりの形状で発生する.よって誤り.07.「鉄筋コンクリート構造」

2.柱梁接合部内に定着された梁上端筋が,問題図の矢印方向に引張力を受けると,柱梁接合部内がコーン状に引張られるような力が生じる.よって,正しい.3.せん断ひび割れは,せん断変形に伴って生じる.せん断変形は平行四辺形になるような変形で,斜め方向の引張力が生じるため,それと直交方向にひび割れが生じる.開口部の部分は,間口部の隅部からひび割れが生じる.よって,正しい.4.矢印方向に柱の圧縮軸力及び杭の鉛直支持力を受ける基礎スラブは.下図のように曲げ変形するので,ハの字のようなひび割れが生じる.よって,正しい.解答:107.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード19131鉄筋コンクリート構造における柱の帯筋・副帯筋及び梁のあばら筋・副あばら筋の納まりを示す図として,最も不適当なものは,次のうちどれか.機械式継手帯筋柱副帯筋柱1.柱の帯筋2.柱の副帯筋あばら筋スラブ梁あばら筋あばら筋梁あばら筋打継ぎ部3.梁のあばら筋4.せいの大きな梁のあばら筋スラブ梁副あばら筋5.梁の副あばら筋解説:柱の副帯筋は帯筋と併用して用いるので,柱筋の建込み後,帯筋と副帯筋を組み合わせて上から挿入し,所定の位置に結束し取り付ける.よく用いられる副帯筋の形状としては,4d6d8d6d8d8d8d8d上図のようなものがある.よって,問題2のように一端180°フックの場合の他端は,上図のように90°のフック(フック余長8d)とする.よって,2が最も不適当である.解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード22131図-1~図-3に示す鉄筋コンクリート構造部材に使用される異形鉄筋の定着に関する次の記述について,「正しい」か「誤り」で答えよ.ただし,dは鉄筋径(呼び名の数値)とし,Dは折曲げ内法直径とする.定着起点折曲げ開始点定着起点折曲げ開始点定着起点LALBLC余長8d以上DD余長4d以上図-1図-2図-31.図-1に示す直線定着の必要長さLAは、鉄筋強度が高いほど長くなる.2.同じ鉄筋及びコンクリートを使用した場合、図-1に示す直線定着の必要長さLAは、図-2に示す90度折り曲げ定着の必要長さLBより長い.3.同じ鉄筋及びコンクリートを使用した場合、図-3に示す180度折り曲げ定着の必要長さLCは、図-2に示す90度折り曲げ定着の必要長さLBより短い.4.図-2に示す90度折り曲げた鉄筋の折り曲げ開始点以降の部分を、横補強筋で拘束された領域に定着する場合、定着性能は向上する.解説:1.コンクリートの設計基準強度が低いほど,鉄筋強度が高いほど,異形鉄筋の直線定着の必要長さは長くなる.正しい.2.図-1に示す直線定着の必要長さLAは,図-2に示す90度折り曲げ定着の必要長さLBより10d(d:鉄筋の呼び径)程長くなる.正しい.3.必要な余長が確保されていれば,フックの折り曲げ角度に関わらず,異形鉄筋のフック付き定着の必要長さは同じである.誤り.4.折り曲げ開始点以降の部分を,横補強筋で拘束された領域に定着した方が,定着性能は向上する.正しい.解答:1.正しい2.正しい3.誤り4.正しい07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード28121鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.ただし,図に記載されていない鉄筋は適切に配筋されているものとする.1.2.3.4.図-1に示す副帯筋の配筋において,余長部が帯筋で囲まれたコア内に挿入されており,必要な余長が確保されていたので,副帯筋の末端の一端を90度フックとした.図-2に示す大梁の主筋の配筋において,下端筋の重ね継手をスパンの中央部に設けた.図-3に示すスパンが短い大梁の主筋の配筋において,せん断破壊や付着割裂破壊を防止するため,梁断面の四隅以外の主筋を部材の全長にわたって対角線上に配置した.図-4に示す柱梁接合部において,せん断補強筋比0.3%相当の帯筋を配筋した.副帯筋帯筋柱柱大梁梁主筋図-1図-2柱大梁梁主筋柱主筋梁主筋帯筋図-3図-4解説:1.柱の副帯筋は帯筋と併用して用いるので,柱筋の建込み後,帯筋と副帯筋を組み合わせて上から挿入し,所定の位置に結束し取り付ける.よく用いられる副帯筋の形状としては,6d6d6d8d8d8d8d4d8d4d4d(a)(b)(c)(d)6d6d4d4d(e)(f)(g)(h)(a)は,一端180度フック,他端135度フックまたは,両端とも135度フックとしてもよい.(c)のように,余長部が帯筋で囲まれたコンクリートに挿入される場合は,その末端は一端を90度フック,余長8d以上としてよい.よって,正しい.07.「鉄筋コンクリート構造」

2.鉄筋の継手位置は,原則として応力の小さいところで,かつ常時コンクリートに圧縮応力が生じている部分に設ける.大梁のスパン中央部は,常時荷重作用時において曲げモーメントが大きくなるため,継手を設けるべきではない.大梁主筋の下端筋の継手中心位置は,その梁端から梁の中央部に向かって梁せい(D)と同じ距離の位置からLO/4(LOは梁の内法長さ)以内の範囲に設ける.よって,誤り.LO4LOLO2LLO4DLLO4LO4LDD:圧接・継手中心位置の好ましい範囲:圧接・継手中心位置の好ましくない範囲:継手中心位置3.靭性に劣る短スパン梁の場合,せん断破壊の防止,付着割裂破壊の防止,変形性状の向上のため,X形配筋とする場合もある.よって,正しい.4.柱・梁接合部の帯筋は9mm以上の丸鋼または,D10以上の異形鉄筋を用い,帯筋間隔は150mm以下,かつ隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下とし,せん断補強筋比は0.2%以上とする.よって,正しい.解答:1.正しい2.誤り3.正しい4.正しい07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード26141鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.1.2.3.4.大梁の主筋の重ね継手について,応力集中を避けるために図-1のように継手位置をずらして配筋した.柱梁接合部内の応力伝達を考慮し,図-2のように大梁の下端筋を上向きに折り曲げて定着させた.両側にスラブの付いた大梁のあばら筋を,図-3のようなキャップタイ形式とした.最上階の外端部における大梁の上端筋について,図-4のようにL2を定着長さとした.L1L20.5L1L1:重ね継手長さ図-1図-2図-3図-4解説:1.正しい(鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説).2.正しい(鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説).3.正しい(鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説).4.梁の主筋を柱内に折り曲げて定着させる場合,最上階の梁の上端1段筋はその上に柱がないので,鉛直部分のみを定着長さとする.よって誤り(鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説).L2解答:407.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード01131鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.ただし,図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする.1.2.3.4.断面内に打継ぎ部を有する基礎梁において,必要な定着長さが確保されていたので,図-1に示すように,基礎梁の側面にあばら筋の重ね継手を設けた.片側に床スラブが取り付いた梁のあばら筋において,必要な余長が確保されていたので,図-2に示すように,あばら筋の末端の一端を90度フックとした.梁下端主筋において,必要な重ね継手長さを確保したうえで,応力集中を避けるために,図-3に示すように,継手位置をずらして配筋した.長方形孔を有する梁において,あばら筋に加え,図-4に示すように,軸方向補強筋を長方形孔の上下に配筋した.梁床スラブ基礎梁あばら筋打継ぎ部あばら筋図-1基礎梁の断面図図-2片側床スラブ付き梁の断面図梁下端主筋梁主筋あばら筋軸方向補強筋LL長方形孔L:重ね継手長さ図-3梁下端主筋の配筋図(平面図)図-4長方形孔を有する梁の配筋図(側面図)解説:1.せいの大きい基礎梁の場合は,閉鎖型あばら筋の形成がしにくい.また,梁断面が大きい場合,コンクリートの凝結,硬化に伴う水和熱により,ひび割れが生じやすくなるので,1回の打込み高さが制限され,梁に水平打継ぎ面を作る場合がある.この場合には,あばら筋に継手を設け,段階的に配筋する方がよい,継手は重ね継手,溶接継手,機械式継手のいずれでもよい.重ね継手の場合は,180度フックとするほか,90度フックまたは135度フックとしてもよい,よって,正しい.(鉄筋コンクリート造配筋指針)07.「鉄筋コンクリート構造」

2.あばら筋のフックは原則として135度以上折り曲げる.スラブと同時にコンクリートを打ち込むT形,L形の梁のあばら筋をU形として上部にキャップタイを取り付ける場合,キャップタイの端部は90度としてよい(a).床スラブのない側の端部は135度フックとする(b).また,キャップタイのない場合,あばら筋の一端のフックを90度としてよいが,床スラブ側にフックを設ける(c).キャップタイ床スラブキャップタイ床スラブ床スラブあばら筋あばら筋あばら筋(a)T形梁よって,正しい.(鉄筋コンクリート造配筋指針)(b)L形梁(c)L形梁3.隣接鉄筋の重ね継手は,原則として下図のようにずらす.LL:重ね継手長さLL:重ね継手長さ1.5L0.5L約0.5Lずらす1.5L以上ずらす.短いスパンの部材では無理なことがある.よって,重ね継手長さLのずらしの場合は,弱点が並んでしまうので誤りである.4.長方形孔に対する孔周囲の補強は,長方形孔上下の弦材に軸方向補強筋と閉鎖形状の弦材あばら筋を配筋する.軸方向補強筋の定着形式は,180度フック付き,135度フック付き,90度フック付きとしてもよく,また直線定着も可とする.よって,正しい.軸方向補強筋弦材あばら筋h2j2h2Dh0h0Dh1j1h1he=max(h,h)12l0laD:梁せい(mm)h0:h1:h2:he:l0:la:j1:j2:長方形孔の内法高さ(mm)で,D/3以下とする.下弦材せい(mm)で,D/3以上確保する.上弦材せい(mm)で,D/3以上確保する.h1とh2の大なる方の数値(mm)長方形孔の内法長さ(mm)で,(2/3)D以下とする.弦材に配筋した軸方向補強筋の定着長さ(mm)で,la≧labかつheとする.下弦材の軸方向鉄筋間距離(mm)上弦材の軸方向鉄筋間距離(mm)解答:307.「鉄筋コンクリート構造」

上端筋梁スラブ問題コード03121図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.ただし,図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする.解説:ガス圧接継手柱梁下端筋梁柱上端筋機械式定着具スリット材壁柱鉄筋(防錆処理を施したもの)梁上端筋の配筋において,ガス圧接継手をスパンの中央部に設けた.1.最上階の外柱梁接合部(L形接合部)の配筋において,梁上端筋を機械式定着具で定着した.2.スラブの配筋において,スラブの下端筋を梁内に直線定着した.3.柱と壁の間に設けた完全スリットにおいて,面外変形を抑えるための鉄筋を設けた.4.鉄筋の継手位置は,原則として応力の小さいところで,かつ常時コンクリートに圧縮応力が生じている部分に設ける.大梁のスパン中央部は,梁下側は常時荷重作用時において曲げモーメントが大きくなるため,継手を設けるべきではない.しかし,梁上側のスパン中央部は,常時荷重作用時には圧縮側となるため,梁上端筋のガス圧接継手や重ね継手をスパンの中央部に設けるのは適している.よって,正しい.1.LO4LO4LO2LOLDD4LO4LODLL:圧接・継手中心位置の好ましい範囲:圧接・継手中心位置の好ましくない範囲:継手中心位置07.「鉄筋コンクリート構造」

2.最上階の外柱梁接合部(L形接合部)の梁上端筋(1段筋目)には,機械式定着具を用いずにL形の折り曲げ(曲げ下げ)定着とする.尚,最上階の外柱梁接合部(L形接合部)の梁上端筋(2段筋目),梁下端筋及び一般部分については,機械式定着具を用いることで,折り曲げ定着させなくても良い.よって,誤り.3.原則,スラブ端部の下側は圧縮応力域であるので,スラブ下端の定着長さは10dかつ150mm以上で良い.したがって,梁内に直線定着可能な長さであるので,直線定着しても良い.よって,正しい.4.柱と壁の間に完全スリット(構造スリット)を設ける場合,一般的には面外変形を抑えるために柱内,壁内にそれぞれ250mm程度ずつのみ込ませる長さの鉄筋を400mmピッチ程度で設置することが多い.よって,正しい.解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード04111図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.ただし,図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする.梁スラブ基礎梁あばら筋打継ぎ部あばら筋1.断面内に打継ぎ部を設ける必要がある基礎梁において,必要な定着長さを確保したうえで,基礎梁の側面にあばら筋のフック付き重ね継手を設けた.2.片側にスラブが取り付いた梁のあばら筋において,必要な余長を確保したうえで,あばら筋の末端の一端を90度フックとした.柱大梁梁主筋大梁梁主筋柱柱主筋帯筋3.スパンが短い大梁の主筋の配筋において,梁断4.柱梁接合部において,せん断補強筋比が面の四隅以外の主筋を部材の全長にわたって0.3%相当となるように帯筋を配筋した.対角線上に配置した.解説:1.基礎梁寸法が大きくなると,標準長さの鉄筋では閉鎖形あばら筋の形成ができなくなる.また,梁断面が大きい場合,すなわち梁幅800mm以上となると,コンクリートの凝結,硬化に伴う水和熱により,ひび割れが生じやすくなるので,1回の打込み高さが制限され,梁に水平打継ぎ面を作ることになる.なお,あばら筋の継手は,90度,135度フックとしてもよい.よって,正しい.2.3.片側スラブの取り付く梁のあばら筋末端部は,スラブ側にフックを設ける.よって,誤り.靭性に劣る短スパン梁の場合,せん断破壊の防止,付着割裂破壊の防止,変形性状の向上のため,X形配筋とする場合もある.よって,正しい.4.柱・梁接合部の帯筋は9mm以上の丸鋼または,D10以上の異形鉄筋を用い,帯筋間隔は150mm以下,かつ隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下とし,せん断補強筋比は0.2%以上とする.よって,正しい.解答:207.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード23111図のような断面の鉄筋コンクリート造の梁について,上側圧縮,下側引張となる曲げモーメントが作用する場合,終局曲げモーメントの値に最も近いものは,次のうちどれか.ただし,コンクリートの圧縮強度222は36N/mm,主筋(D25)1本当たりの断面積は507mm,主筋の材料強度は345N/mmとする.700mm70mm70mm560mm500mm4-D254-D251.2.3.4.400kN・m500kN・m600kN・m700kN・m解説:終局曲げモーメントMuは,Mu=0.9×at×σy×d=0.9×507×4×345×630×10=397kN・m-6aσydt:::解答:12引張鉄筋断面積(507×4mm)2鉄筋の材料強度(345N/mm)有効せい(700-70=630mm)07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード18131表は,鉄筋コンクリート構造における梁端部,柱及び耐力壁の断面及び配筋を示したものである.(社)日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」における鉄筋量の最小規定を満たしていないものは,次のうちどれか.222ただし,鉄筋1本の断面積は,[D10:0.7cm],[D13:1.3cm],[D25:5.0cm]とする.梁端部柱耐力壁66断面単位cm66654上端筋下端筋あばら筋70658帯筋主筋横筋縦筋628640658670410418配筋上端筋3-D25下端筋3-D25あばら筋D10@20cm主筋8-D25帯筋D13@10cm縦筋D10@20cmダブル横筋D10@20cmダブル1.2.3.4.5.梁端部の引張鉄筋量梁端部のせん断補強筋量柱の全主筋量柱のせん断補強筋量耐力壁のせん断補強筋量解説:1.鉄筋コンクリート梁の引張鉄筋量(引張鉄筋比Pt)は,0.4%以上とする.Pt=at=3×5.0×100=0.62%>0.4%Pt:引張鉄筋比bd40×60at:引張鉄筋断面積b:梁幅よって,正しい.d:梁の有効せい2.鉄筋コンクリート梁のせん断補強筋量(あばら筋比)は,0.2%以上とする.2×0.7Pw=abw=40×20×100=0.175%<0.2%Pw:あばら筋比Xaw:1組のあばら筋断面積b:梁幅よって,誤り.x:あばら筋の間隔3.鉄筋コンクリート柱の全主筋量(主筋比)は,0.8%以上とする.Pg=ag8×5.0bD=70×70×100=0.81%>0.8%Pg:主筋比ag:全主筋断面積b:柱幅よって,正しい.D:柱せい4.鉄筋コンクリート柱のせん断補強筋量(帯筋比)は,0.2%以上とする.2×1.3Pw=a:bw=70×10×100=0.37%>0.2%Pw帯筋比Xaw:1組の帯筋断面積b:柱幅よって,正しい.x:帯筋の間隔5.鉄筋コンクリート耐力壁のせん断補強筋量(せん断補強筋比)は,0.25%以上とする.Pw=aw=2×0.7×100=0.38%>0.25%Pw:せん断補強筋比tX20×18aw:せん断補強断面積t:耐力壁の厚さよって,正しい.x:せん断補強筋の間隔解答:1.正しい2.誤り3.正しい4.正しい5.正しい07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード20122図に示す鉄筋コンクリート造の壁について,開口周比以下であることから無開口耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力に,開口周比γ0を乗じて低減を行った.○か×か.γ0γ0壁開口部(開口周比が0.4以下)解説:鉄筋コンクリート造とした耐力壁に開口部を設ける場合は,開口部が(1)に適合することを確かめた場合,開口部を有する耐力壁のせん断剛性の数値に(2)によって計算した低減率を乗じるとともに,開口部を有する耐力壁のせん断耐力の数値に(3)によって計算した低減率を乗じて構造計算を行う.(1)次の式によって計算した開口周比が0.4以下であること.γo=√((ho×Lo)/(h×l))γo:開口周比ho:開口部の高さLo:開口部の長さh:開口部を有する耐力壁の上下の梁の中心間距離L:開口部を有する耐力壁の両端の柱の中心間距離(2)開口部を有する耐力壁のせん断剛性の低減率を次の式によって計算すること.γ1=1-1.25γo(γo:開口周比)(3)開口部を有する耐力壁のせん断耐力の低減率を次の式によって計算すること.γ2=1-max(γo,Lo/L,Ho/H)つまり,開口周比γoが0.4を超える場合は,その壁を耐力壁として扱うことはできない.また,開口のある耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力は,無開口耐力壁のせん断剛性及びせん断耐力にγoを用いて計算されるそれぞれの低減率γ1,γ2を乗じる.よって,誤り.告示594号第1建築物の構造関係技術基準解説書解答:×07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード20123図に示す鉄筋コンクリート造の耐力壁の破壊形式を特定するために,耐力壁と同一面内(検討方向)の架構の部材に加え,耐力壁と直交する方向の架構の部材を考慮して検討を行った.○か×か.耐力壁直交方向検討方向解説:耐力壁等の保有水平耐力については,それに連続している境界ばりや直交ばりの影響(境界効果)が非常に大きい.すなわち,これを無視した場合には,考慮した場合に比べて保有水平耐力は小さく算出され,耐力を過小に見積もる点では安全側の算定となる.これに対し靭性を評価する点では,耐力壁の崩壊メカニズムを正しく評価できないことから,境界効果の無視は危険側の仮定となることもある.建築物の構造関係技術基準解説書解答:○07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード20124図に示す鉄筋コンクリート造の架構について,連層耐力壁の回転変形が大きいことが想定されたので,壁脚部の固定条件を考慮して,負担せん断力を求めた.○か×か.耐力壁解説:耐力壁の破壊形式としては,曲げ破壊やせん断破壊に加えて,基礎が引抜きにより浮き上がること,又は圧縮側が沈んだりする回転型の崩壊形式となることがある.この破壊形式を無視することは,建築物の保有水平耐力の計算上,耐力を過大に評価する危険側の算定となることがあるので注意が必要である.建築物の構造関係技術基準解説書解答:○07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード20125図に示す鉄筋コンクリート造の連層耐力壁が全体曲げ降伏する場合,曲げ降伏する耐力壁が脆性破壊せずに靭性能を確保できるように,メカニズム時に負担しているせん断力を割り増して検討を行った.○か×か.耐力壁解説:建築物に靭性を期待して設計する場合,建築物全体が崩壊メカニズムに達する以前にせん断破壊を生じさせないだけでなく,設計上採用したDs値に相当する塑性変形量に達するまでの段階でもせん断破壊を防止する必要がある.具体的には,崩壊メカニズム時のせん断を割増したせん断力に対して設計することにより,十分なせん断耐力があることを確認する.建築物の構造関係技術基準解説書解答:○07.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード21111図に示す開口を有する鉄筋コンクリート造の壁部材に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.1.式①を用いて算定した値が0.4以下であるので,開口のある耐力壁とみなす.2.一次設計時に用いるせん断剛性の低減率を,式②を用いて算定する.3.一次設計時に用いる許容せん断耐力の低減率を,式①,②及び③のうち最小値を用いて算定する.4.開口補強筋の量は開口の大きさを考慮して算定し,開口補強筋はD13以上,かつ,壁筋と同径以上の鉄筋を用いる.H柱壁開口梁H(梁心間高さ):3.2mH0L0梁L式①γ0=H0・L0H・L=0.8×2.0=0.293.2×6.0L(柱心間高さ):6.0m柱H0(開口高さ):0.8mL0(開口長さ):2.0m式②γ1=1-1.25γ0=1-1.25×0.29=0.64式③γ2=1-maxL0H0γ0,,=1-0.33=0.67LH解説:1.開口周比γは開口部のある壁を耐力壁として扱うことができるかどうかを判断するのに用いられる値であり,H0・L0開口周比γ0=より計算する.H・L開口周比γが0.4を超える場合は,その壁を耐力壁として扱うことはできない.よって正しい.2.開口に対する「せん断剛性の低減率γ」は,開口周比γを用い,γ=1-1.25γより求める.よって正しい.10103.開口に対する「せん断耐力の低減率γ2」は,開口周比γ0,,を用い,γ=1-max(γ,,)LH0LHL0H0より求める.つまり,開口周比γ0ととのうちの最大値を1から引いたものと判断する.よって誤り.LH4.開口部まわりの開口補強筋はD13以上,かつ壁筋と同径以上の鉄筋を用いる.よって正しい.L0H0L0H0解答:307.「鉄筋コンクリート構造」

問題コード20121図に示す鉄筋コンクリート造の壁について,開口部の上端が上部梁に,下端が床版に接しているので,各階とも1枚の耐力壁として扱わなかった.○か×か.耐力壁開口部解説:開口部の上端が当該階のはりに接し,かつ,開口部の下端が当該階の床版に接するような壁は,剛性、耐力を低減した「一の壁」として取り扱ってはならない.壁の縦長開口が高さ方向に多数の層にわたって連続し境界ばりで連結された並列耐力壁の形式となり,その挙動が一の壁の挙動と著しくかけ離れるような場合には,二つの耐力壁とそれらをつなぐはりとしてモデル化するなど実況に応じて適切にモデル化することが必要である.建築物の構造関係技術基準解説書解答:○07.「鉄筋コンクリート構造」
