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一級建築士学科Ⅰ・Ⅱ/環境・設備,計画テキスト合格ロケット


1234環境・設備(環境)もくじ56789101112131415

環境・設備(環境)目次01「環境」の本試験知識P-01「環境」の音声テキスト「環境」の解説集P-02「換気」の音声テキスト02「換気」の本試験知識P-03「伝熱」の音声テキスト「換気」の解説集「換気」の本試験図問題P-04「色彩」の音声テキストP-05「照明」の音声テキスト03「伝熱」の本試験知識「熱」の解説集P-06「日照・日射」の音声テキスト「伝熱」の本試験図問題P-07「日影」の音声テキスト04「色彩」の本試験知識P-08「音響」の音声テキスト「色彩」の解説集05「照明」の本試験知識「照明」の解説集「照明」の本試験図問題06「日照・日射」の本試験知識「日照・日射」の解説集「日照・日射」の本試験図問題07「日影」の本試験知識「日影」の解説集「日影」の本試験図問題08「音響」の本試験知識「音響」の解説集「音響」の本試験図問題1/1ページ

1234No.01環境56789101112131415

01.「環境」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23014環境温熱感覚○温熱快適性を決定する6要素は,環境側の要素として,気温,放射温度,湿度,気流速度の4要素と,人体側の要素として,代謝量,着衣量の2要素を合わせたものである.人が感じる温度感覚の要素のうち,室内環境側の要素として温度(気温),湿度,風速(気流),周壁の輻射(放射)の4要素があるが,その他にそれら4要素の影響を受ける人間側の要素として作業量(メット値)・着衣量(クロ値)の2つの要素がある.人の温熱感覚は最終的にこれら6要素の影響により決まる.18011環境温熱感覚着衣による断熱性能は,一般に,クロ[clo]という単位が用いられる.クロ値は,「熱抵抗」とも呼ばれ,1cloとは,気温21℃,相対湿度50%,気流0.1m/sの環境下で,安静椅座の成人男子が暑くもなく寒くもなくちょうど良いと感じる(快適に感じる)衣服の熱抵抗と定義される.○05024環境温熱感覚室内の上下温度分布は,椅座位の場合,くるぶしの高さ(床上0.1m)と頭の高さ(床上1.1m)の温度差が3℃以内とすることが望ましい.椅座位の場合,くるぶし(床上0.1m)と頭(床上1.1m)との上下温度差は,3℃以内が望ましい.(この問題は,コード「23024」の類似問題です.)○18013環境温熱感覚気流の乱れの強さが大きいと,平均風速が低くても不快に感じることがある.室内では,気流速度を0.1~0.3m/sとすることが望ましい.また,平均風速が低くても,気流の乱れの強さが大きい場合には,不快に感じることがある.○27023環境温熱感覚住宅の床暖房において,床表面温度は30℃程度を上限とすることが望ましい.人間の体温は36℃前後であるが,皮膚表面温度は31~34℃程度であり,同程度の温度で長時間接触し続けると低温火傷を引き起こす恐れがあるため床暖房の設定温度は,29℃以下(床表面温度の上限で30℃以下)にすることが望ましい.(この問題は,コード「22021」の類似問題です.)○06024環境温熱感覚06021環境温熱感覚06022環境温熱感覚床暖房時の床表面温度は,一般に,人が℃前後であるが,皮膚表面温度は31~34℃程度であ触れたときに温かく感じられるよう,体温より,同程度の温度で長時間接触し続けると低温火傷を引き起こす恐れりやや高めにすることが望ましい.があるため床暖房の設定温度は,29℃以下(床表面温度の上限で30℃以下)にすることが望ましい.よって誤り.冷たい窓面による不快感を生じさせないためには,放射の不均一性(放射温度の差)は10℃以内とすることが望ましい.SET*(標準新有効温度)が25℃の場合,温冷感は「快適,許容できる」ものの範囲内とされる.冷たい窓や壁面に対する放射の不均一性の限界は室温との温度差が○10℃以内,上下方向で5℃以内とされる.(この問題は,コード「23023」「26024」「03023」の類似問題です.)新有効温度では,特定の着衣量,代謝量でなければ快適性を検討す○る上で温熱感覚を直接比較できないが,相対湿度50%,椅座位,着衣量0.6clo,静穏な気流の状態に標準化し,比較可能にした新有効温度を標準新有効温度(SET*)という.SET*(℃)による温冷感において,「快適,許容できる」(=中性)の範囲は,22.2~25.6℃となる.尚,「やや暖かい,やや不快」(=軽い発汗,皮膚血管拡張)の範囲は,25.6~30.0℃,「やや涼しい,やや不快」(=皮膚血管収縮)は,17.5~22.2℃となる.(この問題は,コード「18012」の類似問題です.)×23021環境温熱感覚SET*(標準新有効温度)が20℃の場合,温冷感は「快適,許容できる」の範囲内とされている.07021環境PMV予測平均温冷感申告(PMV)は,空気温度,放射温度,相対湿度,気流速度,着衣量,代謝量を用いて求める.新有効温度では,特定の着衣量,代謝量でなければ快適性を検討す×る上で温熱感覚を直接比較できないが,相対湿度50%,椅座位,着衣量0.6clo,静穏な気流の状態に標準化し,比較可能にした新有効温度を標準新有効温度(SET*)という.SET*(℃)による温冷感において,「快適,許容できる」(=中性)の範囲は,22.2~25.6℃となる.尚,「やや暖かい,やや不快」(=軽い発汗,皮膚血管拡張)の範囲は,25.6~30.0℃,「やや涼しい,やや不快」(=皮膚血管収縮)は,17.5~22.2℃となる.「PMV」とは,予想平均申告のことをいい,温熱環境の6要素(気温,放射温度,湿度,気流,活動量(代謝量),着衣量)を考慮した体感指標であり,温熱感を-3~+3の数値で表す.(この問題は,コード「22012」「28011」「02011」の類似問題です.)○1/5ページ

01.「環境」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27134環境PMVISOにおいては,PMV(予測平均温冷感申告)が-0.5<PMV<+0.5に収まり,かつ,PPD(予測不快者率)が10%未満となる温熱環境を推奨している.「PPD(PredictedPercentageDissatisfied)」とは,予測不快者率の略称で,熱的に不満足に感ずる人の割合の予測値をいう.ISOにおいては,PMV(予測平均温冷感申告)が-0.5<PMV<+0.5に収まり,かつ,PPDが10%未満となる温熱環境を推奨している.(この問題は,コード「19183」の類似問題です.)○05023環境PMV予測平均温冷感申告(PMV)は,主に均一な環境に対する温熱快適指標であるの予測平均温冷感申告(PMV)は,温熱環境の6要素(気温,放射温度,湿度,気流,活動量(代謝量),着衣量)を考慮した体感指標であるが,○で,不均一な放射環境や上下温度差が大主に均一な環境に対する指標であるため,不均一な放射環境,上下きな環境等に対しては,適切に評価できない場合がある.温度分布が大きな環境及び通風環境に対しては適切に評価できない場合がある.(この問題は,コード「25024」「29021」の類似問題です.)19183環境PMV「PPD」は,主として,温熱環境の評価に用いられる指標であり,居住者の不満足率の予測値をいう.「PPD(PredictedPercentageDissatisfied)」とは,予測不満足率の略称で,熱的に不満足に感ずる人の割合の予測値をいう.尚,予想平均温冷感申告(PMV:PredictedMeanVote)は,温熱環境の6要素(空気温度,放射温度,湿度,気流,着衣量,活動量)を考慮した体感指標のことであり,人間の温熱感覚を数量化したものである.○03021環境PMV予測平均温冷感申告(PMV)の値が0に近づくに従って,予測不満足者率(PPD)は高くなる.「PPD(PredictedPercentageDissatisfied)」とは,予測不快者率の略称で,熱的に不満足に感ずる人の割合の予測値をいう.ISOにおいては,PMV(予測平均温冷感申告)が-0.5<PMV<+0.5に収まり,かつ,PPDが10%未満となる温熱環境を推奨している.PMVの値が0に近づくに従って,PPDは低くなる.よって誤り.×07022環境PMV予測平均温冷感申告(PMV)の値が0のとき,予測不満足者率(PPD)は,0%になる.「PPD(PredictedPercentageDissatisfied)」とは,予測不快者率の略×称で,熱的に不満足に感ずる人の割合の予測値をいう.ISOにおいては,PMV(予測平均温冷感申告)が-0.5<PMV<+0.5に収まり,かつ,PPDが10%未満となる温熱環境を推奨している.PMVの値が0のときでも,PPDは,5%としている(個人差によって,少なくとも5%の人は暑い又は寒いと感じると想定している).よって誤り.01014環境作用温度作用温度(OT)は,一般に,発汗の影響が小さい環境下における熱環境に関する指標として用いられ,空気温度と平均放射温度の重み付け平均で表される.作用温度(OT)は,気温,輻射,輻射熱伝達率,対流伝達率を含む等価仮想気温であり,発汗の影響が小さい(湿度の影響を加味しない)環境下における熱環境に関する指標として用いられ,空気温度と平均放射温度の重み付け平均で表される.(この問題は,コード「24024」の類似問題です.)○06012環境作用温度自然室温は,室内における空気温度と平自然室温とは,空調設備を使用していない状態の室温をいう.問題文均放射温度の重み付け平均で表される値は「作用温度」の記述であり,室内における空気温度と平均放射温度であり,一般に,発汗の影響が小さい環の重み付け平均で表される値となっており,一般に,発汗の影響が小境下における熱環境に関する指標としてさい環境下における熱環境に関する指標として用いられる.よって誤用いられる.り.×27012環境作用温度07013環境作用温度作用温度(OT)は,空気温度,平均放射温度及び湿度から求められる指標である.平均放射温度(MRT)は,グローブ温度,空気温度及び気流速度を用いて求める.静穏な気流条件の室内においては,作用温度(OT)は,一般に,気温×(空気温度)と平均放射温度との平均値で表される.ゆえに,湿度は関係しない.尚,平均放射(輻射)温度とは,室内気候において,人体に対する輻射熱の影響を考慮した体感指標の一つであり,略してMRTともいう.(この問題は,コード「18015」の類似問題です.)平均放射(輻射)温度(MRT)とは,周囲の全方向から受ける熱放射を平均化して温度表示したものをいい,平均放射温度の値が気温よりも高いと,周囲から受ける放射熱による暑さを感じ,逆に気温よりも低いと涼しさを感じる.尚,グローブ温度計は,黒球温度計とも呼ばれ,表面が黒色の直径15cm程度の銅球(中空)にガラス製温度計を挿入し,周壁の輻射による影響を測定するものである.平均放射温度(MRT)は,グローブ温度,空気温度及び気流速度より,次式を用いて求める.(この問題は,コード「18014」「03022」の類似問題です.)○2/5ページ

01.「環境」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29024環境作用温度×平均放射温度(MRT)は,室温によらず,グローブ温度及び気流速度の計測値から概算で求められる.平均放射(輻射)温度(MRT)とは,周囲の全方向から受ける熱放射を平均化して温度表示したものをいい,平均放射温度の値が気温よりも高いと,周囲から受ける放射熱による暑さを感じ,逆に気温よりも低いと涼しさを感じる.尚,平均放射温度(MRT)は,グローブ温度,空気温度及び気流速度より,次式を用いて求める.(この問題は,コード「25021」の類似問題です.)20035環境作用温度冬期の暖房室において,室内の空気温度人体に対する輻射熱の影響を考慮した体感指標の一つに平均放射が同じであっても,断熱が不十分な場合(輻射)温度がある.静穏な気流条件の暖房室において,断熱が不十には,断熱が十分な場合に比べて人体表分な場合は,一般に,平均放射温度が低くなるため,断熱が十分な場面からの熱損失が増加する.合に比べて人体表面からの熱損失が増加し,気温が同じであっても,人は寒く感じる.尚,作用温度は,気温(空気温度)と平均放射温度との平均値で表される.○06023環境温熱感覚室内の暑さ指数(WBGT)は,湿球温度とグローブ温度から求められる.暑さ指数(WBGT:WetBulbGlobeTemperature:湿球黒球温度)は,熱○中症を予防することを目的とし,人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し,人体の熱収支に与える影響の大きい「湿度,日射・輻射などの周辺の熱環境,気温」を取り入れた指標である.尚,グローブ温度は,放射の影響を考慮した温度で,気温・気流・放射の3要素を総合的に表すものである.06011環境温熱感覚クリモグラフは,気温,相対湿度,降水量等の気候要素のうち2種類を座標軸にとり,一般に,月ごとの値をプロットして年間の推移を示した図であり,各地の気候特性を理解するために利用される.クリモグラフは,気温,相対湿度,降水量等の気候要素のうち2種類を○座標軸にとり,一般に,月ごとの値をプロットして年間の推移を示した図であり,各地の気候特性(夏は高温多湿で,冬は寒冷乾燥の傾向など)を理解するために利用される.07024環境代謝量着席安静時における日本人の平均的な体格の成人男性の代謝量は,一人当たり約100Wである.人体は絶えず体内で熱を生産している.この発熱量をエネルギー代謝量という.成人の椅座安静時の体表面積あたりの熱量は,58.2W/㎡(=1MET)であり,平均体表面積が1.6~1.8㎡であることから,発熱量は約100W/人が用いられている.(この問題は,コード「25023」「03024」の類似問題です.)○30012環境代謝率エネルギー代謝率は,労働代謝の基礎代謝に対する比率で表され,人間の作業強度を表す指標である.26021環境発熱量人体からの総発熱量に占める潜熱発熱量の比率は,一般に,作業の程度に応じて代謝量が多くなるほど増加する.22022環境発熱量作業の程度に応じて代謝量が増えるにつれて,一般に,人体からの総発熱量に占める顕熱発熱量の比率は増加する.エネルギー代謝率(RMR)は,労働代謝の基礎代謝に対する比率で表○され,人間の作業強度を表す指標(生体のある運動動作が,基礎代謝の何倍にあたるかを求める数値)であり,年齢・性・体格などに影響されない.作業の程度に応じて代謝量が増えるにつれて,一般に,人体からの総発熱量(顕熱+潜熱)に占める潜熱発熱量の比率は増加する.作業の程度に応じて代謝量が増えるにつれて,一般に,人体からの総発熱量(顕熱+潜熱)に占める潜熱発熱量の比率は増加する.○×29123環境発熱量室内発熱負荷には,顕熱と潜熱があり,人体に起因する潜熱は,同一作業の場合,室温が高いほど小さくなる.同一作業の場合,室温が高いほど代謝量が増える(発汗や水蒸気の×蒸発が増える)ため,一般に,人体からの総発熱量(顕熱+潜熱)に占める潜熱発熱量の比率は増加する.05022環境発熱量人体からの総発熱量に占める潜熱発熱同一作業の場合,室温が高いほど代謝量(発汗や水蒸気の蒸発が増量の比率は,一般に,室温が高くなるほどえる)が増えるため,一般に,人体からの総発熱量(顕熱+潜熱)に占増加する.める潜熱発熱量の比率は増加する.○25011環境湿り空気飽和絶対湿度は,ある温度の空気が含むことのできる限界の水蒸気量を,単位乾燥空気当たりの水蒸気量で示したものである.飽和絶対湿度は,ある温度の空気が含むことのできる限界の水蒸気量を,単位乾燥空気当たりの水蒸気量で示したものである.尚,絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却していくと飽和状態に達する(相対湿度は100%で,このときの温度を露点温度という).○19011環境湿り空気相対湿度[%]は,人の感覚に応じて補正されている.相対湿度は,空気中に含まれる水蒸気量(W)とその空気と同じ温度における飽和水蒸気量(Wmax)との比の100倍(%)したもの(W/Wmax×100)であり,人の感覚に補正されていない物理量である.×03011環境湿り空気30021環境湿り空気露点温度は,絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却した場合に,相対湿度が100%となる温度である.空気を加熱しても,絶対湿度が同じ場合,その空気の露点温度は変化しない.絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却していくと飽和状態に達する.このときの温度を露点温度と呼び,さらに温度を下げた場合,水蒸気の一部が凝縮して水滴となる.絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却していくと飽和状態に達す○る.このときの温度を露点温度と呼ぶ.空気を加熱しても,絶対湿度が同じ場合,その空気の露点温度は変化しない.○3/5ページ

01.「環境」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02032環境湿り空気乾球温度が一定の場合,相対湿度が低くなるほど露点温度は低くなる.絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却していくと飽和状態に達する.このときの温度を露点温度と呼び,さらに温度を下げた場合,水蒸気の一部が凝縮して水滴となる.一方,乾球温度が一定の場合,相対湿度が低くなるほど絶対湿度も低くなるため,その露点温度は低くなる(=結露しにくくなる).○02031環境湿り空気02034環境湿り空気相対湿度が同一でも,乾球温度が異なれば,空気1m3中に含まれる水蒸気量は異なる.相対湿度は,ある温度の空気中に含む事のできる水蒸気(気体)の最大量に対して,実際に含んでいる水蒸気量の割合を%で表したものであり,温度が高いほど,空気中に多くの水蒸気を含む事ができる.よって,相対湿度が同一でも,乾球温度が異なれば,空気1m3中に含まれる水蒸気量は異なる.相対湿度を一定に保ったまま乾球温度を相対湿度を一定に保ったまま乾球温度を上昇させるには,加熱と加湿上昇させるには,加熱と除湿を同時に行うを同時に行う必要がある.問題文には「除湿」とあるため誤り.(この問必要がある.題は,設備科目03.「空調設備」のコード「20181」の類似問題です.)○×02033環境湿り空気乾球温度と湿球温度が与えられれば,その空気の相対湿度及び水蒸気分圧を求めることができる.乾球温度と湿球温度が与えられれば,その空気の水蒸気量がわかるため,相対湿度及び絶対湿度を求める事ができる.また,1気圧の空気は,空気の圧力と水蒸気の圧力(水蒸気分圧)の合算であり,その空気の水蒸気量がわかれば,水蒸気分圧もわかる.よって正しい.○22043環境湿り空気26044環境湿り空気04021環境湿り空気表面結露の発生の有無は,「表面近傍空気の絶対湿度から求まる露点温度」と「表面温度」との大小によって判定することができる.「表面温度」が「表面近傍の空気が含む水蒸気量から求められる露点温度」を下回る場合に,表面結露が発生すると判断できる.露点温度とは,相対湿度が100%となるときの乾球温度のことであり,このとき空気に含まれる水蒸気量=飽和水蒸気量となる.(「01.空気の状態の解説」参照.)「表面近傍空気の絶対湿度から求まる露点温度」より「表面温度」が小さい場合,相対湿度が100%となり,表面結露が発生する.露点温度とは,相対湿度が100%となるときの乾球温度のことであり,このとき空気に含まれる水蒸気量=飽和水蒸気量となる.(「01.空気の状態の解説」参照.)「表面近傍空気の絶対湿度から求まる露点温度」より「表面温度」が小さい場合,相対湿度が100%となり,表面結露が発生する.外壁の室内側の表面結露を防止するた「壁の表面近傍空気の絶対湿度から求まる露点温度」より「表面温度」○め,外壁断熱を強化することにより室内側が小さい場合,相対湿度が100%となり,表面結露が発生する.外壁の壁面温度を上昇させた.の室内側の表面結露の防止には,外壁断熱材の強化や,室内で発生する水蒸気を減らすための換気が効果的である.よって正しい.○○30022環境結露窓ガラスの室内側にカーテンを設けることは,冬期におけるガラス面の結露の防止対策として期待できない.冬期において,窓ガラス面付近にカーテンを設けることで,室内の多湿○の状態を維持したまま温度が下がってしまうため,結露を起こしやすい状況となる.(この問題は,コード「24021」の類似問題です.)03041環境結露冬期において,二重サッシの間の結露を防止するためには,屋外側よりも室内側のサッシの気密性能を高くするとよい.室内側サッシの気密性が低い場合,高温多湿の室内側空気が二重サッシ内に流入し,外側サッシの気密性が高いとその空気が滞留して低温である外側サッシ表面で結露を引き起こす.ゆえに,二重サッシの間の結露を防止するためには,室内側サッシの気密性を高くする.(この問題は,コード「30023」の類似問題です.)○04024環境結露外壁に接する押入れ内に生じる表面結露を防止するため,押入れの襖(ふすま)の断熱性を高くした.01041環境結露外壁において,熱橋部分の室内側表面温度は,一般に,熱橋部分以外の部分の室内側表面温度に比べて,外気温度に近くなる.暖房した部屋で発生した湿気を帯びた空気が,冷えた非暖房室(押入×れ)に流入すると,表面温度の低い壁面等で結露を引き起こしやすくなる.押入れの襖の断熱性を高くしても気密性は無いため,表面結露の防止にはならない.表面結露の防止には,「外壁の断熱性を高める」換気する)」事が有効である.よって誤り.(この問題は,コード「30024」の類似問題です.)外壁の出隅部分(熱橋部分)においては,室内側表面積より,屋外側○表面積のほうが大きくなるため,屋内側表面温度が一般部より低下し,結露しやすくなる.(この問題は,コード「21043」の類似問題です.)4/5ページ

01.「環境」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29022環境基準値中央管理方式の空気調和設備を設ける居室においては,浮遊粉じんの量を概ね0.15mg/m3以下とする.「ビル管理法」の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空気調和設備について,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%~70%),気流(0.5m/秒以下),ホルムアルデヒドの量(空気1m3につき0.10mg)の基準が定められている.(この問題は,コード「22024」の類似問題です.)○05033環境基準値空気調和設備を設けた延べ面積5,000m2の事務所ビルの居室において,浮遊粉じんの量の測定結果は,空気1m3につき0.10mgであった.05031環境基準値空気調和設備を設けた延べ面積5,000m2の事務所ビルの居室において,一酸化炭素の含有率の測定結果は,0.001%(10ppm)であった.05032環境基準値空気調和設備を設けた延べ面積5,000m2の事務所ビルの居室において,温度の測定結果は,18.0℃であった.05034環境基準値空気調和設備を設けた延べ面積5,000m2の事務所ビルの居室において,ホルムアルデヒドの量の測定結果は,.空気1m3につき0.10mgであった.「ビル管理法」の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空○気調和設備について,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%~70%),気流(0.5m/秒以下),ホルムアルデヒドの量(空気1m3につき0.10mg)の基準が定められている.よって正しい.「ビル管理法」の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空×気調和設備について,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%~70%),気流(0.5m/秒以下),ホルムアルデヒドの量(空気1m3につき0.10mg)の基準が定められている.問題文は「10ppm(=100万分の10)」とあるため誤り.「ビル管理法」の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空○気調和設備について,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%~70%),気流(0.5m/秒以下),ホルムアルデヒドの量(空気1m3につき0.10mg)の基準が定められている.よって正しい.「ビル管理法」の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空○気調和設備について,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%~70%),気流(0.5m/秒以下),ホルムアルデヒドの量(空気1m3につき0.10mg)の基準が定められている.よって正しい.27024環境その他20~30℃の温度条件では,相対湿度が20~30℃の温度条件では,相対湿度が70%を超えるとカビの発育が70%を超えるとカビの発育が促進され,相促進され,相対湿度が高いほどその繁殖率は高くなる.対湿度が高いほどその繁殖率は高くなる.19145環境その他事務所ビルの風除室において,屋外側と風除室に二重扉を使用する場合,通行量が多くなると,外側,内側の屋内側の対面する自動ドア(引戸)が同時両方の扉が同時に開放される時間が長くなるため,ある程度の奥行きに開放しにくいようにするために,風除室(目安として3m以上)を取ることが望ましい.の奥行きを4mとした.26013環境その他平衡含湿率(平衡含水率)は,材料を一定の温湿度の湿り空気中に十分に長い時間放置しておき,含湿量が変化しなくなっ平衡含湿率(平衡含水率)は,材料を一定の温湿度の湿り空気中に十分に長い時間放置しておき,含湿量が変化しなくなった状態(平衡状態)に達したときの,材料の乾燥質量に対する含湿量の割合である.木○た状態(平衡状態)に達したときの,材料の材の場合,ある一定の温湿度下におくと,やがて吸湿も放湿もしない乾燥質量に対する含湿量の割合である.状態(平衡状態)となり,この時の含水率が平衡含水率(屋外で15%,屋内で12%程度)となる.○○5/5ページ

P1.環境(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,室内環境の快適性について学習します.環境側の要素と人体側の要素に分かれますが,様々な指標があります.特徴を整理して覚えましょう!また,室内の空気がどんな状態なのかを表す空気線図があります.湿り空気の物理的な状態を多角的に表したグラフですので,これらも読めるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.室内環境1-1.温熱要素とは・人体が感じる暑さや寒さの感覚(温熱感覚)の起因となる要素のことです.1-2.温熱4要素とは・環境側の要素としての気温,湿度,気流,放射(周壁の輻射)をいいます.230141-3.温熱6要素とは・温熱4要素の他に,人体側の要素としての代謝量と着衣量を合わせたものをいいます.人が感じる温熱感覚の6要素室内環境の要素(気温・湿度・気流・輻射)人間側の要素(代謝量(作業量)・着衣量)・室内の上下の温度差は,椅座位の場合,くるぶし(床上0.1m)と頭(床上1.1m)との上下の温度差は,3℃以内が望ましいです.2302405024・気流(風速)は汗の蒸発の促進や衣服の断熱性の低下をもたらすため,同じ温度でも風速が強いほど,体感温度は低くなります.・快適な気流の範囲は,0.3m/秒以下です.また,平均風速が低くても,気流の乱れの強さが大きい場合には不快に感じることがあります.18013P1.環境-1

・放射(周壁の輻射)の測定には,グローブ温度計が使われます.・室内において,冷たい壁面によって不快感を生じさせないためには,放射の不均一性(放射温度の差)を10℃以内にすることが望ましいです.・不均一放射による不快感を防ぐには,特に窓の断熱計画が重要です.0302306021・代謝量とは,作業や運動など人体の活動により発生する熱をいい,顕熱と潜熱の合計である.・椅座安静時での成人の代謝量は,体表面積1㎡あたり58W程度となり,この値を1met(メット)と言います.・椅座安静時での1人あたりの体表面積あたりの代謝量は58W/㎡程度,また成人の標準的な体格の体表面積は1.6〜1.8㎡程度であるため,椅座安静時での1人あたりの代謝量は100W程度となります.030240702403024を見てみましょう.問題文の「単位体表面積当たりの」に着目してみると,それぞれの問題の理解を確かめていると読み取れます.引っ掛け問題ではありません!・代謝量に占める顕熱と潜熱の比率は,椅座安静時や一般事務作業時では顕熱の方が大きく,重作業時や気温が高い時は潜熱の方が大きくなります.・着衣量は,人が着ている衣服の断熱性能で表されます.着衣量も温熱環境には重要な要素です.2602122022291231801105022P1.環境-2

1-4.温熱指標とは環境側と人体側の要素によって複雑に変化するため,把握するのが困難です.そこで,いくつかを総合して1つの数値で表し,体感を表す目安として温熱指標があります.・有効温度(ET)・標準新有効温度(SET*)・新有効温度(ET*)・予測平均温冷感申告(PMV)・精度の高い指標として,有効温度が用いられてきましたが,現在は高度な理論に基づく標準有効温度(SET*)やPMV,簡略化されているが実用性の高い作用温度(OT)の3つが主流です.・有効温度(ET)は,温熱要素のうちの気温,湿度,気流の組み合わせにより体感を表す指標です.例えば,実在環境が,「気温28度,相対湿度30%,風速1.0m/s」のとき,仮に,標準環境「気温24度,相対湿度100%,風速0m/s」と体感が同じなら,「ET=24℃」と表します.・新有効温度(ET*)は,ある室内環境にいる人が,その時と同じ熱交換をして同じ温熱感覚になる湿度50%の室温をいい,ET*で表します.・標準新有効温度(SET*)は,新有効温度(ET*)を標準化した指標のことです.実在環境にいた人が,標準環境に移動したときに,実在環境と「同じ体感」と感じる標準環境の気温が,実在環境におけるSET*となります.この時の快適な温度範囲はSET*で「22.2~25.6度」つまり,実在環境が22.2度より低くても,他の条件によっては「快適」と感じる環境となる場合があります180122302106022P1.環境-3

[例えば…]スポーツジムで大勢の人がガンガン汗をかいている(代謝が著しく大きい)状況で,快適に感じるには気温を相当低くする必要があります↓実在環境18℃代謝量10met他の条件も加味し,標準環境の24℃に該当(SET*24度)であれば快適と感じる(そもそもワークスペースの指標ですがイメージを作るため「仮の話」です)・予測平均温冷感申告(PMV)は,暑くも寒くもない熱的中立に近い状態で,大多数の人が感じる温冷感の平均値を理論的に予測した指標をいいます.・快適方程式に、温熱6要素を代入すると、人間がその時暖かいと感じるか、寒いと感じるかを「7段階評価尺度による数値」で表されます.予測不満者率(PPD)は「暑い・寒い」という状態の時に何%の人がその環境に不満足かを表すのに用いられます.020111918307021・ISOにおいては,-0.5<PMV<+0.5の範囲(PPD<10%)を快適範囲としています.・PMVは,オフィスなど通常人が居住する比較的快適温度範囲に近い温熱環境を評価するのに適しており,通風環境や,壁面放射温度に偏りのある環境には適しません.2713407022030212902105023P1.環境-4

・作用温度(OT)は,人体周囲の気温,気流,放射が人に与える影響を評価する指標のことをいいます.・作用温度の温熱要素には,湿度は含まれません.・静穏気流(0.2m/秒以下)の場合には,作用温度は気温と平均放射温度(MRT)との平均値で表され,この値はグローブ温度とほぼ一致します.1801429024030222701207013OT=気温+平均放射温度2≒グローブ温度・温熱指標と温熱要素のまとめ温熱指標と温熱要素◯:温熱要素として構成するもの×:温熱要素として構成しないもの気温湿度気流放射代謝量着衣量有効温度(ET)◯◯◯×××新有効温度(ET*)◯◯◯◯◯◯標準新有効温度(SET*)◯◯◯◯◯◯予測平均温冷感申告(PMV)◯◯◯◯◯◯作用温度(OT)◯×◯◯××P1.環境-5

2.室内空気の汚染2-1.室内空気の主な汚染原因①二酸化炭素(CO2)・開放型燃焼器具(ストーブ、ガスレンジなど)や人の呼吸から発生②一酸化炭素(CO)・開放型燃焼器具から発生③粉じん石綿)など④臭気・たばこや体臭など⑤水蒸気開放型燃焼器具,浴室などから発生⑥化学物質揮発性有機化合物(VOC),ダイオキシンなど⑦放射性物質(ラドン)・土壌から発生⑧レジオネラ菌・冷却塔や浴室などで発生する2-2.空気汚染物質と許容量・空気中の二酸化炭素が増加すると,酸素が減少し臭気,水蒸気,熱などが増加して空気の質も悪くなると考えられるため,二酸化炭素濃度は室内空気汚染の指標とされています.・二酸化炭素の許容濃度は,1000ppm(0.10%)以下とされています.・二酸化炭素濃度と人体への影響二酸化炭素濃度(ppm)いろいろな基準と人体への影響300(0.03%)700(0.07%)1,000(0.10%)1,500(0.15%)2,000〜5,000(0.2〜0.5%)5,000以上(0.5%以上)40,000〜50,000(4〜5%)80,000(8%)180,000(18%以上)標準大気多数の人が継続して在室する場合の許容応濃度建築基準法の許容濃度換気計算に使われる許容濃度かなり不良最も不良呼吸中枢を刺激して,呼吸の深さ,回数を増す.呼吸時間が長ければ危険,酸素の欠乏を伴えば障害は早く生じ決定的となる.10分間呼吸すれば,強度の呼吸困難,顔面紅潮,頭痛を起こす.酸素の欠乏を伴えば障害はなお著しくなる.致命的P1.環境-6

・一酸化炭素の許容濃度は,6ppm(0.0006%)以下とされています.・一酸化炭素濃度1%の空気中では,数分間で死亡するほどの毒性があり,低濃度でも極めて危険です.一酸化炭素濃度と人体への影響一酸化炭素濃度(ppm)0.01〜0.0210(0.001%)200(0.02%)1,000(0.10%)2,000(0.20%)10,000(1%)いろいろな基準と人体への影響標準大気建築基準法の許容濃度2〜4時間で軽い頭痛2〜3時間で失神1〜2時間で死亡数分間で死亡290220503127024・浮遊粉じんの許容濃度は0.15mg/m以下とされています.32-3.中央管理方式の空気調和設備の室内環境基準建築物における衛生的環境の確保に関する法律)の特定建築物に該当する建物では,中央管理方式の空気調和設備による室内環境に関して基準を定めています.ビル管理法における中央管理方式の空気調和設備による室内環境基準項目許容値温度湿度気流二酸化炭素(CO2)一酸化炭素(CO)浮遊粉じんホルムアルデヒド18〜28℃40〜70%0.5m/秒以下1,000ppm(0.1%)以下6ppm(0.0006%)以下0.15mg/㎡以下0.1mg/㎡以下(室温25℃で換算すると0.08ppm以下)P1.環境-7

01.「空気の状態」の解説露点温度の説明乾き空気[kg(A)]私達の周りにある空気の中には,目に見えない水蒸気がたくさん溶け込んでいます.水蒸気が溶け込んでいる空気のことを「湿り空気」と言い,これに対して,全く水蒸気を含まない空気のことを,「乾き空気」といいます.+水蒸気(W):[kg]=湿り空気(A):31m=1kg[A]とする.3湿り空気1m中に含まれる水蒸気の重量を絶対湿度といいます.絶対湿度:[kg/kg(A),kg/m]3湿り空気中の水蒸気をだんだん増やしていくと・・・・飽和水蒸気量(Wmax)ある空気に対して,溶け込むことのできる水蒸気量には限度があり,その限界量を飽和水蒸気量といい.そのときの温度を露点温度といいます.(気温が高くなればなるほど,飽和水蒸気量は大きくなります.)また,空気中に含まれる水蒸気量(W)とその空気と同じ温度における飽和水蒸気量(Wmax)との比の100倍(パーセント)を相対湿度といいます.W×100=相対湿度(%)Wmaxつまり,相対湿度が100%(W=Wmax)のときの温度が露点温度になります.01.「空気状態」の解説P1/P3

大小大小小大大小大小01.「空気状態」の解説P2/P3湿り空気線図の説明0.028絶対湿度[kg/kg(A)]0.0260.0240.0220.0200.0180.0160.0140.0120.0100.0080.0060.0040.0020.0000.750.760.770.780.790.800.810.820.830.840.850.860.870.880.890.900.91100-8-6-4-2024681012141618202224262830323436384042444648-6-52025303540455055606595908580757015109080706050403020105RH[%]95908580757065605550エンタルピー[kJ/kg(A)]45403530252015105030292827262524232221201918171610111213141598765432001氷水-4-3-2-1-7-9-831-10乾球温度[℃]相対湿度[100%]湿球温度[℃]「湿り空気線図」湿り空気線図からは,乾球温度・湿球温度・絶対湿度・相対湿度・露点温度・エンタルピー等のうち,どれか2つの値が決まっていれば,他の特性値のすべてを求めることができます.湿り空気線図の読み方を説明します.まず,それぞれの特性値は下図のようになります.■エンタルピー[kJ/kg(A)]■乾球温度[℃]■絶対湿度[kg/kg(A)]■相対湿度[%]■湿球温度[℃]

絶対湿度[kg/kg(A)]W>Wmax相対湿度55%WWmaxWWmaxA点B点WWmaxB点よりさらに温度が下がると・・・W=WmaxW<Wmax結露※限界を超えて余った水蒸気が結露となる.※空気が限界まで水蒸気を含んだ状態=相対湿度100%結露Wmaxを超える水蒸気を含むことはできない.01.「空気状態」の解説P3/P3では,乾球温度30℃,湿球温度23℃のときのそれぞれの値はいくらになるのか考えて見ましょう.まず,図から乾球温度30℃と湿球温度23℃の交点(A点)を探します.このA点が,その時の空気の状態を表します.ここで,A点と交わる相対湿度の曲線が,その時の相対湿度になります.左図より55%と読みとれます.5530A点30.028絶対湿度[kg/kg(A)]0.0260.0240.0220.0200.0180.0160.0140.0120.0100.0080.0060.0040.0020.0000.750.760.770.780.790.800.810.820.830.840.850.860.870.880.890.900.91100-8-6-4-20246810121416182022242628323436384042444648-6-5v[m/kg(DA)]^320253035404550606595908580757015109080706050403020105RH[%]DB[℃]95908580757065605550エンタルピー[kJ/kg(A)]454035302520151050302928272625242221201918171615141312101198765432100氷水-4-3-2-1-7-9-831-10乾球温度[℃]相対湿度[100%]湿球温度[℃]次にA点と水平に交わる線が絶対湿度になります.右側の目盛りを読むと0.015kg/kg(A)とわかります.次に,乾球温度30℃,湿球温度23℃のときの露点温度を考えてみます.露点温度とは,相対湿度が100%となる温度です.この場合,絶対湿度0.015kg/kg(A)のときの水蒸気量で,相対湿度が100%になる点の乾球温度が露点温度になります.左図より,A点から絶対湿度0.015kg/kg(A)の線に沿ってB点(相対湿度100%の曲線との交点)まで移行します.B点に交わる垂線(乾球温度)が露点温度となります.(左図より20℃)つまり,A点からB点までどれだけ温度を下げれば相対湿度が100%になるか?ということなのです.空気は温度が高いほうがたくさんの水蒸気を含むことができるので,空気を冷却していくと,含みうる水蒸気量は少なくなり,飽和状態(相対湿度100%)へと進んでいきます.相対湿度の計算式(W/Wmax)の分子の部分Wは変わらず,空気を冷却することで,分母のWmaxがWと等しい状態になる,というイメージです.絶対湿度0.015kg/kg(A)0.01530A点露点温度20℃200.01530A点B点23232330.0280.0260.0240.0220.0200.0180.0160.0140.0120.0100.0080.0060.0040.0020.0000.750.760.770.780.790.800.810.820.830.840.850.860.870.880.890.900.91100-8-6-4-20246810121416182022242628323436384042444648-6-5v[m/kg(DA)]^32025303540455055606595908580757015109080706050403020105RH[%]DB[℃]95908580757065605550454035302520151050302928272625242221201918171615141312101198765432100氷水-4-3-2-1-7-9-831-10乾球温度[℃]相対湿度[100%]湿球温度[℃]30.0280.0260.0240.0220.0200.0180.0160.0140.0120.0100.0080.0060.0040.0020.0000.750.760.770.780.790.800.810.820.830.840.850.860.870.880.890.900.91100-8-6-4-202468101214161822242628323436384042444648-6-5v[m/kg(DA)]^32025303540455055606595908580757015109080706050403020105RH[%]DB[℃]95908580757065605550454035302520151050302928272625242221201918171615141312101198765432100氷水-4-3-2-1-7-9-831-10相対湿度[100%]湿球温度[℃]乾球温度[℃]絶対湿度[kg/kg(A)]エンタルピー[kJ/kg(A)]エンタルピー[kJ/kg(A)]

1234No.02換気56789101112131415

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19023換気風力換気○室内外の温度差がない場合,建築物の外壁に設けられたすべての開口部の風圧係数の値が正(+)であっても,風圧係数の値に差があれば風圧換気が生じる.自然換気には,主に「風力換気」と「温度差換気」の2種類があり,風力,風向,外気温などの変化により換気量は左右されるため,それらの条件を考慮して換気口の大きさ等を決定する.風圧力による換気(風力換気)の場合,換気量Qは次式のようになるため,風圧係数の値に差があれば風圧換気が生じる.07033換気風力換気30033換気風力換気21104換気風力換気風圧力による換気において,外部風向と開口条件が同じ場合,その換気量は,概ね外部風速に比例する.風圧力による換気(風力換気)の場合,換気量Qは次式のようになるため,外部風向と開口条件が一定の場合,外部風速に比例する.(この問題は,コード「27041」「03034」の類似問題です.)風圧力によって室内を換気する場合,そ風圧力による換気(風力換気)の場合,換気量Qは次式のようになるたの換気量は,外部風向と開口条件が一定め,外部風向と開口条件が一定の場合,外部風速に比例する.(このであれば,外部風速の平方根に比例す問題は,コード「21033」の類似問題です.)る.建築物の外壁に設けられた二つの開口部について,一方が風上側,一方が風下側に位置し,かつ,それらの面積の和が一定の値の場合,風力による換気量が最も多くなるのは,二つの開口部の面積が等しいときである.建築物の外壁に設けられた二つの開口部について,一方が風上側,一方が風下側に位置し,かつ,それらの面積の和が一定の値の場合(これを直列合成という),流入側の開口面積をA1,流出側の開口面積をA2とすると,その合成面積Aは次式で求められ,換気量が最も多くなるのは,二つの開口部の面積が等しいときとわかる.○×○19025換気温度差換気冬期における高層の建築物においては,空気は暖まると軽くなり上昇する.ゆえに,高層の建築物においては,一般に,低層階の出入口等から外気が流低層階の出入口等から建築物に冷えた外気が流入する.入する傾向がある.○06123換気温度差換気超高層ビルでは,冬期において,低層部空気は暖まると軽くなり上昇する.超高層ビルでは,冬期において,低から外気が流入し,高層部で外気が流出層部から外気が流入し,高層部で外気が流出する傾向が強くなり,空する傾向が強くなり,空調換気システムの調換気システムの給気と排気のバランスが崩れやすい.給気と排気のバランスが崩れやすい.○24042換気温度差換気外気に面して上下に大きさの同じ二つの開口部がある室において,無風の条件で温度差換気を行う場合,換気量は内外温度差の二乗に比例する.温度差換気の場合,換気量は内外温度差の平方根に比例する.×29033換気温度差換気外気に面して上下に同じ大きさの二つの温度差換気の場合,換気量は「内外温度差」及び「開口高さの差」の開口部がある室において,無風の条件で平方根に比例する.温度差換気を行う場合,換気量は,「内外温度差」及び「開口高さの差」に比例する.×20025換気温度差換気一般的な窓の開口の流量係数は,べルマベルマウス形状とは,釣鐘状の形状(ラッパ型)をいい,より多くの流量○ウス形状の開口の流量係数に比べて小さが確保できるため,一般的な窓の開口の流量係数は,べルマウス形い値である.状の開口の流量係数に比べて小さい値となる.07032換気温度差換気温度差による換気において,外気の温度が室内の温度よりも高い場合,外気は中性帯よりも下側の開口から流入する.暖房時に温度差換気を行う場合,下方の開口部から室内に冷えた外気が流入し,上方の開口部より暖まった空気が流出する.一方,外気が室内温度より高い場合,上方の開口部から室内に暖かい外気が流入し,下方の開口部より冷たい空気が流出するため,中性帯よりも上側の開口から外気が侵入すると考えることができる.問題文は「下側の開口から流入」とあるため誤り.×1/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30034換気温度差換気○温度差による換気において,外気温度が室内温度よりも高い場合,外気は中性帯よりも上側の開口から流入する.暖房時に温度差換気を行う場合,下方の開口部から室内に冷えた外気が流入し,上方の開口部より暖まった空気が流出する.一方,外気が室内温度より高い場合,上方の開口部から室内に暖かい外気が流入し,下方の開口部より冷たい空気が流出するため,中性帯よりも上側の開口から外気が侵入すると考えることができる.(この問題は,コード「21031」の類似問題です.)25031換気温度差換気定常状態において,外部から室内へ流入する空気の質量は,室内から外部へ流出する空気の質量と等しい.屋外が低温,室内が高温である場合の温度差換気について考えると,○流入外気は温度が低いため高密度であり,単位質量あたりの体積は小さい.逆に,流入外気により屋外に流出される屋内空気は,温度が高いため密度が低く,単位質量あたりの体積は大きい.このとき,流入外気と流出空気の質量(=密度×体積)は,常に一定の関係を保つ.22031換気中性帯上下に大きさの異なる二つの開口部がある室において,無風の条件で温度差換気を行う場合,大きな開口部における内外圧力差は,小さな開口部に比べて小さい.上下に大きさの異なる二つの開口部がある室において,温度差換気を行う場合,大きな開口部における内外圧力差は,小さな開口部に比べて小さくなる.このため,中性帯(室内の気圧が外気圧(大気圧)と等しくなる垂直方向の位置)の位置は開口部の大きいほうへと近づくことになる.○27043換気中性帯大きさの異なる上下の二つの開口部を用いて,無風の条件で温度差換気を行う場合,中性帯の位置(高さ)は,有効開口面積の小さいほうの開口部に近づく.26022換気換気量汚染質除去目的とした単位時間当たりの必要換気量は,「単位時間当たりの室内の汚染質発生量」を「室内の汚染質濃度の許容値と外気の汚染質濃度との差」で除して求めることができる.温度差換気の場合,開口部が大きいほうの室内外の圧力差は小さくなるため,中性帯(室内の気圧が外気圧(大気圧)と等しくなる垂直方向の位置)の位置は開口部の大きいほうへと近づくことになる.(この問題は,コード「19024」の類似問題です.)「外気の汚染物質濃度」をCo,「単位時間あたりの室内における汚染物質発生量」をM,「必要換気量(導入外気量)」をQとすると,「室内の汚染物質濃度(C)」は,×○29032換気換気量汚染物質が発生している室の必要換気量は,定常状態を想定した場合,室の容積によらず,その室の汚染物質の発生量,許容濃度及び外気中の汚染物質の濃度により求めることができる.汚染物質が発生している室の必要換気量は,定常状態を想定した場合,室の容積によらず一定であり,その室の汚染物質の発生量,許容濃度及び外気中の汚染物質の濃度により求めることができる.○27044換気換気量二酸化炭素を0.015m3/h発生する成人1人当たりの必要換気量は,外気の二酸化%で室内の許容濃度が0.1%の場合,約21m3/hとなる.「外気の二酸化炭素濃度」をCo,「室内の許容濃度」をC,「単位時間あたりの二酸化炭素発生量」をMとすると,「必要換気量」Qは,Q=M/(C-Co)より,0.015/(0.001-0.0003)≒約21m3/hとなる.○20022換気換気量容積の異なる二つの室において,壁面等における水蒸気の吸放湿がなく,外気の絶対湿度〔㎏/㎏(DA)〕,室内の水蒸気発生量〔㎏/h〕及び換気回数〔回/h〕がそれぞれ同じ場合,定常状態における室内の絶対湿度〔㎏/㎏(DA)〕は,容積が大きい室より小さい室のほうが高くなる.定常状態における室内の絶対湿度Pは,次式により求められる.Po,○M,Qの値が同じである場合,定常状態における室内の絶対湿度は,室の容積に関わらず一定である.問題文の前提条件より,室の容積に大小があり,換気回数が同じという事は,「換気回数=換気量/室容積」より,容積の大きな室の方が,換気量(Q)は大きいということである.よって,定常状態における室内の絶対湿度は,容積の大きい室(換気量が大)より,小さい室(換気量が小)のほうが高くなる.2/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07034換気換気量容積の異なる2つの室において,それぞれ定常状態における室内の二酸化炭素濃度は,次式により求められる.○の室内の二酸化炭素発生量及び換気回数が同じ場合,定常状態での室内の二酸化炭素濃度は,一般に,容積が大きい室より小さい室のほうが高くなる.Co,M,Qの値が同じである場合,定常状態における室内の二酸化炭素濃度は,室の容積に関わらず一定である.問題文の前提条件より,室の容積に大小があり,換気回数が同じという事は,「換気回数=換気量/室容積」より,容積の大きな室の方が,換気量(Q)は大きいということである.よって,定常状態での室内の二酸化炭素濃度は,容積が大きい室(換気量が大)より,小さい室(換気量が小)のほうが高くなる.(この問題は,コード「29031」の類似問題です.)25033換気換気量ある建築物の容積の異なる二つの室において,室内の二酸化炭素発生量(m3/h)定常状態における室内の二酸化炭素濃度は,次式により求められる.Co,M,Qの値が同じである場合,定常状態における室内の二酸化炭×及び換気回数(回/h)が同じ場合,定常状素濃度は,室の容積に関わらず一定である.問題文の前提条件より,態での室内の二酸化炭素濃度(%)は,室の容積に大小があり,換気回数が同じという事は,「換気回数=換容積が小さい室より大きい室のほうが高く気量/室容積」より,容積の大きな室の方が,換気量(Q)は大きいとなる.いうことである.よって,定常状態での室内の二酸化炭素濃度は,容積が大きい室(換気量が大)より,小さい室(換気量が小)のほうが高くなる.24044換気換気量喫煙によって発生する浮遊粉じんに基づく必要換気量は,一般に,喫煙によって発生する一酸化炭素に基づく必要換気量に比べて大きい.喫煙によって発生する浮遊粉じんに基づく必要換気量は,一般に,喫煙によって発生する一酸化炭素や二酸化炭素に基づく必要換気量に比べて大きい.○20011換気換気量開口の通過風量は,開口の内外の圧力差を2倍にすると2倍になる.開口の通過風量(換気量)Qは,次式のように室内外の圧力差の平方根に比例し,開口の内外の圧力差を2倍にすると,開口の通過風量は√2倍になる.×01121換気換気量シックハウス対策のための居室の換気を機械換気方式で行う場合,必要有効換気量を求める際の換気回数は,当該居室の天井の高さによっては,その天井の高さの区分に応じて低減することができる.07014換気空気齢空気齢は,流入口から室内に入った所定量の空気が,室内のある地点に到達するまでに経過する平均時間である.国土交通省告示第273号により,国土交通大臣が定めた構造方法を用いる場合,居室の天井高さの区分に応じて,換気回数を減ずることができる.(この問題は,コード「24121」の類似問題です.)「空気齢」とは,室内のある地点において,外部から室内に導入された空気の供給効率(新鮮度)を示し,到達までに経過した平均時間をいう.空気齢が小さいほど,その地点の空気の新鮮度は高い.(この問題は,コード「01013」の類似問題です.)○○24043換気空気齢空気齢は,室内のある地点における空気の新鮮度を示すものであり,その値が小さいほど,その地点の空気の新鮮度は高い.「空気齢」とは,室内のある地点において,外部から室内に導入された空気の供給効率(新鮮度)を示し,到達までに経過した平均時間をいう.空気齢が小さいほど,その地点の空気の新鮮度は高い.○22034換気空気齢空気齢は,時間の単位をもつ換気効率に関する指標であり,その値が小さいほど発生した汚染物質を速やかに排出できることを意味する.「空気齢」とは,室内のある地点について,外部から室内に導入された×空気の供給効率(新鮮度)を示し,到達までに経過した平均時間をいう.空気齢が高いほど,その部位の空気の換気効率(新鮮度)は低くなる.また,空気がある地点から排気口に至るまで(汚染が発生し空気が混合している状態)の時間を「空気余命」といい,空気齢+空気余命を「空気寿命(給気口から排気口に至るまでの時間)」という.問題文にある「値が小さいほど発生した汚染物質を速やかに排出できることを意味する」のは,空気余命である.3/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04014換気空気齢空気寿命が一定の条件では,空気齢が小さいほど,室内のある点で発生した汚染質が排気口に至るまでの時間は短くなる.「空気齢」とは,室内のある地点について,外部から室内に導入された空気の供給効率(新鮮度)を示し,到達までに経過した平均時間をいう.空気齢が高いほど,その部位の空気の換気効率(新鮮度)は低くなる.また,空気がある地点から排気口に至るまで(汚染が発生し空気が混合している状態)の時間を「空気余命」といい,空気齢+空気余命を「空気寿命(給気口から排気口に至るまでの時間)」という.空気寿命が一定の条件では,空気余命が小さいほど,ある点で発生した汚染質が排気口に至るまでの時間は短くなる.よって誤り.×24023換気許容値室内の二酸化炭素濃度は,5%程度であれば人体への影響はない.二酸化炭素濃度を室内空気汚染の指標として用いるのは,二酸化炭素濃度の増加に比例して,室内の空気の性質が悪化することが多いためである.二酸化炭素自体は1%程度の濃度であれば人体に有毒ではないが,3~4%でめまいが生じ,7%を超えると意識を失う.×29023換気許容値室内の酸素濃度が18%近くに低下した場合,人体に対しては生理的に大きな影響を与えにくいが,開放型燃焼器具の不完全燃焼をもたらすおそれがある.室内空気を給気に用い,燃焼ガスを室内に排出する開放型燃焼器具○を使用する場合,換気を行わないと室内酸素濃度が低下する.酸素濃%以下になると急激に一酸化炭素発生量が増加し,人体に危険な状態となる.(この問題は,コード「19021」「23022」の類似問題です.)21034換気換気方式03032換気換気方式第一種換気方式によって居室ごとに個別給気,排気共に,機械によるものを第一種換気方式という.居室ごとに○に換気を行う場合,居室と廊下等とを隔て個別に換気を行う場合,給排気のバランスを確保するために,一般る扉には,換気経路の確保を目的としたに,居室と廊下等とを隔てる扉には,換気経路の確保を目的としたアンアンダーカットやがらりを設けなくてもよダーカットやがらりは設けない.い.汚染空気が周囲から流入してはならない手術室やクリーンルーム等においては,第二種機械換気方式又は室内の気圧を周囲より高くした第一種機械換気方式とする.汚染空気が周囲から流入してはならない手術室やクリーンルーム等においては,室内を正圧とするため,第二種機械換気方式又は室内の気圧を周囲より高くした第一種機械換気方式とする.(この問題は,コード「29034」の類似問題です.)○30032換気換気方式26121換気換気方式30111換気換気方式02133換気換気方式第一種機械換気方式は,給気機及び排気機を用いるため,正圧に保つ必要のある室にも採用することが可能である.厨房の換気方式においては,一般に,周辺諸室への臭気の流出を防ぐために,第一種機械換気方式又は第三種機械換気方式が採用される.営業用厨房は,一般に,厨房内へ客席の臭気等が流入しないように,厨房側を客席側よりも正圧に保つ.屋内駐車場の換気方式においては,一般に,周辺諸室への排気ガスの流出を防ぐために,第二種機械換気方式を採用する.第一種機械換気方式は,給気,排気ともに機械によるもので,臭気の周辺諸室への流出を防ぐために負圧にしたり,逆に,室内圧を周囲より高く(正圧に)保つ必要のある室にも採用することが可能である.(この問題は,コード「20021」の類似問題です.)第一種機械換気方式は,機械給気と機械排気によるもので,室内の気圧は調整が可能である.第三種機械換気方式は,自然給気と機械排気によるもので,室内が負圧となる.臭気や水蒸気,煙などが発生し,これらの他室への流出を防ぐ必要があるような室に用いられる.(この問題は,コード「19192」の類似問題です.)営業用厨房は,厨房の臭気等が客席に流出しないように,厨房側を客席側よりも負圧に保つ.一般に,第三種機械換気方式(自然給気と機械排気)や,第一種機械換気方式(機械給気と機械排気)を用いる.(この問題は,コード「26121」の類似問題です.)屋内駐車場の換気方式においては,一般に,周辺諸室への排気ガスの流出を防ぐために,駐車場内が負圧となるよう,第三種機械換気方式(又は第一種機械換気方式)を採用する.○○××02131換気換気方式営業用厨房の換気計画において,一般に,排気量は給気量に比べてやや大きくする.厨房は,臭気や水蒸気,煙などが発生し,これらの他室への流出を防○ぐ必要があるため,一般に,室内が負圧となる第三種機械換気方式や室内の気圧を調整できる第一種機械換気方式を採用する.いずれも,排気量は,給気量に比べて大きくする.(この問題は,コード「23131」の類似問題です.)30112換気換気方式27112換気換気方式ボイラー室の給気量は,「燃焼に必要なボイラー室の換気量(給気量)は,燃焼に必要な空気量(燃焼の消費空気量」に「室内発熱を除去するための換量と理論廃ガス量から決定される)に室内換気用排気量(主として発気量」を加えた量とする.熱の処理)を加えた量とする.(この問題は,コード「23133」の類似問題です.)直だき吸収冷凍機室の給気量は,室内発熱を除去するための換気量と燃焼に必要な空気量とを合わせた量とする.ボイラー室の換気量(給気量)は,燃焼に必要な空気量(燃焼の消費量と理論廃ガス量から決定される)に室内換気用排気量(主として発熱の処理)を加えた量とする.○○05134換気換気方式ボイラー室において,燃料の燃焼に伴う発熱を制御するため,第3種換気方式とした.ボイラー室等の燃焼機器を使用する機械室の換気量(給気量)は,燃×焼に必要な空気量に室内換気用排気量(主として発熱の処理)を加えた量とする.燃焼には新鮮な空気が必要であるため,室内を正圧とする.よって,その換気方式は,第一種換気又は第二種換気とする.よって誤り.(この問題は,コード「28131」の類似問題です.)25022換気換気方式ホルムアルデヒドを発散する材料を使用した天井裏からの汚染物質の流入を抑制するためには,居室内の圧力を天井裏より低くしないことが有効である.ホルムアルデヒドを発散する材料を使用した天井裏からの汚染物質の流入を抑制するためには,居室内の圧力を天井裏より低くしないこと(第二種換気方式とする等)が有効である.(この問題は,コード「22023」の類似問題です.)○4/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28021換気換気方式○住宅における浴室から他の室への水蒸気の浸入を抑制するため,浴室に設置した排気ファンを使用した.住宅における浴室から他の室への水蒸気の浸入を抑制するため,浴室に設置した排気ファンを使用し,浴室内を負圧とすること(第三種換気)が望ましい22033換気換気計画24041換気換気計画20023換気換気計画建築物の気密化を図ることは,一般に,必要換気量を安定的に確保し,換気経路を明確にすることができる.建築物の気密化を図ることは,一般に,必要換気量を安定的に確保○し,換気経路を明確にすることができる.気密化されていない状況下では,換気経路の途中に生じる給気の影響により,本来,必要とされる場所の換気が十分に行われない場合がある.住宅の常時機械換気設備として,浴室等の水まわりの排気ファンを用いる場合,給住宅の24時間換気(常時機械換気)設備として,浴室等の水廻りの排気ファンを用いる際,居室と浴室の経路の途中に,外気と繋がる開口○気口が設けられた各居室の必要換気量を部や隙間等がある場合,居室の給気量が不足し,居室の換気が正常安定的に確保するためには,住宅全体の気密性を高くするほうが効果がある.に行われないことが考えられる.給気口が設けられた各居室の必要換気量を安定的に確保するためには,建築物全体の気密性を高くするほうが効果的である.住宅の常時機械換気設備として,浴室等住宅の24時間換気(常時機械換気)設備として,浴室等の水廻りの排×の水廻りの排気ファンを用いる場合,給気気ファンを用いる際,居室と浴室の経路の途中に,外気と繋がる開口口が設けられた各居室の必要換気量を安部や隙間等がある場合,居室の給気量が不足し,居室の換気が正常定的に確保するためには,建築物全体の気密性を低くするほうが効果がある.に行われないことが考えられる.給気口が設けられた各居室の必要換気量を安定的に確保するためには,建築物全体の気密性を高くするほうが効果的である.03031換気換気計画機械換気における静止型の全熱交換器を機械換気における静止型全熱交換器は,給気と排気の気流が混じる採用する場合,全熱交換素子の通気抵抗事なく流れ,その交差部分は,伝熱性と透湿性をもつ素材で構成されが大きいので,一般に,給気側と排気側ているため,顕熱と潜熱の交換を同時かつ連続的に行う事ができる.の両方に送風機が必要となる.ただし,全熱交換素子の通気抵抗が大きいので,一般に,給気側と排気側の両方に送風機が必要となる.○07031換気換気計画30031換気換気計画22032換気換気計画全熱交換器による換気において,外気の絶対湿度が室内の絶対湿度よりも高い場合,室内の吹出し空気の絶対湿度は,外気の絶対湿度より低くなる.全熱交換器による換気において,外気の絶対湿度が室内の絶対湿度○よりも高い場合,全熱交換器に取り入れた外気の「顕熱と潜熱」は,室内からの排気の「顕熱と潜熱」へ移動した後に,室内へ吹き出す(熱は高い方から低い方へ移動する).そのため室内の吹出し空気の絶対湿度は,外気の絶対湿度より低くなる.全般換気は,室全体の空気を入れ替える全般換気は室内のどこにも偏らないで行われる換気であり,室内で発○ことにより,室内で発生する汚染物質の希生する各種の臭気や汚染空気などを希釈・拡散・排出する.(この問題釈,拡散及び排出を行う換気方式のことは,コード「21032」の類似問題です.)である.ディスプレイスメント・ベンチレーション(置換換気)は,室内の設定温度よりもやや低温の空気を室下部から供給し,室内の発熱を利用して空気を暖めて上昇させて,室上部から排出する換気手法である.置換換気方式とは,床等の室下部に設置された低速吹出口の全表面○から均一に吹き出される新鮮空気が室内の汚染空気と混合されることなく広がり,天井から排気を行う方式をいう.このとき,新鮮冷気は床を這うように流れ,温度が高くなるにつれて自然に上昇する.そのため,冷気(導入外気)が暖かい空気(室内の汚染空気)の下に潜り込み,暖かい空気を押し上げるという空気流制御を実現したものである.特に天井が高く広い空間においては,高効率,省エネ化の効果がある.30114換気換気計画置換換気は,空間上部の高温(汚染)領域と空間下部の低温(新鮮)領域との空気密度差によって生じる,空気の浮力を利用した換気方式である.置換換気方式とは,床等の室下部に設置された低速吹出口の全表面○から均一に吹き出される新鮮空気が室内の汚染空気と混合されることなく広がり,天井から排気を行う方式をいう.このとき,新鮮冷気は床を這うように流れ,温度が高くなるにつれて自然に上昇する.そのため,冷気(導入外気)が暖かい空気(室内の汚染空気)の下に潜り込み,暖かい空気を押し上げるという空気流制御を実現したものである.特に天井が高く広い空間においては,高効率,省エネ化の効果がある.28132換気換気計画24123換気換気計画19191換気換気計画置換換気(ディスプレイスメント・ベンチレーション)は,汚染物質が周囲の空気より高温又は軽量の場合に有効である.置換換気方式は,一般に,混合換気方式に比べて,換気効率が高くなる.「ピストンフローによる換気効率」は,理論的には,「完全混合による換気効率」の2倍である.置換換気方式とは,床等の室下部に設置された低速吹出口の全表面○から均一に吹き出される新鮮空気が室内の汚染空気と混合されることなく広がり,天井から排気を行う方式をいう.このとき,新鮮冷気は床を這うように流れ,温度が高くなるにつれて自然に上昇する.そのため,冷気(導入外気)が暖かい空気(室内の汚染空気)の下に潜り込み,暖かい空気を押し上げるという空気流制御を実現したものである.特に天井が高く広い空間においては,高効率,省エネ化の効果がある.(この問題は,コード「22032」の類似問題です.)ディスプレイスメント・ベンチレーション(置換換気)の換気効率は,一般に,全般換気の換気効率よりも高くなる.換気効率とは,室内にある空気がいかに効率よく新鮮空気と入れ替わるかを示すものである.ピストンフロー(置換換気システム)は,空気が混合することなく,古い空気を押し出す仕組みであるため,最も換気効率がよく,換気効率は1となる.一方,完全混合は,空気を混合しながら換気を行うため,室内のあらゆる点の汚染物質濃度が等しく減衰していき,理論上の換気効率は0.5となる.ゆえに,ピストンフローによる換気効率は,理論的には,完全混合による換気効率の2倍となる.○○5/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25111換気換気計画○ディスプレイスメント・ベンチレーション(置換換気)は,汚染物質が周囲空気より高温又は軽量な場合や小空間に大風量の給気をする場合に有効である.置換換気は,居住域に温度成層を形成して,汚染質を上昇気流に乗せて搬送し天井面の排気口から排出する換気方式であり,汚染物質が周囲空気より高温又は軽量な場合や小空間に大風量の給気をする場合に有効である.02132換気換気計画ディスプレイスメント・ベンチレーション(置置換換気は,居住域に温度成層を形成して,汚染質を上昇気流に乗換換気)は,工場等において,汚染物質せて搬送し天井面の排気口から排出する換気方式であり,工場等にが周囲空気より高温又は軽量な場合に有おいて,汚染物質が周囲空気より高温又は軽量な場合にも有効であ効である.る.○20024換気燃焼器具04022換気燃焼器具28024換気燃焼器具26023換気燃焼器具密閉型燃焼器具においては,室内空気を燃焼用として用いない.外壁の室内側の表面結露を防止するため,暖房設備を開放型燃焼器具の代わりに密閉型燃焼器具とした.住宅における暖房設備から室内に発生する水蒸気の量を抑制するため,暖房設備を密閉型燃焼器具の代わりに開放型燃焼器具とした.半密閉型燃焼器具においては,室内空気を燃焼用に用いないため,室内の酸素濃度の低下に起因する不完全燃焼が発生することはない.開放型暖房器具は,燃焼に伴い多量の二酸化炭素,水蒸気,さらに○少量の一酸化炭素や窒素酸化物を排出し,室内の空気汚染を起こしやすいので,密閉型暖房器具(BF,FF型等)を用いることが望ましい.密閉型燃焼器具とは,燃焼用の新鮮空気を屋外から直接取り入れ,燃焼後の排ガスを屋外に直接排出する燃焼機器をいう.BF式(自然給排気)とFF式(強制排気式)の2種類がある.尚,開放型燃焼器具は,燃焼用の空気の導入及び排ガスの排出を屋内で処理するものであり,半密閉型燃焼器具は,燃焼用の空気を屋内で取り入れ,排ガスを屋外に排出するものである.開放型燃焼器具は,燃焼に伴い多量の二酸化炭素,水蒸気,さらに○少量の一酸化炭素や窒素酸化物を排出し,室内の空気汚染を起こしやすいため,室内の結露防止には,密閉型燃焼器具を用いることが望ましい.開放型燃焼器具は,燃焼に伴い多量の二酸化炭素,水蒸気,さらに×少量の一酸化炭素や窒素酸化物を排出し,室内の空気汚染を起こしやすいため,室内の結露防止には,密閉型燃焼器具を用いることが望ましい.密閉型燃焼器具は,燃焼用の新鮮空気を屋外から直接取り入れ,燃焼後の排ガスを屋外に直接排出する燃焼機器をいい,BF式(自然給排気)とFF式(強制排気式)の2種類がある.半密閉型燃焼器具は,燃焼用の空気を屋内で取り入れ,排ガスを屋外に排出するものである.×19022換気換気計画27022換気換気計画27042換気換気計画03033換気換気計画05131換気換気計画05132換気換気計画室内外の空気の密度が同じ場合,一般に室内外の空気の密度が同じ場合,一般に隙間を含めたすべての開口隙間を含めたすべての開口部からの給気部からの給気量と排気量は一定となる.量と排気量は一定となる.中央管理方式の空気調和設備を用いた「令20条の9」に,「居室を有する建築物のホルムアルデヒドに関する技×居室において,許容されるホルムアルデヒ術的基準の特例」が載っており,「材料と換気設備に関する規定は,ホドの量の上限は,0.15mg/m3である.ルムアルデヒドの量を空気0.1mg/m3以下に保つことができるものとして大臣の認定を受けた居室については適用しない.」とわかる.また,厚生労働省は,室内でのホルムアルデヒド濃度の指針値として,世界保健機構(WHO)のガイドラインである「30分平均値で0.1mg/m3以下」を示している.住宅の全般換気を,トイレ,浴室,台所等機械換気の場合,居室に設ける給気口は,冬期に冷気が流入してもの水まわり部分から排気する第三種換気極力居住域を暖かく保つため,床面からの高さを1.6m以上とすること方式で行う場合,居室に設ける自然給気が望ましい.尚,自然換気の場合は,居室の天井の高さの1/2以下の口は,床面からの高さを1.6m以上とするこ高さの位置に設ける.とが望ましい.住宅の全般換気をトイレ,浴室,台所等の水まわり部分からのファンによる排気によって行う場合,居室に設ける自然給気口は,温熱環境に影響を及ぼさないように,床面から0.5m以下に設置することが望ましい.喫煙室において,非喫煙場所との境界の開口部における気流の風速は,喫煙室に向かって0.2m/s以上とした.機械換気の場合,居室に設ける給気口は,冬期に冷気が流入しても×極力居住域を暖かく保つため,床面からの高さを1.6m以上とすることが望ましい.問題文の「給気口を床面から0.5m以下」とした場合,流入する外気が,足元に当たる場合があるため望ましいとは言えない.よって誤り.喫煙室においては,たばこの煙が室内から室外に流出しないよう,壁,○天井等によって区画され,たばこの煙が屋外又は外部に排気される必要がある.また,非喫煙場所との境界の開口部に扉がある場合,扉を開けた状態で,出入口の上中下の3点で風速を測定し,喫煙室に向かう気流が全ての地点で風速0.2m/s以上を満たす必要がある(風速を満たす場合は,扉は無くても構わない).事務所ビルにおいて,執務室の中央南面に縦シャフトを通し,その頂部を延長した「ソーラーチムニー」とは,煙突(chimney)のような縦シャフトを設け,太陽光で内部の空気が暖まる事で上昇気流を発生させ,その誘引効○ソーラーチムニー方式を採用することで温果により自然換気を行うシステムである.時間帯や風雨,温度湿度に度差換気を積極的に活用した.より開口部の開閉を自動制御する機能を組み込む事ができる.事務所ビルにおいては,執務室の中央南面に縦シャフト(ダブルスキン)を設け,ソーラーチムニー方式を採用することで温度差換気を活用する事例がある.よって正しい.○○6/7ページ

02.「換気」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05133換気換気計画○19195換気ガラリ計算21122換気ガラリ計算27131換気ガラリ計算24101換気ガラリ計算火気使用室において,排気フードⅠ型を設けた換気扇の有効換気量Ⅴは,V=30KQ(K:燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量,Q:火を使用する設備又は器具の実状に応じた燃料消費量)により算出した.1,800m3/hの外気取入れがらりにおいて,有効開口面積は,0.05㎡程度が望ましい.風量7,200㎥/h,有効開口率0.33の外気取入れがらりの面積は,2~3㎡程度が望ましい.風量14,400m3/h,有効開口率0.4の外気取入れガラリの開口面積は,3~5㎡程度が望ましい.風量14,000m3/h,有効開口率0.33の排気ガラリの面積は,1.5㎡程度が望ましい.火気使用室の必要換気量は,建築基準法(令20条の3第2項,告示1826号)により,V=定数×KQ(K:理論廃ガス量,Q:燃料消費量又は発熱量)で求められ,「定数」はフードの型式によって異なる.排気フードⅠ型はガスレンジと同じ幅と奥行きを有するフードが火源を覆い,排ガスを一様に集められるようになっている標準形で,定数は「30」となる(排気フードを使用しない場合や,開放型燃焼器具を使用する場合は定数「40」).排気フードⅡ型(業務用・特注)は定数「20」となる.よって正しい.ガラリの有効開口面積を算出する場合,風量計算において,一般にそ×の通過風速を「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要がある.風量計算式は,Q=f・A・V・3600(必要風量:Q(m3/h),ガラリ開口率:f(%),ガラリ面積:A(㎡),通過風速:V(m/sec))であり,1,800m3/hの外気取入れガラリで,有効開口面積が0.05㎡の場合,通過風速=1800/(3600×0.05)=10(m/sec)となる.通過風速が速すぎると,音成り等のトラブルの原因となることから,有効開口面積が0.05㎡では,小さすぎると判断する.ガラリの有効開口面積を算出する場合,風量計算式は,Q=f・A・V・3600[必要風量:Q(㎥/h),ガラリ開口率:f(%),ガラリ面積:A(㎡),通過風速:V(m/sec)]で表す.また,一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要がある.風量7,200㎥/h,有効開口率0.33,給気の通過風速を3m/secとした場合,外気取入れがらりの面積(A)は,A=Q/f・V・3600=7,200/0.33・3・3600≒2㎡となるため,外気取入れがらりの面積は,2~3㎡程度が望ましい.ガラリの有効開口面積を算出する場合,風量計算式は,Q=f・A・V・3600[必要風量:Q(㎥/h),ガラリ開口率:f(%),ガラリ面積:A(㎡),通過風速:V(m/sec)]で表す.また,一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要がある.風量14,000㎥/h,有効開口率0.4,給気の通過風速を3m/secとした場合,外気取入れガラリの面積(A)は,A=Q/f・V・3600=14,400/0.4・3・3600≒3.3㎡程度以上必要となる.ガラリの有効開口面積を算出する場合,風量計算式は,Q=f・A・V・3600[必要風量:Q(㎥/h),ガラリ開口率:f(%),ガラリ面積:A(㎡),通過風速:V(m/sec)]で表す.また,一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要がある.風量14,000㎥/h,有効開口率0.33,排気の通過風速を4m/secとした場合,外気取入れガラリの面積(A)は,A=Q/f・V・3600=14,000/0.33・4・3600≒3㎡程度以上必要となる.○○×26123換気ガラリ計算29114換気ガラリ計算06122換気ガラリ計算同風量用の外気取入れガラリと排気ガラリでは,一般に,排気ガラリのほうが通過風速を大きくできる.同じ風量用の外気取入れガラリと排気ガラリを比べると,排気ガラリのほうが,一般に,通過風速を高くできることから必要な正面面積は小さくなる.同風量の外気取入れガラリと排気ガラリを比べると,外気取入れガラリのほうが,一般に,通過風速を遅くするので,必要な正面面積は大きくなる.一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要があり,排気ガラリのほうが,通過風速を高くできることから,必要な正面面積は小さくなる.一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要があり,排気ガラリのほうが,通過風速を高くできることから,必要な正面面積は小さくなる.一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要があり,排気ガラリのほうが,通過風速を高くできることから,必要な正面面積は小さくなる(外気取入れガラリの方が大きくなる).○○○23134換気ガラリ計算同風量用の外気取入れガラリと排気ガラリでは,一般に,通過風速を高くできることから,外気取入れガラリのほうが必要な正面面積は小さくなる.20071換気その他ハイブリット換気は,自然換気の省エネルギー性と機械換気の安定性の両方の長所を活かした換気方式である.一般に,通過風速は「排気4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度に設定する必要があり,排気ガラリのほうが,通過風速を高くできることから,必要な正面面積は小さくなる(外気取入れガラリのほうが必要な正面面積は大きくなる).ハイブリット換気は,風速センサーで給排気量を常時確認し,自然換○気だけでは必要風量が満たされない場合のみ,全熱交換機を稼動し,必要風量を得る仕組みとなっている.通常,自然換気で約半分の時間を換気することが可能であり,機械換気と比較し,ランニングコストを削減することが可能である.×25032換気その他建具まわりの隙間から流入・流出する漏気量は,隙間前後の圧力差の1/n乗に比例し,nは1~2の値をとる.建具まわりの隙間を通る風量Qは,サッシ両側空気の圧力差ΔPの1~1/2乗に比例する.隙間長さをLとすると,Q=aLΔP^(1/n)(a及びnはサッシ係数で,nは1~2の値をとる)となる.○7/7ページ

P2.換気(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,室内の環境を整える換気について学習します.大きく分けて,自然換気,機械換気に分類できます.それぞれの仕組みや特徴を整理しましょう.また,換気計画について風量計算や必要換気量の計算も求められるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.換気の分類・換気には,「自然換気」と「機械換気」があります.さらに自然換気は温度差換気(重力換気)と風力換気に分かれます.・機械換気は,第1種換気,第2種換気,第3種換気に分かれます.換気温度差換気(重力換気)温度差を利用した換気自然換気風力換気風力を利用した換気第1種換気機械換気ファン(送風機)を使う換気第2種換気第3種換気1-1.自然換気・自然換気は,開口部の前後に圧力差が生じると,圧力の高い方から低い方へ空気が流れる現象による換気のことです.・圧力差が生じる原因として温度差によるものと風力によるものがあります.・自然換気では,一般に床面近くに給気口を,天井近くに排気口を設けます.P2.換気-1

1-2.風力換気風により建物の壁に生じる圧力差を利用した換気をいいます.圧力差は,風が壁面に当たり,風上側では正圧,風下側では負圧になることにより生じます.19023・風力換気は,換気口が風向きに直角な入口と出口がある場合に最も効果的です.・風力換気の式流量係数,開口部面積,風速に比例する.風上側の風圧係数と風下側の風圧係数の差の平方根比例する.030343003307033風力換気の公式もそれぞれの値の関係に着目しましょう!P2.換気-2

1-3.温度差換気・温度差換気(重量換気)とは,室内外の温度差による圧力差を利用した換気です.・温度差と空気重量の差は比例関係にあり,暖かい空気は軽く,冷たい空気は重い.・温度差換気において,中性帯の上方と下方に給気口,排気口を設けることで,自然換気が行われます.・中性帯は上部に大きな開口を設ければ上に移動し,下部に大きな開口を設ければ下に移動します.これは,大きい開口部により室内と室外の圧力差が小さくなるためです.19025061232203127043・温度差による換気経路は,室温が外気の温度よりも高ければ(冷房時以外は一般に室内が高温),中性帯よりも下の開口部から空気が室内に流入し上方へ流れます.逆に,室温が外気の温度よりも低ければ,中性帯よりも上方の開口部から空気が室内に流入し下方にも流れます.3003407032・温度差換気の式換気量は内外温度差の平方根に比例します.2404229033公式を丸暗記するのではなく,換気量と内外温度差の関係に着目しましょう!P2.換気-3

1-4.機械換気・機械換気はファン(送風機)を用いて換気を行います.①第1種換気排気ともファンなどの機械を使う換気方式のことをいいます.・室内圧は給気ファンと排気ファンの風量により,正圧,負圧のいずれにもできるので,安定した換気を確保できます.・映画館,劇場,集会場などに適し,また地下空間など直接外気に給気口や排気口を設置できない場合などにも適しています.②第2種換気排気口から排出します.・室内圧は正圧となり隣室から汚染空気や塵埃などが流入しないため,空気の清浄を維持する必要のある病院の手術室,半導体工場のクリーンルーム(清浄室)などに適しています.・ボイラー室等の燃焼機器を使用する機械室の換気量(給気量)は,燃焼に必要な空気量に室内換気用排気量(主として発熱の処理)を加えた量とし,燃焼には新鮮な空気が必要であるため,室内を正圧とします.③第3種換気排気ファンにより排出します.・室内は負圧となり汚染空気,臭気,水蒸気,熱などが隣室に流出しないため,これらの発生する便所,浴室,厨房に適しています.・住宅の全般換気を便所,浴室,厨房などの水回り部分から排気する第3種換気で行う場合,居室に設ける給気口は,冬期冷気が流入しても極力居住域を暖かく保つため,床面からの高さを1.6m以上とすることが望ましいです.30032030322813105134261213011102133021312704203033(機械換気まとめ)P2.換気-4

2.換気計画2-1.全般換気室内で発生する汚染空気を,室全体に希釈拡散させながら汚染物質の濃度を下げ,排出する方式をいいます.・近年,住宅における高断熱化や高気密化の傾向により,住宅全体で必要な換気量の確保をする全般換気の方法が求められています.この場合,一般に居間,寝室などの居室を中心として給気し,便所や浴室などから排気する換気経路とします.300312-2.局所換気・局所換気とは,室内で局所的に発生する有毒ガス,熱,臭気,煙などを,室全体に希釈や拡散させないように局所的に排出する換気方式をいいます.2-3.空気齢と余命・空気齢とは,室内のある地点における空気の新鮮度を表すもので,外気が給気口から室内のある位置までに到達するのに要する平均時間をいいます.0101307014・空気齢が大きいほど,新鮮空気が到達するまでに要する時間が長くなり,その位置における空気の新鮮度は低く,換気効率が低いことを表します.24043・空気が室内のある位置から排気口まで到達するのに要する平均時間を余命といい,また空気齢と余命の合計を空気寿命といいます.2203404014空気齢小→新鮮度高換気効率高空気余命小→汚染空気早く排出されるP2.換気-5

2-4.混合換気方式・混合換気方式とは,従来のように空気と室内で発生した汚染空気を希釈,拡散混合して吹出口から排出する方式をいいます.2-5.置換換気方式(ディスプレイスメント・ベンチレーション方式)・置換換気方式とは,室の下部に設けられた低速吹出口から吹き出された室温よりも低い空気が人体や器具などからの発熱を伴う汚染空気の上昇を妨げることなく,また居住域で発生した汚染物質との混合を抑えて,室の上部に押し上げて天井などから排出する方式をいいます.220323011428132・置換換気方式は,汚染物質が周囲空気より高温または軽量な場合,小空間に大風量の給気をする場合に有効です.02132P2.換気-6

3.必要換気量3-1.ザイデルの式CO2)濃度を許容値以下にするための必要換気量(Q)はザイデルの式で表すことができます.260222903227044200222903125033070344.換気回数・換気回数とは,室内の空気が1時間に入れ替わった回数をいいます.換気回数N=Q/V・室の換気回数が多いということは,換気能力が高いことを表します.大きい開口部を設けた室は換気回数が多く,換気能力が高いということになります.必要換気量については,計算問題の出題もあります.公式の計算にとらわれて解くのではなく,何を求めるのか?その単位に合わせるにはどうすれば良いかを考えて解くようにしましょう!P2.換気-7

給気排気(-1個)給気排気(-2個)給気排気(-3個)汚染発生汚染物質は発生と同時に一様に拡散給気排気(-4個)給気排気(-5個)給気排気(-5個)最初は,排気の中に汚染物質が含まれる量が少ない.新鮮な空気を換気している状態(換気の効率が悪い).汚染発生拡散汚染発生拡散汚染発生拡散汚染発生拡散ここから先は発生で増える汚染物質量と換気で減る量が均衡するので,汚染濃度はこれ以上高くならない.これが定常状態.時間の経過とともに,室内の汚染物質濃度は高くなってくる.それに伴って,排気される汚染物質の量も増えてくる.排気の中に汚染物質の量が増えてきているので,当初より汚染濃度が高まる勢いはない(換気の効率が良い).勢いよく汚染濃度が高まる.汚染発生拡散「定常状態」のイメージついに,発生する汚染物質量と排出される汚染物質量が同じになった.・・・(+5個)(+5個)(+5個)(+5個)(+5個)(+5個)4

02.「換気」のH23年度本試験図問題問題コード23031図は,ある風向における建築物の平面の風圧係数分布を示したものである.この建築物に開口部を設ける場合,最も通風量の多いものは,次のうちどれか.ただし,開口部は同じ高さに設けるものとし,流量係数は同じ値とする.+0.6-0.4-0.2-0.2風向+0.6-0.4-0.2-0.21.2.開口2㎡開口2㎡開口2㎡開口2㎡3.4.開口1㎡開口1㎡開口2㎡開口2㎡開口1㎡開口1㎡解説:自然換気には,風力換気と自然換気(温度差換気)の2種類があり,風力換気による換気量は次のようになる.Q=α・A・VαAVCfCb:::::Cf-Cb流量係数開口部面積外部風速流入側の風圧係数流出側の風圧係数尚,開口部面積Aは直列開口(開口部が上下に並ぶ場合)のときは,(1/A)2=(1/A1)2+(1/A2)2となり,並列開口(開口部が左右に並ぶ場合)のときには,A=A1+A2となる.A1A1A2A2直列開口並列開口問題文の開口部は,どれも並列開口であるため,開口面積は全て等しくなる.また,流量係数(α),外部風速(V)についても一定となるため,換気量の大小は,Cf-Cbの値によって決まる.02.「換気」のH23年度本試験図問題P1

+0.6-0.21.の場合,右図のようにCf-Cb=+0.6-(-0.2)=0.8となる.+0.6-0.2+0.6-0.22.の場合,右図のようにCf-Cb=+0.6-(-0.25)=0.85となる.+0.6+0.6+0.6-0.4-0.25-0.23.の場合,右図のようにCf-Cb=+0.6-(-0.2)=0.8となる.+0.6+0.6+0.6-0.2-0.2-0.2-0.2-0.4+0.6-0.3-0.24.の場合,右図のようにCf-Cb=+0.6-(-0.3)=0.9となる.+0.6+0.6-0.4-0.3-0.2∴通風量の大小関係は,4.>2.>1.=3.となる.解答:4.の通風量が,最も大きくなる.02.「換気」のH23年度本試験図問題P2

02.「換気」のH18年度本試験図問題問題コード18031外気温5℃,無風の条件の下で,図のような上下に開口部を有する断面の建築物A,B,Cがある.室温がいずれも20℃,開口部の中心間の距離がそれぞれ1m,2m,4m,上下各々の開口面積がそれぞれ0.8㎡,0.4㎡,0.3㎡であるとき,換気量の大小関係を求めよ.ただし,いずれも流量係数は一定とし,中性帯は開口部の中心間の中央に位置するものとする.開口部の中心間の距離1m開口部の中心間の距離2m開口部の中心間の距離4m開口面積は上下各々0.8㎡建築物A開口面積は上下各々0.4㎡建築物B開口面積は上下各々0.3㎡建築物C解説:自然換気には,風力換気と温度差換気の2種類があり,温度差換気による換気量は次のようになる.Q=α・AαAhTiTog::::::2gh(Ti-To273+T)i流量係数開口部面積上下開口部の中心間距離室内温度外気温度重力加速度問題文より,いずれにおいても流量係数(α),重力加速度(g),室内温度(Ti),外気温度(To)は一定となるため,換気量の大小は,Ahの値によって決まる.建築物Aにおいては,Ah=0.81≒0.80建築物Bにおいては,Ah=0.42≒0.57建築物Cにおいては,Ah=0.34≒0.60∴換気量の大小関係は,建築物A>建築物C>建築物Bとなる.解答:建築物A>建築物C>建築物B02.「換気」のH18年度本試験図問題

02.「換気」のH26年度本試験図問題問題コード26031外気温7℃,無風の条件の下で,図のような上下に開口部を有する断面の建築物A,B,Cがある.室温がいずれも20℃に保たれ,上下各々の開口面積がそれぞれ0.3㎡,0.4㎡,0.7㎡,開口部の中心間の距離がそれぞれ4m,2m,1mであるとき,換気量の大小関係を求めよ.ただし,いずれも開口部の流量係数は一定とし,中性帯は開口部の中心間の中央に位置するものとする.尚,2≒1.4として計算するものとする.開口部の中心間の距離4m開口部の中心間の距離2m開口部の中心間の距離1m開口面積は上下各々0.3㎡建築物A開口面積は上下各々0.4㎡建築物B開口面積は上下各々0.7㎡建築物C解説:自然換気には,風力換気と温度差換気の2種類があり,温度差換気による換気量は次のようになる.Q=α・AαAhTiTog::::::2gh(Ti-To273+T)i流量係数開口部面積上下開口部の中心間距離室内温度外気温度重力加速度問題文より,いずれにおいても流量係数(α),重力加速度(g),室内温度(Ti),外気温度(To)は一定となるため,換気量の大小は,Ahの値によって決まる.建築物Aにおいては,Ah=0.34≒0.60建築物Bにおいては,Ah=0.42≒0.57建築物Cにおいては,Ah=0.71≒0.70∴換気量の大小関係は,建築物C>建築物A>建築物Bとなる.解答:建築物C>建築物A>建築物B02.「換気」のH26年度本試験図問題P1

02.「換気」のR06年度本試験図問題問題コード06031外気温度5℃,無風の条件の下で,図のような上下に開口部を有する断面の建築物A,B,Cがある.室内温度がいずれも18℃に保たれ,上下各々の開口面積がそれぞれ3㎡,2㎡,1㎡,開口部の中心間の距離がそれぞれ3m,6m,9mであるとき,建築物A,B,Cの換気量QA,QB,QCの大小関係を求めよ.ただし,いずれの開口部も流量係数は一定とし,中性帯は開口部の中心間の中央に位置するものとする.なお,2は1.4,3は1.7として計算する.開口部の中心間の距離3m開口部の中心間の距離6m開口部の中心間の距離9m開口面積は上下各々3㎡建築物A開口面積は上下各々2㎡建築物B開口面積は上下各々1㎡建築物C解説:自然換気には,風力換気と温度差換気の2種類があり,温度差換気による換気量は次のようになる.Q=α・AαAhTiTog::::::2gh(Ti-To273+T)i流量係数開口部面積上下開口部の中心間距離室内温度外気温度重力加速度問題文より,いずれにおいても流量係数(α),重力加速度(g),室内温度(Ti),外気温度(To)は一定となるため,換気量の大小は,Ahの値によって決まる.建築物Aにおいては,Ah=33≒5.1建築物Bにおいては,Ah=26=22×3≒4.8建築物Cにおいては,Ah=19=3∴換気量の大小関係は,建築物A>建築物B>建築物Cとなる.解答:建築物A>建築物B>建築物C02.「換気」のR06本試験図問題P1

02.「換気」のH28年度本試験図問題問題コード28031定常状態にける室内の二酸化炭素濃度を上限の基準である1,000ppm以下に保つために,最低限必要な外気の取入量として3適当な値[m/(h・人)]はいくつか.3ただし,人体一人当たりの二酸化炭素発生量は,0.024m/(h・人)であり,人体から発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとし,外気の二酸化炭素濃度を400ppmとする.また隙間風は考慮しないものとする.解説:単位体積あたりの空気について考える.CO2(汚染物質)の発生量をM1,室外空気にもともと含まれているCO2量をM2とすると,3換気後の室内空気に含まれる単位時間あたりのCO2量Mは,M=M1+M2(m/h)となる.次に濃度について考える.濃度とは,単位体積あたりの物質量であり,単位時間当たりの換気量(空気の体積)をQ(m3/h)とすると,室外のCO2濃度は400ppmであるため,導入空気の体積Q[m3/h]3M2(m/h)400ppm=Q(m/h)3①濃度は単位体積当たりの汚染物質量(この問題の場合CO2量)となる.とわかる.これは室外空気のCO2濃度を表わし,この室外空気が室内に導入され,室内に発生2量M1を希釈することで,室内における濃度が1,000ppmとなるのである.ゆえに,室外の空気導入後の室内におけるCO2濃度は,導入外気(室外の空気)に2量:M2[m3/h]導入空気の体積Q[m3/h]M+MMM1,000ppm==QQ+Q1212②+=と表わすことができる.①.式より,M2=400ppm×Qこれを②.式に代入すると3M2[m/h]室内に発生しているCO2量:M1[m3/h]3M1+M2[m/h]M1M2M11,000ppm==Q+QQ+400ppm×QQ1,000ppm-400ppm=QM1600ppm=M1Q問題文より,M1=0.024m3/hであるため,Q=0.024600ppm=0.0240.0006=340m/h-61ppm=10=0.000001※ppmとは濃度を示す単位であり,100万分の1を表します.なお,パーセントという単位は100分の1を表します.別解:外気における汚染物質濃度をCo,室内における汚染物質発生量をM,換気量(導入外気量)をQとすると,外気導入後(換気後)の室内における汚染物質濃度Cは,C=Co+MQとなる.MQ==0.024C-Co600ppm=340m/h解答:340m/h02.「換気」の平成28年度本試験図問題P1

02.「換気」のR01年度本試験図問題問題コード01021(21021)3容積が100mの室において,室内の水蒸気発生量が0.6kg/h,換気回数が1.0回のとき,十分に時間が経過した後の室内空気の重量絶対湿度を求めよ.ただし,室内の水蒸気は室全体に一様に拡散するものとし,外気の重量絶対湿度を0.010kg/kg(DA),空気の密度を1.2kg/m3とする.また,乾燥空気1kgを1kg(DA)で表す.解説:単位体積あたりの乾燥空気について考える.水蒸気(汚染物質)の発生量をM1,屋外乾燥空気にもともと含まれている水蒸気量をM2とすると,換気後の乾燥空気(kgDA)に含まれる水蒸気量Mは,M=M1+M2(kg/h)となる.次に重量絶対湿度(濃度)について考える.重量絶対湿度とは,単位乾燥空気あたりの水蒸気量であり,単位時間当たりの換気量(空気の体積)をQ(m3/h)とすると,外気の重量絶対湿度は0.010(kg/kgDA)であるため,M2(kg/h)Q×1.2(kgDA/h)=0.010(kg/kgDA)重量絶対湿度は,重量比であるため,Q(m3/h)×1.2(kg/m3)=1.2Q(kgDA/h)として重量に置き換える.単位体積当りの乾燥空気のとわかる.重量を表す.これは外気の重量絶対湿度を表わし,この外気が室内に導入され,水蒸気発生量M1=0.6(kg/h)の室内空気の水蒸気濃度が希釈される.33問題文より,室容積は100m,換気回数が1.0回/hであるからQ=100mとなる.このとき,外気導入後の室内における重量絶対湿度Mは,①濃度は単位体積当たりの汚染物質量(この問題の場合水蒸気量)となる.導入空気の重量=1.2×Q[kgDA/h]導入外気(室外の空気)に含まれている水蒸気量:M2[kg/h]導入空気の重量=1.2×Q[kgDA/h]M1+M2M1M2M==1.2Q1.2Q+1.2Q②+=M10.6と表わすことができる.==0.0051.2Q1.2×100M2①.式より,1.2Q=0.010M2[kg/h]室内に発生している水蒸気量:M1[kg/h]M1+M2[kg/h]これを②.式に代入するとM=0.005+0.010=0.015別解:Q換気回数N=100m3=1回/hより,換気量Q=100m/h333これを「重さ」の単位に変換するとQ=100m/h×1.2kg/m=120kg/hMQ=C-Coより,C=Co+MQC=0.01+0.6kg/h120kg/h=0.01+0.005=0.015kg/kg(DA)解答:0.015kg/kg(DA)02.「換気」のR01年本試験図問題P1

02.「換気」のR04年度本試験図問題問題コード040313室容積200mの居室に25人の在室者がおり,換気回数4回で換気がなされているとき,定常状態におけるこの室内の二酸化炭素濃度はいくつか(ppm).3ただし,一人当たりの二酸化炭素発生量は0.016m/(h・人)とし,在室者から発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとする.また,外気の二酸化炭素濃度は400ppmとし,隙間風は考慮しないものとする.解説:外気における汚染物質濃度をCo,室内における汚染物質発生量をM,換気量(導入外気量)をQとすると,外気導入後(換気後)の室内における汚染物質濃度Cは,C=Co+MQQ=MC-Co33換気量Q[m/h]は,室容積V[m]×換気回数N[回/h]3Q=200×4=800[m/h]室内の二酸化炭素発生量は,3M=0.016×25=0.4[m/h]よって,室内の二酸化炭素濃度は,C=Co+M0.4=0.0004+800=0.0009(900ppm)Q※ppmとは濃度を示す単位であり,100万分の1を表します.なお,パーセントという単位は100分の1を表します.導入空気の体積Q[m/h]導入外気(室外の空気)に量:M[m3/h]導入空気の体積Q[m/h]解答:900ppm02.「換気」のR04度本試験図問題P1

1234No.03伝熱56789101112131415

03.「伝熱」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28042伝熱熱貫流率単層壁の熱貫流抵抗は,同一の材料で倍にしても2倍にはならない.熱は高温側から低温側へと移動する.これを熱移動と呼ぶ.壁体の熱移動は下図のようになる.このとき,熱伝達(空気から壁面,若しくは,壁面から空気への熱移動)と熱伝導(壁面内における熱移動)を総称して「熱貫流」と呼ぶ.「熱貫流率」の単位は,「W/㎡・K」であり,これは,「単位面積,単位時間,単位温度あたりの熱の移動量」を意味する.この値が大きくなると熱が移動しやすいことになる.また,「熱貫流抵抗」は,「熱貫流率」の逆数であり,その単位は,「㎡・K/W」となり,これは「熱移動のしにくさ」を表す.○単一材料からなる壁の熱貫流抵抗Rtは.Rt=Ro+R+Ri〔Ro:室外側熱伝達抵抗,R:熱伝導抵抗,Ri:室内側熱伝達抵抗〕熱伝導抵抗Rは,熱伝導比抵抗(熱伝導率の逆数)に材料の厚さを乗じた抵抗値であり,材料(壁)の厚さに比例するが,熱伝達抵抗Ri,Roは,他の条件が同じである場合,材料(壁)の厚さに係わらず一定となる.よって,材料の厚さを2倍にしても全体の抵抗値である熱貫流抵抗Rtは2倍とならない.(この問題は,コード「20012」の類似問題です.)23042伝熱熱貫流率単一の材料からなる壁を単位時間に貫流単一材料からなる壁を単位時間に貫流する熱量Qは次式で表される.する熱量は,定常状態において,壁体のQ=K(ti-to)A=(1/Rt)×(ti-to)A表面積が2倍になると2倍になり,壁の厚さ〔K:熱貫流率,ti:室内側温度,to:屋外温度,A:壁体表面積,Rt:熱倍になると1/2になる.貫流抵抗(Kの逆数)〕熱貫流量Qは,内外温度差(ti-to)と壁体の表面積に比例し,熱貫流抵抗Rtに反比例する.また,単一材料からなる壁の熱貫流抵抗Rtは次式で表される.Rt=Ri+R+Ro〔Ri:室内側熱伝達抵抗,R:熱伝導抵抗,Ro:屋外側熱伝達抵抗〕熱伝導抵抗Rは,熱伝導比抵抗(熱伝導率の逆数)に材料の厚さを乗じた抵抗値であり,材料(壁)の厚さに比例するが,熱伝達抵抗Ri,Roは,他の条件が同じである場合,材料(壁)の厚さに係わらず一定となる.よって,熱貫流抵抗Rtと材料の厚さは比例しないため,熱貫流量は,材料の厚さに反比例しない(壁の厚さが2倍になっても熱貫流量は1/2にならない).×02022伝熱熱貫流率外壁を構成する各部材の熱伝導抵抗が壁体の熱貫流抵抗Rtは次式で表される.○大きくなると,一般に,熱貫流率は小さくなRt=Ri+R+Roる.〔Ri:室内側熱伝達抵抗,R:熱伝導抵抗,Ro:屋外側熱伝達抵抗〕熱伝導抵抗Rは,各部材の熱伝導比抵抗(熱伝導率の逆数)に各部材の厚さを乗じた抵抗値の総和であり,材料(壁)の厚さに比例するが,熱伝達抵抗Ri,Roは,他の条件が同じである場合,材料(壁)の厚さに係わらず一定となる.よって,各部材の熱伝導抵抗(R)が大きくなると,全体の抵抗値である熱貫流抵抗(Rt)も大きくなり,熱貫流率(1/Rt)は小さくなる.21102伝熱熱貫流率一般の使用条件では,単板ガラスの熱貫流抵抗のうち,ガラス自体の熱伝導抵抗が占める割合は半分以下である.単板ガラスの熱貫流抵抗は.次式で求められるように,全体の熱貫流抵抗(Rt)のうち,ガラス自体の熱伝導抵抗(d/λ)が占める割合は,数%程度である○18023伝熱熱貫流率コンクリートの外壁における隅角部の室内表面温度は,一般に,平面壁の部分の室内表面温度に比べて,外気温度に近づく.外壁の出隅部分(隅角部)においては,室内側表面積より,屋外側表面積のほうが大きくなるため,室内側表面積と屋外側表面積が等しい平面壁の部分の室内表面温度に比べて,その室内表面積は,外気温度に近づく.○02021伝熱熱貫流率06044伝熱熱貫流率外壁の熱貫流率は,外壁と屋根や床等との取合い部における熱伝導を考慮しない場合,一般に,構造体の室内側で断熱するよりも室外側で断熱するほうが小さくなる.外壁と屋根や床等との取合い部における熱伝導を考慮しない場合,外壁の室内側で断熱する場合と室外側で断熱する場合で,壁内の温度勾配は異なるが,移動する熱の総量は等しい.よって,外壁の熱貫流率は,室内側で断熱しても室外側で断熱しても等しくなる.外壁の熱貫流率は,外壁を構成する材料外壁と屋根や床等との取合い部における熱伝導を考慮しない場合,外の種類や材厚が同じ条件の場合,一般壁の室内側で断熱する場合と室外側で断熱する場合で,壁内の温度に,躯体の屋外側で断熱するよりも,室内勾配は異なるが,移動する熱の総量は等しい.よって,外壁の熱貫流側で断熱するほうが大きくなる.率は,室内側で断熱しても室外側で断熱しても等しくなる.××1/5ページ

03.「伝熱」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07043伝熱熱貫流率○熱線吸収板ガラスは,同じ厚さの透明フロート板ガラスと比べて,室内への日射熱侵入を抑える効果はあるが,熱貫流率は同程度である.熱線吸収板ガラスは,同じ厚さの透明フロート板ガラスと比べて,室内への日射熱侵入を抑える効果はあるが,熱貫流率は,日射の影響は考慮しない(温度差による熱の移動の)ため同程度である.04012伝熱熱貫流率外皮平均熱貫流率(UA値)は,断熱性能を示す指数で,建築物の内部から屋根や壁,床,開口部等を通過して外部へ逃げる「単位温度差当たりの外皮総熱損失量」を「外皮総面積」で除した値である.外皮平均熱貫流率(UA値)は,住宅の内部から床,外壁,屋根(天井)○や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値(熱損失の合計を外皮総面積で除した値=W/㎡・K)であり,値が小さいほど熱が逃げにくく,省エネルギー性能が高い事を示す.また,冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値・イータエーシー)は,窓から直接侵入する日射による熱と,窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した,冷房期の指標であり,値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく,冷房効果が高い事を示す.いずれも,「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づく新築住宅の省エネルギー基準では,原則として,地域の区分に応じた基準値以下となること等が求められる.29013伝熱熱伝導率壁体の定常伝熱は,壁体の両面の空気壁体の定常伝熱は,壁体の両面の空気温度又は表面温度を長時間温度又は表面温度を長時間一定に保った一定に保った後も,壁体内の各部の温度が時間の経過によって変化後も,壁体内の各部の温度が時間の経過せず,熱流量が一定な場合の伝熱過程をいう.によって変化せず,熱流量が一定な場合の伝熱過程をいう.○21011伝熱熱伝導率22041伝熱熱伝導率「熱伝導率」と「W/(㎡・K)」は,建築環境工学に関する用語とその単位との組合せとして,正しい.結露や雨水の浸入によって断熱材内部の含水率が増加すると,水の熱伝導の影響により断熱性能の低下につながる.「熱伝導率」とは,物質中における熱の伝わりやすさの割合でその単位は,「W/m・K」となる.この値が大きいほど熱を伝えやすい.また,「熱伝導率」の逆数を「熱伝導比抵抗」と呼び,単位は「m・K/W」で,物質中における熱の伝わりにくさを表す.尚,「熱伝導率」を材料の厚さで割った値を「熱伝導係数(W/㎡・K)」と呼び,「熱伝導抵抗(㎡・K/W)」とはその逆数である.ここで,単位について解説しておきます.K(ケルビン)とは,絶対温度の単位であり,-273℃を0(K)とします.ゆえに,0℃の場合,273(K)となります.一定量の気体の体積は,一定圧力のもとで温度が1℃上下すると,0℃のときの体積の1/273ずつ増減します(シャルルの法則).このため気体は,熱をもらって温度が高くなると分子の動きが活発になり体積が増え,逆に,温度が下がると分子の動きが鈍くなり体積は減ります.ここで,分子の大きさが0,液化や固化しないという理想的な気体を考えると-273℃(正確には-273.15℃)で体積が0となります.このときの温度-273℃を「絶対零度」といいます.また,W(ワット)とは仕事率の単位であり,1Wは1秒間に1J(ジュール)の仕事をするというものです(W=J/s).水(熱伝導率0.6W/m・K)は,空気(熱伝導率0.024W/m・K)に比べて,熱伝導率が大きいため,繊維系の断熱材が結露などによって湿気を含むと,その熱伝導抵抗は低下する.×○03043伝熱熱伝導率06042伝熱熱伝導率26041伝熱熱伝導率繊維系断熱材は,含水率が増加すると水水(熱伝導率0.6W/m・K)は,空気(熱伝導率0.024W/m・K)に比べて,の熱伝導抵抗が加わるので,断熱性能が熱伝導率が大きいため,繊維系の断熱材が結露などによって湿気を向上する.含むと,その熱伝導抵抗は低下する.よって誤り.同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合の熱伝導率は,一般に,断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる.伝熱3要素の一つである「対流」とは,「温度差等による空気(流体)の移動により生じる熱移動」をいう.材料内部の気泡寸法が大きくなると「対流」により熱移動は促進されるため熱伝導率は大きくなる.逆に気泡寸法が小さくなると,物体内部において,伝達・伝導の過程をより多く繰り返すことになるため熱伝導率は小さくなる.(この問題は,コード「30044」の類似問題です.)同種の発泡性の断熱材において,空隙率伝熱3要素の一つである「対流」とは,「温度差等による空気(流体)のが同じ場合,一般に,材料内部の気泡寸移動により生じる熱移動」をいう.材料内部の気泡寸法が大きくなると法が大きいものほど,熱伝導率は小さくな逆に気る.泡寸法が小さくなると,物体内部において,伝達・伝導の過程をより多く繰り返すことになるため熱伝導率は小さくなる.×○×23043伝熱熱伝導率グラスウールは,一般に,かさ比重が大きくなるほど熱伝導率は小さくなる.一般に,かさ比重(みかけの密度)が大きくなるほど熱伝導率も大きく○なるが,繊維系断熱材(グラスウール等)の場合,断熱材内部の隙間が小さくなることで空気が移動しにくくなるため,かさ比重が大きいほど,熱伝導率は小さくなる.(この問題は,コード「19035」の類似問題です.)28044伝熱熱伝導率グラスウールの熱伝導率は,一般に,かさ比重(密度)が大きいほど大きくなる.一般に,かさ比重(みかけの密度)が大きくなるほど熱伝導率も大きくなるが,繊維系断熱材(グラスウール等)の場合,断熱材内部の隙間が小さくなることで空気が移動しにくくなるため,かさ比重が大きいほど,熱伝導率は小さくなる.×06041伝熱熱伝導率断熱材に用いられるグラスウールの熱伝導率は,一般に,板ガラスの1/10以下,アルミニウムの1/1,000以下である.断熱材に用いられるグラスウールの熱伝導率は,一般に,板ガラスの1/10以下,アルミニウムの1/1,000以下である.○2/5ページ

03.「伝熱」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01044伝熱熱伝達率○外壁面の外気側における総合熱伝達率は,外壁面が外気温度に等しい黒体で覆われていると仮定し,日射や夜間放射の影響がないものとみなした値である.外壁面の外気側における総合熱伝達率は,外壁面が外気温度に等しい黒体で覆われていると仮定し,日射や夜間放射の影響がないものとみなした値である.04043伝熱熱伝達率壁体の総合熱伝達率は,「対流熱伝達率」と「放射熱伝達率」の合計である.壁体表面においては対流による熱伝達と放射(輻射)による熱伝達の2○種類が存在する.総合熱伝達率とは,対流と放射による熱伝達を合計したものであり,単に熱伝達率という場合には総合熱伝達率をさす.総合熱伝達率=対流熱伝達率+放射熱伝達率となる.尚,対流熱伝達率は,空気等の流体の特性,速度,固体(壁面)と流体(空気)の温度差などによって異なる値を示すため,伝熱計算においては,一般に,室内側の表面熱伝達率を9W/㎡・K,外気側の表面熱伝達率を23~41W/㎡・Kと設定する.02023伝熱熱伝達率04044伝熱熱伝達率外壁表面の放射率が大きくなると,一般に,熱貫流率は大きくなる.外壁表面の対流熱伝達率は,外部風速が大きいほど大きくなる.壁体表面においては対流による熱伝達と放射(輻射)による熱伝達の2○種類が存在する.総合熱伝達率とは,対流と放射による熱伝達を合計したものであり,単に「熱伝達率」という場合には総合熱伝達率をさす.総合熱伝達率=対流熱伝達率+放射熱伝達率となるため,外壁表面の放射率が大きくなると,熱移動が促進されるため,一般に,熱貫流率は大きくなる.壁面に当たる風速が大きくなると熱移動が促進されるため,壁体表面○の熱伝達率は大きくなる.尚,温度境界層において,壁体表面に極めて近いところでは「層流」となり,表面から離れたところでは「乱流」となる.「層流」とは,流速が小さく,秩序のある整った気流の流れであり,「乱流」とは,流速が大きく,小さな渦を伴った時間的にも空間的にも一定でない乱れた流れをいう.(この問題は,コード「23041」「28043」の類似問題です.)19083伝熱熱伝達率06043伝熱熱伝達率壁体表面の熱伝達抵抗は,外壁の近くの風速が大きいほど小さくなる.屋外の風速が大きくなると,一般に,外壁の熱貫流率は大きくなる.壁面に当たる風速が大きくなると熱移動が促進されるため,壁体表面の熱伝達抵抗は小さくなる(=熱伝達率は大きくなる.)壁面に当たる風速が大きくなると熱移動が促進されるため,壁体表面の熱伝達抵抗は小さくなり(=熱伝達率は大きくなり),熱貫流率は大きくなる.(この問題は,コー「02024」の類似問題です.)○○03042伝熱熱伝達率室内の壁表面における自然対流熱伝達率は,壁表面と室内空気との温度差が大きくなるほど高くなる.外部風速等により生じる外壁表面の熱の移動(強制的な対流熱伝達)○の他に,無風でも壁表面と空気との温度差により空気の流れが生じ,熱の移動が促進される「自然対流熱伝達」がある.一般に,室内の壁表面と室内空気との温度差が大きくなるほど,対流が大きく,熱の移動も大きくなる(自然対流熱伝達率は高くなる).よって正しい.25041伝熱熱伝達率室内において,自然対流熱伝達率は,熱の流れる方向と室温・表面温度の分布によって変化し,室温が表面温度より高い熱伝達とは,一般に,壁体表面を出入りする熱の移動を言い,熱伝達率は熱流の大きさを表す指標で,「放射熱伝達率」と「(自然)対流熱伝達率」に分けられる.暖房時(室温が表面温度より高い場合)の対流に○場合,床面より天井面のほうが大きな値とよる熱伝達は,天井面と床面の放射熱伝達率が等しくても,室内空気なる.から天井に流れる「上向きの熱流」の方が,床面に流れる「下向きの熱流」よりも大きくなるため,対流熱伝達率は,床面より天井面のほうが大きな値となる.25042伝熱中空層壁体内の密閉された中空層の熱抵抗は,中空層の熱抵抗は,厚さ20~30mm程度までは厚さに比例して増大すその厚さが10~15mmの範囲では,厚さにるが,それ以上になると厚さを大きくしてもほとんど変化しない.(30~比例して大きくなる.60mmで最大となり,それ以上になると層内に生じる対流により少しずつ減少する.)01043伝熱中空層壁体内の密閉された中空層の熱抵抗は,中空層の厚さが100mmを超えるとほとんど変化しない.中空層の熱抵抗は,厚さ20~30mm程度までは厚さに比例して増大するが,それ以上になると厚さを大きくしてもほとんど変化しない.(30~60mmで最大となり,それ以上になると層内に生じる対流により少しずつ減少する.)○○21012伝熱湿気伝導率「湿気伝導率」と「㎏/(m・s・Pa)」は,建築環境工学に関する用語とその単位との組合せとして,正しい.湿気伝導率「㎏/(m・s・Pa)」は,物体内部における水蒸気の移動量を○表わすもので,熱移動の場合の熱伝導率「W/(m・K)」に対応する.尚,単位面積(㎡)・単位時間(s)・単位水蒸気圧差(Pa)における水蒸気移動量(kg)を透湿係数「kg/(㎡・s・Pa)」といい,その逆数を透湿抵抗㎡・s・Pa)/kg」という.透湿抵抗は,材料の湿気(水蒸気)の移動のしにくさを表わす係数である.19032伝熱結露木造建築物の外壁において,冬期における内部結露を防止するためには,断熱材内部結露は室内側からの高湿な空気が壁体内に流入することによって生じるため,内部結露の防止には,壁体の高温・高湿側(室内側)にの屋外側の透湿抵抗に比べて,屋内側の防湿層を配置する.透湿抵抗が大きくなるように断熱材の屋内側に防湿層を設ける.04023伝熱結露外壁の内部結露を防止するため,断熱材の室内側に防湿層を設けた.内部結露は室内側からの高湿な空気が壁体内に流入することによって生じるため,内部結露の防止には,壁体の高温・高湿側(室内側)に防湿層(防湿フィルム)を設ける.(この問題は,コード「28022」の類似問題です.)○○3/5ページ

03.「伝熱」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21041伝熱結露コンクリート外壁の室内側において,防湿措置を講じない繊維系断熱材を用いる場合は,断熱及び防湿措置を施さない場合と比べて,コンクリート部分の屋内側表面における冬期の結露を促進するおそれがある.繊維系断熱材を用いた外壁の室内側において,防湿措置を講じない場合,断熱材部分に湿気が含まれる.一旦湿気を帯びた繊維系断熱材は吸放湿することが困難となる.この滞留した湿気が,冷えたコンクリート部分の屋内側表面で冬期の結露を促進するおそれがある.○21044伝熱結露木造住宅において,屋根を断熱する場合,断熱材の外気側に通気層を設けると結露が促進され,耐久性が低下する.木造住宅において,屋根を断熱する場合,断熱材の外気側に通気層を設けることで,湿気を排出することができるため,結露防止に有効である.×26043伝熱中空層壁体内の中空層の表面の片側をアルミ箔で覆うと,壁体の熱抵抗は大きくなる.壁体中の空気層にアルミ箔を入れると,熱放射をアルミ箔が反射する○ため輻射伝熱量が大幅に低減し,伝熱量がほぼ半減する.ゆえに,壁体内の中空層の表面をアルミ箔で覆うことにより,熱抵抗の値は大きくなる.尚,アルミ箔は中空層内であれば,室内側,室外側のどちらに設けても構わない.18025伝熱中空層複層ガラスは,一般に,窓の断熱性能を高めるために用いられ,その中空層には乾燥空気が密封されている.複層ガラスは,一般に,窓の断熱性能を高めるために用いられ,その中空層には乾燥空気が密封されている.○07044伝熱中空層複層ガラスは,中空層が完全な真空である場合,熱貫流率が0W/㎡・Kとなる.太陽の熱が地球に到達するように,真空においても放射熱伝達による伝熱が生じる.熱貫流は,熱伝達(対流と放射が影響する)と熱伝導を総合したものであり,複層ガラスの中空層が真空であっても,熱貫流率は,0とはならない.(この問題は,コード「19031」「01042」の類似問題です.)×18021伝熱二重窓二重窓において,ガラス相互の間隔を7cmとする場合の熱抵抗は,ガラス相互倍以上となる.空気層の熱抵抗は,垂直・密閉の場合,厚さ3cm程度までは増加するが,それ以上になると層内部の対流等により減少する.×30041伝熱温度勾配室の断熱性能を高めることにより,一般断熱性能を高めることは,室温と室内表面温度の差を小さくすることにに,室温と室内表面温度との差を小さくすつながり,室内の上下の温度差も小さくすることができる.(この問題ることができ,室内の上下の温度差も小さは,コード「22042」「27021」の類似問題です.)くすることができる.○20034伝熱熱容量暖房停止後の室温降下について,壁体等の熱容量が同じであっても,建築物の断熱性の良否によって,単位時間当たりの室温変化が異なる.20015伝熱表面物体の表面から射出される放射量は,物体の表面の絶対温度を2倍にすると16倍になる.熱容量が同一の場合,断熱性能が高いほど暖房停止後の室温低下速度は遅くなる.[熱容量と比熱]:ある物体の温度を1℃変化させるのに必要な熱量を,その物体の「熱容量」という.また,物質1gあたりの熱容量を「比熱」という.物体が均質であれば,物体の「熱容量」を「質量」で割ったものが「比熱」となる.物体の表面から射出される放射量は,物体の表面の絶対温度の4乗に比例する.よって,表面の絶対温度を2倍にすると,その放射量は16倍になる.○○05011伝熱夜間放射夜間放射(実効放射)とは,地表におけある物体が他の物体へ輻射している一方で,他の物体からも輻射を受○る,「上向きの地表面放射」と「下向きの大けている(反輻射).この輻射の差を「実効放射」という.例えば,地球気放射」との差のことである.は太陽からの輻射(太陽放射)により,熱エネルギーを得ますが,太陽に温められた地球は,その温度に見合ったエネルギーを宇宙に向かって放出(地球放射)する.このとき,太陽輻射-地球放射(反輻射)が実効放射(放射収支)となる.実効放射は「夜間放射」ともいい,地表から大気に向かって放出する輻射(上向きの地表面輻射)と反輻射(下向きの大気放射)との差を表す.26012伝熱夜間放射夜間放射(実効放射)は,地表における上向きの地表面放射のことであり,夜間のみ存在する.ある物体が他の物体へ輻射している一方で,他の物体からも輻射を受×けている(反輻射).この輻射の差を「実効放射」という.例えば,地球は太陽からの輻射(太陽放射)により,熱エネルギーを得ますが,太陽に温められた地球は,その温度に見合ったエネルギーを宇宙に向かって放出(地球放射)する.このとき,太陽輻射-地球放射(反輻射)が実効放射(放射収支)となる.実効放射は「夜間放射」ともいい,地表から大気に向かって放出する輻射(上向きの地表面輻射)と反輻射(下向きの大気放射)との差を表す.02014伝熱夜間放射実効放射(夜間放射)は,地表における長波長放射収支であり,日中を除く夜間の「大気放射と地表面放射との差」のことである.ある物体が他の物体へ輻射している一方で,他の物体からも輻射を受×けている(反輻射).この輻射の差を「実効放射」という.例えば,地球は太陽からの輻射(太陽放射)により,熱エネルギーを得ますが,太陽に温められた地球は,その温度に見合ったエネルギーを宇宙に向かって放出(地球放射)する.このとき,太陽輻射-地球放射(反輻射)が実効放射(放射収支)となる.実効放射は「夜間放射」ともいい,地表から大気に向かって放出する輻射(上向きの地表面輻射)と反輻射(下向きの大気放射)との差を表す.4/5ページ

03.「伝熱」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23044伝熱夜間放射○曇天時においては,雲量が多いほど,また雲高が低いほど,夜間放射量は少なくなる.「夜間放射」とは,地表から大気に向かって放出する輻射(上向きの地表面放射)と反輻射(下向きの大気放射)との差を表す.雲天時においては,雲量が多いほど,雲高が低いほど夜間放射量は少なくなる.18022伝熱コールドドラフト冬期に窓ガラスに接触して冷却された空気が下降することによって生じる望まれない局部気流は,コールドドラフトに該当する.コールドドラフトとは,冬期に窓面や外気給気口から冷気が下降し,床を伝って流れる現象をいう.○19085伝熱コールドドラフト建築物の断熱が不十分な場合,冬期における室内の上下温度差が大きくなる原因の一つは,外壁・窓の室内側で発生するコールドドラフトである.建築物の断熱が不十分な場合,冬期の暖房時に,コールドドラフト(外○壁や窓表面で冷却された空気が下降する現象)が生じ,室内の低い位置に冷気がたまり,結果,室内の上下温度差が大きくなりやすくなる.07023伝熱コールドドラフト空調におけるドラフトによる不快感には,平均風速だけでなく,空気温度も影響する.建築物の断熱が不十分な場合,冬期の暖房時に,コールドドラフト(外○壁や窓表面で冷却された空気が下降する現象)が生じ,室内の低い位置に冷気がたまり,結果,室内の上下温度差が大きくなりやすくなる.05021伝熱コールドドラフトコールドドラフトは,暖房時の室内において,外気により冷やされた窓ガラスからの放射熱伝達により生じる現象である.建築物の断熱が不十分な場合,冬期の暖房時に,コールドドラフト(外×壁や窓表面で冷却された空気が下降する現象)が生じ,室内の低い位置に冷気がたまり,結果,室内の上下温度差が大きくなりやすくなる.19084伝熱基礎断熱25044伝熱基礎断熱床下空間を有する木造住宅の基礎断熱工法の基礎部分においては,外気に直接通じる床下換気口は設けない.基礎断熱工法は,1階床下を室内として扱う工法で,換気口を設置すると,その断熱区画(屋外と屋内の熱的な境界)に孔を開けてしまうことになるため,一般に床下換気孔を設置しない(気密基礎とする).ただし,床下空間に湿気の滞留や結露を発生させないために,床下地面の防湿措置を行う必要がある.○床下空間を有する木造住宅の基礎断熱工法の基礎部分においては,外気に直接通じる床下換気口を設けることが望ましい.基礎断熱工法は,1階床下を室内として扱う工法で,換気口を設置す×ると,その断熱区画(屋外と屋内の熱的な境界)に孔を開けてしまうことになるため,一般に床下換気孔を設置しない(気密基礎とする).ただし,床下空間に湿気の滞留や結露を発生させないために,床下地面の防湿措置を行う必要がある.19033伝熱その他木造軸組工法の住宅において,柱,梁等の構造躯体の外側に断熱材を施す工法は,外張り断熱工法と呼ばれる.外張り断熱工法とは,木造軸組工法の住宅において,柱,梁等の構造躯体の外側に断熱材を施す工法をいう.○28023伝熱その他木造住宅における最上階の天井部分のみに断熱材を施した屋根において,野地板面の結露を防止するため,小屋裏に換気口を設けた.天井断熱は,最上階の天井材の上部に断熱材を敷き詰めたもので,○一般に,小屋裏に換気口を設けて,夏季の温度上昇や,冬季の野地板面の結露を防止する.一方,屋根断熱は,屋根勾配の傾斜に沿って断熱工事を行うことで,小屋裏部分を吹抜けやロフト空間として活用する事ができる.5/5ページ

P3.伝熱(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,熱の伝わり方について学習します.熱伝達,熱伝導,熱貫流の意味を理解して単位を覚えましょう!また、断熱材の特性を理解し,結露防止対策についても整理しましょう!----------------------------------------------------------------1.熱の伝わり方・熱は常に高温側から低温側に伝わり,伝わり方には熱伝導,熱対流,熱放射の3つがあります.1-1.熱伝導・熱伝導とは,熱が主に固体中を高温側から低温側に移動する現象をいいます.1-2.熱対流・熱対流とは,気体や液体内で高温部が上昇することにより熱が移動する現象をいいます.1-3.熱放射高温の物体から電磁波の形で飛び出して空間を直進し,熱が移動する現象をいいます.・物体表面は,表面温度が絶対0度(-273℃)でない限り,放射により熱を発しています.P3.伝熱-1

2.壁体の伝熱2-1.熱伝達率(W/㎡・K)・熱伝達とは,空気と接する壁体表面などで対流や放射による熱の移動をいいます.・熱伝達率は,固体(壁体表面など)と気体(空気など)との熱の伝わりやすさを示すもので,この値が大きいほど熱が伝わりやすいといえます.・壁面の近くには,空気温度が大きく変化する温度境界層があり,温度差による空気の流れが生じます.・熱伝達率の値は放射や壁体表面の粗密の影響もありますが,対流の影響が大きく,伝達する表面に当たる風速が大きいほど,熱伝達率が大きくなります.・壁体表面の平滑面より粗面の方が表面積が大きくなるため,熱伝達率は大きくなります.0304219083040440202406043熱伝達率・風速の大きい屋外表面→熱伝達率(大)・風速の小さい室内表面→熱伝達率(小)・表面積が大きい(粗面)→熱伝達率(大)2-2.熱伝導率(W/m・K)・熱伝導率は,固体内の熱の伝わりやすさを示すものです.・熱伝導率が大きくなる場合①材料密度(比重)が大きい②同じ材料でも結露などにより水分を含む③同じ材料でも温度が高くなる熱伝導率が大きくなる④かさ比重が大きい(グラスウールなどの繊維系の断熱材は除く)21011・グラスウールなどの繊維系の断熱材は,かさ比重が大きくなると断熱材内部の隙間が小さくなるため,空気が移動しにくくなり熱が伝わりにくくなります.・発泡性の断熱材では空隙率は同じでも材料内部の気泡寸法が小さいものほど熱が伝わりにくくなります.2804423043300440604226041P3.伝熱-2

・主な材料の熱伝導率色々な材料の熱伝導率材料熱伝導率(W/m・K)銅板372金属アルミ板210鋼板45花崗岩3.5石コンクリートガラスモルタル1.3〜1.5コンクリート1.1〜1.4板ガラス0.78赤れんが0.62木材杉,檜0.12〜0.18断熱材グラスウールロックウールフォーム材空気(20℃)0.03〜0.040.025その他水(10℃)0.57数値を覚えるのではなく,どんな材料が熱伝導率が高いか(熱を伝えやすい)をイメージしましょう!2-3.空気層の熱抵抗(㎡・K/W)・壁体内に密閉した空気層(中空層)があると熱抵抗が増加し,断熱性能は向上します.・空気層の熱抵抗は,空気層の厚さが2〜3㎝程度までは厚さに比例して増加しますが,それ以上厚くなると対流が生じて熱が移動しやすくなり,熱抵抗はほとんど変化しないか,もしくは少しずつ減少してきます.2504201043・空気層の片面または両面にアルミ箔を入れると,アルミ箔が放射を反射して熱移動が小さくなるため,熱抵抗が2倍以上になります.ただし,空気層を設けずに材料の間に密着して挟み込むと断熱効果は期待できません.26043・空気層の気密性が高くなると熱抵抗が増加し,断熱性能が向上します.・一般に複層ガラスの熱貫流抵抗は,単板ガラスの2倍程度です.・二重サッシや複層ガラスを使うと断熱性能が高くなり,結露防止に有効です.・二重サッシのサッシ間の間隔が大きくなると,壁体内の空気層と同様に,対流が生じやすくなり熱損失が大きくなります.P3.伝熱-3

3.熱貫流率と熱貫流抵抗3-1.熱貫流率(W/㎡・K)・熱貫流率は,壁体の熱の伝わりやすさを表します.熱貫流率の値が大きいほど熱が伝わりやすいといえます.・熱貫流率は,熱伝導,熱伝達,壁体内に中空層があればその熱抵抗を合計して求めるので,実際の計算では,熱貫流率の逆数である熱貫流抵抗から求めます.P3.伝熱-4

3-2.熱貫流抵抗(㎡・K/W)・熱貫流抵抗は壁体の熱の通りにくさをいい,断熱性能を表します.・壁体の熱貫流抵抗は,壁体を構成する各部の熱抵抗の和として求められます.02022・壁体の熱貫流抵抗は,壁体を構成する各部分の熱抵抗の和と熱伝達抵抗を合計したものとして求められます.・単一の材料から構成される壁では,壁を厚くすれば熱が伝わりにくくなり,熱貫流抵抗が大きくなりますが,熱貫流抵抗は壁の厚さと比例関係にはありません.なぜなら,熱貫流抵抗には熱伝達抵抗も含まれ,熱伝導抵抗と壁の厚さは比例しますが,熱伝達抵抗は壁の厚さに関係なく一定と考えるからです.↓*ある壁の表面で起きた熱移動の「現象」ではなく,「設計時点」では一定と仮定して熱貫流率を求めることができます.(本来は材料や環境によって変動する数値になりますが,設計時では未確定になるため)23042熱貫流抵抗熱伝導抵抗(壁の厚さに比例)内外の熱伝達抵抗(壁の厚さには比例しない)P3.伝熱-5

【熱の伝わり方まとめ】・熱貫流率の仕組み単位を理解しよう!熱貫流抵抗[㎡・K/W]←逆数→熱貫流率[W/㎡・K]ゴール!↑(全体の熱抵抗値の総和)↑外壁側熱伝達抵抗[㎡・K/W]+内壁側熱伝達抵抗[㎡・K/W]+熱伝導抵抗[㎡・K/W]←逆数→熱伝導係数[W/㎡・K]↑(各構成部材の熱伝導比抵抗に厚みを掛けた総和)↑熱伝導比抵抗[m・K/W]←逆数→熱伝導率[W/m・K]スタート!伝導熱量Q=λ・S・t(θ1-θ2)←熱が伝わりやすい要素は比例!Lλ:熱伝導率(一定)Q・LS:断面積[㎡]λ=S・t(θ1-θ2)t:時間[s]J・mWθ1-θ2:温度差[K]λ==S・㎡・Km・KL:距離[m]常温では材料ごとに熱伝導率が決まっています.厚みがわかれば抵抗値は計算できます.同じような用語,単位が連続して苦手意識があるかもしれませんが,熱伝導の単位だけでも暗記できれば,後は芋づる式に熱貫流率まで思い出せるようになります!諦めずに繰り返し復習しましょう!P3.伝熱-6

4.結露・結露とは,室内の暖かく湿った空気が,室内空気の露点温度以下の窓ガラスや壁体などの部分に触れて水滴を生じる現象をいいます.・結露には,壁体などの表面で結露する表面結露と壁体などの内部で結露する内部結露があります.・湿り空気線図で見ると…室内温度(ti)の湿り空気が,ガラスの表面近くで冷やされ,ガラスの表面温度(ts)が室内空気の露点温度tdよりも低くなると,飽和状態を超える水蒸気は気体でいることができなくなり,水滴となり結露が生じます.P3.伝熱-7

4-1.表面結露・表面結露とは,室内側の壁体表面温度が室内の露点温度より低い場合,壁体表面近くにある温度境界層が露点以下に冷やされ,表面に水滴を生じる現象をいいます.・表面結露は,壁体の室内温度(ts)が室内空気の露点温度(td)以下になると生じます.表面結露を防ぐには,壁体の室内表面温度(ts)>室内空気の露点温度(td)となるように,壁体の室内表面温度を高く(表面温度を下げない)するか,室内空気の露点温度を低くする必要があります.・表面結露の防止方法として①壁体の室内表面温度を下げない・壁体の断熱性能を向上させる・室内の壁体近くの空気の流動をよくする②壁体各部の湿度を下げ,露点温度を下げる方法・室内の湿度を下げる(換気,調湿剤を用いるP3.伝熱-8

4-2.内部結露・内部結露とは,室内の水蒸気が壁体内部に流入し,温度が露点温度以下に下がったところで結露する現象をいいます.・内部結露の防止方法として①防湿層(防湿フィルム)を断熱材の室内側に設ける②外断熱にする③通気工法にする1903204023280222104121044P3.伝熱-9

03.「熱」の解説熱の解析・温度とは,物体の温かさ,冷たさの度合いを示す言葉であり,分子レベルで考えれば,物質構成粒子(分子など)の運動(分子の熱運動)の平均エネルギーを表す尺度のことです.・熱とは,温度が異なる2つの物体が接触するときに,高い温度の物体から低い温度の物体へと移動する運動エネルギーのことです.(なお,エネルギーとは,物理量の一種で物体や物体が持っている仕事をする能力の総称です.)■固体の場合らん.ぶるっ・・・固体は,個々の分子がそれぞれの安定した位置を中心に,狭い範囲で不規則な振動を行っている状態.分子の振動が大きい=高温分子の振動が小さい=低温らん.ぶるっ・・・大きな振動が小さな振動の隣の分子に伝わる=熱が伝わる.振動が伝わる=熱が伝わるビビッ!あっ・・あっ・・■気体の場合やーっ!気体は,分子の熱運動が固体,液体よりさらに激しくなって,分子間の間隔が大きくなり,分子は自由に不規則で活発な運動を行っている状態.とと・・・分子の速度が大きい=高温分子の速度が小さい=低温やーっ!速い分子が遅い分子にぶつかると,遅い分子の速度が速くなる=熱が伝わる.ぶつかる=速度が速くなる=熱が伝わるとうーっ!あれ~とと・・・03.「熱」の解説P1/P2

熱の伝わり方・熱の伝わり方の種類熱エネルギーの伝わり方には,1.対流,2.伝導,3.輻射の3種類があります.■対流ほわっお皿で炎を遮っても気流によって温かさを感じる.<現象の解説>ろうそくの熱エネルギーが気流に乗って手に伝わってくる現象.<具体例>・対流型のストーブの上に手をかざすと,温かい気流を感じる.・温風,冷風を放出するエアコンは,強制的に対流を起こすことで,室温管理を行う.金属棒を伝って熱が伝導し,熱さを感じる.あちっ!■伝導<現象の解説>物体の接触により,熱が高いほうから低いほうへと伝わる現象.<具体例>・沸騰したお湯に触ると熱く感じ,氷に触ると冷たいと感じる.■輻射じわ~炎が放出している熱エネルギー(赤外線)を受けて温かいと感じる.<現象の解説>高温の炎から,空間を貫いて手に伝わる現象.温度を持つ物体は,その温度に応じた赤外線を放出しています.輻射とは,物体から放出される赤外線により,熱移動が行われる現象をいいます.(他の物体に赤外線があたると熱エネルギーに変わります.)<具体例>外気温が一定でも,日向ぼっこをして体が温まるのは,太陽熱が体に熱移動するためであり,夏にトンネルの中に入ると涼しく感じるのは,身体の熱がトンネルの壁面に熱移動するからです.03.「熱」の解説P2/P2



03.「伝熱」のR05年度本試験図問題問題コード05041図は,冬期において,定常状態にある外壁の内部及び周囲の温度分布を示したものである.次の記述のうち,最も不適切なものはどれか.ただし,図中の屋外温度to,室内温度ti及び材料の厚さdの条件は変わらないものとする.高温度(θ)材料(ア)材料(イ)tiθiθ屋外室内低toθodd1.材料(ア)は,材料(イ)より熱伝導率が小さい.2.材料(ア)の熱伝導率を大きくすると,材料(イ)の各部分の温度が下がる.3.材料(イ)の熱伝導率を小さくすると,材料(ア)の各部分の温度が上がる.4.材料(ア)と材料(イ)を入れ替えたとしても,室内表面結露の防止には効果が無い.解説.1.温度分布図において,温度勾配の急な材料(ア)は,材料(イ)に比べて熱を伝えにくい(熱抵抗が大きい).ゆえに,材料(ア)は,材料(イ)より熱伝導率が小さい.2.屋外温度to,室内温度tiの条件が一定であれば,各部分の温度差は,材料(ア)と材料(イ)の熱抵抗の割合に応じて変化する.(材料(ア)と材料(イ)の境界面の温度θが変化する)材料(ア)の熱伝導率を大きく(熱抵抗を小さく)すると,材料(ア)の温度勾配が小さくなるため,境界部(θ)の温度が下がり,材料(イ)の各部分の温度も下がる.3.屋外温度to,室内温度tiの条件が一定であれば,各部分の温度差は,材料(ア)と材料(イ)の熱抵抗の割合に応じて変化する.(材料(ア)と材料(イ)の境界面の温度θが変化する)材料(イ)の熱伝導率を小さく(熱抵抗を大きく)すると,材料(イ)の温度勾配が大きくなるため,境界部(θ)の温度が下がり,材料(ア)の各部分の温度も下がる.4.室内表面結露の防止には,室内表面温度θiを露点温度以上にする必要がある.この場合,材料(ア)と材料(イ)を入れ替えても壁体の熱貫流率は変わらず,室内表面温度θiは,一定となる.よって,材料(ア)と材料(イ)を入れ替えても,室内表面結露の防止には効果がない.to屋外材料(ア)材料(イ)θod↓θdθiti室内解答.3.03.「伝熱」のR05年度本試験図問題P1

問題コード27031図のような4面の壁(1面は窓を含む.)と1面の屋根からなる建築物のモデルの暖房負荷に関する次の記述について,正しいか,誤りかで答えよ.ただし,壁,屋根,窓の熱貫流率は,それぞれ,0.5W/(㎡・K),0.25W/(㎡・K),3.5W/(㎡・K)とし,換気回数は0.5回/h,3空気の容積比熱は,1,200J/(m・K)とする.また,定常伝熱で考えるものとし,壁,屋根,窓及び換気による熱損失のみを対象とする.2.5m屋根4m窓壁5m壁面積屋根面積窓面積室容積:40㎡:20㎡:5㎡3:50m11.換気による熱損失は,建築物のモデル全体の熱損失の5よりも大きい.2.窓からの熱損失は,換気による熱損失の2倍よりも大きい.13.屋根からの熱損失は,壁からの熱損失の4である.4.換気による熱損失は,屋根からの熱損失よりも大きい.解説:壁屋根窓面積40㎡20㎡5㎡熱貫流率0.5W/(㎡・K)0.25W/(㎡・K)3.5W/(㎡・K)熱損失20W/K5W/K17.5W/K3室容積が50mで換気回数が0.5回/h換気回数=換気量/室容積より,換気量は,50×0.5=25m/h換気による熱損失は,空気の容積比熱を掛ける.この時,単位時間を「時→秒」に変換する.325m×1,200J≒8.3J/(s・K)33,600s・(m・K)W=J/sより,8.3W/K3単位が揃うことで,大小関係は数値で比較できる.建築物のモデル全体の熱損失は,20+5+17.5+8.3=50.8W/K1.換気による熱損失(8.3)は,建築物のモデル全体の熱損失(150.8)の(約10)よりも小さい.よって誤り.52.窓からの熱損失(17.5)は,換気による熱損失(8.3)の2倍(=16.6)よりも大きい.よって正しい.13.屋根からの熱損失(5)は,壁からの熱損失(20)の4である.よって正しい.4.換気による熱損失(8.3)は,屋根からの熱損失(5)よりも大きい.よって正しい.解答:1.誤り2.正しい3.正しい4.正しい03.「伝熱」の平成27年度本試験図問題P1


1234No.04色彩56789101112131415

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21091色彩マンセル表色系明度は,マンセル表色系ではバリューとして表され,視感反射率に対応する値である.マンセル色立体は,鉛直軸に明度,同心円状に彩度,円周に色相を配○したマンセル表色系の円筒座標による立体尺度である.[色相]hue:色の主波長に関係し,赤(R),橙(YR),黄(Y),黄緑(GY),緑(G),青緑(BG),青(B),青紫(PB),紫(P),赤紫(RP)などのようにいろ知覚の性質を特徴づける色の属性,およびそれを表現する尺度.[明度]value:物体の表面色の相対的な明暗に関する色の属性.視感反射率と対応する.明るさは明暗に関する視覚的な属性をいい,明度は同一条件で照明した白色面を基準としている.[彩度]chroma:色の冴え,鮮やかさを表示する尺度.その色相における最も鮮やかな色(高彩度の色)を一般に純色といい,無彩色に近いほど低彩度となる.小さい色見本で選んだ色と同じに大面積を彩色した場合には,色見本より彩度を少し減じて色を塗る.30082色彩マンセル表色系明度は,視感反射率に対応する値であり,マンセル表色系ではヒューとして表される.明度(マンセルバリュー)は,理想的な黒を0(反射率0%),理想的な白×(反射率100%)を10とし,0~10までの11段階で評価する.また,色の明るさとは,その色の明るさが相対的に明るいか暗いかを示す尺度であり,反射率(Y)によって決まるため,反射率は明度から算定することもできる.29011色彩マンセル表色系色度は,色の明度と彩度の二つの属性を含めた知覚的評価の指標である.「色度」は,明るさを除いた色相と彩度を数量的に表したものである.明度と彩度の二つの属性を含めた概念(色の明暗や濃淡)は,「トーン(色調)」である.トーン(色調)とは,色の調子のことをいい,色合いや明暗,つまり,明度(マンセルバリュー:明るさの明暗に関する視覚的な属性.)と彩度(マンセルクロマ:色の冴え,鮮やかさを表示する尺度.)とを合わせた複合概念で,色相に関係なく存在する恒常的な様態をいう.よって誤り.×02081色彩マンセル表色系ジャッド(D.B.Judd)がまとめた色彩調和の秩序性の原理によると,色相環における等間隔配色は調和する.ジャッド(D.B.Judd)がまとめた色彩調和の4つ原理(秩序性の原理,なじみの原理,類似性の原理,明瞭性の原理)のうち「秩序性の原理」とは「似ている色,近い色相・トーンは調和する」というものであり,色相環における等間隔配色は調和するとされている.○18072色彩マンセル表色系01083色彩マンセル表色系07084色彩マンセル表色系JISの物体色における有彩色の系統色名は,一般に,基本色名に「有彩色の明度・彩度に関する修飾語」と「色相に関する修飾語」を付けて示す.あらゆる色を系統的に分類して表現できるようにした色名を「系統色○名」といい,JISでは基本色名に「明るい」,「暗い」,「あざやかな」,「くすんだ」などの「有彩色の明度・彩度に関する修飾語」,「赤みの」,「青みの」などの「色相に関する修飾語」を付けて表す.例えば,「くすんだ赤みの黄」という表現をする.JISの物体色の色名における有彩色の系あらゆる色を系統的に分類して表現できるようにした色名を「系統色統色名は,基本色名に「明度に関する修名」といい,JISでは「赤」や「青」の基本色名に「明るい」,「暗い」,「あ飾語」,「彩度に関する修飾語」及び「色相ざやかな」,「くすんだ」などの「有彩色の明度・彩度に関する修飾語」,に関する修飾語」の3種類の語を付記して例色を表示する.えば,「くすんだ赤みの黄」という表現をする.問題文のように「明度に関する修飾語」,「彩度に関する修飾語」の2つに分かれているわけではない.カラーユニバーサルデザインを考慮したカラーユニバーサルデザイン(CUD)は,色の見え方に個人差(色覚のサイン計画とする場合,一般に,色相の差多様性)があっても,誰にとっても見やすく,わかりやすい配色を目指だけではなく,明度の差を重視した配色にすデザイン手法である.一般色覚(三原色を区別して認識)に対して色するとよい.覚多様の場合,赤と緑の区別が難しいため,サイン計画においては,色相(赤・緑などの色味)の差だけではなく,明度の差を重視した配色にするのが望ましい.×○1/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07083色彩マンセル表色系マンセル表色系におけるバリュー(明度)は,0から10までの数値で表される.マンセル表色系における彩度(クロマ)は,色相によってその最大値が異なる.その色相における最も鮮やかな色(高彩度の色)を一般に純色という.問題文は,「明度(バリュー)」の記述であり,理想的な黒を0(反射率0%),理想的な白(反射率100%)を10とし,0~10までの11段階で評価する.(この問題は,コード「02084」の類似問題です.)○29083色彩マンセル表色系06082色彩マンセル表色系マンセル表色系における彩度は,0から10までの数値で表される.マンセル表色系における彩度(クロマ)は,色相によってその最大値が異なる.その色相における最も鮮やかな色(高彩度の色)を一般に純色という.問題文は,「明度(バリュー)」の記述であり,理想的な黒を0(反射率0%),理想的な白(反射率100%)を10とし,0~10までの11段階で評価する.よって誤り.マンセル表色系における彩度の最大値マンセル表色系における彩度の最大値は,色相によって異なる.彩度は,色相によって異なり,10を超えることも以下では色相がわかりにくく「グレー」に近くなり,最大の5Rでは14ある.となる.×○03081色彩マンセル表色系24014色彩マンセル表色系マンセル表色系において,マンセルバ明度は,理想的な黒を0(反射率0%),理想的な白(反射率100%)をリューが5の色の視感反射率は,一般に,10とし,0~10までの11段階で評価する.尚,明度と反射率の略算式約20%である.は以下のようになる.Y≒V(V-1)〔Y:反射率(%),V:明度〕問題文の場合,明度はV=5であるため,反射率≒5×(5-1)=20となる.(この問題は,コード「25102」の類似問題です.)マンセル表色系は,物体の表面色を表記するのに用いられ,「7.5YR8/5と表される色」より「7.5YR9/5と表される色」のほうが明るい.マンセル表色系では色を「色相・明度/彩度」で表わす.7.5YR7/5をもう少し明るくするためには明度を上げる必要があり,7を大きくして,7.5YR8/5などと表現すればよい.○○28081色彩マンセル表色系マンセル表色系において,「5G7/8と表される色」より「5G8/6と表される色」のほうが明度は高い.マンセル表色系では色を「色相・明度/彩度」で表わす.5G7/8をもう少し明るくするためには明度を上げる必要があり,7を大きくして,5G8/8などと表現すればよい.○22091色彩マンセル表色系18074色彩マンセル表色系マンセル表色系では,無彩色以外の色彩を2PB3/5のように表現し,2PBが色相,3が彩度,5が明度を示す.マンセル表色系において,「7.5YR7/5と表される色」より「7.5YR6/5と表される色」のほうが明るい.色は,白や黒といった無彩色と,それ以外の有彩色とに分かれる.また,マンセル表色系では,有彩色を色相,明度,彩度の順に記号表示する.問題文の場合,2PBが色相,3が明度,5が彩度を表わし,暗い青紫を示す.マンセル表色系では色を「色相・明度/彩度」で表わす.7.5YR7/5をもう少し明るくするためには明度を上げる必要があり,7を大きくして,7.5YR8/5などと表現すればよい.××05083色彩マンセル表色系マンセル表色系は,光源から出る光の色に適用することはできない.マンセル表色系は,人間の色の知覚の最も基本的な特性である色の○心理的三属性(色相,明度,彩度)に基いており,直観的に分り易いが,その対象は物体色のみ(光源色には使用できない)であり,色票の種類数の限界や,色票の観察条件の曖昧さなどの短所がある.これら色票系(マンセル表色系など)の短所を補ったものが「CIE表色系」で,光源色にも物体色にも適用できる.「CIE表色系」には,「RGB表色系」や「XYZ表色系」等がある.06081色彩オストワルト表色系オストワルト表色系では,理想的な黒,理オストワルト表色系の色相は,24色相となっており,明度や彩度という○想的な白及びオストワルト純色を定義して概念はなく,明度に相当するものを「白色量」,彩度に相当するものをいるが,明度の属性がない.「純色量」で表し,明るさや鮮やかさは「白色量」と「黒色量」と「純色量」の割合(混合比)で決まる.29082色彩XYZ表色系XYZ表色系における三原刺激X,Y,ZのうちのYは,光源色の場合,測光的な明るさを表している.XYZ表色系は,国際照明委員会(CIE)の表色系の一つである.各波長ごとの光度を測定することで,その光の3刺激値(XYZ値)を求め,その3刺激値による関数関係により,すべての色は数量的に表示できる(=数値化できる)という理論によるものである.それは,人間の色に対する感覚と分光分布の対応関係に基づくことを意味する.XYZ表色系における三つの刺激値のうちのYは,光源色の場合には,光束等の測光量に対応している.(XとZは無輝度であり,Yだけが輝度をもつ).○[分光分布]:光の波長ごとの放射エネルギー量の分布をいう.尚,光を波長によって並べたときの配列を「スペクトル」といい,人間の色の見え方は,目に入る光の波長の別によって識別される.(この問題は,コード「18075」の類似問題です.)03084色彩XYZ表色系XYZ表色系における三刺激値X,Y,ZのうXYZ表色系は,国際照明委員会(CIE)の表色系の一つである.各波長ち,Yは,反射物体の色の場合には,視感ごとの光度を測定することで,その光の3刺激値(XYZ値)を求め,その反射率を示す.3刺激値による関数関係により,すべての色は数量的に表示できる(=数値化できる)という理論によるものである.それは,人間の色に対する感覚と分光分布の対応関係に基づくことを意味する.XYZ表色系における三つの刺激値のうちのYは,光源色の場合には,光束等の測光量に対応している.(XとZは無輝度であり,Yだけが輝度をもつ).○2/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05081色彩xy色度図○XYZ表色系において,xy色度図上のxの値が増大するほど赤みが強くなり,yの値が増大するほど緑みが強くなる傾向がある.XYZ表色系について,平面上の色度座標で示したものをxy色度図と呼び,X,Y,Zで表わされる三刺激値をx,yの座標に置き換えた色度座標によって色を表わすものである.色度座標の原点に近い色は青,x値が増すと赤,y値が増すと緑が強くなる傾向を示す.(この問題は,コード「20074」の類似問題です.)05082色彩xy色度図XYZ表色系において,xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は,単一の波長によって表される単色光の色度座標を示す.xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は,波長が380~780nm(可○視光線の波長)の単色光の色度座標を示す.尚,底辺の直線部分は,スペクトルには存在しない色で「純紫軌跡」という.19072色彩xy色度図xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は,波長が380~780nmの単色光の色度座標を示す.xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は,波長が380~780nm(可○視光線の波長)の単色光の色度座標を示す.尚,底辺の直線部分は,スペクトルには存在しない色で「純紫軌跡」という.07081色彩xy色度図XYZ表色系におけるxy色度図上の2点間の距離は,知覚される色の隔たりである色差に比例する.XYZ表色系では,2色の混色による結果は,xy色度図に対応する2色の×位置を結んだ線上に表示される.尚,XYZ表色系は光の「物理量」に基づいているため,色度点間の距離(色度図上における2点間の距離)と,人間が知覚する感覚的な色差は必ずしも等しくならない.よって誤り.22093色彩面積対比一般に,色見本で見るよりも実際に壁に塗ったほうが,明度・彩度ともに高く見える.色彩の面積効果(面積が大きいほど明度と彩度が増加して見える現象)を考慮して,色見本等によって壁面等の色を決定する場合には,色見本で適当と感じる色より,明度・彩度の低い色を選ぶ.○28082色彩面積対比色の面積効果は,面積が小さいほど明度・彩度が高く感じられる効果である.色彩の面積効果(面積が大きいほど明度と彩度が増加して見える現象)を考慮して,色見本等によって壁面等の色を決定する場合には,色見本で適当と感じる色より,明度・彩度の低い色を選ぶ.×04083色彩面積対比色票を用いて視感測色を行う際は,一般に,測色する部分の面積を色票の面積と同程度とする.色彩面の大きさにより,色彩の見え方が異なる現象を色彩の面積効果○とよび,色彩計画では注意を要する.一般に,面積が大きいほど明度と彩度が増加して見え,その色彩らしくなる.ゆえに,色票を用いた視感による測色において,測色する部分の面積は,色票の面積と同等な面積で色測する.(この問題は,コード「210932」の類似問題です.)26104色彩彩度対比建築空間において,小面積の高彩度色を大面積の低彩度色に対比させて用いると,一般に,アクセント効果が得られる.基調色を引き締め,快い印象を生むようなポイントになる色を「強調色(アクセントカラー)」といい,淡い色調のなかでは濃い色調の小面積は,全体を引き締め,引き立てることになる.○25104色彩色相対比視認性は,注視している対象がはっきり見えるか否かに関する属性であり,視対象と背景色との間の明度差の影響を大きく受ける.二つの色を同時に見た場合,二つの色が相互に影響しあうことで,単○独で見た場合と見え方が違って感じる.この現象の種類には,彩度対比(彩度の違う2色を配色したとき,彩度の差を大きく感じる現象.),色相対比(異なる色相の2色を並べたとき,本来の色相より変化して見える現象.),明度対比(明度の違う2色を隣接させたとき,明度の違いがいっそう強調される現象.)等があり,これらを色対比と呼び,空間的に色を同時に見るときに生じる色対比を同時対比と呼ぶ.尚,視認性は,背景色と対象色の色相・明度・彩度の差が大きくなればなるほど向上し,特に明度差の影響が一番大きい.3/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19075色彩対比「囲まれた色・はさまれた色」と「その周囲の色」との相違が,強調されて見える現象を,対比という.色はその背景の色によっても見え方が異なる.複数の色彩が相互に影響し合い,差異が強調されて見える現象を色対比と呼び,明度,色相が近い色が背景色である場合,その色は地味に感じ,補色に近い色が背景色である場合には,より鮮やかに見える.○01082色彩同化同化現象は,囲まれた色や挟まれた色が周囲の色に近づいて見えることをいう.[色対比]:空間的,時間的に複数の色彩が相互に影響し合い,差異が強調されて見える現象を色対比と呼ぶ.色の3属性に対して,色相対比,明度対比,彩度対比がある.[色相対比]:異なる色相の2色を並べたとき,本来の色相より変化して見える現象.日本人の肌色と日本間の畳の黄色い色相との間に色相対比が起こり,実際の肌色よりも赤みがかって見える現象はこの一例.[明度対比]:明度の違う2色を隣接させたとき,明度の違いがいっそう強調され,明度の高いほうはより明るく,低いほうはより暗く見える現象.[彩度対比]:彩度の違う2色を配色したとき,互いの隣接部分が強調され,高彩度色は本来の彩度よりも冴えて見え,低彩度色は逆に灰色を帯びて見える現象.[補色対比]:色相対比のうち,補色同士の2色の組み合わせにより,互いに強調しあい,2色とも彩度が上がったように見える現象.[同時対比]:空間的に隣接して並べて置いた2色を同時に見るときに生じる色対比.[継時対比]:時間的に近接して現れる二つの色を順次見るときに生じる色対比.直前まで視野にあった色の残像の直接の影響を受ける.ある色が他の色に囲まれているとき,囲まれたり,挟まれた色が周囲の色に似て見える現象を「同化」という.この現象は,囲まれた色の面積が小さく,配色された色の色相・明度・彩度が近似しているほど大きく現れる.例えば,灰色の背景に黒い線で縞模様を描くと,背景色の灰色は黒ずんで見え,白い線で縞模様を描くと背景色の灰色は実際より明るく見える.(この問題は,コード「26103」の類似問題です.)○27081色彩人体感覚人の目が光として感じることができるのは,波長が約380~780nmの放射である.目に入って,視感覚を起こすことができる放射を,可視放射といい,光線という概念で用いる場合は可視光線という.JISZ8120の定義によると,可視放射(光線)の波長範囲の短波長限界は360nm~400nm,長波長限界は760nm~830nmにある.可視光線が,太陽や照明から発せられると,通常,様々な波長の可視光線が混ざった状態であるため,光は白に近い色に見える.プリズムなどを用いることで,それぞれの波長の可視光線が,人間の目には異なった色を持った光として認識される.波長の短い側から,青紫,紫,青緑,緑,黄緑,黄,黄赤(橙),赤の七色に大別されるが,これは連続的な移り変わりである.この範囲が人の目が光として感じられる範囲で一般には,約380nm~780nm(短・長波長限界それぞれの平均値)の波長とされている.尚,光を感じる度合を視感度といい,明所視の場合,個人差があるが555nmの黄緑で視感度が最大となる.○06084色彩人体感覚02082色彩人体感覚07012色彩プルキンエ現象明所視において,ある面からの放射エネ放射エネルギーに対して光を感じる度合を視感度といい,明所視の場ルギーが同じ場合,一般に,赤よりも緑の合,個人差があるが555nm(ナノメートル)の波長の黄緑が最大となる.ほうが明るく感じられる.ゆえに,赤色よりも緑色の方が強く感じられる.(この問題は,コード「22092」の類似問題です.)明所視において,ある面からの放射エネルギーが同じ場合,緑色に比べて赤色のほうが光の強さを強く感じられる.プルキンエ現象は,暗所視に移行する過程において,視感度が最大となる波長が短い波長へずれる現象である.自然光に明順応した視覚では,555nmの波長(緑色~黄色)が最も敏×感で,赤色より緑色のほうが強く感じられる.尚,暗所視では視感度にズレが生じ,青緑の色相へ偏る現象(プルキンエ現象)となる.(この問題は,コード「27084」の類似問題です.)色彩視感度の変化に関する現象の一つで,自然光に明順応した視覚○では,最も視感度の高い色相は黄緑色であるが,光が失われた暗順応を起こした視覚では,波長が短い方(青緑の色相)へと偏る.よって,暗いところでは,同じ明度であっても青の方が赤よりも明るく鮮やかに見える.この現象を,プルキンエ現象という.(この問題は,コード「28013」の類似問題です.)○4/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26101色彩プルキンエ現象明所視において同じ比視感度である青と赤であっても,暗所視においては,赤より青のほうが明るく見える.色彩視感度の変化に関する現象の一つで,自然光に明順応した視覚では,最も視感度の高い色相は黄緑色であるが,光が失われた暗順応を起こした視覚では,青緑の色相への偏る現象が現れる.よって,暗いところでは,同じ明度であっても青の方が赤よりも明るく鮮やかに見える.この現象を,プルキンエ現象という.○01012色彩プルキンエ現象プルキンエ現象は,視感度の相違によって,明所視に比べ暗所視において,赤が明るく,青が暗く見える現象である.色彩視感度の変化に関する現象の一つで,自然光に明順応した視覚×では,最も視感度の高い色相は黄緑色であるが,光が失われた暗順応を起こした視覚では,波長が短い方(青緑の色相)へと偏る.よって,暗いところでは,同じ明度であっても青の方が赤よりも明るく鮮やかに見える.この現象を,プルキンエ現象という.02083色彩加法・減法混色色光の加法混色においては,混ぜ合わせる光を増やすほど,白色に近くなる.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.尚,混色することで無彩色となる2つの色の関係を「補色」といい,補色の関係にある2色を混色した場合,加法混色の場合では白色に,減法混色では黒色(黒に近い灰色)となる.○27082色彩加法・減法混色01081色彩加法・減法混色19071色彩加法・減法混色06083色彩加法・減法混色29081色彩加法・減法混色21094色彩加法・減法混色03082色彩加法・減法混色加法混色の三原色は,赤・緑・青であり,それらを同じ割合で混ぜると白色になる.減法混色の三原色は,一般に,シアン,マゼンタ及びイエローである.一般に,加法混色の三原色は「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」であり,減法混色の三原色は「赤(R)・緑(G)・青(B)」である.加法混色の三原色は,シアン,マゼンタ及びイエローである.減法混色は,色を吸収する媒体を混ぜ合わせて別の色を作ることをいい,混ぜ合わせを増やすごとに黒に近づく.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.よって誤り.減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には○「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.一方,加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.(この問題は,コード「23092」の類似問題です.)減法混色は,色フィルター等の吸収媒質加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,を重ね合わせることをいい,三原色を重ねR)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さ合わせると白色になる.で重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる減法混色とは,複数の色光を混ぜ合わせて別の色の知覚を生じさせることをいい,もとの色の数が増加するほど明るくなる.20072色彩誘目性色の誘目性は,目を引きやすいか否かに関する属性であり,一般に,彩度の高い色は誘目性が高い.加法混色とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.一方,減法混色とは,色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の濃度で混ぜ合わせると黒になる.よって誤り.ある対象の視覚的な注意の引きやすさ,目立ちやすさの程度を誘目性といい,一般には,高彩度色(暖色系)が誘目性を高めるとされている.○○××××○5/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27083色彩誘目性色光の誘目性は,一般に,色相では赤が最も高く,青がこれに続き,緑が最も低い.色光の誘目性は,視対象が目を引きやすいかどうかという特性で,一般に,高彩度のほうが誘目性が高く,色相では赤が最も高く,青がこれに続き,緑は最も低い.○30084色彩誘目性色光の誘目性は,一般に,色相においては赤が最も高く,青がこれに次ぐ.色光の誘目性は,視対象が目を引きやすいかどうかという特性で,一○般に,高彩度のほうが誘目性が高く,色相では赤が最も高く,青がこれに続き,緑は最も低い.23091色彩誘目性色光の誘目性は,一般に,色相では赤が最も高く,緑がこれに続き,青は最も低い.色光の誘目性は,視対象が目を引きやすいかどうかという特性で,一×般に,高彩度のほうが誘目性が高く,色相では赤が最も高く,青がこれに続き,緑は最も低い.05014色彩誘目性色の誘目性とは,目を引きやすいか否か色光の誘目性は,視対象が目を引きやすいかどうかという特性で,一×に関する属性であり,一般に,色相におい般に,高彩度のほうが誘目性が高く,色相では赤が最も高く,青がこれては緑が最も高くなる.に続き,緑は最も低い.30081色彩恒常性照明の光がわずかに変化した場合であっても,その光が一様に物体に当たっていれば,色の恒常性により物体の色を同じ色として認識できる.23094色彩進出色進出色は,周囲よりも飛び出して見える色をいい,暖色や高明度色が該当する.ある光のもとで見えている色の見え方から,その時点での照明条件を○推定し,その推定値から物体の反射光の値を補正することにより,物体の色を同じ色として認識できることを,色の恒常性という.例えば,昼間に見た赤いリンゴを夕暮れ時に見ても,それが同じ赤いリンゴだと判断できるのは,色の恒常性によるものである.(この問題は,コード「23093」の類似問題です.)「進出色」は,心理的に周囲よりも飛び出して見える色をいう.赤のよう○な長波長系の色は網膜面よりも後ろへ結像するので,色を見る人はこの色が前に出ているように感じられる.このほかに,白は進出して見える.一方,「後退色」は,心理的に遠ざかって見える色をいう.青のような短波長の色は網膜面の前面で結像するので,観測者には自分より遠ざかって見える印象を生む.このほかに黒は後退して見える.04084色彩記憶色記憶色(記憶上の色彩)は,一般に,実際の色彩に比べて,彩度が低くなる傾向がある.記憶色(記憶上の色彩)とは,人がイメージとして記憶している色をい×う.その色が持つ特徴的な部分が強調されるため,一般に,実際の色彩よりも鮮やかさ(彩度)を増している傾向がある.よって誤り.(この問題は,コード「19073」「26102」の類似問題です.)29084色彩安全色日本産業規格(JIS)の「安全色・一般事項」において,「緑」は,「安全状態」及び「進行」を表している.25101色彩安全色JISの安全色の一般的事項における「緑」の表示事項は,「指示」及び「用心」である.05084色彩安全色JISの安全色の規定において,「赤」の表示は,「注意警告」を意味する.JlSにおいては,色材を一般材料(安全色及び対比色として最も一般的○に使用される表面色の色材)とする場合,安全色は,「赤(防火,停止,禁止)」,「黄赤(危険,明示)」,「黄(警告,注意)」,「緑(安全状態・進行)」,「青(指示・誘導)」,「赤紫(放射能)」の6色が定められており,それら安全色に対して対比色が必要な場合には,「赤には白,黒」,「黄には黒」といったように「白」,もしくは,「黒」を対比色として用いる.JlSにおいては,色材を一般材料(安全色及び対比色として最も一般的×に使用される表面色の色材)とする場合,安全色は,「赤(防火,停止,禁止)」,「黄赤(危険,明示)」,「黄(警告,注意)」,「緑(安全状態・進行)」,「青(指示・誘導)」,「赤紫(放射能)」の6色が定められており,それら安全色に対して対比色が必要な場合には,「赤には白,黒」,「黄には黒」といったように「白」,もしくは,「黒」を対比色として用いる.よって誤り.JlSにおいては,色材を一般材料(安全色及び対比色として最も一般的×に使用される表面色の色材)とする場合,安全色は,「赤(防火,停止,禁止)」,「黄赤(危険,明示)」,「黄(警告,注意)」,「緑(安全状態・進行)」,「青(指示・誘導)」,「赤紫(放射能)」の6色が定められており,それら安全色に対して対比色が必要な場合には,「赤には白,黒」,「黄には黒」といったように「白」,もしくは,「黒」を対比色として用いる.よって誤り.18071色彩安全色JISにおいて,色材を一般材料(安全色及び対比色として最も一般的に使用される表面色の色材)とする場合,安全色は,赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫であり,対比色は,白・黒である.JlSにおいては,色材を一般材料(安全色及び対比色として最も一般的○に使用される表面色の色材)とする場合,安全色は,「赤(防火,停止,禁止)」,「黄赤(危険,明示)」,「黄(警告,注意)」,「緑(安全状態・進行)」,「青(指示・誘導)」,「赤紫(放射能)」の6色が定められており,それら安全色に対して対比色が必要な場合には,「赤には白,黒」,「黄には黒」といったように「白」,もしくは,「黒」を対比色として用いる.30083色彩その他全波長を均等に反射する分光分布をもつ光とは,電磁波の一種で,おもに可視光線のことをいい(赤外線・紫外○物体を昼間の太陽光のもとで見るとき,そ線を含めることも多いが.),可視光線が,太陽や照明から発せられるの物体の反射率が高いほど,太陽光の色と,通常,様々な波長の可視光線が混ざった状態であるため,光は白に近い白色に見える.に近い色に見える.例えば,赤い花は赤色の可視光線を反射するから赤く見えます.赤以外の可視光線は全て吸収しています.黒は外部から入射する熱放射など(光や電磁波)を,あらゆる波長に渡って吸収し(完全に吸収する物体を「完全黒体(完全放射体)」という.),また,白は反射しやすく(光を100%反射する物体は白く見える.)なっている.よって,全波長を均等に反射する分光分布を持つ物体を太陽光のもとで見ると,その物体の反射率が高いほど,太陽光の色に近い白色に見える.6/7ページ

04.「色彩」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25103色彩その他物体の表面色の見え方は,見る方向によって異なることがある.ある平面を光源から照らされた角度と逆方向の同じ角度に反射した光を正反射光といい,様々な方向へ拡散して反射する光を拡散光という.つやつやした表面(高光沢)は,正反射光が強く拡散光が弱くなり,ザラザラした表面(低光沢)は,正反射光が弱く,拡散光が強くなる.高光沢の物体を正反射光の方向から見ると,光源の色が強く見え,本来の表面色がわかりにくくなるため,通常,表面色を見るときは,正反射光がない角度から拡散反射光を見て,その色を判断する.よって,物体の表面色の見え方は,見る方向によって異なることがある.○03074色彩その他平均演色評価数(Ra)は,相関色温度が同じ光源であっても異なる場合がある.演色性とは,光源による被照面の色の見え方を判断する尺度であり,自然光に近いものほど演色性がよい.また,色温度とは黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色になるときの絶対温度で表す(燃焼温度が高くなるほど,黒体は青味を帯びる).よって,演色性を数値で評価する「平均演色評価数(Ra)」は,相関色温度が同じ光源であっても異なる場合がある.○22094色彩その他高齢者の色覚は,低照度条件下で色彩の分別能力が低下する傾向があるので,微小な色の違いを取り入れたデザインは,有効に機能しないことがある.高齢者の色覚は,低照度条件下で色彩の分別能力が低下する傾向があるので,微小な色の違いを取り入れたデザインは,有効に機能しないことがある.関連事項として,色彩に配慮した舗装を施した歩道などにおいては,黄色のブロックを適用するとその対比効果が十分に発揮できなくなるケースがあり,その場合は,接地面との輝度比や明度比が確保できる黄色以外の色を選択できる.24092色彩その他建築物の外壁や屋根の色は,「冬期の日外壁や屋根の遮熱効果は表面の色彩によって異なる.白色系(日射射吸収」又は「夏期の日射反射」のいずれ吸収率小,熱線放射率大)は暗色系(日射吸収大)に比較して遮熱効を優先させるべきかについて検討する際に重要である.果が大きくなるため,「冬期の日射吸収」又は「夏期の日射反射」のいずれを優先させるべきかについて検討する際に重要である.○○28084色彩その他面色や開口色は,空間的な定位や肌理(きめ)を感じられない色の見え方である.「色の見え方」の印象は「色の現れ方」に影響を受ける.「色の見え方」○の大まかな分類として,①.「光源色」は,太陽・白熱灯・蛍光灯などの光源からの光が直接眼に入射して認識される色の見え方をいう.各光源が持つ波長分布により青みがかったり,赤みがかったりする.②.「物体色」は,その物体表面での反射により表れる色(表面色)と,半透明物体を透過した光によって生ずる色(透過色)がある.光源からの光が物体に照射し,その物体特有の波長毎の反射(透過)特性の影響を受けた光が眼に入射して認識される色の見え方をいう.③.「開口色」は,遮光版にあけた穴の中に見える一様な色であり,「青空の青色」のように,空間的な定位(位置・距離)や肌理(きめ)を感じられない色の見え方である.これは,ドイツの心理学者D.カッツの分類で「面色」に該当する.7/7ページ

04.「光と色」の解説■光って何?光は「電磁場(EM)放射」と呼ばれるエネルギーの一種であり,波長と振幅を持った波動でもあります.波動(波)は,波を伝える物質が上下(横波)または前後(縦波)に動くことによって,ゆれ(振動)が伝わっていく現象のことをいいます.波を伝えている物質のことを「媒質」といいますが,媒質そのものが進んでいっているわけではありません.波動には,光のほかにも音の波(縦波)や地震のゆれ(地震波)などの種類があります.また,光は電磁波の一種であり,振動する「電場」と「磁場」が垂直に組み合わさったもので,その振動が「電場」と「磁場」の両方に直角な方向へ光の速さで伝える波です.ちなみに音波の媒質は空気です.そのため,空気のない真空中では音波は伝わりませんが,光は伝わります.■電場・磁場って何?物理の世界では,「場」という考え方があります.例えば,磁石の場合,鉄を磁石に近づけると,接していなくても鉄は磁石に引きつけられます.つまり,磁石のまわりの空間が,鉄に磁気の力(磁力)を伝える特別な状態になっていて,その空間によってその磁力が鉄に伝わるものとして考えます.この空間のことを「場(磁場)」といいます.また,電気をもつ物体(=電荷)にも磁石と同じような性質があり,それによって作り出される場のことを「電場」といいます.光はこの電場と磁場が組み合わさって成立しているというわけです.■可視光線は目に見える電磁波光は電磁波の一種であり,その波長の別によって紫外線,可視光線,赤外線等に区分されます.(下図A参照)そのうち,人間の目で感じとれる波長の電磁波が光であり,可視光線と呼ばれます.赤外線,紫外線等の波長域の光線は人間の目で感じとることができません.尚,赤外線は,その波長域により,大きく近赤外線と遠赤外線に分類されます.近赤外線は可視光線の赤色光に近い範囲の電磁波で,光(可視光)に似た性質を持ち,リモコン等に使用されます.遠赤外線は電波に近い性質を持つ他,「熱線」としての役割があり,暖房等に利用されます.遠赤外線が物体に吸収されると,物体中の分子の振動エネルギーに変換されるため物体の温度を上昇させることができます.これが「熱輻射」の原理となります.-3-2-1101010110234567810101010101010紫青緑黄橙赤380430490555590640780[nm]可視光線910[nm]γ波X波紫外線赤外線マイクロ波6740~780150056002500010[nm]近赤外線中間赤外線遠赤外線超遠赤外線←化学分析分野近赤外線3000or4000遠赤外線←加熱分野図A:「光の波長域の区分」■色って何?物体から反射された可視光を目で感じとることで人間は色を認識します.例えば,赤いりんごを見て,赤く感じるのは,物体としてりんごが,赤色光以外の可視光を全て吸収しているためです.可視光とは,人間の目が識別できる波長であり,いわゆる光のことです.JISZ8120においては,可視光線に相当する電磁波の波長は,短波長限界として360~400nm,長波長限界は760~830nmとしています.赤外線は,赤色光に隣接しているので放射吸収に関しては可視光に似た性格があります.例えば,黒い物体には吸収されやすく白い物体に反射されやすいのです.ちなみに光を100%反射する物体は白く見えます.04.「光と色」の解説P1/P7

ここで,色について具体的な例をあげながら説明していきましょう.「光源」私たちが色を感じるには,「①光源」,「②物体」,「③視覚」の三要素が必要となります.①.真っ暗闇の中では,色はわかりません.(光源がなければ,色はわかりません.)②.物体がなければ,色は存在しません.③.まぶたを閉じてしまえば物体の色は見えなくなってしまいます.(まぶたを閉じると,視覚がなくなるため,色は見えない.)説明に際して,色に関する用語をいくつか定義しておきましょう.「物体」「視覚」図B:「色を感じる三要素」・可視光線(かしこうせん)電磁波のうち,人間の目で見える波長のもの.いわゆる光のこと.JISZ8120の定義によると,可視光線に相当する電磁波の波長は,おおよそ短波長側が360nm~400nm,長波長側が760nm~830nmである.一般には,約380nm~約780nmが人間の可視光線の波長域とされている.・スペクトル光学的には光を波長によって並べるときの配列をいう.可視光線が太陽や照明から発せられ,通常は,さまざまな波長の可視光線が混ざった状態であり,この場合,光は白に近い色に見えます.プリズムなどを用いて,可視光線をその波長ごとに分離してみると,それぞれの波長の可視光線が,人間の目に異なった色を持った光として認識されることがわかります.各波長の可視光線の色は,波長の短い側から順に,青紫,紫,青緑,緑,黄緑,黄,黄赤(橙),赤で,俗に虹七色といわれますが,この波長ごとの色が連続的に移り変わること,またその色の並ぶ様を,スペクトルと呼びます.太陽プリズムスペクトル赤外線波長域赤橙黄緑青紫可視光線紫外線波長域長波長短波長短波長側360~400nm(一般に380)大別すると虹七色(連続的な移り変わり)可視光線(人間の目が認識できる波長域)長波長側760~830nm(一般に780)図C:「可視光線と波長ごとの色」図D:「可視光線とスペクトル」・分光分布青紫から赤色までの波長(可視領域)がどのような割合で構成されているかを示したものをいいます.また,光源(=ランプ)の中に,どのように光エネルギー(波長を中心とする微小波長幅内に含まれる放射量(放射束,放射輝度,放射照度など)の単位波長幅当りの割合)が含まれてるかを表す図を「分光分布図」といい,これらの光エネルギーが一様に含まれていればいるほど,色の見え方が忠実になります(=自然光に近くなる).・分光反射率分光特性とは,光に関する量を波長(又は周波数)の関数として表わしたものであり,青紫から赤色までの波長(可視領域)がどのような割合で構成されているかを示したものです.反射とは,光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことをいい,その割合を示すものが反射率です.つまり,「分光反射率」とは,ある光が物体を介して跳ね返る光の波長域ごとの割合を示したものとなります.・単位換算691m=10μm(マイクロメートル)=10nm(ナノメートル)-6310m=1μm(マイクロメートル)=10nm(ナノメートル)-9-310m=10μm(マイクロメートル)=1nm(ナノメートル)では,赤いりんご,黄色いレモン・・・というように,色の違いが生じるのはなぜでしょうか.色を感じる三要素(①光源,②物体,③視覚)について説明しましたが,そのそれぞれにおいて,赤いりんごと黄色いレモンとの見え方(色)の違いを説明したいと思います.04.「光と色」の解説P2/P7

①「光源」について色は照明する光源の種類によって違って見えます.それは,光源の種類によって「分光分布(P2参照)」が異なるからです.わかりやすく説明すると,それぞれの光源の光を構成する光色(波長)の分布状態が異なるためです.以下のグラフ(光源の種類ごとの分光分布図)を参照してください.代表的な光源の分光分布標準の光200150相対強度100(%)500300400500600700波長(nm)③:A②:C①:D65標準の光(左上グラフ)①標準の光D65:紫外域を含む昼光で照らされる物体色の測定用光源.CIE,ISOの基準光で,色温度は6504K.②測色用補助イルミナントC:昼光で照らされる物体色の測定用光源で,色温度は6774K.③標準の光A:白熱電球で照らされる物体色の測定用光源で,色温度は2856K.70相60対強50度(%)40代表的な蛍光ランプ908030⑥:F10④:F620⑤:F8100400500600700波長(nm)代表的な蛍光ランプ(右上グラフ)④F6:白色⑤F8:演色AAA昼白色⑥F10:3波長形昼白色物体の色を測定するためには,各種の光源の代表的な特性を規定しておく必要があり,これらはCIE(国際照明委員会)やJISなどで定められています.なお測色用の光を「標準の光」といいます.その他の光源の分光分布レフランプ赤外線保温電球ブラックライト蛍光ランプ殺菌ランプ10010010010080比エネ60ルギ40(%)ー2080比エネ60ルギ40(%)ー2080比エネ60ルギ40(%)ー2080比エネ60ルギ40(%)ー2000004005006007007803808001200160020002400280400500600700200300400500600700380波長(nm)波長(nm)波長(nm)波長(nm)可視領域を中心に近赤外放射が強い可視領域から赤外線まで均一に放射ピーク波長352nmの近紫外線を放射殺菌作用を持つ波長253nmを放射「レフランプ」は,照明を目的とした高輝度タイプなので,可視領域を中心に近赤外の放射が強い.また,目的が電球による保温効果である場合,赤外線領域を均一に放射する「赤外線保温電球」の方が保温効果は優れています.次に,薄暗く,紫色の照明で照らされた部屋などで,白いシャツや壁の模様などが紫に光って幻想的に見える経験をしたことはありませんか?その場所は,「ブラックライト」という照明で照らされているのです.ブラックライトは,見た目には紫色の暗い,紫外域の光の照明であり,照らされて光って見えるものには,蛍光材が含まれています.白色は,可視域のすべての波長域の光を約100%で拡散反射する色ですが,白を作り出すのは大変難しく,一般的には反射率の低い波長域の反射については蛍光材で補い,白く見えるようにしています.そのため,白い服が,紫外域の光を多く含んでいるブラックライトに照らされると,光って見えるのです.また,白い服を何度も繰り返して洗っているうちに,だんだん黄ばんでくることがあります.これは,黄色い色が付いて汚れたのではなく,蛍光材が洗い流されて,もともとの生地の色が浮かび上がってきているためです.黄ばんだ服を蛍光材の入った洗剤で洗い,再び真っ白に戻す「蛍光増白」というのは,この原理を応用しています.04.「光と色」の解説P3/P7

「殺菌ランプ」については,特に病院や理髪店等で使用している殺菌ランプは短波紫外線を発しており,ランプを直視しただけで網膜を損傷する恐れがあるほどの危険な波長域です.波長300nm以下は眼に有害な紫外線であり点灯中のランプを直視すると眼が痛くなり,結膜炎に似た症状を起こします.このように,光源の違いによって波長領域やその波長ごとのエネルギー割合(分光分布)はそれぞれ異なるわけです.②「物体」について物体は,光源からの光の一部を吸収し,残りを反射します.この,反射された光が人間の目に入り,「色」として認識されるのですが,光を構成するそれぞれの波長域の光線をどれだけ吸収し,どれだけ反射するかについては物体によって異なるため,それぞれの物体は固有の色を持つことになります.以下のグラフ(赤いりんごと黄色いレモンの分光反射率)を参照してください.物体の分光反射率りんごの分光反射率100レモンの分光反射率100反射50率(%)反射50率(%)0400500600700波長(nm)りんごの分光反射率をグラフにします.あらゆる波長の光が混ざり合って,さまざまな色が含まれていることがわかり,紫藍青緑黄橙赤0400500600700波長(nm)レモンの分光反射率をグラフにします.あらゆる波長の光が混ざり合って,さまざまな色が含まれていることがわかり,紫藍青緑黄橙赤吸収反射赤系の波長成分の反射率が高く(光の量が多く),他の波長成分の反射率が低い(光の量が少ない)ことが分かります.これは,りんご(物体)が橙や赤の波長成分を反射して,紫や藍,青,緑の波長成分を吸収しているということを意味しています.吸収反射黄系と赤系の波長成分の反射率が高く(光の量が多く),紫,藍系の波長成分の反射率が低い(光の量が少なく)ことが分かります.これは,図で示すように,レモン(物体)が黄や緑,赤の波長成分を反射して,紫や藍の波長成分を吸収しているということを意味しています.③「視覚」についてここまでは,「光源」,「物体」について,説明してきました.では,実際に人が色を認識するとき,「光源の分光分布」が「物体の分光反射率」によってどのように,「視覚」に作用するのか(物体から反射される光の分光分布)を考えていきたいと思います.例えば,「A標準の光D65」で「B試料(りんご)」を測定した場合(例1)と「A'標準の光A」で「B試料(りんご)」を測定した場合(例2)の比較をしてみましょう.04.「光と色」の解説P4/P7

例1200150相対強100度(%)50A標準の光D65の分光分布100反射50率(%)B試料(りんご)の分光反射率C試料(りんご)から反射される光の分光分布物体から反射される光0400500600700波長(nm)0400500600700波長(nm)0400500600700波長(nm)例2200150相対強100度(%)50A'標準の光Aの分光分布100反射50率(%)B試料(りんご)の分光反射率C'試料(りんご)から反射される光の分光分布物体から反射される光0400500600700波長(nm)0400500600700波長(nm)0400500600700波長(nm)「例1」についてAは,標準の光D65の分光分布グラフです.Bは,試料(りんご)の分光反射率グラフです.Cは,試料(りんご)から反射される光の分光分布で,A×B=Cとなります.「例2」のA'は標準の光Aの分光分布グラフです.Bは「例1」と同じ,試料(りんご)の分光反射率グラフです.C'は試料(りんご)から反射される光の分光分布で,A'×B=C'となります.CとC'を比べてみると,C'の方が赤成分(長波長域)の光が強くなっています.これは,CよりC'の方が「赤みの強いりんご」に見えることを意味します.このように,物体の色は,照明光源の違いによっていろいろと変化して見えるのです.さらに,人間の目に対応する「分光感度」をC又は,C'に乗じると,「三刺激値「XYZ」となり,これによって表色系の色彩値(さまざまな色)を,「人の感覚的な数値」によって表わすことができるのです.光源の分光分布×試料の分光反射率×人間の目に対応する分光感度=三刺激値(XYZ)物理量心理量心理物理量C又は,C':「反射される光の分光分布」04.「光と色」の解説P5/P7

■現象を数値化するということ素晴らしい建築空間を実現するためにも構造計算同様,「現象を数値化し,現象に対する論理的な考察と解析」の必要性が生じます.色彩学においても,これまで多くの偉大な先人達が現象を数値化するために調査・研究を繰り返してきました.最初に,「光は波動である.」と説明しましたが,自然界に存在する色は,7つの色の混合(組合せ)によって成立しています.その7色(紫,藍,青,緑,黄,橙(オレンジ),赤)を「虹の7色」といいます.■RGB表色系~XYZ表色系人間が色を感じ取ることができるのは,錘体(すいたい)と呼ばれる3種類の細胞があるためです.この3種類の錘体が送り出す信号によって,人間は色を感じ取ることができます.そのため,「独立した3種類の色によって,全ての色を作り出すことができる.」という考え方が生まれ,「RGB表色系」が考え出されました.R(赤:700nmの単色光),G(緑:546.1nmの単色光),B(青:435.8nmの単色光)の独立した3色を原刺激(刺激値の元)といい,この3色の混合により,あらゆる可視光(380~780nm)の単色光をマッチング(色合わせ)して表現しようとしたのです.そこで考え出されたのが図1であり,r(λ),g(λ),b(λ)を等色関数といいます.等色関数は人間の目の感度を間接的に表す量です.このグラフより,600nmの単色光はR(赤)の光の量が0.3,緑の光の量が0.05,青の光の量が0だと同じ色に見える(作り出すことができる)とわかります.この値(0.3,0.05,0)を三刺激値と呼び,RGB表色系の場合R,G,Bで表します.600nmの単色光の三刺激値RGBは大体R=0.3,G=0.05,B=0といえます.この場合,単色光(スペクトル光)に対する三刺激値であるため,スペクトル三刺激値ともいいます.三刺激値0.40.30.20.10.050-0.1マイナスとなる部分r(λ)g(λ)b(λ)-0.2波長300400500600700800(nm)図1:「RGB表色系の等色関数」※r(λ)にマイナスとなる部分がある.RGB表色系を利用したもので身近なものといえばカラーテレビです.カラーテレビでは,3色を組み合わせせることによって色を表現しています.しかし,RGB表色系では再現できない色も存在します.例えば,青紫~黄緑系の単色光の色を再現しようとすると,赤(R)の光をマイナスにしなければなりません.かといって,G(緑),B(青)だけでは,鮮やかさ(彩度)が足らないのです.そこで,RGBの三刺激値がマイナスにならないように数学的,Y,Zとして考え出しました(図2参照).このX,Y,Zは仮想の原色であり,「原刺激」ともいいます.三刺激値21.51x(λ)y(λ)z(λ)RGBは,XYZの三刺激値によって,次のように表すことができます.X=2.7690R+1.7517G+1.1301BY=1.0000R+4.5907G+0.0601BZ=0.0000R+0.0565G+5.5928Bまた,このときのYは,RGB表色系において輝度を求める式,輝度=R+4.5907G+0.0601B(R,G,Bは三刺激値)と等しいため,Yにより,輝度が求まります.また,Yは,明るさの刺激に対応するため,明度と対応し,光源色の場合には,測光量に対応すると考えることができます.Xは主として赤色を代表する色刺激であり,Yは明るさと同時に緑を代表し,Zは青の領域を代表します.0.50300400500600700波長800(nm)図2:「XYZ表色系の等色関数※マイナスの部分がない.04.「光と色」の解説P6/P7

XYZをグラフで表そうとすると,X,Y,Zの3つの軸が必要となるため(図3参照),直角方向の2軸で表すために,x=XY(X+Y+Z),y=(X+Y+Z),z=Z(X+Y+Z)として,全体に対する割合で考えることにしました.この場合,全体に対するXYZのうち,XとYが求まれば,Zが自動的に求まるからです.このxとyで平面上に色度座標を表したものとxy色度図といいます(図4参照).このxy色度図では,光の色については2色の混合によってできる色は,2色を結んだ直線の線上で示されます.(混合の比率によって変動します.)また,この馬蹄形の輪郭部分にある色は,最も鮮やかな色である単色光で,この世に存在する色は全て,この馬蹄形の中に入っています(図5参照).ここで,RGBの単色光をプロットしてみると,次図のような三角形となり,その三角形の中にある色については,RGBの混合によって表現することができます.(三角形の外にはみでている部分の色はRGBの混合によって表現することはできません.(図4参照)yzGy図3:「XYZ色度図」※本来はXYZの三軸で立体的に,色度座標を考えなければならない.はみ出している部分xRyB図4:「xy色度図」※2次元表示.x光の色については2色の混合によってできる色は,2色を結んだ直線の線上で示される.色1色2輪郭部が最も鮮やかな色の単色光図5:「xy色度図の主な特徴」x04.「光と色」の解説P7/P7

P4.色彩(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,色彩に関する各種用語を整理し,表色系ではマンセル表色系とXZY表色系の出題が多くみられます.過去問題を整理し,出題のポイントを押さえましょう!また,色彩が心理面に及ぼす様々な効果についても内容を整理し,これらも説明できるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.色彩に関する用語・私たちが色を感じるには,「①光源」,「②物体」,「③視覚」の三要素が必要となります.①真っ暗闇の中では,色はわかりません.(光源がなければ,色はわかりません.)②物体がなければ,色は存在しません.③まぶたを閉じてしまえば物体の色は見えなくなってしまいます.(視覚がなくなるため,色は見えない.)1-1.物体色と光源色・物体色とは,物体の表面で反射した光により感じる色(表面色)や物体を透過した光により感じる色(透過色)をいいます.・光源色とは,太陽や照明などの光源が発する光そのものにより感じる色をいいます.色物体色光源色表面色透過色1-2.分光分布・分光分布とは,光の波長ごとの放射エネルギー分布をいいます.太陽や照明などの光源は,それぞれ独自の分光分布をもっています・長波長のエネルギーが高いと赤に近づき,短波長のエネルギーが高いと紫に近づきます.・分光分布が異なっても,人間には同じような色に見えることもあります.P4.色彩-1

1-3.混色・混色とは,求める色を作り出すために,複数の色を混ぜ合わせることをいいます.混色には加法混色と減法混色があります.・加法混色は混色することにより,照度が高くなり,混色の結果として白色に近づきます.・加法混色の3原色は,赤(R),緑(G),青(B)で照明やコンピューターディスプレイなどの外面の色を表すのに使われます.2708202083210941907103082・減法混色は混色することにより,明度が低くなり,混色の結果として黒色に近づきます.・減法混色の3原色は,シアン(C:青緑),マゼンタ(M:赤紫),イエロー(Y:黄)でカラー印刷などに使われます.01081060832908123092P4.色彩-2

2.色の3属性2-1.色相(Hue[ヒュー])・物体表面が反射する主な波長をいい,赤,黄,緑,青などの色の種別を表します.物体の表面が反射する主な波長(nm[ナノメートル])が関係します.波長が長いほど赤に,短いほど紫に近づきます.2-2.明度(Value[バリュー])・明るさの程度を表します.物体の表面の光の反射率(%)が関係します.2-3.彩度(Chroma[クロマ])・色の鮮やかさ(清濁)を表します.色の純粋さ(%)が関係します.【色の3属性】Hue)色味Value)明るさChroma)鮮やかさP4.色彩-3

3.マンセル表色系・マンセル(アメリカの画家)が創案し,アメリカ光学会により改良されて修正マンセル表色系になり,日本でもJISに採用され広く使われています.・一般に,マンセル表色系といえば修正マンセル表色系のことをいいます.・色相,明度,彩度を,マンセル表色系の3属性といいます.3-1.色相(マンセルヒュー)・「R(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・P(紫)」を基本5色相として時計回りに等間隔に配置されています.その間に「YR(黄赤)・GY(黄緑)・BG(青緑)・PB(青紫)・RP(赤紫)」を挿入し,合計10色の主要色相から成り立っています.これをマンセル色相環といいます.3-2.明度(マンセルバリュー)・明度10の理想的な白と、明度0の理想的な黒の間を均等に合計11段階に分けられています。・明度は物体の表面の反射率(%)が関係し,反射率が大きいほど明度は高くなり白色に近づきます.2109130082290833-3.彩度(マンセルクロマ)・彩度の高いものほど値が大きくなります.色相によって異なり,10を超える場合もあります.060823-4.マンセル色立体・マンセル色立体とは,色の3属性を円筒座標による立体尺度で表したものをいいます.・垂直軸に明度,水平軸に彩度,円筒角に色相をとり,感覚的にほぼ等間隔でとられた尺度で表します.0208407083・中心軸は無彩色を表し,灰色系列(グレースケール)と呼びます.・中心軸から離れるほど彩度が高くなります.P4.色彩-4

3-5.マンセル記号・有彩色のマンセル記号は,色相・明度/彩度で表します.明度の数値が大きいほど明るく,また彩度の数値が大きいほど鮮やかなことを表します.・無彩色のマンセル記号は,明度のみで表します.240142808122091180743-6.トーン(色調)・あらゆる色を系統的に分類して表現できるようにした色名を系統色名といいます.・JISでは「赤」や「青」の基本色名に「明るい」「暗い」「鮮やかな」「くすんだ」などの有彩色の明度・彩度に関する修飾語,「赤み」「青み」などの色相に関する修飾語をつけて表します.180720108318072と01083を見てみましょう!問題文はJISにおける有彩色の系統色名の定義について問われています。系統色名は、基本色名に有彩色の明度・彩度に関する修飾語,色相に関する修飾語をつけて表します.基本色に「明度」「彩度」「色相」と3種類の語をつけることではない.ということを理解しましょう!29011問題文は「色の明度や彩度の属性を含めた概念は何か?」について問われています。「明度と彩度を表すもの=トーン(色調)」とイメージできる場合でも,主語に「色度は,〜」で問われると,「色度」に引っ張られて求められていない知識を出さないように注意しましょう!P4.色彩-5

4.XYZ表色系表色系は,CIE(国際照明委員会)により定められた表色系で,RBG表色系に基づき,3原色(赤,緑,青)の混合割合で色の感度の度合いを表したものです.また,主に光源色の表示に使われ,JISに採用されています.29083・X(赤),Y(緑),Z(青)は3刺激値といい,これらの混合量を使って色の感度の度合いを表します.・XYZ表色系は,加法混色に基づく表色系です.・XYZをグラフで表そうとすると,X,Y,Zの3つの軸が必要となるため,直角方向の2軸で表すために,下記のように全体に対する割合で考えることにしました.この場合,全体に対するXYZのうち,XとYが求まれば,Zが自動的に求まるからです.このxとyで平面上に色度座標を表したものとxy色度図といいます.Xx=(X+Y+Z)Yy=(X+Y+Z)Zz=(X+Y+Z)・xy色度図では,光の色については2色の混合によってできる色は,2色を結んだ直線の線上で示されます.(混合の比率によって変動します.)また,この馬蹄形の輪郭部分にある色は,最も鮮やかな色である単色光で,この世に存在する色は全て,この馬蹄形の中に入っています.200740508107081P4.色彩-6

5.色の対比5-1.色相対比ある色の隣や背景に色相の異なる色を配置すると,隣や背景の補色に近づいて見える現象をいいます.(例)周囲が赤色の中に黄色を配置↓黄色は緑がかって見える(赤色の補色に近づく)5-2.明度対比・明度対比とは,ある色の隣や背景に明度の異なる色を配置すると,互いに明度の差が強調されて見える現象をいいます.・同色でも明るい色に囲まれた方は暗く見え,逆に暗い色に囲まれた方は明るく見えるというように,互いに明度の差が強調されて見えます.5-3.彩度対比・彩度対比とは,ある色の隣や背景に彩度の異なる色を配置すると,互いに彩度の差は強調されて見える現象をいいます.・高い色に囲まれた方は地味に見え,逆に彩度の低い色に囲まれた方は鮮やかに見えるというように,互いに彩度の差が強調されて見えます.5-4.補色対比・補色対比とは,ある色の隣や背景にその色と補色関係にある色を配置すると,互いに彩度を高め合い,両方とも鮮やかに見える現象をいいます.5-5.面積対比(面積効果)・面積対比とは,同じ色でも面積が大きいと明度,彩度ともに高く感じられる現象をいいます.2209328082040835-5.視認性・視認性は,視対象が明確に見えるかどうかという特性で,色相,明度,彩度の差が大きくなれば,視認性は向上します.特に,明度差の影響が大きい.251045-6.誘目性・視対象が目を引きやすいかどうかという特性で,一般に暖色で高彩度の色は誘目性が高く,色相では赤が最大で,青がこれに続き,緑が最も低くなる.2007227083300842309105014P4.色彩-7

6.色と感覚6-1.温度感覚・暖色:赤,橙,黄色周辺の色・寒色:青周辺の色6-2.膨張色と収縮色・色の見え方において,実際の大きさよりも大きく見える色を膨張色といい,小さく見える色を収縮色といいます.・明度,彩度の高いものや暖色系の色は膨張色,明度彩度の低いものや寒色系の色は収縮色として感じられます.6-3.進出色と後退色・暖色系の色は,実際よりも近くにあるように見え,進出色といいます.23094・寒色系の色は,実際よりも遠くにあるように見え,後退色といいます.6-4.記憶色・現実のものと結びついて連想される記憶上の色彩を記憶色といいます.(例)レモン→黄色い04084・記憶上の色彩は,一般に実物の色の特徴が強調され,実際よりも明度,彩度ともに高くなる傾向があります.P4.色彩-8

7.色彩計画・安全色事業所などでの災害防止と救護など安全に関する意味明確に表されている高彩度の有彩色.・対比色安全色を引き立たせる効果,文字,記号などに使う無彩色をいう.安全色彩使用通則(JISZ9101)色名表示事項引き立てる色安全色赤(7.5R4/15)防火,停止,禁止,高度の危険白黄赤(2.5YR6.5/13)危険,航空,船舶の保安施設黒黄(2.5YR6/14)注意黒緑(10G4/10)安全,避難,衛生,救護,進行白青(2.5PB3.5/10)用心,指示白29084251011807105084赤紫(2.5RP4/12)放射能黄と組み合わせて使う対比色白(N9.5)通路,整頓,補助色-黒(N1)補助色-※特に人命にかかわるものは彩度が高い.P4.色彩-9

1234No.05照明56789101112131415

05.「照明」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29071照明光束光束は,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を,視感度で補正した値である.測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を視感度補正し測定したものである.人間の目は,光の波長によって明るさに対する感度が異なる(知覚しやすい波長と,知覚しにくい波長とがある).つまり,物理的に同じ明るさ量であっても,その光の波長の種類により,明るさに対する感覚は異なる.そのため,測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を単位時間に通過する光のエネルギー量を測定する際,視感補正(人間の目の知覚しやすさに合わせた補正)した値で表される.(この問題は,コード「22074」「26073」の類似問題です.)○02073照明光束光束は,単位時間当たりに流れる可視光範囲の放射エネルギーの量に比視感度の重みづけを行った値である.測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を単位時間に通過する○光の放射エネルギーの量を視感度補正し測定したものである.つまり,光束を用いて表すことのできる,光度(cd=lm/sr),輝度(cd/㎡),照度(lm/㎡),光束発散度(lm/㎡)についても,光の物理的な量と人間の目の感度特性から計算され,人間の感覚で重みづけした測光量であるといえる.(この問題は,コード「20052」の類似問題です.)06071照明光束光束は,放射束に対して比視感度で重みづけし,可視光範囲で積分した量である.光束は,放射束に対して比視感度で重みづけし,可視光範囲で積分し○た量である.尚,光束の測定には,点光源から全方向へ発散する光束を光源を中心とした空間の球面上のあらゆる位置で測定して積分する方法(配光法)があるが,大規模な装置と暗室を要するため,一般に18051照明光束発散度光束発散度は,光源,反射面,透過面から発散する単位面積当たりの光束である.①.光束(lm:ルーメン)とは,単位時間に流れる光のエネルギー量○→光源から発生する光のエネルギー量②.光度(cd:カンデラ)とは,光源が,ある方向の単位立体角内へ発散する光束→光源の明るさ③.輝度(cd/㎡)とは,光束発散面のある方向への,単位投影面積当りの光度→ある方向から見た,光源面(発光面,反射面,透過面)の単位面積当りの光度(明るさ).④.照度(lx:ルクス)とは,単位面積当りの入射光束→受照面における明るさ.尚,受照面とは,光を受ける面をいう.問題文にある光束発散度とは,単位面積当りの発散光束であり,光源面(発光面,反射面,透過面)の単位面積当りの発散光束量を表し,単位はlm/㎡または,rlx(ラドルクス)を用いる.27013照明光束発散度光束発散度は,発光面,反射面又は透過面のいずれについても,面から発散する単位面積当たりの光束である.光束発散度とは,光源面,発光面,反射面,透過面から発散する単位面積当たりの光束量(発散光束量)を表し,単位はlm/㎡または,rlx(ラドルクス)を用いる.○21013照明輝度「輝度」と「cd/㎡」は,建築環境工学に関輝度(cd/㎡)とは,光束発散面のある方向への,単位投影面積当りの○する用語とその単位との組合せとして,正光度であり,ある方向から見た,光源面(発光面,反射面,透過面)のしい.単位面積当りの光度(=単位立体角あたりの光束)を表す.06013照明輝度輝度は,発光面の見かけの単位面積当た輝度(cd/㎡)とは,光束発散面のある方向への,単位投影面積当りの○りの光度であり,ある点を見た際に眼に入光度であり,ある方向から見た(=見かけの),光源面(発光面,反射る光の強さを表す.面,透過面)の単位面積当りの光度(=単位立体角あたりの光束)を表す.07074照明輝度輝度は,光源面だけではなく,反射面及び透過面についても定義できる.輝度は,ある方向から見た,光源面(発光面,反射面,透過面)の単位面積当りの光度(明るさ)を表し,その単位はcd/㎡となる.(この問題は,コード「20053」「28071」の類似問題です.)○25014照明輝度輝度は,比視感度を考慮した単位時間当たりの光のエネルギー量である光束の単位立体角当たりの密度である.輝度(cd/㎡)は,ある方向から見た,光源面(発光面,反射面,透過×面)の「単位面積当たりの光度」つまり「単位面積当たり,単位立体角当たりの光束」である.尚,測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を「単位時間に通過する光の放射エネルギーの量」を視感度補正し測定したものである.1/5ページ

05.「照明」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29072照明輝度受照面が均等拡散面である場合の輝度は,照度と反射率の積に比例する.反射面の光束発散度Mは,照度Eと,反射率ρの積に比例する(M=ρE).均等拡散面における輝度Lは,光束発散度に比例する(M=πL).よって,輝度は,照度と反射率の積に比例する.L=ρE/π(L:輝度,ρ:反射率,E:照度)※均等拡散面の場合(この問題は,コード「22071」「25071」の類似問題です.)○02071照明輝度反射面の光束発散度は,その面の輝度に反射率を乗じたものである.06072照明輝度照度は,受照面が均等拡散面の場合,輝度と反射率の積に比例する.反射面の光束発散度Mは,照度Eと,反射率ρの積に比例する(M=ρE).均等拡散面における輝度Lは,光束発散度に比例する(M=πL).よって,輝度は,照度と反射率の積に比例する.L=ρE/π(L:輝度,ρ:反射率,E:照度)※均等拡散面の場合反射面の光束発散度Mは,照度Eと,反射率ρの積に比例する(M=ρE).均等拡散面における輝度Lは,光束発散度に比例する(M=πL).輝度は,照度と反射率の積に比例する.L=ρE/π(L:輝度,ρ:反射率,E:照度)※均等拡散面の場合××20014照明輝度点光源から均等拡散面上の受照点へ向かう光度を2倍にすると,受照点を望む輝度も2倍になる.点光源の光度I[cd]と点光源直下の受照点の照度E[lx],及び,均等拡散面上における照度Eと輝度Lは,下式の関係となり,光度Iが2倍になると,輝度も2倍になる.○29172照明グレアグレアは,視野内に輝度の高い光源や極グレアとは,視野内に極端に高輝度の光源,又は,強い輝度対比(暗○端な輝度対比があることにより生じる現象い部屋の中でTVを見るなど)が存在すると,不快感を生じたり,目の疲をいう.労や視覚の低下を招いたりする現象をいう.光源そのものがグレアではない.03012照明グレアグレアは,視野の中に輝度の高い光源が入ってきたときに起こり,周囲の輝度からの影響を受けない.20054照明グレア物体の表面に極端な輝度対比を生じさせる光源を,グレアという.グレアとは,視野内に極端に高輝度の光源,又は,強い輝度対比(暗×い部屋の中でTVを見るなど)が存在すると,不快感を生じたり,目の疲労や視覚の低下を招いたりする現象をいう.その光源だけでなく,周囲の明るさからも影響を受けるため誤り.グレアとは,視野内に極端に高輝度の光源,又は,強い輝度対比(暗×い部屋の中でTVを見るなど)が存在すると,不快感を生じたり,目の疲労や視覚の低下を招いたりする現象をいう.光源そのものがグレアではない.28012照明グレア照度は,目で見た明るさに直接的な関わ照度は,受照面に入射する単位面積当たりの光束であり,目で見た明×りがあり,屋内照明器具による不快グレアるさに直接的な関わりはない.グレアには,宝石の輝きのように,美しくの評価に用いられる.感じさせる効果もあるが,不快に感じるグレアを不快グレアいう.目で見た明るさ感に直接的な関わりがあり,屋内照明器具による不快グレアの評価に用いられるのは,輝度である.(この問題は,コード「23013」の類似問題です.)06074照明輝度UGR(屋内統一グレア評価値)は,人工照UGR(屋内統一グレア評価値)は,人工照明のまぶしさを評価するため明のまぶしさを評価するための指標で,一の指標で,背景輝度,照明器具の発光面の輝度,照明器具の発光部般に,面積の広い窓面のグレアには適用しない.の大きさ,観察者から見たときの照明器具の位置等より算出される.一般に,面積の広い窓面のグレアには適用しない.○18212照明照度点光源による直接照度は,光源からの距離の二乗に反比例する.点光源による直接照度は,光源の光度に比例し,光源からの距離の二乗に反比例する.○18054照明照度JISの照度基準における室内の推奨照度は,基準面を特定できない場合,机上視作業のとき,床上80㎝を基準面と仮定する.作業領域又は活動領域における推奨照度は,基準面の平均照度である.基準面が特定できない場合には,床上0.8m(机上視作業),床上0.4m(座業),又は床若しくは地面のいずれかを基準面と仮定する.○2/5ページ

05.「照明」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19013照明照度照度[lx]は,人の感覚に応じて補正されている.人間の目は光の波長によって明るさに対する感度が異なる.つまり,数値的に同じ明るさであっても,その光の波長の種類により,明るさに対する感覚が違ってくる.測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を単位時間に通過する光のエネルギー量を測定する際,視感度補正した値で表している.ゆえに,照度(lm/㎡)も,視感度補正がなされていると言える.○24013照明照度照度は,比視感度を反映していないので,輝度に比べて,見た目の明るさ感とよい対応を示さない.人間の目は光の波長によって明るさに対する感度が異なる.つまり,×数値的に同じ明るさであっても,その光の波長の種類により,明るさに対する感覚が違ってくる.測光量の基本単位である光束(lm)は,ある面を単位時間に通過する光のエネルギー量を測定する際,視感度補正した値で表している.ゆえに,照度(lm/㎡)も,視感度補正がなされていると言える.03071照明照度ある視対象面の明るさは,その面に入射する光から求められる照度のみからでは,予測することができない.ある視対象面の明るさは,その面から出射する光量によるものとなるため,入射する光から求められる照度のみからでは,予測することができない(反射面の場合,入射する光量が一定でも,その面の反射率により出射する光量は異なる).○03073照明照度配光曲線は,光源の各方向に対する照度の分布を示すものである.22011照明照度照度分布は,照明器具の配光特性を示すため,照明器具の中心を原点として光源の光度を極座標に示したものである.配光曲線は,照明器具の配光特性を示すため,照明器具の中心を原点とし,光源の光度を極座標に示したものである.よって誤り.(この問題は,コード「18055」「28073」の類似問題です.)照度分布とは,室内において,照度が等しい地点を曲線で結んだ等高線で示され,照明による明るさの広がり,ばらつきがわかる.問題文にある「照明器具の配光特性を示すため,照明器具の中心を原点とし,光源の光度を極座標に示したもの」とは,配光曲線のことである.××18043照明均斉度片側採光の部屋における照度の均斉度は,1/10以上とすることが望ましい.室内における壁際の周囲から1m程度を除いた範囲の「最低照度/最○高照度」を均斉度という.人工照明においては均斉度を1/3以上,昼光/10以上とすることが推奨されている.26071照明均斉度人工照明により全般照明を行う場合,照度の均斉度は,1/10程度あればよい.人工照明においては均斉度を1/3以上,昼光照明の場合には均斉度を1/10以上とすることが推奨されている.×02074照明均斉度一般に,照度均斉度が大きい視作業面ほど,照度分布が均一に近いものとなる.室内の明るさの均一度を表す指標を均斉度といい,「照度均斉度」は,照度計算において重要視される指標のひとつである.一般に,照度均斉度が大きい視作業面ほど,照度分布が均一に近いものとなる.○21103照明均斉度室の片側の壁に設けられた窓による側窓採光の場合,室内の床面照度分布は,一般に,窓の位置を低くしたほうが不均一となる.天窓や高窓(高い位置にある側窓)は,均斉度(最小照度/最高照度)が高くなり,低い位置にある側窓は,床面の採光量が大きくなるが,均斉度は低くなる.○18052照明均斉度昼光による室内の照度分布を均斉にするためには,窓に透明なガラスを用いる場合より光の拡散性が高いガラスを用いる場合のほうが効果は大きい.23074照明均斉度昼光による室内の照度分布を均斉にするためには,窓に光の拡散性が高いガラスを用いる場合より,透明なガラスを用いる場合のほうが,効果は大きい.室内の明るさの均一度を表す指標を均斉度といい,窓に透明なガラスを用いた場合より,光の拡散性が高いガラス(すりガラス,乳白ガラスなど)を用いたほうが一般に室内の照度分布を均斉にするため,均斉度が高くなる.室内の明るさの均一度を表す指標を均斉度といい,窓に透明なガラスを用いた場合より,光の拡散性が高いガラス(すりガラス,乳白ガラスなど)を用いたほうが一般に室内の照度分布を均斉にするため,均斉度が高くなる.○×03064照明均斉度鉛直壁面の中央付近に設けられる同一面積の窓からの採光においては,一般に,横長窓より縦長窓のほうが,床面の照度の均斉度は高い.天窓や高窓(高い位置にある側窓)は,均斉度が高くなり,低い位置に○ある側窓は,床面の採光量が大きくなるが,均斉度は低くなる.鉛直壁面の中央付近に設けられる同一面積の窓からの採光においては,一般に,横長窓より縦長窓のほうが,床面の照度の均斉度は高い.04081照明演色性平均演色評価数(Ra)は,評価対象となる光源による物体色の見え方と,同じ相関色温度の基準の光の下における物体色の見え方との,ずれをもとにした数値である.28083照明演色性演色性は,視対象の色の見え方に及ぼす光源の性質であり,光源の分光分布に依存する.演色性とは,各種光源ごとの照射対象の色の見え方を表す特性で,自然光のときの見え方に近いものほど演色性がよいと考える.尚,演色性の良否は,基準の光(太陽光)の下における物体の見え方からの色ずれの程度を100から減じた数値である「演色評価数」によって示される.(この問題は,コード「18073」の類似問題です.)演色性は,物体色の見え方の変化を起こさせる光源の性質であり,光○源の分光分布(光源の光に,短波長から長波長までの光が,どのような割合で含まれているかを示したもの)に依存する.各種光源ごとの照射対象の色の見え方を表す特性で,自然光のときの見え方に近いものほど演色性がよいと考える.尚,演色性の良否は,基準光源と比較したときの色ずれの程度を100から減じた「演色評価数」で示される.○24093照明演色性白熱電球は,色温度が約2,800Kの赤み照明効率は,1W(ワット)あたりの光束量で表し,その単位はlm/Wとながかかった光色であり,ランプ効率は低いる.白熱電球のランプ効率は15~20lm/Wと比較的低いが,演色性はが,演色性は高い.100と高い.(=自然光による色の見え方に近い.)○3/5ページ

05.「照明」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23072照明演色性白色LEDランプの平均演色評価数は,一般に,水銀ランプよりも高い.白色LEDランプの平均演色評価数(60~80程度)は,水銀ランプ(44程度)よりも高い.○20223照明演色性高圧ナトリウムランプは,一般に,白熱電球に比べてランプ効率は高いが演色性は低い.ナトリウムランプは,黄色の単色光源であり,霧や煙の中での透過性に優れ,効率は光源の中で最も高い.(トンネル内の照明に用いられる.)ただし,演色性は極めて低い.このような性質を持つ従来形を低圧ナトリウムランプといい,その演色性を大幅に改善したものに高圧ナトリウムランプがあるが,他の光源に比べると演色性にやや劣る.○19012照明色温度色温度[K]は,人の感覚に応じて補正されている.02012照明色温度色温度は,光源の光色を,それと近似する色度の光を放つ黒体の絶対温度で表したものである.色温度とは,黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色度になるときの絶対温度で表す(燃焼温度が高くなるほど,黒体は青味を帯びる).尚,色温度が高くなるにつれて,光の色は,赤→オレンジ→黄→白→青白と変化する.色温度とは,黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色度になるときの絶対温度で表す(燃焼温度が高くなるほど,黒体は青味を帯びる).尚,色温度が高くなるにつれて,光の色は,赤→オレンジ→黄→白→青白と変化する.(この問題は,コード「26011」の類似問題です.)×○22072照明色温度演色性は,色温度が同じ光源であっても異なる場合もある.演色性とは,光源による被照面の色の見え方を判断する尺度であり,自然光に近いものほど演色性がよい.また,色温度とは黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色度になるときの絶対温度で表し(燃焼温度が高くなるほど,黒体は青味を帯びる),演色性との関連はない.○03083照明色温度LED等の人工光源から発せられる光は,LED等の人工光源から発せられる光は,相関色温度が等しくても,そ相関色温度が等しくても,異なる光色に知の演色性の違い(分光分布の違い)により,異なる光色に知覚される覚される場合がある.場合がある.○20225照明色温度照明器具の光源の色温度の高低は,一般に,高いほうから昼光色蛍光ランプ,昼白色蛍光ランプ,白熱電球の順である.24153照明色温度照明器具の光源の色温度の高低は,一般に,高いほうから昼白色蛍光ランプ,昼光色蛍光ランプ,高圧ナトリウムランプの順である.色温度は,一般的に昼光色蛍光ランプ6,500K,メタルハライドランプ5,600K,白色蛍光ランプ4,500K,蛍光水銀ランプ4,100K,白熱電球2,850K(ケルビン),高圧ナトリウムランプ2,100Kである.白熱電球のような赤味を帯びたもの程,色温度は低い.色温度は,一般的に昼光色蛍光ランプ6,500K,メタルハライドランプ5,600K,白色蛍光ランプ4,500K,蛍光水銀ランプ4,100K,白熱電球2,850K(ケルビン),高圧ナトリウムランプ2,100Kである.白熱電球のような赤味を帯びたもの程,色温度は低い.○×29171照明色温度蛍光ランプやLEDの光色において,昼白色は,電球色に比べて相関色温度が低い.26074照明色温度蛍光水銀ランプは,白熱電球に比べて,色温度は高く,演色性は低い.色温度は,一般的に昼光色蛍光ランプ6,500K,メタルハライドランプ5,600K,白色蛍光ランプ4,500K,蛍光水銀ランプ4,100K,白熱電球2,850K(ケルビン),高圧ナトリウムランプ2,100Kである.白熱電球のような赤味を帯びたもの程,色温度は低い.色温度は,一般的に昼光色蛍光ランプ6,500K,メタルハライドランプ5,600K,白色蛍光ランプ4,500K,蛍光水銀ランプ4,100K,白熱電球2,850K(ケルビン),高圧ナトリウムランプ2,100Kである.白熱電球のような赤味を帯びたもの程,色温度は低い.×○01084照明色温度照度と色温度の関係において,一般に,色温度の低い白熱電球や電球色蛍光灯などは比較的低照度(100~○低照度では色温度の低い光色が好まれ,300lx程度)の環境で落ち着いた温かみのある空間を創り出す.このよ高照度では色温度の高い光色が好まれる.うな場合,過剰な高照度環境では暑苦しい雰囲気となりがちである.一方,メタルハライドランプや白色蛍光灯などの色温度の高い光は,さわやかな白色のイメージで,比較的高照度(300~1,000lx程度)が必要となる場合が多い.色温度の高い光源を低照度で使用すると薄暗い雰囲気となるので注意が必要である.(この問題は,コード「21092」の類似問題です.)04082照明色温度短波長成分を多く含む色温度の高い光を午前中に浴びることで,サーカディアンリズムを保つ効果が期待できる.「サーカディアンリズム」とは,体温やホルモン分泌など人間の持つ24○時間周期のリズムをいい,短波長成分(紫外線)を多く含む色温度の高い光を午前中に浴びることで,サーカディアンリズムを保つ効果が期待できる.07073照明色温度サーカディアンリズムを保つためには,夜体温やホルモン分泌など人間の持つ24○間就寝前に色温度の高い光を浴びすぎな時間周期のリズムをいい,短波長成分を多く含む色温度の高い光を午いほうがよい.前中に浴びることで,サーカディアンリズムを保つ効果が期待できる.一方,夜間就寝前に色温度の高い光を浴びすぎないほうがよい.20055照明光源照明光の演色は,光源の分光分布による影響を受ける.色の見え方は,照明の光源の種類から生じる演色性,色温度,分光放○射分布と物体の分光反射率(又は,分光透過率)などによって異なる.光源の分光分布との関係によっては,異なる物体色をもつ物体でも同じ色に見えることもある.02072照明人体感覚白い背景のもとで黒い文字を読むような場合,対象と背景の輝度の対比が大きいほど視力が上がる.輝度に関する視対象とその背景との差を輝度対比と呼ぶ.尚,視対象より周囲の輝度が高い場合に比べ,背景の輝度が低い場合のほうが一般に視力が高くなる.(視認性が向上する.)○4/5ページ

05.「照明」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25072照明人体感人の目には明るさの変化に順応する能力目が明るさに慣れる状態を明順応,暗さに慣れる状態を暗順応という.○覚があり,明順応より暗順応のほうが時間を一般に,明順応より暗順応のほうが時間を要する.要する.28074照明採光計画30013照明採光計画23071照明照明計画光幕反射を減らすためには,光が視線方向に正反射する位置に光源を配置しないことが重要である.光幕反射は,机上面の光沢のある書類に光が当たる場合等,光の反射によって文字等と紙面との輝度対比が大きくなる現象である.光幕反射とは,視作業面を光源の正反射方向から見るとき,視対象の輝度対比が小さくなり,見やすさが損なわれる現象をいう.光幕反射を減らすためには,光が視線方向に正反射する位置に光源を配置しないことが重要である.光幕反射とは,視作業面を光源の正反射方向から見るとき,視対象の輝度対比が小さくなり,見やすさが損なわれる現象をいう.光幕反射を減らすためには,光が視線方向に正反射する位置に光源を配置しないことが重要である.問題文は「輝度対比が大きくなる」とあるため誤り.モデリングにおいて,視対象に当てられる照明による物体の立体感や材質感等を総称してモデリングと呼ぶ.直光線の方向と強さが異なると,得られる立接照明等により,光の方向性を強めると陰影が強まるため,立体感や体感及び質感は異なるものとなる.材質感を得ることができる.また,間接照明等により,光の拡散性を強めた場合は,逆に陰影が弱まるため,立体感や材質感をぼかすことができる.○×○22073照明照明計画モデリングは,物の色の見せ方に関わる照明光の性質である.照明による物体の立体感や材質感等を総称してモデリングという.直接照明等により,光の方向性を強めると陰影が強まるため,立体感や材質感を得ることができる.また,間接照明等により,光の拡散性を強めた場合は,逆に陰影が弱まるため,立体感や材質感をぼかすことができる.問題文は「演色性」の記述である.×29173照明照明計画アンビエント照明の設計においては,空間作業面(タスク)で必要な明るさを確保の明るさを確保しつつ省エネルギーを図し,部屋全体(アンビエント)では,やや明るさを落とし,空間の明るさをるために,輝度分布を考慮することが望ま確保しつつ省エネルギーを図るために,輝度分布を考慮することが望しい.ましい.○5/5ページ

P5.照明(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,光についての単位や測光量の関係性を正確に理解しましょう.また,光の明暗によって影響を及ぼす要素を整理して,問題文のどこがポイントになるかを説明できるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.光の単位と法則放射エネルギーを目で感じる強さで測ったものです.1-1.測光量①光束[F](lm)・光束とは,比視感度で補正した,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーをいいます.また,光束は光の基本単位です.②光度[I](lm/sr,cd)・点光源から特定の方向に出射する単位立体角あたりの光束をいいます.290710207306071③照度[E](lm/㎡,lx)・照度とは,受照面に入射する単位面積当たりの光束をいいます.④光束発散度[M](lm/㎡,rlx)・光束発散度とは,光源,反射面,透過面から出射する単位面積あたりの光束をいいます.⑤輝度[L](cd/㎡)・輝度とは,光源,反射面,透過面から特定の方向に出射する単位面積当たり,単位立体角当たりの光束をいいます.18051270132101306013280712501407074P5.照明-1

1-2.逆二乗の法則と余弦の法則①逆二乗の法則・点光源から離れた距離にあるP点の照度Eは,点光源の光度に比例し,点光源からの距離の二乗に反比例します.18212②余弦の法則・光を斜めに受けるP点の照度は,照度Eに入射角θ(cosθ)を掛けたものになります.19051270710107105071cos60°=1/21-3.測光量の関係性(光度,照度,光束発散度,輝度の関係)290722207125071060720207120014P5.照明-2

2.光源の種類と特徴2-1.光源の種類①白熱電球・フィラメントに電流を流して加熱し,その温度放射により発光させる電球のことをいいます.電圧を変えるだけで調光が可能です.(長所)・光に赤みがあり,温かみがある.演色性が最も高い.・瞬間的に点滅し,電圧降下に対応できる.・周辺温度が変化しても効率はほとんど変わらない.(短所)・電力の80%以上が熱に変わり,効率が悪い.・寿命が短い.②ハロゲン電球・白熱電球にハロゲンガスを封入して,白熱電球の効率と寿命を改善し,小型化した電球です.・アクセント照明に適し,寿命は2000時間程度.③蛍光ランプ・電極間の放電により生じる紫外線が放電管壁に塗布した蛍光物質に当たって可視光に変換する放電ランプです.点灯時に始動装置を必要とします.(長所)・発光効率がよく,白熱電球の3〜5倍程度あります.・平均寿命が長く,白熱電球の5〜10倍程度あります.・発光面積が広く,輝度は白熱電球より小さい.(短所)・周囲温度によって効率が変化し,20〜25℃の時に最も効率がよく,それよりも周囲温度が高くても低くても効率は低下します.・演色性は白熱電球より劣ります.(高演色性のものは除く)・ストロボ効果が生じやすい④蛍光水銀ランプ・光源は青く,演色性は良くない.・寿命は12000時間程度で,非常に長寿命.・輝度が高い.P5.照明-3

⑤メタルハライドランプ・水銀ランプに金属ハロゲン化物を添加した放電ランプのことをいいます.・蛍光水銀ランプの効率と演色性を改善したもので,高効率で演色性が良い.⑥高圧ナトリウムランプ・高圧ナトリウムランプは,従来型の低圧ナトリウムランプの効率を大幅に改善した放電ランプです.・効率は光源の中で最も高く,省エネルギー効果が高い.寿命も最も長いが演色性が極めて悪い.⑦発光ダイオード(LED)・白熱や放電によらず電気エネルギーを直接光エネルギーに変える半導体素子のことをいいます.・長寿命,低発熱で,始動時間が極めて短く点灯回路が単純なため,低消費電力,軽量,小型であるため近年,多くの電子機器や照明にも利用されています.・不要な紫外線や赤外線を含まない光が簡単に得られます.・光源の効率(lm/W)の大小関係高圧ナトリウムランプ>メタルハライドランプ>蛍光ランプ>蛍光水銀ランプ>LED>ハロゲン電球>白熱電球・光源の寿命の大小関係LED>蛍光水銀ランプ=高圧ナトリウムランプ>蛍光ランプ>メタルハライドランプ>ハロゲン電球>白熱電球P5.照明-4

2-2.色温度黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色度になるときの絶対温度(K:ケルビン)で表します.(燃焼温度が高くなるほど,黒体は青味を帯びる.)190120201222072・色温度が高くなるにつれて,光の色は,赤→オレンジ→黄→白→青白と変化します.・高圧ナトリウムランプ2100K程度色温度(低)20225・白熱電球2850K程度24153・蛍光水銀ランプ4100K程度29171・白色蛍光ランプ4500K程度26074・メタルハライドランプ5600K程度・昼光色蛍光ランプ6500K程度色温度(高)2-3.演色性・演色性とは,照明の種類により変化する視対象の色の見え方を表す特性です.・演色性は光源の性質をいい,視対象の色そのものによる影響は受けません.2808304081・自然光に近いものほど演色性が良いといえます.P5.照明-5

05.「照明」のH19年度本試験図問題問題コード19051図のような点滅できる二つの点光源イ及び点光源ロに照らされた床上のA点及びB点の水平面照度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか.ただし,各点光源の配光特性は一様とし,反射は考慮しないものとする.D点床1m1m点光源イC点(光度150cd)A点30°30°B点点光源ロ(光度200cd)1m1.点光源ロのみが点灯している場合,B点の水平照度は,200lxとなる.2.点光源イのみを点灯し,点光源イの位置をC点からD点へ移動した場合,A点の水平面照度は,移動前の1となる.43.点光源ロのみが点灯している場合,A点の水平面照度は,50lxとなる.4.点光源イ,ロの両方が点灯している場合,A点の水平面照度は,それぞれの点光源によるA点の水平面照度の和となる.5.「点光源イ,ロの両方が点灯している場合におけるA点の水平照度」に比べて,「点光源ロのみが点灯している場合におけるB点の水平照度」のほうが大きくなる.解説:点光源の光度:I(cd)点光源からの距離:r(m)受照面の法線となす角度:θP点における照度:E(lx)受照面:P点光源における直接照度Eは,光源の光度をI,光源からの距離をr,光の入射角をθとするとE=rI2となる.cosθ05.「照明」の本試験図問題P6

1.点光源ロのみが点灯している場合200B点の照度=2×cos0°=200(lx)12.点光源イのみを点灯,点光源イの位置をC点からD点へ移動した場合150A点の照度の比×cos0°12:15022×cos0°=1:143.点光源ロのみが点灯している場合200A点の照度=2×cos60°=25(lx)24.点光源イ,ロが点灯している場合150A点の照度=×cos0°12+2002×cos60°2=175(lx)5.点光源イ,ロが点灯している場合1,4より175(lx)<200(lx)A<B解答:305.「照明」の本試験図問題P7

問題コード27071図のような点光源に照らされたA点,B点,C点の水平面照度の水平面照度を求めよ.ただし,点光源の配光特性は一様なものとし,反射は考慮しないものとする.点光源(光度200cd)点光源(光度10cd)1m床A点床30°B点点光源(光度100cd)2m0.5m床C点解説:点光源の光度:I(cd)点光源からの距離:r(m)受照面の法線となす角度:θP点における照度:E(lx)受照面:P点光源における直接照度Eは,光源の光度をI,光源からの距離をr,光の入射角をθとするとIE=r2となる.cosθ10A点の照度=×cos0°0.52=40200B点の照度=×cos60°22=25100C点の照度=×cos0°=2522解答:A-40lx,B-25lx,C-25lx05.「照明」の平成27年度本試験図問題P1

03.「伝熱」のR01年度本試験図問題問題コード01071図のような点光源に照らされた水平な受照面上の点Pにおいて,I(点光源の光度),r(点光源から点Pまでの距離),θ(点光源から点Pへの入射角)及び点Pにおける水平面照度の組合せとして,正しいか誤りかで答えよ,ただし,点光源の配光特性は一様なものとする.点光源(光度I)rθ点P受照面1.2.3.4.I(単位:cd)1001002550rθ(単位:m)(単位:度)201600.500.560点Pにおける水平面照度(単位:lx)2550100200解説:点光源の光度:I(cd)点光源からの距離:r(m)受照面の法線となす角度:θP点における照度:E(lx)受照面:P点光源における直接照度Eは,光源の光度をI,光源からの距離をr,光の入射角をθとするとIE=r2cosθとなる.また,cos60°=1である.211.I=100cd,r=2m,θ=0°より,P点における照度(E)=100×2×cos0°=25(lx)となる.よって正しい.212.I=100cd,r=1m,θ=60°より,P点における照度(E)=100×2×cos60°=50(lx)となる.よって正しい.113.I=25cd,r=0.5m,θ=0°より,P点における照度(E)=25×2×cos0°=100(lx)となる.よって正しい.0.514.I=50cd,r=0.5m,θ=60°より,P点における照度(E)=50×2×cos60°=100(lx)となる.よって誤り.0.5解答:1.正しい.2.正しい.3.正しい.4.誤り.05.「照明」のR01年度本試験図問題P1

問題コード05071図のような点光源に照らされたA点,B点,C点の水平面照度の水平面照度を求めよ.ただし,点光源の配光特性は一様なものとし,反射は考慮しないものとする.1m2m点光源(光度200cd)A点点光源(光度1,600cd)60°B点4m点光源(光度1,600cd)C点解説:点光源の光度:I(cd)点光源からの距離:r(m)受照面の法線となす角度:θP点における照度:E(lx)受照面:P点光源における直接照度Eは,光源の光度をI,光源からの距離をr,光の入射角をθとするとIE=r2cosθとなる.(cos60°=1/2)200A点の照度=×cos0°12=2001,600B点の照度=×cos60°=50421,600C点の照度=×cos0°=10042解答:A-200lx,B-50lx,C-100lx05.「照明」のR05年度本試験図問題P1

1234No.06日照・日射56789101112131415

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02064日照・日射日射量水平面天空日射量は,大気透過率が大き日射には,直達日射と天空日射(輻射)の2種類があり,それらをまと○いほど,小さくなる.めて,全天日射と呼ぶ.直達日射量とは,大気中を通過し,直接地表面に達する日射量(受熱量)であり,天空日射量とは,地表に到達する途中で大気中の雲や塵埃,水蒸気等の微粒子によって散乱されてから地表面に達する日射量(受熱量)をいう.また,大気透過率は,太陽が天頂にある場合の地表面日射量に対する大気が存在しないと仮定した場合の比のことであり,日射量を検討する際に必要な大気の混濁の程度を示す.一般に,水平面大気透過率が大きい(水蒸気や塵が少ない)ほど,直達日射量は大きくなり,天空日射量は小さくなる.06061日照・日射日射量大気透過率は,直射日光と天空光が大気日射には,直達日射と天空日射(輻射)の2種類があり,それらをまとを通過する場合の透過の程度を示す値でめて,全天日射と呼ぶ.直達日射量とは,大気中を通過し,直接地表×ある.面に達する日射量(受熱量)であり,天空日射量とは,地表に到達する途中で大気中の雲や塵埃,水蒸気等の微粒子によって散乱されてから地表面に達する日射量(受熱量)をいう.また,大気透過率は,太陽が天頂にある場合の地表面日射量に対する大気が存在しないと仮定した場合の比(太陽定数に対する,直射日射量の比)であり,水蒸気や塵埃が少ないほど値が大きくなる.天空光は式に含まれないため誤り.25062日照・日射日射量北緯35度の地点における冬至の日の終日日射量は,南向き鉛直面より西向き鉛直面のほうが小さい.冬至の日の終日日射量(ある面が1日当たりに受ける日射エネルギーの総量)は,南向き鉛直面が他のどの鉛直面よりも大きくなる.○06062日照・日射日射量北緯35度の地点において,快晴の夏至の日における単位面積当たりの終日直達日射量は,南向き鉛直面よりも東向き鉛直面のほうが大きい.04061日照・日射日射量冬至の日における南向き鉛直面の終日日射量は,夏至の日における西向き鉛直面の終日日射量より小さい.25064日照・日射日射量北緯35度の地点における春分・秋分の日において,南中時の直達日射量は,南向き鉛直面より水平面のほうが小さい.夏至の日の終日日射量(ある面が1日当たりに受ける日射エネルギーの総量)は,南向き鉛直面が東向き鉛直面よりも小さくなる(南向き鉛直面よりも東向き鉛直面のほうが大きくなる).よって正しい.冬至の日における南向き鉛直面の終日日射量は,夏至の日における西向き鉛直面の終日日射量より大きい.よって誤り.北緯35度の地点における春分・秋分の日の南中時の太陽高度は「約54度」であり,南中時の太陽高度が54度の直達日射量を水平面と南向き鉛直面に分解したそれぞれの直達日射量は,南向き鉛直面より水平面のほうが大きくなる.○××01062日照・日射日射量北緯35度のある地点における春分・秋分の日の終日日射量は,終日快晴の場合,どの向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい.04062日照・日射日射量春分・秋分の日における南中時の直達日射量は,水平面のほうが南向き鉛直面より大きい.北緯35度の地点における春分・秋分の日の終日日射量は,終日快晴の場合,どの向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい.(この問題は,コード「27064」の類似問題です.)北緯35度の地点における春分・秋分の日の南中時の太陽高度は「約54度」であり,南中時の太陽高度が54度の直達日射量を水平面と南向き鉛直面に分解したそれぞれの直達日射量は,南向き鉛直面より水平面のほうが大きくなる.○○1/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27063日照・日射可照時間日照率は,1日(24時間)に対する日照時間の割合である.可照時間は,その土地の「日の出から日没までの時間」で考える.また,日照率は次式で表す.×21061日照・日射可照時間日照時間とは,ある点においてすべての障害物がないものと仮定した場合に,日照を受ける時間である.日照時間とは,ある土地において,日の出から日没までの間に,実際に日照があった時間をいう.尚,「すべての障害物がないものとした場合に,直射日光を受ける時間」とは可照時間のことである.×23063日照・日射可照時間北緯35度の地点における南向き鉛直壁面の1日の可照時間は,春分の日及び秋分の日が12時間で最長となり,冬至の日が最短となる.北緯35度の地点における南向き鉛直壁面の1日の可照時間は,春分の日及び秋分の日が12時間で最長,冬至の日が約9時間32分,夏至の日が7時間で最短となる.×25061日照・日射可照時間04063日照・日射可照時間北緯35度の地点における夏至の日の可照時間は,北向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが短い.夏至の日における可照時間は,南向き鉛直面より北向き鉛直面のほうが長い.夏至の日の可照時間は,南向き鉛直面で7時間(午前8時半~午後3時半),北向き鉛直面で7時間28分(日の出から午前8時半までと,午後3時半から日没まで).よって,北向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが短い.夏至の日の可照時間は,南向き鉛直面で7時間(午前8時半~午後3時半),北向き鉛直面で7時間28分(日の出から午前8時半までと,午後3時半から日没まで).よって,北向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが短い.○○21062日照・日射遮へい南向き窓面に水平ルーバーを設けることは,日射・日照調整に有効である.西側からの日照は太陽高度が低くなり,太陽光線の水平面に対する角度が小さくなるため,水平ルーバーは適さない.逆に,太陽高度が高い場合には,光線の水平面に対する角度が大きくなり,日射・日照調整に有効である.したがって,一般的に水平ルーバーは南向き窓に設ける.○24063日照・日射遮へい窓面における日照・日射の調整について,一般に,水平ルーバーは西向き窓面に,垂直ルーバーは南向き窓面に,設置すると効果的である.西側からの日照は太陽高度が低くなり,太陽光線の水平面に対する角度が小さくなるため,水平ルーバーは適さない.逆に,太陽高度が高い場合には,光線の水平面に対する角度が大きくなり,日射・日照調整に有効である.したがって,一般的に水平ルーバーは南向き窓に設ける.×01061日照・日射遮へい窓面における日照・日射の調整のために設けるルーバーは,一般に,南向き窓面には水平のものが,西向き窓面には垂直のものが有効である.西側からの日照は太陽高度が低くなり,太陽光線の水平面に対する角度が小さくなるため,水平ルーバーは適さない.逆に,太陽高度が高い場合には,光線の水平面に対する角度が大きくなり,日射・日照調整に有効である.したがって,一般的に,南向き窓面には水平のものが,西向き窓面には垂直のものが有効である.○18041日照・日射遮へい西向き窓側に設置する縦型ルーバーは,一般に,日照・日射調整に有効である.西側からの日照は太陽高度が低くなり,太陽光線の水平面に対する角度が小さくなるため,水平ルーバーは適さないが,縦型ルーバーの場合は,太陽光線の角度にかかわらず日照・日射調整に有効となる.○19081日照・日射遮へい日射の温熱環境への影響を調節するために,建築物の西側に落葉樹を植えることは,一般に,夏期の日射遮蔽に効果的である.03063日照・日射遮へい南面と西面の外壁条件が同一である建築物の周囲に落葉樹を植える場合は,その落葉樹の位置は,一般に,南側より西側としたほうが,その建築物の冷暖房負荷の軽減に有効である.夏至の終日日射量は,南向き鉛直面よりも,東・西向き鉛直面の方が○大きい.そのため,建築物の西側に夏期に緑の生い茂る落葉樹を植えることは,夏期の日射遮蔽に効果的であるといえる.夏至の終日日射量は,南向き鉛直面よりも,東・西向き鉛直面の方が○大きい.そのため,建築物の西側に夏期に緑の生い茂る落葉樹を植えることは,夏期の日射遮蔽に効果的であり,その建築物の冷暖房負荷の軽減に有効である.2/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01064日照・日射遮へいライトシェルフは,その上面で反射した昼窓面の中段に設け,直射日光の遮蔽装置のうち○光を室内の奥に導くことから,室内照度の遮蔽するだけでなく,その表面で光を反射させることによって上部窓か均斉度を高めることができる.らの光を室奥へと導き,室内照度の均斉度を高めることができる.(この問題は,コード「21063」の類似問題です.)24061日照・日射遮へいライトシェルフは,室内照度の均斉度を高めるとともに,直射日光を遮蔽しながら眺望を妨げない窓システムである.「ライトシェルフ」とは,窓面の中段に設け,直射日光の遮蔽装置のうち遮蔽するだけでなく,その表面で光を反射させることによって上部窓からの光を室奥へと導き,室内照度の均斉度を高めることができる.○22044日照・日射遮へい日射遮蔽係数は,3㎜厚の普通透明ガラスの日射遮蔽性能を基準として表した係数であり,その値が大きいほど日射熱取得が小さくなる.日射遮へい係数は,3mm厚の普通透明ガラス1㎡を通して室内に流入する日射量に対する,実際に用いる熱線吸収ガラスや遮へい物付きの窓ガラス1㎡を通して室内に流入する日射量の比をいう.遮へい性能の指標として用いる.尚,日射遮蔽係数が大きい程,遮蔽効果は小さく(日射熱取得は大きく)なる.「日射遮蔽係数」=「実際の窓の日射熱取得量」/「標準ガラス窓の日射熱取得量」×26042日照・日射遮へい日射遮蔽係数の値が小さいほど,日射遮蔽性能は高くなる.日射遮へい係数は,3mm厚の普通透明ガラス1㎡を通して室内に流入する日射量に対する,実際に用いる熱線吸収ガラスや遮へい物付きの窓ガラス1㎡を通して室内に流入する日射量の比をいう.遮へい性能の指標として用いる.尚,日射遮蔽係数の値が小さいほど,日射遮蔽性能は高くなる.「日射遮蔽係数」=「実際の窓の日射熱取得量」/「標準ガラス窓の窓の日射熱取得量」○04041日照・日射遮へい開口部(窓ガラス+ブラインド等)の日射遮蔽係数は,その値が大きいほど日射遮蔽効果が大きくなる.日射遮へい係数は,3mm厚の普通透明ガラス1㎡を通して室内に流入×する日射量に対する,実際に用いる熱線吸収ガラスや遮へい物付きの窓ガラス1㎡を通して室内に流入する日射量の比をいう.遮へい性能の指標として用い,日射遮蔽係数の値が小さいほど,日射遮蔽効果が大きくなる.「日射遮蔽係数」=「実際の窓の日射熱取得量」/「標準ガラス窓の窓の日射熱取得量」07041日照・日射ガラス特性開口部(窓ガラス+ブラインド)の日射熱取得率は,形状や材料の条件が同じ場合,ブラインドを窓ガラスの外側に設置した状態に比べて,内側に設置したほうが大きくなる.ブラインドを窓ガラスの外側に設置する事で,直接ガラスに当たる日射が軽減される.そのため,開口部(窓ガラス+ブラインド)の日射熱取得率は,形状や材料の条件が同じ場合,ブラインドを窓ガラスの外側に設置した状態に比べて,内側に設置したほうが大きくなる.○04042日照・日射遮へい窓ガラスの日射熱取得率は,「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量とガラスが吸収した後に室内側に放出された熱量との和」の比率で表される.窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は,「ガラスに入射した日射量」に対する,「ガラスを透過した日射量と,一旦ガラスに吸収され室内側に放射される熱量の合計」の割合で表される.(この問題は,コード「25043」の類似問題です.)○3/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20032日照・日射遮へい窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は,ガラスに入射した日射量に対する,ガ窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は,「ガラスに入射した日射量」に対する,「ガラスを透過した日射量と,一旦ガラスに吸収され室内側×ラスを透過した日射量の割合で表される.に放射される熱量の合計」の割合で表される.30043日照・日射遮へい窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は,「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である.窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は,「ガラスに入射した日射量」に対する,「ガラスを透過した日射量と,一旦ガラスに吸収され室内側に放射される熱量の合計」の割合で表される.×22102日照・日射遮へい外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱は,「日射が直接ガラスを透過して侵入する熱」と「室の内外温度差によって侵入する熱」の二つに分類される.05012日照・日射遮へい冷房期の平均日射熱取得率(ηAC)とは,窓から直接侵入する日射による熱と,屋根,天井,外壁などの窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した指標である.19034日照・日射赤外線一般的な透明板ガラスの分光透過率は,可視光線の波長域より赤外線の長波長域のほうが小さい.28041日照・日射赤外線透明フロート板ガラスは,一般に,可視光線に比べて長波長域の赤外線を通しにくい.外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱には,「日射熱」と「室の×内外温度差によって侵入する熱」の2つがあり,このうち「日射熱」は,「ガラスを透過した熱量」と「一旦ガラスに吸収され室内側に放射される熱量」に分けられる.問題文には,「一旦ガラスに吸収され室内側に放射される熱量」が抜けているため誤り.冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値・イータエーシー)は,窓から直接侵入する日射による熱と,窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した,冷房期の指標であり,値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく,冷房効果が高い事を示す.また,外皮平均熱貫流率(UA値)は,住宅の内部から床,外壁,屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値(熱損失の合計を外皮総面積で除した値=W/㎡・K)であり,値が小さいほど熱が逃げにくく,省エネルギー性能が高い事を示す.いずれも,「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づく新築住宅の省エネルギー基準では,原則として,地域の区分に応じた基準値以下となること等が求められる.分光透過率とは,入射光束に対する物体を透過した光の波長ごとの光束の割合のことをいい,光の透過しやすさを表わす.透明板ガラスの分光透過率は可視光線の波長域(380nm~780nm)に比べて,赤外線の長波長域(780nm~100μm)のほうが小さい.分光透過率とは,入射光束に対する物体を透過した光の波長ごとの光束の割合のことをいい,光の透過しやすさを表わす.透明板ガラスの分光透過率は可視光線の波長域(380nm~780nm)に比べて,赤外線の長波長域(780nm~100μm)のほうが小さい(=通しにくい).○○○07042日照・日射ガラス特性透明フロート板ガラスは,可視光線に比べ透明フロート板ガラスは,可視光線に比べて,波長の長い赤外線の吸て,波長の長い赤外線の吸収率が高いた収率が高いため,一般に,日射が当たると,ガラスに吸収された熱がめ,一般に,日射が当たると室内の温度室内側に放射されることで室内の温度が上昇する.が上昇する.○03044日照・日射赤外線複層ガラスにおいて,Low-Eガラスを屋外側に用いると,室内側に用いる場合に比べて遮熱性が高まる.Low-Eガラスの表面には,薄い特殊金属が塗膜されている.金属成分○は,主に遠赤外線の成分を多く反射するため,ガラスに吸収される熱は極端に小さくなる(ゆえに低放射「Low-Emissivity」となる).Low-Eガラスを屋外側に用いたものを「遮熱型」,屋内側に用いたものを「断熱型」という.複層ガラスにおいて,Low-Eガラスを屋外側に用いると,室内側に用いる場合に比べて遮熱性が高まる.20033日照・日射赤外線材料の表面に金属製の成分を含まない一物体表面に入射した光線は,物体に対し「吸収,反射,透過」すること般的な塗装を施した場合,塗装の色にかかわらず,赤外線に対する表面の反射率から,入射量を1とすると「反射率+吸収率+透過率=1」と表すことができる.一般に,金属製の光沢面を除き,赤外線(主に長波長域)に対は,一般に,表面の吸収率に比べて小さくしては,「表面の色にかかわらず,吸収率が非常に大きい(反射率がなる.小さい)」という性質がる.尚,可視光線に対しては,「白は,吸収率が小さく(反射率が大きく),黒は,吸収率が大きい(反射率が小さい)」という性質がある.○4/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18024日照・日射赤外線熱線吸収板ガラスは,室内への日射熱の侵入を抑える効果があるが,冬期における断熱効果については,透明板ガラスと同程度である.熱線吸収板ガラスは,熱線である赤外線を吸収することによって熱を遮断するガラスである.しかし,ガラス自体の温度上昇は防ぐことがで次輻射(ガラス自体の熱放射)が生じるため,断熱効果は期待できない.尚,冬期における断熱効果については,透明板ガラスと同程度となる.○23061日照・日射全天空照度「快晴の青空」における設計用全天空照度は,「特に明るい日(薄曇)」の1/5程度である.設計用全天空照度において,「快晴の青空」は10,000lx,「特に明るい日(薄雲)」は,50,000lxであるため,「快晴の青空」は,「特に明るい日(薄雲)」の1/5程度となる.○02061日照・日射全天空照度昼光により室内の最低照度を確保するための設計用全天空照度には,一般に,暗い日の値である5,000lxが用いられる.設計用全天空照度において,「快晴の青空」は10,000lx,「特に明るい日(薄雲)」は,50,000lxである.昼光により室内の最低照度を確保するためには,一般に,設計用全天空照度に「暗い日」の値である5,000lxを採用する.(この問題は,コード「26062」の類似問題です.)○29074日照・日射全天空照度設計用全天空照度は,普通の日(標準の状態)の場合,15,000lxを用いることが多い.設計用全天空照度は,普通の日(標準の状態)の場合,15,000lx程度となる.○26061日照・日射全天空照度18044日照・日射全天空照度全天空照度は,直射日光による照度を含まない.居室の採光の計画は,一般に,開口部に達する直射光を対象とする.全天空照度とは,天空光(直射日光を除いた天空からの光)のみによる照度をいい,直射日光を含まない.居室の採光の計画は,一般に,開口部に達する天空光(直射日光を除いた天空からの光)を対象とする.尚,全天空照度は,天空光(直射日光を除いた天空からの光)のみによる照度をいい,直射日光を含まない.○×21071日照・日射昼光率昼光率は,天空光による照度と直射日光による照度から計算する.昼光率は,室内のある点において,屋外照度の時間的な変化に影響×されない採光の指標として定義され,昼光率(D)=室内のある点の水平面照度(E)/全天空照度(Es)で表す.この式の「室内のある点の水平面照度」「全天空照度」には,直射日光による照度は含まれない.07072日照・日射昼光率昼光率は,天空の輝度分布が一様であれば,全天空照度の影響を受けない.昼光率は,室内にある対象面の照度と,空からの光(天空光)を遮るものが無い時のその面の照度との比であり,下式で表される.昼光率は,天空の相対的な輝度分布と,窓と受照面の関係,室の形,室内の仕上げなどによって決まり,天空の輝度の値の影響は受けない.したがって,天空輝度が等輝度(一様である)と仮定すれば,全天空照度にかかわらず昼光率は同一面において一定の値となる.(この問題は,コード「25073」の類似問題です.)○03072日照・日射昼光率CIE標準曇天空では,天頂に対する相対的な輝度分布は,方位にかかわらず,高度のみにより決まる.07071日照・日射昼光率CIE標準曇天空下では,西向きの壁面の鉛直面照度よりも,南向きの壁面の鉛直面照度のほうが低くなる.CIE標準曇天空では,天空全体が一様に雲で覆われ,太陽の位置が特定できないような状態を想定しており,天頂に対する相対的な輝度分布は,方位にかかわらず,太陽高度のみにより決まる.CIE標準曇天空では,天空全体が一様に雲で覆われ,太陽の位置が特定できないような状態を想定しており,天頂に対する相対的な輝度分布は,方位にかかわらず,太陽高度のみにより決まる.また輝度と比例関係にある照度についても同様である.よって誤り.○×06073日照・日射昼光率CIE標準晴天空の輝度は,太陽周辺で最も高く,天頂を挟んで太陽から約90°離れた部分で最も低くなる.CIE標準曇天空では,天頂に対する相対的な輝度分布は,方位にかか○わらず,高度のみにより決まる.一方,CIE標準晴天空では,太陽周辺で最も高く,天頂を挟んで太陽から約90°離れた部分で最も低くなる.23073日照・日射昼光率昼光率は,開口部の大きさ,形,位置だけでなく,ガラス面の状態や室の内装によっても影響を受ける.24091日照・日射昼光率昼光率は,室内表面による反射の影響を受けない.昼光率は,室内のある点の照度のそのときの全天空照度に対する百分率で表す.窓ガラスの透過率・保守率・窓面積有効率が異なる場合や内装の反射率によっても影響を受ける.室内表面の仕上等の反射率が変化すれば昼光率も異なる.(この問題は,コード「21073」の類似問題です.)○×5/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28072日照・日射昼光率昼光率は,室内各部の反射率の影響を受昼光率は,直接昼光率(窓面から直接,受照点に入射する光による昼○ける.光率)と間接昼光率(室内の仕上げ面等に反射してから受照点に入射する光による昼光率)との和で表す.よって,室内表面の仕上等の反射率が変化すれば昼光率も異なる.21072日照・日射昼光率昼光率は,窓と受照点の位置関係だけで窓外に見える建築物や樹木の有無によって,室内のある点における水○なく窓外の建築物や樹木等の影響を考慮平面照度が変化するため,昼光率は異なる値となる.して計算する.02063日照・日射昼光率昼光率は,窓外に見える建築物や樹木の有無にかかわらず,室中央では一定の値となる.窓外に見える建築物や樹木の有無によって,室内のある点における水平面照度が変化するため,昼光率は異なる値となる.×26072日照・日射昼光率学校の普通教室の昼光率は,2%程度あればよい.普通教室における昼光率は,読書,事務等と同様に,2%程度となる.尚,住宅の居間,食堂,ホテルのロビー等では0.7%,病室一般等は1.5%となる.(この問題は,コード「21074」の類似問題です.)○29073日照・日射昼光率長時間の精密な視作業のための基準昼光率は,2%である.普通教室における昼光率は,読書,事務等と同様に,2%程度,住宅の居間,食堂,ホテルのロビー等では0.7%,病室一般等は1.5%となる.長時間の精密な視作業のための昼光率は,これらの場合よりも高くなる(5%程度).よって誤り.×20051日照・日射昼光率側窓による昼光率を高くするには,「窓を大きくする」,「窓を高い位置に設ける」,「窓ガラスの透過率を高くする」等の方法がある.室内のある地点(P)における側窓(S)の立体角投射率について,「窓を大きくする」,「窓を高い位置に設ける」といった場合,立体角投射率は高くなる.すなわち昼光率は高くなる.また,窓ガラスの透過率を高くした場合も,昼光率は高くなる.○20075日照・日射昼光率受照点に対する光源面の立体角投射率は,その光源面が曲面の場合においては算出できない.01063日照・日射色温度直射日光の色温度は,正午頃より日没前頃のほうが高い.19185日照・日射SAT「SAT」は,相当外気温度をいい,外壁等に日射が当たる場合,日射の強さに応じて外気温が上昇すると仮想した温度をいう.立体角投射率は,光源が曲面である場合の昼光率計算等にも適用できる.直射日光の色温度は,日没前頃(2,000K)より正午頃(約5,200K)のほうが高い.(この問題は,コード「27061」の類似問題です.)外壁等が日射を受けると実際の外気温よりも著しく上昇するため,冷房負荷等を検討する際に内外気温度差のみで検討した場合,実際の値と異なる結果となる.それを解決するために考えられたのが相当外気温度であり,外気温度に日射による外壁面温度上昇の影響を加味した温度をいい,外気温度+{(外壁面全日射量×日射吸収率)/外壁表面熱伝達率}で求められる.××○30042日照・日射SAT日射を受ける外壁面に対する相当外気温度(SAT)は,その面における日射吸収量,風速等の影響を受ける.27011日照・日射その他実効温度差(ETD)は,「内外温度差」,「日射量」及び「壁や天井等の熱容量の大きい部材による熱的挙動の時間遅れ」を考慮した,熱貫流計算を簡略に行うために使用される仮想の温度差である.外壁等が日射を受けると実際の外気温よりも著しく上昇するため,冷房負荷等を検討する際に内外気温度差のみで検討した場合,実際の値と異なる結果となる.それを解決するために考えられたのが相当外気温度であり,外気温度に日射による外壁面温度上昇の影響を加味した温度をいい,外気温度+{(外壁面全日射量×日射吸収率)/外壁表面熱伝達率}で求められる.尚,「外壁表面熱伝達率」は,風速の影響を受ける.(この問題は,コード「21042」の類似問題です.)熱貫流計算において,日射量や表面抵抗・外気温度などを考慮し,内外温度差として「相当外気温度(SAT)」が使用されるが,この場合,壁や天井などを熱が伝わる「時間遅れ」が考慮されないため,更に「壁や天井等の熱容量の大きい部材による熱的挙動の時間遅れ」の影響を加味した仮想の温度差として「実効温度差(ETD)」を用いて,計算する場合がある.30011日照・日射その他長波長放射率は,赤外放射域において,「ある部材表面から発する単位面積当たりの放射エネルギー」を「その部材表面と同一温度の完全黒体から発する単位面「長波長放射率」は,日射を除いた赤外線域において,「ある部材表面から発する単位面積当たりの放射エネルギー」を「その部材表面と同一温度の完全黒体から発する単位面積当たりの放射エネルギー」で除した値であり,温められた物体の表面からの熱の放出しやすさを示○積当たりの放射エネルギー」で除した値ですものである.0~100%で示され,数値が高い程,長波長放射率(冷却ある.効果)が高いことを示す.(この問題は,コード「25013」の類似問題です.)○○6/7ページ

06.「日照・日射」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18045日照・日射その他「全天空の立体角」に対する「ある地点から見える天空の立体角」の比を,天空比という.天空比とは,「全天空の立体角」に対する「ある地点から見える天空の立体角」の比をいう.また,天空量とも呼ばれ,測定点周辺の空の見え具合を示すもので,その地点から見える空の開放感や障害物による圧迫感などに関連する指標の一つである.○02062日照・日射その他頂側窓は,高所において鉛直や鉛直に近い向きで設置される窓をいい,特に北側頂側窓は,高所において鉛直や鉛直に近い向きで設置される窓をいい,特に北側採光に用いる高窓(ハイサイドライト)は,直射日光を受け○採光に用いると安定した光環境を得ることにくく,1年を通し,安定した天空光を室内に導くことができる.(この問ができる.題は,コード「26062」の類似問題です.)06063日照・日射その他輝度が一様な曇天空下で,測定点での窓の立体角が等しい場合,南面のみに側窓がある室内よりも天窓のみがある室内のほうが,測定点から南面向きに測定した鉛直面照度が低くなる.輝度が一様な曇天空下で,測定点での窓の立体角が等しい(測定点○から光源までの距離及び光源の面積の関係性が等しい)場合,測定点と窓の位置の関係によって受照面の照度は変わる.①.南面のみに光源がある室内で南向きに測定した鉛直面照度(光源を除いた南側の壁面の明るさ)と,②.天井のみに光源がある室内で南向きに測定した鉛直面照度を比較すると,①.よりも,②.の方が入射角が大きくなる(受照面に対して斜め方向から入射する)ため低くなる.よって正しい.24202日照・日射その他北緯35度付辺において,隣接建築物や常緑樹等の影に入らない場所に太陽熱温水器を設置する場合,真南からの方向の振れが±45度以内,かつ,傾斜角が対地角度0~30度の範囲に設置すると,設置角度の影響による年間の集熱量の差は小さい.太陽熱温水器の設置角は,集熱板が太陽光線に対して直角となるよう○に設置することが望ましい.地域によって異なるが,一般的に夏場に集熱量を増やすには,水平面からの設置角度を10゜~20゜(角度を小さく),冬場に集熱量を増やすには,40゜~60゜(角度を大きく)とすると効率がよい.しかし,実際は,季節ごとに架台角度を調整しようとするとコ゜~40゜の範囲であれば,そのままべた置きするのが一般的である.東京(北緯36゜)の場合,冬期における南中時の太陽高度は,30゜となり12月~2月の冬期3ヵ月間において,日射熱取得量が最大となる傾斜角は約50゜となる.尚,年間での゜である.21064日照・日射その他光ダクトは,ダクト内部に反射率の高い素材を用いた導光装置であり,採光部から目的の空間まで自然光を運ぶものである.「光ダクト」とは,内部が鏡面になっているダクトに自然光を取り込み,反射を利用して屋内の窓のない部屋や地下室などに自然光を運び,照明用光源として用いるものである.○7/7ページ

P6.日照日射(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,日照と日射について学習します.季節によって変化する太陽の動きと,日射を受ける建物との関係を立体的にイメージできるようになりましょう!また,採光に関係する窓の日射のポイントを整理してこれらを説明できるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.日照1-1.季節別の太陽の位置・太陽が真南に来る時刻を南中時といいます.南中時は経度の違いにより異なります.・太陽の位置は季節や時刻とともに変わりますが,その位置は太陽高度(h)と太陽方位角(α)によって表します.・南中時の太陽高度(春・秋分,夏至,冬至)春・秋分54度夏至78度冬至30度季節別の日の出・日没・南中時の太陽高度日の出日没南中時の太陽高度冬至7時14分16時46分30°春・秋分6時18時54°夏至4時46分19時14分78°P6.日照日射-1

1-2.日照率・ある土地に,実際に日が照っていた時間を日照時間といい,ある土地の日の出から日没までの時間を可照時間といいます.21061・日照率とは日照時間を可照時間で割った値を百分率で表したものをいいます270631-3.壁面に受ける方位別の可照時間・周囲に障害物がない場合の各壁面(鉛直面)及び水平面における可照時間は下の表により,次のようなことがいえます.①南面の可照時間夏至<冬至23063250610406305061②夏至の可照時間南面<北面南面<東・西面東・西面<北面③北面は,春分から秋分まで約6ヶ月間日照を受ける表の数値を暗記することが目的ではありません.太陽の動きや太陽と建物の関係を「断面的に,立体的にイメージ」できるようになることが重要です!また,「可照時間」と「終日日射量(エネルギー量)」は別モノです.これらも整理できるようになりましょう!P6.日照日射-2

2.日射・一般に,採光など太陽光線による光の効果を考慮するときは日照といい,太陽光線による熱的効果を考慮するときは日射といいます.2-1.直達日射量日射が入射する角度が面に対して垂直に近いほど,面が受ける単位面積当たりの直達日射量は大きくなります.・法線面直達日射量は,水平面直達日射量と鉛直面直達日射量に分かれます.・北緯35°の地点において,春分と秋分の南中時の南壁面(南向き鉛直面)と水平面が受ける単位面積当たりの直達日射量は,南壁面より水平面の方が大きくなります.25064P6.日照日射-3

2-2.天空日射量(天空放射量)・大気中の水蒸気(雲)やちりで乱反射してから地表に到達する日射量をいいます.・天空日射量は,直達日射量に比べると少なく,大気中で乱反射した成分なので,雲やちりがある程度大き方が晴天時に比べて大きくなります.2-3.全天空日射量・直達日射量と天空日射量の和を全天空日射量といいます.2-4.大気透過率太陽高度h=90°)の地表に到達する直達日射量Jpの太陽定数Joに対する比をいいます.日射量を求めるときに必要な大気の透明度を表し,大気が澄んでいるほど大きくなります.0206406061P6.日照日射-4

2-5.終日日射量1日分の日射量を合計したものをいいます.終日日射量の大小関係①夏至:水平面>東・西面>南面>北面②春分・秋分:水平面>南面>東・西面③冬至:南面>水平面>東・西面25062060620406101062040622-6.日射・日照調整①ブラインドを設ける窓の室内側に設けるよりも室外側に設けた方が,日射遮蔽効果(性能)が大きい.・ブラインドを室内側に設ける場合,暗色ブラインドよりも明色のブラインドの方が日射の反射率が高いために,日射遮蔽効果は高くなります.②庇,水平ルーバーなどを設ける庇や水平ルーバーなどを設けると,夏期の遮熱に有効です.・西向きの窓は,太陽高度が低いために,水平ルーバーによる日射・日照調整は不適当であるため,縦型ルーバーが有効です.21062240630106118041③ライトシェルフを設ける下部の窓面は室内への日射の侵入を防ぎ,それより上部の窓面は天井に向けて反射させた自然光を取り込むことができる.・室内照度の均斉度を高め,直射日光を遮蔽しながら眺望を妨げない.0106424061P6.日照日射-5

2-7.窓ガラスの日射熱取得率・日射熱取得率は入射した日射量に対する室内に流れ込む日射量の割合を示すものです.透過した日射量+吸収後室内に放出される熱量日射熱取得率=入射した日射量040422003230043221022-8.ガラスの日射遮蔽係数・厚さ3mmの透明ガラスから侵入する日射熱取得率を基準(=1)とした場合の窓ガラスの日射遮蔽性能を表す指標をいいます.22044日射遮蔽係数=任意の窓ガラスの日射熱取得率厚さ3mmの透明ガラスの日射熱取得率・実際に使用する窓ガラスの日射熱取得率を分子に使った指標です.日射遮蔽効果が小さくなる(=冷房負荷が大きくなる).2604204041P6.日照日射-6

3.採光・採光とは,室内環境を調整するため,外部から自然光を取り入れる(昼光)ことです.すなわち,昼光を利用して室内の明るさを整えることを採光といいます.3-1.直射日光と天空光・太陽光線は,大気を透過して地表に直接到達する直射日光と大気中で雲や水蒸気により拡散,乱反射して地表に到達する天空光とがあります.・直射日光は,明るすぎて眩しく季節や時間によって刻々と変化するので採光計画には使われません.建物内の採光設計は雲や水蒸気からの拡散光である天空光を用います.そのため,方位は関係ありません.18044・周囲に障害物のない野外における天空光のみの水平面照度を全天空照度といいます.260613-2.設計用全天空照度・設計用全天空照度は,昼光設計時に使われる全天空照度の値です.230610206129074230610206129074・昼光により室内の必要最低照度を確保するためには,一般に設計用全天空照度に「暗い日」の5000lxを,標準状態としては頻度の多い「普通の日」の15000lxを採用します.P6.日照日射-7

3-3.昼光率・昼光率は,直射日光を除く屋外の照度に対する室内のある点の水平面照度の比で表されます.室内のある点の水平面照度昼光率=全天空照度×100[%]・室内のある面の明るさは,窓の状態を変えない限り,屋外の昼光の明るさと一定の関係を保っています.・昼光率は,屋外の明るさが時刻や天候により変化しても,その変化と同じ割合で室内の明るさは増減し,室内のある点の明るさと屋外の明るさの比率は一定となります.すなわち,昼光率は,採光の良否を判断するため,室内のある点における屋外照度の時間的な変化に影響を受けない指数であるといえます.これを元に,室内照明の数・配色を検討します.21071250732409128072210720206307072直射日光は「昼光」を利用します.「昼光率」は屋外照度の時間的な変化に影響されません.混同しないように整理しておきましょう!P6.日照日射-8

3-4.立体角投射率・天空輝度が一様で,窓の外に何ら障害物がなく天空のみが見える場合の直接昼光率は,次の式より表されます.直接昼光率Dd=Z・M・R立体角投射率(U)窓などの状態(Z・M・R)Z:窓ガラス透過率M:窓ガラス保守率R:窓面積有効率・窓などの状態(Z・M・R)を無視できる場合,(1とする場合)直接昼光率は立体角投射率に等しい20051・立体角投射率は昼光率に等しいものとして考えることがでます.CASBEEの昼光利用の評価等では,簡便な予測とするため直接昼光率とし,立体角投射率を採用してい0606320075ます.P6.日照日射-9

06.「日照・日射」のH19年度本試験図問題問題コード19041北緯35度のある地点において、イ~ニに示す各面の終日日射量の大小関係として,最も適当なものは,次のうちどれか.ただし,終日快晴とし,他に日射を妨げる要素はないものとする.イ.夏至の日における南向き鉛直面ロ.夏至の日における西向き鉛直面ハ.冬至の日における南向き鉛直面ニ.冬至の日における水平面1.イ>ハ>ロ>ニ2.ロ>イ>ハ>ニ3.ロ>ニ>ハ>イ4.ハ>ロ>ニ>イ5.ニ>ハ>ロ>イ解説:終日日射量とは,1日あたりの日射熱量の合計であり,終日日射量は,冬至の日における南向き鉛直面>夏至の日における西向き鉛直面>冬至の日における水平面>夏至の日における南向き鉛直面の順となる.6,000水平面5,000南東・南西南4,0003,0002,000W/㎡・day東・西北東・北西冬至春分北夏至秋分冬至1,000よって,4が正しい.解答:406.「日照・日射」の本試験図問題P3

=J=・JJ=Jsin60°=JJJJ60°N直達日射量次に,=J図-1より,32J=J太陽光線に垂直な面における日射の強さを法線面直達日射量という.水平面直達日射量がJである場合,このときの法線面直達日射量Jと南向き鉛直面直達日射量Jの値は次のとおりである.06.「日照・日射」のH22年度本試験図問題P1問題コード22061北緯35度の地点において,南中時に太陽高度が60度となる日の日照・日射に関する次の記述について,正しいか誤りかで答えよ.ただし,終日快晴とし,日照・日射を妨げる要素はないものとする.NH解説:NHNNH23∴J=Jcos60°NVN1212H2313HHNVよって,設問1.と2.の記述は正しい.V06.「日照・日射」のH22年度本試験図問題1.南中時の法線面直達日射量は,水平面直達日射量のとなる.2.南中時の南向き鉛直面直達日射量は,水平面直達日射量のとなる.3.終日直達日射量は,水平面がどの向きの鉛直面よりも大きい.4.日の出・日没の太陽位置は,春分・秋分の日に比べて南側となる.2313南中時の太陽高度が60度となる日は図-2より春分・秋分の日より,やや夏至に近い日と考えられる.また図-3より,水平面はどの向きの鉛直面よりも大きいとわかる.6,0005,0004,0003,0002,0001,000冬至水平面南南東・南西東・西北東・北西北W/㎡・day春分夏至秋分冬至よって,設問3.の記述は正しい.図-1図-2図-3冬至における太陽の軌道北南東西30°夏至における太陽の軌道30°54°78°30°春分・秋分における太陽の軌道春分・秋分の太陽の動きは真東から昇り真西へ沈む.夏至は真東より北側から昇り,真西より北側へ沈む.南中時の太陽高度が60度となる日の日の出・日没の太陽位置は,春分・秋分の日に比べて北側となる.よって,設問4.の記述は誤り.1.正しい2.正しい3.正しい4.誤り解答:

06.「日照・日射」のH29年度本試験図問題問題コード29061北緯35度のある地点において、イ~ニに示す各面の終日日射量の大小関係として,最も適当なものは,次のうちどれか.ただし,終日快晴とし,日射を妨げる要素はないものとする.イ.夏至の日における南向き鉛直面ロ.夏至の日における西向き鉛直面ハ.冬至の日における南向き鉛直面ニ.冬至の日における水平面1.イ>ハ>ロ>ニ2.ロ>イ>ハ>ニ3.ロ>ハ>イ>ニ4.ハ>ロ>ニ>イ解説:終日日射量とは,1日あたりの日射熱量の合計であり,終日日射量は,冬至の日における南向き鉛直面>夏至の日における西向き鉛直面>冬至の日における水平面>夏至の日における南向き鉛直面の順となる.6,000南東・南西南水平面5,0004,0003,0002,000W/㎡・day東・西北東・北西冬至春分北夏至秋分冬至1,000よって,4が正しい.解答:406.「日照・日射」の平成29年度本試験図問題P1

06.「日照・日射」のH30年度本試験図問題問題コード30061図のような窓をもつ直方体の室がある.この室内にある机上の点Pにおける昼光率及び照度に関する次の記述について,正しいか,誤りかで答えよ.4m窓x0.8mP2m0.8m1.点Pにおける水平面照度は,窓面における屋外側の鉛直面照度に昼光率を乗じた値となる.2.室内の内装材を暗い色にすると,点Pの昼光率は小さくなる.3.窓ガラスが完全透過で,窓面に占める窓枠等の面積割合が十分に小さく,かつ,間接照明を無視できるとき,点Pにおける昼光率は,その点における窓面の立体角投射率にほぼ等しい.4.机の位置をx軸に沿って窓面に近づけると,点Pにおける窓面の立体角投射率は大きくなる.解説:1.2.点Pの昼光率=点Pの照度(窓から得られる明るさ)/全天空照度となるため,点Pの照度=昼光率×全天空照度となる.よって誤り.昼光率には,直接照度による直接昼光率と,壁や天井の反射等による間接昼光率の2種類がある.窓ガラスが汚れると直接昼光率が,内装材を暗い色にすると反射率が低下するため,間接昼光率がそれぞれ低下する.よって正しい.3.天空の輝度が均等と仮定した場合の昼光率は,昼光率D=立体角投射率Uとなる.S2D=U=A×100(%)U:立体角投射率S2:投射面積A:底面積(πr2)よって正しい.SS1(窓)S2PrA:底面積=πr24.机の位置(P)を窓面に近づけた場合,上図のS1の位置がP点より上部へと移動し,S2の面積が大きくなる.そのため立体角投射率は大きくなる.よって正しい.解答:1.誤り2.正しい3.正しい4.正しい06.「日照・日射」のH30年度本試験図問題P1

=J=・JJ=Jsin60°=JJJJ60°直達日射量次に,=J図-1より,32J=J太陽光線に垂直な面における日射の強さを法線面直達日射量という.水平面直達日射量がJである場合,このときの法線面直達日射量Jと南向き鉛直面直達日射量Jの値は次のとおりである.06.「日照・日射」のH22年度本試験図問題P1問題コード30071ある地点における南中時の太陽高度が60度のときの水平面直達日射量はJであった.このときの法線面直達日射量Jと南向き鉛直面直達日射量Jの値の組合せとして,最も適当なものは,次のうちどれか.NH解説:NHNNH23∴J=Jcos60°NVN1212H2313HHNVV06.「日照・日射」のH30年度本試験図問題図-11.解答:1.2.3.4.3JH3JH3JH3HJ32JH32JH2JH2JHJVJNHNV

06.「日照・日射」のR04年度本試験図問題問題コード04071図のような水平に取り付けられた下面発光形の円形光源Aと,それと同じ面積で45°傾いた位置にある下面発光形の円形光源Bが,イ~ホの条件を満たす場合,次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.円形光源A(面積Sm2)45°dmrm円形光源B(面積Sm2)Prmdm条件イ.光源Aの中心とその鉛直下にある点Pとの距離は,rmである.ロ.光源Bの中心と点Pとの距離は,rmである.ハ.光源A及び光源Bの面積は,等輝度均等拡散の発光面である.ニ.光源A及び光源Bの面積はSm2,輝度はLcd/m2である.ホ.光源A及び光源Bの外縁と点Pとの距離は,dmである.S1.光源Aの点Pに対する立体角投射率(%)は,πd2×100である.2.光源Bの点Pに対する立体角投射率(%)をCBとすると,光源Bによる点Pの水平面直接照度(lx)でBPは,πL××cos45°である.100CB3.光源Aによる点Pの水平面直接照度(lx)であるEAPと,光源Bによる点Pの水平面直接照度(lx)でBPの関係は,EAP>EBPである.4.rが光源Aの直径の10倍以上の場合,一般に,光源Aは点Pにおいて点光源とみなせる.解説点Pを中心に半径dの半球を描き,点Pから見た面光源Sを球体上に投影したものをS1とする.2このSを水平面上に投影したものをSとして,水平投影面積πdに対するSの割合が「立体角投射率」122S2U=A×100(%)U:立体角投射率S2:投射面積A:底面積(πd2)※この「d」は任意SS2S1PdA:底面積=πd2「立体角投射の法則」として,輝度L(cd/㎡)の面光源による受照面の照度Eは,P点から見た面光源Sを半径1の単位球上に投影したSを受照面に正投影した面積Sに輝度Lを乗じたものとなる.E=L×S212S輝度L(cd/㎡)S2S1半径=1P照度E(lx)06.「日照・日射」のR04年度本試験図問題P1

21.点Pを中心とした半径dmの円の面積はπd㎡となる.点Pの直上にある光源Aの水平投影面積はS㎡であり,光源Aの面積と変わらない.(球体の半径dとする事で,光源Aが球体上にあると考えるとS=S1=S2)S光源Aの点Pに対する立体角投射率(%)は,πd2×100と表す事ができる.2.3.立体角投射の法則「E=L×S」をd=1として光源Bについて考える.2S2立体角投射率U(CB)=π×12×100(%)より,S2=CB×π/100CBE=L×Sに代入すると,E=πL×1002光源Bの点Pに対する立体角投射率(%)をCBとすると,光源Bによる点Pの水平面直接照度(lx)でCBあるEBPは,πL×である.100よって誤り.立体角投射の法則「E=L×S2」で,Lは一定のため受照面の照度はS2の大小に比例し,投射面積であるS2は,光源が傾くほど小さくなる.光源Aによる点Pの水平面直接照度(lx)であるEAPと,光源Bによる点Pの水平面直接照度(lx)でBPの関係は,EAP>EBPである.よって正しい.4.rが光源Aの直径の10倍以上の場合,光源の直径は距離の1/10,半径は距離の1/20となる.222r+(r/20)=d222r+r/400=d222400r+r=400dr≒drr/20drが光源Aの直径の10倍以上の場合,一般に,光源Aは点Pにおいて点光源とみなせる.よって正しい.解答:206.「日照・日射」のR04年度本試験図問題P2

問題コード05061図は,北緯35度の地点における太陽位置図である.この地点における太陽の位置に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.N100°W80°110°70°120°4月5日60°1910°20°30°40°50°60°70°80°165月21日5月6日4月20日3月21日3月6日2月19日2月4日50°181月21日6月21日1月6日1712月22日6月6日15141312時80°70°60°50°40°111097月7日830°6月21日高度20°710°612月7日12月22日5-120°7月23日11月8日11月22日-50°8月8日-110°8月23日9月8日9月23日10月9日10月23日-60°-100°-70°E-80°40°-40°30°20°10°S方位角-10°-20°-30°太陽位置図(北緯35度)1.春分の日において,時刻(真太陽時)15時における太陽高度は,約35゜である.2.夏至の日において,太陽が真東にくる時刻(真太陽時)は,7時頃である.3.秋分の日において,太陽高度が約45゜となるのは,太陽が概ね南東又は南西にくるときである.4.冬至の日において,日没時の太陽方位角は,約60゜である.06.「日照日射」のR05年度本試験図問題P1

N④100°W80°110°70°120°4月5日60°1910°20°30°40°50°60°70°80°165月21日5月6日4月20日3月21日3月6日2月19日2月4日50°181月21日6月21日1月6日1712月22日6月6日15①②②141312時80°70°60°50°40°111097月7日830°6月21日高度20°712月22日10°612月7日5-120°7月23日11月8日11月22日-50°8月8日-110°8月23日9月8日9月23日10月9日10月23日-60°-100°-70°E-80°40°-40°③30°20°10°S方位角-10°-20°-30°③解説1.春分の日において,時刻(真太陽時)15時における太陽高度は,図より約35゜である.2.夏至の日において,太陽が真東にくる時刻(真太陽時)は,図より8時半頃である.よって誤り.3.秋分の日において,太陽高度が約45゜となるのは,図より太陽が概ね南東又は南西にくるときである.4.冬至の日において,日没時の太陽方位角は,図より約60゜である.解答:2.06.「日照日射」のR05年度本試験図問題P2

=JJ=Jsin60°=JJJJ60°直達日射量図-1より,32太陽光線に垂直な面における日射の強さを法線面直達日射量という.法線面直達日射量がJである場合,このときの水平面直達日射量Jと南向き鉛直面直達日射量Jの値は次のとおりである.06.「日照・日射」のR07度本試験図問題P1問題コード07061ある地点における南中時の太陽高度が60度のときの法線面直達日射量はJであった.このときの水平面直達日射量Jと南向き鉛直面直達日射量Jの値の組合せとして,最も適当なものは,次のうちどれか.NH解説:NHNJ=Jcos60°NVN12HNVV06.「日照・日射」のR07年度本試験図問題図-14.解答:1.2.3.4.3J3HJJJVNJ23JNJ2NNJ2N3JNNJ2N22HNV,J=JN32NJ=JH12VJ:J:J=1:2:3VNH別解

1234No.07日影56789101112131415

07.「日影」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23062日影日影夏至の日に終日日影になる部分は,1年中日影であり直接光が射すことはない.一日中,日照のない場所を終日日影という.また,日照に最も有利な夏至日においても終日日影となる部分を永久日影と呼び,1年中,日照のない場所となる.(この問題は,コード「20043」の類似問題です.)○03061日影日影夏至の日に終日日影となる部分を,永久日影という.一日中,日照のない場所を終日日影という.また,日照に最も有利な夏至日においても終日日影となる部分を永久日影と呼び,1年中,日照のない場所となる.○06064日影日影春分・秋分の日において,水平面上に立春分の日と秋分の日において,水平面上に立てた鉛直棒の直射日光てた鉛直棒の直射日光による影の先端のによる影の先端の軌跡は,ほぼ直線となり,影の南北方向の長さは一軌跡は,ほぼ直線となる.定となる.(この問題は,コード「24062」の類似問題です.)○27062日影日影日影図における日影時間の等しい点を結んだものを,等時間日影線という.等時間日影線は,日影図において日影時間の等しい点を結んだものをいう.(この問題は,コード「20041」の類似問題です.)○26063日影日影日差し曲線は,地平面上のある点が周囲の建築物によって,どのような日照障害を受けるのかを検討するために用いられる.日差し曲線は,地平面上のある点が周囲の建築物によって,どのような日照障害を受けるのかを検討するために用いられる.尚,水平面の日ざし曲線の描かれる平面と視点との基準高さを段階的に変えた多数枚の図としてまとめたもので,冬至の日など,決まった季日に作成されたものを日照図表という.○04011日影日影日照図表は,周辺の建築物によって対象点への直射日光が遮られるかどうかを検討するものであり,緯度ごと,また,冬至の日などの季日ごとに描かれる.水平面の日ざし曲線の描かれる平面と視点との基準高さを段階的に変えた多数の日ざし曲線を1枚の図としてまとめたもので,冬至の日など,決まった季日に作成されたものを日照図表という.特定の地点に及ぼす日照上の影響を検討するために利用される.○20042日影日影年間の水平面の日差し曲線を1枚の図としてまとめたものを,日照図表をという.水平面の日ざし曲線の描かれる平面と視点との基準高さを段階的に変えた多数の日ざし曲線を1枚の図としてまとめたもので,冬至の日など,「決まった季日」に作成されたものが日照図表であり,年間のものではない.よって誤り.×20044日影日影建築面積と高さが同じ建築物の場合,一般に,平面形状が正方形より東西に長い形状のほうが「4時間日影」の面積は大きくなる.建築面積と高さが同じ建築物の場合,一般に,平面形状が正方形より東西に長い形状のほうが「4時間日影」の面積は大きくなる.○25063日影日影北緯35度の地点において,東西方向に長東西方向に長い同じ高さの集合住宅が南北に二棟並ぶ場合に,冬至○い同じ高さの集合住宅が南北に二棟並ぶ時間(影が一番短くなる南中時の前後2時間,10場合,全住戸で冬至の日の日照時間を4時間確保するには,集合住宅の高さの約2倍の隣棟間隔が必要である.時から14時まで)確保するには,冬至の日の日影曲線で,南北方向の影倍率が約1.75倍であることがわかる.問題文には「高さの約2倍の隣棟間隔」とあるため,許容の範囲であると考えられる.1/2ページ

07.「日影」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04064日影日影4時間日影となる領域の面積は,建築面積と高さが同じ直方体の建築物で,ある壁面が東西方向に平行に配置されている場合,一般に,平面形状が正方形より東西に長い形状のほうが大きい.建築面積と高さが同じ建築物で,ある壁面が東西方向に平行に配置さ○れている場合,一般に,平面形状が正方形より東西に長い形状のほうが「4時間日影」となる領域の面積は大きくなる.03062日影日影建築物の形状と日影の関係において,4時間以上日影となる領域の面積は,一般に,建築物の東西方向の幅よりも高さから受ける影響が大きい.18042日影日影日影図の作成において,真太陽時の影の方向を測定することにより真北を求めることができる.20045日影日影東西に二つの建築物が並んだ場合,それらの建築物から離れたところに島日影ができることがある.等時間日影(日影時間が一定時間以上となる範囲)は,「建物の高さ」と「建物の東西方向の幅」の2つ要因によって決まる.4時間以上の日影を周辺に及ぼす範囲は,一般に建築物の高さよりも東西方向の幅に大きく左右され,建物の高さによる影響は少ない.(この問題は,コード「26064」の類似問題です.)日影図の作成において,真太陽時の影の方向を実際に測定することにより真北を求めることができる.複数の建築物が並んだ場合,図のように建築物から離れた部分にその周辺よりも日影となる時間が長い島日影と呼ばれる部分ができることがある.×○○2/2ページ

右図のように長さ1mの棒があるとします.冬至日の太陽により,生じる棒の影の動きを考えてください.07.「日影」の解説P1/P107.「日影」の解説北南東西1.0m2.0m1.5m2.5m3.0m高さ1mの壁南北方向の影の長さ1.3m壁による南北方向の影の位置影の長さ影倍率北南東西影の長さ1.0m2.0m1.5m2.5m3.0m影倍率より,影の長さは約1.6mと分かる.影倍率北南東西影の長さ1.0m2.0m1.5m2.5m3.0m30°北南東西長さ1mの棒30°冬至における太陽の軌道棒の影は右図のように生じます.また,時間と共に変動しその軌跡を「日影曲線」と呼びます.ある時刻における影の長さを求めるために,影倍率と呼ばれる目盛を同心円上に表現します.影倍率より,このときの影の長さは,1.6mと読み取ることがでます.尚,この時刻における影の長さについて,棒の長さがHmになると,影の長さも1.6×H=1.6Hmとなります.このように,日影図を用いることにより,ある時刻における影の方向,影の長さを容易に求めることができるのです.次に高さ1mの壁の場合について考えてみましょう.このとき生じる影については,南北方向の影の長さが重要となります.この場合も影倍率より,南北の方向の影の長さは,1.3mになるとわかります.以上が日影曲線の原理です.影の頂点の描く軌道(日影曲線)北南東西棒による影

日影の例題図-1は,ある地点の冬至における日影曲線(水平面上に立てた単位長さの鉛直棒の先端の影の動き)である.また,図-2は,この地点での冬至のある時刻における直方体の建築物の日影の状態を示している.図-2のP点における冬至の真太陽時の8時から16時の間のこの建築物による日影時間を求めよ.ただし,地表面は水平とする.8時地方真太陽時9時10時北14時15時11時南13時中冬至の日影曲線16時日影となる範囲P50m50mθ100mθ西45°45°3.02.52.01.51.0棒の位置1.01.52.02.53.0図-1南東北図-2建築物200m100m解説:図2の影の状態は,南北方向となす角度がθであるため,日影曲線より10時20分頃のものであるとわかる.南北方向の影の長さ(通称:南北長さ)に注目すると10時20分~12時(南中時)までの1時間40分については,100mより短くなるためP点に影がかかることはない.100m次に10時20分以前における影がP点に及ぼす影響を考える.建物の影がP点にかかる時間は図1及び日影曲線より,8時50分頃とわかる.ゆえに,P点が日影となる時間は,8時50分から10時20分までの1時間30分となる.尚,日影曲線は左右対称であり,12時以降についても同様の現象が起こるため,1日の日影時間は,1時間30分(午前中)+1時間30分(午後)の計3時間となる.8時50分の影の状態P45°45°建築物200m100m100m解答:3時間07.「日影」の解説P2

○4時間以上日影となる部分を描いてみる下図は,左側から8時,9時,10時・・・16時の時点での日影の推移を表します.8時と9時の影が交差する部分は1時間,日影になります.8時と10時の影が交差する部分は2時間,日影になります.8時と12時の影が交差する三角形の部分は4時間,日影になります.これを起点に考えます.同様に,9時と13時,10時と14時,11時と15時,12時と16時の影が交差する三角形の頂点が円弧を描きます.この蒲鉾型の範囲が,8時から16時までに「4時間以上日影となる部分」になります.89北東角部の日影1516日の出1011121314日没南西角部の日影北東角部建築物南西角部8988時の影と9時の影が交差する部分(1時間日影)108時の影と10時の影が交差する部分(2時間日影)建築物建築物8912138時の影と12時の影が交差する部分(4時間日影)9時の影と13時の影が交差する部分(4時間日影)建築物建築物891516日の出10A11121314日没4時間日影線建築物4時間以上日影となる部分07.「日影」の解説集

1.解説:1.07.「日影」のH28年度本試験図問題P1問題コード28061図のような直方体の建築物の冬至日における1時間ごとのある水平面上の日影図(数字は真太陽時を示す.)に関する記述について,正しいか誤りかで答えよ.建築物日の出8910111213141516日没AB日影図より,下図の部分が終日日影(日の出から日没まで日影とな部分)となるとわかる.よって正しい.建築物日の出8910111213141516日没B終日日影となる部分この建築物により,終日日影ができる.建築物の高さのみを現状より高くしても,4時間日影線は変化しない.建築物の高さのみを3倍にしても,B点の日影には影響しない.4.3.A点は1日のうち,3時間以上日影になる.2.北

2.A点は8時20分頃から11時00分頃までの約2時間40分までの間日影となる.よって誤り.(下図参照)8日の出98時20分8時40分10A111213141516日没南東角部の日影8時から9時までの影の方向を3分割し,20分毎の影の方向を描く.建築物B南東角部3.4.B点の日影は,建築物の南東角部により生じ,13時から14時の日影線の間にある.建物の高さが3倍になると影の長さも3倍となるが,その場合B点の日影に影響はない.よって正しい.4時間日影となる部分を結んだ線を4時間日影線という.下図のように8時と12時,9時と13時,10時と14時,11時と15時,12時と16時の(4時間差の日影線どうしの)日影線の交点を結ぶことにより求まる.4時間日影線は建築物の側壁による影により生じているため建築物の高さが2倍となったとしても4時間日影線に変動はない.よって正しい.891516日の出10A11121314日没4時間日影線B建築物4時間日影となる部分解答:1.正しい2.誤り3.正しい4.正しい07.「日影」の平成28年度本試験図問題P2


1234No.08音響56789101112131415

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20013音響音圧相互の干渉が無視できるような一般的な騒音において,一つの騒音源のみによる音圧(実効値)と,もう一つの騒音源のみによる音圧(実効値)が,同じ値Pである場合,二つの音の合成音圧(実効値)は,√2・Pとなる.騒音源の合成音圧(実効値)については,次の式となり,音圧が同じ値○である場合,二つの音の合成音圧(実効値)は,√2・Pとなる.02013音響エネルギー音響エネルギー密度レベルは,音のもつ単位体積当たりの力学的エネルギー量を,デシベル表示したものである.「音響エネルギー密度(E:J/m3)」は,音のもつ単位体積当たりの力学的エネルギー量を示したものであり,レベル表示したものを,「音響エネルギー密度レベル(EL:dB)」という.(この問題は,コード「25012」の類似問題です.)○04093音響周波数人の可聴周波数の範囲はおよそ20Hzか1秒間あたりの振動数をいい,「波長」とは,1秒間に波○ら20kHzであり,対応する波長の範囲は十が進む距離を周波数で割ったものをいう.また「音波」は,一定の条件数mから十数mmである.下で1秒間に約340m進むと考えられるため,波長を求めるには,波長=340m/周波数で表すことができる.よって,人の可聴周波数に対応する波長の範囲はおよそ17mm~17mとわかる.(この問題は,コード「22081」「28091」の類似問題です.)26081音響音感音の聴感上の特性は,音の大きさ,音の高さ及び音色の三つである.音の聴感上の特性は,音の大きさ・音の高さ(周波数)・音色(発音体の違いや音の出し方により生じる感覚的な特性)の三要素によって決まる.○07101音響音感音圧レベルが等しい純音を聴くと,一般に,100Hzの音より1,000Hzの音のほうが大きく感じられる.人が感じる音の大きさのレベルは,1,000Hzの純音の音圧レベルを基○準としている.同じ音圧レベルでもその音の周波数が異なれば,人が感じる音の大きさ(ラウドネス)は異なり,音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,3~4kHz付近で最大となる.(この問題は,コード「20062」の類似問題です.)30093音響音感音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,3~4kHz付近で最大となる.03101音響音感音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,10kHz付近で最大となる.19015音響音感ラウドネスレベル[phon]は,人の感覚に応じて補正されている.人が感じる音の大きさのレベルは,1,000Hzの純音の音圧レベルを基○準としている.同じ音圧レベルでもその音の周波数が異なれば,人が感じる音の大きさ(ラウドネス)は異なり,音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,3~4kHz付近で最大となる.(この問題は,コード「26082」の類似問題です.)人が感じる音の大きさのレベルは,1,000Hzの純音の音圧レベルを基準としている.同じ音圧レベルでもその音の周波数が異なれば,人が感じる音の大きさ(ラウドネス)は異なり,音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,3~4kHz付近で最大となる.よって誤り.phonは,ラウドネス(音の聴覚的な大きさ・強さ)のレベルの単位であり,基準音圧(音圧レベル)のデシベル(dB)値を周波数ごとに補正した値である.1,000Hz以外の周波数のphonは,同じラウドネスに聞こえる1,000Hzの純音の音圧レベル[dB]に等しい.よって,同じphonの音は,ほぼ同じ大きさに聞こえる.×○1/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18061音響音感ウェーバー・フェヒナーの法則によれば,人の音に対する感覚量は,音圧の対数に比例する.ウェーバー・フェヒナーの法則によれば,「音の物理的刺激の対数が感○覚量にほぼ比例する.」とわかる.また,人間が感じ取ることのできる音(音響出力,音圧,音の強さ等)の範囲は広範囲に及ぶため,その扱いは非常に難しいが,一般的には,ウェーバー・フェヒナーの法則を利用し,デシベル単位(dB)が定義され,レベル表示して取り扱う.音圧に対するデシベル値(人間の音に対する感覚量)を音圧レベルLp(dB)と呼び,音圧(P)の対数に比例する.07011音響基本単位音響インテンシティレベル(音の強さのレ音響インテンシティ(音の強さ)[I=W/㎡]は,単位面積を単位時間にベル)は,音のもつ単位体積当たりの力通過する音のエネルギー量のことであり,音響インテンシティレベル学的エネルギー量を,基準の力学的エネ(音の強さのレベル)は,音のもつ単位面積当たりの力学的エネルルギー量で除し,デシベル表示したものでギー(I)を,基準の力学的エネルギー量(Io)で除し,デシベル表示したある.ものである.×23011音響音感スティーブンスのべき法則は,感覚量がスティーヴンスのべき法則は,物理的刺激の実際の大きさと,それを○刺激強度のべき乗に比例することを示し知覚する際の強さの関係を表す法則として提案されたものである.感ており,音環境ではラウドネスの評価に用,刺激の物理量Sに対していられる.φ=KSaが成り立つ.Kは定数,aは感覚の種類によって異なる定数であり,例えば音の大きさ(ラウドネス)と音の強さの関係ではa=0.3をとる.この場合,音の強さが10dB増加すると感覚上の音の大きさは約2倍に相当する.尚,グラフにする場合,横軸に刺激の強さの対数(log)を取り,縦軸に感覚の大きさの対数(log)を取りプロットすると,感覚の種類によらず線形的な関数(一次関数)となる.03014音響音感カクテルパーティ効果は,周囲が騒がしい環境であっても聴きたい音を選択的に聴き取ることができる,聴覚上の性質である.30094音響音感カクテルパーティー効果は,周囲が騒がしいことにより,聞きたい音が聞き取りにくくなる現象をいう.多くの人の声でざわめいている立食パーティーの会場でも,人は,隣○の人と普通に会話することができる.また,注意して耳をすませば,少し離れたところのヒソヒソ話まで聴きとることもできる.このように周囲が騒がしくとも,人間が,聴きたい音だけを選び取って聴くことのできる現象をカクテルパーティー効果といい,聴覚上の性質である.(この問題は,コード「26014の類似問題です.)多くの人の声でざわめいている立食パーティーの会場でも,人は,隣×の人と普通に会話することができる.また,注意して耳をすませば,少し離れたところのヒソヒソ話まで聞きとることもできる.このように周囲が騒がしくとも,人間が,聞きたい音だけを選び取って聞くことのできる現象をカクテルパーティー効果という.(この問題は,コード「18062」の類似問題です.)27094音響デシベル計算音の強さのレベルを20dB下げるためには,音の強さを1/100にする.音圧と同様に,音の強さもレベル表示(対数を10倍し,単位をdBとして○表示)して,一般的に取り扱われる.音の強さのレベルを20dB下げるには,音の強さを1/102にしなければならない.(この問題は,コード「20061」の類似問題です.)30091音響デシベル計算音の強さのレベルを30dB下げるためには,音の強さを1/1,000にする.音圧と同様に,音の強さもレベル表示(対数を10倍し,単位をdBとして○表示)して,一般的に取り扱われる.音の強さのレベルを30dB下げるには,音の強さを1/103にしなければならない.26083音響合成・減衰音源の音響パワーを50%に下げると,受音点の音圧レベルは約3dB下がる.音源の音響パワーを2倍に上げると,受音点の音圧レベルは約3dB上がり,音響パワーを半分に下げると,音圧レベルは約3dB下がる.○04094音響合成・減衰29093音響合成・減衰同種で同じ音圧レベルの音源の数が,ほぼ同じ位置において4つになると,音源が1つの場合に比べて,音圧レベルの値は約6dB増加する.音源の音響パワーを4倍にすると,受音点の音圧レベルは,約6dB上がる.同種で同じ音圧レベルの音源の数が,ほぼ同じ位置において二つになると,音源が一つの場合に比べて,音圧レベルの値は約3dB増加し,四つになると約6dB増加する.(この問題は,コード「24081」の類似問題です.)音源の音響パワーを2倍にすると,受音点の音圧レベルのは約3dB増加し,4倍になると約6dB増加する.○○2/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06092音響合成・減衰○交通量の多い道路を無限に長い線音源と想定した場合には,受音点までの距離が2倍になるごとに,音圧レベルは約3dBずつ減衰する.線音源とみなせる騒音源からある距離の位置における騒音レベルの値は,線音源からの距離に反比例する(エネルギーが円筒状に拡散する)ため,受音点までの距離が2倍になるごとに,音の強さは1/2ずつ減衰し,その音圧レベルは3dBずつ減衰する.29094音響合成・減衰無限大の面音源の場合,音圧レベルは,距離によって減衰しない.音の距離減衰については,点音源より線音源が,線音源より面音源が,より小さくなる(音源から離れた場所でも音のエネルギーは減りにくく,遠くまで届く).無限大の面音源の場合,音圧レベルは,距離によって減衰しない.○03103音響合成・減衰24083音響合成・減衰24084音響合成・減衰27091音響合成・減衰02092音響合成・減衰無限大の面音源から放射された音は,距離減衰することなく伝搬する.様々な無数の音源が広範囲に点在する都市を面音源として捉えると,都市に建つ高層マンションの上階において,音の距離減衰による騒音レベルの低下は,あまり期待できない.自由音場において,無指向性点音源とみなせる騒音源から50m離れた位置における騒音レベルの値が73dBの場合,100m離れた位置における騒音レベルの値は約70dBになる.自由音場において,全指向性の点音源(指向性のない点音源)からの距離が1mの点と2mの点との音圧レベルの差は,3dBとなる.自由音場において,無指向性点音源から25m離れた位置における音圧レベルの値が約70dBの場合,100m離れた位置における音圧レベルは約58dBになる.音の距離減衰については,点音源より線音源が,線音源より面音源が,より小さくなる(音源から離れた場所でも音のエネルギーは減りにくく,遠くまで届く).無限大の面音源から放射された音は,距離減衰することなく伝搬する.音の距離減衰については,点音源より線音源が,線音源より面音源が,より小さくなる(音源から離れた場所でも音のエネルギーは減りにくく,遠くまで届く).様々な無数の音源が広範囲に点在する都市を面音源として捉えると,都市に建つ高層マンションの上階において,音の距離減衰による騒音レベルの低下は,あまり期待できない.点音源とみなせる騒音源からある距離の位置における騒音レベルの値は,点音源からの距離の2乗に反比例する.騒音源からある距離の位置が73dBの場合,その2倍の距離の位置における騒音レベルの値は約6dB減少し,67dBとなる.点音源とみなせる騒音源からある距離の位置における騒音レベルの値は,点音源からの距離の2乗に反比例する.点音源からの距離が1mの点と2mの点との音の強さは1/4に減衰し,音圧レベルの差は6dBとなる.自由音場において,音圧レベルは音源の出力に比例し,点音源からの○距離の2乗に反比例する.つまり,距離が2倍になると,拡散する面積倍(=エネルギーは1/4)に,距離が4倍になると拡散する面積は16倍(=エネルギーは1/16)になる.ゆえに,音圧レベルは「-6dB-6dB」で約12dB減衰する(70dBから58dBになる).よって正しい.○○××02094音響減衰屋外において,遠方の音源から伝搬する音の強さは,空気の音響吸収によって,低周波数域の音ほど減衰する.音源から伝搬する音の強さ(エネルギー)は,距離による減衰のほか,空気の粘性や分子運動により吸収される減衰がある.屋外において,遠方の音源から伝搬する音の強さは,空気の音響吸収によって高音域ほど減衰する(低音は音響エネルギーが大きく減衰しにくい).(この問題は,コード「25082」の類似問題です.)×29092音響減衰空気中を伝搬する音のエネルギーの一部は,空気の粘性や分子運動等によって吸収され,その吸収率は,周波数が低くなるほど大きくなる.音源から伝搬する音の強さ(エネルギー)は,距離による減衰のほか,空気の粘性や分子運動により吸収される減衰がある.屋外において,遠方の音源から伝搬する音の強さは,空気の音響吸収によって高音域ほど減衰する(低音は音響エネルギーが大きく減衰しにくい).×30014音響干渉音の干渉は,二つ以上の音波が同時に伝搬する場合,音波の重なり具合によって振幅が変化する現象である.01092音響干渉カラレーションは,「直接音」と「短い遅れ時間の反射音」の干渉によって,音色の変化等が知覚される現象をいう.音の干渉は,2つ以上の音波が同時に伝搬する場合,音波の重なり具合によって振幅が変化する現象である.2つのスピーカーから同一の振動数,同一の位相の音を出すと,音波が干渉することで,空気が良く振動する地点と,ほとんど振動しない地点ができ,場所によって「よく聞こえる所」と「よく聞こえない所」が現れる.カラレーションは,「直接音」と「短い遅れ時間の反射音」の干渉によって,音色の変化等が知覚される現象をいう.○○3/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04091音響干渉カラレーションは,「直接音」と「短い遅れ音の聴感上の特性は,音の大きさ・音の高さ(周波数)・音色(発音体×時間の反射音」の干渉によって,音の高さの違いや音の出し方により生じる感覚的な特性)の三要素によって決の変化が知覚される現象をいう.まる.カラレーションは,「直接音」と「短い遅れ時間の反射音」の干渉によって,音色の変化が知覚される現象をいう.問題文は「音の高さの変化」とあるため誤り.尚,音波の発生源が移動する(又は観測者が移動する)ことで観測される周波数(音の高さ)が変化する現象のことを音源が移動しながら音を発するとき,進行方向に進む音は波長が短くなり,反対に進行方向と逆方向に進む音は波長が長くなる.04013音響共鳴ブーミング現象は,低い周波数領域になるほど,また,室の寸法が小さいほど,固有周波数密度が疎になるので起こりやすい.ブーミング現象は,本来の音源の低音域が膨張して(ブーンという音○に)聞こえるようになり,明瞭度が損なわれ,不快な響きとなる現象をいう.低い周波数領域になるほど,また,吸音が不足する浴室やガレージ等,室の寸法が小さいほど,固有周波数密度が疎になる(=その空間の持つ振動しやすい周波数特性が中低音の領域となり,音源の低音域と共鳴する)ので起こりやすい.23012音響マスキングマスキング効果は,同種の刺激の存在にマスキング効果は,同種の刺激の存在により対象刺激を知覚できる最より対象刺激を知覚できる最小値が上昇小値が上昇する現象をいい,聴覚では,現在聞こえている音がそれよする現象をいい,臭覚に関する利用例としりも大きなほかの音により聞きにくくなる現象を言う.臭覚に関する利て,香水やトイレの芳香剤があげられる.用例として,香水やトイレの芳香剤があげられる.○04092音響マスキング25084音響マスキング01091音響マスキング聴覚のマスキング現象において,「マスク聴覚のマスキングは,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害する音」と「マスクされる音」の高さが異な音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.つまり,低音はる場合には,マスクする音より高い周波数高音を妨害しやすく,高音は低音を妨害しにくい.の音のほうが低い周波数の音に比べてマスクされやすい.聴覚のマスキングは,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.聴覚のマスキングは,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.つまり,低音は高音を妨害しやすく,高音は低音を妨害しにくい.聴覚のマスキングは,マスカー(マスクす聴覚のマスキングは,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害る音)の周波数に近い音ほどマスクされや音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.つまり,低音はすく,マスカーの周波数に比べ,低い音の高音を妨害しやすく,高音は低音を妨害しにくい.ほうが高い音よりもマスクされやすい.○○×03102音響回折防音塀は,音の回折による減衰を利用して,騒音を低減化するものであり,一般に,低音域よりも高音域において有効である.「音の回折現象」とは,障壁などの障害物の後方へと音が回り込んで○伝わってしまう現象をいう.高周波音よりも,低周波音の方が回折現象が起こり易いため,防音塀(障壁)は,低音域よりも高音域の騒音の低減化に有効である.(この問題は,コード「27092」の類似問題です.)29012音響回折音の回折は,音波の伝搬空間に障害物がある場合に,障害物の背後に音が回り込んで伝搬する現象であり,障害物の大「音の回折現象」とは,障壁などの障害物の後方へと音が回り込んで伝わってしまう現象をいう.高周波音よりも,低周波音の方が回折現象が起こり易いため,障壁は,音の回折現象によって,低周波音よりも高○きさよりも音の波長が大きいほど回り込み周波音の遮断に有効である.やすい.06091音響回折障壁において生ずる回折による音の減衰効果は,一般に,高音域よりも低音域のほうが高い.「音の回折現象」とは,障壁などの障害物の後方へと音が回り込んで×伝わってしまう現象をいう.高周波音よりも,低周波音の方が回折現象が起こり易いため,防音塀(障壁)は,低音域よりも高音域の騒音の低減化に有効である.よって誤り.05093音響回折学校等の施設においては,周囲に生垣や並木等の植栽を設けることで,騒音を減衰させる大きな物理的効果が得られる.障壁などの障害物の後方へと音が回り込んで伝わってしまう現象を「音の回折現象」といい,高周波音よりも,低周波音の方が回折現象が起こり易い.問題文の「生垣や並木等」は,周波数の高低に関わらず,音が透過するため,騒音を減衰させる物理的効果は低い.×21014音響算定式「等価吸音面積(吸音力)」と「㎡」は,建築環境工学に関する用語とその単位との組合せとして,正しい.等価吸音面積(吸音力)は,吸音率に受音室の諸材料の使用面積を掛けた数値(単位:㎡)を表す.25081音響残響音内装材の吸音率が室内で一様な立方体の室において,その天井の高さのみを1/2に下げても,残響時間は1/2にはならない.残響時間(T)は,次のようになる.○○4/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07102音響残響音内装材の吸音率が室内で一様な直方体の室において,その室の平面寸法は変え/2倍にすると,残響時/2倍になる.残響時間(T)は,次のようになる.×21081音響残響音室の天井に吸音材料を新たに設置する場合,吸音材料の設置前と比べた設置後の音響変化として,室の残響時間は短くなる.残響時間は,拡散音場において,音源停止後に室内の平均音響エネルギー密度が1/106に減衰するまでの時間をいい,吸音材料を設置した場合,吸音力が高くなるため,室の残響時間は短くなる.○19014音響残響音残響時間[s]は,人の感覚に応じて補正されている.26084音響残響時間コンサートホールの残響時間は,室容積にかかわらず,2秒以上とすることが望ましい.室内において音が発生すると,壁や天井等で反射されることで,反復運動を繰り返す.そのため,音源停止後も,音は残ることになる.この現象を残響と呼ぶ.残響時間とは,音源停止時から,音の大きさが60dB(室内音響エネルギー密度にして1/106)減衰するまでの時間をいう.室の用途によって最適な残響時間は異なり,一般に,コンサートホー×ルのように残響を効果的に利用する場合は長く,講演会場のように言葉の明瞭度を高くする場合は短く設定される.また,室の用途ごとの最適残響時間は,一般に,室容積が大きいほど,長くなる.×22084音響残響音セービンの残響式によれば,室容積が大きいほど,また室内の等価吸音面積が小さいほど,残響時間は長くなる.残響時間は,室容積に比例し,室内の総吸音力(平均吸音率×表面積)に反比例する.セービンの残響式:○02093音響残響時間セイビン(Sabine)の残響式による残響時間は,室容積に比例し,室の等価吸音面積に反比例する.残響時間は,室容積に比例し,室内の等価吸音面積(吸音力=平均吸音率×表面積)に反比例する.○28093音響残響時間セイビン(Sabine)の残響式によると,残響時間は,容積が1,000m3で等価吸音面積200㎡の室より,容積が500m3で等価吸音面積120㎡の室のほうが短い.03104音響残響音室内の平均吸音率が大きい場合,セイビン(Sabine)の残響式により求めた残響時間は,アイリング(Eyring)の残響式により求めたものに比べると,長くなる.23102音響残響音大規模な音楽ホールの室内音響計画において,エコー等の音響障害を避けるために,客席後部の壁や天井は,吸音性や拡散性に配慮した仕上げとする.残響時間は,室容積に比例し,室内の等価吸音面積(吸音力=平均吸音率×表面積)に反比例する.2室を比較する場合,1000/200>500/120から判断できるため,問題文は正しい.室内の平均吸音率が大きい場合,セイビンの残響式により求めた残響○時間は,アイリングの残響式(セイビンの式を改良したもの)により求めたものに比べて,長くなる.T=0.161V/-Sloge(1-α)T:残響時間V:容積率S:部屋の内表面積loge:自然対数α:室の平均吸音率(=1/SΣSn*αn)(この問題は,コード「29091」の類似問題です.)大規模な音楽ホールの客席後部の壁や天井は,エコー等の音響障害○を避けるため吸音率を高く(反射率を低く)し,また,反射を分散させ,乱反射させるような小さな平面からなる不規則面で構成させることが多い.○01093音響残響音室容積が同じ場合であっても,一般に,西室容積が同じ場合であっても,一般に,西洋音楽のためのコンサート洋音楽のためのコンサートホールとオペラホールとオペラハウスとでは,最適残響時間が異なる.ハウスとでは,最適残響時間が異なる.○21082音響残響音室の天井に吸音材料を新たに設置する場合,吸音材料の設置前と比べた設置後の音響変化として,室内で会話をするとき,音声の明瞭度は高くなる.「音声の明瞭度」とは,ホール等の室内音場における音声の聞き取り易さ(音声明瞭度)を表す.吸音材料を設置した場合,残響時間は短くなるため,一般に,音声の明瞭度は高くなる.○01102音響残響音駅,空港,ショッピングモール等の公共施設においては,放送音声の聞こえやすさを確保するため,一般に,吸音処理を避けることが望ましい.「音声の明瞭度」とは,ホ-ル等の室内音場における音声の聞き取り易さ(音声明瞭度)を表す.吸音材料を設置した場合,残響時間は短くなるため,一般に,音声の明瞭度は高くなる.×5/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05092音響残響音空港等の公共施設においては,吸音処理ホ-ル等の室内音場における音声の聞き取り易○を行うことで,放送音声の聞こえやすさを確保することができる.さ(音声明瞭度)を表す.吸音材料を設置した場合,残響時間は短くなるため,一般に,音声の明瞭度は高くなる.21083音響残響音室の天井に吸音材料を新たに設置する場合,吸音材料の設置前と比べた設置後の音響変化として,室内で音を放射した場合,室内の平均音圧レベルは小さくなる.室内に音源がある場合の音圧レベル(Lp)は,反射音によって決まる.○音源のパワーレベルをPWL,吸音力(室の表面積×平均吸音率)をAとすると,次式のようになり,吸音力が大きくなればなるほど音圧レベルは小さくなる.(この問題は,コード「20064」の類似問題です.)28014音響残響音残響室法吸音率は,残響室内に試料を設置した場合と設置しない場合の残響時間を測定して,その値をもとに算出する試料の吸音率である.残響室法吸音率は,壁面にあらゆる方向から一様に音が入射したときに生じる吸音特性に相当し,残響室内に試料を設置した場合と設置しない場合の残響時間を測定して,その値をもとに算出する試料の吸音率であり,一般に,室の音響設計に用いられる.○18065音響残響音フラッターエコーは,平行な二つの反射面の間において短音を生じさせた場合,反射音が何度も繰り返して聞こえる現象である.フラッターエコーとは,互いに平行な天井と床や壁面間を,音が繰り返し何度も往復反射することで,音が二重三重に聞こえる現象をいう.○24011音響騒音騒音レベルは,A特性で感覚補正された騒音計の周波数補正回路にはA特性とC特性があるが,C特性の場合○量であり,低音域が優勢な騒音に対して,には,ほぼ音圧レベルに等しく,A特性の補正をかけた場合,人間の聴その値は,音圧レベルの値よりも低い値を示す.覚にあわせて低周波の音は,実際の音圧レベルよりも小さい値を示す.そのため,周波数が1,000Hz以下の音においては,C特性音圧レベルの方がA特性音圧レベルより大きい値を示す.06014音響騒音A特性は,音圧レベルの測定値に対し,等ラウドネス曲線の40phonの聴感曲線に対応した周波数感度補正を行うための特性であり,騒音レベルを算出する際に用いられる.A特性は,音圧レベルの測定値に対し,等ラウドネス曲線の40phonの聴感曲線に対応した周波数感度補正を行うための特性であり,騒音レベルを算出する際に用いられる.○24012音響騒音振動レベルは,振動感覚補正を行って評価した振動加速度レベルである.振動レベルは,振動感覚補正を行って評価した振動加速度レベル(dB)○であり,地表面で55dBを超えると振動を感じる.尚,振動規制法では,振動公害の規制値として「鉛直方向」の振動レベルが定められている.01011音響騒音等価騒音レベルは,聴感補正された音圧レベルのエネルギー平均値であり,一般に,変動する騒音の評価に用いられる.等価騒音レベルは,時間的に変動する音を評価する量で,騒音レベルのエネルギー平均値に相当(聴感補正)し,騒音計により測定した騒音の強さを一定時間内でエネルギー的に平均化し,レベル表示したものである.(この問題は,コード「22014」の類似問題です.)○6/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25083音響騒音環境基本法に基づく騒音に係る環境基準において,「道路に面する地域」以外の地域における夜間の基準値は,昼間の基準低い値とされている.環境基本法に基づく騒音に係る環境基準において,主として住居の用に供される地域における騒音環境基準は,昼間は55dB(A)以下,夜間(A)以下とされている.また,「道路に面する地域」以外の地域における夜間の基準値は,昼間の基準値に比べて10dB低い値,所定の「道路に面する地域」においては,5dB低い値とされている.○05013音響騒音NC値とは,室内騒音を評価する指標の一つであり,対象となる騒音のオクターブバ曲線群上にプロットし,全ての帯域で,あるNC曲線を下回ったときのその曲線値である.「NC曲線」とは,室内騒音の評価曲線群として,室内騒音をオクターブ○分析し,各バンド(NC-15~NC-70)で表したもので,どのバンドにおい値とすれば,室用途に応じて推奨値と比較できるため,広く用いられている.一般に,アナウンススタジオでNC-15(無音感~非常に静か),ラジオスタジ(非常に静か),映画館,美術館等でNC-30~35(特に気にならない)程度とされている.28094音響騒音アナウンススタジオの室内騒音のNC推奨値は,一般に,NC-35とされている.「NC曲線」とは,室内騒音の評価曲線群として,室内騒音をオクターブ×分析し,各バンド(NC-15~NC-70)で表したもので,どのバンドにおい値とすれば,室用途に応じて推奨値と比較できるため,広く用いられている.一般に,アナウンススタジオでNC-15(無音感~非常に静か),ラジオスタジ(非常に静か),映画館,美術館等でNC-30~35(特に気にならない)程度とされている.18063音響騒音サウンドスケープの考え方は,音を取り去るだけでなく,音を生み出したり,音に意識を向けることにより,良好な音環境の形成を目的としたものである.サウンドスケープとは,音の環境,音の風景といった意味の言葉である.従来,音環境の向上のためには,いかに外部からの雑音を遮るかに焦点をあててきたが,良好な音環境の形成を目的とした際に,居心地がよくなるような外部の音を意識的に取り込むことで,音との共存を図ろうとする概念である.そのように良好な音環境を形成しうる音には,例えば,海の波の音,秋の虫の鳴き声,小鳥のさえずりなどがある.○7/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20073音響遮音建築物及び建築部材の空気音遮断性能の等級におけるDr-55は,Dr-40に比べて空気音の遮断性能が高い.壁体の遮音等級は,室間の音圧レベル差で表示する.音源室,受音室それぞれの室内平均音圧レベル(L1,L2)から,室内平均音圧レベル差(D)を算出する.D=L1-L2よって,この差が大きいほど,遮音性能が優れていることになる.(Dr-60~30までの等級がある)○04104音響遮音建築物及び建築部材の空気音遮断性能に関する等級において,Dr-50はDr-35に比べて,空気音の遮断性能が高い.壁体の遮音等級は,室間の音圧レベル差で表示する.音源室,受音○室それぞれの室内平均音圧レベル(L1,L2)から,室内平均音圧レベル差(D)を算出する.D=L1-L2よって,この差が大きいほど,遮音性能が優れていることになる.(Dr-60~30までの等級がある)04103音響遮音建築物の床衝撃音遮断性能に関する等級において,Lr-40はLr-55に比べて,床衝撃音の遮断性能が低い.床の遮音等級は,上階の床に設置した標準衝撃音発生装置による音を下階において測定し,Lr-30~80までの数値で示す.値が小さいほど遮断性能が高いことを表す.×25094音響遮音軽量床衝撃源に対する床衝撃音の遮断床上に厚いじゅうたんを敷くことは,食器類等の落下に伴う軽量床衝撃○性能は,カーペット等の柔らかい床仕上げ音を低減させる効果がある.材を用いることにより向上する.06104音響遮音床にコルクタイルを敷くことによって,一般に,重量床衝撃音の低減を図ることができる.03093音響遮音子どもの飛び跳ねのような重量床衝撃源による床衝撃音については,カーペット等の柔らかい床仕上げ材を用いても,遮断性能の大幅な向上は期待できない.床上に厚いじゅうたんやコルクタイルを敷くことにより,軽量床衝撃音に×対する低減効果については期待できるが,子供のとびはね等による重量床衝撃音に対しては低減効果をあまり期待できない.尚,コンクリート床スラブの厚さを増すと,一般に,下層への重量床衝撃音及び軽量床衝撃音を共に低減することができる.床上に厚いじゅうたんを敷くことにより,軽量床衝撃音に対する低減効○果については期待できるが,子供のとびはね等による重量床衝撃音に対しては低減効果をあまり期待できない.尚,コンクリート床スラブの厚さを増すと,一般に,下層への重量床衝撃音及び軽量床衝撃音を共に低減することができる.(この問題は,コード「28101」の類似問題です.)30104音響遮音特性空調用のダクト内の音の伝搬においては,音の強さの減衰が小さいことから,一般に,ダクト内に吸音材を貼る等の遮音上の対策が行われる.空調用のダクト内の音の伝搬においては,音の強さの減衰が小さいことから,一般に,ダクト内に吸音材を貼る等の遮音上の対策が行われる.○22082音響遮音特性内壁の音響性能について,吸音率が高くても遮音性能が高いとは限らない.壁にエネルギー(Ei)の音が入射する時,一部は壁で反射され(Er),一○部は壁内部に熱エネルギーとして吸収され(Ea),残りのエネルギーは壁の反対側に透過する(Et).入射エネルギー(Ei)に対する透過エネルギー(Et)の比率を透過率といい,その逆数をデシベル表示した量を透過損失という(一般に「遮音性能」を表す).また入射エネルギー(Ei)に対して,反射されなかったエネルギーの比率を「吸音率」という.吸音率が高くても,壁の反対側に透過するエネルギー(Et)が大きい場合は,遮音性能が高いとは言えない.尚,室全体の吸音性能としては,「等価吸音面積(室の平均吸音率に表面積を掛けたもの)」が定義されており,外部騒音に対する室内騒音レベルは,「壁の遮音性能」と「室の吸音性能」の双方の影響を受ける.8/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26091音響遮音特性○吸音率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁から反射されなかった音のエネルギー」の割合である.壁にエネルギー(Ei)の音が入射する時,一部は壁で反射され(Er),一部は壁内部に熱エネルギーとして吸収され(Ea),残りのエネルギーは壁の反対側に透過する(Et).入射エネルギー(Ei)に対して,反射されなかったエネルギー(Ea)+(Et)の比率を「吸音率」という.03092音響遮音特性30101音響遮音特性壁の吸音率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁内部に吸収される音のエネルギーと壁の反対側へ透過する音のエネルギーとの和」の割合である.吸音率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁内部に吸収される音のエネルギー」の割合である.壁の吸音率は,「壁へ入射する音のエネルギー(Ei)」に対する「壁内部に吸収される音のエネルギー(Ea)と,壁の反対側へ透過する音のエネルギー(Et)との和」の割合である.壁にエネルギー(Ei)の音が入射する時,一部は壁で反射され(Er),一部は壁内部に熱エネルギーとして吸収され(Ea),残りのエネルギーは壁の反対側に透過する(Et).入射エネルギー(Ei)に対して,反射されなかったエネルギー(Ea)+(Et)の比率を「吸音率」という.問題文は「壁を透過する音のエネルギー」が抜けているため誤り.(この問題は,コード「23082」の類似問題です.)○×26092音響遮音特性透過率は,「壁へ入射する音のエネルギー」に対する「壁の反対側へ透過する音のエネルギー」の割合であり,透過損失は,透過率の逆数を「dB」で表示した値である.壁にエネルギー(Ei)の音が入射する時,一部は壁で反射され(Er),一部は壁内部に熱エネルギーとして吸収され(Ea),残りのエネルギーは壁の反対側に透過する(Et).入射エネルギー(Ei)に対する透過エネルギー(Et)の比率を透過率といい,その逆数をデシベル表示した量を透過損失という(一般に「遮音性能」を表す).(この問題は,コード「23083」の類似問題です.)○06101音響遮音特性05091音響遮音特性27103音響遮音特性02103音響遮音特性22083音響遮音特性07103音響遮音特性開放窓は音波が全て透過するので,音響透過率も,吸音率も1になる.壁にエネルギー(Ei)の音が入射する時,一部は壁で反射され(Er),一部は壁内部に熱エネルギーとして吸収され(Ea),残りのエネルギーは壁の反対側に透過する(Et).入射エネルギー(Ei)に対する透過エネルギー(Et)の比率を透過率といい,その逆数をデシベル表示した量を透過損失という(一般に「遮音性能」を表す).また入射エネルギー(Ei)に対して,反射されなかったエネルギーの比率を「吸音率」という.開放窓は入射エネルギーが全て透過するので,音響透過率は1に,反射さるエネルギーは0なので吸音率も1になる.壁の音響透過損失を10dB増加させるため%を遮断する場合,透過するエネルには,壁の音響透過率を現状の1/10にす%(1/100)となる.透過率(τ)が1×10-2であるとき,透過損失る必要がある.は,透過率の逆数を「dB」で表示した値となるため,20dBとなる.よって,壁の音響透過損失を10dB増加させるためには,壁の音響透過率/10にする必要がある.(この問題は,コード「01104」の類似問題です.)質量則を用いて予測した単層壁の音響透過損失の値は,実測値に比べて大きくなる傾向がある.質量則とは,「均質な一重壁の音響透過損失TLは,壁の面密度が大きいほど,また,周波数が高いほど大きくなる傾向がある.」という法則であり,単層壁の場合,透過損失TLの予測値は実測値に比べて高めの値となる傾向がある.単層壁の音響透過損失の値は,質量則を質量則とは,「均質な一重壁の音響透過損失TLは,壁の面密度が大用いた予測値よりも,実測値のほうが大ききいほど,また,周波数が高いほど大きくなる傾向がある.」という法則くなる傾向がある.であり,単層壁の場合,透過損失TLの予測値は実測値に比べて高めの値となる傾向がある.単一材料からなる壁体の遮音性能について,質量則によれば,壁の面密度が大きいほど,また周波数が低いほど,壁の透過損失は大きくなる.質量則とは,「均質な一重壁の音響透過損失TLは,壁の面密度が大×きいほど,また,周波数が高いほど大きくなる傾向がある.」という法則であり,単層壁の場合,壁の面密度又は入射する音の周波数が2倍になると,透過損失は6dB増加する.単一材料からなる壁体の遮音性能につい質量則とは,「均質な一重壁の音響透過損失TLは,壁の面密度が大○て,質量則によれば,壁の面密度を2倍にきいほど,また,周波数が高いほど大きくなる傾向がある.」という法則すると,透過損失の値は約6dB増加する.であり,単層壁の場合,壁の面密度又は入射する音の周波数が2倍になると,透過損失は6dB増加する.(この問題は,コード「25091」の類似問題です.)○○○×9/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06103音響遮音特性○単層壁への平面波入射において,一般に,垂直に入射する場合が最も遮音性能が高く,入射方向が斜めになるに従い,遮音性能は低下する.均質な単層壁の質量則による音響透過損失TLは,次式により求まる.垂直入射:TLo=20log(f・m)-43拡散入射:TL=TLo-5〔f:周波数(Hz),m:材料の面密度(kg/㎡)〕単層壁への平面入射においては,一般的に,壁体に対して垂直に入射する音の方が斜めに入射する場合に比べて,透過損失が約5dB程高くなり,遮音性能が向上する.また,入射角が斜めになるに従い遮音性能は低下する.尚,斜め入射の場合,壁と共振し,特定の周波数音域で遮音性能が大きく低下することがある.この現象をコインシデンス効果という.27104音響遮音特性単層壁の音響透過損失は,垂直入射の場合より拡散入射の場合のほうが大きくなる.均質な単層壁の質量則による音響透過損失TLは,次式により求まる.垂直入射:TLo=20log(f・m)-43拡散入射:TL=TLo-5〔f:周波数(Hz),m:材料の面密度(kg/㎡)〕単層壁への平面入射においては,一般的に,壁体に対して垂直に入射する音の方が斜めに入射する場合に比べて,透過損失が約5dB程高くなり,遮音性能が向上する.また,入射角が斜めになるに従い遮音性能は低下する.尚,斜め入射の場合,壁と共振し,特定の周波数音域で遮音性能が大きく低下することがある.この現象をコインシデンス効果という.×23084音響遮音特性壁の厚さが音の波長に比べて十分に薄く,壁が一体となってピストン運動することを仮定すると,垂直入射条件の透過損失は,壁の面密度と入射音の周波数の積によって決まる.均質な単層壁の質量則による音響透過損失TLは,垂直入射条件の場合,壁の面密度と入射音の周波数の積によって決まる.TLo=20log(f・m)-43TLo:垂直入射条件の透過損失f:周波数(Hz),m:材料の面密度(kg/㎡)単層壁への平面入射においては,一般的に,壁体に対して垂直に入射する音の方が斜めに入射する場合に比べて,透過損失が約5dB程高くなり,遮音性能が向上する.また,入射角が斜めになるに従い遮音性能は低下する.尚,斜め入射の場合,壁と共振し,特定の周波数音域で遮音性能が大きく低下することがある.この現象をコインシデンス効果という.○10/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03091音響遮音特性○単層壁の遮音において,同一の材料の場合,壁の厚さが薄いほど,コインシデンス効果による遮音性能の低下は,より高い周波数域で発生する.コインシデンス効果とは,ある周波数の音が壁体に斜め入射する際,空気中の音波の壁面上での音圧の山・谷と板の曲げ振動の山・谷が一致したときに板の曲げ振動が大きくなる現象をいう.また,単層壁の厚さが増すほど,コインシデンス効果による遮音性能の低下は,より低い周波数域で発生し,壁の厚さが薄いほど,より高い周波数域で発生する.28103音響遮音特性04101音響遮音特性単層壁による遮音において,同一の材料で壁の厚さを薄くしていくと,コインシデンス効果による遮音性能の低下の影響範囲は,より低い周波数域へ拡大する.厚さ6mmの単板ガラスは,厚さ3mmの単板ガラスに比べて全周波数帯域にわたって遮音性能が高いとは限らない.コインシデンス効果とは,ある周波数の音が壁体に斜め入射する際,空気中の音波の壁面上での音圧の山・谷と板の曲げ振動の山・谷が一致したときに板の曲げ振動が大きくなる現象をいう.また,単層壁の材料の厚さを増した場合,コインシデンス効果による遮音低下の影響は,より低い周波数へ拡大する.問題文は「厚さを薄くし」とあるため誤り.均質な単層壁の質量則による音響透過損失TLは,次式により求まる.○垂直入射:TLo=20log(f・m)-43拡散入射:TL=TLo-5〔f:周波数(Hz),m:材料の面密度(kg/㎡)〕ただし,高音域において,板厚に応じた周波数での透過損失の落ち込み(コインシデンス効果)があり,厚さ3mmの単板ガラスでは4,000Hzの周波数域に,6mmでは2,000Hzの周波数域で透過損失の低下が生じる.よって,厚さ6mmの単板ガラスの方が,全周波数帯域にわたって遮音性能が高いとは限らない.(この問題は,コード「25093」の類似問題です.)×28104音響遮音特性窓に複層ガラスを用いると,共鳴周波数付近においては,同一面密度の単板ガラスより,遮音性能が劣ることがある.複層ガラスは,同じ面密度をもつ単板ガラスに比べて,一般に,断熱性能に優れるが,250~500Hz付近の音に対しては,ガラスと空気層による共鳴透過現象が起こるため透過損失は低下する.ただし,1,000Hz付近以上の音に対しては単板ガラスより高い遮音性能を示す.○04102音響透過損失24072音響遮音特性複層ガラス(厚さ3mmの単板ガラス2枚と付近の音に対しては,ガラスと空気層による乾燥空気を封入した6mmの中空層からな共鳴透過現象が起こるため透過損失は低下する.ただし,1,000Hz付る.)は,その面密度の合計と同じ面密度近以上の音に対しては単板ガラスより高い遮音性能を示す.をもつ単板ガラス(厚さ6mm)に比べて,一般に,500Hz付近の中音域の遮音性能は低下する.複層ガラス(厚さ3mmのガラス2枚と乾燥空気を封入した6mmの中空層とからなる)は,その面密度の合計と同じ面密度をもつ単板ガラス(厚さ6mm)に比べて,断熱性能に優れるだけでなく,500Hz付近の中音域の遮音性能においても優れる.複層ガラスは,同じ面密度をもつ単板ガラスに比べて,一般に,断熱性能に優れるが,250~500Hz付近の音に対しては,ガラスと空気層による共鳴透過現象が起こるため透過損失は低下する.ただし,1,000Hz付近以上の音に対しては単板ガラスより高い遮音性能を示す.(この問題は,コード「21101」の類似問題です.)○×11/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29103音響遮音特性○ガラス2枚からなる厚さの合計が6mmの合わせガラスの遮音性能は,コインシデンス効果の生じる周波数域以外の周波数域においては,厚さ6mmの単板ガラスの遮音性能とほとんど変わらない.合わせガラスの遮音特性は,同厚の単板ガラスとよく似た特徴を持つが,コインシデンス効果の起こる周波数付近で遮音性能の向上がみられる(それ以外の周波数域においては,ほとんど変わらない).よって,正しい.29104音響遮音特性中空二重壁の共鳴透過について,中空二重壁を構成する二つの壁の面密度をともに2倍にすると,共振周波数は低くなる.中空二重壁の共鳴透過は,中空層の厚さと音波の波長が,所定の関係性に近づくと,表面材と空気とが共振し,透過が大きくなる現象であり,この時の周波数を共振周波数(共鳴透過周波数)という.壁間の空気層を厚くすると共振周波数は低くなる.また2つの壁の面密度を大きくしても,共振周波数は低くなる.(この問題は,コード「20065」の類似問題です.)○03094音響遮音特性24071音響遮音特性01103音響遮音特性中空二重壁の共振透過において,同一の中空二重壁の共鳴透過は,中空層の厚さと音波の波長が,所定の関材料を用いて壁間の空気層を厚くすると,係性に近づくと,表面材と空気とが共振し,透過が大きくなる現象であ共振周波数は高くなる.り,この時の周波数を共振周波数(共鳴透過周波数)という.壁間の空気層を厚くすると共振周波数は低くなる.よって誤り.(この問題は,コード「26093」の類似問題です.)施工性に優れるボード直張り工法(コンクリートにせっこうボードを接着剤で点付けする方法)は,せっこうボードを張り付けるボード直張り工法(通称:GL工法)は,壁体全体の面密度は高くなるが,コンクリート壁とボードの間の空間部分に入射した音が,太鼓のように共鳴(共振)して増幅されるため,一般に,遮音等級Dによる評価は○ことによって壁体全体の面密度が高くなる低下する.にもかかわらず,一般に,遮音等級Dによる評価は低下する.乾式二重床を採用する場合は,床板とスラブとの間の空気層をバネとする共振系乾式二重床を採用する場合は,床板とスラブとの間の空気層をバネとする共振系が形成されることから,低周波数域において床衝撃音の遮○が形成されることから,低周波数域におい断性能が低下することがある.て床衝撃音の遮断性能が低下することがある.×21084音響遮音特性室の天井に吸音材料を新たに設置する場壁を隔てた隣室で放射された音の伝達を,2室間の壁部分で考えた場合,吸音材料の設置前と比べた設置後の合,2室の室間の界壁部における音圧レベル差は以下の式で表され音響変化として,壁を隔てた隣室で音を放る.射した場合,2室の室間音圧レベル差(遮ΔLp=La-Lb=TL+10log10A/S音性能)は変わらない.ΔLp:迂回路伝搬がなく,壁で仕切られた2室間の音圧レベル差(dB)La:音源室の音圧レベル(dB)Lb:受音室の音圧レベル(dB)TL:2室間の壁の透過損失(dB)S:2室間の壁の面積(㎡)A:受音室側の吸音力(㎡)室の天井に吸音材を設置した場合,受音室の吸音力が大きくなるため,2室の室間音圧レベル差は大きくなる.×30103音響遮音特性音の反射性が高い面で構成された室に吸壁を隔てた隣室で放射された音の伝達を,2室間の壁部分で考えた場音材料を設置すると,壁を隔てた隣室で合,2室の室間の界壁部における音圧レベル差は以下の式で表され室の室間音圧レベルる.差(2室間の遮音性能)は大きくなる.ΔLp=La-Lb=TL+10log10A/SΔLp:迂回路伝搬がなく,壁で仕切られた2室間の音圧レベル差(dB)La:音源室の音圧レベル(dB)Lb:受音室の音圧レベル(dB)TL:2室間の壁の透過損失(dB)S:2室間の壁の面積(㎡)A:受音室側の吸音力(㎡)室の天井に吸音材を設置した場合,受音室の吸音力が大きくなるため,2室の室間音圧レベル差は大きくなる.○12/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05094音響吸音剛壁に密着させて設置する多孔質吸音材剛壁にグラスウール等の多孔質吸音材料を設置する場合,その吸音○料を厚くすると,一般に,低周波数域における吸音率が上昇する.材料を厚くすると,一般に,低周波数域における吸音率が大きくなる.(この問題は,コード「23081」「29101」「02101」の類似問題です.)06102音響吸音多孔質吸音材料の表面を通気性の低い材料によって被覆すると,高周波数域の吸音率が低下する.29102音響吸音ロックウールボード等の多孔質吸音材料の表面を塗装しても,高周波数域における吸音率には,ほとんど影響しない.多孔質吸音材料(ロックウールやグラスウール等)は,音が入射した際○に繊維を振動させたり,細かい間隙に入りこむときの摩擦等により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換することで吸音する.特に高音域の音に対する吸音率が高い.多孔質吸音材料の表面が通気性の低い材料(クロス等)で被覆すると,音が直接入射されないため,高音域の吸音率が低下する.(この問題は,コード「25092」「02104」の類似問題です.)多孔質吸音材料(ロックウールやグラスウール等)は,音が入射した際×に繊維を振動させたり,細かい間隙に入りこむときの摩擦等により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換することで吸音する.特に高音域の音に対する吸音率が高い.多孔質吸音材料の表面が通気性の低い材料(クロス等)で被覆されたり,塗装されると,音が直接入射されないため,高音域の吸音率が低下する.よって誤り.24074音響吸音多孔質吸音材料を,より広帯域にわたる吸音を目的として使用する場合,吸音材の背後に空気層を設けることが効果的である.27102音響吸音多孔質吸音材料を剛壁に取り付ける場合,多孔質吸音材料と剛壁面との間の空気層を厚くすると,一般に,低音域の吸音率が高くなる.多孔質材料は,高周波数域(高音域)の音に対する吸音率が大きく,○多孔質材料と剛壁との間の空気層の厚さを増すと,その吸音効果を低周波数域(低音域)まで広げることができる.多孔質材料は,高周波数域(高音域)の音に対する吸音率が大きく,○多孔質材料と剛壁との間の空気層の厚さを増すと,その吸音効果を低周波数域(低音域)まで広げることができる.26094音響吸音せっこうボードを剛壁に取り付ける場合,せっこうボードの背後に空気層を設けると,低音域で吸音率が大きくなる.剛壁との間に空気層を挟んで板状材料を設けたもの(板振動型吸音機構)の場合,一般に,80~200Hzの低音域に対し,空気層がバネの役目を果たし,板が共振することによって吸音するが,背後空気層が厚いほど,吸音効果を期待できる周波数はより低音域に移行する.○30102音響吸音背後空気層をもつ板振動型吸音機構において,空気層部分にグラスウールを挿入した場合,高周波数域での吸音効果についてはあまり期待できない.02102音響吸音孔あき板を用いた吸音構造においては,孔と背後空気層とが共鳴器として機能することによって吸音する.24073音響吸音孔あき板は,共鳴器型のメカニズムで吸音するので,音楽室等において吸音面として使用する場合,特定の周波数の吸音過多に注意する必要がある.01101音響吸音孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の固有周波数は,空気層の厚みを大きくすると低周波数域に移動する.背後空気層をもつ板振動型吸音機構においては,その空気層部分にグラスウール等の多孔質材料を挿入した場合,低音域における吸音率は向上するが,多孔質材料の特性である高音域での吸音効果についてはあまり期待できない.板状材料に多数の貫通孔を開けた孔あき板は,背後に空気層があると孔から音波が入射し,背後の空気層がバネの役割となり,孔の部分の空気を振動させる.孔の部分の空気と壁面との摩擦粘性抵抗により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換させる(孔と背後空気層とが共鳴器として機能する)ことで吸音する.孔あき板は,背後に空気層があると孔から音波が入射し,背後の空気層がバネの役割となり,孔の部分の空気を振動させる.孔の部分の空気と壁面との摩擦粘性抵抗により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換させる(孔と背後空気層とが共鳴器として機能する)ことで吸音する.音楽室等において吸音面として使用する場合,特定の周波数の吸音過多に注意する必要がある.孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の固有周波数は,○空気層の厚みを大きくすると低周波数域に移動する.尚,「固有周波数」は,理論的・力学的な系(モデル)の特性を指すものである(外力は無関係).ヘルムホルツ共鳴の固有周波数(f0)=c/2π√{S/V(t+1.7r)}c:音速S:孔の総開口面積V:空気層の体積t+1.7r:孔の実効長さ○○○13/14ページ

08.「音響」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07104音響吸音孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造において,空気層の厚みを2倍にすると,共鳴周波数は1/√2倍になる.孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造において,空気層の○厚みが増すとバネが軟らかくなるため,空気層の厚みを大きくすると,共鳴周波数は低くなる.尚,「共鳴周波数」は,外力(音波)が加わったときに共鳴・吸音が最大になる周波数であり,音響的な応答として観測されるピーク位置を指す.ヘルムホルツ共鳴の共鳴角周波数(ωH)=c√(A/V・Leq)c:空気中の音速A:孔(ネック)の断面積Leq:孔の有効長(実長+端補正)V:キャビティの体積(空気層の厚み)27101音響吸音孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造では,音波が入射吸音構造の共鳴周波数は,孔あき板の開すると,孔部分の空気が振動し,その時の摩擦抵抗により吸音する.口率を小さくすると低くなる.低中音域(人の声の周波数帯域)の音をよく吸収し,孔あき板の開口率を小さくする(=板振動型吸音機構に近づく)と,共鳴周波数は低くなる.○28102音響吸音壁に多孔質吸音材料を使用するに当た多孔質吸音材料(ロックウールやグラスウール等)は,音が入射した際り,表面を孔あき板やリブ等で保護する場に繊維を振動させたり,細かい間隙に入りこむときの摩擦等により,音合,開孔率が小さいと共鳴器型の吸音特性が現れることがある.のエネルギーを熱エネルギーに変換することで吸音する.特に高音域の音に対する吸音率が高い.開孔率が小さい孔あき板やリブ等で被覆すると,音が直接入射しにくくなり,高音域の吸音率が低下し,共鳴器型吸音のように,共鳴周波数(低中音域)に吸音特性が現れることがある.○20064音響吸音一定の音響パワーの音源を表面積の等しい室に置いた場合,室内の平均音圧レベルは,平均吸音率の低い室より高い室のほうが小さい.室内に音源がある場合の音圧レベル(Lp)は,反射音によって決まる.○音源のパワーレベルをPWL,吸音力(室の表面積×平均吸音率)をAとすると,次式のようになり,吸音力が大きくなればなるほど音圧レベルは小さくなる.06094音響吸音学校の普通教室においては,平均吸音率平均吸音率は室の吸音の程度を表し,一般に,学校の普通教室や音程度となるように,吸音対策を施すこ程度,スタジオやリスニングルームで0.3程度である.(こ○とが望ましい.の問題は,コード「27093」「01094」の類似問題です.)06093音響吸音拡散音場とみなせる室においては,音響パワーが一定の音源がある場合,室の平室の内装の吸音性能を高めれば室内の拡散音の音圧レベルを低減することができる.一般に,拡散性が高い室で,その室の平均吸音率均吸音率が2倍になると,室内の音圧レベ倍になると,室内平均音圧レベルの値は約3dB減少する.(この問ルは約3dB減少する.題は,コード「24082」「28092」「02091」の類似問題です.)○27014音響その他固体伝搬音(固体音)は,建築物の躯体中を伝わる振動により,壁や天井等の表面から空間に放射される音である.固体伝搬音(固体音)は,建築物の躯体中を伝わる振動により,壁や天○井等の表面から空間に放射される音であり,伝搬経路上の減衰は,空気伝搬音より小さくなる.18064音響その他コンサートホールの形状におけるシューボックス型は,奥行きの深い長方形の平面に高い天井を有するものである.コンサートホールの形状におけるシューボックス型とは,奥行きの深い○長方形の平面に高い天井を有するものをいい,音は安定するが,規模が大きくなると視距離の確保などに支障をきたすことになる.14/14ページ

P8.音響(解説集)----------------------------------------------------------------音響は専門性の高い項目です.難しい対数計算式(log)なども出てきますが,まずは全体を大きく捉えて,過去の出題から音響について知っておくポイントは何なのかという点を整理して,これらを説明できるようになりましょう!----------------------------------------------------------------1.音の3要素(大きさ,高低,音色)1-1.大きさ(音圧)・音は空気の振動によって伝達されます.その振動は,圧力の高い部分(密となる部分)と,圧力の低い部分(疎となる部分)からなり,その際の圧力変化のことを音圧といいます.・音圧の単位Pa(パスカル)といい,1Paという音圧は,1㎡に加わる力が1N(100g)になる大きさのことです.1-2.高低(周波数)・周波数とは,1秒の振動数をいい,音による大気の圧力が1秒間に変化する回数のことをいいます.・100Hzは,1秒間に100回の割合で大気圧が変化することを表します.・人間の可聴範囲は,周波数では20〜20,000Hz(20KHz)程度です.この範囲の中で最もよく聞こえる周波数は3,000〜4,000Hz付近です.040931-3.音色(波形)・音色は音の特性を表します.P8.音響-1

2.音の単位2-1.音響出力(W)[W,J/s]・音響出力とは,音源から単位時間に発生する音のエネルギーをいいます.2-2.音の強さ(I)[W/㎡]・音の強さとは,単位面積を単位時間に通過する音のエネルギーをいいます.2-3.音圧(P)[Pa,N/㎡]・音圧とは,音による大気圧からの圧力変化(粗密の変化量)のことをいいます.パワーエネルギー単位[W]=[J/S]単位[J]2-4.その他の単位音響)エネルギー密度(E)[J/㎡]・パワーレベル(PWL)[dB]・音の強さレベル(IL)[dB]・音圧レベル(SPL)[dB]・音のエネルギーの単位(物理量)と音のレベルの単位(感覚量に近似的に対応できる量)を関係づける法則としてウェーバー・フェフィナーの法則があります.18061[ウェーバー・フェフィナーの法則]人間の感覚量は物理的刺激量の対数にほぼ比例する(*ただし,周波数が及ぼす聴覚的な大きさは別の話です.)P8.音響-2

2-5.音の大きさのレベル(ラウドネスレベル)[phon]・音の大きさのレベルとは,ある音の大きさをそれと同じ大きさに聞こえる1,000Hzの純音の音圧レベル(dB)の値で示したものをいいます.・音の大きさは音圧の大小と周波数の違いに関係するため,同じ音圧の音でも周波数の違いによって聞こえ方が違います.・人間の耳の感覚は3,000〜4,000Hz付近が最も敏感で,特に低音部に対しては鈍くなります.190153009320062031012608207101(グラフの見方)①同じ音圧レベルでも周波数により,聞こえる大きさ(ラウドネスレベル)は異なります.②異なる周波数で同じ大きさに聞こえるためには,低い周波数では音圧を大きくする必要がある.P8.音響-3

3.レベルの合成3-1.レベルの合成・音の強さのレベル値が同じ場合のレベルの合成26083音の強さ(または音圧)が2倍になっても,音の強さのレベル(または音圧レベル)は2倍にはならず,3dB大きくなる.レベルの加算と減算音の強さ音の強さのレベル2倍3dB増加(10log102≒3)4倍(2×2倍)6dB増加(10log102×2≒6)10倍10dB増加(10log1010=10)100倍(10×10倍)20dB増加(10log1010×10=20)270943009104094290931/2倍3dB減少(10log101/2≒-3)1/4倍(1/2×2倍)6dB減少(10log101/2×2≒-6)デシベル計算は暗記対応でOKただし,適合する条件は要注意3-2.距離減衰①点音源からの減衰音のエネルギー密度は,距離の2乗に反比例して減衰する.・距離が2倍になるごとに,音の強さ,音のエネルギー密度は1/4になりレベルでは6dBずつ減衰する.2倍+3dB4倍+6dB10倍+10dB100倍+20dB1/2倍-3dB1/4倍-6dB240842709102092・音圧は距離に反比例して減衰する.よって距離が2倍になるごとに音圧は1/2になり,レベルでは6dBずつ減衰する.P8.音響-4

4.騒音4-1.騒音の評価工場,交通,工事現場などから発生する騒がしくやかましい音のほか,その人にとり不必要な音や障害になる音をいいます.・同じ騒音レベルの音であっても,その音に対する感じ方は聴取した人の心理状態,音の種類などにより大きく異なります.①騒音レベル(A特性音圧レベル)[dB(A)]・A特性は最も聴覚に近い40phonの等感音度曲線に近似するように表示し,人間の聴覚の周波数特性に合わせて,低い周波数の音を小さく感じるように補正したものです.・C特性はほぼ音圧レベルに等しく,主に音の周波数分析に使われます.2401106014②NC値ほぼ人の耳に感じる大きさを表すが騒音が,騒音が高音になるほど不快感やうるささが増します.そのため,騒音を一定の周波数帯域(バンド)に分け,帯域ごとに分析するオクターブバンド分析を行い,各バンドで表したグラフがNC曲線です.・NC曲線を使って許容値を定めることがあり、これをNC値といいます.・騒音の許容値は騒音レベルで表されることが多いですが,室内騒音の許容値についてより詳しく検討する場合はNC値を使います.05013③等価騒音レベル・等価騒音レベルとは普通騒音計で測定したA特性音響エネルギー(またはA特性音圧レベル)を観測時間内で平均しレベルで表したものです.・不規則音などの騒音指標に有効で,特に時間的に大きく変動する道路交通騒音などの測定によく使われます.P8.音響-5

4-2.騒音の許容値・外部の騒音基準について,環境基本法に基づく「騒音に係る環境基準について」に定められています.・この環境基準において,主として住居の用に供される地域では,原則として昼間は55dB(A)以下,夜間は45dB(A)以下とされています.・環境基準法に基づく「騒音に係る環境基準について」には,道路に面する地域以外の地域における夜間の基準値は,昼間の基準値に比べて10dB低い値とされています.25083・室内の騒音について,騒音レベル[dB(A)]またはNC値で表されます.NC値は,概ね騒音レベル[dB(A)]より10引いた値になります.各用途の室内騒音の許容値室名※()内は騒音レベルを表すNC値28094スタジオの無響室10(20)ラジオスタジオ,中劇場20(30)病室,手術室25(35)会議場25〜35(35〜45)住宅の寝室30(40)映画館30〜35(40〜45)学校の普通教室35〜40(45〜50)レストラン40(50)一般事務室40〜45(50〜55)4-3.音のマスキング効果・音のマスキング効果とは,2つの音が同時に存在する時,1つの音が他の音を聞こえにくくする現象をいいます.23012・低音は高音をマスキングしますが,高音は低音をほとんどマスキングしません.・音のマスキング効果は,目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい.250840109204092P8.音響-6

4-4.回析・回析とは音が壁などの障害物に当たるときに,障害物の見え隠れ部にも音が回り込む現象をいいます.低周波数の音は回析しやすく,高周波数の音は回析しにくい.・防音塀は音の回析による減衰を使用するものであり,一般に低音域よりも高音域の遮断に有効です.2901203102270920609105093【29012】音の回折現象:高周波音よりも,低周波音の方が回折現象が起こり易い.【01091】マスキング:低音は高音を妨害しやすく,高音は低音を妨害しにくい.【02094】空気による減衰:低音は音響エネルギーが大きく減衰しにくい.↓「低音はコントロールするのが難しい」とイメージしておきましょう!P8.音響-7

5.遮音5-1.透過率一部は反射,吸収され残りは壁を透過する.入射音のエネルギーに対する透過音のエネルギーに対する透過音のエネルギーの割合を透過率といいます.26092透過率=透過音のエネルギー入射音のエネルギー↓音がどれだけの割合で透過したかということを表しています.5-2.透過損失・透過損失は,入射音のエネルギーと透過音のエネルギーの対数比であり,透過音が小さいと透過損失が大きくなります.(遮音性能が高い)・透過損失は壁がどれだけの音を遮音したかということを表しています.(壁などを主体としたもの)P8.音響-8

5-3.単層壁の質量則隙間がない単層壁の透過損失は,単位面積当たりの質量(面密度)と入射音の周波数が大きいほど大きくなります.これを透過損失に関する単層壁の質量則といいます.・壁の面密度が大きい(重い)ほど,透過損失は大きくなる.・透過損失は入射する音の周波数により変わり,一般に高い周波数では大きく,低い周波数では小さくなります.そのため,低い周波数の低音は遮音しにくく,面密度が大きい(重い)材料で遮音すると有効です.・音が壁に垂直に入射する場合が最も透過損失が大きく,音の入射角が大きくなるにつれて(斜めに入射するにつれて)透過損失が小さくなります.・透過損失は,壁に隙間ああると小さくなります.また透過損失は一般に壁厚が厚いほど大きくなりますが,これは施工法により異なります.2710406103【単層壁の質量則が成り立たない場合】①コンクリートブロックなど空隙を持つ材料②ガラスなどの薄い板状の材料では,ある周波数の音(中高音域)でその音の振幅と壁の振動の周期が一致して共振することにより透過損失が低下し,単層壁の質量則による透過損失よりも著しく小さくなります.この現象をコインシデンス効果といいます.・コインシデンス効果は,同一材料であれば,厚みが増すほど低い周波数で生じます.2810303091③単層壁の質量則を使って予測した単層壁の透過損失の値は,実測値に比べて大きくなる傾向があります.(遮音性能が高く評価される)2710302103P8.音響-9

5-4.中空二重壁の透過損失同じ面密度をもつ単層壁に比べて,中高音域では大きいが,低音域では小さくなる範囲が生じます.これは低音域において中空層がバネになり,中空層の両側の板が共鳴振動するため,遮音性能が低下する現象が起こるためです.これを低音域共鳴透過といいます.(複層ガラスで生じやすい)2901403094・遮音上有効にするためには,中空層の厚さは10㎝以上必要です.(5㎝以下ではあまり効果がない)また,中空層の気密性をよくすることも必要です.・中空層を厚くすると,共鳴透過を起こす波長が長くなり,共鳴透過を起こす周波数は低くなります.P8.音響-10

5-5.遮音等級①壁体の遮音等級(D値)・隣接する2室間の壁体の遮音等級は,室間の音圧レベル差で表します.・音圧レベル差が大きいほど,2室間の壁の遮音性能が高いことを表します.2007304104②床の遮音等級(L値)・床衝撃音の遮音等級は,上下2室間の床衝撃音に対する遮音性能を表す値のことをいいます.・L値は床衝撃発生装置で上階の床を加振させた時、下階で測定される音圧レベルの数値で表します.・音圧レベルの数値が小さいほど上下階の床の遮音性能が高いといえます.04103P8.音響-11

6.吸音6-1.吸音率・音が壁に入射した時,音のエネルギーの一部は吸収され,一部は透過します.・吸音率は,入射音のエネルギーに対する反射音以外の音(吸収音+透過音)のエネルギーの割合です.260910309230101吸音率=吸収音の透過音のエネルギー+エネルギー入射音のエネルギー・吸音率は入射音の周波数により異なり,一般に高音の吸収音は高く,低音の吸音率は低くなります.そのため吸音処理は,高音に比べて低音の方が難しいです.「遮音」を評価するのは,壁の向こう側「吸音」を評価するのは音源側6-2.吸音材料①多孔質材料低音域は小さくなります.材の厚さを増すと中低音域の吸収音が増加します.・剛壁と多孔質材料の間に空気層を設けると低音域まで吸音でき,広帯域に度吸音することができます.また背後空気層を厚くすると,低音域の吸音率が増加します.・多孔質材料の表面を塗装やクロス張りなどで被覆し,通気性を悪くすると高音域の吸音率が低下します.29101021012710202104250920610205094P8.音響-12

②板状材料石膏ボード,フレキシブルボードなどの薄い板状の材料で背後に空気層を設けると,音エネルギーが板と空気層との共振により熱エネルギーに変わり吸音されます.・低音域の共鳴周波数付近に吸音率のピークを示し,背後空気層を厚くした場合,そのピークはより低音域に移行します.また,中高音域の吸音率は小さいです.26094・板状材料に多孔質材料を裏打ちすると,高音域での吸音率はあまり期待できないが,低音域の吸音率は増加します.30102③孔あき板材料・孔あき板材料(有孔板など)の背後の空気層の厚さを増すと,吸音率のピークは低音域に移動し,低音域の吸音率が増加します.01101・有孔板の開口率を上げると,高音域の吸収率が上がります.しかし,孔の開孔率を30%以上にすることは困難です.27101・孔あき板材料に多孔質材料を裏打ちすると,吸音率は全般的に増加します.P8.音響-13

08.「音響」のH19年度本試験図問題問題コード19061表に示す条件の室A~Dにおける残響時間の大小関係として,最も適当なものは,次のうちどれか.ただし,各室とも拡散音場が仮定できるものとする.室名ABCD室容積(m3)2505007501,000室内表面積(㎡)吸音力(㎡)300305501006501201,0001401.A>C>B>D2.A>D>C>B3.B>C>D>A4.C>B>D>A5.D>C>B>A解説:残響時間は,室容積に比例し,室内の総吸音力(吸音率×面積)に反比例する.セービンの残響式:VT=0.161×αSTVαSαS残響時間室容積平均吸音率室内表面積吸音力A.T=0.161×25030≒1.34(s)B.T=0.161×500100≒0.80(s)C.T=0.161×750120≒1.00(s)D.T=0.161×1000140=1.15(s):::::※A>D>C>B解答:208.「音響」のH19年度本試験図問題

08.「音響」のR05年度本試験図問題問題コード05101表に示す条件をもつ室A~Cにおける残響時間の大小関係を求めよ.室名ABC室容積室内表面積平均吸音率1,000m31,500m33,000m3750m21,000m21,500m20.20.30.2解説:残響時間は,室容積に比例し,室内の総吸音力(吸音率×面積)に反比例する.セービンの残響式:VT=0.161×αSTVαS::::0.161は,定数であるためαSVの部分で比較する.1,000A.T=(750×0.2)≒6.7(s)1,500B.T=(1,000×0.3)=5(s)3,000C.T=(1,500×0.2)=10(s)残響時間室容積平均吸音率室内表面積解答:C>A>B08「音響」のR05年度本試験図問題P1

08.「音響」のR07年度本試験図問題問題コード07091表に示す条件の,拡散性の高い室A,B,Cに同じ音響パワーをもつ音源があるとき,それぞれの室内の平均音圧レベルの大小関係を求めよ.室名ABC室内表面積400m2250m2100m平均吸音率0.250.100.40解説:拡散性の高い室における室内音圧レベルL[dB]は,次の式で求められるL=Lー10logA+6Pw10Lw:音響パワーレベル[dB]2A:室内の等価吸音面積(吸音力)[m]室内の吸音力は,室内表面積×室内平均吸音率で求めることができるため,室内の吸音力が大きいほど(音響パワーレベルから減じる値が大きいほど)室内の平均音圧レベルは小さくなる.A.400×0.25=100[m]2PB.C.2250×0.10=25[m]100×0.40=40[m]2室内の吸音力の大小関係は,A>C>Bとなるため,室内の平均音圧レベルの大小関係は,B>C>Aとなる.解答:B>C>A08「音響」のR07年度本試験図問題P1


1234環境・設備(環境)/音声56789101112131415

P-01.「環境」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_01_001環境温熱感用語【温熱感覚】とは,人が感じる暑さ・寒さの感覚をいう.23014覚P_01_002環境温熱感覚用語【温熱4要素】とは,温度(気温),湿度,風速(気流),周壁の輻射(放射)をいう.23014P_01_003環境温熱感覚用語【輻射(放射)】とは,空間を挟んで互いに離れている2つの物質間において,熱が空間を通過することをいう.23014P_01_004環境温熱感覚用語【温熱感覚の要素】には,「室内環境の4要素(気温,湿度,気流,輻射)」と「人間側の2要素(作業量,着衣量)」の6要素がある.23014P_01_005環境温熱感覚用語【有効温度(ET)】とは,気温,湿度,気流の3要素により求まる温熱指標をいう.23021P_01_006環境温熱感覚用語【修正有効温度(CET)】とは,有効温度に輻射の影響を加味した温熱4要素により求まる温熱指標をいう.23021P_01_007環境温熱感覚用語【新有効温度(ET*)】とは,気温,湿度,気流,輻射,作業量,着衣量の6要素より求まる温熱指標をいう.23021P_01_009環境温熱感覚,PMVP_01_010環境温熱感覚,PMV用語【PMV(予想平均温冷感申告)】とは,温熱環境の6要素(気温,湿度,気流,輻射,作業量,着衣量)を考慮した熱的中立に近い状態の人体の温冷感を表示する体感指標をいう.数値【PMV(予想平均温冷感申告)】は,0を中立とし,+1でやや暖かい,+3で暑い,-1でやや涼しい,-3で寒いことを表し,ISO(国際標準化機構)においては,-0.5~+0.5の範囲を快適範囲としている.17011,22012,25024,28011,29021,02011,0702127134,03021P_01_011環境温熱感覚,PMVP_01_011_02環境温熱感覚,PMVP_01_012環境温熱感覚用語用語用語【熱的中立状態】とは,熱くもなく,寒くもない状態(どちらでもない状態)のことをいい,平衡状態ともいう.【PPD】とは,予測不満足率の略称で,熱的に不満足に感ずる人の割合の予測値をいう.03021【標準新有効温度(SET*)】とは,相対湿度50%,椅座位,着衣量0.6clo,静穏18012な気流の状態に標準化し,比較を可能にした「新有効温度」をいい,人体の深層モデルにより表現した熱平衡方程式に基づく体感指標である.19183,27134,07022P_01_012_02環境温熱感覚数値【標準新有効温度(SET*)】による温冷感において,「快適,許容できる」の範囲は,22.2~25.6℃となり,「やや暖かい,やや不快」の範囲は,25.6~30.0℃,「やや涼しい,やや不快」の範囲は,17.5~22.2℃となる.18012,23021,06022P_01_013環境温熱感覚数値椅座位の場合,くるぶし(床上0.1m)と頭(床上1.1m)との【上下温度差】は,3℃以内が望ましい.23024P_01_015環境温熱感覚数値室内では,【気流速度】を0.1~0.3m/sとすることが望ましい.また,平均風速が低くても,気流の乱れの強さが大きい場合には,不快に感じることがある.18013P_01_016環境温熱感覚数値【床暖房時の床表面温度】が人間の体温(36℃)程度に上昇すると,低温やけどを引き起こす危険性があるため,床暖房の設定温度は,29℃以下(床表面温度の上限で30℃以下)にすることが望ましい.22021,27023,06024P_01_017環境温熱感覚数値【冷たい窓や壁面に対する放射の不均一性の限界】は,室温と10℃差以内,上下方向で5℃以内とされる.23023,26024,03023,06021P_01_018環境温熱感覚用語【エネルギー代謝量】とは,人は労働により体内に蓄積されているエネルギーを消費し,その補給を食物の摂取によって行う消費量のことをいう.03024P_01_018_02環境温熱感覚用語【エネルギー代謝率】とは,労働代謝の基礎代謝に対する比率で表され,人間の作業強度を表す指標である.30012P_01_019環境温熱感覚数値椅座安静時の場合,単位表面積当りの【エネルギー代謝量】は,58.2W/㎡と03024なり,この値が1MET(メット)となる.尚,エネルギー代謝量は身体の表面積に比例する.P_01_019_02環境発熱量その他作業の程度に応じて代謝量が増えるにつれて,一般に,人体からの総発熱量(顕熱+潜熱)に占める潜熱発熱量の比率は増加する.22022,26021,29123P_01_020環境温熱感覚単位【クロ値】は,「熱抵抗」とも呼ばれ,着衣量を表す.単位はclo又は㎡℃/Wで18011示し,1cloとは,気温21℃,相対湿度50%以下,気流0.1m/s以下の環境で,安静椅座の成人男子が,暑くもなく寒くもなく,ちょうど良いと感じる(快適に感じる)衣服の熱抵抗と定義される.1clo=0.155㎡℃/Wと定義される.P_01_022環境作用温度用語【作用温度(OT)】とは,気温,気流,輻射の影響を数値化することによって,体感温度を示す尺度であり,湿度の影響は加味しない.尚,無風(0.2m/s以下)の場合における作用温度は,気温と平均放射温度との相加平均に等しくなる.18015,24024,27012,01014,060121/3ページ

P-01.「環境」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_01_023環境作用温度用語【平均放射(輻射)温度(MRT)】とは,室内気候において,人体に対する輻射熱の影響を考慮した体感指標をいう.18014,25021,29024P_01_023_02環境温熱感覚公式【平均放射温度(MRT)】は,グローブ温度,空気温度及び気流速度から求められる.18014,25021,29024,03022,07013P_01_024環境温熱感覚,PMV,作用温度P_01_025環境作用温度,湿度P_01_026環境湿度,湿り空気用語用語用語【体感指標】とは,人間の熱的環境に対応する体感を一つの指標で表したものである.22012,25024,28011【グローブ温度計(黒球温度計)】とは,周壁からの輻射等による平均放射(輻18014,29024,03022射)温度の測定に用いる測定器であり,直径15cm程度の黒いグローブ球の内部に温度センサーを設置したものをいう.【湿り空気線図】とは,乾球温度,湿球温度,絶対湿度,相対湿度,露点温02033度,エンタルピーのうちのいずれか2つが確定すれば残りの要素が決定できる図表をいう.P_01_029環境湿り空気,結露P_01_029_02P_01_029_03環境環境湿り空気,結露湿り空気,結露用語【飽和水蒸気量(Wmax)】とは,空気が含みうる水蒸気量の最大値をいう.22043,26044用語用語飽和絶対湿度は,ある温度の空気が含むことのできる限界の水蒸気量を,単位乾燥空気当たりの水蒸気量で示したものである.【平衡含湿率】は,材料を一定の温湿度の湿り空気中に十分に長い時間放置しておき,含湿量が変化しなくなった状態に達したときの,材料の乾燥質量に対する含湿量の割合である.2501126013P_01_030環境湿り空気,結露用語【相対湿度】は,次式のように表され,空気中に含まれる水蒸気量(W)とその空気と同じ温度における飽和水蒸気量(Wmax)との比(百分率)をいう.19011,27024P_01_030_02P_01_030_03環境環境湿り空気,結露湿り空気,結露P_01_031環境湿り空気,結露用語【相対湿度】が同一でも,乾球温度が高ければ,空気1m3中に含まれる水蒸気量は多くなる.用語用語乾球温度と湿球温度が与えられれば,その空気の相対湿度及び水蒸気分圧を求めることができる.0203102033【露点温度】とは,相対湿度が100%となるときの乾球温度のことであり,この30021,02032とき空気に含まれる水蒸気量は,飽和水蒸気量となる.また,重量絶対湿度%となる温度をいう.P_01_033環境湿り空気,結露P_01_034環境湿り空気,結露P_01_035環境湿り空気,結露単位【湿り空気(A)】とは,水蒸気が溶け込んでいる空気のことをいう.その単位は,「1m3=1kg(A)」で表す.単位【乾き空気】とは,全く水蒸気を含まない空気のことをいう.その単位は,「kg(A)」で表す.単位湿り空気1m3中に含まれる水蒸気の重量をいう.その単位は,「kg/kg(A)または,kg/m3」で表す.P_01_036環境結露用語【結露】とは,水蒸気を含む空気が壁などに触れて冷やされ,露点温度以下になり,過剰な水蒸気がその表面で凝結する現象をいう.020320203225011,3002122043,26044P_01_037環境湿り空気その他換気を行うと,一般に,室内の絶対湿度が低下するため,表面結露の防止に有効である.04024P_01_038環境結露用語【ヒートブリッジ(熱橋)】とは,熱移動が著しい部分をいう.外壁の出隅部分(熱橋部分)においては,室内側表面積より,屋外側表面積のほうが大きくなるため,室内側表面温度が一般部より低下し,結露しやすくなる.21043,01041P_01_039環境結露その他暖房した部屋で発生した水蒸気が,屋外に接した北側の非暖房室に流入すると,表面温度の低い壁面等で結露しやすい.30024,04024P_01_042環境建築計画その他【二重扉】は,通行量が多くなると,風除室内外の扉が同時に開放される時間が長くなるため,【回転扉】よりも漏気が多くなる.19144P_01_044環境建築計画数値【カビの発育】は,20~30℃の温度条件では,相対湿度が70%を超えると促進され,相対湿度が高いほどその繁殖率は高くなる.27024P_01_045環境湿り空気その他湿り空気線図(又は空気線図)は,温度,湿度,比エンタルピー等の空気の状態を表したもので,空調の負荷計算や空気の状態変化の解析に用いられる.設備20181P_01_048環境暖房度日その他【クリモグラフ】は,気温,相対湿度,降水量等の気候要素のうち2種類を座標軸にとり,一般に,月ごとの値をプロットして年間の推移を示した図であり,各地の気候特性を理解するために利用される.060112/3ページ

P-01.「環境」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_01_049環境暖房度日その他【室内の暑さ指数(WBGT)】は,湿球温度とグローブ温度から求められる.06023P_01_048環境基準値数値中央管理方式の空気調和設備は,浮遊粉じん量(空気1m3につき0.15mg以下),CO含有率(100万分の6以下),CO2含有率(100万分の1,000以下),温度(18℃以上28℃以下),相対湿度(40%以上70%以下),気流(0.5m/s以下),ホルムアルデヒド(空気1m3につき0.1mg以下)の基準が定められている.22024,29022,050313/3ページ

P-02.「換気」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_02_002換気風力換気公式【風力換気の換気量(Q)】は,次式のように表されるため,換気量は外部風速に比例する.19023,21033,27041,30033,03034,07033P_02_003_02換気風力換気その他建築物の外壁に設けられた二つの開口部について,一方が風上側,一方が風下側に位置し,かつ,それらの面積の和が一定の値の場合,風力による換気量が最も多くなるのは,二つの開口部の面積が等しいときである.21104P_02_006換気温度差換気公式【温度差換気の換気量(Q)】は,次式のように表されるため,室内外の温度差及び上下の開口部(給気口と排気口)の中心部相互の垂直距離の平方根に比例する.開口部の位置は室内における汚染物質の濃度分布に影響を与える.24042,29033,18031,26031P_02_007換気温度差換気,中性帯用語【温度差換気】とは,室の上下に開口部を設けた場合,暖房時では,下方の開19025,21031,25031,30034,口部から室内に冷えた外気が流入し,上方の開口部より暖まった空気が流出06123,07032することで行なわれる換気をいう.また,空気の流入質量と流出質量は等しく,無風状態であっても通風効果を期待できる.P_02_008換気中性帯用語【中性帯】とは,空気圧が室外の大気圧と同一になる垂直方向の位置をいう.19024,22031,27043下方の開口部から室内に冷えた外気が流入し,上方の開口部より暖まった空気が流出するため,中性帯よりも下側が換気経路の上流となる.P_02_009換気換気量公式【(外気導入後の)室内の汚染物質濃度(C)】は,次式のように表されるため,汚染物質の濃度は室の大きさに関係なく一定となる.21021,20022,26022,27044,29032P_02_009_02換気換気量公式自然換気において,開口の通過風量は,室内外の圧力差の平方根に比例する.P_02_010換気換気量用語【必要換気量】とは,室内の汚染物質の濃度を許容濃度以下に保つために必要な最小の換気量のことをいう.2001124044P_02_013換気許容値単位【ppm】は,百万分の1(10-6)を表す.28031,04031P_02_019換気許容値用語【二酸化炭素】は,1%程度の濃度であれば人体に有毒ではないが,3~4%でめまいが生じ,7%を超えると意識を失う.P_02_020換気許容値用語【開放型燃焼器具】とは,燃焼用の空気の導入及び排ガスの排出を屋内で処理する燃焼機器をいう.2402320024,23022,28024,29023,04022P_02_021換気許容値数値【酸素濃度】が18%以下になると,急激に一酸化炭素発生量が増加し,不完全燃焼をもたらすため,人体に危険な状態となる.19021,23022,29023P_02_022換気換気回数P_02_022_02換気換気回数P_02_023換気換気計画公式その他その他【換気回数】とは,次式のように表され,1時間あたりの換気量をその室の容積で割ったものをいう.換気回数(回/h)=1時間あたりの換気量(m3/h)/室の容積(m3)シックハウス対策のための居室の換気を機械換気方式で行う場合,必要有効24121,01121換気量を求める際の換気回数は,当該居室の天井の高さによっては,その天井の高さの区分に応じて低減することができる.【(住宅の)換気計画】において,冷房時に,高温高湿である外気との換気によ03031,20071る熱取得で負荷が増大するが,この軽減のためには,全熱交換機の換気扇を採用することが望ましい.20022,21021,24121,25033,27031,29031,07034P_02_024換気換気計画その他【(住宅の)換気計画】において,臭気や水蒸気を発生しやすい便所や浴室等の部屋では,室内を負圧に保つ機械換気を行なう.19192P_02_024_02換気換気計画その他ボイラー室の給気量は,燃焼に必要な空気量に室内発熱を除去するための換気量を加えた量とする.23133,27112,301121/3ページ

P-02.「換気」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_02_024_換気換気計その他営業用厨房の排気量は,給気量よりやや多くして,厨房内を負圧とする.23131,30111,02131,0213304画P_02_025換気換気計画P_02_026換気換気計画用語用語【第一種換気方式】とは,機械給気,機械排気による換気方式をいう.この方式は室内を正圧,負圧のいずれにもできるため,安定した換気方式である.室内の換気を確実に行う事が出来るため,劇場,映画館,集会所,地下の居室等に用いる.【第二種換気方式】とは,機械給気,自然排気による換気方式をいう.この方式は室内が常に正圧となる.ボイラー室や外気を確実に供給する必要のある室や手術室,無菌室などの他室の汚染された空気の進入を嫌う室に用いる.19192,20021,21034,23131,26121,3003222023,25022,28131,29034,03032P_02_027換気換気計画用語【第三種換気方式】とは,自然給気,機械排気による換気方式をいう.この方式は室内が常に負圧となる.厨房,便所,浴室など臭気や水蒸気,煙が他室へ流出するのを防ぐ必要がある室に用いられる.19192,26121,28021P_02_027_02換気換気計画数値【第三種換気方式】で住宅の全般換気を行う場合,居室に設ける給気口は,床面からの高さを1.6m以上とすることが望ましい.27042,03033P_02_029換気換気計画用語【全般換気】とは,室全体の気流分布を考慮して,室内で発生する汚染空気の希釈,拡散,排出を行う換気方式をいう.居間,食事室,寝室,子供室等の一般居室を中心に,住宅全体を対象とした換気である.21032,30031P_02_030換気換気計画その他【(住宅の)換気計画】において,開放型暖房器具は,燃焼に伴い二酸化炭素,水蒸気などを室内に排出し,室内の空気汚染を起こしやすいため,密閉型暖房器具を用いることが望ましい.22024P_02_031換気換気計画P_02_032換気換気計画用語用語【密閉式燃焼器具】とは,燃焼用の新鮮空気を屋外から直接取り入れ,燃焼20024,28024,04022後の排ガスを屋外に直接排出する燃焼機器であるため,室内の空気汚染のおそれが少ない.BF式(自然給排気式)とFF式(強制排気式)の2種類がある.【半密閉式燃焼器具】とは,燃焼用の空気を屋内で取り入れ,排ガスを屋外に排出する燃焼機器をいう.26023P_02_033換気建築計画用語【コールドドラフト】とは,冬期に窓面や外気給気口から冷気が下降し,床を伝って流れる現象をいう.対策として,放熱器等を窓や給気口の下に設置するのがよい.18022,19085,07023P_02_034換気換気計画その他機械換気における静止型の全熱交換器を採用する場合,全熱交換素子の通気抵抗が大きいので,一般に,給気側と排気側の両方に送風機が必要となる.03031P_02_034_02換気換気計画その他【全熱交換器による換気】において,外気の絶対湿度が室内の絶対湿度よりも高い場合,室内の吹出し空気の絶対湿度は,外気の絶対湿度より低くなる.07031P_02_035_02換気換気計画その他室内外の空気の密度が同じ場合,一般に隙間を含めたすべての開口部からの給気量と排気量は一定となる.19022P_02_035_03換気換気計画P_02_038_換気換気計03画P_02_040換気換気計画その他住宅の24時間換気において,給気口が設けられた各居室の必要換気量を安定的に確保するためには,建築物全体の気密性を高くするほうが効果的である.20023,22033,24041数値【居室のホルムアルデヒドの量の上限値】は,0.1mg/m3である.27022その他【換気量】が同じであったとしても,室の形状,換気方式が異なれば換気効率は変動するため,汚染物質の濃度の低減量は異なる.尚,汚染物質の濃度は室容積の大小には関係しない.20022,25033,29031P_02_041_02換気換気計画用語【ベルマウス形状】とは,釣鐘状の形状をいい,より多くの流量が確保できる形状である.20025P_02_043換気換気計画用語【置換換気(ディスプレイスメント・ベンチレーション)方式】とは,設定温度より22032,24123,28132,30114もやや低温の新鮮空気を室下部から低速で吹出し,居住域で発生した汚染質を室上部から排出するものをいう.P_02_043_02換気換気計画その他【置換換気(ディスプレイスメント・ベンチレーション)方式】の換気効率は,一般に,全般換気の換気効率よりも高くなる.17233P_02_043_03換気換気計画その他【置換換気(ディスプレイスメント・ベンチレーション)方式】は,汚染物質が周囲空気より高温又は軽量な場合や小空間に大風量の給気をする場合に有効である.25111,02132P_02_044_02換気換気計画数値【ガラリの有効開口面積】を算出する場合,一般にその通過風速を「排気19195,21122,23134,24101,4m/sec以下」「給気3m/sec以下」程度とする.風量計算式は次式のように表さ26123,27131,29114,06122れる.Q=f・A・V・3600Q:必要風量:(㎥/h)f:ガラリ開口率:f(%)A:ガラリ面積:A(㎡)V:通過風速:V(m/sec)2/3ページ

P-02.「換気」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_02_046換気その他用語【空気齢】とは,換気の際,外部から室内に導入された空気の新鮮度を示し,経過した平均時間をいう.空気齢が高いほど,空気の新鮮度は低くなる.24043,01013,07014P_02_046_02P_02_046_03換気その他用語「空気齢」とは,室内のある地点について,新鮮空気の供給効率を示すものであり,到達までに経過した平均時間をいう.空気がある地点から排気口に至るまでの時間を「空気余命」といい,空気齢に空気余命を加えたものを「空気寿命」という.22034,04014換気その他用語【ピストンフローによる換気】は,評価点までの平均到達時間が短く,完全混合による換気は,途中の循環などが多く平均到達時間は長くなり,ピストンフローの換気効率は完全混合の2倍程度と考えられる.19191P_02_046_04換気その他用語【ハイブリット換気】は,自然換気の省エネルギー性と機械換気の安定性の両方の長所を活かした換気方式である.P_02_047換気その他その他室内の排気口の位置は,一般に,室内における汚染質の濃度分布に影響を与える.P_02_048換気その他その他建具まわりの隙間から流入・流出する漏気量は,隙間前後の圧力差の1/n乗に比例し,nは1~2の値をとる.P_02_049換気その他その他喫煙室において,非喫煙場所との境界の開口部における気流の風速は,喫煙室に向かって0.2m/s以上とする.20071240422503205131P_02_050換気その他公式【火気使用室の必要換気量】は,「定数×理論廃ガス量×燃料消費量」で求められ,排気フードⅠ型(標準形)の定数は「30」となる.P_02_051換気その他用語事務所ビルにおいて,執務室の中央南面に縦シャフトを通し,その頂部を延05132長した【ソーラーチムニー方式】を採用することで温度差換気を活用することができる.051333/3ページ

P-03.「伝熱」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_03_001伝熱熱貫流用語【熱移動】とは,熱が高温側から低温側への移動することをいう.20012率P_03_002伝熱熱貫流用語【熱伝達】とは,空気から壁面,若しくは,壁面から空気への熱移動をいう.19083,28043,02024,04044率P_03_003伝熱熱貫流用語【熱伝導】とは,壁面内における熱移動をいう.20012,29013率P_03_004伝熱熱貫流用語【熱貫流】とは,熱伝達と熱伝導の熱移動の総称をいう.20012率P_03_005伝熱熱貫流率単位【熱貫流率】とは,熱伝達と熱伝導の熱移動の合計の割合をいう.その単位は,「W/㎡・K」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりやすい.28042,23042,02022,02021,06044,04012,02023,06043,P_03_006伝熱熱貫流率単位【熱貫流抵抗】とは,熱貫流率の逆数をいう.その単位は,「㎡・K/W」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりにくい.0104220012,21102,28042P_03_006_02伝熱伝熱単位【J(ジュール)】は,エネルギー,仕事,熱量,電力量などを表す単位であり,【1W(ワット)】は,1秒間に1ジュールの仕事が行われるときの仕事率をいう.27031P_03_007伝熱熱貫流率その他【壁体の隅角部】は,室内側表面積より温度が低下した屋外側表面積の割合18023が大きくなるため,他の部分に比べて,熱貫流率は大きくなり,結露しやすい.P_03_007_02伝熱熱貫流率その他コンクリートの外壁における隅角部の室内表面温度は,一般に,平面壁の部分の室内表面温度に比べて,外気温度に近づく.18023P_03_008_02伝熱熱貫流率その他単板ガラスの熱貫流抵抗のうち,ガラス自体の熱伝導抵抗が占める割合は,一般に,半分以下である.21102P_03_008_03伝熱熱貫流率その他熱線吸収板ガラスは,同じ厚さの透明フロート板ガラスと比べて,室内への日射熱侵入を抑える効果はあるが,熱貫流率は同程度である.07043P_03_010伝熱熱伝導率P_03_011伝熱熱伝導率P_03_012伝熱熱伝導率単位【熱伝導率】とは,壁面内における熱移動の割合をいう.その単位は,「W/m・K」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりやすい.単位【熱伝導比抵抗】とは,熱伝導率の逆数をいう.その単位は「m・K/W」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりにくい.単位【熱伝導係数】とは,熱伝導率を材料の厚さで除した値をいう.その単位は,「W/㎡・K」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりやすい.2101123042,28042,0202221011P_03_013伝熱熱伝導率単位【熱伝導抵抗】とは,熱伝導係数の逆数をいう.その単位は「㎡・K/W」で表し,この値が大きいほど熱が伝わりにくい.21011P_03_015伝熱熱伝導率その他水(熱伝導率0.6W/m・K)は,空気(熱伝導率0.024W/m・K)に比べて,熱伝導率が大きいため,壁体の含水率の増加に伴い,熱を伝えやすくなる.22041,03043P_03_016伝熱熱貫流率その他【断熱材に用いられるグラスウールの熱伝導率】は,一般に,板ガラスの1/10以下,アルミニウムの1/1,000以下である.06041P_03_019伝熱熱伝導率用語【伝熱】とは,熱が伝わることをいい,「伝導,対流,輻射(放射)」の3要素がある.29013P_03_019_02伝熱熱伝導率用語【壁体の定常伝熱】とは,壁体の両面の空気温度又は表面温度を長時間一定29013に保った後も,壁体内の各部の温度が時間の経過によって変化せず,熱流量が一定な場合の伝熱過程をいう.P_03_020伝熱熱伝導率用語【断熱】とは,「伝導,対流,輻射(放射)」の3要素を抑制することをいう.26041P_03_021伝熱熱伝導率用語【伝導】とは,物体内における熱移動のことをいい,物体中の分子間を熱が移動することにより生じる.29013P_03_022伝熱熱伝導率P_03_023伝熱熱伝導率P_03_023_伝熱熱伝導02率その他【かさ比重(みかけの密度)】が増加するほど,一般に,熱は伝わりやすくなる.19035尚,比重とは単位体積あたりの物質の重量であり,これが大きくなるほど熱の伝導が促進される.用語【対流】とは,温度差等による空気(流体)の移動により生じる熱移動をいう.30044用語一般に,かさ比重が増加するほど熱伝導率も大きくなるが,グラスウール等の繊維系断熱材の場合,断熱材内部の隙間が小さくなることで空気が移動しにくくなるため,かさ比重が大きいほど,熱伝導率は小さくなる.19035,23043P_03_024伝熱熱伝導率その他【材料内部の気泡寸法】が大きくなると,対流により熱移動は促進されるため熱伝導率は大きくなり,【材料内部の気泡寸法】が小さくなると,伝達・伝導の過程をより多く繰り返すことになるため熱伝導率は小さくなる.26041,30044,06042P_03_025伝熱熱伝導率P_03_026伝熱熱伝達率用語【輻射(放射)】とは,空気(流体)中を透過する熱移動をいう.29013その他【壁体中の空気層】にアルミ箔を入れると,熱を反射させるため輻射伝熱量が大幅に低減(ほぼ半減)する.尚,アルミ箔は中空層内であれば,室内側,室外側のどちらに設けても有効である.26043P_03_027伝熱熱伝達率用語【室内の壁表面における自然対流熱伝達率】は,壁表面と室内空気との温度差が大きくなるほど高くなる.030421/3ページ

P-03.「伝熱」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_03_031伝熱熱伝達率その他【壁体表面の熱伝達率】は,表面積(表面の粗滑状態)と外部風速が大きいほ19083,23041,02024,06043ど大きくなる.P_03_032伝熱熱伝達率その他【対流熱伝達率】は,流体の種類,速度,温度条件によって異なり,室温が表面温度より高い場合,床面より天井面のほうが大きな値となる.25041P_03_033伝熱熱伝達率用語【総合熱伝達率】とは,対流熱伝達率と放射熱伝達率とを合計したものであり,伝熱計算を行う際,単に熱伝達率という場合には総合熱伝達率をさす.02023,04043P_03_034伝熱熱伝達率用語【外壁面の外気側における総合熱伝達率】は,外壁面が外気温度に等しい黒体で覆われていると仮定し,日射や夜間放射の影響がないものとみなした値である.01044P_03_037伝熱伝熱計算その他人体は絶えず体内で熱を生産しており,この発熱量をエネルギー代謝量という.成人の椅座安静時の体表面積あたりの熱量は,58.2W/㎡であり,平均体表面積を1.6㎡とすると,発熱量は1人あたり約100Wとなる.25023,03024,07024P_03_038伝熱湿気伝導率単位【湿気伝導率】とは,物体内部における水蒸気の移動量をいう.その単位は,21012「㎏/m・s・Paまたはg/m・h・mmHg」で表し,この値が大きいほど水蒸気が伝わりやすい.P_03_039伝熱湿気伝導率単位【透湿抵抗】とは,透湿係数の逆数をいう.その単位は「㎡・s・Pa/kgまたはm・h・mmHg/g」で表し,この値が大きいほど水蒸気が伝わりにくい.21012P_03_040伝熱湿気貫流率単位【湿気貫流率】とは,湿気伝達と湿気伝導の水蒸気移動の合計の割合をいう.その単位は,㎏/㎡・s・Paまたはg/㎡・h・mmHg」で表し,この値が大きいほど水蒸気が伝わりやすい.21012P_03_041伝熱湿気貫流率単位【湿気貫流抵抗】とは,湿気貫流率の逆数をいう.その単位は,「㎡・s・Pa/㎏または㎡・h・mmHg/g」で表し,この値が大きいほど水蒸気が伝わりにくい.21012P_03_044伝熱熱損失用語【ヒートブリッジ(熱橋)】とは,熱移動が著しい部分をいう.18023P_03_046伝熱結露用語【露点温度】とは,相対湿度が100%となるときの乾球温度のことであり,このとき空気に含まれる水蒸気量は,飽和水蒸気量となる.また,重量絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却した場合に,相対湿度が100%となる温度をいう.20181,30021,03011P_03_047伝熱結露その他壁体に対して高温・高湿側(室内側)に防湿層を配19032,24031,28022,29041,置することや壁体内部で高温・高湿側(室内側)の温度低下を避けるための外02021,04023断熱が効果的である.P_03_048伝熱結露その他【表面結露の防止】には,壁体の表面温度の低下を避けるため,熱貫流抵抗22043,26044,04201を大きくする(断熱をする)必要がある.尚,壁体及び断熱材の材質,厚さの構成が同じ場合,外断熱と内断熱の効果は等しくなる.P_03_049伝熱結露その他【二重サッシ間の結露防止】には,室内側サッシの気密性を高くし,高温・多湿の室内側空気を二重サッシ内へ流入させないようにする.P_03_049_02P_03_049_03P_03_049_04伝熱結露その他冬期において,窓ガラス面付近にカーテンを設けることで,室内の多湿の状態を維持したまま温度が下がってしまうため,結露を起こしやすい状況となる.伝熱結露その他繊維系の断熱材を用いた外壁の壁体内の結露を防止するためには,断熱材の室内側に防湿層を設けるのがよい.伝熱結露その他木造住宅において,屋根を断熱する場合,断熱材の外気側に通気層を設けることで,湿気を排出することができるため,結露防止に有効である.30023,0304120031,24021,3002219032,24031,28022,0402321044P_03_050伝熱中空層,二重窓数値【中空層の熱抵抗】は,厚さ20~30mm程度までは厚さに比例して増大する18021,25042,01043が,それ以上になるとほとんど変化しない.場合によっては層内部の対流等により減少する.P_03_051_02伝熱中空層その他【複層ガラス】は,一般に,窓の断熱性能を高めるために用いられ,その中空層には乾燥空気が密封されている.18025P_03_051_03伝熱中空層その他【複層ガラスの中空層】が真空であっても,放射の影響による熱移動が存在するため,熱貫流率は,0とはならない.19031,01042,07044P_03_052伝熱機能ガラスP_03_053伝熱温度勾配その他その他複層ガラスにおいて,Low-Eガラスを屋外側に用いると,室内側に用いる場合に比べて遮熱性が高まる.【断熱が不十分な建物の室】は,上下温度差が大きくなるため,垂直温度勾配は大きくなる.断熱を十分に行えば,室内の上下温度分布などの温熱環境が改善される.0304422042,27021,30041P_03_056伝熱熱容量その他【熱容量】が同一の場合,断熱性能が高いほど暖房停止後の室温低下速度は遅くなる.また,熱容量が大きいと,室温の変動は緩慢になる.20034,24031,27011,02041P_03_056_02伝熱熱容量その他物体表面からの放射量は,物体の表面の絶対温度の4乗に比例する.200152/3ページ

P-03.「伝熱」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_03_056_伝熱熱容量その他物体表面に入射する赤外線の入射量を1とすると,「吸収率+反射率+透過2003303率=1」と表すことができる.一般に,金属等の表面では吸収率より反射率が高くなるが,塗装が施された物体の表面では反射率より吸収率が高くなる.P_03_057伝熱熱容量用語【熱容量】とは,ある物体の温度を1℃変化させるのに必要な熱量をいう.02042P_03_058伝熱熱容量用語【比熱】とは,物質1gあたりの熱容量をいう.物体が均質であれば,物体の熱容量を質量で除したものが比熱となる.P_03_059伝熱熱容量その他【熱容量が大きいコンクリート】では,外断熱とすることで,昼間に窓から室内へと入射した日射熱を継続的に保持することができるため,夜間の暖房に要するエネルギーを減らすことができる.20034,0204220034,27011,02042P_03_060伝熱夜間放射用語【実効放射】とは,ある物体が他の物体へ輻射している一方で,他の物体からも輻射を受けている(反輻射).この輻射の差を実効放射という.26012,02014P_03_061伝熱夜間放射用語【夜間放射】とは,夜間における実行放射をいい,地表から大気に向かって放23044,26012,01044出する輻射(上向きの地表面輻射)と反輻射(下向きの大気放射)との差を表し,その量は,60~120kcal/㎡・h程度となる.曇天時においては,雲量が多いほど,雲高が低いほど夜間放射量は少なくなる.P_03_062伝熱その他その他【天井を十分に断熱】しても,小屋裏空間においての夏期の温度上昇は避け難いため,ある程度の空気の流通(換気)が必要である.28023P_03_063伝熱その他用語【温度境界層】とは,空気と壁体表面までの間で生じる温度低下が曲線的とな04044る部分をいう.尚,壁体表面に極めて近いところでは,「層流」となり,表面から離れたところでは「乱流」となる.P_03_064伝熱その他用語【層流】とは,流速が小さく,秩序のある整った気流の流れをいう.04044P_03_065伝熱その他用語【乱流】とは,流速が大きく,小さな渦を伴った時間的にも空間的にも一定でない乱れた流れをいう.04044P_03_066伝熱その他用語【外張り断熱工法】とは,木造軸組工法の住宅において,柱,梁等の構造躯体の外側に断熱材を施す工法をいう.P_03_067伝熱その他その他【基礎断熱工法】で換気口を設置すると,その断熱区画(屋外と屋内の熱的な境界)に孔を開けてしまうことになるため,一般に床下換気孔を設置しない.ただし,床下空間に湿気の滞留や結露を発生させないために,床下地面の防湿措置を行う必要がある.19084,2504419033P_03_068伝熱その他その他【外皮平均熱貫流率(UA値)】は,断熱性能を示す指標で,建築物の内部から屋根や壁,床,開口部等を通過して外部へ逃げる「単位温度差当たりの外皮総熱損失量」を「外皮総面積」で除した値である.040123/3ページ

P-04.「色彩」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_04_001色彩マンセル表色系用語【マンセル表色系】とは,表面色をマンセルヒュー(色相),マンセルバリュー(明度),マンセルクロマ(彩度)の3属性で表示し,感覚的に等間隔になるように作られた表色系をいう.修正マンセル表色系ともいう.30082P_04_002色彩マンセル表色系P_04_004色彩マンセル表色系P_04_005色彩マンセル表色系P_04_006色彩マンセル表色系P_04_007色彩マンセル表色系P_04_008色彩マンセル表色系P_04_010色彩マンセル表色系P_04_011色彩マンセル表色系P_04_012色彩マンセル表色系P_04_014色彩マンセル表色系P_04_015色彩マンセル表色系P_04_016色彩マンセル表色系用語【マンセル表色系】は,光源から出る光の色に適用することはできない.05083用語用語用語【色相(hue)】とは,色の主波長に関係し,赤(R),橙(YR),黄(Y),黄緑(GY),緑18072,23091,27083(G),青緑(BG),青(B),青紫(PB),紫(P),赤紫(RP)等のように色知覚の性質を特徴づける色の属性をいう.【明度(value)】とは,物体の表面色の相対的な明暗に関する色の属性をいう.また,視感反射率と対応する.【彩度(chroma)】とは,色の冴え,鮮やかさを表示する尺度をいう.純色に近いほど高彩度であり,無彩色に近いほど低彩度である.用語【マンセル表色系における彩度の最大値】は,色相によって異なる.彩度が2以下では色相がわかりにくく「グレー」に近くなり,最大の5Rでは14となる.数値公式数値7.5YR8/5をもう少し明るくするためには明度を上げる必要があり,8を大きくして,7.5YR9/5などと表現すればよい.【色の反射率】は,次式のように表されるため,マンセルバリュー(明度)から算定できる.Y≒V(V-1)〔Y:反射率(%),V:明度〕【明度】は,理想的な黒を0(反射率0%),理想的な白(反射率100%)を10とし,0~10までの11段階で評価する.18075,21091,22093,2510420072,18072,19073,22093,26104,2610206082数値マンセルバリュー(明度)が5の床面の反射率は,約20%である.25102用語【マンセル色立体】とは,マンセル表色系を具現化した色彩表示用の色立体をいう.垂直軸にマンセルバリュー(明度),偏角にマンセルヒュー(色相),動径にマンセルクロマ(彩度)をそれぞれ10進法で目盛り,全ての色を三次元空間に配置している.18074,22091,24014,2808125102,0308129083,02084,0708329011用語【純色】とは,その色相における最も鮮やかな色(高彩度の色)をいう.29083,02084用語【トーン(色調)】とは,色の調子のことをいう.色合いや明暗,つまり,明度と彩度を合わせた複合概念で,色相に関係なく存在する恒常的な様態をいい,色名の前におく「明るい」,「こい」等の修飾語により表現される.29011P_04_017色彩XYZ表色系用語【XYZ表色系】とは,国際照明委員会(CIE)の表色系の一つで,RGB表色系の3刺激値を数学的にX,Y,Zに変換したものをいう.任意の色刺激は原刺激X,Y,Z(Xは赤,Yは明るさと緑,Zは青)の正量の加法混色により等色できる.18075,06083P_04_019色彩XYZ表色系用語【分光分布】とは,光の波長ごとの放射エネルギー量の分布をいう.青紫から赤色までの波長(可視領域)がどのような割合で構成されているかを示したものをいう.18075P_04_020色彩XYZ表色系P_04_021色彩XYZ表色系P_04_022色彩xy色度図P_04_024色彩xy色度図用語その他その他用語【スペクトル】とは,光を波長によって並べたときの配列をいう.波長の短い側18075から順に,青紫,紫,青緑,緑,黄緑,黄,黄赤(橙),赤といった波長ごとの色が連続的に移り変わること,またその色の並ぶ様をいう.【XYZ表色系】における3刺激値X,Y,ZのうちのYは,明度に対応し,光源色の場合は測光量に対応する.【XYZ表色系】は,色度座標の原点に近い色は青,x値が増すと赤,y値が増すと緑が強くなる傾向を示す.【xy色度図】とは,XYZ色度図をxとyで平面上に色度座標として表したものをいう.18075,29082,03084,070822007419072,05081,05082P_04_025色彩xy色度図その他【XYZ表色系】は,光の物理量に基づいているため,xy色度図上において,色度点間の距離が等しくても,人間の感覚的な色差は必ずしも等しくならない.29082,03084P_04_026色彩xy色度図その他【XYZ表色系】では,2色の混色による結果は,xy色度図上の2色の位置を結んだ線上で表示される.19072,07081P_04_026_02色彩xy色度図その他xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は,可視光線の波長で単色光の色度座標を示す.尚,底辺の直線部分は,スペクトルには存在しない色で純紫軌跡(じゅんむらさききせき)という.19072P_04_028色彩オスワルト表色系P_04_036_02用語【オストワルト表色系】では,理想的な黒,理想的な白及びオストワルト純色を定義しているが,明度の属性がない.06081色彩その他その他光源色の評価は,一般に,色温度,平均演色評価数,色度等によって行う.290821/3ページ

P-04.「色彩」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_04_037色彩面積対比用語【色彩の面積効果】とは,色彩面の大きさにより,色彩の見え方が異なる現象をいう.面積が大きいほど明度と彩度が増加して見えるため,同じ色であっても,面積が大きいほど明るく,鮮やかに見える.22093P_04_038色彩面積対比その他色見本等によって壁面等の色を決定する場合には,色見本で適当と感じる色より,明度・彩度の低い色を選ぶ.尚,色票を用いた視感による測色において,測色する部分の面積は,色票の面積と同等な面積で色測する.21093,28082,04083P_04_041色彩色相対比その他ある色が他の色に囲まれているとき,囲まれた色が周囲の色に似て見える現象を「同化」という.この現象は,囲まれた色の面積が小さく,配色された色の色相・明度・彩度が近似しているほど大きく現れる.26103,01082P_04_042色彩色相対比,彩度対比P_04_043色彩色相対比用語用語【色対比】とは,空間的,時間的に複数の色彩が相互に影響し合い,差異が強調されて見える現象をいう.色の3属性に対して,色相対比,明度対比,彩度対比がある.19075【色相対比】とは,異なる色相の2色を並べたとき,本来の色相より変化して見19075える現象をいう.日本人の肌色と日本間の畳の黄色い色相との間に色相対比が起こり,実際の肌色よりも赤みがかって見える現象はこの一例である.P_04_044色彩色相対比用語【明度対比】とは,明度の違う2色を隣接させたとき,明度の違いがいっそう強調され,明度の高いほうはより明るく,低いほうはより暗く見える現象をいう.19075,25104P_04_045色彩色相対比,彩度対比P_04_046色彩色相対比用語用語【彩度対比】とは,彩度の違う2色を配色したとき,互いの隣接部分が強調され,高彩度色は本来の彩度よりも冴えて見え,低彩度色は逆に灰色を帯びて見える現象をいう.【補色対比】とは,色相対比のうち,補色同士の2色の組み合わせにより,互いに強調しあい,2色とも彩度が上がったように見える現象をいう.19075,2610419075P_04_047色彩色相対比P_04_048色彩色相対比,継時対比P_04_050色彩色相対比P_04_051色彩プルキンエ現象用語用語その他用語【同時対比】とは,空間的に隣接して並べて置いた2色を同時に見るときに生じる色対比をいう.【継時対比】とは,時間的に近接して現れる二つの色を順次見るときに生じる色対比をいう.直前まで視野にあった色の残像の影響を受ける.19075f3022【視認性】は,背景色と対象色の色相・明度・彩度の差が大きくなればなるほど25104,02072向上し,特に明度差の影響が一番大きい.(同時対比においては,明度対比による効果が最も大きい.)【プルキンエ現象】とは,色彩視感度の変化に関する現象の一つで,自然光に26101,27084,28013,01012,明順応した視覚では,最も視感度の高い色相は黄緑色であるが,光が失われ02082,07012た暗順応を起こした視覚では,青緑の色相への偏る現象をいう.(暗いところでは,同じ明度であっても赤よりも青のほうが鮮やかに見える.)P_04_057色彩膨張色・収縮色P_04_058色彩膨張色・収縮色用語用語【進出色】とは,心理的に周囲よりも飛び出して見える色をいう.赤のような長波長系の色は網膜面よりも後ろへ結像するので,色を見る人はこの色が前に出ているように感じられる.このほかに,白は進出して見える.【後退色】とは,心理的に遠ざかって見える色をいう.青のような短波長の色は網膜面の前面で結像するので,観測者には自分より遠ざかって見える印象を生む.このほかに黒は後退して見える.2309423094P_04_060色彩人体感覚用語【可視光線】とは,目に入って,視感覚を起こすことができる放射(光線)をいう.27081P_04_061色彩人体感覚数値【可視光線】の波長範囲は,短波長限界で360nm~400nm,長波長限界では760nm~830nmにある.一般に,人の目が光として感じるのは,約380nm~780nmの波長とされている.また,光を感じる度合を視感度といい,明所視の場合,個人差があるが555nmの黄緑で視感度が最大となる.27081,06084P_04_063色彩その他その他【色の見え方】は,照明の光源の種類から生じる特性(演色性,色温度,分光放射分布)や見る方向によっても測光量(照度,輝度など)や物体の分光反射率(又は,分光透過率)などの関係で異なってくる.22072,03074P_04_064色彩その他用語【分光反射率】とは,ある光が物体を介して跳ね返る光の波長域ごとの割合を示したものをいう.P_04_065色彩その他用語【分光特性】とは,光に関する量を波長(又は周波数)の関数として表わしたものであり,青紫から赤色までの波長(可視領域)がどのような割合で構成されているかを示したものをいう.3008330083P_04_066色彩その他用語【反射】とは,光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことをいい,その割30083合を示すものが反射率となる.P_04_067色彩その他その他【安全色彩】は,JlSZ9101により,赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫・白・黒の8色が定められている.「赤(防火,停止,禁止)」,「黄赤(危険,明示)」,「黄(警告,注意)」,「緑(安全状態・進行)」,「青(指示・誘導)」,「赤紫(放射能)」の6色が定められており,それら安全色に対して対比色が必要な場合には,「赤には白,黒」,「黄には黒」といったように「白」,もしくは,「黒」を対比色として用いる.18071,25101,290842/3ページ

P-04.「色彩」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_04_068色彩その他その他【外壁の遮熱効果】は,表面の色彩によってかなり異なり,白色系(日射吸収率小,熱線放射率大)は暗色系(日射吸収大)に比較して遮熱効果が大きくなる.24092P_04_069色彩その他用語【誘目性】とは,ある対象の視覚的な注意の引きやすさ,目立ちやすさの程度23091,27083,30084をいう.一般には,彩度の高さ(暖色系)が誘目性を高く,色相では赤が最も高く,青がこれに続き,緑が最も低い.P_04_070_02色彩その他その他【色彩調和の秩序性の原理】によると,色相環における等間隔配色は調和する.02081P_04_071色彩その他その他全波長を均等に反射する分光分布をもつ物体を太陽光のもとで見ると,その物体の反射率が高いほど,太陽光の色に近い白色に見える.尚,あらゆる波長を完全に吸収する物体を「完全黒体(完全放射体)」という.30083P_04_072色彩その他用語【強調色(アクセントカラー)】とは,基調色を引き締め,快い印象を生むような26104ポイントになる色をいう.淡い色調のなかでは濃い色調の小面積は,全体を引き締め,引き立てることになる.P_04_072_色彩その他その他加法混色によって無彩色となる二つの色は,互いに補色の関係にある.0208302P_04_072_色彩その他その他JISの物体色における【有彩色の系統色名】は,一般に,基本色名に「有彩色18072,0108303の明度・彩度に関する修飾語」と「色相に関する修飾語」を付けて示す.P_04_072_04P_04_072_05色彩その他その他【加法混色】とは,色光の三原色による混色の方法をいう.光の色には,「赤(R)・緑(G)・青(B)」の3つの原色があり,この三色を100%の強さで重ね合わせると白,0%では黒になる.19071,27082,03082色彩その他その他色材の三原色による混色の方法をいう.色材の色には「シ19071,21094,23092,29081,アン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」の3つの原色があり,この三色を100%の01081濃度で混ぜ合わせると黒になる.P_04_072_06色彩その他その他【記憶色】とは,人がイメージとして記憶している色をいう.その色が持つ特徴的な部分が強調されるため,一般に,実際の色彩よりも彩度を増している傾向がある.19073,26102,08084P_04_072_07色彩その他その他【色の恒常性】とは,ある光のもとで見えている色の見え方から,その時点での照明条件を推定し,その推定値から物体の反射光の値を補正することにより,物体の色を同じ色として認識できることをいう.19074,23093,30081P_04_073色彩その他その他物体の表面色の見え方は,見る方向によって,正反射光と拡散光が変化するため,異なることがある.P_04_074色彩その他その他面色や開口色は,空間的な定位や肌理(きめ)を感じられない色の見え方である.25103280843/3ページ

P-05.「照明」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_05_001照明光束単位【光束】とは,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギー量を視感度を22074,26073,29071基準として測ったものをいう.単位は「lm:ルーメン」である.P_05_002照明光度単位【光度】とは,光源が,ある方向の単位立体角内へ発散する光束をいう.単位は「cd:カンデラ」である.02073,18051P_05_003照明光束,輝度,光源P_05_003_02照明光束,輝度,光源P_05_004照明光束,照明計画,照度単位【輝度】とは,光束発散面のある方向への,単位投影面積当りの光度をいう.単位は「cd/㎡」である.21013,25014,06013単位【輝度】は,光源面だけではなく,反射面及び透過面についても定義できる.20053,28071,07074単位【照度】とは,単位面積当りの入射光束をいう.単位は「lm/㎡または,lx:ルクス」である.P_05_005照明光束用語【受照面】とは,光を受ける面をいう.2907218212,18051P_05_006照明光束単位【光束発散度】とは,光源面,発光面,反射面,透過面から発散する単位面積当たりの光束量(発散光束量)を表し,単位はlm/㎡または,rlx(ラドルクス)を用いる.18051,27013P_05_007照明輝度公式【均等拡散面における輝度】は,照度と反射率によって決まる.18053,22071,20014,25071,29072,02071,06072P_05_008照明輝度,光度用語【均等拡散面】とは,どの方向から見ても輝度が一様となる面のことをいう.18053,22071,20014,25071,29072P_05_010照明照度公式【点光源における直接照度】は,次式のように表され,光源の光度に比例し,光源からの距離の2乗に反比例する.点光源からの距離と受照面の法線となす角度によって求められる.18212,27071P_05_011照明照度用語ある視対象面の明るさは,その面に入射する光から求められる照度のみからでは,予測することができない.03071P_05_014照明照度用語【推奨照度】は,基準面の平均照度であり,基準面が特定できない場合には,18054床上0.8m(机上視作業),床上0.4m(座業),又は床若しくは地面のいずれかを基準面と仮定する.P_05_015照明,人体感覚照度その他測光量の基本単位である光束は,視感度補正した値で表されるため,光度,照度,輝度,光束発散度についても,視感度補正がなされていると言える.また,照度は,受照面における光の入射量を表すものであり,同一照度であっても,その受照面の反射率が異なれば,明るさの感覚や文字の読みやすさは異なる.19013,20052,22074,24013,02073P_05_016照明照度,人体感覚用語【比視感度】とは,放射エネルギーを光として感じる度合を【視感度】といい,そ24013,25014,06071の最大値を1.0(555nmの波長を基準)として,ほかの波長の視感度をこれに対する比で表したものをいう.P_05_018照明照度用語【照度分布】とは,室内において,照度が等しい地点を曲線で結んだ等高線で示したものをいう.照明による明るさの広がり,ばらつきがわかる.P_05_019照明照度用語【配光曲線】とは,照明器具の配光特性を示すため,照明器具の中心を原点とし,光源の光度を極座標に示したものをいう.18055,2807318055,22011,28073,03073P_05_020照明照度,用語【配光】とは,光源の各方向に対する光度の分布を示したものをいう.18055,28073配光P_05_031照明均斉度公式【均斉度】は,次式のように表され,最大照度と平均照度の比(室内の明るさの均一度を表す指標)を示す.均斉度=室内の平均照度/室内の最大照度18043P_05_032照明均斉度数値【片側採光による均斉度】は,人工照明においては1/3以上,昼光照明の場合には1/10以上とすることが望ましい.18043,26071P_05_033照明均斉度その他【採光計画】では,天窓や高窓(高い位置にある側窓)は,均斉度が高くなり,低い位置にある側窓は,床面の採光量が大きくなるが,均斉度は低くなる.21103,03064P_05_034照明均斉度その他窓に透明なガラスを用いるより,光の拡散性が高いガラス(すりガラス,乳白ガラスなど)を用いたほうが室内の照度分布を均斉にする効果が大きい.18052,23074P_05_036照明演色性用語【演色】とは,照明光の違いによって起こる表面色または透過色の見え方の変化をいう.200551/2ページ

P-05.「照明」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_05_037照明演色性,色温度,光源用語【演色性】とは,物体色の見え方の変化を起こさせる光源の性質をいう.自然光のときの見え方に近いものほど演色性がよいとしている.28083P_05_038照明演色性用語【演色評価数】とは,光源の演色性を表すことを目的とした指数をいう.基準光18073,23072,04081源と比較したときの色ずれの程度を100から減じた数値で表す.P_05_039照明演色性数値【一般照明用電球の演色評価数】は,100W白熱灯は100,白色LEDランプは60~80程度,蛍光ランプは白色のもので64程度,水銀ランプは44程度である.23072,24093P_05_040照明演色性,光源単位【照明効率】は,1W(ワット)あたりの光束量で表し,その単位は「lm/W」となる.【白熱電球のランプ効率】は,15~20lm/W.【蛍光ランプの効率】は,40W蛍光灯の場合で約65lm/Wであり,蛍光ランプのほうが,ランプの総合効率がよい.24093P_05_041照明色温度用語【色温度】とは,黒体を燃焼させた際に,対象光源と同じ色度になるときの絶対26011,02012温度で表す.燃焼温度が高くなる程,黒体は青味を帯びる.白熱電球のような赤味を帯びたもの程,色温度は低い(暖かみのある光源となる).P_05_041_02照明色温度用語【照度と色温度の関係】において,一般に,低照度では色温度の低い光が好まれ,高照度では色温度の高い光が好まれる.21092,01084P_05_042照明色温度数値【色温度】は,白熱電球2,850K(ケルビン),白色蛍光ランプ4,500K,昼光色蛍光ランプ6,500K,蛍光水銀ランプ4,100K,メタルハライドランプ5,600K,高圧ナトリウムランプ2,100Kである.P_05_043照明色温度その他LED等の人工光源から発せられる光は,相関色温度が等しくても,異なる光色03083に知覚される場合がある.P_05_048照明光源その他【ナトリウムランプ】は,黄色の単色光源であり,霧や煙の中での透過性に優れ,効率は光源の中で最も高いが,演色性は極めて低い.このような性質の他の光源に比べると演色性はやや劣る.20223P_05_049照明光源その他【メタルハライドランプ】は,高圧水銀ランプに金属ハロゲンを添加し,演色性と効率を改善した光源である.大規模空間や屋外照明等に用いられる.始動時間が水銀ランプと同程度必要となる.19012,20225,24153,26074,2917120225P_05_051照明人体感覚用語【明順応】とは,目が明るさに慣れる状態をいう.【暗順応】とは,目が暗さに慣れる状態をいう.一般に,明順応に要する時間のほうが暗順応に要する時間より短い.25072P_05_052照明人体感覚その他【視感度】は,波長によって異なり,明所視の場合,個人差はあるが555nm(ナノメートル)の波長(黄緑)が最大となるため,赤色よりも緑色の方が強く感じられる.22092P_05_054照明照明計画P_05_056照明照明計画用語【モデリング】とは,照明による物体の立体感や材質感等の総称をいう.22073用語【光幕反射】とは,視作業面を光源の正反射方向から見るとき,視対象の対比が小さくなり,見やすさが損なわれる現象をいう.28074,30013P_05_059照明照明計画用語【鉛直面照度】とは,光源に対して鉛直面の照度をいう.VDT表示画面の鉛直面照度は,100~500lx程度とする.尚,過剰な光がVDT表面に入射すると,輝度対比が低下するため,画面が見えにくくなる.05071,05144P_05_060照明照明計画用語【水平面照度】とは,光源に対して水平面の照度をいう.キーボード面の水平面照度は,500~1,500lx程度である.19051,27071,01071P_05_061照明照明計画,人体感覚P_05_062照明照明計画用語【輝度対比】とは,視対象とその背景の輝度の相違の程度を表すものをいう.02072用語【グレア】とは,視野内の高輝度のものの存在が原因で,対象の見やすさが損なわれる現象をいう.グレア防止のため,一般的に,鉛直角60~90゜となる方向への輝度を制限する.20054,23013,29172,03012P_05_062_02照明照明計画用語【UGR(屋内統一グレア評価値)】は,人工照明のまぶしさを評価するための指標で,一般に,面積の広い窓面のグレアには適用しない.06074P_05_063照明照明計画用語【サーカディアンリズム】とは,体温やホルモン分泌など人間の持つ24時間周期のリズムをいい,短波長成分を多く含む色温度の高い光を午前中に浴びることで,サーカディアンリズムを保つ効果が期待できる.04082,070732/2ページ

P-06.「日照・日射」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_06_001日照・日日照率用語【日照時間】とは,日の出から日没までの間で,実際に日照があった時間をい21061射う.P_06_002P_06_003日照・日射日照・日射日照率用語【可照時間】とは,日の出から日没までの時間数をいう.すべての障害物がないものとした場合に,日照の可能性のある時間という意味である.日照率公式【日照率】とは,次式のように表され,可照時間(日の出から日没までの時間数)に対する日照時間(実際に日照があった時間)の百分率をいう.2106127063P_06_004P_06_005P_06_006日照・日日射量用語【全天日射】とは,直達日射と天空日射(輻射)との和をいう.02064射日照・日日射量用語【直達日射量】とは,大気中を通過し,直接地表面に達する日射量(受熱量)を25064,02064射いう.日照・日射日射量用語【法線面直達日射量】とは,太陽光線に垂直な面における日射の強さをいう.22061,30071P_06_007P_06_009日照・日射日照・日射日射量用語【天空日射量】とは,地表に到達する途中で大気中の雲や塵埃,水蒸気等の微粒子によって散乱されてから地表面に達する日射量(受熱量)をいう.日射量用語【大気透過率】とは,次式のように表され,太陽が天頂にある場合の地表面日射量に対する大気が存在しないと仮定した場合の比をいう.日射量を検討する際に必要な大気の混濁の程度を示す.0206402064,06061P_06_010日照・日射日射量用語【終日日射量】とは,1日あたりの日射熱量の合計をいう.夏至日の終日日射量は,「水平面>東(又は,西)鉛直面>南鉛直面」,冬至の終日日射量は,「南向き鉛直面>水平面>東(又は,西)鉛直面」の順となる.19041,22061,27064,29061,04061,06062P_06_010_02P_06_010_03日照・日射日照・日射日射量用語夏至の終日日射量は,南向き鉛直面よりも,東・西向き鉛直面の方が大きい.そのため,建築物の西側に夏期に緑の生い茂る落葉樹を植えることは,夏期の日射遮蔽に効果的であるといえる.日射量用語【南向き鉛直壁面の1日の可照時間】は,北緯35度の地点において,春分の日23063及び秋分の日が12時間で最長,冬至の日が約9時間32分,夏至の日が7時間で最短となる.19081,03063P_06_010_04日照・日射日射量用語【夏至の日の可照時間】は,南向き鉛直面で7時間,北向き鉛直面で朝と夕方の合計7時間28分となり,北向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが短い.25061,04063P_06_010_05日照・日射日射量用語【春分・秋分の日の南中時の直達日射量】は,南向き鉛直面より水平面のほうが大きい.25064,04062P_06_011日照・日射日射量その他建築物の日射熱取得は,「直達日射」,「天空日射」,「地面等からの反射」,「日射受熱による高温物体(他の建築物)からの再放射(照り返し)」による熱取得の合計であり,直達日射による熱取得が最も大きい.25043,04042P_06_012日照・日射遮へい,空調その他【ルーバーやブラインド等】は,室内に設けると,窓を透過した日射の一部が室23043,計画27063,07041内に拡散してしまうため,屋外に設けたほうが日射遮へい効果が大きい.また,ルーバーやブラインド等を窓の屋外側に設けた場合のほうが,冷房負荷も大幅に低減される.P_06_014日照・日射遮へいその他【窓ガラスの日射取得率】は,ガラスを透過して室内へ入る透過成分と,ガラスに吸収された日射のうち室内側に対流とふく射によって伝達される成分の和で表わされる.20032,22102,25043,30043P_06_015P_06_016日照・日射日照・日射遮へいその他【日射取得率】とは,日射熱を100とした場合,何%の熱が室内に侵入(透過)するかを示す数値をいい,値が低いほど遮熱性能が高いことを表す.遮へいその他【水平ルーバー】は,太陽高度が高く,光線の水平面に対する角度が大きくなる南向き窓に設けると日射・日照調整に有効である.太陽高度が低い西向き窓面には,適さない.20032,25043,3004321062,24063,01061P_06_016_02日照・日射遮へいその他【縦型ルーバー】の設置は,西向き窓の日照・日射調整にも有効となる.18041,24063,010611/3ページ

P-06.「日照・日射」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_06_017日照・日遮へい用語【日射遮へい係数】とは,3mm厚の普通透明ガラス窓の単位面積当たりの室22044,26042,04041射内流入日射量に対する,実際に使用するガラス窓の単位面積当たり室内流入日射量の比をいう.遮へい性能の指標として用い,値が大きい程,遮蔽効果は小さくなる.P_06_021日照・日射防暑計画その他【庇の設置】は,太陽高度の高い夏期において,日射遮へい効果による冷房負荷の低減をすることができる.また,太陽高度の低い冬季では,暖房負荷低減に関しても,省エネルギー的に有効である.21044P_06_021_02日照・日射防暑計画その他【春分・秋分の日の終日日射量】は,終日快晴の場合,どの向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい.27064,01062P_06_022日照・日射防暑計画その他【住宅の防寒・防暑計画】において,南面に吹抜けを設け,床の奥まで冬期の日射熱を導入することは,1階床面への蓄熱,日照の取得に有効である.22013P_06_027日照・日射その他数値南に面した屋根に【太陽熱温水器】などを設置する場合,冬期における最適な24202水平面からの設置角度は,その地域の緯度+15゜程度である.太陽熱温水器の設置角は,集熱板が太陽光線に対して直角に設置すると効率がよい.東京(北緯36゜)の場合,冬期における南中時の太陽高度は,約30゜であり,冬期3ヵ月間で日射熱取得量が最大となる傾斜角は約50゜となる.夏期の太陽高度を考慮すると,年間での日射熱取得量が最大となる傾斜角は30゜である.P_06_027_02日照・日射その他その他日本中央標準時の基点である東経135度(兵庫県明石市)から東側の地域においては,南中時が早くなる.25064,04062P_06_027_日照・日その他その他直射日光の色温度は,日没前頃より正午頃のほうが高い.23064,27061,0106303射P_06_028日照・日その他公式【相当外気温度】とは,外壁等が日射を受けると実際の外気温よりも上昇する19185,21042,30042射ため,日射の強さに応じ外気温が仮想的に上昇したと考えた温度をいい,外気温度+(外壁面全日射量×日射吸収率)/外壁表面熱伝達率で表される.P_06_028_02日照・日射その他用語【実効温度差】は,「内外温度差」,「日射量」及び「壁や天井等の熱容量の大きい部材による熱的挙動の時間遅れ」を考慮した,熱貫流計算を簡略に行うために使用される仮想の温度差である.27011P_06_029_02日照・日射熱線吸収板ガラス用語【熱線吸収ガラス】とは,熱線である赤外線を吸収することによって熱を遮断す22044,26042,04041るガラスである.しかし,夏期では,ガラス自体の温度上昇は防ぐことができず2次輻射(ガラス自体の熱放射)が生じ,冬期においても,ガラス自体の熱貫流抵抗だけでは断熱効果は期待できない.P_06_029_03P_06_031日照・日射日照・日射熱線吸収板ガラスその他【熱線吸収板ガラス】は,室内への日射熱の侵入を抑える効果があるが,冬期における断熱効果については,透明板ガラスと同程度である.その他数値透明板ガラスの分光透過率は可視光線の波長域(380nm~780nm)では大きいが,赤外線の長波長域(780nm~100μm)では小さい.1802419034,28041,07042P_06_032P_06_033P_06_034日照・日その他射単位【nm(ナノメートル)】は,10-9m(10億分の1)を示す.19072,27081日照・日その他射単位【μm(マイクロメートル)】は,10-6m(100万分の1)を示す.19034,28041日照・日その他用語【分光透過率】とは,入射光束に対する物体を透過した光の波長ごとの光束の19033射割合のことをいい,光の透過しやすさを表わす.P_06_034_02日照・日射その他用語【光ダクト】とは,ダクト内部に反射率の高い素材を用いた導光装置であり,採光部から目的の空間まで自然光を運ぶものである.21064P_06_035日照・日射その他用語【長波長放射率】は,日射を除いた赤外線域において,「ある部材表面から発する単位面積当たりの放射エネルギー」を「その部材表面と同一温度の完全黒体から発する単位面積当たりの放射エネルギー」で除した値である.25013,30011P_06_038P_06_039日照・日昼光率その他天空の輝度が均等と仮定した場合の昼光率は,立体角投射率と等しくなる.30061射日照・日昼光率その他室内におけるある点が窓面に近く,窓面の中心にあるほど,受照面に水平投30061射影された面積が大きくなるため,【立体角投射率】は,大きくなる.P_06_039_02日照・日射その他用語【天空比】とは,「全天空の立体角」に対する「ある地点から見える天空の立体角」の比をいう.18045P_06_039_03日照・日射全天空照度用語【全天空照度(=天空輝度)】とは,天空光(直射日光を除いた天空からの光)のみによる照度をいい,直射日光を含まない.18044,26061P_06_039_04日照・日射全天空照度その他設計用全天空照度において,「快晴の青空」は,「特に明るい日(薄雲)」の1/5程度である.23061,26062,29074P_06_039_05日照・日射全天空照度その他居室の採光の計画は,開口部に達する天空光(直射日光を除いた天空からの光)を対象とする.18044P_06_039_06日照・日射昼光率用語【昼光率】とは,室内のある点の照度の全天空照度に対する相対的な割合をいう.直接昼光率と間接昼光率との和を表し,人工光源による照度は含まれない.28072,300612/3ページ

P-06.「日照・日射」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_06_039_日照・日昼光率公式【昼光率】は,次式のように表され,全天空照度が変化すれば,それに比例し25073,0707207射て室内採光照度も変化するため,昼光率は常に一定となる.しかし,室内採光照度に影響を与える窓材料,室内反射率,窓周辺の状態によって,昼光率は異なる値をとる.P_06_039_08日照・日射昼光率用語【直接昼光率】とは,ある点の窓から直接受照点に入射する昼光による直接照度の,全天空照度に対する相対的な割合をいう.28072,30061P_06_039_09日照・日射昼光率用語【間接昼光率】は,ある点のいったん壁や天井に反射してから入射する昼光による間接照度の全天空照度に対する相対的な割合をいう.28072,30061P_06_039_10P_06_039_11日照・日射日照・日射昼光率その他【同一室内】であっても,測定する地点によって照度が異なれば昼光率も異なる値を示す.昼光率数値【普通教室,読書,事務等】の昼光率は,2%程度.【住宅の居間,食堂,ホテルのロビー等】の昼光率は,0.7%程度.【病室一般等】の昼光率は,1.5%程度である.2507321074,26072,29073P_06_039_12日照・日射昼光率その他【昼光率】は,窓面の受照点に対する立体角投射率が大きく影響され,立体角投射率が異なれば,昼光率も異なる値を示す.20051,20075,30061,04071P_06_039_13日照・日射昼光率公式【立体角投射率】とは,次図・式のように表され,全天空と光源の面積の比を百分率で表したものをいう.光源が曲面である場合でも適用できる.20051,20075,30061,04071P_06_039_14P_06_039_15P_06_039_16日照・日射日照・日射日照・日射昼光率その他【昼光率】は,天空の相対的な輝度分布と,窓と受照面の関係,室の形,室内の仕上げなどによって決まり,天空の輝度の値の影響は受けない.したがって,天空輝度が等輝度完全拡散面(一様である)と仮定すれば,全天空照度にかかわらず昼光率は同一面において一定の値となる.昼光率その他側窓による昼光率を高くするには,「窓を大きくする」,「窓を高い位置に設ける」,「窓ガラスの透過率を高くする」等の方法がある.昼光率その他【CIE標準曇天空】では,天頂に対する相対的な輝度分布は,方位にかかわらず,高度のみにより決まる.250732005103072,070713/3ページ

P-07.「日影」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_07_001日影日影用語【終日日影】とは,一日中,日照のない場所をいう.23062,03061P_07_002日影日影用語【永久日影】とは,日照に最も有利な夏至日においても終日日影となる部分をいい,1年中,日照のない場所となる.23062P_07_003日影日影その他【ひざし曲線】と【日影曲線】とは,点対象の関係にある.20042,04011P_07_003_02日影日影その他【日照図表】とは,水平面の日ざし曲線の描かれる平面と視点との基準高さを枚の図としてまとめたものであり,冬至の日など,決まった季日に作成されるものである.対象となる建築物が,特定の地点に及ぼす日照上の影響を検討するために利用される.P_07_004日影日影用語【日影曲線】とは,水平面上に立てた単位長さの鉛直棒の先端の影の軌跡を表したものをいう.日影曲線は左右対称である.尚,春分・秋分では直線形上(南北方向の影長さが一定)となる.20042,2606324062,25063,06063P_07_005日影日影その他建物の高さが高くなるほど,日影の範囲は広がるが,4時間以上の長時間日影はあまり変わらない.建物の東西幅が広がるほど,4時間以上の長時間日影になる部分が広がる.26064,03062,04064P_07_006日影日影その他建物の高さに関わらず,ある時刻における「影の方向(角度)」は一定となる.18042P_07_007日影日影その他【影倍率】とは,「建物の高さ」を1としたときの「建物の高さ」に対する「影の長さの倍率」であり,「影の長さ」=「建物の高さ」×「影倍率」となる.また,建物倍になったとき,「建物の高さ×n」×「影倍率」=「もとの影の長さ×n」となるため,影の長さもn倍となる.P_07_008日影日影用語【n時間日影図】とは,日影線の時間差がn時間となるものの交点を結んだ線となる.2506320044P_07_008_02日影日影その他複数の建築物が並んだ場合,それらの建築物から離れたところに島状に日影時間の長い部分(島日影)ができることがある.20045P_07_008_03日影日影その他日影図の作成において,真太陽時の影の方向を実測することにより真北を求めることができる.P_07_009日影日影用語【等時間日影線】は,日影図における日影時間の等しい点を結んだものをいう.1804220041,270621/1ページ

P-08.「音響」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_08_001音響音圧単位【音圧】とは,圧力変化のことをいい,その単位には,「Pa(パスカル)」を用いる.20013P_08_001_02音響音圧公式音圧が同じ値である2つの騒音源の合成音圧は,実効値で√2倍となる.20013P_08_002音響音の強さ用語【音響出力】は,音源から単位時間に発生する音のエネルギーを表し,単位は18061「W(ワット)」,音の強さは,単位面積を単位時間に通過する音のエネルギーを表し,単位は「W/㎡」を用いる.P_08_002_02音響音の強さ用語【音響エネルギー密度】は,音のもつ単位体積当たりの力学的エネルギー量を表し,単位は「J/m3」を用いる.P_08_003音響音感その他同じ音圧レベルの音でも周波数の低い音域部(低音部)では感度が低下する.25012,0201326082P_08_003_02音響周波数用語【周波数】とは,1秒間あたりの振動数をいい,「波長」は,音が1秒間に進む距離(約340m)を周波数で除した値となる.22081,28091,04093P_08_004音響音感用語【ラウドネス】は.人が感じる音の大きさのレベルで,1,000Hzの純音の音圧レベルを基準としている.音の大きさの感覚量は,音圧レベルが一定の場合,低音域で小さく,3~4kHz付近で最大となる.19015,20062,26082,30093,03101,07101P_08_005_02音響音感その他ウェーバー・フェヒナーの法則によれば,人の音に対する感覚量は,音圧の対数に比例する.18061P_08_005_03音響音感その他【スティーブンスのべき法則】は,感覚量が刺激強度のべき乗に比例することを示しており,音環境ではラウドネスの評価に用いられる.P_08_006音響音感用語【音の聴感上の特性】は,音の大きさ・音の高さ(周波数)・音色の三要素によって決まる.2301126081P_08_006_02P_08_006_03P_08_006_04音響音感用語【カクテルパーティー効果】とは,周囲が騒がしくとも,人間が,聞きたい音だけを選び取って聞くことのできる現象をいう.音響音感用語【音声の明瞭度】とは,ホ-ル等の室内音場における音声の聞き取り易さを表21082,01103す.吸音材料を設置した場合,一般に,残響時間は短くなるため,音声の明瞭度は高くなる.音響音感用語【マスキング効果】とは,同種の刺激の存在により対象刺激を知覚できる最小値が上昇する現象をいい,聴覚では,現在聞こえている音がそれよりも大きなほかの音により聞きにくくなる現象を言う.臭覚に関する利用例としては,香水やトイレの芳香剤があげられる.2301218062,26014,30094,03014P_08_006_05P_08_006_06音響音感用語【聴覚のマスキング】は,目的音の周波数に対して妨害音の周波数が低い場合に生じやすい.音響音感用語【音の干渉】とは,二つ以上の音波が同時に伝搬する場合,音波の重なり具合によって振幅が変化する現象である.25084,01091,0409230014P_08_006_07P_08_006_08音響音感用語【カラレーション】は,「直接音」と「短い遅れ時間の反射音」の干渉によって,音01092,04091色の変化等が知覚される現象をいう.音響音感用語【ブーミング現象】は,低い周波数領域になるほど,また,室の寸法が小さいほど,固有周波数密度が疎になるので起こりやすい.P_08_007音響音感公式【パワーレベルと音圧レベル】20064,21014,21083,2608304013P_08_007_02音響音の強さ用語【音響インテンシティ(音の強さ)】は,単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー量のことであり,音響インテンシティレベル(音の強さのレベル)は,音のもつ単位面積当たりの力学的エネルギーを,基準の力学的エネルギー量で除し,デシベル表示したものである.07011P_08_008音響デシベル計算公式【点音源からの距離がrmの点の音圧レベル(L)】は,次式のように表され,音03061,24084,27091の反射のない空間において,音圧レベルは音源の出力に比例し,点音源から乗に反比例する.P_08_009音響デシベル計算公式【音の強さのレベル】次式のように表されるため,音の強さを40dB下げるには,音の強さを1/104にしなければならない.20061,27094,300911/5ページ

P-08.「音響」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_08_009_音響デシベ公式【壁の音響透過損失】を10dB増加させるためには,壁の音響透過率を現状の0110402ル計算1/10にする必要がある.P_08_010音響デシベル計算公式【音に関する計算に用いる対数計算式】24081,29093,04094P_08_011音響デシベル計算公式【完全拡散音場の室内に音源がある場合の室内音圧レベルLP】は,次式で表す.20064,21083P_08_012音響音速公式【音速(CA)】は,次式で表す.22081P_08_013音響残響音用語【残響時間】とは,音源停止時から,音の大きさが60dB(室内音響エネルギー密度にして1/106)減衰するまでの時間をいう.P_08_014音響残響音その他残響時間は,拡散音場において,音源停止後に室内の平均音響エネルギー密度が1/106に減衰するまでの時間をいい,コンサートホール内の聴衆の数が多くなるほど吸音力が高くなるため短くなる.P_08_014_02P_08_014_03音響残響音用語【平均吸音率】は,室の吸音の程度を表し,一般に,学校の普通教室や音楽ホールで0.2程度,スタジオやリスニングルームで0.3程度である.音響残響音用語【残響室法吸音率】は,残響室内に試料を設置した場合と設置しない場合の残響時間を測定して,その値をもとに算出する試料の吸音率である.190142108127093,0609428014P_08_016音響残響音公式【残響時間(T)】は,次式で表す.19061,22084,25081,28093,07102P_08_017音響残響音その他最適残響時間として推奨される値は,一般に,室容積の増大に伴い大きくなる.26084,30092P_08_017_02P_08_017_03音響残響音その他【室内の平均吸音率】が大きい場合,セイビンの残響式により求めた残響時間は,アイリングの残響式により求めたものに比べて,長くなる.音響残響音その他室容積が同じ場合であっても,一般に,西洋音楽のためのコンサートホールとオペラハウスとでは,最適残響時間が異なる.P_08_019音響残響音用語【フラッターエコー】とは,互いに平行な天井と床や壁面間を,音が繰り返し何18065度も往復反射することで,音が二重三重に聞こえる現象をいう.鳴竜(なきりゅう)とも言う.P_08_020音響残響音その他大規模な音楽ホールの客席後部の壁や天井は,エコー等の音響障害を避け23102るため吸音率を高く(反射率を低く)し,また,反射を分散させ,乱反射させるような小さな平面からなる不規則面で構成させることが多い.P_08_022音響騒音用語周波数毎の音圧レベルの物理量を補正し,感覚量として扱える状態にしたものを【A特性音圧レベル】という.【A特性】とは,人間の聴覚に合わせて,低周波の音を小さく感じるように音圧レベルを補正したものである.29091,031040109324011P_08_022_02音響騒音その他A特性音圧レベルは,人の聴感補正を周波数別に行った音のレベルであり,音の大きさの感覚に対応する.24011P_08_022_03音響騒音その他【A特性】は,音圧レベルの測定値に対し,等ラウドネス曲線の40phonの聴感曲線に対応した周波数感度補正を行うための特性であり,騒音レベルを算出する際に用いられる.060142/5ページ

P-08.「音響」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_08_023音響騒音その他騒音計の周波数補正回路にはA特性とC特性があるが,C特性の場合には,ほぼ音圧レベルに等しく,A特性の補正をかけた場合,人間の聴覚にあわせて低周波の音は,実際の音圧レベルよりも小さい値を示す.そのため,周波以下の音においては,C特性音圧レベルの方がA特性音圧レベルより大きい値を示す.24011P_08_024音響騒音数値【騒音にかかる環境基準】より,主として住居の用に供される地域における騒音環境基準は,昼間は55dB(A)以下,夜間は45dB(A)以下とされている.25073P_08_024_音響騒音その他振動レベルは,振動感覚補正を行って評価した振動加速度レベルである.2401203P_08_026音響騒音用語【等価騒音レベル】は,時間的に変動する音を評価する量で,騒音レベルのエネルギー平均値に相当し,騒音計により測定した騒音の強さを一定時間内でエネルギー的に平均化し,レベル表示したものである.22014,01011P_08_026_02音響騒音用語室の内装の吸音性能を高めれば室内の拡散音の音圧レベルを低減することができる.一般に,拡散性が高い室で,その室の平均吸音率が2倍になると,室内平均音圧レベルの値は約3dB減少する.24082,28092,02091,06093P_08_027音響騒音その他【特定の1か所からの騒音】は,点音源モデルとして考えられ,この場合,音のエネルギーは同心球状に拡散し,音の強さは距離の2乗に反比例する(音源からの距離が2倍になると6dB減衰する).P_08_027_02P_08_027_03音響騒音その他屋外において,遠方の音源から伝搬する音の強さは,空気の音響吸収によって高音域ほど減衰する.音響騒音その他環境基本法に基づく騒音に係る環境基準において,「道路に面する地域」以外の地域における夜間の基準値は,昼間の基準値に比べて10dB低い値とされている.24084,27091,0209225082,29092,0209425083P_08_028音響騒音その他【高速道路上の密な走行などによる騒音】は,線音源モデルとして考えられ,音のエネルギーは線音源を中心軸とした円筒状に拡散し,音の強さは距離に反比例する.音源からの距離が2倍になれば3dB減衰することになる.線音源モデルは,点音源モデルより遠方に影響が及ぶと考えることができる.P_08_028_02P_08_028_03音響騒音用語【サウンドスケープ】とは,音の環境,音の風景といった意味の言葉であり,そ18063の考え方は,音を取り去るだけでなく,音を生み出したり,音に意識を向けることにより,良好な音環境の形成を目的としたものである.音響騒音用語様々な無数の音源が広範囲に点在する都市を面音源として捉えると,都市に建つ高層マンションの上階において,音の距離減衰による騒音レベルの低下は,あまり期待できない.P_08_029音響遮音その他床上に厚いじゅうたんを敷くことは,食器類等の落下に伴う軽量床衝撃音を低減させる効果がある.P_08_030音響遮音その他床上に厚いじゅうたんを敷くことにより,軽量床衝撃音に対する低減効果については期待できるが,子供のとびはね等による重量床衝撃音に対しては低減効果をあまり期待できない.24083,29094,0609224083,29094,031032509428101,03093,06104P_08_032音響遮音その他床スラブ下に,軽量天井を吊るした場合,重量床衝撃音による振動の際,床スラブと軽量天井との間で共振現象が生じるため,遮断性能が低下することがある.28101P_08_033音響遮音用語【床の遮音等級】は,上階の床に設置した標準衝撃音発生装置による音を下04103階において測定し,L-30~80までの数値で示す.値が小さいほど遮断性能が高いことを表わす.P_08_034音響遮音その他床衝撃音レベルに関する遮音等級におけるL-50は,L-60より遮断性能が高い.P_08_036音響遮音その他【壁体の遮音等級】は,室間の音圧レベル差で表示し,D-60~30までの等級がある.この値が大きいほど,遮音性能が優れている.P_08_036_02音響遮音その他障壁は,一般に,音の回折現象によって,低周波音よりも高周波音の遮断に有効である.25094,03093,0410320073,0410427092,29012,03102,06091P_08_037音響透過損失公式壁体についての【透過損失】は,入射する音響エネルギーと,透過した音響エネルギーとの比の対数を10倍した値となり,値が大きいほど遮音性が優れていることを意味する.22082,23083,260923/5ページ

P-08.「音響」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_08_038音響透過損失公式【音が入射する壁の吸音率(α)】は,次式のように表される.23082,26091,30101,03092,06101P_08_039音響遮音特性用語中空二重壁の透過損失が低音域で低下する現象は,中空層の空気をバネとし,両側の板を質量とした振動系の共鳴によって起きる.この現象を【低音域共鳴透過】という.20065,26093,03094P_08_040音響遮音特性その他中空二重壁の中空層を厚くすると,共鳴透過を起こす周波数は低くなる.20065,26093P_08_043_01音響遮音特性その他【ボード直張り工法】は,壁体全体の面密度は高くなるが,コンクリート壁とボードの間の空間部分に入射した音が,太鼓のように共鳴して増幅されるため,一般に,遮音等級Dによる評価は低下する.24071,01103P_08_044音響遮音特性公式【迂回路伝搬がなく,壁で仕切られた2室間の音圧レベル差(ΔLP)】は,次式で表す.21084,30103P_08_045音響遮音特性用語【質量則】とは,「均質な一重壁の音響透過損失TLは,壁の面密度が大きい22083,25091,27103,02103,ほど,また,周波数が高いほど大きくなる傾向がある.」という法則であり,単07103層壁の場合,透過損失TLの予測値は実測値に比べて高めの値となる傾向がある.P_08_046音響遮音特性用語【均質な単層壁の質量則による音響透過損失TL】垂直入射の場合,TLo=20log(f・m)-43拡散入射の場合,TL=TLo-5〔f:周波数(Hz),m:材料の面密度(kg/㎡)〕単層壁への平面入射においては,一般的に,壁体に対して垂直に入射する音の方が斜めに入射する場合に比べて,透過損失が約5dB程高くなり,遮音性能が向上する.また,入射角が斜めになるに従い遮音性能は低下する.尚,斜め入射の場合,壁と共振し,特定の周波数音域で遮音性能が大きく低下することがある.この現象を【コインシデンス効果】という.23084,27104,06103P_08_047音響遮音特性用語【コインシデンス効果】とは,ある周波数の音が壁体に斜め入射する際,空気28103,29104,03091,04101中の音波の壁面上での音圧の山・谷と板の曲げ振動の山・谷が一致したときに板の曲げ振動が大きくなる現象をいう.また,単層壁の材料の厚さを増した場合,コインシデンス効果による遮音低下の影響は,より低い周波数へ拡大する.【曲げ振動】とは,構造物または材料の曲げ変形による自由度だけを考慮した振動.P_08_048音響吸音その他多孔質材料は,高周波数域(高音域)の音に対する吸音率が大きく,多孔質材料と剛壁との間の空気層の厚さを増すと,その吸音効果を低周波数域(低音域)まで広げることができる.P_08_049音響吸音用語【板振動型吸音機構】とは,剛壁との間に空気層を挟んで板状材料を設けたも26094のであり,一般に,80~200Hzの低音域に対し,空気層がバネの役目を果たし,板が共振することによって吸音するが,背後空気層が厚いほど,吸音効果を期待できる周波数はより低音域に移行する.18144,23081,24074,27102,29101,02101P_08_050_02音響遮音特性その他【合わせガラスの遮音特性】は,同厚の単板ガラスとよく似た特徴を持つが,コインシデンス効果の起こる周波数付近で遮音性能の向上がみられる.29103P_08_051音響遮音特性その他複層ガラスは,同一面密度の単板ガラスを用いる場合に比べて,全般的に遮音性能は向上するが,低音域においては,中空層がバネとなり,両側のガラスが振動共鳴し,透過損失が低下する場合がある.21101,24072,28104,04102P_08_052音響遮音特性その他複層ガラスは,250~500Hz付近の音に対しては,ガラスと空気層による共鳴透過現象が起こるため透過損失は低下する.ただし,1,000Hz付近以上の音に対しては単板ガラスより高い遮音性能を示す.21101,24072,28104,041024/5ページ

P-08.「音響」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題P_08_053音響吸音その他背後空気層をもつ板振動型吸音機構においては,その空気層部分にグラスウール等の多孔質材料を挿入した場合,低音域における吸音率は向上するが,多孔質材料の特性である高音域での吸音効果についてはあまり期待できない.30102P_08_053_02音響吸音その他壁に多孔質吸音材料を使用するに当たり,表面を孔あき板やリブ等で保護する場合,開孔率が小さいと共鳴器型の吸音特性が現れることがある.28102P_08_054音響吸音その他多孔質吸音材料(ロックウールやグラスウール等)は,音が入射した際に繊維を振動させたり,細かい間隙に入りこむときの摩擦等により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換することで吸音する.特に高音域の音に対する吸音率が高い.多孔質吸音材料の表面を通気性の低い材料(クロス等)で被覆すると,音が直接入射されないため,高音域の吸音率が低下する.25092,29102,02104,06102P_08_054_02音響吸音その他孔あき板を用いた吸音構造においては,孔と背後空気層とが共鳴器として機能することによって吸音する.20063,24073,02102P_08_054_03音響吸音その他【孔あき板】と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の共鳴周波数は,孔あき27101板の開口率を小さくすると低くなる.P_08_054_04音響吸音その他【孔あき板】と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の固有周波数は,空気層の厚みを大きくすると低周波数域に移動する.P_08_055音響その他その他コンサートホールの形状における【シューボックス型】とは,奥行きの深い長方形の平面に高い天井を有するものをいう.P_08_056音響その他用語【固体伝搬音】は,建築物の躯体中を伝わる振動により,壁や天井等の表面から空間に放射される音である.0110118064,2715127014P_08_056_02音響その他その他空調用のダクト内の音の伝搬においては,音の強さの減衰が小さいことから,一般に,ダクト内に吸音材を貼る等の遮音上の対策が行われる.P_08_057音響その他用語【NC曲線】とは,室内騒音の評価曲線群として,室内騒音をオクターブ分析し,各バンド(NC-15~70)で表したもので,一般に,アナウンススタジオでNC-15,ラジオスタジオでNC-20,映画館,美術館等でNC-30~35程度とされている.28094301045/5ページ

1234環境・設備(設備)もくじ56789101112131415

環境・設備(設備)目次01「防火・防災」の本試験知識I-01「防火・防災」の音声テキストI-02「給排水・衛生設備」の音声テキスト02「給排水・衛生設備」の本試験知識「給排水・衛生設備」の解説集I-03「空調設備」の音声テキスト「給排水・衛生設備」の本試験図問題I-04「電気設備」の音声テキスト03「空調設備」の本試験知識I-05「省エネルギー」の音声テキスト「空調設備」の解説集「空調設備」の本試験図問題I-06「消防・消火設備」の音声テキスト04「電気設備」の本試験知識「電気設備」の解説集「電気設備」の本試験図問題I-07「その他」の音声テキスト05「省エネルギー」の本試験知識「省エネルギー」の解説06「消防・消火設備」の本試験知識07「その他」の本試験知識「成績係数」の解説集1/1ページ

1234No.01防火・防災56789101112131415

01.「防火・防災」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21051防災計画煙火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般に,0.5~1.0m/sである.火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般○に,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.尚,人の階段での上下歩行速度は,一般に,0.5m/s程度であり,煙の方が数倍速いため,階段室等への煙の流入には注意が必要である.28052防災計画煙火災室で発生した熱を伴った煙は,階段室に流入すると,一般に,3~5m/s程度の速さで上昇する.27054防災計画煙火災室から廊下や隣室へ流出する煙の水平方向の流動速度は,2~3m/sである.火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般○に,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.(この問題は,コード「23053」の類似問題です.)火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般×に,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.尚,人の階段での上下歩行速度は,一般に,0.5m/s程度であり,煙の方が数倍速いため,階段室等への煙の流入には注意が必要である.30053防災計画煙火災室から廊下へ流出した煙の水平方向の流動速度は,3~5m/sである.火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般×に,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.尚,人の階段での上下歩行速度は,一般に,0.5m/s程度であり,煙の方が数倍速いため,階段室等への煙の流入には注意が必要である.06053防災計画煙火災室で発生した熱を伴った煙は,階段火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般×室に流入すると,一般に,1~2m/s程度のに,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~速さで上昇する.5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.よって誤り.23054防災計画煙避難予測計算に用いる避難時の群衆の水平方向における歩行速度は,一般に,1.5m/sを用いる.03051防災計画煙火災時に空気と分離した煙が平面方向に広がる速さは,避難における歩行速度にほぼ等しい.多数の人が廊下を同一方向に,同時に避難するときの群集歩行速度は,劇場・百貨店・ホテルなどの場合,約1.0m/s,学校・事務所などの場合,約1.3m/sとなる.火災時に空気と分離した煙は,比較的早く流動し,平面方向に広がる速さは,1m/s程度である.人の歩行速度は,様々な状況や前提条件によって異なるが,一般に,群衆の歩行速度は,1.1m~1.2m/s程度とされている.よって,双方の速度は,ほぼ等しいと考えられる.×○03052防災計画煙劇場の防災計画において,階段を下りる速度は,一般に,0.6m/秒で想定する.火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,一般○に,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/s(条件によってはそれ以上の速度)である.尚,人の階段での上下歩行速度は,一般に,0.5~0.6m/s程度で想定される.21052防災計画煙火災時に廊下において形成される上方の煙と下方の比較的清浄な空気とからなる二層流は,煙の温度が低いほど安定する.02053防災計画煙自然排煙の排煙量は,煙層の温度と厚さに依存し,煙層の温度が低いときや天井高が低いときにおいては排煙効果が小さい.22051防災計画煙火災階から竪穴区画に侵入した煙は,直上階から順次充満し,最上階への煙の侵入は遅れる傾向にある.05053防災計画煙竪穴区画内の温度が屋外より高くなる冬期において,地下階がない建築物では,火災階が下階であるほど,竪穴区画への煙の侵入量が増える傾向にある.火災時に,廊下において形成される上方の煙と下方の比較的清浄な空気とからなる2層流は,煙の温度が高いほど,また煙の流速が小さいほど安定する.自然排煙の排煙量は,煙層の温度と厚さに依存し,煙層の温度が低いときや天井高が低いときにおいては排煙効果が小さい.火災が発生すると,一般に火源からの煙は天井面に沿って水平方向に広がり,開放された竪穴(吹き抜け空間,階段室,EVシャフトなど)に繋がっている場合,煙は垂直方向に一気に上昇する.そのため,煙は最上階から順次充満することとなる.火災が発生すると,一般に火源からの煙は天井面に沿って水平方向に広がり,開放された竪穴(吹き抜け空間,階段室,EVシャフトなど)に繋がっている場合,煙は垂直方向に一気に上昇する.竪穴区画内の温度が屋外より高くなる冬期において,地下階がない建築物では,火災階が下階であるほど,竪穴区画への煙の侵入量が増える傾向にある.×○×○06051防災計画歩行速度廊下を避難するときの歩行速度は,一般に,平均照度の低下に伴い遅くなり,1lx以下では顕著に遅くなる.廊下を避難するときの歩行速度は,一般に,平均照度の低下に伴い遅くなり,1lx以下では顕著に遅くなる.そのため建築基準法において最小照度は1lxとして定められている.○22052防災計画火災横長の窓は,縦長の窓に比べて噴出する火炎が外壁から離れにくく,上階への延焼の危険性が高い.縦長の窓は,火災時に噴出する火炎の噴出力が強いため外壁から離れやすいが,横長の窓は,噴出する火炎が外壁から離れにくく,上階への延焼の危険性が高い.○1/4ページ

01.「防火・防災」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01051防災計画火災縦長の窓は,横長の窓に比べて噴出する火炎が外壁から離れにくいことから,上階への延焼の危険性が高い.縦長の窓は,火災時に噴出する火炎の噴出力が強いため外壁から離れやすいが,横長の窓は,噴出する火炎が外壁から離れにくく,上階への延焼の危険性が高い.(この問題は,コード「26054」の類似問題です.)×05051防災計画火災室内の可燃物量が同じ場合,一般に,外初期火災では,可燃物の一部が燃焼し,酸素は十分供給される状況×気が流入する開口面積が大きいほど火盛にある.燃焼量(同様に,煙層の降下の早さ・厚さ)は,燃料の種類とり期の火災継続時間が長くなる.火源の面積によって決まるため「燃料支配型火災」という.盛期火災では,燃焼による発熱量は,可燃物の種類にはあまり関係がなく,開口部からの流入空気量によって決まり,流入空気と流出煙が釣り合うと,ほぼ一定の燃焼となり,火災継続時間が長くなる.これを「換気支配型火災」という.室内の可燃物量が同じ場合,開口部が大きいほど,一般に,酸素供給量が多くなり,可燃物が一気に燃焼するため,火盛り期の火災継続時間は短くなる.よって誤り.(この問題は,コード「24054」の類似問題です.)24053防災計画火災耐火建築物において,火災の初期段階における煙層の降下の速さは,火源の発熱量よりも火源の広がり面積に大きく支配される.耐火建築物の場合,火災の初期段階における煙層の降下の速さは,火源の発熱量よりも火源の面積の影響を受ける.○26051防災計画火災天井,壁等の内装材料を不燃化することは,火災時にフラッシュオーバーに至るま「フラッシュオーバー」は,室内で火炎による熱で可燃物が熱分解し,引火性のガスが発生し室内に充満した場合や,天井の内装などに使での時間を長くするための対策として有効われている可燃性素材が輻射熱によって,爆発的に延焼する火災現である.象であり,内装材料を不燃化することは,火災時にフラッシュオーバーに至るまでの時間を長くするための対策として有効である.○06052防災計画火災フラッシュオーバーは,発生すると,一般に,酸素濃度が急激に低下する.「フラッシュオーバー」は,室内で火炎による熱で可燃物が熱分解し,引火性のガスが発生し室内に充満した場合や,天井の内装などに使われている可燃性素材が輻射熱によって,爆発的に延焼する火災現象であり,発生すると,一般に,酸素濃度が急激に低下する.○04054防災計画火災等価可燃物量は,対象となる可燃物の発熱量を,発熱量が等価な木材の重量で表現した値である.可燃性物質は燃焼する材質によって火災状況や発煙性状が異なるため,「単位床面積あたりの可燃物の発熱量」を「同じ発熱量をもつ木材」の重量で表したものを「等価可燃物量」という.「火災荷重(FireLoad)」とも言い,火災の規模を評価するための指標となる.通常,「単位面積当たりの等価可燃物量(kg/㎡)=(可燃物の発熱量/木材の発熱量)×可燃物量」で表す.(この問題は,コード「25053」「28054」の類似問題です.)○30054防災計画火災建築物に使用するアカマツ,ケヤキ等の木材は,一般に,約260℃に達すると引火し,約450℃に達すると自然に発火する.木材の出火(引火)危険温度は,260℃前後であり,450℃前後は,発火危険温度である.(この問題は,コード「23051」の類似問題です.)○06054防災計画火災建築物に使用するアカマツ,ケヤキ等の木材は,一般に,温度が上昇すると可燃性ガスを発生し,260℃前後で引火しやすくなる.木材の出火(引火)危険温度は,260℃前後であり,450℃前後は,発火危険温度である.○2/4ページ

01.「防火・防災」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26053防災計画火災大断面集成材を用いた木造建築物におい火災時において,木材の表面に形成される炭化層(炭化する深さは,○て,通常の火災により建築物全体が容易に倒壊するおそれのない構造とするため0.6mm/分程度)は,燃焼が急速に深部まで及ぼすのを防ぐ効果がある.よって,所定の耐火性能が要求される場合,その燃え代を除いたには,主要構造部の柱及び梁に適切な燃断面で応力の確認する設計方法をする場合もある.具体的には,30分え代を見込んだ燃え代設計が有効である.耐火の性能が要求される場合は,表面から内側に燃えしろ25mmの部分を差し引いて長期応力に対する安全性を確かめることになる.(この問題は,構造(文章題)12.木質構造コード「15223」の類似問題です.)05054防災計画区画建築物の用途が異なる部分に設けられる「防火区画(建築基準法施行令112条)」には,①.面積区画,②.高層区異種用途区画については,原則として,異画,③.たて穴区画,④.異種用途区画の4種類がある.建築物の用途なる用途部分への延焼を防止するために防火区画とする.が異なる部分に設けられる区画については,原則として,発生した火災をその用途部分に留めるために異種用途区画とする.(この問題は,コード「25051」の類似問題です.)02052防災計画区画大規模店舗の売場内に防火区画(面積区画)を設ける場合の階段配置について,防火区画された売場ごとの避難時間と避難扉幅当たりの避難者人数が概ね均等になるように計画することが望ましい.大規模店舗の売場内に防火区画(面積区画)を設ける場合の階段配置について,防火区画された売場ごとの避難時間と避難扉幅当たりの避難者人数が概ね均等になるように計画することが望ましい.○○30052防災計画区画「層間区画」は,上下階の延焼拡大を防止するために,耐火構造や準耐火構造の,スラブ等の水平方向の部材や外壁のスパンドレル等の垂直方向の部材により形成するものである.「層間区画」は,上下階の延焼拡大を防止するために,耐火構造や準耐火構造のスラブ等の水平方向の部材や外壁のスパンドレル,配管等の区画貫通部まわりを充填剤で埋める等の垂直方向の部材により形成するものである.○05052防災計画区画建築物の上階への延焼防止のためには,層間区画を十分に確保する必要があり,ファサードデザインに応じてバルコニーや庇等により対応する方法がある.25054防災計画区画吹抜けに面する通路において,吹抜けを経由した延焼の拡大や煙汚染を防止するための防火シャッターは,手摺の通路側ではなく吹抜け側に設けることが望ましい.「層間区画」は,上下階の延焼拡大を防止するために,耐火構造や準耐火構造のスラブ等の水平方向の部材や外壁のスパンドレル,ファサードデザインに応じてバルコニーや庇等の垂直方向の部材により形成するものである.吹抜けに面する部分には,延焼の拡大や煙汚染を防止するための防火シャッター(たて穴区画に用いる防火設備等)が設けられる.この防火シャッターを吹抜けに面する通路に設ける場合,放置された物品等による閉鎖障害を防止する目的で,手摺の通路側ではなく吹抜け側に設けることが望ましい.○○02051防災計画区画安全区画を自然排煙とする場合,避難方向と同一の方向に排煙口を設けることが望ましい.安全区画を自然排煙とする場合,排煙口の位置は,避難方向と煙の流れる方向が反対になるよう配置する事が望ましい.よって誤り.×28051防災計画区画水平避難方式は,一つの階を複数のゾーン(防火区画や防煙区画)に区画し,火災の発生時に,火災の発生していないゾー「水平避難方式」は,一つの階を防火区画や防煙区画により複数のゾーンに区画(水平避難区画)し,火災の発生していないゾーンに水平に移動することによって安全を確保する方法であり,高齢者や幼児が○ンに水平に移動することによって安全を確利用する施設において有効である.尚,「安全区画」は,不燃材料等の保する方法である.間仕切壁と扉により一定時間は居室から煙流出が遮断された廊下・通路(階段室は該当しない)を指す.(この問題は,コード「24052」の類似問題です.)02054防災計画区画病院等で採用される水平避難方式は,階段での自力避難が困難な者などを出火し「水平避難方式」は,一つの階を防火区画や防煙区画により複数のゾーンに区画(水平避難区画)し,階段での自力避難が困難な者などたエリアから隣接する防火区画されたエリを出火したエリアから隣接する防火区画されたエリアへ移動させ,避アへ移動させ,避難時間の余裕を生み出したうえで,介助避難させる方法である.難時間の余裕を生み出したうえで,介助避難させる方法であり,病院や,高齢者・幼児が利用する施設において有効である.よって正しい.○30051防災計画区画防火扉は,火災や煙の伝播・拡大を防ぐために,自動的に閉鎖する機構を有する.防火扉は,防火戸のうち,開き戸形式になっているものを言い,火災や煙の伝播・拡大を防ぐために,自動的に閉鎖する機構を有する.○07123防災計画区画排煙ファンに接続された排煙主ダクト(竪ダクト)が事務所ビルの各階の床を貫通する部分に,防火ダンパー(FD)を設けた.排煙ファンに接続された排煙主ダクト(竪ダクト)には,火災時の排煙機能を妨げないように,一般に,防火ダンパー(FireDamper)は設けない.また,排煙ファンに接続された排煙主ダクトが各階の床(竪穴区画)を貫通する部分や,排煙ファンの出口側の部分についても,一般に,防火ダンパーは設けない.よって誤り.×04052防災計画区画籠城区画は,病院の手術室やICU等の患者を避難させることが困難な室において,避難経路の分割化として,避難区画である安全区画・水平避難区画・籠城区画などの手法がある.「安全区画」は,不燃材料等の間仕切壁内部からの出火を防止するとともに,外かと扉により一定時間は居室から煙流出が遮断された廊下・通路(階段らの火災の影響を受けない構造にして,鎮火まで,たてこもることができるようにした区画のことである.室は該当しない)である.「水平避難区画」は,水平避難方式を可能とする防火防煙区画を廊下(及び居室間仕切り壁等)に設置する手法であり,水平避難距離が長い場合,短時間に安全なゾーンに避難できるようにする.「籠城区画」は,避難が極めて困難な患者等がいるゾーンで,出火危険のあるゾーンと防火防煙区画を徹底し,安全を確保する.○3/4ページ

01.「防火・防災」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01052防災計画区画病院の手術室,ICU,NICU等は,籠城区画として計画することが望ましい.避難経路の分割化として,避難区画である安全区画・水平避難区画・籠城区画などの手法がある.「安全区画」は,不燃材料等の間仕切壁と扉により一定時間は居室から煙流出が遮断された廊下・通路(階段室は該当しない)である.「水平避難区画」は,水平避難方式を可能とする防火防煙区画を廊下(及び居室間仕切り壁等)に設置する手法であり,水平避難距離が長い場合,短時間に安全なゾーンに避難できるようにする.「籠城区画」は,避難が極めて困難な患者等がいるゾーンで,出火危険のあるゾーンと防火防煙区画を徹底し,安全を確保する.(この問題は,コード「27052」の類似問題です.)○03053防災計画避難超高層建築物や医療福祉施設では,災害時に一気に外部まで避難することが困難な場合が想定されるので,避難経路の途中又は途中階に一時的に滞留できる空間を確保することが望ましい.01054防災計画避難避難時に利用する階段室への出入口の有効幅員は,一般に,流動係数を考慮し,階段の有効幅員よりも狭くする.03054防災計画避難居室内避難における歩行距離は,一般に,家具の配置にかかわらず,出口に最も遠い地点から出口までの直線距離とする.24203防災計画建築物天井が高く気積が大きいアトリウムでは,火災時の対策として,上部に蓄煙空間を設ける煙制御が有効である.超高層建築物や医療福祉施設では,災害時に一気に外部まで避難することが困難な場合が想定されるので,避難経路の途中又は途中階に一時的に滞留できる空間を確保することが望ましい.避難階段の出入口の幅を階段の幅より大きくしてしまうと,階段部分に○おいて人の滞留による混乱を招きやすいため,階段の幅員以下とすることが望ましい.(この問題は,コード「26052」の類似問題です.)居室内避難における歩行距離は,一般に,室内の間仕切りや,移動が困難な家具の配置を考慮し,出口に最も遠い地点から出口までの最大歩行距離とする.問題文は「直線距離」とあるため誤り.何層かの吹抜けのアトリウムでは,火災時の対策として,吹抜けに面する最上階(居住空間)よりも,更に上部に蓄煙空間を設ける煙制御が有効である.○×○24051防災計画建築物高層建築物の上階への延焼防止のため縦長の窓は,火災時に噴出する火炎の噴出力が強いため外壁から離には,スパンドレルを十分に確保する必要れやすいが,横長の窓は,噴出する火炎が外壁から離れにくく,上階があり,ファサードデザインに応じてバルへの延焼の危険性が高い.そのため,窓上の庇やバルコニーは延焼コニーや庇等により対応する方法がある.防止に有効である.27053防災計画建築物超高層建築物においては,設備シャフトや吹抜け等の屋内の延焼経路や,開口部を介した屋外の延焼経路を遮断する計画を行うことが重要である.01053防災計画建築物不特定多数の者が利用する大規模量販店等において,売場の避難出口の扉は,廊下等の有効幅員に配慮しつつ,外開きにすることが望ましい.04053防災計画建築物超高層集合住宅の中央部に設けた屋根のないボイド空間(光庭)に面した開放廊下を避難経路とする場合には,開放廊下への煙の拡散を防ぐために,ボイド空間の下層部分からの給気を抑制する必要がある.21054防災計画濃度空気中の一酸化炭素濃度が1%を超えると,人は数分間で死に至る.超高層建築物においては,設備シャフトや吹抜け等の屋内の延焼経路や,開口部を介した屋外の延焼経路を遮断する計画を行うことが重要である.不特定多数の者が利用する大規模量販店等において,売場の避難出口の扉は,廊下等の有効幅員に配慮しつつ,外開きにすることが望ましい.中央部に光庭となるボイド空間を設けた超高層集合住宅において,ボイド空間を取り囲む開放廊下を避難経路とする場合には,煙が滞留・充満しないよう,下層部分からボイド空間への十分な給気を確保する必要がある.問題文は「給気を抑制」とあるため誤り.(この問題は,コード「25052」「28053」の類似問題です.)一酸化炭素(CO)濃度については,0.3%程度の場合,5~10分で頭痛・めまいが起こり30分間で死亡,1%になると1~3分間で人命が危険な状態となる.○○○×○27051防災計画濃度人は,空気中の一酸化炭素濃度が1%を超えると,数分間で死に至る.一酸化炭素(CO)濃度については,0.3%程度の場合,5~10分で頭痛・めまいが起こり30分間で死亡,1%になると1~3分間で人命が危険な状態となる.○22054防災計画その他避難経路の計画においては,「日常使用する動線を使って逃げようとする」,「明るい方向や開けた方向へ向かう」等の避難避難経路の計画においては,「日常動線志向性(日常使い慣れた経路○を利用して逃げようとする特性)」「帰巣性(内部を知らない建物では,入ってきた経路を戻ろうとする特性)」「向光性(煙に視界を遮られたり行動特性を利用した計画とすることが望ま照明が消えた暗闇では,明るい方に向かう特性)」「危険回避性(開けしい.た方向へ一早く向かうなど,目前の危険のみから回避しようとする特性)」「追従性(自らが判断せず,先頭者や大勢が進む方に追従する特性)」等の避難行動特性を利用した計画とすることが望ましい.04192防災計画その他中央管理室は,超高層建築物において,中央管理方式の空気調和設備の制御及び作動状態の監視等を行うための室として,避難階又はその直上階若しくは直下階に設ける.07121防災計画その他中央管理方式の空気調和設備の採用に当たり,その制御及び作動状態の監視等を行うための中央管理室を避難階に設けた.中央管理室(消防法で「防災センター」)は,中央管理方式の空気調和設備の制御及び作動状態の監視など,建物や建築設備などを集中的に管理するための室として,避難階又はその直上階・直下階に設けることが定められている.(この問題は,コード「28192」の類似問題です.)中央管理室(消防法で「防災センター」)は,中央管理方式の空気調和設備の制御及び作動状態の監視など,建物や建築設備などを集中的に管理するための室として,避難階又はその直上階・直下階に設けることが定められている.よって「避難階に設けた」のであれば正しい.○○23052防災計画その他平成22年版消防白書によれば,住宅(一平成22年版消防白書によれば,平成21年中の建物火災による死者般住宅,共同住宅,併用住宅)で発生した人で,火災による死者の総数に対する比率は72%となって火災による死者数は,建築火災による死割程度を占める.いる.とりわけ,住宅(一般住宅,共同住宅,併用住宅)で発生した火災による死者数は,建築火災による死者数の9割程度を占める.○4/4ページ


1234No.02給排水・衛生設備56789101112131415

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19184給排水・衛生設備BOD○「BOD」は,生物化学的酸素要求量をいい,水中に含まれる有機物の濃度を表す指標をいう.「BOD(BiochemicalOxygenDemand)」とは,生物化学的酸素要求量の略称であり,水中の有機物が好気性微生物により分解されるときに消費される酸素量をいう.酸素量が多く必要とされるほど,水質の汚染度が高いことを示す.一方,「COD(ChemicalOxygenDemand)」とは,化学的酸素要求量の略称であり,水中の有機物などを酸化する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したものをいう.30141給排水・衛生設備26151給排水・衛生設備受水槽上水受水槽の保守点検スペースとして,水槽の上部に100cm,側面及び下部にそれぞれ60cmのスペースを確保した.受水槽飲料用受水槽の側面,上部及び下部に,それぞれ60cmの保守点検スペースを設けた.受水タンクの設置に関しては,周囲に保守点検が容易にできるスペースを必要とされており,周囲及び下部に60cm以上,上部には100cm以上のスペースを設けなければならない.(この問題は,コード「23144」の類似問題です.)受水タンクの設置に関しては,周囲に保守点検が容易にできるスペースを必要とされており,周囲及び下部に60cm以上,上部には100cm以上のスペースを設けなければならない.(この問題は,コード「20192」の類似問題です.)○×20193給排水・衛生設備受水槽事務所ビルにおいて,飲料用受水槽の容量を,1日の予想給水量の50%程度とした.受水タンク(受水槽)の容量は,1日の使用水量の半分程度を標準とする.水を多く貯めすぎると俗にいう「死に水」(循環がされにくい水)が発生しやすくなるため不衛生になる.○25152給排水・衛生設備受水槽一般的な事務所ビルにおいて,断水等に受水タンク(受水槽)の容量は,1日の使用水量の半分程度(4/10~対処するため,飲料用受水槽の容量を,16/10)を標準とする.水を多く貯めすぎると俗にいう「死に水」(循環がさ倍とした.れにくい水)が発生しやすくなるため不衛生になる.尚,外部環境の影響を受けやすい高置水槽の場合,1日の使用水量の10%程度(ピーク時予想給水量やその継続時間等も考慮)が目安となる.×28154給排水・衛生設備受水槽一般的な事務所ビルにおいて,災害応急受水タンク(受水槽)の容量は,1日の使用水量の半分程度(4/10~対策として,飲料用受水槽の容量を1日予6/10)を標準とする.水を多く貯めすぎると俗にいう「死に水」(循環がさ倍程度に設定する場合は,れにくい水)が発生しやすくなるため不衛生になる.尚,災害応急対策水道法の規定による残留塩素の濃度を確として,飲料用受水槽の容量を1日予想給水量の2倍程度に設定する保するため,塩素注入等を行う.場合は,水道法の規定による残留塩素の濃度を確保するため,塩素注入等を行う.○05142給排水・衛生設備受水槽断水時におけるBCP対策等のため,受水槽の容量を1日予想給水量の2倍に設定したので,塩素滅菌装置を設置した.受水タンク(受水槽)の容量は,1日の使用水量の半分程度(4/10~6/10)を標準とする.水を多く貯めすぎると俗にいう「死に水」(循環がされにくい水)が発生しやすくなるため不衛生になる.尚,災害応急対策として,飲料用受水槽の容量を1日予想給水量の2倍程度に設定する場合は,塩素滅菌装置を設置する等の対処が必要である.○25143給排水・衛生設備受水槽受水槽の材質については,FRP,鋼板,ス受水槽の材質については,強化プラスチック・鋼板・ステンレス鋼板・テンレス鋼板,木等があり,使用目的や使木などがあり,使用目的に応じて選定する.一般的に,飲用水用の水用方法に応じて選定する.槽の材質については,各水道事業者によって決められていることが多いが,基本的には耐水性,耐食性のあるものが使用される.○28141給排水・衛生設備受水槽受水槽の材質については,腐食のおそれがあるため,現在,木を使用することはできない.受水槽の材質については,強化プラスチック・鋼板・ステンレス鋼板・木などがあり,使用目的に応じて選定する.一般的に,飲用水用の水槽の材質については,各水道事業者によって決められていることが多いが,基本的には耐水性,耐食性のあるものが使用される.×07143給排水・衛生設備受水槽上水系統と雑用水系統とを別系統とする給水設備において,上水系統と別系統にした雑用水系統の受水槽に場合には,鉄筋コンクリート造の床下ピッついては,雑用水用ポンプを設置した給排水衛生設備機械室の直下トを雑用水系統の受水槽として利用するこにある鉄筋コンクリート造の床下ピットとする事ができる(飲用水以外とができる.の水槽についての規定はない).(この問題は,コード「29153」「03142」の類似問題です.)○30142給排水・衛生設備受水槽上水受水槽と別に設ける消火用水槽として,建築物の地下ピットを利用した.一般受水槽(飲料用)は,建築物の躯体を利用することはできないが,消火用水槽は,建築物の躯体を利用することができる.(この問題は,コード「26141」の類似問題です.)○29154給排水・衛生設備受水槽上水系統の受水槽の水抜き管とオーバーフロー管は,いずれも十分な排水口空間を介して排水管等への間接排水とする.「昭和50年建設省告示1597号第2第一号ロ(4)」に,「給水タンク等の水抜管及びオーバーフロー管に排水管を直接連結しないこと.」とある.○1/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24143給排水・衛生設備受水槽×受水槽のオーバーフロー管及び水抜き管において,虫の侵入及び臭気の逆流を防ぐため,トラップを設けて排水管に直接接続した.「昭和50年建設省告示1597号第2第一号ロ(4)」に,「給水タンク等の水抜管及びオーバーフロー管に排水管を直接連結しないこと.」とある.オーバーフロー管及び水抜管は,下水管からの排水の逆流,臭気・害虫の侵入を防ぐため,排水管に直接連結せずに間接排水とする.05141給排水・衛生設備受水槽塩素による腐食の発生を防ぐため,ステンレス鋼板製の受水槽は,水面上部(気相部)には水面下部(液相部)より耐食性の高いステンレス鋼材を用いた.受水槽内において,水道水に含まれていた残留塩素が分離して水素○ガスが発生し,水面上部(気相部)の結露水に再溶解することにより,塩化物イオンの濃縮とpHの低下が生じる事で,腐食の原因となる場合がある.塩素による腐食の発生を防ぐため,ステンレス鋼板製の受水槽は,一般に,水面上部には水面下部(液相部)よりも,耐食性の高いステンレス鋼材を用いる.05143給排水・衛生設備受水槽水槽内における藻類の増殖を防ぐため,屋外に設置するFRP製の受水槽は,水槽照度率(水槽内照度[lx]/水槽外照度[lx]×100)[%]が10%以下のものを用いた.FRP製の受水槽は軽量で,耐食性に優れ,断熱性も高いが,屋外に設置する場合は,日光が透過し水槽内部で藻類の増殖しやすい環境となるため,水槽照度率(水槽内照度[lx]/水槽外照度[lx]×100)[%]は,0.1%以下とする.×05144給排水・衛生設備受水槽水槽内の滞留水による死水ができないようにするため,大容量の受水槽内には迂回壁を設けた.受水槽内の滞留水による死水ができないようにするため,一般に,給○水管の流入口と流出口は,水槽内において対称位置に設ける.また大容量の受水槽内には迂回壁を設ける事が望ましい.26153給排水・衛生設備給水高置水槽給水方式において,高置水槽の低水位から最も高い位置のシャワーヘッドまでの高さを,70kPaの最低圧力を確保するように設定した.一般水栓の給水の最低必要圧力は,30kPa以上,シャワー類の場合,標準的な器具は,70kPa以上の水圧を必要とする.(この問題は,コード「20194」の類似問題です.)○23143給排水・衛生設備給水シャワーの給水の最低圧力を,20kPaとした.シャワー類の場合,標準的な器具は,70kPa以上の水圧を必要とする.×26144給排水・衛生設備26152給排水・衛生設備給水給水給水圧力が高すぎると,給水管内の流速が速くなり,ウォーターハンマー等の障害が生じやすい.設計用給水量を,居住者1人に対して1日当たり200~350lとした.ウォーターハンマーは,配管内の流体を急激に止めることで起こる圧○力変化により管が振動し騒音を発する現象をいう.防止策としては流速を遅くしたり(1.5~2.0m/sec程度),急激に流体を止めるようなバルブ(電磁弁など)を使用せず,徐々に流れを閉めるようなバルブ(電動弁など)を使用する.集合住宅における居住者1人当たりの1日平均使用水量は,200~○350Lとなる.1戸あたりの人数が少ないほど一人あたりの給水量は多くなる.(この問題は,コード「23141」の類似問題です.)02141給排水・衛生設備給水1日当たりの給水量の算定として,集合住宅において,居住者1人当たり250ℓ/日とした.集合住宅における居住者1人当たりの1日平均使用水量は,200~350ℓとなる.1戸あたりの人数が少ないほど1人あたりの給水量は多くなる.(この問題は,コード「26152」の類似問題です.)○24141給排水・衛生設備給水事務所ビルにおける在勤者一人当たりの設計用の1日給水量を,80Lと想定した.事務所ビルにおける在勤者一人当たりの設計用の1日給水量は,一般に,60~100L程度となる.○20191給排水・衛生設備給水事務所ビルの給水設備の基本設計において,在勤者一人当たりの1日の使用量を0.1m3とした.事務所ビルにおける居住者1人あたりの1日平均使用水量は,60~100Lとなる(0.1m3=100L).○02142給排水・衛生設備給水1日当たりの給水量の算定として,社員食堂のない事務所ビルにおいて,在勤者1人当たり60ℓ/日とした.事務所ビルにおける在勤者1人当たりの設計用の1日給水量は,一般に,60~100ℓ程度となる.○06141給排水・衛生設備給水事務所ビルにおいて,節水器具を使用した場合,一般に,在勤者1人当たりの設計用の1日の給水量を120~150ℓ程度で計画する.事務所ビルにおける在勤者1人当たりの設計用の1日給水量は,一般×に,60~100ℓ程度となる.節水器具を使用した場合は,これより少ない量で計画できるため誤り.02143給排水・衛生設備給水1日当たりの給水量の算定として,客室主体のホテルにおいて,ベッド1台当たり500ℓ/日とした.ベッド1台当たりの1日平均使用水量は,客室主体のホテルで,250~450ℓ程度(場合によってはそれ以上)とする.○02144給排水・衛生設備25144給排水・衛生設備給水給水1日当たりの給水量の算定として,総合病院において,ベッド1台当たり300ℓ/日とした.節水こま入り給水栓は,こまの底部を普通こまより大きくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくして,節水を図る水栓である.ベッド1台当たりの1日平均使用水量は,総合病院で,500~1,000ℓ程度(場合によっては2,000ℓ以上)とする.ベッド1台当たり300ℓ/日では,明らかに不足するため誤り.尚,病院は年間を通して24時間使用される施設であり,一般に,多くの用途で水が使用されているが,近年はリネン業務などの外注により減少している傾向がある.節水こま入り給水栓は,こまの底部の大きさを,普通こまより大きくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくするものであり,普通こまと比較すると30~40%の節水を図ることができる.×○2/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19203給排水・衛生設備給水×節水こま入り給水栓は,こまの底部の大きさを,普通こまより小さくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくして,節水を図る水栓である.節水こま入り給水栓は,こまの底部の大きさを,普通こまより大きくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくするものであり,普通こまと比較すると30~40%の節水を図ることができる.06142給排水・衛生設備給水事務所ビルにおいて,給水系統を飲用水と雑用水に分ける場合,一般に,飲用水30~40%,雑用水60~70%程度の使用水量の比率で計画する.一般建築物の場合,使用水量の比率は飲用水30~40%,雑用水70~60%である.尚,飲用水と雑用水の比は,住宅:65~80%,35~20%,病院:60~66%,40~34%,デパート:45%,55%,学校:40~50%,60~50%の比率となり,厨房,入浴施設などがある建物の方が飲用水比率は高くなる.(この問題は,コード「03144」の類似問題です.)○27144給排水・衛生設備01142給排水・衛生設備給水給水飲食施設を設けない中小規模の事務所ビ一般建築物の場合,使用水量の比率は飲用水30~40%,雑用水70ルの給水設計において,使用水量の比率~60%である.尚,飲用水と雑用水の比は,住宅:65~80%,35~を,飲料水70%,雑用水30%とした.20%,病院:60~66%,40~34%,デパート:45%,55%,学校:40~50%,60~50%の比率となり,厨房,入浴施設などがある建物の方が飲用水比率は高くなる.(この問題は,コード「22143」の類似問題です.)高置水槽方式は,水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に,屋上等に設置した高置水槽へ揚水し,そこから重力を利用高置水槽方式は,水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に,屋上等に設置した高置水槽へ揚水し,そこから重力を利用して建築物内の必要箇所に給水する方式であり,一般に,大規模な建築物にも適用す○して建築物内の必要箇所に給水する方式ることができる.水質汚染の可能性は高くなるため,タンク内の清掃をであり,一般に,大規模な建築物にも適定期的に行う必要がある.用することができる.×04144給排水・衛生設備給水高置水槽方式において,揚水管の横引き高置水槽方式の給水設備において,揚水管の横引きが長くなる場合は,ウォーターハンマーの発生原因となるは,ウォーターハンマーの発生原因となる水柱分離を防止するため水柱分離を防止するために,できるだけに,建築物のできるだけ低い位置で横引き配管を長くする.(この問題低い位置で計画する.は,コード「29152」の類似問題です.)○01141給排水・衛生設備給水水道直結直圧方式は,水道本管の圧力を水道直結直圧方式は,水道本管の圧力を利用して建築物内の必要箇利用して建築物内の必要箇所に給水する所に直接給水する方式であり,水道本管の圧力に依存する.一般に,方式であり,一般に,3階建て以下の建築3階建て以下の建築物で小規模なものに適用することができる.停電物で小規模なものに適用することができの影響を受けないうえ,配管以外の設備スペースは必要ない.る.○07141給排水・衛生設備給水水道直結増圧方式において,水道本管への逆流を防止するため,一般に,増圧ポンプの吸込み側に逆流防止器を設置する.水道直結増圧方式において,水道本管への逆流を防止するためには,一般に,増圧ポンプの吸込み側に逆流防止器(逃し弁を備えた中間室が設けられ,逆流及び逆サイホンに対して,管路を遮断する装置)を設置する.(この問題は,コード「27153」の類似問題です.)○01143給排水・衛生設備給水水道直結増圧方式は,水道本管の圧力に加えて増圧ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式であり,一般に,水道本管への逆流について考慮する必要はない.水道直結増圧方式において,水道本管への逆流を防止するためには,一般に,増圧ポンプの吸込み側に逆流防止器(逃し弁を備えた中間室が設けられ,逆流及び逆サイホンに対して,管路を遮断する装置)を設置する.×3/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01144給排水・衛生設備給水○ポンプ直送方式は,水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に,給水ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式であり,一般に,建築物が停電した際は給水することができない.ポンプ直送方式は,水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に,給水ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式であり,台数制御や容量制御により,給水圧力を一定に保つ事ができる.一般に,建築物が停電した際は給水することができない.断水時は受水槽の貯留量の範囲内で,ある程度の給水は可能である.06151給排水・衛生設備再利用水排水再利用水の原水に,手洗い・洗面器及び給湯室からの排水のほか,厨房からの排水も利用した.排水再利用水とは手洗い等で使用された水を浄化し便所の洗浄水等○に使用することをいう.一定の基準値以上に浄化できれば厨房排水も利用することができる.(この問題は,コード「22142」「29141」の類似問題です.)25141給排水・衛生設備再利用水排水再利用水の原水として,手洗い・洗面器及び湯沸室の排水は利用できるが,厨房の排水は利用できない.排水再利用水とは手洗い等で使用された水を浄化し便所の洗浄水等に使用することをいう.一定の基準値以上に浄化できれば厨房排水も利用することができる.×28142給排水・衛生設備再利用水排水再利用水は,人の健康に係る被害の防止のため,大腸菌が検出されない場合であっても,飲料水として使用することはできない.コスト的な問題を除けば,技術的には飲用可能な水質に浄化することも可能であるが,浄化を行えるとしても施設の故障などで水質が悪化する恐れがあるため,飲用水として使用されることはない.○03141給排水・衛生設備再利用水排水を再利用した雑用水については,便器洗浄水や修景用水の他に,清掃用水や冷却塔補給水にも使用した.排水を再利用した雑用水については,便器洗浄水や修景用水,清掃用水に使用する事ができるが,「冷却塔補給水」は,原則として上水を使用しなければならない(排水再利用水を用いる事はできない).よって誤り.×06154給排水・衛生設備再利用水雨水を便器洗浄水等で再利用した排水が下水道料金の対象となる地域において,雨水使用量を計測する量水器を設置した.一般に,水道メーターの検針による使用水量を汚水の排出量として下水道使用料を算出するため,雨水を便器洗浄水等で再利用した排水が下水道料金の対象となる地域においては,雨水使用量を計測する量水計を設置する.(この問題は,コード「03143」の類似問題です.)○18203給排水・衛生設備クロスコネクションクロスコネクションは,上水の給水・給湯上水系統の配管とそれ以外の配管を接続○系統とその他の系統が,配管・装置によりすることをいう.上水系統が負圧になった場合,上水に他系統の水が直接接続されることをいう.流れ込む可能性が生じるため禁止されている.逆止弁やバルブ等を設けて接続しても,それらの故障により,クロスコネクションが生じる可能性があるため,飲料水の給水タンクと排水再利用水の給水タンクを配管で連結してはならない.27152給排水・衛生設備クロスコネクション飲料水の給水・給湯系統とその他の系統が,配管・装置等により直接接続されるクロスコネクションは,絶対に行ってはならない.「クロスコネクション」とは,上水系統の配管とそれ以外の配管を接続することをいう.上水系統が負圧になった場合,上水に他系統の水が流れ込む可能性が生じるため禁止されている.○30144給排水・衛生設備クロスコネクション断水時にも水が使用できるように,水道直結直圧方式の上水給水配管と井戸水配管とをバルブを介して接続した.「クロスコネクション」とは,上水系統の配管とそれ以外の配管を接続×することをいい,禁止されている.井戸水は上水ではないため,上水給水配管と接続するとクロスコネクションとなる.07142給排水・衛生設備クロスコネクション飲料水用配管から空調設備配管へ給水する場合には,クロスコネクションを防止するため,一般に,逆止め弁を設置する.「クロスコネクション」とは,上水系統の配管とそれ以外の配管を接続×することをいう.上水系統が負圧になった場合,上水に他系統の水が流れ込む可能性が生じるため禁止されている.逆止め弁やバルブ等を設けて接続しても,それらの故障により,クロスコネクションが生じる可能性があるため,飲料水の給水タンクと排水再利用水の給水タンクを配管で連結してはならない.よって誤り.(この問題は,コード「04143」の類似問題です.)19202給排水・衛生設備排水槽汚水や雑排水を貯留する排水槽の底部には,吸込みピット(釜場)を設け,排水槽の底部はピットに向かって1/15以上1/10以下の下がり勾配を設ける.排水槽の底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける.また,内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができるような構造としなければならない.○4/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24142給排水・衛生設備排水槽○排水槽において,排水及び汚泥の排出を容易にするため,槽底部に吸い込みピットを設け,槽底部の勾配は,清掃時の安全等に配慮して,吸い込みピットに向かって1/15とした.排水槽の底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける.また,内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができるような構造としなければならない.06152給排水・衛生設備排水槽排水槽において,排水の滞留及び汚泥ができるだけ生じないように底部に吸込みピットを設け,底部の勾配を1/5以上とした.排水槽の底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける.また,内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができるような構造としなければならない.よって誤り.(この問題は,コード「28153」の類似問題です.)×21152給排水・衛生設備排水槽地下ピット等を利用して汚水や雑排水を貯留する排水槽を設置する場合には,清掃等のメンテナンス時に汚物で足を滑らせる危険のないように,底面は傾きなく水平に仕上げなければならない.排水槽の底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピット(釜場)に向かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける.また,内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができるような構造としなければならない.×30154給排水・衛生設備排水槽排水槽に設ける通気管は,一般に,排水管に接続する通気管とは別に設け,外気に開放させる.排水槽に設ける通気管は,一般に,排水管に接続する通気管とは別に設け,外気に開放させる.○06153給排水・衛生設備排水槽排水槽において,定期的に清掃及び保守排水槽において,定期的に清掃及び保守点検を行うため,有効内径点検を行うため,有効内径60cmの防臭密60cmの防臭密閉型マンホールを2個以上設ける事が望ましい.閉型マンホールを2か所設けた.○03154給排水・衛生設備21151給排水・衛生設備排水槽雨水管即時排水型ビルピット設備は,排水の貯留時間を短くすることにより,硫化水素等の悪臭物質の発生を抑制することができる.雨水排水立て管は,屋内で雨水以外の系統の排水管に接続してはならない.建築物の地下階部分は下水道管より下にある場合が多く,そこで排出○される汚水は,下水道に排出されるまでの間,ビル地下部分にある貯留槽(ビルピット)に一時貯留する必要がある.「即時排水型ビルピット設備」は,排水の貯留時間を短くすることにより,硫化水素等の悪臭物質の発生を抑制することができる.「昭和50年建設省告示1597号第2第一号ハ」より,「雨水排水立て管○は,汚水排水管もしくは通気管と兼用し,又はこれらの管に連結してはならない.」と定められている.26142給排水・衛生設備雨水管雨水立て管は,通気管に連結することができる.「昭和50年建設省告示1597号第2第一号ハ」より,「雨水排水立て管×は,汚水排水管もしくは通気管と兼用し,又はこれらの管に連結してはならない.」と定められている.27141給排水・衛生設備05153給排水・衛生設備雨水管雨水管雨水排水管の管径の算定において,壁面壁面に吹きつける雨水が下部の屋根面に流下する場合は,一般に,○に吹き付ける雨水が下部の屋根面に流下%を下部の屋根面積(水平投影面積)に加算して,雨水するので,この壁面の面積の50%を下部排水管の管径を求める.(この問題は,コード「22191」の類似問題での屋根面積(水平投影面積)に加算した.す.)雨水排水管径の算定に用いる雨量に最雨水排水管径の算定に用いる最大雨量の基準値は,地域によって異時間値を用いることは,10分間なるが,一般に,1時間値としては100mm,10分間値としては25mmとさ値を用いた場合よりも排水管径は大きくなれており,その選定は設計者の判断となる.仮に「10分間値」を選定しるので,局地的な集中豪雨への対策とした場合,1時間に換算すると150mmとなるため,1時間値を用いた場合て有効である.よりも排水管は大きくなるので,局地的な集中豪雨への対策として有効である.よって誤り.×05154給排水・衛生設備雨水管サイホン式雨水排水システムは,特殊な形状のルーフドレンによりサイホン現象を発生させ,多量の雨水を排水する方式で,一般に,従来方式に比較して雨水たてどいの口径を小さくすることができる.サイホン式雨水排水システムは,特殊な形状のルーフドレンにより空気の流入を抑制し,サイホン現象を発生させ,多量の雨水を排水する方式で,一般に,従来方式に比較して雨水たてどいの口径を小さくすることができる(より広範囲の屋根面積に対応できる).○29143給排水・衛生設備排水方式分流式排水は,建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい,公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいう.排水方式は,下記のように分類される.○・公共下水道における排水方式の場合合流式:「汚水,雑排水」と「雨水」とを同一系統として合流させる方式.分流式:「汚水,雑排水」と「雨水」とを別系統として分流させる方式.・敷地内排水の場合合流式:「汚水」と「雑排水」とを同一系統として,合流させる方式.分流式:「汚水」と「雑排水」とを別系統として,分流させる方式.尚,敷地内排水の場合には,合流式,分流式いずれの場合においても「雨水」は,別系統として排水させなければならない.(この問題は,コード「19204」の類似問題です.)22132給排水・衛生設備05151給排水・衛生設備排水方式排水方式公共下水道が合流式の地域において,雨水排水管は,屋外にトラップますを設けて汚水排水管に接続した.公共下水道が合流式である地域においては,害虫や臭気等の侵入防止を目的として,雨水排水はトラップますを介して一般排水系統の敷地排水管に接続する.雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,○臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道まで導く「分流式」と同じ配管系統で導く「合流式」がある.雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,○臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道まで導く「分流式」と同じ配管系統で導く「合流式」がある.(この問題は,コード「29144」の類似問題です.)5/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01193給排水・衛生設備排水方式○分流式下水道の区域において,雨水管の敷地境界部には,下水道本管からの害虫等の侵入防止を目的として,雨水トラップを設ける必要がある.雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道まで導く「分流式」と同じ配管系統で導く「合流式」がある.25154給排水・衛生設備01152給排水・衛生設備排水方式排水方式公共下水道が合流式であったので,建築物内の雨水排水管と汚水排水管を別系統で配管し,屋外の排水ますで双方を接続した.雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,○臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道まで導く「分流式」と同じ配管系統で導く「合流式」がある.雨水排水管と汚水排水管とを別系統で配管した建築物において,公共下水道が合流式であったことから,雨水排水と汚水排雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道○水とを屋外の排水ますで同一系統とした.まで導く「分流式」と同じ配管系統で導く「合流式」がある.07151給排水・衛生設備05152給排水・衛生設備排水方式排水方式公共下水道が合流式であっても,汚水排水管が詰まった場合に衛生器具から室内公共下水道が合流式であっても,汚水排水管が詰まった場合に衛生器具から室内に雨水が浸入しないようにするため,建築物内の雨水排○に雨水が浸入しないようにするため,建築水管と汚水排水管の兼用は避ける.物内の雨水排水管と汚水排水管の兼用は避ける.管径200mmの敷地排水管の排水ますは,起点,屈曲点,合流箇所,ますの間隔が24m以内となるような位置等に設ける.敷地排水管の排水ますは,排水管の起点,終点,会合点及び屈曲点○に設置する.その最大間隔は排水管の管径の120倍まで(管径100mmで12m以内,管径200mmで24m以内)とする.よって正しい.07152給排水・衛生設備排水方式公共下水道へ排水する場合には,原則として,排水温度を45℃未満にして排水する.活性汚泥等の微生物は高温に弱く,温度差による処理性能が低下す○る.また,局所的な高温流入でpH・溶存酸素・粘度が変化し,他の水質に悪影響を及ぼす可能性がある.そのため,公共下水道へ排水する場合には,原則として,排水温度を45℃未満にして排水する(多くの自治体の条例,排水基準で定められている).(この問題は,コード「03152」の類似問題です.)03153給排水・衛生設備排水設備ディスポーザ排水処理システムは,ディスポーザ,専用の排水配管及び排水処理装置により構成されており,一般に,排水中のBOD等を基準値以下にして,下水道に放流するものである.ディスポーザ排水処理システムは,ディスポーザ,専用の排水配管及び排水処理装置により構成されており,一般に,排水中のBOD等を基準値以下にして,下水道に放流するものである.○21154給排水・衛生設備トラップ排水トラップの封水深は,不快なガスや臭気の漏れを確実に防止し,封水切れのおそれがないよう50mm以上とする.「昭和50年建設省告示1597号第2第三号ホ」より,「封水深は,5cm以上10cm以下(阻集器を兼ねる排水トラップについては5cm以上)としなければならない.」とわかる.○29142給排水・衛生設備トラップ利用頻度が低い衛生器具には,器具付きのトラップの下流の配管の途中に,Uトラップを設けることが望ましい.器具付トラップの下流の配管の途中に,Uトラップを設けた場合,二重×トラップとなる.あまり頻繁に使用されない衛生器具であったとしても二重トラップとしてはならない.20203給排水・衛生設備25151給排水・衛生設備03151給排水・衛生設備30153給排水・衛生設備24131給排水・衛生設備トラップトラップトラップトラップ配管床排水に使用されるわん(ベル)トラップは,清掃の際にわんが取り外されたまま使用されると悪臭や害虫が侵入するおそれがあるので,なるべく採用しないほうがよい.床排水に使用されるわん(ベル)トラップは,掃除の際にわんを取り外す○ことが多く,そのまま使用すると排水トラップとしての機能を失ってしまう.また,湿式による床の清掃を前提としたトイレの床で,モップ等を使用した乾式で行った場合,封水が補給される機会が少なくなるため,蒸発により封水がきれるケースがある等,わんトラップの採用には注意する必要がある.厨房の排水において,油脂分により排水グリース阻集器(グリーストラップ)は,飲食店等の厨房において,排水管が閉塞することを防止するためにグリー中に含まれる脂肪分を除去し,排水管が詰まるのを防ぐために設置すス阻集器を設置した.る.飲食店の厨房の排水系統に設けるグリーグリース阻集器が有するトラップの下流の配管の途中に,Uトラップをス阻集器は,一般に,油脂分を取ることの設けた場合,二重トラップとなる.トラップの封水が破れたり,排水の流みを目的としているので,下流に臭気等をれに支障をきたすため,二重トラップとしてはならない.よって誤り.(こ防止するトラップを別に設ける必要があの問題は,コード「22133」の類似問題です.)る.営業用厨房の排水設備において,グリース阻集器への流入管には,一般に,トラップを設けない.さや管ヘッダー方式は,集合住宅等における給水管及び給湯管の施工の効率化や配管の更新の容易さ等を図ったものである.グリース阻集器が有するトラップの下流の配管の途中に,Uトラップを設けた場合,二重トラップとなる.トラップの封水が破れたり,排水の流れに支障をきたすため,二重トラップとしてはならない.(この問題は,コード「22133」の類似問題です.)さや管ヘッダー工法とはパイプシャフト内などに設置したヘッダーから○各給水,給湯箇所へ,たこあし状に配管する方法で,集合住宅における給水管及び給湯管の施工の効率化や配管の更新の容易さを図ったものである.(この問題は,コード「18202」の類似問題です.)○×○6/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24134給排水・衛配管セントラル給湯システムの給湯管には,一ダクタイル鋳鉄管は,主に道路埋設部分の上水道,下水道などの口径×生設備般に,ダクタイル鋳鉄管が用いられる.の太いものに用いられる.セントラル給湯システムに用いられる配管材には主に銅管,ステンレス管などが用いられる.(この問題は,コード「18205」の類似問題です.)28143給排水・衛生設備配管給水管を,硬質塩化ビニルライニング鋼管とし,管端防食継手を使用すれば,赤水の発生を防止することができる.硬質塩化ビニル(樹脂)ライニング鋼管は,鋼管の内側に硬質塩化ビ○ニル樹脂を貼り付けたもので,鋼管の耐衝撃性と合成樹脂の耐食性を合わせもつものである.ただし,管の接合部においては,切断加工を行うため鉄部が露出する部分が生じ,その部分が錆びることで赤水が発生することがあるため,管端防食継手を使用する.26154給排水・衛生設備配管各住戸用の横管を,スラブ上面と床仕上げ面との間に配管した.集合住宅において,各住戸の専有物となる配管は専有部分に納めるために,各住戸用の横管は,一般に,スラブ上面と仕上げ床面との間に適正な勾配で配管し,共用の縦管に接続する.(この問題は,コード「22144」の類似問題です.)○25153給排水・衛生設備07154給排水・衛生設備配管排水管排水管の掃除口は,配管が45度を超える曲り部分等に設けるとともに,管径が100mmを超える配管には30mごとに設けた.排水管内の点検や清掃のための掃除口の大きさは,原則として,排水管径が100mm以下の場合は同一の口径とし,排水管径が100mmを超える場合には100mmより小さくならないようにする.排水管の掃除口は,配管の曲がり部分等に設けるとともに,延長が長い横走り配水管に設ける間隔は,管径が100mm以下の場合は15m以内,100mmを超える場合は30m以内とするのが望ましい.(この問題は,コード「20195」の類似問題です.)排水管内の点検や清掃(ロッド通し・高圧洗浄・カメラ挿入)のための掃○除口の大きさは,原則として,排水管径が100mm以下の場合は同一の口径とし,排水管径が100mmを超える場合には100mmより小さくならないようにする.○20201給排水・衛生設備配管PS(設備縦シャフト)の寸法については,配PS(設備縦シャフト)の寸法については,施工,点検,修理といった作業管の施工,点検,修理,更新作業が安全・が安全・容易に行なえるように計画する.また,配管の耐用年数は建容易に行なえるように計画するとともに,物と比較し短いため,更新する際に既存配管を使いながら,新設配管配管の更新時の予備スペースを考慮すを設置するための予備スペースを考慮する必要がある.る.○27151給排水・衛生設備配管自然流下式の排水立て管の管径は,いず自然流下式の排水立て管は,各階で排水横管が接続されているため○れの階においても,最下部の最も大きな下部に行くほど排水量が多くなるが,トラップの破封を防止するため排水負荷を負担する部分の管と同一の管に,最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と,同一管径径とする.でなければならない.(この問題は,コード「20202」の類似問題です.)02151給排水・衛生設備通気各個通気方式は,各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し,その端部を通気立て管等に接続する方式であり,自己サイホン作用の防止に有効である.各個通気方式は,各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し,その端部を通気立て管等に接続する方式であり,自己サイホン作用(溜めた水を一気に排水すると事で,排水が下流側に引っ張られ封水が切れる原因となる)の防止に有効である.○02152給排水・衛生設備通気ループ通気方式は,2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり,ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて,通気立て管にその端部を接続する.ループ通気方式は,2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり,ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて,通気立て管にその端部を接続する.○02153給排水・衛生設備通気伸頂通気方式は,通気立て管を設けず,伸頂通気方式は,通気管(通気立て管,通気横枝管,器具通気管)を×排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管設けず,排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行うを用いて通気を行う方式であり,一般に,各個通気方式やループ通気方式に比べ方式であり,排水横枝管の影響を受けやすいため,一般に,各個通気方式やループ通気方式に比べて許容流量値が小さい.よって誤り.て許容流量値が大きい.07153給排水・衛生設備通気ループ通気方式は,2個以上のトラップをループ通気方式は,2個以上のトラップを保護するために,最上流の器保護するために用いられる方式であり,一具排水管が排水横枝管に繋がる箇所の下流側から立ち上げて,通気般に,伸頂通気方式に比べて,許容流量立て管に接続する方式である.一方,伸頂通気方式は,通気管を設け値が小さくなる.ず,排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式であり,排水横枝管の影響を受けやすいため,一般に,各個通気方式やループ通気方式の方が,許容流量値は大きくなる.よって誤り.×01154給排水・衛生設備通気伸頂通気方式の排水通気配管において,自然流下式の排水立て管は,各階で排水横管が接続されているため×通気流速を高めるために,伸頂通気管の下部に行くほど排水量が多くなるが,トラップの破封を防止するため管径を排水立て管の管径よりも1サイズ小に,最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と,同一管径さいものとした.でなければならない.02154給排水・衛生設備通気通気弁方式は,通気管端部に通気弁を設置する方式であり,通気弁は,通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し,排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している.通気弁方式は,通気管端部に通気弁を設置する方式であり,通気弁は,通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し,排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している.○7/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22131給排水・衛生設備通気○屋上を庭園にする計画であったので,屋上に開口する通気管は,屋上から3m立ち上げた位置で大気中に開口した.屋上を庭園や物干し等にする計画の場合,屋上に開口する通気管は臭気に配慮し,人の動線から離れた位置や,ある程度の高さ(通常2m以上)に立ち上げた位置で大気中に開口するのが望ましい.尚,屋根に開口する通気管の場合,屋根から200mm以上立ち上げ,建物の窓がある場合は,その窓から3m以上離すか,その窓より600mm以上立ち上げる.27143給排水・衛生設備通気通気管を大気中に開口するに当たり,通気管が建築物の最上階の窓に近接するので,通気管の末端をその窓の上端から700mm立ち上げた.排水通気管の大気開口部は,大部分の時間はガスを大気に放出している.このガスは排水管内のガスで,有害性と臭気があり,このガスを屋内へ侵入させないようにするために,排水通気管の末端が,その建築物及び隣接する建築物の出入口,窓,排気口等の開口部の付近にある場合は,それら換気口の開口部の上端から600mm以上立ち上げて大気中に開口させる.換気用開口部の上端から600mm以上立ち上げられない場合は,各換気用開口部から水平に3m以上離さなければならない.○22134給排水・衛生設備通気排水横管の通気の取り出しは,排水横管断面の垂直中心線上部から45度以内の角度で取り出した.排水横管の通気の取り出しは,一般に,排水横管断面の垂直中心線上部から45度以内の角度で取り出す.○23153給排水・衛生設備06144給排水・衛生設備給湯給湯循環式の中央給湯設備において,給湯温度は,レジオネラ属菌の繁殖を防ぐために,貯湯槽内で60℃以上,末端の給湯栓でも55℃以上に保つ必要がある.循環式の中央式給湯設備において,レジオネラ属菌の繁殖を防ぐためには,貯湯槽内の湯の温度を60℃以上に維持する必要がある.レジオネラ菌は,20~45度の温度の条件で繁殖しやすい.また,熱に弱く55度以上になると死滅するため,給湯温度は,循環式の場合55℃以下にしないほうがよい.レジオネラ菌は,20~45度の温度の条件で繁殖しやすい.また,熱に弱く55度以上になると死滅するため,循環式の場合,貯湯槽内で60℃以上,末端の給湯栓でも55℃以上に保つ必要がある.(この問題は,コード「27142」「01153」の類似問題です.)○○28144給排水・衛生設備給湯給湯用ボイラーは,常に缶水が新鮮な補給水と入れ替わるため,空気調和設備用温水ボイラーに比べて腐食しやすい.給湯回路は給湯により使用された分だけ補給水が回路内に供給される.空調回路の場合は回路から失われる水が少ないため補給水の量は少ない.また,新たに回路に入ってくる補給水の溶存酸素が回路内に残ることにより腐食は起きやすくなる.ゆえに,補給水が多く入る給湯用ボイラーのほうが空調用ボイラーよりも腐食しやすい.○23152給排水・衛生設備給湯給湯用ボイラーは,基本的に開放回路であり,常に缶水が新鮮な補給水と入れ替わるため,空調用温水ボイラーに比べて腐食しにくい.給湯回路は給湯により使用された分だけ補給水が回路内に供給される.空調回路の場合は回路から失われる水が少ないため補給水の量は少ない.また,新たに回路に入ってくる補給水の溶存酸素が回路内に残ることにより腐食は起きやすくなる.ゆえに,補給水が多く入る給湯用ボイラーのほうが空調用ボイラーよりも腐食しやすい.×24133給排水・衛生設備給湯給湯設備における加熱装置と膨張タンクとをつなぐ膨張管には,止水弁を設けてはならない.給湯設備における加熱装置と膨張タンクとをつなぐ膨張管に,止水弁を設け閉めてしまった場合に,膨張した分の水の逃げ場がなく,配管系統や加熱装置を破壊する危険があるため,止水弁は設けてはならない.○30152給排水・衛生設備給湯給湯設備における加熱装置と膨張タンクとを連結する膨張管には,止水弁を設ける.給湯設備における加熱装置と膨張タンクとをつなぐ膨張管に,止水弁を設け閉めてしまった場合に,膨張した分の水の逃げ場がなく,配管系統や加熱装置を破壊する危険があるため,止水弁は設けてはならない.×06143給排水・衛生設備給湯ガス瞬間式給湯機の給湯能力は,1lの水の温度を1分間に25℃上昇させる能力を1号として表示される.瞬間式ガス給湯機の給湯能力は号数表示で示し,流量1L/minの水温を25℃(K)上昇させる能力を「1号」とする.これは,1500kcal/hの加熱能力に相当する.住宅で一般的に採用されている「16号」の場合,流量16L/minの水の温度を25℃(K)上昇させる能力を有することになる.(この問題は,コード「19205」「26143」「30151」の類似問題です.)○04151給排水・衛生設備給湯潜熱回収型ガス給湯機は,一般に,潜熱回収時に発生する酸性の凝縮水を機器内の中和器で処理し排出する仕組みとなっている.潜熱回収型ガス給湯機は,従来型の給湯機で燃焼排ガスとして捨て○ていた熱をリサイクルすることで熱効率を大幅に向上している.潜熱回収の際に発生した凝縮水(ドレン排水)は通常酸性(pH3程度)であるが,中和器を通すことによりpH7程度の中性にして排出される仕組みとなっている.04154給排水・衛生設備給湯ハイブリッド給湯システムは,給湯負荷変ハイブリッド給湯システムとは,ピーク時の給湯負荷に対応するため,×動が少ないベース負荷を燃焼式加熱機が一般に,貯湯槽と組み合わせて用いられるヒートポンプ給湯器を,瞬受け持ち,ベース負荷を超える場合にヒートポンプ給湯機でバックアップする仕組みとなっている.間式の燃焼式加熱機(ガス・石油)と組み合わせたものである.ベース負荷をヒートポンプ給湯器が受け持ち,ベース負荷を超える場合に,加熱速度の速い燃焼式加熱機でバックアップする.よって誤り.07144給排水・衛生設備再利用水排水再利用水は,大小便器の洗浄水に使用するほか,一定の条件のもとに,散水用水や掃除用水への給水としても使用できる.排水再利用水とは手洗い等で使用された水を浄化し便所の洗浄水等に使用することをいう.一定の基準値以上に浄化することを前提として,散水用水,清掃用水として利用することができる.(この問題は,コード「23142」の類似問題です.)○18204給排水・衛生設備衛生器具水洗式大便器の洗浄方式におけるサイホンボルテックス式は,溜水面が広く,衛生的であり,洗浄音が静かな方式である.水洗式大便器の洗浄方式において,サイホンボルテックス式は,水溜り面(溜水面)が広く,汚物が水中に沈みやすいため,臭気の発散が少なく,汚物の付着がほんとんどない.また,清浄音が静かな高級便器である.(この問題は,コード「15213」の類似問題です.)○8/9ページ

02.「給排水・衛生設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24144給排水・衛生設備衛生器具○洗落とし式大便器に比べて溜水面が広く,汚れが付着しにくいことから,サイホン式大便器を採用した.水洗式大便器の洗浄方式において,サイホンボルテックス式は,水溜り面(溜水面)が広く,汚物が水中に沈みやすいため,臭気の発散が少なく,汚物の付着がほんとんどない.また,清浄音が静かな高級便器である.21153給排水・衛生設備衛生器具ブローアウト式の洋式大便器は,サイホン水洗式大便器の洗浄方式において,ブローアウト式は,ゼット孔(噴出○ボルテックス式と同様に水溜り面が広く,穴)から洗浄水を強力に噴出させ,汚物を吹き飛ばし排出する方式汚物の付着や臭気の発散が少なく衛生的で,水溜り面(溜水面)が広く,汚物の付着,臭気の発散がほとんどなである.い.サイホン作用を利用せず,水勢のみで排出するため一定以上の水圧が必要(洗浄方式はフラッシュバルブのみ)であり,洗浄音は大きい.20204給排水・衛生設備衛生器具大便器の洗浄方式におけるロータンク方式は,連続して使用することができないので,不特定多数が利用する便所には適さない.大便器の洗浄方式としては,洗浄弁方式,ロータンク方式,ハイタンク方式があるが,駅や百貨店等において,不特定多数の人が連続して使用することが予想される箇所には,一般に,洗浄弁方式が採用される.○20205給排水・衛生設備衛生器具節水型サイホン式大便器の1回当たりの水使用量は,一般に,4ℓ程度である.サイホン式大便器の洗浄水量は,一般に,約13ℓ程度であるが,節水型は8.5ℓ以下である.注)JISA5207の改定により,洗浄水量を節水することができる大便器を節水型大便器とし,節水の区分によって節水Ⅰ型(8.5ℓ以下)及び節水Ⅱ型(6.5ℓ以下)に区分されるようになった.×25142給排水・衛生設備04142給排水・衛生設備衛生器具バキュームブレーカー近年,大便器の節水化が進み,1回当たりの洗浄水量を4ℓ以下としたものが市販されている.近年,大便器の節水化が進み,1回当たりの洗浄水量を4ℓ以下とした○ものが市販されている.JISでは,洗浄水量を節水することができる大便器を節水型大便器とし,節水の区分によって節水Ⅰ型(8.5ℓ以下)及び節水Ⅱ型(6.5ℓ以下)に区分される.大便器洗浄弁には,逆サイホン作用によ水受け容器に吐き出された水や使用された水る汚物の給水管への逆流を防止するためが,給水管内に生じた負圧によって給水管内へサイホン現象を起こに,バキュームブレーカーを設ける.し,給水管内に逆流する現象をいう.断水時などに給水管内が負圧になったとき,配管内に逆流が生じないように管内に空気を送り込む装置を「バキュームブレーカー」といい,吐水口空間が十分にとることのできない大小便器の洗浄弁やホース接続する散水栓などに取り付ける.(この問題は,コード「22141」の類似問題です.)○30143給排水・衛生設備バキュームブレーカー屋外の散水栓において,逆流を防止するためにバキュームブレーカーを設けた.「逆サイホン作用」とは,水受け容器に吐き出された水や使用された水が,給水管内に生じた負圧によって給水管内へサイホン現象を起こし,給水管内に逆流する現象をいう.断水時などに給水管内が負圧になったとき,配管内に逆流が生じないように管内に空気を送り込む装置を「バキュームブレーカー」といい,吐水口空間が十分にとることのできない大小便器の洗浄弁やホース接続する散水栓などに取り付ける.○27154給排水・衛生設備バキュームブレーカーバキュームブレーカは,排水管内が真空に近い状態になることによる振動や騒音の発生を防止する目的の器具である.「バキュームブレーカー」とは,断水時などに給水管内が負圧になった×とき,配管内に逆流が生じないように管内に空気を送り込む装置を言う.吐水口空間が十分にとることのできない大小便器の洗浄弁などに設置される.また,地盤面下のボックス内に設けられる屋外散水栓は,雨水に浸かる恐れがあり,その際に断水が起きると,管内が負圧となり,管内に雨水が逆流する恐れがあるため設置される.(この問題は,コード「18201」の類似問題です.)23154給排水・衛生設備キャビテーションポンプにおいてキャビテーションが発生すると,「振動・騒音」,「ポンプの効率の低下」及び「発生部での侵食」が生じることがある.キャビテーションとは,ポンプ内部で局部的に液体が気化するまで圧力低下した場合,液体内に気泡が発生し,更に流れが高速になったとき,その部分に空洞を生じることをいう.これは,振動・騒音,ポンプの効率の低下,発生部での侵食等の原因となる.(この問題は,コード「19201」の類似問題です.)○04141給排水・衛生設備キャビ作動している給水ポンプ内のキャビテーキャビテーションとは,ポンプ内部で局部的に液体が気化するまで圧テーショションは,水温が一定の場合,ポンプ吸込力低下した場合,液体内に気泡が発生し,更に流れが高速になったとン口の管内圧力が低いときに発生しやすい.き,その部分に空洞を生じることをいう(流速が増加すると圧力は低下し,液体の飽和蒸気圧まで低下すると発泡する).作動しているポンプ内のキャビテーションは,水温が一定の場合,ポンプ吸込口の管内圧力が低いときに発生しやすい.○29151給排水・衛生設備キャビ作動しているポンプ内のキャビテーションテーショは,水温が一定の場合,ポンプ吸込口のン管内圧力が高いときに発生しやすい.キャビテーションとは,ポンプ内部で局部的に液体が気化するまで圧力低下した場合,液体内に気泡が発生し,更に流れが高速になったとき,その部分に空洞を生じることをいう(流速が増加すると圧力は低下し,液体の飽和蒸気圧まで低下すると発泡する).作動しているポンプ内のキャビテーションは,水温が一定の場合,ポンプ吸込口の管内圧力が低いときに発生しやすい.×9/9ページ

I-2.給排水・衛生設備(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,水が安心・安全に届き,滞りなく放流する仕組みについて学習します.それぞれの特徴を整理して覚えましょう!また,試験問題でどの部分の仕組みや機能について問われているかを意識して細かな部分に囚われすぎないようにポイントとなる部分をおさえるようにしましょう!----------------------------------------------------------------1.給水設備1-1.給水システム水道直結方式水道直結直圧方式水道直結増圧方式高置水槽方式受水槽方式ポンプ直送方式圧力水槽方式(a)水道直結直圧方式・水道本館の圧力によって給水する.・ポンプ不要・低層・小規模建物01141(b)水道直結増圧方式・水道引き込み管に増圧給水設備(増圧ポンプ+逆流防止装置+水圧制御装置)を設置して給水する.・増圧ポンプの吸い込み側に逆流防止装置を設ける.・低中層・中規模建物271530114307141I2.給排水・衛生設備-1

(c)高置水槽方式水道本管↓受水槽に一旦水を溜める↓揚水ポンプで揚水する↓高置水槽に水を溜める↓重力を利用し各蛇口へ01142・高置水槽の容量は1日の使用量の1/10・水質汚染の可能性は高く,タンク内の清掃を定期的に行う必要があります.・揚水管の横引きが長くなる場合,ウォーターハンマーの発生原因となる水柱分離を防ぐため,できるだけ低い位置で横引き配管を長くする.・中〜大規模建築物29152(d)ポンプ直送方式・受水槽に貯水してから,直送ポンプによって給水します.・台数制御や容量制御によって給水水圧を一定に保つことができます.・停電時には給水することが出来ず,断水時は受水槽の残留量の範囲内で給水することはできます.01144I2.給排水・衛生設備-2

I2.給排水・衛生設備-3・建物ごとの給水量の目安(1人当たりの1日平均使用水量)事務所ビル60〜100L程度集合住宅200〜350L程度ホテル(ベット1台当たり)250〜450L程度総合病院(ベット1台当たり)500〜1000L程度(場合により2000L以上)・最低必要水圧の確保一般水栓30kPaシャワー,大便器70kPa24141201910214206141261520214102143021442615323143

1-2.受水槽・受水槽の設置と注意ポイント3014126151オーバーフロー管は,間接排水とする.2915424143・受水槽の容量は,1日の使用水量の半分程度とします.・災害応急対策として受水槽の容量を1日予想給水量の2倍程度に設定する場合は,残留塩素濃度確保のために塩素注入等を行います.(水道法の規定)・受水槽の材質について,強化プラスチック,鋼板,ステンレス鋼板,木などがあり,使用目的に応じて剪定します.20193251522815425143281411-3.給水設備の注意点・飲料水系統の配管とその他の系統(雑排水・雨水管・汚水管等)の配管を接続することをクロスコネクションといいます.上水が汚染されることにつながるため禁止されています.・吐水口空間として,逆流を防ぐために家庭で一般的に使われる呼び径13mmの水栓では,必要な吐水口空間は25mm以上と定められています.18203271523014407142I2.給排水・衛生設備-4

2.排水設備2-1.排水方式2914322132291442515401152011930315207152I2.給排水・衛生設備-5

2-2.終末処理場個々の処理施設の組合せとその配列は,それぞれの処理場の置かれている諸状況(流入水の水質、放流先の状況、汚泥処理の制約条件等)を考慮して決定されます.(図:国土交通省)I2.給排水・衛生設備-6

2-2.配管02151021520215301154・排水槽の注意点281530615206153・通気管末端の取り付け位置I2.給排水・衛生設備-7

2-3.阻集器・ます・グリース阻集器が有するトラップの下流の配管の途中に,Uトラップを設けた場合,二重トラップとなります.・ひとつの衛生器具に対して連続したトラップ(二重トラップ)を設けると,トラップ間に挟まれた空気がバネのように働いて封水が破れたり排水の流れに支障をきたすためです.0315129142I2.給排水・衛生設備-8

3.衛生設備3-1.便器・洗浄時に便器トラップ部の溜水面が上昇し,その段差によって汚物を器外に排出.24144・排水路内を屈曲させ,サイホン作用を利用して汚物を排出する.・ゼット穴(噴出穴)により,強制的に排出路内に洗浄水を噴出させ,強制的にサイホン作用を起こし汚物を排出する.1820421153・サイホン作用と渦巻作用を利用し,強力に汚物を排出する.・ゼット穴からの強力な洗浄水でサイホンを発生させずに,汚物を吹き飛ばすように排出する.I2.給排水・衛生設備-9

表は給水方式イ~ニの特徴を示したものである。給水方式イ~ニとその名称との組み合わせとして,最も適当なものは,次のうちどれか.02.「給排水・衛生設備」のH21年度本試験図問題問題コード21141小ほぼ安定しているある程度可能大ある程度可能給水圧力の安定性設備スペースの大小(イ~ニの平均に対して)停電時の給水(発電機は使用しない)可能不可能給水本管の水圧の影響を受けやすい給水方式02.「給排水・衛生設備」のH21年度本試験図問題P1イハロニほぼ安定しているほぼ安定している大小1.水道直結増圧方式2.イハロニ高置水槽方式ポンプ直送方式4.3.水道直結直圧方式高置水槽方式高置水槽方式水道直結増圧方式ポンプ直送方式ポンプ直送方式水道直結直圧方式水道直結直圧方式水道直結直圧方式水道直結増圧方式ポンプ直送方式高置水槽方式水道直結増圧方式

水栓量水器ポンプ止止水栓解説:イ.量水器止水栓増圧給水設備左記の系統図は,設問の給水方式「イ」の,水道本管に直接接続させた増圧給水設備による「水道直結増圧方式」を示している.給水圧力の変化はほとんど一定となる.水道本管断水時は使用不可能となるが,停電時の給水は上部階での圧力低下の懸念はあるが,ある程度可能な方式である.受水槽,高置タンクを必要としないため,設備スペースは少なくてすみ,水質汚染の可能性も小さい.ロ.左記の系統図は,設問の給水方式「ロ」の,加圧ポンプによる「ポンプ直送方式」を示している.量水器止水栓ポンプポンプの台数制御や容量制御により,給水圧力の変化をほとんど一定に保つことができる.停電時にはポンプが使用できないため給水不可能となる.高架水槽を必要としないが,受水槽の設置スペースが必要になる.なお,水質汚染の可能性は,ニ.の「高置タンク方式」より低くなる.断水時は受水槽の貯留量の範囲内で,ある程度給水可能である.ハ.左記の系統図は,設問の給水方式「ハ」の,水道本管より水道管を直接引込み,上水道の給水圧力によって、建物内の給水所要個所へ直結給水する「水道直結直圧方式」を示している.量水器ニ.水道本管の圧力に依存するため,地域や建物の階高によっては水圧不足で水が3階以上にあがらない場合もある.一般に2階程度の住宅や小規模の建物に適用され,停電の影響を受けないうえ,配管以外の設備スペースは必要ない.なお,受水槽を必要としない為,不純物の混入の心配がない.左記の系統図は,設問の給水方式「ニ」の,一定規模以上の建物で,最も多く採用されている「高置(高架)水槽方式」を示している.高架水槽に貯めた水を重力を利用して給水するため給水圧力の変化はほとんど一定となる.停電時にはポンプは使用できなくなるが,高架水槽の貯留量の範囲内で,ある程度給水可能である.高置水槽と受水槽の設置スペースが必要となる.なお,水質汚染の可能性は最も高くなるためタンク内の清掃を定期的に行う必要がある.解答:302.「給排水・衛生設備」のH21年度本試験図問題P2


1234No.03空調設備56789101112131415

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04123空調設備空調方式○変風量単一ダクト方式は,VAVユニットを部屋ごと又はゾーンごとに設けることによって,個別の温度制御を行うことができる.「VAV空調方式」とは,変風量単一ダクト方式のことをいい,一定に保たれた送風温度を吹出し空気の風量を変えることによって温度調整し,室温を制御する方式である.部屋ごと又はゾーンごとの温度制御も可能である.(この問題は,コード「25131」「01112」の類似問題です.)19194空調設備空調方式空調設備においてVAV方式を採用する場合は,低風量送風時においても,必要外気量を確保することが望ましい.可変風量方式(VariableAirVolumesystem)は,送風温度は一定であ○るが,室内負荷に応じて送風量を変えることにより冷暖房能力を調節する方式である.空調機の運転中は,部屋からの還気と取り入れ外気のミキシングを行い送風するが,全体の風量が少なくなると,そのままの比率では,外気量が減ることになるため,低風量送風時においても,必要外気量を確保する必要がある.03121空調設備空調方式定風量単一ダクト方式は,一般に,変風量単一ダクト方式に比べて搬送動力の消費量が大きい.「VAV(変風量)方式」は,吹出し温度を一定とし,負荷に応じて送風量を調節することで室温を制御する空調方式である.定風量方式(CAV)に比べ,送風量の低減を図れるため送風機のエネルギー消費量を節約することができる(定風量単一ダクト方式は,搬送動力の消費量が大きくなる).○26134空調設備空調方式変流量(VWV)方式においては,一般に,二方弁によって配管流量が調整される.三方弁制御は負荷の変動に応じて流量をバイパスで調整する定流量方式(CWV)であり,二方弁制御は負荷の変動に応じて流量を制御する変流量方式(VWV)である.二方弁制御の方がポンプ動力を低減することができる.○30191空調設備空調方式空調用ポンプについては,熱負荷の時刻別の変動が大きい建築物であったため,変流量方式を採用した.三方弁制御は負荷の変動に応じて流量をバイパスで調整する定流量○方式(CWV)であり,二方弁制御は負荷の変動に応じて流量を制御する変流量方式(VWV)である.熱負荷変動が生じても最適流量でポンプ動力を制御できる二方弁制御(変流量方式)の方がエネルギーを低減することができる.25123空調設備空調方式空気調和機の冷温水コイルまわりの制御については,一般に,二方弁制御より三方弁制御のほうがポンプ動力を減少させることができる.三方弁制御は定流量方式(CWV)であるが,二方弁制御は負荷の変動に応じて流量を制御する変流量方式(VWV)であるため,二方弁制御の方がポンプ動力を低減することができる.×24103空調設備空調方式空気調和機の冷温水コイルの通過風速は,凝縮した水の飛散抑制と搬送動力の低減を考慮し,2~3m/s程度が望ましい.空気調和機の冷温水コイルの通過風速が小さいと搬送される空気量が小さくなってしまい,通過風速を大きくすると,凝縮した水の飛散量が多くなってしまう.冷温水コイルの通過風速は,凝縮した水の飛散抑制と搬送動力の低減を考慮し,2~3m/s程度が望ましい.○03122空調設備空調方式個別分散方式は,空調機を室単位やゾーン単位ごとに設置する方式であり,一般に,天井内等に機器の設置が可能なため,機器等の設置に必要なスペースを小さくすることができる.個別分散方式は,空調を必要とする部屋ごとに空調機を設置し,空調の入切や冷暖房の切替が個別にできる空調方式であり,一般に,天井内等に機器の設置が可能なため,機器等の設置に必要なスペースを小さくすることができる.○06121空調設備タスク・アンビエント中央熱源空調方式は,在館者の要望に対して個別に対応できないので,パーソナル空調には適さない.パーソナル空調方式とは,空調環境を居住域の「タスク域」とその周辺×空間の「アンビエント域」に分け,個人の好みに応じタスク域の環境を個別制御する空調システムをいい,床吹出し方式,机吹出し方式,天井吹出し方式などがある.中央熱源の有無による空調方式の分類は,「中央(熱源)方式」と「個別方式」に大別されるが,中央熱源方式でもパーソナル空調は可能である.(この問題は,コード「23114」「01124」の類似問題です.)30131空調設備空調方式デシカント空調方式は,除湿剤等を用いるデシカント空調は,潜熱を効率よく除去することが可能なため,潜熱と○ことにより潜熱を効率よく除去することが顕熱とを分離処理する空調システムに利用できる.デシカントとはシリ可能であり,潜熱と顕熱とを分離処理するカゲル等の吸湿材をいう.これをローター状にし,その半分に湿った空空調システムに利用することができる.気を通すことで吸湿材が水分を吸着する.水分を吸着した吸着材は回転により,もう半分に移動し,冷凍機の排熱などで加熱した還気を通すことで,吸着材の水分を放出する.(この問題は,コード「27124」の類似問題です.)1/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05124空調設備その他デシカント空調方式は,コージェネレーションシステムと組み合わせることによって,排熱の利用が可能となるので,コーデシカント空調は,潜熱を効率よく除去することが可能なため,潜熱と顕熱とを分離処理する空調システムに利用できる.デシカントとはシリカゲル等の吸湿材をいう.これをローター状にし,その半分に湿った空○ジェネレーションシステムの総合効率の向気を通すことで吸湿材が水分を吸着する.水分を吸着した吸着材は回上に寄与することができる.転により,もう半分に移動し,冷凍機の排熱などで加熱した還気を通すことで,吸着材の水分を放出する.(この問題は,コード「02123」の類似問題です.)07131空調設備ヒートポンプ井水を熱源水とする水熱源ヒートポンプは,一般に,熱源水の温度が冷房時には外気温度よりも低く,暖房時には外気温度よりも高いので,空気熱源ヒートポンプに比べてCOPが高い.21131空調設備FCUファンコイルユニット方式は,個別制御が容易であるので,病室やホテルの客室の空調に用いられることが多い.水熱源ヒートポンプは,主に井水,排水など年間通して温度変化の少○ない水を熱源とする.「水」は,比熱が大きく,熱の伝導も良いため,高い成績係数(COP)が期待できるが,熱源となる水の確保が問題となる.空気熱源ヒートポンプは,場所に制限なく使用することができるが,冬期暖房時には,気温が低下するにつれて霜の付着などにより伝熱効果が低下し成績係数(COP)が低くなる.(この問題は,コード「29132」「02111」の類似問題です.)「ファンコイル」はファン,冷温水コイル,フィルターをケーシングに納めた機械であり,空調対象の部屋に直接設置される場合が多く,個別に制御が可能であるため個室の多い建物(病室やホテルの客室)に適した空調方式である.(この問題は,コード「18195」の類似問題です.)○05123空調設備FCUリバースリターン方式は,ダイレクトリターン方式に比べて,冷温水配管のスペースを縮小することができる.リバースリターン配管方式は,ダイレクトリターン方式に比べて,冷温×水配管のスペースが増大するが,各ファンコイルへの配管長さを等しくするため(=配管抵抗が一定となるため),各ファンコイルへの水量調節を行い易い.よって誤り.01192空調設備FCUリバースリターン方式は,往き管と還り管の流量が等しい循環配管系には適していリバースリターン配管方式は,ダイレクトリターン方式に比べて高価となるが,各ファンコイルへの配管長さを等しくするため(=配管抵抗が一○るが,給湯管と返湯管で流量が大きく異な定となるため),各ファンコイルへの水量調節を行い易いが,問題文のる場合には適さない.ような「給湯管と返湯管で流量が大きく異なる場合には適さない.(この問題は,コード「18234」の類似問題です.)26113空調設備吸収冷凍機吸収冷凍機は,一般に,冷媒として臭化リチウム水溶液を使用する.冷凍機には,主に「圧縮式冷凍機」と,「吸収式冷凍機」の2種類があ×る.吸収冷凍機は圧縮式に比べ,電気消費量が少なく,また,負荷変動に対する効率低下の影響も少ないため,省エネルギー対応設備として優位に位置付けられている.吸収冷凍機には,一般に冷媒として水,吸収液として臭化リチウム水溶液を使用する.28114空調設備吸収冷凍機28112空調設備吸収冷凍機28111空調設備吸収冷凍機吸収冷凍機は,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,消費電力が少ない.吸収冷凍機は,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,冷却水量が少ない.吸収冷凍機は,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,振動及び騒音が小さい.吸収冷凍機は,圧縮機を駆動する遠心冷凍機に比べて,駆動用の電動機を使用しないので,電力消費量が少なく,騒音・振動も小さいが,凝縮器の他に吸収器の冷却にも冷却水を要するため,冷却塔の容量は大きくなる.(この問題は,コード「25114」の類似問題です.)吸収冷凍機は,圧縮機を駆動する遠心冷凍機に比べて,駆動用の電動機を使用しないので,電力消費量が少なく,騒音・振動も小さいが,凝縮器の他に吸収器の冷却にも冷却水を要するため,冷却塔の容量は大きくなる.(この問題は,コード「24112」の類似問題です.)吸収冷凍機は,圧縮機を駆動する遠心冷凍機に比べて,駆動用の電動機を使用しないので,電力消費量が少なく,騒音・振動も小さいが,凝縮器の他に吸収器の冷却にも冷却水を要するため,冷却塔の容量は大きくなる.○×○28113空調設備吸収冷凍機吸収冷凍機は,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,機内(冷媒循環系)の圧力が低い.吸収冷凍機の蒸発器では,極端に圧力を低く(真空に近い状態に)することで冷媒を蒸発させ,その気化熱として冷水から熱を奪う仕組みとなっており,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,機内の圧力は低い.○30121空調設備吸収冷凍機吸収冷凍機は,一般に,運転中も機内が真空に近い状態であり,圧力による破裂等のおそれがない.吸収冷凍機の蒸発器では,極端に圧力を低く(真空に近い状態に)することで冷媒を蒸発させ,その気化熱として冷水から熱を奪う仕組みとなっており,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,機内の圧力は低い.○18232空調設備吸収冷凍機空調用冷却塔の補給水量は,一般に,電動冷凍機を用いた場合より二重効用吸収冷凍機を用いた場合のほうが多くなる.「二重効用吸収冷凍機」とは,高温再生器と低温再生器の二度にわた○り冷媒蒸気から熱を奪う吸収冷凍機をいい,再生器が1つの場合よりも効率が良い.吸収冷凍機は,冷媒の状態変化を起こさせるために熱を加えるものである.その際,この熱も空調により室内から回収した熱とともに外気に排出しなければならないため,その分,冷却水量は増える.よって,冷却水量及び補給水量の大小関係は,単効用吸収冷凍機>二重効用吸収冷凍機>電動(圧縮式)冷凍機となる.01191空調設備冷却塔冷却塔は,冷却水の蒸発による冷却作用を有効に利用するため,建築物の外気取入れ口に近い位置に計画することが望ましい.「レジオネラ症防止指針(厚生省生活衛生局監修)」に,外気取り入れガラリや居室の窓から冷却塔までの離隔距離は,10m以上離すことと特記されている.×2/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20234空調設備冷却塔冷却塔と建築物の外気取入れ口との離隔厚生省生活衛生局監修)」に,外気取り入れ○距離は,冷却塔における冷却水からのレジオネラ属菌による汚染防止のために,ガラリや居室の窓から冷却塔までの離隔距離は,10m以上離すことと特記されている.一般に,10m以上とする.07124空調設備冷却塔冷却塔と事務室の外気取入れ口との離隔距離は,10mとした.「レジオネラ症防止指針(厚生省生活衛生局監修)」に,外気取り入れガラリや居室の窓から冷却塔までの離隔距離は,10m以上離すことと特記されている.○18193空調設備冷却塔冷却塔による冷却効果は,主に,冷却水の蒸発潜熱により得られる.開放式冷却塔は,冷却水が空気と触れ合い蒸発する際に,周囲から奪う熱(蒸発潜熱)によって水温を下げる装置である.○30123空調設備冷却塔冷却塔内の冷却水の温度は,外気の湿球温度よりも低くすることはできない.冷却塔は,水の蒸発潜熱により冷却を行うため,外気の湿球温度より○低い温度には冷却できない.湿球温度は,蒸発によって熱が奪われる作用(潜熱)によって,乾球温度と比べ温度が低下し,水蒸気圧が飽和することで,平衡状態となり,それ以上は温度が下がらなくなる.(この問題は,コード「26111」の類似問題です.)24113空調設備冷却塔冷却水を直接大気に開放しない密閉式冷冷却水を直接大気に開放しない密閉式冷却塔は,冷却コイルの間隙○却塔は,一般に,開放式冷却塔に比べに,ファンによる上方向への通風があり,コイル外周部に散布された水て,送風機動力が大きくなるが,水質劣化の蒸発潜熱を利用して放熱する.一般に,開放式冷却塔に比べて,送に伴う冷凍機の性能低下は少ない.風機動力が大きくなるが,冷却水は外気に触れないため,水質劣化に伴う冷凍機の性能低下は少ない.29134空調設備冷却塔冷却水を直接大気に開放しない密閉式冷冷却水を直接大気に開放しない密閉式冷却塔は,冷却コイルの間隙×却塔は,同じ冷却能力の開放式冷却塔に比べて,送風機動力が小さくなる.に,ファンによる上方向への通風があり,コイル外周部に散布された水の蒸発潜熱を利用して放熱する.冷却水は外気に触れないため,水質劣化に伴う冷凍機の性能低下は少ないが,同じ冷却能力の開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなる.05112空調設備冷却塔開放式冷却塔は,同じ冷却能力の密閉式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなる.冷却水を直接大気に開放しない密閉式冷却塔は,冷却コイルの間隙×に,ファンによる上方向への通風があり,コイル外周部に散布された水の蒸発潜熱を利用して放熱する.冷却水は外気に触れないため,水質劣化に伴う冷凍機の性能低下は少ないが,同じ冷却能力の開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなる(=開放式冷却塔は,密閉式冷却塔に比べて,送風機動力が小さくなる).よって誤り.03112空調設備冷却塔密閉式冷却塔の省エネルギーを図るため密閉式冷却塔は,冷却コイルの間隙に,ファンによる上方向への通風に,ファン発停制御及びファン回転数制御があり,コイル外周部に散布された水の蒸発潜熱を利用して放熱す○を行えるようにした.る.一般に,密閉式冷却塔は,開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなるため,ファン発停制御及びファン回転数制御を行う事は,省エネルギーを図る上で有効である.30122空調設備冷却塔空調熱源用の冷却塔の設計出口水温は,冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の高い温度で運転したほうが,省エネルギー上有効である.冷凍機の凝縮器では,凝縮した熱を冷却水に与え,その熱を冷却塔で放熱(冷却)する.冷却塔の設計出口水温は,一般に,冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の低い温度で運転したほうが,省エネルギー上有効である.×03113空調設備冷却塔遠心冷凍機の成績係数を改善するために,中間期においては,夏期よりも低い冷却水入口温度で運転できるようにした.冷凍機の凝縮器では,凝縮した熱を冷却水に与え,その熱を冷却塔で○放熱(冷却)する.冷却塔の設計出口水温は,一般に,冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の低い温度で運転したほうが,省エネルギー上有効である.遠心冷凍機の成績係数を改善するために,中間期においては,夏期よりも外気温が下がるため,低い冷却水入口温度で運転する事が出来る.29112空調設備送風機軸流送風機は,一般に,遠心送風機に比べて,静圧の高い用途に用いられる.「軸流送風機(プロペラファン等)」は,風方向は電動機の軸にそって流×れ,旋回しながら直線的に流れるもので,換気用のパイプファン等に採用される.一方,「遠心送風機(シロッコファン等)」は,風方向は軸に対して直角に,遠心方向に流れるもので,ダクトを有する換気設備等に採用される.遠心送風機は,一般に,軸流送風機に比べて静圧(圧力)の高い用途に用いられる.(この問題は,コード「23123」の類似問題です.)20232空調設備送風機空調機の送風機における主軸の回転に必要な軸動力は,一般に,「送風機の全圧」と「送風量」との積に比例する.風量Q(m3/min)を送風するための空気動力Wa(kW)は送風機全圧を○Pt(Pa)とするとWa=Q・(Pt/60000)で表され,軸動力Wsは送風機効率とWaとの積で表される.ゆえに,軸動力は,「送風機の全圧」と「送風量」との積に比例することになる.3/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29113空調設備送風機並列に接続した2台の同一性能をもつ送風機から単一ダクトに送風する場合,2台を同時に運転するときの風量は,そのうち1台のみを運転するときの風量の2倍よりも小さくなる.ダクト径を変更せずに,風量のみを増加させた場合,圧力損失が大きくなり空気の流れは悪くなる(流れにくくなる).ゆえに,「同一性能の送台並列運転」させたとしても,「そのうちの1台を単独運転する場合」に比べ,2倍の風量を得ることはできない.○03192空調設備送風機空調用の低圧送風機系統において,同一台並列運転させた場合の風量は,一般に,単独運転時の2倍にはならない.ダクト径を変更せずに,風量のみを増加させた場合,圧力損失が大きくなり空気の流れは悪くなる(流れにくくなる).ゆえに,「同一性能の送風機を2台並列運転」させたとしても,「そのうちの1台を単独運転する場合」に比べ,2倍の風量を得ることはできない.○24114空調設備搬送ポンプの軸動力は,一般に,「ポンプの吐出し量」と「全揚程」に比例する.ポンプの軸動力は,一般に,「ポンプの吐出し量」と「全揚程」に比例する.○21112空調設備ダクト長方形ダクトを用いて送風する場合,同じ風量,同じ断面積であれば,形状を正方形に近くするほど,送風エネルギー消費量を減少させることができる.26122空調設備ダクト長方形ダクトの直管部において,同じ風量,同じ断面積であれば,形状が正方形に近くなるほど,単位長さ当たりの圧力損失は小さくなる.長方形ダクトの風量は断面積と風速によって決まるが,圧力損失は周囲長さが長いほど大きくなる.「アスペクト比」とは長辺と短辺の比でのことであり,同一断面積ではアスペクト比が小さいほど周囲長さは短くなる.ゆえに,アスペクト比が小さいほど圧力損失は少なくなり,搬送動力を小さくできる.長方形ダクトの風量は断面積と風速によって決まるが,圧力損失は周囲長さが長いほど大きくなる.「アスペクト比」とは長辺と短辺の比でのことであり,同一断面積ではアスペクト比が小さいほど周囲長さは短くなる.ゆえに,アスペクト比が小さいほど圧力損失は少なくなり,搬送動力を小さくできる.04122空調設備ダクト送風機のエネルギー消費量は,同じ風量長方形ダクトの風量は断面積と風速によって決まるが,圧力損失は周であれば,接続する長方形ダクトのアスペ囲長さが長いほど大きくなる.「アスペクト比」とは長辺と短辺の比でのクト比(ダクト断面の短辺に対する長辺の比)を小さくするほど大きくなる.ことであり,同一断面積ではアスペクト比が小さいほど周囲長さは短くなる.ゆえに,アスペクト比が小さいほど圧力損失は少なくなり,搬送動力を小さくできる.○○×01131空調設備ダクト長方形ダクトの断面のアスペクト比を,6:1とした.「アスペクト比」は,ダクトや吹き出し口で,その長辺と短辺の比をいう.×長方形ダクトの場合,ダクトの摩擦抵抗や強度を考えると断面は正方形に近いほうがよく,一般に,アスペクト比は4:1以下に抑えることが望ましい.01132空調設備ダクトセントラルダクト方式を採用した高層建築物において,低圧ダクトではダクトスペースが建築面積に対して大きな割合となることから,高圧ダクトとした.セントラルダクト方式を採用した高層建築物において,低圧ダクトではダクトスペースが建築面積に対して大きな割合となることから,高圧ダクトとすることが望ましい.○27113空調設備ダクト換気ダクトにおいて,ダクト直管部の単位長さ当たりの圧力損失は,一般に,平均風速の二乗に比例する.円形ダクトの直管部の単位長さ当たりの圧力損失は,ダルシーワイスバッハの式により表され風速の二乗に比例する.尚,角ダクトの直管部の圧力損失は円形ダクトに換算して求めることができる.(この問題は,コード「22124」の類似問題です.)○29111空調設備ダクト換気ダクトにおいて,ダクトの曲がり部分や断面変化部分に生じる局部圧力損失は,風速の二乗に比例する.一般の換気ダクトにおいて,ダクトの曲がり部分や断面変化部分に生じる局部圧力損失は,風速の2乗に比例する.○24122空調設備ダクト一般の換気ダクトにおいて,ダクトの曲がり部分や断面変化部分に生じる局部圧力損失は,風速に正比例する.一般の換気ダクトにおいて,ダクトの曲がり部分や断面変化部分に生じる局部圧力損失は,風速の2乗に比例する.×21111空調設備ダクト円形ダクトにおいて,ダクトサイズを大きくし,風速を30%下げて同じ風量を送風すると,理論的には,送風による圧力損失が約1/2となり,送風エネルギー消費量を減少させることができる.円形ダクトの直管部分の圧力損失は,ダクトの流速(風速)の2乗に比例する.風速を30%下げた場合,理論的に圧力損失は,ダクトの流速(0.7)の2乗=0.49倍となり,送風エネルギー消費量を減少させることができる.○4/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26124空調設備ダクトダクト系を変更せずに,それに接続されて倍にすると,送風機の軸動力も2倍になる.送風機において,送風量は回転数に比例し,全圧は回転数の2乗に比例する.軸動力は送風量と全圧の積に比例するため,軸動力は回転乗に比例することとなり,送風機の羽根車の回転数を2倍にするには,送風機の軸動力は8倍を要する.×21124空調設備吹出口天井に設ける吹出口において,アネモ型吹出口は,ライン状吹出口に比べてコールドドラフトが生じにくい.「アネモ型吹出口」とは,多数の環状(又は角型)のコーンをダクト開口○端に同心円状に取り付けた空調吹出口をいう.「ライン状吹出口」と比べると,天井付近の室内空気を誘引し,噴出した送風が室内の多方向に広く拡散しやすいため,壁面開口部付近においてコールドドラフトが生じにくい.25133空調設備吹出口軸流吹出し口の吹出し気流は,一般に,ふく流吹出し口の吹出し気流に比べて誘引比が小さいため広がり角が小さく到達距離が短い.軸流吹出し口(ノズル型,ライン状吹出口等)の吹出し気流は,一般に,ふく流吹出し口(アネモ型等)の吹出し気流に比べて誘引比が小さいため,広がり角が小さく到達距離が長い.尚,「誘引比」は,室内空気との混合しやすさを示すもので,誘引比の大きい方が,居住域で良好な温度分布となり,室内空気と吹出し温度差を大きくとることができる.×01133空調設備吹出口天井から下向きに軸流吹出し口を設置する事務室の計画に当たり,居住域の上面/s以下となるようにした.天井から下向きに軸流吹出し口を設置する事務室の計画では,居住/s以下となるように設定する.○18191空調設備吹出口床吹出し空調方式は,主に,OA機器等の配線ルートである二重床を利用するもの「床吹出し空調方式」とは,OA機器等の配線ルートである二重床を利用して,床面から空気を吹出す方式であり,OA機器の配置の偏りや変○であり,床吹出口の移設・増設に対応しや更等に対応しやすい.すい.30132空調設備吹出口床吹出し空調方式は,事務所等で利用され,冷房・暖房のいずれにおいても,居住域での垂直温度差が生じにくい.03124空調設備吹出口床吹出し空調方式は,二重床の床下空間を利用し,床面に設けた吹出し口から空調空気を吹き出す方式であり,一般に,暖房運転時における居住域高さでの垂直温度差は大きい.05122空調設備吹出口床吹出し空調方式は,冷房運転時であっても,空調域の高さに応じた気流特性を有する床吹出し口を用いることにより,天井高にかかわらず効率的な居住域空調が可能である.「床吹出し空調方式」とは,OA機器等の配線ルートである二重床を利×用して,床面から空気を吹出す方式であり,OA機器の配置の偏りや変更等に対応しやすい.ただし,冷房運転時は,低温の空気が床から吹出し,居住域での垂直温度差が生じやすい欠点がある.「床吹出し空調方式」とは,OA機器等の配線ルートである二重床を利×用して,床面から空気を吹出す方式であり,OA機器の配置の偏りや変更等に対応しやすい.ただし,冷房運転時は,低温の空気が床から吹出し,居住域での垂直温度差が生じやすい欠点がある.問題文は「暖房運転時」とあるため誤り.「床吹出し空調方式」とは,OA機器等の配線ルートである二重床を利○用して,床面から空気を吹出す方式であり,OA機器の配置の偏りや変更等に対応しやすい.冷房運転時は,低温の空気が床から吹出し,一般に,居住域での垂直温度差が生じやすくなるが,空調域の高さに応じた気流特性(指向性,拡散性)を有する床吹出し口を用いることにより,天井高にかかわらず効率的な居住域空調が可能である.23113空調設備空気清浄04134空調設備空気清浄日本産業規格(JIS)におけるクリーンルームの空気清浄度の等級には,クラス1~9があり,クラスの数値が大きいほど清浄度が低くなる.JIS規格では,クリーンルームの空気清浄度の等級を「クラス1~9」と○し,1m3中の0.1μm以上の粒子数を10のべき乗で表したときの指数で表示しており,クラスの数値が大きいほど清浄度が低くなる.尚,FED-STD-209D(米国連邦規格)による等級では,クラス100,クラス10,000,クラス100,000等がある.JISにおけるクリーンルームの空気清浄度JIS規格では,クリーンルームの空気清浄度の等級を「クラス1~9」とは,清浄度クラスの値が大きいほど高くなし,1m3中の0.1μm以上の粒子数を10のべき乗で表したときの指数でる.表示しており,クラスの数値が大きいほど清浄度が低くなる.よって誤り.×5/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23132空調設備空気清浄○粉じんを除去する換気用エアフィルタユニットの粒子捕集率には,測定方法によって,計数法,比色法及び質量法の表示方法がある.粉じん除去する換気用エアフィルタユニットの粒子捕集率には,測定方法によって,計数法,比色法及び質量法の表示方法があり,用途によって使い分ける.「計数法」は,HEPAフィルタの性能測定に使用する方法で,測定する塵埃はダストカウンターを使用して計数する.「比色法」は,主に中性能フィルタの性能測定に使用する方法で,フィルタの上流と下流からサンプリングした空気をろ紙に通過させその汚れの変化を色の濃淡で比較する.「質量法(重量法)」は,主に一般空調用フィルタ及びプレフィルターの性能測定に使用する方法で,捕集した塵埃の重量を測定する.04133空調設備空気清浄01122空調設備空気清浄27111空調設備空気清浄07133空調設備全熱交換器換気用エアフィルターの粉じん捕集率は,同一のエアフィルターに対して,質量法や計数法等の測定方法によって異なる値となる.半導体や液晶を製造する工場のクリーンルームにおいては,一般に,清浄度を保つために周囲の空間に対して正圧となるように制御を行い,塵埃の流入を防止する.半導体や液晶を製造する工場のクリーンルームにおいては,清浄度を保つために周囲の室に対して10Pa程度の正圧となるように換気し,塵埃(じんあい)の流入を防止する.粉じん除去する換気用エアフィルタユニットの粒子捕集率には,測定○方法によって,計数法,比色法及び質量法の表示方法があり,測定方法によって異なる値となる.「計数法」は,HEPAフィルタの性能測定に使用する方法で,測定する塵埃はダストカウンターを使用して計数する.「比色法」は,主に中性能フィルタの性能測定に使用する方法で,フィルタの上流と下流からサンプリングした空気をろ紙に通過させその汚れの変化を色の濃淡で比較する.「質量法(重量法)」は,主に一般空調用フィルタ及びプレフィルターの性能測定に使用する方法で,捕集した塵埃の重量を測定する.半導体や液晶を製造する工場のクリーンルームにおいては,清浄度を保つために周囲の室に対して10Pa程度の正圧となるように換気し,塵埃(じんあい)の流入を防止する.半導体や液晶を製造する工場のクリーンルームにおいては,清浄度を保つために周囲の室に対して10Pa程度の正圧となるように換気し,塵埃(じんあい)の流入を防止する.外気冷房は,外気のエンタルピーが室内エンタルピーとは,0℃の乾燥空気を基準とした時の,任意の温度の湿空気のエンタルピーよりも高い場合においり空気の全熱(顕熱+潜熱)である.外気冷房は,外気のエンタルピーて,それらのエネルギーの差を冷房に利が室内空気のエンタルピーより低い時に,必要最小外気量より多くの用できるので,省エネルギー化が図れる.外気を空調機を導入し,冷凍機の運転を抑えて冷房するものである.問題文は「外気のエンタルピーが高い場合」とあるため誤り.(この問題は,コード「01113」の類似問題です.)○○×22194空調設備外気冷房外気冷房は,窓を開放することにより,外気を導入し,空調負荷を低減する手法である.「外気冷却システム(外気冷房方式)」とは,冷房期において,建物内×設定温度よりも外気温度が低いときに,外気を空調に導入することによって室内温度を下げる方式をいう(問題文のように窓を開放するわけではない).必要外気量が小さい(室内空気汚染が少ない)建築物ほど適しており,導入する外気が乾燥している場合は,必要に応じ加湿調整を行う.28121空調設備外気冷房外気冷房の省エネルギー効果は,内部発熱密度が高い建築物ほど期待できる.外気冷房は,外気の熱エネルギーが室内より低い場合に外気を冷熱源として積極的に建物内に導入する事により冷房を行うシステムであり,内部発熱が大きく必要外気量の小さい建築物(データセンター等)では,24時間の稼動や,冬期にも室内発熱の冷却に利用できるため効果的である.(この問題は,コード「23112」の類似問題です.)○21134空調設備外気冷房,ナイ外気冷房方式やナイトパージ(夜間外気導入)方式は,内部発熱が大きい建築物「外気冷房方式」は,冷房期において建物内設定温度よりも外気温度が低い場合に,外気を導入することで室内温度を下げる方式であり,○トパージの中間期及び冬期におけるエネルギー消「ナイトパージ」は夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替え費量の軽減に有効である.ることで外気(冷気)を建物躯体などに蓄冷し,昼間の冷房負荷を下げる方式である.内部発熱が大きな建物ほど有利であり,エネルギー使用量の低減に有効である.(この問題は,コード「18233」の類似問題です.)25034空調設備外気冷房,ナイナイトパージは,外気温度が建築物内の温度以下となる夜間を中心に,外気を室トパージ内に導入することで躯体等に蓄冷する方法であり,冷房開始時の負荷を低減し,省エネルギー化を図ることができる.「ナイトパ-ジ」は夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替え○ることで外気(冷気)を建物躯体などに蓄冷し,昼間の冷房負荷を下げる方式である.近年,OA機器類の増加に伴い内部負荷が増え,冬期・中間期でも冷房が必要な建物にはエネルギー使用量の軽減に有効な方式である.07134空調設備外気冷房,ナイナイトパージは,夜間に外気導入を行い,翌日の空調開始時の冷房負荷を減らす「ナイトパ-ジ」は夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替えることで外気(冷気)を建物躯体などに蓄冷し,昼間の冷房負荷を下げ○トパージ省エネルギー手法であり,一般に,昼間の外気導入時よりも低い外気温度まで利用できる.る方式であり,一般に,昼間の外気導入時よりも低い外気温度まで利用できる.近年,OA機器類の増加に伴い内部負荷が増え,冬期・中間期でも冷房が必要な建物にはエネルギー使用量の軽減に有効な方式である.(この問題は,コード「02121」の類似問題です.)6/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23111空調設備全熱交換器全熱交換器の効果は,必要外気量の多い建築物ほど期待できる.必要外気量が多いということは,空気の汚染度が高いということであり,大量の空気の交換が必要である.室温と外気の温度差が大きい状況で外気をそのまま導入した場合,それまで暖めて(冷やして)いた室温を下げて(上げて)しまうことは,省エネ上も良いとは言えない.「全熱交換器」は,室内空気と外気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交換する)ことができる装置で,夏期及び冬期の冷暖房(外気)負荷の軽減に有効であり,必要外気量の多い建築物ほど効果が期待できる.○02134空調設備全熱交換器25121空調設備全熱交換器30113空調設備全熱交換器27133空調設備全熱交換器空調機の外気取入れに全熱交換器を使用することにより,一般に,熱源装置の容量を小さくすることができる.「全熱交換器」とは,空気と空気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交換する)ことができる装置で,夏期及び冬期の冷暖房(外気)負荷の軽減に有効である.(この問題は,コード「21132」の類似問題です.)全熱交換器を病院に採用する場合は,外「全熱交換器」とは,空気と空気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交○気及び還気に浮遊細菌が含まれている可換する)ことができる装置で,「室内からの排気」と「導入外気」との間で能性を考慮し,高性能フィルターを全熱交換器の給気側に設ける.熱交換させる場合に使用される.全熱交換器を病院に採用する場合,外気及び還気に浮遊細菌が含まれている可能性を考慮し,高性能フィルターを全熱交換器の給気側に設ける.外気取入れ経路に全熱交換器が設置されている場合,中間期等の外気冷房が効果的な状況においては,一般に,バイパスを設けて熱交換を行わないほうが省エネルギー上有効である.「全熱交換器」とは,空気と空気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交○換する)ことができる装置で,「室内からの排気」と「導入外気」との間で熱交換させる場合に使用される.夏期において,「温度・湿度(エンタルピー)の高い導入外気」から「冷房室からの排気」へとエネルギーを移すことで導入外気のエンタルピーを低くし,冬期においては,「暖房室からのエンタルピーの高い排気」から「導入外気」へとエネルギーを移すことで導入外気のエンタルピーを高くすることで,冷暖房の外気負荷の軽減に有効となる.外気冷房が効果的な状況では,排気温度が取入れ外気温度よりも高いため,バイパスを設けて熱交換を行わない(低温の空気を供給する)ほうが,省エネルギー上有効である.(この問題は,コード「26132」の類似問題です.)室内負荷が変わらない場合,空調機の外気取入れに全熱交換器を使用することに「全熱交換器」は,「室内からの排気」と「導入外気」との間で顕熱と潜熱の両方を熱交換させる場合に使用される.室内負荷が変わらない場×より,空調機にかかる負荷が減り,空調機合,空調機の外気取入れに全熱交換器を使用することにより,空調機の送風量を小さくすることができる.にかかる負荷は減るが,吹出し温度差(空調機から出る温度と室内温度の差)は変わらないため,空調機の送風量は一定となる.○28122空調設備外気冷房単一ダクト方式において,外気冷房を用外気冷房システムを用いた場合,外気を利用することで冷却に必要ないた場合,冬期における導入外気の加湿エネルギーは削減できるが,冬期の外気は絶対湿度が低いため室内を行うためのエネルギーを削減することが条件に合わせるためには,加湿が必要となり,それに伴う必要エネルできる.ギーは増加する.(この問題は,コード「18194」の類似問題です.)×03204空調設備地域冷暖房地域冷暖房システムの導入は,一般に,未利用熱の活用による排熱削減が期待でき,ヒートアイランド現象の緩和にも効果的である.「地域冷暖房方式(DHC方式)」とは,1か所又は数か所のプラントにお○いて製造された冷水,蒸気,温水等の熱媒を複数の建築物へ供給する方式であり,利点の一つとして,熱源設備の集約による省エネルギーが可能であり,ヒートアイランド現象の緩和に有効である.(この問題は,コード「25203」「30204」の類似問題です.)29121空調設備熱負荷計算29122空調設備熱負荷計算29124空調設備熱負荷計算熱負荷計算法には,一般に,定常計算法,非定常計算法等があり,計算の目的により使い分けられている.熱負荷計算法には,簡易的な「定常計算法」や,非常に高精度な結果○が得られる「非定常計算法」等があり,計算の目的により使い分けられている.設計用外界条件に用いられるTAC温度TAC温度とは,実際の気象データを統計処理した値であり,暖房期間は,気象データを統計処理して得られた(12~3月の4ヶ月)と冷房期間(6~9月の4ヶ月)において冷暖房の必値であり,所定の超過確率を設定して,稀要な温度の出現度数とその超過確率を求め(稀にみられる猛暑等のにみられる猛暑等の要因を取り除いたも要因を取り除いたもの),その値をある一定率に抑えたときの温度をいのである.う.例えば,設計用外気条件として,冷房用外気温度をその地域の最温度を採用する.(この問題は,コード「22101」の類似問題です.)最大負荷計算において,照明,人体,器空調設備の熱負荷計算に関する最大負荷計算において,照明,人具等による室内発熱負荷については,冷体,機器等による室内発熱負荷については,一般に,冷房時は計算に房時は計算に含めるが,暖房時は計算に含めるが,暖房時はそれらの発熱負荷が安全側に働いてしまうので,含めないことが多い.それらの発熱負荷は無いものとして,計算には含めないことが多い.(この問題は,コード「25122」の類似問題です.)○○7/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22104空調設備熱負荷計算○空調設備の熱負荷計算に関して,期間負荷の略算に用いる全負荷相当(運転)時間とは,冷房又は暖房負荷の年間の積算値を,最大熱負荷(熱源機器容量)で除した値である.空調設備の熱負荷計算に関して,期間負荷の略算に用いる「全負荷相当(運転)時間」とは,「1年間の実際の熱負荷の時間累計値」が,「最大熱負荷」の何時間分に相当するかを示したものであり,「冷房又は暖房負荷の年間の積算値」を,「最大熱負荷(熱源機器容量)」で除した値である.全負荷相当時間[h/年]=年間熱負荷[kJ/年]/最大熱負荷[kJ/h]06132空調設備熱負荷計算冷房負荷の計算において,事務室の内部発生熱負荷のうち,OA機器による負荷を15W/m2とした.冷房用エネルギー消費量を考える際の冷房負荷の計算において,主○な冷房負荷には,「高温の外気による熱や侵入する日射熱(外部負荷)」と「室内で人,照明,OA機器などから発生する発熱(内部負荷)」がある.この時,事務室などの内部負荷(内部発生負荷)のうち,OA機/㎡程度とする.27123空調設備空調制御空調におけるPID制御は,比例・積分・微分の三つの利点を組み合わせた制御方式である.PID制御は比例制御(ProportionalControl),積分制御(Integral○Control),微分制御(DerivativeControl)を組み合わせて設定値に収束させる制御で,フィードバック制御の一種である.(この問題は,コード「22122」の類似問題です.)25132空調設備空調制御30134空調設備放射空調03123空調設備放射空調空調制御において,PI制御は,比例動作に積分動作を加えたものであり,比例動作のみでは生じやすいオフセットを取り除く複合動作方式である.放射暖房方式は,一般に,室の床,壁,天井や放射パネルを加熱して,その放射熱を利用するものである.「P制御」は,比例制御(ProportionalControl)といい,入力値を出力値○と目標値の偏差の一次関数として制御する,基本的なフィードバック制御である.「PI制御」は,比例動作に積分動作(IntegralControl)を加えたものであり,比例動作のみでは生じやすいオフセット(ズレ)を取り除く複合動作方式である.「PID制御」は,比例制御,積分制御,微分制御(DerivativeControl)を組み合わせて設定値に収束させる制御である.「放射冷暖房方式」とは,床,壁,天井内にコイルなどを埋設し,冷温○水を循環させることで,床,壁,天井の表面からの放射熱により冷暖房を行う方式である.快適性に優れるが,冷房時に室内の空気の湿度を低く維持しないと,冷却面に結露を起こすおそれがある.放射空調方式は,一般に,天井等に設置放射空調方式)」とは,床,壁,天井内にコイルや放した放射パネルを冷却又は加熱すること射パネルを冷却又は加熱することにより,放射パネルと人との間で放により放射パネルと人との間で放射熱交射熱交換を行う方式であり,気流や温度むらによる不快感が少ない.換を行う方式であり,気流や温度むらによただし,冷房時に室内の空気の湿度を低く維持しないと,冷却面に結る不快感が少ない.露を起こすおそれがあるため注意を要する.○02124空調設備放射空調02191空調設備放射空調放射暖房方式は,放射パネルが高い放射率をもつ必要があり,反射率の高い受照面には十分な効果を及ぼすことができない.一般的な事務所ビルの執務空間における天井放射冷房は,潜熱処理を主な目的として用いられる.放射暖房方式は,放射パネルが高い放射率をもつ必要があり,反射率の高い受照面には十分な効果を及ぼすことができない.一般的な事務所ビルの執務空間における天井放射冷房は,顕熱処理を主な目的として用いられる.冷却パネルの表面で結露を生じやすいため,室温に対して大きな温度差を確保する事は難しく,冷却パネルの表面温度は露点温度より高くする.○×05121空調設備放射空調冷水パネルを用いた放射空調方式は,気流や温度むらによる不快感が少ない方式であるが,パネル表面の結露を防止するため,パネル表面温度を室内空気の露点温度以上に保つ必要がある.「放射冷暖房方式(放射空調方式)」とは,床,壁,天井内にコイルや放射パネルを冷却又は加熱することにより,放射パネルと人との間で放射熱交換を行う方式であり,気流や温度むらによる不快感が少ない.ただし,冷房時に室内の空気の湿度を低く維持しないと,冷却面に結露を起こすおそれがあるため注意を要する.○25113空調設備放射空調放射床暖房方式は,天井の高い病院の待合室や議会ホール等に有効である.放射床暖房方式は,他の方式に比べ,室内において上下温度差が生じにくく,天井の高い室の暖房にも適している.○01111空調設備ペリメーター24022空調設備ペリメーターペリメーターレス化は,ペリメーターゾーンにおける熱負荷を,建築的手法と設備的手法とを組み合わせて可能な限り減少させ,ペリメーターゾーンをインテリアゾーンに近い温熱環境とすることである.冷暖房機器は,一般に,外部負荷の少ない場所に設置するより,外部負荷の多い窓付近に設置するほうが,良好な室内の温熱環境が得られる.ペリメーターレス化は,ペリメーターゾーンにおける熱負荷を,建築的手法と設備的手法とを組み合わせて可能な限り減少させ,ペリメーターゾーンをインテリアゾーンに近い温熱環境とすることである.[ペリメーターゾーン]:ビルの外壁から内側5m程度のエリアを指す言葉.日射,外気温の影響を強く受けるため,夏は熱気がこもったり,冬は冷え過ぎたりといったように,室内中央付近とは異なった環境が形成される.特に外壁面がガラスの場合は,日射を透過させたり,外気との熱伝導が大きいといった素材特徴であるため温熱環境が大きく変化するゾーンとなる.冷暖房機器を外部負荷の大きい部分に設置した場合,負荷が室内全○体に侵入する前に解消することができるため,室内温熱環境への影響を小さくできる.ゆえに,外部負荷の大きい窓面に冷暖房機を設置することは効果的である.○8/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24201空調設備ペリメーター×エアフローウィンドウは,夏期における室内温熱環境の改善には有効であるが,冬期におけるコールドドラフトの防止には効果がない.「エアフローウィンドウ方式」とは,窓と設備が一体化した空調システムで,窓を二重サッシ,または,二重ガラスとし,その間の空気層に空調の還気(リターン)を通すことによって,ペリメーターゾーンの温熱環境の変化を抑制する方式をいい,夏期における室内温熱環境の改善,及び,冬期におけるコールドドラフトの防止に効果がある.ペリメーター空調システムの種類には,主に,①.ファンコイル方式,②.エアフローウィンドウ方式,③.エアバリア方式の3種類があり,エアバリア方式は,他の2方式に比べて特に,イニシャルコストの面で高い優位性を持ってきたが,ファンコイル方式,エアフローウィンドウ方式に比べて,室内に熱気が漏れやすいという問題点がある.06131空調設備ペリメーター01114空調設備ペリメーター事務室の窓回りの温熱環境に配慮し,窓下部より室内空気を吸い込み,窓上部から天井内に排気する,エアフローウィンドウを採用した.ダブルスキンは,外壁の一部又は全てをガラスの二重構造とし,その中間の空気の換気等による熱負荷低減,及び室内の窓際の環境改善を図ったものである.「エアフローウィンドウ方式」とは,窓と設備が一体化した空調システムで,窓を二重サッシ,または,二重ガラスとし,その間の空気層に空調の還気(リターン)を通すことによって,ペリメーターゾーンの温熱環境の変化を抑制する方式をいい,夏期における室内温熱環境の改善,及び,冬期におけるコールドドラフトの防止に効果がある.ペリメーター空調システムの種類には,主に,①.ファンコイル方式,②.エアフローウィンドウ方式,③.エアバリア方式の3種類がある.エアフローウィンドウ方式は二重のガラス間に室内空気を通して熱負荷を低減する方式であるのに対して,ダブルスキン方式は温度差換気を利用し二重のガラス間に外気を通して熱負荷を低減する方式である.○○25124空調設備ペリメーター透明フロート板ガラスを使用した窓の室内側にブラインドを設ける場合,一般に,暗色ブラインドより明色ブラインドのほうが日射遮蔽性能は高い.暗色ブラインドは,明色ブラインドに比べて熱を吸収しやすいため暗色ブラインドの方が日射遮蔽性能が低くなる.(この問題は,コード「21121」の類似問題です.)○20164空調設備その他郊外の研究所において,地熱による予地熱による予冷・予熱を利用するシステムとして,採り込んだ外気を地冷・予熱の効果を利用するために,外気を中に埋設した管に通して,室内に送り込む「クールチューブ」がある.地下のピットを通して,空調機に導入できる計画とした.地中は年間を通じて温度が安定しており,地中を通る際に熱の交換を行うことで,冬の冷たい空気や夏の熱い空気をやわらげ,冷暖房の負荷を軽減することができる.また,取り込んだ外気を地下ピットや地下二重外壁等の中を通し,同様の効果を得る手法がある.○04131空調設備その他RI(ラジオアイソトープ)施設では,一般に,室内への給気を全て排気するオールフレッシュ空調方式が用いられる.放射性物資を取り扱う「RI施設」では,一般に,室内への給気を還気する事なく,全て排気する「オールフレッシュ空調方式」が用いられる.○04132空調設備その他化学処理や実験等に用いられる作業台と排気フードが組み合わされたドラフトチャ化学処理や実験等に用いられる作業台と排気フードが組み合わされたドラフトチャンバーの排気風量は,作業用開口部の面積と制御風速○ンバーの排気風量は,作業用開口部の面によって決定される.尚,近年,風量制御システムやサッシ自動閉止積と制御風速によって決定される.技術などが普及しており,プッシュプル型換気装置(有害物資の発生源を挟み,吹出し用と吸込み用の2つのフードを向き合って設置する方式で,吹出しフードをプッシュフード,吸込み用フードをプルフードと呼ぶ)として活用が進んでいる.21133空調設備その他中央式空調設備を設ける病院において,機械室(空調・換気・衛生設備)の床面積中央式空調設備を設ける病院における機械室の床面積は,空調用だ%程度が必要となるため,空調,換気,衛生設備×は,一般に,延べ面積(駐車場は除く)の3%を考慮した場合,5%以上は必要となる.尚,200床の入院設備のある程度である.地域医療支援病院においては,電気室・機械室の床面積の合計は,延べ面積の6~10%を目安とする.19123空調設備その他200床の入院設備のある地域医療支援病院において,電気室・機械室の床面積の合計を,延べ面積の約10%とした.200床の入院設備のある地域医療支援病院において,電気室・機械室の床面積の合計は,延べ面積の6~10%を目安とする.○06134空調設備その他地下に設けた自走式駐車場の換気設備は,経済性及び設置スペースを考慮して,誘引誘導方式を採用した.換気誘引誘導方式は,誘引ファンを用いて空気を吹き出し,周囲の空気を誘引して気流を発生させることで,均一な空調・換気を行う方法である.地下に設けた自走式駐車場の換気設備は,経済性及び設置スペースを考慮して,誘引誘導方式を採用する事は望ましい.○9/10ページ

03.「空調設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27132空調設備その他照明の電力消費量を減少させると,冷房用エネルギー消費量も減少させることができる.高効率照明を用いて電力消費量を減少させることにより照明からの発熱を抑えることができ,冷房用エネルギー消費量を減少させることができる.(この問題は,コード「21114」の類似問題です.)○25112空調設備その他核店舗,準核店舗,専門店街からなる大型ショッピングセンターでは,業態による営業時間や負荷特性を考慮して,熱源をそれぞれで独立させることが望ましい.07122空調設備その他空調配管用のシャフトは,配管からの漏水時の修繕やメンテナンス性の確保のほか,天井裏に余分なスペースが生じるのを防ぐため,事務所ビルの各階で同じ位置とした.核店舗,準核店舗,専門店街からなる大型ショッピングセンターでは,○業態による営業時間や負荷特性を考慮して,熱源をそれぞれで独立させることが望ましい.空調配管用のシャフトは,階ごとに位置がばらつくと天井内に横走りが○増え,漏洩リスクが拡散するため,位置を通すことで漏水はシャフト内で完結しやすく,テナント天井や仕上げへの二次被害を最小化できる.また,メンテナンスの観点でも,シャフト内に必要な有効幅・奥行・足掛かりを統一寸法とすることで,更新時やテナント改修の際も同じ手順・治具で対応できるようになるため,各階で同じ位置とするのが望ましい.19182空調設備その他「SHF」は,空調機により空気に加えられ又は除去される熱量のうち,潜熱量の占める割合である.「SHF(SensibleHeatFactor)」とは,顕熱比の略称で,温度及び湿度×が変化するときの全熱量(エンタルピー)変化に対する顕熱量の変化の比率である.空調負荷計算においては,顕熱負荷を顕熱負荷と潜熱負荷の和(全熱負荷)で割った値とする.10/10ページ

I-3.空調設備(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,室内に清浄で快適な空気が届く仕組みについて学習します.空調方式や設備機器の種類の多さに混乱しないように,まずは基本構成やそれぞれの特徴を整理して覚えましょう!また,実務では用途や室環境に応じて必要な設備を組み合わせて構成されていることが多いため,学習内容は試験対策の範囲内で捉えるようにしましょう!----------------------------------------------------------------1.空気調和設備1-1.基本構成空気調和設備・エアフィルタ冷却コイル・加湿器・自動制御装置冷温熱源設備圧縮式・吸収式)・ボイラー・冷却塔・ヒートポンプ搬送設備・送風機・ポンプ配管設備・冷温水配管・蒸気配管・加湿器・冷却水配管ダクト・吹出口・給気ダクト・還気ダクト・外気ダクト・排気ダクト問題文が,どの部分についての作用・仕組みについて問われているかをイメージしましょう!I3.空調設備-1

1-2.空調方式・空調設備には,空気を温めたり冷やしたりする冷凍機やボイラーなどの熱源が必要です.熱源の設置場所によって空調方式が分類されます.単一ダクト方式定風量単一ダクト方式(CAV)中央方式(中央熱源)空気方式変風量単一ダクト方式(VAV)二重ダクト方式・混合ユニットで温度調整水方式ファンコイルユニット方式(FCU)・中央方式は,地下や屋上に設置した熱源機器と空調機を用いて複数の室や建物全体の空調を行う方式です.個別方式(分散熱源)冷媒方式・空冷ヒートポンプパッケージ(ダクト接続型,天井カセット型)・ビル用マルチ・個別方式は,室外機と室内機が直結しており,冷凍機やボイラーなどの熱源機器を設けない空調方式です.I3.空調設備-2

1-3.中央熱源方式の空調設備の配置・単一ダクト方式は,建物全体またはゾーンごとに1台の空調機(AHU)を設けて,空調機から冷風や温風をダクトで室内に給気する方式です.・定風量方式(CVC方式)は,室内に吹出す風量は一定で冷暖房負荷に応じて吹出す空気の温度を調節する方式です.・変風量方式(VAV方式)は,室内に吹出す空気の温度は一定,冷暖房負荷に応じて吹出す風量を変える方式です.19194・ファンコイルユニット方式は,冷温水発生機などから冷温水の供給を受けて各室に設けたファンコイルユニット(FCU)で空調を行う方式です.個別の温度調整ができます.・ファンコイル自体に新鮮外気を導入する機能を持たないため,外気取り入れダクトを設ける必要があります.0412321131I3.空調設備-3

・三方弁制御(CWV)は,負荷の変動に応じコイルへの数量をバイパスさせます.(定流量)・二方弁制御(VWV)は,負荷の変動に応じ循環水量を変化させます.(変流量)261343019125123・水配管方式夏期は冷水,冬は温水冷温水配管では一般的冷暖房同時使用可能省エネ上は不利冷暖房同時使用可能設備費用,スペースの増大・直接還水方式(ダイレクトリターン方式)0512301192・逆還水方式(リバースリターン方式)I3.空調設備-4

1-4.個別方式の空調設備の配置・個別方式は,室ごとやゾーンごとの温度や風量の調節ができます.住宅用エアコン設備が最も身近な個別方式の例です.・外気と熱交換するタイプの室外機は,空冷ヒートポンプパッケージなどと呼ばれ屋上などに設置されます.・ビル用マルチエアコン方式は,1台の室外機に複数の室内機を接続した方式です.・室内機では,新船外機の導入ができない為,別途換気設備を設ける必要があります.03122[個別方式空調の仕組み]・室外機の配管内にはフロンガス(冷媒)が充填されており,これにより夏は外気に熱を捨て,冬は外気から熱を吸込ませることができます.この液体を室内機の中に移動させ,室内空気を吸い込んでいる配管に当てることで適温になった空気を室内に吹出します.I3.空調設備-5

2.設備機器2-1.中央熱源方式に使われる冷凍機・圧縮式冷凍機吸収式冷凍機26133281142811228111281133012118232・吸収式冷凍機I3.空調設備-6

2-2.個別方式に使われる冷凍機凝縮器と蒸発器の役割を室内と室外で切り替える事で,冷房・暖房に使えるようにしたものをヒートポンプといいます.2つのモードは四方弁で切り替えます.24132I3.空調設備-7

2-3.冷却塔冷凍機の凝縮機に送る冷却水を冷やすための設備です.冷却塔には開放式と密閉式の2種類の仕組みがあります.(a)開放式冷却塔蒸発潜熱を奪われて冷却される方式をいいます.18193(b)密閉式冷却塔外部から水を噴霧してその蒸発熱で冷却する方式をいいます.冷却水は大気に開放されていないため,水質劣化に伴う冷凍機の性能低下は少ないが,同じ冷却能力の開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなる.2913405112・冷却塔と建築物の外気取入れ口との離隔距離は,冷却塔における冷却水からのレジオネラ属菌による汚染防止のために,一般に,10m以上とします.・冷却塔は,水の蒸発潜熱により冷却を行うため,外気の湿球温度より低い温度には冷却できません.011912023430123・コレどこの話?(整理しておきましょう!)30122空調熱源用の冷却塔の設計出口温度は,冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の高い温度で運転したほうが,省エネルギー上有効である.02114遠心冷凍機の冷水出口温度を高く設定するとCOPは低くなる.30122I3.空調設備-8

2-4.送風機とダクト・送風機の種類【軸流式】【遠心式】29112(a)軸流式は,空気が回転軸方向に流れるタイプの送風機を指します.(b)遠心式は,ファンの中心に空気を送り込み,ファンの外側に遠心力で空気が流れ出ようとするタイプのファンを指します.・長方形ダクトを用いる場合,同じ風量,同じ段面積であれば形状を正方形に近いほど送風エネルギー消費量を小さくできます.(ダクト内の圧力損失が少ない)・長方形断面の長辺と短辺の比をアスペクト比といいます.アスペクト比=1(長辺1:短辺1)正方形→圧力損失(小)一般にアスペクト比は「4」を上限として設計します.0412201131・ダクト内の圧力には,静圧・動圧・全圧の3種類があります.・圧力損失(ダルシーワイスバッハの式)2023221111・送風量は回転数に比例し,全圧は回転数の2乗に比例します.軸動力は送風量と全圧の積に比例するため,軸動力は回転数の3乗に比例することとなり,送風機の羽根車の回転数を2倍にするには,送風機の軸動力は8倍を要することとなります.0319226124I3.空調設備-9

2-5.吹出口と吸込口・吹出口と吸込口の位置関係(気流)25133・吹出口の種類(a)アネモ型又は角型)のコーンをダクト開口端に同心円状に取り付けた空調吹出口をいう.・天井付近の室内空気を誘引し,噴出した送風が室内の多方向に広く拡散しやすいため,壁面開口部付近においてコールドドラフトが生じにくい.21124(b)床吹出し空調方式機器等の配線ルートである二重床を利用して,床面から空気を吹出す方式をいいます.OA機器の配置の偏りや変更等に対応しやすい.ただし,冷房運転時は,低温の空気が床から吹出し,居住域での垂直温度差が生じやすい欠点があります.3013203124I3.空調設備-10

3.空気の状態変化3-1.冷房運転時3-2.暖房運転時・加熱→右方向に移動(X軸を+)・冷却→左方向に移動(X軸をー)・加湿→上方向に移動(Y軸を+)・除湿→下方向に移動(Y軸をー)↓温度変化,湿度変化がないと空気線図上での移動はない.(注)冷却の場合,温度が下がると除湿も行われる場合がある.空気調和機内の各部分を通る時の状態変化と空気線図上でどのように移動するかを理解しましょう.I3.空調設備-11

03.「空調設備」のH20年度本試験図問題問題コード20181図-1は,ある事務室の一般的な定風量単一ダクト方式による空気調和設備の模式図を示し,図-2は,湿り空気線図の模式図を示している.図-1の事務室を空調する場合,湿り空気線図上の空気の状態変化に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.吹出し口還気①事務室外気②空調機混合空気③④⑤⑥⑦飽和空気線絶対湿度[kg/kg(DA)]エアフィルタ冷水コイル温水コイル蒸気加湿器送風機乾球温度[℃]図-1図-21.暖房時において,混合空気③を温水コイル(送水温度45℃)によって加熱(③→⑤)すると,乾球温度の上昇に伴い,絶対湿度は減少する.2.冷房時において,混合空気③を冷水コイル(送水温度7℃)によって露点温度以下まで冷却(③→④)すると,冷水コイル表面で結露が発生し,空気中の水分は減少する.3.暖房時において,蒸気加湿器によって加湿(⑤→⑥)すると,絶対湿度は上昇するが,乾球温度はほとんど上昇しない.4.混合空気③の状態点は,湿り空気線図の還気①と外気②のそれぞれの空気の状態点を結んだ直線上において,それらの質量流量〔㎏(DA)/h〕の比によって求めることができる.5.暖房時において,事務室に送風される空調機出口の空気⑦の乾球温度は,一般に,蒸気加湿器出口の空気⑥の乾球温度より高くなる.解説:1.暖房(加熱)を行う場合,乾球温度が上昇するため,湿り空気線図上の状態点は左から右へ水平に動くので,相対湿度は減少するが,絶対湿度は一定である.2.冷房(冷却)を行う場合,乾球温度が下降するため,湿り空気線図上の状態点は右から左へ動き,それが露点温度以下となると,空気中の水分は飽和状態となり,結露する.その分,空気中の水分は減少することになる.3.暖房時に加湿を行う場合,絶対湿度は上昇するため,湿り空気線図上では下から上へ垂直に動くので乾球温度はほとんど上昇しない.4.気体は,温度や圧力により体積が変化するが,質量流量で表示することで一定となる.質量流量とは,単位時間に流れる流体を質量で表わしたものである.還気と外気の混合空気の状態点は,湿り空気線図のそれぞれの状態点を結んだ直線上において,それらの質量流量の比によって求めることができる.5.暖房時に蒸気加湿を行った後,空気を送風する場合,ファンの電動機の熱が伝わるため,若干乾球温度が上昇する.φ=100④⑦冷房時φ=100①③②(外気)暖房時②(外気)③①⑥⑦⑤解答:103.「空調設備」の本試験図問題P3

03.「空調設備」のH22年度本試験図問題問題コード22111図A~Dは,空調設備の熱源方式の模式図である.図中の熱源装置a~dの名称の組合せとして,最も適当なものは,次のうちどれか.調Cボイラー空abcd1.機ガスa煙突A空調機Bガスb遠心冷凍機吸収式冷温水機煙突冷却塔空調機電気c冷却塔D空調機電気d空気熱交換器空冷ヒートポンプチラー2.吸収式冷温水機ボイラー空冷ヒートポンプチラー遠心冷凍機3.ボイラー吸収式冷温水機遠心冷凍機空冷ヒートポンプチラー4.ボイラー吸収式冷温水機空冷ヒートポンプチラー遠心冷凍機解説:熱源装置の種類は,使用エネルギーによる分類,製造熱媒による分類,冷熱製造時による分類などその特性により,分類することができる.「ボイラー」は,使用エネルギーを化石燃料とするため煙突が必要であり,製造熱媒は,温熱(温水,蒸気等)のみである.そのため冷却塔は不要である.「吸収式冷温水(発生)器」は,使用エネルギーを化石燃料とするため煙突が必要であり,製造熱媒は,冷熱,温熱両方を製造する.冷熱を製造する際,熱源として水を利用しており,冷却塔が必要となる.「(遠心式)圧縮式冷凍機」は,使用エネルギーを電気とするため,煙突は不要であり,冷熱のみ製造する.その際,熱源として水を利用しおり,冷却塔が必要となる.「ヒートポンプチラー」は,使用エネルギーを電気とするため,煙突は不要であり,冷熱,温熱の両方を製造する.尚,チラー(chiller)とは,主に「冷熱」製造装置の総称である.チラー本体の冷却方式によって空冷式(冷却塔が不要)と水冷式(冷却塔が必要)に分かれる.aは,使用エネルギー「ガス」煙突「有」冷却塔「無」より,「ボイラー」が該当する.bは,使用エネルギー「ガス」煙突「有」冷却塔「有」より,「吸収式冷温水器」が該当する.cは,使用エネルギー「電気」煙突「無」冷却塔「有」より,「遠心冷凍機」が該当する.dは,使用エネルギー「電気」煙突「無」冷却塔「無」(→空気熱交換器)より,「空冷ヒートポンプチラー」が該当する.解答:303.「空調設備」のH22年度本試験図問題P1

03.「空調設備」のR06年度本試験図問題問題コード06111図のような空気調和設備の方式A及びBに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.ただし,空調機,外調機及びターミナル空調機には,それぞれ,冷温水コイルは1つのみ設置されている.ゾーン①ゾーン②ゾーン③RARARASASASA方式AOA空調機OA空調機OA空調機SARARARA方式BSASASAOA外調機ターミナル空調機ターミナル空調機ターミナル空調機:変風量装置,OA:外気ダクト,SA:給気ダクト,RA:還気ダクト問1.問2.問3.問4.方式A,方式Bともに,負荷に応じて風量を調整することができ,搬送動力の低減が可能である.方式A,方式Bともに,低負荷時に導入外気量が不足することがある.方式Aでは,室内湿度の微調整が難しいが,方式Bは,室内湿度の微調整が可能である.方式Aでは,外気冷房はできないが,方式Bは,外気冷房が可能である.解説:方式Aは「単一ダクトVAV(変流量)方式」で,各ゾーンの空調機からダクトで室内に給気する.方式Bは「ターミナル空調(外調機+ターミナル空調機)方式」で,外気負荷を外調機で処理し,また,室内負荷をターミナル空調機(機械室を不要とし,天井内等に設置する空調機)で処理して室内に供給する.外調機は,一般に,フィルター,コイル(熱源が必要),加湿器,ファンから構成される.外気を室内に送る前に,ある程度,温湿度を調整するもので,全熱交換器とは異なり,排気は外調機に取り込まれない.問1,2,3方式A,方式Bともに,負荷に応じて風量を調整することができ,搬送動力の低減が可能であるが,低負荷時(室内温度が安定し,冷風・温風の必要がない場合)は導入外気量(新鮮な空気)が不足することがある.また,方式Aでは,室内湿度の微調整が難しいが,方式Bは,外調機において必要な湿度を事前に調整することが可能である.よって正しい.問4方式A,方式Bともに,外気ダクトにより外気を取り入れるため,外気冷房は可能である.外気冷房は,中間期や冬期に冷房が必要な場合に,低温の外気を空調機に導入する手法である.よって誤り.03.「空調」のR06年本試験図問題P1

03.「空調設備」のR07年度本試験図問題問題コード07111図はデシカント空調機の模式図である.構成部等に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.デシカントローター再生コイルフィルター送風機(排気用)排気還気送風機(外気用)外気給気フィルター冷温水コイル加湿器冷却コイル1.2.3.4.冷温水コイルは,予冷,予熱を行うものであり,予冷することで,デシカントローターの除湿性能を上げることができる.デシカントローターは,除湿剤による吸湿を行うものであり,除湿剤の種類(シリカゲル系,ゼオライト系等)により,それぞれ再生温度が異なる.再生コイルは,デシカントローターの再生のために冷却を行うものであり,井水や地下水を利用して冷却することで,省エネルギー化が図れる.加湿器は,冬期において加湿を行うものであり,デシカントローターを使用して還気より回収した湿分だけでは室内の湿度が目標値に達しない場合に稼働する.解説:1.2.3.4.冷温水コイルで予冷することで,取入れ外気の相対湿度が高くなり,デシカントローターの除湿性能(効率)を上げることができる.よって正しい.デシカントローターは,除湿剤による吸湿を行うものであり,吸湿剤として「シリカゲル:低温再生(約60~120℃),低コストで一般空調向け」,「ゼオライト:高温再生(約150~250℃),強吸着力で産業用向け」等があり,それぞれ再生温度が異なる.再生コイルは,デシカントローターの再生のために加熱を行うものであり,再生コイルに「温水,蒸気,電気ヒーター,ガス燃焼熱,コージェネレーションシステムによる廃熱利用」などの熱源を供給し,再生空気を必要な温度(一般に60~200℃程度)まで昇温する.問題文は「冷却」とあるため誤り.デシカントローターで吸湿された空気の絶対湿度が下がり過ぎる場合がある(特に冬期).加湿器は,デシカントローターを使用して還気より回収した湿分だけでは室内の湿度が目標値に達しない場合に稼働する.解答303.「空調」のR07年本試験図問題P1

1234No.04電気設備56789101112131415

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01161電気設備電圧電圧の種別において,交流で600V以下のものは,低圧に区分される.「低圧」とは,直流電圧の場合は750V以下,交流電圧では600V以下のものをいう.○06171電気設備電圧電圧の種別において,交流の750V以下のものは,低圧に区分される.「低圧」とは,直流電圧の場合は750V以下,交流電圧では600V以下のものをいう.(この問題は,コード「24162」の類似問題です.)×21161電気設備電圧電圧の種別のうち,7,000Vを超えるものを特別高圧という.直流電圧の場合,750V以下を低圧,750Vを越え7000V以下を高圧,7000Vを超える場合を特別高圧という.交流の場合は,600V以下を低圧,600Vを越え7000V以下を高圧,7000Vを超える場合を特別高圧という.○28174電気設備電圧電圧の種別において,特別高圧と高圧とを区分する電圧は,6,000Vである.直流電圧の場合,750V以下を低圧,750Vを越え7000V以下を高圧,7000Vを超える場合を特別高圧という.交流の場合は,600V以下を低圧,600Vを越え7000V以下を高圧,7000Vを超える場合を特別高圧という.×18221電気設備受変電設備住宅において,契約電力が55kWの場合,一般に契約電力が50kW以上になると,6,600Vの高圧で引き込み,降原則として,高圧引込みとなり受変電設備圧して使用する.そのため受変電設備の設置が必要となる.の設置が必要となる.○28173電気設備受変電設備20235電気設備受変電設備19212電気設備受変電設備集合住宅において,契約電力が60kWを超える場合は,一般に,受変電設備の必要性が高くなる.一般に,契約電力が50kW以上になると,6,600Vの高圧で引き込み,降圧して使用するため,受変電設備が必要となる.電力会社によっては50kW以上であっても,一定の条件下で低圧受電が適用される場合もあるが,60kWを超えると条件を満たしにくくなり,高圧受電が適用される可能性が高くなる.キュービクル形受変電設備は,原則とし操作・保守・点検などのために,操て,金属箱の周囲に所要の保有距離を設作面1.0m+保安上有効な距離,点検面・周囲0.6mの保有距離をとれけることにより,屋外にも設置することがば,屋外にも設置できる.尚,保安上有効な距離とは,開閉装置等のできる.操作が容易に行え,かつ,扉を開いた状態で人の移動に支障をきたさないように1.0mに加える距離をいう.力率は,交流回路に電力を供給する際の有効電力と皮相電力との比であり,電動機や放電灯の力率は,一般に,0.6~0.8である.皮相電力(見かけ上の電力)は常に一定であるが,位相がずれる(=力率が悪化する)ことで有効電力(実際に使用できる電力)は減り,位相のずれが少ない(=力率が良い)ほど有効電力は増える.電動機や放電灯の力率は,一般に,0.6~0.8である.○○○27163電気設備受変電設備01162電気設備受変電設備05161電気設備受変電設備力率は,交流回路に電力を供給する際の皮相電力(見かけ上の電力)は常に一定であるが,位相がずれる(=「電圧と電流との積」に対する「有効電力」力率が悪化する)ことで有効電力(実際に使用できる電力)は減り,位の割合である.相のずれが少ない(=力率が良い)ほど有効電力は増える.電動機や放電灯の力率は,一般に,0.6~0.8である.力率は,交流回路に電力を供給する際の「皮相電力(電圧と電流との積)」に対する「有効電力」の比率である.力率は,交流回路に電力を供給する際における,「皮相電力」を「有効電力」で除したものである.皮相電力(見かけ上の電力)は常に一定であるが,位相がずれる(=力率が悪化する)ことで有効電力(実際に使用できる電力)は減り,位相のずれが少ない(=力率が良い)ほど有効電力は増える.電動機や放電灯の力率は,一般に,0.6~0.8である.皮相電力(電圧と電流との積)は常に一定であるが,位相がずれる(=力率が悪化する)ことで有効電力(実際に使用できる電力)は減り,位相のずれが少ない(=力率が良い)ほど有効電力は増える.電動機や放電灯の力率は,「有効電力」を「皮相電力」で除したもので,一般に,0.6~0.8である.よって誤り.○○×06172電気設備受変電設備進相コンデンサは,負荷設備の力率を改善するために用いられる.電気回路の力率が低い場合,電圧降下や変圧器の電力損失が大きくなる.そのため力率を改善する目的で回路に並列に接続する機器を「進相用コンデンサ」,または,「電力用コンデンサ」という.改善することにより,電力料金の低減も計れる.○[力率]:交流回路における電流と電圧の位相差の余弦で表される量であり,実効電流と実効電圧の積に力率を掛けたものが電力となる.[コンデンサ]:蓄電器といわれ,電気回路に組み込まれて力率改善,電圧調整などの目的で使用される機器をいう.[変圧器]:油入変圧器に対して,電気絶縁油を使用しない変圧器を乾式変圧器といい,火災の危険性が高い場所の電源変圧器として使用する.小型軽量で,保守点検も容易である.(この問題は,コード「27164」「30163」の類似問題です.)1/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22164電気設備受変電設備○電気設備における需要率は,「最大需要電力」を「負荷設備容量」で除した値である.電気設備における需要率は,「最大需要電力」を「負荷設備容量(複数ある場合はその合計)」で除した値であり,需要率が高いほど,設備が同時稼動しているということを示す.27161電気設備受変電設備需要率は,「負荷設備容量の総和」に対する「最大需要電力」の割合である.電気設備における需要率は,「最大需要電力」を「負荷設備容量(複数ある場合はその合計)」で除した値であり,需要率が高いほど,設備が同時稼動しているということを示す.○05162電気設備受変電設備21171電気設備受変電設備05163電気設備受変電設備18223電気設備受変電設備需要率は,ある電力系統における,「接続された負荷の最大需要電力」を「負荷設備容量の総和」で除したものである.事務所ビルの照明用の変圧器の容量を決める当たり,変更や将来に対する余裕などを想定しなくてもよい場合,照明負荷設備容量の合計120kVA,需要率0.8としたとき,100kVAの単相変圧器を採用した.負荷率は,ある期間における,「平均需要電力」を「最大需要電力」で除したものである.受変電設備の負荷率は,「最大需要電力」を「負荷設備容量」で除した値であり,その値が大きいほど,効率的な設備の運用がなされていることを示す.電気設備における需要率は,「最大需要電力」を「負荷設備容量(複数ある場合はその合計)」で除した値であり,需要率が高いほど,設備が同時稼動しているということを示す.需要率は,該当する系統における負荷設備容量と最大需要電力の比○率であり.全負荷運転(全てを同時に始動)しない場合は,需要率を減じて計画することができる.問題文では,照明負荷設備容量の合計が120kVAで,需要率を0.8と設定しているので,100kVA(>120×0.8)の単相変圧器を採用することができる.「負荷率」は,「ある期間における最大需要電力」に対する「その期間の○平均需要電力」の割合である.負荷率が大きいということは,平均需要電力と最大需要電力の差が小さいということになるため,全電力設備について常時運転状態が保たれていることを意味し,効率的な設備の運用がされていることを示す.(この問題は,コード「23173」の類似問題です.)問題文の「最大需要電力/負荷設備容量」は,需要率を表す.負荷率とは,「ある期間における平均需用電力/ある期間の最大需要電力」で表される.負荷率が大きいということは,平均需要電力と最大需要電力の差が小さいということになるため,全電力設備について常時運転状態が保たれていることを意味し,効率的な設備の運用がされていることを示す.○×27162電気設備受変電設備負荷率は,「負荷設備容量の総和」に対する「ある期間の平均需要電力」の割合である.「負荷率」は,「ある期間における最大需要電力」に対する「その期間の×平均需要電力」の割合である.負荷率が大きいということは,平均需要電力と最大需要電力の差が小さいということになるため,全電力設備について常時運転状態が保たれていることを意味し,効率的な設備の運用がされていることを示す.05164電気設備受変電設備21172電気設備受変電設備04171電気設備受変電設備19211電気設備受変電設備21173電気設備受変電設備23172電気設備受変電設備不等率は,「ある系統に接続されている個々の負荷の最大需要電力の合計」を「その系統の最大需要電力」で除したものである.集合住宅の各住戸の分電盤において,浴室の照明やエアコンの室外機など水気のある部分の分岐回路には漏電遮断機(ELCB)を採用し,その他の回路及び主遮断器には配線用遮断器(MCCB)を採用した.インバータ機器から発生する高調波電流を抑制するために,アクティブフィルタを設置した.7,000V以下の高圧変圧器の電路の絶縁耐力試験においては,最大使用電圧を10分間継続して加え,性能に異常が生じないことを確認する.電気室の変圧器から約50m離れた場所にある負荷設備に低圧で電力を供給するに当たり,電圧降下が3%以下となるようにケーブルの太さを選定した.不等率は,「ある系統に接続されている個々の負荷の最大需要電力の合計」を「その系統の最大需要電力」で除したものであり,不等率が低いほど,複数の負荷が同時稼動している事を表す.住宅に施設する低圧の電気機械器具に電気を供給する電路には,水×気のある部分に限らず,原則として,漏電遮断器(ELCB)を設けなければならない.住宅用の分電盤は,一般に,主遮断器を漏電遮断器とし,分岐回路に配線用遮断器(MCCB)を設ける.問題文は「主遮断器に配線用遮断器を採用」とあるため誤り.高調波電流は,インバーターやインバーターを使ったエアコン等から発○生し,電源の電圧波形を歪ませ,他の設備や機器に異常発熱,機器損傷等の影響を及ぼす場合がある.アクティブフィルタは,高調波電流に対して,逆位相の電流を流すことで高調波電流を相殺し,電流を正弦波にするため力率が改善される.絶縁耐力試験とは,電路が使用電圧に耐える絶縁耐力を持っている×かの試験である.7,000V以下の高圧変圧器の電路の絶縁耐力試験においては,最大使用電圧の1.5倍の電圧を10分間継続して加え,性能に異常が生じないことを確認する.電圧降下の許容値を大きくできるほど配線の際のケーブルを細くでき○るため,施工性やコスト上のメリットが生まれる.電気室の変圧器(受変電設備が設置されているという意味)から60m以下の距離にある分電盤(配電盤)までの「幹線」においては,電圧効果を3%以下まで許容できるものとして配線を細くできる.また,分電盤から負荷設備までの「分岐回路」においては,その配線が60m以下の場合,電圧効果を2%以下まで許容でき,問題文にある変圧器から50m離れた場所にある負荷設備までの配線の太さを検討する場合は,「幹線(許容値3%以下)」と「分岐回路(許容値2%以下)」の合わせて5%以下まで電圧効果を許容できるものとあ考える.問題文には,3%以下とあるため正しい.スポットネットワーク受電方式は,電力供スポットネットワーク受電方式は,3~4回線の中から選択受電すること給の信頼性に重点をおいた受電方式であが可能で,送・配電線のうち1回線が故障したとしても電力供給に支障る.をきたさない方式である.超高層ビルなどの大規模ビルで採用され,信頼性に重点を置いた受電方式である.○○2/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30164電気設備受変電設備○受電方式には,1回線受電方式の他に,電力供給の信頼性に重点をおいたスポットネットワーク受電方式等がある.スポットネットワーク受電方式は,3~4回線の中から選択受電することが可能で,送・配電線のうち1回線が故障したとしても電力供給に支障をきたさない方式である.超高層ビルなどの大規模ビルで採用され,信頼性に重点を置いた受電方式である.06161電気設備受変電設備特別高圧受電となる超高層ビルにおいて,電力供給の信頼度を高めたい場合には,一般に,2回線受電方式やスポットネットワーク方式を採用する.スポットネットワーク受電方式は,3~4回線の中から選択受電することが可能で,送・配電線のうち1回線が故障したとしても電力供給に支障をきたさない方式である.超高層ビルなどの大規模ビルで採用され,信頼性に重点を置いた受電方式である.○30161電気設備配線同一容量の負荷設備に電力を供給する場合,同じ種別の電線であれば,配電電圧が200Vより400Vのほうが,電線は細いものを使用することができる.05172電気設備配線同一容量の負荷設備に電力を供給する場合における電線の断面積は,同じ種類の電線であれば,配電電圧が400Vよりも200Vのほうが,小さいものを使用することができる.「オームの法則」より,「電圧=電流×抵抗」となるため,「抵抗=電圧/電流」である.また,「電力=電圧×電流」とわかる.同一の電力を供給する場合,電圧が高いほうが電流は小さくてすむため,電線は細いもので足りることになる.そのため,200V配線の方が400V配線より太い電線を必要とする.(この問題は,コード「21162」の類似問題です.)「オームの法則」より,「電圧=電流×抵抗」となるため,「抵抗=電圧/電流」である.また,「電力=電圧×電流」とわかる.同一の電力を供給する場合,電圧が高いほうが電流は小さくてすむため,電線は細いもので足りることになる.そのため,200V配線の方が400V配線より太い電線を必要とする.よって誤り.○×06163電気設備配線中小規模の事務所ビルにおいて,照明・コンセント用幹線の配電方式には,一般に,単相3線式100V/200Vを採用する.電圧を高くすると,同電力に対し電流が少なくてすみ,電線を細くすることができるためコスト上のメリットがあるが,安全上の観点から一般のコンセント類は100Vが採用されている.単相3線式100/200Vは低容量の配電に向く方式で,旧来の商用電源電圧である100Vに加え200Vを容易に取り出すことができるため,現在では,一般住宅から中小規模の事務所ビルまで広く普及している.(この問題は,コード「24151」「27171」の類似問題です.)○21163電気設備配線事務所などの床配線方式におけるセルラダクト方式は,床構造材のデッキプレートの溝を利用した方式であり,電線管方式に比べて,配線変更の自由度は向上する.セルラダクトとは,波型デッキプレートの溝を配線ダクトとして利用したものをいい,オフィスビルの床配線収納方式によく採用される.○26171電気設備配線幹線に使用する配線方式において,バスダクト方式は,大容量の電力供給に適さないが,負荷の増設に対応しやすい.「バスダクト方式」とは,金属ダクト内に絶縁物を介して銅やアルミの導体を直に収めたものであり,大容量の電力供給に適している.×01163電気設備配線幹線に使用する配線方式において,バスダクト方式は,負荷の増設に対応しにくいことから,小容量の電力供給に限られている.「バスダクト方式」とは,金属ダクト内に絶縁物を介して銅やアルミの導体を直に収めたものであり,大容量の電力供給に適している.×04173電気設備配線伝送系の信号線が電源関係ケーブルからの静電誘導によるノイズの影響を受けないようにするために,その信号線には,シールドケーブルを使用した.シールドケーブルとは,信号を伝達するための導線(芯線)と被膜○(シース)の間に,ノイズの影響を防ぐ目的でシールド材が施されているケーブルをいう.伝送系の信号線が電源関係ケーブルからの静電誘導によるノイズの影響を受けないようにするために,その信号線には,シールドケーブルを使用する.尚,一般に,ケーブルがノイズの影響を受けにくくするものを「静電シールドケーブル」といい,ケーブルからノイズを周囲に撒き散らさないものを「電磁シールドケーブル」という.26173電気設備配線低圧の配線に用いられるPF管は,CD管と耐燃性(自己消火性)とは,バーナー等で燃焼させ,その炎を取り去っ同じ樹脂製のコルゲート管であるが,耐撚た時,一定時間内に自然に消火する性質をいう.低圧の配線に用いら性(自己消火性)があるので,簡易間仕切内の配管に用いることができる.れるPF管(PlasticFlexibleConduit)は,CD管(CombinedDuct)と同じコルゲート状の樹脂管であるが,耐燃性があるため,簡易間仕切内の配管に用いることができる.(この問題は,コード「19213」の類似問題です.)○06174電気設備配線車両が通行する場所に,地中電線路を直接埋設式により施設する場合,原則として,土被りは120cm以上とする.車両が通行する場所に,地中電線路を直接埋設式により施設する場合,原則として,土被りは120cm以上とする.○3/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24152電気設備照明光束法による平均照度計算において,照明率に影響を及ぼす要素には,室指数,器具効率,室内反射率及び照明器具の配光が含まれる.光束法による平均照度計算において,水平面照度(E)は,ランプの光束(F),ランプの個数(N),照明率(U),保守率(M),床面積(A)により下式のように表される.尚,照明率(U)とは,光源から出た光のうち,作業面に到達する光の割合を示すものであり,照明率(U)は室指数が大きくなるほど大きくなり,室内反射率が大きくなるほど大きくなる.また,照明器具の反射板や拡散材,形式(器具効率や配光)によっても異なる値を示す.○03174電気設備照明室内反射率が同じであれば,室の形状を示す室指数が大きいほど照明率は高くなる.室指数は,平均照度計算の対象室の間口,奥行き,天井高さを数値○化してもので,空間が正方形に近いほど,天井高さが低いほど,室指数は大きな数値となる.室内反射率が同じであれば,室指数が大きいほど,光源から放射される光束は効率良く作業面に到達するため,照明率は高くなる.室指数は,次の式で求める.室指数=間口×奥行き/(間口+奥行)×HmHm=作業面から光源(照明器具)までの高さ(m)03173電気設備照明室の形状を示す室指数が同じであれば,室内反射率が高いほど照明率は高くなる.照明率(U)とは,光源から出た光のうち,作業面に到達する光の割合○を示すものであり,照明率(U)は室指数が大きくなるほど大きくなり,室内反射率が大きくなるほど大きくなる.また,照明器具の反射板や拡散材,形式(器具効率や配光)によっても異なる値を示す.03171電気設備照明配光が同じ照明器具においては,器具効率が高いほど照明率は高くなる.器具効率とは,ランプの全光束のうち,器具から外部に照射される光○束の割合を表したもので,数値が大きいほど効率の良い器具で明るいという事になる.配光が同じ照明器具においては,器具効率が高いほど照明率は高くなる.03172電気設備照明器具効率が同じ照明器具においては,配光の広がりが大きいほど照明率は高くなる.スポットライトやダウンライトで,一般に,配光の広がりが小さい範囲(2m程度の距離から直径50cm程度)を照明する場合には「狭角配光形」を,大きい範囲(2m程度の距離から直径3~4m程度)を照明する場合には「広角配光形」を用いる.器具効率が同じ照明器具においては,配光の広がりが大きくなるほど,受照面に届く光束は少なくなるため,照明率は低くなる.よって誤り.×28163電気設備照明照度計算に用いられる保守率は,ランプの経年劣化やほこり等による照明器具の効率の低下をあらかじめ見込んだ定数である.20224電気設備照明二つの室において,「照明器具の種類」,「照明器具の単位面積当たりの台数(配置は偏りなく均一)」,「室の天井高さ」の三条件を同一とすれば,「室の面積と周長の比」にかかわらず,同程度の床面の平均初期照度を得ることができる.照明計算に用いられる保守率は,ランプ光束における点灯時間による低下や照明器具の汚れ・変色などによる反射率・透過率の低下,室内の汚れによる反射率の低下等をあらかじめ見込んだ定数であり,照明器具の形式及び使用場所等により異なる.[参考]:照明設備の明るさ(照度)は,使用時間の経過とともに,ランプ自身の光束減退,ランプ・照明器具の汚れ,室内面の汚れに伴う反射率の低下などにより,次第に暗くなっていく.そのため,照明設計を行う際に,一定時間経過後(経年変化などによる効率低下後)においても所定の明るさが確保出来るよう,その影響を含めておくために「保守率」を用いる.「保守率」の値に応じ,初期においては,所定の照度よりも高い照度で設定される.また,「保守率」は,照明器具の周囲の環境条件(塵埃の程度など),使用するランプの種類,照明器具の構造,照明設備の保守管理方法などにより異なる.(この問題は,コード「18215」の類似問題です.)水平面照度(E)は,ランプの光束(F),ランプの個数(N),照明率(U),×保守率(M),床面積(A)により下式のように表される.また,照明率(U)は室指数が大きいほど大きくなり,室指数は天井が高いほど,また,部屋が細長いほど小さくなる.ゆえに,照明器具の種類と数,室の天井高さが同じであっても,平均照度は「室の面積と周長の比」が違えば異なる.○4/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27173電気設備照明光束法による平均照度計算における照明率は,「初期の作業面の平均照度」に対する「ある期間使用後の作業面の平均照度」の割合である.照明率は,光源から出た光のうち,作業面に到達する光の割合を示す.室指数(間口,奥行,光源の高さの関係性を示し,一般に,間口・奥行が広いほど,天井が低いほど大きくなる),室内反射率,照明器具の効率・配光によって異なる値となり,照明率は,室指数が大きいほど,室内反射率が大きいほど大きくなる.問題文は「保守率」の記述である.×22153電気設備照明照明設備における保守率は,「ある期間使用後の作業面の平均照度」を「初期の作業面の平均照度」で除した値である.照明設備における保守率は,「ある期間使用後の作業面の平均照度」○を「初期の作業面の平均照度」で除した値であり,光束法による平均照度計算に用いられる.23161電気設備照明全般照明と局部照明とを併用する場合,全般照明の照度は,局部照明の照度の1/10以上とすることが望ましい.全般照明と局部照明を併用する場合,照度差が大きくなると目の疲れや,グレアが生じやすくなるため,全般照明は局部照明の1/10以上であることが望ましい.(この問題は,コード「18211」の類似問題です.)○24094電気設備照明全般照明方式は,一般に,タスク・アンビエント照明方式に比べて,電力消費量が多くなる.20221電気設備照明白熱電球は,蛍光ランプに比べて,周囲の温度変動による光束の変動が小さい.26163電気設備照明蛍光ランプは,紫外線を放電管壁に塗布した蛍光物質によって可視光に変換する放電ランプである.「タスク・アンビエント方式」とは,作業面(タスク)で必要な明るさを確保○し,部屋全体(アンビエント)は,やや明るさを落とした照明で補うものである.作業面を重点的に明るくすることにより省エネルギー上有効であり,まぶしさが少なく快適な照明方式である.蛍光灯は,電極に電流を流すと加熱され,フィラメントから熱電子が管○内に放出され放電が始まる.放電により流れる電子は管内の水銀と衝突し,発生した紫外線が蛍光物質に照射され可視光線となる.ガラス管内の水銀蒸気圧は,周囲温度によって変化しやすく,水銀蒸気圧が変化すると,紫外線の発生効率が変り光束が変化する.一方,白熱灯は,フィラメントを熱しその熱により光を得る.フィラメントには,電気抵抗が大きく電流を流すと白熱し,高温でも溶けにくい性質を持つ金属のタングステンが使用され,光束は周囲温度の影響をほとんど受けない.蛍光灯は,電極に電流を流すと加熱され,フィラメントから熱電子が管○内に放出され放電が始まる.放電により流れる電子は管内の水銀と衝突し,発生した紫外線が蛍光物質に照射され可視光線となる.ガラス管内の水銀蒸気圧は,周囲温度によって変化しやすく,水銀蒸気圧が変化すると,紫外線の発生効率が変り光束が変化する.一方,白熱灯は,フィラメントを熱しその熱により光を得る.フィラメントには,電気抵抗が大きく電流を流すと白熱し,高温でも溶けにくい性質を持つ金属のタングステンが使用され,光束は周囲温度の影響をほとんど受けない.25074電気設備照明白熱電球のランプ効率は,蛍光ランプに比べて周囲温度の影響を受けやすい.18214電気設備照明高出力の蛍光ランプは,一般に,周囲温度が上昇すると効率が上がる.蛍光灯のガラス管内の水銀蒸気圧は,周囲温度によって変化しやす×く,水銀蒸気圧が変化すると,紫外線の発生効率が変り光束が変化する.一方,白熱灯は,フィラメントを熱しその熱により光を得る.フィラメントには,電気抵抗が大きく電流を流すと白熱し,高温でも溶けにくい性質を持つ金属のタングステンが使用され,光束は周囲温度の影響をほとんど受けない.蛍光灯(ランプ)は25℃程度が最も効率がよく,それより高温でも低温でも効率が下がる.この特性は,蛍光原理の等しい高出力の蛍光ランプにおいても同様である.×22154電気設備照明一般的なLEDランプの平均的ランプ効率は,Hf蛍光ランプの平均的ランプ効率(約100lm/W)に比べて50%以上高い.照明用LEDは,1996年に実用化されて以来,年々発光効率は向上しているが,一般的なLEDランプの平均的ランプ効率は,30~100lm/W程度であり,Hf蛍光ランプの平均的ランプ効率(約100lm/W)に比べて高いとは言えない.尚,Hf蛍光ランプ(高周波点灯専用形蛍光ランプ)は,インバーターを用いて数十kHzの高周波数で点灯しており,チラつきを抑え,高効率,高寿命を実現している.×26164電気設備照明LEDランプは,小型,軽量,省電力,長寿命,熱放射が少ないなどの特徴がある.LEDランプは,小型,軽量,省電力,長寿命,熱放射が少ないなどの特徴がある.○01172電気設備照明住宅のリビングの間接照明において,熱放射が少なく,ランプ交換等のメンテナンス頻度が少ないLEDランプを使用した.住宅のリビングの間接照明において,熱放射が少なく,ランプ交換等のメンテナンス頻度が少ないLEDランプを使用することは望ましい.○01173電気設備照明事務室の照明計画において,ランプのサイズが小さく高輝度のLEDランプを使用するに当たり,グレアに配慮して,光源が直接目に入らないようにした.事務室の照明計画において,ランプのサイズが小さく高輝度のLEDラ○ンプを使用する場合,グレアに配慮して,光源が直接目に入らないよう計画する.22151電気設備照明ナトリウムランプのランプの効率は高く,一般に,130~180lm/Wである.ナトリウムランプのランプ効率は,一般に,130~180lm/Wである.これは,Hf蛍光ランプの平均的ランプ効率(約100lm/W)と比較しても高いと言える.○5/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27174電気設備照明HID(高輝度放電)ランプは,金属蒸気中の放電発光を利用した光源であり,高圧水HID(高輝度放電)ランプは,金属蒸気中の放電発光を利用した光源であり,高圧水銀ランプ,メタルハライドランプ及び高圧ナトリウムランプ○銀ランプ,メタルハライドランプ及び高圧ナを総称したものである.点灯してから明るさが安定するまで時間(始動トリウムランプを総称したものである.時間)を要するが,効率がよいため,体育館のような高天井の空間や屋外などの照明に使用される.19215電気設備照明非常用の照明装置は,停電時の安全な避難のための設備で,照明器具には主に白熱灯や蛍光灯が用いられ,予備電源には内蔵型と別置型がある.06162電気設備照明大規模な商業施設において,非常用の照明装置の予備電源には,経済性や保守性に配慮する場合,一般に,電源別置型を採用する.28164電気設備照明病院の手術室・診察室において使用する照明設備は,事務室において使用する照明設備に比べて,演色性の高い光源とすることが望ましい.01171電気設備照明病院の手術室及び診察室の照明設備において,事務室に使用する光源に比べて演色性の低い光源を使用した.04194電気設備照明照明の省エネルギー手法のうち,初期照度補正制御は,経年による照度低下を見込むことで生じる,照明器具やランプの設置直後等における過剰照度を,適正な照度に補正するものである.29174電気設備照明初期照度補正は,経年に伴う光源の出力低下等を考慮した,照明の省エネルギー手法の一つである.非常用の照明装置の構造は,「建築基準法施行令第126条の5および告示1830号」に定められている.照明器具には白熱灯と蛍光灯があり,予備電源には内蔵型と別置型がある.非常用の照明装置の予備電源には内蔵型と別置型があり,経済性や保守性に配慮する場合,一般に,電源別置型を採用する.(この問題は,コード「28181」の類似問題です.)病院の手術室・診療室において使用する照明設備は,患者の顔色をみるためや,検査で色の比較をする場合など色の再現性の高い照明が要求されるため,一般の事務室よりも演色性の高い光源とすることが望ましい.(この問題は,コード「23164」の類似問題です.)病院の手術室・診療室において使用する照明設備は,患者の顔色をみるためや,検査で色の比較をする場合など色の再現性の高い照明が要求されるため,一般の事務室よりも演色性の高い光源とすることが望ましい.従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率を想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置するため,過剰照度となる.これに対し,初期照度補正(センサーにより自動的に設定照度へ調光する制御=適正照度維持制御)は,経年に伴う光源の出力低下等を考慮した,照明の省エネルギー手法の一つである.(この問題は,コード「27172」の類似問題です.)従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率を想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置するため,過剰照度となる.これに対し,初期照度補正(センサーにより自動的に設定照度へ調光する制御=適正照度維持制御)は,経年に伴う光源の出力低下等を考慮した,照明の省エネルギー手法の一つである.○○○×○○24154電気設備照明同一の照明器具配置において,適正照度維持制御(センサーにより自動的に設定照度へ調光する制御)の適用の有無による照度の差は,ランプの清掃の直前,又はランプの交換の直前の時点で最小となる.従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率を想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置するため,過剰照度となる.これに対し,適正照度維持制御(センサーにより自動的に設定照度へ調光する制御)を導入した場合,常に設定照度へ調光されるため,両者の照度差は,ランプ清掃の直前,又は,交換の直前に最小となる(清掃の直後・交換の直後にその差は大きくなる).よって正しい.○28161電気設備照明照明制御の一つの方法として,照度セン従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率をサを用いて不在エリアを消灯・減光する方想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置する法がある.ため,過剰照度となる.これに対し,適正照度維持制御を導入した場合,照度センサーにより自動的に設定照度へ調光する.不在エリアを消灯・減光する場合には,赤外線や超音波などにより人の所在を感知する人感センサーが用いられる.23162電気設備照明調光・制御による照明の省エネルギー対策のうち,あらかじめ設定したスケジュールにより,点滅又は調光する手法を初期照度補正制御という.調光・制御による照明の省エネルギー対策のうち,あらかじめ設定した時間帯(スケジュール)により,点滅又は調光する手法をタイムスケジュール制御という.尚,この他に,センサーにより自動的に設定照度へ調光する「初期照度補正制御(=適正照度維持制御)」,光センサーにより昼光の量に応じて制御する「昼光利用制御」,赤外線センサー等により人の存在を検知し点消灯する「人感センサー制御」などがある.××6/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01174電気設備照明事務室の照明計画において,ブラインドの従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率を自動制御により昼光を利用し,かつ,照度想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置する○センサーを用いた照明の制御も併せて行うことにより,消費電力が少なくなるようにした.ため,過剰照度となる.これに対し,適正照度維持制御を導入した場合,照度センサーにより自動的に設定照度へ調光する.さらに,ブラインドの自動制御等により昼光を利用することで,消費電力を少なくすることができる.28162電気設備照明昼光を利用する照明計画を行う場合に昼光を利用する照明計画を採用する場合には,1.明るさの変動が大きは,一般に,日射による空調負荷を抑えるい,2.過剰な明るさや眩しさをもたらす場合がある,3.空調負荷が増加ための検討も必要となる.する場合がある等の問題点に対して配慮しておく必要がある.○22152電気設備照明照明設備の下面にルーバーを取り付ける場合,取り付け前と同じ平均照度を確保するために必要な照明消費エネルギーは増大する.照明設備の下面にルーバーを取り付ける場合,取り付け前と同じ平均照度を確保するためには,照明のワット数を上げるか設置数を増やす等の対処が必要になるため,照明消費エネルギーは増大する.○20222電気設備照明製造年が古い照明器具の安定器については,PCBを含有するものがあるので,照「PCB」とは,PolyChlorinatedBiphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称であり,ポリ塩化ビフェニル化合物の総称でもある.その分子に保有する○明器具の廃棄について留意する必要があ種類の異性体が存る.在し,中でも,コプラナーPCBと呼ばれるものは毒性が極めて強くダイオキシン類として総称されるものの一つとされている.2001年7月15日に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(平成13年度法律第65号)が施行され,事業者は,保管中及び使用中のPCB入り電気機器を都道府県知事に届け出が必要となった.(この問題は,コード「15225」の類似問題です.)29192電気設備エレベーター29191電気設備エレベーター04193電気設備エレベーター事務所ビルの乗用エレベーターについては,一般に,出勤時のピーク5分間に発生する交通量に基づき,台数及び仕様を計画する.貸事務所ビルの乗用エレベーターのサービス水準については,エレベーターが2台以上ある場合,平均運転間隔を40秒以下となるように計画することが望ましい.乗用エレベーターは,火災発生時にエレベーター内の乗客を速やかに避難階に帰着させた後,運転を休止させる計画とする.事務所ビルの乗用エレベーターは,一般に,利用者が最も集中する出勤時のピーク5分間の必要輸送量を基に計画する.(この問題は,コード「21192」の類似問題です.)平均運転間隔とは,エレベーターが始発階を出発してから後続のエレ○ベーターが始発階を出発するまでの平均時間であり,エレベーターのサービス水準の指標となる.一般的な貸事務所ビルで40秒以下,自社秒以下とするのが望ましい.一般用エレベーターにおいて,①.「火災時管制運転」では,できるだけ○早く安全な避難階に帰着させ,乗客がかごから出た後に,運転を中止する計画とする.②.「地震時管制運転」では,地震を感知すると走行中のエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,乗客がかごから出た後に運転を中止する計画とする(一般に,初期微動(P波)のみ感知の場合は,一定時間後に平常運転に戻る,主要動(S波)を感知した場合は,点検後に運転再開となる).③.「停電時管制運転」では,停電時自動着床装置が停電を検出すると充電式バッテリーの電源でエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,一定時間扉を開いた後に運転を中止する計画とする(停電が終わり通電すると,自動的に平常運転に戻る).(この問題は,コード「23192」の類似問題です.)○28193電気設備エレベーター06191電気設備エレベーター21193電気設備エレベーター乗用エレベーターは,一般に,火災発生時の乗客の避難を図るため,火災時管制運転により速やかに最寄階に停止させる計画とする.高層建築物の乗用エレベーターは,地震発生時の乗客の避難を図るため,地震感知器の作動により,速やかに避難階に帰着させて乗客を避難させる計画とする.ロープ式エレベーターにおいては,主に滑らかな速度特性を得られるVVVF(可変電圧可変周波数)制御方式が採用されている.一般用エレベーターにおいて,①.「火災時管制運転」では,できるだけ×早く安全な避難階に帰着させ,乗客がかごから出た後に,運転を中止する計画とする.②.「地震時管制運転」では,地震を感知すると走行中のエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,乗客がかごから出た後に運転を中止する計画とする(一般に,初期微動(P波)のみ感知の場合は,一定時間後に平常運転に戻る,主要動(S波)を感知した場合は,点検後に運転再開となる).③.「停電時管制運転」では,停電時自動着床装置が停電を検出すると充電式バッテリーの電源でエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,一定時間扉を開いた後に運転を中止する計画とする(停電が終わり通電すると,自動的に平常運転に戻る)一般用エレベーターにおいて,①.「火災時管制運転」では,できるだけ×早く安全な避難階に帰着させ,乗客がかごから出た後に,運転を中止する計画とする.②.「地震時管制運転」では,地震を感知すると走行中のエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,乗客がかごから出た後に運転を中止する計画とする(一般に,初期微動(P波)のみ感知の場合は,一定時間後に平常運転に戻る,主要動(S波)を感知した場合は,点検後に運転再開となる).③.「停電時管制運転」では,停電時自動着床装置が停電を検出すると充電式バッテリーの電源でエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,一定時間扉を開いた後に運転を中止する計画とする(停電が終わり通電すると,自動的に平常運転に戻る)(この問題は,コード「29194」の類似問題です.)交流電源を半導体で直流に変換し,それを更に半導体で交流に変換○し,電圧と周波数とを同時に制御することで適性なトルクコントロールを行い,常に最適走行を確保する交流可変電圧可変周波数制御(VVVF)方式のエレベータを「インバータエレベータ」といい,現在,エレ%はこの方式を採用している.7/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23194電気設備エレベーター×最近のロープ式エレベーターでは,交流可変電圧変周波数制御方式(インバータ制御方式)に比べて,滑らかな速度制御と着床精度に優れる交流帰還制御方式が多数を占めている.交流電源を半導体で直流に変換し,それを更に半導体で交流に変換し,電圧と周波数とを同時に制御することで適性なトルクコントロールを行い,常に最適走行を確保する交流可変電圧可変周波数制御(VVVF)方式のエレベータを「インバータエレベータ」といい,現在,エレベータの80%以上はこの方式を採用している.尚,既存の交流帰還制御方式のエレベーターをインバータ制御方式に改修することで,大幅な省エネ効果が期待できる.28204電気設備エレベーターエレベーターの電力消費は,電力回生制御の有無により変化するが,巻上機のギアの有無には影響されない.電力回生制御とは,輸送で生じたエネルギーを電力に変換する装置で×あり,エレベーターの電力消費を少なくする.また,巻上機には減速機の有無により「ギヤードタイプ」と「ギヤレスタイプ」があり,ギヤレスタイプは,インバータ制御を行うことで,よりスムーズな加速・減速となり,省電力化や快適性の向上に繋がる.よって誤り.22182電気設備エレベーターエレベーターの定格速度とは,かごに積「建築基準法施行令129条の9」より,「エレベーターの定格速度とは,載荷重の80%を載せた状態で上昇する場かごに積載荷重を作用させて上昇する場合の毎分の最高速度」とわ合の最高速度をいう.かる.×24191電気設備エレベーターエレベーターの防災対策において,地震時管制運転装置に使用するP波(初期微動)感知器は,原則として,エレベーターの昇降路頂部に設置する.地震時管制運転装置に使用するP波(初期微動)感知器は,S波(主要×動)より先に到達するP波を感知するためのもので,原則として,エレベーターの昇降路底部又は建築物の基礎に近い階に設置する.(この問題は,コード「20231」の類似問題です.)07194電気設備エレベーター大規模建築物に設置する多数台のエレベーターの運転管理において,群管理方式とすることで,省エネルギーとサービス向上の両立ができる.大規模な建築物に設置する多数台のエレベーターの管理における「群管理方式」は,利用者が乗場でボタンを押したときに,各エレベーターの位置や乗車率から消費電力を推定して,運行効率と省エネルギーを両立するエレベーターを選び,配車をコントロールする.(この問題は,コード「30194」の類似問題です.)○02193電気設備エレベーター常用エレベーターは,利用者の人命確保と閉込めの回避を最優先するために,一般に,災害時における利用は想定されていない.常用エレベーターは,利用者の人命確保と閉込めの回避を最優先するために,一般に,災害時における利用は想定されていない.○21194電気設備エレベーター非常用エレベーターは,主に火災時に居住者が避難するためのものである.高さ31mを超える建物には,非常用エレベーターの設置義務が生じ×る.また,非常用エレベーターは,乗用エレベーターとして利用することも可能であり,火災等の災害時においては,一般の使用を禁止し,消防隊が消火・救助活動に使用するものである.02194電気設備エレベーター非常用エレベーターを複数台設置する必要がある場合は,避難上及び消火上,有効な間隔を保って配置する.非常用エレベーターを2台設置する必要がある場合,原則として,分散配置とする.(この問題は,コード「28194」の類似問題です.)○24183電気設備エレベーター非常用エレベーターを2台設置する必要がある場合,原則として,集中配置とする.非常用エレベーターを2台設置する必要がある場合,原則として,分散配置とする.×27191電気設備エレベーター非常用エレベーターには,消防活動のた非常用エレベーターは,平常時には通常のエレベーターとして使用さめに,かごの戸を開いたままかごを昇降されるが,火災時には消防隊による消防,救助活動に使用される.これせることができる装置を設ける必要があを消防運転という.「一次消防運転」では乗場の呼びが無効になり,る.「二次消防運転」では乗場の戸閉検出装置が無効となり,かご又は乗場の扉が閉まらない状態であっても走行可能になる.○03191電気設備エレベーター06192電気設備エレベーター27192電気設備エレベーター24184電気設備エレベーター23191電気設備エレベーター非常用エレベーターの機械室の床面積建築基準法「令129条の9第一号」に「エレベーターの機械室の床面積○は,機械の配置及び管理に支障がない場は,昇降路の水平投影面積の2倍以上とすること.ただし,機械の配置合においては,昇降路の水平投影面積の及び管理に支障がない場合においては,この限りでない.」と定められ2倍以上としなくてもよい.ている.よって正しい.非常用エレベーターの籠の定格速度は,60m/分以上としなければならない.荷物用エレベーターは荷物の輸送を目的とし,荷扱者又は運転者以外の人の利用はできないが,人荷用エレベーターは一般乗客も利用することができる.小荷物専用昇降機については,かごの水平投影面積は1㎡以下,かごの天井高さは1.2m以下に限定される.非常用エレベーターの籠の定格速度は,60m/分以上としなければならない.荷物用エレベーターは,荷物の輸送を目的とし,荷扱者又は運転者以外の人の利用はできないが,人荷用エレベーターについては,一般乗客も利用することができる.(この問題は,コード「22181」の類似問題です.)「建築基準法施行令129条の3第三号」より,「小荷物専用昇降機は,物を運搬するための昇降機で,かごの水平投影面積が1㎡以下で,かつ,天井の高さが1.2m以下のもの」とわかる.ダブルデッキエレベーターは,2層のかごダブルデッキエレベーターは,2層のかごを有するエレベーターであり,を有するエレベーターであり,昇降路ス昇降路スペースを拡げずに輸送能力を大きくできる利点がある.昇降ペースを拡げずに輸送能力を大きくできる人口が多い大規模高層ビルで導入されるケースがある.利点がある.○○○○8/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24181電気設備エレベーター○エレベーターの昇降路内において,原則として,エレベーターに必要のない給水や排水等の配管設備を設けてはならないが,所定の要件を満たした光ファイバーケーブルは設置することができる.「平成17年告示第570号(昇降機の昇降路内に設けることができる配管設備の構造方法を定める件)」より,「所定の要件を満たした光ファイバーケーブルは設置することができる.」とわかる.これは既存建物のIT化促進を目的とした緩和規定である.24182電気設備エスカエスカレーターは,連続輸送が可能で,一エスカレーターは,連続輸送ができ,エレベーターの十数倍の輸送能レーター般に,エレベーターの十数倍の輸送能力がある.力を有する.エレベーターが約400~500人/h・台の運送能力であることに対し,エスカレーターは,約6000~9000人/h・台の輸送能力がある.○22184電気設備エスカ度を超える場レーター合には,「勾配は35度以下」,「踏段の定/分以下」,「揚程は6m以下」等の制限を受ける.「建築基準法施行令129条の12」より,「エスカレーターの勾配は,原則として,30度以下とする.」とわかる.ただし,「令129条の3第2項二号」の「特殊なエスカレーター」として大臣が定めた構造方法を用いるものは,この限りではない.「平12告示1413第2」より,エスカレーターの勾配が30度を超える場合には,「勾配は35度以下」,「踏段の定格速度は30m/分以下」,「揚程は6m以下」等の制限を受けることがわかる.○27194電気設備エスカエスカレーターは,その勾配が35度であっ「建築基準法施行令129条の12」より,「エスカレーターの勾配は,原則×レーターても,踏段の定格速度45m/分,揚程6mのものであれば設置することができる.として,30度以下とする.」とわかる.ただし,「令129条の3第2項二号」の「特殊なエスカレーター」として大臣が定めた構造方法を用いるものは,この限りではない.「平12告示1413第2」より,エスカレーターの勾配が30度を超える場合には,「勾配は35度以下」,「踏段の定格速度は30m/分以下」,「揚程は6m以下」等の制限を受けることがわかる.21191電気設備エスカエスカレーターの手すりの上端の外側かレーターら水平距離50cm以内で天井等と交差する部分には,保護板を設けなければならない.「人又は物が挟まれ,又は障害物に衝突することがないようにしたエスカレーターの構造」として,「建築基準法(令)129条の12第1項第一号,告示H12年1417号第1」より,エスカレーターの手すりの上端の外側から水平距離50㎝以内で梁や天井等と交差する部分には,保護板(通称:三角部ガード板)を設けなければならない.○27193電気設備エスカエスカレーターの乗降口において,ハンドエスカレーターの乗降口の近くに防火シャッターがある場合,防火レーター以内に防火シャッターが設置されている場合には,当該シャッターの作動と連動してエスシャッターが閉じたにも係わらずエスカレーターが運転されていると,混雑時には乗降口で人溜りとなり重大な事故が起こる恐れがある.ハ以内にある防火シャッターが閉じ始カレーターを停止させる装置を設ける必要めたら,エスカレーターの運転を防火シャッターに連動して停止する計がある.画とする.(この問題は,コード「23193」の類似問題です.)○26161電気設備避雷設備事務所ビルの避雷設備において,保護角法における突針部の保護角は,60度以下である.避雷設備の保護角法における突針部の保護角は60度以下で,高さと保護効率が考慮され,保護する構造物が高くなるほど保護角は狭くなる(保護角法では高さ60mまで).保護レベルをⅠ~Ⅳより選択し,レベルの規定する数値より,「回転球体法」,「保護角法」及び「メッシュ法」を検討する.○07162電気設備避雷設備05174電気設備避雷設備26162電気設備避雷設備29164電気設備避雷設備外部雷保護システムは,保護レベルに応じて,保護角法,回転球体法,メッシュ法のいずれかを選択し,重要度の高い建築物は保護レベルⅣで計画する.外部雷保護システムは、直撃雷(落雷)から被保護物(建築物等)を保×護することが主目的であり,保護レベルに応じて「保護角法」,「回転球体法」,「メッシュ法」のいずれかを選択する.その保護レベルは,雷保護システムが直撃雷の影響から被保護物を守る確率に基づき,Ⅰ~Ⅳの4段階で設定され,一般的な建築物はレベルⅣ,重要度の高い建以上」が要求される.よって誤り.鉄骨造の建築物における雷保護システム鉄骨造の建築物においては,構造体の鉄骨を引下げ導線の代わりに○の引き下げ導線は,地上部分の構造体の使用することができる.尚,鉄筋コンクリート造の建築物の場合では,2鉄骨を利用することができる.条(本)以上の主鉄筋を引き下げ導線の代わりに使用することができる.(この問題は,コード「29161」の類似問題です.)鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物におい鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物においては,構造体の鉄骨を引下げては,構造体の鉄骨を避雷設備の引下げ導線の代わりに使用することができる.尚,鉄筋コンクリート造の建築導線の代わりに使用することはできない.物の場合では,2条(本)以上の主鉄筋を引き下げ導線の代わりに使用することができる.埋設接地極は,酸等で腐食するおそれが感電や静電気障害の防止のために,設備や電気工作物なく,水気の少ない場所を選定して地中になどを大地と電気的に接続することをいう.接地極の種類としては,銅埋設することが望ましい.板や銅覆鋼棒などがあり,なるべく水気があり,かつ,酸などで腐食するおそれのない場所を選んで,地中に埋設するか又は打込む.(この問題は,コード「22162」の類似問題です.)××9/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07161電気設備避雷設備○埋設又は打込み接地極の種類には,銅板,銅被覆板等があり,地中に埋設又は打込む際は,なるべく水気があり,かつ,酸などで腐食するおそれがない場所を選ぶことが望ましい.埋設又は打込み接地極の種類には,銅板,銅被覆板等があり,地中に埋設又は打込む際は,電気が大地に流れやすいよう(アースしやすいよう),なるべく水気があり,かつ,酸などで腐食するおそれがない場所を選ぶことが望ましい.29162電気設備避雷設備04174電気設備避雷設備05171電気設備避雷設備29163電気設備避雷設備接地には,外部雷保護用接地,電位上昇による感電等を防ぐ保安用接地,電位変動による電子機器の機能障害を防ぐ機能用接地等がある.外部雷保護システム(受雷部,引下げ導線及び接地極システム)及び建築物等の導電性部材に流れる雷電流による危険な火花放電の発生を防止するために,内部雷保護システムを構築した.接地の目的区分は,以下のとおりである.[電気設備の保安用接地]:電気設備において,電路や非充電金属部分を接地することにより,感電や火災などを防止する.[雷害防止用接地]:避雷針や避雷器の接地で,雷放電電流を安全に大地が逃すことを目的とする.[雑音対策用接地]:通信設備などにおいて,雑音エネルギーを大地に放電するための接地.[機能用接地]:電子計算機などにおいて,電位の安定な基準を得るための接地.[静電気障害防止用接地]:静電気を安全に放電するための接地.[回路用接地]:電気防食のように大地を回路の一部として組み入れるための接地.(この問題は,コード「24163」の類似問題です.)一般に,建物や人を直撃雷から保護するシステムを「雷保護システム」といい「外部雷保護システム(受雷部,引下げ導線及び接地システム)」と「内部雷保護システム」から構成される.落雷時,引き下げ導線に流れる雷電流により,外部雷保護システムと建物内部の導電性部分(金属体)との間に電位差が発生し,この影響を受けて建物内で火災や爆発を起こすような有害な火花放電が発生する可能性がある.これらを防止する対策としては,「雷等電位ボンディング」と「安全離隔距離の確保」があり,これを「内部雷保護システム」という.雷保護システムにおけるSPD(サージ防落雷の影響により,電気磁気的な影響で発生する誘導過電圧(雷サー○護デバイス)は,建築物に対する直撃雷・ジ)が発生し,電源線や通信線を通って建物内の電気機器に侵入し機近傍雷による雷害から,電気・電子機器を器に被害を及ぼしたり,落雷した地点から数km先にまで影響が及ぶ場守るために設置する装置のことである.合がある.SPD(サージ防護デバイス)を設置する事で,電源または通信回線から侵入した雷サージは,SPDの内部を通過し,それぞれの出口となる電源・通信回線へ放出し,機器を雷サージから安全に保護する.接地工事の接地線には,過電流遮断器を施設してはならない.接地線とはアース線のことであり,電気設備が漏電した際の感電を防○止するために,漏えい電流を大地に逃がすことによって人体を保護する目的等に用いられる.したがって,接地線に過電流遮断器を施設した場合,「漏えい電流を大地に逃がす」という本来の目的に支障をきたすことになる.○○04172電気設備避雷設備幹線設備における地絡電流による感電,火災,設備の破損等を防止するために,過電流遮断器を設置した.幹線設備に地絡電流(漏電)が生じた場合,感電・火災・設備の破損等×を防止するには,「地絡遮断器」を用いる.問題文の「過電流遮断器」は,過負荷電流や短絡電流などから電線を保護するために設置される遮断器(配線用遮断器やヒューズなど)の総称である.18224電気設備避雷設備人が触れるおそれのある電気機器の安全性を確保する目的の接地工事において,電圧が300V以下の低圧用の場合はD種接地工事とし,電圧が300Vを超える低圧用の場合はC種接地工事とする.低圧用の接地工事のうち電圧300V以下に適用するものをD種接地工事,300Vを超えるものに適用するものをC種接地工事という.A種:高圧用の電気機械器具の金属製外箱,避雷器などに施す接地工事,高圧機器による感電等の災害防止用の接地工事B種:高圧と低圧を変成する変圧器の低圧側1線に施す接地工事C種:300Vを超える低圧電気機械器具の金属製外箱や金属管などに施す接地工事D種:300V以下の低圧電気機械器具や金属製外箱および金属管などに施す接地工事○06164電気設備避雷設備03163電気設備非常用電源低圧受電となる戸建て住宅において,接種類があ地端子付きのコンセントの接地工事には,り,保安用接地は,どのような電力線に使用するかによって4つの種別一般に,A種接地工事を採用する.に分けらている.A種:高圧用の電気機械器具の金属製外箱,避雷器などに施す接地工事,高圧機器による感電等の災害防止用の接地工事B種:高圧と低圧を変成する変圧器の低圧側1線に施す接地工事C種:300Vを超える低圧電気機械器具の金属製外箱や金属管などに施す接地工事D種:300V以下の低圧電気機械器具や金属製外箱および金属管などに施す接地工事問題文の設置工事には「D種」を採用するため誤り.デュアルフューエルシステムの発電機に用いる燃料は,通常時にはガスを用い,災害等によりガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる.デュアルフュエルタイプの発電機は,ディーゼル運転・ガス運転の切り○替えが可能であり,その燃料として,通常時にはガスを用い,災害時等にガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる.これにより,防災・保安及びBCP(事業継続計画)への対応等を図る事が出来る.(この問題は,コード「30171」の類似問題です.)×10/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22161電気設備非常用電源○蓄電池を使用しない非常電源における自家発電設備は,常用電源が停電してから電圧確立までの所要時間を40秒以内とする.「消防庁告示第1号」より,「非常用電源設備の自家発電設備については,常用電源が停止してから40秒以内に自動的に切り替わり,定格負荷で連続運転可能時間以上,連続運転できるものでなければならない.」とわかる.30172電気設備非常用電源30173電気設備非常用電源03161電気設備非常用電源屋内に設置する発電機用の燃料槽は,消屋内に設置する発電機用の燃料槽は,消防法の規定による指定数量防法の規定による指定数量以上の燃料を以上の燃料を備蓄する場合,屋内貯蔵所等として規制を受ける.備蓄する場合,屋内貯蔵所等として規制を受ける.燃料電池設備は,消防法の規定に適合する場合,消防用設備等の非常電源として用いることができる.燃料電池(FC)とは,水素と酸素との反応エネルギーを電気エネル○ギーとして取り出す装置のことをいう.水を電気分解すると水素と酸素が得られるが,FCはこの逆の反応を利用し水素と酸素を科学的に反応させ,その反応エネルギーを直接電気として取り出すものである.燃料電池設備は,消防法の規定に適合する場合,消防用設備等の非常電源として用いることができる.非常電源専用受電設備は,商用電源が非常電源専用受電設備は,自家発電設備や燃料電池設備などを使用○停電した場合,消防設備へ電力を供給でせず,電力会社から受電する電源を非常電源とみなして運用する方式きなくなるので,大規模な特定防火対象であるため,商用電源が停電した場合,消防設備へ電力を供給できな物における消防用設備等の非常電源とすくなるので,大規模な特定防火対象物における消防用設備等の非常ることができない.電源とすることができない.○03164電気設備非常用電源燃料電池設備は,気体燃料を用いるので,消防用設備等の非常電源とすることができない.燃料電池(FC)とは,水素と酸素との反応エネルギーを電気エネル×ギーとして取り出す装置のことをいう.水を電気分解すると水素と酸素が得られるが,FCはこの逆の反応を利用し水素と酸素を科学的に反応させ,その反応エネルギーを直接電気として取り出すものである.燃料電池設備は,消防法の規定に適合する場合,消防用設備等の非常電源として用いることができる.よって誤り.03162電気設備非常用電源消防用設備等の非常電源として用いる自家発電設備で,蓄電池を使用しないものは,常用電源が停電してから電圧確立及び投入までの所要時間を40秒以内とする必要がある.「消防庁告示第1号」より,「非常用電源設備の自家発電設備について○は,常用電源が停止してから40秒以内に自動的に切り替わり,定格負荷で連続運転可能時間以上,連続運転できるものでなければならない.」とわかる.23174電気設備その他かご形誘導電動機において,スターデルタ始動方式を採用すると,電動機の始動「スターデルタ始動方式」とは,かご形誘導電動機の一つである.電動機は始動する際,直接定格電圧を加えた場合,定格電流の5~7倍の○電流を小さく抑え,電路,遮断器等の容量電流が流れ出す.これを避けるために始動時に加える電圧を低減させが過大になることを防ぐことができる.る必要がある.スターデルタ始動方式は,始動時はスター結線を設けて減電圧で始動させ,十分に加速してからデルタ結線に切り替え通常運転させる方式である.尚,減電圧始動ではスターデルタ始動方式が,最も安価であり,広い範囲で採用されている.30162電気設備その他かご形三相誘導電動機の始動電流は,全電圧始動方式よりもスターデルタ始動方式のほうが大きくなる.「スターデルタ始動方式」とは,かご形誘導電動機の一つである.電動×機は始動する際,直接定格電圧を加えた場合,定格電流の5~7倍の電流が流れ出す.これを避けるために始動時に加える電圧を低減させる必要がある.スターデルタ始動方式は,始動時はスター結線を設けて減電圧で始動させ,十分に加速してからデルタ結線に切り替え通常運転させる方式である.尚,減電圧始動ではスターデルタ始動方式が,最も安価であり,広い範囲で採用されている.05173電気設備その他かご形三相誘導電動機の始動電流は,全電圧始動方式(直入れ始動)よりもスターデルタ始動方式のほうが小さくなる.「スターデルタ始動方式」とは,かご形誘導電動機の一つである.電動○機は始動する際,直接定格電圧を加えた場合,定格電流の5~7倍の電流が流れ出す.これを避けるために始動時に加える電圧を低減させる必要がある.スターデルタ始動方式は,始動時はスター結線を設けて減電圧で始動させ,十分に加速してからデルタ結線に切り替え通常運転させる方式である.尚,減電圧始動ではスターデルタ始動方式が,最も安価であり,広い範囲で採用されている.尚,全電圧始動方式(直入れ始動)とは,電動機に直接,定格電圧を加えて始動させる方式をいい,直入れ始動とも呼ぶ.構成が単純で故障が少なく,経済性も良いが,他の機器の安定動作を妨げる可能性があるため,採用する際は,電路,遮断器などの容量に余裕を見込んでおく必要がある.18225電気設備その他かご形誘導電動機におけるコンドルファ始動及びスターデルタ始動は,始動電流を小さく抑える始動方式である.かご形誘導電動機に直接定格電圧を加えて始動すると,定格電流の5○~7倍の始動電流が流れるため,電動機容量が大きい場合には電気的・機械的ショックが大きくなる.これを避けるために,始動時に加える電圧を低く抑える(=始動電流を小さく抑える)「減電圧始動」がある.「減電圧始動」には,「コンドルファ始動方式」,「スターデルタ始動方式」,「リアクトル始動方式」などの種類があり,最も安価で構造が簡単なスターデルタ始動方式は,広い範囲で採用されている.11/12ページ

04.「電気設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26174電気設備その他3路スイッチは,2箇所のスイッチにより,同一の電灯を点滅させることができる.「3路,4路スイッチ」とは,階段や廊下などにおいて,複数箇所から点滅できるスイッチをいう.[3路スイッチ]:2個所のスイッチで1系統の照明器具の切り替え操作が出来る屋内の配線方法.[4路スイッチ]:3路スイッチ同様に,3個所のスイッチで1系統の照明器具の切り替えが出来る屋内の配線方法.○24161電気設備その他火災原因の一つであるトラッキング現象は,コンセントに溜まったほこりが水又は湿気を含むことにより,プラグの二極間に微弱な電流が流れる現象である.21174電気設備その他1人1台の電話機を利用する500人収容の事務所ビルの電話設備の設計に当たり,局線数が80回線の構内交換機(PBX)を選定した.01164電気設備その他無停電電源装置(UPS)は,整流器,蓄電池,インバータ等により構成され,瞬間的な電圧降下時や停電時においても安定した電力供給を維持するためのものである.06204電気設備その他DR(デマンドレスポンス)は,電力需要側が供給状況に応じて電力消費パターンを変化させて,電力需給バランスを調整する仕組みである.07163電気設備その他航空障害灯設備は,原則として,高さ60m以上の建築物等に設置が義務づけられており,建築物等の形状等により航空障害灯の種類,設置箇所,設置個数が異なる.トラッキング現象とは,コンセントとプラグの隙間に溜まったほこりが湿○気を吸うことにより,プラグの二極間に電気が流れて発熱し発火する現象をいう.(この問題は,コード「19214」の類似問題です.)床面積10㎡当たりの局線数は,事務所で0.15(官公庁0.2,商事会社0.3,証券会社0.4)を算定の目安とし,500人収容の事務所ビルの床面積を約5,000㎡(貸事務所における1人あたりの基準階床面積は,10~13㎡/人程度)とすると,0.15×5,000/10=75程度の局線数が必要と推測できる.よって局線数が80回線の構内交換機(PBX)を選定したことは適当である.「UPS(UninterruptiblePowerSupply)」とは,無停電電源装置のことを○いう.電池や発電機を内蔵し,停電時においてもしばらくの間コンピュータに電気を供給できる装置でありコンピュータ使用者はその間にシステムを終了することができる.DR(デマンドレスポンス)は,電力需要側が供給状況に応じて電力消○費パターンを変化させて,電力需給バランスを調整する仕組みである.航空障害灯設備は,原則として,高さ60m以上の建築物等に設置が義○務づけられており,建築物等の形状等により航空障害灯の種類,設置箇所,設置個数が異なる.○12/12ページ

I-4.電気設備(解説集)----------------------------------------------------------------この項目では,電気設備について学習します.発電所から建物にどのように引き込まれていくのか,建物内に配電する仕組みについてポイントを押さえましょう!過去の問題からどのようなことが良く問われているかを意識して,専門的な事に囚われないように注意しましょう!----------------------------------------------------------------1.受変電設備1-1.電圧の種別直流交流低圧〜750V〜600V高圧750V〜7000V600V〜7000V特別高圧7000V〜7000V〜01161241620617128174211611-2.電流・電圧・抵抗(a)電流(I[A:アンペア])・電線の中を実際に流れる電気の量(大きさ)を示し,直流と交流があります.(b)電圧(V[V:ボルト])・電流を流すための電気の力(圧力)を示し,単相100V,単相200V,三相200Vの3種類があります.(C)抵抗(R[Ω:オーム])・電流の流れを妨げる作用をいいます.V(電圧)=I(電流)×R(抵抗)(オームの法則)I(電流)=V(電圧)/R(抵抗)R(抵抗)=V(電圧)/I(電流)・高い電圧による送電は,電流を小さく送電することにつながります.このため,電線を細くすることができ,送電線で発熱するロスを小さくできます.・交流は降圧が容易なため,高い電圧で送電して低い電圧で使用することができます.ただし,電圧の周期変動に対して電流の周期変動のタイミング(位相)が遅れると力率の低下を招き,送電損失が生じるデメリットもあります.I4.電気設備-1

・力率は,電圧と電流の位相差の違いを比率で示したものです.有効電力力率=電圧×電流電圧×電流=皮相電力192122716301162・交流は,変圧器で簡単に電圧を上げたり下げたりできるが,電圧と電流が周波数のタイミング(時間)でずれてしまうことがある(いわゆる「位相のずれ」という現象).国内で生産・流通している電気機器はほとんどがコイル成分で出来ているため,電圧よりも電流が遅れている「遅れ力率」状態となっている.この状態では,負荷で実際に使用される「有効電力」と,負荷と電源間を往復するだけで消費されない「無効電力」が発生します.・力率が悪い機器が電路に数多く接続されていると,総合的な力率が低下し皮相電力ばかりが大きくなります.(電流が増大し,電力損失が増加,結果的に電圧降下が大きくなる).また,力率の悪化により無効電力が増大するため設備利用率が低下します.・進相コンデンサ:電流の位相を進めることで負荷設備の力率改善に用いられます.【力率】とは皮相電力に対して実際に使われる有効電力(無効電力がロス)3016306172【力率改善とは】電圧・電流の位相差を小さくすること【力率を改善するには】コンデンサを用い、電流の遅れを進ませる(下駄を履かせる)I4.電気設備-2

1-3.受変電設備(キュービクル)高圧っっっっっっっっっzz・受変電設備は,断路器・開閉器・遮断器・避雷器等の維持保安用機器と進相用コンデンサ,変圧器などで構成されます.・現在では主にキュービクルと呼ばれ全ての機器を鋼製の箱に納めた閉鎖型の受変電設備が用いられ,建物内だけでなく屋外にも設置できます.20235I4.電気設備-3

・キュービクルがない場合【A】小規模マンション①【B】小規模マンション②I4.電気設備-4

【C】集合住宅用変圧器③【D】借室(電気室アリ)④I4.電気設備-5

【E】キュービクル(受変電設備)⑤・変圧器は,各負荷設備ごとに分けて複数設置されます.容量は負荷設備ごとに計算します.各々接続する機器の使用状況を考慮して需要率による補正を行います.変圧器容量[VA]≧負荷設備容量[VA]×需要率[%]最大需要電力需要率=負荷設備容量の合計2216427161・各負荷設備ごとの電圧,相数(単相または三相)などによって個々の変圧器の容量と台数を決め,その合計となる受電設備容量を算出します.・契約電力は,需要家が使用できる最大電力をいい,受電設備容量に余裕を見込んで決定します.電力の使用状況を把握するために,負荷率という指標を用います.23173負荷率=ある期間中の平均需要電力その期間の最大需要電力・負荷率の値が大きいほど,全電力設備について常時運転状態が保たれていることを意味し,効率的な設備の運用がされていることを示します.1822327162I4.電気設備-6

・負荷率=平均需要電力÷最大需要電力×100%・負荷率は、最大需要電力と平均需要電力の値の比を見る(ある1日の負荷曲線)・負荷率が良い場合の負荷曲線(↑)平均需要電力は大きくなる.・負荷率が悪い場合の負荷曲線(↑)平均需要電力は小さくなる.同じ契約電力でも「使い方」によって「kWh」は変化します.負荷率は,この「使い方の違い」を指す指標です.尚,上記「1日」の負荷曲線で示したものを「日負荷率」「1月」なら「月負荷率」,「1年」なら「年負荷率」となります.I4.電気設備-7

2.配線2-1.電線・「オームの法則」より,「電圧=電流×抵抗」となるため,「抵抗=電圧/電流」である.また,「電力=電圧×電流」といえます.同一の電力を供給する場合,電圧が高いほうが電流は小さくてすむため,電線は細くすることができます・同一電力を供給する場合,200V配線の方が400V配線よりも太い電線を必要とします.30161・幹線受変電設備又は柱状変圧器から配電盤を通じ分電盤や動力制御盤へ至るまでの配線①サービスブレーカー契約電力「A」超えると落ちる.②漏電ブレーカー漏電事故・火災を防止③分岐ブレーカー各部屋用(電子レンジやエアコンは単独で)・分岐回路分電盤や動力制御盤から照明,コンセント,電動機などの各負荷へ至るまでの配線分岐回路のスイッチ(3路スイッチ,4路スイッチ)・幹線の電気方式単相2線式100V,単相3線式100V/200V,三相3線式200V,三相4線式240V/415V・電圧降下の許容割合I4.電気設備-8

2-2.配線・合成樹脂配管配線方式は,合成樹脂製の電線管内に配線する方式で,大きな衝撃を受ける箇所には使用できないが,コンクリート内に埋設可能です.CD管可燃性の為,コンクリート埋設専用PF管耐燃性・自己消火性26173・セルラダクトとは,波型デッキプレートの溝を配線ダクトとして利用したものをいい,オフィスビルの床配線収納方式によく採用されます.21163・バスダクト方式とは,金属ダクト内に絶縁物を介して銅やアルミの導体を直に収めたものであり,大容量の電力供給に適しています.2617101163I4.電気設備-9

3.避雷設備・建築基準法では高さ20mを超える建築物には,原則として避雷設備を設け,高さ20mを超える部分を雷撃から保護しなければならないと定められています.・保護レベル:雷保護システムが雷の影響から保護物を保護する確率Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳの4段階でレベルⅠが最も保護性能が高い(一般建築物はⅣ)・外部雷保護システム(受雷部システム,引き下げ導線システム,接地システム)受雷部システム:雷撃を継続的に捕捉し引き下げ導線システムへ導電します保護角法:雷に対して安全な場所を避雷針の先端を頂点とした円錐形内とする.回転球体法:放電する範囲を球体で表しそれに触れない部分とする.メッシュ法:メッシュ導体(網状導体)で覆われた内側を保護する.※60mを超える建物は回転球体法またはメッシュ法による引下げ導線システム:受雷部システムから接地システムへ導電する部分接地システム:雷電流を大地へ放流させる部分(抵抗値を押さえるため要湿潤)04174雷保護システムの材料の最小寸法単位[mm2]材料受雷部引き下げ導線接地極銅351650アルミニウム7025使用不可鉄505080・電気設備の接地種別-電路に施設する機械器具の鉄台及び金属性外箱の接地機械器具の区分300V以下の低圧用のもの300Vを超える低圧用のもの高圧用又は特別高圧用のもの種別D種接地工事C種接地工事A種接地工事06164I4.電気設備-10

3-1.受雷部保護角法,回転球体法,メッシュ法があります.(a)保護角法・避雷設備の保護角法における突針部の保護角は60度以下で,高さと保護効率が考慮され,保護する構造物が高くなるほど保護角は狭くなります.(保護角法では高さ60mまで)・保護レベルをⅠ~Ⅳより選択し,レベルの規定する数値より,「回転球体法」,「保護角法」及び「メッシュ法」を検討します.(b)回転球体法26161・保護レベルに応じて定められた半径をもつ球体を建築物の周りで回転させ,包絡面の建築物側を保護範囲とする方法です.I4.電気設備-11

(C)メッシュ法・保護レベルに応じて定められた間隔のメッシュで覆われた内側を保護範囲とする方法です.3-2.引下げ導線・複数の電流経路を並列に形成し,電流経路の長さを最小に保つようにします.・鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物の場合には,構造体を引下げ導線の代わりに使用することができます.・鉄筋コンクリート造の建築物の場合は,2本以上の主筋を引下げ導線の代わりに使用することができます.2916126162I4.電気設備-12

3-3.接地感電や静電気障害の防止のために,設備や電気工作物などを大地と電気的に接続することをいいます.(接地線=アース線)・接地極の種類としては,銅板や銅覆鋼棒などがあり,なるべく水気があり,かつ,酸などで腐食するおそれのない場所を選んで,地中に埋設するか又は打込みます.・接地の目的電気設備の保安用接地電気設備において,電路や非充電金属部分を接地することにより,感電や火災などを防止する.雷害防止用接地避雷針や避雷器の接地で,雷放電電流を安全に大地が逃すことを目的とする.雑音対策用接地通信設備などにおいて,雑音エネルギーを大地に放電するための接地.機能用接地電子計算機などにおいて,電位の安定な基準を得るための接地.静電気障害防止用接地静電気を安全に放電するための接地.回路用接地電気防食のように大地を回路の一部として組み入れるための接地.291632916422162071612916224163I4.電気設備-13

04.「電気設備」のH19年度本試験図問題問題コード19221床面積100㎡の一般的な事務室の計画において,イ~ニの条件により計算した視作業面の平均照度を750lxとするのに必要な照明器具の台数に最も近いものは,次のうちどれか.条件イ.照明器具は,蛍光灯とし,1台当たり40W蛍光ランプが3本組込まれたものとする.ロ.40W蛍光ランプが1本当たりの全光束:3,000lmハ.照明率:0.6ニ.保守率:0.71.10台2.12台3.16台4.20台5.22台解説:FNUM水平面照度(E)=AA:床面積F:ランプの光束N:U:M:ランプの個数照明率保守率1台あたり40W蛍光ランプが3本40W蛍光ランプ1本当たりの全光速3,000lm3000×(3×n)×0.6×0.7750=100n=19.84=37.8n※20台解答:404.「電気設備」のH19年度本試験図問題P1

04.「電気設備」のH20年度本試験図問題問題コード20211JISにおける構内電気設備の配線用図記号イ~ホとその名称A~Eとの組合せとして,最も適当なものは,次のうちどれか.イ.ロ.ハ.ニ.ホ.SRA.煙感知器(自動火災報知設備)B.誘導灯C.差動式スポット型感知器D.リモコンスイッチE.非常用照明1.2.3.4.5.イロハニホBCEADBECDAEABDCEACDBECBAD解説:構内電気設備の配線用図記号は,電灯,動力,通信・情報,防災,防犯,避雷設備,屋外設備などの配線機器およびそれらの取付け位置,取付け方法を示す.(JISC0303:2000)SRE.非常用照明A.煙感知器(自動火災報知設備)B.誘導灯D.リモコンスイッチC.差動式スポット型感知器その他の主な図記号白熱灯(一般用照明)蛍光灯(一般用照明)換気扇コンセント(一般形)T内線電話機スピーカー避雷設備(突針部・平面用)解答:304.「電気設備」のH20年度本試験図問題P1

04.「電気設備」のH25年度本試験図問題問題コード25161床面積100㎡の部屋において,イ~ホの条件により計算した視作業面の平均照度に最も近いものは,次のうちどれか.条件イ.ロ.ハ.ニ.ホ.照明器具:Hf点灯方式蛍光灯32W2灯用照明器具の設置台数:20台32WHf蛍光ランプ(定格出力)の全光束:3,500lm照明率:0.65保守率:0.71.320lx2.640lx3.750lx4.980lx解説:水平面照度(E)=FNUMAA:F:N:U:M:床面積ランプの光束ランプの個数照明率保守率1台あたり32W蛍光ランプ2本×20台32W蛍光ランプ1本当たりの全光速3,500lm3500×(2×20)×0.65×0.7E=100=637E≒640解答:204.「電気設備」のH25年度本試験図問題P1

04.「電気設備」のR02年度本試験図問題問題コード02161電気設備に関する以下のA~Cの電気方式について,電圧降下(電線に電流が流れると損失が発生し,受電端の電圧が送電端の電圧よりも低くなること)の大きさの大小関係として,正しいものは,次のうちどれか.ただし,負荷電流,こう長(電線上の2点間の長さ)及び電線の断面積は同じとし,いずれも200V配電とする.A.単相2線式B.単相3線式C.三相3線式1.A>B>C2.A>C>B3.C>A>B4.C>B>A解説:電圧降下は,負荷電流,こう長及び電線の断面積を同じで,単相3線式を「1」とした場合,単相2線式は「2」,三相3線式は「√3」となる.よって,電圧降下の大きい順に,単相2線式(A),三相3線式(C),単相3線式(B)となる.解答:204.「電気設備」のR02年度本試験図問題P1

04.「電気設備」のR04年度本試験図問題問題コード04161JISにおける構内電気設備の名称とその配線用図記号との組合せとして,最も不適当なものは,次のうちどれか.1.2.3.4.壁付コンセント(接地端子付)煙感知器分電盤配電盤ET解説:構内電気設備の配線用図記号は,電灯,動力,通信・情報,防災,防犯,避雷設備,屋外設備などの配線機器およびそれらの取付け位置,取付け方法を示す.(JISC0303:2000)2.煙感知器(自動火災報知設備)S差動式スポット感知器よって誤り.その他の主な図記号TR白熱灯(一般用照明)蛍光灯(一般用照明)換気扇内線電話機スピーカー避雷設備(突針部・平面用)非常用照明誘導灯リモコンスイッチ解答:204.「電気設備」のR04年度本試験図問題P1


1234No.05省エネルギー56789101112131415

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07164電気設備太陽光発電○太陽電池モジュールは,一部のセルに影が当たると発電能力が低下するだけではなく,ホットスポットが生じるおそれがあり,その対策の一つとして,バイパスダイオードの設置がある.太陽電池の結晶系モジュールでは,セルが直列に多数つながっており,直列の一部セルだけが影や汚れ等で電流を出せないと,そのセルは列を流れる電流に引きずられて逆方向の電圧が掛かることがある.それにより発電能力が低下するだけではなく,ホットスポット(局所発熱)が生じるおそれがあり,その対策の一つとして,そのセルを迂回して保護する「バイパスダイオード」の設置がある.18222省エネルギー25172省エネルギーCGSCGS常時必要な電気エネルギーの全部,又は一部を自家発電設備から供給するとともに,自家発電設備の排熱を冷暖房・給湯の熱源として利用してエネルギー利用効率を高める手法は,コージェネレーションシステムに該当する.自家発電設備であるコージェネレーション設備は,排熱を有効利用することで総合エネルギー効率(低位発熱量基準)を70~80%に向上させ,省エネルギー効果を図ったものである.「CGS(コージェネレーションシステム)」は,電力消費場所でガスエンジン,ガスタービンなどにより発電を行い,その際に発生する廃熱を冷暖房や給湯などの熱源に利用することでエネルギー利用の総合効率を向上させるためのシステムをいう.自家発電設備であるコージェネレーション設備は,排熱を有効利用す○ることで総合エネルギー効率(低位発熱量基準)を70~80%に向上させ,省エネルギー効果を図ったものである.尚,燃焼ガス中の生成水蒸気が凝縮したときに得られる凝縮潜熱を含めた発熱量を「高位発熱量」,水蒸気のままで凝縮潜熱を含まない発熱量を「低位発熱量」といい,次式で表す.低位発熱量=高位発熱量-水蒸気の凝縮潜熱×水蒸気量性能表示に,高位発熱量が使用されるのは,「日本の総合エネルギー統計」や「火力発電所の発電効率」等があり,低位発熱量が使用されるのは,「ボイラー設備の熱効率」や「コージェネレーション設備の性能表示」等がある.○28203省エネルギーCGSコージェネレーションシステムの原動機としては,ガスエンジン,ディーゼルエンジン,ガスタービン等が使用される.「CGS(コージェネレーションシステム)」は,電力消費場所で,ガスエン○ジン,ディーゼルエンジン,ガスタービン等により発電を行い,その際に発生する廃熱を冷暖房や給湯などの熱源に利用することでエネルギー利用の総合効率を向上させるためのシステムをいう.発電所で発電した電気を送電した場合に比べ送電ロスなども小さくなる.(この問題は,コード「24194」の類似問題です.)23171省エネルギーCGS自家用の発電装置として設置されるマイクロガスタービンは,一般に,ディーゼルエンジンに比べて発電効率が高い.ディーゼルエンジンは,一般に,4ストローク(サイクル)内燃機関であ×り,振動と騒音が大きい.ガスタービンは気体を圧縮し,過熱して発生した高温高圧ガスをタービン翼に吹き付け,発電機を駆動するもので,マイクロガスタービンは,それを小型化したものである.ガスタービン及%であり,従来のディーゼルエンジン(30~42%),ガスエンジン(28~42%)に比べて発電効率が低い.30174省エネルギーCGSコージェネレーションシステムに使用される発電機の発電効率は,一般に,ガスエンジンに比べてガスタービンのほうが高い.ディーゼルエンジンは,一般に,4ストローク(サイクル)内燃機関であ×り,振動と騒音が大きい.ガスタービンは気体を圧縮し,過熱して発生した高温高圧ガスをタービン翼に吹き付け,発電機を駆動するもので,マイクロガスタービンは,それを小型化したものである.ガスタービン及%であり,従来のディーゼルエンジン(30~42%),ガスエンジン(28~42%)に比べて発電効率が低い.06173省エネルギーCGSガスタービンによる発電設備は,同一出力のディーゼル機関によるものと比べて,振動及び設置面積は小さくなるが,必要な燃焼用空気量は多くなる.ガスタービン(回転機関)は,ディーゼルエンジン(ピストン機関)に比べ振動が小さく,構造が単純であるため出力当たりの容積・重量が小さく,配置面積が小さい.一方,空気過剰率(燃料を完全に燃焼させるための燃料に対する空気量の割合)が高く,連続運転が必要であるため燃焼用の空気量は多い.(この問題は,コード「21164」の類似問題です.)○22202省エネルギーCGSコージェネレーションシステムの原動機にガスエンジンを使用した場合,一般に,ガスタービンを使用した場合に比べて,熱電比(供給可能熱出力を発電出力で除した値)が大きい.ガスタービン発電方式とガスエンジン発電方式の排熱温度は,ほぼ同じであるが,ガスエンジンの方が発電効率が高いため,熱電比(供給可能熱出力を発電出力で除した値)は小さくなる.よって誤り.×02192省エネルギーCGS一部のコージェネレーションシステムで一部のコージェネレーションシステムでは,常用発電設備と消防法やは,常用発電設備と消防法や建築基準法建築基準法で定める非常用発電設備との兼用が可能な機種があり,で定める非常用発電設備との兼用が可能スペースの有効利用やメンテナンスコストの削減等に効果がある.な機種があり,スペースの有効利用やメンテナンスコストの削減等に効果がある.○20252省エネルギーLCCLCC(ライフ・サイクル・コスト)とは,建築物「LCC(ライフサイクルコスト)」とは,建物の生涯にかかる初期投資かの企画,設計,建設から,施設の運用,改ら建物の建設,寿命期間中の運転・維持保全,最終の取り壊しまでに修,解体処分までの建築物の一生に必要要する総費用のことをいう.な総費用をいう.○18182省エネルギーLCC建築物や設備システムにおけるLCA(ライLCA(ライフサイクルアセスメント)は,製品や構造物の評価を,原料のフサイクルアセスメント)は,一般に,原料調達から部品・部材の加工,製品・構造物の製造・建設,運用,解体・の調達から資材の生産,建設,運用,改廃棄に至る全ての過程で生じる環境負荷を分析・評価することをいう.修,更新,廃棄に至る環境負荷を分析・評価することである.○1/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23203省エネル○ギーLCCLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)は,製品の生涯を通しての環境側面及び潜在的環境影響を評価するものであり,環境影響の領域として,資源利用,人の健康及び生態系への影響が含まれる.LCA(ライフサイクルアセスメント)は,製品や構造物の評価を,原料の調達から部品・部材の加工,製品・構造物の製造・建設,運用,解体・廃棄に至る全ての過程で生じる環境負荷を分析・評価することをいう.また,環境影響の領域として,資源利用,人の健康及び生態系への影響が含まれる.26203省エネルギーLCC建築分野におけるLCA(ライフ・サイクル・LCA(ライフサイクルアセスメント)は,製品や構造物の評価を,原料の○アセスメント)は,建設から解体までの建築調達から部品・部材の加工,製品・構造物の製造・建設,運用,解体・物の生涯を通じての環境負荷や環境影響廃棄に至る全ての過程で生じる環境負荷を分析・評価することをいう.等を評価するものである.また,環境影響の領域として,資源利用,人の健康及び生態系への影響が含まれる.30202省エネルギーLCCLCCO2による環境性能評価においては,一般に,「資材生産」,「輸送」,「施工」,「ライフサイクルCO2(LCCO2)」とは,建物の建設から解体廃棄までの2の排出量の合計値で,この数値が小さいほど地球○「運用」,「保守」,「更新」及び「解体除却」温暖化への影響が小さい.ライフサイクルアセスメント(LCA)の代表的で示される建築物のライフサイクルの各2排出量を推定する.な値のひとつである.建替え周期を35年とする場合の一般的な事務所2において,各段階のエネルギー消費によるCO2の排出量の割合は,建設時20%,運用時50%,修繕・更新時25%,破棄時5%となり,運用段階のエネルギー消費によるCO2の排出量の割合が最も高い.07201省エネルギー用語エンボディドカーボンは,建物の生涯を通エンボディドカーボンは,建物の生涯を通して排出されるカーボン(ホーして排出されるカーボン(ホールライフカールライフカーボン)のうち,建物の新築,改修,解体時に発生するカーボン)のうち,建物の新築,改修,解体時ボンのことである.尚,運用時(冷暖房,照明など)の排出は「オペレーに発生するカーボンのことである.ショナルカーボン」として区分される.○18183省エネルギーペリメーターPALは,建築物の屋内周囲空間の年間熱「PAL(PerimeterAnnualLoad)」とは,年間熱負荷係数のことをいい,○負荷を,屋内周囲空間の床面積の合計で屋内周囲空間(ペリメーターゾーン)の年間熱負荷を屋内周囲空間の除した値である.床面積で除したもので,外周部の省エネルギー性能を判断する目的で使用される.尚,法改正により,現在は「PAL*(パルスター)」が使用されている.05203省エネルギーその他建築物の省エネルギー基準における外皮建築物の省エネルギー基準における外皮性能の評価指標PAL*(パ性能の評価指標PAL*(パルスター)は,ルスター)は,年間熱負荷係数のことをいい,屋内周囲空間(ペリメーその値が小さいほど建築物の外皮の熱性ターゾーン)の年間熱負荷を屋内周囲空間の床面積で除したもので,能が高いと判断される.その値が小さいほど建築物の外皮の熱性能が高いと判断される.(この問題は,コード「27202」「02203」の類似問題です.)○26131省エネルギー01123省エネルギー24124省エネルギー28123省エネルギー02122省エネルギー空調空調空調空調空調空調運転開始後の予熱時間において,外外気導入負荷は,空調負荷の中でも大きな割合を占めるものであるた気取入れを停止することは,一般に,省エめ,外気導入の必要のない予熱(冷)運転時に外気取入れを停止するネルギー上有効である.ことは,省エネルギー上有効となる場合が多い.(この問題は,コード「23121」の類似問題です.)空調機のウォーミングアップ制御は,一般に,外気ダンパーを全閉にするとともに還気ダンパーを全開にする制御等を行い,空調の立ち上がり時間を短縮する方法である.外気導入負荷は,空調負荷の中でも大きな割合を占めるものであるため,外気導入の必要のない予熱(冷)運転時に外気取入れを停止(外気ダンパーを全閉し,還気ダンパーを全開に)することで,空調の立ち上がり時間を短縮することができる.取入れ外気量を室内のCO2濃度に応じて空調負荷のうち外気導入負荷は他の負荷に比べ大きな割合となる.制御する方式は,外気負荷の軽減に有効CO2制御とは,室内の二酸化炭素濃度を測定し,それが基準値以下とである.なるように外気導入量を制御する方法で外気負荷の低減のために有効な方式である.データセンターの空気調和設備の特徴は,「年間連続運転」,「年間冷房」,「顕熱負荷が主体」等であり,計画地の気象条件等によっては,外気冷房や冷却塔フリークーリングが効果的な省エネルギー手法として考えられる.冷却塔フリークーリングは,冷却塔ファンを動かすことなく,冷凍機の冷却水を冷やす省エネルギー手法である.データセンターの空調設備には,年間冷房,顕熱負荷主体,年間連続○運転という特徴がある.機器を冷却するための消費電力が約3~4割を占めており,運営費における空調コストの比率が高い.その計画地の気象条件によっては,外気冷房や冷却塔フリークーリング(冷却塔の冷却水を冷水に転用し熱源機を運転させず直接空調機に導き冷房を行う)が効果的な省エネルギー手法として考えられる.(この問題は,コード「23122」の類似問題です.)「冷却塔フリークーリング」は,外気温度が低くなる中間期・冬期において,冷却塔の冷却水を冷水に転用(又は熱交換)し,熱源機(冷凍機)を運転させず直接空調機に導き冷房を行う省エネルギー手法である.問題文は「冷却塔ファンを動かすことなく」とあるため誤り.(この問題は,コード「26133」の類似問題です.)○○○×2/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07132省エネルギー空調○冷却塔フリークーリングは,外気温度が低いときに冷凍機を使用せず,冷却塔のみで冷水をつくり出す省エネルギー手法である.「冷却塔フリークーリング」は,外気温度が低くなる中間期・冬期において,冷却塔の冷却水を冷水に転用(又は熱交換)し,熱源機(冷凍機)を運転させず直接空調機に導き冷房を行う省エネルギー手法である.03194省エネルギー空調マルチパッケージ型空調機の屋外機は,屋上に集中設置するよりも各階バルコニーに分散設置するほうが,冷媒管が短く,高低差が少なくなるため,一般に,機器の運転効率は低下する.マルチパッケージ型空調機の屋外機は,屋上に集中設置するよりも各×階バルコニーに分散設置するほうが,冷媒管が短く,高低差が少なくなるため,一般に,機器の運転効率は向上する.問題文は「低下する」とあるため誤り.05111省エネルギー空調冷暖同時型のマルチパッケージ型空調機は,同一冷媒系統内で冷房と暖房の混在運転をする場合には,熱回収により省エネルギー効果が期待できる.冷暖同時型のマルチパッケージ型空調機は,同一冷媒系統内で冷房と暖房の混在運転をする場合(中間期や冬期の厨房:冷房運転,ダイニング:暖房運転など)には,冷房運転により発生した排熱を暖房エネルギーとして再利用できるため,熱回収により省エネルギー効果が期待できる.一般に,冷房・暖房運転能力の比率が「1:1」に近づくほど,省エネ効果は大きくなる.○05114省エネルギー空調空気熱源ヒートポンプチリングユニットを複数台連結するモジュール型は,負荷変動に対応して運転台数が変わるので,効率的な運転が可能である.空調機が「冷風・温風」を作る装置であるのに対し,チラー(チリングユニット)は「冷水・温水」を作る装置である.空気熱源ヒートポンプチリングユニットを複数台連結するモジュール型は,負荷変動に対応して運転台数を変える(余裕があれば停止し,不足すれば増設する)事が可能であり,効率的な運転が可能である.○03114省エネルギー空調ガスエンジンから発生する排熱を利用するために,排熱投入型の吸収冷温水機を設置した.吸収冷温水機(吸収冷凍機にボイラー等の機能が組み込まれており,○1台で冷水と温水を造る装置)の再生器では,冷媒・吸収液の混合液を加熱し,水蒸気と吸収液に分離させる.この加熱の際,排熱投入型の吸収冷温水機を設置する事で,ボイラーの直焚きではなく,ガスエンジンから発生する排熱を利用する事ができる(コジェネレーションシステムによる排熱利用).04124省エネルギー空調空調機に再熱コイルを設置する場合は,給気を空調機の冷却コイル付近で冷却除湿を行い,過冷却した空気を○冷房時の部分負荷時において,設定室温適温に調整するため再加熱を行う「除湿・再熱制御システム」では,冷での室内の湿度上昇を防ぐことはできるが,エネルギー消費量は多くなる.房時の部分負荷時(温度・湿度条件が厳しくない期間)においても,設定室温での室内の湿度上昇を防ぐことはできるが,再熱する分,エネルギー消費量は多くなる.対策としては,厳密な温度・湿度管理を必要としない室は,除湿・再加熱運転を停止する事などが挙げられる.28124省エネルギー22201省エネルギー空調空調データセンターのエネルギー効率を定量データセンターのエネルギー効率を定量的に評価する指標PUE的に評価する指標PUE(PowerUsage(PowerUsageEffectiveness)は,「データセンター全体のエネルギーEffectiveness)は,「データセンター全体の消費量」を「ICT機器(コンピューターやサーバー等)のエネルギー消費エネルギー消費量」を「ICT機器のエネル量」で除した値であり,その値が小さいほど省エネルギー性が高い.ギー消費量」で除した値である.(この問題は,コード「24104」の類似問題です.)熱交換換気の採用による省エネルギー効果の検討に当たっては,熱回収による冷暖房負荷低減だけでなく,ファン動力の増分も考慮する必要がある.熱交換型換気扇の場合,熱交換のシステム上,単純換気(熱交換の○ない換気)以上にファン動力の負荷が増える.このため,省エネルギー効果の検討をする際には,熱回収による冷暖房負荷低減だけでなく,ファン動力の増加分も考慮する必要がある.○24193省エネルギー空調地下水の温度は,一般に,夏期には外気地下水の温度は,一般に,夏期には外気の温度よりも低く,冬期にはの温度よりも低く,冬期には外気の温度よ外気の温度よりも高いので,ヒートポンプの熱源に地下水を利用するりも高いので,ヒートポンプの熱源に地下と,外気を用いる場合に比べてエネルギー効率が高い.水を利用すると,外気を用いる場合に比べてエネルギー効率が高い.○23104省エネルギー空調天井の高いアトリウムでは,大きな上下温度差が生じやすいため,空調ゾーンを居住域に限定することも検討する必要がある.天井の高いアトリウムでは,大きな上下温度差が生じやすいため,床吹出し空調にするなど,空調ゾーンを居住域に限定することで省エネの対策を講じる必要がある.○20162省エネルギー空調事務所ビルにおいて,日射の遮蔽効果を保ちつつ自然光を導入するために,ライトシェルフを設けた.「ライトシェルフ」とは,窓面の中段に設け,直射日光の遮蔽装置のうち遮蔽するだけでなく,その表面で光を反射させることによって上部窓からの光を室奥へと導く装置をいう.天井を窓面に向かって高くすることができるように逆梁で採用されるケースもある.○3/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19181省エネルギー空調○「APF」は,通年エネルギー消費効率をいい,パッケージエアコンが,冷房期間及び暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量及び室内側空気に加える熱量の総和と,その期間内に消費する総電力量との比である.エアコンにおける省エネルギーの指標は,エネルギー消費効率(COP:CoefficientofPerformance)により,冷房・暖房それぞれの定格能力運転時におけるエネルギー消費効率の平均で表示を行っていたが,外気温度の変化により,冷房・暖房に必要な能力,消費電力は変化するため,季節に応じたエアコンの実運転状況は反映されていなかった.そこで,新しい省エネルギーの指標としてAPFが導入されるようになった.「APF(AnnualPerformanceFactor)」とは,通年エネルギー消費効率の略称で,年間を通して一定条件のもとにエアコンを運転したときの,消費電力1kW当りの冷房・暖房能力を表わし,冷房期間及び暖房期間を通じて,室内側空気から除去する熱量及び室内空気に加えられた熱量の総和と,同期間内に消費された総電力量との比で表わされる.27114省エネルギー空調パッケージユニット方式の空調機のAPF(AnnualPerformanceFactor)は,実際の使用状態に近い運転効率を示す指標であり,想定した年間総合負荷と定格時の消費電力から求められる.「APF(AnnualPerformanceFactor)」とは,通年エネルギー消費効率×の略称で,実際の使用状態に近い運転効率を示す指標であり,定格冷房・定格暖房以外にも複数の評価点を設け,年間を通じた総合負荷と総消費電力量から効率が求められる.30124省エネルギー空調パッケージユニット方式の空調機のAPF(AnnualPerformanceFactor)は,「想定「APF(AnnualPerformanceFactor)」とは,通年エネルギー消費効率の略称で,実際の使用状態に近い運転効率を示す指標であり,定格○した年間の空調負荷」と「年間の消費電力冷房・定格暖房以外にも複数の評価点を設け,年間を通じた総合負荷量」により求められる.と総消費電力量から効率が求められる.04191省エネルギー23124省エネルギー空調空調パッケージ型空調機のAPF(AnnualPerformanceFactor)は,「通年消費電力量」を「冷房期間総合負荷及び暖房期間総合負荷の和」で除した値により表される.省エネルギー性能の高い冷凍機を選定するためには,定格時の成績係数だけでなく,年間で発生頻度が高い部分負荷時の成績係数も考慮する必要がある.「APF(AnnualPerformanceFactor)」とは,通年エネルギー消費効率×の略称で,実際の使用状態に近い運転効率を示す指標であり,定格冷房・定格暖房以外にも複数の評価点を設け,年間を通じた総合負荷と総消費電力量から効率が求められる.空調熱源機器の成績係数COPは,常に一定ではなく,部分負荷率,空○気や冷却水の温度条件によって変動する.これまで機器性能を代表してきた定格性能(熱源機が定格能力を出すときのCOP)は,最大負荷で外気温度が最適の条件を想定した性能であり,年間の運転時間ではわずかな頻度しか出現しない条件である.近年,熱源機器は変動する負荷に応じてインバータや多台数圧縮機など熱源容量を制御する方式が主流となっており,定格性能と合わせて期間性能で機器の成績係数を示す必要がある.ルームエアコン等では,従来の成績係数COPに年間成績係数APF(AnnualPerformanceFactor)が併記されているが,負荷の異なる4点のCOPから「期間成績係数」を定義したIPLV(IntegratedPartLoadValue)は,各部分負荷率でのCOPに年間での発生頻度の重みを付加して,加重平均としたものであり,アメリカでは,中央熱源機器のカタログにCOPとともに併記されている.02112省エネルギー04111省エネルギー空調空調省エネルギー性能が高い冷凍機の選定に当たっては,定格条件のCOPとともに,年間で発生頻度が高い部分負荷運転時のCOPも考慮する.定格性能(熱源機が定格能力を出すときのCOP)は,最大負荷で外気温度が最適の条件を想定した性能であり,年間の運転時間ではわずかな頻度しか出現しない条件である.近年,熱源機器は変動する負荷に応じてインバータや多台数圧縮機など熱源容量を制御する方式が主流となっており,定格性能とともに,期間性能(年間で発生頻度が高い部分負荷時の成績係数)を示すAPF(AnnualPerformanceFactor)も考慮する必要がある.(この問題は,コード「29133」の類似問題です.)劇場の空調負荷の特徴として,ピーク負劇場の空調負荷の特徴として,ピーク負荷が大きく,室容積が大きい×荷が小さく,予冷・予熱の時間が短い傾向ため予冷・予熱の時間が長い傾向にある.また人体からの発生熱量がにある.大きいため,潜熱負荷の比率が高く(顕熱比が小さくなり),除湿コントロールが必要となる.よって誤り.○04112省エネルギー空調百貨店の空調負荷の特徴として,休日と平日,一日の午前と夕方の時間帯等によって負荷が大きく異なる傾向にある.百貨店の空調負荷の特徴として,休日と平日,一日の午前と夕方の時間帯等によって負荷が大きく異なる傾向にある.また,商品ディスプレイ用の照明を多く使用することから,エネルギー消費量全体に占める照明用電力消費量の割合が高い.○04113省エネルギー空調ビジネスホテルの空調負荷の特徴として,ピーク負荷が夕方から夜間にかけて発生する傾向にある.ビジネスホテルの空調負荷の特徴として,ピーク負荷は,夕方から夜○間にかけて(利用客が客室に滞在している時間帯に)発生する傾向にある.「ピーク負荷(尖頭負荷,ピークロード)」とは,1日の負荷のうち,ベース負荷(連続してかかる変動の少ない負荷)よりも突出して大きく,一定時間連続してかかる負荷をいう.06133省エネルギー空調事務室の冷房負荷は,年間を通して安定しているので,部分負荷を考慮せずに,ピーク負荷によって熱源設備を計画した.事務室の冷房負荷は,年間を通してほぼ「部分負荷」の状態であるため,低負荷率での運転時間が多い,よって,熱源設備は,ピーク負荷よりも年間を通した負荷変動を計画する必要がある.×4/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04114省エネル○ギー空調データセンターの空調負荷の特徴として,外皮負荷や外気負荷より室内で発生する顕熱負荷のほうが大きい傾向にある.データセンターの空調負荷の特徴として,外皮負荷や外気負荷より室内で発生する顕熱負荷のほうが大きい傾向にある.この他に,空調設備として,年間冷房,年間連続運転という特徴があり,機器を冷却するための消費電力が約3~4割を占めており,運営費における空調コストの比率が高い.29131省エネルギー蓄熱槽蓄熱方式は,熱源装置の負荷のピークを平準化しその容量を小さくすることができる.「蓄熱方式」とは,夜間などの空調負荷の小さい時間帯に蓄熱槽に冷○水や氷によって蓄熱(蓄冷)し,それを負荷の大きな時間帯(ピーク時)に取り出して使用する方式である.ピーク時の負荷の一部をオフピーク時に振り替えることで,負荷を平滑化することができるため熱源装置容量を小さくすることができる.04121省エネルギー05113省エネルギー30133省エネルギー24111省エネルギー20172省エネルギー蓄熱槽蓄熱槽蓄熱槽蓄熱槽蓄熱槽水蓄熱式空調システムは,熱源機器の容量を小さくできるとともに,電力需要の平準化を図ることができる.水蓄熱槽を用いた熱源システムは,熱源機が空調負荷の変動に直接追従しなくてよいので,熱源機の容量を低減できる.蓄熱槽を利用した空調方式では,建築物の冷房負荷が小さくなる中間期の冷房においても,冷房負荷の大きい夏期と同様に,冷凍機の成績係数(COP)を高く維持することが可能である.氷蓄熱方式は,一般に,水蓄熱方式に比べて,蓄熱槽容量を小さくすることができる.蓄熱式空調システムに関して,氷蓄熱方式を採用する場合は,水蓄熱方式の場合に比べて,蓄熱槽を小型化し冷凍機の成績係数を向上させる効果がある.「蓄熱方式」とは,夜間などの空調負荷の小さい時間帯に蓄熱槽に冷○水や氷によって蓄熱(蓄冷)し,それを負荷の大きな時間帯(ピーク時)に取り出して使用する方式である.ピーク時の負荷の一部をオフピーク時に振り替えることで,負荷を平滑化(電力需要を平準化)することができるため熱源装置容量を小さくすることができる.「蓄熱方式」とは,夜間などの空調負荷の小さい時間帯に蓄熱槽に冷○水や氷によって蓄熱(蓄冷)し,それを負荷の大きな時間帯(ピーク時)に取り出して使用する方式である.ピーク時の負荷の一部をオフピーク時に振り替えることで,負荷を平滑化することができるため熱源装置容量を小さくすることができる.冷房負荷が小さくなると,一般に冷凍機は100%運転ができなくなり○(部分負荷運転となり)高効率での運転が出来ずに成績係数が低下するが,蓄熱式空調システムでは,冷水や氷を作る際は100%運転ができるため,成績係数を高く維持することが可能である.(この問題は,コード「20174」「25134」の類似問題です.)負荷が同じである場合,「顕熱変化による蓄熱」を利用する「水蓄熱方○式」に比べ,「潜熱変化」を利用する「氷蓄熱方式」は蓄熱槽容量を小さくできる.顕熱変化の場合,1kgの水が1℃温度変化させる場合,1kcalの熱量が必要となるが,1kg・0℃の水が1kg・0℃の氷に状態変化する場合79.7kcalの熱量が必要になる.そのため,同じ槽容積である場合,氷蓄熱方式の方が,水蓄熱方式に比べ,より多くの熱量を蓄熱することができる.「氷蓄熱システム」とは,氷が水に変化するときの潜熱を利用するシステムであり,「水蓄熱システム」とは,水の温度差による顕熱を利用するシステムをいう.0℃の氷1kgが0℃の水1kgになるときに約80kcalの熱を必要とするが,水が1℃変化しても1kcalの熱しか必要とされない.そのため,「氷蓄熱システム」の方が,蓄熱容積を縮小することができる.ただし,氷蓄熱システムのほうが水を凍らせる必要があるため,より低温にすることが必要である.そのため,冷凍機の運転効率・冷凍能力は低下する.×20171省エネルギー蓄熱槽蓄熱式空調システムに関して,水蓄熱方式及び氷蓄熱方式については,蓄熱槽からの熱損失があるので,断熱と同時に適切な防水が必要である.水蓄熱方式及び氷蓄熱方式については,蓄熱槽の熱損失によってシステムの効率が下がる.熱損失は熱貫流と冷水が蓄熱槽から漏れることにより起こるため,断熱と同時に防水にも配慮する必要がある.○01134省エネルギー20175省エネルギー蓄熱槽蓄熱槽水蓄熱槽の性能を十分に発揮させるために,槽内の高温水と低温水とを可能な限り分離させた.蓄熱式空調システムに関して,水蓄熱槽の空調利用(冷水又は温水の汲み上げによる放熱)に際して,変流量制御を行うことは,蓄熱槽の温度差の確保と省エネルギーに効果がある.水蓄熱槽の性能を十分に発揮させるためには,往きと還りの温度差を○大きくとる事が有効であり,そのためには変流量方式を採用し,槽内の高温水と低温水とを可能な限り分離させ,温度差を大きくする事(有効蓄熱量を大きくする事)が望ましい.変流量(VWV)制御は,負荷の増減に伴い冷温水の流量を変える制御○方式であり,一般に,ポンプ動力を低減することができる.また,これを蓄熱式空調システムに導入した場合,冷房時に空調負荷が減少しても,常に還水温度は高く保たれて水槽に戻るため,槽内の温度分布が一定で,冷凍機は全負荷運転の安定した状態となり,蓄熱槽の温度差の確保と省エネルギーに効果がある.5/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27121省エネルギー蓄熱槽×空調用水蓄熱槽の利用温度差を確保するためには,変流量制御より定流量制御のほうが望ましい.変流量(VWV)制御は,負荷の増減に伴い冷温水の流量を変える制御方式であり,一般に,ポンプ動力を低減することができる.また,これを蓄熱式空調システムに導入した場合,冷房時に空調負荷が減少しても,常に還水温度は高く保たれて水槽に戻るため,槽内の温度分布が一定で,冷凍機は全負荷運転の安定した状態となり,蓄熱槽の温度差の確保と省エネルギーに効果がある.03111省エネルギー02113省エネルギー蓄熱槽空調空調用水蓄熱槽の利用温度差を確保するために,熱交換器を通過する蓄熱槽からの水量を一定に制御した.水蓄熱槽の採用は,一般に,熱源を全負荷運転することによる高効率運転に加えて,冷水ポンプや冷却水に係る熱源補機も含めた熱源システムのエネルギー効率を高めることができる.変流量(VWV)制御は,負荷の増減に伴い冷温水の流量を変える制御×方式であり,一般に,ポンプ動力を低減することができる.また,これを蓄熱式空調システムに導入した場合,冷房時に空調負荷が減少しても,常に還水温度は高く保たれて水槽に戻るため,槽内の温度分布が一定で,冷凍機は全負荷運転の安定した状態となり,蓄熱槽の温度差の確保と省エネルギーに効果がある(負荷に応じて循環流量を制御する変流量制御が基本).よって誤り.全負荷運転とは,熱源機器を定格動力のもとに出し得る最大出力(全○負荷)の能力で運転させることであり,蓄熱式空調システムの熱源機器は,常に全負荷運転を行い,熱量合計は,その運転時間によって調整される.水蓄熱槽を採用する事で,熱源を全負荷運転することによる高効率運転に加えて,冷水ポンプや冷却水に係る熱源補機も含めた熱源システムのエネルギー効率を高めることができる.01194省エネルギー蓄熱槽空調用の蓄熱槽の水は,必要な措置が講じられている場合には,消防用水として使用することができる.空調用の蓄熱槽の水は,必要な措置が講じられている場合には,消防用水として使用することができる.○27122省エネルギー蓄熱槽蓄熱媒体には,水や氷の他にも土壌や建築物の躯体を用いることが可能である.蓄熱式空調システムの蓄熱媒体には,水や氷の他にも建築物の躯体や土壌等を用いることが可能である.これらは,コンクリートや地盤を蓄熱体とする顕熱蓄熱であり,熱容量が大きく,輻射効果による快適性も期待される.(この問題は,コード「20173」の類似問題です.)○24132省エネルギーヒートポンプ自然冷媒ヒートポンプ給湯機は,自然冷媒を用い,大気から熱を得て,高温の湯を貯湯して給湯する装置であり,一般に,電気温水器に比べてエネルギー効率が高い.「ヒートポンプ」とは,冷凍サイクルの仕組みにより,低温の物体から高温の物体へと熱を運ぶ仕組みをいう.電気ヒーターなどに比べ同じエネルギー量でも2~5倍の暖房能力を有する.○30192省エネルギーヒートポンプ温暖な地域において,大気中の熱エネルギーを利用するため,ヒートポンプ式給湯機を採用した.「ヒートポンプ」とは,冷凍サイクルの仕組みにより,低温の物体から高温の物体へと熱を運ぶ仕組みをいう.電気ヒーターなどに比べ同じエネルギー量でも2~5倍の暖房能力を有する.○07191省エネルギーヒートポンプヒートポンプ給湯機は,一般に,大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものであり,冷媒に二酸化炭素を利用したものがある.ヒートポンプ給湯機は,一般に,大気中の熱エネルギーを給湯の加熱○に利用するものであり,冷媒に二酸化炭素を利用したものがある.高効率で高温での給湯が可能で,環境負荷も小さい.(この問題は,コード「03193」の類似問題です.)04152省エネルギーヒートポンプ水熱源方式のヒートポンプ給湯システムは,下水道処理水,工場や大浴場の温排水等の未利用エネルギーを,熱源として利用することができる.地下水の温度は,一般に,夏期には外気の温度よりも低く,冬期には外気の温度よりも高いので,ヒートポンプの熱源に地下水を利用すると,外気を用いる場合に比べてエネルギー効率が高い.○24164省エネルギー25171省エネルギー太陽光発電太陽光発電太陽光発電システムのうち系統連系システムは,系統(商用電力)と連系して当該需要家への電力の安定供給を図るもので,蓄電池を蓄えることにより,停電時に非常用電源として使用可能な防災形システムもある.太陽光発電システムの構成要素の一つであるパワーコンディショナは,インバータ,系統連系保護装置及び蓄電池が組み合わされたものである.太陽光発電システムのうち系統連系システムは,系統(商用電力)と連○系して当該需要家への電力の安定供給を図るもので,蓄電池を蓄えることにより,停電時に非常用電源として使用可能な防災形システムもある.太陽光発電システムの構成要素の一つであるパワーコンディショナは,直流電力を交流電力に変換するためのインバータと,系統連系保護装置(発電機側にトラブルが発生した場合,系統連係する電力会社側に影響しないように設けた遮断装置)が組み合わされたものであり,蓄電池は含まれていない.×6/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30193電気設備太陽光発電×太陽光発電設備において,単結晶シリコン太陽電池モジュールよりもエネルギー変換効率が高いアモルファスシリコン太陽電池モジュールを採用した.太陽電池は,太陽光を電気エネルギーに変換して発電するもので,「単結晶シリコン型」は,エネルギーの変換効率は高いが,原材料や製造コストの面から高価である.「多結晶シリコン型」は,端材のシリコンを集め大量生産しやすく比較的安価で,住宅用として多く採用されてきた.「アモルファスシリコン型」は,光を多く吸収し薄い膜厚でも発電できるが,エネルギーの変換効率は低い.近年,高効率な「単結晶シリコン太陽電池モジュール」がシェアを伸ばしている.22192省エネルギー太陽光発電電気設備における逆潮流とは,太陽光発太陽光発電や燃料電池などで発電した電力を,電力会社から受電す電や燃料電池による発電等の設備を有する電力と接続する技術を「系統連系」という.「逆潮流」とは,系統連系る需要家から商用電力系統へ向かう電力で電気系統を運用している場合,その余剰電力が需要家から商用電潮流のことである.力系統(電力会社線側)へ向かう電力潮流をいう.○28171省エネルギー太陽光発電逆潮流は,コージェネレーションシステム太陽光発電や燃料電池などで発電した電力を,電力会社から受電すや太陽光発電システム等で系統連系を行る電力と接続する技術を「系統連系」という.「逆潮流」とは,系統連系う場合に,需要家側から商用電力系統へで電気系統を運用している場合,その余剰電力が需要家から商用電向かう電力潮流のことである.力系統(電力会社線側)へ向かう電力潮流をいう.○02171省エネルギー02172省エネルギー太陽光発電太陽光発電太陽光発電システムの構成要素の一つであるパワーコンディショナには,インバータ,系統連系保護装置,制御装置等が組み込まれている.太陽光発電システムの構成要素の一つであるパワーコンディショナ○は,直流電力を交流電力に変換するためのインバータと,系統連系保護装置(発電機側にトラブルが発生した場合,系統連係する電力会社側に影響しないように設けた遮断装置)が組み合わされたものであり,蓄電池は含まれていない.(この問題は,コード「25171」の類似問題です.)太陽光発電システムに使用される配線は,アレイ(モジュール)からパワーコンディショナまでの交流配線とパワーコン太陽光発電システムでは,太陽光パネルで発電した直流電流をパワーコンディショナー(PVインバータ)へ送り,交流電流に変換して分電盤へ送る.よって,太陽光発電システムに使用される配線は,アレイ×ディショナから配電盤までの直流配線とが(モジュール)からパワーコンディショナまでの直流配線とパワーコンある.ディショナから配電盤までの交流配線とがある.07164電気設備太陽光発電太陽電池モジュールは,一部のセルに影太陽電池の結晶系モジュールでは,セルが直列に多数つながっておが当たると発電能力が低下するだけではり,直列の一部セルだけが影や汚れ等で電流を出せないと,そのセルなく,ホットスポットが生じるおそれがあり,は列を流れる電流に引きずられて逆方向の電圧が掛かることがある.その対策の一つとして,バイパスダイオーそれにより発電能力が低下するだけではなく,ホットスポット(局所発ドの設置がある.熱)が生じるおそれがあり,その対策の一つとして,そのセルを迂回して保護する「バイパスダイオード」の設置がある.○02173省エネルギー風力発電風力発電に用いられる風車は,一般に,風力発電に用いられる風車は,一般に,水平軸風車(回転軸が地面に水平軸風車(回転軸が地面に対して水平対して水平な風車)と垂直軸風車(回転軸が地面に対して垂直な風な風車)と垂直軸風車(回転軸が地面に車)に分類することができ,垂直軸風車は小型風車での採用例が多対して垂直な風車)に分類することがでい.き,垂直軸風車は小型風車での採用例が多い.○02174省エネルギー風力発電風力発電の系統連系において,DC(直風力発電の系統連系において,DC(直流)リンク方式は,AC(交流)リ流)リンク方式は,AC(交流)リンク方式にンク方式に比べて出力変動の影響を受けにくく,安定供給が可能な電比べて出力変動の影響を受けにくく,安定力として系統に連系できる.供給が可能な電力として系統に連系できる.○25173省エネルギー07174省エネルギー26201省エネルギー06202省エネルギー27204省エネルギー電力電力CASBEECASBEECASBEE鉛蓄電池等の電力貯蔵設備の主な用途・電力貯蔵システムは,電力需要の少ない夜間に電力を蓄積し,電力○目的は,負荷や受電電力の平準化,自然需要が集中する昼間に放電することで,昼夜の電力需要の平準化がエネルギー発電の平準化,停電時の非常可能なシステムである.CO2削減効果だけではなく,自然エネルギー発用電源,瞬時電圧低下や停電の補償等電の平準化,停電時の非常用電源,瞬時電圧低下や停電の補償等のである.目的がある.蓄電池は,非常用電源,停電補償,受電電力平準化,自然エネルギーによる発電電力平準化等に用いられる.CASBEEは,「建築物のライフサイクルを通じた評価」,「建築物の環境品質と環境負荷の両側面からの評価」及び「建築物の環境性効率BEEでの評価」という三つの理念に基づいて開発されたものである.蓄電池は,非常用電源,停電補償,受電電力平準化,自然エネル○ギーによる発電電力平準化(電力需要の昼夜や季節ごとの変動を小さくし,需要を均等化させること)等に用いられる.CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は,「建築物のライフサイク○ルを通じた評価」,「建築物の環境品質(Q)と環境負荷(L)の両側面からの評価」及び「建築物の環境性効率BEEでの評価」という三つの理念に基づいて開発されたものである.CASBEEは,建築物や街区,都市などに係わる環境性能を総合的に評価するためのツールである.CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は,建築物の環境性能を総合的に評価し,その結果を等級(S~Cランクの5段階)で表示するシステムであり,環境配慮はもとより,室内の快適性や街区,都市などの景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するためのツールである.○建築環境総合性能評価システム(CASBEE)における「BEE(BuiltEnvironmentEfficiency)」は,値が大きいほど建築物の環境性能が高いと判断される.CASBEE(建築環境総合性能評価システム)におけるBEE(Building○EnvironmentalEfficiency)とは,Q(建築物の環境品質・性能)を分子として,L(建築物の外部環境負荷)を分母とすることにより算出される指標である.7/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01204省エネルギーCASBEE×CASBEEの評価においては,BEEの値が小さいほど建築物の環境性能が高いと判断される.CASBEEにおけるBEE(BuildingEnvironmentalEfficiency)とは,Q(建築物の環境品質・性能)を分子として,L(建築物の外部環境負荷)を分母とすることにより算出される指標であり,BEEの値が大きいほど建築物の環境性能が高いと判断される.18184省エネルギーCASBEE「CASBEE-新築」の評価項目には,建築物の環境品質・性能として「室内環境,サービス性能,室外環境(敷地内)」があり,建築物の環境負荷低減性として「エネルギー,資源・マテリアル,敷地外環境」がある.「CASBEE-新築」の評価項目には,建築物の環境品質・性能として「室内環境,サービス性能,室外環境(敷地内)」があり,建築物の環境負荷低減性として「エネルギー,資源・マテリアル,敷地外環境」がある.○21202省エネルギーCASBEECASBEEは,建築物の総合的な環境性能を評価するためのツールであり,新築の建築物だけではなく,既存建築物の現状や改修前後の環境性能の変化も評価することができる.「CASBEE-既存」は,資産評価にも活用できるものとして開発された既存建築ストックを対象とする評価ツールで,竣工後1年以上の運用実績に基づき評価する.「CASBEE-改修」は,今後重要性が増すESCO事業やストック改修への利用も視野に入れており,建物の運用や改修設計に対する提案等に活用できるツールである.○29202省エネルギーその他「CASBEE-建築(新築)」における評価は,「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除した数値で判定される.「CASBEE-建築(新築)」における評価には,「建築物の環境性効率(BEE)」等がある.「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除した数値は「BEI」であり,建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で用いられる.×30201省エネルギー02202省エネルギー06203省エネルギー27203省エネルギーCASBEECASBEECASBEEBELS日本における建築物の総合環境性能評価システムとしてはCASBEEがあり,他国においてはBREEAM(英国),LEED(米国)等がある.「BREEAM(Building.ResearchEstablishmentEnvironmental○AssessmentMethod)」及び「LEED(LeadershipinEnergyandEnvironmentDesign)」は,それぞれイギリス及びアメリカで提唱された周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり,それらに相当する日本独自の環境性能評価手法として「CASBEE」が開発された.(この問題は,コード「19233」の類似問題です.)LEED(LeadershipinEnergy&LEED(LeadershipinEnergy&EnvironmentalDesign)は,建築物や敷EnvironmentalDesign)は,建築物や敷地地等に関する環境性能評価システムの一つであり,取得したポイント等に関する環境性能評価システムの一つ段階の認証レベルが決まる.アメリカで提唱された周であり,取得したポイントの合計によって4辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり,それ段階の認証レベルが決まる.らに相当する日本独自の環境性能評価手法として「CASBEE」が開発された.LEEDは,人の健康やウェルネスに着目した,建築物や街区の環境性能評価システムである.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)における「BEI(BuildingEnergyIndex)」は,値が小さいほど建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.LEED(LeadershipinEnergy&EnvironmentalDesign)は,建築物や敷地等に関する環境性能評価システムの一つであり,取得したポイントの合計によって4段階の認証レベルが決まる.アメリカで提唱された周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり,それらに相当する日本独自の環境性能評価手法として「CASBEE」が開発された.問題文は「WELL認証(WELLBuildingStandard)」の記述のため誤り.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は,新築・既存の別を問わ○ず,全ての建築物を対象とした省エネルギー性能等に関する評価・表示を行う制度で,その評価ランクは,「BEI(BuildingEnergyIndex)」の値が小さいほど(星の数が多いほど)建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.○×05202省エネルギー29203省エネルギー03201省エネルギー06201省エネルギーBELSBELSBELSBELS建築物の省エネルギー基準における一次エネルギー消費性能の評価指標BEIは,「評価建築物の省エネルギー量の合計」を「評価建築物の基準となる一次エネルギー消費量」で除した値と定義されている.「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」は,第三者評価機関が建築物の省エネルギー性能を評価し認証する制度で,性能に応じて星の数等で表示される.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の評価のマークは,BEIの値が大きいほど星の数が増える.BELSは,新築及び既存建築物を対象として,エネルギー消費性能を第三者評価機関が評価し認証する制度である.建築物の省エネルギー基準における一次エネルギー消費性能の評価指標BEIは,「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除したもので,その値が小さいほど省エネルギー性能が高いと判断される.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で用いられる.よって誤り.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は,新築及び既存建築物を○対象として,エネルギー消費性能を第三者評価機関が評価し認証する制度であり,その評価ランクは,「再エネ設備がない住宅」は5段階(星),「再エネ設備がある住宅・非住宅」は7段階(星の最大)で,「BEI(BuildingEnergyIndex)」の値が小さいほど(星の数が多いほど)建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は,新築及び既存建築物を×対象として,エネルギー消費性能を第三者評価機関が評価し認証する制度であり,その評価ランクは,「再エネ設備がない住宅」は5段階(星),「再エネ設備がある住宅・非住宅」は7段階(星の最大)で,「BEI(BuildingEnergyIndex)」の値が小さいほど(星の数が多いほど)建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は,新築及び既存建築物を○対象として,エネルギー消費性能を第三者評価機関が評価し認証する制度であり,その評価ランクは,「再エネ設備がない住宅」は5段階(星),「再エネ設備がある住宅・非住宅」は7段階(星の最大)で,「BEI(BuildingEnergyIndex)」の値が小さいほど(星の数が多いほど)建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.×8/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02201省エネルギーその他○建築物の「eマーク(省エネ基準適合認定マーク)」は,建築物が建築物の省エネルギー基準に適合していることについて,所管行政庁から認定を受けたことを示すものである.「eマーク(省エネ基準適合認定マーク)」は,主に,既存の建築物が建築物エネルギー消費性能基準に適合していることについて,所管行政庁から認定を受けたことを示すものである.(この問題は,コード「29204」の類似問題です.)03202省エネルギー用語「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」に基づく新築住宅の省エネルギー基準では,原則として,外皮平均熱貫流率(UA値)や冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)を地域の区分に応じた基準値以下となること等が求められる.外皮平均熱貫流率(UA値)は,住宅の内部から床,外壁,屋根(天井)○や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値(熱損失の合計を外皮面積で除した値)であり,値が小さいほど熱が逃げにくく,省エネルギー性能が高い事を示す.また,冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)は,窓から直接侵入する日射による熱と,窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した,冷房期の指標であり,値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく,冷房効果が高い事を示す.いずれも,「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」に基づく新築住宅の省エネルギー基準では,原則として,地域の区分に応じた基準値以下となること等が求められる.18185省エネルギーLow-EガラスLow-Eガラスを用いる複層ガラスは,低放射膜をコーティングした面が複層ガラスの中空層の室内側に位置するように設置することにより断熱性能を高めるものである.「低放射率ガラス(Low-Eガラス)」とは,通常のガラスの放射率0.85に対して,Low-Eガラスは,放射率0.1以下のガラスをいう.放射率が低いほど室内の暖房エネルギーを反射し,断熱性を向上させる.尚,低放射膜をコーティングした面が複層ガラスの中空層の室内側に位置するように設置することにより,断熱性能を高めることができる.○23101省エネルギーLow-EガラスLow-Eガラスは,日射の短波長域の反射Low-E(LowEmissivity:低放射率)ガラスは,ガラス表面の酸化スズや率を高めたガラスであり,冷房負荷を低減銀の薄膜によって,日射の長波長域(赤外線領域)の反射率を高め,させる効果がある.ガラス面からの再放射を遮断し,断熱性能を向上させることにより,冷房負荷を低減させる効果がある.問題文は「短波長域(紫外線領域)」とあるため誤り.×19142省エネルギーLow-Eガラス耐風圧性能の優れた複層ガラスとするために,ガラス表面に金属膜をコーティングしたLow-Eガラスを採用した.「低放射率ガラス(Low-Eガラス)」とは,通常のガラスの放射率0.85に対して,Low-Eガラスは,放射率0.1以下のガラスをいう.放射率が低いほど室内の暖房エネルギーを反射し,断熱性を向上させる.尚,低放射膜をコーティングした面が複層ガラスの中空層の室内側に位置するように設置することにより,断熱性能を高めることができるが,耐風性能の向上は期待できない.×23202省エネルギー省エネルギー計画建築・設備の省エネルギー計画の基本建築・設備の省エネルギー計画の基本は,第一に建築的手法によりは,第一に建築的手法により熱負荷の軽熱負荷の軽減や自然を活用すること(自然エネルギーのパッシブ活減や自然を活用すること,第二に性能の用),第二に性能の高い設備を構築し,適正に運転・管理することであ高い設備を構築し,適正に運転・管理するる.ことである.○28201省エネルギー再生可能エネルギー再生可能エネルギーは,自然界に存在し再生可能エネルギー源とは,自然環境から取り出すことができ,一度繰り返し再生利用できるエネルギーのこと利用しても再生可能で枯渇しないエネルギー資源をいい,太陽光,風であり,そのエネルギー源としては,太陽力,水力,バイオマス,地熱等がある.再生可能エネルギーの導入拡光,風力,水力,地熱,バイオマス等があ大は,地球温暖化対策,エネルギー自給率向上,エネルギー源多様る.化,環境関連産業育成等の観点から,より一層重要となっている.(この問題は,コード「23204」の類似問題です.)○25204省エネルギーエネルギー消費量日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは,建築物における一次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面的利用,オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し,年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である.日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは,建築物における一次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面的利用,オンサイト(敷地内)での再生可能エネルギーの活用等により削減し,年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である.○04201省エネルギー05201省エネルギーエネルギー消費量エネルギー消費量ZEBの定義には,「ZEB」,「NearlyZEB」,「ZEBReady」及び「ZEBOriented」がある.我が国における「ZEBReady」は,再生可能エネルギーによる削減分を除いて,基準となる一次エネルギー消費量から50%以上の省エネルギー化を達成した建築物と定義されている.ZEBの定義には,①.ZEB(年間の一次エネルギー消費量を省エネ+創エネで0%以下まで削減),②.NearlyZEB(省エネ+創エネで25%以下まで削減),③.ZEBReady(省エネで50%以下まで削減),④.ZEBOriented(延べ面積が10,000㎡以上の建物で,用途毎に規定の削減量を達成)がある.ZEBの定義には,①.ZEB(年間の一次エネルギー消費量を省エネ+創エネで0%以下まで削減),②.NearlyZEB(省エネ+創エネで25%以下まで削減),③.ZEBReady(省エネで50%以下まで削減),④.ZEBOriented(延べ面積が10,000㎡以上の建物で,用途毎に規定の削減量を達成)がある.よって正しい.○○04202省エネルギーエネルギー消費量ZEBを実現するための省エネルギー技術集熱器,ヒートポンプ等により太陽熱を積極的に利用するシステムを×のうち,搬送機器のインバータ制御やLED「アクティブソーラーシステム」という.「パッシブソーラーシステム」と照明はパッシブ技術に含まれる.は,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用いずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,積極的に太陽熱を利用しようとするシステムである.ZEBを実現するための省エネルギー技術のうち,搬照明は「アクティブ技術」に含まれる.よって誤り.9/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04203省エネル○ギーエネルギー消費量ZEBは,既存の建築物であっても,建築物の改修時に,外皮の断熱強化,設備の高効率化等を行うことによって実現可能である.ZEBは,既存の建築物であっても,建築物の改修時に,外皮の断熱強化,設備の高効率化等を行うことによって実現可能である.新築に比べて導入可能な技術には限りがある既存建築物での改修においては,汎用技術の組み合わせによってZEB化が実現されているケースも多く存在しており,必ずしも最先端の技術の導入が必要とは限らない.尚,省エネで50%の削減の「ZEBReady」の水準を目指す場合には,太陽光発電の導入については,必ずしも必要はない.04204省エネルギーエネルギー消費量ZEBを実現するためには,エネルギー消費量の削減が必須であり,再生可能エネルギーの導入のみでは不十分である.日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは,建築物におけ○る一次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面的利用,オンサイト(敷地内)での再生可能エネルギーの活用等により削減し,年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である.ZEBを実現するためには,エネルギー消費量の削減が必須であり,再生可能エネルギーの導入のみでは不十分と言える.29201省エネルギーエネルギー消費量「ZEH(NetZeroEnergyHouse)」は,快適な室内環境を保ちながら,一年間で消費する住宅の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅のことをいう.「ZEH(NetZeroEnergyHouse)」は,快適な室内環境を保ちながら,一年間で消費する住宅の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅のことをいう.○07202省エネルギー30203省エネルギー27201省エネルギーエネルギー消費量エネルギー消費量エネルギー消費量「ZEH」は,高い断熱性能を有する外皮及び高効率な省エネルギー設備を備え,再生可能エネルギー等により年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ又はマイナスとなる住宅である.「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」に基づく省エネルギー基準の適否の判断に用いられるエネルギー消費量は,電力,ガス,石油等の二次エネルギーの消費量である.建築物の二次エネルギー消費量を一次エネルギー消費量に換算して同じ単位で比べた場合,二次エネルギー消費量は一次エネルギー消費量よりも大きくなる.「ZEH(NetZeroEnergyHouse)」は,高い断熱性能を有する外皮及び○高効率な省エネルギー設備を備え,再生可能エネルギー等により年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ又はマイナスとなる住宅である.ほかに「NearlyZEH」「ZEHOriented」「ZEH-M(集合ZEH)」がある.(この問題は,コード「29201」の類似問題です.)「一次エネルギー」とは,化石燃料によるエネルギーや太陽光・水力な×どの自然エネルギーをいい,「二次エネルギー」とは,それらを加工・変換して得られる電力,都市ガス等のをいう.建物で消費する二次エネルギーを一次エネルギーに換算して求めた値を「一次エネルギー消費量」といい,「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」に基づく省エネルギー基準の適否の判断には,一次エネルギー消費量が用いられる.エネルギーの消費量は,直接的には二次エネルギーで測定されるが,電力の発生や都市ガスの製造にあたり一次エネルギーのロスが発生するため,これを勘案し,二次エネルギーの消費量をそれに必要な一次エネルギー量に換算しなければならない.よって,建築物の二次エネルギー消費量を一次エネルギー消費量に換算して同じ単位で比べた場合,二次エネルギー消費量は一次エネルギー消費量よりも小さくなる.×21201省エネルギー26204省エネルギーエネルギー消費量エネルギー消費量近年の日本全体のCO2排出量における建築関連の排出割合は,約1/3であり,この中で「建築物の建設にかかわるもの」と「運用時のエネルギーにかかわるもの」との割合は,約1/2ずつとなっている.近年の日本全体のCO2排出量における建築関連の排出割合は,約1/3程度であり,この中で「運用時のエネルギーにかかわるもの」の割合は2/3で,「建築物の建設時にかかわるもの」より,大きな割合を占めている.近年の日本全体の建築関連のCO2排出2排出量における建築関連の排出割合は,約量において,「建築物の建設にかかわるも1/3程度であり,この中で「運用時のエネルギーにかかわるもの」の割の」と「運用時のエネルギーにかかわるも/3で,「建築物の建設時にかかわるもの」より,大きな割合を占の」との排出割合は,ほぼ同じである.めている.××02204省エネルギー21113省エネルギー21123省エネルギーその他エネルギー消費量エネルギー消費量一般的な事務所ビルのライフサイクルCO2においては,「運用段階のCO2排出量の占める割合」より「設計・建設段階及び廃棄段階のCO2排出量の占める割合」のほうが大きい.一般的な事務所ビルのライフサイクルCO2の70%以上は建物が竣工し×た後に排出される.一般に,建設時,運用時,修繕時,更新時,廃棄時に分類され,運用段階のエネルギー消費によるCO2は,50%以上となるケースもある(建設時と廃棄時を併せても30%程度).よって誤り.(この問題は,コード「25202」の類似問題です.)一般の事務所ビルにおいて,窓,壁,屋冷房用エネルギー消費量のうち,主な冷房負荷には,「高温の外気に%減少さよる熱や侵入する日射熱(外部負荷)」と「室内で人,照明,OA機器なせると,冷房用エネルギー消費量を50%減どからの発熱(内部負荷)」がある.一般の事務所ビルにおいて,窓,少させることができる.壁,屋根等の構造体からの熱負荷(外部負荷)を50%減少させても,内部負荷について考慮しない場合,冷房用エネルギー消費量が50%減少することはできない.窓から流入する日射熱量を50%減少させると,一般に,夏期における窓からの最大%減少させることができる.夏期における窓からの冷房負荷の影響を及ぼす熱は「窓から侵入する日射熱」と「窓から伝わる熱貫流による外気の熱」に分けられる.窓%減少させても,窓からの最大冷房負荷を50%減少させることにはならない.××21203省エネルギーエネルギー消費量事務所ビルにおける年間の一次エネルギー消費量のうち,照明・コンセント用のエネルギーは全体の約1/3である.「一次エネルギー」とは,建物で消費するエネルギーを石炭や石油な○どの化石熱料レベルに換算して求めた値をいう.東京に立地する一般的な事務所ビルの一次エネルギー消費量は,熱源や搬送等の空調用%,照明・コンセント用が30%,その他が20%程度となる.10/11ページ

05.「省エネルギー」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22193省エネル○ギーエネルギー消費量事務所における年間一次エネルギー消費量のうち,空調・換気用のエネルギーは,一般に,全体の40~50%程度である.「一次エネルギー」とは,建物で消費するエネルギーを石炭や石油などの化石熱料レベルに換算して求めた値をいう.東京に立地する一般的な事務所ビルの一次エネルギー消費量は,熱源や搬送等の空調用が50%,照明・コンセント用が30%,その他が20%程度となる.22203省エネルギー22204省エネルギー07203省エネルギー07204省エネルギーその他その他その他その他パッシブソーラーシステムに用いる開口部には,高い日射透過率と断熱性が求められ,一般に,南面に開口面積が大きいほど集熱効果が高い.パッシブソーラーシステムは,専用の装置や動力をできるだけ使用し○ない太陽熱利用の方式である.パッシブソーラーシステムに用いる開口部には,日射熱を取り込みやすく逃しにくい,高い日射透過率と断熱性が求められる.また,一般に,南面に開口面積が大きいほど集熱効果が高く,その床面に熱容量の大きな材料を使用又は蓄熱できる仕組みとすることが有効である.ヒートポンプ式家庭用給湯機のエネルヒートポンプ式家庭用給湯機(エコキュート)のエネルギー利用効率○ギー利用効率は,貯湯槽の容量や選択しは,貯湯槽の容量や選択した制御モード(沸き上げの温度・量・タイミンた制御モード(沸き上げの温度・量・タイミグを制御)の影響を受ける.ングを制御)の影響を受ける.「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「一次エネルギー消費量等級」の「等級4」は,○規定される「一次エネルギー消費量等級」「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」の住宅の省の「等級4」は,「建築物のエネルギー消費エネルギー基準における基準値相当の省エネルギー性能であることを性能の向上等に関する法律」の住宅の省示し,等級が大きいほど性能が高い(省エネ性が高い)ことを示す.エネルギー基準における基準値相当の省尚,「一次エネルギー消費量」とは,住宅が1年間に使用する冷暖房・エネルギー性能であることを示す.給湯・換気・照明等のエネルギーを一次エネルギー換算(電気・ガス・灯油等をそれぞれ係数変換)して合計した量である.「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」の住宅の省エネルギー基準における外皮性能基準では,外皮平均熱貫流率及び暖房期の平均日射熱取得率を地域区分別に規定された値以下とすることが求められる.冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)は,窓から直接侵入する日射による熱と,窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した,冷房期の指標であり,値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく,冷房効果が高い事を示す.問題文は「暖房期の平均日射熱取得率」とあるため誤り.×11/11ページ

I-5.省エネルギー(解説集)----------------------------------------------------------------建築設備は,人々の活動を日常的に支えるシステムです.これらを日常的に使うためには絶えずエネルギーを投入しなければならず,設備機器によっては人体や地球環境を汚染するものもあります.この項目では,建築設備において省エネルギーに配慮するためにどのようなコントロールが必要なのかについて学習します.----------------------------------------------------------------1.空調設備の省エネルギー1-1.全熱交換器の効果・排気空気と新鮮外気の熱交換・全熱交換器は,室内空気と外気を混合せずに顕熱と潜熱を移す(熱交換する)ことができる装置で,夏期及び冬期の冷暖房(外気)負荷の軽減に有効です.・全熱交換の効果は,必要外気量の多い建物ほど期待できます.これは,空気の汚染度が高いということであり,大量の空気の交換が必要であるからです.室温と外気の温度差が大きい状況で外気をそのまま導入した場合,それまで暖めて(冷やして)いた室温を下げて(上げて)しまうことは,省エネ上も良いとは言えません.・室内負荷が変わらない場合,空調機の外気取入れに全熱交換器を使用することにより,空調機にかかる負荷は減りますが,吹出し温度差(空調機から出る温度と室内温度の差)は変わらないため,空調機の送風量は一定となります.・空調や換気設備では,室内の排気から熱や水蒸気を吸収して取り入れ外気に移し替えることにより,外気負荷を低減する全熱交換器が省エネルギーに効果的です.231112713302134必要外気量が多い=空気の汚染度が高い・中間期等の外気冷房が効果的な状況について,一般にバイパスを設けて熱交換を行わないほうが省エネルギー上有効です.30113・全熱交換器を病院などに採用する場合,外気に浮遊細菌が含まれている可能性があるので,高性能フィルターを全熱交換器の給気側に設けます.25121I5.省エネルギー-1

1-2.外気冷房データセンター等)では,冬季や中間期にも冷房を行うことが多い.外気冷房は,外気の熱エネルギーが室内より低い場合に外気を導入して室内を冷却するシステムです.・外気冷房を用いた場合,冷却に必要なエネルギーは削減できますが,冬期の外気は絶対湿度が低い為,加湿が必要になります.それに伴う必要エネルギーは増加します.・データセンターの空調負荷の特徴として,外皮負荷や外気負荷より室内で発生する顕熱負荷のほうが大きい傾向にあります.計画地の気象条件が適していれば外気冷房や冷却塔フリークーリング等が効果的な省エネルギー手法となります.1-3.冷却塔フリークーリング2812128122041142812323122・冷却塔フリークーリングとは,冬期・中間期等で外気温が低く,冷却塔の冷却水を冷水に転用し,熱源機(冷凍機)を運転せずに冷水を作る省エネルギー手法です.021221-4.ナイトパージ方式(夜間外気導入方式)・ナイトパージは,夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替えることで外気(冷気)を駆体等に蓄冷する事により翌朝のスタート時の冷房負荷を低減する方式です.02121071341-5.デシカント空調・デシカント空調は,除湿剤等を用いることにより潜熱を効率よく除去することが可能です.潜熱と顕熱を分離処理する空調システムに利用することが出来ます.外気空調機301310212307111・従来の冷却除湿空調のように過冷却した空気を適湿に調整するための再加熱を行う再加熱コイルを設置する場合は,再加熱分のエネルギー消費量が多くなります.04124I5.省エネルギー-2

1-6.ウォーミングアップ制御予冷)時は,在室者による空気汚染がないため,外気取り入れを停止し,外気ダンパーを全閉し空調機の還気ダンパーを全開にする制御等を行い,空調の立ち上がり時間を短縮する方法です.26131011232.蓄熱システム2-1.蓄熱の目的夜間などの空調負荷の小さい時間帯に蓄熱槽に冷水や氷によって蓄熱(蓄冷)し,それを負荷の大きな時間帯(ピーク時)に取り出して使用する方式です.・ピーク時の負荷の一部をオフピーク時に振り替えることで,負荷を平滑化(電力需要を平準化)することができるため熱源装置容量を小さくすることができます.0412130133・蓄熱槽を利用した空調方式では,冷房負荷が小さくなる中間期の冷房でも冷水や氷を作る際には100%運転ができるため,成績係数を高く維持することが出来ます.冷房負荷が小さい=出力を下げて運転する→低負荷運転(エネルギー利用効率が低い)冷房負荷が大きい=定格出力で運転する→高負荷運転(エネルギー利用効率が高い)I5.省エネルギー-3


1234No.06消防・消火設備56789101112131415

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28184消防・消火設備スプリンクラー○開放型スプリンクラーヘッドは,天井が高く種々の可燃物がある舞台部等に用いる.開放型のスプリンクラー設備は,開放型のスプリンクラーヘッドを用いる設備で,防火対象物の区画ごとに一斉開放弁が設けられる.加圧給水装置から一斉開放弁の一時側までの配管は閉鎖型と同じように加圧送水装置の圧力で充水加圧されており,火災の際に一斉開放弁を開くことによりヘッドから散水するものである.感知用ヘッドまたは感知器と連動して一斉開放弁を開かせる自動式と,起動弁の手動操作により一斉開放弁を開かせる手動式がある.舞台部などに用いられる.c1/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07181消防・消火設備スプリンクラー○開放型スプリンクラー設備は,火災の際,一斉開放弁を開くことにより,放水区域内の全てのスプリンクラーヘッドから散水する設備である.開放型のスプリンクラー設備は,開放型のスプリンクラーヘッドを用いる設備で,防火対象物の区画ごとに一斉開放弁が設けられる.加圧給水装置から一斉開放弁の一時側までの配管は閉鎖型と同じように加圧送水装置の圧力で充水加圧されており,火災の際に一斉開放弁を開くことによりヘッドから散水するものである.感知用ヘッドまたは感知器と連動して一斉開放弁を開かせる自動式と,起動弁の手動操作により一斉開放弁を開かせる手動式がある.舞台部などに用いられる.26181消防・消火設備スプリンクラー予作動式の閉鎖型スプリンクラー設備は,非火災時の誤放水を避けるため,衝撃等でスプリンクラーヘッドが損傷しても散水を抑える構造となっている.予作動式スプリンクラーとは,流水検知装置(アラーム弁)の二次側に○圧縮空気,一次側に水が満たされており,火災報知機などの作動で流水検知装置が開き,火炎によるスプリンクラーヘッドの感熱開放により作動する仕組みとなっており,両方が作動しなければ放水しない方式である.誤作動により大きな被害が発生するコンピューター室などに設置される.06181消防・消火設備04182消防・消火設備スプリンクラースプリンクラー閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は,予作動弁からヘッドまで圧縮空気を充塡しておき,火災感知器と連動して放水する方式であり,損傷等による水損事故を防止する目的で開発されたものである.スプリンクラー設備の設置が必要なホテルにおいて,床面から天井面までの高さが12mのロビーに,放水型ヘッドを使用したスプリンクラー設備を設置した.予作動式スプリンクラーとは,流水検知装置(アラーム弁)の二次側に○圧縮空気,一次側に水が満たされており,火災報知機などの作動で流水検知装置が開き,火炎によるスプリンクラーヘッドの感熱開放により作動する仕組みとなっており,両方が作動しなければ放水しない方式である.誤作動により大きな被害が発生するコンピューター室などに設置される.スプリンクラー設備の放水型ヘッドは,感知部で火災位置を探査・確定し,放水部を火災火源方向に自動指向して放水する仕組みとなっており,アトリウムや体育館など主に高い天井や開放された広い空間で採用される.(この問題は,コード「22172」「29181」の類似問題です.)○28183消防・消火設備スプリンクラー補助散水栓は,屋内消火栓のうち2号消火栓(広範囲型を除く.)と同等の放水量を有し,スプリンクラー設備へ配管接続する.補助散水栓は,スプリンクラー設備に付置し,スプリンクラーヘッドの未警戒部分における屋内消火栓設備の代替として設置できる機器であり,一般的な2号消火栓と同等の性能・機能を有する.○02182消防・消火設備スプリンクラースプリンクラー設備において,スプリンクラーヘッドが設けられていない部分に設ける補助散水栓については,階ごとに,その階の各部分からホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設置した.スプリンクラー設備には,スプリンクラーヘッドが設けられていない部○分を有効に消火するために,所定の補助散水栓を設けることができる.この場合,ホース接続口からの水平距離が15m以内となるように設置する.29182消防・消火設備03181消防・消火設備03184消防・消火設備スプリンクラースプリンクラースプリンクラースプリンクラー設備の設置が必要な店舗において,スプリンクラーヘッドが設けられていない部分に,補助散水栓をホース接続口からの水平距離が25m以内となるように設置した.消火薬剤の放射により消火するパッケージ型自動消火設備を,スプリンクラー設備の代替設備として延べ面積1,500㎡の特別養護老人ホームに設置した.スプリンクラー設備には,スプリンクラーヘッドが設けられていない部×分を有効に消火するために,所定の補助散水栓を設けることができる.この場合,ホース接続口からの水平距離が15m以内となるように設置する.パッケージ型自動消火設備は,火災により生ずる熱・煙等を感知し,自動的に消火剤を圧力により放射して消火を行う固定した消火設備であり,新たにスプリンクラー設備の設置義務が生じた既存の病院や社会福祉施設に,スプリンクラー設備の代替設備として設置する事が可能である.よって正しい.消防用水を,屋内消火栓設備やスプリン消防用水は,消防隊が消火活動上の水利を得るためのもので,防火×クラー設備等の初期消火設備のための専水槽,プール,池等,常時規定水量以上の水量が得られるものをい用水源として設置した.う.屋内消火栓設備やスプリンクラー設備等の初期消火設備のための専用水源は,それとは別に確保する必要があるため誤り.○30181消防・消火設備その他閉鎖型スプリンクラーヘッドの種別について,感度種別が1種で,かつ,有効散水半閉鎖型スプリンクラーヘッドの「感度種別」は,2種より1種の方が「温度が低く,速度が遅い気流」でも作動し,また「有効散水半径」は,2.6m以○径が2.6m以上であるものは「高感度型」に以上の2種類がある.「感度種別が1種で,かつ,有効散水半分類される.径が2.6m以上であるもの」は「高感度型」に分類されている.06184消防・消火設備屋内消火栓屋内消火栓設備は,初期消火を目的とした消火設備であり,病院やホテルに設置する場合,一般に,1号消火栓を採用する.1号消火栓は放水量が130L/min以上,警戒区域半径が25m以下なのに対し,2号消火栓は60L/min以上,警戒区域半径が15m以下であるため,2号消火栓は1号消火栓より必要設置個数は増えるが,1人でも容易に操作することができる.社会福祉施設,病院,ホテルに設置する屋内消火栓設備については,一般に,2号消火栓が採用される.(この問題は,コード「22173」の類似問題です.)×21183消防・消火設備屋内消火栓屋内消火栓設備における2号消火栓の警「消防法施行令第11条及同省令第12条」により,警戒区域半径は1号戒区域は,原則として,半径15m以内であ,2号消火栓で15mとされている.る.○02181消防・消火設備屋内消火栓屋内消火栓設備において,1号消火栓に「消防法施行令第11条及同省令第12条」により,警戒区域半径は1号ついては,階ごとに,その階の各部分から,2号消火栓で15mとされている.消火栓のホース接続口までの水平距離以下となるように設置した.○2/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05181消防・消火○設備自火報炎感知器は,天井が高い空間のように,熱や煙が天井面に到達する以前に分散し,火災検出が困難な場所において使用される.自動火災報知設備の「炎感知器」は,天井高さが20m以上の空間など,熱や煙が天井面に到達する以前に分散し,火災検出が困難な場所において,赤外線や紫外線を検知する機能を有している.05182消防・消火設備05183消防・消火設備05184消防・消火設備28182消防・消火設備23183消防・消火設備30182消防・消火設備自火報自火報自火報感知器感知器感知器P型受信機は,R型受信機と異なり,固有信号による伝送方式であるので信号線を少なくすることができる.地区音響装置における区分鳴動方式とは,火災時に一斉に鳴動させることでパニックを発生させないように,階の区分ごとに限定して鳴動させる方式のことである.自動火災報知設備の「P型受信機」は,警戒区域の数に対応した幹線×の配線本数が必要となるが,「R型受信機」は,共通の信号として中継器に送られ,信号変換した後,固有の信号として受信するため,P型受信機よりも少ない配線数で多くの情報を通信する事ができる.よって誤り.「地区音響装置」は,自動火災報知設備の受信機又は中継器からの○信号を受け,音響又は音声により火災の発生を知らせるものであり,「区分鳴動方式」は,火災時に一斉に鳴動させることでパニックを発生させないように,火災を検知した階と直上階を対象にして地区音響装置を作動させるなど,報知するエリアを区分して鳴動させる方式で,主に高層ビルや大規模の建築物で採用される.尚,「一斉鳴動方式」は,火災時に,地区音響装置を全フロア同時に鳴動させる方式で,主に小規模の建築物で採用される.よって正しい.予備電源が内蔵されていない受信機と非常電源間の配線には,火災時に異常なく予備電源が内蔵されていない受信機と非常電源間の配線には,火災時に異常なく動作させるために,耐火配線(30分間で840℃に達する火○動作させるために,耐火配線を使用する.災温度曲線で加熱されても耐える性能を持ち,非常電源の回路等に使用を認められた電線)を使用する.差動式熱感知器は,周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する感知器である.差動式感知器は,周囲が一定温度以上になると作動する機器であり,厨房,ボイラー室,サウナ室等に設置される.「定温式」の熱感知器は,火災の熱により一定温度以上になると作動するもので,スポット型と感知線型があり,使用時に高温,煙の発生する厨房,ボイラー室,サウナ室等に設置される.「差動式」の熱感知器は,火災の熱により一定の温度上昇率以上になると作動するもので,スポット型と分布型があり,温度変化の少ない事務室,会議室,客室に設置される.「定温式」の熱感知器は,火災の熱により一定温度以上になると作動するもので,スポット型と感知線型があり,使用時に高温,煙の発生する厨房,ボイラー室,サウナ室等に設置される.「差動式」の熱感知器は,火災の熱により一定の温度上昇率以上になると作動するもので,スポット型と分布型があり,温度変化の少ない事務室,会議室,客室に設置される.自動火災報知設備において,差動式熱感火災の熱により一定温度以上になると作動知器は,一般に,厨房,ボイラー室又はサするもので,スポット型と感知線型があり,使用時に高温,煙の発生すウナ室に設置する.る厨房,ボイラー室,サウナ室等に設置される.「差動式」の熱感知器は,火災の熱により一定の温度上昇率以上になると作動するもので,スポット型と分布型があり,温度変化の少ない事務室,会議室,客室に設置される.(この問題は,コード「25183」の類似問題です.)×××04183消防・消火設備ガス漏れ警報器プロパンガスを使用する厨房において,ガス漏れ警報器の検知部を,燃焼機器から検知部までの水平距離が8m以内,かつ,天井面から検知部下端までの高さが0.3m以内となるように設置した.ガス漏れ警報器は,水・油・電磁波などの影響を受けず,通電表示灯×が容易に確認でき,警報音が聞き取りやすい位置で,かつ,ガスの空気に対する比重が1より小さい場合には,燃焼器から水平距離8m以内で,天井面などの下方0.3m以内の位置に,ガスの空気に対する比重が1より大きい場合には,燃焼器から水平距離4m以内で,床面から0.3m以内の位置に取り付ける.問題文の「プロパンガス」の比重は,約1.5で空気より重いため,検知部までの水平距離は4m以内で,床面か以内の位置に設置する.よって誤り.23182消防・消火設備屋外消火栓屋外消火栓設備は,1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され,消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.屋外消火栓設備は,1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され,消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.○26183消防・消火設備屋外消火栓屋外消火栓設備は,防火対象物の外部に設置され,建築物の1階及び2階部分で発生した火災の消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.屋外消火栓設備は,1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され,消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.○01183消防・消火設備屋外消火栓屋外消火栓設備は,防火対象物の外部屋外消火栓設備は,1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され,に設置され,建築物の1階部分及び2階部消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.(この問題は,分で発生した火災の消火や隣接する建築コード「26183」の類似問題です.)物への延焼防止を目的としている.○02183消防・消火設備屋外消火栓屋外消火栓設備については,建築物の各屋外消火栓設備については,建築物の各部分から屋外消火栓のホー部分から屋外消火栓のホース接続口まで以下となるように設置する.よって誤以下となるように設置しり.た.×25184消防・消火設備消火設備ドレンチャー設備は,外部等からの延焼を防止するため,ドレンチャーヘッドから放水し,水幕をつくる消火設備であり,重要文化財の神社や仏閣等に使用されている.ドレンチャー設備は,外部等からの延焼を防止するため,ドレンチャーヘッドから放水し,水幕をつくる消火設備であり,重要文化財の神社や仏閣等に使用されている.○3/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03183消防・消火設備消火設備○水幕を張ることにより外部等からの延焼を防止するドレンチャー設備を,重要文化財の神社に設置した.ドレンチャー設備は,外部等からの延焼を防止するため,ドレンチャーヘッドから放水し,水幕をつくる消火設備であり,重要文化財の神社や仏閣等に使用されている.06183消防・消火設備27182消防・消火設備消火設備消火設備泡消火設備は,液体燃料等の火災に対して有効な消火設備であり,駐車場,自動車整備場,指定可燃物の貯蔵所等への設置に適している.泡消火設備は,冷却効果によって消火する設備であり,発電機等の機械室に設置される.泡消火設備は燃焼面を泡で覆い,酸素を遮断する窒息効果と冷却効○果により消火する設備で,駐車場,自動車修理工場,指定可燃物の貯蔵所等に採用される.(この問題は,コード「23181」の類似問題です.)泡消火設備は,消火剤として水に泡消火剤を混合したものを使用し,×泡による窒息作業と冷却作用により消火する設備である.水だけでは消火困難な駐車場,格納庫,危険物施設などの用いられる.設置方式により固定式,半固定式,移動式,可搬式などに分類される.03182消防・消火設備消火設備窒息効果と冷却効果により消火する泡消火設備を,地下駐車場に設置した.泡消火設備は,消火剤として水に泡消火剤を混合したものを使用し,○泡による窒息作業と冷却作用により消火する設備である.水だけでは消火困難な駐車場,格納庫,危険物施設などの用いられる.設置方式により固定式,半固定式,移動式,可搬式などに分類される.22171消防・消火設備消火設備二酸化炭素消火設備及び泡消火設備は,いずれも酸欠効果と冷却効果によって消火する設備である.二酸化炭素消火設備は放出された二酸化炭素により酸素を遮断する窒息作用と,冷却作用により消火する.また,泡消火設備は燃焼面を泡で覆い酸素を遮断する窒息効果と冷却効果により消火を行う.○26182消防・消火設備消火設備イナートガス消火設備は,設計値量の消火剤が誤作動により放出されても,人命への危険性はほとんどない.ハロゲン化物系が燃焼連鎖反応を抑制し消火するのに対し,イナートガスは酸素濃度の希釈により消火を行う.地球温暖化係数,オゾン層破壊係数も0であり,人体への安全性も高い.○18235消防・消火設備消火設備ハロンガス(ハロカーボン系ガス)消火は,消火方式は,一般に,抑制効果(燃焼中の化学反応の抑制),冷却効火災室内の酸素濃度を低下させる窒息消果(温度を下げる),窒息効果(酸素の遮断)の3つの方式に大別するこ火により消火を行うものである.とができ,そのうち,ハロンガス(ハロカーボン系ガス)消火は,火災時の燃焼連鎖反応を抑制することによって消火を行うものである.尚,火災室内の酸素濃度を低下させる窒息消火により消火を行うのものとしては,不活性ガス(二酸化炭素や窒素など)消火設備等がある.×19231消防・消火設備消火設備ガス消火剤についての環境への影響度合の指標としては,GWP(地球温暖化係数)及びODP(オゾン層破壊係数)がある.消火の際,水が使用できない場合(水による汚損防止,通電時の火災○等)には,ガス消火剤が用いられる.ガス消火剤には,不活性ガス系とハロゲン化物系のものがあり,環境への影響度合の指標としては,地球温暖化係数「GWP(GlobalWarmingPotential)」と,オゾン破壊係数「ODP(OzoneDepletionPotential)」がある.07182消防・消火設備01181消防・消火設備01184消防・消火設備消火設備消火設備連結送水管粉末消火設備は,炭酸水素ナトリウム等の粉末を使用した負触媒効果により消火するものであり,航空機の格納庫や寒冷地の駐車場等に適している.粉末消火設備は,ボンベに蓄圧された窒素ガス,又は,二酸化炭素○で,噴射ヘッドやノズルから粉末消火剤を放出するもので,抑圧効果,窒息効果などにより消火する.消火剤が凍結しないため寒冷地に適している.この他に,電気火災の可能性がある場所,初期火災に迅速対応が求められる危険貯蔵施設,格納庫などの開放空間(密閉性を要しない)での消火に適している.尚,デメリットとしては,視界不良や冷却効果が小さいため可燃物が高温の場合は再燃の恐れがある.(この問題は,コード「22174」の類似問題です.)水噴霧消火設備は,噴霧水による冷却作水噴霧設備は,水噴霧ヘッドにより水を微粒状にして噴射し,火災の○用と噴霧水が火炎に触れて発生する水蒸消火・抑制・延焼防止をするものである.水滴が微粒のため熱を吸収し気による窒息作用等により,火災の抑制・消火をする固定式の消火設備である.やすく,冷却効果に優れており,このとき発生する水蒸気による窒息効果もあるため駐車場の消火設備に適応する.また,油火災の場合,油の中に水の粒子が混入し油を乳化して不燃性のものにする乳化作用や水溶性液体の希釈作用があるため,指定可燃物の貯蔵所・取扱所の火災設備にも適応する.天井の高い空間に用いられるものではない.(この問題は,コード「24172」の類似問題です.)連結送水管は,地下階の火災の際,消火活動を容易にするために,消防ポンプ自動車から送水し,天井又は天井裏の散水ヘッドから放出することにより消火する設備である.連結送水管は地階を除く階数が7階以上のものや,地階を除く階数が5×階以上かつ延べ面積が6000㎡以上の建物,地下街等に設置される防災設備であり,消防隊の消火活動を有効に行えるようにするために設置する.問題文は「連結散水設備」に関する記述のため誤り.(この問題は,コード「27181」の類似問題です.)4/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07183消防・消火設備連結送水管○連結送水管は,公設消防隊の消火活動を行うための設備であり,1階の外壁又は外部に設置された送水口に消防ポンプ自動車で送水して使用する.連結送水管は,公設消防隊の消火活動を行うための設備であり,1階の外壁又は外部に設置された「送水口」に消防ポンプ自動車で送水し,屋内の「放水口(放水口バルブ)」から放水する.(この問題は,コード「26184」の類似問題です.)02184消防・消火設備連結送水管事務所ビルの連結送水管の放水口については,3階以上の階ごとに,その階の各部分から水平距離が50m以下となるように設置した.事務所ビルの連結送水管の放水口については,3階以上の階ごとに,その階の各部分から水平距離が50m以下となるように設置する.○24174消防・消火設備06182消防・消火設備連結散水設備連結散水設備連結散水設備は,火災時に消防車により送水口から送水して消火する設備であり,一般に,誤作動による被害を回避したいコンピュータ室等に用いられる.連結散水設備は,地階の火災の際,消火活動を容易にするため,消防ポンプ車から送水して天井面等の散水ヘッドから放出し,消火する設備である.「連結散水設備」は,地階の床面積の合計が700㎡以上の建物の地階×部に設置される消火設備で,地階の天井部に散水ヘッドを設け,外部に設けた送水口より消防隊が送水し,散水消火させる設備である.散水ヘッドには開放型,閉鎖型の2種類があり包含距離や一送水区画のヘッド数が異なる.「連結散水設備」は,地階の床面積の合計が700㎡以上の建物の地階○部に設置される消火設備で,地階の天井部に散水ヘッドを設け,外部に設けた送水口より消防隊が送水し,散水消火させる設備である.散水ヘッドには開放型,閉鎖型の2種類があり包含距離や一送水区画のヘッド数が異なる.(この問題は,コード「27181」の類似問題です.)07184消防・消火設備消防用水消防用水は,公設消防隊が消防ポンプ車によって水を吸い上げ,消火活動に使用する水源であり,敷地面積に耐火建築物等の建築物の区分に応じた係数を乗じた値が必要貯水量となる.消防用水は,公設消防隊が消防ポンプ車によって水を吸い上げ,消火×活動に使用する水源であり,その必要貯水量は,「建築物の床面積又は延べ面積」を「建築物の区分によって定める基準面積」で除した値に20m3を乗じた量以上である.問題文には「敷地面積に係数を乗じ」とあるため誤り.27184消防・消火設備非常コンセント非常用コンセント設備は,消防隊が有効に消火活動を行えるように電力供給する設備であり,建築物の地階を除く階数が11以上の階及び延べ面積が1,000㎡以上の地下街に設置される.非常用コンセント設備は,消防隊が有効に消火活動を行えるように電力供給する設備であり,建築物の地階を除く階数が11以上の階及び延べ面積が1,000㎡以上の地下街に設置される.○07172消防・消火設備非常コンセント非常コンセント設備は,消防隊が有効に消火活動を行えるよう,単相交流100V,15A以上の電気を供給できるものとする.非常コンセント設備は,有効に消火活動を行えるよう,単相交流100V,○15A以上の電気を供給できるものとする.超高層建築物や一定規模以上の地下街等で,避難階に通じる階段室内,非常用エレベーター附室など消防隊の拠点となる箇所に設置される.28134消防・消火設備排煙設備機械排煙設備において,天井の高さが3m未満の居室に設ける排煙口の設置高さ(下端高さ)は,一般に,天井から80cm以内,かつ,防煙垂れ壁の下端より上の部分とする.「建築基準法施行令126条の3第三号」より「排煙口は,防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように,天井から80cm以内,かつ,防煙垂れ壁の下端より上の部分に設けなければならない.」とわかる.○30184消防・消火設備04181消防・消火設備避難計画排煙設備排煙設備の排煙口は,原則として,防煙区画のそれぞれについて,当該防煙区画部分の各部分から排煙口のいずれかに至る水平距離が30m以下となるように設ける.「建築基準法施行令126条の3第三号」より「排煙口は,防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように,天井又は壁の上部(天井から80cm以内の距離にある部分)に設けなければならない.」とわかる.(この問題は,コード「25181」の類似問題です.)排煙設備の設置が必要な百貨店におい「建築基準法施行令126条の3第三号」より「排煙口は,防煙区画部分て,排煙設備の排煙口を,防煙区画のそ以下となるように,天井又は壁の上部れぞれについて当該防煙区画の各部分(天井から80cm以内の距離にある部分)に設けなければならない.」とから排煙口のいずれかに至る水平距離がわかる.30m以下となるように設置した.○○29183消防・消火設備排煙設備特別避難階段の付室に,所定の機械排煙設備を設置した.「建築基準法施行令123条3項第二号」より「屋内と階段室とが付室を○通じて連絡する場合においては,階段室又は付室の構造が,通常の火災時に生ずる煙が付室を通じて階段室に流入することを有効に防止できるものとして,大臣が定めた構造方法又は大臣の認定を受けたもの」とわかる.(この問題は,コード「21184」の類似問題です.)06124消防・消火設備07054消防・消火設備排煙設備排煙設備隣接した2つの防煙区画において,一般に,防煙垂れ壁を介して一方の区画を自然排煙,他方の区画を機械排煙とすることはできない.自然排煙と機械排煙とでは,煙の排出方法が異なる.隣接した二つの○防煙区画において,防煙垂れ壁を介して一方を自然排煙,他方を機械排煙とすると,それぞれの排煙設備が有効に機能しない可能性があるため併用することはできない.(この問題は,コード「24171」「28133」の類似問題です.)自然排煙方式は,空間の上部に排煙口を火災が発生し,室内に煙層が形成されると,室の内外に圧力差が生じ×設けて発生した煙を外部に排出する方式る.自然排煙方式(第一種排煙方式)の場合,室の上部には煙を外部であり,その効率は給気の経路によらず,に排出しようとする力,下部には外気が流入しようとする力を利用して排気を行う開口部の位置及び面積で決ま排煙を行うため,「給気口と排気口の高低差を大きくする」,「給気口とる.排気口の開口面積を等しくする」といった手法が有効であり,双方の位置や面積の他,給気経路も重要な要素となる.よって誤り.(この問題は,コード「29051」の類似問題です.)5/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07051消防・消火設備排煙設備○吸引型の機械排煙方式は,機械を用いた吸引により煙を外部に排出する方式であり,火災室の圧力を低下させることで,ほかの空間への煙の拡散防止にも有効である.吸引型(吸出し型)の機械排煙方式は,機械を用いた吸引により煙を外部に排出する方式であり,火災室の圧力を低下させることで,ほかの空間への煙の拡散防止にも有効である.(この問題は,コード「29052」の類似問題です.)29053消防・消火設備排煙設備高層建築物の階段室に対する加圧防煙加圧防煙方式は,火災の起きている部屋(火災室)を排煙することで負○システムは,階段室への煙の流入防止と圧に保ち,廊下や付室などの避難経路へ給気を行い加圧することによともに,階段室における煙突効果による煙り,圧力差によって火災室から避難経路への煙の流入を防止する方の拡散防止にも有効である.式である.階段室に対する加圧防煙システムは,階段室への煙の流入防止とともに,階段室における煙突効果による煙の拡散防止にも有効である.07052消防・消火設備排煙設備加圧防排煙方式は,機械給気により圧力を高めて煙の侵入を防止する方式であり,階段や付室,共用廊下等の避難上重要な空間に用いられる.吹出型の機械排煙方式(加圧防排煙方式)は,機械給気により圧力を高めて煙の侵入を防止する方式であり,階段や付室,共用廊下等の避難上重要な空間に用いられる.○21181消防・消火設備排煙設備電源を必要とする排煙設備には,発電機などの予備電源を設けなければならない.「建築基準法施行令126条の3第十号」より「電源を必要とする排煙設備には,予備電源を設けること」とわかる.○04051消防・消火設備排煙設備第二種排煙は,押出型の機械排煙方式第二種排煙は,押出型の機械排煙方式であり,所定の排煙量を確保であり,所定の排煙量を確保するために,するために,排煙量よりも多い給気量が必要となる.(この問題は,排煙量よりも多い給気量が必要となる.コード「29054」の類似問題です.)○07053消防・消火設備排煙設備第二種排煙は,給気を機械で行う押出型の排煙方式であり,火災室からの煙が侵入するおそれはあるが出火のおそれが少ない空間(階段付室や廊下等)に用いられる.第二種排煙方式(機械排煙)は,給気を機械で行う押出型の排煙方式であり,火災室からの煙が侵入するおそれはあるが出火のおそれが少ない空間(階段付室や廊下等)に用いられる.○01182消防・消火設備排煙設備排煙設備は,専用の設備として設けることが原則であるが,換気設備が排煙設備としての性能を有していることが確認された場合には,兼用が認められることがある.排煙設備は,専用の設備として設けることが原則であるが,換気設備が排煙設備としての性能を有していることが確認された場合には,兼用が認められることがある.○30183消防・消火設備24173消防・消火設備非常用照明非常用照明非常用の照明装置は,常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合には2lx)以上を確保する.非常用の照明装置の予備電源は,停電時に,充電を行うことなく30分間継続して点灯できるものとする.「告示第1830号(非常用の照明装置の構造方法を定める件)」の「第4」○より,「非常用の照明装置は,常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯を用いる場合には2lx)以上を確保しなければならない.」とわかる.(この問題は,コード「23184」の類似問題です.)「告示第1830号(非常用の照明装置の構造方法を定める件)」の「第3」より,「非常用の照明装置の予備電源は,停電時に,充電を行うことなく30分間継続して非常用の照明装置を点灯できるものとする.」とわかる.○27183消防・消火設備警報設備無線通信補助設備は,無線連絡に支障がないように,消防隊相互の無線連絡を可能にするための設備であり,延べ面積が1,000㎡以上の地下街に設置される.無線通信補助設備は,延べ面積1000㎡以上の地下街に設けられる.地下街における消火活動時に消防隊相互の無線連絡が容易に行われるように設置する.○21053消防消火設備住宅用防災警報器住宅用防災警報器の感知器を天井面に取り付ける位置は,一般に,天井の中央付近とする.住宅用火災警報器の感知器を天井面に取り付ける位置は,一般に,天井の中央部分とする.尚,天井に取り付ける場合,天井の角は煙が滞留しにくいため,感知器(煙が入る部分)の中心を壁面から60cm以上離して設置する.(この問題は,「計画」05.防災計画コード「18085」の類似問題です.)○26172消防・消火設備25182消防・消火設備誘導灯誘導灯無人の場所に設置されている避難口誘導誘導灯は常時点灯が原則であるが,「消防法施行規則第28条の3第4○灯は,自動火災報知設備の感知器の作項第二号及びガイドライン」より,次に掲げる場所に設置される誘導灯動と連動して点灯し,かつ,当該場所の利については,「自動火災報知設備の作動と連動して点灯し,かつ,当該用形態に応じて点灯するように措置され場所の利用形態に応じて点灯するように措置されている場合」においているときは,消灯することができる.て,消灯可能である.1.防火対象物が無人となる場合2.外光により避難口又は避難の方向が識別できる場所に設置する場合3.利用形態により特に暗さが必要である場所に設置する場合4.主として当該防火対象物の関係者及び関係者に雇用されている者の使用に供する場所に設置する場合(この問題は,コード「22163」の類似問題です.)廊下や通路部において,避難の方向を明示する誘導灯は,通路誘導灯に区分される.誘導灯は,脱出可能な出口に設置される「避難口誘導灯」と,廊下や通路部において,避難の方向を明示する「通路誘導灯」,劇場や映画館の通路沿いの客席足元に設ける「客席誘導灯」に区分される.○6/7ページ

06.「消防・消火設備」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04184消防・消火設備誘導灯○劇場において,客席誘導灯を,客席内の通路の床面における水平面照度が0.2lx以上となるように設置した.劇場の客席誘導灯は,客席内の通路の床面における水平面照度が,0.2lx以上となるように設置する.(この問題は,コード「29184」の類似問題です.)07171消防・消火設備誘導灯避難口誘導灯は,避難口の位置を明示す避難口誘導灯は,停電時においても避難口の位置を明示するためにるものであり,停電時においても点灯が継常時点灯が原則であり,大きさ(表示面の縦寸法)に応じてA級,B級,続可能な時間(予備電源の最低容量)にC級の3種類に区分される.また,誘導灯の予備電源の最低容量は,より,A級,B級,C級に区分される.区分にかかわらず,20分間以上作動できるものでなければならない.よって誤り.×07173電気設備非常電源非常電源専用受電設備は,大規模な特定防火対象物における消防用設備等の非常電源とすることができない.非常電源専用受電設備(=電力会社からの受電を非常電源として用い○る方式)は,大規模な特定防火対象物における消防用設備等の非常電源とすることができない(長時間停電や大規模災害時の受電途絶に備え,自立型の非常電源(発電機・蓄電池・燃料電池など)で確実に電源を確保する必要がある).21204消防・消火設備26202消防・消火設備その他消防法において,「消防用設備等」は,「消火設備」,「警報設備」,「避難設備」,「消防用水」及び「消火活動上必要な施設」に分類されており,排煙設備は「消火活動上必要な施設」に該当する.消防法施行令7条より,「消防用設備等」は,「消防の用に供する設備○(消火設備,警報設備,避難設備)」,「消防用水」及び「消火活動上必要な施設」に分類されており,排煙設備は「消火活動上必要な施設」に該当する.その他消防法において,「消防用設備等」は,「消防の用に供する設備(消火設備,警報設備及び避難設備)」,「消防用水」及び消防法施行令7条より,「消防用設備等」は,「消防の用に供する設備(消火設備,警報設備,避難設備)」,「消防用水」及び「消火活動上必要な施設」に分類されており,排煙設備は「消火活動上必要な施設」に○「消火活動上必要な施設」に分類されてお該当する.(この問題は,コード「21204」の類似問題です.)り,排煙設備は「消火活動上必要な施設」に該当する.7/7ページ

1234No.07その他56789101112131415

07.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22123その他用語BMS(ビルディング・マネジメント・システム)は,設備の機能を確認するために必要な室温やエネルギー消費量等を計測・計量し,得られたデータを効率的に分析する機能のことである.「BMS(ビルディング・マネジメント・システム)」とは,主に建築設備に関○する維持管理業務についての支援システムで,中央管理システム及び日常の保全管理業務から得られる情報を,維持管理上容易に扱える形式に編集加工することにより,設備保全計画の立案・省エネルギー運転などの業務を支援するものである.26114その他用語遠心冷凍機の冷水出口温度を低く設定すると,成績係数(COP)の値は低くなる.22121その他用語遠心冷凍機の冷水出口温度を低く設定すると,成績係数(COP)の値は高くなる.02114その他用語遠心冷凍機の冷水出口温度を高く設定すると,COPは低くなる.25174その他用語BEMSは,室内環境とエネルギー性能の最適化を図るため,設備の省エネルギー削減等の運用支援等を行うビル管理システムである.圧縮式の冷凍機(蒸発器)で,冷媒が熱を奪うことによって冷房が行わ○れるが,冷房時に室内の設定温度を上げると,冷媒が奪う熱の量は少なくて済み,このとき所要入力(圧縮機のモーターに掛かる電力)を小さくして,動力の負担を軽減させることができる.冷凍機の冷水出口温度を低くすると,圧縮機の所要入力は大きくなるため,成績係数(COP)の値は低くなる.圧縮式の冷凍機(蒸発器)で,冷媒が熱を奪うことによって冷房が行わ×れるが,冷房時に室内の設定温度を上げると,冷媒が奪う熱の量は少なくて済み,このとき所要入力(圧縮機のモーターに掛かる電力)を小さくして,動力の負担を軽減させることができる.冷凍機の冷水出口温度を低くすると,圧縮機の所要入力は大きくなるため,成績係数(COP)の値は低くなる.よって誤り.圧縮式の冷凍機(蒸発器)で,冷媒が熱を奪うことによって冷房が行わ×れるが,冷房時に室内の設定温度を上げると,冷媒が奪う熱の量は少なくて済み,このとき所要入力(圧縮機のモーターに掛かる電力)を小さくして,動力の負担を軽減させることができる.冷凍機の冷水出口温度を高くすると,圧縮機の所要入力は小さくなるため,成績係数(COP)の値は高くなる.よって誤り.「BEMS(BuildingandEnergyManagementSystem)」とは,室内環境と○エネルギー性能の最適化を図るためのビル管理システムをいい,ビルにおける空調・衛生設備,電気・照明設備,防災設備,セキュリティ設備などの建築設備を対象とし,各種センサー,メータにより,室内環境や設備の状況をモニタリングし,運転管理,及び自動制御を行う.基本機能であるビルディングオートメーションだけでなく,エネルギー環境管理機能,設備管理支援機能,施設管理支援機能までを含めた範囲がBEMSと定義されている.18181その他用語ボイラー等の熱効率は,「高位発熱量を基高位発熱量は,総発熱量ともいい燃料中の水蒸気の蒸発熱を含んだ準とするもの」より「低位発熱量を基準とす発熱量をいう.それに対し低位発熱量は,真発熱量ともいい高位発熱×るもの」のほうが低くなる.量から,水蒸気分の蒸発熱を減じた発熱量をいう.水蒸気となって排気されてしまう発熱量は,通常,使用できないため,総熱量に対する実際に使用した熱量(ボイラーで吸収された熱量)である熱効率(次式参照)は,低位発熱量を基準としたものの方が分母が小さくなるため,熱効率は,高くなる.「ボイラー熱効率」=「ボイラーで吸収された熱量」/「発熱量」19232その他用語環境効率は,一般に,環境負荷を低減しつつ,生活の質を向上させるための指標であり,生活の質を環境負荷で除した値である.環境効率とは,一企業・一産業部門又は経済全体で生産された生産○物およびサービスの価値を「産出(生活の質)」,その企業・部門又は経済によって生成される環境に対する圧迫の合計を「投入(環境負荷)」としたとき,産出を投入で割った値である.これは,これまでの市場経済価値による評価からの転換を計るものであり,資源や環境の劣化に対する評価を組み込むものである.24204その他用語都市のヒートアイランド現象は,「建築物都市化の進行に伴い,都心部の気温が周辺○や自動車からの排熱」,「建築物や地盤へ部より高くなる現象をいい,「建築物や自動車からの排熱」,「建築物やの日射の蓄熱」,「蒸発冷却を促す緑地や地盤への日射の蓄熱」,「蒸発冷却を促す緑地や水面の減少」等によ水面の減少」等により引き起こされる.り引き起こされる.01201その他用語微気候は,一般に,建築物や人体への影響が大きい地表面近くの気候,室内環境における建築部材付近や人体の皮膚付近の気候等をいう.01202その他用語バスタブ曲線は,グラフの縦軸を故障率,横軸を時間とし,設備の信頼性や保全性の概念を示したものである.微気候は,一般に,建築物や人体への影響が大きい地表面近くの気候,室内環境における建築部材付近や人体の皮膚付近の気候等をいう.バスタブ曲線は,グラフの縦軸を故障率,横軸を時間とし,設備の信頼性や保全性の概念を示したものである.03203その他用語被災時に救護場所や避難場所となる可能「BCP(BusinessContinuityPlan)」とは,企業が災害や事故で被害を性が高い病院やホテル等の施設を有する受けても,重要な業務が中断しないこと,中断しても可能な限り短い期企業のBCPにおいては,電気,ガス,水道間で再開すること等,事業の継続を追求する計画である.被災時に救○等のライフラインの広域停止に備えた設備をあらかじめ計画することが望ましい.護場所や避難場所となる可能性が高い病院やホテル等の施設を有する企業のBCPにおいては,電気,ガス,水道等のライフラインの広域停止に備えた設備をあらかじめ計画することが望ましい.○○23151その他都市ガス都市ガスの種類は,比重・熱量・燃焼速度の違いにより区分される.都市ガスは,発熱量,燃焼速度,ガス圧などの特性により,14種類に○区分される.「13A」,「6C」,「5C」といったように数字とABC等の記号で表示され,数字は発熱量と比重から求められるウォッペ指数を,ABCは燃焼速度を示しています.1/3ページ

07.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28172その他燃料電池○燃料電池の発電の原理は,水の電気分解と逆の反応を利用したもので,水素と酸素が結合して電気と水が発生する化学反応である.燃料電池(FC)とは,水素と酸素との反応エネルギーを電気エネルギーとして取り出す装置のことをいう.水を電気分解すると水素と酸素が得られるが,FCはこの逆の反応を利用し水素と酸素を科学的に反応させ,その反応エネルギーを直接電気として取り出すものである.04153その他燃料電池26112その他地球環境01203その他地球環境28202その他地球環境05204その他地球環境06193その他地球環境家庭用燃料電池は,都市ガス等から燃料改質装置で作った水素と空気中の酸素とを反応させて発電するとともに,反応時の排熱で作った温水を給湯に利用する仕組みとなっている.冷凍機に使用される代替フロン(HFC)は,オゾン層の破壊防止については効果があるが,地球温暖化係数については二酸化炭素を上回っている.燃料電池(FC)とは,水素と酸素との反応エネルギーを電気エネル○ギーとして取り出す装置のことをいう.水を電気分解すると水素と酸素が得られるが,FCはこの逆の反応を利用し水素と酸素を科学的に反応させ,その反応エネルギーを直接電気として取り出すものである.家庭用燃料電池は,都市ガス等から燃料改質装置で作った水素と空気中の酸素とを反応させて発電するとともに,反応時の排熱で作った温水を給湯に利用する仕組みとなっている.代替フロンのうちHFC系冷媒はオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり,オゾン層の破壊防止には効果があるが,地球温暖化係数(GWP)は小さくなく,温室効果ガスの一種であるため,空気中への放散を防止するよう注意する必要がある.冷凍機に使用される代替冷媒のフロン系冷媒はオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり,オ(HFC)は,オゾン破壊係数は0(ゼロ)であゾン層の破壊防止には効果があるが,地球温暖化係数(GWP)は小さくるが,地球温暖化係数が高い温室効果ガなく,温室効果ガスの一種であるため,空気中への放散を防止するよスの一種である.う注意する必要がある.冷凍機に使用される代替冷媒のフロン系冷媒はオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり,オ(HFC)は,オゾン破壊係数はゼロではあるゾン層の破壊防止には効果があるが,地球温暖化係数(GWP)は小さくが,温室効果ガスの一種である.なく,温室効果ガスの一種であるため,空気中への放散を防止するよう注意する必要がある.冷凍機に使用されている代替フロン(HFC)は,温室効果ガスの一種であり,モントリオール議定書のキガリ改正(2016年)により生産及び消費量の段階的削減が求められている.ノンフロン化を目指して空調用冷凍機等に用いられる自然冷媒には,アンモニア,二酸化炭素,水等がある.代替フロンのうちHFC系冷媒はオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり,オゾン層の破壊防止には効果があるが,地球温暖化係数(GWP)は小さくなく,温室効果ガスの一種であるため,空気中への放散を防止するよう注意する必要がある.冷凍機の冷媒には,従来,状態変化を起こしやすい(気化,液化し易○い)という理由でアンモニアが用いられてきたが,有毒であるなどの理由によりフロンが中心となっていった.しかしながら,ノンフロン化に伴い再び用いられ始めている.また,二酸化炭素はエコキュート(家庭用自然冷媒ヒートポンプ式給湯機)の冷媒として,水は吸収冷凍機の冷媒として用いられている.(この問題は,コード「18231」「24192」の類似問題です.)○○○○26193その他耐震設計建築設備の耐震設計において,動的設計法を用いない場合,設計用鉛直地震力は,設計用水平地震力の1/2とする.地上60mを超える建築物,免震構造および制振構造などの建築物以外の建築物の設計用鉛直震度は,一般に設計用水平震度の1/2とみなして算出する.○07193その他耐震設計建築設備の耐震設計において,一般に,建築物を耐震構造から免震構造とすることで鉛直震度は低減されるので,耐震構建築設備の耐震設計において,一般に,建築物を耐震構造から免震構造とすることで水平震度は低減されるが,鉛直方向の地震動には効果が無い.よって,設計用鉛直震度の値は,耐震構造と同じ値とする×造の場合よりも設備機器類の設計用鉛直ため誤り.震度の値を小さくする.26192その他耐震設計設備機器に使用する防振材においては,コイルばね(金属ばね)は,固有振動数がおおよそ2~6Hzのものに使一般に,コイルばねより防振ゴムのほう用されることに対し,防振ゴムは5~30Hzのものに用いられる.ゆえが,設備機器を含めた防振系の固有周波に,防振ゴムよりコイルばねのほうが,防振系の固有周波数を低く設数を低く設定できる.定することができる.×06194その他耐震設計26194その他耐震設計28152その他耐震設計防振架台上に設置される設備機器に対して設ける耐震ストッパは,設備機器の運転中に接触しない範囲で,設備機器との間が,極力小さな隙間となるように設置する.防振材を介して支持される設備機器に対して設ける耐震ストッパーは,設備機器運転中に機器本体と接触しないよう隙間(1cm程度)を設け,地震時に接触する面には緩衝材を取り付ける.(この問題は,コード「26191」の類似問題です.)設備機器を基礎に固定するアンカーボル設備機器を基礎に固定するアンカーボルトには,機器に作用する地震トの引抜力の算定においては,設備機器力によって引抜力,せん断力が加わる.引抜力の算定においては,設の重心位置に水平方向の地震力ととも備機器の重心位置に水平方向の地震力とともに,鉛直方向の地震力に,鉛直方向の地震力が上向き方向に作が上向き方向に作用するものとする.用するものとする.給湯設備の転倒,移動等による被害を防止するため,満水時の質量が15kgを超える給湯器については,一般に,アンカーボルトによる固定等の転倒防止の措置を講じる.給湯設備の転倒,移動等による被害を防止するため,満水時の質量○が15kgを超える給湯器については,一般に,アンカーボルトによる固定等の転倒防止の措置を講じるよう定められている(基準法告示第1447号第5).○○25191その他耐震設計エレベーターの設計用水平標準震度は,建築物の高さ31mを境にして大きく異なる.昇降機耐震設計・施工指針において,高さが60mを超える建築物については,エレベーターの耐震設計に必要な設計用水平震度の割増を考慮した算定方法が定められている.×2/3ページ

07.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29193その他耐震設計○エレベーターの設計用水平標準震度は,基礎免震構造を採用しない建築物の場合,建築物の高さが60mを超えると,高さ60m以下の場合に比べて,大きく異なった値となる.昇降機耐震設計・施工指針において,高さが60mを超える建築物については,エレベーターの耐震設計に必要な設計用水平震度の割増を考慮した算定方法が定められている.05192その他耐震設計07192その他耐震設計28151その他耐震設計01151その他耐震設計基礎免震構造の建築物において,エレベーターの設計用水平地震力を算定する場合,設計用水平標準震度は,建築物の高さに関係なく全ての階で同じ値を用いる.エスカレーターの落下防止のため,エスカレーターの一端を梁等の支持材に堅固に固定し,他端は非固定とした場合の非固定部分は,一般に,隙間及びかかり代長さを確保する.病院等の災害応急対策活動に必要な施設においては,受水槽や必要な給水管分岐部に地震の感知により作動する緊急給水遮断弁等を設けることが望ましい.災害応急対策活動に必要な医療施設において,地震災害時に使用できる水を確保するために,受水槽に地震の感知により作動する緊急給水遮断弁を設けた.エレベーターの設計用水平標準震度は,基礎免震構造を採用しない○建築物の場合,エレベーターの耐震設計に必要な設計用水平震度の割増を考慮した算定方法が定めらるが,基礎免震構造を採用した建築物においては,建築物の高さに関係なく全ての階で同じ値を用いる.エスカレーターの落下防止のため,一般に,エスカレーターの一端を梁等の支持材に堅固に固定し,他端は非固定でかかり代を十分に確保して,地震時の層間変位,建物の変形に追随する.(この問題は,コード「25194」の類似問題です.)近年,増圧直結給水ポンプをはじめ,受水槽を経由しない直結給水方式が主流となっているが,事故や地震などの発生により断水することがあり,復旧までに時間を要する場合がある.受水槽方式の場合,一定量の水が確保されており,災害時はその水を利用することが想定されている.ただし,想定を超えた大震災では,受水槽以降の配管等の破損により水が流出してしまった事例があるため,病院等の災害応急対策活動に必要な施設においては,受水槽や必要な給水管分岐部に地震感知により作動する「緊急給水遮断弁」を設けることが望ましい.(この問題は,コード「25192」の類似問題です.)近年,増圧直結給水ポンプをはじめ,受水槽を経由しない直結給水方式が主流となっているが,事故や地震などの発生により断水することがあり,復旧までに時間を要する場合がある.受水槽方式の場合,一定量の水が確保されており,災害時はその水を利用することが想定されている.ただし,想定を超えた大震災では,受水槽以降の配管等の破損により水が流出してしまった事例があるため,病院等の災害応急対策活動に必要な施設においては,受水槽や必要な給水管分岐部に地震感知により作動する「緊急給水遮断弁」を設けることが望ましい.○○○28191その他耐震設計05191その他耐震設計一般的な事務所ビルにおいて,水槽類を除く設備機器を同一階に設置する場合,局部震度法による設計用標準震度は,防振支持された設備機器のほうが大きい値となる.高層建築物において,1階の天井内に吊り支持された設備機器の設計用地震力を算定する場合,設計用標準震度は,適用階の区分を中間階とし,耐震クラスに応じた値を用いる.局部震度法による設計用標準震度(設計用地震力による方法で建築○非構造部材の耐震に関する性能を評価する場合に,建築非構造部材の重量に乗じて設計用地震力を求めるための係数)は,防振装置(防振ゴム,コイルばね等)を付した機器のほうが,応答加速度は小さくなるが,応答変位は大きくなるため,地震力の割増が必要となり,その係数は,大きい値となる.(この問題は,コード「25193」の類似問題です.)高層建築物における設計用標準震度の適用階は「1階及び地下階」「中間階」「上層階」に区分される.問題文の「1階の天井内に吊り支持(2階スラブから支持)された設備機器」は,適用階の区分を「中間階」とする.○05193その他耐震設計大地震後にも長時間継続して使用する非常用発電機の冷却方式は,冷却水が不要な空冷式が望ましい.大地震後にも長時間継続して使用する非常用発電機の冷却方式は,冷却水が不要な空冷式が望ましい.○05194給排水・衛生設備耐震設計エキスパンションジョイント部分には,原則として,給水管を通過させてはならないが,やむを得ず通過させる場合は,低層部を避け,できるだけ高層部に配管する.建築物の高層部は,エキスパンションジョイント部分で接続される建築×物の部分相互の相対変位量が大きくなるため,配管類をやむを得ず通過させる場合は,変位量が小さい建築物の低層部に配管する事が望ましい.23103その他風対策高層建築物周辺の地上における強風被害は,低層から高層までの同一形状の平面をもつ建築物より,高層部と比較して大きな床面積の低層部をもつ建築物のほうが発生しにくい.高層建築物では,上空の速い速度の風がその建物で遮られ,建物の周りを回り込むように分散され,一部は建物の下面に流れ込む.低層から高層までの同一形状の平面をもつ建築物では,下方向への風が速い速度を保ったまま地上に届くが,大きな床面積の低層部(基壇)をもつ建築物では,下方向への風がここで遮られるため,地上における強風被害は,発生しにくくなる.○29014その他風対策建築物の壁面に沿った風の流れが,隅角部で建築物から離れる現象を,一般に,剥離流という.柱状の細長い建物に作用する風の一部は,壁面に沿って左右に流れ,一部は吹き上げ,吹き下ろしの風となる.この左右に流れ出す風が,壁面の隅角部で剥離し,周期的な渦が発生することがある.この現象を,一般に,剥離流という.○03013その他風対策ビル風は,建築物の見付面積が大きく,風をより多くせき止めるほど,一般に,剥離する領域が大きくなる.柱状の細長い建物に作用する風の一部は,壁面に沿って左右に流れ,一部は吹き上げ,吹き下ろしの風となる.この左右に流れ出す風が,壁面の隅角部で剥離し,周期的な渦が発生することがある.この現象を,一般に,剥離流という.ビル風は,建築物の見付面積が大きく,風をより多くせき止めるほど,一般に,剥離する領域が大きくなる.○3/3ページ

07.「成績係数」の解説まず最初に,以下の2点の自然現象を覚えて下さい.1.気圧を下げると,物体は蒸発(気化)しやすくなる.2.気圧を上げると,物体は気体から液体に戻りやすくなる.物体が蒸発する時には,必ず,周りから無理やり熱を奪って蒸発(気化)します.(吸収)物体が気体から液体に戻る時には,必ず,周りに無理やり熱を与えて液体(凝縮)に戻ります.(放散)この自然原理を活用して,冷媒が強制的に,周りの熱を奪ったり,与えたりすることによって,冷風(冷水)や,温風(温水)を作り出すわけです.では,次に,下図にある冷媒(水)の状態を表すモデル図を見てください.④凝縮器③圧力断熱膨張(膨張弁)断熱圧縮(圧縮機(コンプレッサ-)の動力により,強制的に②の状態から,③の状態へ移す.)①蒸発器②冷媒の状態を示すモデル図huエンタルピー(熱エネルギー)h1h2外から強制的に力を加える部分(圧縮機のモーター動力)を表す.幅(=h2-h1)が大きいほど,強制動力が大きくなるため,効率が悪い.(=成績係数が小さくなる.)①では,冷媒は液体の状態で存在します.また,圧力が低いため,蒸発しやすい状態(周りから熱を奪いやすい状態)でもあり,ここに空気(水)を通すと,空気(水)の熱を強制的に奪い,蒸発していきます.冷媒で熱を奪われた空気(水)は,冷風(水)となって出てきます.①の状態にあった冷媒が全て,蒸発(気化)し終えると,②の状態になります.②では,全ての冷媒が水蒸気となっているため,ここで,圧縮機を使って,強制的に圧力を上げてしまう.この際に,必要な動力は,h2-h1で表される.水コイル内に流れる空気(水).水熱コイル内の空気(水)が低温であっても,強制的に熱を奪い冷媒は蒸発できる.蒸発器のしくみ水蒸気熱コイル内の空気(水)は,冷媒に熱を奪われ,冷風(冷水)となる.冷媒の圧力が高くなると,③の状態となり,圧力が高くなったため今度は,逆に,気体から液体に戻りやすくなる.その際に,周りへ強制的に熱を与えるため,ここに空気(水)を通すと,空気(水)の熱を強制的に押し付け,液体に戻っていきます.冷媒に熱を押し付けられた空気(水)は,温風(水)となって出てきます.全ての冷媒が熱を失って液体に戻ると④の状態になります.④の状態で,液体となった冷媒を「膨張弁」を通すことによって,自然減圧させると,①の状態に戻る.このサイクルにより,エアコン等で,冷風,温風を継続的に作るわけです.また,①~②までの過程は,「蒸発器のしくみ」であり,③~④の過程は,「凝縮器のしくみ」を表します.このとき,成績係数は,以下のように表せます.熱水蒸気コイル内に流れる空気(水).水熱コイル内の空気(水)が高温であっても,強制的に熱を与え,冷媒は液体に戻る.凝縮器のしくみ水コイル内の空気(水)は,冷媒に熱を与えられ,温風(水)となる.冷媒の流れを一旦拘束し,その後,急激に開放することで,圧力を下げる.h1-hu冷房時成績係数(COP)=h2-h1h2-hu暖房時成績係数(COP)=h2-h1冷媒凝縮器蒸発器膨張弁のしくみ07.「成績係数」の解説P1/P3

例題:空冷ヒートポンプエアコンの成績係数に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか.1.2.3.4.5.冷房時に外気の温度が上がると成績係数は小さくなる.暖房時に外気の温度が上がると成績係数は大きくなる.冷房時に室内の設定温度を上げると成績係数は小さくなる.暖房時に室内の設定温度を上げると成績係数は小さくなる.同一機械の場合,暖房時の成績係数のほうが冷房時より大きい.解説:1.冷媒が熱を奪うことによって,冷房は行われるため,冷房時に外気の温度が上がると,冷媒が奪う熱の量を多くしなければならない.そのためには,蒸発器側の圧力を下げ,冷媒が蒸発しやすい状態(=熱を奪いやすい状態)にしなければならない.右図よりh2-h1の値が大きくなり,次式より冷房時成績係数は「小さくなる」とわかる.よって正しい.冷房時成績係数(COP)=h1-huh2-h1=圧力冷房時の負荷増圧力を下げなければならない.huエンタルピーh1h1h2h2-h1h2-h1圧縮機の能力は一定であると考えるため,この部分の勾配も一定となる.2.冷媒が熱を与えることによって,暖房は行われるため,暖房時に外気の温度が上がると,冷媒が与える熱の量は少なくてすむ.そのため,圧縮器側の圧力を下げ,動力の負担を軽減させることができる.右図よりh2-h1の値は小さくなり,次式より暖房時成績係数は「大きくなる」とわかる.よって正しい.圧力暖房時の負荷減=圧力を下げることができる.暖房時成績係数(COP)=h2-huh2-h1huエンタルピーh1h2h2h2-h1h2-h13.4.5.冷媒が熱を奪うことによって,冷房は行われるため,冷房時に室内の設定温度が上がると,冷媒が奪う熱の量は少なくてすむ.そのため,蒸発器側の圧力を上げ,動力の負担を軽減させることができる.右図よりh2-h1の値は小さくなり,次式より冷房時成績係数は「大きくなる」とわかる.よって誤り.冷房時成績係数(COP)=h1-huh2-h1冷媒が熱を与えることによって,暖房は行われるため,暖房時に室内の設定温度を上げると,冷媒が与える熱の量を多くしなければならない.そのためには,圧縮器側の圧力を上げ,冷媒が液化しやすい状態(=熱を与えやすい状態)にしなければならない.右図よりh2-h1の値は大きくなり,次式より暖房時成績係数は「小さくなる」とわかる.よって正しい.h2-hu暖房時成績係数(COP)=h2-h1同一機械の場合,暖房・冷房の成績係数は,分母は等しく,分子が異なる.また,分子は,暖房時の成績係数の方が大きいため,暖房時のほうが効率がよく(成績係数は大),冷房時のほうが効率が悪くなる.(成績係数小)よって正しい.=圧力を上げることができる.圧力冷房時の負荷減圧力huエンタルピーhuエンタルピーh1h1h2h2-h1h2-h1h1h2h2h2-h1h2-h1暖房時の負荷増=圧力を上げなければならない.解答:3※補足以上のことを踏まえると氷蓄熱と水蓄熱において,氷をつくるには冷水をつくるに比べて,蒸発器側の圧力をより下げなければならないため,h2-h1が大きくなり,効率は悪くなる.ゆえに,氷蓄熱は水蓄熱より,運転効率が低下するとわかる.(=成績係数が下がる.)07.「成績係数」の解説P2/P3

前のページでの解き方は,この成績係数系の問題の解き方を解りやすく説明するためのであり,実際の考え方とは,多少異なります.では,実際の考え方をご説明しましょう.実際には,「蒸発器」と「凝縮器」とは,常にセットで考えます.例えば,夏に冷房が必要となる場合をイメージして下さい.そのとき,「蒸発器」が室内側にあるエアコンの,「凝縮器」が屋外にある室外機としての役割を果たします.「蒸発器」では,熱を奪うことによって,「冷風(水)」を作り,そこで奪った「熱」は,「凝縮器」に運ばれ,無理やり屋外に放散させられるわけです.また,冬の場合は,逆になり,室内側に「凝縮器(蒸発器から送られてきた熱を与えて温風(水)を作る.)」,屋外側が「蒸発器(外気から熱を奪い,その熱を凝縮器に送る.)」となります.では,上記の内容を踏まえて,再度,解説していきましょう.解説:1.冷房時ということは,室内側のエアコンが「蒸発器」,室外機が「凝縮器」の役割を果たします.まずは,それをイメージできるようになって下さい.外気の温度が上がるということは,室外機としての「凝縮器」に着目します.外気の温度が上がると,「凝縮器」は,熱を放散させずらくなります.そのため,冷媒の圧力を上げてより,液体になりやすい(=熱放散させやすい)状態にしてあげなければなりません.2.3.4.5.右図よりh2-h1の値が大きくなり,次式より冷房時成績係数は「小さくなる」とわかる.よって正しい.冷房時成績係数(COP)=h1-huh2-h1暖房時ということは,室内側のエアコンが「凝縮器」,室外機が「蒸発器」の役割を果たします.それをイメージできるようになって下さい.外気の温度が上がるということは,室外機としての「蒸発器」に着目します.外気の温度が上がると,「蒸発器」は,外気から熱を奪いやすくなります.そのため,蒸発器側の冷媒の圧力を上げて,動力の負担を軽減させることができます.右図よりh2-h1の値は小さくなり,次式より暖房時成績係数は「大きくなる」とわかる.よって正しい.暖房時成績係数(COP)=h2-huh2-h1冷房時ということは,室内側のエアコンが「蒸発器」,室外機が「凝縮器」の役割を果たします.それをイメージできるようになって下さい.室内の設定温度が上がる(=吹出し口温度が上がる)ということは,エアコンとしての「蒸発器」に着目します.設定温度が上がると,「蒸発器」は,蒸発器側の冷媒の圧力を上げて,動力の負担を軽減させることができます.右図よりh2-h1の値は小さくなり,次式より冷房時成績係数は「大きくなる」とわかる.よって誤り.h1-hu冷房時成績係数(COP)=h2-h1尚,h1-huの値(分子の値)も大きくなりますが,分母のh2-h1の減少率の方が大きいため,成績係数は大きくなると考えます.よって,分母が大きくなれば,成績係数は小さくなり,分母が小さくなれば,成績係数は大きくなると考えてください.暖房時ということは,室内側のエアコンが「凝縮器」,室外機が「蒸発器」の役割を果たします.それをイメージできるようになって下さい.設定温度が上がるということは,エアコンとしての「凝縮器」に着目します.設定温度が上がると,凝縮器側の冷媒の圧力を上げて,より熱を放散しやすい状態(=温風を作りやすい状態)にしてあげなければなりません.右図よりh2-h1の値は大きくなり,次式より暖房時成績係数は「小さくなる」とわかる.よって正しい.h2暖房時成績係数(COP)=-huh2-h1同一機械の場合,暖房・冷房の成績係数は,分母は等しく,分子が異なる.また,分子は,暖房時の成績係数の方が大きいため,暖房時のほうが効率がよく(成績係数は大),冷房時のほうが効率が悪くなる.(成績係数小)よって正しい.h1-hu∴冷房時成績係数(COP)=h2-h1<暖房時成績係数(COP)=h2-huh2-h1圧力圧力暖房時の外気の変動の影響を受ける部分(冬の室外機)圧力冷房時の設定温度の影響を受ける部分(夏のエアコン)圧力huエンタルピーhuエンタルピーhuエンタルピーhuエンタルピー冷房時の外気の変動を受ける部分(夏の室外機をイメージ)h1h2h2h2-h1h2-h1h1h1h2h2-h1h2-h1h1h1h2h2-h1h2-h1暖房時の設定温度の影響を受ける部分(夏のエアコン)h1h2h2h2-h1h2-h107.「成績係数」の解説P3/P3


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I-01.「防災計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_01_011防災計画延焼防止その他【縦長の窓】は,火災時に噴出する火炎の噴出力が強いため外壁から離れやすいが,【横長の窓】は,噴出する火炎が外壁から離れにくく,上階への延焼の危険性が高い.そのため,窓上の庇やバルコニーは延焼防止に有効である.22051,24051,26054,01051I_01_012防災計画火災数値木材の【出火(引火)危険温度】は,260℃前後であり,【発火危険温度】は,450℃前後である.30054,06054I_01_013防災計画火災用語【火災荷重(FireLoad)】とは,単位床面積当たりの可燃物の発熱量を木材火災の熱量に等価であると換算した木材重量をいう.可燃性物質は燃焼する材質によって火災状況や発煙性状が異なるので,「単位床面積あたりの可燃物の発熱量」を「同じ発熱量をもつ木材」の重量で表し,単位はkg/㎡となる.「等価可燃物量」とも呼ぶ.したがって,火災荷重とは種々の材質からなる火災の規模を評価するための指標であり,異なった火災の性状や挙動を比較する場合に基本要素として用いられる.28054,30054,04054I_01_014防災計画火災その他火災時に,廊下において形成される上方の煙と下方の比較的清浄な空気とか21052,02053らなる2層流は,煙の温度が高いほど,また煙の流速が小さいほど安定する.I_01_015防災計画火災その他耐火建築物の場合,火災の初期段階における【煙層の降下の速さ】は,火源の発熱量よりも火源の面積の影響を受ける.18083,24053I_01_016防災計画火災その他【住宅用火災警報器】の感知器を天井面に取り付ける位置は,一般に,天井の中央部分とする.21053I_01_017防災計画その他数値【一酸化炭素(CO)濃度】は,0.3%程度の場合,5~10分で頭痛・めまいが起こり30分間で死亡,1%になると1~3分間で人命が危険な状態となる.27051I_01_018防災計画避難計画用語【避難階】とは,直接地上へ通ずる出入口のある階をいい,この階において,上階からの階段と下階からの階段とを連続させた場合,誤って避難階を通り過ぎて上下階に避難してしまったり,上階と下階からの避難動線が重なり,混乱を招きやすいため上階からの階段と下階からの階段は,連続させないことが避難上望ましい.28192I_01_019I_01_020防火・防災防火・防災避難その他【階段の回り段】は,踏み面が狭くなるため,転落事故などの原因となりやすいため,直階段の一部に回り段を組み入れる場合,降り始めの部分よりも昇り始めの部分とするほうが望ましい.避難その他【避難階段の出入口の幅】を階段の幅より大きくしてしまうと,階段部分において人の滞留による混乱を招きやすいため,階段の幅員以下とすることが望ましい.1813201054I_01_022防火・防災避難数値一般に,【避難時の群集の歩行速度】は,0.8~1.2m/s程度とされており,劇場・百貨店・ホテルなどにおける階段以外の建築物の部分では,1.0m/sの値を用いる.尚,自由歩行速度は,一般成人で1.2~1.5m/s程度,60歳以上で壮/3程度とされている.23054I_01_022_02防災計画煙その他火災時に空気と分離した煙が平面方向に広がる速さは,避難における歩行速度にほぼ等しい.03051I_01_025防火・防災防災計画その他災害時に防災拠点となる庁舎において,仮設修復足場としての利用やガラス落下防止等のために,建築物外周にバルコニーを設ける事は有効である.02061I_01_026防火・防災防災計画その他浸水深さを5mと想定した沿岸型の災害拠点建築物において,1・2階の外壁の大部分をガラスカーテンウォールとして津波被災時には破壊・脱落させ,4階以上の重要な拠点部分の機能を守る計画とする事は有効である.02062I_01_027防火・防災防災計画その他高層の集合住宅に設ける備蓄倉庫は,避難階のほかに,100住戸ごとに,かつ,いずれの階からも4層以内に配置する事が望ましい.02063I_01_028防災計画防災計画その他超高層建築物や医療福祉施設では,災害時に一気に外部まで避難することが困難な場合が想定されるので,避難経路の途中又は途中階に一時的に滞留できる空間を確保することが望ましい.03053I_01_031防災計画煙その他火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は,0.5~1.0m/s,階段等へ流出した煙の上方向への流動速度は,3~5m/sである.21051,23053,27054,28052,30053,03052,06053I_01_032防災計画煙その他火災が発生すると,一般に火源からの煙は天井面に沿って水平方向に広がり,開放された竪穴に繋がっている場合,煙は垂直方向に一気に上昇する.そのため,煙は最上階から順次充満することとなる.22051I_01_033防災計画避難その他避難経路の計画においては,「日常使用する動線を使って逃げようとする」,「明るい方向や開けた方向へ向かう」等の避難行動特性を利用した計画とすることが望ましい.22054I_01_034防災計画防災計画その他大断面集成材を用いた木造建築物において,通常の火災により建築物全体が容易に倒壊するおそれのない構造とするためには,主要構造部の柱及び梁に適切な燃え代を見込んだ燃え代設計が有効である.260531/2ページ

I-01.「防災計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_01_035防災計画防災計画その他平成22年版消防白書によれば,住宅で発生した火災による死者数は,建築火23052災による死者数の9割程度を占める.I_01_036防災計画煙その他【火盛り期の火災】では,燃焼による発熱量は,可燃物の種類にはあまり関係24054がなく,開口部からの流入空気量によって決まり,流入空気と流出煙が釣り合うと,ほぼ一定の燃焼となり,火災継続時間が長くなる.I_01_037防災計画区画その他建築物の用途が異なる部分に設けられる区画については,原則として,発生した火災をその用途部分に留めるために防火区画とする.25051I_01_037_02防災計画区画その他排煙ファンに接続された排煙主ダクト(竪ダクト)が各階の床を貫通する部分には,防火ダンパーを設けない.07123I_01_038防災計画煙その他中央部に光庭となるボイド空間を設けた超高層集合住宅において,ボイド空間を取り囲む開放廊下を避難経路とする場合には,煙が滞留・充満しないよう,下層部分からボイド空間への十分な給気を確保する必要がある.25052,28053,04053I_01_039防災計画防災計画用語【フラッシュオーバー】は,室内で火炎による熱で可燃物が熱分解し,引火性26051,06052のガスが発生し室内に充満した場合や,天井の内装などに使われている可燃性素材が輻射熱によって,爆発的に延焼する火災現象である.I_01_040防災計画避難その他【水平避難方式】は,一つの階を防火区画や防煙区画により複数のゾーンに区画(水平避難区画)し,火災の発生していないゾーンに水平に移動することによって安全を確保する方法であり,高齢者や幼児が利用する施設において有効である.24052,28051,02054I_01_041防災計画避難用語【安全区画】は,不燃材料等の間仕切壁と扉により一定時間は居室から煙流出が遮断された廊下・通路であり,【籠城区画】は,避難が極めて困難な患者等がいるゾーンで,出火危険のあるゾーンと防火防煙区画を徹底し,安全を確保する.27052,01052,04052I_01_042防災計画避難用語【安全区画】を自然排煙とする場合,排煙口の位置は,避難方向と煙の流れる方向が反対になるよう配置する事が望ましい.02051I_01_043防災計画煙用語【自然排煙の排煙量】は,煙層の温度と厚さに依存し,煙層の温度が低いときや天井高が低いときにおいては排煙効果が小さい.02053I_01_044防災計画避難用語【防火扉】は,火災や煙の伝播自動的に閉鎖する機構を有する.30051I_01_045防災計画避難用語【層間区画】は,上下階の延焼拡大を防止するために,耐火構造や準耐火構造の,スラブ等の水平方向の部材や外壁のスパンドレル等の垂直方向の部材により形成するものである.30052I_01_046防災計画避難その他【大規模量販店の売場の避難出口の扉】は,廊下等の有効幅員に配慮しつつ,外開きにすることが望ましい.01053I_01_047I_01_048防災計画防災計画避難その他大規模店舗の売場内に防火区画(面積区画)を設ける場合の階段配置につ02052いて,防火区画された売場ごとの避難時間と避難扉幅当たりの避難者人数が概ね均等になるように計画することが望ましい.避難その他【居室内避難における歩行距離】は,一般に,室内の間仕切りや,移動が困難03054な家具の配置を考慮し,出口に最も遠い地点から出口までの最大歩行距離とする.2/2ページ

I-02.「給排水・衛生設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_02_001給排水・BOD用語【BOD】とは,生物化学的酸素要求量の略称であり,水中の有機物が好気性19184衛生設備微生物により分解されるときに消費される酸素量をいう.酸素量が多く必要とされるほど,水質の汚染度が高いことを示す.I_02_002給排水・衛生設備COD用語【COD】とは,化学的酸素要求量の略称であり,水中の有機物などを酸化する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したものをいう.日本では過マンガン酸カリウムを酸化剤として使用することが多い.19184I_02_004給排水・衛生設備ウォーターハンマー用語【ウォーターハンマー】は,配管内の流体を急激に止めることで起こる圧力変化により管が振動し騒音を発する現象をいう.防止策としては流速を遅くしたり(1.5~2.0m/s程度),急激に流体を止めるようなバルブ(電磁弁など)を使用せず,徐々に流れを閉めるようなバルブ(電動弁など)を使用する.26144I_02_005給排水・衛生設備ウォーターハンマー用語【ウォーターハンマー】は,配管内の流体を急激に止めることで起こる圧力変26144,29152化により管が振動し騒音を発する現象をいう.防止策としては急激に流体を止めないようにしたり,エアーチャンバーなどを設置する.I_02_007給排水・衛生設備受水槽数値受水タンクの設置に関しては,周囲に保守点検が容易にできるスペースが必要とされており,周囲及び下部に60cm以上,上部には100cm以上のスペースを設けなければならない.20192,23144,26151,30141I_02_009給排水・衛生設備受水槽その他受水タンクの容量は,1日の使用水量の半分程度を標準とする.水を多く貯めすぎると俗にいう「死に水」(循環がされにくい水)が発生しやすくなるため不衛生になる.容量算定については水道事業者(上水道の供給事業者)により決められていることが多い.20193,25152I_02_009_02I_02_009_03I_02_010I_02_011I_02_011_02I_02_011_03I_02_012給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備受水槽その他一般的な事務所ビルにおいて,災害応急対策として,飲料用受水槽の容量を1日予想給水量の2倍程度に設定する場合は,水道法の規定による残留塩素の濃度を確保するため,塩素注入等を行う.受水槽その他水槽内の滞留水による死に水ができないようにするため,大容量の受水槽内には迂回壁を設けることが望ましい.受水槽その他飲料水系統の受水槽の天井,底又は周壁は,建築物の躯体その他の部分と兼用してはならないが,飲料水系統と雑用水系統とを別系統とした場合,雑用水系統の受水槽は床下ピットを利用したコンクリート製水槽とすることができる.受水槽その他受水槽の材質については,強化プラスチック・鋼板・ステンレス鋼板・木などがあり,使用目的に応じて選定する.給水用語【ステンレス鋼板製の受水槽】は,残留塩素の揮発・結露水との再溶解による腐食の発生を防ぐため,水面上部には水面下部より耐食性の高いステンレス鋼材を用いる.給水用語【屋外に設置するFRP製の受水槽】は,水槽内における藻類の増殖を防ぐため,水槽照度率0.1%以下のものを用いる.281540514426141,29153,30142,0714325143,281410514105143給水用語【高置タンク方式(高架方式)】とは,受水槽に貯めた水を屋上の高置水槽(高架水槽)に汲み上げ,重力を利用して各所の水栓に給水する方式をいう.水栓などの器具は,正常に使用するために,適当な水圧を必要とする.その水圧を確保できる高さ以上の位置に高架水槽を設置する必要がある.他にポンプの圧力で給水する加圧ポンプ方式.水道の供給圧をそのまま利用する直圧方式などがある.21141,01142I_02_012_02給排水・衛生設備給水用語【高置水槽方式】において,揚水管の横引きが長くなる場合は,ウォーターハンマーの発生原因となる水柱分離を防止するために,建築物のできるだけ低い位置で横引き配管を長くする.29152,04144I_02_015I_02_016給排水・衛生設備給排水・衛生設備給水数値洗浄弁(フラッシュバルブ)の場合,標準的な器具は,70kPa以上の水圧を必要とする.シャワー類も70kPa,一般水栓類の必要水圧は30kPa程度である.14202,20194,23143,26153給水用語【水道直結増圧方式】とは,水道本管に直接接続させた増圧給水設備による給水方式である.受水槽,高置タンクを必要としないため,水質汚染の可能性が最も小さく,給水圧力の変化はほとんど一定となる.水道本管断水時は使用不可能となるが,停電時の給水は可能な方式である.21141,27153,01143,07141I_02_016_02I_02_016_03I_02_017給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給水用語【水道直結直圧方式】とは,水道本管の圧力に依存するため,地域や建物の階以上にあがらない場合もある.一般に2階程度の住宅や小規模の建物に適用され,停電の影響を受けないうえ,配管以外の設備スペースは必要ない.21141,01141給水用語【水道直結増圧方式】において,水道本管への逆流を防止するためには,一般に,増圧ポンプの吸込み側に逆流防止器を設置する.給水用語【高置(高架)タンク方式】は,一定規模以上の建物で,最も多く採用されている給水方式である.高架水槽に貯めた水を重力を利用して給水するため給水圧力の変化はほとんど一定となるが,水質汚染の可能性は最も高くなるためタンク内の清掃を定期的に行う必要がある.水道本管断水時には受水槽・高架水槽の貯留量の範囲内で,ある程度給水可能であり,停電時においても,高架水槽の貯留量の範囲内で,ある程度給水可能である.2114127153,011431/4ページ

I-02.「給排水・衛生設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_02_018給排水・給水用語【加圧給水ポンプ方式】とは,加圧ポンプによる給水方式である.ポンプの台21141,01144衛生設備数制御や容量制御により,給水圧力の変化をほとんど一定に保つことができる.高置水槽を必要としないため,水質汚染の可能性は,「高置タンク方式」より低くなる.断水時は受水槽の貯留量の範囲内で,ある程度給水可能であり,停電時にはポンプが使用できないため給水不可能となる.I_02_022I_02_023給排水・衛生設備給排水・衛生設備給水数値居住者1人あたりの一日平均使用水量は,住宅で200L程度,事務所ビルで,60~100L程度である.給水数値一般建築物の場合,使用水量の比率は飲用水30~40%,雑用水70~60%である.尚,飲用水と雑用水の比は,住宅:65~80%,35~20%,病院:60~66%,40~34%,デパート:45%,55%,学校:40~50%,60~50%の比率となり,厨房,入浴施設などがある建物の方が飲用水比率は高くなる.23141,24141,26152,02141,02142,0614122143,27144,03144,06142I_02_023_02給排水・衛生設備給水数値節水こま入り給水栓は,こまの底部の大きさを,普通こまより大きくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくするものであり,普通こまと比較すると30~40%の節水を図ることができる.19203,25144I_02_024I_02_025給排水・衛生設備給排水・衛生設備クロスコネクションクロスコネクション用語その他【クロスコネクション】とは,上水系統の配管とそれ以外の配管を接続すること18203,27152,30144,04143をいう.上水系統が負圧になった場合,上水に他系統の水が流れ込む可能性が生じるため,「建築基準法施行令」により禁止されている.仮に井水の水質がよくても環境変化に伴い水質が悪化する可能性があるため給水タンク内に井水を通すことはできない.原則的に給水タンク内には,上水以外の配管を貫通させてはならない.18203I_02_026I_02_028I_02_031I_02_032給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備クロスコネクションその他飲料水の給水タンクと排水再利用水の給水タンクを,配管で連結してはならない.排水その他【グリース阻集器】は,営業用調理場等において,排水中に含まれる脂肪分を除去し,排水管が詰まるのを防ぐために設置する.また,一般のトラップと同じように,排水管からの臭気の逆流を防ぐ機能もあるがその主目的は油脂分や残りかすの除去である.1820318204,22133,25151,03151排水数値排水タンクの底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピットに向19202,21152,24142,28153,かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける.また,内部の保守点検を容易かつ06152安全に行うことのできるような構造としなければならない.排水用語【ディスポーザ排水処理システム】は,ディスポーザ,専用の排水配管及び排水処理装置により構成されており,一般に,排水中のBOD等を基準値以下にして,下水道に放流するものである.03153I_02_033I_02_035I_02_036I_02_037I_02_037_02I_02_037_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備排水用語【即時排水型ビルピット設備】は,排水の貯留時間を短くすることにより,硫化水素等の悪臭物質の発生を抑制することができる.排水用語【敷地排水管の排水ます】は,排水管の起点,終点,会合点及び屈曲点に設置する.その最大間隔は排水管の管径の120倍までとする.排水その他受水槽や高置水槽のオーバーフロー管や水抜管には,臭気の逆流を防ぐためのトラップを設けたとしても排水管を直接連結することはできない.排水その他雨水立て管の【管径】は,その地域の最大降雨量とその立て管が受けもつ屋根面積等をもとに算出して求める.排水その他【雨水排水管径の算定に用いる雨量】に最大雨量の10分間値を用いることは,1時間値を用いた場合よりも排水管径は大きくなるので,局地的な集中豪雨への対策として有効である.排水その他【サイホン式雨水排水システム】は,特殊な形状のルーフドレンによりサイホン現象を発生させ,多量の雨水を排水する方式で,一般に,従来方式に比較して雨水たてどいの口径を小さくすることができる.031540515224143,29154271410515305154I_02_038給排水・衛生設備排水方式用語排水方式は,次のように分類される.【公共下水道における排水方式の場合】雑排水」と「雨水」とを同一系統として合流させる方式を【合流式】といい,「汚水,雑排水」と「雨水」とを別系統として分流させる方式を【分流式】という.【敷地内排水の場合】合流させる方式を【合流式】といい,「汚水」と「雑排水」とを別系統として,分流させる方式を【分流式】という.尚,【敷地内排水の場合】には,合流式,分流式いずれの場合においても「雨水」は,別系統として排水させなければならない.19204,25154,29143,01152I_02_038_02給排水・衛生設備排水方式その他公共下水道が合流式であっても,汚水排水管が詰まった場合に衛生器具から07151室内に雨水が浸入しないようにするため,建築物内の雨水排水管と汚水排水管の兼用は避ける.I_02_039給排水・衛生設備排水方式その他「建物内分流方式」であっても器具トラップの封水保持に悪影響を与えたり,19204排水管の臭気が雨水管に逆流したりするため,建物内においては,雑排水管と雨水排水立て管は別系統にする.I_02_039_02給排水・衛生設備排水方式その他公共下水道へ排水する場合には,原則として,排水温度を45℃未満にしなければならない.03152,071522/4ページ

I-02.「給排水・衛生設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_02_040給排水・雨水管その他「建設省告示」に,「雨水排水立て管は,汚水排水管もしくは通気管と兼用し,21151,26142衛生設備又はこれらの管に連結してはならない.」と定められている.I_02_040_02給排水・衛生設備雨水管その他壁面に吹きつける雨水が下部の屋根面に流下する場合は,一般に,壁面面積の50%を下部の屋根面積(水平投影面積)に加算して,雨水排水管の管径を求める.22191,27141I_02_041I_02_042I_02_043I_02_044I_02_045給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備トラップ数値「建設省告示」より,「封水深は,5㎝以上10㎝以下(阻集器を兼ねる排水トラップについては5㎝以上)としなければならない.」とわかる.21154トラップ数値封水深は深すぎると封水内に堆積物が溜まり,排水が流れにくくなり,浅すぎると破封(封水がなくなること)しやすくなるため,口径にかかわらず5㎝以上10㎝以下とする.破封の原因としては,他に,蒸発によるもの,髪の毛等による毛細管現象によるもの,自己サイホン作用,はね出し作用,吸い出し作用によるもの等がある.21154トラップその他「建設省告示」より,「排水トラップは,二重トラップとならないように設けなければならない.」とわかる.二重トラップにするとトラップ間に空気溜まりが生じ,排水の流れを阻害する要因となる.トラップ用語雨水排水管を合流式下水の本管に接続する場合,トラップを設けて,臭気・下水ガスの逆流や害虫の侵入を防ぐように配慮する.屋外排水の方式には「雨水」と「汚水雑排水」とを別々の配管系統で公共下水道まで導く【分流式】と同じ配管系統で導く【合流式】がある.トラップ用語【通気管】は,排水が流れるときに排水管内の気圧変動により,トラップの封水が破られることを防止すること,また,配管内の流れを円滑にすることを主な目的とする.22133,29142,30153,0315122132,29144,0119326142I_02_045_02I_02_045_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備トラップその他床排水に使用されるわんトラップは,清掃の際にわんが取り外されたまま使用されると悪臭や害虫が侵入するおそれがあるので,なるべく採用しないほうがよい.通気その他屋上を庭園や物干し等にする計画の場合,屋上に開口する通気管は臭気に配慮し,人の動線から離れた位置や,ある程度の高さに立ち上げた位置で大気中に開口するのが望ましい.2020322131I_02_045_04I_02_045_05I_02_046I_02_046_02I_02_046_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備通気その他排水横管の通気の取り出しは,一般に,排水横管断面の垂直中心線上部から45度以内の角度で取り出す.通気その他排水槽に設ける通気管は,一般に,排水管に接続する通気管とは別に設け,外気に開放させる.トラップ用語【各個通気方式】は,各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し,その端部を通気立て管等に接続する方式であり,自己サイホン作用の防止に有効である.トラップ用語【ループ通気方式】は,2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり,ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて,通気立て管にその端部を接続する.トラップ用語【伸頂通気方式】は,通気管(通気立て管,通気横枝管,器具通気管)を設けず,排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式であり,排水横枝管の影響を受けやすいため,比較的,許容流量値が小さい.2213430154021510215202153,07153I_02_046_04給排水・衛生設備トラップ用語通気弁方式は,通気管端部に通気弁を設置する方式であり,通気弁は,通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し,排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している.02154I_02_047給排水・衛生設備配管その他分譲集合住宅では,その住戸の専有物となる配管は専有部分に納める必要がある.多くの場合はスラブ上に床を組むため,その隙間に配管する.給水,給湯配管については,天井内を通す場合もある.22144,26154I_02_048_02I_02_048_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備配管その他PS(設備縦シャフト)の寸法については,配管の施工,点検,修理,更新作業20201が安全・容易に行なえるように計画するとともに,配管の更新時の予備スペースを考慮する.配管その他自然流下式の【排水立て管】は,トラップの破封を防止するために,いずれの20202,27151,01154階においても,最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一管径としなければならない.I_02_049_02給排水・衛生設備配管その他【排水管の掃除口】は,配管の曲がり部分等に設けるとともに,延長が長い横走り配水管に設ける間隔は,管径が100mm以下の場合は15m以内,100mmを超える場合は30m以内とするのが望ましい.20195,25153I_02_049_03給排水・衛生設備配管その他排水管内の点検や清掃のための掃除口の大きさは,原則として,排水管径が100mm以下の場合は同一の口径とし,排水管径が100mmを超える場合には100mmより小さくならないようにする.07154I_02_050給排水・衛生設備配管用語【さや管ヘッダ工法】とはパイプシャフト内などに設置したヘッダから各給水,給湯箇所へたこあし状に配管する方法で,途中に継手を介さないため漏水が生じにくい工法である.18202,241313/4ページ

I-02.「給排水・衛生設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_02_050_02給排水・配管衛生設その他給水管を,硬質塩化ビニルライニング鋼管とし,管端防食継手を使用すれば,28143赤水の発生を防止することができる.I_02_050_03I_02_052備給排水・衛生設備給排水・衛生設備配管その他セントラル給湯システムに用いられる配管材には,ダクタイル鋳鉄管よりも,主に銅管,ステンレス管などが用いられる.18205,24134給湯用語在郷軍人病を起こす【レジオネラ菌】は,20~45度の温度の条件で繁殖しやす23153,27142,01153,06144,い.また,熱に弱く55度以上になると死滅するため,給湯温度は,循環式の場07124合55℃以下にしないほうがよい.I_02_054給排水・衛生設備給湯その他給湯回路は給湯により使用された分だけ補給水が回路内に供給される.空調23152,28144回路の場合は回路から失われる水が少ないため補給水の量は少ない.また,新たに回路に入ってくる補給水の溶存酸素が回路内に残ることにより腐食は起きやすくなるため,補給水が多く入る給湯用ボイラーのほうが空調用ボイラーよりも腐食しやすい.I_02_056_02I_02_057給排水・衛生設備給排水・衛生設備給湯その他給湯設備における加熱装置と膨張タンクとをつなぐ膨張管には,止水弁を設けてはならない.給湯数値瞬間式ガス給湯機の【給湯能力】は号数表示で示し,流量1L/minの水温を25℃(K)上昇させる能力を「1号」とする.これは,1500kcal/hの加熱能力に相当する.住宅で一般的に採用されている「16号」の場合,流量16L/minの水の℃(K)上昇させる能力を有することになる.24133,3015219205,26143,30151,06143I_02_057_02I_02_057_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備給湯用語【潜熱回収型ガス給湯機】は,一般に,潜熱回収時に発生する酸性の凝縮水を機器内の中和器で処理し排出する仕組みとなっている.給湯用語【ハイブリッド給湯システム】とは,ピーク時の給湯負荷に対応するため,一般に,貯湯槽と組み合わせて用いられるヒートポンプ給湯器を,瞬間式の燃焼式加熱機(ガス・石油)と組み合わせたものであり,ベース負荷をヒートポンプ給湯器が受け持ち,ベース負荷を超える場合に,加熱速度の速い燃焼式加熱機でバックアップする.0415104154I_02_058I_02_059給排水・衛生設備給排水・衛生設備再利用水再利用水その他その他【排水再利用水】は,技術的には飲用可能にすることもできるが,コスト的な問題から便所の洗浄水,散水などに使用する程度である.【排水再利用水】とは手洗い等で使用された水を浄化し便所の洗浄水等に使用することをいう.一定の基準値以上に浄化することを前提として,掃除用流しや散水栓などの手に触れる可能性はあっても,飲料水として使用する可能性の少ないところに使用する場合もある.2814223142,28142,07144I_02_060I_02_062給排水・衛生設備給排水・衛生設備再利用水再利用水その他その他排水再利用の原水として,洗面器や手洗器からの排水だけでなく,厨房排水や便器洗浄排水としても利用することができる.コスト的な問題を除けば,技術的には飲用可能な水質に浄化することも可能であるが,浄化を行えるとしても施設の故障などで水質が悪化する恐れがあるため,飲用水として使用されることはない.22142,25141,29141,0615128142I_02_063I_02_067給排水・衛生設備給排水・衛生設備再利用水その他雨水を便器洗浄水等で再利用した排水が下水道料金の対象となる地域においては,一般に,雨水使用量を計測する量水計を設置する.その他その他【バキュームブレーカー】とは,断水時などに給水管内が負圧になったとき,配管内に逆流が生じないように管内に空気を送り込む装置を言う.吐水口空間が十分にとることのできない大小便器の洗浄弁などに取り付ける.03143,0615418201,22141,27154,30143,04142I_02_067_02I_02_068給排水・衛生設備給排水・衛生設備その他その他屋外散水栓には,逆流を防止するために,給水管にバキュームブレーカーを設ける.30143その他用語大便器の洗浄方式としては,【洗浄弁方式】,【ロータンク方式】,【ハイタンク20204,04142方式】があるが,連続して使用されることが予想される箇所には洗浄弁方式が採用される.I_02_070給排水・衛生設備その他用語水洗式大便器の洗浄方式において,【サイホンボルテクス式】は,水溜り面が広く,汚物が水中に沈みやすいため,臭気の発散が少なく,汚物の付着がほんとんどない.また,清浄音が静かな高級便器である.18204,24144I_02_070_02I_02_070_02I_02_070_03給排水・衛生設備給排水・衛生設備給排水・衛生設備その他用語サイホン式大便器の洗浄水量は,一般に,約13ℓ程度であるが,節水型は8.5ℓ以下である.その他その他【節水型大便器】は,節水Ⅰ型(8.5ℓ以下)及び節水Ⅱ型(6.5ℓ以下)に区分されており,近年,大便器の節水化が進み,1回当たりの洗浄水量を4ℓ以下としたものが市販されている.2020525142その他用語【ブローアウト式】の便器は,噴出穴から洗浄水を強力に噴出させ,汚物を吹き飛ばし排出する方式で,水溜り面が広く,汚物の付着,臭気の発散がほとんどない.サイホン作用を利用せず、水勢のみで排出するため一定以上の水圧が必要であり,洗浄音は大きい.21153I_02_074給排水・衛生設備その他その他【キャビテーション】とは,ポンプ内部で局部的に液体が気化するまで圧力低下した場合,液体内に気泡が発生し,更に流れが高速になったとき,その部分に空洞を生じることをいう.これは,振動・騒音,ポンプの効率の低下,発生部での侵食等の原因となる.19201,23154,29151,041414/4ページ

I-03.「空調設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_03_001空調設備空調方式用語【VAV空調方式】は,吹き出し温度を一定とし,負荷にあわせて送風量を変化させることで室温を制御する.【CAV空調方式】は,送風量を一定とし,負荷にあわせて吹出温度を変化させることで室温を制御する.CAVは送風量が変動しないため送風機の消費エネルギー量は一定となるが,VAVは送風量が変動するため送風機の消費エネルギー量を節約することができる.03121I_03_002空調設備空調方式用語【VAV空調方式】とは,変風量単一ダクト方式のことをいい,一定に保たれた送風温度を吹出し空気の風量を変えることによって温度調整し,室温を制御する方式である.部屋ごと又はゾーンごとの温度制御も可能である.25131,01112,04123I_03_003空調設備空調方式用語空調設備における【変水量方式(VWV方式)】は,空調配管系を流れる水量を空調負荷に応じて変動させる方式をいう.水量が変化することにより,ポンプの搬送動力の低減を図れるため,搬送エネルギーの低減に有効である.26134I_03_003_空調設02備I_03_004空調設備その他その他【ポンプの軸動力】は,一般に,「ポンプの吐出し量」と「全揚程」に比例する.24114空調方式その他空気調和機の冷温水コイルの三方弁制御は,定流量方式であるが二方弁制25123,26134,30191御は変流量方式であるため,二方弁制御の方がポンプ動力を低減することができる.I_03_004_02空調設備空調方式その他空気調和機の冷温水コイルの通過風速は,凝縮した水の飛散抑制と搬送動力の低減を考慮し,2~3m/s程度が望ましい.24103I_03_006空調設備空調方式用語【熱交換機】とは,蒸気のエネルギーを熱交換して温水を作る装置である.20071I_03_008空調設備空調方式用語【ヒートポンプ】とは,冷凍サイクルの仕組みにより,低温の物体から高温の物24132,30192体へと熱を運ぶ仕組みをいう.電気ヒーターなどに比べ同じエネルギー量でも2~5倍の暖房能力を有する.I_03_009空調設備空調方式用語【ファンコイル】はファン,冷温水コイル,フィルターをケーシングに納めた機械であり,空調対象の部屋に直接設置される場合が多く,個別に制御が可能であるため病室やホテル等の個室の多い建物に適した空調方式である.18195,21231I_03_010空調設備空調方式用語【個別分散方式】は,空調を必要とする部屋ごとに空調機を設置し,空調の入03122切や冷暖房の切替が個別にできる空調方式であり,一般に,天井内等に機器の設置が可能なため,機器等の設置に必要なスペースを小さくすることができる.I_03_011空調設備空調方式用語【外気冷房方式】は,冷房期の建物内設定温度よりも外気温度が低いときに外気を導入して室内温度を下げる方式である.近年,OA機器類の増加に伴い内部負荷が増えており,内部発熱が大きく必要外気量の小さい建物,冬期・中間期でも冷房が必要な建物ほど効果が期待できる.18233,22194,23112,28121I_03_012空調設備空調方式用語【外気冷房方式】は,冷房期において建物内設定温度よりも外気温度が低い18233,21134,25034,02121,場合に,外気を導入することで室内温度を下げる方式であり,【ナイトパ-ジ】07134は夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替えることで外気(冷気)を建物躯体などに蓄冷し,昼間の冷房負荷を下げる方式である.内部発熱が大きな建物ほど有利であり,エネルギー使用量の低減に有効である.I_03_012_02空調設備空調方式その他【外気冷房システム】を用いた場合,外気を利用することで冷却に必要なエネルギーは削減できるが,冬期の外気は絶対湿度が低いため室内条件に合わせるためには,加湿が必要となり,それに伴う必要エネルギーは増加する.18194,28122I_03_014空調設備空調方式用語【地域冷暖房方式(DHC方式)】とは,1か所又は数か所のプラントにおいて製造された冷水,蒸気,温水等の熱媒を複数の建築物へ供給する方式であり,利点の一つとして,熱源設備の集約による省エネルギー化が挙げられる.札幌都市部,東京都新宿新都心,東京都練馬区光が丘団地などで実用化されている.25203,30204,03204I_03_015空調設備空調方式その他冷凍機には,主に【圧縮式冷凍機】と,【吸収式冷凍機】の2種類がある.吸収26113式冷凍機は圧縮式に比べ,エネルギー消費量が少なく,また,負荷変動に対する効率低下の影響も少ないため,省エネルギー対応設備として優位に位置付けられている.吸収式冷凍機には,一般に冷媒として水,吸収液として臭化リチウム水溶液を使用する.I_03_018空調設備空調方式用語【床吹出し空調方式】とは,OA機器等の配線ルートである二重床を利用して,床面から空気を吹出す方式であり,OA機器の配置の偏りや変更等に対応しやすい.18191I_03_018_02空調設備I_03_018_空調設03備空調方式空調方式用語床吹出し空調方式は,冷房時に居住域での垂直温度差が生じやすい.30132,03124用語【床吹出し空調方式】は,冷房運転時であっても,空調域の高さに応じた気流特性を有する床吹出し口を用いることにより,天井高にかかわらず効率的な居住域空調が可能である.05122I_03_019空調設備空調方式用語【放射冷暖房方式】とは,床,壁,天井内にコイルなどを埋設し,冷温水を循環させることで,床,壁,天井の表面からの放射熱により冷暖房を行う方式である.快適性に優れるが,冷房時に室内の空気の湿度を低く維持しないと,冷却面に結露を起こすおそれがある.30134,031231/4ページ

I-03.「空調設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_03_020空調設備空調方式用語【タスク・アンド・アンビエント空調方式】は,作業場所周辺の局所で空調を行うもので,個人の好みに応じて室内環境を調整することができ,「パーソナル空調方式」ともいう.不在のスペース部分の空調は停止することもできるため,空調用エネルギー使用量の削減に有効である.23114,01124,06121I_03_021空調設備空調方式用語【エアフローウィンドウ方式】とは,窓と設備が一体化した空調システムで,窓24201,06131を二重サッシ,または,二重ガラスとし,その間の空気層に空調の還気(リターン)を通すことによって,ペリメーターゾーンの温熱環境の変化を抑制する方式をいう.ペリメーター空調システムの種類には,主に,①.ファンコイル方式,②.エアフローウィンドウ方式,③.エアバリア方式の3種類があり,エアバリア方式は,他の2方式に比べて特に,イニシャルコストの面で高い優位性を持ってきたが,ファンコイル方式,エアフローウィンドウ方式に比べて,室内に熱気が漏れやすいという問題点がある.I_03_021_02空調設備空調方式用語【ペリメーターレス化】は,ペリメーターゾーンにおける熱負荷を,建築的手法と設備的手法とを組み合わせて可能な限り減少させ,ペリメーターゾーンをインテリアゾーンに近い温熱環境とすることである.01111I_03_022空調設備空調方式その他水熱源ヒートポンプは,主に井水,排水など年間を通して温度変化の少ない29132,02111,07131水を熱源とする.「水」は,比熱が大きく,熱の伝導も良いため,高い成績係数(COP)が期待できるが,熱源となる水の確保が問題となる.空気熱源ヒートポンプは,場所に制限なく使用することができるが,冬期暖房時には,気温が低下するにつれて霜の付着などにより伝熱効果が低下し成績係数(COP)が低くなる.ゆえに,空気熱源方式は,水熱源方式に比べて,冬期の能力低下を考慮して機器を選定しなければならない.I_03_023_02空調設備空調方式その他【換気用エアフィルタユニットの粒子捕集率】には,測定方法によって,「計数23132,04133法」「比色法」「質量法」の表示方法がある.「計数法」は,HEPAフィルタの性能測定に使用する方法で,測定する塵埃はダストカウンターを使用して計数する.「比色法」は,主に中性能フィルタの性能測定に使用する方法で,フィルタの上流と下流からサンプリングした空気をろ紙に通過させその汚れの変化を色の濃淡で比較する.「質量法」は,主に一般空調用フィルタ及びプレフィルターの性能測定に使用する方法で,捕集した塵埃の重量を測定する.I_03_024空調設備空調方式用語【二重効用吸収式冷凍機】とは,高温再生器と低温再生器の二度にわたり冷24112,25114,28111,28112,媒蒸気から熱を奪う吸収式冷凍機をいう.圧縮機を駆動する遠心冷凍機に比28114べて,駆動用の電動機を使用しないので,電力消費量が少なく,騒音・振動も小さいが,凝縮器の他に吸収器の冷却にも冷却水を要するため,冷却塔の容量は大きくなる.I_03_024_02空調設備空調方式用語吸収冷凍機の蒸発器では,真空に近い状態にすることで冷媒を蒸発させ,そ28113,30121の気化熱として冷水から熱を奪う仕組みとなっており,一般に,同一容量の遠心冷凍機に比べて,冷媒循環系の圧力は低い.I_03_025空調設備空調方式数値24時間機械換気システムを用いる場合には,一つの住戸全体において,0.5回/h程度の換気を行い,各居室がまんべんなく換気されるように配慮する.換気回数は,住宅等の居室で0.5回/h,それ以外の居室では,0.3回/h以上必要とされる.14234I_03_026空調設備全熱交換器用語【全熱交換器】とは,空気と空気を混合せずに顕熱と潜熱を入れ替える(熱交換する)ことができる装置で,夏期及び冬期の冷暖房負荷の軽減に有効であり,必要外気量の多い建築物ほど効果が期待できる.21132,23111,26132,02134I_03_026_02空調設備全熱交換器用語熱交換換気の採用による省エネルギー効果の検討に当たっては,熱回収による冷暖房負荷低減だけでなく,ファン動力の増分も考慮する.22201I_03_026_03空調設備全熱交換器用語外気取入れ経路に全熱交換器が設置されている場合,中間期等の外気冷房が効果的な状況においては,一般に,バイパスを設けて熱交換を行わないほうが省エネルギー上有効である.01113I_03_027空調設備全熱交換器その他空調負荷に対して,外気負荷はかなりの割合を占める.全熱交換器を使用することにより外気負荷を減らすことは空調負荷を減らすことに有効な手段であり,冷凍機・ボイラーなどの熱源装置容量を小さくできる.22132,02134I_03_027_02空調設備全熱交換器その他全熱交換器を病院に採用する場合は,外気及び還気に浮遊細菌が含まれている可能性を考慮し,高性能フィルターを全熱交換器の給気側に設ける.25121I_03_027_03空調設備全熱交換器その他室内負荷が変わらない場合,空調機の外気取入れに全熱交換器を使用することにより,空調機にかかる負荷は減るが,吹出し温度差は変わらないため,空調機の送風量は一定となる.27133I_03_028I_03_030空調設備空調設備その他その他長方形ダクトの風量は断面積と風速によって決まるが,圧力損失は周囲長さが長いほど大きくなる.【アスペクト比】とは短辺と長辺の比でのことであり,同一断面積ではアスペクト比が小さいほど周囲長さは短くなる.ゆえに,アスペクト比が小さいほど圧力損失は少なくなり,搬送動力を小さくできる.21112,26122,01131,04122その他その他一般の空調・換気ダクトにおいて,直管部の単位長さ当たりの【圧力損失】は,風速の二乗に比例する.21111,22124,27113,29111I_03_030_02空調設備その他その他一般の換気ダクトにおいて,ダクトの曲がり部分や断面変化部分に生じる局部圧力損失は,風速の2乗に比例する.24122I_03_030_03空調設備その他その他送風機の軸動力は,羽根車の回転数の3乗に比例する.261242/4ページ

I-03.「空調設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_03_031空調設備その他その他送風機の主軸の回転に必要な【軸動力】は,一般に,「送風機の全圧」と「送風20232,24114,26124量」との積に比例する.I_03_031_02空調設備その他その他ダクト径を変更せずに,「同一性能の送風機を2台並列運転する場合」と「そのうち1台を単独運転する場合」との風量の割合は,2:1にはならない.29113,03192I_03_031_03空調設備その他その他「軸流送風機」は,風方向は電動機の軸にそって流れ,旋回しながら直線的に23123,29112流れるもので,プロペラファン等が該当し,換気用のパイプファン等に採用される.一方,「遠心送風機」は,風方向は軸に対して直角に,遠心方向に流れるもので,シロッコファン等が該当し,キッチンのレンジフード等に採用される.遠心送風機は,一般に,軸流送風機に比べて静圧の高い用途に用いられる.I_03_031_04空調設備その他その他【セントラルダクト方式】を採用した高層建築物において,低圧ダクトではダクト01133スペースが建築面積に対して大きな割合となることから,高圧ダクトとすることが望ましい.I_03_032_02空調設備その他用語天井に設ける吹出口において,アネモ型吹出口は,ライン状吹出口に比べてコールドドラフトが生じにくい.21124I_03_034空調設備その他用語【クリーンルームの空気清浄度の等級】をJIS規格では,「クラス1~9」とし,1m3中の0.1μm以上の粒子数を10のべき乗で表したときの指数であり,クラスの数値が大きいほど清浄度が低くなる.尚,アメリカ連邦規格による等級では,クラス100,クラス10,000,クラス100,000等がある.23113,04134I_03_034_02空調設備その他その他【半導体工場のクリーンルーム】においては,清浄度を保つために周囲の室に対して10Pa程度の正圧となるように換気し,塵埃(じんあい)の流入を防止する.27111,01122I_03_036空調設備その他その他冷暖房機器を外部負荷の大きい部分に設置した場合,負荷が室内全体に侵入する前に解消することができるため,室内温熱環境への影響を小さくできる.ゆえに,外部負荷の大きい窓面に冷暖房機を設置することは効果的である.24022I_03_037空調設備その他その他外気負荷には【顕熱負荷】と【潜熱負荷】があり,これらの合計を【全熱負荷】と19182いう.また,【全熱負荷】は,「室内外の空気のエンタルピー差」と「風量(質量基準)」との積で表され,【顕熱負荷】は,「室内外の空気の温度差」と「風量(質量基準)」と「空気の比熱」との積で表される.I_03_037_02空調設備その他その他空調設備の【全負荷相当時間】は,「冷房又は暖房負荷の年間の積算値」を,「最大熱負荷(熱源機器容量)」で除した値である.22104I_03_037_03空調設備その他その他空調設備の最大負荷計算において,照明,人体,機器等による室内発熱負荷については,一般に,冷房時は計算に含めるが,暖房時は安全側となるので,計算に含めないことが多い.22103,25122,29124I_03_038I_03_040空調設備空調設備その他その他単位時間当たりの冷温水の搬送熱量は,「往き還り温度差」,「循環流量」,「水の比熱」及び「水の密度」の積で表す.尚,実務では水の密度は1kg/Lとして計算することが多い.その他その他中央熱源方式における空気調和設備関連の全機械室の所要スペースは,シティホテルの場合,冷熱設備容量は,OA負荷等が無いため事務所ビルより小さくなるものの,ボイラーについては空調だけでなく浴室給湯の熱源も兼ねているため大きくなる.3012219123,21133I_03_042空調設備その他その他最近の事務所ビルの室内発熱による冷房負荷増大の要因は,OA機器の発熱負荷の増加の影響が最も大きい.21114,27132I_03_043空調設備その他その他フロート板ガラスを使用した窓の室内側にブラインドを設ける場合,一般に,暗色ブラインドは,明色ブラインドに比べて熱を吸収しやすいため暗色ブラインドの方が日射遮蔽性能が低くなる.21121,25124I_03_044空調設備その他数値冷却塔水のレジオネラ防止対策において,冷却塔と外気取入れがらりとの離隔距離は,一般に,10m以上とする.20234,01191,03141I_03_044_02空調設備その他その他【冷却塔による冷却効果】は,主に,冷却水の蒸発潜熱により得られる.18193I_03_045空調設備その他その他冷却塔は,水の蒸発潜熱により冷却を行うため,外気の湿球温度より低い温度には冷却できない.26111,30123I_03_045_02空調設備その他その他冷却塔の設計出口水温は,冷凍機の冷却水入口水温の許容範囲内の低い温度で運転したほうが,省エネルギー上有効である.30122,03113I_03_046空調設備その他その他【空調用冷却塔の補給水量】は,一般に,電動冷凍機を用いた場合より二重効用吸収冷凍機を用いた場合のほうが多くなる.18232I_03_046_02空調設備その他その他【密閉式冷却塔】は,冷却水を直接大気に開放しないため,一般に,開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなるが,水質劣化に伴う冷凍機の性能低下は少ない.24113,29134I_03_047空調設備その他用語【リバースリターン配管方式】は,ファンコイルユニット等の各負荷機器を結ぶ配管長さをほぼ等しくし,配管抵抗をほぼ同一にする方式をいう.182343/4ページ

I-03.「空調設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_03_047_02空調設備その他用語【リバースリターン方式】は,往き管と還り管の流量が等しい循環配管系には適しているが,給湯管と返湯管で流量が大きく異なる場合には適さない.01193I_03_048空調設備その他用語【SHF】とは,顕熱比の略称で,温度及び湿度が変化するときの全熱量(エンタルピー)変化に対する顕熱量の変化の比率である.空調負荷計算においては,顕熱負荷を全熱負荷で割った値とする.19182I_03_049空調設備その他用語【TAC温度】は,空調設備の熱負荷計算に関して,設計用外気条件に用いられ,実際の気象データを統計処理して得られた値であり,超過確率を設定して,稀にみられる猛暑等の要因を取り除いたものである.22101,29122I_03_049_02空調設備その他用語【熱負荷計算法】には,簡易的な「定常計算法」や,非常に高精度な結果が得られる「非定常計算法」等があり,計算の目的により使い分けられている.29121I_03_050空調設備その他用語空調における【PID制御】は,比例,積分,微分の三つの利点を組み合わせた制御方式である.22122,27123I_03_050_02空調設備その他その他【P制御】は,比例制御といい,基本的なフィードバック制御である.【PI制御】は,比例動作に積分動作を加えたものであり,比例動作のみでは生じやすいオフセットを取り除く複合動作方式である.25132I_03_051空調設備その他その他核店舗,準核店舗,専門店街からなる大型ショッピングセンターでは,業態による営業時間や負荷特性を考慮して,熱源をそれぞれで独立させることが望ましい.25112I_03_052空調設備その他その他軸流吹出し口の吹出し気流は,一般に,ふく流吹出し口の吹出し気流に比べて誘引比が小さいため,広がり角が小さく到達距離が長い.25133I_03_052_02空調設備その他数値天井から下向きに軸流吹出し口を設置する事務室の計画では,居住域の上面における風速が0.5m/s以下となるよう設定する.01133I_03_053空調設備その他用語【デシカント空調】は,排熱等を用いることにより潜熱を効率よく除去することが可能なため,潜熱と顕熱とを分離処理する空調システムに利用できる.27124,30131,02123,07111I_03_054空調設備その他その他劇場の空調負荷の特徴として,ピーク負荷が大きく,室容積が大きいため予冷・予熱の時間が長い傾向にある.04111I_03_054_02空調設備その他その他百貨店の空調負荷の特徴として,休日と平日,一日の午前と夕方の時間帯等によって負荷が大きく異なる傾向にある.04112I_03_054_03空調設備その他その他ビジネスホテルの空調負荷の特徴として,ピーク負荷が夕方から夜間にかけて発生する傾向にある.04113I_03_055I_03_056空調設備空調設備その他用語【空調機に再熱コイル】を設置する場合は,冷房時の部分負荷時において,設定室温での室内の湿度上昇を防ぐことはできるが,エネルギー消費量は多くなる.その他用語【ラジオアイソトープ施設】では,一般に,室内への給気を全て排気するオールフレッシュ空調方式が用いられる.0412404131I_03_057空調設備その他その他化学処理や実験等に用いられる作業台と排気フードが組み合わされたドラフトチャンバーの排気風量は,作業用開口部の面積と制御風速によって決定される.041324/4ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_001電気設備電圧数値直流電圧の場合,750V以下を【低圧】,750Vを越え7000V以下を【高圧】,7000Vを超える場合を【特別高圧】という.交流の場合は,600V以下を【低圧】,600Vを越え7000V以下を【高圧】,7000Vを超える場合を【特別高圧】という.21161,24162,28174,01161,06171I_04_004電気設備受変電設備用語【キュービクル式受変電設備】は操作・保守・点検などのために,操作面1.0m+保安上有効な距離,点検面・周囲0.6mの保有距離をとれば,屋外にも設置できる.20235I_04_009_02電気設備受変電設備その他低圧配線中の電圧降下は,変圧器から分電盤までの「幹線」と,分電盤から21173負荷設備までの「分岐回路」において,それぞれ標準電圧の2%以下としてケーブルの太さを選定する.電気使用場所内(60m以内)の変圧器により供給された場合には,「幹線」についての電圧降下を3%以下とすることができる.I_04_010電気設備受変電設備数値一般に契約電力が50kW以上になると,6,600Vの高圧で引き込み,降圧して使用する.そのため受変電設備の設置が必要となる.18221,28173I_04_010_02電気設備受変電設備用語【需要率】は,「最大需要電力/負荷設備容量」で表し,需要率が高いほど,設18223.21171,22164,23173,備が同時稼動しているということを示す.一方,【負荷率】は,「平均需用電力/27161,27162最大需要電力」で表し,負荷率が高いほど,効率的な設備の運用がなされていることを示す.I_04_010_03電気設備受変電設備用語【不等率】は,「ある系統に接続されている個々の負荷の最大需要電力の合計」を「その系統の最大需要電力」で除したものである.05164I_04_011電気設備受変電設備その他【アクティブフィルタ】は,インバータ機器から発生する高調波電流に対して,逆位相の電流を流すことで高調波電流を相殺し,電流を正弦波にする.04171I_04_013電気設備配線その他「オームの法則」より,「電圧=電流×抵抗」,「電力=電圧×電流」とわかる.同一の電力を供給する場合,電圧が高いほうが電流は小さくてすむため,電線は細いもので足りることになる.そのため,200V配線の方が400V配線より太い電線を必要とする.21162,30161I_04_014電気設備配線その他【単相3線式100/200V】は,低容量の配電に向く方式で,旧来の商用電源電圧24151,27171,06163である100Vに加え,200Vを容易に取り出すことができるため,現在では,一般住宅から中小規模の事務所ビルまで広く普及している.さらに大規模な建物になると,消費電力が増えるため【三相3線式,三相4線式】が採用されることが多い.I_04_015電気設備配線用語【三相3線式】は,主に動力の幹線として用いられる方式である.【単相3線式】は,照明用とコンセント用の電力を同一回線で供給する方式である.27171I_04_016電気設備配線用語【バスダクト方式】とは,金属ダクト内に絶縁物を介して銅やアルミの導体を直に収めたものであり,最大許容電流が大きく,大容量の電力供給に適している.26171,01163I_04_018電気設備配線用語【フリーアクセスフロア】とは,床を二重床とし,その間を配線やダクトスペースとするもので,フロアダクト方式に比べて,配線の自由度が高く,配線の収納容量も多い.14213I_04_020_02I_04_021_02電気設備電気設備配線用語【セルラダクト方式】とは,床構造材のデッキプレートの溝を利用した方式であり,電線管方式に比べて,配線変更の自由度は向上する.配線その他低圧の配線に用いられるPF管は,CD管と同じコルゲート状の樹脂管であるが,耐燃性があるため,簡易間仕切内の配管に用いることができる.2116319213,26173I_04_021_03電気設備配線その他【シールドケーブル】とは,信号を伝達するための導線と被膜の間に,ノイズの影響を防ぐ目的でシールド材が施されているケーブルをいい,伝送系の信号線が電源関係ケーブルからの静電誘導によるノイズの影響を受けないようにするために,シールドケーブルを使用する.04173I_04_022電気設備照明公式【水平面照度(E)】は,ランプの光束をF,ランプの個数をN,照明率をU,保守,床面積をAとすると次式のように表す.E=FNUM/A照明率は室指数が大きくなるほど大きくなり,室指数は天井が低いほど,また,部屋の間口・奥行が広いほど大きくなり,逆に,天井が高いほど,また,部屋が細長い(=間口・奥行きが狭い)ほど小さくなる.ゆえに,照明器具の種類と数が同じであっても,平均照度は部屋の形状などが違えば異なる.尚,照明率は反射率が大きくなるほど大きくなるため,同じ照明器具を使用しても,室内表面の反射率を大きくとれば,室内照度は上がる.19221,24152,27173,30061,03174I_04_023電気設備照明用語照明計算に用いられる【保守率】は,ランプ光束における点灯時間による低下や照明器具の汚れ・変色などによる反射率・透過率の低下,室内の汚れによる反射率の低下等の程度により決まり,照明器具の形式及び使用場所等により異なる.18215,281631/6ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_024電気設備照明用語所要照度を確保するにあたり,従来の光束法では,経年変化等に伴う光束低下を見込んで保守率を想定し,あらかじめ,3~4割程度高い照度が得られるように配置する.これに対し,【適正照度維持制御(センサーにより自動的に設定照度へ調光する制御)】を導入した場合,常に設定照度へ調光されるため,両者の照度差は,ランプ清掃の直後,又は,交換の直後に最大となる.24154,27172,29174,04194I_04_024_02電気設備照明公式照明設備における【保守率】は,「ある期間使用後の作業面の平均照度」を「初期の作業面の平均照度」で除した値である.22153I_04_024_03電気設備照明用語【調光・制御による照明の省エネルギー対策】のうち,あらかじめ設定した時間23162,01174帯により,点滅又は調光する手法をタイムスケジュール制御という.この他に,センサーにより自動的に設定照度へ調光する「初期照度補正制御(適正照度維持制御)」,光センサーにより昼光の量に応じて制御する「昼光利用制御」,赤外線センサー等により人の存在を検知し点消灯する「人感センサー制御」などがある.I_04_024_04電気設備照明用語【人感センサー】は,不在エリアを消灯・減光する場合に,赤外線や超音波などにより人の所在を感知するものである.28161I_04_025電気設備照明公式【照明率(U)】は,次式のように表す.U=作業面に入射する光束/ランプより出る光束.室の形状と大きさ(室指数で示す),室内面の反射率,照明器具の配光と効率により異なる.24152,27173,03174,03173,03171,03172I_04_025_02電気設備照明その他配光が同じ照明器具においては,器具効率が高いほど照明率は高くなる.03171I_04_025_03電気設備照明その他器具効率が同じ照明器具においては,配光の広がりが小さいほど照明率は高くなる.03172I_04_025_04電気設備照明用語【室指数】は,平均照度計計算の対象室の間口,奥行き,天井高さを数値化してもので,空間が正方形に近いほど,天井高さが低いほど,室指数は大きな数値となる.03174I_04_026_02電気設備照明数値ナトリウムランプの効率は,一般に,130~180lm/Wであり,Hf蛍光ランプの効率(約100lm/W)と比較しても高い数値である.22151I_04_026_03電気設備I_04_026_電気設04備I_04_028_02電気設備照明数値照明用LEDの一般的な効率は,30~100lm/W程度である.22154照明数値LEDランプは,小型,軽量,省電力,長寿命,熱放射が少ないなどの特徴がある.26164照明その他照明設備の下面にルーバーを取り付ける場合,取り付け前と同じ平均照度を22152確保するためには,照明のワット数を上げるか設置数を増やす等の対処が必要になるため,照明消費エネルギーは増大する.I_04_029電気設備照明その他全般照明と局部照明を併用する場合,照度差が大きくなると目の疲れや,グレアが生じやすくなるため,全般照明は局部照明の1/10以上であることが望ましい18211,23161I_04_030電気設備照明用語【グレア】とは,視野内に極端に高輝度の光源,又は,強い輝度対比が存在すると,不快感を生じたり,目の疲労や視覚の低下を招いたりする現象をいう.20054,23013,28012I_04_031電気設備照明用語【タスク・アンビエント方式】とは,作業面(タスク)で必要な明るさを確保し,部屋24094,29173全体(アンビエント)は,やや明るさを落とした照明で補うものである.作業面を重点的に明るくすることにより省エネルギー上有効であり,まぶしさが少なく快適な照明方式である.I_04_032電気設備照明用語【タスクライティング】とは,作業面(タスク)を照らす局部照明のことをいい,全般照明はアンビエントライティングという.24093I_04_034電気設備照明用語【Hf蛍光ランプ】とは,高周波点灯専用蛍光ランプのことをいい,インバータ式22154電子安定器との組合わせにより,白色蛍光ランプに比べ,最大1.5倍の明るさを得ることができる.同じ明るさで使用した場合,省エネルギー上有効である.I_04_035電気設備照明用語【高圧放電ランプ】とは,HID(高輝度放電)ともいう.高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどの種類があり,点灯してから明るさが安定するまで時間(始動時間)を要するが,効率がよいため,体育館のような天井高の高い空間や屋外などの照明に使用される.27174I_04_037電気設備照明数値非常用の照明設備は,常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯を用いる場合には2lx)以上を確保する必要がある.23184,30183,06051I_04_039電気設備照明その他非常用の照明装置は,停電時の安全な避難のための設備で,照明器具には白熱灯と蛍光灯があり,予備電源には内蔵型と別置型がある.19215,28181,06162I_04_039_02I_04_041_02電気設備電気設備照明その他非常用の照明装置の予備電源は,停電時に,充電を行うことなく30分間継続して点灯できるものとする.照明その他【蛍光灯(ランプ)】は,25℃程度が最も効率がよく,それより高温でも低温でも効率は下がる.24173182142/6ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_041_03電気設備照明その他白熱電球は,蛍光ランプに比べて,周囲の温度変動による光束の変動が小さい.20221,25074I_04_041_04電気設備照明その他蛍光ランプは,紫外線を放電管壁に塗布した蛍光物質によって可視光に変換する放電ランプである.26163I_04_042I_04_043電気設備電気設備照明その他昼光を利用する照明計画を採用する場合には,1.明るさの変動が大きい,2.28162過剰な明るさや眩しさをもたらす場合がある,3.空調負荷が増加する場合がある等の問題点に対して配慮しておく必要がある.照明その他病院の照明計画においては,手術灯とベッド周りの特殊照明器具以外のものは,オフィスや店舗,住宅用の照明器具が一般に使用されている.光源を隠した建築化照明,間接照明なども採用され効果をあげており,事務所において使用する照明設備に比べて,演色性の高い光源が望ましい.28164I_04_043_02電気設備照明その他病院の手術室・診療室において使用する照明設備は,患者の顔色をみるためや,検査で色の比較をする場合など色の再現性の高い照明が要求されるため,一般の事務室よりも演色性の高い光源とすることが望ましい.23164,28164,01171I_04_044電気設備照明用語【PCB】とは,ポリ塩化ビフェニルの略称であり,ポリ塩化ビフェニル化合物の総称でもある.日本国内において,1970年代前半までに製造された照明器具には,PCBを含有するものがあるので,建築物の改修計画等に当たっては,注意が必要である.20222I_04_045I_04_045_02I_04_045_03I_04_046I_04_046_02I_04_047電気設備電気設備電気設備電気設備電気設備電気設備エレベーターエレベーターエレベーターエレベーターエレベーターエレベーターその他その他ロープ式エレベーターの速度制御方式は,現在ではほとんどVVVF(交流可変電圧可変周波数)方式であり,滑らかな速度特性が得られる.【電力回生制御】とは,輸送で生じたエネルギーを電力に変換する装置であり,エレベーターの電力消費を少なくする.その他【巻上機の減速機】の有無により「ギヤードタイプ」と「ギヤレスタイプ」があり,ギヤレスタイプは,インバータ制御を行うことで,よりスムーズな加速・減速となり,省電力化や快適性の向上に繋がる.その他事務所ビルの乗用エレベーターは,利用者が最も集中する出勤時のピーク5分間の必要輸送量を基に計画する.その他用語常用エレベーターは,利用者の人命確保と閉込めの回避を最優先するために,一般に,災害時における利用は想定されていない.21193,23194282042820421192,2919202193【非常用エレベーター】は,高さが31mを越える建築物に設置され,火災時に20104,23134は,一般の使用を禁止し,消防隊が消火・救助活動に使用するものである.通常は,乗用エレベーターとして利用することが可能であり,サービス用エレベーターと兼用する事例がある.I_04_047_02I_04_047_03電気設備電気設備エレベーターエレベーター用語その他【非常用エレベーターの籠の定格速度】は,60m/分以上としなければならない.地震時管制運転装置に使用するP波(初期微動)感知器は,S波(主要動)より先に到達するP波を感知するためのもので,原則として,エレベーターの昇降路底部又は建築物の基礎に近い階に設置する.0619220231,24191I_04_047_04電気設備エレベーターその他荷物用エレベーターは,荷物の輸送を目的とし,荷扱者又は運転者以外の人の利用はできないが,人荷用エレベーターについては,一般乗客も利用することができる.22181,27192I_04_047_05I_04_047_06電気設備電気設備エレベーターエレベーター用語用語エレベーターの【定格速度】とは,かごに積載荷重を作用させて上昇する場合の毎分の最高速度である.エレベーターの【平均運転間隔】とは,エレベーターが始発階を出発してから後続のエレベーターが始発階を出発するまでの平均時間であり,エレベーターのサービス水準の指標となる.一般的な貸事務所ビルで40秒以下,自社ビルの場合で30秒以下とするのが望ましい.2218222183,29191I_04_047_07I_04_047_08電気設備電気設備エレベーターエレベーター用語用語【ダブルデッキエレベーター】は,2層のかごを有するエレベーターであり,昇降路スペースを拡げずに輸送能力を大きくできる利点がある.23191【エレベーターの火災時管制運転】は,できるだけ早く安全な避難階に帰着さ23192,28193,29194,04193,せ,乗客がかごから出た後に,運転を中止する計画とする.【地震時管制運06191転】は,地震を感知すると走行中のエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,乗客がかごから出た後に,運転を中止する計画とする.【停電時管制運転】は,停電時自動着床装置が停電を検出すると充電式バッテリーの電源でエレベーターを自動的に最寄り階に停止させ,一定時間扉を開いた後に,運転を中止する計画とする.I_04_047_09電気設備エレベーターその他エレベーターの昇降路内において,原則として,エレベーターに必要のない給水や排水等の配管設備を設けてはならないが,所定の要件を満たした光ファイバーケーブルは設置することができる.24181I_04_047_10電気設備エレベーター用語非常用エレベーターを2台設置する必要がある場合,原則として,分散配置とする.24183,28194,021943/6ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_047_11電気設備エレベー用語【小荷物専用昇降機】は,かごの水平投影面積は1㎡以下,かごの天井高さは241841.2m以下に限定される.I_04_047_12I_04_047_13電気設備電気設備ターエレベーターエレベーターその他用語【非常用エレベーター】には,消防活動のために,かごの戸を開いたまま,かごを昇降させることができる装置を設ける必要がある.【群管理方式】は,大規模な建築物に設置する多数台のエレベーターの管理において,利用者が乗場でボタンを押したときに,各エレベーターの位置や乗車率から消費電力を推定して,運行効率と省エネルギーを両立するエレベーターを選び,配車をコントロールするものである.2719130194,07194I_04_047_14I_04_048_02電気設備電気設備エレその他ベーターエスカその他レーター非常用エレベーターの機械室の床面積は,機械の配置及び管理に支障がない場合においては,昇降路の水平投影面積の2倍以上としなくてもよい.エスカレーターの手すりの上端の外側から水平距離50㎝以内で天井等と交差する部分には,保護板を設けなかればならない.0319121191I_04_048_03電気設備エスカ数値レーターエスカレーターは,連続輸送ができ,エレベーターの十数倍の輸送能力を有する.エレベーターが約400~500人/h・台の運送能力であることに対し,エスカレーターは,約6000~9000人/h・台の輸送能力がある.24182I_04_048_04電気設備エスカその他レーターエスカレーターの勾配は,原則として,30度以下であるが,踏段の定格速度を30m/分以下とする等の制限を付加することで,勾配を35度以下とすることができる.22184,24072,27194I_04_048_05電気設備エスカその他レーターエスカレーターの乗降口で,ハンドレール折り返し部の先端から2m以内にあ23193,27193る防火シャッターが閉じ始めたら,連動してエスカレーターを停止させる計画とする.I_04_050I_04_051電気設備電気設備その他用語【非常電源専用受電設備】は,商用電源が停電した場合,消防設備へ電力を03161,07173供給できなくなるので,大規模な特定防火対象物における消防用設備等の非常電源とすることができない.その他数値【非常用電源設備の自家発電設備】は,常用電源が停止してから【40秒以内】に自動的に切り替わり,定格負荷で連続運転可能時間以上,運転できるものでなければならない.22161,03162I_04_052_02電気設備その他その他【避難口誘導灯】は,脱出可能な出口に設置され,【通路誘導灯】は,廊下や25182通路部において,避難の方向を明示し,【客席誘導灯】は,劇場や映画館の通路沿いの客席足元に設ける.I_04_052_03電気設備その他その他【劇場の客席誘導灯】は,客席内の通路の床面における水平面照度が,0.2lx以上となるように設置する.29184,04184I_04_052_04電気設備その他用語【避難口誘導灯】は,停電時においても避難口の位置を明示するために常時点灯が原則であり,大きさ(表示面の縦寸法)に応じてA級,B級,C級の3種類に区分される.また,誘導灯の予備電源の最低容量は,区分にかかわらず,20分間以上作動できるものでなければならない.07171I_04_053_02電気設備避雷設備その他【避雷設備】の保護角法における突針部の保護角は60度以下で,高さと保護26161効率が考慮され,保護する構造物が高くなるほど保護角は狭くなる.尚,はしご・旗ざおなど建築物に附属した金属体は,有効な断面があれば,突針として使うことができる.I_04_054電気設備避雷設備その他鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物においては,構造体の鉄骨を引下げ導線の26162,29161代わりに使用することができる.尚,鉄筋コンクリート造の建築物の場合では,2条(本)以上の主鉄筋を引き下げ導線の代わりに使用することができる.I_04_055電気設備避雷設備用語【接地】とは,感電や静電気障害の防止のために,設備や電気工作物などを22162,29164,07161大地と電気的に接続することをいう.接地極の種類としては,銅板や銅覆鋼棒などがあり,なるべく水気があり,かつ,酸などで腐食するおそれのない場所を選んで,地中に埋設するか又は打込む.I_04_055_02電気設備避雷設備用語【接地線】とはアース線のことであり,電気設備が漏電した際の感電を防止するために,漏えい電流を大地に逃がすことによって人体を保護する目的等に用いられる.29163,04172I_04_056電気設備避雷設備その他接地の目的別区分には,外部雷保護用接地のほか,電位上昇による人体の感電等を防ぐ保安用接地と電位変動による電子機器の機能障害を防ぐ機能用接地とがある.24163,29162,29162I_04_056_02電気設備避雷設備その他受変電設備における避雷器は,雷等により異常に高い電圧が電路に発生した29162場合,その電流を大地に逃がして電路の安全性を確保するためのものである.I_04_056_03電気設備避雷設備用語低圧用の接地工事のうち電圧300V以下に適用するものを【D種接地工事】,300Vを超えるものに適用するものを【C種接地工事】という.18224,06164I_04_056_04電気設備避雷設備用語【絶縁耐力試験】とは,電路が使用電圧に耐える絶縁耐力を持っているかの試験であり,7,000V以下の高圧変圧器の電路の絶縁耐力試験においては,最大使用電圧の1.5倍の電圧を10分間継続して加え,性能に異常が生じないことを確認する.192114/6ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_056_05電気設備避雷設備用語【内部雷保護システム】は,外部雷保護システム及び建築物等の導電性部材に流れる雷電流による危険な火花放電の発生を防止するために構築される.04174I_04_056_06電気設備避雷設備用語【雷保護システムにおけるSPD(サージ防護デバイス)】は,建築物に対する直05171撃雷・近傍雷による雷害から,電気・電子機器を守るために設置する装置のことである.I_04_056_07電気設備避雷設備用語【外部雷保護システム】は、直撃雷(落雷)から被保護物(建築物等)を保護す07162ることが主目的であり,保護レベルに応じて「保護角法」,「回転球体法」,「メッシュ法」のいずれかを選択する.その保護レベルは,Ⅰ~Ⅳの4段階で設定され,一般的な建築物はレベルⅣ,重要度の高い建築物は「レベルⅡ以上」が要求される.I_04_057電気設備その他用語【スターデルタ始動方式】とは,かご形誘導電動機の一つである.電動機は始動する際,直接定格電圧を加えた場合,定格電流の5~7倍の電流が流れ出す.これを避けるために始動時に加える電圧を低減させる必要がある.スターデルタ始動方式は,始動時はスター結線を設けて減電圧で始動させ,十分に加速してからデルタ結線に切り替え通常運転させる方式である.23174,30162I_04_057_02電気設備その他その他スターデルタ始動方式を採用すると,電動機等の始動電流を小さく抑え,電路,遮断器等の容量が過大になることを防ぐことができる.23174,30162I_04_058電気設備その他その他かご形誘導電動機の始動方式において,減電圧始動ではスターデルタ始動方式が,最も安価であり,広い範囲で採用されている.23174,30162I_04_058_02電気設備その他その他かご形誘導電動機における【コンドルファ始動】,及び,【スターデルタ始動】は,始動電流を小さく抑える始動方式である.18225I_04_061電気設備その他用語【PBX】とは構内電話交換機のことをいい,企業などで内線電話同士の接続や,加入者電話網やISDN回線など公衆回線への接続を行なう機器である.主に,局線や内線の多い大規模なオフィスにおける通話を,効率的,かつ,経済的に処理する.尚,大型のPBXは電話機の他にFAX,端末機,OA機器を接続することができる.21174I_04_061_02電気設備その他用語構内交換機の局線数を床面積より算定する場合,床面積10㎡当たりの局線数は,事務所で0.15(官公庁0.2,商事会社0.3,証券会社0.4)を算定の目安とする.21174I_04_062電気設備その他用語【UPS】とは,無停電電源装置のことをいう.電池や発電機を内蔵し,停電時においてもしばらくの間コンピュータに電気を供給できる装置でありコンピュータ使用者はその間にシステムを終了することができる.電源の信頼性が要求さ時間365日稼動の電算機器や情報通信機器を使用する場合,停電や(無停電電源装置)が採用されている.01164I_04_063電気設備その他用語【DR(デマンドレスポンス)】は,電力需要側が供給状況に応じて電力消費パターンを変化させて,電力需給バランスを調整する仕組みである.06204I_04_066電気設備その他用語【3路スイッチ】とは,2個所のスイッチで1系統の照明器具の切り替え操作が出来る屋内の配線方法をいう.また,【4路スイッチ】とは,3路スイッチ同様に,3個所のスイッチで1系統の照明器具の切り替えが出来る屋内の配線方法をいう.26174I_04_066_02電気設備その他用語【スポットネットワーク受電方式】とは,電力供給の信頼性に重点をおいた受電方式である.23172,30164,06161I_04_067電気設備その他用語電気回路の力率が低い場合,電圧降下や変圧器の電力損失が大きくなる.そのため力率を改善する目的で回路に並列に接続する機器を【進相用コンデンサ】,または,【電力用コンデンサ】という.力率を改善することにより,電力料金の低減も計れる.尚,【力率】とは,交流回路における電流と電圧の位相差の余弦で表される量であり,実効電流と実効電圧の積に力率を掛けたものが電力となる.また,【コンデンサ】とは,蓄電器といわれ,電気回路に組み込まれて力率改善,電圧調整などの目的で使用される機器をいう.27164,30163,06172I_04_068電気設備その他用語電圧降下は,負荷電流,こう長及び電線の断面積を同じとし,単相3線式を「1」とした場合,単相2線式は「2」,三相3線式は「√3」となる.02161I_04_071電気設備その他用語【ガスタービン】の発電効率は20~35%であり,従来のディーゼルエンジン(30~42%),ガスエンジン(28~42%)に比べて発電効率が低い.21164,23171,30174,06173I_04_071_02電気設備その他その他ガスタービン発電方式とガスエンジン発電方式の排熱温度は,ほぼ同じであるが,ガスエンジンの方が発電効率が高いため,熱電比は小さくなる.22202I_04_071_電気設03備I_04_072電気設備その他用語【熱電比】とは,供給可能熱出力を発電出力で除した値である.22202その他用語【力率】(りきりつ)は,皮相電力に対する有効電力の割合のことである.皮相電力は常に一定であるが,力率(りきりつ)が悪化することで有効電力は減り,力率が良いほど有効電力は増える.電動機や放電灯の力率は,一般に,0.6~0.8である.19212,27163,011625/6ページ

I-04.「電気設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_04_073電気設備その他用語【トラッキング現象】とは,コンセントとプラグの隙間に溜まったほこりが湿気を吸うことにより,プラグの二極間に電気が流れて発熱し発火する現象をいう.19214,24161I_04_074電気設備その他用語住宅に施設する低圧の電気機械器具に電気を供給する電路には,原則として,漏電遮断機(ELCB)を施設しなければならない.21172I_04_075電気設備その他その他デュアルフュエルタイプの発電機に用いる燃料は,通常時にはガスを用い,災害時等にガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる.30171,03163I_04_076電気設備その他その他屋内に設置する発電機用の燃料槽は,消防法の規定による指定数量以上の燃料を備蓄する場合,屋内貯蔵所等として規制を受ける.30172I_04_077電気設備その他その他車両が通行する場所に,地中電線路を直接埋設式により施設する場合,原則として,土被りは120cm以上とする.061746/6ページ

I-05.「省エネルギー」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_05_008省エネルギーCGS用語【CGS(コージェネレーションシステム)】は,電力消費場所でガスエンジン,ガスタービンなどにより発電を行い,その際に発生する廃熱を冷暖房や給湯などの熱源に利用することでエネルギー利用の総合効率を向上させるためのシステムをいう.発電所で発電した電気を送電した場合に比べ送電ロスなども小さくなる.18222I_05_010I_05_011I_05_012省エネルギー省エネルギー省エネルギーCGSその他コージェネレーション方式の発電用の原動機としては,一般に,ガスエンジン,ディーゼルエンジン又はガスタービンが使用される.CGS用語【燃料電池(FC)】とは,水素と酸素との反応エネルギーを電気エネルギーとして取り出す装置のことをいう.水を電気分解すると水素と酸素が得られるが,FCはこの逆の反応を利用し水素と酸素を科学的に反応させ,その反応エネルギーを直接電気として取り出すものである.燃料電池を用いたコージェネレーションシステムは,発電効率・総合熱効率が高く,騒音・振動は少なく,有害な排気ガスがほとんど発生しない等の特徴があるが,その発電効率は,リン酸%,廃熱利用も含めた総合効率が70~85%であり発%は達成されていない.28172CGSその他燃料電池を用いたコージェネレーションシステムは,発電効率・総合熱効率が高く,騒音・振動は少なく,有害な排気ガスがほとんど発生しない等の特徴がある.24194,2820328172I_05_012_02I_05_012_03省エネルギー省エネルギーCGSその他自家発電設備であるコージェネレーション設備は,排熱を有効利用することで総合エネルギー効率(低位発熱量基準)を70~80%に向上させ,省エネルギー効果を図ったものである.CGSその他一部のコージェネレーションシステムでは,常用発電設備と消防法や建築基準法で定める非常用発電設備との兼用が可能な機種があり,スペースの有効利用やメンテナンスコストの削減等に効果がある.2517202192I_05_013I_05_016I_05_017省エネルギー省エネルギー省エネルギーLCC用語【LCC(ライフサイクルコスト)】とは,建物の生涯にかかる初期投資から建物の建設,寿命期間中の運転・維持保全,最終の取り壊しまでに要する総費用のことをいう.尚,一般的に建設費用は25%程度である.LCC用語【エンボディドカーボン】は,建物の生涯を通して排出されるカーボン(ホールラ07201イフカーボン)のうち,建物の新築,改修,解体時に発生するカーボンのことである.LCC用語【ライフサイクルCO2(LCCO2)】は,建築物の建設から廃棄に至る二酸化炭素の生涯排出量を求めたもので,地球温暖化に関する負荷を示す指標である.20252,2517430202I_05_018省エネルギーLCC数値建替え周期を35年とする場合の一般的な事務所ビルのLCCO2において,各段階のエネルギー消費によるCO2の排出量の割合は,建設時20%,運用時50%,修繕・更新時25%,破棄時5%となり,運用段階のエネルギー消費によるCO2の排出量の割合が最も高い.30202I_05_019省エネルギーLCC用語LCC計算における【現在価値】とは,費用発生時点の価格に物価変動率と計算利率(割引率)とを考慮して,現時点の価値に換算したものである.20252I_05_019_02省エネルギーLCC用語建築物や設備システムにおける【LCA(ライフサイクルアセスメント)】とは,一般に,原料の調達から資材の生産,建設,運用,改修,更新,廃棄に至る環境負荷を分析・評価することをいう.18182,23203,26203I_05_022省エネルギー空調その他外気負荷は,空調負荷の中でも大きな割合を占めるので,室内のCO2濃度に24124応じて外気導入量を制御する方式は,外気取入れ量を低減できるため空調負荷が低減され,省エネルギー上有効となる.I_05_024省エネルギー空調その他外気導入負荷は,空調負荷の中でも大きな割合を占めるものであるため,外気導入の必要のない予熱(冷)運転時に外気取入れを停止することは,省エネルギー上有効となる.18192,23121,26131,01122I_05_025省エネルギー空調用語【外気冷房方式】は,冷房期の建物内設定温度よりも外気温度が低いときに外気を導入して室内温度を下げる方式である.近年,OA機器類の増加に伴い内部負荷が増え,冬期・中間期においても冷房の必要が生じ,そのような場合に有効な方式である.22194,21134,28121,01113I_05_025_02省エネルギー空調その他【データセンターの空調設備】には,「年間冷房」「顕熱負荷主体」「年間連続運転」という特徴があり,計画地の気象条件によっては,「外気冷房」や,冷却塔の冷却水を冷水に転用する「冷却塔フリークーリング」などが効果的な省エネルギー手法として考えられる.23122,26133,28123,02122,04114,07132I_05_026省エネルギー空調用語窓面中段に設ける【ライトシェルフ】は,日射の侵入を抑制し,上部窓から自然光を天井面に取り込むことができるので,省エネルギーに有効である.21063,24061,26051,01064I_05_026_02省エネルギー空調その他事務所ビル等において,自然光を導入するとともに日射の遮蔽効果を高める20162ためにライトシェルフを設ける場合,天井を窓面に向かって高くすることができるように逆梁とすることが望ましい.I_05_027省エネルギー空調その他未利用エネルギーとしての地下水は,水温が年間を通じてほぼ一定であるので,冷暖房における効率のよい熱源となり得る.24193,041521/5ページ

I-05.「省エネルギー」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_05_027_02省エネルギー空調その他【可変風量方式】は,送風温度は一定であるが,室内負荷に応じて送風量を変えることにより冷暖房能力を調節する方式である.空調機の運転中は,部屋からの還気と取り入れ外気のミキシングを行い送風するが,全体の風量が少なくなると,そのままの比率では,外気量が減ることになるため,低風量送風時においても,必要外気量を確保する必要がある.19194I_05_027_03I_05_027_04I_05_027_05I_05_027_06省エネルギー省エネルギー省エネルギー省エネルギー空調その他天井の高いアトリウムでは,大きな上下温度差が生じやすいため,空調ゾーンを居住域に限定することも検討する必要がある.空調用語【密閉式冷却塔】は,開放式冷却塔に比べて,送風機動力が大きくなるため,ファン発停制御及びファン回転数制御を行う事は,省エネルギーを図る上で有効である.空調用語【排熱投入型の吸収冷温水機】を設置する事で,再生器の加熱に,コジェネレーションシステムの排熱を利用する事ができる.空調用語マルチパッケージ型空調機の屋外機は,屋上に集中設置するよりも各階バルコニーに分散設置するほうが,冷媒管が短く,高低差が少なくなるため,一般に,機器の運転効率は向上する.23104031120311403194I_05_027_07省エネルギー空調用語【冷暖同時型のマルチパッケージ型空調機】は,同一冷媒系統内で冷房と暖房の混在運転をする場合には,冷房運転により発生した排熱を暖房エネルギーとして再利用できるため,熱回収により省エネルギー効果が期待できる.05111I_05_027_08省エネルギー空調用語【空気熱源ヒートポンプチリングユニットを複数台連結するモジュール型】は,負荷変動に対応して運転台数が変わるので,効率的な運転が可能である.05114I_05_028省エネルギー蓄熱槽用語【蓄熱方式】とは,夜間などの空調負荷の小さい時間帯に蓄熱槽に冷水や氷によって蓄熱(蓄冷)し,それを負荷の大きな時間帯(ピーク時)に取り出して使用する方式である.ピーク時の負荷の一部をオフピーク時に振り替えることで,負荷を平滑化することができるため熱源装置容量を小さくすることができる.29131,04112I_05_031省エネルギー蓄熱槽その他【氷蓄熱方式】は,水蓄熱方式に比べて空調機へ送る冷水温度を低くできるため,少ない冷水流量ですみ,冷水ポンプの消費電力を小さくできる.20172,20171,24111I_05_032I_05_035省エネルギー省エネルギー蓄熱槽数値負荷が同じである場合,「顕熱変化による蓄熱」を利用する【水蓄熱方式】に比べ,「潜熱変化」を利用する【氷蓄熱方式】は蓄熱槽容量を小さくできる.同じ槽容積である場合,氷蓄熱方式の方が,水蓄熱方式に比べ,より多くの熱量を蓄熱することができる.蓄熱槽その他蓄熱槽システムを採用する目的には,ランニングコストの低減,熱源規模の縮小,安定した熱供給の確保等があり,蓄熱槽を利用した場合,安定した温度の冷水供給が可能となり,停電などの緊急時であっても非常用電源と組み合わせることによって運転を継続できるというメリットがある.そのため,精密な温湿度調整が要求され,かつ生産ラインを停止させることが許されない電気・電子・精密機器製造用クリーンルームの熱源としても最適である.2411120172,24111I_05_035_02省エネルギー蓄熱槽その他水蓄熱方式及び氷蓄熱方式については,蓄熱槽からの熱損失があるので,断熱と同時に適切な防水が必要である.20171I_05_035_03I_05_035_04省エネルギー省エネルギー蓄熱槽その他蓄熱式空調システムに関して,蓄熱媒体には,水や氷の他にも建築物の躯体や土壌等を用いることが可能である.蓄熱槽その他蓄熱式空調システムに関して,建築物の冷房負荷が小さくなる中間期の冷房においても,冷房負荷の大きい夏季と同様に冷凍機の成績係数を高く維持することが可能である.20173,2712220174,25134,30133I_05_035_05省エネルギー蓄熱槽その他空調用水蓄熱槽の利用温度差を確保するためには,定流量制御より変流量制御のほうが望ましい.20175,27121,03111I_05_035_06省エネルギー蓄熱槽その他【水蓄熱槽】の性能を十分に発揮させるために,槽内の高温水と低温水とを可能な限り分離させる事が望ましい.01134I_05_035_07省エネルギー蓄熱槽その他【蓄熱槽】の水は,必要な措置が講じられている場合には,消防用水として使用することができる.01194,03184I_05_035_08省エネルギー蓄熱槽その他水蓄熱槽の採用は,一般に,熱源を全負荷運転することによる高効率運転に02113加えて,冷水ポンプや冷却水に係る熱源補機も含めた熱源システムのエネルギー効率を高めることができる.I_05_038省エネルギーその他その他近年,我が国の全産業から年間排出される温室効果ガスの90%以上を占める二酸化炭素排出量において,約3分の1が建築関連分野からのものであり,そのうち運用に関するものは3分の2程度であるとするデータがある.21201,25202,26204,02204I_05_039省エネルギーその他用語【一次エネルギー消費量】は,建物で消費する電気や都市ガスなどのエネルギーを石炭や石油などの化石熱料レベルに換算して求めた値をいう.19234,21203,221932/5ページ

I-05.「省エネルギー」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_05_039_02省エネルギーその他用語【二次エネルギー消費量】は,電力の発生や都市ガスの製造にあたり一次エネルギーのロスが発生するため,一次エネルギー消費量に換算して同じ単位で比べた場合,二次エネルギー消費量は一次エネルギー消費量よりも小さくなる.27201I_05_039_03省エネルギーその他その他【省エネルギー基準】の適否の判断には,一次エネルギー消費量が用いられる.30203I_05_039_04省エネルギーその他用語「日本住宅性能表示基準」に規定される【一次エネルギー消費量等級】の「等07203級4」は,「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」の住宅の省エネルギー基準における基準値相当の省エネルギー性能であることを示す.I_05_040_02省エネルギーその他その他冷房用エネルギー消費量のうち,主な冷房負荷には,「高温の外気による熱や侵入する日射熱(外部負荷)」と「室内で人,照明,OA機器などからの発熱(内部負荷)」がある.21113I_05_040_03省エネルギーその他その他夏期における窓からの冷房負荷の影響を及ぼす熱は「窓から侵入する日射熱」と「窓から伝わる熱貫流による外気の熱」に分けられる.21123I_05_042_02省エネルギーその他用語【系統連系】とは,太陽光発電や燃料電池などで発電した電力を,電力会社から受電する電力と接続する技術をという.また,【逆潮流】とは,系統連系で電気系統を運用している場合に,その余剰電力が需要家から商用電力系統へ向かう電力潮流をいう.22192,28171I_05_042_03省エネルギーその他用語太陽光発電システムのうち系統連系システムは,系統(商用電力)と連系して当該需要家への電力の安定供給を図るもので,蓄電池を蓄えることにより,停電時に非常用電源として使用可能な防災形システムもある.24164I_05_042_04I_05_042_05省エネルギー省エネルギーその他用語太陽電池モジュールにおいて,単結晶シリコン型は,多結晶シリコン型やアモルファスシリコン型よりもエネルギー変換効率が高い.その他用語【太陽光発電システムに使用される配線】は,アレイ(モジュール)からパワーコンディショナまでの直流配線とパワーコンディショナから配電盤までの交流配線とがある.3019302172I_05_042_06省エネルギーその他用語【太陽電池モジュール】は,一部のセルに影が当たると発電能力が低下するだ07164けではなく,ホットスポットが生じるおそれがあり,その対策の一つとして,バイパスダイオードの設置がある.I_05_043省エネルギーその他用語【風力発電に用いられる風車】は,一般に,水平軸風車(回転軸が地面に対し02173て水平な風車)と垂直軸風車(回転軸が地面に対して垂直な風車)に分類することができ,垂直軸風車は小型風車での採用例が多い.I_05_043_02省エネルギーその他用語【風力発電の系統連系】において,DC(直流)リンク方式は,AC(交流)リンク方式に比べて出力変動の影響を受けにくく,安定供給が可能な電力として系統に連系できる.02174I_05_044省エネルギーその他その他河川水・海水は気温に比べると,温度が安定しており,ヒートポンプの熱源として利用することが可能である.また,ゴミ焼却排熱・下水排熱も熱交換器を用い,地域冷暖房等の温熱源として利用することができる.地下水汲み上げによる地盤沈下などもなく環境保全上・省資源上も有効な対策である.24193I_05_044_02I_05_044_03省エネルギー省エネルギーその他その他ヒートポンプ式家庭用給湯機のエネルギー利用効率は,貯湯槽の容量や選択した制御モード(沸き上げの温度・量・タイミングを制御)の影響を受ける.その他その他ヒートポンプ給湯機は,大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するもので,冷媒に二酸化炭素を用いたものがある.2220403193,07201I_05_046省エネルギーその他用語【低放射率ガラス(Low-Eガラス)】とは,通常のガラスの放射率0.85に対して,Low-Eガラスは,放射率0.1以下のガラスをいう.放射率が低いほど室内の暖房エネルギーを反射し,断熱性を向上させる.また,採光及び透明感を確保しながら日射を遮蔽することができ,複層ガラスとして使用すると,より断熱性・遮熱性を向上させることができる.18185,19142,23101I_05_046_02省エネルギーその他その他【Low-Eガラス】は,ガラス表面の酸化スズや銀の薄膜によって,日射の長波18185,19142,23101長域(赤外線領域)の反射率を高め,ガラス面からの再放射を遮断し,断熱性能を向上させることにより,冷房負荷を低減させる効果がある.I_05_047省エネルギーその他用語【パッシブソーラーシステム】は,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用い04202ずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,積極的に太陽熱を利用しようとするシステムである.ポンプなどを利用するシステムを【アクティブソーラーシステム】という.I_05_047_02省エネルギーその他その他パッシブソーラーシステムは,専用の装置や動力をできるだけ使用しない太陽22203熱利用の方式であり,それに用いられる開口部には,日射熱を取り込みやすく逃しにくい,高い日射透過率と断熱性が求められる.I_05_047_03省エネルギーその他その他【建築・設備の省エネルギー計画の基本】は,第一に建築的手法により熱負荷の軽減や自然エネルギーのパッシブ活用を図ること,第二に性能の高い設備を構築し,適正に運転・管理することである.232023/5ページ

I-05.「省エネルギー」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_05_048省エネルギーその他用語【アクティブソーラーハウス】は,ファンやポンプなどの機械的設備を使用し,積極的に太陽熱を暖房・給湯などに利用するもので,ファンやポンプなどの装置を用いずに建築物の構造・間取・方位などの工夫により,太陽熱を利用したものを【パッシブソーラーハウス】という.04202I_05_049省エネルギーその他その他太陽光発電の太陽電池パネルを建築物の屋根に設ける場合,日当たりのよい屋根面に緯度に応じて最適な角度で設置することが望ましい.一般に,太陽電池パネルの最適な傾斜角はその地域の緯度程度といわれている.24202I_05_049_02省エネルギーその他その他【環境効率】とは,一企業・一産業部門又は経済全体で生産された生産物およびサービスの価値を「産出」,その企業・部門又は経済によって生成される環境に対する圧迫の合計を「投入」としたとき,産出を投入で割った値である.これは,これまでの市場経済価値による評価からの転換を計るものであり,資源や環境の劣化に対する評価を組み込むものである.19232I_05_049_03省エネルギーその他その他【ESCO】とは,既存の建築物の所有者等を対象に,省エネルギーを可能にするための設備,技術,人材,資金等の手段を包括的に提供するものであり,省エネルギー効果の保証等によりその効果の一部をその事業者が報酬として受取る事ができる.19235I_05_049_04I_05_050_02省エネルギー省エネルギーその他その他【データセンターのエネルギー効率を定量的に評価する指標PUE】は,「データセンター全体のエネルギー消費量」を「IT機器のエネルギー消費量」で除した値であり,その値が小さいほど省エネルギー性が高い.その他用語【ボイラー等の熱効率】は,「高位発熱量を基準とするもの」より「低位発熱量を基準とするもの」のほうが高くなる.24104,2812418181I_05_050_03省エネルギーCASBEEその他CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)におけるBEE(建築物の環境性能効率)は,「建築物の環境品質・性能」を「建築物の外部環境負荷」で除した値である.27204,01204,06202I_05_050_04省エネルギーCASBEEその他【CASBEE-新築】の評価項目には,建築物の環境品質・性能として「室内環18184境,サービス性能,室外環境(敷地内)」があり,建築物の環境負荷低減性として「エネルギー,資源・マテリアル,敷地外環境」がある.I_05_050_05省エネルギーCASBEEその他【BREEAM,及びLEED】は,それぞれイギリス及びアメリカで提唱された周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり,それらに相当する日本独自の環境性能評価手法として「CASBEE」が開発された.19233,23201,30201,02202,06203I_05_050_06I_05_050_07省エネルギー省エネルギーCASBEECASBEEその他その他【CASBEE-既存]は,資産評価にも活用できるものとして開発された既存建築21202ストックを対象とする評価ツールで,竣工後1年以上の運用実績に基づき評価する.【CASBEE-改修】は,今後重要性が増すESCO事業やストック改修への利用も視野に入れており,建物の運用や改修設計に対する提案等に活用できるツールである.【CASBEEのERR】は,建築物の設備システムの高効率化評価指標として用いられており,「評価建物の省エネルギー量の合計」を「評価建物の基準となる一次エネルギー消費量」で除した値である.25201I_05_050_08省エネルギーCASBEEその他【CASBEEの3つの理念】は,「建築物のライフサイクルを通じた評価」,「建築物の環境品質と環境負荷の両側面からの評価」及び「建築物の環境性効率BEEでの評価」である.26201I_05_051I_05_052省エネルギー省エネルギーその他用語【再生可能エネルギー源】とは,自然環境から取り出すことができ、一度利用23204,28201しても再生可能で枯渇しないエネルギー資源をいい,太陽光,風力,水力,バイオマス,地熱等がある.その他用語【太陽光発電システムの構成要素の一つであるパワーコンディショナ】は,インバータと系統連系保護装置が組み合わされたものである.25171,02171I_05_053省エネルギーその他用語鉛蓄電池等の電力貯蔵設備の主な用途・目的は,負荷や受電電力の平準化,自然エネルギー発電の平準化,停電時の非常用電源,瞬時電圧低下や停電の補償等である.25173,07174I_05_054省エネルギーその他用語日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは,建築物における一次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面的利用,オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し,年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である.25204,04204I_05_054_02省エネルギーその他用語【ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)】は,快適な室内環境を保ちながら,29201,07202一年間で消費する住宅の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅のことをいう.I_05_054_03I_05_054_04省エネルギー省エネルギーその他用語【ZEBの定義】には,「ZEB」,「NearlyZEB」,「ZEBReady」及び「ZEBOriented」がある.その他用語【ZEB】は,既存の建築物であっても,建築物の改修時に,外皮の断熱強化,設備の高効率化等を行うことによって実現可能である.04201042034/5ページ

I-05.「省エネルギー」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_05_055省エネルギーその他用語【PAL*(パルスター)】は,建築物の省エネルギー基準における年間熱負荷係数であり,値が小さいほど建築物の外皮の熱性能が高いと判断される.27202,02203I_05_056省エネルギーその他用語【建築物省エネルギー性能表示制度におけるBEI】は,値が小さいほど建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.27203,29203I_05_057省エネルギーその他用語【建築物省エネルギー性能表示制度におけるBEI】は,「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除した数値である.29202I_05_058I_05_059I_05_060I_05_061省エネルギー省エネルギー省エネルギー省エネルギーその他用語【eマーク(省エネ基準適合認定マーク)】は,建築物が建築物エネルギー消費29204,02201性能基準に適合していることについて,所管行政庁から認定を受けたことを示すものである.BELS用語【建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)】は,新築及び既存建築物を対象として,エネルギー消費性能を第三者評価機関が評価し認証する制度であり,その評価ランクは,「再エネ設備がない住宅」は5段階(星の最大数は4),「再エネ設備がある住宅・非住宅」は7段階(星の最大数は6)で,「BEI」の値が小さいほど,星の数が多いほど、建築物の省エネルギー性能が高いと判断される.用語用語【外皮平均熱貫流率(UA値)】は,住宅の内部から床,外壁,屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値(熱損失の合計を外皮面積で除した値)であり,値が小さいほど熱が逃げにくく,省エネルギー性能が高い事を示す.用語用語【冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)】は,窓から直接侵入する日射による熱と,窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した,冷房期の指標であり,値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく,冷房効果が高い事を示す.27203,03201,062010320203202,072045/5ページ

I-06.「消防・消火設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_06_002消防・消屋内消数値号消火栓で25m,2号消火栓で15mとさ21183,02181火設備火栓れている.I_06_003消防・消火設備屋内消火栓その他屋内消火栓設備には,包含半径を25m以下とする1号消火栓と,15m以下とす22173,06184る2号消火栓があり,2号消火栓は操作が容易であるため,社会福祉施設,病院,ホテルや物品販売店舗への設置が指導されている.従来の1号消火栓は2人で操作するものが基本であったが,2号消火栓は1人でも操作可能である.また,1号消火栓においても1人で操作が可能な易操作性1号消火栓の技術指針が整備された.I_06_007消防・消火設備スプリンクラーその他【閉鎖型スプリンクラーヘッド】は,「その取り付ける場所の正常時における最30181,06181高周囲温度に応じて定められている標示温度を有するものを設けなければならない.」と規定されており,厨房などのような周囲温度が高い部屋には作動温度の高いヘッドが採用される.I_06_007_02消防・消火設備スプリンクラーその他閉鎖型スプリンクラーヘッドの種別について,感度種別が1種で,かつ,有効散水半径が2.6m以上であるものは「高感度型」に分類される.30181I_06_008消防・消火設備スプリンクラー用語【湿式のスプリンクラー設備】は,配管内に満たされた水が,火災の熱によりヘッドの感熱部が溶解して自動的に散水する方式である.すぐに散水を開始する方式であり,最も一般的に使用されている.28184I_06_009I_06_010消防・消火設備消防・消火設備スプリンクラースプリンクラー用語用語【乾式スプリンクラー設備】は,流水検知装置(アラーム弁)の二次側に圧縮空28184気,一次側に水が満たされており,スプリンクラーヘッドの開放により,乾式流水検知装置が作動し放水する方式である.水の凍結により配管が損傷する恐れがある寒冷地などで使用される.【予作動式スプリンクラー設備】とは,流水検知装置(アラーム弁)の二次側に26181圧縮空気,一次側に水が満たされており,火災報知機などの作動で流水検知装置が開き,火炎によるスプリンクラーヘッドの感熱開放により作動する仕組みとなっており,両方が作動しなければ放水しない方式である.誤作動により大きな被害が発生するコンピューター室などに設置される.I_06_011消防・消火設備スプリンクラー用語【開放型スプリンクラー設備】の場合,加圧送水装置から一斉開放弁までの配28184,07181管は,閉鎖形スプリンクラー設備と同じように,常時,加圧充水されており,火災報知機と連動して作動するか,もしくは,手動により一斉開放弁を開いて放水する.天井が高く,ヘッドの感熱作動が遅れてしまう恐れのある劇場の舞台部などに設置される.I_06_014_02消防・消火設備スプリンクラー用語スプリンクラー設備の【放水型ヘッド】は,感知部で火災位置を探査・確定し,22172,29181,04182放水部を火災火源方向に自動指向して放水する仕組みとなっており,アトリウムや体育館など主に高い天井や開放された広い空間で採用される.I_06_014_03消防・消火設備スプリンクラー用語【補助散水栓】は,スプリンクラー設備に付置し,スプリンクラーヘッドの未警戒28183部分における屋内消火栓設備の代替として設置できる機器であり,一般的な2号消火栓と同等の性能・機能を有する.I_06_014_04消防・消火設備スプリンクラー用語【補助散水栓】は,ホース接続口からの水平距離が15m以内となるように設置する.29182,02182I_06_015消防・消火設備自火報用語【自動火災報知設備】は,熱,煙,炎を感知して受信機に信号を送る装置であり,熱感知器には定温式,差動式など,煙感知器にはイオン化式,光学式など,炎感知器には紫外線式,赤外線式などがある.26172I_06_015_02消防・消火設備自火報用語【定温式の熱感知器】は,火災の熱により一定温度以上になると作動するもの23183,25183,28182,30182で,スポット型と感知線型があり,使用時に高温,煙の発生する厨房,ボイラー室,サウナ室等に設置される.一方,【差動式の熱感知器】は,火災の熱により一定の温度上昇率以上になると作動するもので,スポット型と分布型があり,温度変化の少ない事務室,会議室,客室に設置される.I_06_015_03消防・消火設備自火報用語【炎感知器】は,天井が高い空間のように,熱や煙が天井面に到達する以前に分散し,火災検出が困難な場所において使用される.05181I_06_015_04消防・消火設備自火報用語【自動火災報知設備のP型受信機】は,警戒区域の数に対応した幹線の配線本数が必要となるが,「R型受信機」は,共通の信号として中継器に送られ,信号変換した後,固有の信号として受信するため,P型受信機よりも少ない配線数で多くの情報を通信する事ができる.05182I_06_015_05I_06_015_06消防・消火設備消防・消火設備自火報用語【地区音響装置における区分鳴動方式】とは,火災時に一斉に鳴動させることでパニックを発生させないように,階の区分ごとに限定して鳴動させる方式のことである.自火報用語予備電源が内蔵されていない受信機と非常電源間の配線には,火災時に異常なく動作させるために【耐火配線】を使用する.0518305184I_06_017消防・消火設備連結散水設備用語【連結散水設備】は,地階の床面積の合計が700㎡以上の建物の地階部に設置される消火設備で,地階の天井部に散水ヘッドを設け,外部に設けた送水口より消防隊が送水し,散水消火させる設備である.散水ヘッドには開放型,閉鎖型の2種類があり包含距離や一送水区画のヘッド数が異なる.24174,27181,01184,061821/3ページ

I-06.「消防・消火設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_06_018消防・消消火設用語【無線通信補助設備】は,延べ面積1,000㎡以上の地下街に設けられる.地下27183火設備備街における消火活動時に消防隊相互の無線連絡が容易に行われるように設置する.I_06_020消防・消火設備連結送水管用語【連結送水管】は,消防隊のホースの長さに限度があるため,建物外部から各26184階まで消火用の空配管が接続されたものであり,建物内部に設けられる放水口は,消防隊が有効に消火活動を行うことができるよう,階段室や非常用エレベーターの乗降ロビーに設置する.I_06_020_02消防・消火設備連結送水管用語事務所ビルの連結送水管の放水口については,3階以上の階ごとに,その階の各部分から水平距離が50m以下となるように設置する.02184I_06_020_03消防・消火設備連結送水管用語【連結送水管】は,公設消防隊の消火活動を行うための設備であり,1階の外壁又は外部に設置された送水口に消防ポンプ自動車で送水して使用する.07183I_06_021消防・消火設備消防用水用語【消防用水】は,公設消防隊が消防ポンプ車によって水を吸い上げ,消火活動に使用する水源であり,その必要貯水量は,「建築物の床面積又は延べ面積」を「建築物の区分によって定める基準面積」で除した値に20m3を乗じた量以上である.07184I_06_022消防・消火設備消火設備用語【二酸化炭素消火設備】は放出された二酸化炭素により酸素を遮断する窒息22171作用と,冷却作用により消火する.消火後の汚損もなく,電気的絶縁性にも優れているため,自動車修理工場,駐車場,電気室,通信器室,ボイラー室などに採用される.I_06_024消防・消火設備消火設備用語【泡消火設備】は燃焼面を泡で覆い酸素を遮断する窒息効果と冷却効果により消火を行うもので駐車場,自動車修理工場,飛行機格納庫などに採用される.水による消火が適さない電気室や多量の火気使用部であるボイラー室などには採用しない.22171,23181,27182,03182,06183I_06_025消防・消火設備消火設備用語【粉末消火設備】は,ボンベに蓄圧された窒素ガス,又は,二酸化炭素で,噴22174,07182射ヘッドやノズルから粉末消火剤を放出するもので,抑圧効果,窒息効果などにより消火する.消火剤が凍結しないため寒冷地に適している.I_06_026消防・消火設備屋外消火栓設備用語【屋外消火栓設備】は,1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され,消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている.23182,26183,01183I_06_026_02I_06_027消防・消火設備消防・消火設備屋外消火栓設備消火設備用語用語【屋外消火栓設備】については,建築物の各部分から屋外消火栓のホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設置する.【水噴霧消火設備】は,水噴霧ヘッドにより水を微粒状にして噴射し,火災の消火・抑制・延焼防止をするものである.水滴が微粒のため熱を吸収しやすく,冷却効果に優れており,このとき発生する水蒸気による窒息効果もあるため駐車場の消火設備に適応する.また,油火災の場合,油の中に水の粒子が混入し油を乳化して不燃性のものにする乳化作用や水溶性液体の希釈作用があるため,指定可燃物の貯蔵所・取扱所の火災設備にも適応する.尚,天井の高い空間に用いられるものではない.0218324172,01181I_06_027_02消防・消火設備消火設備用語消火方式は,一般に,燃焼中の化学反応の抑制による「抑制効果」,温度低18235下による「冷却効果」,酸素の遮断による「窒息効果」の3つの方式に大別される.そのうち,【ハロンガス(ハロカーボン系ガス)消火】は,火災時の燃焼連鎖反応を抑制することによる「抑制効果」によって消火を行うものである.I_06_028消防・消火設備消火設備用語【ドレンチャー設備】とは,開口部に設置し,散水ヘッドから水を放射して水幕をつくり,延焼を防止するための設備であり,地下駐車場の消火設備としては設置されない.25184,03183I_06_030_02消防・消火設備その他用語【イナートガス消火剤】は,人体への安全性が高く,地球温暖化係数及びオゾン層破壊係数の点からも優れており,酸素濃度の希釈消火を消火原理とする.19231,26182I_06_031消防・消火設備その他用語【加圧防煙方式】は,火災の起きている部屋(火災室)を排煙することで負圧に保ち,廊下や付室などの避難経路へ給気を行い加圧することにより,圧力差によって火災室から避難経路への煙の流入を防止する方式である.29053,07052I_06_031_02消防・消火設備その他用語【排煙設備】は,専用の設備として設けることが原則であるが,換気設備が排01182煙設備としての性能を有していることが確認された場合には,兼用が認められることがある.I_06_032消防・消火設備その他その他夜間,無人となる防火対象物において,自動火災報知設備の感知器の作動と連動して点灯する方式の誘導灯を採用した場合,無人となる時間については,誘導等を消灯することができる.22163,26172I_06_033消防・消火設備防災計画その他電源を必要とする排煙設備には,発電機などの予備電源を設けなければならない.21181I_06_034消防・消火設備防災計画その他排煙口は,防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように,天21182,25181,28134,30184,井から80cm以内,かつ,防煙垂れ壁の下端より上の部分に設けなければなら04181ない.2/3ページ

I-06.「消防・消火設備」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_06_035消防・消防災計その他特別避難階段の付室において,屋内と階段室とは,バルコニー又は外気に21184,29183火設備画向かって開くことができる窓若しくは機械排煙設備を有する付室を通じて連絡する.I_06_036消防・消火設備防災計画その他消防法において,「消防用設備等」は,「消火設備」,「警報設備」,「避難設備」,「消防用水」及び「消火活動上必要な施設」に分類されており,排煙設備は「消火活動上必要な施設」に該当する.21204,26202I_06_037消防・消火設備防災計画その他天井が高く気積が大きいアトリウムでは,火災時の対策として,上部に蓄煙空間を設ける煙制御が有効である.24203I_06_038消防・消火設備消火設備その他【非常用コンセント設備】は,消防隊が有効に消火活動を行えるように電力供給する設備であり,建築物の地階を除く階数が11以上の階及び延べ面積が1,000㎡以上の地下街に設置される.27184I_06_038_02消防・消火設備消火設備用語【非常コンセント設備】は,消防隊が有効に消火活動を行えるよう,単相交流100V,15A以上の電気を供給できるものとする.07172I_06_039消防・消火設備消火設備その他【自然排煙方式】の場合,室の上部には煙を外部に排出しようとする力,下部には外気が流入しようとする力を利用して排煙を行うため,「給気口と排気口の高低差を大きくする」,「給気口と排気口の開口面積を等しくする」といった手法が有効であり,双方の位置や面積の他,給気経路も重要な要素となる.29051,07054I_06_040消防・消火設備消火設備その他【吸引型の機械排煙方式】は,発生した煙を外部に排出するとともに,煙が発29052,07051生した室を減圧することにより,他の空間への煙の拡散防止にも有効である.I_06_041消防・消火設備消火設備その他【第二種排煙】は,押出型の機械排煙方式であり,所定の排煙量を確保するために,排煙量よりも多い給気量が必要となる.29054,04051,07053I_06_042消防・消火設備消火設備用語【パッケージ型自動消火設備】は,火災により生ずる熱・煙等を感知し,自動的03181に消火剤を圧力により放射して消火を行う固定した消火設備であり,新たにスプリンクラー設備の設置義務が生じた既存の病院や社会福祉施設に,スプリンクラー設備の代替設備として設置する事が可能である.3/3ページ

I-07.「その他」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_07_002その他用語用語【BMS(ビルディング・マネジメント・システム)】とは,エネルギーや資源の使用量を正確に把握するために,各種センサーから得られたデータを効率よく分析する機能のことである.22123I_07_004その他用語用語【COP】とは,成績係数のことをいい,冷凍機などの効率を示す用語である.値22121,26114,02114が大きいほど効率がよい.I_07_004_02その他用語用語【APF】とは,通年エネルギー消費効率の略称で,実際の使用状態に近い運転効率を示す指標であり,定格冷房・定格暖房以外にも複数の評価点を設け,年間を通じた総合負荷と総消費電力量から効率が求められる.19181,27114,30124,04191I_07_004_03その他用語用語省エネルギー性能の高い冷凍機を選定するためには,定格時の成績係数だけでなく,年間で発生頻度が高い部分負荷時の成績係数も考慮する必要がある.23124,29133,02112,06133I_07_005その他用語用語【BEMS】とは,広義には,施設運用,設備管理,防災・防犯管理,通信系・OA系管理を含む,ビル管理システムのことである.I_07_007その他用語用語【SI(スケルトン・インフィル)住宅】の建築設備は,一般に,スケルトンとして長期の使用が可能な共用設備部分と,インフィルとして変更が可能な住戸専有設備部分とにより構成される.25174計画27132I_07_007_02その他その他その他スケルトン・インフィル住宅の計画においては,将来の住戸規模を変更できるように,戸境壁には乾式工法を採用する場合がある.計画28133I_07_008その他用語その他冷凍機の冷水出口温度を低くすると,成績係数は低下する.また,外気温が高いと成績係数は低下する.22121,26114,02114I_07_010その他都市ガス数値【都市ガス】は,発熱量,燃焼速度,ガス圧などの特性により,14種類に区分される.「13A」,「6C」,「5C」といったように数字とABC等の記号で表示され,数字は発熱量と比重から求められるウォッペ指数を,ABCは燃焼速度を示す.23151I_07_015その他床暖房用語【床暖房方式】は,床内に温水配管や電熱線を通して床面を暖め,その放射25113(輻射)により暖房する方式である.他の方式に比べ,室内上下の空気温度差が生じにくく,天井の高い室の暖房にも適する.I_07_017_02その他燃料電池その他燃料電池の原理は,水の電気分解の逆の反応であり,水素と酸素が結合して電気と水が発生する化学反応を利用している.28172,04153I_07_019_02その他排煙その他隣接した二つの防煙区画において,防煙垂れ壁を介して一方を自然排煙,他方を機械排煙とすることはできない.24171,28133,06124I_07_022その他冷凍機その他代替フロンのうちHFC系冷媒はオゾン破壊係数(ODP)はゼロであり,オゾン層の破壊防止には効果があるが,地球温暖化係数(GWP)は小さくなく,温室効果ガスの一種であるため,空気中への放散を防止するよう注意する必要がある.26112,28202,01203I_07_022_02その他冷凍機その他空調用冷凍機等に用いられる冷媒のノンフロン化にともない,自然冷媒であるアンモニア,二酸化炭素又は水が冷媒として用いられることがある.18231,24192,06193I_07_023その他環境用語【微気候】は,一般に,建築物や人体への影響が大きい地表面近くの気候,室内環境における建築部材付近や人体の皮膚付近の気候等をいう.01201I_07_023_02その他設備用語【バスタブ曲線】は,グラフの縦軸を故障率,横軸を時間とし,設備の信頼性や保全性の概念を示したものである.01202I_07_024その他耐震設計その他建築設備の耐震設計において,低層で免震層をもたない建築物に対しては,一般に,設計用鉛直震度は,設計用水平震度の1/2とみなして算出する.26193,07193I_07_024_02その他耐震設計その他建築設備機器に使用する防振装置においては,一般に,防振ゴムよりコイルばねのほうが,防振系の固有周波数を低く設定することができる.26192I_07_024_03その他耐震設計その他一般的な事務所ビルにおいて,水槽類を除く建築設備機器を同一階に設置する場合,局部震度法による設計用標準震度は,防振装置を付した機器のほうが大きい値となる.25193,28191I_07_024_04その他耐震設計その他病院等の災害応急対策活動に必要な施設においては,受水槽や必要な給水管分岐部に地震感知により作動する緊急給水遮断弁を設けることが望ましい.25192,28151,01151I_07_024_05その他耐震設計その他昇降機耐震設計・施工指針において,高さが60mを超える建築物については,エレベーターの耐震設計に必要な設計用水平震度の割増を考慮した算定方法が定められている.25191,29193I_07_024_06その他耐震設計その他エスカレーターの落下防止のため,一般に,エスカレーターの一端を梁等の支持材に堅固に固定し,他端は非固定でかかり代を十分に確保する.25194,071921/2ページ

I-07.「その他」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題I_07_024_07その他耐震設計その他防振材を介して支持される設備機器に対して設ける【耐震ストッパ】は,設備機器との間に,設備機器運転中に接触しない程度で,できるだけ小さな隙間を設ける.26191,06194I_07_024_08その他耐震設計その他設備機器を基礎に固定するアンカーボルトの引抜力の算定においては,設備機器の重心位置に水平方向の地震力とともに,鉛直方向の地震力が上向き方向に作用するものとする.26194I_07_024_09その他耐震設計その他大地震後にも長時間継続して使用する【非常用発電機の冷却方式】は,冷却水が不要な空冷式が望ましい.05193I_07_024_10その他耐震設計その他建築物の高層部は,エキスパンションジョイント部分で接続される建築物の部分相互の相対変位量が大きくなるため,配管類をやむを得ず通過させる場合は,変位量が小さい建築物の低層部に配管する事が望ましい.05194I_07_025その他耐震設計その他高層建築物において,1階の天井内に吊り支持された設備機器の設計用地震力を算定する場合,設計用標準震度は,適用階の区分を中間階とし,耐震クラスに応じた値を用いる.05191I_07_025_02その他耐震設計その他基礎免震構造の建築物において,エレベーターの設計用水平地震力を算定する場合,設計用水平標準震度は,建築物の高さに関係なく全ての階で同じ値を用いる.05192I_07_026_02その他風対策その他【剥離流】とは,建築物の壁面に沿った風の流れが,隅角部で建築物から離れる現象をいう.29014,030132/2ページ


1234計画もくじ56789101112131415

計画目次01「建築計画」の本試験知識G-01「建築計画」の音声テキスト「建築計画」の本試験図問題G-02「各部寸法等」の音声テキスト02「各部寸法等」の本試験知識G-03「開口部等」の音声テキストG-04「高齢者・身障者等」の音声テキスト03「開口部等」の本試験知識G-05「保存・再生」の音声テキスト04「高齢者・身障者等」の本試験知識G-06「都市計画」の音声テキストG-07「住宅・集合住宅」の音声テキスト05「保存・再生」の本試験知識G-08「事務所建築」の音声テキスト06「都市計画」の本試験知識G-09「公共建築」の音声テキスト「都市計画」の補足資料G-10「商業建築」の音声テキスト07「住宅・集合住宅」の本試験知識G-11「建築史」の音声テキスト「住宅・集合住宅」の補足資料G-12「マネジメント」の音声テキスト08「事務所建築」の本試験知識G-13「見積・積算」の音声テキスト「事務所建築」の本試験図問題G-14「その他」の音声テキスト09「公共建築」の本試験知識「公共建築」の補足資料10「商業建築」の本試験知識11「建築史」の本試験知識「建築史」の補足資料「建築史」の本試験図問題12「マネジメント」の本試験知識13「見積・積算」の本試験知識「見積・積算」の解説集「見積・積算」の本試験図問題14「その他」の本試験知識「その他」の本試験図問題1/1ページ

1234No.01建築計画56789101112131415

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22044建築計画階段住宅の屋内階段には,蹴込み板を設け,蹴込み寸法を3cmとした.住宅の屋内階段は,勾配が急であることが多いため,踏面が小さくても昇降しやすいように,一般に,「蹴込み」を設け,その蹴込み寸法を,2~3cm程度とする.尚,踏面寸法は,蹴込み寸法を含まない.○25041建築計画階段階段を昇るときの安全性を考慮し,段鼻を階段を昇るときの安全性を考慮し,一般に,「蹴込み」を設け,その蹴出さないように蹴込み板を設け,蹴込みを込み寸法を,2~3cm程度とする.段鼻は視覚的に判断しやすく,ノン20mmとした.スリップ機能を有することが望ましいが,出が大きいと,つまづきの原因ともなるため出さないようにするのが望ましい.25074建築計画階段事務所の階段について,昇降のしやすさに配慮し,踏面寸法をT,蹴上げ寸法をRとした場合,T+2R=45cm程度となるように計画した.23072建築計画階段踏面35cm,蹴上げ14cmで計画していた階段を,踏面に余裕をもたせるために踏面を41cmに広げ,昇降のしやすさを考慮して,蹴上げを11cmとした.昇降のしやすさを考えた場合,けあげ寸法(R)と踏面寸法(T)との関係には,「R+T=45cm程度」,「2R+T=63cm程度」等がある.昇降のしやすさを考えた場合,けあげ寸法(R)と踏面寸法(T)との関係には,各種の関係式が提案されており,「R+T=45cm程度」,「2R+T=63cm程度」となる.ゆえに,けあげ寸法が小さくなれば踏面寸法が大きくなる関係にある.○×○25042建築計画階段吹抜け空間において,段板の側面を見せるために,側桁階段とした.「側桁階段」は,段板や蹴込み板を厚手の板(側桁)で両側から挟み込×んだ階段をいい,段板の側面は見えない.尚,「ささら桁階段」は,段形に切り込んだ刻み目の上に段板をのせる階段(段板の側面を見せ,蹴込み板は設けない)をいう.07081建築計画階段集合住宅において,避難時に使用する共用階段は,階段の段裏から段鼻までの最小寸法を2mとした.集合住宅において,避難時に使用する共用階段は,階段の段裏から段鼻まで(踏面直上の空間)の最小寸法を2m以上とするのが望ましい.30062建築計画仕上げ階段の計画に当たり,階段の滑りには踏面だけでなく段鼻の滑りも大きく影響することから,滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい.階段の計画に当たり,階段の滑りには踏面だけでなく段鼻の滑りも大きく影響することから,滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい.30061建築計画仕上げ床の滑りの指標のうち,JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は,埃(ほこり)や水等の介在物によって変化する.30063建築計画仕上げ床材は,同一の床において滑り抵抗係数を変化させると高齢者のつまずきの防止が期待できることから,滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することが望ましい.床の滑りの指標のうち,JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は,使用者の上下足・裸足の別,床面の埃や水等の介在物によって変化する.床材は,同一の床において滑り抵抗係数が変化すると,つまずきの原因となることから,滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することは,避けることが望ましい.○○○×30064建築計画仕上げ建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は,金属製のものを使用する場合,雨滴によりスリップしやすいため,ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい.建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は,金属製のものを使用する場合,雨滴によりスリップしやすいため,ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい.29071建築計画昇降機乗用エレベーター(定員24人)は,かごの大型オフィスビルやショッピングモール等で採用される乗用24人乗りの○内法寸法が間口2,150mm×奥行1,600mmエレベーターは,一般に,「積載1,600Kg,かご内法寸法2,000mm×のものを採用した.1,750mm,出入り口寸法1,100mm×2,100mm」程度の規格となる.(この問題は,コード「21073」「24073」の類似問題です.)○18084建築計画昇降機非常用エレベーターは,災害時における消防活動等を目的として設けるものである.22114建築計画昇降機超高層住宅における非常用エレベーターは,平常時において一般乗用エレベーターとして使うことができない.高さ31mを超える建物には,非常用エレベーターの設置義務が生じ○る.また,非常用エレベーターは,乗用エレベーターとして利用することも可能であり,火災等の災害時においては,一般の使用を禁止し,消防隊が消火・救助活動に使用するものである.高さ31mを超える建物には,原則として,非常用エレベーターの設置義務が生じる.また,非常用エレベーターは,乗用エレベーターとして利用することも可能で,火災時においては,消防隊の消火活動のための専用エレベーターとなる.×24072建築計画昇降機商業施設において,高さ4mの直階段に沿って設けるエスカレーターの最大勾配を30度とした.「基準法施行令129条の12」より,「エスカレーターの勾配は,原則として,30度以下とすること.」とわかる.○1/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20233建築計画昇降機百貨店の大型店舗ビルにエレベーター及びエスカレーターを設置する場合,一般百貨店の売場における客の昇降について,エスカレーターは,輸送能力が高く(エレベーターの約10倍),待ち時間も少なく,目的階以外の○に,エスカレーターにおける客の輸送分担売場を見渡すこともできるため,エレベーターよりも設置比率を高く設の割合を,全体の輸送人数の80~90%とする.定する.エレベーターとエスカレーターの使用比率は,一般的に20:80程度となる.28072建築計画駐車場一般公共の用に供する屋内駐車場(自動車の駐車の用に供する部分の面積が自走式の建築物内の駐車場においては,原則として,車路部分は梁以上,駐車スペースは梁下で2.1m以上としなければならな1,000㎡のもの)の小型自動車の車路の梁い.下の高さを,2.1mとした.×05081建築計画駐車場地下駐車場の自動車の車路において,傾/8とし,傾斜部の始まりと終わりのそれぞれに設けた長さ4mの緩/16とした.26064建築計画駐車場自走式の立体駐車場における自動車の車路の計画において,傾斜部の本勾配を1/6とし,傾斜部の始まりと終わりのそれ/12とした.駐車場車路にあるスロープの最大勾配は1/6以下であるが,平たん部○と斜路との連結の際,運転者に注意を促すとともに車両下の損傷を防ぐため,緩和勾配(スロープの始まりと終わりで水平部に接続する部分の勾配)を設ける.車種により異なるが,一般的に,勾配は本勾配の1/2程度,長さは4m程度(車体の長さ程度)とする事が望ましい.よって正しい.(この問題は,コード「19154」の類似問題です.)駐車場車路にあるスロープの最大勾配は1/6以下であるが,平坦部と斜路との連結の際,運転者に注意を促すとともに車両下の損傷を防ぐため,緩和勾配(スロープの始まりと終わりで水平部に接続する部分の勾配)を設ける.車種により異なるが,一般的に,緩和勾配は本勾配の1/2(つまり1/12)程度が望ましい.(この問題は,コード「22063」の類似問題です.)29073建築計画駐車場自走式の立体駐車場における自動車の車路において,傾斜部の本勾配を1/5と駐車場車路にあるスロープの最大勾配は1/6以下であるが,平坦部と斜路との連結の際,運転者に注意を促すとともに車両下の損傷を防ぐし,傾斜部の始まりと終わりのそれぞれのため,緩和勾配(スロープの始まりと終わりで水平部に接続する部分長さ6mの部分の緩和勾配を1/10とした.の勾配)を設ける.車種により異なるが,一般的に,緩和勾配は本勾配の1/2(つまり1/12)程度が望ましい.01074建築計画駐車場普通乗用車を駐車させる屋内駐車場の計画において,1台当たりの所要面積をなるべく少なくするため,直角駐車とした.両側に一般乗用車を駐車する計画の場合,「60°駐車」の方が「直角○駐車」に比べて,前進,後退ともにスムーズにできるため,中央通路の幅を狭くすることができるが,駐車場全体で見ると余分なスペースが生じるため,駐車場全体での「1台当たりの所要面積」という観点では,直角駐車の方が小さくなる.○×28074建築計画駐車場一般公共の用に供する屋内駐車場(自動車の駐車の用に供する部分の面積が小型自動車用の自走式地下駐車場において,二方通行の車路の屈程度となる(中型自動車の場合も同様に考え1,000㎡のもの)の小型自動車の車路の屈る).(この問題は,コード「23071」の類似問題です.)曲部の内法半径を,5mとした.○28083建築計画駐車場バスターミナルの誘導車路の屈曲部の計画において,全長12m程度の大型バスの最小回転半径を,12mとした.バスターミナルの誘導車路の屈曲部の計画においては,全長12m,幅2.5m,最小回転半径12mの大型バスが円滑に回転できる構造とする.01071建築計画駐車場地下階に駐車場を設ける大規模店舗にお1台あたりの駐車スペースを2.5m×6m程度で想定すると,自動車が並いて,売場のレイアウトと駐車場の駐車台台駐車できるようにするためには,間口有効で2.5×3=7.5m程数の効率を考慮して,柱割りを8.5m×8.5mとした.度必要となる.柱サイズを1m程度見込むと柱スパンは,8.5m程度あればよい.(この問題は,コード「23064」の類似問題です.)26142建築計画駐車場大規模商業店舗の計画において,地下階に設ける駐車場の各柱間に普通自動車台駐車できるように,柱スパン×7mと設定した.1台あたりの駐車スペースを2.5m×6m程度で想定すると,自動車が並×列に3台駐車できるようにするためには,間口有効で2.5×3=7.5m程度必要となる.柱サイズを1m程度見込むと柱スパンは,8.5m程度必要となる.○○2/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21064建築計画駐車場エレベーター方式の立体駐車設備(小型自動車用)において,自動車の出入口の幅を,2,500mmとした.立体駐車設備には,主に,「タワー方式(垂直循環式)」と「エレベーター方式(往復式)」がある.垂直循環式は,入庫した自動車を観覧車のように循環させるものであり,小さい建築面積で高密度駐車を実現することができるが,1台の入出庫のために全車両を動かす必要があるため,1基あたりの収容台数を増やすと待ち時間が長くなる.エレベーター方式の立体駐車設備(小型自動車用)は,中央のエレベーターの両側に収容する形式で,出入時の時間短縮を図る事ができる.自動車の出入口の幅は,一般に,2,400mm以上とする.○28073建築計画駐車場一般公共の用に供する屋内駐車場(自動車の駐車の用に供する部分の面積が屋内駐車場の計画において,一方通行の小型自動車の車路のうち,車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で,歩行者1,000㎡のもの)の一方通行の小型自動車の通行の用に供しない部分の幅員は,2.75m以上とする.の車路のうち,車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で,歩行車路の状況幅員両方向通行5.5m以上者の通行の用に供しない部分の幅員を,一方通行3.5m以上2.75mとした.一方通行+料金所設置+歩行者通行なし2.75m以上○07083建築計画駐車場大規模な路外駐車場において,普通自動車用の一方通行の車路を幅3m,対面通行の車路を幅6mとした.大規模な路外駐車場において,普通自動車用の一方通行の車路を幅3.5m,対面通行の車路を幅5.5mとする.問題文は「一方通行の車路を幅3m」とあるため誤り.尚,一方通行の普通自動車の車路のうち,車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で,歩行者の通行の用に供しない部分の幅員は,2.75m以上とする.車路の状況幅員両方向通行5.5m以上一方通行3.5m以上一方通行+料金所設置+歩行者通行なし2.75m以上×02084建築計画駐車場屋内駐車場の計画において,一方通行の屋内駐車場の計画において,一方通行の小型自動車の車路のうち,小型自動車の車路のうち,車路に接して車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で,歩行者駐車料金の徴収施設が設けられている場の通行の用に供しない部分の幅員は,2.75m以上とする.よって誤り.所で,歩行者の通行の用に供しない部分の幅員を,2.5mとした.車路の状況幅員両方向通行5.5m以上一方通行3.5m以上一方通行+料金所設置+歩行者通行なし2.75m以上28071建築計画駐車場一般公共の用に供する屋内駐車場(自動車の駐車の用に供する部分の面積が1,000㎡のもの)の車いす使用者用駐車施設について,1台当たりの駐車スペースを,幅3.5m×奥行6.0mとした.車いす使用者の駐車スペースにおいて,車いす使用者乗降用スペース(幅1,400mm以上)を,車体分のスペース(幅2,100mm程度)の脇に設け,全体で幅3,500mm以上とする.×○25071建築計画駐車場排気量50cc~250ccクラスのオートバイの駐車場の計画において,平行駐車の1オートバイの寸法は,一般的に,50ccクラスで幅65cm,長さ180cm程度,750ccクラスで幅85cm,長さ220cm程度となる.排気量50cc~○台当たりの駐車区画の寸法を,幅90cm×250ccクラスのオートバイの1台当たりの駐車スペースを,幅90cm×長長さ230cmとした.さ230cmとするのは望ましい.30071建築計画駐車場排気量250ccクラスのオートバイの駐車場の計画において,平行駐車の1台当たりの駐車区画の寸法を,幅60cm,長さ230cmとした.オートバイの寸法は,一般的に,50ccクラスで幅65cm,長さ180cm程×度,750ccクラスで幅85cm,長さ220cm程度となる.排気量50cc~250ccクラスのオートバイの1台当たりの駐車スペースは,幅90cm×長程度とするのが望ましい.問題文は「幅60cm」とあるため誤り.27084建築計画駐輪場自転車の駐輪場において,1台当たりの駐輪スペースを70cm×190cmとした.自転車の駐輪スペースは,1台当たり幅60cm×長さ190cm程度とする.(この問題は,コード「21074」の類似問題です.)○3/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27062建築計画風対策2棟の高層建築物を並べて配置する場合,2棟の間に発生する風については,建築物の間隔を狭くするとピーク時の風速高層建築物等に上空を流れている風が建物に当たって,地盤付近に流れ込むことにより発生する風害(ビル風)は,2棟の高層建築物を並べて配置する場合,その間隔を狭くするとピーク時の風速は2棟各々○は高くなるが,風速の増加する領域は狭くによって発生するビル風の相乗効果により強くなるが,風速の増加すなる.る領域は狭くなる.(この問題は,コード「21042」の類似問題です.)28051建築計画風対策高層建築物の計画において,地表面付近建物に作用する風の一部は壁面に沿って左右に流れ,一部は吹き上○の風速増加率は,計画地の周囲に建築げ,一部は吹き降りる.左右に流れ吹き降りる風は,壁面の隅角部で物がない場合に比べ,周囲に低層建築物剥離し,地上付近に強風域を形成する.また,壁面に沿って吹き降りる群がある場合のほうが大きくなる傾向がある.風は,地表付近で渦状に逆流し,壁面に沿って再度,吹き上がる.また,「風速増加率」とは,建築物の建設前後における周囲の地上風速の変化の割合をいう.周囲に低層建築物がある場合は,建物群自体が遮蔽物となるため地上風速は,建物がない場合に比べて小さくなるが,高層建築物を建設した場合には,周囲に建築物が有る無しに関わらず,同程度の地上風速となるため,風速増加率は,周囲に低層建築物がある場合のほうが大きくなる.25051建築計画風対策高層建築物を建築する場合,地表付近の「風速増加率」とは,建築物の建設前後における周囲の地上風速の変×風速増加率は,周囲に低層建築物がある化の割合をいう.周囲に低層建築物がある場合は,建物群自体が遮場合に比べて,周囲に建築物がない場合のほうが大きくなる.蔽物となるため地上風速は,建物がない場合に比べて小さくなるが,高層建築物を建設した場合には,周囲に建築物が有る無しに関わらず,同程度の地上風速となるため,風速増加率は,周囲に低層建築物がある場合のほうが大きくなる.23054建築計画風対策自然風を利用するに当たっては,建設地や周辺環境における夏期及び中間期の卓越風の方向を確認することが重要である.「卓越風」とは,ある地方に,ある特定の期間に吹く,最も頻度が多い○風向の風をいう.自然風を利用するに当たっては,通風として外気を取り入れ冷房エネルギーの消費と快適性の向上を図るために,建設地や周辺環境における夏期及び中間期の卓越風の方向を確認することが重要である.22051建築計画風対策長方形の平面形状をもつ高層建築物によ高層建築物では,上空を流れている風(卓越風向)が建物に当たってるビル風を防ぐためには,一般に,建設地地盤付近に流れ込むことによる風害(ビル風)が発生しやすい.このビにおける卓越風向に対して,建築物の平面の長辺を直交させるように計画する.ル風を防ぐためには,風の発生しやすい方向に対する受風面を小さくする(建築物の平面の短辺を直交させる)ように計画するのが望ましい.07144建築計画風対策高層事務所ビルにおいて,ビル風対策のため,建築物の外壁の出隅部分を曲面にするほか,クスノキやシラカシ等の常緑樹の高木を建築物の外周部に植栽した.高層事務所ビルにおいて,ビル風対策のため,建築物の外壁の出隅部分を曲面にするほか,クスノキやシラカシ等の常緑樹の高木を建築物の外周部に植栽する事が望ましい.×○28054建築計画風対策ビル風対策としての植栽計画においては,耐風性の高い樹種を選定するとともビル風対策としての植栽計画においては,耐風性の高い樹種を選定するとともに,低木と高木を併せて風向きと直行となる向きに並べて配に,低木を避け高木を風向きと平行となる置することが有効である.向きに並べて配置することが有効である.28053建築計画風対策高層建築物の計画において,床面積が大高層建築物では,上空の速い速度の風がその建物で遮られ,建物のきい低層部を設け,当該低層部の屋根の周りを回り込むように分散され,一部は建物の下面に流れ込む.低層上部に強風を発生させる計画とすると,建から高層までの同一形状の平面をもつ建築物では,下方向への風が築物周辺の歩行者へのビル風の影響が少なくなる.速い速度を保ったまま地上に届くが,大きな床面積の低層部(基壇)をもつ建築物では,下方向への風がここで遮られるため,地上における強風被害は,発生しにくくなる.×○4/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28052建築計画風対策建築物の周辺の気流は,「建築物の高さ(H)と建築物の間隔(W)の比(H/W)」や建築物の周辺の気流は,「建築物の高さ(H)と建築物の間隔(W)の比(H/W)」や「街区面積に対して建築物が占める割合」により大きく影響○「街区面積に対して建築物が占める割合」される.により大きく影響される.18162建築計画クリーンルーム20165建築計画クリーンルーム電子系工場の工業用クリーンルームにおいて,垂直層流方式のエアフローを採用した.医薬品工場において,空気中の生物微粒子数を一定値以下に抑えるために,バイオロジカルクリーンルームを採用した.半導体や液晶をはじめとする電子系・光学系のクリーンルーム(ICR:○工業用クリーンルーム)には.垂直層流方式,乱流方式,水平層流方式等のエアフローを採用し,医薬品工場・食品工場に必要とされるクリーンルーム(BCR:バイオロジカルクリーンルーム)には,水平層流方式,乱流方式を採用する.精密機械工場や半導体工場においては,浮遊粉塵量を管理するため,「工業用クリーンルーム(ICR)」の設置が必要となり,医薬品工場や食品工場などにおいては,浮遊粉塵量に加えて微生物なども管理の対象となるため,「バイオロジカルクリーンルーム(BCR)」の設置が必要となる.○23172建築計画シールドルーム研究室の計画における電磁シールドルームは,空気中の浮遊粉じんの量を一定値以下とするために設ける部屋である.22173建築計画改修コンバージョンは,既存建築物の用途変更・転用のことであり,都市部においては事務所ビルを集合住宅に改修した例もある.「電磁シールドルーム」とは,大型コンピューター室や精密検査室の通信機器や各種電子応用機器などに対する,有害な電磁波をシールド(遮蔽・遮断)するために,金属板や金属網などで覆った室のことをいう.コンバージョンは,既存建築物の用途変更や用途変換という意味等に用いられ,都市部においては,空室となった事務所ビルを集合住宅,SOHO(SmallOffice/HomeOffice)等に改修するほか赤レンガ倉庫などにみられる倉庫を商業施設に転用したり,廃校になった校舎を地域のコミュニティー施設として再利用する等,様々な試みが日本各所で行われている.×○01081建築計画改修既存の中学校の校舎を小中一貫教育を行う義務教育学校に変更する計画に当たり,階段に,手摺,滑止め等の安全上の措置を講じることにより,蹴上げの高さを変更しなかった.22011建築計画改修建築物の計画における環境負荷の低減策の検討に当たっては,既存施設を改修し活用することより,既存施設を解体し新たな建築をつくることを優先して検討することが重要である.06064建築計画改修建築物の耐震改修に当たり,確認済証が交付されていたが検査済証の交付を受けていなかったので,建築当時の建築基準法等への適合状況を調査するため,確認済証に添付された図書等を用いて図上調査・現地調査を実施した.既存の中学校の校舎を小中一貫教育を行う義務教育学校に変更する場合,本来,小学生が利用する階段は,蹴上げの高さを低くする事が望ましいが,手摺,滑止め等の安全上の措置を講じることにより,蹴上げの高さをそのままとすることができる(基準法令23条4項).建築物は,設計,建設,運用,改修,解体・処分までのライフサイクルを通して環境に負荷を掛けている.特に,建設と解体・処分時に伴う二酸化炭素排出量は大きく,既存施設を解体し新たな建築をつくることは,環境負荷の低減策とはならない.既存建築ストックの有効活用を促進するために,国土交通省は,「検○査済証のない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合調査のためのガイドライン」を公表している.建築物の耐震改修に当たり,確認済証が交付されていたが検査済証の交付を受けていない場合は,建築当時の建築基準法等への適合状況を調査するため,確認済証に添付された図書等を用いて図上調査・現地調査を実施する.○×21013建築計画知覚公共建築物のロビー等の人が集まる空間における規模・寸法や家具配置を計画するに当たっては,一般に,パーソナルスペースに配慮することが重要である.25162建築計画知覚パーソナルスペースは,人間が身体のまわりにもっている,他の人間に侵入されたくない心理的な領域のことである.パーソナル・スペースとは,他者が自分に近づくことを許せる距離帯(心理的な縄張り)をいう.性別・年齢・姿勢(立位・座位)等によっても異なり,人が集まる空間における規模・寸法や家具配置を計画する際に配慮する必要がある.「パーソナル・スペース」とは,他者が自分に近づくことを許せる距離帯(心理的な縄張り)をいう.性別・年齢・姿勢(立位・座位)等によっても異なり,人が集まる空間における規模・寸法や家具配置を計画する際に配慮する必要がある.○○22171建築計画知覚パーソナルスペースは,人の身体を囲んでいる心理的な領域のことであり,立位より平座位のほうが大きくなる.パーソナル・スペースとは,他者が自分に近づくことを許せる距離帯(心理的な縄張り)をいう.性別・年齢・姿勢(立位・座位)等によっても異なり,立位や椅子座位に比べて平座位のほうがその距離は小さくなる(平座位のほうが近くに他人が接近しても気にならない).×5/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03062建築計画知覚ロバート・ソマーは,テリトリー(なわばり)は個人についてまわり,持ち運びができ,その空間のかたちは必ずしも球形ではなく,前方に比べ横のほうは未知の人が近づいても寛容になれることを示した.ロバート・ソマーは,「パーソナルスペース」は個人についてまわり(場所に固定されるものではなく),持ち運びができ,その空間のかたちは必ずしも球形ではなく,前方に比べ横のほうは未知の人が近づいても寛容になれることを示した.問題文は「テリトリー(なわばり)」とあるため誤り.「テリトリー(なわばり)」と「パーソナルスペース」の違いについて,①.テリトリーは比較的固定であるが,パーソナル・スペースは持ち運びされる.②.動物や人は,他者に見えるようにテリトリーの境界に目印をつけておくが,パーソナル・スペースの境界は見ることができない.③.パーソナル・スペースにはその中心に体があるが,テリトリーに中心はない.④.動物はなわばりを守るために戦うが,人間の場合,パーソナル・スペースに他者が侵入したときには,自分が引き下がることでこれを守ろうとする.×03061建築計画知覚エドワード・ホールは,人間同士の距離のとり方等の空間の使い方は,それ自体がコミュニケーションとしての機能をもつと考え,距離をコミュニケーションと対応させて四つの距離帯に分類した.アメリカの文化人類学者であるエドワード・ホールは,人間同士の距離のとり方等の空間の使い方は,それ自体がコミュニケーションとしての機能をもつと考え,距離をコミュニケーションと対応させて次の四つの距離帯に分類した.①.「密接距離(0cm~45cm)」:ごく親しい人だけに許される距離で,相手の身体に容易に触れることができる距離.②.「個体距離(45cm~120cm)」:親しい友人・家族などと普通に会話する時に相手の表情が読み取れる距離.③.「社会距離(120cm~350cm)」:知らない相手や公的な場面で相手と会話する距離で,相手に手が届かない安心できる距離.④.「公共距離(350cm以上)」:講演会のような,自分と相手との関係が「個人的な関係」ではなく「公的な関係」である時の距離.○03064建築計画知覚オスカー・ニューマンは,物理的・象徴的障壁と見通しのよさをもち,住民たちがそこを「自分たちの場所」と感じているようなオスカー・ニューマンは,物理的・象徴的障壁と見通しのよさをもち,住民たちがそこを「自分たちの場所」と感じているような環境をディフェンシブルスペース(まもりやすい空間)と定義し,適切な環境デザインとそ○環境をディフェンシブルスペース(まもりやの使用によって犯罪は抑止できる事を提唱した.すい空間)と定義した.①.領域性(縄張りであるという意識)②.自然監視性(日常の生活の中で自然な監視)③.イメージ(建物に対する否定的なイメージを持たせない)④.環境(安全と認められた公共施設等と併置)06043建築計画知覚住宅地において,防犯性を高めるため,オスカー・ニューマンによる「まもりやすい空間」の理論に基づき,パブリックからプライベートまでの段階的な空間構成を採用した.オスカー・ニューマンは,物理的・象徴的障壁と見通しのよさをもち,住○民たちがそこを「自分たちの場所」と感じているような環境をディフェンシブルスペース(まもりやすい空間)と定義し,適切な環境デザインとその使用によって犯罪は抑止できる事を提唱した.その理論に基づき,パブリックからプライベートまでの段階的な空間構成を採用する事は望ましい.25164建築計画知覚ソシオフーガルは,複数の人間が集まったときに,知らない人間同士が異なる方向に顔を向けているような状態をいう.「ソシオペタル」は,会議や食事の場で互いに向かいあったり,隣接して並んだりする集合の状態をいう.一方,「ソシオフーガル」は,他人との距離を置いたり,互いに背を向けるような状態で,プライバシーを優先した離反の集合の状態をいう.○01011建築計画知覚ソシオペタルは,複数の人間が集まったときに,異なる方向に身体を向けて他人同士でいようとするような位置関係をいう.06044建築計画知覚商業施設において,ソシオフーガルな関係での利用ができるよう,互いの視線が合わずに座れるベンチを休憩スペースに設置した.25161建築計画知覚アフォーダンスは,人間同士の距離のとり方自体がコミュニケーションとしての機能をもち,文化によって異なるとする考え方である.「ソシオペタル」は,会議や食事の場で互いに向かいあったり,隣接して並んだりする集合の状態をいう.一方,「ソシオフーガル」は,他人との距離を置いたり,互いに背を向けるような状態で,プライバシーを優先した離反の集合の状態をいう.よって誤り.「ソシオペタル」は,会議や食事の場で互いに向かいあったり,隣接して並んだりする集合の状態をいう.一方,「ソシオフーガル」は,他人との距離を置いたり,互いに背を向けるような状態で,プライバシーを優先した離反の集合の状態をいう.よって正しい.「アフォーダンス(affordance)」は,知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソ×ンによる造語で,環境に実在する動物がその生活する環境を探索することによって獲得することができる意味・価値であると定義される.また,文化人類学者のエドワード・ホールは,「パーソナルスペース」を段階に分類(それらをさらに近接相と遠方相の2つに分類)し,人間同士の距離の取り方それ自体が,一種のコミュニケーションであり,文化によって異なると提唱した.×○07013建築計画知覚アフォーダンス理論では,知覚者が何かアフォーダンス理論では,知覚者が何かの行動をできそうだと感じるよの行動をできそうだと感じるよう引き出す,う引き出す,環境が備えている資質をアフォーダンスと呼び,知覚され環境が備えている資質をアフォーダンスとるアフォーダンスは知覚者の性格や経験,能力,要求等によって異な呼び,知覚されるアフォーダンスは知覚者ると説明されている.例えば,椅子を見て「座る」という行動を思いつくの性格や経験,能力,要求等によって異なると説明されている.のは,椅子の形状や高さが,座るという行為を可能にする特性を持っているからであり,知覚者が意識せずに直感的に操作できる製品やサービスを作るために,アフォーダンス理論が活用されている.○6/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25163建築計画知覚プレグナンツの法則は,視界に複数の対象があるときに,これらをまとまりとして知覚したものを簡潔でよい形として捉える傾向のことをいう.プレグナンツの法則は,視界に複数の対象があるときに,全体として,単純で規則的で安定した秩序ある形にまとまろうとする傾向のことをいう.例えば,ある箇所が隠された図形を見ると,都合の良い形状に補正して視えてしまう現象等が該当する.○30082建築計画知覚ゲシュタルト心理学の基礎概念においては,形や存在が認められる部分を「地」,その背景となる部分を「図」という.ゲシュタルト心理学(形態心理学)の基礎概念においては,形や存在が認められる部分を「図」,その背景となる部分を「地」という.問題文は図と地が逆のため誤り.×29051建築計画知覚建築物に囲まれた広場や街路等の幅員,建築物のファサードの高さをHとした場合,D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる.建築物に囲まれた広場や街路等の幅員をD,建築物のファサードの高さをHとした場合,D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる.高さ制限の道路斜線に関する規定は,原則として,この考え方に基づいている.(この問題は,コード「22054」「25052」の類似問題です.)○03063建築計画知覚H.メルテンスは,「建築物の高さ」と「視点から建築物までの水平距離」の比によって建築物の見え方の変化を尺度化した.一般に,外部空間では建物を仰ぎ見る形となる.H.メンテルスは「建築物の高さ(H)」と「視点から建築物までの水平距離(D)」の比(D/H)によって,建物の見え方の変化を尺度化した.一般に,その値が小さいほど(Hの割合いが大きいほど)閉塞感を感じる.○30083建築計画知覚線遠近法がつくりだす立体感の効果を建築物に応用することにより,奥行感を強めたり弱めたりすることができる.線遠近法(透視図法)は,任意の一点に向かって複数の線を集約させ,その線に沿って,手前から奥に向かってものを徐々に小さく描いていく手法を言う.線遠近法がつくりだす立体感の効果を建築物に応用することにより,奥行感を強めたり弱めたりすることができる.○30084建築計画知覚建築物の立面が大きなスケールになると,軒線等の水平線がその中央部で垂れ建築物の立面が大きなスケールになると,軒線等の水平線がその中央部で垂れたように見えたり,柱等の垂直線が傾いて見えたりする現たように見えたり,柱等の垂直線が傾いて象が生じる.尚,パルテノン神殿では,下部の階段(基壇)と梁が円弧見えたりする現象が生じる.状に膨らみ,隅の柱は若干太くかつ内側へ傾斜して立ち,隅の柱間隔を狭くするといった繊細な視覚補正がなされている.06042建築計画知覚総合病院において,患者や見舞い客等が病室に設置された備品・什器を混乱なく,色や形状等で直感的に分かりやすく使えるよう,ウェイファインディング・デザインを採用した.01013建築計画省エネルギー21014建築計画省エネルギー28062建築計画省エネルギー01062建築計画省エネルギー27054建築計画省エネルギーパッシブデザインは,建築物自体の配置・形状,窓の大きさ等を工夫することにより,建築物内外に生じる熱や空気や光等の流れを制御し,暖房・冷房・照明効果等を積極的に得る手法をいう.パッシブデザインは,対象地域の気候や風土を十分に把握した上で,特別な装置や動力を用いた機械的手法を主体として,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.パッシブクーリングの原則は,日射熱の侵入を極力排除したうえで通風を図り,自然エネルギーの利用により室内空気を冷やすことである.コンクリート躯体を蓄熱体として利用するためには,「外断熱とすること」,「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に当てること」,「コンクリート躯体を直接室内に露出させること」等が有効である.ダイレクトゲインは,窓から入射する日射熱を蓄熱体に蓄熱させ,日射が少ない時間帯に放熱させ暖房効果を得る方式であり,蓄熱体の熱容量を大きくすることが望ましい.ウェイファインディングは,不慣れな環境下において,利用者が目的地を認識しやすくする仕組であり,空間ゾーニングと利用者を特定し,配置計画やサイン計画など,必要な情報を,どのように提供するかをデザインに反映する必要がある.問題文の「備品・什器を混乱なく,色や形状等で直感的に分かりやすく」する手法として「ユニバーサルデザイン」がある.よって誤り.「パッシブデザイン」は,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用い○ずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.夏期におけるパッシブクーリングでは,「日射遮蔽性能」「通風性能」「積極的な採冷手法の工夫」の,冬季におけるパッシブヒーティングでは,「建築外皮の断熱・気密性能」「太陽熱等の集熱性能」「集めた熱を蓄えておく蓄熱性能」のバランスを取ることが原則である.「パッシブデザイン」とは,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用いずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.「パッシブデザイン」は,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用い○ずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.夏期におけるパッシブクーリングでは,「日射遮蔽性能」「通風性能」「積極的な採冷手法の工夫」の,冬季におけるパッシブヒーティングでは,「建築外皮の断熱・気密性能」「太陽熱等の集熱性能」「集めた熱を蓄えておく蓄熱性能」のバランスを取ることが原則である.鉄筋コンクリート造の建物において,外断熱工法を採用した場合,室内側コンクリートの熱容量により,外気温の変化に対する室温の変動を抑えることができるため,室温安定性が高められる.コンクリート躯体を蓄熱体として利用するためには,「外断熱とすること」,「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に当てること」,「コンクリート躯体を直接室内に露出させること」等が有効である.(この問題は,コード「28063」の類似問題です.)「ダイレクトゲイン」とは,窓から入射する日射熱を床・壁の熱容量の大きな蓄熱体(レンガ,コンクリート等)に蓄熱させ,日射が少ない時間帯に放熱させ暖房効果を得るパッシブ・ヒーティングの手法のひとつである.○××○○7/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01063建築計画省エネルギー×22161建築計画省エネルギークールスポットは,外気温度が建築物内の温度以下となる夜間を中心に,外気を室内に導入することによって躯体を冷却する方法であり,冷房開始時の負荷を低減し,省エネルギー化を図ることができる.郊外に建つ研修センターにおいて,空調負荷の低減を図るために,地下の設備配管ピットに外気を通すクールチューブ・ヒートチューブを採用した.クールスポットは,熱中症対策の一環として,街区に設けられたベンチや休憩スペースのことである.地球温暖化やヒートアイランドの傾向が進行する中,木立や水を利用したクールスポットの創出・活用が望まれている.問題文は「ナイトパージ」の記述のため誤り.「クール(ヒート)チューブ」とは,地中に埋設した管内に空気を送り込○み,夏季には地中温度が外気温より低くなることを利用して冷気を得ることが可能な方式をいう.また,冬季には,取り入れ外気の予熱に利用することもできる.01064建築計画省エネルギー28064建築計画省エネルギー23052建築計画省エネルギーアースチューブは,地中に埋設したチューブに空気を送り込み,夏期には冷熱源,冬期には温熱源として利用する方式であり,一般に,外気温度の年較差又は日較差が大きい地域ほど熱交換効果が大きい.クールチューブは,外気温が低下する夜間に自然通風を図り,居住者に涼感を与えるとともに,室内の蓄熱体の温度を下げ,翌日の室温上昇を抑える方式である.都市部にある建築物の屋上に高反射性塗料を塗ることにより,ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる.「クールチューブ・ヒートチューブ」の総称を「アースチューブ」という.○「クール(ヒート)チューブ」とは,地中に埋設した管内に空気を送り込み,夏季には地中温度が外気温より低くなることを利用して冷気を得ることが可能な方式をいう.また,冬季には,取り入れ外気の予熱に利用することもできる.一般に,外気温の年較差(年間の最高気温と最低気温の差)が大きい地域ほど熱交換効果が大きい.(この問題は,コード「27052」の類似問題です.)「クール(ヒート)チューブ」とは,地中に埋設した管内に空気を送り込×み,夏季には地中温度が外気温より低くなることを利用して冷気を得ることが可能な方式をいう.また,冬季には,取り入れ外気の予熱に利用することもできる.問題文は,「ナイトパ-ジ」の記述のため誤り.都市部にある建築物の屋上に高反射性塗料を塗ることにより,熱の吸収,輻射を軽減する事で,ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる.○27051建築計画省エネルギー24172建築計画省エネルギー壁面緑化は,緑化による視覚効果が得ら壁面緑化は,高反射面(白色の金属板を設置した面など)よりも温度れるとともに,空調負荷の軽減による二酸低減効果が高く,緑化による視覚効果が得られるとともに,空調負荷化炭素排出削減効果も期待できる.の軽減による二酸化炭素排出削減効果も期待できる.事務所ビルの計画において,外壁面を緑化するため,植物の育成のための支持材や十分な土壌基盤を確保する工夫をした.外壁面を緑化する方法には,下方から植物を登はんさせて緑化する「登はん型の壁面緑化」,植物を垂れ下がらせて緑化する「下垂型の壁面緑化」,壁面に緑化用のコンテナや緑化パネルを取付ける「植栽基盤造成型の壁面緑化」などがあり,支持材や十分な土壌基盤を確保する工夫する必要がある.○○03013建築計画省エネルギー03051建築計画省エネルギーZEBは,資源の有効な利用を確保する観点から,「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)によって定められた分別解体及び再資源化等の実施義務の対象となる建築物のことである.外壁や屋上から離れている居室に設ける光ダクトの設計において,ダクト内の光の反射回数を減らすために,ダクトの曲がりを少なく,断面積を大きくした.日本におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは,建築物におけ×る一次エネルギー消費量を,建築物・設備の省エネ性能の向上,エネルギーの面的利用,オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し,年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物である.尚,建設リサイクル法における分別解体及び再資源化等の実施義務の基準として「建築物の解体工事で床面積80㎡以上」,「建築物の新築又は増築工事で床面積500㎡以上」等があるが,ZEBとの関連性は無い.よって誤り.光ダクトは,自然光を建築外部から取り込み,内側がアルミミラーに○なっているダクトを通し,必要な場所に光を運び込み室内に明るさをもたらす技術である.光ダクトの設計において,ダクト内の光の反射回数を減らすために,ダクトの曲がりを少なく,断面積を大きくする事が望ましい.06054建築計画省エネルギー気候風土適応住宅は,地域の気候及び地域の気候及び風土に応じた①様式・形風土に応じた住宅であることにより,外皮態・空間構成,②構工法,③材料・生産体制,④景観形成及び⑤住ま基準に適合させることが困難であるものとい方などの特徴を多面的に備えている住宅であることにより,外皮基して国土交通大臣が定める基準に適合す準に適合させることが困難であるものとして国土交通大臣が定める基るものである.準に適合する住宅をいう.○27053建築計画換気重力換気は,建築物に設けたボイド内の温度差を利用したものであり,ボイドの下部に排気口,ボイドの上部に給気口を設けることが望ましい.空気は暖まると軽くなり上昇するため,重力換気(温度差換気)を行う場合,下方の開口部から室内に冷えた外気が流入し,上方の開口部より暖まった空気が流出する.よって,ボイド(吹き抜け)の下部に給気口,ボイドの上部に排気口を設けることが望ましい.(この問題は,「環境」02.換気コード「19025」の類似問題です.)×01061建築計画換気越屋根は,切妻屋根等の棟の一部に設越屋根は,切妻屋根等の棟の一部に設けられた小屋根又はその下のけられた小屋根又はその下の開口部を含開口部を含めた部分をいい,当該開口部から自然換気や採光が期待めた部分をいい,当該開口部から自然換できる.気や採光が期待できる.○8/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03052建築計画換気建築物の通風計画において,効果的に室内に外の風を取り込むために,風上開口を風下開口よりも大きくした.建築物の外壁に設けられた二つの開口部について,一方が風上側,一方が風下側に位置し,かつ,それらの面積の和が一定の値の場合(これを直列合成という),流入側の開口面積をA1,流出側の開口面積をA2とすると,その合成面積Aは次式で求められ,換気量が最も多くなるのは,二つの開口部の面積が等しいときとわかる.よって誤り.×06051建築計画伝熱木造の一戸建て住宅の外壁において,繊維系断熱材の屋外側に透湿防水シートを設けたうえで胴縁等を用いて通気層を確保することは,壁体内に侵入した湿気が屋外に排出され,壁体内の結露を防止する効果がある.木造の一戸建て住宅の外壁において,繊維系断熱材の屋外側に透湿○防水シート(壁内から湿気を排出し,壁内への雨水の進入を防止する)を設けたうえで胴縁等を用いて通気層を確保することは,壁体内に侵入した湿気が屋外に排出され,壁体内の結露を防止する効果がある.06052建築計画伝熱木造の一戸建て住宅において,基礎断熱工法を採用する場合,外周部の土台と基礎天端の間にねこ土台を設け,床下の通気性を確保する必要がある.基礎断熱工法は,1階床下を室内として扱う工法で,換気口を設置すると,その断熱区画(屋外と屋内の熱的な境界)に孔を開けてしまうことになるため,一般に床下換気孔を設置しない.問題文は,外壁のほぼ全周から床下を換気する「基礎パッキン工法」の記述のため誤り.06053建築計画伝熱建築物の改修において,既存の窓に内窓建築物の改修において,既存の窓に内窓を設置し,その内窓の気密を設置し,その内窓の気密性を高めること性を高めることは,既存の窓の室内側の表面結露を防止する効果がは,既存の窓の室内側の表面結露を防止ある.する効果がある.×○04063建築計画照明照明計画において,視対象面の明るさに,むらがあると視覚疲労につながるので,作業領域の均斉度が低くならないようにする.04064建築計画照明タスク・アンビエント照明において,タスク照明の照度は,一般に,アンビエント照度より低く設定することで,全般照明よりも省エネルギー化が図れる.室内の明るさの均一度を表す指標を均斉度といい,「照度均斉度」は,照度計算において重要視される指標のひとつである.一般に,照度均斉度が大きい視作業面ほど,照度分布が均一に近いものとなる.「タスク・アンビエント方式」とは,作業面(タスク)で必要な明るさを確保×し,部屋全体(アンビエント)は,やや明るさを落とした照明で補うものである.作業面を重点的に明るくすることにより省エネルギー上有効であり,まぶしさが少なく快適な照明方式である.○22053建築計画日影建築物が冬至の日において4時間以上の日影を周囲に及ぼす範囲は,一般に,建築物の高さよりも東西方向の幅に大きく影響される.29052建築計画日影建築物が冬至の日において4時間以上の日影を周囲に及ぼす範囲は,一般に,建築物の東西方向の幅よりも建築物の高さに大きく影響される.等時間日影(日影時間が一定時間以上となる範囲)は,「建物の高さ」と「建物の東西方向の幅」の2つ要因によって決まる.4時間以上の日影を周辺に及ぼす範囲は,一般に建築物の高さよりも東西方向の幅に大きく左右され,建物の高さによる影響は少ない.等時間日影(日影時間が一定時間以上となる範囲)は,「建物の高さ」と「建物の東西方向の幅」の2つ要因によって決まる.4時間以上の日影を周辺に及ぼす範囲は,一般に建築物の高さよりも東西方向の幅に大きく左右され,建物の高さによる影響は少ない.○×21044建築計画日照日射建築物の開口部に水平の庇を設ける場合,夏期における日射遮蔽効果は,南面より西面のほうが小さい.夏期には太陽高度が高くなるため,南面窓に設けた水平の庇による日○射熱の遮蔽効果は大きいが,午後には太陽高度が低くなるため,西面窓に水平の庇を設けても日射熱の遮蔽効果は小さくなる.05054建築計画日照日射27064建築計画日照日射建築物の開口部に設ける水平の庇は,北緯35度の地点において,一般に,南面の開口部に設けるよりも西面の開口部に設けたほうが,夏期における日射遮蔽効果が期待できる.我が国において,建築物の開口部に水平の庇を設ける場合,一般に,夏期における日射遮蔽効果は,南面より西面のほうが大きい.夏期には太陽高度が高くなるため,南面窓に設けた水平の庇による日×射熱の遮蔽効果は大きいが,午後には太陽高度が低くなるため,西面窓に水平の庇を設けても日射熱の遮蔽効果は小さくなる.よって誤り.夏期には太陽高度が高くなるため,南面窓に設けた水平の庇による日×射熱の遮蔽効果は大きいが,午後には太陽高度が低くなるため,西面窓に水平の庇を設けても日射熱の遮蔽効果は小さくなる.9/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22013建築計画日照日射○自然エネルギーを活用する建築においては,建築物の形態や配置,開口のとり方や断熱等,建築の基本的な構成に配慮することが重要である.自然エネルギーを活用する建築においては,建築物の形態や配置,開口のとり方や断熱等,建築の基本的な構成に配慮することが重要である.例えば,南面に吹抜けを設け,床の奥まで日射を導入することは,1階床面への蓄熱,日照の取得に有効である.21041建築計画日照日射鋸屋根(のこぎりやね)の垂直面に設けた北側に設けられた高窓(ハイサイドライト)は,直射日光を受けにくく,1開口を北向きとした場合,安定した天空光年を通し,安定した天空光を室内に導くことができる.を室内に導くことが可能である.○28061建築計画日照日射十分な日射が得られる北緯35度の地点建築物が受ける日射量は,冬期においては南面が多く,夏期においてにおいて,建築物が受ける日射量は,冬は水平面・東西面が多いことから,集熱窓を,南面で大きく,東西面で期においては南面が多く,夏期において小さくすることが省エネルギー上有効である.は水平面・東西面が多いことから,集熱窓を,南面で大きく,東西面で小さくすることが省エネルギー上有効である.○29053都市計画日照日射27063建築計画日照日射都市部にある建築物の屋根及び屋上に高日射反射率塗料を塗ることにより,ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる.都市部にある建築物の屋上に高反射性塗料を塗ることにより,ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる.白色など明度の高い塗料ほど日射反射率は高い.一方で,都市部では近隣の建物への眩しさの配慮や街並みを考慮すべき状況もある.そこでJISでは,従来から屋根の配色に用いられてきた濃色系塗料について明度に応じた規格値を設定し,白色系の塗料とは区別して定義づけを行っている.(この問題は,コード「22053」の類似問題です.)一般に,外側ブラインドは,内側ブラインドブラインドを屋外側に設けた場合,日射を遮蔽することによりブラインド○に比べて,冷房負荷を低減することができに集熱された熱の大半は外部に流出するが,室内側に設置した場合,る.室内に流出し冷房負荷の増加に繋がる.ゆえに,室外側に設けた場合の方が冷房負荷は大幅に低減される.(この問題は,コード「23043」の類似問題です.)○03071建築計画音響室内の反射音を防ぐために,壁と天井の仕上げに孔あき板を採用し,低音域の吸音率を向上させるために,その仕上げとコンクリート躯体との間に空気層を十分に確保した.孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の固有周波数は,空気層の厚みを大きくすると低周波数域に移動する.03072建築計画音響音圧が極端に弱くなることにより,音が聞こえにくくなる場所(デッドスポット)の発生を防ぐために,天井面や壁面を大きな凹曲面で構成した.音圧が極端に弱くなることにより,音が聞こえにくくなる場所(デッドスポット)の発生を防ぐために,一般に,天井面や壁面を凸曲面で構成し,音を拡散させる.問題文のように「大きな凹曲面」とした場合,反射音が特定の場所に集中するのに伴い,デッドスポットも発生してしまう.よって誤り.○×03073建築計画音響オープンプラン型の小学校において,隣接する教室からの音の伝播を防止するため,廊下の天井の仕上げに表面をガラスクロスで覆ったグラスウールを使用した.03074建築計画音響隣り合う部屋の間仕切りにおいて,せっこうボードを両面張りとした壁の遮音性能を向上させるため,共通間柱構造から,壁のボードを各面ごとに別々の間柱に取り付ける独立間柱構造に変更した.オープンプラン型の小学校において,隣接する教室からの音の伝播を○防止するため,廊下の天井の仕上げに表面をガラスクロス(音を程良く透過するタイプの布)で覆ったグラスウール(吸音材)を使用する事は望ましい.隣り合う部屋の間仕切りにおいて,せっこうボードを両面張りとした壁○の場合,間柱を介して,音のエネルギーが反対側のボードに直接伝搬する.遮音性能を向上させるため,共通間柱構造から,壁のボードを各面ごとに別々の間柱に取り付ける独立間柱構造(千鳥間柱構造)に変更する事で,直接の伝搬を無くす事ができる.よって正しい.04062建築計画音響建築物内の躯体を伝わる固体伝搬音の対策として,スラブの短辺方向のスパンを小さくし,スラブを厚くすることが有効である.建築物内の躯体を伝わる固体伝搬音の対策として,スラブの短辺方向のスパンを小さくし,スラブを厚くすることが有効である.○06061建築計画給排水設備一戸建て住宅において,敷設した「さや管」の内部に樹脂製の配管を通す「さや管ヘッダー工法」を用い,ヘッダーを設置さや管ヘッダー工法とはパイプシャフト内などに設置したヘッダーから各給水,給湯箇所へ,たこあし状に配管する方法で,住宅における給水管及び給湯管の施工の効率化や配管の更新の容易さを図ったもの○した洗面室の床下から集中的に点検や更である.ヘッダーを設置した洗面室の床下から集中的に点検や更新が新が行える計画とした.行える計画とする事が望ましい.18101建築計画木造無双四分一は,床の間に掛軸を掛けるために,床の間の天井回り縁の下端に取り付ける細い横木である.無双四分一とは,掛軸を吊すために床の間の天井回り縁部分に取り○付ける細い横木で,軸方向に溝を設け,溝に沿って自由に水平移動できるような稲妻釘を取り付けたものをいう.尚,無双とは自由に移動できるものを意味し,四分一とは入り隅に取り付ける細い木の寸法を意味する.25174建築計画木造和室において,床の間に向かって,左側に書院,右側に床脇を設けたものを,本勝手という.本勝手とは,書院造りの座敷において,床の間に向かって左側に付け書院,右側に床脇棚(とこわきだな)があるものをいう.尚,床脇棚とは,床脇に設けた棚のことで違い棚・袋戸棚・地袋などの種類がある.(この問題は,コード「18102」の類似問題です.)○10/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18104建築計画木造すがもれの防止対策としては,天井の十分な断熱,小屋裏換気等が有効である.屋根に積もった雪が,屋根裏の暖かい空気によって融解し,その融解水が,軒先で再び凍りそれが氷堤となって,その後の融解水を次第にせき止め,せき止められた融解水が建物内部に侵入してしまう現象をすがもれという.すがもれの防止対策としては,天井の十分な断熱,小屋裏換気等が有効である.○18105建築計画木造真壁式の柱には,一般に,壁との納まりのために散りじゃくりを設ける.真壁とは,壁を柱と柱の間に納め,柱が外面に現れる壁のことをいう.○また,散り(ちり)じゃくりとは,柱や額縁において,壁との取合い部に設ける溝のことをいい,塗壁の乾燥・収縮により,柱と壁との接触部に隙間が出来るのを防ぐ目的で設ける.25173建築計画木造木造軸組構法の住宅において,真壁式は,一般に,大壁式に比べて,防寒・防音性に優れている.真壁とは,壁を柱と柱の間に納め,柱が外面に現れる壁のことをいう.×一般に,壁の厚みは,大壁の方が大きくなり,防寒・防音性に優れている.03053建築計画木造木材の構造材を現(あらわ)し仕上げとするに当たり,燃焼時に木材の表面が炭化し,中心に向けて燃える速度が遅くなるので,木材の部材断面を大きくすることで,耐火性を高めた.木材の構造材を現(あらわ)し仕上げとする場合,燃焼時に木材の表面が炭化し,中心に向けて燃える速度が遅くなるので,木材の部材断面を大きくすることで,耐火性を高める事ができる.○04051建築計画木造屋外に階段やバルコニーを木造で設置する場合,雨がかりが極力生じないような計画とすることや接合部に水分が常時滞留しないように配慮する.屋外に階段やバルコニーを木造で設置する場合,雨がかりが極力生じないような計画とすることや接合部に水分が常時滞留しないように配慮する.○03054建築計画木材木材を構造材として使用するに当たり,腐朽しにくく,乾燥に伴う収縮や反りが少ない心材を採用した.木材を構造材として使用する場合,腐朽しにくく,乾燥に伴う収縮や反りが少ない心材を採用する事が望ましい.○04053建築計画木材木材の乾燥収縮率の大小関係は,年輪の半径方向>年輪の接線方向>繊維方向である.木材には,互いに直交する繊維方向,年輪の半径方向,年輪の接線×方向の3軸に異方性があり,含水率の変化による収縮率及び膨張率の大小関係は,接線方向(板目幅)>半径方向(まさ目幅)>繊維方向である.よって誤り.04054建築計画木材木材の種類による気乾密度の大小関係は,一般に,チーク>ヒノキ>キリである.04052建築計画木材木材は炭素を貯蔵する特性があり,また,製材は鋼材に比べて製造時に使用するエネルギーが少ない材料である.木材の種類による気乾密度(全乾質量を生材体積で除したもの)の大小関係は,一般に,チーク>ヒノキ>キリである.森林の木々は,光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し,炭素とし○て取り込まれ,幹や枝,葉などを形成し,樹体内には炭素が貯蔵される.この炭素は木が燃やされるまで貯蔵されたままとなる.また,木材として製材する場合,ほとんどエネルギーを使用しないのに比べ,鋼材は製造時に多くのエネルギーを使用する事となる.○05061建築計画木材CLTとは,ひき板を繊維方向がほぼ直交CLT(直交集成板CrossLaminatedTimber)は,挽板または小角材をとなるように積層接着した木質系材料であ並べ又は接着したものを,繊維方向が層ごとに直交するように積層接り,構造躯体として建築物を支えるとともに,高い断熱性能も期待できる.着し,3層以上の構造を持たせてパネル化したものである.主に,床版,壁等の面材に使用される.○05062建築計画木材LVLとは,ひき板を繊維方向にほぼ平行とLVL(単板積層材LaminatedVeneerLumber)は,木材を厚さ3mm程なるように積層接着した木質系材料であ度に切削した単板を繊維方向が平行になるように積層接着したものでり,引張強度の高さと品質の均一性から,ある.一般材(造作用材)と構造用材がある.問題文には「面材として主に,耐力壁等の面材として使用される.使用」とあるが,主に柱,梁などの線材(軸材)として用いられる.よって誤り.×06071建築計画木材構造用集成材は,ひき板をその繊維方向が互いに直交となるように積層接着したものであり,大断面や湾曲材等の形状とすることで大スパンでの使用も可能である.構造用集成材は,ひき板や小角材などを,その繊維方向が互いに平行になるように合成樹脂接着剤で積層接着したものであり,大断面や湾曲材等の形状とすることで大スパンでの使用も可能である.問題文は「直交となる」とあるため誤り.×06072建築計画木材構造用合板は,単板をその繊維方向が互いに直交となるように積層接着したものであり,JASにおいて特類のものは,屋外又は常時湿潤状態となる環境下での使用も可能である.06073建築計画木材OSB(OrientedStrandBoard)は,木材のストランド(切削片)を配向した層が互いに直交となるように積層接着したものであり,耐力壁にも使用されている.06074建築計画木材MDF(MediumDensityFiberboard)は,主に木材等の植物繊維を成形した繊維板であり,下地材,家具材料のほか,構造用の面材にも使用されている.構造用合板は,単板をその繊維方向が互いに直交となるように積層接着したものであり,JASにおいて特類のものは,屋外又は常時湿潤状態となる環境下での使用も可能である.OSB(OrientedStrandBoard)は,木材のストランド(切削片)を配向し○た層が互いに直交となるように積層接着したものであり,耐力壁にも使用されている.MDF(MediumDensityFiberboard)は,主に木材等の植物繊維を成形した繊維板であり,下地材,家具材料のほか,構造用の面材にも使用されている.○○11/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05063建築計画木材被覆型(メンブレン型)木質系耐火部材とは,柱や梁等の木材の周りに,無機質系建材等を耐火被覆として用いたものである.耐火構造となりえる「木質系耐火部材」の代表的な構造方法として,①.柱や梁等の木材の周りに,燃え止まり層と呼ばれる耐火被覆材を設け,その外側に燃え代層を張り付けた「燃え止まり型」,②.柱や梁等の木材の中心に鋼材が埋め込まれた「木質ハイブリッド型」,③.柱や梁等の木材の周りに,無機質系建材等を耐火被覆として用いた「被覆型(メンブレン型)」がある.○05064建築計画木材燃え止まり型木質系耐火部材とは,柱や梁等の木材の周りに,燃え止まり層と呼ばれる耐火被覆材を設け,その外側に燃え代層を張り付けたものである.木材は,表面に着火しても炭化層が形成され,内部へ熱の侵入を遮る性質があるため,準耐火構造の柱や梁において「燃えしろ設計」により,木材を表しで使用する事が可能である.ただし,一度着火した木材は,時間の経過とともに燃え進み,強度は低下するため,耐火構造とする事が難しい(耐火建築物には,想定される火災で建物が燃えた後も崩壊せず自立し続ける性能が要求される).そこで,耐火構造となりえる「木質系耐火部材」の技術開発が進められており,大臣認定を受けた代表的な構造方法として,①.燃え止まり型,②.木質ハイブリッド型,③.被覆型(メンブレン型)がある.①.の「燃え止まり型」は,柱や梁等の木材の周りに,燃え止まり層と呼ばれる耐火被覆材を設け,その外側に燃え代層を張り付けたものである.○07061建築計画木材ポリウレタン樹脂塗料は,光沢があり,付着性,耐摩耗性,耐水性等に優れ,木床等に用いられる.07062建築計画木材オイルステインは,木材に塗膜を形成し,耐久性を向上させることができるので,木材を使用した外壁等に用いられる.ポリウレタン樹脂塗料は,光沢があり,付着性,耐摩耗性,耐水性等に優れ,木床等に用いられる.一般に,アクリル樹脂塗料やエポキシ樹脂塗料よりも高価である.ステイン塗料は,木材に染み込み木目を活かしながら着色する着色塗料である.油性,水性,溶剤性があり,オイルステインは油性(顔料を油に溶かしたもの)であり,屋内での木部塗りに適している.塗膜は形成しないため誤り.○×07063建築計画木材ヤマトシロアリは,湿潤で腐朽した木材を好んで食べるため,被害は地面に近い建築物の下部や水回りに多く発生する.ヤマトシロアリは,湿潤で腐朽した木材を好んで食べるため,被害は地面に近い建築物の下部や水回りに多く発生する.処理薬剤の人体への悪影響,地下水の汚染などの環境破壊を誘引しないように,土壌処理を行う範囲は必要最低限とし,可能な限り,「建築物内へのシロアリの侵入阻止」と「木材の湿潤化防止」を目的とした構造法を併用することがのぞましい.07064建築計画木材木材の腐朽は,木材腐朽菌の繁殖条件木材の腐朽は,木材腐朽菌の繁殖条件である酸素・温度・水分並びにである酸素・温度・水分・栄養源のうち,い栄養源のうちどれか1つを欠くことによって防ぐことができる.木質構造ずれか一つでも除去することにより防止す建築物では,構造法によって木材と水分を分離するか,木材防腐剤でることができる.木材を処理して栄養物を毒性化させる方法がとられている.○○01041建築計画施工特定天井に関する設計ルートのうち,仕特定天井の落下防止に関しての仕様規定は,特定天井と周囲の壁と○様ルートの一つとして,天井面と周囲の壁以上の隙間と斜め部材を設ける従来の仕様規定の他に,等との間にクリアランスを設けない「隙間なし天井」がある.国告(平28年)第791号で,周囲の壁との間に隙間のない,斜め部材のない「隙間なし天井」仕様規定が追加された.この仕様の場合は,躯体の変形が天井材に伝わるため,地震時に大きな力を受けて脱落しやすい.よって,地震時における天井材の脱落に対する安全性の検討を十分に行う必要がある.07041建築計画施工特定天井の設計に当たり,天井と壁との間に一定の隙間を設けることにより,天井材の損傷・脱落防止を図る仕様ルートを採用したので,60mm以上の隙間を設けた.特定天井の設計に当たり,天井と壁との間に一定の隙間を設けることにより,天井材の損傷・脱落防止を図る仕様ルートを採用する場合,60mm以上の隙間を設ける.これは層間変形角1/200~1/100程度でも天井と壁が接触しないようにするための寸法となっている.○07042建築計画施工軽量鉄骨下地の遮音壁の設計に当たり,軽量鉄骨の支柱(スタッド)は千鳥配置とし,中空部分にはグラスウールを充塡した.07043建築計画施工外壁をタイル仕上げとするに当たり,寒冷地で使用することから,Ⅰ類(磁器質に相当)からⅢ類(陶器質に相当)に変更した.隣り合う部屋の間仕切りにおいて,せっこうボードを両面張りとした壁○の場合,間柱を介して,音のエネルギーが反対側のボードに直接伝搬する.遮音性能を向上させるため,共通間柱構造から,壁のボードを各面ごとに別々の間柱(スタッド)に取り付ける独立間柱構造(千鳥間柱構造)にする事で,直接の伝搬を無くす事ができる.また中空部分にはグラスウールを充塡する事で低音域における吸音率が向上する.よって正しい.外壁タイル仕上げにおける分類(Ⅰ類:磁器質,Ⅱ類:せっ器質,Ⅲ×類:陶器質)は,強制吸水率(タイルが水を吸い込む割合で,数値が低いほど吸水性が低く,水に強いことを示す.)により,適した用途が異なる.水を含んだタイルが凍結・融解を繰り返すと,体積膨張によってタイルが剥がれたり,ひび割れが生じたりする可能性があるため,寒冷地の外壁タイル仕上げでは,吸水率が低く,凍害に強いⅠ類(磁器質)タイルが推奨される.よって誤り.05052建築計画建築計画積雪地で採用されるスノーダクト方式の無落雪屋根は,都市部などで,隣地との間に雪を堆積する空間がない場合に有効である.多雪区域における屋根の雪対策としては,「落雪屋根」と「無落雪屋○根」の2種類があり,敷地内に落雪スペースが十分に確保できる場合には,屋根勾配を急勾配にした「落雪屋根」が採用され,敷地内に落雪スペースが確保できない場合においては,スノーダクト方式(屋根の中央に設置されたダクトに向かって緩く傾斜した構造)の「無落雪屋根」が採用されることが多い.12/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29054建築計画建築計画○多雪地域の市街地の建築物において,落雪の搬出の不便さと落雪による危険を避けるため,無落雪屋根を採用する場合がある.多雪区域における屋根の雪対策としては,「落雪屋根」と「無落雪屋根」の2種類があり,敷地内に落雪スペースが十分に確保できる場合には,屋根勾配を急勾配にした「落雪屋根」が採用され,敷地内に落雪スペースが確保できない場合においては,スノーダクト方式などの「無落雪屋根」が採用されることが多い.(この問題は,コード「22052」「25053」の類似問題です.)05051建築計画建築計画陸屋根は,信頼性及び耐久性のある防水陸屋根は,一般に,水勾配が非常に小さいため,信頼性及び耐久性工事を施すほか,水下にルーフドレンを複のある防水工事を施すほか,水下にルーフドレンを複数設置する又は数設置する又はオーバーフロー管を設けオーバーフロー管を設けることが,建築物内への漏水防止に有効であることが,建築物内への漏水防止に有効る.である.○05053建築計画建築計画霧除け庇は,窓等の外部に面する開口部の上部に設ける小庇のことであり,雨仕舞いにおいて有効である.霧除け庇は,窓等の外部に面する開口部の上部に設ける小庇のことであり,意匠の嗜好やコストにより省かれるケースも増えているが,雨仕舞いにおいて有効である.○25011建築計画建築計画建築計画を行うに当たって,建築の目的建築士が行う建築計画に当たって,建築の目的や意図に応じて,構や意図に応じて,構造,設備,防災等の造,設備,防災等の様々な専門分野の技術を総合的に調整すること様々な専門分野の技術を総合的に調整しは適当である.た.○25012建築計画建築計画集合住宅の計画に当たって,当該地域の生活様式を含めた類似建築物の使われ方等に関する調査を行い,その分析結果を活用した.集合住宅は,予め居住者が特定されていないことが多く,その計画に当たって,当該地域の生活様式を含めた類似建築物の使われ方等に関する調査を行い,その分析結果を活用することが必要である.○25013建築計画建築計画診療所の規模計画において,コーホート要因法を用いて待合室を利用する単位時間当たりの外来患者数を予測し,待合室の床面積を算定した.「コーホート要因法」は,ある基準年次の男女年齢別人口を出発点として,これに仮定された生残率と出生率を適用して将来人口を予測する方法である.よって誤り.×25014建築計画建築計画コミュニティ施設の計画に先立ち,建築主の要請に応じ,施設が提供するサービス,運営方法等を検討する会議に参加した.コミュニティ施設の計画に先立ち,建築主の要請に応じ,施設が提供するサービス,運営方法等を検討する会議に参加することは適当である.○21011建築計画建築計画建築物の設計に当たっては,建設予定地建築物の設計に当たっては,建設予定地や類似施設の調査を行い,や類似施設の調査を行い,利用者の潜在利用者の要望を満たすだけでなく,潜在的な要求の把握や将来の建的な要求の把握や将来の建築物に対す築物に対する要求の変化を予測することが重要である.る要求の変化を予測することが重要である.○22014建築計画建築計画21012建築計画建築計画22012建築計画建築計画03011建築計画建築計画建築設計にかかわる者は,建築が近隣や社会に及ぼす影響を自ら評価し,良質な社会資本の充実と公共の利益のために努力することが重要である.建築物の設計に当たっては,可能な限り環境負荷を小さく抑え,再利用・再生が可能な資源・材料を使用し,建築の生涯の資源消費を最小限に留めることが望ましい.サスティナブル(持続可能)な建築の計画に当たっては,自然,風土,地域性,場所性等の認識が重要である.SDGsは,誰一人取り残さない,持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の17の開発目標からなり,その目標の一つに「持続可能な都市」がある.建築設計にかかわる者は,建築が近隣や社会に及ぼす影響を自ら評○価し,良質な社会資本の充実と公共の利益のために努力することが重要である.建築物の設計に当たっては,環境負荷の低減が強く求められており,○再利用・再生が可能な低環境負荷材料(エコマテリアル)を使用し,LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)の観点より,建築の生涯の資源消費を最小限に留めることが望ましい.素材や資源を循環させたりモノ自体を長もちさせることで,生産された○製品が一方的に消費されることなく,再利用・再生が可能な資源・材料を使用した設計手法を「サスティナブルデザイン(SustainableDesign)」という.自然,風土,地域性,場所性等の認識は,使用する建材や工法の決定に欠かせない要素となる.SDGsは,誰一人取り残さない,持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の17の開発目標からなり,発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものである.その目標の1つに「持続可能な都市」があり,「スラムの問題への取り組み,公共交通サービスの提供,定期的かつ民主的な都市部の開発計画,自然災害の被害と経済損失への対策」等が盛り込まれている.○13/14ページ

01.「建築計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03012建築計画建築計画○QOLは,近年,生活の質的向上を目指そうとする気運の高まりとともに,建築計画においても,医療福祉等の分野で重要性が増している.QOL(QualityofLife)は,近年,生活の質的向上を目指そうとする気運の高まりとともに,建築計画においても,医療福祉等の分野で重要性が増している.30141建築計画建築計画サインの種別には,場所の名称を示す「位置サイン」,特定の場所への方角を矢印表示等で示す「誘導サイン」,利用者が行動を選択するために必要な情報を提供する「案内サイン」等がある.サインの種別には,場所の名称を示す「位置サイン」,特定の場所への方角を矢印表示等で示す「誘導サイン」,利用者が行動を選択するために必要な情報を提供する「案内サイン」等がある.○30144建築計画建築計画04061建築計画建築計画視距離10mから視認するサインの計画において,サインの設置位置は仰角(水平視距離10mから視認するサインの計画において,サインの設置位置は仰角(水平からの見上げ角度)が10度を超えないようにすることが望ま○からの見上げ角度)が10度を超えないようしい.にすることが望ましい.高層建築物に限らず,軽量化された建築物やアスペクト比(幅に対する高さの比)の大きい塔状の建築物では,振動の問題が起こりやすい.軽量化された建築物やアスペクト比(幅に対する高さの比)の大きい塔○状の建築物では,地震時や強風時に水平力が生じた時に,転倒モーメントにより,基礎が浮き上がり,転倒やねじね等の振動の問題が生じやすくなる.18082防災計画火災等価可燃物量は,可燃物発熱量が等価な木材の重量に換算した可燃物量のことである.可燃性物質は燃焼する材質によって火災状況や発煙性状が異なるため,「単位床面積あたりの可燃物の発熱量」を「同じ発熱量をもつ木材」の重量で表したものを「等価可燃物量」という.「火災荷重(FireLoad)」とも言い,火災の規模を評価するための指標となる.通常,「単位面積当たりの等価可燃物量(kg/㎡)=(可燃物の発熱量/木材の発熱量)×可燃物量」で表す.○18085防災計画火災住宅用火災警報器の感知器を天井面に取り付ける位置は,一般に,天井の中央部分とする.住宅用火災警報器の感知器を天井面に取り付ける位置は,一般に,天井の中央部分とする.尚,天井に取り付ける場合,天井の角は煙が滞留しにくいため,感知器(煙が入る部分)の中心を壁面から60cm以上離して設置する.○18083防災計画火災耐火建築物の場合,火災の初期段階における煙層の降下の速さは,火源の面積よりも火源の発熱量の影響を受ける.耐火建築物の場合,火災の初期段階における煙層の降下の速さは,火源の発熱量よりも火源の面積の影響を受ける.×18132防災計画避難計画高齢者及び身体障害者の利用に配慮した住宅において,踊場を設けない階段の一部をやむを得ず回り階段とする場合,回り階段の部分は,中間より下段に近い位置に設けた.回り段は踏み面が狭くなるため,転落事故などの原因となりやすい.そ○のため,直階段の一部に回り段を組み入れる場合,降り始めの部分よりも昇り始めの部分とすることの方が望ましい.18081防災計画避難計画多数の人が廊下を同一方向に,同時に避難するときの群集歩行速度は,一般に,約1.0m/sとして計画する.劇場・百貨店・ホテルなどにおいて,多数の人が廊下を同一方向に,同時に避難するときの群集歩行速度は,約1.0m/sとなる.○14/14ページ

01.「建築計画」のH26年度本試験図問題問題コード26041自然エネルギーを利用した建築物のパッシブデザインにおけるパッシブヒーティングの原則に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.1.建築物の断熱・気密性能を高める.2.建築物の集熱性能を高める.3.建築物の日射遮蔽性能を高める.4.建築物の蓄熱性能を高める.解説「パッシブデザイン」は,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用いずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.夏期におけるパッシブクーリングでは,「日射遮蔽性能」「通風性能」「積極的な採冷手法の工夫」の,冬季におけるパッシブヒーティングでは,「建築外皮の断熱・気密性能」「太陽熱等の集熱性能」「集めた熱を蓄えておく蓄熱性能」のバランスを取ることが原則である.解答:301.「建築計画」のH26年度本試験図問題P1

01.「建築計画」のH26年度本試験図問題問題コード26071図のような6人掛けの長方形の机に2人の人間が着席している場合の位置関係について,最もソシオペタルな状況を示すものは,次のうちどれか.なお,図中の矢印は,人間の顔の向きを示したものである.1.長方形の机を挟んで真正面に対面する位置に座る.2.長方形の机を挟んで斜向いの位置に座る.3.長方形の机の同じ辺に隣り合わせて座る.4.長方形の机の同じ辺に距離を置いて座る.解説事物や人の位置関係において,対面配置をソシオペタル,離反配置をソシオフーガルという.選択枝3は,距離も近く相互関係を構築できる「最もソシオペタルな状況」といえる.解答:3.01.「建築計画」のH26年度本試験図問題P2


1234No.02各部寸法等56789101112131415

02.「各部寸法等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27071各部寸法モジュールモデュラーコーディネーションは,基準として用いる単位寸法や数列化した寸法群により,建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整することである.モデュラーコーディネーションは,JISに定められており,1・2・3・5・7の整数倍を基準値とした工業標準数により決められており,建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整することを目的とする.○24043各部寸法モジュールパネル状のものが並んで面をなす構成材群(畳,天井パネル等)は,一般に,シングルグリッドにしたがって配列すると構成材間の互換性が高くなる.建築部材や設備,設計・施工まで建築生産の全体にわたり,基本単位○となる寸法を定め,所定のモデュールで割り付けられた位置に納まるようにすることを「モデュラーコーディネーション」という.これにより,部材の互換性などが増し,コストダウン,建築生産の合理化などに繋がる.また平面上の区割が容易なため,用途変更などに対応しやすく,フレキシビリティーに富む.「シングルグリッド」及び「ダブルグリッド」があり,いずれも構成材間の互換性が高くなる.24044各部寸法モジュール日本産業規格(JIS)のモデュラーコーディル・コルビュジエの考案によるもので,黄金比をネーションは,モデュロールの寸法を基本人体寸法に基づいて展開した寸法体系であり,JISのモデュールとはとして寸法体系が定められている.根本的に異なる.JISに定められているモデュラーコーディネーションは,1・2・3・5・7の整数倍を基準値とした工業標準数により,決められている.×23041各部寸法モジュール18103各部寸法モジュール27042各部寸法モジュール25171各部寸法モジュール30081各部寸法モジュール木造軸組構法の京間は,モデュラーコーモデュラーコーディネーションにおける「ダブルグリッド」とは,柱や壁が○ディネーションにおけるダブルグリッドに分配置される部分に対して,二重線でグリッドラインを引き,その中に柱類される.や壁を納めるようにしたグリッドをいう.京間は,ダブルグリッドに分類される.尚,「シングルグリッド」とは,等間隔に引かれた単線によるグリッドをいい,木造軸組構法の江戸間は,モデュラーコーディネーションにおけるシングルグリッドに分類される.一般に,京間は,柱心の間隔を基準寸法関東地方に多い「江戸間」の場合,柱心間隔は,基準寸法(1間=6尺)×の整数倍とするが,江戸間は,柱と柱とのの整数倍となるが,関西中心の「京間」の場合は,畳割(6.3×3.15尺内法寸法を基準寸法の整数倍とする.の畳を基準とする)により,柱間隔が決定されるため,柱断面寸法に関係した端数が生じる(=柱と柱との内法寸法が基準寸法の整数倍となる).畳の割付けにおいて,田舎間は柱心の間隔を基準寸法の整数倍とし,京間は柱と柱の内法寸法を基準寸法の整数倍とする.直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列(フィボナッチ数列)を順次作成していくと,その連続する2項の比率は黄金比に近づく.黄金比は,その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され,人体各部の寸法の比率がこれに近似するといわれている.関東地方に多い「江戸間(田舎間)」の場合,柱心間隔は,基準寸法(1間=6尺)の整数倍となるが,関西中心の「京間」の場合は,畳割(6.3×3.15尺の畳を基準とする)により,柱間隔が決定されるため,柱断面寸法に関係した端数が生じる(=柱と柱との内法寸法が基準寸法の整数倍となる).「フィボナッチ数列」とは,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,○233,377・・・というように,直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列をいい,その公比は黄金比に近づく.「黄金比」は,(1+√5)/2≒1.6180≒377/233である.1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・というように,○直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列を「フィボナッチ数列」といい,その公比は黄金比に近づく.「黄金比」は,(1+√5)/2≒1.6180≒377/233であり,その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され,人体各部の寸法の比率がこれに近似するといわれている.○27072各部寸法モジュール黄金比は,線分AB上に点PをとってAP×AB=PB2となるときのAP:PBをいい,その比は約1:1.414であり,モデュロールに応用されている.1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・というように,直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列を「フィボナッチ数列」といい,その公比は黄金比に近づく.「黄金比」は,(1+√5)/2≒1.6180≒377/233であり,モデュロールに応用されている.尚,四角形の短辺と長辺との比が2の平方根となるものを「白銀比」という.×27073各部寸法モジュールオーダーは,西洋の古典建築等における柱とエンタブレチュアの比例関係を中心とする各部の構成基準である.オーダーは,西洋の古典建築の基本単位となるコラム(柱頭,柱体,礎盤)とエンタブレチュア(水平梁)から成り,エンタブレチュアは,一般的に,モールディングや帯状装飾で飾られ,コーニス,フリーズ,アーキトレーブの部分に分かれる.代表的なオーダーとして「ドリス式」「イオニア式」「コリント式」の3つがある.○1/4ページ

02.「各部寸法等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27074各部寸法モ日本建築における柱間や各部江戸時代初期に平内政信が記した木割書であり,日本建○ジューの部材寸法の比例関係を決める体系を記築における柱間や各部の部材寸法の比例関係を決める体系を記述しル述した書物である.た書物である.25172各部寸法モジュール木割りは,我が国の伝統的な建築において,各部構成材の比例と大きさを決定するシステムである.「木割り」とは,柱の太さや柱間の距離を基準として,建築の部材寸法○を実寸法でなく,比例関係によって寸法を割り出す方法を言う.日本建築における「木割り」は工匠の経験的手法から発達し,法隆寺の構造材に一定の規格が見られるほど古くから存在する.江戸時代には,優れた大工家系が技術を結集した一家の秘伝書として「木割書」がまとめられ,平内家の「匠明(しょうめい)」や,甲良家の「建仁寺派家伝書」等が知られている.23063各部寸法階高都市部に計画する事務所とホテルからなる複合施設において,事務所の基準階の,ホテルの客室の基準階の階高を3.3mとした.21123各部寸法階高集合住宅において,天井の高い空間を設けたり,収納スペースの充実等を図るために,住戸の階高を4.5m程度とした.一般的に,都市部に立地する事務所とホテルからなる建築物の場合,○ホテルを上層,事務所を下層に配した高層建築物として計画されることが多い.その際,下層の事務所部分については,梁せいが大きくなり,空調ダクト等の関係上,天井懐は1m以上必要となる.天井高を3m程度確保するためには,階高を4m程度で設定する.また,ホテルの場合,高層部に配されるため梁せいは小さくてすみ,天井懐は,700程度あればよい.天井高も,2.5m程度確保すれば足りるため階高は,3.2m程度で設定する.ただし,近年では,より高い天井高の空間が好まれる傾向にある.住戸内をスキップフロア形式とすることにより,居住空間の変化や収納スペースを有効的に確保することができる.尚,その場合,住戸の階高は4.5m程度必要である.○20141各部寸法学校小学校において,低学年用の下駄箱の最上段の高さを,100㎝とした.平均身長高さをHとすると,眼の高さ(位置)は,H-12cm程度となる.小学校低学年の平均身長は,110cm程度であり,眼の高さ=平均身長-12cm=100cm程度となるため,小学校の低学年用の下足箱の最上段の高さは,95cm程度とすることが望ましい.(眼の高さより,高い位置にあると利用の際に不便さを感じる.)○28082各部寸法スポーツ施設公共体育館の計画において,成人用バスケットボールコートを二面配置するために,床面の内法寸法を,30m×35mとした.バスケットボールコートの標準寸法は28m×15mであるため,2面配置する場合の内法寸法は,34×41m程度必要となる.×02081各部寸法スポーツ施設公共体育館の計画において,成人用バスケットボールコートを二面配置するため,床面の内法寸法を,40m×50mとした.バスケットボールコートの標準寸法は28m×15mであるため,2面配置する場合の内法寸法は,34×41m程度必要となる.○2/4ページ

02.「各部寸法等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24071各部寸法スポーツ施設6人制バレーボールの公式試合を行う面配置するために,体育館の床×24mとした.6人制バレーボールのコート1面の大きさは,9m(短辺)×18m(長辺)であり,2面配置する場合には,38m×34m程度必要となる.×25072各部寸法スポーツ施設06083各部寸法スポーツ施設公共体育館の計画において,天井の高さを,バレーボールの公式試合が行えるように15mとした.体育館の計画において,バレーボールの公式試合(日本バレーボール協会主催の競技会)が行えるようにするため,天井の高さを,10.5mとした.バレーボールの公式試合を行う体育館の天井の高さは,センターライン上で12.5m以上,エンドライン上で10.5m以上必要となる.(この問題は,コード「21061」の類似問題です.)バレーボールの公式試合を行う体育館の天井の高さは,センターライン上で12.5m以上,エンドライン上で10.5m以上必要となる.よって誤り.○×22141各部寸法スポーツ施設18175各部寸法スポーツ施設体育館の計画において,バスケットボールコートに必要な広さとバレーボールコートに必要な高さからアリーナの容積を決定した.体育館では通常,最も広さが要求されるバスケットボールコートの必要広さと,最も高さが要求されるバレーボールコートの必要高さを基準として面積・天井高を設定する.バスケットボールコートの標準寸法は28m×15mであり,2面配置する場合の内法寸法は,34×41m程度必要となる.バレーボールに必要な天井の高さは,センターライン上で12.5m以上,エンドライン上で10.5m以上必要となる.体育館の計画において,バスケットボー体育館では通常,最も広さが要求されるバスケットボールコートの必要ル,ハンドボール,バレーボール,バドミン広さと,最も高さが要求されるバレーボールコートの必要高さを基準とトンの競技を想定した場合,一般に,バして面積・天井高を設定する.レーボールを基準として天井高を設定する.○○26084各部寸法スポーツ施設屋内の公式試合用のテニスコートにおいて,コートの中央部分(ネットの真上)の天井の高さを,15mとした.屋内テニスコートの天井の高さは,ネット真上では12.19m以上,コート後方壁部においては4.87m以上とすることが望ましい.○02082各部寸法スポーツ施設屋内の公式試合用の硬式テニスコートについて,ネット上部の天井高を,13mとした.屋内テニスコートの天井の高さは,ネット真上では12.19m以上,コート後方壁部においては4.87m以上とすることが望ましい.○23062各部寸法スポーツ施設屋内の公式試合用テニスコートの中央部分の天井高を,10mとした.屋内テニスコートの天井の高さは,ネット真上では12.19m以上,コート後方壁部においては4.87m以上とすることが望ましい.(この問題は,コード「19153」の類似問題です.)×20142各部寸法スポーツ施設剣道場の有効天井高は,動作寸法をもとに安全のためのスペースを見込んで,5mとした.剣道場や,柔道場の有効天井高さは,4.5m以上とする.○05082各部寸法スポーツ施設高等学校の配置計画において,400mトラックを設けるための運動場の寸法を,120m×190mとした.400mトラックの寸法は,ストレート部分を84.39m,コーナー部を半径36.5m,コースは8レーンで10m,その周辺に余白を確保して配置し,広さを120m×190m程度を確保する.よって正しい.○23042各部寸法屋根勾配金属板により屋根を葺く場合,一般に,一文字葺より瓦棒葺のほうが,屋根勾配を緩くすることができる.平葺(平板葺)や一文字葺等の金属板屋根の標準的な勾配は,○2.5/10程度(又はそれ以上),金属板屋根でも瓦棒葺の場合は,2/10程度(又はそれ以上)である.尚,落雪屋根とする場合には,4/10程度に勾配を大きくする.27043各部寸法屋根勾配屋根を金属板により葺く場合,一般に,瓦棒葺より平葺(一文字葺)のほうが,屋根勾配を緩くすることができる.平葺(平板葺)や一文字葺等の金属板屋根の標準的な勾配は,2.5/10程度(又はそれ以上)で,金属板屋根でも瓦棒葺の場合は,2/10程度(又はそれ以上)であり,瓦棒葺きのほうが,屋根勾配を緩くすることができる.×24062各部寸法寸法住宅において,ドアノブの高さを,床面から90cmとした.24064各部寸法寸法住宅において,台所の調理台の高さを,床面から85cmとした.一般的な住宅のドア廻りにおいて,呼び鈴・ドアアイの位置は,床面から140cm程度,スイッチ類の位置は,120cm程度,ドアノブの高さは,90cm程度とする.住宅の台所の調理台,流し台の高さは,80~90㎝が一般的である.JISA0017では,身長により80cm,85cm,90cm,95cmの4種類について定められている.○○3/4ページ

02.「各部寸法等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22043各部寸法寸法集合住宅のバルコニーの手すりについて,手すり子部分を,内法が10cm×10cmの格子状とした.集合住宅のバルコニーの手すりにおいて,縦ざんの手すり子の内法間×隔は,幼児の頭が入らないように内法間隔11cm以下とする事が望ましい.また,横ざんや格子手すりは,子供が足掛けにして登る恐れがあるため望ましくない.29072各部寸法寸法建築物の主要な出入口の有効幅員を1,500mmとし,その他の出入口の有効幅員を1,000mmとした.29074各部寸法寸法多人数の成人が使用する洗面所において,隣り合う洗面器の中心間距離を850mmとした.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」において,出入口の幅員は,バリアフリー法の数値を参照しており,円滑化誘導基準より「建築物の主要な出入口の有効幅員を120cm以上,その他の出入口の有効幅員を90cm以上とすること.」とわかる.よって正しい.多人数の成人が使用する洗面所において,隣り合う洗面器の中心間距離は,一般に,750mm以上とする.○○24041各部寸法その他一般に,特定の需要や特定のビルディングシステムを対象とした建築部品をクローズド部品といい,不特定多数の建築物を対象とした建築部品をオープン部品という.一般に,特定の需要や特定のビルディングシステムのために専用に造○られた建築部品をクローズド部品といい,不特定多数の建築物を対象とした汎用性を有する建築部品をオープン部品という.プレファブ建築の壁パネル等は,メーカーが自社製品の寸法や仕様に従って製作するクローズド部品であり,壁パネルを1枚だけ購入するということはできない.一方,木造住宅用のサッシや外装材等は,カタログによって性能や価格が表示され,市場で販売されるためオープン部品に該当する.24042各部寸法その他建築部品等の呼び寸法は,一般に,製作寸法とは異なる.「呼び寸法」とは,「公称寸法」とも呼ばれ,部品のサイズを表示する際に用いる寸法である.一般的にはクリアランスや目地幅などを含めた寸法であり,製作寸法とは異なる.「呼び寸法」=「製作寸法」+「クリアランス・目地幅など」21191各部寸法その他設計図書に表示された設計図書に表示された寸法,表示された寸法から計寸法,表示された寸法から計測・計算する測・計算することのできる寸法及び物差により読みとることのできる寸ことのできる寸法及び物差により読みとる法をいう.ことのできる寸法をいう.○○4/4ページ


1234No.03開口部等56789101112131415

03.「開口部等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28044開口部等ガラス性能○板ガラスの耐風圧性能を考慮した使用可能面積は,設計風圧力,ガラスの厚さ,支持条件等が同一であれば,フロート板ガラスに比べて網入磨き板ガラスのほうが小さい.網入りガラスや線入りガラスは,板ガラスの中に金網や金属線が入っているため,火災の延焼防止,地震や衝撃時のガラスの破片の飛散防止などの効果があるが,強度はむしろ低くなる.よって,板ガラスの耐風圧性能を考慮した使用可能面積は,設計風圧力,ガラスの厚さ,支持条件等が同一であれば,フロート板ガラスに比べて網入磨き板ガラスのほうが小さい.(この問題は,コード「20131」の類似問題です.)05042開口部等ガラス性能網入板ガラスは,破損してもガラスが脱落しにくくしたものであり,同程度の厚さのフロート板ガラスよりも強度が高いので,耐風圧性能を高めることができる.網入りガラスや線入りガラスは,板ガラスの中に金網や金属線が入っているため,火災の延焼防止,地震や衝撃時のガラスの破片の飛散防止などの効果があるが,強度はむしろ低くなる.よって,板ガラスの耐風圧性能を考慮した使用可能面積は,設計風圧力,ガラスの厚さ,支持条件等が同一であれば,フロート板ガラスに比べて網入磨き板ガラスのほうが小さい.よって誤り.×05044開口部等ガラス性能合わせガラスは,2枚以上の板ガラスで中間膜を挟み全面接着したものであり,破損時の飛散防止や開口部の防犯性能を高めることができる.合わせガラスは,2枚以上の板ガラスでプラスチックフィルムを挟み加熱圧着したものであり,破損時の飛散防止や開口部の防犯性能の向上等を目的として用いられる.(この問題は,コード「28043」の類似問題です.)○19144開口部等ガラス性能出入口の全面をガラス張りにするに当たって,ガラスの破片の飛散防止のために,合わせガラスを採用した.出入口の全面をガラス張りとする場合,衝突破損などを考慮して,合わせガラスや強化ガラスなどの割れても安全なガラスを使用する.○27041開口部等ガラス性能防音合わせガラスは,特殊中間膜を用い防音合わせガラスは,特殊中間膜を用いてガラスの振動を吸収したうてガラスの振動を吸収したうえで,熱エネえで,熱エネルギーに変換し,人が感知しやすい周波数域(1~2KHz)ルギーに変換し,コインシデンス効果によでのコインシデンス効果による遮音性の低下を解消したガラスである.る遮音性の低下を解消したガラスである.○28042開口部等ガラス性能26053開口部等ガラス性能20133開口部等ガラス性能20132開口部等ガラス性能05043開口部等ガラス性能01042開口部等ガラス性能単板の強化ガラスは,同厚のフロート板ガラスと比較して6~10倍の強度をもつため,特段の措置を講じることなく,アトリウム等の屋根,スカイライト,トップライト等での使用に適している.建築物の開口部に強化ガラスを使用する場合は,ガラス内部の微細な不純物の混入による自然破損の発生を低減するため,ヒートソーク処理を行ったものを用いることが望ましい.耐熱強化ガラスは,耐熱性能が高いが,一般に,防火戸に用いることはできない.強化ガラスは,板ガラスを加熱後,急冷したもので通常の板ガラスの3~5倍の強度を有するが,切断加工は,できない.また破損しても小豆大の粒状になり,鋭い破片とならないために安全ガラスとしても使用される.尚,高所に使用する場合は,万一の破損に備え,強化合わせガラスとしたり,全面に飛散防止フィルムを貼るなどの措置を必要とする.建築物の開口部に強化ガラスを使用する場合は,ガラス内部の微細な不純物の混入による不意の自然破損の発生を低減するため,ヒートソーク処理(強化加工後に再加熱処理を施し,ガラスに存在する不純物が含まれていた場合に,強制的に破損させる処理)を行ったものを用いることが望ましい.耐熱強化ガラスは,特殊な熱処理加工を施した耐熱性能の高い強化ガラスであり,通常の板ガラスの6倍以上の強度があり,防火戸として使用することが可能である.網入りではないため視界もよく,万が一割れた場合も破片が細かい粒状になり,被害を抑えることができる.強化合わせガラスは,複数枚の強化ガラ強化ガラスは,板ガラスを加熱後,急冷したもので通常の板ガラスの3○スを合わせ加工したものであり,強度及び~5倍の強度を有する.合わせガラスは,2枚のガラスを強靭な接着安全性が高く,床や階段にも用いられる.フィルムで加熱圧着して張り合わせたもので,通常の板ガラスの約5倍の強度を有する.強化合わせガラスは,強化ガラスを合わせガラスとしたもので,更に強度を増し,床や階段等,ガラスが破損脱落した場合,人も落下する可能性のある部位に用いられる.倍強度ガラスは,同程度の厚さの強化ガラスよりも強度は低いが,破損時に細かい粒状の破片にならないので,高所で使う際には破損しても脱落しにくいなどの効果が期待できる.強化ガラスは,板ガラスを加熱後,急冷したもので通常の板ガラスの3~5倍の強度を有し,破損すると細かい粒状の破片となる.また応力を受ける事で大きくたわむ特性がある.一方,倍強度ガラスは,耐風強度,熱割れ強度等は同厚の板ガラスの2倍程度で,強化ガラスよりも強度は低いが,破損時には,板ガラスと同等の割れ方をし,粉々にならないことから破片が落下しにくい.よって,強化ガラスの使えない高層ビルのカーテンウォールなどにも使用できる.Low-E複層ガラスは,中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングしたものでLow-E複層ガラスは,中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングすることで,中空層における放射伝熱を低減(放射率0.1以下)した複○あり,室内の冷暖房効率を高めることがで層ガラスである.きる.×○×○28041開口部等ガラス性能Low-E複層ガラスは,中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングすることで,中空層における放射伝熱を低減した複層ガラスである.Low-E複層ガラスは,中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティン○グすることで,中空層における放射伝熱を低減(放射率0.1以下)した複層ガラスである.05041開口部等ガラス性能Low-E複層ガラスは,中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングしたものであり,日射取得型と日射遮蔽型を使い分けることにより,建築物の省エネルギー化に貢献できる.Low-Eガラスの表面には,薄い特殊金属が塗膜されている.金属成分○は,主に遠赤外線の成分を多く反射するため,ガラスに吸収される熱は極端に小さくなる(ゆえに低放射「Low-Emissivity」となる).Low-Eガラスを屋外側に用いたものを「遮熱型(日射遮蔽型)」,屋内側に用いたものを「断熱型(日射取得型)」という.1/5ページ

03.「開口部等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18142開口部等遮音性ガラスは,厚さが増すと透過損失も増加するが,周波数域によってはコインシデンス効果により遮音性能が低下することがある.ガラスは,厚さが増すことにより透過損失が増加するが,周波数域によってはコインシデンス効果が生じ,遮音性能が低下することもある.○21051開口部等遮音性住宅において,外部建具を二重サッシと十分な間隔を持つ二重サッシの場合,遮音性能・断熱性能とも向上すすることは,遮音性を高めるのに有効であるが,サッシ相互間の距離が短いと低音域共鳴透過現象により,低音る.域での遮音性能が低下する.そのため,サッシ相互の間隔は,20cm以上離すことが望ましい.○21053開口部等開口形状18143開口部等開口形状突出し窓は,横長形状で寸法の小さい開室内から口部に適しており,気密性・水密性に比較ガラス外面の掃除がしにくい.また,閉じる際にレバーハンドルで締め的に優れているが,室内からガラス外面るため,水密性・気密性に比較的に優れている.の掃除がしにくい.突き出し窓は,オペレーターによる遠隔操作が可能であり,高所にも使用することがオペレーターによる遠隔操作も可能で,高所にも使用することができできる.る.○○20134開口部等開口形状滑り出し窓は,換気及び通風に有効であり,開き窓に比べて,風によるあおりの影響を受けにくい.「滑り出し窓」は,開放時に上下に開口を確保できるため,温度差による換気や通風に有効であり,任意の位置で固定できるため風によるあおりの影響を受けにくい窓開閉方式である.○19143開口部等開口形状換気窓としての機能を確保し,清掃しやすいようにするために,ドレーキップ窓を採用した.「ドレーキップ窓」は,内倒しと内開きの2種類の開閉機能を持っており,内倒しは自然換気時に,内開きは外部ガラス清掃時に使用する.○21054開口部等開口形状方立ガラスを用いるガラススクリーン構法において,ガラスの厚さが同じ場合,吊下げ型構法は,自立型構法に比べてガラスの高さ方向の寸法を大きくすることができる.ガラススクリーン構法とは,枠を介さずにガラスを連続させて,透明性の高いガラス面を構成する構法をいい,自立型・吊下げ型ガラススクリーン構法やDPG構法などがある.このうち,吊下げ型構法は,寸法の大きな板硝子を上下の枠に取り付けてガラス面を構成し,その重みを梁やスラブから当該構法専用に設計された金物により吊下げることにより,自立型に比較してガラスの自重による内部応力の発生や反射像のひずみを小さくし,変位や振動に対しても追従性を向上させる事ができる構法である.○20135開口部等開口特性玄関ドアの防犯対策としては,主錠に加えて,破壊行為に強い面付け箱錠を補助錠として取り付けると効果がある.玄関ドアの防犯対策(ピッキング対策)としては,主錠に加えて,破壊行為に強い面付け錠を補助錠として取り付けるツーロックが効果的であり,ガードプレートを取り付けるとより効果的となる.○18141開口部等開口特性01043開口部等開口特性地震時におけるサッシ枠の変形に対して,ガラスがサッシ枠内で回転・移動してもガラスに力が加わらないようにサッシ枠内にクリアランスを設ける.連窓を層間変位の大きな建築物に設ける場合,地震時の安全性を向上させるために,ガラスがサッシ枠内で回転・移動しても力が加わらないように,枠とガラスとの間にクリアランスを設ける必要がある.地震時におけるサッシ枠の変形に対して,ガラスがサッシ枠内で回転・移動することでガラスに力が加わり,破損することを防ぐため,サッシ枠内にクリアランスを設ける.連窓を層間変位の大きな建築物に設ける場合,地震時の安全性を向上させるために,ガラスがサッシ枠内で回転・移動しても力が加わらないように,枠とガラスとの間にクリアランスを設ける必要がある.○○2/5ページ

03.「開口部等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22163開口部等エアフローウィンドウ○事務所ビルにおいて,窓まわりにおける外部からの熱処理をするために,窓と設備を一体化したぺリメーター空調の一つであるエアフローウィンドウ方式を採用した.「エアフローウィンドウ方式」とは,窓と設備が一体化した空調システムで,窓を二重サッシ,または,二重ガラスとし,その間の空気層に空調の還気(リターン)を通すことによって,ペリメーターゾーンの温熱環境の変化を抑制する方式をいう.ペリメーター空調システムの種類には,主に,①.ファンコイル方式,②.エアフローウィンドウ方式,③.エアバリア方式の3種類があり,エアバリア方式は,他の2方式に比べて特に,イニシャルコストの面で高い優位性を持ってきたが,ファンコイル方式,エアフローウィンドウ方式に比べて,室内に熱気が漏れやすいという問題点がある.28171開口部等エアフエアフローウィンドウは,一般に,二重の「エアフローウィンドウ方式」とは,ある程度の間隔を有する2枚のガラローウィガラス間にブラインド等の遮光装置を設置スと,その間に設置するブラインドで構成される外気に面した窓においンドウし,空調空気を通すことで,ペリメーターゾーンの熱負荷を軽減するシステムである.て,室内空気を2枚のガラス板の間を通して上から吸い出すことにより,熱負荷が室内に流入することを防ぐ方式をいう.内蔵ブラインドの羽根は,太陽光線の入射角に応じて自動制御され,入射太陽光を調節する場合も多く,窓からの熱放射の低減も期待できる.18145開口部等エアフローウィンドウエアフローウィンドウは,断熱性能を向上させるとともに二重ガラスの間にあるブラインドにより日射を遮蔽するが,窓からの熱放射の低減は期待できない.「エアフローウィンドウ方式」とは,ある程度の間隔を有する2枚のガラスと,その間に設置するブラインドで構成される外気に面した窓において,室内空気を2枚のガラス板の間を通して上から吸い出すことにより,熱負荷が室内に流入することを防ぐ方式をいう.内蔵ブラインドの羽根は,太陽光線の入射角に応じて自動制御され,入射太陽光を調節する場合も多く,窓からの熱放射の低減も期待できる.26052開口部等エアフローウィエアフローウィンドウ方式は二重のガラス間に外気を通して熱負荷を低減する方式エアフローウィンドウ方式は二重のガラス間に室内空気を通して熱負荷を低減する方式であるのに対して,ダブルスキン方式は温度差換気ンドウであるのに対して,ダブルスキン方式は二を利用し二重のガラス間に外気を通して熱負荷を低減する方式であ重のガラス間に室内空気を通して熱負荷る.を低減する方式である.04141開口部等エアフローウィンドウBEMS(BuildingandEnergyManagementSystem)は,二重のガラス間にブラインド等の遮光装置を設置し,空調空気を通すことで,ペリメーターゾーンの熱負荷を軽減するシステムのことである.「BEMS(BuildingandEnergyManagementSystem)」とは,室内環境と×エネルギー性能の最適化を図るためのビル管理システムをいい,ビルにおける空調・衛生設備,電気・照明設備,防災設備,セキュリティ設備などの建築設備を対象とし,各種センサー,メータにより,室内環境や設備の状況をモニタリングし,運転管理,及び自動制御を行う.問題文は「エアフロ―ウィンドウ」の記述である.よって誤り.○××02051開口部等給排気口外壁に設置する排気口や給気口の防水が難しいので,ダクトを外壁に向かって下がり勾配とし,浸入した雨水を排出できるようにした.外壁に設置する排気口や給気口の防水が難しいので,一般に,ダクトを外壁に向かって下がり勾配とし,浸入した雨水を排出できるようにする.○26051開口部等庇ライトシェルフは,窓中段部に設置した庇により,庇下部の窓面からの日射を遮蔽しつつ,庇上部の拡散ガラス等を用いた窓面から室内に自然光を導く手法である.「ライトシェルフ」とは,窓面の中段に設け,直射日光の遮蔽装置のうち○遮蔽するだけでなく,その表面で光を反射させることによって,ガラス等を用いた上部窓からの光を室奥へと導き,室内照度の均斉度を高めることができる.3/5ページ

03.「開口部等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02053開口部等カーテンウォール○23044開口部等カーテンウォール27044開口部等カーテンウォール地震時の躯体の層間変位を考慮して,上部又は下部のファスナーをスライドさせて追従させるパネル方式のメタルカーテンウォールを採用した.「スライド方式(スウェイ方式)」は,地震時の躯体の層間変位を考慮して,上部又は下部のファスナーをスライドさせて追従させるパネル方式であり,メタルやPCカーテンウォールのように内面剛性の高い(歪みにくい)パネルの取付けに用いられる.マリオン方式のメタルカーテンウォール「マリオン方式」とは,マリオン(方立)と呼ばれる部材を上下の床(もしく×は,一般に,上部又は下部のファスナーをは梁)の間に掛け渡し,そこにガラスやスパンドレルパネルをはめ込むスライドさせることにより,地震時の層間変位に追従することができる.ものであり,これらの組み立て作業を現場で行うものを「ノックダウン方式」という.尚,問題文は「スライド方式(スウェイ方式)」の記述であり,PCカーテンウォールのように内面剛性の高い(歪みにくい)パネルの取付けに用いられる面内剛性の高いカーテンウォールの主要PCカーテンウォールのように内面剛性の高いパネルを取付ける場合な取付け方には,地震時の建築物の揺れは,層間変位追従性能を確保する.パネルの取付けはスライド方式による層間変位に追従させるため,ロッキ(スウェイ方式)とロッキング方式が一般的であるが,併用することもあング方式とスウェイ方式がある.る.○28174開口部等カーテンウォールメタルカーテンウォールにおけるマリオン方式(方立方式)は,マリオンが日射等の熱により膨張・収縮することから,変形に対する追従機構が必要である.メタルカーテンウォールにおけるマリオン方式(方立方式)は,マリオンが日射等の熱により膨張・収縮することから,変形に対する追従機構が必要である.(この問題は,コード「23044」の類似問題です.)○26054開口部等カーテンウォールカーテンウォールのオープンジョイント方式において,等圧空気層の容量は,空気取入れ口に比べて大きくならないようにする必要がある.オープンジョイントとは,カーテンウォールの水密性を保持する方法の1○つで,カーテンウォールの断面に雨仕切,等圧空気層,気密層を設け,雨仕切によって大部分の水を仕切ったうえ,ここに設けられた空気取入口を通して空気が外部と等圧空気層との間を容易に移動できるようにする.気密層の気密度をあげることによって,空気層の気圧を外部とほぼ等圧にする.これにより,雨仕切を通して,気圧差により等圧空気層まで侵入する雨水を最小限に抑えることができる.空気層に浸入した雨水も,空気層内の排水経路を経て雨仕切の空気取入口から排出される.07044開口部等カーテンウォール外壁をカーテンウォールとするに当たり,部材間の接合部から雨水が浸入することを防ぐため,内外の空気圧を等圧にすることにより重力で排水するオープンジョイントとした.オープンジョイントとは,カーテンウォールの水密性を保持する方法の1○つで,カーテンウォールの断面に雨仕切,等圧空気層,気密層を設け,雨仕切によって大部分の水を仕切ったうえ,ここに設けられた空気取入口を通して空気が外部と等圧空気層との間を容易に移動できるようにする.気密層の気密度をあげることによって,空気層の気圧を外部とほぼ等圧にする.これにより,雨仕切を通して,気圧差により等圧空気層まで侵入する雨水を最小限に抑えることができる.空気層に浸入した雨水も,空気層内の排水経路を経て雨仕切の空気取入口から排出される.28173開口部等カーテンウォール02052開口部等カーテンウォール01044開口部等カーテンウォールカーテンウォール工事におけるフィルドジョイント構法は,外装材の接合部分の水密性能を確保するため,内外の空気圧を等圧にすることにより,雨水を重力で排水するものである.カーテンウォール等の外壁について,部材間の接合部から雨水が浸入することを防ぐため,内外の空気圧を等圧にすることにより重力で排水するフィルドジョイントとした.カーテンウォールのオープンジョイント方式の水密性能について,雨水の浸入を防止するためには,等圧空間の容量を,空気取入口に比べて大きくする必要がある.カーテンウォール工事におけるフィルドジョイント構法は,プレキャストコンクリート外部側にシーリングを,内部側にガスケットを設けることで,雨水の進入口を2段階で防止する水密接合構法である.問題文は「オープンジョイント構法」の記述のため誤り.カーテンウォール工事におけるフィルドジョイント構法は,プレキャストコンクリート外部側にシーリングを,内部側にガスケットを設けることで,雨水の進入口を2段階で防止する水密接合構法である.問題文は「オープンジョイント構法」の記述のため誤り.(この問題は,コード「28173」の類似問題です.)オープンジョイントとは,カーテンウォールの水密性を保持する方法の1×つで,カーテンウォールの断面に雨仕切,等圧空気層,気密層を設け,雨仕切によって大部分の水を仕切ったうえ,ここに設けられた空気取入口を通して空気が外部と等圧空気層との間を容易に移動できるように,空気層の気圧を外部とほぼ等圧にし,等圧空間の容量を,空気取入口に比べて大きくならないようにする.××4/5ページ

03.「開口部等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21052開口部等カーテン連窓を層間変位の大きな建築物に設ける横連窓(スパンドレルタイプ)のプレキャストコンクリートカーテンウォー×ウォール場合,地震時の安全性を向上させるために,ガラスの四周を強固に固定するほうがよい.ルは,一般に,サッシとスパンドレルパネルとの取合い部分で層間変位を吸収する.02054開口部等カーテンウォール外装にカーテンウォールを使用するに当たり,シーリング材の耐久年数は,外壁の耐久年数よりも短いことが多いので,雨水が浸入した場合の排水機構を設けた.外装にカーテンウォールを使用する場合,シーリング材の耐久年数は,外壁の耐久年数よりも短いことが多いので,一般に,雨水が浸入した場合の排水機構を設ける.○28172開口部等SSG構法SSG構法は,ガラスを室内側に設置したフレーム(バック・マリオン)に構造シーラントを用いて接着することで,室外側にほとんどサッシが見えないフラットなガラス面を構成できるものである.「SSG構法(StructuralSealantGlazingSystem)」とは,ガラス面の端部において構造シーラント(部材相互を構造的に接着固定するためのシーリング材)の接着辺を強度上の支持辺とみなす構法をいう.室外側にほとんどサッシが見えないフラットなガラス面を構成できる.○5/5ページ

1234No.04高齢者・身障者等56789101112131415

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19165高齢者・身障者等高さ寸法○洗面器の下部のクリアランスは,車いす使用者の利用に配慮して,床面から65cm確保した.車いす使用者の利用する洗面台は,足置き(フットレスト)が入るように,洗面器の下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する.尚,洗面台の高さは76~82cm程度とする.22084高齢者・身障者等高さ寸法車いす使用者が利用する洗面所において,洗面器の上端の高さは,床面から65cmとした.車いす使用者の利用する洗面台は,足置き(フットレスト)が入るように,洗面器の下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する.尚,洗面台の高さは76~82cm程度とする.×29093高齢者・身障者等高さ寸法車いす使用者用便房に設置する洗面器の鏡は,幅35cm×高さ45cmの大きさとし,車いす使用者の利用に配慮し傾斜させて設置した.車いす使用者用便房に設置する洗面器の鏡は,洗面器上端部にできる限り近い位置を鏡の下端とし,上方へ100cm以上の高さで設置することが望ましい.尚,傾斜鏡は,立位では利用しにくく,車いす使用者にとっても映される範囲が限定されるため,サイズや角度など設置には注意が必要となる.×18131高齢者・身障者等高さ寸法車いす使用者が利用するキッチンの計画において,固定した食器戸棚の天端までの高さを,車いすの座面から80cmとした.車いす使用者が利用するキッチンの計画において,固定した食器戸棚○の上端(天端)までの高さは,車いすの座面から80cm,床面より120cm程度(上限130cm),下端は床面より30cm程度とする.23081高齢者・身障者等高さ寸法車いす使用者が利用する固定された吊り戸棚の天端までの高さを,床面から130cmとした.車いす使用者が利用するキッチンの計画において,固定した食器戸棚○の上端(天端)までの高さは,車いすの座面から80cm,床面より120cm程度(上限130cm),下端は床面より30cm程度とする.30072高齢者・身障者等高さ寸法庁舎の車椅子使用者用受付カウンターの計画において,天板の高さを床面から70cmとし,下部に車椅子のフットレストが入るスペースを設けた.車椅子使用者用受付カウンターは,天板の高さを床面から70cm程度とし,下部に車椅子のフットレストが入るスペースを設ける.(この問題は,コード「27083」の類似問題です.)○27083高齢者・身障者等高さ寸法図書館において,貸出用のカウンターの高さを,子どもや車椅子使用者に配慮して,床面から85cmとした.公共図書館における図書の貸出用の車いす使用者用のカウンターの高さは,子供や車いす使用者に配慮して,70cm程度とする.×22083高齢者・身障者等高さ寸法住宅において,壁に設置するコンセントの取付け高さは,高齢者や車いす使用者が利用しやすいように,床面から40cmとした.コンセントの取り付け高さは,フットレスト(足置き台)との接触を避け,床面から40cm以上,スイッチの取り付け高さは,床面から90cm~120cm程度とし,使いやすい高さに設定することが望ましい.(この問題は,コード「19161」の類似問題です.)○30122高齢者・身障者等高さ寸法車椅子使用者に配慮した集合住宅の居間と寝室の計画に当たり,コンセントの中心高さを床面から20cmとした.コンセントの取り付け高さは,フットレスト(足置き台)との接触を避け,床面から40cm以上,スイッチの取り付け高さは,床面から90cm~120cm程度とし,使いやすい高さに設定することが望ましい.×23082高齢者・身障者等24082高齢者・身障者等スペーススペース車いす使用者が利用する体育館に設ける°回転に必要なスペースは,最低150cm×150cm○シャワー室に,150cm×150cmのシャワー以上,170cm×170cm以上あることが望ましい(180°回転には135cmブースを設け,シャワー用の車いすを用×150cm程度).車いす用シャワーブース及び更衣ブースは,一般に,意した.150cm×150cm程度を確保する.車いす使用者が利用する宿泊施設の客室内において,家具の周辺や水まわり等車いす使用者が360°回転のするためのスペースは,最低150cm×150cm以上必要となり,170cm×170cm以上あることが望ましい×については,車いすの回転を考慮して,直(180°回転には135cm×150cm程度).問題文の直径110cmのスペー径110cmのスペースを確保した.スは,狭すぎるため誤り.04084高齢者・身障者等スペースホテルの計画において,車椅子使用者用客室の出入口には,有効幅員が80cmの引戸を採用し,取っ手側に幅45cmの接近できるスペースを設けた.ホテルの計画において,車椅子使用者用客室の出入口には,有効幅員が80cm以上の引戸を採用し,取っ手側に接近できるゆとりあるスペースを設ける事が望ましい.○06092高齢者・身障者等スペースビジネスホテルの客室において,客室内ビジネスホテルの客室において,客室内の浴室の出入口に至る経路の浴室の出入口に至る経路を直角路としを直角路とした場合,浴室の出入口付近の通路の有効幅員は,たので,浴室の出入口付近の通路の有効1,000mm以上とする.問題文は「800mmとした」とあるため誤り.幅員を,800mmとした.×1/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23074高齢者・身障者等段差道路と敷地内通路との段差を,車いす使用者の通行に配慮して,3cmとした.車椅子使用者の使用する出入り口等には,できる限り通過を妨げる段差は設けないようにする.なお,やむを得ない場所においては,車いす以下とする.×25043高齢者・身障者等斜路車いす使用者が利用する屋外の傾斜路車いす用スロープの勾配は,一般に,屋内で1/12以下とし,屋外で/25とし,手摺は設けなかった.は,1/15以下とすることが望ましい.また1/20以下の緩い勾配では,特に手摺を設ける必要はない.○25044高齢者・身障者等斜路屋内の階段に代わる歩行用の傾斜路の勾配を,1/12とした.階段に代わる歩行用の傾斜路の勾配は1/8以下と定められている(建築基準法施行令26条).尚,車いす用スロープの勾配は,一般に,屋内で1/12以下,屋外で1/15以下とすることが望ましい.○30121高齢者・身障者等斜路車椅子使用者に配慮した集合住宅の駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の計画に当たり,車椅子使用者が自力で登ることができるように,勾配を1/16とした.集合住宅の駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の勾配は,一般に,屋内で1/12以下,屋外で1/15以下とすることが望ましい.○21082高齢者・身障者等斜路公共建築物のエントランスホール内に設けるスロープは,勾配を1/12とし,手すりをスロープの床面からの高さが650mmと850mmの位置にそれぞれ設けた.公共建築物のエントランスホール内に設けるスロープの勾配は,屋内○で1/12以下,屋外で1/15以下とすることが望ましい.手すりの高さについては,床面から750~850mm,幼児・児童の使用を考慮し600~650mm程度の位置に2段を設けることが望ましい.26091高齢者・身障者等斜路公共図書館の計画に関し,「高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づく移動等円滑化経路を構成する傾斜路においては,高さ200mmの段差に対して,勾配を1/10とし,手すりを設けた.「高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づく移動等円滑化経路を構成する傾斜路(令18条2項第四号)においては,「勾配は,1/12を超えないこと.」とある.一般に,屋内で1/12以下,屋外で1/15以下とすることが望ましい.×29083高齢者・身障者等階段階段の蹴上げを15cm,踏面を32cm,蹴込みを1cmとした.屋内階段において,蹴上げは15cm以下,踏面は30cm以上,蹴込みは2cm以下とすることが望ましい.○23083高齢者・身障者等階段高齢者が居住する戸建て住宅の改修に高齢者及び身体障害者の利用に配慮した住宅の計画において,階段×おいて,階段の手すりについては,両側にに手すりを設けるに当たり,両側に手すりを設ける余裕がない場合に手すりを設置する余裕がなかったので,は,転倒事故の防止を優先し,降りる時の利き手側に手すりを設ける.昇る時の利き手側に手すりを設けた.29082高齢者・身障者等06093高齢者・身障者等階段階段階段に上下2本の手すりを設けるに当たり,その上段の手すりの高さを80cmとし,下段の手すりの高さを60cmとした.市庁舎の主たる階段において,杖使用者等が円滑に上下移動できるよう,両側に段鼻から高さ650mmと850mmの二段の手すりを設けた.公共建築物の来館者用の階段の手摺など不特定多数の人の使用が○考えられる場所には,健常者のみならず高齢者や子どもにとっても使用しやすいように,直径が3cm程度,高さが上段80cm程度,下段60cm程度の2段式手摺とするが望ましい.(この問題は,コード「19162」の類似問題です.)公共建築物の来館者用の階段の手摺など不特定多数の人の使用が○考えられる場所には,健常者のみならず高齢者や子どもにとっても使用しやすいように,直径が3cm程度,高さが上段80cm程度,下段60cm程度の2段式手摺とするが望ましい.29081高齢者・身障者等階段階段の両側の壁に手すりを設けるに当た屋内階段において,手すりは両側に,踊場にも連続させ,階段の上端り,その手すりの端部は,階段の上端で以上水平に延長し,下端では斜め部分を含めて段鼻から延長させ,下端では斜め部45cm以上手すりを延長することが望ましい.分も含めて段鼻から45cm延長させた.○19164高齢者・身障者等階段階段の起点・終点の手摺の端部について階段の起点・終点の手摺の端部については,壁側あるいは下側に曲は,下側に曲げて,端部であることが識別げて,端部であることが識別できるようにするとともに,衣服等の袖口できるようにするとともに,衣服等の袖口が引っ掛からないようにするのが望ましい.が引っ掛からないようにした.○24081高齢者・身障者等階段高齢者及び障がい者の利用に配慮した博物館における階段において,両側に手摺を設けるに当たり,手摺の端部については,水平に延長したうえで服の袖が引っ掛からないように壁側に曲げた.階段の起点・終点の手摺の端部については,壁側あるいは下側に曲げて,端部であることが識別できるようにするとともに,衣服等の袖口が引っ掛からないようにするのが望ましい.○19163高齢者・身障者等階段階段は,段鼻の位置を認識しやすいように,段鼻を注意色とするとともに蹴込み板のない形状とした.視覚障害者は,蹴込み板により段の始まりを判断するため,蹴込み板を設けることが望ましい.×27091高齢者・身障者等階段病院の階段において,色彩の調和を図るため,段鼻に設けた滑止めと踏面は類似の色のものとした.病院の階段において,段鼻に設けた滑止めと踏面は,高齢者や視覚障がい者が段鼻を識別しやすいよう,異なる色相や,明度差の大きいものとすることが望ましい.×05094高齢者・身障者等階段病院の階段において,段鼻と踏面との色の明度差が大きいものを選定し,昇り始めから終わりの段まで,それぞれの色を統一した.病院の階段において,段鼻に設けた滑止めと踏面は,高齢者や視覚障がい者が段鼻を識別しやすいよう,異なる色相や,明度差の大きいものとすることが望ましい.○2/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20144高齢者・身障者等階段○コミュニティ施設の階段において,視覚障害者に配慮し,階段の手前30㎝程度の床上に点状ブロックを敷設した.階段は,踏面の色と蹴上げの色との明度差を大きくして,利用者が段をはっきりと認識できるようにしなければならない.また,階段・エレベーター等の垂直動線が生じる場所においては,その手前に誘導点字ブロック等(警告用床材)を敷設する.尚,階段の踊り場等においては,降り始めの段の20~30cm手前の床面に2段式で敷設することが望ましい.29084高齢者・身障者等階段階段上端部と連続する床については,視覚障がい者が段を認識できるように,段の手前5cmの位置に線状ブロックを敷設した.階段は,踏面の色と蹴上げの色との明度差を大きくして,利用者が段をはっきりと認識できるようにしなければならない.また,階段・エレベーター等の垂直動線が生じる場所においては,その手前に誘導点字ブロック等(警告用床材)を敷設する.尚,階段の踊り場等においては,降り始めの段の20~30cm手前の床面に2段式で敷設することが望ましい.×23084高齢者・身障者等階段高齢者が利用する施設の階段において,高齢者が段差の存在を知覚できるように,踏面と段鼻との輝度比を2.0とした.輝度比については,晴天時において,1.5~2.5の組合せが,弱視者,健常者双方にとって問題のない範囲とされており,高齢者の利用する施設の室内計画において,高齢者が視対象の存在を知覚し易いようにするためには,輝度比2.0程度とする.(この問題は,コード「23084」「18134」の類似問題です.)○01094高齢者・身障者等階段庁舎の避難設備・施設の計画において,利用者が安全に救助を待つための一時待避スペースを階段室内に設け,待避し公共建築物の避難設備・施設の計画において,利用者が安全に救助を待つための一時待避スペースを階段室内に設け,待避した際に助けを求めたり状況を伝えたりするためのインターホンを設置することが望○た際に助けを求めたり状況を伝えたりするましい.ためのインターホンを設置した.26093高齢者・身障者等07094高齢者・身障者等廊下便所車椅子使用者,高齢者等の利用に配慮した公共図書館の計画に関し,廊下の有効幅員を,車椅子のすれ違いを考慮して,1,800mmとした.車椅子使用者用便房には,L型手すりと可動手すりを設け,いずれの手すりも水平部は便座の座面から250mmの高さとした.廊下の幅は,健常者(介護者)と聴覚障害者が並んで歩き,対向者ともすれ違えるよう1,800mm以上とする.尚,幅員1,800mmは,車いすのすれ違いも可能となる寸法である.(この問題は,コード「20154」の類似問題です.)車いす使用者用便所は,便器の両側に水平,垂直に堅固に取り付ける.水平手すりは,便器の側面高さ65~70cm程度の位置に取り付ける等の配慮をする.また片側の手すりは,車椅子の寄りつけのために可動手摺とすることが望ましい.また,これらの水平部はいずれも便座の座面より20~25cmの高さとする.(この問題は,コード「29094」の類似問題です.)○○22061高齢者・身障者等便所車いす使用者の利用する便所の出入口を引戸とし,その有効幅を95cmとした.車いす使用者の使用する便所の出入口の有効幅は,原則80cm以上とし,できれば90cm以上とすることが望ましい.尚,扉は原則引戸とし,やむを得ない場合は外開き戸とする.○03082高齢者・身障者等便所庁舎の車椅子使用者用トイレの計画において,ドアを開閉するための押しボタンスイッチの高さを,110cmとした.車椅子使用者用トイレの計画において,車いす使用者の目線の高さは110cm程度であり,ドアを開閉するための押しボタンスイッチの高さも同程度の高さとする事が望ましい.○18133高齢者・身障者等便所多機能便房の広さについて,折りたたみ式シートの設置及び介助スペースを考慮して,200cm×200cmとした.多機能便房の広さは,折りたたみ式シート(折りたたみ乳幼児用ベッド)の設置及び介助スペースを考慮すると,内法で200cm×200cm程度必要となる.○07092高齢者・身障者等21081高齢者・身障者等便所便所バリアフリートイレは,直径1.8mの内接車いすの回転スペース,手すりの設置など車いす使用者に配慮した多円,かつ,内法寸法で2m×2mの空間を確目的トイレは,一般に,内法寸法を2,000mm×2,000mm以上とする.保し,オストメイト用の流しや手荷物置き(この問題は,コード「21081」「26094」の類似問題です.)台,車椅子使用者が利用できる洗面台を設置した.百貨店の多目的トイレにおいて,オストメイト用の流し及び多目的シートを設置し,内法寸法を1,600mm×1,600mmとした.車いすの回転スペース,手すりの設置など車いす使用者に配慮した多目的トイレは,一般に,内法寸法を2,000mm×2,000mm以上とする.オストメイト(人工肛門保有者,人工膀胱(ぼうこう)保有者)用の汚物流しや水栓などを設置した場合,更にスペースを確保する必要があるため,問題文の内法寸法1,600mm×1,600mmでは狭すぎる.○×3/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29091高齢者・身障者等便所○オストメイト用設備を有する便房の汚物流しに設ける水栓は,湯温調整付きレバーハンドル型混合水栓とした.オストメイト用設備を有する便房の汚物流しに設ける水栓は,ストーマ装具を交換する際に腹部を洗浄することがあり,水栓は温水が出る混合水栓であることが望ましい.29092高齢者・身障者等便所オストメイト用設備を有する便房には,スオストメイト用設備を有する便房には,ストーマ装具や関連の小物等を○トーマ装具や関連の小物等を置くことがで置くことができる手荷物置き台(カウンター)を設置する.きる手荷物置き台(カウンター)を設置した.02042高齢者・身障者等便所オストメイト用設備を有する便房において,汚物流しの近くに着替え台を設けた.オストメイト用設備を有する便房において,汚物流しの近くに着替え台(フィッティングボード)を設ける事が望ましい.○20155高齢者・身障者等便所ユニバーサルデザインに配慮した建築物の計画として,ベビーチェアと手すりを設置した洋式のトイレブースの内法寸法を,幅80㎝,奥行き135㎝とした.手すり等で自立して歩ける人のトイレブースの内法寸法は,幅80㎝,奥行き140㎝以上とするのが望ましい.問題文のように,これにベビーチェアを設置する場合,より広いスペースが必要となる.×20151高齢者・身障者等01091高齢者・身障者等便所便所ユニバーサルデザインに配慮した建築物の計画として,多目的トイレは,異性が介護する場合も考慮して男女共用とし,右勝手のものと左勝手のものをそれぞれ設けた.公民館の便所において,車椅子使用者用便房における便器洗浄ボタンは,ペーパーホルダーの直上に設置した.多目的トイレにおいて,異性が介護する場合も考慮して男女共用とし,半身が不自由な場合も考慮して右勝手・左勝手のものをそれぞれ設けることが望ましい.公民館の便所において,腰掛け便座の便房における便器洗浄ボタンや緊急呼出ボタンは,視覚障がい者が手で触れて位置を確認しやすいように,ペーパーホルダーの直上に設けることが望ましい.(この問題は,コード「27094」の類似問題です.)○○07093高齢者・身障者等便所腰掛け便器の便房内の操作部は,視覚障害者が識別しやすいよう,紙巻器の直上に洗浄ボタンを設け,呼出しボタンを洗浄ボタンと同じ高さで腰掛け便器の後方側に200mm離した位置に配置した.腰掛け便器の便房内の操作部は,視覚障害者が識別しやすいよう,紙巻器の直上に洗浄ボタンを設け,呼出しボタンを洗浄ボタンと同じ高さで腰掛け便器の後方側に200~300mm離した位置に配置するのが望ましい.○05091高齢者・身障者等便所美術館の車椅子使用者用トイレにおいて,内部の自動式引戸の開閉スイッチは,引戸の戸先からできるだけ近い位置に設置した.車椅子使用者用トイレにおいて,内部の自動式引戸の開閉スイッチは,引戸の戸先から70cm以上離し,高さ100cm程度とする.よって誤り.×01092高齢者・身障者等25083住宅・集合住宅便所浴室博物館の便所の計画において,乳幼児用おむつ交換台等の乳幼児連れ利用者に配慮した設備は,利用者の分散を図る観点から多機能便房に設けることは避け,男性用及び女性用の便所内にそれぞれ設けた.高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅の改修に関して,浴室の計画において,浴槽の縁の高さについては,浴槽の跨ぎやすさを考慮して,洗い場の床面から5cmとした.公共建築物の便所の計画において,乳幼児用おむつ交換台等の乳幼児連れ利用者に配慮した設備は,利用者の分散を図る観点から多機能便房に設けることは避け,男性用及び女性用の便所内にそれぞれ設けることが望ましい.高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅において,浴室の浴×槽の縁の高さについては,浴槽の跨ぎやすさを考慮して,洗い場の床程度とし,浴槽の脇に浴槽の縁の高さと同じ高さの台を設け,移乗できるようにするのが望ましい.○07082住宅・集合住宅浴室ホテルにおいて,車椅子使用者用客室内車椅子使用者に配慮した浴室の浴槽の縁(エプロン)の高さについての浴室は,浴槽深さを500mmとし,移乗台は,洗い場の床面から40~45cm程度,浴槽の深さを50cm程度とし,の高さとエプロン高さを450mmとした.浴槽の脇に浴槽の縁の高さと同じ高さの台を設け,移乗できるようにするのが望ましい.(この問題は,コード「30124」の類似問題です.)○25084住宅・集合住宅18135高齢者・身障者等22112高齢者・身障者等浴室建築計画建築計画高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅の改修に関して,浴室と脱衣室の計画において,急激な温度変化によって血圧が大きく変動するヒートショックを防ぐために,浴室と脱衣室に暖房設備を設置した.玄関扉に設置するドアクローザーについては,高齢者が容易に開閉できるように,開き力を55N・mになるように調節した.住宅の設計において,高齢者の部屋を出入口近くに配置すると,外部からのケアサービスを受けるうえで有効である.高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅において,浴室と脱衣室を計画する場合,急激な温度変化によって血圧が大きく変動するヒートショックを防ぐために,浴室と脱衣室に暖房設備を設置することが望ましい.高齢者及び身体障害者の利用に配慮した建築物の玄関に設置するド×アクローザーは,閉鎖作動時間(開閉速度が調整できるもの)が十分に確保され,かつ,操作の軽いものを設ける.尚,開き力の目安は,一般に,室内用扉で30N・m以下,玄関扉の場合は,35N・m以下となり,高齢者用の玄関扉においては,30N・m以下程度とする.(在宅)ケアサービスとは,自宅での生活を希望している高齢者や障害者に対して,利用者の家庭に訪問介護員(ホームヘルパー)が派遣され,主に,入浴の介助,身体の清拭等の「身体介護サービス」や,調理,洗濯,掃除等の「家事援助サービス」などの日常生活の支援をいう.訪問介護員は住宅に立ち入る必要があるため,対象となる高齢者の部屋を出入口近くに配置することは,訪問介護員の作業,動線にとって有効である.○○4/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25081高齢者・身障者等建築計画○高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅の改修に関して,電気器具等のコードに足を引っ掛けて転倒することを防ぐために,マグネット式のコンセントを採用した.高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅において,電気器具等のコードに足を引っ掛けて転倒することを防ぐために,マグネット式のコンセントを採用することが望ましい.30123高齢者・身障者等キッチン車椅子使用者に配慮した集合住宅の台所の計画に当たり,流し台・調理台の奥車いす使用者にとっては,回転や前後方向の移動に比べ,横方向への移動が困難であるため,L字型のキッチンセットの方がI字型より使い○行きを60cmとし,作業効率に配慮してL字やすい.(この問題は,コード「21083」「24084」の類似問題です.)型に配置した.22081高齢者・身障者等20153高齢者・身障者等エレベーターエレベーター車いす使用者等の利用に配慮した延べ面車いす使用者等の利用に配慮したエレベーターのかごの内法寸法○積2,000㎡の集合住宅の共用エレベーは,原則として,幅140cm以上,奥行き135cm以上,出入口の有効幅をター(トランク付)において,かごの寸法は80cm以上とし,11人乗りタイプ以上を採用する.幅140cm×奥行き135cmとし,かごの出入口の有効幅は90cmとした.ユニバーサルデザインに配慮した建築物の計画として,エレベーターの乗降ロビー高齢者や車いす使用者等が利用するエレベーターの乗降ロビーには,床上100cm程度の位置に車いす使用者用の操作ボタンを設け,ま○に設ける操作ボタンを床から100cmの高さた,到着するかごの昇降方向等を案内する放送設備を設ける.(このに設置し,操作ボタンの脇に点字標示を問題は,コード「21084」の類似問題です.)行った.26092高齢者・身障者等エレベーター車椅子使用者,高齢者等の利用に配慮し公共建築物のエレベーターにおいて,車いす使用者の利用に配慮し,た公共図書館の計画に関し,エレベー一般に,かご内の左右それぞれの側面に,操作盤をかごの床面からター内に設ける車椅子使用者対応の操作1,000mm程度の高さに設ける.盤の行先階数ボタンの位置を,エレベーターかごの床面から1,000mmとした.○27092高齢者・身障者等エレベーター駅のエレベーターにおいて,エレベーターの乗降口から見える位置に,聴覚障がい者が文字により定員超過の確認をすることができる過負荷表示灯を設けた.駅のエレベーターにおいて,エレベーターの乗降口から見える位置に,○聴覚障がい者が文字により定員超過の確認をすることができる過負荷表示灯を設けることが望ましい.01093高齢者・身障者等エレベーターホテルのエレベーターにおいて,エレベーターの籠内の階数ボタン等の点字表示は,ボタンが縦配列であったので,それぞれのボタンの右側に設けた.ホテルのエレベーターにおいて,エレベーターの籠内の階数ボタン等の点字表示は,ボタンが縦配列の場合,それぞれのボタンの左側に,横配列の場合,ボタンの上側に,設けることが望ましい.問題文は「右側」とあるため誤り.×30142高齢者・身障者等06094高齢者・身障者等視聴覚視聴覚サインの色彩は,高齢者,弱視者,色覚障がい者等に配慮して,「黄と白」,「赤と緑」等の色の組合せを用いないことが望ましい.白内障の視界が黄変化(黄白色のフィルターがかかったような見え方)することを考慮すると,「黄と白」,「赤と緑」という表示は,とても見にくいため,白地に赤や黒,緑地に白といった表示とし,文字等と背景との色の対比効果を大きくすることが望ましい.特別養護老人ホームのサイン計画におい白内障の視界が黄変化(黄白色のフィルターがかかったような見え方)て,特に白内障の人に表示内容が分かりすることを考慮すると,「黄と白」,「赤と緑」という表示は,とても見にくやすくなるよう,黒い表示板に白色の文字いため,白地に赤や黒,緑地に白といった表示とし,文字等と背景とのを用いた.色の対比効果を大きくすることが望ましい.○○02044高齢者・身障者等視聴覚屋内競技場の屋内階段において,高齢者が段差の存在を知覚できるように,踏面と段鼻との輝度比を1.0とした.輝度比については,晴天時において,1.5~2.5の組合せが,弱視者,健常者双方にとって問題のない範囲とされており,高齢者の利用する施設の室内計画において,高齢者が視対象の存在を知覚し易いようにするためには,輝度比2.0程度とする.よって誤り.×25082高齢者・身障者等30143高齢者・身障者等視聴覚視聴覚高齢者の安全な利用に配慮した一戸建て高齢者の安全な利用に配慮した一戸建ての住宅において,実際に段○の住宅の改修に関して,同一レベルの床差がある場合,床仕上げの材料及び色彩を変え,段差を明確にするこ面において,床に段差があるように見間とが望ましいが,逆に,同一レベルの床面においては,床に段差があ違えることを防ぐために,床仕上げの材料るように見間違えることを防ぐために,床仕上げの材料及び色彩を同じ及び色彩を同じものとした.ものとするのが望ましい.視距離1mから視認するサインの計画において,一般に,立位の利用者と車椅子を使用する利用者の双方に配慮して,床面からサイン表示面の中心までの高さを150cmとすることが望ましい.近くから視認する案内標示板は,視点からの見上げ角度が小さく,かつ視点の低い車いす利用者にも見やすい高さとすることが望ましい.眼高は,立位の場合で約150cm,座位の場合で約110cmであり,立位者にも車いす使用者にも見やすい高さは約130cm程度である.150cmでは高すぎるため誤り.×24083高齢者・身障者等視聴覚公共施設の出入口において,視覚障がい者の利用を考慮して,音声誘導装置を自動ドア(引戸)の直上に設置した.公共施設の出入口においては,視覚障害者の利用を考慮して,音声誘導装置を扉の直上に設置することが望ましい.(この問題は,コード「19141」の類似問題です.)○20152高齢者・身障者等視聴覚ユニバーサルデザインに配慮した建築物の計画として,視覚障害者への案内に用いられる触知図は,誘導ブロックや音声案内と連携させて設置した.視覚障害者への案内に用いられる触知図において,誘導ブロックや音声案内と連携させて設置することが望ましい.○5/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30091高齢者・身障者等客室×「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして,宿泊施設における客室の総数を250室と計画したので,車椅子使用者用客室を3室設けた.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(2.9.1客室の設計標準)」において,「客室50室以上で,車いす使用者用客室を1以上設ける.」「全客室数の2%以上の車いす使用者用客室を設けることが望ましい.」とされており,客室の総数が250室の場合,5室(250×0.02=5)以上必要である.尚,「建築物移動等円滑化誘導基準(10条)」では,「客室の総数が200を超える場合は当該客室の総数に1/100を乗じて得た数(2.5→3)に2を加えた数以上(3+2=5)の車いす使用者用客室を設けなければならない.」とされており,いずれの場合も,3室では少ないため誤り.30094高齢者・身障者等客室「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(2.9.1慮した建築設計標準(国土交通省)」に照客室の設計標準)」において,「ベッドサイドキャビネットの高さは,マッらして,宿泊施設における客室のベッドの程度高くすることが望ましい.」とされている.よっ高さはマットレス上面で車椅子の座面と同て正しい.程度とし,ベッドサイドキャビネットの高さ程度高くした.○30093高齢者・身障者等30092高齢者・身障者等出入口出入口「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして,宿泊施設における客室内の浴室の出入口の有効幅員を,85cmとした.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして,宿泊施設における客室の出入口の前後に,140cm角の水平な床のスペースを設けた.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(2.9.1客室の設計標準)」において,「利用居室の出入口の有効幅員は,原則として80cm以上とする.」とされている.よって正しい.尚,車いす使用者用客室の場合は「車いす使用者等の利便性を考慮すると90cm以上が望ましい.」とされている.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(2.9.1○客室の設計標準)」において,「出入口には段を設けず,出入口前後に車いすが直進でき,車いすの転回が可能な水平な空間(140cm角)を設けることが望ましい.」とされている.よって正しい.尚,車いす使用者用客室の場合は「出入口前後に車いす使用者が直進でき,回転できる空間(直径150cm以上)を設けることが望ましい.」とされている.○02041高齢者・身障者等出入口屋内競技場の計画で,幅150cmの屋内廊下に面して設けた障害者等が利用する居室の出入口は,有効幅員を90cmとした.利用居室の出入口の有効幅員は,原則として80cm以上とする.」とされている.よって正しい.○02043高齢者・身障者等観覧席屋内競技場の車椅子使用者用の観覧席は,複数の車椅子使用者が利用できる専用スペースとして,異なる場所に分散して2箇所設けた.屋内競技場の車椅子使用者用の観覧席は,複数の車椅子使用者が利用できる専用スペースとして,複数の異なる場所に分散して設ける事が望ましい.○22071高齢者・身障者等28091高齢者・身障者等28092高齢者・身障者等劇場劇場劇場劇場において,車いす使用者用客席ス劇場の客席には,総数の1%程度を車いす使用者用の観覧席として出ペースを出入口に近い部分に設け,車い入口に近い部分にスペースを設けることが望ましい.その場合,車い台当たりのスペースを幅90cm,奥行き台当たりのスペースは,一般に,幅85cm,奥行き120cm以上とす120cmとした.る.劇場,競技場等の計画において,車いす使用者用客席・観覧席の数(可動席スペースを含む.)は,施設内容や規模に応劇場の客席には,総数の0.5~1%以上を車いす使用者用の観覧席として出入口に近い部分にスペースを設けることが望ましい.その場合,車いす1台当たりのスペースは,一般に,幅85cm,奥行き120cm以上○じ,客席・観覧席総数の0.5~1%以上とすとする.る.劇場,競技場等の計画において,車いす使用者用客席・観覧席は,少なくとも同時に2以上の車いす使用者が利用できる専用スペースとして,固定位置に確保する.車いす使用者用客席・観覧席は,少なくとも同時に2以上の車いす使用者が利用できる専用スペースとして,固定位置に確保することが望ましい.○○28094高齢者・身障者等劇場劇場,競技場等の計画において,客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る客席・観覧席内の通路は,有効幅員を120cm以上とするとともに,区間100m以内ごとに車いすが転回することができる140cm角以上のスペースを設ける.客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る客席・観覧席内の通路は,有効幅員を120cm以上とするとともに,区間50m以内ごとに車いすが転回することができる140cm角以上のスペースを設ける.問題文は「区間100m以内」とあるため誤り.×22082高齢者・身障者等駅舎駅舎の通路において,視覚障がい者誘導用線状ブロックを,通路壁面から1m以上離して敷設した.視覚障がい者誘導用ブロックの線状ブロックは,主に誘導対象施設等の方向を案内する場合に用いる.ブロックと壁面等との間に人が通ることができるスペースとして,通常60cm程度(駅舎の通路などの広幅員の場合は1m程度)設けて敷設する.○25123高齢者・身障者等用語シルバーハウジング・プロジェクトは,高シルバーハウジング・プロジェクトは,自立した(要介護状態ではない)齢者の生活特性に配慮した住宅及び附高齢者の生活特性に配慮した住宅及び附帯施設の供給並びにライフ帯施設の供給並びにライフサポートアドバサポートアドバイザーにより福祉サービスの提供を行う事業である.イザーにより福祉サービスの提供を行う事業である.○6/7ページ

04.「高齢者・身障者等」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07123高齢者・身障者等用語○シルバーハウジング・プロジェクトは,高齢者の世帯が地域社会の中で自立して安全かつ快適な生活を営むことができるよう配慮した住宅及び付帯施設の供給並びにライフサポートアドバイザーによりサービスの提供を行う事業であり,事業主体の長が認める時は,障害者世帯の利用も可能である.シルバーハウジング・プロジェクトは,高齢者の世帯が地域社会の中で自立して(要介護状態ではない)安全かつ快適な生活を営むことができるよう配慮した住宅及び付帯施設の供給並びにライフサポートアドバイザーによりサービスの提供を行う事業であり,事業主体の長が認める時は,障害者世帯の利用も可能である.24152高齢者・身障者等19171高齢者・身障者等01012高齢者・身障者等用語用語用語「シルバーハウジング」とは,要介護状態ライフ・サポートアドバイザーが配置され,の高齢者を対象に,看護,医学的管理の高齢者向けの設備,緊急通報システム等が備えられた集合住宅をいもとに介護,機能訓練その他必要な医療う.高齢者の自立が前提であり,要介護状態は対象とならない.や日常生活上の世話を行うことを目的としたサービスを提供する施設をいう.公共建築において,誰もが利用しやすいように,ロン・メイス(RonaldMace)等が提唱したユニバーサルデザインの七つの原則に沿って計画した.製品や環境づくり等でのデザインの指針になるようロン・メイス(Ronald○Mace)等は,ユニバーサルデザインの概念を7つの原則にまとめた.7つの原則とは,「誰にでも公平に利用できること」「使う上で自由度が高いこと」「使い方が簡単ですぐわかること」「必要な情報がすぐ理解できること」「うっかりミスや危険につながらないデザインであること」「無理な姿勢をとることなく,小さい力でも楽に使用できること」「利用するための十分な大きさと空間を確保すること」と,なっている.ユニバーサルデザインは,全ての人を対象としたものであり,障がいの有無,年齢製品や環境づくり等でのデザインの指針になるようロン・メイス(RonaldMace)等は,ユニバーサルデザインの概念を7つの原則にまとめた.7○や体型の違い,身体機能の差等に関係なつの原則とは,「誰にでも公平に利用できること」「使う上で自由度が高く,可能な限り誰もが利用できるデザインをいう.いこと」「使い方が簡単ですぐわかること」「必要な情報がすぐ理解できること」「うっかりミスや危険につながらないデザインであること」「無理な姿勢をとることなく,小さい力でも楽に使用できること」「利用するための十分な大きさと空間を確保すること」と,なっている.×07014高齢者・身障者等用語フェーズフリーデザインは,障害の有無,年齢や性別,体型,出身,身体や認知機能等の差によらず,できるだけ安全かつ便利に利用しやすいようにあらかじめ配慮されたものであり,公共施設等の整備の理念として広く普及している.フェーズフリーデザインは,日常利用しているモノやサービスが,非常×時にも役立つようにするという考え方である.問題文は「ユニバーサルデザイン」の記述であり,障害の有無,年齢,性別,体格,出身,言語,身体的・認知的な機能の差などにかかわらず,できるだけ多くの人が「安全に,便利に,快適に」利用できるよう配慮されたデザインをいう.よって誤り.7/7ページ

04.「高齢者・身障者等」のR02年度本試験図問題問題コード02091図は,高齢者,障害者等の利用に配慮した階段の計画案の模式図である.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして,最も不適当なものは,次のうちどれか.ABCD1.手すりは,階段の上端で水平に延長する部分Aを30cmとして,踊場にも連続させて設置した.2.手すりを上下に2本設置するに当たり,下段の手すりの高さBを段鼻から60cmとした.3.点状ブロックCを,階段手前30cmの位置に敷設した.4.階段の有効幅員Dは,手すりの幅10cmはないものとみなし,140cmとした.1.屋内階段において,手すりは両側に,踊場にも連続させ,階段の上端では45cm以上水平に延長し,下端では斜め部分を含めて段鼻から45cm以上手すりを延長することが望ましい.部分Aは30cmのため不適当である.2.公共建築物の来館者用の階段の手摺など不特定多数の人の使用が考えられる場所には,健常者のみならず高齢者や子どもにとっても使用しやすいように,直径が3cm程度,高さが上段80cm程度,下段60cm程度の2段式手摺とするが望ましい.3.階段は,踏面の色と蹴上げの色との明度差を大きくして,利用者が段をはっきりと認識できるようにしなければならない.また,階段・エレベーター等の垂直動線が生じる場所においては,その手前に誘導点字ブロック等(警告用床材)を敷設する.尚,階段の踊り場等においては,降り始めの段の20~30cm手前の床面に2段式で敷設することが望ましい.4.「令23条3項」より,「階段及びその踊場に手すり等が設けられた場合における階段及びその踊場の幅は,手すり等の幅が10cmを限度として,ないものとみなす.」とわかる(通称:手すり等緩和).解答:104.「高齢者・障害者等」のR02年度本試験図問題P1

04.「高齢者・身障者等」のR03年度本試験図問題問題コード03091図は,公共施設が建つ敷地内の主要な経路上の傾斜路を計画した模式図である.「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして,最も不適当なものは,次のうちどれか.C+1,500+750C±0AB平面図750D750AB断面図(単位はmmとし,はレベルを表す.)1.転倒防止や休憩,減速ができるように,傾斜路の途中に設置した踊り場の踏幅Aを,1,600mmとした.2.車椅子使用者が自力で上り下りできるように,傾斜路の水平距離Bを,8,000mmとした.3.人と車椅子使用者がすて違えるように,傾斜路の有効幅Cを,1,500mmとした.4.白杖等による危険の認知,車椅子のキャスター等の脱輪防止のため,側壁がない傾斜路及び踊り場側端の立ち上がりDを,50mmとした.1.高齢者や車いす使用者等が利用するスロープについては,内法幅を120cm以上することが望ましく,スロープの高さが75cmを超える場合には,高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場を設ける.2.傾斜路の勾配は,一般に,屋内で1/12以下(屋外で1/15以下)とすることが望ましい.高さ750mmの場合,水平距離は,9,000mm以上必要となる.よって誤り.3.公共施設の屋内斜路の計画において,その幅は人と車椅子使用者がすれ違えるように1,500mm以上とする.(車いす使用者どうしがすれ違えるようにするには1,800mm以上).4.白杖(はくじょう)等による危険の認知,車椅子のキャスター等の脱輪防止のため,側壁がない傾斜路及び踊り場側端の立ち上がりDは,一般に,50mm以上とする.解答:204.「高齢者・障害者等」のR03年度本試験図問題P1

1234No.05保存・再生56789101112131415

05.「保存・再生」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21032保存・再生建築作品○京都文化博物館の別館(京都市)は,平安博物館として使用されていた旧日本銀行京都支店を,竣工時の姿に復元し,整備したものである.「京都文化博物館(辰野金吾,1906年,京都市,煉瓦造2階建て)」の別館は,1906年(明治39年)に完成した元日本銀行京都支店を整備したもので,赤煉瓦と白い花崗岩の横縞が見事な調和を見せる辰野金吾の代表的建築である.この意匠は19世紀後半のイギリスの建築によく使われたクィーン・アン様式で国の重要文化財にも指定されている.23031保存・再生建築作品23032保存・再生建築作品19252保存・再生建築作品中京郵便局(京都市)は,明治時代に建てられた煉瓦造の洋風建築であり,ファ中京郵便局(京都市)は,1902年(明治35年)に建設された煉瓦造のルネサンス様式の建築であり,ファサードの一部を保存し,内部を一新○サードの一部を保存し,内部を一新して鉄して鉄筋コンクリート造の建築物とすることにより,現在でも郵便局とし筋コンクリート造の建築物とすることにより,現在でも郵便局として利用されている.て利用されている.京都市登録有形文化財であり「景観重要建築物」として指定されており,周囲には,明治期以来の近代建築が多く残り三井本館(東京都中央区)は,国の重要文化財に指定された建築物であり,重要三井本館(東京都中央区)は,関東大震災で被災したため1929年に建替えられたもので,新古典主義様式の外観を持ち,国の重要文化財に○文化財特別型特定街区制度を適用して超指定された建築物であり,重要文化財特別型特定街区制度を適用し高層ビルと一体的に再生され,現在でも銀行やオフィスビルとして利用されていて超高層ビルと一体的に再生され,現在でも銀行やオフィスビルとして利用されている.る.サッポロファクトリー(札幌市)は,明治9年1991年,北海道札幌市,大成建設)」は,明治9に開設されたビール工場の煉瓦造の建築年に開設されたビール工場の煉瓦造の建築群を保存,再生し,それら群を保存,再生し,それらを大きなアトリウを大きなアトリウムや地下通路等で結び付けて複合商業施設としたもムや地下通路等で結び付けて複合商業のである.積雪寒冷地において,天候に左右されない公共空間(アトリ施設としたものである.ウム)の確保や,歩道と一体とした歩行者空間を確保するための壁面後退など,調和のとれた景観が実現されている.○24034保存・再生建築作品札幌市のサッポロファクトリーは,ビール工場の煉瓦造りの建築群を複合商業施設へ再生させたものである.「サッポロファクトリー(1991年,北海道札幌市,大成建設)」は,明治9年に開設されたビール工場の煉瓦造の建築群を保存,再生し,それらを大きなアトリウムや地下通路等で結び付けて複合商業施設としたものである.積雪寒冷地において,天候に左右されない公共空間(アトリウム)の確保や,歩道と一体とした歩行者空間を確保するための壁面後退など,調和のとれた景観が実現されている.○23034保存・再生建築作品28021保存・再生建築作品07172保存・再生建築作品東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は,辰野金吾の設計により1945×は,辰野金吾が設計した赤レンガのファ年に竣工した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり,戦災により南北サードをもつ駅舎であり,総合設計制度をのドーム,屋根等を焼失し,戦後,3階建てから2階建てへ修復された.適用して未利用容積を別の敷地に売却し2002年に特例容積率適用地区制度の指定を受け,未利用容積を周辺て事業費を捻出し,戦災により焼失した部の複数のビルに売却して事業費を捻出し,戦災により焼失した部分の分の復元を行っている.復元,地階の増床及び免震工事等が行われている.東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は,赤レンガのファサードをもつ駅舎であり,特例容積率適用地区制度を活用して,未利用容積を周辺建築物に売却・移転したうえで,保存・復原したものである.東京駅丸の内駅舎(東京都)は,戦災後の復興工事による外観を保存し,免震構造が採用された,駅,ホテル,ギャラリー等による複合施設である.東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は,辰野金吾の設計により1945○年に竣工した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり,戦災により南北のドーム,屋根等を焼失し,戦後,3階建てから2階建てへ修復された.2002年に特例容積率適用地区制度の指定を受け,未利用容積を周辺の複数のビルに売却して事業費を捻出し,戦災により焼失した部分の復元,地階の増床及び免震工事等が行われている.(この問題は,コード「23034」の類似問題です.)東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は,辰野金吾の設計により1945×年に竣工した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり,戦災により南北のドーム,屋根等を焼失し,戦後,3階建てから2階建てへ修復された.2002年に特例容積率適用地区制度の指定を受け,未利用容積を周辺の複数のビルに売却して事業費を捻出し,戦災により焼失した部分の復元,地階の増床及び免震工事等が行われている.問題文は「戦災後の復興工事による外観(2階建)を保存」とあるため誤り.25034保存・再生建築作品21171保存・再生建築作品25033保存・再生建築作品旧大社駅舎(出雲市)は,創建時の赤レン旧大社駅舎(出雲市)は,明治45年に開業された出雲大社の門前町にガの外観を再現するとともに,地震に対すふさわしい純日本風の木造平屋建ての駅舎である.JR大社線が平成る安全性を高めるために免震工法を採用2年に廃止され,その後,旧大社駅舎は国の重要文化財に指定されし,観光施設にしたものである.た.倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市)は,紡績工場であった建築物を保存しつつ,文化施設・宿泊施設として再生した近代産業遺産の保存活用事例である.「倉敷のアイビースクエア」は,明治から大正にかけて日本の近代文○化を支えた紡績工場を面的に保存しつつ,文化施設と宿泊施設として再生したものであり,近代産業遺跡の理想的動態保存事例である.改修プランは工場の一部を撤去して出来上がった,二つの広場を軸に構成される.敷地中央部の「休憩広場」のまわりには,料飲・宴会施設などパブリックゾーンが配置されている.倉敷アイビースクエア(倉敷市)は,連続明治から大正にかけて日本の近代文するのこぎり屋根をもつ平屋建ての紡績化を支えた紡績工場を面的に保存しつつ,文化施設と宿泊施設として工場の棟の一部を撤去してできたオープ再生したものであり,近代産業遺跡の理想的動態保存事例である.改ンスペースを中心として,展示施設,ホテ修プランは工場の一部を撤去して出来上がった,二つの広場を軸に構ル等からなる複合施設にしたものである.成される.敷地中央部の「休憩広場」のまわりには,料飲・宴会施設などパブリックゾーンが配置されている.×○1/4ページ

05.「保存・再生」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03171保存・再生建築作品×倉敷アイビースクエア(岡山県)は,明治初期に建設された工場を商業施設に改修し,中央に設けたガラス屋根のアトリウムを市民に開放することで,公共性の高い空間を実現したものである.「倉敷のアイビースクエア」は,明治から大正にかけて日本の近代文化を支えた紡績工場を面的に保存しつつ,文化施設と宿泊施設として再生したものであり,近代産業遺跡の理想的動態保存事例である.改修プランは工場の一部を撤去して出来上がった,二つの広場を軸に構成される.敷地中央部の「休憩広場」のまわりには,料飲・宴会施設などパブリックゾーンが配置されている.問題文は「札幌市のサッポロファクトリー」の記述のため誤り.03172保存・再生建築作品金沢市民芸術村(石川県)は,大正から昭金沢市民芸術村は,大正から昭和初期に建設された紡績工場の倉庫和初期に建設された紡績工場の倉庫を改6棟を改修し,工房,レストラン,オープンスペース等から構成される芸修し,工房,レストラン,オープンスペース術文化施設へ再生させたものであり,公設民営の発想による自主管等から構成される芸術文化施設へ再生さ理を実現している.(この問題は,コード「27174」の類似問題です.)せたものである.○21033保存・再生建築作品21034保存・再生建築作品28024保存・再生建築作品01114保存・再生建築作品27173保存・再生建築作品23033保存・再生建築作品横浜赤レンガ倉庫(横浜市)は,明治時代横浜赤レンガ倉庫は,横浜港の新港埠頭に建ち,長年使用されていな○末期から大正時代初期に建築された煉瓦かったレンガ倉庫を,保存工事の後,商業施設としてよみがえらせたも造の倉庫を改修し,文化施設,商業施設のである.保存再生にあたっては,内部の構造も当時のまま保存するとして整備したものである.ため,鉄骨造でコルゲート板のデッキプレートを用いるなど,先進的な構造形式が採用された.また,単なる外観保存ではなく,内部も含めた保存建築物の歴史性への配慮および都市景観の継承が図られている.門司港レトロ地区(北九州市)は,門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通して,地域の活性化を目的としている.門司港レトロ地区は,門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易○港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通し,古い街並みと新しい都市機能を複合させた都市型観光地として地域の活性化を目指している.旧門司税関(福岡県北九州市)は,明治・北九州市)」は,門司港レトロ地区事業の一環として,窓大正時代の歴史的建造物を活かしたまちまわりの改修と翼部を復元し,休憩所や市民ギャラリーとして活用したづくりである「門司港レトロ事業」の一環とものである.門司港レトロ地区は,門司港駅前に広がる明治・大正時して,明治45年に建築された税関庁舎を,代に国際貿易港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復港湾緑地の休憩所等として再生・活用し元等を通して,地域の活性化を目的としている.たものである.門司港レトロ地区(北九州市)は,門司港周辺の歴史的建造物群と関門海峡や門司港の景観を活かした街並みが形成されている地区である.山梨市庁舎東棟(山梨市)は,1970年代に建設された工場を,プレキャスト鉄筋コンクリート部材のアウトフレームを用いて耐震改修し,庁舎へ再生させたものである.自由学園明日館(東京都豊島区)は,F.L.ライトと遠藤新とが設計した木造校舎であり,国の重要文化財の指定を受けて,使い勝手を向上させながら耐震補強等の改修がなされ,現在では結婚式やパーティにも利用されている.門司港レトロ地区は,門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易○港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通し,古い街並みと新しい都市機能を複合させた都市型観光地として地域の活性化を目指している山梨県の山梨市庁舎は,電子機器メーカーの工場を再生したものであり,西館(旧:技術管理棟)は間仕切壁の変更・設備の更新などでそのまま庁舎とし,東館(旧:組立工場)では,既存のコンクリート壁を撤去し,プレキャスト鉄筋コンクリート部材の外付けフレームを新設し耐震補強が行われるなど,ローコストによる市庁舎移転が実現した.自由学園明日館(東京都豊島区)は,フランク・ロイド・ライトと遠藤新と○が設計した木造校舎であり,国の重要文化財の指定を受けて,使い勝手を向上させながら耐震補強等の改修がなされ,現在では結婚式やパーティにも利用されている.尚,もともと使用されていた用途とは別の用途で使用しながら保存することを「動態保存」という.○○19251保存・再生建築作品国立西洋美術館本館(東京都台東区)の国立西洋美術館本館(東京都台東区)の改修においては,地震災害改修においては,免震レトロフィット工法をから収蔵品,展示品の文化財保護と美術館そのものの保存継承を目採用し,竣工時の形を損なうことなく地震的として,免震レトロフィット工法を採用した.に対する安全性を高めている.○19253保存・再生建築作品アートプラザ(大分市)は,大分県立図書館を展示施設に転用したものである.アートプラザ(大分市)は,大分市内の城跡に隣接した敷地に建つ旧○県立図書館に,耐震補強壁を追加するなど一部増改築を施すと共に,用途をアートギャラリーへと転用することで,建物の保存再生がなされている.壁から四方に突き出た正方形断面の中空梁や平行する2枚の二重壁による構造体と,打ち放しコンクリートによる荒々しい質感が,建物を特徴づけている.25031保存・再生建築作品アートプラザ(大分市)は,図書館をギャラリー等からなる芸術文化の複合施設にしたものである.アートプラザ(大分市)は,大分市内の城跡に隣接した敷地に建つ旧○県立図書館に,耐震補強壁を追加するなど一部増改築を施すと共に,用途をアートギャラリーへと転用することで,建物の保存再生がなされている.壁から四方に突き出た正方形断面の中空梁や平行する2枚の二重壁による構造体と,打ち放しコンクリートによる荒々しい質感が,建物を特徴づけている.28022保存・再生建築作品目黒区総合庁舎(東京都目黒区)は,民間企業の本社屋として建築された建築物を,耐震補強,設備改修等を行ったうえで,庁舎として再生・転用したものである.「目黒区総合庁舎(東京都目黒区,村野藤吾,1966年)」は,民間企業の本社屋として建築された建築物を,耐震補強,設備改修等を行ったうえで,庁舎として再生・転用したものである.○2/4ページ

05.「保存・再生」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03154保存・再生建築作品×03153保存・再生建築作品大田区役所本庁舎(東京都)は,1960年代に建てられた民間の事務所ビルを転用したもので,外部及び内部デザインを継承しながら,3階エントランスは各種イベントに対応できるように,設備改修が施された.石巻市庁舎(宮城県)は,百貨店を転用したもので,既存エスカレーターをそのまま活用し,売り場は執務スペースへ,映画館は議場へと改修された.大田区役所本庁舎(東京都,改修1998年)は,区が民間のテナントビルを購入し,区庁舎として転用した事例である.回廊状のショッピングモールが総合窓口・区民ロビーに,フィットネスクラブが開閉式パネルルーバーで多目的に利用できる区議会議場となっている.問題文は「目黒区総合庁舎(東京都)」の記述のため誤り.石巻市庁舎(宮城県,改修2010年)は,百貨店を転用したもので,既存○エスカレーターをそのまま活用し,売り場は執務スペースへ,映画館は議場へと改修された.また1階部分を商業施設(テナント利用)としている.28023保存・再生建築作品神奈川県立近代美術館鎌倉館(神奈川県「神奈川県立近代美術館・旧鎌倉館(坂倉準三,1951,現:鎌倉文華×鎌倉市)は,竣工時の形状を損なうことなく館鶴岡ミュージアム)」は,鶴岡八幡宮の境内にあり,第2次大戦後,地震に対する安全性を高めるため,免震レトロフィット工法を採用し,保存・改修したものである.初の本格的美術館として建設された.本館は1階がピロティと野外展示のための中庭,2階がロの字型平面の閉鎖的な人工照明による展示となっており,新館に向かう常設展示室は,2階天井まで開放され,周辺の環境を取り込むと供に,自然採光が採用されている.問題文の「免震レトロフィット工法」を採用した美術館に,「国立西洋美術館本館(ル・コルビュジェ)」がある.29021保存・再生建築作品犬島精錬所美術館(岡山県)は,20世紀初頭に閉鎖された精錬所の遺構を活用し,自然エネルギーを積極的に利用した美術館として保存・再生させたものである.犬島精錬所美術館(岡山県)は,20世紀初頭に閉鎖された精錬所において,既存の煙突やカラミ煉瓦の遺構を活用し,太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した美術館として保存・再生させたものである.○29022保存・再生建築作品03173保存・再生建築作品3331ArtsChiyoda(東京都)は,廃校になった中学校を,アートギャラリーを含む文化施設等として保存・再生させたものである.千葉市美術館(千葉県)は,昭和初期に銀行として建設された既存建築物全体を新築の建築物で覆う「鞘堂(さやどう)」という日本古来の方式により整備したものである.3331ArtsChiyoda(東京都)は,廃校になった中学校を,アートギャラ○リーを含む文化施設等として保存・再生させたものであり,「新しいアートの拠点」を目指す一方,地域住民の拠点となっている(2023年に閉館).千葉市美術館(千葉県,改修1995年)は,昭和初期に銀行として建設○された既存建築物全体を新築の建築物で覆う「鞘堂(さやどう)」という日本古来の方式により整備したものである.8本の円柱が並ぶネオ・ルネッサンス様式の建物は,新しいビルの内部に包みこまれるようにしてそのまま復元保存されており,内部はホールとして計画されている.03174保存・再生建築作品ロームシアター京都(旧京都会館)(京都府)は,昭和30年代に建設された既存建築物を保存し,意匠的な要素を再現しながら,増築と一部建て替えを行うことで,機能拡充が図られたものである.ロームシアター京都(京都府,改修2016年)は,昭和30年代に前川國○男の設計による「旧京都会館(全国に先駆けた多目的な公立文化ホール)」を保存し,意匠的な要素を再現しながら,増築と一部建て替えを行うことで,機能拡充が図られたものである.施設名称の命名権を地元企業に売却する事で,改修工事費用を捻出している.25032保存・再生建築作品29024保存・再生建築作品19254保存・再生建築作品リンゴット工場再開発(トリノ)は,巨大な自動車工場を,見本市会場,音楽ホール,ホテル,会議場等からなる複合施設にしたものである.リンゴット工場再開発計画(イタリアトリノ)は,20世紀初頭に建設された巨大な自動車工場を,現代美術館として保存・再生させたものである.リンゴット工場再開発(トリノ)は,巨大な自動車工場を,大学と研究所に転用したものである.トリノのリンゴット工場は1980年代の始めに工場としての役割を終え,コンサートホールの他に見本市会場・会議場・ホテル・オフィス・店舗・公園などを含む多機能センターへの再開発が行われた.工場建設当時は鉄筋コンクリートによるモデュール建築を試みた事例として有名で,繰り返しのエレメントによるファサードは改修時にも維持されている.トリノのリンゴット工場は1980年代の始めに工場としての役割を終え,コンサートホールの他に見本市会場・会議場・ホテル・オフィス・店舗・公園などを含む多機能センターへの再開発が行われた.工場建設当時は鉄筋コンクリートによるモデュール建築を試みた事例として有名で,繰り返しのエレメントによるファサードは改修時にも維持されている.現代美術館として保存・再生させたものではないため誤り.トリノのリンゴット工場は1980年代の始めに工場としての役割を終え,コンサートホールの他に見本市会場・会議場・ホテル・オフィス・店舗・公園などを含む多機能センターへの再開発が行われた.工場建設当時は鉄筋コンクリートによるモデュール建築を試みた事例として有名で,繰り返しのエレメントによるファサードは改修時にも維持されている.○××24032保存・再生建築作品ロンドン(イギリス)のテイト・モダンは,第二次世界大戦後の復興時に建設された火力発電所をモダンアートの美術館へ再生させたものである.ロンドンのテイト・モダンは,火力発電所を美術館として転用するという○大胆かつユニークなコンペによって選ばれたプロジェクトである.都市世紀的シンボルであったこの施設は,建築形態的にも中央にタワー(かつての煙突)の建つ左右シンメトリーなファサードを持つ.煉瓦造の巨大な量塊は,テムズ川を挟んでセントポール寺院と対を成す都市景観上のシンボリックな存在でもあった.その都市の文脈を壊さず美術館として再構築している.3/4ページ

05.「保存・再生」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19255保存・再生建築作品ロンドンのテイト・モダンは煉瓦造の証券取引所を,美術館にしたものである.ロンドンのテイト・モダンは,火力発電所を美術館として転用するという大胆かつユニークなコンペによって選ばれたプロジェクトである.都市世紀的シンボルであったこの施設は,建築形態的にも中央にタワー(かつての煙突)の建つ左右シンメトリーなファサードを持つ.煉瓦造の巨大な量塊は,テムズ川を挟んでセントポール寺院と対を成す都市景観上のシンボリックな存在でもあった.その都市の文脈を壊さず美術館として再構築している.×24033保存・再生建築作品29023保存・再生建築作品24031保存・再生建築作品01111保存・再生保存再生パリ(フランス)のオルセー美術館は,鉄道の駅舎を印象派の作品を中心とする美術館へ再生させたものである.カステルヴェッキオ美術館(イタリアヴェローナ)は,14世紀に建設された歴史的建造物である城を,美術館等として保存・再生させたものである.ヴェローナ(イタリア)のカステルヴェッキオ美術館は,歴史的建造物であった市庁舎を市立美術館へ再生させたものである.パリのオルセー美術館は,1900年にヴィクトール・ラルーによって建設○されたオルセー駅の駅舎を美術館として転用・再生した例である.再生に当たっては,「駅」という既存建築物のもつ空間の大きさと近代を形成した都市交通機関のもつ歴史的文脈を活かして転用を図ること,19世紀中期からアヴァン・ギャルド期に至るフランス芸術を時間軸に沿って展示する美術展示プログラムの実現という2つの要素が配慮された.都市基盤施設でありながら,ヴォールト屋根の構造,装飾的照明器具のデザイン,大時計等,それだけでも博物館的価値のある建物である.カステルヴェッキオ美術館(イタリア・ヴェローナ)は,14世紀に築城さ○れたゴシック様式の古城を市立美術館へ再生させたものである.カル年の改修では,既存の建築を活用し,斬新なデザインを加え,無骨な軍事施設だった建物を繊細で密度の高い建築に変貌させた.カステルヴェッキオ美術館(イタリア・ヴェローナ)は,14世紀に築城さ×れたゴシック様式の古城を市立美術館へ再生させたものである.カル年の改修では,既存の建築を活用し,斬新なデザインを加え,無骨な軍事施設だった建物を繊細で密度の高い建築に変貌させた.ハイライン(ニューヨーク)は,廃線になっハイライン(HighLine)は,ニューヨーク市において,長らく廃墟となってた貨物専用の高架線跡を再利用し,緑豊いた貨物列車の高架を,約1.6kmの空中緑道(公園)として再生したもかな展望公園へと再生させたものである.のである.○27171保存・再生建築作品04114保存・再生保存再生27172保存・再生建築作品ハイライン(ニューヨーク市)は,1980年に廃道となった高速道路を,路面上は緑道,高架下は大規模なショッピングモールへ再生させたものである.ハイライン(HighLine)は,ニューヨーク市において,長らく廃墟となっていた貨物列車の高架を,約1.6kmの空中緑道(公園)として再生したものである.ハイライン(NewYork,アメリカ)は,建築ハイライン(HighLine)は,ニューヨーク市において,長らく廃墟となって物の高密化と老朽化に伴いスラム化したいた貨物列車の高架(1934年に建設,1980年に廃線)を,約1.6kmの市街地において,建築物を減築し,病院を空中緑道(公園)として再生したものである.一度は取り壊しが決まっ図書館へ改築するなどの文化施設の整たものの,市民運動によって保存・再利用される事となり,一般公募で備により都市再生が行われた.アイデアコンペが行われるなど,コミュニティ参加型の設計過程で実施された事例となっている.問題文のような都市再生は行われていないため誤り.ジェミニ・レジデンス(コペンハーゲン市)は,港湾施設として使用されていたサイロを改修し,集合住宅へ再生させたものである.ジェミニ・レジデンスは,オランダの建築家集団であるMVRDVの設計に○より,港湾施設として使用されていた穀物用サイロを集合住宅へ再生させたものである.構造上の制限から2つのサイロを繋げ,外周部に住居を設置することで眺望を確保し,元のサイロ内部をロビーと階段の吹き抜け空間としている.××4/4ページ


1234No.06都市計画56789101112131415

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24091都市計画近隣住区近隣住区は,一般に,小学校が一校成立する程度の人口を単位としたものである.「近隣住区」とは,1920年代にC.A.ペリーが提唱した都市計画単位をい○う.住宅地において,居住者の日常生活上の社会的・物理的な要求を充足させるために設けられる単位で,学校,日用品店舗,近隣公園,診療所などのコミュニティー施設を備え,日本では小学校の校区を標準とし,それを中心に8,000人~10,000人(2,000~2,500戸)の居住者で形成されるものをひとつの単位としている.04104都市計画都市公園街区公園は,もっぱら街区に居住する者の利用に供することを目的とし,誘致距離250mの範囲内で1か所当たり面積0.25haを標準としている.「住区基幹公園」は,市民の日常的な生活環境保全を目的とする公園○の総称であり,街区公園(児童公園),近隣公園,地区公園の3種類がある.誘致距離は,それぞれ250m,500m,1,000mを標準とし,この公園系統に基づいて公園の配置計画を検討するケースが多い.「街区公園」とは,従来,児童公園と呼ばれていたもので,誘致距離250m,面積0.25haを標準とし,児童のみならず一般の住民にも広く利用できるようにした公園をいう.(この問題は,コード「23091」の類似問題です.)04103都市計画都市公園23092都市計画都市公園地区公園は,主として徒歩圏内に居住する者の利用に供することを目的とし,誘致距離1kmの範囲内で1か所当たり面積4haを標準としている.近隣公園は,主として近隣住区計画における2~3住区の居住者が利用することを目的とした公園であり,誘致距離1km,面積を4haを標準としている.「住区基幹公園」は,市民の日常的な生活環境保全を目的とする公園○の総称であり,児童公園(街区公園),近隣公園,地区公園の3種類がある.誘致距離は,それぞれ250m,500m,1,000mを標準とし,この公園系統に基づいて公園の配置計画を検討するケースが多い.「地区公園」は,誘致距離1,000m,面積4haを標準とし,主として徒歩圏内に居住する者の利用を目的とした公園をいう.「近隣公園」は,都市公園法による基幹公園の一つであり,近隣住区内の住民を対象とし,休養,散策,観賞等の用に供する静的な空間と,運動用の動的な空間を持ち,同時に幼児や児童のための公園としての性格を備えている.「都市公園法」においては,「近隣公園」は誘致距離500m,面積は既成市街地の場合は2ha,新規開発地区の場合は8haと定められている.問題文は「地区公園」の記述のため誤り.×23093都市計画都市公園04102都市計画都市公園23094都市計画都市公園総合公園は,都市住民全般を対象とし,休息,鑑賞,散歩,遊戯,運動等に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積10~50haを標準としている.広域公園は,都市住民全般の休息,観賞,散歩,遊戯,運動等総合的な利用に供することを目的とし,都市規模に応じ1か所当たり面積10~40haを標準としている.運動公園は,都市住民全般を対象とし,主として運動に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積15~75haを標準としている.「都市基幹公園」には,「総合公園」と「運動公園」の2種類があり,「総合公園」は,都市住民全般を対象とし,休息,鑑賞,散歩,遊戯,運動等に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積10~50haを標準とする.「広域公園」は,主として広域のレクリエ-ション需要を充足することを目的とする公園で,地方生活圏等の広域的なブロック単位ごとに1か所当たり面積「50ha以上」を標準としている.問題文は「総合公園」の記述であり,都市住民全般を対象とし,休息,鑑賞,散歩,遊戯,運動等に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積10~50haを標準とする.よって誤り.「都市基幹公園」には,「総合公園」と「運動公園」の2種類があり,「運動公園」は,都市住民全般を対象とし,主として運動に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積15~75haを標準とする.○×○04101都市計画都市公園防災公園は,地震災害時に復旧・復興拠防災公園は,地震災害時に復旧・復興拠点や生活物資等の中継基地○点や生活物資等の中継基地等となる防災等となる防災拠点,避難者を収容し保護する避難地等の機能を有する拠点,避難者を収容し保護する避難地等の機能を有するもので,地域防災計画等に位置づけられている.もので,地域防災計画等に位置づけられている.地震に起因する市街地火災等の二次災害時に対する都市防災化の推進については防災公園や身近な防災活動拠点として機能する都市公園の整備だけでなく,都市の不燃化,建築物の耐震化・耐震性の強化,ライフラインの耐震化,防災拠点の整備など総合的に推進する必要があり,防災公園等の整備はその一環となっている.23051都市計画用語ボンエルフは,自動車の速度を低く抑え,「ボンエルフ」とは,歩車融合型共存道路のことをいい,オランダ語で○厳密な歩車分離をせずに歩行者と自動車車の速度を低下させるために通行部分が共存できるようにした街路空間である.の蛇行やハンプを設置する.歩行者はどこを歩いてもよく,子供の遊戯も許され,自動車は歩行速度程度で走行するなど,道路構造と交通法規面に対し画期的な考え方を導入したものである.06132都市計画用語ボンエルフ方式は,住宅地内の道路の計画において,シケインを用いて車の通行部分を蛇行させるなど,スピードを落とさせることにより,歩車共存を図ることを目的としたものである.「ボンエルフ」とは,歩車融合型共存道路のことをいい,オランダ語で「生活の庭」という意味がある.車の速度を低下させるために通行部分の蛇行(シケイン)やハンプを設置する.歩行者はどこを歩いてもよく,子供の遊戯も許され,自動車は歩行速度程度で走行するなど,道路構造と交通法規面に対し画期的な考え方を導入したものである.○02134都市計画用語住宅団地内の道路の改修において,歩車共存を目的として,車の通行部分を蛇行させスピードを落とさせるラドバーン方式を採用した.「ラドバーン方式」は,住宅地における人と車を平面的に分離(歩車分離)することを目的とした設計技法をいう.よって誤り.×1/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22113都市計画用語住宅地まわり等の道路において設けられるハンプは,車の速度を歩行者と同程度までに落とすことを目的としている.自動車の交通量や速度を抑制するすることによって歩行者などの安全○性の向上を図り,併せて快適な空間をつくるための工夫が行われた道路を「歩車共存型道路」といい,その工夫の一つとしてハンプがある.「ハンプ」とは,車の速度を強制的に歩行者と同じ程度に落とすことを目的とした車路に設ける障害物のことをいい,住宅地やショッピングセンターなど歩行者の多い場所に設けられる.このほか,車路をジグザグに蛇行させて,左右のハンドル操作を強いることで車の速度を低下させる「シケイン」や「ボンエルフ」などがある.27134都市計画用語住宅地等の道路において設けられるハンプは,自動車の速度を抑制し,歩行者等の安全を確保する手法である.自動車の交通量や速度を抑制するすることによって歩行者などの安全性の向上を図り,併せて快適な空間をつくるための工夫が行われた道路を「歩車共存型道路」といい,その工夫の一つとしてハンプがある.「ハンプ」とは,車の速度を強制的に歩行者と同じ程度に落とすことを目的とした車路に設ける障害物のことをいい,住宅地やショッピングセンターなど歩行者の多い場所に設けられる.このほか,車路をジグザグに蛇行させて,左右のハンドル操作を強いることで車の速度を低下させる「シケイン」や「ボンエルフ」などがある.○24092都市計画用語ラドバーン方式は,住宅地計画における人と車を分離する設計手法である.「ラドバーン方式」とは住宅地における人と車の分離(歩車分離)を目的とした設計技法をいう.アメリカのニュージャージー州ラドバーン地区において,H.ライト,C.スタインによって開発された.○01053都市計画用語住宅地の計画において,ラドバーン方式「ラドバーン方式」とは住宅地における人と車の分離(歩車分離)を目は,心理的効果を考慮した設計によって,的とした設計手法であり,犯罪抑止効果を高める意図はない.犯罪抑止効果を高める手法である.21121都市計画用語住宅地において,歩車分離を図るため,「クルドサック」とは,一端が行止りの街路において,その端部で車の歩行者専用道路とは別に自動車用のクル方向転換を可能としたものである.住宅地において,歩車分離を図るドサックを設けた.ため,歩行者専用道路とは別に自動車用のクルドサックを設けることは有効である.×○24093都市計画用語クルドサックは,車の折り返し場所を終端部にもつ袋小路である.「クルドサック」とは,一端が行き止まりとした袋路であり,自動車の方○向転換を可能とした小街路をいう.住宅地設計において,人と車を分離するために多く用いられる.住宅街区を囲む道路から各戸にクルドサックを引き出し,歩行者は住戸反対側から出入りする形式が多い.ただし,消防自動車などの回転や,初めて訪れた車に対するわかりにくさなどの難点がある.アメリカのニューヨーク郊外のラドバーンやフォトワースにその典型的な形を見ることができる.一般に歩者分離をすることで,通過交通の影響が少なく,住宅群のまとまりを構成しやすい.24104都市計画用語パークアンドライドシステムは,一般に,郊都心の外周部や都市周辺部の鉄道駅等に駐車場を設置して,そこか外の鉄道駅等に設置された駐車場を利用ら都心部まで公共交通を利用することをパークアンドライドという.中心○し,都心部まで公共交通機関を利用することによって,中心市街地へ流入する車の交通量を抑制する仕組みである.市街地への自家用車の流入を減らす手法であり,パークアンドライドシステムの設計には,駐車場の規模や場所の選定,駐車場と駅との歩行空間の設計及び駐車場の設計,料金システムや収受システム等の運用方法を含み,ハードとソフトの両面から検討することが必要である.01104都市計画用語パークアンドライドシステムは,中心市街地をバリアフリー化して車椅子や電動スクーター等を貸し出し,歩行困難者の外出の機会の拡大だけでなく,市街地の活性化を促す仕組みの一つである.都心の外周部や都市周辺部の鉄道駅等に駐車場を設置して,そこか×ら都心部まで公共交通を利用することをパークアンドライドという.中心市街地への自家用車の流入を減らす手法であり,パークアンドライドシステムの設計には,駐車場の規模や場所の選定,駐車場と駅との歩行空間の設計及び駐車場の設計,料金システムや収受システム等の運用方法を含み,ハードとソフトの両面から検討することが必要である.問題文は「タウンモビリティ」の記述のため誤り.02102都市計画用語キスアンドライドは,出発地から公共交通機関の乗降所(駅やバス停等)まで家族等が自動車で送迎する交通形態のことである.「キスアンドライド」は,出発地から公共交通機関の乗降所(駅やバス停等)まで家族等が自動車で送迎する交通形態であり,「降車エリア」の計画が必要となる.一方,「パークアンドライド」は,出発地からは自動車を運転して,都市周辺部の駅に駐車し,そこから都心部まで公共交通機関を利用する交通形態の事であり,一定規模の駐車スペースの計画が必要となる.○2/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02104都市計画用語フリンジパーキングは,都市中心部の周辺に駐車場を整備し,そこから公共交通機関等により都市中心部までアクセスするシステムであり,都市中心部への車の流入の抑制等を目的とするものである.フリンジパーキングは,都心部周辺(フリンジ部)に駐車場を整備し,都○心内への車の流入の抑制を目的としたまちづくりの手法である.オーストリアの首都ウィーンでは,1970年代より,都心部の主要な動線を歩行者専用空間とし,都心環状道路周辺に大規模な駐車場を計画的に配置している.(この問題は,コード「26103」の類似問題です.)05101都市計画用語MaaS(MobilityasaService)とは,自動車利用者の交通行動の変更を促すことにより,都市や地域レベルの道路交通の混雑を緩和するための手法のことである.MaaS(マース:MobilityasaService)とは,地域住民や旅行者の移動×ニーズに対応して,複数の公共交通や,それ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスであり,観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により,移動の利便性向上や地域の課題解決にも繋がる重要な手法として期待されている.よって誤り.02103都市計画用語BRTは,バス専用道路などを活用して高BRT(BusRapidTransit)は,バス専用道路,バスレーン等などを活用い定時性を確保し,連節車両を用いることして高い定時性を確保し,連節車両や,PTPS(公共車両優先システや停車時間短縮の工夫を取り入れること等により,高い輸送能力を確保するバスム),停車時間短縮の工夫を取り入れること等により,高い輸送能力を確保するバス交通システムである.交通システムである.05104都市計画用語LRT(LightRailTransit)とは,低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性,定時性,速達性,快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムのことである.26104都市計画用語LRTは,低床式車両の活用や軌道等の改良による乗降の容易性,定時制,速達性,快適性等の面で,優れた特徴を有する軌道系交通システムである.LRT(LightRailTransit)は,都市内の交通渋滞の緩和や環境問題の解消を図り,低床式車両の活用や軌道等の改良による乗降の容易性,定時制,速達性,快適性等の面で,優れた特徴を有する軌道系交通システムである.尚,LRTやバスなどの公共交通ネットワークと複合的な土地利用を戦略的に融合した都市づくりをTOD(Transit-OrientedDevelopment)公共交通優先型開発といい,駅を中心とする歩行圏内に職住近接型のコンパクトなコミュニティづくりを推進するものである.(この問題は,コード「24103」の類似問題です.)LRT(LightRailTransit)は,都市内の交通渋滞の緩和や環境問題の解消を図り,低床式車両の活用や軌道等の改良による乗降の容易性,定時制,速達性,快適性等の面で,優れた特徴を有する軌道系交通システムである.05102都市計画用語TOD(TransitOrientedDevelopment)とは,公共交通機関の利用を前提として,「TOD(Transit-OrientedDevelopment)公共交通優先型開発」は,LRT○(LightRailTransit)やバスなどの公共交通ネットワークと複合的な土過度に自動車へ依存しない持続可能な都地利用を戦略的に融合した街づくりであり,駅を中心とする歩行圏内市を実現する手法のことである.に職住近接型のコンパクトなコミュニティづくりを推進し,過度に自動車へ依存しない持続可能な都市を実現する方法の一つである.(この問題は,コード「30112」の類似問題です.)25112都市計画用語TOD(TransitOrientedDevelopment)は,明確な歩車分離に基づき,自動車交通の効率化を最大限に活かす計画手法である.05103都市計画用語ITS(IntelligentTransportSystems)とは,最先端の情報通信技術を用いて,交通事故,渋滞などの道路交通の問題解決を目的に構築する交通システムのことである.24102都市計画用語タウンモビリティシステムは,中心市街地をバリアフリー化して車いすや電動スクーター等を貸し出し,歩行困難者の外出機会の拡大だけでなく,市街地の活性化を促す仕組みの一つである.「TOD(Transit-OrientedDevelopment)公共交通優先型開発」は,LRT(LightRailTransit)やバスなどの公共交通ネットワークと複合的な土地利用を戦略的に融合した街づくりであり,駅を中心とする歩行圏内に職住近接型のコンパクトなコミュニティづくりを推進する計画手法である.日本の私鉄沿線の宅地開発や,郊外ニュータウン開発とアクセス鉄道の整備の多くが,この手法を取り入れている.問題文は,「ラドバーン方式」に関する記述である.ITS(IntelligentTransportSystems=高度道路交通システム)は,最先○端のエレクトロニクス技術を用いて人と道路と車両とを一体のシステムとして構築することにより,ナビゲーションシステムの高度化,有料道路等の自動料金支払いシステムの確立,安全運転の支援,公共交通機関の利便性向上,物流事業の高度化等を図るもので,安全・快適で効率的な移動に必要な情報を迅速,正確かつわかりやすく利用者に提供することなどにより道路交通の安全,輸送効率,快適性の飛躍的向上,環境保全を図るものである.よって正しい.タウンモビリティシステムは,中心市街地をバリアフリー化して車いす○や電動スクーター等を貸し出し,歩行困難者の外出機会の拡大だけでなく,市街地の活性化を促す仕組みの一つである.○○○×28113都市計画用語トランジットモールは,歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり,一般の自動車の進入を排除して,路面電車やバス等の公共交通機関に限って走行を認めたものである.トランジットモールは,歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり,一般の自動車の進入を排除して,路面電車やバス等の公共交通機関に限って走行を認めたものである.21094都市計画用語トランジットモールは,ショッピングモールの形態の一つであり,商店街から一般の自動車及び公共交通機関を排除した歩行者専用の空間である.トランジットモールとは,自動車の進入を制限し,路面電車やバスなどの公共交通機関が通行できる歩行者優先の街路である.○×3/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24101都市計画用語都心地区の商業活動を活性化させることを目的とした歩行者モールは,人と車の交通形態により「オープンモール」,「セミ「歩行者モール」は,歩行者空間を改良し,都心地区の商業活動を活性化させることを目的としており,人と車の交通形態によって,「フルモール(歩行者専用)」,「セミモール(歩行者専用と抑制された自動車×クローズドモール」,「クローズドモール」に通行路)」,「トランジットモール(自動車を排除し,歩行者モール内にト分類される.ラムやバス等を走行)」に分類される.尚,「オープン/セミクローズド/クローズドモール」は,屋根の有無によって分類される.02101都市計画用語セミモールは,都市部や商業地などで歩行者空間を充実させたモールにおいて,一般車両の乗り入れを禁止し,路面電車やバスを通行させるものである.07012都市計画用語ウォーカブルシティは,歩いて暮らせる都市づくりを目指すものであり,「まちなかウォーカブル推進事業(国土交通省)」などにより,居心地が良く歩きたくなる空間づくりが推進されている.「歩行者モール」は,歩行者空間を改良し,都心地区の商業活動を活×性化させることを目的としており,人と車の交通形態によって,「フルモール(歩行者専用)」,「セミモール(歩行者専用と抑制された自動車通行路)」,「トランジットモール(自動車を排除し,歩行者モール内にトラムやバス等を走行)」に分類される.問題文は「トランジットモール」の記述のため誤り.ウォーカブルシティは,従来の自動車中心の都市から,歩行者や公共○交通機関を優先した「人中心」の都市へと転換を図るもので,歩いて暮らせる都市づくりを目指すものであり,「まちなかウォーカブル推進事業(国土交通省)」などにより,居心地が良く歩きたくなる空間づくりが推進されている.21091都市計画用語エリアマネジメントは,地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための,住民・事業主・地権者等による主体的な取組みのことである.「エリアマネジメント」は,住宅地においては,建築協定を活用した良好な街並み景観の形成・維持や,広場や集会所等を共有する良好なコミュニティづくり等,商業地においては,市街地開発と連動し,景観の誘導,地域美化やイベントの開催等の地域プロモーションの展開等の取組みがある.○28114都市計画用語エリアマネジメントは,行政主導により地「エリアマネジメント」は,地域住民が主体となり,住宅地においては,域における良好な環境や地域の価値を維建築協定を活用した良好な街並み景観の形成・維持や,広場や集会持・向上させるための取組みのことである.所等を共有する良好なコミュニティづくり等,商業地においては,市街地開発と連動し,景観の誘導,地域美化やイベントの開催等の地域プロモーションの展開等の取組みがある.25113都市計画用語コンパクトシティは,市街地の無秩序な拡大を抑制しながら,都市地域の環境整備に重点を置き,環境的・経済的持続性を高める都市モデルである.「コンパクトシティ」は,市街地の無秩序な拡大を抑制しながら,都市地○域の環境整備に重点を置き,環境・経済的持続性を高める都市モデルである.「ニューアーバニズム」や「アーバンビレッジ」とも呼ばれ,米国諸国では1990年代から研究が行われている.無計画な郊外の開発,非効率なインフラ整備や,中心市街地の空洞化等の諸問題に直面した日本において,近年,議論されている.(この問題は,コード「21092」の類似問題です.)26101都市計画用語ニューアーバニズムは,住民参加を原則とした計画手法であり,アメリカをはじめと「ニューアーバニズム(アメリカ)」は,市街地の無秩序な拡大を抑制しながら,都市地域の環境整備に重点を置き,環境・経済的持続性を高する諸外国や日本の住宅地開発で採用さめる都市モデルである.「コンパクトシティ(EU)」や「アーバンビレッジれている.(イギリス)」とも呼ばれ,過度の自動車依存から脱却を図り,開発,再開発や再生などの事業を通して,職住近接型まちづくりを目指した都市再生理論である.25111都市計画用語CPTED(CrimePreventionThroughEnvironmentalDesign)は,心理学的効果を考えた設計によって,犯罪抑止効果を高める計画手法である.CPTED(CrimePreventionThroughEnvironmentalDesign)は,防犯環○境設計とも訳され,心理学的効果を考えた設計によって,犯罪防止効果を高める計画手法である.被害対象の強化,自然監視性の確保,接近の制御,領域性の強化等の要点がある.(この問題は,コード「21093」の類似問題です.)××04073都市計画用語CPTED(防犯環境設計)とは,「周囲からCPTED(CrimePreventionThroughEnvironmentalDesign)は,防犯環の見通しを確保すること」,「コミュニティ形境設計とも訳され,「周囲からの見通しを確保すること」,「コミュニティ成を促進すること」,「犯罪企図者の接近形成を促進すること」,「犯罪企図者の接近を妨げること」,「部材や設を妨げること」,「部材や設備等を破壊され備等を破壊されにくいものとすること」という手法による犯罪予防策でにくいものとすること」という手法による犯ある.罪予防策である.○04071都市計画用語割れ窓理論とは,建築物の窓が割られた割れ窓理論とは,建築物の窓が割られたまま放置されると,建築物を○まま放置されると,建築物を管理する人が管理する人がいないと判断され,最終的にはその建築物の全ての窓いないと判断され,最終的にはその建築物の全ての窓が割られてしまうという比喩によって,犯罪発生のメカニズムを説明したものである.が割られてしまうという比喩によって,犯罪発生のメカニズムを説明したものである.軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで,凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論として,アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士により提唱された.01054都市計画用語ゲーテッド・コミュニティは,住宅地をフェンスや壁等で囲い,出入口にゲートを設けて,住民以外の人や車両の出入りを制限した居住地区である.ゲーテッド・コミュニティは,住宅地をフェンスや壁等で囲い,出入口にゲートを設けて,住民以外の人や車両の出入りを制限した居住地区である.01101都市計画用語インナーシティ問題は,都市の中心とそのインナーシティ問題は,都市の中心とその周辺の市街地における人口周辺の市街地における人口の減少と産業の減少と産業の衰退,地域の荒廃等のことである.の衰退,地域の荒廃等のことである.○○4/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01102都市計画用語ブラウンフィールドは,土壌汚染の存在,あるいはその懸念から,本来,その土地ブラウンフィールドは,土壌汚染の存在,あるいはその懸念から,本来,その土地が有する潜在的な価値よりも著しく低い利用あるいは未○が有する潜在的な価値よりも著しく低い利利用となった土地をいう.用あるいは未利用となった土地をいう.07011都市計画用語循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現のため,建設リサイクルの高度化,良好なストック形成,インフラの長寿命化のほか,空き家活用,地域交通,二拠点居循環経済(サーキュラーエコノミー)とは,従来の大量生産・大量消費・大量廃棄型の「リニア(直線)エコノミー」に代わる経済システムとして,製品やサービスの生産から廃棄までの工程において,資源の無駄を最小限に抑え,資源を可能な限り長く利用し続けることを目指すもので○住等による循環資源に資する地域生活圏ある.建設リサイクルの高度化,良好なストック形成,インフラの長寿の形成などが目指されている.命化のほか,空き家活用,地域交通,二拠点居住等による循環資源に資する地域生活圏の形成などが目指されている.01103都市計画用語二地域居住は,都市住民が農山漁村等の地域にも同時に生活拠点をもつこと等をいう.二地域居住は,都市住民が農山漁村等の地域にも同時に生活拠点をもつこと等をいう.○27112都市計画用語タウンマネジメントは,市民,行政,商店街等の地域を構成する様々な主体が参加し,広範な問題を内包するまちの運営を横断的・総合的に調整・プロデュースする,市街地の活性化と維持に関する取組みである.タウンマネジメント(エリアマネジメント)は,市民,行政,商店街等の地○域を構成する様々な主体が参加し,広範な問題を内包するまちの運営を横断的・総合的に調整・プロデュースする,市街地の活性化と維持に関する取組みである.28111都市計画用語レジリエンスは,一般に,自然災害等により,社会基盤やそれが支える社会及び経レジリエンス(回復力・強靭化)は,一般に,自然災害等により,社会基盤やそれが支える社会及び経済が一時的に大きなダメージを受けて済が一時的に大きなダメージを受けても,も,速やかに復活できること等を意味する.速やかに復活できること等を意味する.○28112都市計画用語ダウンゾーニングは,都市計画で定められた容積率の引下げや建築することができる用途を住宅等に限定する等,規制を現行に比べて厳しいものに変更することである.ダウンゾーニングは,都市計画で定められた容積率の引下げや建築することができる用途を住宅等に限定する等,規制を現行に比べて厳しいものに変更し,無秩序な開発を制限するものである.○01014都市計画用語スマートシティは,広義では,都市が抱える諸課題に対して,情報通信技術等を活用しつつ,マネジメント(計画,整備,管理・運営等)が行われ,全体の最適化が図られる持続可能な都市又は地区をいう.27111都市計画用語スマートグリッドは,インターネット等の通信回線を活用し,複数の建築物のエネルギー設備を一元的に管理・制御することによって地区単位で行われる,エネルギーの集中管理システムである.スマートシティは,広義では,都市が抱える諸課題に対して,情報通信技術等を活用しつつ,マネジメント(計画,整備,管理・運営等)が行われ,全体の最適化が図られる持続可能な都市又は地区をいう.スマートグリッドは,電力と情報通信のインフラを融合させた次世代のエネルギー供給システムで,消費電力と発電量のバランスを双方向に管理するシステムであり,再生可能エネルギーの活用を推進するものである.尚,複数の建築物のエネルギー設備を一元的に管理・制御するシステムとして,CEMS(Cluster/CommunityEnergyManagementSystem)や,AEMS(AreaEnergyManagementSystem)がある.○×25114都市計画用語ストリートファニチャーは,街路や広場等の屋外空間で使用されるベンチ・柵・水飲み場等の工作物等の総称である.ストリートファニチャーは,街路や広場等の屋外空間で使用されるベンチ・柵・水飲み場等の工作物等の総称であり,「座る,日陰をつくる,ディスプレイする,照らす」等,固有の機能と同時に,それらが単体又は連携して,都市における行為や活動を提供する役割を担う.○24094都市計画用語ブキャナンレポートは,日本をはじめとする諸外国にも取り入れられた住宅供給政策に関する報告書である.ブキャナンレポートは,イギリスのコーリン・ブキャナン(ColinBuchanan)が1963年にまとめた「都市の自動車交通(Trafficintowns)」を指す.自動車と都市の関係,地区交通計画についての古典的な著書である.×03104都市計画用語サウンディング型市場調査とは,地方公共団体等の事業完了後に,住民との意見交換等を通し,事業に対しての様々な意見や改善点を把握する調査のことである.サウンディング型市場調査とは,地方公共団体等の事業の発案・検討段階において,事業内容に関する民間事業者の意見・提案等を把握し,実現化にむけた情報収集を目的とした調査の事である.問題文は「事業完了後に,住民との意見交換」とあるため誤り.30113都市計画用語GIS(GeographicInformationSystem)は,GIS(GeographicInformationSystem)は,位置に関する情報をもつ位置に関する情報をもつデータ(空間デーデータ(空間データ)を総合的に管理・加工したうえで,視覚的に表示タ)を総合的に管理・加工したうえで,視覚し,分析や判断を可能にする技術である.的に表示し,分析や判断を可能にする技術である.×○03103都市計画用語TMOとは,商業・業務機能が集積した地区において,「中心市街地活性化基本計画」等をもとに活性化事業等を推進する民間主体の組織のことである.TMO(TownManagementOrganization)とは,商業・業務機能が集積した地区において,「中心市街地活性化基本計画」等をもとに活性化事業等を推進する民間主体の組織のことである.また地域のコミュニティ全体の活性化を目標とする場合は,町内会やNPOも含めた地域の自治的組織として設立されるケースもある.○5/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30114都市計画用語BID(BusinessImprovementDistrict)は,一般に,地区内の不動産所有者や事業者等から徴収される負担金により,その地区のオープンスペース等の維持管理,治安の改善,マーケティング等を行うものである.「BID(BusinessImprovementDistrict)」は,日本の「TMO(TownmanagementOrganaization)」のモデルになったアメリカの制度で,一般に,地区内の不動産所有者や事業者等から徴収される負担金により,その地区のオープンスペース等の維持管理,治安の改善,マーケティング等を行うものである.尚,「TMO」では,商業・業務機能が集積した地域において,民間主体の組織として商工会議所が母体となるケースが多いが,地域のコミュニティ全体の活性化を目標とする場合は,町内会やNPOも含めた地域の自治的組織として設立されるケースもある.○30111都市計画用語CBD(CentralBusinessDistrict)は,一般に,人口密度が4,000人/km2以上の国勢調査基本単位区等が互いに隣接し,それ人以上となる地域である.「CBD(CentralBusinessDistrict)中心業務地区」は,都市の中心部でオフィスが集中している地区である.問題文は「DID(DenselyInhabitedDistrict):人口集中地区」の記述である.×22094都市計画制度「総合設計制度」とは,敷地が一定規模以建築物が密集する市街地において,公共的な○上で,敷地内に公開空地を有し,総合的な配慮がなされた良好な建築計画について,容積率及び形態の制限を緩和し,市空間を補充する目的で1970年に創設された制度であり,敷地が一定規模以上で,敷地内に公開空地を有し,総合的な配慮がなされた良好な建築計画について,容積率及び形態の制限を緩和し,市街地環境街地環境の整備改善を促進する制度であの整備改善を促進する制度である(建築基準法59条の2).る.07111都市計画制度建築基準法に基づく,いわゆる「総合設計制度」は,一定規模以上の敷地において,一定割合以上の空地を確保する建築計画に対して,その内容を総合的な配慮のもと,市街地環境の向上に資すると思われる場合は,特定行政庁の許可により,容積率等を緩和する制度である.「総合設計制度」とは,建築物が密集する市街地において,公共的な○空間を補充する目的で1970年に創設された制度であり,敷地が一定規模以上で,敷地内に公開空地を有し,総合的な配慮がなされた良好な建築計画について,容積率及び形態の制限を緩和し,市街地環境の整備改善を促進する制度である(建築基準法59条の2).23053都市計画制度公開空地は,一般に開放され,日常自由に利用できる敷地内の広場のことであり,歩道状の空地やアトリウム空間を含まない.「公開空地」とは,建築基準法の総合設計制度(法59条の2)に基づき,建築の対象敷地内に設けられた一般公衆が自由に通行できる空地を指し,公開空地の有効面積に応じ,容積率の割り増し等の緩和が受けられる.公開空地の形状は,広場状,歩道状のほか,建物を貫通する通路,アトリウム空間なども含まれる.27061都市計画制度建築基準法の総合設計制度に基づいて設置される公開空地には,敷地を貫通して道路,公園等を相互に有効に連絡するもので,特定行政庁が定める所定の幅以上の歩道状のものも含まれることがある.「公開空地」とは,建築基準法の総合設計制度(法59条の2)に基づき,開発計画の対象敷地内に設けられた一般公衆が自由に通行できる空地を指し,公開空地の有効面積に応じ,容積率の割り増し等の緩和が受けられる.公開空地の形状は,広場状,歩道状のほか,建物を貫通する通路,アトリウム空間なども含まれる.×○26114都市計画制度総合設計制度は,敷地規模が大きく,敷地内に広場等の公開空地を有し,建築物の形態も良好な建築計画について,都市「総合設計制度」とは,建築物が密集する市街地において,公共的な年に創設された制度であり,敷地が一定規模以上で,敷地内に公開空地を有し,総合的な配慮がなされた良好×計画法に基づき,容積率及び形態の制限な建築計画について,容積率及び形態の制限を緩和し,市街地環境を緩和し,市街地環境の整備改善を促進する制度である.の整備改善を促進する制度である(建築基準法59条の2).問題文には「都市計画法に基づき」とあるため誤り.26112都市計画制度高度地区は,都市計画法に基づく地域地区の一つであり,用途地域内において市街地の環境を維持し,又は土地利用の増進を図るため,建築物の高さの最高限度又は最低限度を定める地区である.05111都市計画制度「高度利用地区」は,市街地の合理的かつ健全な高度利用を図るため,都市計画に建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めることができる地区として都市計画法に規定されている.07113都市計画制度都市計画法に基づく「高度利用地区」は,地区の課題や特徴を踏まえ,住民と市町村とが連携しながら,地区の目指すべき将来像を設定し,その実現に向けてまちづくりを進めていく地区である.高度地区は,都市計画法に基づく地域地区の一つであり,用途地域内○において市街地の環境を維持し,又は土地利用の増進を図るため,建築物の高さの最高限度又は最低限度を定める地区である.「高度利用地区」は,用途地域内の市街地における土地の合理的かつ×健全な高度利用と都市機能の更新とを図るため,建築物の容積率の最高限度及び最低限度,建築物の建蔽率の最高限度,建築物の建築面積の最低限度並びに壁面の位置の制限を定めることができる地区である(都計法8条3項).問題文は「高度地区」に関する記述のため誤り.(この問題は,コード「22091」の類似問題です.)「高度利用地区」は,用途地域内の市街地における土地の合理的かつ×健全な高度利用と都市機能の更新とを図るため,建築物の容積率の最高限度及び最低限度,建築物の建蔽率の最高限度,建築物の建築面積の最低限度並びに壁面の位置の制限を定めることができる地区である(都計法8条3項).問題文は「地区計画」に関する記述のため誤り.06111都市計画制度区域区分(線引き)は,都市計画区域について,無秩序な市街化を防止し,計画的な市街化を図るため必要があるときに定める,市街化区域と市街化調整区域との区分のことである.区域区分(線引き)は,都市計画区域について,無秩序な市街化を防止し,計画的な市街化を図るため必要があるときに定める,市街化区域と市街化調整区域との区分のことである.○6/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05112都市計画制度「市街化調整区域」は,無秩序な市街化防止と計画的な市街化を図るために定められる,市街化を抑制すべき区域として都市計画法に規定されている.「市街化調整区域」は,無秩序な市街化防止と計画的な市街化を図るために定められる,市街化を抑制すべき区域である(都計法7条).○05113都市計画制度市街化区域内にある市街化区域内にある農地等において,公害又は○農地等において,公害又は災害防止,農災害防止,農林漁業と調和した都市環境の保全等の良好な生活環境林漁業と調和した都市環境の保全等の良の確保に効用があり,かつ,公共施設等の敷地の用に供する土地とし好な生活環境の確保に効用があり,かて適していると指定された地区である(都計法8条).つ,公共施設等の敷地の用に供する土地として適していると指定された地区として都市計画法に規定されている.06114都市計画制度風致地区は,「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)」に基づき,都市の風致を維持するために定められた地区である.06113都市計画制度連担建築物設計制度は,複数敷地により構成される一団の土地の区域内において,既存建築物の存在を前提とした合理的な設計をする場合には,複数建築物が同一敷地内にあるものとみなして,建築規制を適用する制度である.風致地区は,「都市計画法」に基づき,都市の風致(水や緑などの自×然的な要素に富んだ土地における良好な景観)を維持するために定められた地区である.問題文は「歴史まちづくり法」に基づくとあるため誤り.「連担建築物設計制度」とは,狭小な敷地が多い市街地において,各○敷地ごとの規制のみでは土地の有効利用が困難であるため,複数敷地において合理的な建築行為を可能とすることで,設計の自由度,土年に創設された制度であり,既存建築物の存在を前提とした合理的な設計により,容積率や日影規制等の特例対象規定を,同一敷地内にあるものとみなして,適用することができる制度である(建築基準法86条2項).(この問題は,「22093」の類似問題です.)29111都市計画制度建築基準法に基づく,いわゆる「連担建築狭小な敷地が多い市街地において,各×物設計制度」は,都市機能の更新や,優敷地ごとの規制のみでは土地の有効利用が困難であるため,複数敷れた都市空間の形成・保全を図ることを目地において合理的な建築行為を可能とすることで,設計の自由度,土的に,都市計画法と建築基準法による制地の有効利用と市街地の環境の維持・向上を目的として1998年に創限の一部を適用せず,街区単位に都市計設された制度であり,既存建築物の存在を前提とした合理的な設計に画を定め,建築物等を個々に認定する制度である.より,容積率や日影規制等の特例対象規定を,同一敷地内にあるものとみなして,適用することができる制度である(建築基準法86条2項).問題文は「特定街区(建築基準法60条)」の記述のため誤り.26111都市計画制度都市再生特別措置法による都市再生特別地区は,都市の再生に貢献し,土地の合理的かつ健全な高度利用を図る特別の用途,容積,高さ,配列等の建築物の建築を誘導する必要があると認められる区域について,都市計画に定めることが都市再生特別措置法による都市再生特別地区は,従来の制度における評価項目に限定せず,都市の再生に貢献し,土地の合理的かつ健全な高度利用を図る特別の用途,容積,高さ,配列等の建築物の建築を誘導する必要があると認められる区域について,都市計画に定めることができるものであり,建築物等の誘導すべき用途,建築物の容積率の最高限度及び最低限度,建築物の建蔽率の最高限度等を定める○できるものであり,建築物等の誘導すべき地区である.用途,建築物の容積率の最高限度及び最低限度,建築物の建蔽率の最高限度等を定める地区である.06102都市計画制度都市再生特別措置法に基づく都市利便増進協定は,まちの賑わいや交流の創出に寄与する施設を,イベント等を実施しながら一体的に整備又は管理していくことを目的としたもので,区域内の土地所有者等の相当部分の参加により結ばれる.都市再生特別措置法に基づく都市利便増進協定(都市再生特別措置法75条)は,まちの賑わいや交流の創出に寄与する施設を,イベント等を実施しながら一体的に整備又は管理していくことを目的としたもので,区域内の土地所有者等の相当部分の参加(全員が参加する必要はない)により結ばれる.26102都市計画制度土地区画整理事業は,都市計画区域内秩序だった市街地を構成するため無秩序の土地について,公共施設の整備改善及な土地の区画形質を整え,道路・公園・上下水道等の整備を行う開発び宅地の利用の増進を図るために行われ事業をいう.その際,本来の土地の一部を減歩することにより,公共施る,土地の区画形質の変更及び公共施設設(道路・公園・上下水道等)の整備を図る事業である.の新設又は変更に関する事業である.○○26113都市計画制度市街地再開発事業は,市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新とを図るために,都市計画法及び都市再開発法で定めるところに従って行われる建築物及び建築敷地の整備並びに公共施設の整備等を行う事業である.市街地再開発事業は,市街地内の老朽木造建築物が密集している地区等において,細分化された敷地の統合等,土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新とを図るために,都市計画法及び都市再開発法で定めるところに従って行われる建築物及び建築敷地の整備並びに公共施設の整備等を行う事業である.○06131都市計画制度防災集団移転促進事業は,災害が発生し防災集団移転促進事業は,災害が発生した地域又は建築基準法に基た地域又は建築基準法に基づく災害危険づく災害危険区域のうち,住民の居住に適当でないと認められる区域区域のうち,住民の居住に適当でないと内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.認められる区域内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.○7/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27114都市計画制度都市再開発法の規定による第二種市街地再開発事業は,市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更「市街地再開発事業」は,都市再開発法に基づき,細分化された敷地の統合や公共施設の整備等を行うことにより,市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新とを図るものである.「第一種○新とを図るために,管理処分方式によって市街地再開発事業(権利変換方式)」は,権利変換手続きにより,従前公共施設の整備と併せて建築物及び建築敷地の整備を一体的に行う事業である.建物,土地所有者等の権利を再開発ビルの床に関する権利に等価で変換する.「第二種市街地再開発事業(管理処分方式・用地買収方式)」は,公共性,緊急性が著しく高い事業で,一旦,施行者が買収して,建築物及び建築敷地の整備を一体的に行う(買収された者が希望すれば,その対償に代えて再開発ビルの床を与えることができる).03014都市計画制度重要伝統的建造物群保存地区における伝統的建造物以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するよう,外観を整備するために行う事業のことである.市町村は,伝統的建造物群保存地区を決定し,地区内の保存事業(城下町,宿場町,門前町などの歴史的な集落・町並み等の整備)を計画的に進めるため,保存条例に基づき保存活用計画を定め,国は市町村からの申出を受けて,国にとって価値が高いと判断したものを重要伝統的建造物群保存地区に選定する.当該地区における「修景事業」は,伝統的建造物以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するよう,外観を整備するために行う事業のことである.06101都市計画制度景観法に基づく景観協定は,景観計画区域内の一団の土地の区域における良好な景観の形成に関する事項について,原則として,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.06103都市計画制度建築基準法に基づく建築協定は,住宅地としての環境や商店街としての利便を高度に維持増進することなどを目的としたもので,原則として,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.景観法に基づく景観協定(景観法81条)は,景観計画区域内の一団の土地の区域における良好な景観の形成に関する事項について,原則として,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.建築基準法に基づく建築協定(建築基準法69条)は,住宅地としての環境や商店街としての利便を高度に維持増進することなどを目的としたもので,原則として,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.○○○06104都市計画制度都市緑地法に基づく緑地協定は,都市計画区域又は準都市計画区域内の地域の良好な環境を確保するため,緑地の保全及び緑化の推進に関する事項について,土地所有者等の相当部分の参加により結ばれる.都市緑地法に基づく緑地協定(都市緑地法45条)は,都市計画区域又は準都市計画区域内の地域の良好な環境を確保するため,緑地の保全及び緑化の推進に関する事項について,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.問題文は「相当部分の参加により」とあるため誤り.×06112都市計画制度まちづくり三法は,「改正都市計画法」,「中心市街地における市街地の整備改善まちづくり三法は,「改正都市計画法(大型店の郊外立地を制限する必要があると市町村が判断した場合の土地利用規制制度を措置)」,と商業等の活性化の一体的推進に関する「中心市街地における市街地の整備改善と商業等の活性化の一体的法律」,「大規模小売店舗立地法」の総称である.推進に関する法律」,「大規模小売店舗立地法(大型店の立地に際して,周辺の生活環境の保持の観点からの配慮)」の総称である.○03102都市計画用語街なみ環境整備事業とは,住環境の整備改善を必要とする区域において,地方公共団体及び街づくり協定等を結んだ住民が協力して,美しい景観の形成,良好な居住環境の整備を支援する事業のことである.街なみ環境整備事業とは,住環境の整備改善を必要とする区域において,地方公共団体及び街づくり協定等を結んだ住民が協力して,美しい景観の形成,良好な居住環境の整備を支援する事業のことである.○03101都市計画用語指定管理者制度とは,文化会館や保育所,公園等の公の施設の管理運営を,ノウハウを有する民間事業者等が行うことで,住民サービスの質の向上を図り,施設設置の目的を効果的に達成するための制度のことである.指定管理者制度とは,文化会館や保育所,公園等の公の施設の管理運営を,ノウハウを有する民間事業者等が行うことで,住民サービスの質の向上を図り,施設設置の目的を効果的に達成するための制度のことである.○23101都市計画制度地方自治体が都市計画の案を作成する際には,必要に応じて,住民の意見を反映させるために公聴会等を開催する.「都計法16条」より,「地方自治体が都市計画の案を作成する際には,必要に応じて,公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずる.」とわかる.○23102都市計画制度地方自治体が作成した都市計画の案に「都計法17条」より,「地方自治体が都市計画を決定しようとするとき×対する住民の意見は,案の縦覧期間後には,あらかじめ,その旨を公告し,当該都市計画の案を,当該公告の意見書を提出することにより,都市計画審週間公衆の縦覧に供しなければならない.」とわかる.また,同議会において検討される.条「2項」より,「関係市町村の住民及び利害関係人は,縦覧期間満了の日までに,地方自治体に,意見書を提出することができる.」とわかる.問題文は「縦覧期間後」とあるため誤り.尚,「都計法18条2項,19条2項」より,地方自治体は,意見書の提出があったときは,その要旨を都市計画審議会に提出し,検討を求めなければならない.29112都市計画制度都市計画法に基づく「地区計画」は,地区の課題や特徴を踏まえ,住民と市町村とが連携しながら,地区の目指すべき将来像を設定し,その実現に向けて「まちづくり」を進めていく手法である.都市計画法に基づく「地区計画」は,土地利用の現状及び将来の見通○しを勘案し,その区域の特性に応じて合理的な土地利用が行われるよう施設等の整備を図るもの(都市計画法13条第十四号)で,地区住民の参加が望まれている.(この問題は,コード「21102」の類似問題です.)8/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21103都市計画制度都市緑化法に基づく緑地協定は,緑地の保全及び緑化の推進に関する事項について,原則として,土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.「都市緑化法45条」に基づく「緑地協定」は,緑地の保全及び緑化の推進に関する事項について,原則として,土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.○07112都市計画制度都市緑地法に基づく「緑化地域」は,良好都市緑地法に基づく「緑化地域」は,良好な都市環境の形成に必要なな都市環境の形成に必要な緑地が不足し緑地が不足している市街地等において,一定規模以上の建築物の新ている市街地等において,一定規模以上の建築物の新築や増築を行う場合に,敷築や増築を行う場合に,敷地面積の一定割合以上の緑化が義務付けられる地域である.(この問題は,コード「29114」の類似問題です.)地面積の一定割合以上の緑化が義務付けられる地域である.27113都市計画制度文化財保護法の規定による伝統的建造物群保存地区は,都市計画区域又は準文化財保護法の規定による「伝統的建造物群保存地区」は,都市計画○区域又は準都市計画区域内においては,市町村が都市計画に定める都市計画区域内においては,市町村が都ことができる.市計画に定めることができる.○07114都市計画制度文化財保護法に基づく「伝統的建造物群保存地区」は,伝統的建造物群及びそれと一体をなして価値を形成している環境を保存するため,市町村が都市計画や条例で定める地区である.文化財保護法に基づく「伝統的建造物群保存地区」は,伝統的建造物群及びそれと一体をなして価値を形成している環境を保存するため,市町村が都市計画や条例で定める地区である.○29113都市計画制度文化財保護法に基づく「登録有形文化財登録基準」の建造物の部では,原則とし文化財保護法に基づく「登録有形文化財登録基準」の建造物の部では,原則として,建設後50年を経過し,かつ,一定の基準に該当する○て,建設後50年を経過し,かつ,一定の基建築物,土木構造物及びその他の工作物が,文化財登録原簿への登準に該当する建築物,土木構造物及びそ録の対象となる.の他の工作物が,文化財登録原簿への登録の対象となる.21104都市計画制度景観法に基づく景観協定は,良好な景観の形成に関する事項について,原則として,景観区域内の土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.「景観法81条」に基づく「景観協定」は,良好な景観の形成に関する事項について,原則として,景観区域内の土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.○22092都市計画制度「景観地区」とは,市街地の良好な景観の形成を図るため,都市計画に建築物の形態意匠の制限等を定めることができる地区である.「景観地区」とは,市街地の良好な景観の形成を図るため,都市計画に建築物の形態意匠の制限,建築物の高さの最高限度又は最低限度,壁面の位置の制限,建築物の敷地面積の最低限度を定めることができる地区である(景観法61条2項).05114都市計画制度「景観地区」は,市街地の良好な景観の形成を図るため,建築物の形態意匠の制「景観地区」とは,市街地の良好な景観の形成を図るため,都市計画に建築物の形態意匠の制限,建築物の高さの最高限度又は最低限限,建築物の高さの最高限度又は最低限度,壁面の位置の制限,建築物の敷地面積の最低限度を定めること度,壁面の位置の制限,敷地面積の最低ができる地区である(都計法8条,景観法61条2項).限度について,都市計画に定めることができる.○○07051都市計画制度「令和5年住宅・土地統計調査(総務省)」によると,2023年10月1日現在,日本全体では約900万戸の空き家があり,周囲に悪影響を及ぼす前の有効活用や適切な管理等の総合的な強化が必要とされている.「令和5年住宅・土地統計調査(総務省)」によると,2023年10月1日現在,日本全体では約900万戸の空き家があり,周囲に悪影響を及ぼす前の有効活用や適切な管理等の総合的な強化が必要とされている.○07052都市計画制度「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)によって規定された特定建設資材は,コンクリート,コンクリート及び鉄から成る建設資材,木材,アスファルト・コンクリートである.「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法第2条)によって規定された特定建設資材は,コンクリート,コンクリート及び鉄から成る建設資材,木材,アスファルト・コンクリートである.尚,ガラスやプラスチックの製品(塩ビ管,断熱材,内装材)などは含まれていない.○07053都市計画制度「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」における長期優良住宅の認定を受けるには,住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分,給水又は排水のための設備等について,定期的な点検・補修等に関する計画(維持保全計画)の策定が必要となる.「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」における長期優良住宅の認定を受けるには,住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分,給水又は排水のための設備等について,30年以上の期間,定期的な点検・補修等に関する計画(維持保全計画)の策定が必要となる.07054都市計画制度「減価償却資産の耐用年数等に関する省「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に定める法定耐用年数×令」により,減価償却期間の算定に用いるは,あくまで税務上の減価償却費を計算するための目安であって,建法定耐用年数が定められており,これにより,建築物を居住用途として使用できる期間が規定されている.築物を居住用途として何年まで使えるか(使用を禁じる時限)を定める制度ではない.耐用年数表には「住宅用」「店舗用」等の用途区分があり,通常の用途で使用した場合に予定される効果を上げることができると見込まれる年数が定められており,建築としての安全性・適法性とは役割が異なる.よって誤り.○9/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21101都市計画制度自主協定や住民協定と呼ばれている任意自主協定や住民協定と呼ばれている「任意の協定」は,法律や条例等○の協定は,法律や条例等によらず,地域によらず,地域の景観等を整備するために地権者等が自主的に定めの景観等を整備するために地権者等が自る取決めのことである.一般に,協定の成立には全員の合意が必要主的に定める取決めのことである.で,合意者のみに効力が及ぶ.身近なルールを共通の認識として持つことの意義が高い.23104都市計画制度法律に基づかない任意のルールであるまちづくり協定やまちづくりガイドラインは,一般に,地域の独自性を反映させやすい.23103都市計画制度地方自治体が定めるまちづくり条例において,近年では,住民発意の計画を実現化する仕組みを設ける自治体が増えている.法律に基づかない任意のルールであるまちづくり協定やまちづくりガイ○ドラインは,地域の景観等を整備するために地権者等が自主的に定める取決めのことであり,一般に,地域の独自性を反映させやすいと言える.「公園,広場,道路が欲しい」「緑を残したい」等,住民の街づくりへの○発意を形にするための活動を,「街づくり協定」などのルールを定めるよう支援し,都市計画制度等によって担保できるような仕組みを設ける自治体が増えている.01123都市計画住宅地計画千里ニュータウン(大阪府)は,近隣住区の単位にはとらわれず,将来のワンセンター方式への移行等が意図された計画である.千里ニュータウン(大阪府)は,計画人口が15万人で,近隣住区理論に則ったイギリスのハーロウニュータウンを参考に計画されている.ワンセンター方式への移行等は意図されていないため誤り.×28101都市計画住宅地計画高蔵寺ニュータウン(愛知県)は,高度経済成長期に名古屋圏に流入し,増加した人口の受け皿として,「近隣住区」等の都市計画理論に基づき開発された我が国で最初のニュータウンである.高蔵寺ニュータウン(愛知県)は,日本住宅公団(現:UR都市機構)によって開発された最初の大規模ニュータウンであり,近隣住区の単位にとらわれず,一つのタウンセンターを中心として展開した「ワンセンター方式」で,タウンセンターから枝状に連続するペデストリアンデッキが計画されている.近隣住区を単位とする段階構成を基本として計画されたニュータウンとしては,大阪市近郊千里ニュータウンがある.×01124都市計画住宅地計画港北ニュータウン(神奈川県)は,公園,保存緑地と緑道,歩行者専用道路とを結ぶネットワークをもつ計画である.「港北ニュータウン(神奈川県)」は,公園,保存緑地と緑道,歩行者専用道とを結ぶネットワークをもつニュータウンである.○22102都市計画住宅地計画ロンドンの北方に位置するミルトン・ケインズは,イギリス最大級のニュータウンであり,近隣住区論による空間構成を忠実に具体化した計画案に基づいている.ロンドンの北方に位置するミルトン・ケインズは,イギリス最大級の×ニュータウン(開発面積8900ha,計画人口25万人)であり,1969年に建設が着手された.近隣住区論に基づく固定的な構成を見直し,各種施設の利用や様々な社会組織の形成が柔軟に展開するような「オープンコミュニティの実現」を目指した住宅計画に特徴がある.更に既存集落との調整や建設過程への住民参加など意欲的な試みが行われている.28102都市計画まちづくり28103都市計画まちづくり筑波研究学園都市(茨城県)は,東京への一極集中を緩和するために,職住一体の「田園都市」として構想されたものである.川越一番街(埼玉県)では,「パタン・ランゲージ」に範をとった町づくり規範により,歴史的町並みの景観の保全が実践されている.筑波研究学園都市(茨城県)は,東京への一極集中を緩和するために,職住一体の「田園都市」として構想されたものである.川越一番街(埼玉県)では,C.アレグザンダーが提唱した「パタン・ランゲージ」に範をとった町づくり規範により,蔵造りの歴史的町並みの景観の保全が実践されている.○○02114都市計画まちづくり28104都市計画まちづくり鹿児島県南九州市の知覧では,「パタン・ランゲージ」に範をとった,まちづくり規範により,明治時代の大火からの復興によって形成された,蔵造りの歴史的町並み景観の保全が実践されている.鹿児島県南九州市の知覧は,薩摩藩外城の1つで,その町並みは,防備を兼ねた城塁型の区画となっている.また,武家屋敷ごとに庭園が築かれ,通りに面した石垣の上には,大刈り込みによる生垣が続き,地域全体が自然をよく取り入れた1つの庭園都市的な造りとなっており,「伝統的建造物群保存地区」に選定されている.問題文は「川越一番街(埼玉県)」の記述のため誤り.くまもとアートポリス(熊本県)は,環境デザくまもとアートポリス(熊本県)は,環境デザインに対する関心を高め,都インに対する関心を高め,都市環境・建築市環境・建築文化等の向上を図るために,「コミッショナー(初代:磯崎文化等の向上を図るために,「コミッショ新)」が設計者を推薦する手法が採用された事業である.ナー」が設計者を推薦する手法が採用された事業である.×○30101都市計画まちづくり小布施町(長野県)においては,明治時代小布施町(長野県)においては,「北斎美術館(1976)」の開館をきっかに建築された黒漆喰仕上げの建築物を保けに,企業や個人の邸宅や庭など私的な空間も半ば開放され,その存・改装し,この建築物を核とした街並み問「黒壁スクエア」を中心にして観光振興に題文は「長浜市(滋賀県)」のまちづくりの記述である.よるまちづくりを行っている.×30102都市計画まちづくり富山市(富山県)においては,持続可能なコンパクトシティの実現を目指し,LRT(LightRailTransit)を導入することで,公共交通の活性化,公共交通沿線地区への居住促進,中心市街地の活性化等を図っている.富山市(富山県)においては,持続可能なコンパクトシティの実現を目○指し,LRT(LightRailTransit)を導入することで,公共交通の活性化,公共交通沿線地区への居住促進,中心市街地の活性化等を図っている.10/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30103都市計画まちづくり○横浜市(神奈川県)においては,「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の実現を目指し,歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した文化芸術活動を支援するための拠点づくりを行っている.横浜市(神奈川県)においては,「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の実現を目指し,歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した文化芸術活動を支援するための拠点づくりを行っている.30104都市計画まちづくり環状第二号線新橋・虎ノ門地区(東京都)においては,道路の上空及び路面下において建築物等の整備を一体的に行うことができる「立体道路制度」を活用し,この地域における居住機能や文化・交流機能の導入,業務機能の質の高度化等を図っている.環状第二号線新橋・虎ノ門地区(東京都)においては,道路の上空及び路面下において建築物等の整備を一体的に行うことができる「立体道路制度」を活用し,この地域における居住機能や文化・交流機能の導入,業務機能の質の高度化等を図っている.○02111都市計画まちづくり02112都市計画まちづくり02113都市計画まちづくり03111都市計画まちづくり青森県黒石市では,中町の「こみせ」と呼ばれる降雪や日差しを避けて通れるようにした木造の軒下の歩廊が続く町並みを,伝統的建造物群保存地区に指定し,保存に取り組んでいる.静岡県掛川市では,「生涯学習都市宣言」を行い,その一環として官民が協力し,地区計画を定めて掛川城の城下町としての歴史を活かした城下町風まちづくりを推進している.岡山県倉敷市では,本瓦葺塗屋造りの町屋,土蔵造りの蔵,白漆喰になまこ塀が建ち並ぶ倉敷川畔を「美観地区」とし,景観の保全を図っている.青森県黒石市では,中町の「こみせ」と呼ばれる降雪や日差しを避けて通れるようにした木造の軒下の歩廊が続く町並みを,伝統的建造物群保存地区に指定し,保存に取り組んでいる.静岡県掛川市では,「生涯学習都市宣言」を行い,その一環として官○民が協力し,地区計画を定めて掛川城の城下町としての歴史を活かした城下町風まちづくりを推進している.岡山県倉敷市では,本瓦葺塗屋造りの町屋,土蔵造りの蔵,白漆喰になまこ塀が建ち並ぶ倉敷川畔を「歴史美観地区」とし,景観の保全を図っている.護岸は2段となっており,下段側に柳が植えられた並木道となっている.北海道札幌市では,都市再生特別地区都市再生特別措置法による都市再生特別地区は,都市の再生に貢献×の指定により,建築物の形態意匠の制限し,土地の合理的かつ健全な高度利用を図る特別の用途,容積,高の他,建築物の高さの最高限度や敷地面さ,配列等の建築物の建築を誘導する必要があると認められる区域に積の最低限度を定めることで市街地の良ついて,都市計画に定めることができるものであり,建築物等の誘導好な景観形成に取り組んでいる.すべき用途,建築物の容積率の最高限度及び最低限度,建築物の建蔽率の最高限度等を定める地区である.北海道札幌市では,都市再生特別地区の指定を行っているが,「敷地面積の最低限度」は定めておらず「良好な景観形成」を目的とした地区ではないため誤り.○○03112都市計画まちづくり03113都市計画まちづくり03114都市計画まちづくり富山県富山市では,レジリエンス戦略をアメリカ・ロックフェラー財団による,国際的な課題に先進的に取り組む○策定し,自然災害による大きな被害や少世界100都市への支援プログラム「100のレジリエントシティ(100RC)」子高齢化等の社会構造の変化に直面しにおいて,富山市は,日本で初めて選定された.富山市では,レジリエても,速やかに復興し,さらに成長する能ンス戦略を策定し,自然災害による大きな被害や少子高齢化等の社力や強靭さを有する都市づくりに取り組ん会構造の変化に直面しても,速やかに復興し,さらに成長する能力やでいる.強靭さを有する都市づくりに取り組んでいる.香川県高松市では,タウンマネジメント・プ香川県高松市では,タウンマネジメント・プログラムにより,第三セクログラムにより,第三セクターを設立し,地ターを設立し,地域住民や事業者,地権者を主体としたまちづくりが実域住民や事業者,地権者を主体としたま践されている.ちづくりが実践されている.福岡県北九州市では,民間自立型による家守(やもり)事業者の設立や定期的なリノベーションスクールの開催により,遊休不動産を活用した「リノベーションまちづくり」が実践されている.リノベーションスクールとは,市内に実在する空き家や空き店舗,空き地などの遊休不動産を題材物件としてオーナーに提供してもらい「ユニット」と呼ばれる10人程度のチームを組んで,その物件を活用した事業プランを提案し,実事業化を目指す実践的なスクールの事である.福岡県北九州市では,民間自立型による家守(やもり)事業者(エリアマネジメント)の設立や定期的なリノベーションスクールの開催により,遊休不動産を活用した「リノベーションまちづくり」が実践されている.○○04111都市計画まちづくり04112都市計画まちづくり松山市道後温泉本館周辺地区(愛媛県)は,シンボル性・公共性が高い歴史的建松山市道後温泉本館周辺地区(愛媛県)は,シンボル性・公共性が高い歴史的建築物の周辺を,道路の付け替えを行うことで歩行者のため○築物の周辺を,道路の付け替えを行うことの空間とし,軌道で使われていた手加工の敷石を舗装に再利用するこで歩行者のための空間とし,軌道で使わとで歴史的建築物と調和した景観づくりが行われた.松山市では,「歩れていた手加工の敷石を舗装に再利用すいて暮らせる街づくり」計画に基づいた市街地整備を推進しており,道ることで歴史的建築物と調和した景観づく後温泉周辺は,その中心的な位置づけとなっている.りが行われた.最上郡金山町金山地区(山形県)は,町最上郡金山町金山地区(山形県)は,町の基幹産業である木材を活用○の基幹産業である木材を活用した住宅のした住宅の表彰制度や,建築物の屋根や外壁に関する景観条例の制表彰制度や,建築物の屋根や外壁に関定,教育施設等の公共施設の建て替え,歴史的建築物の改修によるする景観条例の制定,教育施設等の公共景観づくりが行われた.伝統的建造物群保存地区のように歴史的伝統施設の建て替え,歴史的建築物の改修に建築物が集積しているわけではないが,新しい魅力を創生し,これかよる景観づくりが行われた.らの街の歴史をつくるという点に特徴がある.11/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04113都市計画まちづくり○クリチバ(Curitiba,ブラジル)は,バスを優先する幹線道路と,その両側に平行する支線道路等,道路の構造を都市計画的に再編し,連結されたバス車両や,プラットホームのある停留所による交通システムが構築された.クリチバ(Curitiba,ブラジル)は,渋滞を回避するためバスを優先する幹線道路と,その両側に平行する支線道路等,道路の構造を都市計画的に再編し,連結されたバス車両や,プラットホームのある停留所による交通システムが構築された.地下鉄の敷設よりも低コストで,人口100万都市の公共交通をバスだけでまかなう事に成功した事例となっている.04021都市計画都市計画04022都市計画都市計画07104都市計画都市計画04024都市計画都市計画29103都市計画都市計画29101都市計画都市計画04023都市計画都市計画03021都市計画都市計画25104都市計画都市計画03023都市計画都市計画平安京では,長方形の平面に対し,南北を通る朱雀大路を中心に右京と左京に分かれ,条(東西道路)と坊(南北道路)による格子の街路網をもつ条坊制が敷かれた.平安京では,東西約4.5km,南北約5.2kmの長方形の平面に対し,南北を通る幅員約84mの朱雀大路を中心に右京と左京に分かれ,条(東西道路)と坊(南北道路)による格子の街路網をもつ条坊制が敷かれた.また町中はさらに細分化され,四行八門制(四行は一町を東西に四分,八門は一行を南北に八分)により,32区分とした.江戸では,16世紀末から17世紀にかけて江戸では,16世紀末から17世紀にかけて江戸城を中核とする堀の開江戸城を中核とする堀の開削や海岸線の削や海岸線の埋め立てが行われ,山の手の尾根筋の土地に大名屋埋め立てが行われ,山の手の尾根筋の敷を配し,一般に,地盤が軟弱で多湿である谷筋に町人地を設定する土地に大名屋敷を配し,谷筋に町人地をなど,起伏に富んだ地形に対応した開発が行われた.設定するなど,起伏に富んだ地形に対応した開発が行われた.丹下健三研究室による「東京計画1960」丹下健三研究室による「東京計画1960」は,高度成長期の急激な人口○では,求心・放射型の都市構造の閉鎖性増加に対し,求心・放射型の都市構造の閉鎖性を否定し,都市軸の概を否定し,都市軸の概念を導入することに念を導入することによって開放的な線形発展を可能にするという都市よって開放的な線形発展を可能にする都構造の提案である.黒川紀章による新たな交通システムとしての「サイ市構造を提案した.クル・トランスポーテーション・システム」や,磯崎新による「ジョイント・コア・システム」など,研究室の若いメンバーのアイデアを取り入れた提案は,高く評価されている.(この問題は,コード「25101」の類似問題です.)丹下健三研究室による「東京計画1960」では,これまでの求心・放射型の都市構造の閉鎖性に対して,東京湾に造成した人工地盤に向かって都市の中枢機能の拡大を可能とする都市構造が提案された.丹下健三の「東京計画1960」においては,人口の過剰集中による諸問題に対し,東京湾を全面的に埋め立て,放射状の都市構造をつくりだす提案をした.後藤新平らが主導した関東大震災からの鉄筋コンクリート造により不燃化・耐震化した復興小学校を建設し,隣接して小公園を整備した.ドイツのエンデ・ベックマン建築事務所による「帝都復興計画」では,築地・日比谷・霞が関一帯を含む広大な敷地に中央停車場を置き,三角形に構成された大街路や広場を含んだ計画が提案された.ミレトス(トルコ,紀元前5世紀頃)は,ヒッポダモスの計画による,城壁内全体に格子状に直交道路網を敷設し,都市の中央部に行政・宗教・商業施設を,その南北に住宅地を配した都市である.T.ガルニエによる「工業都市」は,住居地域を緑地帯によって工業地域から分離させたものであり,生活と労働の両面に対応した近代性を備える都市の提案である.丹下健三研究室による「東京計画1960」は,高度成長期の急激な人口○増加に対し,求心・放射型の都市構造の閉鎖性を否定し,東京湾に造成した人工地盤に向かって都市の中枢機能の拡大を可能とする都市構造が提案された.黒川紀章による新たな交通システムとしての「サイクル・トランスポーテーション・システム」や,磯崎新による「ジョイント・コア・システム」など,研究室の若いメンバーのアイデアを取り入れた提案は,高く評価されている.丹下健三研究室による「東京計画1960」は,高度成長期の急激な人口×増加に対し,求心・放射型の都市構造の閉鎖性を否定し,「都市軸」の概念を導入することによって開放的な線形発展を可能にするという都市構造の提案である.問題文のような「東京湾を全面的に埋め立て,放射状の都市構造をつくる提案」ではない.後藤新平らが主導した関東大震災からの「帝都復興事業」においては,鉄筋コンクリート造により不燃化・耐震化した復興小学校を建設し,隣接して小公園を整備した.ドイツのエンデ・ベックマン建築事務所による「明治の東京計画(官庁×集中計画・1886年)」は,東京全体をパリのように壮麗な都市にしようとする,官庁街を越えたスケールの計画案となっており,築地・日比谷・霞が関一帯を含む広大な敷地に中央停車場を置き,三角形に構成された大街路や広場を含んだ計画が提案された.問題文の「帝都復興事業(1921年)」は,後藤新平らが主導した関東大震災からの復興を目的としたものである.よって誤り.ミレトス(トルコ,紀元前5世紀頃)は,ヒッポダモスの計画による,城壁内全体に格子状に直交道路網を敷設し,都市の中央部に行政・宗教・商業施設を,その南北に住宅地を配した都市である.かつてのイオニア地方の政治・文化の中心都市あり,古代劇場や典型的なローマ浴場などの遺跡が残されている.トニー・ガルニエによる「工業都市(1917)」は,人口は35,000人の架空○の都市を想定し,住居地域を緑地帯によって工業地域から分離させたものであり,生活と労働の両面に対応した近代性を備える架空の都市の提案である.都市間を結ぶ高速道路や幹線道路,鉄道からなる交通インフラのサーキュレーションシステム,沿岸に設けられた港湾施設など,これらが都市構造として分離配置された都市機能を支えるという近代都市を提起している.レッチワース(イギリス,20世紀初頭)は,「レッチワース」は,エベネザー.ハワードが設立した第一田園都市株式×パトリック・ゲデスの「保存的外科手術」と会社により建設された最初の田園都市である.田園都市の理想を具いう概念のもと,都市の歴史性を保存しな体化すべく,工場,店舗,農場などを備えた自足的な自立都市を目指がら再開発が行われた都市である.した.問題文にある「パトリック・.ゲデス」はイギリスの社会生物学者で,都市計画の先駆者の一人である.「保存的外科手術(タンジョール・レポート)」という都市の歴史性を保存しながら再開発を進める手法を提唱している.彼の進化論的な都市論は,「CitiesinEvolution:進化する都市(1915)」として出版された.エベネザー・ハワードと共に近代都市計画の祖とよばれる.よって誤り.○○○○12/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07102都市計画都市計画×C.A.ペリーの「近隣住区理論」は,都市と田園の利点をあわせもつ自立した小都市を計画する理論であり,その理論に基づいて,レッチワース(イギリス)などが計画された.「近隣住区」とは,1920年代にC.A.ペリーが提唱した都市計画単位をいう.住宅地において,居住者の日常生活上の社会的・物理的な要求を充足させるために設けられる単位で,学校,日用品店舗,近隣公園,診療所などのコミュニティー施設を備え,日本では小学校の校区を標準とし,それを中心に8,000人~10,000人(2,000~2,500戸)の居住者で形成されるものをひとつの単位としている.25102都市計画都市計画22103都市計画都市計画25093都市計画都市計画25092都市計画都市計画22104都市計画都市計画03024都市計画都市計画07101都市計画都市計画29104都市計画都市計画25094都市計画都市計画25103都市計画都市計画バックミンスター・フラーによる「ジオデシック・ドーム」は,地球上の都市域が連担し,地球全体が都市のネットワークによって覆われるという世界都市を示す概念の提案である.ブラジルの首都であるブラジリアは,ジェット機形の平面形状をもち,機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域,翼に相当する部分を住居地域とする計画案に基づいている.ブラジルの首都であるブラジリアは,ジェット機形の平面形状をもち,機体の胴体に相当する部分を住居地域,翼に相当する部分を政治的中枢地域とする計画案に基づいている.オーストラリアの首都であるキャンベラは,三つの都市機能(中央官庁街,市政庁,業務商業機能)を三角形の頂点に相当する位置に配置して都心部を構成し,その外側を郊外住宅地とする計画案に基づいている.インドのパンジャブ州都であるチャンディガールは,格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなる計画案に基づいている.バックミンスター・フラーによる「ジオデシック・ドーム(1947)」は,2種類×の異なる三角形を用い,それを相互に球体状になるように組み合わせることで,最小の部材から最大の空間容積を生む事が出来る効率のよい構造物(ドーム状構造物)として考案されたもので,カナダ・モントリオール万博(1967)のアメリカ館が有名である.また,著書である「宇宙船地球号操縦マニュアル(1963)」では,人類が化石資源に頼ることなく,自然エネルギーだけで生活できる可能性が既にあるのに,現存する経済や政治のシステムでは,これらが実現不可能であることを批判し,変革の必要性を主張している.ブラジルの首都であるブラジリアの都市計画は,ブラジル内陸部の開発のために,首都リオデジャネイロから地理的中心部への移転を意図して,1956年に行われた国際コンペでL.コスタの案が選定された.ジェット機形の平面形状をもち,機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域,翼に相当する部分を住居地域とする計画案となっている.尚,大統領官邸などの主要な建築物の多くは,O.ニーマイヤーの設計による.ブラジルの首都であるブラジリアの都市計画は,ブラジル内陸部の開発のために,首都リオデジャネイロから地理的中心部への移転を意図して,1956年に行われた国際コンペでL.コスタの案が選定された.ジェット機形の平面形状をもち,機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域,翼に相当する部分を住居地域とする計画案となっている.よって誤り.(この問題は,コード「22103」の類似問題です.)オーストラリアの首都であるキャンベラの都市計画は,1911年に行われた国際コンペで,W.B.グリフィンの案が選定された.洪水の多い平野を人造湖に変えて治水を解決し,三つの都市機能(中央官庁街,市政庁,業務商業機能)を三角形の頂点に相当する位置に配置して都心部を構成し,その外側を郊外住宅地とする計画となっている.(この問題は,コード「22101」の類似問題です.)インドのパンジャブ州都であるチャンディガールは,当時の首相に任命○されたル・コルビュジエが1951年に基本計画(計画人口50万人)を作成したもので,人体のアナロジーといわれる格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなり,通過交通を締め出した生活環境が提案されている.チャンディガール(インド,20世紀後半)インドのパンジャブ州都であるチャンディガールは,当時の首相に任命○は,ル・コルビュジエの都市計画理念に基年に基本計画(計画人口50万人)を作成づく,格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなる都市である.したもので,人体のアナロジーといわれる格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなり,通過交通を締め出した生活環境が提案されている.オスマンの「パリ改造」は,中世以来の高密度化した市街地の一部を取り壊して直線的な大通りを通し,幹線道路網や道路沿いの景観を整備することで,パリを近代的な都市につくり変えた.フランソワ・ミッテランらが主導したパリの都市計画である「グラン・プロジェ」においては,フランス革命200年を記念して,ルーブル美術館の大改修やオルセー駅舎の美術館への転用等,拠点整備による都市の再生を進めた.フランスの首都であるパリの都市計画(オスマンの「パリ改造」)は,城○壁を取り除いた跡に環状のブールヴァールと呼ばれる12本の大通りを造り,それに放射状の幹線を追加して,中世以来の複雑な路地を整理し,交通の利便性の向上と都市景観の形成を図る計画案に基づいていており,近代都市計画・建築に大きな影響を与えている.(この問題は,コード「25091」の類似問題です.)フランソワ・ミッテランらが主導したパリの都市計画である「グラン・プロジェ」においては,フランス革命200年を記念して,ルーブル美術館の大改修やオルセー駅舎の美術館への転用等,拠点整備による都市の再生を進めた.アメリカの首都であるワシントンD.C.は,ポ.C.の都市計画は,政治のための人工トマック川から国会議事堂に至る軸に象的な計画都市として,ポトマック川から国会議事堂に至る軸に象徴的徴的な役割をもたせ,格子状街路に放射な役割をもたせ,格子状街路に放射状街路を組み合わせた計画案に状街路を組み合わせた計画案に基づいて基づいている.いる.ル・コルビュジエによる「輝く都市」は,地ル・コルビュジエによる「輝く都市(1930)」は,地表面を開放し,空中に表面を開放し,空中に持ち上げた高層建持ち上げた高層建築と道路の機能区分の明瞭さが特徴的な都市の再築と道路の機能区分の明瞭さが特徴的な開発計画の提案である.当初フランスでは評価されていなかったが,都市の再開発計画の提案である.マルセイユをはじめ各地に建設されたユニテ・ダビタシオンは,その実践例であり,ブラジリアなど各国の都市計画の理念に大きな影響を与えた.○×○○○○13/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29102都市計画都市計画○ル・コルビュジエの「パリのヴォワザン計画」においては,一部の歴史的建造物を保存しつつ,古い街区や建築物を大規模に取り壊し,幹線道路等を整備したうえで,超高層ビルに建て替える提案をした.ル・コルビュジエの「パリのヴォワザン計画」は,一部の歴史的建造物を保存しつつ,古い街区や建築物を大規模に取り壊し,幹線道路等を整備したうえで,超高層ビルに建て替える提案をした.27101都市計画都市計画01112都市計画都市再生ロンドンのドックランズ再開発計画は,港ロンドンのドックランズ(DockLands)再開発計画は,港湾機能の低下に○湾機能の低下によって衰退したテムズ川よって衰退したテムズ川沿いの旧港湾地区に複合機能をもたせたプロ沿いの旧港湾地区に複合機能をもたせたジェクトである.プロジェクトである.ドックランズ再開発計画(ロンドン)は,大規模な区画の整理によって街区を撤去し,中央部を遊歩道とする広場をつくり出したプロジェクトである.ロンドンのドックランズ(DockLands)再開発計画は,港湾機能の低下に×よって衰退したテムズ川沿いの旧港湾地区に複合機能をもたせたプロジェクトである.01113都市計画都市再生27103都市計画都市計画27104都市計画都市計画ポツダム広場再開発計画(ベルリン)は,ベルリンのポツダム広場再開発計画は,第二次世界大戦とその後の第二次世界大戦とその後の東西分断によ東西分断によって長年更地であった敷地に複合機能をもたせたプロり長年更地であった敷地に,複合機能をジェクトである.(この問題は,コード「27102」の類似問題です.)もたせたプロジェクトである.ソウルの清渓川(チョンゲチョン)復元事業は,首都の中心部を貫通する高架道路を撤去し,かつての河川水辺空間を復元させたプロジェクトである.ソウルの清渓川(チョンゲチョン)復元事業は,首都の中心部を貫通する高架道路を撤去し,暗渠を撤去するなど,かつての河川水辺空間を復元させたプロジェクトである.イタリアのウルビーノ都市基本計画は,炭イタリアのウルビーノ都市基本計画は,ジャンカルロ・デ・カルロによる鉱の産業遺産を再利用しながら都市全体丘陵都市ウルビーノにある宮殿などの歴史的建築物を都市計画に組を再開発したプロジェクトである.み込み,都市全体を再開発したプロジェクトであり,その後のイタリアの都市計画に影響を与えている.○○×04074都市計画都市計画プルーイット・アイゴー(アメリカ)は,1950プルーイット・アイゴー(アメリカ)は,1950年代に建設された大規模な年代に建設された低所得者向けの集合高層団地であり,犯罪発生率が大幅に増加し,1974年に爆破解体さ住宅群であり,開放的な低層住宅とするれた.この団地の高い犯罪率について,オスカー・ニューマンは,著書ことにより,犯罪発生率の大幅な低下を実大規模な高層団地として出入り口が現した事例である.多くあり,公共的な領域から私的な住戸の領域への段階構成がなく,外部から侵入者が入りやすい点や,エレベーターが4層毎に停止するスキップストップ方式であり,見通しの悪い廊下空間に死角が多く,住民が侵入者を監視しにくい点等の要因を挙げている.問題文には「開放的な低層住宅とすることにより,犯罪発生率の大幅な低下」とあるため誤り.×21024都市計画著書「建築書(ウィトルーウィウス)」は,現存する最古の建築理論書といわれ,ルネサンスの建築家に強い影響を与えた.ウィトルーウィウス(紀元前後)の著書「建築書」は,現存する最古の建○築理論書といわれ,古代ローマの土木技術・機械技術・造兵技術なども含め当時の先端技術を記している.古典古代文化の復興を志したルネサンスの建築家に強い影響を与えた.21022都市計画著書「明日の田園都市(エベネザー・ハワード)」では,農村と都市の結合体としての田園都市を構想し,その経営方法についても論じた.エベネザー.ハワードは,イギリスの都市計画家であり,E.ベラミのユートピア小説「LookingBackward(1888)」に影響を受け,「Tomorrow(1898)」を著して,田園都市の構想を明らかにした.この書は1902年に「GardenCitiesofTomorrow(1898),長素連訳:明日の田園都市」として再刊され,その後の都市計画に大きな影響を与えた.○21023都市計画著書「広場の造形(カミロ・ジッテ)」は,都市計画の芸術的側面を重視し,古代,中世,ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した.カミロ・ジッテは,オーストリアの建築家・都市計画学者であり,著書○「広場の造形(1889)」では,都市計画の芸術的側面を重視し,古代,中世,ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した.ここで,街路は緩やかなカーブを描き,沿道の建物は柱廊で繋ぐなど「秩序ある連続」として都市が構成されるべきと主張している.05031都市計画著書カミロ・ジッテは,「広場の造形(芸術的原理に基づく都市計画)」(1889年)において,ヨーロッパ各地の歴史的な広場を分カミロ・ジッテは,オーストリアの建築家・都市計画学者であり,著書1889)」では,都市計画の芸術的側面を重視し,古代,中世,ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価○析することで,中世の街並みに起源をもつした.ここで,街路は緩やかなカーブを描き,沿道の建物は柱廊で繋ぐ自然発生的な都市空間の構成を再評価など,そのスケール感や空間感覚を学ぶことの重要性を主張した.し,そのスケール感や空間感覚を学ぶことの重要性を主張した.05032都市計画著書アドルフ・ロースは,「装飾と犯罪(装飾とアドルフ・ロース(オーストリア)は,著書「装飾と犯罪(装飾と罪悪),罪悪)」(1908年)において,建築の快適性(1908年)」で,建築の快適性や有用性といった実用的側面を重視し,や有用性といった実用的側面を重視し,文化としての生活との有機的関連性を欠文化としての生活との有機的関連性を欠き,実用に資することのない表面的な装飾が不要であることを主張した.き,実用に資することのない表面的な装飾が不要であることを主張した.○21021都市計画著書「都市の文化(ルイス・マンフォード)」では,パスやランドマーク等,都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した.「都市の文化」は,アメリカの建築批評家ルイス・マンフォードの著書であり,都市とは芸術そのものであるべきという見地に基づいている.問題文は「都市のイメージ(K.リンチ)」の記述である.×14/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05033都市計画著書ジークフリート・ギーディオンは,「空間・時ジークフリート・ギーディオンは,著書「空間・時間・建築(1941年)」で,○間・建築」(1941年)において,「空間」とい近代建築を西欧の建築の歴史的う概念を前面に押し出し,近代建築を西欧な流れの中にあらためて位置づけることを試み,近代建築のもつ特徴の建築の歴史的な流れの中にあらためてや理論の正当性を主張した.「近代建築の教科書」として名高く,著者位置づけることを試み,近代建築のもつは,近代建築国際会議(CIAM)の書記長を長らく務めている.特徴や理論の正当性を主張した.24051都市計画著書ケヴィン・リンチは,「都市のイメージ(TheImageoftheCity)」(1960年)において,都市空間から抽出されるイメージを構成する要素として,移動路(path),境界(edge),地区(district),結節点(node),目印(landmark)の五つを提示した.ケヴィン・リンチは,著書「都市のイメージ(TheImageoftheCity1960)」において,都市空間から抽出されるイメージを構成する要素として,移動路(path),境界(edge),地区(district),結節点(node),目印(landmark)の五つを提示した.○29044都市計画著書ケヴィン・リンチは,「都市のイメージ(TheImageoftheCity)」において,ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した.ケヴィン・リンチは,「都市のイメージ(TheImageoftheCity),1960」に×おいて,パスやランドマーク等,都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した.ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した著書としては,ロバート・ヴェンチューリの「ラスベガス(LearningfromLasVegas)」がある.(この問題は,コード「24051」の類似問題です.)29043都市計画著書ジェイン・ジェイコブズは,「アメリカ大都市の死と生(TheDeathandLifeofGreatAmericanCities)」において,都市の街路や地区に多様性を生みだす四つの条件を示した.ジェイン・ジェイコブズは,著書「アメリカ大都市の死と生(TheDeathandLifeofGreatAmericanCities)」において,都市の街路や地区に多様性を生みだす四つの条件を示した.○04072都市計画著書ジェイン・ジェイコブズは,著書「アメリカ大ジェイン・ジェイコブズは,著書「アメリカ大都市の死と生(1961年)」に都市の死と生」において,頻繁に使われておいて,頻繁に使われている街路は安全となる傾向にあり,街路にはいる街路は安全となる傾向にあり,街路常に住民,通行人,店員などの多数の目を置く必要があるとしている.には常に住民,通行人,店員などの多数の目を置く必要があるとしている.○05034都市計画著書アルド・ロッシは,「都市の建築」(1966年)アルド・ロッシは,著書「都市の建築(1966年)」で,歴史的な都市や建において,歴史上の建築を例に,曖昧さや複雑さのある建築の魅力を伝え,不整合性をもつ多様な建築表現の有効性を示築から現在のものまで議論の対象となっており,様々な分野から言説が引用され,「都市はそれ自体が歴史の保管庫である」と主張されている.問題文は,ロバート・ヴェンチューリの著書「建築の多様性と対し,単純化・抽象化されすぎた近代建築が立性(1966)」の記述のため誤り.建築の唯一の解でないことを主張した.×26031都市計画著書クリストファー・アレグザンダーは,著書NotesontheSynthesisForm)」において,デザインという問題を,合理的,かつ,数学的な理論を用いて,定式化して解くことを提案した.クリストファー・アレグザンダーは,著書「形の合成に関するノート○(NotesontheSynthesisForm,1964年)」において,数学的な方法を建築に適用し,複雑な設計条件を合理的な手順によって形に結びつける方法を提案した.26034都市計画著書クリスチャン・ノルベルグ・シュルツは,著書「実在・空間・建築(Existence,SpaceandArchitecture)」において,「建築的空間とは何か」について,実現的空間の理論を用いて考察した.24052都市計画著書ゴードン・カレンは,「都市の景観(TheConciseTownscape)」(1971年)において,都市の景観の価値を,歩行者によって体験されるシークエンスの中に見いだそうとした.クリスチャン・ノルベルグ・シュルツは,著書「実在・空間・建築(Existence,SpaceandArchitecture,1971年)」において,「建築的空間とは何か」について,実現的空間の理論を用いて考察した.ゴードン・カレンは,著書「都市の景観(TheConciseTownscape1971)」において,都市の景観の価値を,歩行者によって体験されるシークエンスの中に見いだそうとした.○○24053都市計画著書ロバート・ヴェンチューリは,「ラスベガス(LearningfromLasVegas)」(1972年)において,ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した.ロバート・ヴェンチューリは,著書「ラスベガス(LearningfromLasVegas1972)」において,ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した.○24054都市計画著書クリストファー・アレグザンダーは,「パタン・ランゲージ(APatternLanguage)」(1977年)において,都市空間における人々の行動がツリー構造で説明できることを示した.クリストファー・アレグザンダーは,著書「パタン・ランゲージ(APatternLanguage1977)」において,人々が「心地よい」と感じる環境(都市,建築物)を分析し,253のパターンを挙げた.パターンの例には「小さな人だまり」「座れる階段」「街路を見下ろすバルコニー」などがあり,まちづくりのルール等に活用されている.他に,「コミュニティとプライバシー(1963)」,「都市はツリーではない(1965)」などの著書がある.×15/16ページ

06.「都市計画」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29042都市計画著書クリストファー・アレグザンダーは,「パタン・ランゲージ(APatternLanguage)」において,過去の事例から導きだされた都市や建築を形づくるための基本的な原則を示した.クリストファー・アレグザンダーは,著書「パタン・ランゲージ(APatternLanguage),1977」において,人々が「心地よい」と感じる環境(都市,建築物)を分析し,253のパターンを挙げた.パターンの例には「小さな人だまり」「座れる階段」「街路を見下ろすバルコニー」などがあり,まちづくりのルール等に活用されている.他に,「コミュニティとプライバシー(1963)」,「都市はツリーではない(1965)」などの著書がある.(この問題は,コード「24054」の類似問題です.)○29041都市計画著書レム・コールハースは,「錯乱のニューヨーク(DeliriousNewYork)」において,主としてマンハッタンの超高層建築物がつくりだした「過密の文化」に着目し,「マンハッタニズム」と定義した.26032都市計画著書藤井厚二は,著書「日本の住宅」において,気候・風土と住宅との関係を,温湿度・日射熱・気流等の物理量で捉えることにより,住宅設計を科学的に行う方法を提案した.レム・コールハースは,著書「錯乱のニューヨーク(DeliriousNewYork),1978」において,主としてマンハッタンの超高層建築物がつくりだした「過密の文化」に着目し,「マンハッタニズム」と定義した.藤井厚二は,著書「日本の住宅(1928年)」において,気候・風土と住宅との関係を,温湿度・日射熱・気流等の物理量で捉えることにより,住宅設計を科学的に行う方法を提案した.実例として,自邸「聴竹居」がある.○○26033都市計画著書芦原義信は,著書「見えがくれする都市」芦原義信は,著書「街並みの美学(1979年)」において,都市と建築の×において,日本の建築空間や都市空間の中間に位置する「街並み」について,世界の都市を比較しながら日本美しさをつくる潜在的な秩序を,美学的及び幾何学的な観点から考慮した.の都市の特異性を考察した.尚,著書「見えがくれする都市(1980年)」の著者は槇文彦で,複雑な地形の江戸の町がどのように都市を形成し,現在の東京にどのように潜在しているかを考察した.16/16ページ

6.「都市計画」のH03年以後の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答こちらの解説集は,合格ロケットに収録されている直近20年分より前の年度(H03年以後)の出題に関する知識基づいています.h10245都市計画住宅地計画高蔵寺ニュータウンのマスタープランにおいて,日本住宅公団(現:独立行政法人都市再生機構)によって開発された最初の大規模ニュータウンである.高蔵寺ニュータウンは,日本住宅公団(現:独立行政法人都市再生機構)によって開発された最初の大規模ニュータウンである.○h10243h10241都市計画住宅地計画都市計画住宅地計画高蔵寺ニュータウンのマスタープランにおいて,住区計画は近隣住区を単位とする段階構成を基本としている.高蔵寺ニュータウンのマスタープランにおいて,ニュータウンセンターは単一センターとし,サブセンターを設けていない.高蔵寺ニュータウンの住区計画は,近隣住区の単位にとらわれず一つのタウンセンターを中心として展開した,ワンセンター方式により計画されている.近隣住区を単位とする段階構成を基本として計画されたニュータウンとしては,大阪市近郊千里ニュータウンがある.[ワンセンター方式(システム)]:住宅地計画などにおいて,一つの中心地区に集中的に商業施設その他の利便施設を計画する方式をいう.高蔵寺ニュータウンは,名古屋市近郊20km圏に位置している住宅新都市で,土地区画整理事業により整備されたニュータウンである.計画面での特色は,自動車利用を主に想定した公共建築・商業施設が高度に集中したワンセンター方式により計画されている.×○h13241h10244都市計画住宅地計画都市計画住宅地計画高蔵寺ニュータウン(愛知県)は,マスタープランにおいて,ニュータウンセンターから枝状に連続するペデストリアンデッキを計画した大規模なニュータウンである.「高蔵寺ニュータウン(愛知県)」は,マスタープランにおいて,ニュータ○ウンセンターから枝状に連続するペデストリアンデッキを計画した大規模なニュータウンである.(この問題は,「コード10242」の類似問題です.)高蔵寺ニュータウンのマスタープランにお高蔵寺ニュータウンの住宅地幹線道路は,主幹線道路からフォーク状○いて,住宅地幹線道路は主幹線道路からに分岐している.フォーク状に分岐している.h13245h13243都市計画住宅地計画都市計画住宅地計画干里ニュータウン(大阪府)は,近隣住区大阪府)」は,近隣住区方式による我が国最初の方式による我が国最初の大規模なニュー大規模なニュータウンである.タウンである.港北ニュータウン(神奈川県)は,公園,保存緑地と緑道,歩行者専用道とを結ぶネットワークをもつニュータウンである.「港北ニュータウン(神奈川県)」は,公園,保存緑地と緑道,歩行者専用道とを結ぶネットワークをもつニュータウンである.○○h06095都市計画住宅地計画イギリスのニュータウンでは,計画当初から全住宅の一部を高齢者用住宅としている例がある.我が国のニュータウン計画や,大規模な集合住宅計画においては,住宅や住戸の間取りがゾーンごとに規格化されている事例が少なくない.場合によっては,年齢・階層別に住宅や住戸が配分されていることもある.その結果,自然発生的に年齢・世代間の分離が促進されてしまう.「イギリスのニュータウン」の理念のひとつに「均衡のとれたコミュニティ(balancedcommunity)」というものがあり,計画当初から全住宅の一部を高齢者用住宅として計画した例もあり,多様な人びとから成り立つコミュニティーの形成を目指している.○h13242h13244都市計画住宅地計画都市計画住宅地計画ハーロウニュータウン(イギリス)は,近隣イギリス)」は,近隣住区方式の原則に基づ住区方式の原則に基づき,明快な住区のき,明快な住区の段階構成をもつニュータウンである.段階構成をもつニュータウンである.タピオラニュータウン(フインランド)は,中央部に,高層住宅棟を配置し人工池を設けたシンボリックな空間をもつ高密度のニュータウンである.「タピオラニュータウン(フインランド)」は,ほぼ平坦な岩盤で,白樺を主とする美しい森林に囲まれた敷地に,美しい自然を損なわないようできるだけ樹木を残し,必要な部分だけを造成したニュータウンであり,人工池を設けたシンボリックな空間をもつ人口密度の低い計画となっている.○×h10254h06241h11243都市計画都市計画CIAMは,1992年から始まった国際的な会議で,地球環境の保全のために,エネルギー消費の少ない住宅や都市環境の設計をめざす建築家によって提唱されたものである.「CIAM(1928~1958年)」は,近代建築国際会議の略である.W.グロ×ピウス,ル・コルビュジェをはじめとする近代建築の開拓者たちが集まり,建築を経済的・社会的局面においてとらえ,住宅や都市計画をテーマとして議論を行った.とりわけ第4回会議の際の「アテネ憲章」は都市計画の原則を定めたものとして有名である.都市計画都市計画オースマンのパリ改造計画では,大通り「G.E.オースマン」のパリ改造計画では,大通りに面した建築物は一定に面した建築物は一定の統一感をもたせの統一感をもたせることが要求され,ビルの高さや間隔等も規制対象ることが要求され,ビルの高さや間隔等もとなった.(この問題は,コード「11241」の類似問題です.)コントロールの対象となった.都市計画都市計画O.ワーグナーとウィーン環状道路は,人名と都市計画に関する事項との組合せとして正しい.「ウィーン環状道路」とは,オーストリアのウィーンの旧市街を取り巻く×環状道路をいう.1857年に周囲の都市壁の除去および中世からの街と郊外との間の空地の市街化が決定され,国際コンペの結果,計画された.住宅難にあえぐ中世的混雑から旧市街を開放し,郊外との連結に成功した例としてよく取り上げられる.O.ワーグナーとの関係性はない.○h11244都市計画都市計画ル・コルビュジェと300万人のための現代都市は,人名と都市計画に関する事項との組合せとして正しい.「ル・コルビュジェの300万人のための現代都市」とは,1922年にパリ博覧会でコルビュジェが発表した理想都市案をいう.緑と太陽に満ちた都市という理念に基づき,幾何学的パターンにより構成され,都市自体が保護帯によって緑の中に維持される一方,人口密度と同時に空地率も周辺部から都心部へと高まっていくように計画されている.○1/2ページ

6.「都市計画」のH03年以後の本試験知識h11245都市計画都市計画L.コスターとブラジリアは,人名と都市計「ブラジリア」はブラジルの新首都であり,「L.コスター」の設計に基づ○画に関する事項との組合せとして正しい.き,ジェット機型の平面パターンにより構成される.この設計案は,ブラジル内陸部の開発のため,首都をリオデジャネイロから地理的中心部に移そうとする意図のもとに,1956年に行われた公開競技設計で1等となったものである.h07241都市計画著書ユルバニスム(Urbanisme)の著者は,ル・コルビジェ(LeCorbusier)である.「ユルバニスム(Urbanisme)」の著者は,ル・コルビジェ(LeCorbusier)である.○h07242都市計画著書都市のイメージ(TheImageoftheCity)の著者は,K.リンチ(K.Lynch)である.「K.リンチ」は,都市空間を視覚的構造によって秩序づけようとする立場に基づき,「TheImageoftheCity(1960),丹下健三・富田玲子訳:都市のイメージ」,「SitePlanning(1962),前野淳一郎・佐々木宏訳:敷地計画の技法」などの著書がある.○h07244都市計画著書都市の文化(TheCultureofCities)の著者は,C.アレグザンダー(C.Alexander)である.「都市の文化」は,アメリカの建築批評家ルイス・マンフォードの著書であり,都市とは芸術そのものであるべきという見地に基づいている.尚,クリストファー・アレグザンダーは,アメリカの建築家で,その著書には,「コミュニティとプライバシー(1963)」,「パターンランゲージ(1977)」などがある.×h07245都市計画著書進化する都市(CitiesinEvolution)の著者は,P.ゲデス(P.Geddes)である.P.ゲデスはイギリスの社会生物学者で,都市計画の先駆者の一人である.自然科学者としての訓練を受けたが,生物学,地理学,社会学の視点から都市を有機体,それを含む地域をその生息地とみなした地域調査および研究を通して次第に都市計画へ関与していった.彼の進化論的都市論は,その展示会がパリ等で開かれ「CitiesinEvolution:進化する都市(1915)」として出版された.彼はこの中で,正確な統計資料に基づく科学的な都市計画技術の必要性を説き,当時の官庁の都市計画に大きな影響を与えた.○h07243都市計画著書明日の田園都市(GardenCitiesofTomorrow)の著者は,E.ハワード(E.Howard)である.「E.ハワード」は,イギリスの都市計画家であり,E.ベラミのユートピア小説「LookingBackward(1888)」に影響を受け,「Tomorrow(1898)」を著して,田園都市の構想を明らかにした.この書は1902年に「GardenCitiesofTomorrow(1898),長素連訳:明日の田園都市」として再刊され,その後の都市計画に大きな影響を与えた.(この問題は,コード「11242」の類似問題です.)○h12103都市計画その他レッチワースと田園都市とは,名称とこれに関係の深い事項の組合せとして正しい.「レッチワース」は,E.ハワードが設立した第一田園都市株式会社により建設された最初の田園都市である.田園都市の理想を具体化すべく,工場,店舗,農場などを備えた自足的な自立都市を目指した.○2/2ページ

06.「都市計画」のH03以後の本試験図問題問題コードh04241図は,都市計画に関する理論のモデル又は計画案である.図A~Cとそれぞれの提唱者イ~ニとの組合せとして,最も適当なものは,次のうちどれか.イ.ル・コルビュジェ(LeCorbusier)ロ.トニー・ガルニエ(TonyGarnier)ハ.C.A.ペリー(C.A.Perry)ニ.E.ハワード(E.Howard)12345ABCイニロハロイハニロニハイニハロ大農場菜園鉄道駅工業地住宅地大アベニュー住宅地水晶宮中央公園美術館市役所博物館音楽堂図書館劇場図-A図-B図-C解説:図-A:「E.ハワード(E.Howard),明日の田園都市,1899」E.ハワードはイギリスの都市計画家,後に速記者.しばらくはアメリカに滞在(1972~77),R.W.エマーソンやW.ホイットマンの思想に傾倒,後にE.ベラミのユートピア小説「LookingBackward(1888)」の影響のもとに,「Tomorrow(1898)」を著して,田園都市の構想を明らかにした.この書は1902年に「GardenCitiesofTomorrow(1898),長素連訳:明日の田園都市」として再刊され,その後の都市計画に大きな影響を与えた.図-B:「C.A.ペリー(C.A.Perry),近隣住区理論,1920」住宅地の構成原理として,C.A.ペリーによって提案された理論.近隣住区を計画単位とする住宅地計画の方法論.近隣住区とは,1920年代にペリーが提唱した都市計画単位のひとつで,住宅地において,居住者の日常生活上の社会的な要求と物理的な要求を充足させるために設けられる単位である.学校,店舗,公園,診療所などのコミュニティー施設を備え,日本では小学校の校区を標準として,それを中心に8000人~10000人の居住者で形成されるものをひとつの単位としている.図-C:「ル・コルビュジェ(LeCorbusier),三百万人の現代都市,1922」三百万人の現代都市とは1922年パリ博覧会でコルビュジェが発表した理想都市案であり,緑と太陽に満ちた都市という彼の理念幾何学的パターンの愛着を反映した計画である.都市自体が保護帯によって緑の中に維持される一方,人口密度と同時に空地率も周辺部から都心部へと高まっていくように計画されている.中心に交通センターがあり,都心部には1ha当り3,000人を収容する60階建てのオフィスビルが群立しているが,建ぺい率は5%に抑えている.周囲には8階建ての集合住宅が広大な空地の中に配置(300人/ha,建ぺい率15%)され,郊外部は独立住居から成る田園都市となっている.彼は,この理想都市案を1925年,パリ中心部のための「ボアザン計画」に適用した.ゆえに,「4」の組合せが正しい.解答:406.「都市計画」の本試験図問題P1

1234No.07住宅・集合住宅56789101112131415

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21114住宅建築住居形式○コア型住宅は,台所,便所,浴室,洗面所等を核(コア)として1か所にまとめた住宅の形式である.「コア型住宅」とは,台所,便所,浴室,洗面所,ユーティリティ等のサービススペース部分を中心部に集約化し,居室部分を外壁に面して配置した1950年代の住宅スタイルをいう.26131住宅建築住居形式コートハウスは,建築物や塀で囲まれた中庭をもつ住宅の形式であり,狭い敷地においてもプライバシーを確保しやすい.「コートハウス」とは,建物や塀で囲まれた中庭(コート)のある平面形式をいう.欧米に多い住居形式で,日本のような夏季に高温多湿となる地域においては,通風などの欠点があるが,狭い敷地にあっても採光やプライバシーを確保しやすいという利点から,都市型低層住宅の形式のひとつとなっている.(この問題は,コード「21111」の類似問題です.)○27131住宅建築住居形式日本の伝統的な町屋においては,屋内の主要な通路として,道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い.伝統的な町屋においては,屋内の主要な通路として,道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた「通り庭形式」と呼ばれる間取りが多い.一般に,道路に近い方から「みせ・居間・客間」の順に配置され,台所等の水廻りは通り庭に沿って裏口に近い箇所に設けられる.(この問題は,コード「21112」の類似問題です.)○21113住宅建築住居形式伝統的な農家の間取りにおいて広く用いられた四つ間型は,4室程度の部屋を廊下で結んだ形式である.伝統的な農家の間取りにおいて広く用いられた四つ間型は,農作業や炊事に用いる土間や牛馬を飼育する馬屋を室内に設けており,部屋相互の連絡に廊下を用いず,連続する配置となっている.×01131住宅建築住居形式四間取は,土間を除く床上部分を田の字型に4室構成とする,伝統的な農家の平面形式の一つである.四間取は,土間を除く床上部分を田の字型に4室構成とする,伝統的な農家の平面形式の一つである.○26132住宅建築住居形式03121住宅建築住居形式ストリート型住宅は,集合住宅の接地階ストリート型住宅は,集合住宅の接地階部分において,居住者が日常部分において,居住者が日常生活の延長生活の延長として,街並みの形成に参画できるような配置を行うことにとして,街並みの形成に参画できるようなよって,街路の活性化を意図した集合住宅の住戸形式をいう.配置を行うことによって,街路の活性化を意図した集合住宅の住戸形式をいう.卯建(うだつ)とは,一般に,妻壁を屋根面卯建(うだつ)とは,一般に,妻壁を屋根面より高く突き出し,小屋根をより高く突き出し,小屋根を付けた部分の付けた部分のことで,建築物の装飾としてだけではなく,防火性能を兼ことで,建築物の装飾としてだけではなく,ね備えている.防火性能を兼ね備えている.○○03122住宅建築住居形式03123住宅建築住居形式03124住宅建築住居形式築地塀(ついじべい)とは,一般に,方形の平瓦を並べ四隅を釘留めし,目地に漆喰を盛り上げた外壁仕上げである.岩手県下に多く見られた曲屋(まがりや)造りとは,L字型の平面形状を有し,突出部は厩(うまや)で母屋(おもや)の土間とつながる民家形式の一つである.輪中(わじゅう)とは,河川の氾濫する低湿地帯で,周囲に堤防を築き,集落と耕地を守る水防のための集落形態のことである.築地塀(ついじべい)とは,いわゆる土塀のことで,塀の中心となる部分に木の柱を立て,木枠を組み,そこに練り土(粘土質の土に油や藁などを混ぜた土)を入れて棒で突き固める版築(はんちく)工法で造られ,上部には瓦屋根,表面は漆喰で仕上げたものを言う.問題文は「海鼠壁(なまこかべ)」の記述のため誤り.岩手県の旧南部藩領に南部曲がり家と称する独特の民家形式が生まれた.L字型の平面形状を有し,突出部は厩(うまや)で母屋(おもや)の土間とつながる民家形式の一つである.輪中(わじゅう)とは,河川の氾濫する低湿地帯で,周囲に堤防を築き,集落と耕地を守る水防のための集落形態のことである.×○○23122住宅建築制度住宅性能表示制度は,既存住宅の円滑な流通や住替えを促進させ,住宅ストックの質を向上させるため,新築住宅だけでなく既存住宅も対象としている.04121住宅建築制度新築の一戸建て住宅において,「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「高齢者等配慮対策等級」は,「等級5~1」で評価している.「住宅性能表示制度」は,「住宅の品質確保の促進に関する法律(品○確法)」に基づき,住宅の性能を第三者機関(登録住宅性能評価機関)が「日本住宅性能表示基準」「評価方法基準」について評価し,その結果を表示する任意の制度である.申請には設計と建設の2段階があり,それぞれ「設計住宅性能評価書」「建設住宅性能評価書」が交付され,10項目からなる住宅の性能(構造耐力,省エネ性,遮音性等)が等級や数値によって表示される.既存住宅の円滑な流通や住替えを促進させ,住宅ストックの質を向上させるため,既存住宅も対象としている.「高齢者等配慮対策等級」は,住戸内における「垂直移動の負担を減○らすための対策」「水平移動の負担を軽減するための対策」「脱衣,入浴などの姿勢変化の負担を軽減するための対策」「転落事故を軽減するための対策」を組合せて,その手厚さの程度により,「等級5~1」で評価している.04122住宅建築制度新築の一戸建て住宅において,「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「高齢者等配慮対策等級」における「特定寝室」とは,高齢者の利用を想定する主たる寝室のことである.「高齢者等配慮対策等級」における「特定寝室」とは,高齢者の利用を想定する主たる寝室のことであり,特定寝室の床面積は内法で9㎡以上とする.○1/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04123住宅建築制度住宅セーフティネット制度とは,民間の空住宅セーフティネット制度とは,民間の空き家・空き室を活用した,住宅○き家・空き室を活用した,住宅確保要配慮確保要配慮者(高齢者,障害者,子育て世帯等)の入居を拒まない賃者(高齢者,障害者,子育て世帯等)の入貸住宅の登録制度のことである.居を拒まない賃貸住宅の登録制度のことである.04124住宅建築制度住宅セーフティネット制度において,規模「セーフティネット住宅(住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅)」とは,×や構造等について一定の登録基準を満た高齢者,低額所得者,子育て世帯,障害者,被災者等の入居を拒まなしていても,シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)では登録できない.い住まいで,耐震性,一定の面積,設備等の基準を備えた賃貸住宅をいう.住宅セーフティネット制度において,単身者,ひとり親世帯が入居できるシェアハウスをセーフティネット住宅として登録する事ができる.よって誤り.23123住宅建築工法プレファブ住宅は,工場生産により品質が安定しており,現場の工期が短い等の特徴がある.「プレファブ(prefabrication)住宅」は,工場で屋根,壁,床等の部分を○生産し,現場で組み立てる方式で,品質の安定,工期の短縮等の特徴がある.一般に,主体構造により,鉄骨系,木質系,コンクリート系に分類される.24121住宅建築建築作品29123住宅建築建築作品20084住宅建築建築作品24122住宅建築建築作品土浦亀城邸(1935年)は,「白い箱」型の土浦亀城自邸(1935,木造2階地下1階建て)は,「白い箱」型の外観を外観をもち,内部は居間の吹抜けを中心もち,内部は居間の吹抜けを中心とした4つのレベルと地下室からなとし複数の床レベルによって構成されたモり,ほぼワンルームのスタジオハウス式のモダニズムの木造住宅であダニズムの木造住宅である.る.前川自邸(前川國男)は,都市部の約20㎡の狭小な敷地に,住空間を機能別に積層し構成した住宅である.立体最小限住居(池辺陽)は,工業化住宅の試みとして発表された「15坪住宅」であり,吹抜け空間を設けることで,狭小性の克服を目指した住宅である.前川國男自邸(1942)は,5寸勾配の大きな切妻屋根の下に吹抜け空×間を有し,中2階のギャラリーの存在でリビングとダイニングに分けられており,南側の大開口部の外側に屋根を支える柱やブレースなどの架構を見せている.「最小限住宅(1950)」とは,合理主義・機能主義的立場から住宅の平○面計画を再検討し,生活に必要最小限の要素を抽出し,これによって設計した住宅をいう.1929年,CIAMの第2回のテーマは「最小限住宅」であり,国際的に重要な課題であることが確認された.そこでは,住宅は居住平面積,窓平面積,正規寝床数,最大寝床数という項目に分けて分析された.日本では第二次大戦後,機能主義による合理性の追求のなか工業化住宅の試みとして発表された池辺陽による立体最小限住宅がある.増沢洵邸(1952年)は,戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例であり,1階の増沢洵自邸(1952)は,吹抜けを全面開口として,その南面から障子を透かして柔らかな光を室内に落としこむ,1.5×1間を構成の単位とした×鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分2階建ての木造住宅である.池辺陽による「立体最小限住宅」とともに,最小限必要な要素を収めた住宅である.に,戦後の極限的小住宅の先駆けとなった歴史的事例である.よって誤り.○04131住宅建築建築作品18095住宅建築建築作品04132住宅建築建築作品06124住宅建築建築作品04133住宅建築建築作品増沢邸[自邸](増沢洵,1952年)は,3間×3間の9坪の平面プランをもつ2階建ての計画であり,3坪の吹抜けに面して設けた南面大開口部の障子を通して,柔らかな光を室内に取り込んだ住宅である.「斎藤助教授の家」(清家清,1952年)は,テラス,廊下,居間・食堂を連続させた開放的な空間とし,可動の家具を配置することで,空間を状況に応じて変更することができる.「増沢洵自邸(1952)」は,3坪の吹抜けを全面開口として,その南面から障子を透かして柔らかな光を室内に落としこむ,1.5×1間を構成の単位(3間×3間の9坪の平面プランを持つ平面形)とした2階建ての木造住宅である.池辺陽による「立体最小限住宅」とともに,戦後の極限的小住宅の先駆けとなった歴史的事例である.「斎藤助教授の家(清家清,1952,大田区,木造平屋建)」は,私室部分を圧縮し,居間を広くすることで開放性を高め,さらに,テラス,廊下,居間・食堂を連続させた開放的な空間に,可動の家具を配置することで,空間を状況に応じて変更することも可能な住宅である.斎藤助教授の家(清家清,1952年)は,テ清家清,1952,大田区,木造平屋建)」は,私室部ラス,廊下,居間が連続する開放的な平分を圧縮し,居間を広くすることで開放性を高め,さらに,テラス,廊面に,移動畳等を配置し,場面に応じて空下,居間・食堂を連続させた開放的な空間に,可動の家具を配置する間を設える「舗設(ほせつ)」の概念を具現ことで,場面に応じて空間を設える「舗設」の概念を具現化した住宅で化した住宅である.ある.私たちの家(林昌二・林雅子)は,庭と居間とが面する関係を保ちつつ,コンクリートブロック造の住宅を増改築することで,夫婦2人の住まいとした住宅である.ヴィッラ・クゥクゥ(吉阪隆正,1957年)は,コンクリートの特性を生かした形態と彫りの深い開口をもち,外部に対して閉じることにより「閉鎖性」をつくり出したワンルーム形式の住宅である.私たちの家(林昌二・林雅子,1955年)は,庭と居間とが面する関係を保ちつつ,コンクリートブロック造の住宅を増改築することで,夫婦2人の住まいとした住宅である.ヴィッラ・クゥクゥ(吉阪隆正,1957年)は,コンクリートの特性を生かした形態と彫りの深い開口をもち,外部に対して閉じることにより「閉鎖性」をつくり出したワンルーム形式の住宅である.色ガラスを嵌め込んだ小さな開口部,トップライトやメゾネットなど,ル・コルビュジエに師事した影響が見て取れる.○○○○○24123住宅建築建築作品菊竹清訓邸のスカイハウス(1958年)は,4枚の壁柱によって正方形の主室を空中に持ち上げ,HPシェルの屋根を設けた構成で,住宅生産の工業化の利点を生かし,設備等の更新を可能とする「ムーブネット」を取り付けた住宅である.「スカイハウス(菊竹清訓,1958,RC造2階建)」は,居住部分(1辺が約○10mの正方形のワンルームのガラス張り空間)が4枚の壁柱により空中に持ち上げられており,台所,浴室,収納などの設備を装置化し,取替えや位置の変更が可能な「ムーブネット」として本体に取り付けた計画である.後年,子供室等は,本体に吊り下げられる形で増設された.2/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20082住宅建築建築作品○スカイハウス(菊竹清訓)は,メタボリズムの考え方に基づき,一辺約10mの正方形平面の生活空間とHPシェルの屋根が,4枚の壁柱で空中に支えられた住宅である.「スカイハウス(菊竹清訓,1958,文京区,RC造2階建)」は,居住部分(1辺が約10mの正方形のワンルームのガラス張り空間)が4枚の壁柱により空中に持ち上げられており,台所,浴室,収納などの設備を装置化し,取替えや位置の変更が可能な「ムーブネット」として本体に取り付けた計画である.後年,子供室等は,本体に吊り下げられる形で増設された.18094住宅建築建築作品「正面のない家(N氏邸)」(坂倉建築研究N氏邸)(坂倉建築研究所,1960,兵庫県西宮市,RC所,1960年)は,敷地全体を壁(塀)によっ造+木造平屋建)」は,敷地全体を壁(塀)によって囲い込み,建物のて囲い込み,四つに分かれた庭が各室に一部となった塀により敷地全体を内部化しようとする意図でつくられ,採光と広がりを与えているコートハウスで外部に対する閉鎖性が強調されている.四つに分かれた庭が各室にある.採光と広がりを与えているコートハウスである.○04134住宅建築建築作品18093住宅建築建築作品正面のない家-H(坂倉準三建築研究所,1962年)は,襖(ふすま)を開くことでワンルームとなる正方形平面に方形屋根を架け,傘の骨のように組まれた木材を内部に現した住宅である.「塔の家」(東孝光,1966年)は,小面積で不整形な敷地条件に対し,住空間を機能別に積層して構成した都市住宅である.正面のない家-H(坂倉準三建築研究所,1962年)は,敷地境界線上に×コンクリートの塀を建て,中庭を設けたコートハウスである.居間が中庭に囲まれるように配置されており,中庭を公的な領域と私的な領域に分けている.問題文は,「から傘の家(篠原一男,1961年,目黒区,木造平屋建)」の記述であり,7.2m四方の正方形平面を持つ極度に単純化された構成の住宅である.LDK部分,寝室部分,トイレ・浴室等の分割し,襖を開ければワンルーム(単一空間)となる単純明快な全体構成でありつつ,その造形性は,伝統的な家屋にも通じる力強さを感じさせる.から傘の骨状(放射状の垂木)の方形屋根が名前の由来である.よって誤り.「塔の家(東孝光,1966,渋谷区,RC造5階地下1階建)」は,区画整理○によって生じたわずか6坪強の小面積である三角形(不整形)の敷地に建つ.縦動線である階段に対し,各階に一つの機能を積み重ねながら構成された最小限の都市住宅である.06123住宅建築建築作品中野本町の家(伊東豊雄)は,鉄筋コンクリートの柱の上に鉄骨フレームを架け,上部をアルミやテントで覆った住宅である.中野本町の家(伊東豊雄,1967年)は,一見,コートハウスのように見えるが,外部だけではなく,中庭に対してもほぼ閉じられたチューブ状の室内空間となっており,強い別世界志向が伺える.問題文は「シルバーハット(伊東豊雄)」の記述のため誤り.×18092住宅建築建築作品「まつかわぼっくす」(宮脇檀,1971年)は,1階を生活部分,2階を仕事場に分ける明快な空間構成とし,2階のアトリエとピ「まつかわぼっくす(宮脇檀,1971,新宿区,RC造+木造2階建)」は,三方を建物で囲み,一方は壁で塞いだ準コートハウス形式の住宅である.2階から中庭への視線をあえて遮ることにより,中庭の求心性を高×アノ室は,それぞれトップライトのある寄棟めている.RCの内側に木構造を納めた形式は,その構造的な対比に屋根としている.よって混構造住宅の典型となっている.後に南東側に建物が増築され,コートハウス形式の住宅となった.06121住宅建築建築作品まつかわぼっくす(宮脇檀)は,鉄筋コンクリート造の内側に木構造をおさめた混構造で,中庭のあるコートハウス形式の住宅である.「まつかわぼっくす(宮脇檀,1971年)」は,三方を建物で囲み,一方は壁で塞いだ準コートハウス形式の住宅である.2階から中庭への視線をあえて遮ることにより,中庭の求心性を高めている.RCの内側に木構造を納めた形式は,その構造的な対比によって混構造住宅の典型となっている.後に南東側に建物が増築され,コートハウス形式の住宅となった.○24124集合住宅建築作品29124住宅建築建築作品原広司邸(1974年)は,玄関からバルコ原広司自邸(1974,木造2階建)は,玄関からバルコニーまで降りてゆニーまで降りてゆく中央の吹抜けの両側く中央の吹抜けの両側に居室を配置することで,天窓が連結する吹抜に居室を配置し,トップライトから自然光をけを擬似外部空間とみなしており,その強い閉鎖性により,住居の中取り入れ,住居の中に「都市を埋蔵する」に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅といわれている.構成を意図した住宅といわれている.原自邸(原広司)は,玄関から吹抜けを通過してバルコニーまで降りてゆく廊下の両側に居室を配置し,トップライトから自然光を取り入れた住宅である.原広司自邸(1974,木造2階建)は,玄関からバルコニーまで降りてゆく中央の吹抜けの両側に居室を配置することで,天窓が連結する吹抜けを擬似外部空間とみなしており,その強い閉鎖性により,住居の中に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅といわれている.○○06122住宅建築建築作品住吉の長屋(安藤忠雄)は,ファサードに玄関以外の開口部がなく,中央部に中庭を設けた住宅である.住吉の長屋(安藤忠雄,1976年)は,狭い路地に面した三軒長屋の真ん中に位置し,間口2間・奥行き8間を切り取り,さらに3等分した中央に中庭を配置した鉄筋コンクリート打ち放しの狭小住宅である.○18091住宅建築建築作品「シルバーハット」(伊東豊雄,1984年)は,鉄筋コンクリートの柱の上に鉄骨フ「シルバーハット(伊東豊雄,1984,中野区,RC造一部鉄骨造2階建)」は,鉄筋コンクリートの柱の上に鉄骨フレームの屋根を架け,コートの○レームの屋根を架け,コートの上部に吊ら上部に吊られた布製の開閉可能なテントにより通風や日照を調節するれた開閉可能なテントにより通風や日照を調節することで,コートを半屋外の居間ことで,コートを半屋外の居間空間として利用することができる.オープンで軽さに満ちた住まいとなっている.空間として利用することができる.25022住宅建築建築作品20085住宅建築建築作品「ロビー邸(フランク・ロイド・ライト)」と「プレーリーハウス」は,近代の建築作品とその特徴の組合せとして正しい.ロビー邸(フランク・ロイド・ライト)は,プレーリーハウスの典型例とされ,軒を深く出して水平線を強調し,煙突の垂直線と対比させた住宅である.ロビー邸(F.L.ライト,1906年,アメリカ)は,ライトの初期の住宅様式であるプレイリースタイル(草原様式)の代表作であり,軒を深く出して水平線を強調し,煙突の垂直線と対比させた外観と,各居室を仕切らず緩やかに繋いだ空間構成が特徴となっている.ロビー邸(F.L.ライト,1906年,アメリカ)は,ライトの初期の住宅様式であるプレイリースタイル(草原様式)の代表作であり,軒を深く出して水平線を強調し,煙突の垂直線と対比させ外観と,各居室を仕切らず緩やかに繋いだ空間構成が特徴となっている.○○3/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25023住宅建築建築作品○「シュレーダー邸(G.T.リートフェルト)」と「デ・ステイル」は,近代の建築作品とその特徴の組合せとして正しい.「シュレーダー邸(G.T.リートフェルト,1924,オランダ)」は,モンドリアンの抽象画のように,直線と三原色の「デ・ステイル」の構成原理を具現した住宅である.2階は可動間仕切りを用いワンルームとすることができたり,大きな開口部を開け放ったときに,コーナーが残らない等の工夫がなされている.20081住宅建築建築作品29122住宅建築建築作品02034住宅建築建築作品28121住宅建築建築作品20083住宅建築建築作品29121住宅建築建築作品28124住宅建築建築作品28123住宅建築建築作品28122住宅建築建築作品シュレーダー邸(G.T.リートフェルト)は,無G.T.リートフェルト,1924,オランダ)」は,モンドリアン彩色と青・赤・黄の三原色とが組み合わさの抽象画のように,直線と三原色の「デ・ステイル」の構成原理を具現れたデ・ステイルの構成原理を具現した住した住宅である.2階は可動間仕切りを用いワンルームとすることがで宅である.きたり,大きな開口部を開け放ったときに,コーナーが残らない等の工夫がなされている.シュレーダー邸(ヘリット・トーマス・リートG.T.リートフェルト,1924,オランダ)」は,モンドリアンフェルト)は,建具や家具による住空間づくの抽象画のように,直線と三原色の「デ・ステイル」の構成原理を具現りに特徴があり,2階は一つの広い空間とした住宅である.2階は可動間仕切りを用いワンルームとすることがでして使用することも,また可動の間仕切りきたり,大きな開口部を開け放ったときに,コーナーが残らない等の工により,小さく区分けすることもできる.夫がなされている.シュレーダー邸(オランダ,1924年)は,対象を幾何学によって客観的かつ普遍的に表現するために,要素を水平・垂直の線や面で構成し,三原色と無彩色を使用するデ・ステイルを背景としている.イームズ自邸(チャールズ&レイ・イームズ)は,再組立が可能という理念のもと,形鋼やスチールサッシ等の工業製品を用いて建築された住宅である.イームズ自邸(チャールズ・イームズ)は,「うねる曲線を使用した内部空間及び外観」,「木の豊富な使用」,「周辺の自然との調和」をテーマとした住宅である.「シュレーダー邸(G.T.リートフェルト,1924,オランダ)」は,モンドリアンの抽象画のように,要素を水平・垂直の線や面で構成し,三原色と無彩色を使用するデ・ステイルを背景としている.2階は可動間仕切りを用いワンルームとすることができたり,大きな開口部を開け放ったときに,コーナーが残らない等の工夫がなされている.「イームズ邸(チャールズ・イームズ,1949,アメリカ)」は,2階建て鉄○骨造で2層の吹抜けを持つ直方体の建築物で,居室とアトリエが中庭をはさみ,一体となった計画となっている.住宅のほぼ全ての使用部材が,国内で流通している既製品で構成されており,工業化時代の新しい建築のあり方を示した.1940年代中期以降,L.A.に計画されたプロトタイプ住宅「ケース・スタディ・ハウス」の1つである.「イームズ邸(チャールズ・イームズ,1949,アメリカ)」は,2階建て鉄×骨造で2層の吹抜けを持つ直方体の建築物で,居室とアトリエが中庭をはさみ,一体となった計画となっている.住宅のほぼ全ての使用部材が,国内で流通している既製品で構成されており,工業化時代の新しい建築のあり方を示した.1940年代中期以降,L.A.に計画されたプロトタイプ住宅「ケース・スタディ・ハウス」の1つである.よって誤り.ファンズワース邸(ミース・ファン・デル・「ファンズワーズ邸(ミース・ファン・デル・ローエ,1950,イリノイ(アメリ○ローエ)は,広大な敷地に建つ週末住宅でカ),S造平屋建)」は,鉄骨のフレーム(8本のスチールH型鋼柱とスラあり,H形鋼の柱に溶接された梁を介して屋根スラブ及び床スラブを取り付けた構造に特徴がある.ブ)により支持され,それ以外の外壁にあたる部分はすべてガラスで仕切られている週末住宅.中央部に設備コアを配置し,空間が分節されている.ユニバーサルスペース(間仕切りのないフレキシブルな空間)を極限まで追求した作品である.フィッシャー邸(ルイス・カーン)は,二つの矩形のボリュームが45度の角度をもって接合され,一方には2層の個室群が配置され,もう一方には2層分の高さの居間をもつ,幾何学的な構成の住宅である.「フィッシャー邸(ルイス・カーン,1969,アメリカ)」は,2つの矩形のヴォ○リュームが45度の角度を持って接合され,一方に2層分の高さの個室群が配置され,もう1方には2層の個室群が配置されている.明快な幾何学的構成の中で各室に固有の性格を与えるために開口部が巧みに計画された住宅である.○○○ヒラルディ邸(ルイス・バラガン)は,不整形敷地に建つ地上4階建ての医院併用住宅であり,台形の平面をもつ医院と矩形の「ヒラルディ邸(ルイス・バラガン,1976,メキシコ)」は,ショッキングピン×クの外観で,開口部も最小限に抑えられており,玄関を入ると白を基調とした吹き抜けがあり,スリット窓が連なる黄色い壁の廊下,青と赤平面をもつ住居は,中庭のスロープによっい壁の室内プール,中庭など色と光を巧みにコントロールした建築空て繋つながれている.間となっている.問題文は,「クルチェット邸(ル・コルビュジエ,1949,アルゼンチン)」の記述のため誤り.ゲーリー自邸(フランク・O・ゲーリー)は,「ゲーリー自邸(フランク・O・ゲーリー,1978,アメリカ)」は,既存の木○既存の木造住宅に,安価な材料である金造住宅に,安価な材料である金網やトタン板,ベニヤ板の断片等の工網やトタン板,ベニヤ板の断片等を組み業的素材を組み合わせて増改築を行った住宅で,1980年代のポストモ合わせて増改築を行った,ポストモダンをダニズムの中心を担う脱構築主義(ディコンストラクション)の先駆けと代表する住宅の一つである.なった作品である.05121住宅建築建築作品バラガン自邸(ルイス・バラガン,メキシコ)「バラガン邸(ルイス・バラガン,1947,メキシコ)」は,庭と分かち難く結は,庭と分かち難く結びついた内部空間をびついた内部空間をもち,居間の奥には庭に面して大きな窓を設け,もち,居間の奥には庭に面して大きな窓を積極的に外部を内部に取り込んだ住宅である.2004年に世界遺産に設け,積極的に外部を内部に取り込んだ登録されている.住宅である.○05122住宅建築建築作品夏の家(E.G.アスプルンド,スウェーデン)は,切妻屋根の2棟が組み合わさった形状であり,主棟に対し,居間棟をずらして配置することで,主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡せるようにした住宅である.「夏の家(E.G.アスプルンド,1937,スウェーデン)は,切妻屋根の2棟○が組み合わさった形状であり,主棟に対し,居間棟をずらして配置することで,主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡せるようにした住宅である.4/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05123住宅建築建築作品×ガラスの家(フィリップ・ジョンソン,アメリカ)は,南北全面を半透明のガラスブロック壁とし,間仕切り壁にガラスやパンチングメタルを使うことで,内部まで明るい一塊の空間とした住宅である.「ガラスの家(フィリップ・ジョンソン,1949,アメリカ)」は,森に囲まれた起伏の豊かな広大な敷地に建ち,鉄とガラスによって構成され,外部の展望に対し一体感を持ったゆったりとした一室空間となっている.サニタリーユニット(浴室・トイレ・洗面などの水廻り部分)と暖炉を納めた円形のコア(煉瓦造)以外は,居間,台所,寝室などは自立した家具の要素により緩やかに分節させ,空間の連続性(ユニバーサルスペース)を持つ週末住宅(別荘)である.問題文は「ガラスの家(ピエール・シャロ―,1931,フランス)」の記述のため誤り.05124住宅建築建築作品バワ自邸[Number11](ジェフリー・バワ,スリランカ)は,4軒長屋を改造・改築することにより,路地を長い回廊に置き換え,アプローチから建築物の深部に至るまでに坪庭が随所に設けられた住宅である.バワ自邸[Number11](ジェフリー・バワ,スリランカ)は,4軒長屋を改造・改築することにより,路地を長い回廊に置き換え,アプローチから建築物の深部に至るまでに坪庭が随所に設けられた住宅である.バワは,スリランカの国会議事堂,寺院,リゾートホテルの建築を手掛けており,アジアンリゾートの巨匠として知られている.○19093集合住宅住居形式中層又は高層集合住宅において,近隣コミュニティの育成を促すために,家族の使用頻度が高い居間や食事室を共用廊下・階段等に向けて配置した.一般的に共用廊下に面する部分にはプライバシー確保のため,大きな○開口部を設けずに,居間や食事室についてはバルコニー側(共用廊下と反対側)に配置されるケースが多い.それに対し,「リビングアクセス型」と呼ばれる住戸プランニングにおいては,住棟内の良好なコミュニティを形成する目的で,居問・食事室を共用廊下側に設ける.21122集合住宅住居形式階段室型の集合住宅において,高齢者向けに改修するために,玄関の位置を変更し,共用廊下を増築してそこに着床するエレベーターを設置した.中層又は高層集合住宅のアクセス方式における階段室型を高齢者向けに改修するためには,共用廊下とそこに着床するエレベーターを増築する.その場合,玄関の位置を変更しなければならないケースがある.○02131集合住宅住居形式20093集合住宅住居形式北側に階段室をもつ階段室型の5階建て中層又は高層集合住宅のアクセス方式における階段室型を,バリアフ○集合住宅において,バリアフリー改修のたリー改修のため,北側に廊下棟を増築し,ここに着床するエレベーターめ,北側に廊下棟を増築し,ここに着床するエレベーターを設置するとともに増築しを設置するとともに増築した廊下に面して各住戸の新しい玄関を設置する場合がある.た廊下に面して各住戸の新しい玄関を設置した.スキップフロア型は,廊下階以外の階を2面開口として採光や通風を確保する等により住戸の居住性を高めることができる.共用廊下よりアクセスする住戸と専用階段によりアクセスする住戸とを組み合わせたスキップフロア型では,共用廊下階以外の階においては,外気に接する開口部を2面設けることができる.○5/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20094集合住宅住居形式×ホール型は,片廊下型に比べて,各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件を均一にしやすく,プライバシーの確保も容易である.片廊下形式は,各住戸の日照・採光・通風・眺望などの条件を同一にすることが可能であるが,プライバシー確保の面では劣る.一方,ホール型の住戸構成は,エレベーターホールや階段室などを中心に配置しその周りに住戸を配置する形式で,高密度な住戸構成が可能であるが,住戸によっては,北向きや西向きに配置される場合もあるため,住戸間で方位の条件(日照条件)に差が生じてしまう.21124集合住宅住居形式集合住宅の住棟計画において,各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件がほぼ同一であり,階段室型に比べてプライバシーを確保しやすいツインコリドール型を採用した.集合住宅における「階段室型」は,共用の廊下がなく階段やエレベー×ターで直接住戸にアクセスする形式であり,プライバシーを確保しやすい.「ツインコリドール型」は,共用廊下からのアクセスであるため,階段室型と比較するとプライバシーは確保しにくい.01132集合住宅住居形式公営住宅標準設計51C型は,住生活の多様化に対応するため,食事室と台所とを分離した計画である.51C型は,1951年度に設計された「51」と,A,B,Cタイプのうちの「C」タイ×プをもじった公営住宅の標準プランの型名で,2寝室(親子の就寝空間の分離)と台所兼食事室(ダイニングキッチン,DK)からなる2DKの原型となり,戦後日本の集合住宅のモデルとなった.問題文は「食事室と台所とを分離」とあるため誤り.(この問題は,コード「23121」の類似問題です.)01134集合住宅用語コーポラティブハウスは,自ら居住する住宅を建設しようとする者が組合を結成し,共同して事業計画を定め,建築物の設「コーポラティブハウス」とは,自ら居住するための住宅を建設しようとする者が,協力して企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された集合住宅をいう.尚,この方式を協同組合運営方式ともいう.計,工事発注等を行って住宅を取得し,管(この問題は,コード「20091」の類似問題です.)理していく方式である.25124集合住宅用語コーポラティブハウスは,建築主が入居希望者の意見に従い建築する賃貸集合住宅である.「コーポラティブハウス」とは,自ら居住するための住宅を建設しようとする者が,協力して企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された集合住宅をいう.尚,この方式を協同組合運営方式ともいう.(この問題は,コード「20091」の類似問題です.)19092集合住宅用語シェアードハウスは,一般に,自ら居住するための住宅を建設しようとする者が,共同の事業として,企画・設計から入居・管シェアードハウスとは,複数の居住者用の「個室」と,リビング,キッチン,シャーワールーム,トイレ等の「共有空間」とで構成される賃貸の集合住宅をいう.尚,自ら居住するための住宅を建設しようとする者が,×理までを行う方式により建設された住宅で共同の事業として,企画・設計から入居・管理までを行う方式(協同組ある.合運営方式)により建設される集合住宅は,コーポラティブハウスである.○×24173集合住宅用語社員寮として使われていた建築物を,入シェアハウス(シェアードハウス)とは,複数の居住者用の「個室」と,リ居者同士が生活の独立性を保ちながら水ビング,キッチン,シャーワールーム,トイレ等の「共有空間」とで構成まわりやリビングルームを共有するシェアハウスに改修した.される賃貸の集合住宅をいう.社員寮として使われていた建築物を,シェアハウスに改修する事例が近年増えている.01133集合住宅用語テラスハウスは,区画された専用庭をもつ住戸を,境界壁を介して連続させた接地型の低層集合住宅である.テラスハウスとは,各住戸が専用庭(テラス)を持ち,共用の壁を介して連続している低層の集合住宅をいい,土地の所有形態は一戸建てと同じように独立した所有権となる.○○6/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25122集合住宅用語コレクティブハウスは,各住戸の独立性を保ちながら,子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅である.「コレクティブハウス」とは,個人のプライバシーを尊重しつつ,子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅をいう.(この問題は,コード「20092」の類似問題です.)○06133集合住宅用語コレクティブハウスは,自ら居住する住宅を建設しようとする者が集まって結成した組合によって,事業計画の策定,建築物の設計,工事発注から住宅の管理・運営までを行うものである.23124集合住宅用語戦後日本で導入されたテラスハウスは,区画された専用庭をもつ住戸を,境界壁を介して連続させた接地型の低層集合住宅である.19094集合住宅用語ベイ・バルコニーは,架構内に入り込ませたバルコニーであり,奥行きのあるまとまったスペースを確保することができる.「コレクティブハウス」とは,個人のプライバシーを尊重しつつ,子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅をいう.問題文は「コーポラティブハウス」の記述のため誤り.テラスハウスとは,各住戸が専用庭(テラス)を持ち,共用の壁を介して連続している低層の集合住宅をいい,土地の所有形態は一戸建てと同じように独立した所有権となる.(この問題は,コード「19091」の類似問題です.)ベイ・バルコニー(baybalcony)とは,架構内に入り込ませたバルコニーであり,奥行きのあるまとまったスペースをとることで,プライバシーの高い外部空間とすることができる.×○○20095集合住宅用語低・中層集合住宅において,光井戸(ライト光井戸(ライトウェル)とよばれる吹抜けは,住戸の奥行が深い場合でウェル)と呼ばれる吹抜けを設けることによも通風と採光を得ることができるので,低・中層住宅の計画に有効であり,住戸の奥行きが深い場合にも,通風とる.採光を得ることができる.○26134集合住宅用語ライトウェルは,住戸の奥行きが深い場合であっても,通風と採光を得ることができる計画手法である.低・中層集合住宅や戸建住宅において,光庭(ライトウェル)と呼ばれ○る外部吹抜け空間を用いた場合,住戸の奥行が深い場合にも通風・採光を得ることが可能となる.19095集合住宅用語二段階供給方式における第一段階は,「柱,梁,床等の躯体部分」や「廊下,エレベーター等の共用部分」の供給に対応する.27132集合住宅用語住宅の二段階供給方式における「スケルトン」は,第二段階に対応する部分で,個別性の高い間仕切りや内装の部分をいう.「二段階供給方式」とは,集合住宅において,第1段階に住戸の骨組み○である「スケルトン」(躯体や共用設備)を,第2段階として住戸専用部分の「インフィル」(内装や専有設備)を供給する方式をいう.スケルトンの耐久性とインフィルの更新性・可変性を活かすことにより,住まい手のライフスタイルやライフステージの変化に応じた住戸計画を行うことができる.「2段階供給方式」とは,集合住宅において,第1段階に住戸の骨組み×である「スケルトン」(躯体や共用設備)を,第2段階として住戸専用部分の「インフィル」(内装や専有設備)を供給する方式をいう.スケルトンの耐久性とインフィルの更新性・可変性を活かすことにより,住まい手のライフスタイルやライフステージの変化に応じた住戸計画を行うことができる.06134集合住宅用語デュアルリビングは,住宅内に接客用のリビング(フォーマルリビング)と家族用のリビング(ファミリーリビング)のような,異なる機能をもつ2つのリビングを設けるものである.26133集合住宅用語デュアルリビングは,廊下に面してリビングルームをもつ二棟の片廊下型住棟を向い合わせに配置し,部分的にエレベーターホール等で連結した住棟形式をいう.デュアルリビングは,住宅内に接客用のリビング(フォーマルリビング)と家族用のリビング(ファミリーリビング)のような,異なる機能をもつ2つのリビングを設けるものである.「デュアルリビング(ツインリビング)」とは,住宅内に性質の異なる2つのリビングを設けたものをいう.集合住宅の住棟形式を表すものではないため誤り.○×22111集合住宅建築計画接地型の集合住宅の共用庭は,コミュニティの活性化を図るほかに,住棟間のプライバシーを確保するための緩衝スペースとしても機能させることができる.「接地型住宅」とは,各住戸が土地に接する集合住宅をいう.尚,非接○地型の住戸が一部にあっても,バルコニーなどを工夫することにより接階建程度の集合住宅を「準接地型住宅」と呼ぶ.また,集合住宅,特に接地型住宅において,共同で使用する私的共有空間(共用庭)を「コモンスペース」といい,不特定多数の使用を前提とした公共的な空間(パブリックスペース)としてではなく,当該居住者の日照やプライバシーの確保,居室から眺められるまとまった緑のスペースとして住環境の快適性を保持する空間となる.これを利用,共有することにより,居住者のよりよい近隣関係の構築に有効である.(この問題は,コード「15092」の類似問題です.)02133集合住宅建築計画分譲集合住宅の共用部分において,形状分譲集合住宅のような区分所有建物において,管理組合の集会で議○の著しい変更を伴わない大規模修繕工事案を議決する際に,特に重要な議案について特別多数の賛成によりについて,区分所有者数及び議決権の各可決することを「特別決議」といい,「共用部分の変更」もその対象とな過半数の決議を経て行うこととした.るが,「区分所有法17条」には,「共用部分の変更(その形状又は効用の著しい変更を伴わないものを除く.)は,区分所有者及び議決権の各3/4以上の多数による集会の決議で決する.」とあり,問題文の「形状の著しい変更を伴わない大規模修繕工事」の場合,これには該当しない.よって,区分所有者数及び議決権の各過半数の決議を経て行うことができる.7/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05133集合住宅建築計画×高層の分譲集合住宅の新築計画において,「長期修繕計画作成ガイドライン(国土交通省)」に基づいて長期修繕計画を作成するに当たり,建物・設備,調査・診断,修繕計画内容,修繕積立金等について,計画期間を30年間と設定し,その間に大規模修繕工事が1回含まれる内容とした.「長期修繕計画作成ガイドライン(国土交通省)」に,建物・設備,調査・診断,修繕計画内容,修繕積立金等について載っており,「第3章第1節」に「長期修繕計画の作成」において,「計画期間は30年以上,かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上」と定められている.問題文には「30年間に1回」とあるため誤り.05131集合住宅建築計画高層の分譲集合住宅の新築計画において,一度期に多くの住民が住み始めるので,人口構成のバランスに配慮した多様な住戸平面とし,低層部に保育所と高齢者の通所施設を設置する計画とした.高層の分譲集合住宅の新築計画において,一度期に多くの住民が住み始めるので,人口構成のバランスに配慮した多様な住戸平面とし,低層部に保育所と高齢者の通所施設を設置する事は望ましい.○05132集合住宅建築計画05134集合住宅建築計画06063集合住宅建築計画高層の分譲集合住宅の新築計画におい国及び都道府県では,特定の河川について,洪水時の水害による被○て,自治体によるハザードマップの浸水想害の軽減を図るため,想定し得る最大規模の降雨により当該河川が定が1.5mの区域内にある敷地であったので,建築物の外周等における水防ラインを設定し,高圧受変電設備と非常用発電機を屋上等の浸水リスクの低い場所への設置を計画した.氾濫した場合に浸水が想定される区域を洪水浸水想定区域として指定し,指定の区域及び浸水した場合に想定される水深,浸水継続時間を洪水浸水想定区域図に記載し公表している.また市町村では,洪水浸水想定区域図に洪水予報等の伝達方法,避難場所その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な事項等を記載した「洪水ハザードマップ」を作成し,印刷物の配布やインターネット等により,地域住民に周知している.自治体によるハザードマップの浸水想定が1.5mの区域内にある敷地であったので,建築物の外周等における水防ラインを設定し,高圧受変電設備と非常用発電機を屋上等の浸水リスクの低い場所への設置する事は望ましい.高層の分譲集合住宅の新築計画において,「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」における長期優良住宅の認定を受けるため,住戸の躯体天井高さは認定基準を満たし,居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置を講じた.「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の長期優良住宅(新築)の認定基準として,劣化対策,耐震性,省エネルギー性,バリアフリー性等の等級や,住戸面積(戸建て75㎡,共同住宅等55㎡以上),可変性(躯体天井高さ2,650mm以上)等が定められている.高層集合住宅において,各階で更新がで特殊継手排水方式は伸頂通気方式の一種で,排水立管と排水横枝管×きるように,排水管の接合方法が工夫さの合流部に特殊な継手を使用する方式であり,汚水等を旋回させ,パれた特殊継手排水システムを採用したのイプ内部に空気の通り道をつくることで,排水の許容流量を高める事で,排水管及びパイプシャフトは専有部かができる.一般に,排水管及びパイプシャフトは共用部から点検する計ら点検する計画とした.画とする.問題文は「専有部」とあるため誤り.○07121集合住宅制度「住生活基本計画(全国計画)」(令和3年「住生活基本計画(全国計画)」(令和3年3月19日)における最低居住○3月19日)における最低居住面積水準は,面積水準は,世帯の人数に応じて,健康で文化的な住生活を営む基世帯の人数に応じて,健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準のことで,単身世帯礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準のことで,住戸専用面積は,原則として,単身世帯の場合「25㎡」,2人以上の世帯の場合「10㎡×世帯人数+10㎡」である.の場合,原則として,住戸専用面積25㎡である.07122集合住宅制度「子育て支援型共同住宅推進事業」は,共同住宅を対象に,子どもの安全・安心対策や,子育て期の親同士の交流機会の創出に関する施設設置を支援するものであり,転落防止の手すりや補助錠の設置等に対し,一定の条件を満たすことで補助を受けることができる.「子育て支援型共同住宅推進事業」は,共同住宅(賃貸住宅及び分譲○マンション)を対象に,事故防止や防犯対策などの子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修の取り組みや,子育て期の親同士の交流機会の創出に資する居住者間のつながり・交流を生み出す取り組みに対する支援事業である.具体的には,「事故や防犯対策などの子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修(転落防止の手すり等)」居住者間のつながりや交流を生み出す施設の設置」「子育てしやすい住宅の実現に向けた防犯安心施設(宅配ボックス,補助錠の設置等)の設置」など,一定の条件を満たすことで補助を受けることができる.02121集合住宅建築作品同潤会江戸川アパート(東京都,1934年)は,社交室,共同浴場,食堂,洗濯場等の付帯施設を有する集合住宅として計画された.「同潤会江戸川アパート(同潤会,1934(昭和9年),新宿区,RC造地下1階地上6階建1棟・4階建1棟)」は,6階建のコの字型住棟と4階建の板状住棟で中庭を囲み,各住戸へは中庭から階段室を経てアクセスする形式の中層集合住宅であり,付帯施設として,社交室,共同浴場などが設けられた.○24021集合住宅建築作品同潤会江戸川アパートは,関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会による鉄筋コンクリート造の都市型アパートである.「同潤会江戸川アパート(同潤会,1934(昭和9年),新宿区,RC造地下1階地上6階建1棟・4階建1棟)」は,関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会が,RC造の本格的な都市型アパートを目指して建設した最後の事例である.○21031集合住宅建築作品同潤会青山アパート(東京都渋谷区)の市同潤会青山アパートは,市街地再開発事業において,地上6階,地下6街地再開発事業においては,従前の建築階の集合住宅と商業施設からなる「表参道ヒルズ(安藤忠雄,2006,物のうちの1棟を集合住宅として保存し,東京都渋谷区)」に建て替えられた.建物の高さを前面道路のけやきその他は集合住宅から商業施設に転用しの高さ程度に抑えるなど,通りの景観に配慮した計画となっており,商ている.業施設部分は,中央の吹き抜けに面した緩やかな斜路(地盤の傾斜に合わせた角度)に沿ってフロアが構成されている.×8/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24023集合住宅建築作品○日本住宅公団の晴海高層アパートは,2戸×3層の6住戸を1単位とし,3層ごとに共用廊下を設け,そこから上下階の住戸に階段でアクセスするスキップアクセス形式を採用した都市型高層賃貸集合住宅である.「晴海高層住宅(日本住宅公団・前川國男建築設計事務所・大高正人他,1958,東京都中央区晴海)」は,日本住宅公団が初めて建設した都市型の高層賃貸集合住宅である.3層6住戸を1単位とするメガストラクチャーの架構方式を用い,スキップアクセス形式が採用されている.24114集合住宅建築作品24022集合住宅建築作品ひばりが丘団地(東京都東久留米市)は,解体せずに再生・活用する技術的手法を検証するため,解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である,ひばりが丘団地(1959,日本住宅公団,東京都東久留米市)は,解体せずに再生・活用する技術的手法(階段室を撤去しエレベーター設置,壁面緑化,4階建ての住棟を3階建てに減築等)を検証するため,解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である.日本住宅公団の草加松原団地は,高度日本住宅公団,1962,埼玉県草加市)は,高度成長成長期に建設された中層集合住宅を中心期に建設された中層集合住宅を中心とする郊外型大規模住宅団地でとする郊外型大規模住宅団地である.あり,ボックス型ポイントハウスや,テラスハウスも存在する.○○23112集合住宅建築作品03144集合住宅建築作品26122集合住宅建築作品代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区)は,住宅,商業施設,オフィス,レストラン等の機能が複合した建築群で構成された都市型集合住宅で,長い年月をかけてまちなみをつくり出している.「代官山ヒルサイドテラス(槇総合計画事務所,スタジオ建築計画,1968~1992,渋谷区猿楽町,RC造地下2階地上3~4階建)」は,上層に住戸を,下層に商業施設やオフィス等の機能を中心として複合させた都市型集合住宅である.代官山ヒルサイドテラス(東京都)は,建「代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区,槇文彦,1968~1992)」は,○築群が内包する広場や路地等を主要素と建築群が内包する広場や路地等を主要素として外部空間を形成し,土して外部空間を形成し,周囲の純和式建築物や庭園とゲートによってつながるよう地の所有者である朝倉家の純和式建築物や回遊式庭園とゲートによってつながるように計画されている.に計画された.「桜台コートビレッジ」(神奈川県横浜市)は,西向きの急斜面に対して住戸の軸を45度に振り,雁行した平面によりバルコニーや開口部に変化を与え,プライバシーの確保を図っている.「桜台コートビレッジ(内井昭蔵建築設計事務所,1970,神奈川県横浜○市,RC造2~6階建)」は,南北方向に細長い,急な西側斜面という不利な敷地条件のもとで,その地形の特性を活かした集合住宅を実現している.住戸の軸を斜面に対して45度振ることにより,住棟は雁行した壁面ファサードを生み出し,バルコニーや開口部に変化を与え,同時に各住戸のプライバシーの保持にも効果を上げている.(この問題は,コード「18245」の類似問題です.)○01122集合住宅建築作品24024集合住宅建築作品基町高層アパート(広島県)は,偶数階に通路をもつ住棟を「く」の字型に連結させた計画である.「基町団地(大高建築設計事務所,1972,広島県広島市中区)」は,広島市の中心部にあった「原爆スラム」と呼ばれる不良住宅地(木造老朽住宅地区)の再開発事業として計画された高層高密度の公営住宅団地である.広島市の基町団地は,工場跡地に再開大高建築設計事務所,1972,広島県広島市中区)」は,広発を目的として建築されたテラスハウス型島市の中心部にあった「原爆スラム」と呼ばれる不良住宅地(木造老の公営住宅団地である.朽住宅地区)の再開発事業として計画された高層高密度の公営住宅団地である.○×30134集合住宅建築作品18243集合住宅建築作品19102集合住宅建築作品茨城県営六番池アパート(水戸市)は,三つの住棟,集会室及び中央広場で構成され,中央広場については,住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである.茨城県営六番池アパート(現代計画研究所,1976,水戸市)は,七つ×の住棟により囲まれた二つの中庭をもち,屋根葺材には地元で焼かれた瓦を使用する等,周辺との融和に配慮された地上3階建ての低層集合住宅である.問題文は「熊本県営保田窪第一団地(山本理顕,1991,熊本県)」の記述である.「六甲の集合住宅Ⅰ,Ⅱ期」(神戸市)は,「六甲の集合住宅Ⅰ,Ⅱ期」(安藤忠雄,1983,1993,神戸市)は,住○緑豊かな急斜面に沿った規則的な格子状宅街の背後にある急斜面に建設された集合住宅であり,斜面に沿っての空間構成の中にテラスや中庭的空間をセットバックされ,均等なグリットを基準とした規則的な格子状の空間配して,自然や眺望を活かした住戸を創構成の中にテラスや中庭的空間を配して,敷地の持つ自然や眺望を出している.生かした住戸が計画されている.プロムナード多摩中央(東京都多摩市)「プロムナード多摩中央(住宅・都市整備公団+坂倉建築研究所,は,街区のほぼ中央にある歩行者専用道1987,東京多摩市)」は,居室の一部を道沿いに開くことにより,沿道に面した接地階の住戸に,居住者が趣味のにぎわいや親しみのある景観形成を意図したもので,ストリートハウや創作活動のアトリエ,教室等に利用すスとも呼ばれる.道に対して開いた居室(「フリースペース」と呼ばれるることを想定した「フリースペース」と称す1室)は独自の出入り口をもちながら大きなガラス面を通じて沿道に対る一室を設けることによって,沿道の賑わし生活感を表出する.いや親しみのある景観形成を意図している.○24111集合住宅建築作品ネクサスワールド香椎(福岡市)は,国内外の6名の建築家がそれぞれの住棟を競作した集合住宅団地である.ネクサスワールド香椎(1991,福岡市)は,磯崎新がコーディネーターとなり,国内外の6名の建築家(スティーブン・ホール,レム・コールハース,石山修武他)がそれぞれの住棟を競作した9棟250戸の集合住宅団地である.○01121集合住宅建築作品ネクサスワールドのレム棟・コールハース棟(福岡県)は,各住戸に採光と通風を確ネクサスワールドのレム棟・コールハース棟(レム・コールハース,1991,福岡市)は,メゾネットとトリプレックス(3層メゾネット)の2種類が○保するためのプライベートな中庭が設けらあり,タワーからの視線に対してプライバシーを守る閉鎖的なプランとれた計画である.なっており,各戸に採光と通風を確保するためのプライベートな中庭が設けられた接地型の集合住宅である.(この問題は,コード「27124」の類似問題です.)9/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18241集合住宅建築作品×「コモンシティ星田」(大阪府交野市)は,車回しのあるクルドサックと歩行者専用のフットパスが体系化されて公園につながり,ニ戸建て住宅がクラスターを形成しているラドバーン方式による住宅団地である.「コモンシティ星田」(1991,大阪府交野市)は,自然の地勢を活かした造成,電柱がなく美しい曲線の道路,子どもたちが遊ぶ水場,住人同士のコミュニティの形成を促すコモン広場(コモンスペース)等を実現させている.また,二世帯同居住宅,二戸建住宅,斜面地住宅などを混在させ,老若男女さまざまな住人のライフスタイルに対応した生活ができるように計画されている.全体計画は,中央緑道から複数の緑道が等高線に沿って枝分かれしており,これに対し,外周の区画道路からは何本かの敷地内道路が引き込まれ,この双方から住戸へアクセスすることができる.02122集合住宅建築作品24112集合住宅建築作品02123集合住宅建築作品26121集合住宅建築作品27121集合住宅現代建築30131集合住宅建築作品19101集合住宅建築作品19103集合住宅建築作品コモンシティ星田A2(大阪府,1992年)は,敷地内の緩斜面を活かした緑道の配置や,塀・門を極力設けない外構計画等「コモンシティ星田A2」(大阪府,1922)は,敷地内の緩斜面を活かした緑道の配置や,塀・門を極力設けない外構計画等により,連続した開放的な外部空間を創り出した戸建ての住宅団地として計画された.ま○により,連続した開放的な外部空間を創りた,二世帯同居住宅,二戸建住宅,斜面地住宅などを混在させ,老若出した戸建ての住宅団地として計画された.男女さまざまな住人のライフスタイルに対応した生活ができるように計画されている.全体計画は,中央緑道から複数の緑道が等高線に沿って枝分かれしており,これに対し,外周の区画道路からは何本かの敷地内道路が引き込まれ,この双方から住戸へアクセスすることができる.(この問題は,コード「18241」の類似問題です.)幕張ベイタウン(千葉市)は,壁面線の位置・高さ,壁面率,三層構成(基壇部,中間部,頂部)等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅団地であり,街区型の形式に特徴がある.幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県,1995年)は,高層板状住棟による高密度な賃貸集合住宅であり,住戸には,仕事場等として使用できる開放的なf-ルーム(ホワイエルーム)が設けられ,中廊下やコモンテラスと連続して計画された.幕張新都心は千葉新産業三角構想の核の一つとして,また千葉業務○核都市育成の拠点として位置づけられている.幕張ベイタウンはその住宅地区であり,中層・高層・超高層の街区で構成されている.新しい住宅地創造のために,マスタープランから「もの」のデザインまで,デザインに関する一貫したシステム構築への要請と,「住宅で都市をつくる」というコンセプトを前提として都市空間のイメージスタディ,マスタープランのモデルスタディがなされ,1991年「都市デザインガイドライン」が作成された.このガイドラインでは壁面線の位置・高さ,壁面率,三層構成(基壇部,中間部,頂部)が指定され,駐車方式が誘導されている.全体的な統一感と,三層構成による複合化,街区ごとに異なる事業主体,一つの街区への複数の建築家の参加など変化のある町並み形成が意図されている.幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県千葉市)は,壁面線の位置・高さ,壁面率等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅であり,街区型の形式に特徴がある.問題文は「東雲キャナルコート1街区」の記述のため誤り.「Mポート」(熊本県熊本市)は,居住者の参加によって各住戸の設計が行われたコーポラティブハウスであり,居住者の交「Mポート(もやい住宅設計集団,1992,熊本県熊本市,RC造5階建)」は,「もやい(=古くからある言葉で,ひとつの作業を協力・協同して行うことを表す)」をキーワードとし,広めの階段室,連続バルコニー,ピロ○流等を意図して共用空間を配置している.ティ,屋上広場,集会場など,居住者の交流等を意図して共用空間を配置している.尚,居住者の参加によって各住戸の設計が行われたコーポラティブハウスでもある.(この問題は,コード「18244」の類似問題です.)用賀Aフラット(世田谷区)は,道路に対し用賀Aフラット(早川邦彦,1993,世田谷区)は,閑静な住宅地にあり,○て視覚的に開放されつつ,ガラススクリー道路に対して視覚的に開放されつつ,ガラススクリーンで隔てられた中ンで隔てられた中庭をもつ,アーティスト庭をもつ,アーティストやデザイナーの入居を想定した賃貸集合住宅でやデザイナーの入居を想定した賃貸集合ある.住宅である.熊本県営竜蛇平団地(熊本市)は,中庭や共用部に面して住戸ごとの土間やテラス等を設け,居住者同士が互いの生活を感じながら居住することができるように計画されている.熊本県営竜蛇平団地(熊本市)は,住戸規模の変更に対応することができる構法システムを採用した中層の集合住宅であり,住戸を分割したり,隣接する住戸と合わせて一つの住戸にすることができる.茨城県営松代団地(つくば市)は,中庭を囲む6階建ての4棟の住棟を,4階にある「上の道」と称する回廊でつないだ集合住宅であり,「上の道」は,プレイロットや植栽等のある街路状の空間として機能させることを意図している.熊本県営竜蛇平団地(スタジオ建築計画,1993,熊本市)」は,低層の○既存団地の老朽化に伴う建て替え事業であり,不整形な敷地を有効に利用するため,広いテラスをずらして積み重ねた「段上タイプ」と周辺の街と団地を視覚的に連続させるようピロティを備えた「街区タイプ」に囲まれた中庭で構成され,住戸ごとの土間やテラス等を設け,居住者同士が互いの生活を感じながら居住することができるように計画されている.熊本県営竜蛇平団地(スタジオ建築計画,1993,熊本市)」は,低層の×既存団地の老朽化に伴う建て替え事業であり,不整形な敷地を有効に利用するため,広いテラスをずらして積み重ねた「段上タイプ」と周辺の街と団地を視覚的に連続させるようピロティを備えた「街区タイプ」に囲まれた中庭で構成され,各住戸へはこの中庭からアクセスするよう計画されている.問題文のような特徴は無いため誤り.茨城県営松代団地(大野秀敏+三上建築事務所・アプル総合計画事○務所,1993,つくば市)は,中庭を囲む6階建ての4棟の住棟を,4層目の空中外部歩行者環状道路「上の道」で水平につないだ集合住宅であり,「上の道」は,プレイロットや植栽等のある街路状の空間で,住民の交流の場として計画されている.×10/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28131集合住宅建築作品×茨城県営松代アパート(茨城県つくば市)は,七つの住棟により囲まれた二つの中庭をもち,屋根葺材には地元で焼かれた瓦を使用する等,周辺との融和に配慮された地上3階建ての低層集合住宅である.茨城県営松代アパート(大野秀敏+三上建築事務所・アプル総合計画事務所,1993,つくば市)は,中庭を囲む6階建ての4棟の住棟を,4層目の空中外部歩行者環状道路「上の道」で水平につないだ集合住宅であり,「上の道」は,プレイロットや植栽等のある街路状の空間で,住民の交流の場として計画されている.問題文は「茨城県営六番池アパート」の記述である.28134集合住宅建築作品23113集合住宅建築作品28133集合住宅建築作品19105集合住宅建築作品30133集合住宅建築作品30132集合住宅建築作品18242集合住宅建築作品幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県千葉市)は,壁面線の位置・高さ,壁面率等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅であり,街区型の形式に特徴がある.幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県千葉市)は,壁面線の位置・高さ,壁面率等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅であり,街区型の形式に特徴がある.(この問題は,コード「24112」の類似問題です.)NEXT21(大阪市)は,スケルトン・インフィ「NEXT21(大阪ガスNEXT21建設委員会,総括:内田祥哉+集工舎建ル分離方式と環境共生をテーマに将来の築都市デザイン研究所,1993,大阪市天王寺区,SRC造地下1階地上都市居住の可能性を追求した実験集合住2階・PC+RC複合構法3階~6階)」は,今後の都市型集合住宅のあり宅である.方を考える一つのモデルとして,省エネルギーや環境負荷の低減,スケルトン・インフィル等の試みを行っている実験集合住宅である.NEXT21(大阪府大阪市)は,二段階供給方式(スケルトン・インフィル分離方式)と環境共生をテーマにし,住戸の外壁等の規格化・部品化による可変性の確保や屋上植栽等が試みられた集合住宅である.世田谷区深沢環境共生住宅(東京都世田谷区)は,木造平屋建ての住宅団地の建替え計画により建設され,高木の保存,井戸の活用,優良土壌の再利用,古材の使用等,既存の環境の継承を意図している.「NEXT21(大阪市)」は,スケルトン(躯体)とインフィル(内装)とが明確○に分離された構法のもとに,18戸すべてが異なったプランの住戸として計画されている.各住戸は新たな生活提案型プランとなっており,その一部の住戸は一定の居住期間を経た上でさらに増改築がされている.戸境壁,外壁,開口部等の位置の変更を可能とした住戸規模可変システムによる増改築を実施した貴重な例である.「世田谷区深沢住宅(世田谷区+市浦都市開発・岩村アトリエJV,1997,東京都世田谷区)」は,「環境共生住宅建設推進事業」の第一号モデル事業として,①地域に開いた環境共生,②高齢者対応への取り組み,をテーマに進められた.共生の手法として中庭のビオトープや菜園,コモンスペースの計画や屋上緑化が図られ,地域に開放されている.世田谷区深沢環境共生住宅(世田谷区)「世田谷区深沢住宅(世田谷区+市浦都市開発・岩村アトリエJV,○は,木造平家建ての住宅団地の建替え事1997,東京都世田谷区)」は,旧都営住宅の建替え事業で,環境共生業により建築された公営の住宅であり,高をテーマに行われた.5棟70戸からなり,1号棟は「シルバーハウジン齢者在宅サービスセンターを併設した,シルバーハウジング・プロジェクトを含むもグ・プロジェクト」の対象で,高齢者在宅サービスセンターや談話室,生活協力員(LSA)の住戸,高齢者用住戸が17戸となっている.のである.真野ふれあい住宅(神戸市)は,阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり,共同の食堂,台所等を設けて,居住者が生活の一部を共同で行うことが可能となっている.「中新田町[現在の加美町]営並柳HOPE住宅」(宮城県)は,北からの強風と地吹雪を防ぐ屋敷林や瓦屋根と漆喰壁による景観によって周辺の風景との調和を図り,地場産材の活用等による地域の活性化を意図した戸建て住宅団地である.真野ふれあい住宅(真野コレクティブハウジング研究会,1997,神戸○市)は,阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり,共同の食堂,台所,談話室,屋上菜園などの多くの共用部分を設け,専用バルコニーを極力少なくし,連続する共用部分として路地的な雰囲気をつくっている.「中新田町[現在の加美町]営並柳HOPE住宅」(1998,宮城県)は,町の風土,伝統,文化,歴史等を活かしながら,地域産業の活性化を図ることを目的とした事業として実施されたもので,瓦屋根と漆喰(しっくい)壁によって統一された家並みや,露地空間,火の見櫓,干支を彫り込んだ門,枕木の歩道等,計画に創意工夫をこらしている.○○○○27123集合住宅建築作品岐阜県営住宅ハイタウン北方-南ブロック(北方町)は,昭和40年代に建設された公営住宅の建替えに当たって,21世紀に向けた居住様式を提案することを目標として設計された集合住宅団地である.岐阜県営住宅ハイタウン北方-南ブロック(妹島和世ほか,1998,北方町)は,昭和40年代に建設された公営住宅の建替えに当たり,磯崎新が指名した国内外4名の女性建築家が設計を担当し,敷地外周に配置された高層板状住棟が中央の広場を囲んでいる.○19104集合住宅建築作品東雲キャナルコート1街区(東京都江東街区(都市基盤整備公団+山本理顕,2003,東区)は,高層板状住棟による高密度な賃京都江東区)は,高層板状住棟を用いた囲み型配置による高密度集貸集合住宅であり,住戸には,仕事場等住が意図されている.特徴としては,中廊下への通風や採光を確保すとして使用できる開放的な「f-ルーム(ホるために住棟ボリュームをくり貫いた「コモンテラス」を各所に計画し,ワイエルーム)」を設け,中廊下やコモンテホームオフィス機能ももつ「f-ルーム」を備えている.ラスと連続させている.○24113集合住宅建築作品東雲キャナルコート(東京都江東区)は,防災を目的とした再開発計画によって建設された低・中層集合住宅団地である.東雲キャナルコート(2003)は,東京湾岸部の工場跡地に計画された都市基盤整備公団が供給する賃貸集合住宅である.高層板状住棟を用いた囲み型配置による高密度集住が意図されている.1・2街区とも中廊下形式を採用して高密度を高め,中廊下への通風や採光を確保するために大きなテラスを住棟各所に計画している.×27122集合住宅建築作品東雲(しののめ)キャナルコート(江東区)は,6街区に分割された敷地に,それぞれ別の建築士事務所が設計を行った低層集合住宅団地である.東雲キャナルコートは,東京湾岸部の工場跡地に計画された都市基盤整備公団が供給する賃貸集合住宅である.高層板状住棟を用いた囲み型配置による高密度集住が意図されている.×11/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29131集合住宅建築作品○かんかん森(東京都)は,各住戸の独立性を保ちつつ,居住者が共同で使用することができる居間や台所等を設置して,コモンミールや掃除等,生活の一部を共同化している,コレクティブハウスである.かんかん森(2003,東京都)は,区立中学校跡地に建てられた「日暮里コミュニティ」の低層階にある賃貸のコレクティブハウスである.各住戸の独立性を保ちつつ,居住者が共同で使用することができる居間や台所等を設置して,コモンミールや掃除等,生活の一部を共同化している.26124集合住宅建築作品「求道學舎(東京都文京区)」は,80人が集まって生活することに重点を置き,居住者全員で使用するリビングスペースや浴場等の共有空間の充実を図っている.「求道學舎(2006再生,東京都文京区,RC造4階建)」は,大正15年に×武田五一の設計で建てられた学生寮を歴史的建築物として後世に残すために,コーポラティブ方式による定期借地権分譲住宅として再生された.29134集合住宅建築作品26123集合住宅建築作品求道學舎(東京都)は,居住者が共同生活武田五一,2006再生,東京都文京区,RC造4階建)」は,をすることに重点を置き,居間や浴室等の大正15年に建てられた学生寮を歴史的建築物として後世に残すためコモンスペースの充実を図った,テラスハに,コーポラティブ方式による定期借地権分譲住宅として再生された.ウスである.「りえんと多摩平(東京都日野市)」は,多UR都市機構,2011再生,東京都日野市,RC造4階世代の居住者が暮らす新たな街に生まれ建)」は,多世代の居住者が暮らす新たな街に生まれ変わらせる団地変わらせる団地再生事業の一つとして,再生事業の一つとして,民間事業者が改修工事を行い,団地の一部民間事業者が改修工事を行い,団地の一の住棟をシェアハウス(1ユニット3個室で,家具付きの個室ではプライ部の住棟をシェアハウスとして再生した.バシーを確保しながら,共用部を中心にシェア生活)として再生した.×○07131集合住宅建築作品07132集合住宅建築作品07133集合住宅建築作品07134集合住宅建築作品02124集合住宅建築作品29132集合住宅建築作品ゆいま~る多摩平の森(東京都)は,団地内にある階段室型の鉄筋コンクリート造の住棟にエレベーターと共用廊下を増築し,介護施設棟や,入居者のみならず誰もが利用できる食堂等が設けられている.ゆいま~る多摩平の森(UR都市機構,2011再生,東京都日野市)は,団地内にある階段室型の鉄筋コンクリート造の住棟の階段室を撤去し,新たにエレベーター・階段室・外廊下を増築し,小規模多機能型居宅介護施設や,入居者のみならず誰もが利用できる食堂等が設けられており,多世代が暮らせる団地として再生された.堀川団地出水団地第1棟・第2棟(京都府)は,戦後建設された鉄筋コンクリート造の店舗併用集合住宅であり,改修によ堀川団地出水団地第1棟・第2棟(京都府住宅供給公社,2013再生,京都市上京区)は,「アートと交流」を基本テーマにしたまちづくりの全体構想に基づき,戦後建設された鉄筋コンクリート造の店舗併用集合○り,耐震補強やエレベーター設置のほか,住宅を改修し,耐震補強やエレベーター設置のほか,多世代向けの住多世代向けの住戸改修とDIY可能な住戸戸改修とDIY可能な住戸の導入などがされている.の導入などがされている.釜石市天神復興住宅(岩手県)は,東日釜石市天神復興住宅(千葉学,2016,岩手県)は,東日本大震災によ○本大震災による被災者のための公営住宅る被災者のための公営住宅であり,住民相互が繋がることのできる仕であり,リビングアクセス形式の採用や,1フロア毎に共用廊下の配置を反転させることで,高齢居住者の見守りがしやすい組としてリビングアクセス形式を採用したり,1フロア毎に共用廊下の配置を反転させることで,高齢居住者の見守りがしやすい環境づくりが行われている.環境づくりが行われている.真野ふれあい住宅(兵庫県)は,阪神・淡路大震災の復興事業として計画されたグループハウスであり,建築物の中央にある中庭を軸に左右対称に各ユニットの玄関,共用のLDK,居室が配置され,各居室からも直接外部に出ることができるように平家建てで計画されている.釜石・平田地区仮設住宅団地(岩手県,2011年)は,東日本大震災の復興支援の一環として建設されたコミュニティケア型仮設住宅団地であり,診療所付きのサポートセンターや仮設店舗が計画された.真野ふれあい住宅(真野コレクティブハウジング研究会,1997,神戸×市)は,阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり,共同の食堂,台所,談話室,屋上菜園などの多くの共用部分を設け,専用バルコニーを極力少なくし,連続する共用部分として路地的な雰囲気をつくっている.問題文は「グループハウス尼崎」の記述のため誤り.釜石・平田地区仮設住宅団地(2011,岩手県)は,東日本大震災の復興支援の一環として建設されたコミュニティケア型仮設住宅団地であり,診療所付きのサポートセンターや仮設店舗が計画されている.また,少子高齢対応型仮設住宅のモデルとして整備されており,通路・入口をウッドデッキで直結するバリアフリー化や,小さい子供が遊べる広場と遊具の設置といった配慮がなされている.○○SHAREyaraicho(東京都)は,道路に面すSHAREyaraicho(近田玲子,2012,東京都新宿区)は,道路に面する部○る部分は巨大な半透明のテント膜で覆わ分は巨大な半透明のテント膜で覆われ,内部は吹抜け空間を介して個れ,内部は吹抜け空間を介して個室7室と室7室とコモンスペースが計画された,シェアハウスである.コモンスペースが計画された,シェアハウスである.29133集合住宅建築作品泉北ニュータウン(大阪府)は,空き住戸を活用したサポート付き共同住宅や戸建て住宅を活用した多世代型シェアハウス等の試みが行われている,大規模なニュータウンである.泉北ニュータウン(1965,大阪府)は,西日本最大級規模のニュータウンであるが,高齢化が進み,空き家が目立つようになった.2014年より,空き住戸を活用したサポート付き共同住宅や戸建て住宅を活用した多世代型シェアハウス等のコンバージョンの試みが行われている.○30033集合住宅建築作品ムードンの住宅は,ジャン・プルーヴェによって設計されたものであり,アルミニウム等の材料が用いられている.ムードンの工業化住宅(ジャン・プルーヴェ,1950,フランス)は,起伏○のある変則地形の敷地に建設された14棟のプレファブ住宅で,家具作家でもあるジャン・プルーヴェは,建築部材としてのアルミの可能性を追及し,プレファブリケーションの実践にいち早く取り組んだ建築家である.12/13ページ

07.「住宅・集合住宅」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30034集合住宅建築作品×フランクリン街のアパートは,ルイス・サリヴァンによって設計された集合住宅であり,構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅とされている.「フランクリン街のアパート(オーギュスト・ペレ,1903,フランス)」は,鉄筋コンクリートを現代建築の構造材として登場させた記念碑的な建築物で,RCの柱と梁で建物の骨格を構成し,壁は構造とは独立して計画されている.問題文のルイス・サリヴァンは,19世紀後半に活躍したアメリカ(シカゴ派)の建築家で,鉄骨造の高層建築を多く手掛けており,機能主義を表す「形態は機能に従う」という言葉が有名である.22122集合住宅建築作品30032集合住宅建築作品22034集合住宅建築作品22123集合住宅建築作品30031集合住宅建築作品22124住宅建築建築作品22121集合住宅建築作品23111集合住宅建築作品カサ・ミラ(アントニオ・ガウディ)は,波状アントニオ・ガウディ,1910,バルセロナ)」は,1階の店舗○の有機的なファサードを有し,各住戸の平層の住宅,更にその上に屋根裏住宅で構成された集合住宅面が異なる高層集合住宅である.である.波状の有機的なファサードを有し,各住戸の平面が異なっている.ヴァイセンホーフ・ジードルングは,ミーミース・ファン・デル・ローエ他,ス・ファン・デル・ローエが全体計画を行っ1927,シュツットガルト)」は,「居住」をテーマとしたドイツ工作連盟の第た実験住宅展で建築された住宅団地であ2回展示会場としてミースのプロデュースの元,17名の建築家の設計り,「インターナショナル・スタイル」の成立による住棟が建設され,展覧会終了後は分譲住されている.いずれのに影響を与えたものである.住棟も陸屋根と白い壁というモダニズム建築の特徴を持ち,多様な形態ながら統一性のある外観を呈しており,「インターナショナル・スタイル」の成立に影響を与えたものである.「レイクショアドライブ・アパートメント(ミース・ファン・デル・ローエ)」の建築様式は,国際様式である.「レイクショアドライブ・アパートメント(ミース・ファン・デル・ローエ,○1951,シカゴ(アメリカ),S造26階建)」は,高速道路を挟んでミシガン湖に面する敷地に,2棟の同型の高層住棟が直交するように配置されている.基準階は柱間6.4mの正方形を5行3列に配した規則的な平面であり,均質な平面を分割し1層8戸の住宅が入る.各戸の外周部は床から天井までガラスで構成され,広々とした眺望を可能としている.尚,「国際様式(InternationalStyle)」は,個人や地域の特殊性を超えて,世界的に共通な様式へと向かったもので,「装飾の排除」,「バランスの重視」「量間より空間感覚による建築」といった特色がある.主に1920~1950年代頃までの近代建築の主流をなす合理主義的造形様式をいい,ミース・ファン・デル・ローエの一連の作品はその典型とされている.ユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジエ)「ユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジェ,1952,マルセイユ)」は,3.5haは,メゾネット型住戸を主とし,多様な施設の公園内に建つピロティに支えられた巨大な彫刻のような複合型集合を複合した高層集合住宅である.住宅である.屋上庭園には体育館や児童のための庭や保育所などがあり,7・8階には店舗や郵便局・ホテルなど都市生活機能がこの集合住宅の中に組み込まれている.マルセイユのユニテ・ダビタシオンは,ル・ル・コルビュジェ,1952,マルセイユ)」は,3.5haコルビュジエによって設計されたピロティの公園内に建つピロティに支えられた巨大な彫刻のような複合型集合のある高層の集合住宅であり,建築物内住宅である.屋上庭園には体育館や児童のための庭や保育所などがには住戸に加えて,店舗,ホテル,屋上庭あり,7・8階には店舗や郵便局・ホテルなど都市生活機能がこの集合園等の機能がある.住宅の中に組み込まれている.ハーレン・ジードルンク(アトリエ5)は,市アトリエ・ファイブ,1961,ベルン)」は,市街か街地に建つ商業施設を複合した高層集合ら4.5kmに位置する郊外住宅である.ボーレン湖に面する南斜面の敷住宅である.地に,屋上庭園を持った低層の連続住宅を階段状に計画している.住戸群をコンパクトに集約することにより,周辺の豊かな樹木を残している.巧みな断面構成により,プライバシーと眺望を確保している.シーランチ・コンドミニアム(チャールズ・ムーア他)は,10戸の週末用住宅群を海「シーランチ・コンドミニアム(チャールズ・ムーア他,1965,サンフランシスコ)」は,太平洋を臨む断崖絶壁の荒涼とした風景に建つ木造の○の眺望を考慮して,敷地の勾配に沿って,低層集合住宅である.10戸の週末用住宅群は,海の眺望を考慮して,中庭を囲むように配置した低層集合住宅である.敷地の勾配に沿って,中庭を囲むように配置され,厳しい潮風の影響を考慮し軒・庇が設けられていない.建設前に環境調査を行い,自然を痛めないように土壌整備や木材の搬入に1年の歳月が掛けられた.「自然環境を考慮し,いかに破壊せず人と自然が共存するか」を目的として建てられたこの建築物は,物質文明が自然をコントロールするという考え方が主流であったた当時のアメリカの建築界に大きな衝撃を与えた.アビタ’67(カナダ・モントリオール)は,複数住棟の共用の庭をもち,各戸の専用庭「アビタ’67(モシェ・サフディ,1967,モントリオール(カナダ),RC造地下1階地上11階建)」は,モントリオール博覧会に際して建築された高×及び住棟の雁行配置により住戸の独立性層集合住宅である.354個のプレキャストコンクリート製のボックスからを高めた低層集合住宅である.構成されており,1~3個のボックスで1住戸とし,16のパターンから成り立っている.問題文は,「タウンハウス諏訪」の記述である.○○○×23114集合住宅建築作品バイカー再開発(イギリス・ニューキャッスル)は,住民の意見を積極的に取り入れたもので,既存のコミュニティー施設を残し,地区の周囲に壁状の高層住棟を配置し,その内側に庭付きの低層集合住宅を配置した計画である.「バイカー再開発(ラルフ・アースキン,1969~1980,ニューキャッスル(イギリス),2,317戸)」は,住民の意見を積極的に取り入れたもので,既存のコミュニティー施設を残し,当初高速道路が隣接して建設予定だったため,地区の周囲にメゾネットタイプを中心とした壁状の高層住棟(ペリメーターブロック)を配置し,その内側に庭付きの低層集合住宅を配置した計画である.○13/13ページ

7.「住宅・集合住宅」のH03年以後の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答こちらの解説集は,合格ロケットに収録されている直近20年分より前の年度(H03年以後)の出題に関する知識基づいています.h11103住宅建築建築作品スカイハウス(菊竹清訓)は,4枚の壁柱に「スカイハウス(菊竹清訓,1958,文京区,RC造2階建)」は,居住部分○支えられた均質な空間に取替えの可能な(1辺が約10mの正方形のワンルームのガラス張り空間)が4枚の壁柱設備等の装置化された「ムーブネット」を取り付けた計画である.により空中に持ち上げられており,台所,浴室,収納などの設備を装置化し,取替えや位置の変更が可能な「ムーブネット」として本体に取り付けた計画である.後年,子供室等は,本体に吊り下げられる形で増設された.h08091住宅建築建築作品から傘の家(篠原一男,1961年)は,正方形の単一空間を住機能別に3分割した平面構成である.「から傘の家(篠原一男,1961年,目黒区,木造平屋建)」は,7.2m四方の正方形平面を持つ極度に単純化された構成の住宅である.LDK部分,寝室部分,トイレ・浴室等の水廻り部分に3分割し,襖を開ければワンルーム(単一空間)となる単純明快な全体構成でありつつ,その造形性は,伝統的な家屋にも通じる力強さを感じさせる.から傘の骨状(放射状の垂木)の方形屋根が名前の由来である.(この問題は,コード「11105」の類似問題です.)○h08092住宅建築建築作品軽井沢の家(吉村順三,1962年)は,片流れの屋根と2階の居間を中心とした平面計画である.「軽井沢の別荘(吉村順三,1962,長野県北佐久郡,1階RC造・2階木○造)」は,1階部分をRCコア,2階および屋根裏を木造とし,片流れの屋根を持つ.2階の居間を中心とした平面計画となっており,端正なプロポーションと最小限にして必要な要素が丁寧に収められた計画である.吹抜けを設け,立体的に住みこなす考え方は「最小限住宅」や「小住宅」の追及における完成形として捉えることもできる.また,全ての建具を引き込み可能としたディテールは開口部の存在を際立たせている.h08094住宅建築建築作品夫婦屋根の家(山下和正,1968年)は,1階を生活部分,2階を仕事場に分けた明快な平面構成である.「夫婦屋根の家(山下和正,1968,神奈川県川崎市,CB造2階建)」○は,コンクリートブロック造という壁の拘束性の強い構法と,画家とピアニストという芸術家夫婦の個人的自立性の高い生活が,1階を生活部分,2階を仕事場として分割した明快な平面構成を無理なく融合させており,夫婦(めおと)と名づけられた屋根と相呼応する形態を生み出している.h14251h11104住宅建築建築作品ル・コルビュジェは,「近代建築の5原則」1928~1931年,フランスパリ郊外,ル・コルビュジェ)」として,ピロティ,屋上庭園,自由な平面,は,近代建築五原則(ピロティ,屋上庭園,水平連続窓,自由な間仕水平連続窓,自由なファザードを提示し,切り壁配置,外壁の自由なデザイン)が最も巧みに生かされた作品でこの原則を具現させた作品は,「サヴォアある.邸」である.住宅建築建築作品ガラスの家(フィリップ・ジョンソン)は,広大な敷地の中に立つ別荘で,暖炉とコアによる明快な平面構成をもつ.「ガラスの家(フィリップ・ジョンソン,1949,コネチカット(アメリカ),S造○平屋建)」は,森に囲まれた起伏の豊かな林(広大な敷地)に建ち,鉄とガラスによって構成され,外部の展望に対し一体感を持ったゆったりとした一室空間となっている.サニタリー(浴室・トイレ・洗面などの水廻り部分)ユニットと暖炉を納めた円形のコア(煉瓦造)以外は,居間,台所,寝室などは自立した家具の要素により緩やかに分節させ,空間の連続性(ユニバーサルスペース)を持つ週末住宅(別荘)である.○h11102住宅建築建築作品ファンズワース邸(ミース・ファン・デル・ミース・ファン・デル・ローエ,1950,イリノイ(アメリローエ)は,コンクリートによる構造の特徴カ),S造平屋建)」は,鉄骨のフレーム(8本のスチールH型鋼柱とスラを生かしたユニバーサル空間をもつ.ブ)により支持され,それ以外の外壁にあたる部分はすべてガラスで仕切られている週末住宅.中央部に設備コアを配置し,空間が分節されている.ユニバーサルスペース(間仕切りのないフレキシブルな空間)を極限まで追求した作品である.×h12101集合住宅その他同潤会アパートと震災復興とは,名称とこれに関係の深い事項の組合せとして正しい.h14101集合住宅建築作品「同潤会江戸川アパート」(東京都新宿区,1934年)は,社交室,共同浴場等の付帯施設を有し,住棟を平行に配置した低層集合住宅である.「財団法人同潤会」は,関東大震災後の住宅復興を目的に,震災の義○援金をもとに設立された我が国最初の公的な住宅供給機関であり,「同潤会アパート」とは,大正14年度から始まり,東京・横浜の交通の便の良いところに大正15(1925)年から昭和16(1941)年までの間に,総計12000戸余りが建設されたアパートメント・ハウス事業による集合住宅をいう.(「不良住宅地区改良事業」にあたる猿江裏町も含む.).アパートの構造は耐震耐火とした鉄筋コンクリート造であり,独身者向け住戸や,店舗付き住戸も計画され,都市における理想的住宅として,水洗便所やダストシュートの設置,集会所,浴場,食堂といった付帯施設の充実,現在なら当然とされている諸々の設備や仕組みの基を,日本で初めて形にした集合住宅でもある.「同潤会江戸川アパート(同潤会,1934(昭和9年),新宿区,RC造地×下1階地上6階建1棟・4階建1棟)」は,6階建のコの字型住棟と4階建の板状住棟で中庭を囲み,各住戸へは中庭から階段室を経てアクセスする形式の中層集合住宅であり,付帯施設として,社交室,共同浴場などが設けられた.h03251h03252集合住宅建築作品同潤会アパートは,関東大震災の被害の大きかった東京や横浜の市街地を避けて,その郊外に多く建設された.集合住宅建築作品東京都高輪アパートは,第二次世界大戦後初の本格的な鉄筋コンクリート造の公営集合住宅である.「同潤会アパート(同潤会,1924(大正14年)~1941(昭和16年),東京都・横浜市,鉄筋コンクリート造)」は,関東大震災の復興のため設立された財団法人同潤会の建設したアパートであり,罹災地である東京,横浜を中心として総計12000戸の住宅を建設した.「都営高輪アパート(東京都,1947,東京都港区高輪,鉄筋コンクリート造)」は,終戦後初のアパート建築であり,実験住宅として新しい工法を採用したほか,様々な社会階層,家族構成の世帯を入居させて各種の生活調査を行った.高輪アパートをきっかけにRC造の公共住宅が増加し,不燃率が向上した.×○1/3ページ

7.「住宅・集合住宅」のH03年以後の本試験知識h03254集合住宅建築作品日本住宅公団の晴海高層住宅は,3層を1単位としたスキップフロア型の集合住宅である.「晴海高層住宅(日本住宅公団・前川國男建築設計事務所・大高正人他,1958,東京都中央区晴海)」は,日本住宅公団が初めて建設した都市型の高層賃貸集合住宅である.3層6住戸を1単位とするメガストラクチャーの架構方式を用い,スキップアクセス形式が採用されている.○h13094h14102集合住宅建築作品基町団地(広島市)は,木造老朽住宅地区の再開発事業として計画され,屋上階に共用広場をもつ中層中密度の集合住宅である.「基町団地(大高建築設計事務所,1972,広島県広島市中区)」は,広島市の中心部にあった「原爆スラム」と呼ばれる不良住宅地(木造老朽住宅地区)の再開発事業として計画された高層高密度の公営住宅団地である.(この問題は,コード「03255」の類似問題です.)集合住宅建築作品東京都渋谷槇総合計画事務所,スタジオ建築計画,区,1969年)は,上層に住戸を,下層に商1968~1992,渋谷区猿楽町,RC造地下2階地上3~4階建)」は,上層業施設やオフィス等の機能を中心としてに住戸を,下層に商業施設やオフィス等の機能を中心として複合させ複合させた都市型集合住宅である.た都市型集合住宅である.×○h07093集合住宅建築作品代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区)は,コーポラティブ方式によって市街地に建設された中層集合住宅である.「代官山ヒルサイドテラス(槙総合計画事務所,スタジオ建築計画,×1968~1992,渋谷区猿楽町,RC造地下2階地上3~4階建)」は,住宅,商業施設,オフィス,レストラン等の機能が複合された建築群で構成され長期に渡り段階的に計画されてきた.住棟のスカイラインは建設時の規制高さ10mが守られ,調和のとれた街並みを形成している.多様な設計手法と分節により,各住棟の表情は変化のある街路空間を生み出している.h14103集合住宅建築作品東京都杉並区,「ライブタウン浜田山(現代都市建築研究所,1977,東京都杉並区,○1977年)は,1階のフラット住戸に設けられRC造3階建)」は,表通りに店舗併用住宅,その裏に専用住宅を配した専用庭と2~3階のメゾネット住戸への専用の屋外階段が,路地的なスペースに面して設けられた集合住宅である.た高密度な低層集合住宅.1階はフラット,2~3階はメゾネットで構成されており,メゾネット住宅は2階に広いバルコニーをもつ.住戸は雁行しながら集まり,路地的なスペースと住棟で囲まれた屋外スペースをつくり出している.居間など公的な部屋を外部に対してオープンに,また個室はプライバシーを重視して開口部の扱いなどが考慮されている.1階のフラット住戸に設けられた専用庭と2~3階のメゾネット住戸への専用の屋外階段が,路地的なスペースに面して設けられた集合住宅である.h13092集合住宅建築作品芦屋浜高層住宅(兵庫県芦屋市)は,5層ASTM企画連合,1979,兵庫県芦屋市,RC造14-ごとに共用の憩いの場等である空中庭園29階建)」は,5層ごとに共用の憩いの場等である空中庭園をもつ,工をもつ,工業化工法による集合住宅であ業化工法による集合住宅である.る.○h13095h06093集合住宅建築作品タウンハウス諏訪(東京都多摩市)は,複数住棟の共用の庭をもち,また,各戸の「タウンハウス諏訪(日本住宅公団・山設計工房・みのべ建築設計事務所,1979,東京都多摩市,RC造2-3階建)」は,複数住棟の共用の○専用庭および住棟の雁行配置により住戸庭をもち,また,各戸の専用庭および住棟の雁行配置により住戸の独の独立性を高めた集合住宅である.立性を高めた集合住宅である.集合住宅建築作品東京湾埋立地に建設された日本勤労者日本勤労者住宅協会・久米設計,1983,品川区,RC造住宅協会による八潮ハイツは,リビングア14階建)」は,東京湾埋立地に建設された高層集合住宅で,共用廊下クセス型高層集合住宅である.側にLD・Kを配置したリビングアクセス型高層集合住宅である.○h14104集合住宅建築作品「六甲の集合住宅Ⅰ,Ⅱ期」(神戸市)は,緑豊かな急斜面に沿った規則的な格子状の空間構成の中にテラスや中庭的空間を配して,自然や眺望を活かした住戸を創出している.「六甲の集合住宅Ⅰ,Ⅱ期」(安藤忠雄,1983,1993,神戸市)は,住宅街の背後にある急斜面に建設された集合住宅であり,斜面に沿ってセットバックされ,均等なグリットを基準とした規則的な格子状の空間構成の中にテラスや中庭的空間を配して,敷地の持つ自然や眺望を生かした住戸が計画されている.○h13093h14105集合住宅建築作品ユーコート(京都市)は,住棟に囲まれた京の家創り会設計集団,1985,京都市西京区,RC造5階敷地中央のまとまった共用緑地や広場か建)」は,住棟に囲まれた敷地中央のまとまった共用緑地や広場かららアクセスする多様な住戸を,コーポラアクセスする多様な住戸を,コーポラティブ方式により建設した集合住ティブ方式により建設した集合住宅であ宅である.48戸の住宅はそれぞれ個性を保ちつつ,住戸間のコミュニる.ケーションに配慮して必要なときにお互いに行き来できるように計画した「つづきバルコニー」や「通りぬけ共用通路」等を設けている.(この問題は,コード「05124」「06094」の類似問題です.)集合住宅建築作品「Mポート」(熊本県熊本市)は,居住者の参加によって各住戸の設計が行われたコーポラティブハウスであり,居住者の交流等を意図して共用空間を配置している.「Mポート(もやい住宅設計集団,1992,熊本県熊本市,RC造5階建)」○は,「もやい(=古くからある言葉で,ひとつの作業を協力・協同して行うことを表す)」をキーワードとし,広めの階段室,連続バルコニー,ピロティ,屋上広場,集会場など,居住者の交流等を意図して共用空間を配置している.尚,居住者の参加によって各住戸の設計が行われたコーポラティブハウスでもある.○h16091集合住宅建築作品ベルコリーヌ南大沢(東京都八王子市)は,各階に多様な世帯構成を想定した各種の住宅を配置し,相互扶助的な共生を意図した集合住宅である.ベルコリーヌ南大沢(1992)は,丘陵地の地形特性と保存緑地,眺望×を活かし,ゆとりのある住環境づくりを目標とした集合住宅である.都立大学に隣接し,大学との連続性を意識して稜線上におかれたポイントタワーと,斜面住宅やストリートハウス,コルテ型など多様な住棟によって構成されている.各住戸ブロックはミニインフラによって結ばれる.成熟化対応のため,歩専道に面してαルームを設けるなどして,公的空間と私的空間との連続性が意図されている.内井昭蔵氏をマスターアーキテクトとしてマスタープラン段階から調整を図り,全体が調和された一体感のある景観を持つ集合住宅地である.2/3ページ

7.「住宅・集合住宅」のH03年以後の本試験知識h13091h16093h16095h16094h05101h06091集合住宅建築作品NEXT21(大阪市)は,今後の都市型集合住宅のあり方を考える一つのモデルとして,省エネルギーや環境負荷の低減,スケルトン・インフィル等の試みを行っている実験集合住宅である.集合住宅建築作品NEXT21(大阪市)は,スケルトンとインフィルとが明確に分離された構法により,戸境壁,外壁,開口部等の位置の変更を可能としている.「NEXT21(大阪ガスNEXT21建設委員会,総括:内田祥哉+集工舎建○築都市デザイン研究所,1993,大阪市天王寺区,SRC造地下1階地上2階・PC+RC複合構法3階~6階)」は,今後の都市型集合住宅のあり方を考える一つのモデルとして,省エネルギーや環境負荷の低減,スケルトン・インフィル等の試みを行っている実験集合住宅である.(この問題は,コード「07095」の類似問題です.)スケルトン(躯体)とインフィル(内装)とが明確に分離された構法のも○とに,18戸すべてが異なったプランの住戸として計画されている.各住戸は新たな生活提案型プランとなっており,その一部の住戸は一定の居住期間を経た上でさらに増改築がされている.戸境壁,外壁,開口部等の位置の変更を可能とした住戸規模可変システムによる増改築を実施した貴重な例である.集合住宅建築作品世田谷区深沢環境共生住宅(東京都世田谷区)は,木造平屋建の住宅団地の建替え計画により建設され,「地域に開いた環境共生」と「高齢者等への対応」とを意図した集合住宅である.「世田谷区深沢住宅(世田谷区+市浦都市開発・岩村アトリエJV,1997,東京都世田谷区)」は,「環境共生住宅建設推進事業」の第一号モデル事業として,①地域に開いた環境共生,②高齢者対応への取り組み,をテーマに進められた.共生の手法として中庭のビオトープや菜園,コモンスペースの計画や屋上緑化が図られ,地域に開放されている.○集合住宅建築作品東雲キャナルコート1・2街区(東京都江東区)は,中廊下形式を採用し,中廊下への通風や採光を確保するための大きなテラスを住棟各所にもつ高層板状住棟により構成した高密度な賃貸集合住宅である.集合住宅建築作品レイクショアドライブ・アパートメント(MiesvanderRohe)は,高層集合住宅である.集合住宅建築作品ル・コルビュジェ(LeCorbusier)設計のユニテ・ダビタシオンは,多様な住戸により構成される高層集合住宅であるが,共同施設は設けられていない.東雲キャナルコート(2003)は,東京湾岸部の工場跡地に計画された○都市基盤整備公団が供給する賃貸集合住宅である.高層板状住棟を用いた囲み型配置による高密度集住が意図されている.1・2街区とも中廊下形式を採用して高密度を高め,中廊下への通風や採光を確保するために大きなテラスを住棟各所に計画している.「レイクショアドライブ・アパートメント(ミース・ファン・デル・ローエ,○1951,シカゴ(アメリカ),S造26階建)」は,高速道路を挟んでミシガン湖に面する敷地に,2棟の同型の高層住棟が直交するように配置されている.基準階は柱間6.4mの正方形を5行3列に配した規則的な平面であり,均質な平面を分割し1層8戸の住宅が入る.各戸の外周部は床から天井までガラスで構成され,広々とした眺望を可能としている.尚,近代建築において,個人や地域などの特殊性を超えて世界共通の様式へと向かおうとする当時の建築様式をインターナショナル・スタイル(InternationalStyle,国際様式)といい,ミース・ファン・デル・ローエの一連の作品はその典型とされている.「ユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジェ,1952,マルセイユ(フランス),×RC造17階建+屋上庭園)」は,3.5haの公園内に建つピロティに支えられた巨大な彫刻のような高層集合住宅である.屋上庭園には体育館や児童のための庭や保育所などがあり,7・8階には店舗や郵便局・ホテルなど都市生活機能がこの集合住宅の中に組み込まれている.(この問題は,コード「05102」「12104」の類似問題です.)h05103集合住宅建築作品トーレ・ヴェラス力(ErnestoN.Rogers)は,高層集合住宅である.h05104集合住宅建築作品ロメオとジュリエット(HansScharoun)は,高層集合住宅である.「トーレ・ヴェラスカ(エルネスト・ロジャース(B・B・P・R),1958,ミラノ○(イタリア),RC造地下2階地上27階建)」は,戦後ミラノの代表的なグ(Banfi,Belgiojoso,Peressutti,Rogers)の作品であり,ヴェラスカの塔(TorrediVelasca)とも呼ばれている.平面は低層階には店舗,オフィスが入り,上層階には住戸(最上部はメゾネット)が入り都市を一望できる.立面においては,不規則に閉じられた開口部が上層に向かうにつれて増加し,ゴシック様式に見られるフライングバットレスのような梁で支えられた張り出した上層部は中世の城にある見張り塔を模したような外観の塔となっている.また,最上階は傾斜した屋根形態をし,伝統的な街並みとあわせられている.高層建築(高層集合住宅)と伝統的様式の融合によってこの建物はミラノの都市景観に大きな影響を与えている.「ロメオとジュリエット(ハンス・シャロウン,1959,シュテゥットガルト(ド○イツ),RC造20階建)」は,親しみやすい名前を持った,屋上テラスとアトリエ付きの集合住宅であり,人間の生活や行動の場を中心に据えた建築を目指した計画である.東西に伸びる狭い敷地には,その西側に12階建で弧を描く平面の「ジュリエット」が,東側に20階建の塔状の「ロメオ」が対照的な形態で配置されている.h07091h07092集合住宅建築作品ハーレン・ジードルンク(ベルン)は,斜面地に階段状に計画された低層の連続住宅である.「ハーレン・ジードルンク(アトリエ・ファイブ,1961,ベルン(スイス),RC○造1~3階建)」は,市街から4.5kmに位置する郊外住宅である.ボーレン湖に面する南斜面の敷地に,屋上庭園を持った低層の連続住宅を階段状に計画している.住戸群をコンパクトに集約することにより,周辺の豊かな樹木を残している.水泳プール,運動場,遊び場,中央暖房施設,温水供給施設,洗濯室,ガソリンスタンド,管理事務所などの共用施設を持ち,住戸群の中央にある広場に面して,商店,レストランなどが設けられている.住戸は北側と南側に庭を持った4~6室の住戸が基本でそれにサンルーム,アトリエなどがついたタイプがある.巧みな断面構成により,プライバシーと眺望を確保している.(この問題は,コード「05105」の類似問題です.)集合住宅建築作品アビタ’67(モントリオール)は,コンクリー67(モシェ・サフディ,1967,モントリオール(カナダ),RC造地トボックスの組合せによって構成された高下1階地上11階建)」は,モントリオール博覧会に際して建築された高層集合住宅である.層集合住宅である.354個のプレキャストコンクリート製のボックスから構成されており,それぞれのコンクリートボックスの大きさは1,173cmx533cmx305cmで,床面積約62.5㎡,重さ約70トンである.○3/3ページ


1234No.08事務所建築56789101112131415

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29061事務所建築寸法○事務所ビルの事務室において,椅子に座った状態で室内の見通しをよくするためにパーティションの高さを床面から110cmとした.座ったまま見通しが利くようにする場合のローパーティションの高さは110cm以下とする.また,座った状態では見通せず,立った状態で見通すことができる高さは,120~150cm程度とする.(この問題は,コード「26083」の類似問題です.)21062事務所建築寸法事務所ビルにおいて,いすに座った状態における見通しを遮るために,事務室に設置するパーティションの高さを,110㎝とした.座ったまま見通しが利くようにする場合のローパーティションの高さは110cm以下とする.また,座った状態では見通せず,立った状態で見通すことができる高さは,120~150cm程度とする.(この問題は,コード「18154」の類似問題です.)×03084事務所建築寸法事務所ビルの事務室の計画において,椅子に座ったときの視界を遮るためのパーティションの高さを,120cmとした.座ったまま見通しが利くようにする場合のローパーティションの高さは110cm以下とする.また,椅子に座ったときの視界を遮り,立った状態で見通すことができる高さは,120~150cm程度とする.○19112事務所建築寸法基準階の床面積1,200㎡の事務所ビルにおいて,執務スペースの天井高を2.7mとした.一般的な事務所ビルの執務スペースの天井高は,2.5~2.7m程度とする.尚,執務スペースの床面積が大きくなるに従い,天井高を高く設定しておかなければ,圧迫感などが生じる.○24063事務所建築寸法事務所ビルにおいて,階段に設ける手摺の高さを,段の先端から85cmとした.事務所の階段室の壁に取り付ける手すりの場合,昇降補助を目的として設置するため,一般に段の先端から測って75cm~85cmの高さとする.○30073事務所建築寸法多人数の成人が利用する男性用便所の壁掛型小便器の間隔は,一般に,心々65cm以上,間に隔板を設置す計画において,隣り合うストール型小便器る場合には,心々70cm以上となる.ゆとりを持たせる場合は,心々の中心間距離を,90cmとした.90cm程度の寸法が望ましい.(この問題は,コード「21063」の類似問題です.)○19114事務所建築寸法収容人員10人程度の会議室の広さを,4m×6mとした.会議の面積規模はレイアウトに応じて,机の寸法,隣の席との間隔,○通路寸法,スクリーンや演壇との関係によって設定される.会議人数が多くなると必要な空間規模も大きくなる.概ね,10人以下で20~40㎡程度,10~20人で40~50㎡程度,20~30人で60~80㎡程度となる.26062事務所建築寸法事務所ビルの計画において,収容人員12会議室の面積規模はレイアウトに応じて,机の寸法,隣の席との間○人程度の会議室の内法寸法を,5m×10m隔,通路寸法,スクリーンや演壇との関係によって設定される.会議人とした.数が多くなると必要な空間規模も大きくなるが,一般に,収容人員1人当たり2~5㎡程度を目安とする.収容人員12人程度の場合,およそ24~60㎡必要である.22072事務所建築30074事務所建築28081事務所建築寸法寸法寸法事務所において,口の字形に机を配置する会議室(収容人員20人程度)の広さを,3.6m×7.2mとした.事務所ビルの計画において,10席程度の会議室の内法寸法を,3.6m×7.2mとした.会議の面積規模はレイアウトに応じて,机の寸法,隣の席との間隔,×通路寸法,スクリーンや演壇との関係によって設定される.会議人数が多くなると必要な空間規模も大きくなるが,一般に,収容人員1人当たり2~5㎡程度を目安とする.収容人員20人程度の場合,およそ40~100㎡必要であり,3.6m×7.2m=25.92㎡では狭すぎる.会議の面積規模はレイアウトに応じて,机の寸法,隣の席との間隔,○通路寸法,スクリーンや演壇との関係によって設定される.会議人数が多くなると必要な空間規模も大きくなるが,一般に,収容人員1人当たり2~5㎡程度を目安とする.収容人員10人程度の場合,およそ20~50㎡必要であり,3.6m×7.2m=25.92㎡は適当である.中規模事務所ビルの計画において,基準中規模事務所ビルの計画において,基準階の共用部の主要な廊下の階の共用部の主要な廊下の幅員を,2.0m幅員を,2.0mとすることは望ましい.とした.○23173事務所建築建築計画貸事務所ビルの計画において,レンタブル比は,収益性に関する指標の一つであり,延べ面積に対する貸室部分の床面積の合計の割合である.レンタブル比とは,次式で表される.レンタブル比=貸室面積(収益部分の面積)/延べ面積×100%レンタブル比は,貸事務所における採算性の指標であり,一般に65~75%の範囲が標準とされているが,これを基準階に限って考えると,70~85%程度となる.○25061事務所建築建築計画事務所において,300人が執務するオープン型の執務室部分(机は対向配置とする.)の面積を,2,500㎡とした.貸事務所における「基準階の貸室面積(=基準階面積-共用面積)」は,一般的に,9㎡/人程度として計画する.また「対向配置」は,通路と椅子のスペースが共有されるためスペース効率が高い.よって,300人の執務の面積を,2,500㎡とするのは,適当と考えられる.○22134事務所建築建築計画基準階の床面積が2,000㎡の30階建てのセンターコアタイプは,比較的面積の大きなタイプの建物(1,000㎡以貸事務所ビルの計画において,レンタブ上)に適しており,レンタブル比の高い計画としやすい.ル比を高めることができ,構造上も有効なセンターコア型を採用した.○05141事務所建築建築計画高層事務所ビルにおいて,基準階の平面センターコアタイプは,比較的面積の大きなタイプの建物(1,000㎡以×80mとしたので,フレキシビリ上)に適しており,レンタブル比の高い計画としやすい.基準階の平面ティや面積効率を高めるため,センターコ×80mとした場合,フレキシビリティや面積効率を高めるたアタイプとした.め,センターコアタイプとする事は望ましい.○1/6ページ

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26143事務所建築建築計画○基準階の平面が25m×20mの低層の事務所ビルの計画において,事務室の適切な奥行きを確保するために,偏心コアタイプを採用した.コアタイプには,コアが中央に配される「センターコア」,コアが事務室空間の端に配される「偏心コア」,コアが事務室空間から分離する「分離コア」などの種類があり,センターコアタイプは,比較的面積の大きなタイプの建物(基準階床面積1,000~3,000㎡程度)に適しており,偏心コアタイプは,基準階床面積が500~2,000㎡程度の中・低層事務所ビルに適する.(この問題は,コード「18114」「21162」の類似問題です.)07073事務所建築29142事務所建築29143事務所建築22042事務所建築建築計画建築計画建築計画建築計画事務所ビルの平面・配置計画において,1つの階を分割して貸し出すことを想定した場合,両端コアタイプを採用するとレンタブル比が低下するおそれがあったので,共用廊下,エレベーター,避難階段,トイレ等の共用部分を集約したセンターコアタイプとした.大規模で高層の事務所ビルにおいて,エレベーター,階段等を含むコアの配置のうち片寄せタイプについては,一般に,避難上不利な点が多く,その採用に当たっては,シミュレーションや実験等により安全性を確認することが望ましい.センターコアタイプ(共用廊下,エレベーター,避難階段,トイレ等の共○用部分を集約)は,面積効率がよく,大きな床面積の場合に適しているが,二方向避難の計画が難しい.一方,両端コアタイプは,二方向避難の計画はしやすいが,フロアを分割する場合には廊下が必要となるため面積効率が低下する.「レンタブル比」を優先してセンターコアタイプを選択する事は適当である.よって正しい.コアタイプには,コアが中央に配される「センターコア」,コアが事務室空間の端に配される「偏心コア」,コアが事務室空間から分離する「分離コア」などの種類がある.片寄せタイプ(偏心コア)については,一般に,避難上不利な点が多く,その採用に当たっては,シミュレーションや実験等により安全性を確認することが望ましい.火災の拡大を防止するためには,出火の可能性が高いエリア(部分)に,防火上有大規模で高層の事務所ビルにおいて,火災の拡大を防止するためには,出火の可能性が高いエリア(部分)に,防火上有効な区画を設ける○効な区画を設けるとともに,初期消火設備とともに,初期消火設備の設置や不燃性のある建築材料を使用するこの設置や不燃性のある建築材料を使用とが求められる.することが求められる.事務所ビルの避難階において,上階からの階段と下階からの階段を連続させない計画とした.「避難階」とは,「直接地上へ通ずる出入口のある階」をいい,この階に○おいて,上階からの階段と下階からの階段とを連続させた場合,誤って避難階を通り過ぎて上下階に避難してしまったり,上階と下階からの避難動線が重なり,混乱を招きやすいため上階からの階段と下階からの階段は,連続させないことが避難上望ましい.○29144事務所建築建築計画屋上に緊急離着陸場を設けた場合,そのスペースは,在館者の救助に使用されるとともに消防隊の突入時にも利用される.大規模で高層の事務所ビルにおいて,屋上に緊急離着陸場を設けた場合,そのスペースは,在館者の救助に使用されるとともに消防隊の突入時にも利用される.○07074事務所建築建築計画事務所ビルの平面・配置計画において,事務所の計画において,公道から敷地内や建築物内,事務室等への公道から敷地内や建築物内,事務室等へ動線は,セキュリティレベルの低いほうから高いほうへ連続させることの動線は,セキュリティレベルの低いほうが望ましい.(この問題は,コード「01051」の類似問題です.)から高いほうへと連続させた.○07071事務所建築建築計画事務所ビルの平面・配置計画において,斜線制限の規定を適用せずに天空率を用いることで,基準階の合理化,床面積と地上部分の空地の確保を実現した.「斜線制限」は,建築物が周囲の採光・通風・圧迫感に与える影響を防○ぐため,建築基準法で建物の高さに制限を設ける規定であり,主に,建築物の上階部分の形状や床面積に影響が出やすい.天空率は,「建物が遮ることのない天空(空の広がり)の割合」を指し,基準階の合理化,床面積と地上部分の空地を確保する目的で,斜線制限の代替手法として採用されるケースが多い.07072事務所建築建築計画事務所ビルの平面・配置計画において,基準階の平面形状は,南北面にコアを配置することで南北面の窓を減らし,東西面に開口部を設けることで,夏期の熱負荷の影響を軽減させた.夏季の終日日射量は,南向き鉛直面よりも,東・西向き鉛直面の方が大きいため,基準階の平面計画においては,東西面にコアを配置して窓を減らすことで,より日射の熱負荷の影響を軽減する事ができる.よって誤り.(この問題は,コード「02071」の類似問題です.)×02072事務所建築26171事務所建築18111事務所建築建築計画建築計画建築計画30階建ての事務所ビルの計画において,防災計画上の避難経路は,日常動線に「安全区画」は,不燃材料等の間仕切壁と扉により一定時間は居室から煙流出が遮断された廊下・通路(階段室は該当しない)を指す.防災○配慮し,第1次安全区画である廊下から第計画上の避難経路は,日常動線に配慮し,第1次安全区画である廊下2次安全区画である特別避難階段の付室を通じて,特別避難階段に避難できるように計画した.から第2次安全区画である特別避難階段の付室を通じて,特別避難階段に避難できるように計画するのが望ましい.尚,安全区画は階段室までの経路を対象としているため「階段室」は,安全区画には含まれない.事務所の計画に当たり,固定間仕切を使わず,ローパーテーション・家具・植物等を自由に配置することによって,適度なプライバシーを保った執務空間を形成するオフィスランドスケープを採用した.事務室内の机の配置計画において,プライバシーが必要とされる頭脳労働的な業務に利用するために,並行配置から対向配置へ変更した.「オフィスランドスケープ」とは,オフィス空間を従来の対向式・同向式○の画一的なレイアウトにはせずに,連続した大空間をパーティション(間仕切り)や家具(事務用戸棚等),植栽などで区切り,セクションごとにまとまりやプライバシーを持たせながらも有機的にレイアウトしたものをいう.これにより,経済的効果,心理的効果を向上させ,仕事の効率を図ろうとするものである.(この問題は,コード「22172」の類似問題です.)対向配置(対向式レイアウト)は,一般に,面積効率やコミュニケーショ×ン効果が高まり,電話,コンセントなどの配線・管理も容易な形式である.また,並列配置(同向式レイアウト)は,面積効率は劣るが,対面する視線がないため,適度なプライバシーを保つことができる.2/6ページ

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23133事務所建築建築計画○事務所の執務室の計画において,在席率が50~60%と想定されたので,座席を在籍者で共有し,スペースを効率的に利用するために,フリーアドレスオフィスを採用した.「フリーアドレスオフィス」とは,個人専用の座席(机・いす)をもたず,座席を在籍者で共有するシステムで,スペースを効率的に利用するために,在席率が低い方がより効果的であり,一般に50~60%程度が適している.26172事務所建築05142事務所建築18113事務所建築23132事務所建築建築計画建築計画建築計画建築計画事務所の計画に当たり,在席率が低い職種の事務所であったので,フリーアドレスオフィスを採用し,執務空間を有効活用できるようにした.事務所内だけでなく事務所外も含めて,業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方「ABW(ActivityBasedWorking)」を導入し,事務所内には多様な場所を計画した.事務室の計画において,天井に設置する設備の配置や間仕切の位置を計画する際のモデュールを3.2mとした.事務所の執務室の計画において,天井に設置する設備の配置や間仕切りの位置のモデュールを,3.6m×3.6mとした.「フリーアドレスオフィス」とは,個人専用の座席(机・いす)をもたず,座○席を在籍者で共有するシステムで,スペースを効率的に利用するために,在席率が低い方がより効果的であり,一般に50~60%程度が適している.「ABW(ActivityBasedWorking)」は,事務所内だけでなく事務所外も○含めて,業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方をいう.よって正しい.事務所建築の計画におけるモデュールは,意匠・構造・設備等の多角○的な視点を総括して決定される.とりわけ,スプリンクラーヘッドや煙感知器の設置間隔が大きな決定要因の一つとなり,一般に3.0~3.6mが多く採用されている.事務所建築の計画におけるモデュールは,意匠・構造・設備等の多角○的な視点を総括して決定される.とりわけ,スプリンクラーヘッドや煙感知器の設置間隔が大きな決定要因の一つとなり,一般に3.0~3.6mが多く採用されている.05143事務所建築建築計画直通階段が1か所のみの賃貸事務所ビル直通階段が1か所のみの賃貸事務所ビルの改修において,直通階段の改修において,直通階段と離れた位置と離れた位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設けるに外部から救出可能な開口部がある退避事は望ましい.区画を設けた.○28144事務所建築便所基準階の事務室の床面積を1,000㎡とする貸事務所ビルの計画において,男子小便器3個,男子大便器3個,女子便器4個とした.「事務所衛生基準規則第17条」より,「事務所の便房数は,男子大便器の場合,60人以内ごとに1個以上,男子小便器の場合,30人以内ごとに1個以上,女子便器の場合,20人以内ごとに1個以上としなければならない.」とわかる.問題文では,基準階の床面積が1,000㎡であるため,1人当たりの床面積を10~13㎡とすると,収容人数は100人程度となる.また,男女比を3:1程度とすると,男子大便器:75人÷60人/個=1.25個男子小便器:75人÷30人/個=2.5個女子便器:25人÷20人/個=1.25個となり,外来者等を考慮すると設問の設置個数は適当である.尚,必要便器個数の算定については,上記のように概算で算出することもできるが,実際は,HASS(空気調和衛生設備工学会)等の基準により算出する.本来,個数算定のために留意すべき事項や待ち時間長さ等についても検討の必要性が生じるが,基準階面積が2,000㎡程度の事務所の場合,男子大便器3個,男子小便器3個,女子便器3個程度であり,これを目安として計画すればよい.(この問題は,コード「22131」の類似問題です.)○25132事務所建築便所事務所ビルの便所の計画において,衛生器具の個数を,男女別の想定利用人数と待ち時間に対する利用者の評価であるサービスレベルにより定めた.便所の計画において,衛生器具の個数を,男女別の想定利用人数と○待ち時間に対する利用者の評価である「サービスレベル」により定めることが望ましい.サービスレベルは,「レベル1:待ち時間の少ない良好な器具数」,「レベル2:標準的な待ち時間の器具数」「レベル3:必要最低限の器具数」に分類される.尚,便器1台当たりの利用率を高く設定すると,設備機器の設置数は少なくなるため,待ち時間が長くなり,利用者の要求を充足する度合いは低くなる.26141事務所建築エレベーター20階建ての自社専用の事務所ビルにおける乗車エレベーターの台数については,エレベーター利用のピーク時の5分間集中率を在館人数の25%として算出した.自社専用の事務所ビルは,複数のテナントが入る同規模の貸事務所ビルに比べて,一般に,出勤時間が集中しやすいため,エレベーターの台数を多くする.台数は,利用するピーク時の5分間集中率を在籍人数の20~25%(貸事務所ビルで10~15%)程度として算出することが望ましい.○25133事務所建築19155事務所建築エレベーターエレベーター20階建ての事務所ビルの計画において,概算で乗用エレベーターの台数を設定す事務所ビルの計画における乗用エレベーターの設置台数は,一般に,ピーク時の値として出勤時の交通量をもとにシミュレーションを行い,5○る際に,エレベーター利用対象人員250人%,自社ビルでは20~25%当たり1台とした.として交通計算を行い,平均運転間隔を30秒以下とするのが望ましいとされている.ただし,交通計算を行わない場合(概算で),200~300人に1台とされる.15階建ての事務所ビルのエレベーターの速度を,150m/minとした.一般にエレベーター速度は,上下両端階を直通運転するのに必要な時間を30秒以内として設定する.エレベーターの速度が150m/minの場合,最上階までの高さが約75m以下であれば許容できる.15階建てを階高4mと仮定するとその範囲内であると考えられる.○3/6ページ

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答19113事務所建○築エレベーター10階建ての事務所ビルにおいて,6台のエレベーターを対面配置するに当たり,エレベーターホールの幅(対面距離)を4mとした.エレベーターを対面配置する場合の対面距離は,エレベーター前に生じる「人だまりのスペース」+「通行可能スペース」を確保しなければならず,また,過剰に対面距離を大きくしてしまうと対面のエレベーターの移動に不便さを感じるため,3.5~4m程度とする.01072事務所建築22133事務所建築エレベーターエレベーター高層事務所ビルのエレベーターの計画において,低層用5台と高層用5台とを幅4mの通路を挟んで対面配置とした.25階建ての一社専有の事務所ビルのエレベーター計画において,エレベーターを行き先別にグルーピング(バンク分け)せずに計画した.エレベーターを対面配置する場合の対面距離は,エレベーター前に生×じる「人だまりのスペース」+「通行可能スペース」を確保しなければならず,また,過剰に対面距離を大きくしてしまうと対面のエレベーターの移動に不便さを感じるため,同一運行系列で3.5~4m程度(高層階と低層階を分ける時は,6~8m程度)とする.また直線配置については,一台以下とする事が望ましい.高層事務所ビルにおいては,低層用,(中層用,)高層用にバンク分け×(各バンクのフロア数は,10階前後,最大15フロア以下)をすることが多く,縦の動線が分断されるのを防ぐため異なるバンクの乗り継ぎ階を設ける必要がある.エレベーター配列は,直線配列の場合,4台以下とし,対面配列の場合は片側4台ずつの8台を限度とする.27141事務所建築エレベーター地上28階建ての事務所ビルのエレベーターの計画において,各ゾーンのサービスフロア数を10フロアとした.60階建の事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う○場合,各ゾーンのサービスフロア数は,一般に,10~15階程度とする.19115事務所建築エレベーター60階建ての事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う場合,各ゾーンのサービスフロア数を20階とした.60階建の事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う×場合,各ゾーンのサービスフロア数は,一般に,10~15階程度とする.02073事務所建築02074事務所建築エレベーターエレベーター30階建ての事務所ビルの計画において,エレベーターの運行方式は,建築物を10層ごとに三つのゾーンに分割して各ゾーンにエレベーター群を割り当てるコンベンショナルゾーニング方式とした.30階建ての事務所ビルの非常用エレベーターは荷物用エレベーターと兼用することとし,その乗降ロビーは特別避難階段の付室と兼用する計画とした.事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う場合,各ゾーンのサービスフロア数は,一般に,10~15階程度とする.尚,コンベンショナルゾーニング方式とは,最も一般的な方式で,交通需要に対応した数台のEVを群にして配置する方式をいう.(この問題は,コード「18115」の類似問題です.)荷物用エレベーターは,荷物の輸送を目的とし,荷扱者又は運転者以外の人の利用はできないが,人荷用エレベーターについては,一般乗客も利用することができる.問題文の「非常用エレベーター」は,人荷用エレベーターと兼用できるが,荷物用エレベーターと兼用できない.よって誤り.○×4/6ページ

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24134事務所建×築エレベーター20階建ての事務所ビルにおけるコンベンショナルゾーニング方式を採用した乗用エレベーターの計画において,1階を出発階とし,2階から10階行きと,11階から20階行きの二つにゾーニングした.事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う場合,各ゾーンのサービスフロア数は,一般に,10~15階程度とし,縦の動線が分断されるのを防ぐため異なるバンクの乗り継ぎ階を設ける必要がある.問題文は,「10階」と「11階」に乗り継ぎ階が設定されていないため誤り.06144事務所建築27144事務所建築29141事務所建築19111事務所建築エレベーターエレベーターエレベーター設備計画事務所ビルにおいて,2階建てのエレベーター籠によって奇数階と偶数階と同時に乗客の輸送が可能なコンベンショナルゾーニング方式を採用し,建築面積に占めるエレベーターの割合を減らした.地上18階建ての貸ビル(基準階の床面積1,200㎡)において,非常用エレベーターの乗降ロビーを特別避難階段の付室と兼用させて,その床面積を15㎡とした.非常用エレベーターの乗降ロビーは,消防隊が消火活動拠点として利用するため,その面積は,非常用エレベーター1台につき15㎡以上と定められている.一般の事務室において,フリーアクセスフロアのOA用コンセントの負荷容量を,床面積1㎡当たりの40VAと想定した.2階建てのエレベーター籠によって奇数階と偶数階と同時に乗客の輸×送が可能なエレベーターを「ダブルデッキエレベーター方式」といい,昇降路スペースを拡げずに輸送能力を大きくできる利点がある.昇降人口が多い大規模高層ビルで導入されるケースがある.問題文は「コンベンショナルゾーニング方式」とあるため誤り.「建築基準法施行令129条の13の3第3項」に「非常用エレベーターの○乗降ロビーの構造」の解説が載っており,その「七号」に「床面積は,非常用エレベーター1基について,10㎡以上」とある.また,火災時に消防隊の活動拠点となるため,乗降ロビーと特別避難階段の付室を兼用することは,合理性がある.「建築基準法施行令129条の13の3第3項」に「非常用エレベーターの×乗降ロビーの構造」の解説が載っており,その「七号」に「床面積は,非常用エレベーター1基について,10㎡以上」とある.また,火災時に消防隊の活動拠点となるため,乗降ロビーと特別避難階段の付室を兼用することは,合理性がある.近年のOA化の進んだオフィスビルにおいては,OA用のコンセント電源○容量を30~50VA/㎡とし,フリーアクセスフロアを採用する計画が一般的である.28142事務所建築建築計画事務室内のフリーアクセスフロアの高さを,100mmとした.近年,事務室のOA化に伴い,床をフリーアクセスフロアとするケースが多い.床下の配線等をフレキシブルに対応させるためにはフリーアクセスフロアの高さを10cm以上とすることが望ましい.尚,改修工事の場合や階高の制限等がある場合においては,高さ5cm程度のフリーアクセスフロアが採用されることもある.○28141事務所建築建築計画事務室内のヘビーデューティーゾーン(重荷重ゾーン)の床の積載荷重を,2,300N/㎡とした.事務室の床の積載荷重は,実況に応じて計算しない場合,2,900N/㎡以上としなければならない.一般に,オフィスビルの床の積載荷重は,3,000~5,000N/㎡とすることが多いが,サーバー室など特に大きな荷重が想定されるケースでは,ヘビーデューティーゾーン(重荷重ゾーン)として,10,000N/㎡程度とすることがある.よって誤り.×20101事務所建築建築計画大規模な事務所ビルの計画において,片オフィスビルの事務室において,片側採光の場合の奥行きは,13~側採光の事務室の奥行寸法を最大で14m14m(1スパン7m前後と考えて2スパン分)程度となる.なお,両側採光とした.の場合においては,その2倍前後の値(26~28m程度)となる.○20105事務所建築建築計画事務所ビルの計画において,事務室の机上面照度を750lxとした.照明学会は,「オフィス照明基準」(1992年)を設定し,OA作業や快適○性,高齢者を意識し,一般の事務室では,750lx以上,細かい視作業を伴う場合や昼光の影響により屋外が明るく室内が暗く感じる場合においては,1500lx以上としている.27142事務所建築設備計画省エネルギーに配慮した照明計画におい昼光センサーにより,検知範囲内の床面や机上面などからの反射光て,一般の事務室の机上における照度のを入射光量として記憶し,その光量が常に一定になるように照明器具目標を750lxとし,昼光センサーと連動しての光出力を自動的に調節することによって,明るさを一定に保つこと照度を制御する照明器具を選定した.で,省エネルギーに配慮した照明計画とすることが望ましい.○28143事務所建築建築計画事務室内の照明計画において,アンビエント照明の照度を,500lxとした.事務室内の照明計画において,アンビエント照明の照度は,500~1,000lxとJISで規定されている.○05144事務所建築建築計画パソコンを使った作業の多い執務空間のパソコンのディスプレイに過剰な光が入射する事で,画面上の文字や照明計画において,ディスプレイ面の文字図との輝度比が小さくなり見えにくくなるため,これを考慮し,鉛直面照や図の見やすさを考慮し,鉛直面照度を度を水平面照度より低くする.よって誤り.水平面照度より高くした.×27143事務所建築設備計画基準階(床面積3,000㎡)における電気設備や盤スペースのEPSは,事務所ビルを利用する組織やテナントの変化に対応する必要があったので,二次側配線のために集中配置とした.基準階における電気設備や盤スペースのEPSは,事務所ビルを利用する組織やテナントの変化に対応しやすいよう,二次側配線のために分散配置とするのが望ましい.×19193事務所建築設備計画事務所ビルの便所の換気量の算出に用事務所ビルの便所の換気量の算出に用いられる換気回数は,一般いられる換気回数は,一般に,5~15回/hに,5~15回/hである.である.○22132事務所建築設備計画事務所内の排煙については,照明器具に設けたスリットを利用した天井チャンバー方式とし,防煙垂れ壁の下端を天井面から下方へ25cmとした.「天井チャンバー方式」とは,天井裏の空間を排煙スペースとして利用するものであり,その場合,防煙垂れ壁の下端を天井面から25cm以上下げ,天井裏にあるスラブまで達するように計画する.○5/6ページ

08.「事務所建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答22164事務所建築設備計画×事務所ビルにおいて,空調負荷の低減を図るために,氷蓄熱システムからの冷風を利用して夜間に躯体に蓄冷させ,昼間に躯体に吸熱させるナイトパージを採用した.「ナイトパ-ジ」は夜間のうちに室内にこもった熱気を外気と入れ替えることで外気(冷気)を建物躯体などに蓄冷し,昼間の冷房負荷を下げる方式である.内部発熱が大きな建物ほど有利であり,エネルギー使用量の低減に有効である.氷蓄熱システムからの冷風は利用しない.06062事務所建築02141事務所建築02142事務所建築02143事務所建築02144事務所建築建築計画建築作品建築作品建築作品建築作品事務所ビルにおいて,大規模災害時の事(事業継続計画)の策定に当たり,サテライトサテライトオフィスとは,一般に,企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスをいう.事務所ビルにおいて,大規模災害時の事(事業継続計画)の策定に当た○オフィスを設置して事業拠点を分散する計り,サテライトオフィスを設置して事業拠点を分散する計画が望ましい.画とした.ジョンソン・ワックス・ビル(アメリカ,1936年)の2層吹抜けの執務スペースでは,天井付近が広がった樹木状の柱や柱頭まわりの天窓,ハイサイドライトによって,内部に自然を再現している.フォード財団本部ビル(アメリカ,1967年)は,ビル内部に豊かな植栽が施されたアトリウムをもち,各フロアの執務スペースはアトリウムをL字型に囲むように配置されている.ジョンソン・ワックス・ビル(アメリカ,1936年,フランク・ロイド・ライト)の○2層吹抜けの執務スペースでは,天井付近が広がった樹木状の柱(下部で直径約23cm,最上部では直径約5.6mに広がる蓮の葉のような形状)や柱頭まわりの天窓(パイレックスガラスのチューブ),ハイサイドライトによって,内部に自然を再現している.フォード財団本部ビル(アメリカ,1967年,ケビン・ローチ)は,ビル内部○に豊かな植栽が施されたアトリウムをもち,各フロアの執務スペースは字型に囲むように配置されており,植栽のあるゆったりとしたスペースは,職場と都市の間にひとつのオアシス的な空間を提供している.丸の内ビルディング(東京都,2002年)の丸の内ビルディング(東京都,2002年,三菱地所)は,低層部部分は旧高層階のオフィスゾーンは,中央にアトリ層構成と高さ31mのフォルムを継承し,都ウムを設け,事務室沿いの廊下をアトリウ市計画に配慮しており,街路の延長としてアトリウムが設けられていムに面して配置しており,その廊下から建る.また,高層部は,日差しの遮蔽を考慮した縦リブを2層ごとにカット築物のどこの位置に自分がいるのかを把することにより陰影のあるファサードを構成している.問題文の「中央握することができる.のアトリウム」は,高層階には設けられていないため誤り.ROKIGlobalInnovationCenter(静岡県,2013年)は,執務スペースが階段状に積層する立体的なワンルーム空間に,ガラROKIGlobalInnovationCenter(静岡県,2013年,小堀哲夫)は,執務スペースが階段状に積層する立体的なワンルーム空間に,ガラスをはめこんだ木と鉄のハイブリッドトラスの屋根をかけ,自然光を通すフィ○スをはめこんだ木と鉄のハイブリッドトラスルターを使用した天幕を設けた,軽やかで大きな格子状のダブルスキの屋根をかけ,自然光を通すフィルターをン屋根となっている.使用した天幕を設けている.×6/6ページ

08.「事務所」の平成30年度本試験図問題問題コード30051事務所ビルにおけるコアの型とその一般的な特徴について,次の組合せのうち,最も不適当なものはどれか.なお,コアの型に示す図は平面略図であり,はコアを示す.1.2.3.4.センターコア両端コア片コア(偏心コア)外コア(分離コア)コアの型一般的な特徴面積効率がよく,大きな床面積の場合に適しているが,二方向避難の計画が難しい.二方向避難の計画はしやすいが、フロアを分割する場合には廊下が必要となるため面積効率が低下する.共用部の管理がしやすく,高層建築物に適しているが,二方向避難の計画が難しい.整形な執務空間を確保することができるが,執務空間とコアとの接続部でエキスパンションジョイントを設ける等の検討が必要である.解説1.2.3.4.センターコアタイプは,比較的面積の大きなタイプの建物(1,000㎡以上)に適しており,レンタブル比の高い計画としやすい.両端コアタイプは,火災が起きた際に,1つの避難経路が通行不能になったとしても,他の経路から避難できるように2方向避難を確保しやすいが,フロアを分割する場合には廊下が必要となるため面積効率が低下する.片コア(偏心コア)タイプは,一般に,避難上不利な点が多く,その採用に当たっては,シミュレーションや実験等により,安全性を確認することが望ましい.問題文に「高層建築物に適している」とあるが,基準階床面積が500~2,000㎡程度の中・低層事務所ビルに適している.外コア(分離コア)タイプは,整形な執務空間を確保することができるが,執務空間とコアとの接続部でエキスパンションジョイントを設ける等の検討が必要である.解答:308.「事務所」の平成30年度本試験図問題P1

1234No.09公共建築56789101112131415

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20123学校教室型小学校において,低学年の教室を学習内容に応じて弾力的な時間配分ができるように総合教室型とし,教室周りに作業・図書コーナーや流しを設けた.「総合教室型」とは,クラスルーム又はクラスルームの周りでほとんどの授業を受ける方式をいい,クラスルームの面積に余裕を持たせ,作業・図書・簡単な実験などが可能なコーナースペースやロッカー,便所,流し等の生活施設を充実させる必要がある.低学年向きの運営方式である.○01082学校教室型中学校の計画に当たり,各教科で専用の教室をもち,生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける総合教室型とした.「総合教室型」は,クラスルーム又はクラスルームの周りでほとんどの×授業を受ける方式をいい,小学校低学年に適している.「教科教室型」は,各教科の専用の教室があり,生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける方式であるため,教室の利用率が上がり教室数も少なくてすむが,個人の座席が確保されていないため,ロッカー等の生徒の生活諸施設を充実させる必要がある.04154学校教室型中学校の計画において,教室の稼働率を高めるために,普通教科はクラスルーム「教科教室型」とは,各教科ごとに専用の教室を使用し,生徒が時間割×に従って教室を移動しながら授業を受ける方式をいう.普通教科はクで行い,実験や実習の授業は特別教室でラスルームで行い,実験や実習の授業は特別教室で行うのは「特別教行う教科教室型を採用した.室型」である.よって誤り.(この問題は,コード「27154」の類似問題です.)21141学校教室型教科教室型の中学校において,教科ごとに教室を確保し,クラスごとにホームベースを設けた.26152学校教室型中学校の計画において,各教科で専門の教室をもち,生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける総合教室型とし,ロッカー等の生徒の生活諸施設を充実させた.23174学校教室型低学年を総合教室型,高学年を特別教室型とする小学校において,一般に,低学年と高学年のクラスルームをそれぞれまとめ,特別教室群は高学年のクラスルームの近くに配置し,図書室等の共通学習スペースは学校の中心に配置する.「教科教室型」とは,各教科ごとに専用の教室を使用し,生徒が時間割に従って教室を移動しながら授業を受ける方式をいい,生徒の生活拠点を確保するために「ホームベース」や,「ホームルーム」などを設ける.尚,ホームベースとは,クラスルームの代わりに,学校生活の拠点として設けられるスペースであり,ロッカーや机・いす・ベンチ等が完備され,生徒はそこで次の時間の教科書やノート等を準備した上で次の教室へと移動したり,休憩したりする.(この問題は,コード「18174」の類似問題です.)「総合教室型」は,クラスルーム又はクラスルームの周りでほとんどの×授業を受ける方式をいい,小学校低学年に適している.「教科教室型」は,各教科の専用の教室があり,生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける方式であるため,教室の利用率が上がり教室数も少なくてすむが,個人の座席が確保されていないため,ロッカー等の生徒の生活諸施設を充実させる必要がある.小学校の配置計画においては,一般に,低学年の場合は総合教室型,高学年の場合には特別教室型となるため,特別教室群は低学年よりも高学年の教室群の近くに配置し,図書室等の共通学習スペースは学校の中心に配置することが望ましい.○○21142学校教室型小学校において,教育面・生活面に配慮小学校の配置計画においては,一般に,低学年の場合は総合教室して,低学年教室群と特別教室群とをひと型,高学年の場合には特別教室型となるため,特別教室群は低学年まとめにする計画とした.よりも高学年の教室群の近くに配置することが望ましい.×23073学校寸法小学校の普通教室(40人)の広さを,9m×9.5mとした.小学校の普通教室の面積は,児童1人あたり1.8㎡程度として計画し,1学級40人として,72㎡(=8m×9m)程度とするのが望ましい.(この問題は,コード「19151」「21072」の類似問題です.)○01083学校寸法普通教室(40人)の広さは,多様な学習形小学校の普通教室の面積は,児童1人あたり1.8㎡程度として計画し,態に対応する机,家具等の配置が可能な1学級40人として,72㎡(=8m×9m)程度とするのが望ましい.面積,形状を考慮し,9m×8mとした.04083学校寸法小学校の計画において,低学年の普通教室(35人)の平面形状は,情報端末や教科書等の教材の使用に配慮した机等のサイズ拡大を考慮し,流し台を含めて9m×9mとした.小学校の普通教室の面積は,児童1人あたり1.8㎡程度として計画する.低学年の普通教室(35人)において,楕報端末や教科書等の教材の使用に配慮した机等のサイズ拡大を考慮し,流し台を含めて9m×9mとする事は望ましい.○○29063学校寸法小学校において,居心地のよさや落着き感に考慮しつつ,教室の天井高さを2.7mとした.小学校の教室の天井高さが,あまりに高いと,生徒の落着き感を損なう場合があるため,一般的な広さの教室において,居心地のよさや落着き感に考慮して,天井高さを2.7m程度とすることは望ましい.○27081学校寸法小学校における児童用の階段において,踏面の寸法を28cm,蹴上げの寸法を小学校における児童用の階段は,原則として,階段及びその踊場の幅140cm以上,蹴上げの寸法を16cm以下,踏面の寸法を26cm以上と15cmとし,墜落防止手摺の手摺子間の内し,墜落防止手摺の手摺子間の内法寸法を11cm以下とする.法寸法を11cmとした.○05153学校寸法小学校の図書室と公立図書館とを一体整備した小学校の計画において,建築物移動等円滑化誘導基準に合わせ,両側居室の廊下幅を1.8mとした.小学校の図書室と公立図書館とを一体整備した小学校の計画において,両側居室の廊下幅は2.3m以上とする(建築基準法施行令119条).よって誤り.×1/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20125学校配置計画○中学校において,総合的な学習を補助するために,図書室・視聴覚室・コンピューター室の機能を統合したメディアセンターを設けた.「メディアセンター」には,図書資料や視聴覚設備,コンピューターソフト等の学習メディアが集約しており,一般に,「プログラム学習(コンピューター等のマルチメディアを利用することで,段階的に問題を解き進めながら,問題解決に近付いていくといった学習方法)」を連携して行う.21144学校配置計画21143学校配置計画小学校のオープンスペースにおいて,情小学校のオープンスペースは,対応する学年や教科を明確にする必報ネットワークを活用した多様な学習が行要があり,低学年ではワークスペースや生活科室(多目的特別教室)えるように,パソコンを配置した.として,高学年になると学習センターとして位置づけられ,多様な学習が行えるようにパソコンを配置することが多い.小学校の計画において,学習集団を弾力的に編成できるようにするため,クラスルームに隣接してオープンスペースを設けた.複数の教師が協力して,授業の指導等にあたる「チームティーチング」や,生徒がその日の授業を自由に選択できる「選択講座制」を導入する場合においては,学習集団の大きさの変化に対応できるフレキシブルなオープンスペースを計画する必要がある.○○04153学校配置計画19125学校配置計画中学校の計画において,片廊下幅を広く中学校の計画において,片廊下幅を広くして教室との仕切りをなくした○して教室との仕切りをなくしたオープンプラオープンプラン教室配置とする場合,隣接する教室相互の間に準備室ン教室配置とすることから,隣接する教室を設け,音の伝搬を抑制するよう配慮する.相互の間に準備室を設け,音の伝搬を抑制した.小学校において,保健室は,校庭から直小学校の計画において,保健室の配置に関して留意する点として,特○接出入りができ,救急車がアクセスしやすに屋内外の運動施設との連絡がよく,児童の出入りに便利な位置に計い位置に配置した.画することや,救急車,レントゲン車などが容易に近接することのできる位置に計画すること等が挙げられる.01052学校配置計画04151学校配置計画20124学校配置計画05072学校建築計画小学校の計画において,不審者の侵入防小学校の職員室は,不審者の侵入防止等に配慮して,運動場や出入止等に配慮して,職員室は運動場や出入口を見渡すことのできる位置に配置することが望ましい.口を見渡すことのできる位置に配置することが望ましい.小学校の計画において,職員室とは別に設けた教師コーナーは児童の見守りやすさを重視し,教師コーナーを取り囲むように普通教室を配置した.小学校の計画において,オープンプラン型を採用し,職員室とは別に設けた教師コーナーやワーキングスペースを設けることで,複数の教員で児童を見守ることのできる手法がある.小学校において,教員の執務拠点を教室教員の執務拠点を教室の近くに配置するために,学年ごとに分散したの近くに配置するために,学年ごとに分散教員コーナーを設けることは,計画上望ましい.した教員コーナーを設けた.施設一体型の義務教育学校の計画に当たり,低学年児童が安心して運動や遊ぶことができるように,専用の運動広場を設けた.施設一体型の義務教育学校は,小中一貫教育を基本形とした9年制の学校で,児童生徒は同じ施設で学習・生活するが,年齢による耐格差が大きいため,低学年児童が安心して運動や遊ぶことができるように,専用の運動広場を設ける事が望ましい.○○○○05151小学校建築計画施設一体型の義務教育学校の計画にお施設一体型の義務教育学校は,小中一貫教育を基本形として,一人いて,小・中学校段階の教職員が連携し,の校長の下に一つの教職員集団が,一貫した教育課程を編成・実施教育内容の充実や学校運営の円滑化を年制の学校で,児童生徒は同じ施設で学習・生活する.よって正図るため,共同の職員室とした.しい.○02174学校配置計画義務教育学校(小中一貫校)の特別支援義務教育学校(小中一貫校)の特別支援学級関係室においては,9年学級関係室においては,9年間の系統性・間の系統性・連続性のある教育活動や一貫した支援を効果的に行え連続性のある教育活動や一貫した支援をるように,小学校と中学校の配置や室構成を計画する事が望ましい.効果的に行えるように,小学校と中学校の配置や室構成を計画した.○03041学校建築計画06151学校建築計画01084学校配置計画小学校の計画に当たり,インクルーシブ教育システム構築のため,障害のある児童と障害のない児童とが,交流及び共同学習できる施設とした.インクルーシブ教育は,障害の有無にかかわらず学べる仕組みのことであり,カームダウンのためのデンやアルコーブを教室まわりに設けるなど,それぞれの状況に応じて環境を整える「合理的配慮」が必要となる.障害のある児童には,自立や社会参加に向け,一人一人の障害の状○態や教育的ニーズに応じた指導や支援(特別支援教育)が必要である.また,障害者が積極的に参加・貢献できる社会(共生社会)の実現は,様々な人が活躍できる社会の実現であり,国民全体にとって有益となるため,各分野で様々な取り組みが進められている.教育分野の重要課題として,特別支援教育に加え,障害のある者と障害のない者が可能な限り共に学ぶ仕組み(インクルーシブ教育システム)を構築することが挙げられている.よって,小学校の計画に当たり,障害のある児童と障害のない児童とが,交流及び共同学習できる施設とする事が望ましい.インクルーシブ教育は,障害の有無にかかわらず学べる仕組みのこと○であり,カームダウンのためのデンやアルコーブを教室まわりに設けるなど,それぞれの状況に応じて環境を整える「合理的配慮」が必要となる.特別の支援を必要とする児童が通常の学通常の学級に在籍する情緒障害,自閉症又はADHD等の障害のある級に在籍する場合を想定し,その児童が児童が落ち着きを取り戻すことのできる小規模な空間は,外部からの落着きを取り戻すことのできる小規模な空音や視覚的な刺激が制御でき,かつ,安全性を十分考慮した面積,形間を,普通教室に隣接して設けた.状等とすることが重要であり,普通教室の近くに設けることが望ましい.○2/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04152学校配置計画○小学校の計画において,特別支援学級では,聴覚に過敏性をもつ児童に対応するため,遮音性の高い小規模な空間を設けた.小学校の計画において,特別支援学級では,聴覚に過敏性をもつ児童に対応するため,遮音性の高い小規模な空間を設ける事が望ましい.05152小学校建築計画20122学校配置計画特別支援学校の計画において,聴覚障害特別支援学校の計画において,聴覚障害児童・生徒に対応するため,○児童・生徒に対応するため,普通教室に普通教室に発音・発語の練習に利用する鏡や,練習後の手洗いや,う発音・発語の練習に利用する鏡や,練習がいのための流し台を設ける事は望ましい.後の手洗いや,うがいのための流し台を設けた.小学校において,図書室や特別教室については,近隣住民の利用を想定して,地域開放用の玄関の近くに配置した.近隣住民の利用を想定して学校を開放する場合,その利用の目的となる室は,防犯上の観点から地域開放用の玄関の近くに配置することは,計画上望ましい.○05154学校建築計画26061学校建築計画04043学校建築計画小学校の内装の木質化計画において,板孔あき板は,背後に空気層があると孔から音波が入射し,背後の空気材単体での吸音性能は低いので,普通教層がバネの役割となり,孔の部分の空気を振動させる.孔の部分の空室の天井や壁に木板を表面材とした孔あ気と壁面との摩擦粘性抵抗により,音のエネルギーを熱エネルギーにき板等を用いることで,残響過多とならな変換させる(孔と背後空気層とが共鳴器として機能する)ことで吸音すいように配慮した.る.音楽室等において吸音面として使用する場合,特定の周波数の吸音過多に注意する必要がある.児童数700人の小学校の計画において,小学校の計画において,学校内の学校給食施設(調理室,調理従事学校内に学校給食施設(調理室,調理従員室,食糧貯蔵室等)の床面積は,児童数700人の場合,70㎡程度必事員室,食糧貯蔵室等)を設置するため,要(便宜上,児童1人当たり0.1㎡程度必要)となるため誤り.その床面積を,49㎡とした.○小学校の計画に当たり,細菌の繁殖や水はねによる汚染を防止するために,給食小学校の計画に当たり,細菌の繁殖や水はねによる汚染を防止するために,給食室の床を乾燥した状態に保つドライシステム(水や湯を機○室の床を乾燥した状態に保つドライシステ器から床下の配水管へ直接流して排水するため床が濡れにくく,床がムを導入した.濡れた場合はすぐに拭き取り,常に床を乾燥させた状態とする)を導入した.×18122学校建築作品「浪合村[現在の阿智村]立浪合学校」湯澤建築設計研究所,1988,長野県下伊那郡(長野県,1988年)は,ランチルームに音浪合村)」は,1学年10名前後の極小規模校で,隣接する保育園と一楽室を隣接させてオーディトリウムの機能体に計画されている.中央に位置する本館に保育園・小学校・中学校をもたせて地域の利用も可能としている.共用のランチルーム・音楽室・図書館・職員室があり,ランチルームに音楽室を隣接させることでオーディトリウムとしての機能をもたせて地域の利用も可能としている.○18124学校建築作品18121学校建築作品18123学校建築作品「宮代町立笠原小学校」(埼玉県,1982「宮代町立笠原小学校(象設計集団,1982,埼玉県宮代町)」は,子ど○年)は,クラスルームの床面積を通常の約もの遊び心をふんだんに取り入れたユニークな設計で知られ,クラス1.5倍とし,クラスルーム内に畳コーナー,ベンチ等のあるアルコーブを設けている.ルーム(教室)を独立させ,家庭的な雰囲気をもたせている.また,クラスルームの床面積を通常の約1.5倍とし,クラスルーム内に畳コーナー,ベンチ等のあるアルコーブを設けている.「千葉市立打瀬小学校」(千葉県,1995年)は,クラスルーム,ワークスペース,アルコーブ,中庭等をひとまとまりにした空間を,低,中,高学年ごとに配置し,多様な学習展開への対応を図っている.「目黒区立宮前小学校」(東京都,1985年)は,クラスルーム,オープンスペース及びテラス等を,低,中,高学年ごとにまとめたユニットとし,各ユニット,多目的ホール及び屋外劇場を,中庭を巡るスロープで結んでいる.「千葉市立打瀬小学校(シーラカンス,1995,千葉市)」は,幕張新都○心住宅地区に新設された小学校で,クラスルーム,ワークスペース,アルコーブ,中庭等をひとまとまりにした空間を,低,中,高学年ごとに配置し,それを校舎敷地全体に配置することにより,多様な学習展開への対応を図るとともに,学年ごとに特色ある豊かな生活の場を実現している.「目黒区立宮前小学校(アルコム,1985,目黒区)」は,敷地内にある6×mの高低差を生かしながら,図書,児童会,教師などの各コーナー,屋根付テラス,集会スペースなどを備えた内と外のモールが計画されている.吹き抜けを持つモールは,それを通じて屋内運動場から管理室・特別教室までを視覚的につなげる役割を果たしている.尚,問題文は,「棚倉町立社川小学校(近藤道男,1997,福島県)」の事例である18125学校建築作品「加藤学園暁秀初等学校」(静岡県沼津市,1972年)は,学習センターを中心として,オープンクラスルーム(16m×16m)と特別教室を中庭を介して配置している.「加藤学園暁秀初等学校(槇総合計画事務所,1972,静岡県沼津市)」は,我が国初のオープンスクールの実例でもあり,学習センターを中心に16m角のオープンクラスルームと特別教室が中庭を介して視覚的連続性を保ちながら配置されている.○03151学校建築作品21172学校建築作品福岡市立博多小学校(福岡県)は,オープンプラン型を採用し,旧来型の職員室の代わりに壁のない教員コーナーやワーキングスペースを設けることで,複数の教員で児童を見守ることのできる空間整備が行われた.公立はこだて未来大学(北海道函館市)は,吹抜けの大空間に面して,機能を特定しないスタジオを雛壇状に設けている.福岡市立博多小学校(福岡県,シーラカンスK&H,2001年)は,オープンプラン型を採用し,旧来型の職員室の代わりに壁のない教員コーナーやワーキングスペースを設けることで,複数の教員で児童を見守ることのできる空間整備が行われた.また,公民館や幼稚園を回廊デッキで繋ぐなど総合的に計画されている.「公立はこだて未来大学(山本理顕設計工場,2000,北海道函館市)」は,時代とともに変容する情報科学に対応すために,天井高20mの大空間に面して,機能を特定しないスタジオを雛壇上(約100×120mの平面のボックス型5階建)に設けている.○○3/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03152学校建築作品○立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府)は,工場跡地において,官民が連携し,防災公園と一体化して計画された.立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市,竹中工務店,2015年)は,工場跡地において,官民が連携し,防災公園と一体化して計画された.22154保育所建築計画保育所の計画に関して,便所は,年齢に保育所の便所は,年齢に応じて異なるタイプを計画し,1,2歳児用の応じて,異なるタイプを計画し,1,2歳児用便所では,排泄を介助しやすいよう便器間の仕切りを設けずオープンの便所では便器間の仕切りを設けずオーなつくりとする.プンなつくりとした.○24164幼稚園建築計画幼稚園の計画において,年少児用便所のブースの間仕切りの高さを,園児の安全と確認と指導のために1.2mとした.保育所,幼稚園などにおける年少児用(3~5歳児用)の便所のブース○の仕切りや扉は,保育者が上から内部を覗ける高さとするため,100~120cm程度とする.(この問題は,コード「19173」の類似問題です.)26081保育所建築計画保育所の幼児用トイレにおいて,3~5歳児用の小便器の間隔を,55cmとした.保育所の便所は,年齢に応じて異なるタイプを計画し,3~5歳児用の○便所では,小学校への準備として,保育室とトイレを隣接させず一旦廊下を通って行ける場所に男女の空間を分けて設けるのが望ましい.小便器の間隔は,成人用では65~90cm程度必要であるが,幼児用では55cm程度で足りる.05164保育所建築計画保育所において,子どもがトイレに行くのが間に合わずに失敗することを減らすために,保育室間ごとにトイレを設置した.保育所において,子どもがトイレに行くのが間に合わずに失敗することを減らすために,保育室間ごとにトイレを設置するのが望ましい.また,扉は大人が確認できる高さとし,錠を設置しない計画とする.○24061幼稚園建築計画幼稚園において,園児用洗面台の洗面器の高さを,床面から65cmとした.園児のうち,年齢の低い4歳児の平均身長が約100cm程度であることから,園児用洗面台の洗面器の高さは,床面から50cm程度とする.×29062幼稚園建築計画04164幼稚園建築計画幼稚園において,子ども用足洗い場については床に5%程度の勾配をとり,子ども用手洗い場についてはその高さを床面から65cmとした.3階に保育室のある保育所において,幼児数人ごとに保育士等が引率して避難することを想定し,屋内避難階段に隣接した位置に付室を設け,待避スペースとした.園児のうち,年齢の低い4歳児の平均身長が約100cm程度であることから,園児用洗面台の洗面器の高さは,床面から50cm程度とする.また子ども用足洗い場については床に5%程度の勾配を設ける.3階に保育室のある保育所において,幼児数人ごとに保育士等が引率して避難することを想定し,屋内避難階段に隣接した位置に付室を設ける事で,待避スペースとする事は望ましい.×○06081保育所建築計画保育所の計画において,乳児を対象とした定員10人のほふく室の有効面積を,40㎡とした.ほふく室(0,1歳児室)においては,有効内法面積で1人当たり3.3㎡以上としなければならない(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準).設問の「定員10人」とする場合,ほふく室の有効面積は33㎡必要となる.尚,自治体の条例により,さらに大きい面積が要求される場合がある.○24163保育所建築計画保育所の計画において,定員15名の1歳児のほふく室の有効面積を30㎡とした.ほふく室(0,1歳児室)においては,有効内法面積で1人当たり3.3㎡以上としなければならない(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準).設問の「定員15名」とする場合,ほふく室の有効面積は49.5㎡必要となる.尚,自治体の条例により,さらに大きい面積が要求される場合がある.×22152保育所建築計画保育所の計画に関して,保育室は,乳児保育所における乳児(0歳から満1歳まで)と幼児(満1歳から小学校入×と幼児の数の変動に対応できるように,乳学まで)の活動能力は異なるため,乳児ゾーン(乳児室・ほふく室等)と児用と幼児用とを間仕切のないワンルー幼児ゾーン(保育室・遊戯室等)とは分離させる方が望ましい.ムとした.05163保育所建築計画保育所において,それぞれの子どもの生活リズムを尊重するため,食事のための空間は保育室と分けて計画した.保育所において,それぞれの子どもの生活リズムを尊重するため,食○事のための空間は保育室と分けて計画するのが望ましい.尚,保育室の床面積は幼児一人当たり1.98㎡以上で,3歳児学級は4,5歳児の場合に比べて集団行動が未熟であり,一般にこれよりも大きく計画する.02171保育所建築計画30162保育所建築計画30161保育所建築計画幼稚園と保育所の施設を共用化した認定こども園において,遊戯室,調理室,管理乳児(0歳から満1歳まで)と幼児(満1歳から小学校入学まで)の活動能力は異なるため,乳児ゾーン(乳児室・ほふく室等)と幼児ゾーン(保○諸室,屋外環境等は幼稚園と保育所の共育室・遊戯室等)とは分離させる方が望ましい.問題文の諸室は,共用用の空間として計画した.の空間として問題のない分類となっている.幼保連携型認定こども園の園児のための諸室として,ほふく室,保育室,遊戯室及び便所を設け,ほふく室と遊戯室を兼用する計画とした.乳児(0歳から満1歳まで)と幼児(満1歳から小学校入学まで)の活動能力は異なるため,乳児ゾーン(乳児室・ほふく室等)と幼児ゾーン(保育室・遊戯室等)とは分離させる方が望ましい.幼保連携型認定こども園の園舎は,地上2階建てとし,園庭は園舎と同一の敷地内に設けた.「認定こども園」とは,教育・保育を一体的に行う施設で,「幼保連携型」「幼稚園型」「保育所型」「地方裁量型」に分類される.「幼保連携型認定こども園」は,幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設であり,その園舎は,安全性や安心・利用のしやすさから,地上2階建て程度の低層とする事,また園庭は園舎と同一の敷地内に設ける事が望ましい.○×30163保育所建築計画幼保連携型認定こども園における飲料水飲料水用設備を設ける場合,衛生面を考慮して,手洗い用設備や足用設備を,手洗い用設備や足洗い用設備洗い用設備とは別に設ける事が望ましい.とは別に設けた.○4/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30164保育所建築計画幼保連携型認定こども園における食事の人とする計画であったので,独立した調理室を設けた.食事の提供をすべき園児数が20人以上の場合は,原則として,独立した調理室を設置する.○20121幼稚園建築計画幼稚園において,衛生面に配慮して,幼児用便所を保育室からできるだけ離して計画した.幼稚園において,幼児の排泄は教育の対象であり,幼児用便所は保育室に接するよう計画する.また,扉は大人が確認できる高さとし,錠を設置しない計画とする.×22153保育所建築計画保育所の計画に関して,年長児用保育室には,集団で遊ぶための大きな空間のほかに,絵本コーナーやごっこ遊びのコーナーとして小さな空間を設けた.保育所の年長児用保育室には,多様な時間の過ごし方に対応するために,集団で遊ぶための大きな空間のほかに,絵本コーナーやごっこ遊びのコーナーとして小さな空間を併せて設ける.○22151保育所建築計画07152保育所建築計画23161幼稚園建築作品保育所の計画に関して,園庭は,年齢に応じて異なるタイプを計画し,1,2歳児用の園庭には芝生を植えた緩やかで小さな丘を設けた.保育所の園庭は,各保育室,遊戯室と関連づけて配置し,年齢に応じて異なるタイプを計画が必要である.1,2歳児用の園庭は遊戯道具等を設置するよりも,ヨチヨチ歩きやハイハイでも登れる芝生を植えた緩やかで小さな丘を設けたり,木陰を設けることが望ましい.保育所において,4階に保育室を設置する保育所において,4階以上の階に保育室を設置する場合,屋外階段を○ため,特別避難階段に準じた屋内避難階設置するか,又は特別避難階段に準じた屋内避難階段を設置し,その段の付室には排煙設備を設け,乳幼児が付室には排煙設備を設け,乳幼児が安全に一定時間待避できるよう安全に一定時間待避できるよう十分な広十分な広さを確保する.さを確保した.ふじようちえん(東京都立川市)は,屋内の間仕切壁が少なく,引戸の多用により屋外ともつながる広々とした空間の上に,「ふじようちえん(手塚貴晴+手塚由比,2007,東京都立川市)」は,楕円形の平面計画で行き止まりの無い空間構成となっており,園児がデッキ張りの屋上へアクセスすることも出来る.保存樹木を建築に取り○自由に走り回れる円環状のウッドデッキを込み,引き戸を全て開放することで,園舎と園庭が一体となる.設けた屋根がある幼稚園である.○04144図書館BDSBDS(BookDetectionSystem)は,図書館の出入口等に設置し,書籍等の館外への不正な持ち出し等を防ぐための資料管理システムのことである.「BDS(ブックディテクションシステム)」とは,書籍に貼付したテープやカードの発する電磁気をゲートで感知するシステムである.無断持出しを防止する目的で考案され,利用者の私物を自由に館内に持ち込むことができるようになった.(この問題は,コード「21161」「24142」の類似問題です.)○24142図書館BDS地域図書館の計画に関して,開架閲覧室「BDS(ブックディテクションシステム)」とは,書籍に貼付したテープや○の入口については,ブックディテクションシカードの発する電磁気をゲートで感知するシステムである.無断持出しステム(BDS)を採用し,利用者が私物を自由に館内に持ち込むことができるようにした.を防止する目的で考案され,利用者の私物を自由に館内に持ち込むことができるようになった.(この問題は,コード「21161」の類似問題です.)18172図書館BDS図書館の出入口に設置するブックディテクションシステムは,セルフサービスによる貸出・返却処理や簡易な蔵書点検を行うことを目的とするシステムである.「BDS(ブックディテクションシステム)」とは,書籍に貼付したテープや×カードの発する電磁気をゲートで感知するシステムである.無断持出しを防止する目的で考案され,利用者の私物を自由に館内に持ち込むことができるようになった.26174図書館建築計画図書館の計画に当たり,閉架式書庫の内外部からの閲覧者に公開されていない書庫であり,部にブラウジングルームを設け,BDSに貴重な資料が保管されていることが多い.よって,ブラウジングルームよって,入室管理を行うことができるように(書籍や雑誌などを自由に読むための室)やBDS(ブックディテクションした.システム)によって入室管理を行うことはない.×26153図書館建築計画地域図書館の計画において,延べ面積当たりの蔵書数を,40~50冊/㎡程度とした.地域図書館の延べ面積と蔵書数との関係は,一般に,50冊/㎡程度となる.○25073図書館建築計画図書館の開架室における書架の間隔について,車いす使用者の利用と通行に配慮して,225cmとした.車椅子使用者と歩行者とがすれ違うことができる有効幅員は120cm以○上,車椅子使用者同士がすれ違うことができる有効幅員は180cm以上必要である.書架の前での滞在(本を選んだり,整理などの作業)を考慮して,書架の間隔を225cmとすることは望ましい.(この問題は,コード「19152」の類似問題です.)01073図書館建築計画図書館の開架閲覧室における複式(両面図書館の開架閲覧室における複式(両面使用型)書架の中央支柱の使用型)書架の中央支柱の心々距離につ心々距離については,車椅子使用者同士がすれ違うことができるよういては,車椅子使用者同士がすれ違うこに,250cmとすることは望ましい.とができるように,250cmとした.○06082図書館建築計画25062図書館建築計画図書館の計画において,子どもや車椅子使用者に配慮して,貸出用のカウンターホテルのフロントカウンターは,来訪者,応対者双方が立った状態(立位)で対応を行うのが一般的である.この場合,カウンターの高さは,○については,上端高さを700mm,下端高さ100~110cm程度である.また車いす使用者用のカウンターは車いすを650mmとした.に座ったまま,来訪者が対応できるようにするために,カウンター下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する必要があり,カウンターの高さは70~75cm程度とする.図書館において,書架のない閲覧室(4人掛で100席)の面積を,180㎡とした.図書館において,書架のない閲覧室の床面積については,1人掛0.3○人/㎡,4人掛0.55人/㎡,6人掛け0.6人/㎡程度として算定する.問題文の場合,4人掛,0.55(人/㎡)×180㎡=99人と算定できるため,適当である.(この問題は,コード「22073」の類似問題です.)5/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07153図書館建築計画○地域図書館において,児童開架室に設けたお話しコーナーは床座としたので,靴の履き替えをスムーズに行わせるために100mmの段差を設けた.地域図書館において,児童開架室に設けたお話しコーナーを床座とする場合,入口に100mmの段差を設けることで,「ここから先は靴を脱いでくつろぐ場所」という境界を明確化し,靴の履き替えを誘導し,衛生面も確保する事ができる.尚,つまづきやすい場所となる可能性もあるため,段鼻の視認性を上げる事が望ましい.24143図書館建築計画地域図書館の計画に関して,レファレンスカウンターについては,貸出・返却カウンターとは別に,開架書架群の近くに設けた.レファレンスカウンター(インフォメーションデスク)については,貸出・返却カウンターとは別に,開架書架群の近くに設けるのが望ましい.○04042図書館建築計画04143図書館建築計画図書館の計画に当たり,来館者が静かに本を閲覧・検索するためのブラウジングコーナーやレファレンスコーナーを閉架式書庫内に設けた.OPAC(OnlinePublicAccessCatalog)は,電子情報化された蔵書目録であり,利用者が目的の書籍の収蔵場所等をパソコン上で検索できるシステムのことである.「閉架式書庫」は,外部からの閲覧者に公開されていない書庫であり,貴重な資料が保管されていることが多い.よって,ブラウジングルーム(書籍や雑誌などを自由に読むための室)やレファレンスコーナー(調べ物を行うために参考図書等を一括して配置し,専門職員がサポートする)を設けることはない.よって誤り.「OPAC(OnlinePublicAccessCatalog)」は,電子情報化された蔵書目録であり,利用者が目的の書籍の収蔵場所等をパソコン上で検索できるシステムのことである.来館直後に検索してから開架書庫に向かう人と,書架の間を巡りながらや閲覧中に改めて検索する必要が生ずる人とがいることから,OPACは開架閲覧室内に分散配置とするのが望ましい.×○24141図書館建築計画地域図書館の計画に関して,資料検索のための利用者開放端末(OPAC)については,来館者の利便性を考慮して,分散させずに館内の入口付近に集中配置した.資料検索のための利用者開放端末(OPAC)を設置する.来館直後に検索してから開架書庫に向かう人と,書架の間を巡りながらや閲覧中に改めて検索する必要が生ずる人とがいることから,OPACは開架閲覧室内に分散配置とするのが望ましい.×24144図書館建築計画03044図書館建築計画19131図書館建築作品23163図書館建築作品地域図書館の計画に関して,開架閲覧室については,見通しをよくするためにワンルームとし,家具等を用いて利用対象者別やテーマ別に分節した.開架閲覧室(貸出室)における中央部には見通しを考慮し,家具や低書架を配置し,その周辺(壁際など)に高書架を配置することで利用対象者別やテーマ別に分節する計画が多い.(この問題は,コード「20112」の類似問題です.)図書館の計画に当たり,地上階に開架書博物館の収蔵庫や,図書館の貴重書庫等の空調は,1年を通じて一定庫や地域住民が利用する施設等を配置しの温湿度を保たなければならず,半地下階に貴重書保存用書庫を設たので,半地下階に貴重書保存用書庫をる場合は,温湿度調節のために,外側の躯体とは別に内壁を設けた設け,年間を通じて自然換気を行うことと二重壁構造とし,その中間の空気層を空調することが望ましい.よってした.誤り.国立国会図書館関西館(京都府精華町)は,書庫及び閲覧室を地階に設け,管理上,職員と利用者との動線を明確に分離している.国立国会図書館関西館(京都府精華町)は,書庫を地下に,中庭に面した閲覧室を半地下に配置することで建築物の地上部分のボリュームを抑え,景観上の調和に配慮した図書館である.国立国会図書館関西館(2002,京都府精華町,陶器二三雄)は,図○書館資料の増加に対応した収蔵書庫の確保,高度情報化社会に対応した電子図書館としてのサービス提供を目的としている.景観に配慮し/5以上を占める書庫と閲覧室を地階に設けており,管理上,職員動線と利用者動線を明確に分離している.国立国会図書館関西館(陶器二三雄,2002,京都府精華町)は,図○書館資料の増加に対応した収蔵書庫の確保,高度情報化社会に対応した電子図書館としてのサービス提供を目的としている.景観に配慮し/5以上を占める書庫と閲覧室を地階に設けており,管理上,職員動線と利用者動線を明確に分離している.○×19133図書館建築作品せんだいメディアテーク(仙台市)は,公民館,文化ホール,情報センターの機能を独立して管理しやすいように別棟で計画し,それぞれをブリッジでつないでいる.せんだいメディアテーク(2000,仙台市,伊東豊雄)は,市立図書館を中心にあらゆるメディアを提供する施設を,市民参加型で企画運営するという形式を企画段階から構想されている.通りから,全面ガラス張りの外装越しに13本のチューブと呼ばれる鉄骨独立シャフトの構造を直接見ることができる特徴的な外観となっている.×02151図書館建築作品金沢市立玉川図書館(石川県,1979年)は,東側の開架部門と,中庭を挟んで西側にある学習・管理部門を分けることによって,開架部門を気軽に立ち寄り利用できる空間とした図書館である.金沢市立玉川図書館(石川県,1979年,谷口・五井設計共同体)は,東側の開架部門と,中庭を挟んで西側にある学習・管理部門を分けることによって,開架部門を気軽に立ち寄り利用できる空間とした図書館である.○02152図書館建築作品朝霞市立図書館本館(埼玉県,1987年)は,成人開架と児童開架をL字型平面に振り分け,自習室を設けず,閲覧席を少数にするなど,貸出を重視した図書館である.朝霞市立図書館本館(埼玉県,1987年,和(やまと)設計事務所)は,1980年代以降の図書館に見られる「より規模の大きな図書館,より多様で高度なサービス」という要望に応える形で,床面積と開架冊数の量的拡大,館内読書や調べものへの対応という質的変化,住民の交流拠点という機能が備えられている.問題文は,「日野市立中央図書館」の特徴であるため誤り.×02153図書館建築作品苅田町立図書館本館(福岡県,1990年)は,多様な閲覧席と豊富な資料を備え,開架書架群に沿ってベンチ,和室,屋外読書スペースなどを設けることで,来館者が長い時間を過ごせるように計画した図書館である.苅田町立図書館本館(福岡県,1990年,寺田芳朗)は,多様な閲覧席と豊富な資料を備え,開架書架群に沿ってベンチ,和室,屋外読書スペースなどを設けることで,来館者が長い時間を過ごせるように計画した図書館である.○6/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02154図書館建築作品○ぎふメディアコスモス(岐阜県,2015年)は,木造格子屋根をもつ市立中央図書館や,市民活動交流センター,多文化交流プラザ及び展示ギャラリー等からなる複合施設である.ぎふメディアコスモス(岐阜県,2015年,伊東豊雄)は,木造格子屋根をもつ市立中央図書館や,市民活動交流センター,多文化交流プラザ及び展示ギャラリー等からなる複合施設である.03143図書館建築作品04172図書館建築作品04171図書館建築作品太田市美術館・図書館(群馬県)は,建築太田市美術館・図書館(群馬県,平田晃久,2017年)は,建築物の屋物の屋内外を巡るスロープや階段,テラ内外を巡るスロープや階段,テラス,緑化された屋上を備え,駅前からス,緑化された屋上を備え,駅前からは施は施設の賑わいが見え,また,施設からは街が眺められるように,建設の賑わいが見え,また,施設からは街物と緑,人工と自然が混ざり合う丘のような風景として計画された.が眺められるように計画された.まちとしょテラソ[小布施町立図書館](長まちとしょテラソ[小布施町立図書館](長野県,2009年)は,間仕切り○野県,2009年)は,間仕切りを必要最小限を必要最小限に抑えることで,館全体が大きなひと繋がりの空間とに抑えることで大空間を実現させ,三角形なっている.室内の独立柱を3本だけとする鉄骨造12m三角モジュール平面プランの中央に開架書庫を配置し,3つの辺に沿って緩やかに分けられたスで構成されており,三角形平面プランの中央に開架書庫を配置し,3つの辺に沿って緩やかに分けられたスペースがつくられている.ペースがつくられている.国際子ども図書館(東京都,2002年)は,「国立国会図書館国際子ども図書館のレンガ棟(東京都,2002年)」×敷地の余剰容積を他の敷地に移転できるは,1906年(明治39年)に建設された鉄骨レンガ造の帝国図書館を利制度を活用して,大正時代に竣工した鉄骨レンガ造の歴史的建造物を再生・利活用している.用し,2002年に児童書の専門図書館としての機能を果たすための改修(設計/安藤忠雄他)が行われ,新しい機能と空間をあわせもつ図書館として再生されている.問題文にあるような「余剰容積を他の敷地に利用する制度(=特例容積率適用地区)」は,活用されていない.よって誤り.○04173図書館建築作品フランス国立図書館(パリ,1995年)は,緑豊かな中庭をもつロの字型の基壇部と,その四隅に配置されたL字型の高層棟により構成されている.「フランス国立図書館(1995年,ドミニク・ペロー)」は,矩形敷地の四隅にたつ20階のL形建物(うち12階書庫)と,中央の広い林の中庭をもつロの字型の基壇部とで構成され,閲覧室は部門別に区分されて中庭に面するように配置されている.(この問題は,コード「29172」の類似問題です.)○29174図書館建築作品ストックホルム市立図書館(エーリック・グ1928年,エーリック・グンナール・アスプルンナール・アスプルンド)は,円筒と直方体ンド)」は,円筒と直方体が組み合わされた外観をもち,巨大な円筒のが組み合わされた外観をもち,巨大な円内部には,壁に沿って書架があり,中央にサービスデスクが設けられ筒の内部には,壁に沿って書架があり,ている.中央にサービスデスクが設けられている.○04174図書館建築作品29171図書館建築作品デンマーク王立図書館(コペンハーゲン,1999年)は,既存の王立図書館(旧館)に対し,道路を挟んだ運河側に黒色のガラス張りの新館が増築され,メインエントランスは新館に設けられている.ベルリン自由大学図書館(フォスター・アンド・パートナーズ)は,傾斜した巨大な円盤状の屋根構造をもち,外壁には世界各地・各時代の文字が彫り込まれている.デンマーク王立図書館(コペンハーゲン,1999年)は,既存の王立図書館(旧館)に対し,道路を挟んだ運河側に黒色のガラス張りの新館(通称:ブラック・ダイヤモンド)がモニュメントのように増築され,メインエントランスと大きなアトリウムが新館に設けられている.北欧最大級の図書館となっている.ベルリン自由大学図書館(2005年,フォスター・アンド・パートナーズ)×は,5つのフロアをアルミとガラスのパネルに覆われたドーム状の外皮が覆う構成となっており,パネルを開閉することで室内温度を,その内側にグラスファイバー製の半透明のパネルを設け,日照をコントロールしている.この2重の外皮により,省エネルギーを実現している.問題文は,「新アレクサンドリア図書館(スノヘッタ)」の特徴に見られるため誤り.○29173図書館建築作品シアトル中央図書館(OMA)は,外観全体が格子状の鉄骨とガラスで構成され,室内空間に外光を導いている.「シアトル中央図書館(2004年,OMA:レム・コールハース)」は,外観全体が格子状の鉄骨とガラスで構成され,室内空間に外光を導いている.○27082劇場客席劇場において,座席の幅(1人分の間口)劇場において,客席の前後のいすの背の間隔は,80cm以上,座席幅を55cmとし,前後間隔(背もたれ相互の間は,40cm以上確保する.(この問題は,コード「18155」の類似問題で隔)を95cmとした.す.)02083劇場客席競技場の観客席の固定座席の計画において,座席の幅(1人分の間口)を45cmとし,前後間隔(椅子の背の間隔)を85cmとした.劇場において,客席の前後のいすの背の間隔は,80cm以上,座席幅は,40cm以上確保する.28154劇場客席劇場において,定員600人の固定式の客席部分の面積(通路を含む.)を,400㎡とした.劇場の客席部分の床面積は0.5~0.7㎡/人程度を目安とする.定員600人で固定式の客席部分の床面積(通路を含む)を400㎡とすると,0.66㎡/人となるため,適当と考えられる.(この問題は,コード「25063」の類似問題です.)○○○21071劇場客席定員600人の劇場の固定式の客席部分の床面積(通路を含む)を,240㎡とした.劇場の客席部分の床面積は0.5~0.7㎡/人程度を目安とする.定員600人で固定式の客席部分の床面積(通路を含む)を240㎡とすると,0.4㎡/人となり,狭すぎる.×7/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18164劇場客席オペラや大規模な演奏を行う劇場において,客席から舞台の中心までの最大視距離を33mとした.劇場,ホール設計時における視距離の目安としては,①.出演者の表,②.セリフを使う演劇,③.オペラや大規模演奏空間の目安値としての38mがある.○26173劇場客席劇場の計画に当たり,台詞を主体とする演劇の見やすさを考慮し,可視限界距離を20mとして客席の配置を計画した.21164劇場客席台詞を主体とする演劇を上演する劇場の計画において,すべての客席から表情や細かな身振りを鑑賞できるように,最後部とした.劇場,ホール設計時における視距離の目安としては,①.出演者の表情や細かな身振が見える生理的限度として15m,②.セリフを使う演劇や小規模演奏空間の目安値として22m,③.オペラや大規模演奏空間の目安値としての38mがある.劇場,ホール設計時における視距離の目安としては,①.出演者の表情や細かな身振が見える生理的限度として15m,②.セリフを使う演劇や小規模演奏空間の目安値として22m,③.オペラや大規模演奏空間の目安値としての38mがある.○×22174劇場客席劇場における舞台の上手は,客席から見て右側のことである.観客席側から見て舞台の右側を上手(かみて),左側を下手(しもて)といい,上座,下座ともいう.○20163劇場客席劇場において,客席の縦通路は,役者が演じやすいように舞台の間口の中心線上を避けて配置した.劇場で客席を左右対称に配置する場合,その中心線部分は,演技者にとって客席の表情を最も把握しやすい位置となるため,中心線には縦通路を設けないほうがよい.○25131劇場客席プロセニアム形式の劇場の計画において,1階の各座席から舞台を見下ろしたと度までの範囲に保ちつつ,すべての座席から舞台の先端が見えるようにした.プロセニアム形式の劇場の計画において,1階の各座席から舞台を見下ろしたときの「ふ角」は15度以下(最大30度以下)が望ましく,2階席がある場合,1階客席最高列の観客の目とプロセニアム頂部を結ぶ線に2階席がかからないようにし,すべての座席から舞台の先端が見えるようにすることが望ましい.○28093劇場客席劇場,競技場等の計画において,サイトラ可視線)」は,客席・観覧席の各々の人が,前列の人のイン(可視線)は,客席・観覧席の各々の人頭又は肩を越して視焦点(舞台や競技場)を見ることができる視野の限が,前列の人の頭又は肩を越して視焦点界線のことをいう.(舞台や競技場)を見ることができる視野の限界線のことである.01144劇場客席車椅子使用者用の客席は,車椅子使用者が選択できるように,2箇所以上の異なる位置に分散して設けることが望ましい.劇場において,車椅子使用者用の客席は,車椅子使用者が選択できるように,2箇所以上の異なる位置に分散して設けることが望ましい.○○06143劇場客席劇場において,車椅子使用者用客席は,劇場の舞台の先端から車椅子使用者の眼高までのサイトラインの確保を基本とし,異なる階・異なる水平位置に分散して配置した.04082劇場客席市民ホールに設ける300席の小ホールの計画において,車椅子使用者用を含めて客席配置の自由度を高めるため,平土間形式とした.「サイトライン(可視線)」は,客席・観覧席の各々の人が,前列の人の○頭又は肩を越して視焦点(舞台や競技場)を見ることができる視野の限界線のことをいう.車椅子使用者用客席は,劇場の舞台の先端から車椅子使用者の眼高までのサイトラインの確保を基本とし,異なる階・異なる水平位置に分散して配置する事が望ましい.市民ホール(小ホール)の計画において,車椅子使用者用を含めて客○席配置の自由度を高めるため,平土間形式とする事例がある.「平土間」は,元々は歌舞伎劇場で,舞台正面下の広い観客席で,枡形に区切られた東西桟敷の前通りの高土間より低い席をいう.07142劇場客席劇場において,エントランスホールから客席までのアプローチを十分に確保したうえで,段階的に暗くし,暗さに目が慣れるのを早めるため,客席空間は赤色を基調とした内装とした.劇場の客席空間は,赤色を基調とすることで,消灯後に背景化し,舞台が浮き上がり,観客は素早く暗い環境に馴染む事ができるようになる.従って,エントランスホールから客席までのアプローチを十分に確保したうえで,段階的に暗くし,暗さに目が慣れるのを早めるため,客席空間は赤色を基調とした内装とすることが多い.○23131劇場ステージ劇場の計画において,演目に応じて客席と舞台の関係を変化させることができるように,プロセニアムステージ形式を採用した.プロセニアムステージにおけるプロセニアムは,一般に,固定されてお×り,開口調整については,布製ディザーとトーメンターを用いる.また,本格的なプロセニアムステージにおいては,上下に可動するポータルブリッジと左右に稼動するポータルタワーとで構成されるポータル設備によって開口調整を行う.尚,必要に応じて客席と舞台との関係を変化させることができるので,演目に応じて適切な空間をつくりだせる形式は,アダプタブルステージである.8/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24074劇場ステージ○プロセニアム形式の劇場において,舞台の床面から,プロセニアムの開口の高さを8mとし,フライタワー内のすのこの高さを22mとした.「プロセニアム」とは舞台と客席の間に設けられる開口部を指す.観客から見えないプロセニアム裏側部分には照明などの舞台演出装置等が集約されるため,プロセニアム裏側の高さ(側舞台空間の高さ)は,プロセニアム高×2.5程度必要であり,フライタワー内のすのこの高さを22mとするのは適当と言える.尚,舞台幅,奥行,高さは以下のようになる.舞台幅:プロセニアム幅×2.0程度,舞台奥行:プロセニアム幅×1.0程度,舞台高さ:プロセニアム高×2.5程度19175劇場ステージプロセニアム形式の劇場の計画において,プロセニアムの開口の高さを8mとし,側舞台の天井高を6mとした.「プロセニアム」とは舞台と客席の間に設けられる開口部を指す.観客から見えないプロセニアム裏側部分には照明などの舞台演出装置等が集約されるため,プロセニアム裏側の高さ(側舞台空間の高さ)は,プロセニアム以上の高さが必要となる.尚,舞台幅,奥行,高さは以下のようになる.舞台幅:プロセニアム幅×2.0程度,舞台奥行:プロセニアム幅×1.0程度,舞台高さ:プロセニアム高×2.5程度×05172劇場建築計画26154劇場ステージ20114劇場ステージプロセニアムステージ形式の劇場におけプロセニアムステージ形式の劇場におけるフライズ(フライロフト)とるフライズ(フライロフト)とは,幕や舞台照は,幕や舞台照明等の吊物が収納された,舞台上部に設けられた空明等の吊物が収納された,舞台上部に設間のことである.けられた空間のことである.劇場の計画において,客席と舞台の一体感を高めるために,プロセニアムをもたないオープンステージ形式を採用した.オペラを上演する劇場の計画において,様々なオペラの演目に対応するために,舞台にプロセニアムをもたないオープンステージ形式を採用した.「オープンステージ形式」とは,観客席と舞台とを区切るためのプロセニアムアーチをもたず,舞台が客席に向かって開かれているステージ形式をいい,客席と舞台との一体感を高めやすくできる一方で,舞台機構・照明・音響などの露出に対する工夫が必要となる.オペラの様々な演目に対応するためには,プロセニアム形式を採用する.「オープンステージ形式」とは,観客席と舞台とを区切るためのプロセニアムアーチをもたず,舞台が客席に向かって開かれているステージ形式をいい,客席と舞台との一体感を高めやすくできる一方で,舞台機構・照明・音響などの露出に対する工夫が必要となる.オペラの様々な演目に対応するためには,プロセニアム形式を採用する.○○×22143劇場形式コンサートホールの計画において,演奏者と観客の一体化を図ることを意図して,客席が演奏者を取り囲むシューボックス型の空間形式を採用した.27151劇場形式客席数1,600席のコンサートホールの計画において,音響が安定しているシューボックス型を採用した.05171劇場形式コンサートホールにおけるワインヤード型とは,舞台を取り囲むように段差をつけて客席が配置されたホール形式のことである.01143劇場搬入口搬出入のためのサービスヤードにおいて,ウィング式の大型トラックが停車するスペースの,床から天井までの高さは5m以上とすることが望ましい.シューボックス型のコンサートホールは,奥行きの深い長方形の平面×に高い天井を有するもので,音は安定するが,規模が大きくなると視距離の確保などに支障をきたす.一方,アリーナ型のコンサートホールは,客席が舞台を取り囲むように配置されたもので,演奏者と聴衆との間に一体感が生まれやすく,規模・形状に応じて音響を設定することができる.シューボックス型のコンサートホールは,奥行きの深い長方形の平面○に高い天井を有するもので,音は安定するが,規模が大きくなると視距離の確保などに支障をきたす.一方,アリーナ型のコンサートホールは,客席が舞台を取り囲むように配置されたもので,演奏者と聴衆との間に一体感が生まれやすく,規模・形状の応じて音響を設定することができる.コンサートホールにおけるワインヤード型(ヴィンヤード型・アリーナ型)とは,舞台を取り囲むように段差をつけて客席が配置されたホール形式のことである.劇場の搬入口においては,プラットフォームを用いた形態が一般的で,○高さは搬入車両の荷台高さと同じレベルであることが望ましいが,車両程度を目安とする.また,荷台長手方向に天蓋部が開閉するウィング方式の車両に対応するため最低でも5mの有効天井高が求められる.○9/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28153劇場搬入口劇場の搬出入のためのサービスヤードにおいて,ウィング式(荷台の側面と屋根面を一体として上方に開くことができるもの)の大型トラックが停車するスペースの,床から天井までの高さを4mとした.劇場の搬入口においては,プラットフォームを用いた形態が一般的で,×高さは搬入車両の荷台高さと同じレベルであることが望ましいが,車両程度を目安とする.また,荷台長手方向に天蓋部が開閉するウィング方式の車両に対応するため最低でも5mの有効天井高が求められる.(この問題は,コード「19122」の類似問題です.)01141劇場建築計画05173劇場建築計画05174劇場建築計画19134劇場建築作品01142劇場建築作品25054競技場建築計画21043競技場建築計画30042競技場建築計画22041競技場建築計画30041競技場建築計画能楽堂は,一般に,「本舞台」,「後座(あとざ)」,「地謡座(じうたいざ)」及び「橋掛り」から成り立つ舞台と,その舞台を3方向から眺める客席をもつ空間である.能楽堂は,一般に,「本舞台」,「後座(あとざ)」,「地謡座(じうたいざ)」及び「橋掛り」から成り立つ舞台と,その舞台を3方向から眺める客席をもつ空間である.能舞台における橋掛りとは,本舞台の後座から鏡の間に続く廊下のことであり,出能舞台における橋掛りとは,本舞台の後座から鏡の間に続く廊下のことであり,出演者の入退場だけでなく,演技・演出上の重要な場所であ○演者の入退場だけでなく,演技・演出上のる.重要な場所である.歌舞伎劇場における本花道とは,観客席を上手側で縦に貫く通路舞台のことであり,客席の中を通って舞台に出入りできる歌舞伎独特の演技空間である.熊本県立劇場(熊本市)は,来館者の動線を円滑にエントランス空間に導くために,演劇ホールとコンサートホールの間に光庭や吹抜けをもつモール状の空間を設けている.1997年に復元されたロンドンのシェークスピア劇場(グローブ座)は,観客と舞台との一体感を得られやすいプロセニアム形式の劇場である.スポーツ施設の配置計画において,屋外サッカー競技場は,競技のフィールドの長軸を南北にとることが望ましい.屋外サッカー競技場を計画する場合,競技のフィールドの長軸を東西方向にとることが望ましい.屋外のサッカー競技場は,一般に,冬期の風向きによる競技への影響を最小限とするため,競技のフィールドの長軸を,東西の方向に計画することが望ましい.サッカースタジアムの計画において,観客の退出時や避難時の群集事故を防止するため,動線を「分離する」,「単純化する」,「長くする」等の工夫を行い,群集全体の流動性を妨げないようにした.屋外の野球場は,一般に,太陽光線の直射の影響を最小限とするため,本塁から投手板を経て二塁に向かう線を,東北東の方位に計画することが望ましい.歌舞伎劇場における「本花道」とは,観客席を下手側(客席から舞台を×みて左側)で縦に貫く通路舞台のことであり,客席の中を通って舞台に出入りできる歌舞伎独特の演技空間である.また「本花道」に対して,上手側に「仮花道」が設置されることもある.問題文には「本花道は上手側」とあるため誤り.熊本県立劇場(1982,熊本市,前川國男)は,演劇とコンサートでは鑑○賞条件等が異なるという認識から「演劇ホール」「コンサートホール」と活動目的別に特化した計画がなされている.また来館者の動線を円滑にエントランス空間に導くために,両ホールの間に光庭や吹抜けをもつモール状の空間を設けている.1997年に復元されたロンドンのシェークスピア劇場(グローブ座)は,複数の方向から観客が舞台を囲うオープン形式の劇場である.グローブ座を模した劇場はアメリカやドイツ,日本など世界各地に建てられ,シェークスピア演劇が上演されている.屋外球技場の方位は,競技者に対し,太陽高度の低い東・西方向からの太陽光によるまぶしさを感じさせないようにするため,長軸を南北方向にとることが望ましい.屋外球技場の方位は,競技者に対し,太陽高度の低い東・西方向からの太陽光によるまぶしさを感じさせないようにするため,長軸を南北方向にとることが望ましい.屋外球技場の方位は,競技者に対し,太陽高度の低い東・西方向からの太陽光によるまぶしさを感じさせないようにするため,長軸を南北方向にとることが望ましい.競技場の計画においては,観客の退出時や避難時など短時間に大勢○の人が移動することを想定し,動線を「分離する」,「単純化する」,「長くする」等の工夫を行い,群集全体の流動性を妨げないように配慮する必要がある.屋外の野球場は,一般に,太陽光線の直射の影響を最小限とするた○め,本塁から投手板を経て二塁に向かう線を,東北東の方位に計画することが望ましい.○×○××30043競技場建築計画陸上競技場の観客席の勾配は,サイトラ陸上競技場の観客席の勾配は,サイトライン(可視線)に配慮しつつ,イン(可視線)に配慮しつつ,観客が「競技観客が「競技者との一体感」や「競技の臨場感」を得られるように計画者との一体感」や「競技の臨場感」を得らすることが望ましい.れるように計画することが望ましい.○30044競技場建築計画屋内の競技施設(アリーナ)は,施設の規模,想定される競技や大会のレベル等に応じて,自然採光・自然通風に配慮しつつ,空調設備・照明設備を設けることが望ましい.屋内の競技施設(アリーナ)は,施設の規模,想定される競技や大会○のレベル等に応じて,自然採光・自然通風に配慮しつつ,空調設備・照明設備を設けることが望ましい.01154競技場建築作品出雲ドーム(島根県)は,集成材とケーブル等で構成された立体張弦アーチと,膜屋根を組み合わせた架構をもつ建築物である.出雲ドーム(島根県)は,集成材とケーブル等で構成された立体張弦アーチと,膜屋根を組み合わせた架構をもつ建築物である.○23171美術館展示美術館の計画におけるホワイトキューブは,展示作品を阻害するような装飾や色を排除した展示空間である.ホワイトキューブとは,様々な作品や展示方法に対応するため,装飾・○色彩を極力排除した白くニュートラルな箱型の展示空間をいい,現在,美術館の展示室としてスタンダードとなっている.10/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20145美術館展示美術館の常設展示室において,縦3m×絵画を鑑賞する一般的な視距離は,絵画の画面の対角線の1~1.5倍○横4mの絵画を鑑賞するために,絵画の正程度がよいとされている.面で6m離れた位置にソファを配置した.19172美術館展示美術館において,展示の連続的なストーリーを感じとらせるために,観覧経路を歩観覧経路を歩きながら,次に見るべき展示物が垣間見えることで,展示の流れを理解しやすくなる.次の部屋やコーナーの主要な展示物をきながら次の展示室の主要な展示物が垣見通せることのできる開口部やスリットを設けておくことで,シークエン間見えるように,展示壁の一部にスリットシャルな(連続的な)展示のストーリー性を保つことができる.を設けた.○26151美術館展示美術館の計画において,自然採光を利用した展示室に光量不足を補うための照明として,高演色蛍光灯を用いた.美術館の展示室に自然採光を利用する際,光量不足を補うための照明としては,演色性の高い高演色蛍光灯等が用いられる.(この問題は,コード「20113」の類似問題です.)○07151美術館展示美術館において,紫外線カットフィルムを用いたハイサイドライトから自然採光によって展示室全体の均質照度を確保し,光量不足を補うためにLED照明による調光を行った.美術館の展示室において,薄く均質な自然光を取り入れるためにハイサイドライト(頂側窓:壁面の高い位置にある窓)を採用するケースがあり,その場合は,美術品を保護するために紫外線カットフィルムを用いる.また照度の光量不足を補うためにLED照明による調光を行うことが望ましい.○24174美術館建築計画21163美術館建築計画18163美術館建築計画美術館の計画において,収蔵品に付着した害虫等による被害を最小限に抑えるため,燻蒸室を収蔵庫からできるだけ離れた位置に配置した.博物館の計画においては,収蔵品を害虫などの生物被害から守るために,駆除・殺菌する目的で燻蒸室(くんじょうしつ)を設ける.動線計画上,荷解室及び収蔵庫に近い位置に配置するのが望ましい.(この問題は,コード「20161」の類似問題です.)延べ面積10,000㎡程度の美術館においシーズニング期間とは,コンクリート打設後から開館までの期間をいて,アルカリ汚染因子の蒸発が収蔵物にう.延べ面積10,000㎡程度の規模の建築工事において,仕上げ工事与える影響等を考慮して,コンクリート打期間12ヶ月を目安とすると,コンクリート打設完了から竣工までは,19設後から開館までのシーズニング期間を2~21ヶ月(約20ヶ月)を最低限のシーズニング期間と考える必要があ年とした.る.延べ面積10,000㎡程度の美術館において,コンクリート打設後から開館までのシーズニング期間を,アルカリ汚染因子の蒸発が収蔵物に与える影響を考慮して3か月とした.シーズニング期間とは,コンクリート打設後から開館までの期間をいう.延べ面積10,000㎡程度の規模の建築工事において,仕上げ工事期間12ヶ月を目安とすると,コンクリート打設完了から竣工までは,19~21ヶ月(約20ヶ月)を最低限のシーズニング期間と考える必要がある.×○×04041博物館建築計画28152博物館建築計画05073博物館建築計画25141美術館建築作品19135美術館建築作品博物館の計画に当たり,一般収蔵庫のほかに,収蔵品の適正な保護のために低湿収蔵庫と高湿収蔵庫を設け,それぞれに前室としてならし室を設けた.博物館の収蔵部門は,収蔵庫内の保存環境を一定に保つため,前室を設ける計画とした.調査・研究部門をもつ博物館の計画に当たり,研究対象である収蔵品を不必要に移動させることがないよう,研究部門を収蔵部門に近接して配置した.博物館・美術館の収納庫は,収納品の保存環境を保つことが必要であり,年間を通じて温度や湿度などを一定に調整する事が必要である.搬出入時なども考慮して壁体に適度の調湿性を持たせることや,前室として,ならし室を設けることが望ましい.(この問題は,コード「20161」の類似問題です.)博物館・美術館の収納庫は,収納品の保存環境を保つことが必要であり,年間を通じて温度や湿度などを一定に調整する事が必要である.搬出入時なども考慮して壁体に適度の調湿性を持たせることや,前室として,ならし室を設けることが望ましい.博物館の保存,修復のための調査・研究部門は,研究対象である収○蔵品の移動を最小限に留めるために,調査・研究部門と収蔵部門とを隣接して設けることが望ましい.(この問題は,コード「28151」の類似問題です.)水戸芸術館(茨城県水戸市)は,公園内に立地するため,周辺環境との調和を重「水戸芸術館(磯崎新アトリエ+三上建築事務所,1990,茨城県水戸市)」は,コンサートホール,劇場,美術ギャラリーそれぞれが独自の活×視し,高さは2階と低く抑え,建築群を回廊動を同時に展開できる独立性の高い空間を保ちつつ,共通のエントラでつないだ施設である.ンスホールによって相互の融合を図った文化複合施設である.問題文は,「世田谷美術館」の特徴である.金沢21世紀美術館(石川県金沢市)は,誰でも気軽に様々な方向から立ち寄れるように,複数のエントランスのある円形の金沢21世紀美術館(2004,石川県金沢市,妹島和世)は,市民の交流のための交流ゾーンと展覧会のための美術館ゾーンを併せもつ.市民に開かれた美術館として裏表のない円形の建物とし,誰でも気軽に○平面とし,内部には,建築物の端から端ま様々な方向から立ち寄れるよう4つのエントランスを設けている.ひとで見通すことができるいくつかの廊下があつひとつの部屋が異なったプロポーションをもち,建築物の端から端まる.で見通すことができるいくつかの廊下により繋がっている.○○11/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答25142美術館建築作品○丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)は,建築と美術と都市空間が一体となった景観に寄与しており,駅前の広場に面した壁画部分に入口をもつ施設である.「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(谷口吉生,1991,香川県丸亀市)」は,1階に図書館,2~4階に美術館を積層した複合施設で,建築と美術と都市空間が一体となった景観に寄与しており,駅前の広場に面した壁画部分に入口をもつ施設である.美術館の非日常性(イベント性)を効果的に表現している.25143美術館建築作品25144公共建築建築作品21173博物館建築作品01153博物館建築作品19132博物館建築作品06171美術館建築作品06172美術館建築作品06173美術館建築作品八代市立博物館「未来の森ミュージアム」(熊本県八代市)は,公園の一角に築か階に展示室があ八代市立博物館「未来の森ミュージアム」(伊東豊雄,1991,熊本県八代市)は,公園の一角に築かれた丘にヴォリュームを抑えるため半分埋められ,1階に展示室,2階にエントランス,最上階に収蔵庫が設置さ○り,2階にエントランス,最上階に収蔵庫がれており,全体として軽やかな形態が生み出されている.設置されている.新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」(新潟県新潟市)は,本体施設の屋上庭園と複数の浮島状の空中庭園が回遊性をもつペデストリアンデッキで結ばれ,公園と一体化したパブリックスペースを形成している.新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」(長谷川逸子,1998,新潟県新潟市)は,本体施設の屋上庭園と複数の浮島状の空中庭園が回遊性をもつペデストリアンデッキで結ばれ,公園と一体化したパブリックスペースを形成している.隣接する音楽文化会館と連動した文化活動や県立施設との棲み分け等,公共建築の1つの在り方を示している.「海の博物館(三重県鳥羽市)」は,螺旋状内藤廣,1992,三重県鳥羽市,収蔵棟:プレキャストコン×の動線空間で構成された博物館であり,クリート造(ポストテンション組み立て工法)・展示棟:木造+RC造2階周囲の自然観察と展望が可能な施設であ建)」は,伊勢志摩地方を中心として全国から収集した漁労用具を展示る.する博物館である.問題文は,潟博物館(青木淳,1997,新潟県豊栄市)の記述である.海の博物館展示棟(三重県)は,主要構造部の柱や梁には,鋼材を内蔵した集成材を使用し,外壁にはガラスカーテンウォールと木製ルーバーを使用した建築物である.「海の博物館(内藤廣,1992,三重県鳥羽市,収蔵棟:プレキャストコン×クリート造(ポストテンション組み立て工法)・展示棟:木造+RC造2階建)」は,伊勢志摩地方を中心として全国から収集した漁労用具を展示する博物館である.「展示棟」は,瓦屋根に,大断面集成材による木の大空間,外壁は杉板貼となっている.問題文のような特徴は見られないため誤り.東京国立博物館本館(東京都台東区)東京国立博物館本館(1937,東京都台東区,渡邊仁)は,日本最大のは,二つの中庭をもつ「日の字型」の平面歴史博物館で,二つの中庭をもつ「日の字型」の平面となっている.中で,中庭の周囲に展示室を配置している.庭の周囲に配置された展示室は,1,700mの展示壁面長を備えている.富弘美術館(群馬県)は,様々な大きさの矩形の展示空間が独立して配置され,そ富弘美術館(群馬県,2004年,ヨコミゾマコト)は,湖畔に面した正方形の平面の建物は,円筒状の大小33の室が集まった造りで,廊下も柱も×の間の空間も展示や交流のためのスペー角もない丸い展示室では,型にはまらない,流れるよう展示が可能とスとなるように計画されている.なっている.問題文は「十和田現代美術館(青森県,2008年,西沢立衛)」の記述のため誤り.ポーラ美術館(神奈川県)は,周囲の景観ポーラ美術館(神奈川県)は,周囲の景観を極力損なわないよう,すり○を極力損なわないよう,すり鉢状の構造鉢状の構造体を地下に埋め込んで建築物の高さを抑え,美術館の中体を地下に埋め込んで建築物の高さを抑心を貫くアトリウムにより自然光を取り入れることで,自然と美術との共え,美術館の中心を貫くアトリウムにより生を目指した空間が計画されている.自然光を取り入れることで,自然と美術との共生を目指した空間が計画されている.京都市京セラ美術館[京都市美術館](京都府)は,昭和初期に開館した美術館の既存のメインエントランスを残し,スロープからつながる地下広場に面した新たなエントランスを設けるなどの改修がされている.京都市京セラ美術館[京都市美術館](京都府)は,昭和初期に開館した美術館の既存のメインエントランスを残し,スロープからつながる地下広場に面した新たなエントランスを設けるなどの改修がされている.○○○06174美術館建築作品01174美術館建築作品01171美術館建築作品01172美術館建築作品豊島美術館(香川県)は,鉄筋コンクリート豊島美術館(香川県)は,鉄筋コンクリートのシェル構造による屋根ののシェル構造による屋根の大きな開口部大きな開口部から,周囲の風・音・光を内部に直接取り込むことで,周から,周囲の風・音・光を内部に直接取り辺環境と建築物,展示作品とを一体で感じられるように計画されてい込むことで,周辺環境と建築物,展示作品る.とを一体で感じられるように計画されている.アスペン美術館(坂茂)は,建築物の中央アスペン美術館(コロラド州,坂茂)は,木製の突き板を加工した材で部にアトリウムがあり,アトリウムに面した編んだスクリーンで外壁のガラスのカーテンウォールを覆った箱型の螺旋状のスロープによって,最上階から建築物となっている.問題文は「グッゲンハイム美術館(フランク・ロイ地上階まで連続した空間となるように計画ド・ライト)」の記述のため誤り.されている.ニューヨーク近代美術館(谷口吉生)は,敷地の北側と南側に通抜けが可能なエントランスホールがあり,中庭と連続する空間となっている.ロサンゼルス現代美術館(磯崎新)は,赤砂岩の外壁をもつ基壇部があり,その基壇部の上にピラミッド型のトップライト等が配置されている.ニューヨーク近代美術館(谷口吉生)は,敷地の北側と南側に通抜けが可能なエントランスホールがあり,中庭と連続する空間となっている.ロサンゼルス現代美術館(磯崎新)は,赤砂岩の外壁をもつ基壇部があり,その基壇部の上にピラミッド型のトップライト等が配置されている.○×○○12/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答01173美術館建築作品○フォートワース現代美術館(安藤忠雄)は,平行に並べられた長方形の室によって展示室が構成され,その展示室には日差しへの配慮から深い庇が掛けられている.07084庁舎窓口庁舎において,受付や窓口のカウンターは,高齢者,障害者等の利用に配慮し,ローカウンターの高さを700mm,ハイカウンターの高さを1,000mmとした.04091庁舎窓口市庁舎の総合案内所において,ハイカウンターとローカウンターを併設し,視覚障害者誘導用ブロックをローカウンターに向かって敷設した.フォートワース現代美術館(テキサス州,安藤忠雄)は,平行に並べられた長方形の室によって展示室が構成され,その展示室には日差しへの配慮から深い庇が掛けられている.隣接するキンベル美術館は内への静寂な空間性に対し,フォートワース現代美術館は外との繋がりや水平性を重視した設計となっている.ホテルのフロントカウンターは,来訪者,応対者双方が立った状態(立○位)で対応を行うのが一般的である.この場合,カウンターの高さは,100~110cm程度である.また車いす使用者用のカウンターは車いすに座ったまま,来訪者が対応できるようにするために,カウンター下に程度の空間(クリアランス)を確保する必要があり,カウンターの高さは70~75cm程度とする.(この問題は,コード「03083」の類似問題です.)市庁舎の総合案内所において,ハイカウンターとローカウンターを併設する場合,視覚障害者誘導用ブロックは,ハイカウンター側に誘導する.よって誤り.×20115庁舎窓口市庁舎の計画において,利用者が各種届出や証明書の受領を円滑に行えるように,情報システムを導入し,総合窓口形式を採用した.市庁舎の計画において,市民が直接訪れる機会の多い,窓口サービスの向上は不可欠である.転居により市役所を訪れた利用者が多数の窓口をたらい回しにされないように,情報システムを導入し,総合窓口形式を採用するケースが増えている.23143庁舎窓口市役所本庁舎の計画において,来庁者の%は窓口部門の利用者である70~80%が利用する窓口事務部門は,ため,一般に,メインエントランスホールに接したわかりやすい場所と一般に,メインエントランスホールに接したする.わかりやすい場所とする.○○27153庁舎建築計画23142庁舎建築計画05071庁舎建築計画23144庁舎建築計画人口50万人の都市にある市庁舎の計画において,転入・転出等の届出の受理や証明書の発行等を行う窓口事務部分の床面積の割合を,延べ面積の8%とした.市役所本庁舎の計画において,届出の受理や証明書の発行等,市民と接する窓口事務部門の床面積の合計は,一般に,庁舎全体の床面積の合計の30%程度となるようにする.市庁舎の計画に当たり,市民が通常利用するメインエントランス,職員・サービスのエントランス,議会エントランスを,それぞれ別に設けた.市役所本庁舎の計画において,議場は,行政部門とは別組織であり,大空間が必要であることから,一般に,庁舎の最上階又は別棟とすることが望ましい.市庁舎において,建築物全体に占める窓口事務部門の床面積の比率は,一般に,10%程度である.市庁舎において,建築物全体に占める窓口事務部門の床面積の比率は,一般に,10%程度である.市庁舎における施設利用者は主に市民,職員,議員に大別されるため,市民が日常利用するメインエントランス,職員・サービスのエントランスのほかに,議会用のエントランスを設けて動線を分ける.議場は,行政部門とは別組織であるため,一般用・職員用とは別に議会用の出入口を設ける.また大空間が要求されるため,一般に,庁舎の最上階又は別棟とすることが望ましい.○×○○23141庁舎建築計画市役所本庁舎の計画において,議会関連諸室(議場,委員長室,議員控室等)の床面積の合計は,一般に,庁舎全体の床面積の合計の10%程度となるようにする.市庁舎において,建築物全体に占める議場,委員会室,議員控室等○の議会関連諸室の床面積の割合は,10~15%程度となる.(この問題は,コード「18165」の類似問題です.)22162庁舎建築計画市庁舎において,空調設備への依存を低減しつつ快適な環境をつくりだすために,屋上を緑化したり,風の道を確保する計画とした.市庁舎の計画において,空調設備への依存を低減しつつ快適な環境をつくりだすために,屋上を緑化したり,風の道を確保する計画は有効である.実例として「名護市市庁舎(象設計集団+アトリエ・モビル,1981,沖縄県名護市)」があり,半外部空間である「アサギテラス」や,自然換気のための「風のみち」などで構成されている.○23164庁舎建築作品茅野市民館(長野県茅野市)は,各階の大空間を構成するプレートを13本のチューブが貫き,市民ギャラリー,図書館,映像センター等が複合した施設である.茅野市民館(古谷誠章,2005,長野県茅野市)は,積極的な市民参加による構想策定,プロポーザルによる設計者選定,設計プロセスへの参加により実現した.大小ホール,美術館,図書館のある複合施設であり,茅野駅に直結し,多様な空間群がロビーを介して緩やかに連続している.問題文は「せんだいメディアテーク」の記述である.×01151庁舎建築作品住田町役場(岩手県)は,凸レンズ状に組まれたトラス梁が並んだ屋根架構をもつ建築物である.住田町役場(岩手県)は,凸レンズ状に組まれたトラス梁が並んだ屋根架構をもつ建築物である.○01162病院病床療養病床における1病室当たりの病床数は,4床以下とする.療養病床における1病室当たりの病床数は,4床以下とする.○01161病院病床病院は,医業又は歯科医業を行う場所であり,20人以上の患者を入院させるための施設を有するものである.病院は,医業又は歯科医業を行う場所であり,20人以上の患者を入院させるための施設を有するものである(19人以下は,診療所).○13/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29064病院病床病院の4床室の病室において,隣り合う一般病棟の4床室の床面積は,6.4(㎡/床)以上としなければならな○ベッドとベッドの間に幅1m以上のスペースい.ただし,一般的には,7~10(㎡/床)とする例が多い.1床当たりのを確保するため,その床面積を患者一人につき8㎡とした.床面積を8.0㎡以上とする計画であれば,ベッド間隔を1m確保することは難しくないと考えられる.(この問題は,コード「22062」の類似問題です.)02163病院病床4床病室の計画において,隣り合うベッドとベッドとの間に幅1m以上のスペースを確保するためには,病室面積は32㎡以上が目安となる.一般病棟の4床室の床面積は,6.4(㎡/床)以上としなければならない.ただし,一般的には,7~10(㎡/床)とする例が多い.1床当たりの床面積を8.0㎡(4床室の病室面積で32㎡)以上とする計画であれば,ベッド間隔を1m確保することは難しくないと考えられる.○25064病院病床総合病院において,ベッドの間隔を1m確保する4床病室の面積を,20㎡とした.一般病棟の床面積は,患者2人以上を入院させる場合,6.4(㎡/人)以×上としなければならない.一般的には,7~10(㎡/人)とする例が多いため,内科病棟における4床室の床面積=4×(7~10)=28~40㎡程度となる.問題文の場合,5㎡/床であるため誤り.04081病院病床総合病院の改修計画において,一般病床の床面積が内法15㎡の2床室を,小児専用の4床室とした.07161病院病床総合病院の病室の出入口の有効幅員は,円滑に患者をベッドごと搬送できるように,1.35mとした.一般病棟の床面積は,患者2人以上を入院させる場合,6.4(㎡/人)以上としなければならない.一般的には,7~10(㎡/人)とする例が多い.小児専用の病室の内法床面積の最低基準は,6.4×2/3(㎡/人)以上であり,4床室の場合,6.4×2/3×4=17.1㎡以上必要となる.問題文は「15㎡」とあるため誤り.総合病院の病室の出入口は,ストレッチャー等の出入りを考慮して,有効幅を120cm以上とする.×○20143病院病床病院の病室の出入口の幅は,ベッドの円滑な移動を考慮して110㎝とした.病院において,病室の出入口は,ストレッチャー等の出入りを考慮して,有効幅を120cm以上とする.×01164病院病床療養病床における患者の利用する廊下の幅は,医療法に基づき,片側に病室がある場合,内法による測定で1.8m以上とする.療養病床における患者の利用する廊下の幅は,医療法に基づき,片側に病室がある場合,内法による測定で1.8m以上とする.○06084病院病床病院の療養病床の病棟計画において,患病院における患者が使用する廊下の有効幅員は,片側居室となる部者が使用する廊下の有効幅員は,片側居以上,両側居室となる部分を1.6m以上とする(建築基準法).室となる部分を2.0m,両側居室となる部分また建築物移動等円滑化誘導基準では,原則として,1.8m以上とすを3.0mとした.る.よって正しい.○02161病院病床病棟の患者用トイレの計画においては,ト病棟の患者用トイレの計画においては,トイレを分散して配置するなイレを分散して配置するなど,病室とトイレど,病室とトイレの距離を短くする工夫が必要である.の距離を短くする工夫が必要である.06161病院病床総合病院の病棟において,患者用のトイレは,利用時の安全性と利便性の確保のため,便器側方へのアプローチについて左右勝手が異なるタイプのものを分散して配置した.病棟において,患者用のトイレは,利用時の安全性と利便性の確保のため,便器側方へのアプローチについて左右勝手が異なるタイプのものを分散して配置する事は望ましい.○○25153病院病床総合病院の緩和ケア病棟の計画において,病室を全て4床とし,衛生上の観点から便所は病室の外にまとめた.「緩和ケア」は,生命を脅かす疾患に直面する患者とその家族の身体×的・精神的な苦痛を和らげるための医療をいう.一般病棟よりも看護師の配置が多く,家庭的で暖かい環境で療養生活を送ることができる配慮が必要である.一般には個室とし,使い慣れた家具や衣類を病室に運ぶことができる施設もあり,体力の衰えと共に歩行が困難となることを想定し,便所は病室の中に設ける.06162病院病床総合病院の緩和ケア病棟において,病室は全て個室とし,共用部に患者や患者家「緩和ケア」は,生命を脅かす疾患に直面する患者とその家族の身体的・精神的な苦痛を和らげるための医療をいう.病室は全て個室とし,族が利用できる調理室や食事室を設置す共用部に患者や患者家族が利用できる調理室や食事室を設置するなるなど,患者とその家族とのQOLを高める計画とした.ど,患者とその家族とのQOL(QualityofLife)を高める計画とする事が望ましい.○19174病院SPD病院内の物品管理を集中的に担当する「SPD(SupplyProcessing&Distribution)部門」とは,中央材料部ともいSPD部門を設けるに当たって,搬送システい,病院内の物品管理を集中的に行うものであるため,搬送システムム設計を含めた総合的な物流システムを設計を含めた総合的な物流システムを計画することは望ましい.計画した.○25154病院SPD総合病院内で使用する物品の管理を一元化するために,SPD部門を設けた.「SPD(SupplyProcessing&Distribution)部門」とは,中央材料部ともいい,病院内の物品管理を集中的に行うものであるため,搬送システム設計を含めた総合的な物流システムを計画することは望ましい.尚,中央材料室(サプライセンター)は,病院内で使用される衛生材料や医療用器材・器具の管理とその供給,及び,使用した医療用器材・器具の洗浄,滅菌を行うものであり,患者の治療,検査等が行われる場所に対して連絡の良い位置に配置することが望ましいが,総合病院など手術頻度が高い病院においては,手術室との関係を重視して中央材料室を配置する○14/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07163病院SPD総合病院の中央材料部門は,手術室で使用した器材の洗浄・滅菌を行うため,手術部と専用の搬送設備で直結させたうえで,手術部以外の部門に対しては廊下経由の搬送経路を確保した.総合病院の中央材料部門「SPD(SupplyProcessing&Distribution)」は,病院内の物品管理を集中的に行うものであり,手術室で使用した器材の洗浄・滅菌を行うため,手術部と専用の搬送設備で直結させたうえで,手術部以外の部門に対しては廊下経由の搬送経路を確保する.○24171病院LDRLDR病室の計画において,出産時に使用する無影灯について,使用しないときには「LDR(Labor,Delivery,Recover)」とは,産科病棟において,陣痛・分室で行う施設をいう.ソファーや安楽いすを配して家庭の○天井に格納できるようにし,室内の仕上げ寝室のような雰囲気を持たせるため,無影灯や酸素ガスの配管などのや家具に木を使用することによって,暖か設備については,目に触れないように配慮する.い家庭的な雰囲気とした.28163病院LDRLDR室の計画に当たり,家具や空間の仕上げに木材を使用する等,暖かい家庭的な雰囲気となるように配慮した.「LDR(Labor,Delivery,Recover)」とは,産科病棟において,陣痛・分○娩・回復を1室で行う施設をいう.ソファーや安楽いすを配して家庭の寝室のような雰囲気を持たせるため,無影灯や酸素ガスの配管などの設備については,目に触れないように配慮する.07164病院LDR総合病院の産科部門は,LDR(Labor総合病院の産科部門「LDR(Labor,Delivery,Recover)」は,産科病棟DeliveryRecovery)を採用し,陣痛・分娩・において,陣痛・分娩・回復を1室で行う施設をいう.ソファーや安楽い回復という出産の過程に応じて,専用の部屋をそれぞれ設けた.すを配して家庭の寝室のような雰囲気を持たせるため,無影灯や酸素ガスの配管などの設備については,目に触れないように配慮する.よって誤り.(この問題は,コード「02162」の類似問題です.)×05074病院ICU総合病院の計画に当たり,ICU(集中治療ICU(集中治療室)は,生命の危機に瀕した重症患者を24時間を通じた×室)を,人や機器の出入りが多い手術部と観察のもとに先進医療技術を駆使して集中的に治療する室(一般病棟離し,療養できる病棟部門に配置した.では7人の患者に対して1人の看護師が付く体制)で,手術部に近い位置の病棟部門に配置する.よって誤り.22142病院部門一般的な総合病院の計画において,病棟・外来・診療・供給・管理の五つの部門の構成を設定し,各部門間の人と物の動線について検討した.総合病院(100床以上の病院)は,一般に,患者に直接関係のある「外来部門,診療部門,病棟」と,患者に直接関係の少ない「供給部門,管理部門」から構成される.[病棟部]:病室・ナースステーション・デイルーム等,[中央診療部]:手術部・薬局・中央材料部・救急処置部等,[外来診療部]:診療室・待合室等,[管理部]:医局・事務室・院長室等,[サービス部]:厨房・洗濯室・機械室等(この問題は,コード「18173」の類似問題です.)28162病院部門外来診療部の計画に当たり,患者の出入りの多い内科は外来入口の近くに配置総合病院の外来診療部の計画においては,一般に,患者の出入りの多い内科や外科は外来入口の近くに配置し,プライバシーの要求され○し,小児科は可能な限り他科と分離して計る皮膚科,泌尿科や産婦人科は奥に配置する.また,小児科は可能な画した.限り他科と分離して扱うことが望ましい.02172病院部門総合病院における小児患者のための病床は,疾病ごとの特徴に対し的確に対応できるように,診療科ごとにそれぞれ設けた.20111病院部門地域医療支援病院の計画において,病院管理の効率及び患者の動線を考慮して,診療部門を外来部門と病棟部門の間に配置した.小児は,免疫機能が未発達であり,抵抗力が低いため,小児患者のための病床は,診療科ごとではなく,一般に,小児病棟としてまとめて設ける.よって誤り.一般的な総合病院の計画においては,病院管理の効率及び患者の動線を考慮して,外来部門と病棟部門の間に診療部門を配置し,それぞれの動線が交錯することのない計画とする.○×○06164病院部門総合病院の部門構成において,病院運営総合病院の部門構成において,診療部門は,外来部門と病棟部門との効率及び患者の動線を考慮して,外来の間に配置する.よって誤り.部門は診療部門と病棟部門との間に配置した.×05161病院部門急性期病院において,病棟部門に比べ,医療機器の更新や機能拡充が必要な診療部門には,隣接したところに増築が可能な空地を確保した.急性期病院において,病棟部門に比べ,医療機器の更新や機能拡充が必要な診療部門には,隣接したところに増築が可能な空地を確保しておくことが望ましい.○28161病院部門手術部の計画に当たり,他部門との速やかな連携や機材等の搬出入に配慮し,他部門間の通過動線を手術部内に設ける計画とした.25152病院部門総合病院の診療部門の計画において,放射線治療室を地階に配置した.手術部は,無菌に近い状態が要求されるため,他部門への通過動線とは隔離する計画が望ましい.X線などを用いて診断・治療を行う放射線部門の面積は増加する傾向にあり,他部門からの独立性や将来の拡張性に考慮した計画が要求される.また放射線の防御や機器荷重に耐えるための床・壁などの建築的性能を考慮し,放射線治療室を地階に配置することは望ましい.×○07162病院部門総合病院の下部内視鏡検査を行う部門の患者待合エリアには,検査衣に着替えるための更衣室や前処置のためのトイレを併設した.総合病院の下部内視鏡検査を行う部門は,「受付・待合→事前評価/○準備(更衣・静脈路確保・前投薬)→検査→回復→退室」という一方向動線が基本となり,準備エリアには,更衣室や前処置のためのトイレが必要となる.15/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27152病院部門一般的な総合病院の計画において,外来部門の床面積の割合を,延べ面積の13%とした.病院の延べ面積は,総合病院の場合,1ベッドあたり40~60㎡とされて○おり,そのうち,外来部門の占める面積は,延べ面積の15%程度となる.(中央診療部20%,病棟部40%,管理部10%,サービス部15%程度)01163病院看護1看護単位当たりの病床数は,80床を標準とする.「看護単位」とは,一つの看護婦チームが担当する患者数(ベッド数)をいい,内科・外科などの一般病棟では,40~50床(ベット),産科・小児科病棟においては,30床(ベット)程度となる.よって誤り.×28164病院看護看護拠点の計画に当たり,看護動線の短縮及び病室内の患者の観察の容易さを確保するため,ナースステーションの他にナースコーナーを設け,看護の作業領域を分散した.25151病院看護総合病院の病棟の計画において,電子カルテを導入し,看護作業拠点を各病室から近いところに分散配置した.一般的な総合病院の計画においては,病棟の平面構成は「看護単位○の規模」や「看護方式」に大きく影響され,看護動線の短縮と観察の容易さの確保が決定要因となる.病棟の要となる「ナースステーション(NS)機能」とは,看護作業の準備・物品の管理・訪問者への応対・情報の記録と発信などをいい,計画に際しては物品供給・情報記録の方式など運営方法とともに検討することが重要である.看護作業の領域をナースコーナー(NC)などを設けて病棟内で分散させる試みもみられる.一般的な総合病院の計画においては,病棟の平面構成は「看護単位○の規模」や「看護方式」に大きく影響され,看護動線の短縮と観察の容易さの確保が決定要因となる.病棟の要となる「ナースステーション(NS)機能」とは,看護作業の準備・物品の管理・訪問者への応対・情報の記録と発信などをいい,計画に際しては物品供給・情報記録の方式など運営方法とともに検討することが重要である.看護作業の領域をナースコーナー(NC)などを設けて病棟内で分散させる試みもみられる.24162病院建築計画総合病院における小児病棟の計画において,入院する子どもたちの教育や学習の場として,院内学級のための教室を設置した.院内学級とは,ケガや病気のため長期に入院しなければならない児童・生徒のために,病院内に設置された病弱・身体虚弱特別支援学級をいう.総合病院における小児病棟の計画において,入院する子どもたちの教育や学習の場として,院内学級のための教室を設置することは望ましい.○03042病院建築計画病院の計画に当たり,医療行為を中断することなく設備更新が行えるように,手術室のある階の上階に設備階(インタースティシャル・スペース)を設けた.ISS(InterstitialSpaceSystem)は,フロアの中間に設備機器のメン○テナンス性の向上と,将来の設備更新やレイアウト変更を容易にできるスペースを設けるシステムをいい,病院・研究施設・工場など,設備の重要性が高い建物で利用されている.病院の計画に当たり,医療行為を中断することなく設備更新が行えるように,手術室のある階の上階に設備階を設ける事が望ましい.05162病院建築計画04092病院建築計画04163病院建築計画病院の感染症病室において,廊下に対して室内を陽圧に保ち,外部の汚染空気を病院の感染症病室は(バイオクリーンルーム)では,病原菌が外部へ流出するのを防ぐため,室の周囲よりも室内を陰圧(負圧)に保つ必要×室内には流入させずに無菌に近い状態ががある.問題文の「外部の汚染空気を室内に流入させずに無菌に近い確保できるようにした.状態を確保(陽圧・正圧)」が要求されるのは,「手術室」などの特性である.よって誤り.病院のサインの計画において,サインプサイン表示面の配色を点検するために,表示面を白黒コピーして見たレートを部門ごとに色分けし,色の違いだ場合も,表現や情報内容が読み取れることを確認することが有効であけに頼った情報伝達となっていないか,サり,色相に依らず,地色と図色の組み合わせによる明度差が大きいほイン案をそれぞれ白黒コピーして判別性をど判読しやすくなるため,サイン表示においては,明度差が大きく(5以確認した.上)なるよう配慮することが望ましい.病院の病棟階(1層2看護単位)において,病院においては,自力で避難階段を降りる事が出来ない入院患者も防火扉を多く設けると避難の妨げとなるの居るため,火炎や煙の影響を受けにくい範囲に,車いすやストレッで,階段やエレベーターシャフト等の竪穴チャーで水平移動し,一定の時間,安全を確保するなど,階段やエレ区画以外には防火区画を設けない計画とベーターシャフト等の竪穴区画以外にも水平避難区画を設ける計画とした.する事が望ましい.よって誤り.○×06163病院建築計画総合病院の病室階において,火災時に避難階段等の縦動線を利用せずに一定の時間の安全性が確保できるように,各階に防火防煙区画された,2つ以上の安全区画を設ける計画とした.病室階において,火災時に避難階段等の縦動線を利用せずに一定の時間の安全性が確保できるように,各階に防火防煙区画された,2つ以上の安全区画を設ける計画とする事は望ましい.○21174病院建築作品21151公共建築福祉施設聖路加国際病院(東京都中央区)は,520「聖路加国際病院(メディカル・プランニングアソシエイツ+日建設計,○床のほぼ全病室が,シングルケアユニット1992,東京都中央区)」は,特定街区制度を採用し,老朽化した病院をと呼ばれるトイレ,シャワー付きの個室で構成されている.建て替えて新たな都市環境の形成を図ったもので,520床のほぼ全病室が,シングルケアユニットと呼ばれるトイレ,シャワー付きの個室で構成されている.特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」とは,常時介護を必要と×とは,診療所の機能は必要としないが,居し,在宅生活が困難な寝たきり高齢者を入所させることにより,入浴,住における生活への復帰のために,介護食事の提供,機能訓練などの便宜を提供する施設をいう.問題文の記及び機能訓練を必要とする高齢者のため述は「介護老人保健施設」が該当する.の施設をいう.16/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答24153公共建築福祉施設○「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」とは,身体上又は精神上著しい障がいがあるために常時の介護が必要であり,居宅において適切な介護を受けることが困難な高齢者を対象とし,入浴,排泄,食事の介護,機能訓練等のサービスを提供する施設をいう.「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」とは,常時介護を必要とし,在宅生活が困難な寝たきり高齢者を入所させることにより,入浴,食事の提供,機能訓練などの便宜を提供する施設をいう.23151公共建築福祉施設特別養護老人ホームにおいて,家庭的な空間の中で生活するために,食堂とデイルームからなる共同生活室を7室の個室とともにユニット化し,そのユニットを複数配置した.特別養護老人ホームにおいては,少人数のグループに分けて介護す○るため,数室の居室をユニット化(グループ化)し,食堂やデイルームなどの共用空間をそれぞれに分散配置する.(この問題は,コード「19121」の類似問題です.)26163公共建築福祉施設03163公共建築福祉施設「ユニットケア」は,入居者10人前後の日入居者10人前後の日常生活の領域を一つのユニッ常生活の領域を一つのユニットとして位置トとして位置づけ,各ユニットに個室と他の入居者や介護スタッフと交づけ,各ユニットに個室と他の入居者や介流するための居間(共同生活室)があり,他の入居者や介護スタッフと護スタッフと交流するための居間(共同生共同生活をしながら,入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしてい活室)があり,他の入居者や介護スタッフけるようにサポートしていく介護手法である.と共同生活をしながら,入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートしていく介護手法である.二つのユニットを有する個室ユニットケア型特別養護老人ホームにおいて,隣接するユニットの共同生活室は共用として,二つのユニットが一体的に使えるようにした.「ユニットケア」は,入居者10人前後の日常生活の領域を一つのユニットとして位置づけ,各ユニットに個室と他の入居者や介護スタッフと交流するための居間(共同生活室)があり,他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら,入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートしていく介護手法である.各ユニットはそれぞれで完結するため,問題文の「隣接するユニットの共同生活室は共用とし」という構成にはならない.よって誤り.○×03164公共建築福祉施設個室ユニットケア型特別養護老人ホーム個室ユニットケア型特別養護老人ホーム(ユニット型特養)は,1ユニッ○において,入居者の個室内にトイレを設けトごとに専用の居住空間と専任の職員を配置することにより,大規模ない場合,排泄リズムの重なる場合が多いことを配慮し,個室からトイレに至る動線を短くし,トイレを個室3部屋に対し一つ以上設けた.(多数床)施設でありながら,小規模生活単位の家庭的な雰囲気のなかできめ細やかな介護ケアを行なう目的がある.入居者の個室内にトイレを設けない場合,排泄リズムの重なる場合が多いことを配慮し,個室からトイレに至る動線を短くし,トイレを個室3部屋に対し一つ以上設ける事が望ましい.05083福祉施設寸法ユニット型の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)において,トイレを除いた定員1人の居室の内法寸法を,2.7m×3.6mとした.ユニット型の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)において,トイ×レを除いた定員1人の居室の内法面積は,10.65㎡以上必要である.問題文の「2.7m×3.6m(=9.72㎡)」では不足するため誤り.04161公共建築福祉施設29161公共建築福祉施設23153公共建築福祉施設平家建ての特別養護老人ホームにおいて,共同生活室の天井を高くして蓄煙空間とするとともに,採光のためのトップライトを開くようにして,排煙口の役割を果たすように計画した.「介護老人保健施設」は,医療ケアを必要とする要介護者に対し,看護や医学的管理下における介護及び機能訓練等並びに日常生活上の世話を行うことにより,入所者が自立した日常生活を営むことや居宅における生活への復帰を目指す施設である.介護老人保健施設において,療養室の入所者1人当たりの床面積を7㎡とした.平家建ての特別養護老人ホームにおいて,共同生活室の天井を高くして蓄煙空間とするとともに,採光のためのトップライトを開くようにして,排煙口の役割を果たすように計画した.防煙・排煙設備の蓄煙方式は,天井の高い大空間の競技場やアトリウム等でも採用される.「介護老人保健施設」とは,病院での急性期の治療が終了し,病状安○定期にあり,入院治療を必要とする必要はないが,医療ケアを必要とする要介護者に対し,看護や医学的管理下における介護及び機能訓練等並びに日常生活上の世話を行うことにより,入所者が自立した日常生活を営むことや居宅における生活への復帰を目指す施設である.介護老人保健施設とは病状安定期にあり,入院治療をする必要はないが,リハビリ・看護・介護を必要とする要介護者が対象者で,1療養室は4人以下で,床面積については8㎡/人以上(4人部屋の場合,32㎡/室以上)必要である.○×04162公共建築福祉施設介護老人保健施設において,煙の拡散を介護老人保健施設において,煙の拡散を遅らせるために,防煙垂れ遅らせるために,防煙垂れ壁を増やし,防壁を増やし,防煙区画を小さくする計画は避難上有効である.煙区画を小さくする計画とした.○21154公共建築福祉施設27163公共建築福祉施設軽費老人ホーム(ケアハウス)とは,身体ケアハウス)」とは,身体機能の低下などにより自立機能の低下等により自立した日常生活をした日常生活に不安があり,家族による介助が困難である高齢者が,営むことについて不安があり,家族による日常生活上必要なサービスを受けることができる施設をいう.援助を受けることが困難な高齢者が,食事の提供,入浴の準備等の日常生活上必要なサービスを受けることができる施設をいう.「軽費老人ホーム(ケアハウス)」は,急性期の医療が終わり,病状が安定期にある患者のための長期療養施設である.「軽費老人ホーム(ケアハウス)」とは,身体機能の低下などにより自立した日常生活に不安があり,家族による介助が困難である高齢者が,日常生活上必要なサービスを受けることができる施設をいう.問題文は「介護療養型医療施設」の表記である.○×17/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21152公共建築福祉施設○療養病床を有する病院(介護療養型医療施設)とは,長期にわたる療養を必要とする患者であって,常時医療的管理が必要な要介護者のための治療機能・療養機能をもった施設をいう.「介護療養型医療施設」とは,身体上又は精神上著しい障害があるため長期にわたり療養を必要とする患者で,常時介護を必要とし,自宅で介護を受けられない高齢者を入所させることにより,入浴,食事の提供,緊急時の対応などを受ける施設をいう.23152公共建築福祉施設老人デイサービスセンターにおいて,通所介護に必要な浴室,食堂,機能訓練室,静養室,相談室等を計画した.「老人デイサービスセンター」とは,入浴,食事の提供,機能訓練,介護方法の指導などの便宜を提供する施設をいい,特殊(機械)浴室のほかに一般(介助)浴室を設け,さらにその一般浴室の一隅に車いす使用者対応の中間浴の設備を設けることが望ましい.○26161公共建築福祉施設26162公共建築福祉施設「老人デイサービスセンター」は,身体上又は精神上の障がいにより,日常生活を営むのに支障がある高齢者等(養護者を含む.)に対し,入浴,排せつ,食事等の介護,機能訓練,介護方法の指導,生活等に関する相談及び助言,健康状態の確認等のサービスを,通所方式で提供する施設である.「老人デイサービスセンター」は,身体上又は精神上の障がいにより,日常生活を営むのに支障がある高齢者等(養護者を含む.)に対し,入浴,排せつ,食事等の介護,機能訓練,介護方法の指導,生活等に関する相談及び助言,健康状態の確認等のサービスを,通所方式で提供する施設である.○「有料老人ホーム」は,医療ケアを必要とする要介護者に対し,施設サービス計画に基づいて,看護,医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とし,入所者がその有する能力に応じ,自立した日常生活を営むことができるようにするとともに,居宅における生活への復帰を目指した施設である.「有料老人ホーム」は,民間が主体となって設置運営する施設であり,×食事,入浴,介護,相談,助言など生活全般,緊急時にも対応しており,要介護より前から入居することが可能で,介護が必要になっても住み続けることができる.終身利用権方式,賃貸方式などがあるが,90%が終身利用権方式を採用しており,入居一時金(終身利用権方式の場合)を支払うことで,生涯にわたり住み続ける権利が得られる.26164公共建築福祉施設24154公共建築福祉施設23154公共建築福祉施設「ハウスアダプテーション」は,既存住宅において,そこで暮らす高齢者等の身体状況に応じて,開口部や通路の有効幅員,段差等の日常生活上の障がいを除去することによって,高齢者等がなるべく在宅のまま住み続けられることを目的とした住宅改造である.「ハウスアダプテーション」は,既存住宅において,そこで暮らす高齢者等の身体状況に応じて,開口部や通路の有効幅員,段差等の日常生活上の障がいを除去することによって,高齢者等がなるべく在宅のまま住み続けられることを目的とした住宅改造である.「認知症高齢者グループホーム」とは,要介護状態の認知症の高齢者を対象に,5人から9人程度の小規模な生活の場にお「認知症高齢者グループホーム」とは,中期程度の認知症老人を対象とし,小規模で家庭的な共同生活を行うための施設をいう.尚,「認知症」とは,正常であった脳の知的な働きが,後天的な事由により継続○いて,入浴,排泄,食事の介護,機能訓練的に低下している状態をいう.またグループホームとは,日常生活が1等を行うことにより,利用者の有する能力に応じ自立した生活が営めるように援助するサービスを提供する施設をいう.人では困難で介護が必要とされる認知症の高齢者が,少人数(5人~最大9人)の家庭的な環境の中で,入浴・排泄・食事等の介護サービスを受けながら自立した日常生活を営む共同生活住居をいう.認知症高齢者グループホームにおいて,小規模で家庭的な環境を実現するために,1ユニット当たりの入居定員を7名とした.「認知症高齢者グループホーム」は,中期程度の認知症老人を対象と○し,小規模で家庭的な共同生活を行うための施設をいう.尚,「認知症」とは,正常であった脳の知的な働きが,後天的な事由により継続的に低下している状態をいう.またグループホームとは,日常生活が1人では困難で介護が必要とされる認知症の高齢者が,少人数(5人~最大9人)の家庭的な環境の中で,入浴・排泄・食事等の介護サービスを受けながら自立した日常生活を営む共同生活住居をいう.○03161公共建築福祉施設認知症高齢者グループホームにおいて,家庭にできるだけ近い環境で生活できるように,1ユニットの定員を8人とした.「認知症高齢者グループホーム」は,中期程度の認知症老人を対象と○し,小規模で家庭的な共同生活を行うための施設をいう.尚,「認知症」とは,正常であった脳の知的な働きが,後天的な事由により継続的に低下している状態をいう.またグループホームとは,日常生活が1人では困難で介護が必要とされる認知症の高齢者が,少人数(5人~最大9人)の家庭的な環境の中で,入浴・排泄・食事等の介護サービスを受けながら自立した日常生活を営む共同生活住居をいう.06041公共建築福祉施設認知症高齢者グループホームにおいて,認知症高齢者グループホームにおいて,環境移行(生活拠点が移るこ「環境移行」によるADLの低下や心理的混と等)で新たな環境に適応する際に生じる心理的な負荷によるADLの乱を避けるため,1ユニットの定員を9人と低下や心理的混乱を避けるため,1ユニットの定員を9人とし,小規模し,小規模で家庭的な環境となるようにしで家庭的な環境となるようにした.た.○24151公共建築福祉施設「小規模多機能型居宅介護事業所」とは,在宅の高齢者が要介護状態になっても,住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的として,通所を中心とし,随時の訪問や泊まりを組み合わせた介護サービスを提供する施設をいう.「小規模多機能型居宅介護事業所」とは,在宅の高齢者が要介護状○態になっても,住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的として,通所を中心とし,随時の訪問や泊まりを組み合わせた介護サービスを提供する施設をいう.18/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03162公共建築福祉施設○小規模多機能型居宅介護施設において,要介護者が短期間宿泊するための宿泊室は個室とし,その床面積を,1室当たり10㎡とした.小規模多機能型居宅介護施設において,要介護者が短期間宿泊するための宿泊室を個室とした場合,その床面積は,1室当たり7.43㎡以上としなければならない.27161公共建築福祉施設「施設入所支援」は,障がい者支援施設「障がい者支援施設」は,入所者に対し,主として夜間における入浴や○の入所者に対して,主として夜間における食事等の介護を行う「施設入所支援」を提供するとともに,昼間は「生入浴や食事等の介護を行うサービスである.活介護」などの「日中活動系サービス(昼間実施サービス)」を行う施設である.27162公共建築福祉施設「福祉ホーム」は,現に住居を求めている現に住居を求めている障がい者に対して,低額な料障がい者に対して,低額な料金で,居室金で,居室その他の設備を提供するとともに,日常生活に必要な便宜その他の設備を提供するとともに,日常生を供与する施設である.活に必要な便宜を供与する施設である.○27164公共建築福祉施設「小規模多機能型居宅介護」は,在宅の在宅の高齢者が要介護状態になって高齢者が要介護状態になっても,住み慣も,住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的としれた地域で生活が継続できるように支援て,通所を中心とし,随時の訪問による介護や短期間の宿泊等を組みすることを目的として,通所を中心とし,随合わせた介護サービスである.時の訪問による介護や短期間の宿泊等を組み合わせた介護サービスである.○21153公共建築福祉施設高齢者向け優良賃貸住宅とは,自立可能な高齢者が良好な住環境のもとで住まうことができる賃貸住宅をいう.「高齢者向け優良賃貸住宅」とは,自立可能な高齢者が良好な住環境のもとで住まうことができる主に民間の賃貸住宅であり,事業者は「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき,各種の支援措置を受けることができる.○25121公共建築福祉施設サービス付き高齢者向け住宅は,バリアフリー構造を有し,介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスの提供等に関して一定の基準を満たし,単身高齢者世サービス付き高齢者向け住宅(通称:サ付き住宅)とは,「高齢者の居住の安全確保に関する法律」の改正(平成23年施行)により創設された介護・医療と連携し,高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅(主に賃貸の共同住宅)をいう.住宅の広さや設○帯,高齢者夫婦世帯等の居住の安定を確備,バリアフリーといったハード面の条件を備えるとともに,ケアの専門保するための賃貸等の住宅である.家による安否確認や生活相談サービスを提供する.07124公共建築福祉施設02132公共建築福祉施設サービス付き高齢者向け住宅は,バリアサービス付き高齢者向け住宅(通称:サ付き住宅)とは,「高齢者の居フリー構造を有し,介護・医療と連携してリ住の安全確保に関する法律」の改正(平成23年施行)により創設されハビリテーションサービスを受けながら暮た介護・医療と連携し,高齢者の安心を支えるリハビリテーションサーらすことで,家庭への復帰を目指すケアビスを提供するバリアフリー構造の住宅(主に賃貸の共同住宅)をい付きの住宅であり,高齢期の居住の安定う.住宅の広さや設備,バリアフリーといったハード面の条件を備えるの確保に寄与している.とともに,ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスを提供する.既存の集合住宅をサービス付き高齢者向サービス付き高齢者向け住宅とは,バリアフリー構造の住宅(主に賃け住宅とするため,バリアフリー改修を施貸の共同住宅)をいう.住宅の広さや設備,バリアフリーといったハーし,各住戸専用部分の床面積が25㎡以上ド面の条件を備えるとともに,ケアの専門家による安否確認や生活相となるようにした.談サービスを提供する.既存の集合住宅をサービス付き高齢者向け住宅とするためバリアフリー改修を施すには,一般に,各住戸専用部分の床面積が25㎡以上となるようにする.×○05084公共建築福祉施設29163公共建築福祉施設サービス付き高齢者向け住宅において,22階以上の階に設けるバルコニーに設ける手摺は,腐食する事がなく,階以上の階に設けるバルコニーには,床以上の高さで,その手すり子間の内法仕上げ面からコンクリート躯体の立上りを寸法は,11cm以下のものとする.よって正しい.80mm設けた上に,高さ1,200mmの金属製手すりを設置し,手すり子間の内法寸法を100mmとした.「放課後等デイサービス事業所」は,就学中の障がい児に対して,放課後や夏休み「放課後等デイサービス事業所」は,就学中の障がい児に対して,放課後や夏休み等の長期休暇中において,生活能力の向上のための訓○等の長期休暇中において,生活能力の向練や支援等を継続的に提供するもので,指導訓練室や支援に必要な上のための訓練や支援等を継続的に提設備・備品等を備えることが求められている.供するもので,指導訓練室や支援に必要な設備・備品等を備えることが求められている.○02173公共建築福祉施設放課後等デイサービス事業所において,屋外遊びを豊かにするために,学校と連携して校庭等を有効に活用した.「放課後等デイサービス事業所」は,就学中の障がい児に対して,放○課後や夏休み等の長期休暇中において,生活能力の向上のための訓練や支援等を継続的に提供するもので,指導訓練室や支援に必要な設備・備品等を備えることが求められている.屋外遊びを豊かにするために,地域の公園だけでなく,学校と連携して校庭等を活用するケースもある.29164公共建築福祉施設「日本版CCRC(ContinuingCare「日本版CCRC(ContinuingCareRetirementCommunity)」は,大都市RetirementCommunity)」は,大都市に在に在住する高齢者が健康な段階から地方へ移住し,地域活動に積極住する高齢者が健康な段階から地方へ的に参加することをとおして,地域社会に溶け込み,多世代と交流・共移住し,地域活動に積極的に参加するこ働する居住が基本となっている.とをとおして,地域社会に溶け込み,多世代と交流・共働する居住が基本となっている.○19/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06152福祉施設用語ジェントリフィケーションは,障害者が社会ジェントリフィケーション(gentrification)は,主に低所得者層が居住す×の中でごく普通に生活ができるように社会る地域に高所得者層が移住することで,街の再開発や建物の改修がを整えることであり,在宅生活支援や地域進み,居住環境の質や,不動産価値が向上することをいう.問題文はに溶け込む小規模な就労支援の場などの整備が進められている.06153福祉施設用語レスパイトケアは,在宅で介護をする者が一時的に介護から離れて休息等をとれるようにする支援のことであり,医療型短期入所(ショートステイ)は,一時預かりだけでなく,介護をする者・される者が家族以外の人々と交流できる場としても期待されている.レスパイトケアは,在宅で介護をする者が一時的に介護から離れて休○息等をとれるようにする支援のことであり,医療型短期入所(ショートステイ)は,一時預かりだけでなく,介護をする者・される者が家族以外の人々と交流できる場としても期待されている.06154福祉施設用語地域包括ケアシステムは,重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分ら地域包括ケアシステムは,重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるような仕組みのことであり,しい暮らしを続けることができるような仕組住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるよう,地域みのことであり,住まい・医療・介護・予の特性に応じた対応が重要である.防・生活支援が一体的に提供されるよう,地域の特性に応じた対応が重要である.○02164公共建築福祉施設29162公共建築福祉施設回復期リハビリテーションは,疾患に応じ90日から180日をかけて身体の機能や日常生活動作(ADL)の改善を図ることを目的としている.「急性期リハビリテーション」は,疾患に応じ90日から180日をかけて身体の機能や日常生活動作(ADL)の改善を目指すことであり,専門リハビリテーション医療機能をもつ医療施設で行われている.リハビリテーションは,一般に,発症後数日から1か月程度の期間に行われる「急性期リハビリテーション」,2,3ヵ月から6ヵ月程度の期間に行われる「回復期リハビリテーション」,6ヵ月以降に行われる「維持期リハビリテーション」の3段階に分けられる.リハビリテーションは,一般に,発症後数日から1か月程度の期間に行われる「急性期リハビリテーション」,2,3ヵ月から6ヵ月程度の期間に行われる「回復期リハビリテーション」,6ヵ月以降に行われる「維持期リハビリテーション」の3段階に分けられる.問題文は,「回復期リハビリテーション」に該当する.○×22144コミュニティ施設建築計画小規模なコミュニティ施設の計画において,施設の夜間利用を想定して,夜間専用の出入口を設け,専用カードキーで利用できる計画とした.小規模なコミュニティ施設の計画において,施設の夜間利用に対するスタッフの配置が管理上十分ではないケースを想定して,夜間専用の出入口を設け,専用カードキーでの利用など,セキュリティに配慮した計画とする.○03142コミュニティ施設建築作品アオーレ長岡(新潟県)は,駅前に建てられた市民協働・市民交流の拠点であり,大通りに開かれた屋根付き広場を中心に,アリーナ,市民交流スペース,市役所,議会等を配置した複合施設として計画された.アオーレ長岡(新潟県,隈研吾,2012年)は,駅前に建てられた市民協○働・市民交流の拠点であり,大通りに開かれた屋根付き広場を中心に,アリーナ,市民交流スペース,市役所,議会等を配置した複合施設として計画されている.行政と市民の活動が混ざり合うよう「長岡城の市松模様」がデザインのモチーフとなっており,地元産の杉材を使用したスノコ状のパネルが特徴となっている.23162コミュニティ施設建築作品30171展示場建築作品30172展示場建築作品30173展示場建築作品30174展示場建築作品愛知県児童総合センター(愛知県長久手町)は,チャレンジタワーと呼ぶ吹抜け空間を中心としたアトリウムを取り囲むように創作活動諸室,体験諸室,幼児コーナー等が配置された児童施設である.東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)は,4本の巨大な柱によるスーパーストラクチャーによって支えられた「コングレスタワー」と呼ばれる会議棟が施設のシンボルとなっている.福島県産業交流館(通称:ビッグパレットふくしま)は,楕円に近い形状をもつ「マザールーフ」と呼ばれる大屋根に特徴があり,「ビッグパレット」の由来となっている.横浜国際平和会議場(通称:パシフィコ横浜)は,パーゴラのある中央広場を囲むように,劇場棟,展示棟及び会議棟が配置されており,屋根の形状については大空に羽ばたく鳳(おおとり)がイメージされている.千葉県日本コンベンションセンター国際展示場(通称:幕張メッセ)は,シルエットが山並みをイメージさせる第Ⅰ期計画の建築物と,屋根形状が凹面から凸面に波のように変化する第Ⅱ期計画の建築物があり,これらがつくりだすスカイラインに特徴がある.愛知県児童総合センター(仙田満+環境デザイン研究室,1996,愛知○県長久手町)は,チャレンジタワーと呼ぶ吹抜け空間を中心としたアトリウムを取り囲むように創作活動諸室,体験諸室,幼児コーナー等が配置された児童施設である.チャレンジタワー(鉄骨造の斜塔)は,それ自身が遊具であり,その周りに建築的な回廊と遊具的な回廊が取り巻き,様々なレベルでプレイブリッジによって連結している.「東京国際展示場[通称:東京ビッグサイト](佐藤総合計画,1995)」は,9m角の4本の巨大な柱によるスーパーストラクチャーによって支えられた「コングレスタワー」と呼ばれる会議棟(高さ58m,最上部で約90m×90mの平面,外装はチタンパネル)が施設のシンボルとなっている.「福島県産業交流館[通称:ビッグパレットふくしま](北川原温,1998,福島県)」は,多目的展示場と国際会議場からなる複合コンベンション施設であり,楕円に近い形状をもつ「マザールーフ」と呼ばれる大屋根に特徴があり,「ビッグパレット」の由来となっている.「横浜国際平和会議場[通称:パシフィコ横浜],日建設計,1991,横浜×市)は,みなとみらい21地区に建つ複合コンベンション施設であり,ホテルは大きな「帆」,展示ホールは「波」,大屋根を支えるサスペンションアーチ構造は「ヨットのキール」の形態がイメージされている.問題文は「沖縄コンベンションセンター(大谷幸夫,1987,沖縄県)」の記述である.「千葉県日本コンベンションセンター国際展示場(通称:幕張メッセ),○槇総合計画事務所,Ⅰ期1989-Ⅱ期1997」は,シルエットが山並みをイメージさせる第Ⅰ期計画の建築物と,屋根形状が凹面から凸面に波のように変化する第Ⅱ期計画の建築物があり,これらがつくりだすスカイラインに特徴がある.Ⅰ期,Ⅱ期ともに観客の主動線を長手に取り,それに平行して中央に展示スペース,桁行方向にローディングスペースを配したリニヤな空間構成とし,いずれも展示フロアには,直接資材や展示物が搬入できるよう車両の乗り入れが可能である.○○20/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07171駅舎建築作品○岩見沢複合駅舎(北海道)は,赤レンガの壁と,古いレールをマリオンとして再利用したカーテンウォールの外観を特徴にもつ,駅,交流施設等による複合施設である.岩見沢複合駅舎(ワークヴィジョンズ,2009,北海道)は,赤レンガの壁と,古いレールをマリオンとして再利用したカーテンウォールの外観を特徴にもち,町おこしの起爆剤として,市とJRが一体となって建設した駅,交流施設等による複合施設である.07173駅舎建築作品07174駅舎建築作品京都駅ビル(京都府)は,中央にあるコンコースを谷に見立て,段丘を東西方向に延ばし,中央にガラスに覆われたアトリウムを特徴にもつ,駅,ホテル,商業施設等による複合施設である.延岡市駅前複合施設エンクロス(宮崎県)は,プレキャストコンクリート柱と鉄筋コンクリート梁に囲まれたグリッドで構成された,鉄道やバスの総合待合,図書閲覧スペース,駅前広場等による複合施設である.京都駅ビル(原広司,1997,京都府)は,中央にあるコンコースを谷に○見立て,段丘を東西方向に延ばし,中央にガラスに覆われたアトリウムを特徴にもつ,駅,ホテル,商業施設等による複合施設である(1991年に国際指名コンペ).延岡市駅前複合施設エンクロス(乾久美子,2018,宮崎県)は,プレ○キャストコンクリート柱と鉄筋コンクリート梁に囲まれたグリッドで構成された,鉄道やバスの総合待合,図書閲覧スペース,駅前広場等による複合施設である.01152公共建築建築作品群馬県農業技術センター(群馬県)は,小断面の製材を格子状に組み合わせた屋根架構をもつ建築物である.群馬県農業技術センター(群馬県)は,小断面の製材を格子状に組み合わせた屋根架構をもつ建築物である.○18161空港建築計画小規模の空港の旅客ターミナルビルにおいて,駐機数が少ないので,フロンタル方式を採用した.空港の旅客ターミナルビルにおける駐機方式は,発着航空機の機数と○乗降客の数によって異なる.尚,駐機方式には,次のような種類がある.1.フロンタル方式ターミナルビルの前面に航空機を並列で駐機させる方式で,小規模空港で採用されることが多い.2.フィンガー方式ターミナルビルから桟橋のように伸びた部分(フィンガー)の周りに航空機を駐機させる方式(バンコク国際空港など).3.サテライト方式メイン・ターミナルビルを中心にして,その周辺に衛星のように副ターミナルビルを置き,その周りに航空機を駐機させる方式.双方のビルの間は,地下道で連絡する方式.(パリ・ドゴール空港など)4.オープン・エプロン方式ターミナルビルから離れたエプロンに航空機の駐機地点を集中させ,双方のあいだは大型バスで連絡する方式(例:ワシントン・ダレス空港など).04044危険物貯蔵庫建築計画危険物貯蔵庫の計画に当たり,貯蔵物が爆発した際の周囲に対する安全性に考慮し,天井は設けずに軽量な不燃材料で屋根を葺いた.危険物貯蔵庫の計画に当たり,貯蔵物が爆発した際の周囲に対する安全性に考慮し,爆風が屋根を抜けていくようにするため天井は設けずに,軽量な不燃材料で屋根を葺いた.○27133災害関連用語東日本大震災の被災地への復興支援において,各地に応急仮設住宅が建設されるとともに,要介護高齢者等の日常生活等の支援を目的とした「サポート拠点(サポートセンター)」が設置されている.03131災害関連制度防災集団移転促進事業とは,災害が発生した地域又は建築基準法に基づく災害危険区域のうち,住民の居住に適当でないと認められる区域内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.29151災害関連避難所「指定緊急避難場所」としての施設は,災害が発生した場合,又は発生するおそれがある場合にその危険から逃れるための避難場所であり,洪水等に係るものについては,想定される洪水等の水位以上の高さに避難スペースを配置する必要がある.07154災害関連避難所公民館において,避難所としての利用を想定し,マンホールトイレを避難時の居住エリアから離れた人目につきにくい場所に設置できる計画とした.東日本大震災の被災地への復興支援において,各地に応急仮設住宅○が建設されるとともに,要介護高齢者等の日常生活等の支援を目的とした「サポート拠点(サポートセンター)」が設置され,LSA(ライフサポートアドバイザー)による総合相談やデイサービス,地域交流スペースとして活用されている.近年,自然災害の激甚化・頻発化し,災害ハザードエリアにおける防○災・減災対策の重要性が高まっており,災害リスクを抱えた地域から,より安全なエリアへ住居や施設を移転するという「防災移転」の考え方が進められている.防災集団移転促進事業とは,災害が発生した地域又は建築基準法に基づく災害危険区域のうち,住民の居住に適当でないと認められる区域内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.「指定緊急避難場所」としての施設は,災害が発生した場合,又は発生するおそれがある場合にその危険から逃れるための避難場所であり,洪水等に係るものについては,想定される洪水等の水位以上の高さに避難スペースを配置する必要がある.災害用トイレは,「仮設トイレ」「マンホールトイレ」「携帯・簡易トイレ」に×大別される.仮設トイレは備蓄が比較的難しく,調達までに時間を要する場合があるが,マンホールトイレは,下水道管路にあるマンホールの上に,簡易な便座や目隠し用のパネルを設け,災害時に迅速にトイレ機能を確保する事を目的としている.小学校を指定避難所として使用する場合,マンホールトイレは,居住エリアに近く,人目につきやすい場所に設置するように計画することが望ましい.尚,避難者数とトイレの必要数の目安は「50~100人に1基」とされている.(この問題は,コード「30151」の類似問題です.)○21/22ページ

09.「公共建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02064災害関連避難所災害時の避難場所の仮設トイレは,全てマンホールトイレとし,避難者200人当たり1基を目安とする計画とした.災害用トイレは,「仮設トイレ」「マンホールトイレ」「携帯・簡易トイレ」に大別される.仮設トイレは備蓄が比較的難しく,調達までに時間を要する場合があるが,マンホールトイレは,下水道管路にあるマンホールの上に,簡易な便座や目隠し用のパネルを設け,災害時に迅速にトイレ機能を確保する事を目的としている.小学校を指定避難所として使用する場合,マンホールトイレは,居住エリアに近く,人目につきやすい場所に設置するように計画することが望ましい.尚,避難者数とトイレの必要数の目安は「50~100人に1基」とされている.×24161災害関連備蓄倉庫30154災害関連備蓄倉庫02063災害関連備蓄倉庫02061災害関連防災拠点02062災害関連防災拠点小学校の体育館の計画において,災害時の避難所として利用できるように耐震性を十分に確保し,備蓄倉庫を隣接して設置した.小学校を指定避難所として使用する場合,備蓄倉庫は,行政の防災担当部局等と協議して,想定される災害に対して安全な場所に計画することが望ましい.高層の集合住宅に設ける備蓄倉庫は,避難階のほかに,100住戸ごとに,かつ,い層以内の位置に計画した.災害時に防災拠点となる庁舎において,仮設修復足場としての利用やガラス落下防止等のために,建築物外周にバルコニーを設ける計画とした.小学校の体育館の計画において,災害時の避難所として利用できるように耐震性を十分に確保し,備蓄倉庫(非常用食糧を備蓄する用途や応急救助物資等を備蓄する用途で,利用者に見えやすい位置・扉等に防災専用倉庫である旨の表示し,壁で囲われた専用室である必要がある.また所定の床面積が容積率緩和の対象となる)を隣接して設置するのが望ましい.小学校を指定避難所として使用する場合,備蓄倉庫は,行政の防災担当部局等と協議して,想定される災害に対して安全な場所に計画することが望ましい.高層の集合住宅に設ける備蓄倉庫は,避難階のほかに,100住戸ごとに,かつ,いずれの階からも4層以内に配置する事が望ましい.この他にも「住戸数×0.1㎡」以上かつ,1箇所1㎡以上(内法)など地方公共団体の条例で規定されている場合もある.災害時に防災拠点となる庁舎において,仮設修復足場としての利用やガラス落下防止等のために,建築物外周にバルコニーを設ける事は有効である.浸水深さを5mと想定した沿岸型の災害拠浸水深さを5mと想定した沿岸型の災害拠点建築物において,1・2階の点建築物において,1・2階の外壁の大部外壁の大部分をガラスカーテンウォールとして津波被災時には破壊・分をガラスカーテンウォールとして津波被脱落させ,4階以上の重要な拠点部分の機能を守る計画とする事は有災時には破壊・脱落させ,4階以上の重要効である.な拠点部分の機能を守る計画とした.○○○○○30152災害関連避難所小学校を指定避難所として使用する場合,屋外プールの水は,可搬式のポンプを用いて,トイレの洗浄水等に利用することができるように計画することが望ましい.小学校を指定避難所として使用する場合,屋外プールの水は,可搬式のポンプを用いて,トイレの洗浄水等に利用することができるように計画することが望ましい.30153災害関連避難所小学校を指定避難所として使用する場合,小学校の教育活動を早期に再開するために,避難所機能と教育機能の区画や動線が分けられるように計画することが望ましい.29153災害関連仮設住宅「応急仮設住宅」のうち「借上型仮設住宅」は,地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて供与することをいい,東日本大震災以降は「みなし仮設住宅」とも呼ばれているものである.小学校を指定避難所として使用する場合,小学校の教育活動を早期に再開するために,避難所機能と教育機能の区画や動線が分けられるように計画することが望ましい.「応急仮設住宅」のうち「借上型仮設住宅」は,地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて供与することをいい,東日本大震災以降は「みなし仮設住宅」とも呼ばれているものである.○○○29154災害関連仮設住宅「応急仮設住宅」のうち「建設型応急住災害発生の日から20日宅」は,災害発生後に速やかに建設され,以内に着工し,供与できる期間は,完成の日から2年以内(建築基準恒久的に供与されるものである.法85条3,4項)とするもので,恒久的に供与されるものではない.×03132災害関連仮設住宅応急借上げ住宅とは,地方自治体が民間応急仮設住宅には,災害発生後に緊急に建設して供与する「応急建○賃貸住宅を借り上げて仮設住宅として供設住宅」の他に,地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて仮設住宅と与するものであり,東日本大震災以降はして供与する「応急借上げ住宅」があり,東日本大震災以降は「みなし「みなし仮設住宅」とも呼ばれているもの仮設住宅」とも呼ばれている.である.29152災害関連病院「基幹災害拠点病院」には,病院機能を維持するために必要な全ての施設が地震等に対して安全な構造を有すること,敷地内にヘリポートを有すること等が求められている.03133災害関連建築作品陸前高田のみんなの家(岩手県)は,東日本大震災の津波で立ち枯れたスギの丸太を用い,被災した人々の集いの場としてつくられた集会場である.「基幹災害拠点病院」には,病院機能を維持するために必要な全ての施設が地震等に対して安全な構造を有すること,敷地内にヘリポートを有すること等が求められている.「みんなの家」は東日本大震災からの復興を支援するため複数の建築○家によるプロジェクトである.陸前高田のみんなの家(岩手県,伊東豊雄ほか)は,東日本大震災の津波で立ち枯れたスギの丸太を用い,様々な高さの居場所を内外に設けている.建設費は寄附や企業の協賛によって賄われ,被災した人々の集いの場としてつくられた集会場である.○03134災害関連建築作品グループハウス尼崎(兵庫県)は,阪神・グループハウス尼崎(兵庫県)は,阪神・淡路大震災後に被災高齢者淡路大震災後に被災者を対象に建設され時間ケア付き仮設住宅が前身となっている.全た,高齢者向け住戸と一般向け住戸で構18室が2ユニットに分けられた平面形で,ユニットに挟まれた中央部は成され,サポート拠点(サポートセンター)ウッドデッキの中庭とし,リビングの延長として用いられ,移動販売がを併設した災害公営住宅である.行われるなど,地域に開かれた施設となっている.問題文は「釜石・平田地区仮設住宅団地」の記述のため誤り.×22/22ページ

9.「公共建築」のH03年以後の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答こちらの解説集は,合格ロケットに収録されている直近20年分より前の年度(H03年以後)の出題に関する知識基づいています.h07131学校建築作品東浦町立緒川小学校(愛知県)は,オープンスペースを設けずに,クラスルームにアルコーブを設けるなど教室重視の計画である.「東浦町立緒川小学校(田中・西野設計事務所.1980,愛知県東浦町)」は,教室間の壁を可動式としオープンスペースを重視した計画である.×h05123学校建築作品宮代町立笠原小学校(埼玉県)は,教室間の壁を取り払ったオープンスペースによる施設計画がなされている.「宮代町立笠原小学校(象設計集団,1982,埼玉県宮代町)」は,子どもの遊び心をふんだんに取り入れたユニークな設計で知られ,教室を独立させ,家庭的な雰囲気をもたせている.×h07133学校建築作品浪合村立浪合学校(長野県)は,村の教育・文化施設の中心として,保育園,小・中学校,公民館を併設した計画である.h14122学校建築作品長野県)」は村の教育や福祉活動の中心施設として,保育園,小学校,中学校とデイケアセンターを併設している.h07132美術館建築作品世田谷美術館(東京都)は,公園内に立地するため周辺環境との調和を重視し,高さを2階建と低く抑え建物群を回廊でつなぐ計画である.「浪合村立浪合学校(湯澤建築設計研究所,1988,長野県浪合村)」○は,村の教育・文化施設の中心として,保育園,小・中学校,公民館を併設した計画である.長野県浪合村は人口760名程で,浪合学校はこの村唯一の小・中学校である.「浪合村立浪合学校(湯澤建築設計研究所,1988,長野県下伊那郡×浪合村,RC造(一部木造)3階建)」は,1学年10名前後の極小規模校.隣接する保育園と一体に計画されている.中央に位置する本館に保育園・小学校・中学校共用のランチルーム・音楽室・図書館・職員室があり,ハシロウカなど変化に富んだ渡り廊下で小学校と中学校が結ばれている.小学校低・中学年はリニアなオープンスペース,高学年はロフトがついた小さなクラスターで構成され,特別教室は教科ごとのコーナーが集まった総合型で構成されている.中学校は教科教室型で運営され,生徒の拠点となるホームベースと各教科教室で構成される.尚,公民館を併設しているが,デイケアセンターは併設していない.「世田谷美術館(内井昭蔵,1985,東京都)は,公園内に立地するため周辺環境との調和を重視し,高さを2階建と低く抑え建物群を回廊でつないだ計画である.h14123博物館建築作品三重県)」はプレキャストコ内藤廣,1988~1992,三重県鳥羽市,収蔵棟:プレキャ○ンクリートや瓦屋根を採用する等,地域性ストコンクリート造(ポストテンション組み立て工法)・展示棟:木造+を踏まえながら,性能,コスト,耐久性をRC造2階建)」は,伊勢志摩地方を中心として全国から収集した漁労検討し,「収蔵品のための空間」を実現し用具を展示する博物館である.全体計画のうち,まず収蔵庫の建設かている.ら始まったことが,この施設の特徴を表している.それまで海に漬かっていた船や魚網を地上で保存展示するため,収蔵方法についてきわめて細かい検討がなされている.すべての保存環境の維持を空調設備のみに頼らず,在来の建築工法の工夫による解決が見られる.船の保存など高い湿度が必要な部屋の床仕上げをたたき土間(真砂土,厚150mm)とし,コンクリートからのアルカリ成分の影響を低く抑えるためのプレキャストコンクリートの採用,塩害に対する瓦屋根の採用など,地域性を踏まえながら,性能,コスト,耐久性が検討された「収蔵品のための空間」が実現されている.h14124美術館建築作品茨城県)」は音楽,演劇,美術のそれぞれに対応した文化施設を,個々の空間の独立性を保ちながら,一体化させている.「水戸芸術館(磯崎新アトリエ+三上建築事務所,1990,茨城県水戸○市)」は,コンサートホール,劇場,美術ギャラリーそれぞれが独自の活動を同時に展開できる独立性の高い空間を保ちつつ,共通のエントランスホールによって相互の融合を図った文化複合施設.エントランスホールは,各施設への導入部であると同時に,パイプオルガンが設置された第2のコンサートホールとしても機能している.劇場は多角形の客席の中に舞台を張り出すように配置しながら多層にわたってギャラリー席を構成する親近感のある独特な構成を持っている.コンサートホールは変形六角形の比較的広がり感のある客席構成であるが,音響的にはよくまとまっている.h15245美術館建築作品東京都にある東京国立近代美術館の工「東京国立近代美術館の工芸館(1910年,東京都丸の内,煉瓦造,田×芸館の改修においては,免震構造を採用村鎮設計)」は,旧近衛師団司令部庁舎として明治43年3月に陸軍技することにより,竣工時の姿を損なうことなく地震に対する安全性を高めている.師であった田村鎮(たむら・やすし)の設計により建設されたゴシック風階建ての建物を重要文化財として復元改修し,工芸館として昭和52年11月14日に開館した.本館は耐震補強を行ったが,工芸館では行われていない.尚,地震災害から収蔵品,展示品の文化財保護と美術館そのものの保存継承を目的として「免震化」を行ったのは国立西洋美術館(設計:ル・コルビュジェ)である.既存建築物を免震化する手法を「レトロフィット免震」という.h14253美術館建築作品「グッゲンハイム美術館」はフランク・ロイ「グッゲンハイム美術館(1956~59年,アメリカニューヨーク,フランク・ド・ライトによって設計された美術館で,吹ロイド・ライト)」は,それまでの常識を打ち破った,螺施スロープの展抜けに面した螺旋状の展示空間が特徴である.示室をもつ.見学者はエレベーターで最上部に昇り,作品を観賞しながら自然に下に導かれる構成で,この展示室の中央吹抜けは世界で最もモダンな内部空間であると評されている.h17251美術館建築作品FrankO.Gehry)」は,彫塑的な形態であり,三層にわたる展示空間が中央アトリウムを囲うように配置されている.「ビルバオ・グッゲンハイム美術館(1997年,スペイン・ビルバオ,Frank○O.Gehry)」は,彫塑的な形態であり,三層にわたる展示空間が中央アトリウムを囲うように配置されている.○○1/2ページ

h14125図書館建築作品東京都)」は1階に間仕切りのない開架室を設け,貸し出し中心の機能構成をとっている.9.「公共建築」のH03年以後の本試験知識「日野市立中央図書館(鬼頭梓建築設計事務所,1973,東京都日野市)」は,1階が典型で成人開架と児童開架をL字型平面にふりわけ,要の位置にカウンターを置く.閲覧席はごく少数しか配置しない.学生のための自習室は設けないなど現在でも基本的に踏襲されている考え方で設計された.h17253図書館建築作品DominiquePerrault)」は,大きな三つのゾーンからな「フランス国立図書館(1995年,フランス・パリ,DominiquePerrault)」は,ドミニク・ペロウによって設計された図書館で,矩形敷地の四隅に×り,前庭から入る中央ゾーンは,傾斜屋根階のL形建物(うち12階書庫)と中央の広い林の中庭により構により高い天井高を有し,中央にガラス張成され,閲覧室は部門別に区分されて中庭に面するように配置されてりの積層式書架形式のライブラリーがあいる.る.○h05121病院建築作品神戸市立中央市民病院(兵庫県)は,中神戸市住宅局営繕部・伊藤喜三郎建築研間階に設備専用階を設け,大型物品搬送究所・日建設計,1980,兵庫県神戸市)」は,中間階に設備専用階をの自動化を図っている.設け,大型物品搬送の自動化を図っている.○h07135病院建築作品聖路加国際病院(東京都)は,特定街区制度を採用し,老朽化した病院を建て替えて新たな都市環境の形成を図ったもの「聖路加国際病院(メディカル・プランニングアソシエイツ+日建設計,1992,東京都中央区)」は,特定街区制度を採用し,老朽化した病院を建て替えて新たな都市環境の形成を図ったもので,病室をすべて個○で,病室はすべて個室とした計画である.室とした計画である.h14121市庁舎建築作品沖縄県)」は各階をセットバックさせてできたテラスをパーゴラで覆う等して,屋根・外壁・開口部を日射と風雨から保護し,日陰となるスペースをつくりだしている.[特定街区制度]:良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築と併せて,有効な空地を確保するものについて,容積率等の緩和を行い市街地の整備改善を図る制度.「名護市庁舎(象設計集団・アトリエモビル,1981,沖縄県名護市,○SRC造3階建)」は,ダブルグリッド方式によって建物全体が構成され,壁がほとんど使用されていない.また,自然通風によって屋内環境を確保することが試みられており,半外部空間である「アサギテラス」と室内を通る「風のみち」がこの建物の大きな特徴となっている.エントランスホールのような内部空間はなく,建物中心部のピロティを介して東西に,内部空間が分けられている.また,伝統的な積石造を表現するために,地場産のブロックを内外に多用している.さらに南側のファ頭のシーサー(棟飾り)が並ぶ.こういった土着的な表現によって,この建物は,ポストモダニズムの方向性の1つを示す代表作とされた.2/2ページ

09.「公共建築」の解説「教室方式」の例題図A~Cは,中学校の教室等の配置関係を示したものである.これらの配置関係の比較に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.A.特別教室型の運営方式をとる中学校B.教科教室型の運営方式をとる中学校C.教科教室型を系列別にブロック分けした中学校1年1年2年2年3年3年国語社会英語数学理科理科保健英語国語特殊管理図書社会理科美術技術家庭音楽集会体育集会体育ロッカー管理図書特殊技術家庭美術音楽自然系数学学習センターロッカー体育系学習センター管理芸術系学習センター音楽人文系学習センター家庭社会特殊美術技術凡例特殊:特殊学級管理:管理諸室学習センター:教科を限定しない学習スペース:生徒の生活スペース1.教室の利用率は,Aが最も低く,Cが最も高い.2.Aは,クラスの場所が常に確保されるので,生徒の落ち着きが得られやすい.3.Aは,Bより生徒の移動回数が少なく,選択授業の割合が増えるとその差はより大きくなる.4.Bは,教育メディアの多様化や設備の充実を図るうえで,Aより有利である.5.Cは,選択授業の拡充などの弾力的な学習展開をするうえで,Aより有利である.解説1.「A」は,特別教室が充足するほど,全体的な教室利用率は下がる.「C」は,複数の教科を関連付けながら教科教室を配置することで,全体的な教室の利用効率は高まる.よって正しい.2.「A」は,クラス専用の教室の確保により安心感をもたらすため,生徒の落ち着きが得られやすい.よって正しい.3.4.「A」は,普通教科や講義的な授業はクラスルーム・普通教室で行い,実験・実習的授業は特別な設備・機器・什器等を備えた特別教室で行う方式である.そのため,「B」より生徒の移動回数は少なくなるが,選択授業の割合が増えるとそれに伴い移動回数が増えるため,その差はより小さくなる.よって誤り.「B」は,各教科の要求に応じた空間・設備・家具・メディアを備えた教室設計が可能となり,「A」は,多様な学習メディアの配置による教室内外の学習環境が整えにくい.教育メディアの多様化や設備の充実を図るうえで,「A」より「B」のほうが有利となる.よって正しい.5.「C」は,教科の枠を越えた弾力的な学習展開に有効であり,選択授業の拡充などの弾力的な学習展開をするうえで,「A」より「C」のほうが有利となる.よって正しい.解答:309.「公共建築」の解説P1

方式総合教室方式(A型)特別教室方式(U+V型)教科教室型(V型)ホームルーム教室確保型学校の運営方式内容クラスルームまたはクラスルームまわりで大部分の学習・生活を行う方式.国語・社会・数学・英語等,普通教科や講義的な授業はクラスルーム・普通教室で行い,理科・図工・美術・家庭・技術・音楽等の実験・実習的授業は特別な設備・機器・什器等を備えた特別教室で行う方式.各教科が専用の教室を持ち,生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける方式.教科教室をホームルーム教室として各クラスに割り当てる方式.計画上の留意点○学校生活が安定し,児童の状態や学習内容に応じて弾力的な時間配分により活動を進行できる.○クラスルームまわりの面積に余裕を持たせ,作業・図書のコーナーやロッカー・便所・流し等の生活施設を付属させる.○小学校の低学年に適する.○クラス専用の教室が確保されており安心感がある.○教科担任制の中学校・高校では,チームティーチングや主体的学習のための多様な学習メディアの配置による教室内外の学習環境が整えにくい.○特別教室が充足するほど全体の教室利用率が下がるので,特別教室を充足させるには不利.○小学校高学年に適する.○各教科の要求に応じた空間・設備・家具・メディアを備えた教室設計が可能.教科センター方式ともいう.○教科ごとに必要教室とオープンスペースを組み合わせて配置する.○ロッカースペースを設ける必要がある.○中・高等学校に適する.○クラス数に相当する数だけホームルームとなる教科教室を確保する.○ホームルーム教室は学年のまとまりを持たせて配置することが望ましい.ホームベース併設型各クラスにホームルーム教室を割り当て,それにホームベースを付属させる方式.ホームベース独立型クラスの生活拠点としてホームベースを設ける方式.○ホームベースはクラス専用の場となり,ロッカーや掲示板を用意する.○ホームベースは全員同時に着席できる必要はない.○ホームベースはクラス全員が席につける広さと,机・いすを用意する考え方もある.系列教科教室型学年内教科教室型プラトーン型複数の教科を関連付けて(人文・理科・芸術等)教科教室を配置する方式.国・社・数・英の教室を学年ごとのまとまりをつくって配置し,その中で教科教室型運営で行う方式.全クラスを時間帯で普通教室群と特別教室群に二分し,何時間かごとに入れ代わる方式.○教室の利用効率が高まる.○教科独自の性格は弱まるが,教科の枠を越えた弾力的な学習展開に有効.○移動が学年フロアで完結するので安定する.○学年クラス数が4クラス以上の場合有効.○2クラス共用の普通教室及び十分な特別教室を設ける.○教室利用率が高く,移動回数もおさえることができるが教育的メリットは少なく,実際例はない.○時間割編成が難しい.09.「公共建築」の解説P2


1234No.10商業建築56789101112131415

10.「商業建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答28084店舗寸法大規模量販店の計画において,売場の客スーパーマーケットや大規模量販店等の売場の計画においては,主用通路の幅員は,主要な避難通路を3.0m通路の幅を3m以上,副通路の幅を1.8m以上とすることが望ましい.とし,それ以外の通路を1.8mとした.○24133店舗寸法物品販売店舗の計画において,陳列棚の商店の陳列棚で商品が目につきやすく手に取りやすい高さを「ゴール棚板の高さを,商品の取りやすさを考慮して,床面から70~140cmとした.デンゾーン」といい,最も販売力の高いスペースであり,女性の場合,60~150cmの範囲(男性は+10cm)とされている.一方,180cm以上の高い場所や30cm以下の低い場所は,手に取りにくい高さの範囲は通常ストックなどに使用される.○04093店舗寸法コンビニエンスストアにおいて,両側に商コンビニエンスストアにおいて,両側に商品棚のある通路の有効幅を品棚のある通路の有効幅を120cmとし,レ120cmとし,レジ前には150cm×150cmの車椅子の転回スペースを設×150cmの車椅子の転回ける事は望ましい.スペースを設けた.○04094店舗建築計画大規模量販店において,車椅子使用者用近年,車椅子使用者用便房にオストメイト用設備を設置することが義○便房(大型ベッド付き)を男女が共用でき務づけられていた規定が見直され,車椅子使用者用便房とは別に,一る位置に設け,それとは別に,男女それ般便房にオストメイト用設備を設置することが可能となった.複数の機ぞれの便所内にオストメイト用設備を有す能が一つのトイレに集中することで,混雑の原因になっていたことが指る便房と乳幼児用設備を有する便房を分摘され,利用者の分散を促すよう,車椅子使用者用便房とオストメイト散配置した.用設備を設けた便房を分けて整備する考え方が示されている.問題文のように,大規模量販店において,車椅子使用者用便房(大型ベッド付き)を男女が共用できる位置に設け,それとは別に,男女それぞれの便所内にオストメイト用設備を有する便房と乳幼児用設備を有する便房を分散配置する事は望ましい.06091店舗建築計画06141店舗建築計画07141店舗建築計画商業施設のベビー休憩室(授乳及びおむ商業施設のベビー休憩室(授乳及びおむつ替えのための部屋)においつ替えのための部屋)において,幼児のて,幼児の立位姿勢でのおむつ交換と排泄前後の着脱衣を安全にで立位姿勢でのおむつ交換と排泄前後の着きるよう,乳幼児用おむつ交換台とは別に着替え台を設けることが望脱衣を安全にできるよう,乳幼児用おむつましい.交換台とは別に着替え台を設けた.大規模店舗において,避難時に利用する階段室への出入口の有効幅員は,流動係数を考慮して,階段の有効幅員よりも狭くした.大規模店舗において,竣工後に短期間で容易にテナントの入れ替えや区画変更ができるよう,全館避難安全検証法の性能設計のうち国土交通大臣の個別認定による安全検証を行った.大規模店舗において,避難時に利用する階段室への出入口の有効幅員は,流動係数を考慮して,階段の有効幅員よりも狭くした.全館避難安全検証法の性能設計のうち国土交通大臣の個別認定を受けるには綿密な計画が前提となるため,テナントの入れ替えや区画変更の度に,個別認定の再取得が必要となるため,「短期間で容易に」行う事は難しい.よって誤り.○○×24132百貨店建築計画27093百貨店建築計画延べ面積50,000㎡の百貨店の計画において,売場面積(売場内の通路を含む.)を延べ面積の55%とした.百貨店の授乳室において,出入口の扉はスライド式とし,前室である共用スペースには哺乳瓶による授乳のための椅子を設置し,母乳による授乳のためのスペースにはカーテンによる仕切りを設けた.大・中規模の商業施設における売場面積比については,業態ごとの経○験則からくる目安を基準とする.一般的に,百貨店などでは,延べ面積%程度を売場面積(売場内通路含む)として計画する.また,百貨店における従業員数(パート等を含まない直接従業員数)は,売場面積25~30㎡/人程度とする.(この問題は,コード「20102」の類似問題です.)百貨店の授乳室において,出入口の扉はスライド式とし,前室である○共用スペースには哺乳瓶による授乳のための椅子を設置し,母乳による授乳のためのスペースにはカーテンにより仕切りを設けることが望ましい.1/3ページ

10.「商業建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05092百貨店建築計画○大規模な物販店舗において,授乳及びおむつ替え室は,男女ともにアクセスしやすい場所とし,中から施錠できる授乳のための個室を設けた.大規模な物販店舗において,授乳及びおむつ替え室は,男女ともにアクセスしやすい場所とし,中から施錠できる授乳のための個室を設ける事が望ましい.06142百貨店建築計画大規模店舗において,同じ道路に面した商業施設における平面自走式の駐車場の計画において,出入時の安駐車場の入口と出口とを,10m離して設け全性及び周辺交通への影響を考慮した場合,前面道路に対する出入たうえで,左折入庫・左折出庫となるようを左折入庫・左折出庫とすることが望ましい.にした.○07143百貨店建築計画百貨店において,駐車場の適正利用を図るため,駐車場内の一般駐車スペースと区別がつくように車椅子使用者用駐車スペースの路面を青色に塗装してゾーン分けを行った.百貨店において,駐車場の適正利用を図るため,駐車場内の一般駐○車スペースと区別がつくように車椅子使用者用駐車スペースの路面の色を変えて(障害者のための国際シンボルマークと同色の青色に塗装)してゾーン分けを行う事が推奨されている.07091百貨店寸法乳幼児用おむつ交換台は,壁面と直交する方向の利用を想定した壁取り付け方式を採用したので,引出し寸法(奥行寸法)を500mmとした.18151百貨店寸法百貨店において,化粧室の洗面台の高さを80cmとした.18171ホテル部門シティホテルは,一般に,客室部門とそれ以外の料飲,宴会,厨房,管理等の機能を担うポディアム部門により構成される.乳幼児用おむつ交換台で壁面と直交する方向の利用を想定する場合,引き出し寸法(奥行寸法)は、750mm程度必要である.よって誤り.一般的に,多人数で使う洗面所の洗面台の高さは,70~80cm程度となる.ホテルは,客室部門(客室,廊下等)とポディアム部門(客室系以外のゾーン)の2部門により構成され,ポディアム部門は,更に,パブリック(ロビー,料飲,店舗,宴会等の利用者ゾーン),サービス(厨房,管理事務室,倉庫,バックヤード等の管理ゾーン),機械室・廊下等に区分される.尚,全体に占める宿泊部門面積の割合を客室部門比という.×○○21134ホテル部門宴会場をもつ大規模なシティホテルの計画において,客室部分の床面積の合計を,ホテル全体の延べ面積の70%程度とした.大規模なシティホテルにおいて,延べ面積に対する客室部門(客室+廊下+リネン室等)の床面積比率は,45~50%程度,客室部分の床面積比率は30%程度となる.尚,基準階における客室部分の床面積の比率は,65~75%程度となる.×21133ホテル客室宴会場をもつ大規模なシティホテルの計画において,ツインベットルームの床面積を,1室当たり30㎡とした.「シティホテル」とは,一般的に,市街地において,宿泊以外に,集会,会議,宴会などの複合機能を有するホテルをいい,ビジネスホテルの客室に比べて,比較的ゆったりとした計画とする.シティホテルの場合,シングルルームで20㎡,ツインベッドルームで30㎡程度の床面積とする例が多い.(この問題は,コード「18152」の類似問題です.)○26144ホテル客室宴会場を備えたシティホテル(客室数750室)の計画において,客室一室当たり100㎡として延べ面積の検討を行った.大規模なシティホテルにおいて,延べ面積に対する客室部門(客室+廊下+リネン室等)の床面積比率は,45~50%程度,客室部分の床面積比率は30%程度となる.パブリック部門の大きなシティホテルでは,延べ面積として,客室1室あたり100~150㎡程度を見込む.03043ホテル客室ホテルの一般客室を,車椅子使用者用客室へ改修するに当たり,二つの客室の間仕切り壁を撤去して一室化し,客室内にスロープを設置し,客室全体の床の高さ通常の一般客室は,水廻りスペースの床下に横引き配管があり,段差が生じているケースが多いが,車椅子使用者用客室(BF客室)は,一般客室よりも広く,バリアフリーへの配慮が要求される.ホテルの一般客室を,車椅子使用者用客室へ改修するに当たり,二つの客室の間を,トイレ・浴室等の床の高さと合わせた.仕切り壁を撤去して一室化し,客室内にスロープを設置し,客室全体の床の高さを,トイレ・浴室等の床の高さと合わせる事が望ましい.○○05093ホテル客室シティホテルにおいて,車椅子使用者用客室は,客室内のレイアウトが変更しやすいように,ベッドやベッドサイドキャビネットを可動式とした.シティホテルにおいて,車椅子使用者用客室は,客室内のレイアウトが変更しやすいように,ベッドやベッドサイドキャビネットを可動式とする事が望ましい.○23061ホテル宴会場シティホテルにおいて,結婚披露宴を想定した100人収容の宴会場の床面積を,180㎡とした.ホテルの宴会場の座席数は,1席当たりの床面積を1.5~2.5㎡程度と○して計画するため,100人収容の宴会場の場合,その床面積は,150~250㎡程度となる.(この問題は,コード「18153」の類似問題です.)26063ホテル宴会場シティホテルの計画において,収容人員ホテルの宴会場の座席数は,1席当たりの床面積を1.5~2.5㎡程度と○100人程度の着席形式の結婚披露宴がでして計画するため,100人収容の宴会場の場合,その床面積は,150~きるように宴会場の床面積を,250㎡とし250㎡程度となる.た.21132ホテル宴会場宴会場をもつ大規模なシティホテルの計画において,宿泊と宴会の客の動線に配慮して,メインエントランスホールとは別に,宴会場専用のエントランスホールを設けた.大規模なシティホテルでは,宿泊と宴会の客の動線に配慮して,メインエントランスホールとは別に,宴会場専用のエントランスホールを設けることが多い.○2/3ページ

10.「商業建築」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03083ホテルフロントホテルのフロントカウンターの計画において,一般用の高さを100cmとし,車椅子使用者用の高さを70cmとした.ホテルのフロントカウンターは,来訪者,応対者双方が立った状態(立位)で対応を行うのが一般的である.この場合,カウンターの高さは,100~110cm程度である.また車いす使用者用のカウンターは車いすに座ったまま,来訪者が対応できるようにするために,カウンター下に程度の空間(クリアランス)を確保する必要があり,カウンターの高さは70~75cm程度とする.○22064ホテルフロントシティホテルの一般用のフロントカウンターの高さを,客側の床面から85cmとした.シティホテルのフロントカウンターは,来訪者,応対者双方が立った状態(立位)で対応を行うのが一般的である.この場合,カウンターの高さは,100~110cm程度である.また車いす使用者用のカウンターは車いすに座ったまま,来訪者が対応できるようにするために,カウンター下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する必要があり,カウンターの高さは75㎝程度とする.×26082ホテル大浴場リゾートホテルの大浴場において,洗い場大浴場における洗い場のカラン間隔は,腰を下ろして洗う場合は90~のカランの間隔を,隔て板を設けなかった100cm程度必要となる.ので60cmとした.×21131ホテルエレベーター24131ホテルエレベーター宴会場をもつ大規模なシティホテルの計画において,客室用のエレベーターの台数を,100~150室当たり1台として計画した.大規模なシティホテルの計画において,客室用のエレベーターの台数を120室に1台とした.大規模なシティホテルにおける客用エレベーターの台数は,高級ホテルの場合には,100室に1台程度,中級ホテルの場合には,150~200室に1台程度を台数算出の目安とする.大規模なシティホテルにおける客用エレベーターの台数は,高級ホテルの場合には,100室に1台程度,中級ホテルの場合には,150~200室に1台程度を台数算出の目安とする.○○23134ホテルエレベーター高層ホテルの計画において,非常用エレベーターは,その近くにリネン室等のサービス諸室を配置し,サービス用エレベーターとして利用することとした.非常用エレベーターは,乗用エレベーターとして利用することも可能で○あり,サービス用エレベーターと兼用とした場合,その近くにリネン室等のサービス諸室をまとめるケースがある.尚,火災時においては,消防隊の消火活動のための専用エレベーターとなる.(この問題は,コード「20104」の類似問題です.)25134ホテル設備シティホテルの計画において,各階単位での改修を考慮するとともに,階高を低く抑えるために,客室ごとに分離したPS(設備縦シャフト)とはせずに,集中PS(設備縦シャフト)を採用した.PS(設備縦シャフト)を集中するには,勾配のある横の配管が必要となり,距離が長くなる程,階高を高く設定する必要があり,また配管の屈曲部にトラブルが多いことから,シティホテルの計画においては,客室ごとに分離したPSを採用するのが望ましい.(この問題は,コード「20103」の類似問題です.)×03141商業建築建築作品TIME’SⅠ,Ⅱ(京都府)は,屋根全体を大階段の展望広場とし,その大階段を二分するスリット状のアプローチが人々をエントランスに導くように計画された.TIME’SⅠ,Ⅱ(京都市,安藤忠雄,1984/1991年)は,隣接する高瀬川の水位とテラスレベルが非常に近く,親水性の高い商業建築であり,迷路のような回遊性をもった半屋外の空間を経て各店舗にアプローチする構成となっている.問題文は「近つ飛鳥博物館(大阪府,1994,安藤忠雄)」の記述で,古墳文化の公開,展示,研究を目的とした博物館である.建物は窪地に位置しているため,周囲を一望できるように段状に隆起させ,屋根全体を大階段の展望広場とし,その大階段を二分するスリット状のアプローチが人々をエントランスに導くように計画されている.よって誤り.×3/3ページ

1234No.11建築史56789101112131415

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答18251日本建築○史古代「神明造り」とは,切妻造り,平入りとし,柱はすべて掘立て柱を用い,2本の棟持柱があり,平面四周に高欄付きの縁をめぐらす形式である.飛鳥時代(推古天皇が即位した592年~710年)には,神を祭るための神社建築の原形が形造られ,次の3つの様式に分類される.①.伊勢神宮に代表される「神明造り」.②.出雲大社に代表される「大社造り」.③.住吉大社に代表される「住吉造り」.神明造り(古代)は,切妻・平入りの形式で,その特徴としては,柱はすべて掘立て柱を用い,2本の棟持柱があり,平面四周に高欄付きの縁をめぐらしていること等が挙げられる.22021日本建築史古代「神明造り」の特徴として,切妻屋根の棟最も古い神社形式とされ,「妻側に立つ独立柱で棟木の上に棟と直交する円形断面の堅魚木がを支える棟持柱(むなもちばしら)」,「切妻屋根の棟の上に棟と直交す並び,棟の両端に斜めに突き出した千木る円形断面の堅魚木(かつおぎ)」,「棟の両端に斜めに突き出した千がある.木(ちぎ)」等が特徴で,「伊勢神宮(飛鳥時代,三重県伊勢市)」がその典型例である.○26022日本建築史古代伊勢神宮正殿(三重県)は,平入りで,切妻屋根に堅魚木と千木をもち,柱を全て堀立て柱とした神明造りの例である.「神明造り」は,最も古い神社形式とされ,「妻側に立つ独立柱で棟木を支える棟持柱(むなもちばしら)」,「切妻屋根の棟の上に棟と直交する円形断面の堅魚木(かつおぎ)」,「棟の両端に斜めに突き出した千木(ちぎ)」等が特徴で,「伊勢神宮(飛鳥時代,三重県伊勢市)」がその典型例である.○01021日本建築史古代伊勢神宮内宮正殿(三重県)は,柱は全て掘立て柱で,2本の棟持柱をもつ,神明造りの例である.飛鳥時代(推古天皇が即位した592年~710年)には,神を祭るための神社建築の原形が形造られ,次の3つの様式に分類される.①.伊勢神宮に代表される「神明造り」.②.出雲大社に代表される「大社造り」.③.住吉大社に代表される「住吉造り」.伊勢神宮内宮正殿(三重県)は,柱は全て掘立て柱で,2本の棟持柱をもつ,神明造りの例である.○19243日本建築史古代伊勢神宮内宮正殿(三重県伊勢市)は,東西に隣接する南北に細長い二つの敷地のうち,式年遷宮によって交替で一方の敷地を用いて,造替が繰り返されてきている.伊勢神宮(三重県伊勢市)では,式年遷宮(しきねんせんぐう)により20○年ごとに内宮・外宮の正殿(しょうでん)を始め,正宮・別宮の全ての社殿と鳥居を建て替え,御装束(おしょうぞく)や神宝(しんぽう)を新調して御神体を遷す.中でも,内宮正殿は,東西に隣接する南北に細長い二つの敷地のうち,交替で一方の敷地を用いて,造替が行なわれている.07024日本建築史26024日本建築史古代古代出雲大社本殿(島根県)は,切妻造・妻入で,正面の2つの柱間の片方を入口とした左右非対称の形式をもつ,大社造の例である.出雲大社本殿(島根県)は,正面の片方の柱間を入口とした左右非対称の平入りの形式をもつ大社造りの例である.出雲大社本殿(島根県)は,桁行2間,梁間2間の平面をもち,正面の片方の柱間を入口とした左右非対称の形式をもつ,大社造りの例である.(この問題は,コード「01022」の類似問題です.)大社造り(古代)は,切妻・妻入りの形式で,入口が中心からずれた非×対称な構成に特徴がある.(この問題は,コード「18252」の類似問題です.)○18253日本建築史古代「住吉造り」とは,切妻造り,妻入りとし,平面は前後に外陣・内陣に分かれ,前後に細長い形状であり,回り縁・高欄がない形式である.住吉造り(古代)は,切妻・妻入りの形式で,その特徴としては,平面で○見た際に,前後に外陣・内陣と分かれ,前後に細長い形状であり,回り縁・高欄はないこと等が挙げられる.01023日本建築史01024日本建築史飛鳥時代奈良時代賀茂別雷(かもわけいかずち)神社本殿・権殿(京都府)は,切妻造り,平入りの形式をもち,前面の屋根を延長して向拝を設けた,流造りの例である.春日大社本殿(奈良県)は,本殿と拝殿との間を石の間でつないだ,権現造りの例である.賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(京都府・通称:上賀茂神社)の本殿・権殿は,切妻造り,平入りの形式をもち,前面の屋根を延長して向拝を設けた「流造り」の例である.春日大社本殿(奈良時代,奈良県)は,切妻・妻入りの形式をもち,正面に片流れの庇が接続する「春日造り」の例であり,千木と堅魚木を設け,井桁状に組んだ土台の上に柱を立てている.問題文は「日光東照宮」の記述のため誤り.○×05021日本建築史奈良時代宇佐神宮本殿(大分県)は,独立した前殿と後殿を切妻造り・平入りとし,両殿を相の間でつないだ,八幡造りの建築物である.宇佐神宮本殿(奈良時代,大分県)は,桁行3間梁間2間の前殿と梁間1間の後殿を切妻造り・平入りとし,両殿を相の間(あいのま)で連結した「八幡造り」の建築物である.尚,日光東照宮を代表とする権現造は,この八幡造を発展させたものとされている.○18254日本建築史奈良時代「春日造り」とは,切妻造り,妻入り,丹塗春日造り(奈良時代)は,切妻・妻入りの形式で,丹塗りとし,正面柱間○りとし,正面柱間は1間のものが多く,土台間のものが多く,土台を設けている構成に特徴がある.を設ける形式である.07023日本建築史奈良時代東大寺二月堂(奈良県)は,斜面の上に張り出した床を束柱で支えた,懸造の例である.東大寺二月堂(奈良県,1669年再建)は,斜面の上に張り出した床を束柱で支えた,懸造の例である.「正堂」と「礼堂」が並んで建つ、いわゆる「双堂形式(ならびどう)」となっており,奈良時代の伽藍配置を引き継いだ古様を残している.○22024日本建築史平安時代「寝殿造り」の特徴として,寝殿の左右や後ろに造られた独立の住屋は,対屋と呼ばれ,渡殿で連結されている.「寝殿造り」とは,平安時代に完成された天皇・貴族の住宅形式をいい,正殿としての寝殿と,その左右や後ろにつくられている対屋(たいのや)から構成され,それらが渡殿(わたどの)で連結されている.○1/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26023日本建築史平安時代○厳島神社社殿〈広島県)は,神体山とする宮島の弥山を祀るために島の海浜に設けられており,本殿は身舎の前後に庇を付けた両流造りの例である.「厳島神社社殿(1168年平安時代末期,広島県宮島町,神社,平清盛が再興)」は,拝殿,祓殿,舞台,回廊などで構成され,海浜に浮かぶ.自然美と人工美とがたくみに調和している風光明媚な建築である.本殿は身舎の前後に庇を付けた「両流造り」の例である.06024日本建築史平安時代三徳山三仏寺投入堂(鳥取県)は,修験道の道場として山中に営まれた寺院の奥院で,岩山の崖のくぼみにあり,長短の様々な柱を巧みに用いた,平安時代に建てられた懸造りの建築物である.「三仏寺投入堂(鳥取県,平安時代)」は,三徳山(みとくさん)の標高約○500m北面の絶壁にすっぽりと収まったように建てられた三仏寺の奥院で,断崖絶壁の岩窟に,あたかも投げ入れられたかのように建っているので,投入堂と呼ばれている.神社本殿形式で国内最古の建築である.[懸造り]:地盤から柱を立ち上げ,その上に建物を建てる造りのことで,清水寺のいわゆる「清水の舞台」が有名.02021日本建築史平安時代東三条殿(平安時代)などの寝殿造りは,柱は丸柱とし,寝殿の周囲には蔀(しとみ)戸を吊り,床は板敷きであったといわれている.寝殿造りは,平安時代に完成された天皇・貴族の住宅形式で,寝殿を中心に自然との調和を重視した造りとなっており,柱は丸柱とし,寝殿の周囲には蔀(しとみ)戸を吊り,床は板敷きとなっている.代表例として「東三条殿(ひがしさんじょうどの)」「平等院鳳凰堂」「中尊寺金色堂」等がある.○22022日本建築史22023日本建築史鎌倉時代鎌倉時代「天竺様(大仏様)」の特徴として,組物は,柱頭だけでなく柱間にも並び,組物間の空きが小さいことから詰組みと呼ばれている.「唐様(禅宗様)」の特徴である,上部が曲線をなす開口部は火灯(かとう)と呼ばれ,鎌倉時代後半に初めて用いられている.鎌倉時代には,「大仏様(天竺様)」と,「禅宗様(唐様)」という2種類の×新様式が中国から伝わる.「大仏様(天竺様)」建築は,肘木を柱の側面に差し込んだ「挿肘木(大仏様組物)」が特徴で,柱と柱を貫などの横架材でつなぎ,大架構を可能にした様式である.「浄土寺浄土堂(鎌倉時代,兵庫県小野市浄谷町)」,「東大寺南大門(鎌倉時代,奈良市雑司町)」がその典型例である.問題文の「詰組み(つめぐみ)」は,禅宗様(唐様)の特徴とされている.鎌倉時代には,「大仏様(天竺様)」と,「禅宗様(唐様)」という2種類の○新様式が中国から伝わる.「禅宗様(唐様)」は,屋根の反り,深い軒,扇垂木,海老虹梁,火灯窓(上部が曲線をなす開口部)など緻密で繊細な意匠が特徴である.「円覚寺舎利殿(鎌倉時代,鎌倉市)」がその典型例である.また「組物」は,和様のように柱の上だけでなく柱と柱の間にも入れる「詰組み(つめぐみ)」となっている.19241建築史鎌倉時代浄土寺浄土堂(兵庫県小野市)は,太い虹梁と束を積み重ねて屋根を支える構造の大仏様(天竺様)の建築物である.「浄土寺浄土堂(1192年鎌倉時代,兵庫県小野市浄谷町,大仏様(天竺様),寺院,重源により建立)」は,肘木を柱の側面に差し込んだ挿肘木(肘木の上には斗を載せ,更にその上に肘木を重ねて迫出していく.)が特徴の「大仏様(天竺様)」建築である.○05022日本建築史鎌倉時代円覚寺舎利殿(神奈川県)は,内部を化粧屋根裏とし,柱上に組物を置かず,挿肘木で軒荷重を支える,大仏様の建築物である.円覚寺舎利殿(鎌倉時代,神奈川県)は,主体部の柱と裳階(もこし)の柱を海老虹梁(えびこうりょう)でつなぎ,組物を柱の上のみならず柱と柱の間にも組んで詰組(つめぐみ)とする禅宗様の建築物である.×19242日本建築史02022日本建築史室町時代室町時代鹿苑寺金閣(京都市)は,方形造りの舎利殿で,最上層を禅宗様仏堂風,二層を和様仏堂風,初層を住宅風とした三層の建築物である.鹿苑寺金閣(室町時代)は,最上層を禅宗様仏堂風,中間層を和様仏堂風,初層を住宅風とした三層の建築物である.室町時代(1333年~1572年)になると,禅宗建築は隆盛を迎える.「金閣寺(1397年室町時代,京都市,楼閣建築,足利義満造営,正式名称:北山鹿苑寺)」は,鏡湖池に臨む方形造りの舎利殿(仏舎利を祭っている仏堂)で,3層で構成され,最上層を禅宗様仏堂の形式として仏像を安置し,初層を住宅風,2層を和様仏堂風に造り,これらの内外を金箔で覆っている.室町時代(1333年~1572年)になると,禅宗建築は隆盛を迎える.「金閣寺(1397年室町時代,京都市,楼閣建築,足利義満造営,正式名称:北山鹿苑寺)」は,鏡湖池に臨む方形造りの舎利殿(仏舎利を祭っている仏堂)で,3層で構成され,最上層を禅宗様仏堂の形式として仏像を安置し,初層を住宅風,2層を和様仏堂風に造り,これらの内外を金箔で覆っている.(この問題は,コード「19242」の類似問題です.)○○07022日本建築史室町時代慈照寺東求堂同仁斎(京都府)は,現存「慈照寺東求堂(室町時代,慈照寺(銀閣寺)境内の中)」の一室である×最古とされる違い棚と付書院をもつ,数寄「同仁斎」は,4畳半,付け書院,違い棚が付くものとしては現存最古の屋造の例である.室であり,四畳半茶室の起源といわれる「書院造り」の例である.05023日本建築史室町時代箱木家住宅(兵庫県)は,屋根を棟束で支箱木家住宅(室町時代,兵庫県)は,屋根を棟束で支え,柱間が長く,え,柱間が長く,内法高の低い,現存最古内法高の低い,現存最古級の一つと推定されている民家である.母屋級の一つと推定されている民家である.の他に,江戸時代に建立された「離れ」の2棟が重要文化財に指定されており,築山,中庭,納屋,土蔵等で構成されている.○02023日本建築史安土桃山時代光浄院客殿(安土桃山時代)は,欄間や長押をはじめ,建具や金具,釘隠や引手書院造りは武家社会に好まれた建築様式である.一方,公家社会においては,格式ばった書院造りに茶室の建築手法を取り入れた数寄×などに技巧を凝らし,様々な意匠が施され屋風書院造りが好まれた(代表作は桂離宮や西本願寺飛雲閣).光浄た数寄屋風の建築物である.院客殿は数寄屋風書院造りではなく,桃山時代の標準的な武家の住宅の形式を示す書院造りであるため誤り.2/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06023日本建築史安土桃山時代×本願寺飛雲閣(京都府)は,敷地内の池に面して建つ3層の楼閣建築であり,左右対称を避けるように3層を中央からずらして配置し,屋根や唐破風を複雑に配した,平安時代に建てられた寝殿造りの建築物である.「西本願寺飛雲閣(京都府,安土桃山時代)」は,敷地内の池に面して建つ3層,杮葺きの楼閣建築であり,左右対称を避けるように3層を中央からずらして配置し,屋根や唐破風を複雑に配している.外観,内部ともに住宅風に造られており,仏殿としての性格を全く持っていない.安土桃山時代に建てられた「数寄屋風書院造り」の建築物である.よって誤り.05024日本建築史安土桃山時代妙喜庵待庵(京都府)は,二畳隅炉に次の間をもつ,16世紀末頃に建てられたと推定されている草庵風茶室である.「妙喜庵待庵(16世紀末,安土桃山時代,京都府,千利休作)」は,現存最古の茶室であり,茶室の入隅柱を塗り消し,床の間は壁も天井も入隅を塗り回した「室床(むろどこ)」を持つ利休好みの二畳の草庵茶室である.(この問題は,コード「27021」の類似問題です.)○27022日本建築史27023日本建築史江戸時代江戸時代密庵(京都市)は,17世紀に桂離宮の敷地南端に造立された,茅葺寄棟屋根や深い土庇等の農家風の外観をもつ格式にこだわらない自由な造形の茶室である.如庵(犬山市)は,17世紀にもと建仁寺内に造立された,大小五つの窓や躙口(にじりぐち)の配置が特徴的な茶室である.「密庵(江戸時代前期,京都市,茶室,小堀遠州作)」は,龍光院(大徳寺の塔頭)の茶室であり.にじり口ではなく貴人口(ふすま口)となっており,棚と2つの床が設けられた四畳半台目の書院茶室の代表格である.「如庵」「待庵」と並び,3つの国宝の茶室のうちの1つである.問題文は「桂離宮の笑意軒」の記述のため誤り.「如庵(江戸時代前期,京都市,茶室,織田有楽斎作)」はもと建仁寺○内に織田有楽斎が再興した正伝院の茶室であって,元和3年(1617)ころの建立と考えられている.2畳半台目の席で,床脇に三角の地板を入れ,中柱を特別な位置に立て,点前畳を中心とする炉脇を広くし,袖壁に花頭口をあけている点など,この茶室のもっとも特徴的なところである.現在は,愛知県犬山市に移築されている.×27024日本建築史江戸時代孤篷庵忘筌(京都市)は,17世紀に小堀遠州によって造立された,縁先にわたした中敷居の上の障子とその下の開口が特徴的な書院風茶室である.「弧蓬庵忘筌(1612年江戸時代,京都市,茶室,小堀遠州作)」は,12畳の書院風茶室で,縁先の中敷居の上は二枚障子の引違いとし,その下は吹放ちとして庭の景趣を採り入れた構想は特に有名である.○07021日本建築史江戸時代日光東照宮社殿(栃木県)は,本殿と拝殿1635年江戸時代,栃木県日光市,霊廟)」は,家康を祭○を石の間でつないだ,権現造の例である.神として創建され,当時の美術工芸の最高技術がここに結集された.本殿と拝殿との間を石の間でつなぐ「権現造り」の形式をもつ.(この問題は,コード「26021」の類似問題です.)18255日本建築史江戸時代「権現造り」とは,拝殿と本殿を相の間で連結し,拝殿と本殿は入母屋造りのものが多く,相の間の屋根は両下りである形式である.権現造り(江戸時代)は,拝殿と本殿を相の間で連結し,拝殿と本殿は入母屋造りのものが多く,相の間(石の間)の屋根は両下りである.○06022日本建築史02024日本建築史06021日本建築史江戸時代明治時代明治時代臨春閣(大正期に移築,現・神奈川県)は,3棟からなり,現在の第三屋においては,1階に雅楽の楽器を用いた欄間,2階に縁を配した小部屋が設けられている,江戸時代に建てられた数寄屋風書院造りの建築物である.旧開智学校校舎(明治時代)は,アーチや隅石等の洋風の意匠と唐破風等の和風の意匠が混在した擬洋風の建築物である.臨春閣(大正期に移築,現・神奈川県)は,北海道開拓の礎を築いた○開拓使が直営の洋風ホテルとして建築したもので,現存する木造ホテルとしては国内最古の建物である.3棟からなり,現在の第三屋においては,1階に雅楽の楽器を用いた欄間,2階に縁を配した小部屋が設けられている,江戸時代に建てられた数寄屋風書院造りの建築物である.「旧開智学校校舎(明治時代)」は,アーチや隅石等の洋風の意匠と唐破風等の和風の意匠が混在した擬洋風の建築物であり,令和元年に国宝に指定されている.豊平館(北海道)は,木造総2階建てで,豊平館(北海道,1980)は,木造総2階建てで,中央入口の上部に架か中央入口の上部に架かる半円形に張り出る半円形に張り出したバルコニーをコリント式の柱で支える,明治時代したバルコニーをコリント式の柱で支えに建てられた洋風の建築物である.る,明治時代に建てられた洋風の建築物である.○○30021日本建築史その他組物は斗(ます)と肘木との組合せをいい,組物は斗と肘木との組合せをいい,柱の上に舟形の肘木を置く最も単×肘木が壁から外に二段に出ている組物は純な「舟肘木」から発展させたものが出組となり,肘木が壁から外に二舟肘木と呼ばれている.段に出ている組物を「二手先(ふたてさき)」,更に1段外へ出したものを「三手先(みてさき)」という.また組物は「和様・大仏様・禅宗様」で異なり,和様と禅宗様が柱上に組むのに対し,大仏様は柱の途中に肘木を挿す「挿肘木」に特徴がある.また禅宗様では柱間の中備(なかぞなえ)にも組物を設ける詰組(つめぐみ)となっている.30022日本建築史30023日本建築史その他その他瓦葺きは,仏教の伝来とともに伝わり,各地で様々な試行が行われ,江戸時代において桟瓦葺きが考案されている.瓦葺きには,瓦の種類により「本瓦葺き」「桟瓦葺き」等がある.本瓦葺きは,平瓦と丸瓦を主とし,様々な役瓦を用いて葺く伝統的な工法で重厚感があり,社寺や土蔵等で見られる.桟瓦葺きは,本瓦葺きの弱点である重量対策として平瓦と丸瓦を一体にした桟瓦を用い,釘により瓦桟に打ち付ける工法である.○垂木は,一般に,唐様(禅宗様)では放射状に配置され,和様では平行に配置されている.垂木(たるき)は,小屋組の一部で,棟木から軒桁にかけて斜めに取り○付けられる部材で,垂木の上に野地板などを張り,屋根下地とすることが多い.垂木は,一般に,唐様(禅宗様)では放射状に配置され,和様では平行に配置されている.3/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30024日本建築史その他○桔木(はねぎ)は,梃子(てこ)の原理を利用して,長く突き出ている軒先を支えるために,軒裏から小屋組内に取り付けられる材をいう.桔木(はねぎ)は,梃子(てこ)の原理を利用して,長く突き出ている軒先の加重をを持ち上げるために,軒裏から小屋組内に取り付けられる丸太材をいう.04031西洋建築史07032西洋建築史07031西洋建築史07033西洋建築史23024西洋建築史06031西洋建築史01034西洋建築史古代ローマ古代ローマ古代ギリシャビザンチンビザンチンビザンチンビザンチンパンテオン(ローマ,不詳,2世紀)は,直径約43mのドームを有し,コンクリートやレンガを用い,上方へいくほどドームの厚さが薄くなっている.「パンテオン(126年,イタリアローマ)」は,玄関廊をもつドーム型の神○殿であり,イタリアの「古代ローマ建築」である.直径約43mの巨大な円堂には,ドーム頂部の円形天窓が,この直径と同じ高さに位置している.ドームではコンクリートの骨材を上に行くほど軽くしたり,数多くのアーチが壁体に組み込まれることで荷重を伝えている.パンテオン(ローマ)は,レンガとコンクリー126年,イタリアローマ)」は,玄関廊をもつドーム型の神○ト等を用いて建造された直径約43mのドー殿であり,イタリアの「古代ローマ建築」である.直径約43mの巨大な円ムが架けられ,その頂部にある天窓をと堂には,ドーム頂部の円形天窓が,この直径と同じ高さに位置していおして内部空間に光を取り入れる,古代る.ドームではコンクリートの骨材を上に行くほど軽くしたり,数多くのローマの建築物である.アーチが壁体に組み込まれることで荷重を伝えている.パルテノン神殿(アテネ)は,外周にドリス式の円柱が並び,クリアストーリーと呼ばれる高窓をとおして神室内に光を取り入れた,古代ギリシアの建築物である.ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は,ペンデンティヴと呼ばれる技術を用いた巨大なドームが架けられ,キリスト教会堂のバシリカ式と集中式が融合した内部空間をもつ,ビザンチン様式の建築物である.サン・マルコ大聖堂は,ギリシア十字形の集中式プランをもち,中央の交差部及び十字架の4枝の上にドームをもつイタリアのビザンチン建築である.アテネのパルテノン神殿は.紀元前5世紀に建設された古代ギリシア×建築の代表的なものであり.外周にはドリス式の円柱(簡素な柱頭.フルーティング(溝)のある柱身.基部には柱台がないことが特徴)が並ぶ古代ギリシャの建築物である.尚,クリアストーリーと呼ばれる高窓は.ローマ時代のバシリカ建築や.ロマネスク建築・ゴシック建築の教会堂で身廊の壁最上部に設けられる窓列であり,パルテノン神殿には無い特徴のため誤り.「ハギア・ソフィア大聖堂(532~537年,トルコイスタンブール)」は,オ○リエント諸国からの影響を加えた独特の集中式ドーム建築である「ビザンチン様式」の代表的な建築物である.身廊中央に巨大なペンデンティヴドーム(直径33m,高さ55.6m)をもつ.(この問題は,コード「28031」の類似問題です.)サン・マルコ大聖堂(11世紀~)は,中央のドームを支えるためにギリ○シア十字形の4枝の部分にもドームを持ち,色大理石やガラスモザイクにより装飾されたイタリアのビザンチン建築である.サン・マルコ大聖堂(イタリア)は,ギリシサン・マルコ大聖堂(イタリア,11世紀~)は,ギリシア十字形の集中式○ア十字形の集中式の平面に,中央交差部の平面に,中央交差部及び十字の各腕(ベイ)の上部にドームをもつ,及び十字の各腕(ベイ)の上部にドームをビザンツ様式の建築物である.もつ,ビザンツ様式の建築物である.コルドバの大モスク(スペイン)は,紅白縞コルドバの大モスク(785年,スペイン)は,紅白縞文様の2段アーチを段のアーチを伴って林立する柱伴って林立する柱による内部空間をもち,現在はキリスト教文化とイスによる内部空間をもち,現在はキリスト教ラム教文化が混在している建築物であり,ゴシック,ルネサンス,バ文化とイスラム教文化とが混在している建ロックなど,時代や場所の異なる他の建築物から引用されている.(こ築物である.の問題は,コード「28032」の類似問題です.)○19244西洋建築史イスラム建築アルハンブラ宮殿(グラナダ)は,イスラム式の宮殿建築で,複数の中庭,アーケード,塔等がある.「アルハンブラ宮殿(14世紀,スペイングラナダ)」は,スペイン最後の○イスラム政権ナスル朝の王城で,二つの中庭や,壁面を埋めつくすモザイクタイルやスタッコの装飾は,「マグレブ建築」における人工美の極致である.01032西洋建築史23022西洋建築史ロマネスクロマネスクアーヘンの宮廷礼拝堂(ドイツ)は,平面アーヘンの宮廷礼拝堂(ドイツ)は,平面が八角形の身廊とそれを囲む○が八角形の身廊とそれを囲む十六角形の十六角形の周歩廊があり,身廊の上部にはドーム状のヴォールト(八周歩廊があり,身廊の上部にはドーム状のヴォールトをもつ集中式の建築物である.角堂)をもつ集中式の建築物である.その八角堂を中心に古典主義様式,ロマネスク様式,ゴシック様式(内陣部分)など,さまざな建築様式の要素が融合された建築となっている.ロマネスク建築が始まる前のプレ・ロマネスク建築として位置づけられることもある.ピサ大聖堂は,ラテン十字形のプランをもち,会堂部は五廊式,袖廊部は三廊式,ピサ大聖堂(11世紀~)は,ラテン十字形のプランをもち,会堂部は五廊式,袖廊部は三廊式,交差部に楕円形のドームをもつイタリアのロ○交差部に楕円形のドームをもつイタリアのマネスク建築である.大小3つのバシリカを結合し,上部の壁面に円柱ロマネスク建築である.を並べた小アーケードを4層に重ねる外観,ビザンチンのモザイク,イスラムの尖塔アーチ,古代ローマの列柱など各種の建築要素を融合させたイタリア・ロマネスク建築の代表のひとつである.28033西洋建築史ロマネスクピサ大聖堂(イタリア)は,世界最大級の石ピサ大聖堂(11世紀~)は,ラテン十字形のプランをもち,会堂部は五積ドームをもち,外装はピンクや緑の大理廊式,袖廊部は三廊式,交差部に楕円形のドームをもつイタリアのロ石により幾何学模様で装飾され,クーポラマネスク建築の代表のひとつである.問題文は「フィレンツェ大聖堂」とランターンは初期ルネサンス様式,ファの記述である.サードはネオ・ゴシック様式の建築物である.×4/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答06032西洋建築史ロマネスク○シュパイヤー大聖堂(ドイツ)は,内陣の前に袖廊(トランセプト)を配したラテン十字形の三廊式バシリカの平面に,西面の中央と両端,身廊・側廊と袖廊との交差部,内陣の両側に塔をもつ,ロマネスク様式の建築物である.シュパイヤー大聖堂(ドイツ,11世紀)は,内陣の前に袖廊(トランセプト)を配したラテン十字形の三廊式バシリカの平面に,西面の中央と両端,身廊・側廊と袖廊との交差部,内陣の両側に塔をもつ,アーチ型天井のロマネスク様式の建築物である.28034西洋建築史ロマネスクヴォルムス大聖堂(ドイツ)は,東西両端にアプスを対置させた二重内陣と身廊の両側に側廊を設けたバシリカ形式で構成され,東西の内陣と交差部とに六つの塔をもつロマネスク様式の建築物である.ヴォルムス大聖堂(12世紀~)は,東西両端にアプス(半円形の張り出した空間)を対置させた二重内陣,身廊の両側に側廊を設ける三廊式のバシリカで,アーチ型の装飾による壁面の分節,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツの盛期ロマネスク建築である.よって正しい.○23021西洋建築史ロマネスクヴォルムス大聖堂は,東西両端にアプスを対置させた二重内陣,三廊式のバシリカで,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツのバロック建築である.ヴォルムス大聖堂(12世紀~)は,東西両端にアプス(半円形の張り出×した空間)を対置させた二重内陣,身廊の両側に側廊を設ける三廊式のバシリカで,アーチ型の装飾による壁面の文節,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツの盛期ロマネスク建築である.初期ロマネスク教会堂の標準形式は,壁面を石造,天井と屋根を木造とする平天井のバシリカであるが,盛期ロマネスクでは,天井は石造の交差ヴォールトで構成され,壁面の付柱から伸びる半円のアーチによって縁取られる.これによって身廊は明瞭に分節され,高窓も柱を相互に連結するアーチになり,後のゴシック建築の構成に近づいている.23023西洋建築史06033西洋建築史ゴシックアミアン大聖堂は,身廊部・袖廊部ともに三廊式であり,内陣に周歩廊と放射状祭室とをもつフランスの盛期ゴシック建築である.アミアン大聖堂(13世紀~)は,身廊部・袖廊部ともに三廊式であり,内陣に周歩廊と放射状祭室とをもつフランスの盛期(古典)ゴシック建築である.盛期ゴシックでは,飛梁を巧みに使用しステンドグラスの高窓の面積を拡大することで荘厳なミサ典礼を演出する.細い付柱から天井のリブまでが呼応し重厚な石の天井を細い線状の柱で支えるような垂直性を強調することで昇天を喚起させる空間となっている.ゴシックパリのノートルダム大聖堂(フランス)は,「パリのノートル・ダム大聖堂(フランス,12世紀~)」は,尖りアーチ,リ○二重周歩廊をめぐらした内陣と階上廊をブボールト,フライングバットレスを統合して,石造の教会堂を構造的有する側廊が設けられた五廊式バシリカに安定した形態へと完成させた初期「ゴシック様式」の建築物である.の平面に,バラ窓や双塔を西面にもつ,ゴ二重周歩廊をめぐらした内陣と階上廊を有する側廊が設けられた五廊シック様式の建築物である.式バシリカの平面に,バラ窓や双塔を西面にもっている.○19245西洋建築史22031西洋建築史04032西洋建築史ルネサンスルネサンスルネサンスサン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は,双1506年以降,イタリアローマ,D.ブラマンテ設塔形式の正面にバラ窓のある建築物であ計)」は,バチカンにある「ルネサンス建築」の大聖堂で,ローマカトリッる.ク教会の総本山である.中央にミケランジェロが設計した壮大なドーム(直径42m,高さ119m)を置き,長軸約211.5m,面積15,160㎡,約6万人を収容する世界最大の規模を持つ.「フィレンツェ大聖堂の大ドーム(F.ブルネレスキ)」の建築様式は,ルネサンス建築である.サンタ・マリア・デル・フィオーレ[フィレンツェ大聖堂](フィレンツェ,F.ブルネレスキ,15世紀)は,直径約31mの中央の大ドームを有し,その東西にある2つの半ドームと南北にある4つの巨大なバットレスで支えられている.「ルネサンス建築」は,キリスト教の教会をもとに発展してきた中世に○代わり,ギリシャ・ローマ建築の古典復興を概念とした端正で華麗な様式である.これは,「神のための建築」から,「民のための建築」へと移り変わったことを意味する.「フィレンツェ大聖堂の大ドーム(F.ブルネレスキ)」は,ルネサンス建築の代表作である.「フィレンツェ大聖堂(1296年~,イタリア)」は,二重殻(二重構造)の×ドームを有し,外装はピンクや緑の大理石により幾何学模様で装飾され,身廊とドームは初期ルネサンス様式,19世紀に完成したファサードはネオ・ゴシック様式の建築物である.問題文の特徴は「アヤソフィア(ハギアソフィア)聖堂」の記述のため誤り.×01031西洋建築史ルネサンスサン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は,身廊部と袖廊部がともに三廊式であり,内陣には周歩廊と放射状に並ぶ複数の祭室とをもつゴシック建築である.サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は,集中・求心的な平面に円形の×ドームを設けたルネサンス建築と,劇的な視覚効果を狙った空間構成や,広場の楕円モチーフなどのバロック建築の特徴を併せ持つ教会堂である.よって誤り.22032西洋建築史ルネサンス「バシリカ・パラディアーナ(A.パレディ1580~1730年頃にかけてヨーロッパで広まった建オ)」の建築様式は,バロック建築である.築様式.荘重端正なルネサンスの古典主義建築に対し,豪華絢爛な絵画的印象,流動的なリズム感,明暗効果などの手法が好まれる.バロック建築の代表作には,「パリ郊外のベルサイユ宮殿」がある.一方,「バシリカ・パラディアーナ(1549~1614,アンドレア・パレディオ)」は,北イタリアのヴィチェンツァにある会館建築であり,元はゴシック風の建築であったが,建物の周囲に1階はドリス式,2階はイオニア式の開放的な回廊(アーケード)がめぐらされた「ルネサンス建築」となっている.×03022西洋建築史バロックローマのカンピドリオ広場(イタリア,16世紀)は,ミケランジェロの計画による,台形状の広場とアプローチとしての大階段,三つのパラッツォを対称的に配置することで,軸線を強調した,バロック的な広場計画の初期の事例である.ローマのカンピドリオ広場(イタリア,16世紀)は,ミケランジェロの計画○による,台形状の広場とアプローチとしての大階段,三つのパラッツォを対称的に配置することで,軸線を強調し,バロック的な広場計画の初期の事例である.5/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07034西洋建築○史バロックサン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(ローマ)は,凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもち,内部には楕円形平面のドームが架けられた,バロック様式の建築物である.サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア)は,楕円形のドームと,波打つような凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもつバロック建築である.ドーム頂部にはラテン十字・六角形・八角形などの幾何模様が反復し,視線を自然に天へ導くように設計されている.(この問題は,コード「01033」の類似問題です.)06034西洋建築史ネオ・ゴシックウェストミンスター宮殿(イギリス)は,広ウェストミンスター宮殿(イギリス)は,かつての王宮だった建物が火災大かつ整然とした幾何学的庭園をもち,で焼失し,19世紀にネオ・ゴシック様式の国会議事堂として再建された宮殿内は「鏡の間」に代表される豪華な室もので,併設されている時計塔(ビッグ・ベン)はロンドンのランドマーク内装飾が随所に施された,バロック様式となっている.問題文は「ヴェルサイユ宮殿」の記述のため誤り.の建築物である.×02031西洋建築史新古典大英博物館(イギリス,1824-47年)は,考古学の成果に基づく古代ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ,その造形原理の復興を試みた新古典主義を背景としている.「大英博物館(イギリス,1824-47年)」は,考古学の成果に基づく古代○ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ,その造形原理の復興を試みた「新古典主義」を背景としている.20241近代建築その他アーツ・アンド・クラフツ運動は,手仕事とデザインを結びつけて生活と芸術を統一することを主な目的とし,ウィリアム・モリスが主導したデザイン運動である.アーツ・アンド・クラフツ運動(19世紀中期~後期・ウィリアム・モリス)○は,産業革命の大量生産による安価で粗悪な商品が日常に溢れる状況を批判し,手仕事とデザインを結びつけて生活と芸術を統一することを主張した.この思想は,アール・ヌーヴォー,ゼツェッション(ウィーン分離派),ユーゲント・シュティールなど世紀末の芸術運動に影響を与えた.27031近代建築建築作品「レッド・ハウス(赤い家)(イギリス,1859年)アーツ・アンド・クラフツ運動は,産業資本主義を否定し,中世職人の/ウィリアム・モリス(WilliamMorris)/アー誠実なものづくりを復興させることで工芸品の美術的水準の向上,労ツ・アンド・クラフツ運動」は,「建築作品名働の価値,職人の地位を高め,あらゆる階層の人々に上質な暮らしの/人名/建築作品の特徴・背景」の組合提供を目指したウィリアム・モリスの活動や思想を受け継いだ人々がせとして正しい.19世紀末に興した近代デザイン運動をいう.「赤い家」では,家具や室内装飾品がモリスらによって制作されている.○27032近代建築建築作品「ウィーン郵便貯金局(オーストリア,1906年)/オットー・ヴァグナー(OttoWagner)/ゼツェッシオン」は,「建築作品名/人名/建築作品の特徴・背景」の組合せとして正しい.オットー・ワーグナー(1841~1918年,オーストリア)は,19世紀末○ウィーンの都市計画に大きく関わり,過去の様式に捉われない総合的な芸術運動であるゼツェッション(ウィーン分離派)にも参加した.機能性,合理性を重視する近代建築の理念を表す「必要様式」の主張は,直線的な鉄とガラスの内部空間を持つウィーン郵便貯金局(1906)や,厳格な幾何学性を備えたシュタインホーフ教会(1907)で頂点を迎える.02033西洋建築史建築作品ウィーン郵便貯金局(オーストリア,1906年)は,機械生産による低品質な製品を否定し,工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている.オットー・ワーグナー(1841~1918年,オーストリア)は,19世紀末×ウィーンの都市計画に大きく関わり,過去の様式に捉われない総合的な芸術運動であるゼツェッション(ウィーン分離派)にも参加した.機能性,合理性を重視する近代建築の理念を表す「必要様式」の主張は,直線的な鉄とガラスの内部空間を持つウィーン郵便貯金局(1906)や,厳格な幾何学性を備えたシュタインホーフ教会(1907)で頂点を迎える.問題文の「アーツ・アンド・クラフツ運動(19世紀中期~後期)」を背景としたものではない.20245近代建築その他アドルフ・ロースは,「必要様式」という考え方を提示し,機能主義・合理主義の設計理論の先駆者とされており,代表的な作品に「ウィーン郵便貯金局」がある.オットー・ワーグナー(1841~1918年,オーストリア)は,19世紀末×ウィーンの都市計画に大きく関わり,過去の様式に捉われない総合的な芸術運動であるゼツェッション(ウィーン分離派)にも参加した.機能性,合理性を重視する近代建築の理念を表す「必要様式」の主張は,直線的な鉄とガラスの内部空間を持つウィーン郵便貯金局(1906)や,厳格な幾何学性を備えたシュタインホーフ教会(1907)で頂点を迎える.アドルフ・ロース(1870~1933,オーストリア)は,ワーグナーの主張を更に徹底させ,「装飾は罪悪である」と主張した.20242近代建築その他アール・ヌーヴォーは,19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり,有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している.アール・ヌーヴォーは,19世紀末にアーツ・アンド・クラフツ運動に刺激されベルギーやフランスを中心に広まった芸術運動であり,パリ万博以降にブームとなった「ジャポニズム」の影響を強く受けている.有機的な自由曲線の組合せを鉄・ガラスを用いて作り出している.建築ではヴィクトル・オルタ,ヘクトー・ギマール,工芸ではエミール・ガレ,ルネ・ラリック等がいる.○22033近代建築その他「タッセル邸(V.オルタ)」の芸術様式は,アール・ヌーヴォーである.「アール・ヌーヴォー」は,19世紀末にアーツ・アンド・クラフツ運動に刺激されベルギーやフランスを中心に広まった芸術運動であり,パリ万博以降にブームとなった「ジャポニズム」の影響を強く受けている.有機的な自由曲線の組合せを鉄・ガラスを用いて作り出している.「タッセル邸(1893,ヴィクトル・オルタ)」はアール・ヌーヴォー様式の代表作であり,「ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」として,2000年に世界遺産に登録されている.○6/7ページ

11.「建築史」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02032近代建築建築作品○タッセル邸(ベルギー,1893年)は,植物の茎や葉,長い髪などの自然物をモチーフとした非対称な曲線や曲面を造形に用いたアール・ヌーヴォーを背景としている.「アール・ヌーヴォー」は,19世紀末にアーツ・アンド・クラフツ運動に刺激されベルギーやフランスを中心に広まった芸術運動であり,パリ万博以降にブームとなった「ジャポニズム」の影響を強く受けている.有機的な自由曲線の組合せを鉄・ガラスを用いて作り出している.「タッセル邸(1893,ヴィクトル・オルタ)」はアール・ヌーヴォー様式の代表作であり,「ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」として,2000年に世界遺産に登録されている.27033近代建築建築作品27034近代建築建築作品25021近代建築建築作品「アインシュタイン塔(ドイツ,1924年)/エーリッヒ・メンデルゾーン(ErichMendelsohn)/表現主義」は,「建築作品名/人名/建築作品の特徴・背景」の組合せとして正しい.「キンベル美術館(アメリカ,1972年)/フランク・ロイド・ライト(FrankLloydWright)/モダニズム」は,「建築作品名/人名/建築作品の特徴・背景」の組合せとして正しい.表現主義は,第一次世界大戦から革命を経てワイマール共和国へと○変革するドイツにおいて,近代化による合理主義が人間疎外を招いていることに危惧し,建築における造形表現は,実用と機能にのみ制約されるものでなく,芸術家の心の内なる表出に重きを置くべきという主張に基づいている(ただし,規範を持つ様式ではないため造形は一様ではない).アインシュタイン塔(1921,ドイツ・ポツダム,E.メンデルゾーン)は,相対性理論の実験施設として建てられており,より自由な表現として幾何学形態ではなく,可塑的な性質のコンクリートによる造形を目指したが,曲面や曲線が多く,型枠工事が困難だったと同時に,大戦後の資材不足から躯体の多くに煉瓦が使用されている.キンベル美術館(1972,アメリカ・フォートワース,ルイス・カーン)の展×示室は,幅7m,長さ約30mのサイクロイド曲線を用いたヴォールト空間を基本とし,頂部の約75cmの隙間から自然光を導入している.規則的なヴォールト空間の繰り返しの中に配置された中庭が内と外とを連続させているモダニズム建築(装飾性を抑え,合理性,機能性を追求した建築様式)である.「タッセル邸(V.オルタ)」と「アール・デコ」は,近代の建築作品とその特徴の組合せとして正しい.「タッセル邸(ヴィクトル・オルタ,1893,ベルギー)」はアール・ヌーヴォー様式の代表作である.「アール・ヌーヴォー」は,19世紀末にベルギーやフランスを中心に広まった芸術運動であり,動植物をモチーフとした有機的な自由曲線の組合せを鉄・ガラスを用いて表現している.一方,「アール・デコ」は,アール・ヌーボーに続き,1910年代半ば年代にかけて流行した装飾様式であり,幾何学図形をモチーフとした記号的表現や原色による対比表現などの特徴がある.×20244近代建築その他近代建築の流れにおいて,機能主義を表す考え方である「形態は機能に従う」は,ルイス・サリヴァンの言葉である.ルイス・サリヴァン(1856~1924年,アメリカ)は,機能主義建築を提唱したシカゴ派(1880年~1890年代のシカゴにおける建築傾向で鉄骨造の高層建築群が建築された)の中心人物であり,彼の残した「形態は機能に従う(FormFollowsFunction)」という主張は,建築設計のみならず,芸術・デザインの分野全体に大きな影響を与えた.○20243近代建築建築作品ル・コルビュジェは,「近代建築の5原則」と1928~1931年,フランスパリ郊外,ル・コルビュジェ)」○して,ピロティ,屋上庭園,自由な平面,水は,近代建築五原則(ピロティ,屋上庭園,水平連続窓,自由な間仕切平連続窓,自由なファザードを提示し,こり壁配置,外壁の自由なデザイン)が最も巧みに生かされた作品であの原則を具現させた作品は,「サヴォアる.邸」である.07103近代建築その他ル・コルビュジエらによりまとめられた「アテネ憲章」は,1933年の近代建築国際会議(CIAM)の議論に基づき,居住・労働・余暇・交通の4つの機能によって都市を捉える考え方を示した.ル・コルビュジエらによりまとめられた「アテネ憲章」は,1933年の近代建築国際会議(CIAM:設立1928年)の「機能的都市(TheFunctionalCity)」という概念に基づき,「住居:緑地を確保した高層住宅団地の建設,生活空間の改善」「労働:住宅地から分離した場所に産業地域を配置」「余暇:十分な自然とオープンスペースの確保」「交通:自動車と歩行者の動線を分離」の4つの機能によって都市を捉える考え方を示した.○25024近代建築建築作品「サヴォア邸(ル・コルビュジエ)」と「近代建築の五原則」は,近代の建築作品とその特徴の組合せとして正しい.「サヴォア邸(ル・コルビュジエ,1928~1931年,フランスパリ郊外)」○は,近代建築五原則(ピロティ,屋上庭園,水平連続窓,自由な間仕切り壁配置,外壁の自由なデザイン)が最も巧みに生かされた作品である.04033現代建築建築作品04034現代建築建築作品ジョンF.ケネディ国際空港TWAターミナルビル(ニューヨーク,E.サーリネン,1962年)は,長さ約105mの屋根を有し,4「ケネディ空港TWAターミナル(1962年.アメリカニューヨーク,エーロ・サーリネン)」は,コンクリートによる曲面を多用している点が大きな特色で,長さ約105mの屋根は,4本のY字柱脚に支えられた4枚のプレ○本のY字柱脚に支えられた4枚の鉄筋コンキャストコンクリート造によるシェルで構成されている.現在では,505クリート造によるシェルで構成されている.室の客室,広大な会議スペースを有する空港内のホテルとして保存再生されている.ミレニアムドーム2000(ロンドン,R.ロ(ロンドン,R.ロジャース,1999年)は,単一の屋○ジャース,1999年)は,直径約365m,最根を持つ構造物としては世界最大規模のものであり,直径約365m,最高高さ約50mの膜構造ドームを有し,12本高高さ約50mの膜構造ドームを有し,12本のマストの頂部からケーブのマストの頂部からケーブルで吊られてルで吊られている.いる.7/7ページ

11.「建築史」の平成29年度本試験図問題問題コード29031A~Dの建築物について,その建造された年代を古いものから新しいものへ並べた順序として,正しいものは,次のうちどれか.A.ローマのテンピエット(イタリア)B.ル・トロネ修道院(フランス)C.ローマのパンテオン(イタリア)D.ロンドンのセント・ポール大聖堂(イギリス)1.B→C→D→A2.B→C→A→D3.C→A→B→D4.C→B→A→D解説1.「テンピエット(1502年,イタリアローマ,D.ブラマンテ設計)」は,上下2層から成る小規模な集中式円形堂(直径約8m)で,1層の周囲には柱廊をめぐらし,頂上に円屋根を載せる,「ルネサンス建築」の作品である.2.「ル・トロネ修道院(1200年頃,フランスプロヴァンス)」は,内外部ともに装飾が排除されており,粗い石を積み上げて出来た厚い壁,簡素な開口部や天井などで構成された建築は,静寂で厳粛な光と祈りの空間として知られる「ロマネスク建築」である.3.「パンテオン(126年,イタリアローマ)」は,玄関廊をもつドーム型の神殿であり,イタリアの「古代ローマ建築」である.直径約43mの巨大な円堂には,ドーム頂部の円形天窓が,この直径と同じ高さに位置している.ドームではコンクリートの骨材を上に行くほど軽くしたり,数多くのアーチが壁体に組み込まれることで荷重を伝えている.4.「セント・ポール大聖堂(1710年,イギリスロンドン,クリストファー・レン設計)」は,ロンドン大火により焼失し,建て替えられたもので,巨大なドームは三重殻で,西側正面に双塔を有する.劇的で豪華なイタリアやフランスのバロックとは異なり,端正で古典的な要素を含むイギリスの「バロック建築」の作品である.解答:411.「建築史」の平成29年度本試験図問題P1

11.「建築史」の令和3年度本試験図問題問題コード03031図に示す日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.1.三重塔の各層に裳階(もこし)を付け,六つの屋根が交互に出入りする独特の構造を有する建築物である.2.貫(ぬき)で軸部を水平方向に固め,挿肘木で軒の荷重を支える大仏様の建築物である.3.主体部の柱と裳階(もこし)の柱を海老虹梁(えびこうりょう)でつなぎ,組物を柱の上のみならず柱と柱の間にも組んで詰組(つめぐみ)とする禅宗様の建築物である.4.長い束柱を貫(ぬき)で固めた足代(あししろ)によって,急な崖の上に張り出した床を支える懸造(かけづくり)の建築物である.解説1.薬師寺東塔(奈良時代)は,創建当初から唯一現存する平城京最古の建築物である.三重塔の各層に裳階(もこし)を付け,六つの屋根が交互に出入りする独特の構造を有する建築物となっている.2.3.東大寺南大門(鎌倉時代)は,貫(ぬき)で軸部を水平方向に固め,天井を張らずに構造材をそのまま見せている.また挿肘木で軒の荷重を支えるなど大仏様の建築物である.法隆寺金堂(飛鳥時代)は,桁行五間,梁間四間の平面を持つ重層入母屋造りの本瓦葺きの建築物である,初層に裳階(もこし)を付け,外観は2層に見えるが1層となっている.問題文は「円覚寺舎利殿(鎌倉時代・禅宗様)」の記述のため誤り.4.解答:3清水寺本堂は,長い束柱を貫(ぬき)で固めた足代(あししろ)によって,急な崖の上に張り出した床を支える懸造(かけづくり)の建築物である.現在の本堂は,徳川家光の寄進により1633年に再建されたものである.11.「建築史」の令和3年度本試験図問題P1

11.「建築史」のH03年以後の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答こちらの解説集は,合格ロケットに収録されている直近20年分より前の年度(H03年以後)の出題に関する知識基づいています.h14242日本建築史奈良時代薬師寺東塔(奈良市)は,三手先の組物を用い,裳階が付いた三重塔である.「薬師寺東塔(奈良時代,奈良市,寺院)」は,軒先を支える3段構成の○三手先の組物を用いているが,形式はまだ不完全のものである.また,三重塔であり,各重に庇状の構造物である裳階が付けられており,見かけ上は六重に見える.h17245日本建築史奈良時代新薬師寺本堂は,一重,寄棟造りであり,前面1間を吹放しとしている.「新薬師寺本堂(奈良)」は,正面7間,側面5間の入母屋造り.正面中央3間,側面と背面の中央1間を戸口とし,他の柱間はすべて漆喰壁としている.問題文は,唐招提寺の特徴である.×h17242日本建築史奈良時代法隆寺東院伝法堂は,桁行が7間であるが移建前は5間であり,聖武天皇橘夫人の邸宅の一屋を移して建立したものと考えられている.「法隆寺東院伝法堂(奈良)」は,聖武天皇橘夫人の住宅を仏堂に改造○したものであり,移築前の当初は桁行5間,梁間4間,切妻造,檜皮葺,妻入の形式であった.桁行5間のうち3間は壁,扉で囲まれた部分であり,2間は吹放しで,さらにその前方に簀の子が敷かれていた.その後,移築時に東院伽藍の講堂として現在の7間2面の仏堂となった.h05255日本建築史平安時代「渡殿」と「書院造り」とは,建築要素と建築様式の組合せとして正しい.「寝殿造り」とは,平安時代に完成された天皇・貴族の住宅形式をい×い,正殿としての寝殿と,その左右や後ろにつくられている対屋から構成され,それらが渡殿で連結されている.「書院造り」とは,「寝殿造り」を原形として,鎌倉・室町時代の過渡期を経て桃山時代に完成した武家,寺家,貴族の客殿形式の一つである.問題文にある「渡殿」は,寝殿造りの特徴のひとつであるため誤り.h05254日本建築史平安時代「中門廊」と「寝殿造り」とは,建築要素と建築様式の組合せとして正しい.「寝殿造り」とは,平安時代に完成された天皇・貴族の住宅形式をいい,正殿としての寝殿と,その左右や後ろにつくられている対屋とから構成され,それらが渡殿で連結されている.対屋から南に突き出した廊を「中門廊」という.○h13254日本建築史平安時代厳島神社社殿(広島県)は,宮島の海浜に設けられたもので,自然美と人工美が巧みに調和している.「厳島神社社殿(1168年平安時代末期,広島県宮島町,神社,平清盛が再興)」は,拝殿,祓殿,舞台,回廊などで構成され,海浜に浮かぶ.自然美と人工美とがたくみに調和している風光明媚な建築である.○h17244日本建築史平安時代三仏寺投入堂は,修験の道場として山中に営まれた三仏寺の奥院であり,岩山の崖の窪みに建てられた懸造りである.「三仏寺投入堂(鳥取県)」は,三徳山(みとくさん)の標高約500m北面の絶壁にすっぽりと収まったように建てられた三仏寺の奥院で,断崖絶壁の岩窟に,あたかも投げ入れられたかのように建っているので,投入堂と呼ばれている.神社本殿形式でわが国最古の建築である.[懸造り]:地盤から柱を立ち上げ,その上に建物を建てる造りのことで,清水寺のいわゆる「清水の舞台」が有名.○h05252日本建築史鎌倉時代「挿肘木」と「大仏様(天竺様)」とは,建築要素と建築様式の組合せとして正しい.鎌倉時代(1192年~1333年)には,「大仏様(天竺様)」と,「禅宗様(唐様)」という2種類の新様式が中国から伝わる.「浄土寺浄土堂(1192年鎌倉時代,兵庫県小野市浄谷町,大仏様(天竺様),寺院,重源により建立)」は,肘木を柱の側面に差し込んだ「挿肘木」を特徴とする「大仏様(天竺様)」建築である.○h12254日本建築史鎌倉時代東大寺南大門とは,天竺様(大仏様)建築の建築様式である.「東大寺南大門(1199年鎌倉時代,奈良市,大仏様(天竺様),寺院)」は,肘木を柱の側面に差し込んだ「挿肘木」を特徴とする「大仏様(天竺様)」建築である.5間3戸の二重門で,入母屋造りである.○h09254日本建築史鎌倉時代円覚寺舎利殿は,禅宗様(唐様)の建築の例である.「禅宗様(唐様)」とは,禅宗の伝来とともに中国から伝えられた仏教建築様式であり,「海老虹梁」という海老の胴状に湾曲した虹梁が特徴で,「円覚寺舎利殿(鎌倉時代頃,鎌倉市,禅宗様(唐様))」がその典型例である.○h05253日本建築史鎌倉時代「海老虹梁」と「禅宗様(唐様)」とは,建築要素と建築様式の組合せとして正しい.「禅宗様(唐様)」とは,禅宗の伝来とともに中国から伝えられた仏教建築様式であり,「海老虹梁」という海老の胴状に湾曲した虹梁や,「火灯窓」が特徴で,「円覚寺舎利殿(鎌倉時代頃,鎌倉市,禅宗様(唐様))」がその典型例である.○h14244日本建築史鎌倉時代浄土寺浄土堂(兵庫県小野市)は,海老虹梁を用いた禅宗様(唐様)の建築である.「浄土寺浄土堂(鎌倉時代,兵庫県,大仏様(天竺様),寺院,重源により建立)」は,肘木を柱の側面に差し込んだ挿肘木が特徴の『大仏様(天竺様)』建築である.海老虹梁とは,鎌倉時代の『唐様(禅宗様)』建築に始まったものである.×h11253h11254日本建築史日本建築史室町時代金閣や銀閣は,敷地の南側の庭や池を1397年室町時代,京都市,楼閣建築,足利義満造営,正式名×「コの字型」に囲んだ寝殿造の建築物のう称:北山鹿苑寺)」や「銀閣(1482年室町時代,京都市,楼閣建築,足ち,釣殿が残ったものである.利義政造営,正式名称:東山慈照寺)」は室町時代の「楼閣建築(階を重ねて高層化した建築物)」であり,「釣殿」は,平安時代の寝殿造りに設けられた吹放ちの建物である.室町時代金閣や銀閣が建てられた時代には,能銀楽・茶の湯・生け花・連歌・水墨画.・枯山閣の造営者である足利義政を中心とする上層武家社会によって,公水の庭園といった日本の伝統文化がその家・武家・禅宗文化が融合された文化である.「枯山水(水を用いず形を整え,建築にも大きな影響を与えた.に,石・砂などにより風景を表現する庭園様式)の庭園」や「水墨画」,村田殊光による「茶の湯」,世阿弥による「能楽」などには,特に禅の精神が浸透している.建築において「書院造り」が成立したのもこの時期である.その他,池坊家の専慶らに代表される生け花,彫金,漆工芸,蒔絵,俳諧連歌など,最も日本的な文化として,建築をはじめ現代に影響を与えているものが多い.○1/4ページ

11.「建築史」のH03年以後の本試験知識h11255日本建築史室町時代金閣や銀閣が建てられた時代には,武家住宅に床の間・違い棚・付書院などの座敷飾りが用いられるようになり,書院造が発展し今日の和風住宅の原型が形成された.「書院造り」とは,古代の寝殿造りを原形として,金閣や銀閣が建てられた鎌倉・室町時代の過渡期を経て桃山時代(16世紀(1501~1600年)後半の豊臣秀吉が政権を握っていた時代をいい,秀吉が築いた伏見城の地を後に桃山と呼んだことに由来する.)に完成した武家,寺家,貴族の客殿形式のひとつで,座敷飾りとして「床の間」,「違い棚」,「書院」がつく.後に一般的な住宅形式となる.○h11252日本建築史室町時代銀閣と同じ敷地に建つ東求堂(とうぐどう)「慈照寺東求堂(1485年室町時代,慈照寺(銀閣寺)境内の中)」の一室の同仁斎(どうじんさい)は,現存する最もである「同仁斎」は,4畳半,付け書院,違い棚が付くものとしては現存古い違い棚と付書院をもつ「四畳半」であ最古の室であり,修道的性格を持っていた初期の茶室の例として,四る.畳半茶室の起源といわれる.(この問題は,コード「04252」の類似問題です.)○h17243日本建築史室町時代竜吟庵方丈は,東福寺の塔頭であり,現存する最古の方丈といわれている.「竜吟庵方丈」は,禅宗寺院である東福寺(京都)の塔頭(たっちゅう)の○ひとつであり,室町時代初期(1387)に建てられた,現存最古の方丈建築である.[塔頭]:当初は現役を引退した高僧のための仏壇を備えた隠居所として建築されたが,次第にその仏間が発達し,中には全体の規模が,その寺の本堂に比肩するものも建てられるようなった.[方丈]:高僧の接客と日常生活に機能する施設をいう.h09252日本建築史安土桃山時代妙喜庵待庵は,小堀遠州作の書院茶室である.「妙喜庵待庵(1582年頃安土桃山時代,京都府乙訓郡,茶室,千利休×作)」は,現存最古の茶室であり,茶室の入隅柱を塗り消し,床の間は壁も天井も入隅を塗り回した「室床(むろどこ)」を持つ茶室である.小堀遠州作の書院茶室は,「孤蓬庵忘筌(1612年頃,京都市,茶室,小堀遠州作(1643年現在地に移設))」である.(この問題は,コード「04251」の類似問題です.)h13252h17241日本建築史日本建築史安土桃山時代安土桃山時代西本願寺飛雲閣(京都府)は,外観,内部1586年頃安土桃山時代,京都府,寺院)」は,外ともに住宅風に造られており,軽快で奇抜観,内部ともに住宅風に造られていて,仏殿としての性格を全くもたなな意匠が施されている.い.また池に臨んで建てられているために,唐破風をもつ船入の間を入り口とするなど,軽快で奇抜な意匠が施されている.光浄院客殿の平面は,「匠明」の殿屋集慶長13年(1608に描かれている「主殿の図」とほぼ同じで年)江戸幕府大棟梁の平内政信によって描かれた「匠明」5巻に「武家あり,桃山時代の標準的な武家の住宅の主殿の図」として掲載されており,桃山時代の標準的な住宅の形式手形式を示すものと考えられている.法を示すもので,書院造の一つの典型と考えられる.○○h13251日本建築史江戸時代日光東照宮社殿(栃木県)は,本殿と拝殿との間を石の間でつなぐ権現造りの例である.「日光東照宮(1635年江戸時代,栃木県日光市,霊廟)」は,家康を祭神として創建され,当時の美術工芸の最高技術がここに結集された.本殿と拝殿との間を石の間でつなぐ「権現造り」の形式をもつ.(この問題は,コード「09255」の類似問題です.)○h04254日本建築史江戸時代大徳寺の孤蓬庵忘筌は,小堀遠州作の茶室である.「弧蓬庵忘筌(1612年江戸時代,京都市,茶室,小堀遠州作)」は,12畳の書院風茶室で,縁先の中敷居の上は二枚障子の引違いとし,その下は吹放ちとして庭の景趣を採り入れた構想は特に有名である.(1643年現在地に移設)○h09253日本建築史江戸時代桂離宮は,江戸時代に造営された数奇屋造りの代表例である.「数奇屋造り」とは,平安時代に色好みや風流文雅を好むことを「好○き」と言ったことを語源とし,「書院造り」に茶室の建築手法を取り入れたものをいう.「桂離宮(1620~1673年江戸時代,京都市,数寄屋造り,別荘,八条宮智仁親王造営)」は,書院群,茶屋,仏堂と,さまざまな庭園施設からなり,「数奇屋造り」建築の代表作である.日本庭園の完成度と,建築と庭園との調和という観点からも,傑出した作品のひとつである.(この問題は,コード「04253」「12253」の類似問題です.)h13253h04255h10253日本建築史日本建築史日本建築史江戸時代姫路城(兵庫県)は,小丘を巧みに利用して構築された平山城で,優美な外観が特徴である.江戸時代二条城二の丸殿舎の黒書院には,押板床・違棚・付書院をもつ上段の間がある.江戸時代1995年に世界遺産に登録された白川郷・五箇山の合掌造りの集落においては,周辺の耕地や山林を含めた範囲を指定することにより,全体としての環境保存が図られている.「姫路城(1610年頃江戸時代,姫路市,城郭,池田輝政築城)」は,播○州平野に並ぶ小丘をたくみに利用して構築された平山城で,意匠的にも極めてすぐれており,城郭建築最盛期の代表的遺構である.「二条城(1603年江戸時代,京都市,徳川家康築城)」は,京都警備と○上洛時の宿所として建てられ,手前から雁行形に玄関,遠侍,式台,大広間,黒書院,白書院と配置された.黒書院は,うちわの客に会う対面所にあたり,床の間(押板床),違棚,付書院をもつ上段の間がある.(大広間,白書院にも上段の間はある.)「白川郷・五箇山の合掌造りの集落」は,この地方独特の民家の形式である「合掌造り」家屋を中心とした山村であり,1995年に世界遺産に登録されている.いずれも集落の歴史的景観とその周囲の自然環境が良好に保存されていて,日本を代表する歴史的遺産として高く評価されている.(この問題は,コード「08251」の類似問題です.)○h14241h06251西洋建築史西洋建築史ギリシャ建築ビザンチン建築パルテノン神殿(アテネ)は,エンタシスのある柱をもつドリス式の神殿建築である.「パルテノン神殿(前447~432年,ギリシャアテネ,神殿,イクティノスとカリクラテス設計)」は,細部にイオニア式要素を採り入れているが,全体としてはドリス式建築であり,その柱は,エンタシスという上に向かって細まるわずかな膨らみを持つ.「イスタンブールのハギア・ソフィア(アヤ・532~537年,トルコイスタンブール,アンテミオスとイソフィア)」と「ビサンチン建築」とは,ヨーシオドス設計)」は,オリエント諸国からの影響を加えた独特の集中式ロッパの歴史的建造物とその建築様式のドーム建築である「ビザンチン建築」の代表的大聖堂である.身廊中組合せとして正しい.央に巨大なドーム(直径33m,高さ55.6m)をもつ.(この問題は,コード「12251」の類似問題です.)○○2/4ページ

11.「建築史」のH03年以後の本試験知識h14245建築史イスラム建築アルハンブラ宮殿(グラナダ)は,イスラム式の宮殿建築で,複数の中庭,アーケード,塔等がある.「アルハンブラ宮殿(14世紀,スペイングラナダ)」は,スペイン最後のイスラム政権ナスル朝の王城で,二つの中庭や,壁面を埋めつくすモザイクタイルやスタッコの装飾は,「マグレブ建築」における人工美の極致である.(この問題は,コード「14245」の類似問題です.)○h14243西洋建築史ゴシック建築ノートルダム大聖堂(パリ)は,双塔形式の正面をもつ初期ゴシック建築である.「ノートル・ダム大聖堂(1163~1250年,フランスパリ)」は,尖りアーチ,リブボールト,フライングバットレスを統合して,石造の教会堂を構造的に安定した形態へと完成させた初期「ゴシック建築」の代表作である.ファサードは双塔形式で高さ69mの鐘塔がそびえ,水平と垂直の明快な構成を持つ.○h06253西洋建築史ゴシック建築「ケルンの大聖堂」と「ゴシック建築」とは,ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式の組合せとして正しい.「ケルン大聖堂(1248~1880年,ドイツケルン,ゲルハルト設計)」は,ドイツ最大の「ゴシック建築」の大聖堂である.五廊式会堂,三廊式袖廊,7個の放射状祭室を持つ内陣部から成る.身廊ヴォールトの高さは44.5mである.○h12255西洋建築史ルネサンス建築ローマのテンピエットとは,ルネサンス建築の建築様式である.「テンピエット(1502年,イタリアローマ,D.ブラマンテ設計)」は,上下2層から成る小規模な集中式円形堂(直径約8m)で,1層の周囲には柱廊をめぐらし,頂上に円屋根を載せる,「ルネサンス建築」の作品である.○h06254西洋建築史バロック建築「パリ郊外のベルサイユ宮殿」と,「バロック建築」とは,ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式の組合せとして正しい.「ベルサイユ宮殿(1624年以降,フランスパリ,L・ルヴォー設計)」は,○ルイ王朝の大宮殿で,その広大な規模,統一的な計画,豪華な内部装飾,整然たる庭園などが,ヨーロッパ諸国の宮殿建築に多大な影響を与えた.「バロック建築」の代表作である.h12252西洋建築史新古典主義パリの旧エトワール広場の凱旋門とは,バロック建築の建築様式である.「凱旋門(1806~1836年,フランスパリ,J.F.シャルグラン設計)」は,パリのエトワール広場(シャルル・ド・ゴール広場)にあり,古代ローマの凱旋門を模して建造された.高さ50m,幅45mという巨大さが特徴で,「新古典主義建築」の代表作のひとつである.×h14252h14254h14255近代建築建築作品「パイミオのサナトリウム」はアルヴァ・アアルトによって設計された結核患者が療養するための病院で,合理的で明快なゾーニングと風土に根ざしたヒューマン・デザインが特徴である.「パイミオのサナトリウム(1929~33年,フィンランドトゥルク郊外,病○院,アルヴァ・アアルト)」は,結核患者が療養するための病院である.ゾーニングから細部計画まで,長期療養の中で,快適に過ごすための配慮がなされ,患者たちの心理がよく考えられたデザインとなっている.現代建築建築作品「シドニーオペラハウス」は国際コンペに1957~73年,オーストラリアシドニー,ヨーン・○よって選ばれたヨーン・ウツソンが設計しウツソン)」は,1957年の国際設計競技の当選案で,シェル構造の連たオペラハウスで,円弧のシェル群によるなった異彩を放つ造形が特徴で,シドニーの観光名所ともなっている.シンボリックな造形が特徴である.現代建築建築作品「ケネディ空港TWAターミナル」はルイス・「ケネディ空港TWAターミナル(1962年.アメリカニューヨーク,エーロ・カーンによって設計されたプレキャストコサーリネン)」は,コンクリートによる曲面を多用している点が大きな特ンクリートのシェル構造によるターミナル色で,4枚のプレキャストコンクリートのシェルから成る屋根,スリット状で,コンクリートの可塑性を生かしたドラマトップライト,床レベルの変化等が劇的な内部空間を生んでいる.ティックな空間である.×h17254現代建築建築作品「ロイズ・オブ・ロンドン(RichardRogers)」は,機械設備,エレベーター,便所,階段等のサービス機能をもったシャフトを,建築物の外周部に独立して配置している.h17255現代建築建築作品「香港上海銀行本店(NormanFoster)」は,吊橋の工法を応用した構造の採用により,各階は,2列のマスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている.「ロイズ・オブ・ロンドン(1986年,イギリス・ロンドン,RichardRogers)」○は,機械設備,エレベーター,便所,階段等のサービス機能をもったシャフトを建築物の外周部に独立して配置してあるため,内部空間に影響を与えることなく更新作業を行うことが可能な事務所建築である.「香港上海銀行本店(1986年,中国・上海,NormanFoster)」は,吊橋の工法を応用した構造の採用した事務所建築である.各階は,2列のマスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている.○h17252現代建築建築作品「アラブ世界研究所(JeanNouvel)」は,図書館,博物館,展示室等からなる複合施設であり,南北二つの棟がスリット状の通路及び正方形の中庭を挟んで対峙する構成となっている.「アラブ世界研究所(1987年,フランス・パリ,JeanNouvel)」は,アラブ文化のショーケースとして計画された建築で,博物館・図書館・展示場・資料センター・ホール・レストラン・ワークショップスペースによって構成される複合施設である.南北二つの棟がスリット状の通路及び正方形の中庭を挟んで対峙する構成となっている.○h07251その他関東大震災関東大震災(1923年)に関して,後藤新平を総裁とする帝都復興院が設立され,帝都復興事業として,全罹災地(ぜんりさいち)を買収した後に,区画整理及び公共施設の整備を実施した.震災翌日に内務大臣に任命された東京市長後藤新平は,帝都復興×院総裁を兼任し,復興計画策定をはじめる.震災を東京改造の絶好の機会と考え,計画範囲を罹災地以外も含む広範囲に設定し,街路や運河,公園,鉄道,築港などを含む総合的な計画を立てた.しかし,雄大な構想の計画案は,日本の財政の限界より絶対多数の反対を受け,大幅に縮小することとなる.h07252その他関東大震災関東大震災(1923年)に関して,市街地建築物法に基づく規定が改正され,耐震設計における水平方向の地震力の規定が新設された.現行の建築基準法の前身として1919年に制定されたものが「市街地建築物法」であり,1923年の関東大震災後,市街地建築物法施行規則で水平震度を0.1とする規定が新設された.○h07255その他関東大震災関東大震災(1923年)に関して,明治時代以降,都市部での建築が盛んに行われた,レンガ造や石造の建築物も大きな被害を受けた.わが国の煉瓦造は,明治以後,初めは外国人建築家の手により建設○され,その後辰野金吾らの日本人建築家も多く用いていた.しかし,関東大震災後,地震に対する脆弱さが明らかとなり,市街地建築物施行規則の改正(1924年)によって,空洞煉瓦類の構造壁体への使用が禁止された.3/4ページ

11.「建築史」のH03年以後の本試験知識h07253その他関東大震災関東大震災(1923年)に関して,同潤会が関東大震災後の復興のため設立された同潤会は,震災直後は罹災設立され,当初は応急住宅を建設し,そ者用の仮住宅を建設し,その後は震災復興のための住宅供給にとどの後,耐震耐火の庶民住宅の供給を行っまらず,鉄筋コンクリートの中層住宅や設計の標準化,労働者住宅なた.どの供給を行った.○h07254その他関東大震災関東大震災(1923年)に関して,東京市立震災によって罹災した市立小学校は,すべて東京市の設計によって/3程度が消失したので,復興鉄筋コンクリート造で建設された.このとき,短期間に大量の小学校を小学校として,設計規格に基づき,鉄筋コ設計する必要性から,規格化,標準化(画一化)が促進された.ンクリート造の校舎が建設された.○h15241日本建築史その他沖縄県にある今帰仁城跡や首里城跡等の歴史的な資産は,琉球地方独自の文化遺産として2000年にユネスコの世界遺産に登録されている.沖縄県にある今帰仁城跡や首里城跡等の9物件は,いずれも三山時代から琉球王国時代における文化遺産で,城(ぐすく)が5物件,その関連遺跡が4物件あり,14世紀後半から18世紀末にかけて生み出された琉球地方独自の特徴をもつ遺産として評価され,2000年12月にユネスコの世界遺産に登録されている.○h15242日本建築史その他佐賀県の有田町は,江戸時代以来の町家を保存し,活用するとともに,耐火煉瓦塀の復元や裏通りの整備等のまちづくりを進めている.佐賀県有田町では,1991年国の重要伝統建造物群保存地区に選定○されてから,生活者である町の人々が中心となって町並み保存の整備を行っている.トンバイ塀といわれる,耐火煉瓦を再利用した土塀のある裏通りの整備を進め,トンバイ塀を有田の代表景観とし,排水や舗装を整え,案内板や石の街燈を付け加える裏道整備が行われた.その後,表通りの整備も進行している.h10255その他その他近年の日本では,近代の建造物を近代「アイアンブリッジ(1779年,イギリス,トーマス・プリチャード設計)」は,○化遺産として保存する動きがあるが,イギ産業革命発祥の地であるアイアンブリッジ渓谷に架かっている,世界リスのアイアンブリッジ峡谷博物館(1973年一般公開)は,複数の産業・土木遺産を現地で再生して展示し環境教育の場としている.で初めての鉄の橋であるが,構造的にはそれまでの石造の橋と同じアーチ構造とし,木造で用いられるクサビやほぞ穴のようなディテールを用いてボルトを一本も使わず連結している.現在も多数の遺構が残されていて,この一帯を合わせてアイアンブリッジ峡谷博物館と呼び,環境教育の場としている.また,アイアンブリッジは,1987年,世界遺産にも登録されている.近年の日本においても,近代の建造物を近代化遺産として保存する動きがある.h08252その他その他朝鮮半島の伝統的な住居に用いられるオンドルは,壁体内に燃焼空気を通す暖房方式である.「オンドル」とは,床暖房の一種で,古来から朝鮮において用いられている暖房法で,土間に楝瓦で煙道を造り,その中に燃焼空気を送り,床全体を暖める.×h08253その他その他モンゴル族の獣毛フェルトを用いた移動可能な天幕住居は,モンゴル語でゲル,中国語でパオとよばれる.h08254その他その他ドイツの伝統的な住宅には,木材の軸組の間に石やレンガを填充して壁面を構成するハーフ・ティンバー工法が用いられる.「天幕住居」とは,蒙古族(モンゴル族),キルギス族,ヤクート族など北方遊民の住居で移動可能なものである.カバ,楊柳の枝を骨組として,平面は円形,屋根は円錐状で壁及び屋根を羊毛フェルト,獣皮で覆い.モンゴル語でゲルや中国語でパオと呼ばれる.「ハーフ・ティンバー工法」とは,木造住宅建築の一様式で,柱,梁,斜○材など骨組構造材をそのまま外部に現し,その間の壁体を石材,土壁あるいは楝瓦で充填したものをいう.イギリスで1450~1650年ごろに盛んに行われた方式で,ドイツやフランスにもその例が見られる.○h08255その他その他イタリア南部のアルベロベロのトウルーロとよばれる住宅は,板状の石を積んだ円すい形の屋根をもっている.「アルベロベロのトウルーロ(16世紀初頭,イタリア)」は,ムルギア台地の丘に農村集落として建造された街で,トゥルリと呼ばれる板状の石灰石を円錐形に積んだ屋根の住居群である.○4/4ページ

11.「建築史」の平成15年度本試験図問題問題コード15251歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち,最も不適当なものはどれか.1.「ゴシック建築のフライングバットレス」4.「ギリシャ建築のイオニア式オーダー」2.「ルネサンス建築の二重殻のドーム」3.「初期キリスト教建築の柱廊付バシリカ」5.「ビザンチン建築のペンデンティヴドーム」解説1.「ゴシック建築のフライングバットレス」とは,飛控え,飛梁といい,ゴシックの教会堂建築において,身廊部を覆うヴォールトの側圧を外側のバットレスに伝えるために,側廊の屋根の上に架け渡された石のアーチをいう.2.3.「ルネサンス建築」とは,キリスト教の教会をもとに発展してきた中世に代わり,ギリシャ・ローマ建築の古典復興を概念とした端正で華麗な様式である.これは,「神のための建築」から,「民のための建築」へと移り変わったことを意味する.問題文の図は,ルネサンス建築の代表作である「フィレンツェ大聖堂」である.4世紀末にローマ帝国は東西に分裂し,東ローマ帝国は,後にビサンチン帝国と称した.330年ローマ帝国のコンスタンティヌス帝により,都を移され繁栄し,15世紀まで続いた国である.ビサンチン文化は,313年にキリスト教が国教として公認されてから,キリスト教を中心に形成されていく.「バシリカ」とは,古代ローマ時代に,裁判や商取引などのために用いられた公共建築物をいい,迫害を受けてきたキリスト教徒がこの形式を「バシリカ形式」として,初期キリスト教建築に転用した.長軸式とも呼ばれ,それに対し,「ペンデンティヴドーム」のように中央に向かって求心的な構成とした集中式がある.「バシリカ形式」の中央部を「身廊」,その左右を「側廊」といい,「身廊」は,「側廊」に比べて,広く,天井高が高い.4.図は,ギリシャ建築における「コリント式オーダー」を表している.オーダーには,簡素で力強い印象効果を与える「ドリス式オーダー」,ドリス式より細い「イオニア式オーダー」,イオニア式オーダーの変形であり,アカンサスの葉をモティーフにした柱頭が特徴的な,他のオーダーに比べて装飾的意図が強い「コリント式オーダー」の3種類がある.ドリス式イオニア式コリント式■オーダー各種解答:45.図の「スクィンチ」の場合,正方形,六角形,八角形などの壁体に内接するドームをこの壁体の上にのせる方法である.しかし,この工法ではドームと壁体との接合部分がなめらかにならない.そこで,この考え方を捨て,まず,正方形などの壁体に外接するドームを考え,壁体からはみ出す部分を切り取る.すると,正方形の壁体の四隅を起点とする4本のアーチに支持されたドームができる.4本のアーチとその頂点を通る水平面によって限定される4個の曲面三角形をそれぞれペンデンティヴと呼ぶ.問題文の図は,ペンデンティヴドームの代表作の一つであるハギア・ソフィアである.11.「建築史」の平成15年度本試験図問題P1

11.「建築史」の平成16年度本試験図問題問題コード16251江戸時代における居住施設に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.1.農家は,地方により架構や平面が異なり,東北地方の南部曲り家においては,馬を家の中で飼育できるようになっている.4.公家の社会においては,王朝文化を反映した別荘等が造営され,桂離宮はその代表例である.2.商家は,町家の一つであり,今西家(橿原市今井町)のように,表通りに面し,片側が土間で奥に座敷を設けたものがある.5.武士の住居には,主として,書院造りが用いられ,二条城二の丸御殿の白書院,黒書院等はその代表例である.3.寺院の塔頭等においては,茶室を設ける場合があり,如庵は,京都の建仁寺内に織田有楽斎が建立したとされる.解説1.岩手県の旧南部藩領に南部曲がり家と称する独特の民家形式が生まれた.一般的な長方形平面のいわゆる直家にうまやをL字形に突出させた型を曲がり家をいう.2.3.4.解答:55.今西家は今井町の惣年寄を勤めた家柄であって,片側に土間,片側に6室をおく整った平面をもつ.この町では江戸時代を通じて,家持層の住宅はこのような6室からなる間取りを維持していた.また小屋組は,桁から桁まで梁を水平に渡し,束と貫とをもって整然と造られ,その下に天井高の低い2階が設けられている.その意匠は城郭建築を思わせる重厚なもので,惣年寄の居宅にふさわしい威厳をもつ.如庵はもと建仁寺内に織田有楽斎が再興した正伝院の茶室であって,元和3年(1617)ころの建立と考えられている.2畳半大目の席で,床脇に三角の地板を入れ,中柱を特別な位置に立て,点前畳を中心とする炉脇を広くし,袖壁に花頭口をあけている点など,この茶室のもっとも特徴的なところである.桂離宮は桂川のほとりに八条宮の別荘として造られ,その背景には,江戸初期の貴族を中心とした王朝文化の復興という気運があった.とくに後水尾上皇を中心とする宮廷では,さまざまの文芸,遊芸,演芸がさかんに行われ,貴族社会全体に王朝の風雅な遊びが浸透した.別荘はそのような遊興の場として造られると同時に,別荘の造形自体が王朝文化を反映するものであった.二条城二の丸御殿は池に,面して雁行形に配置され,手前から玄関,遠侍,式台,大広間,黒書院,白書院と並ぶ.このうち中心となる建物は大広間で,ここは将軍上洛の際の公式の見所であった.遠侍は家臣の詰所であり,黒書院はうちわの客に会う対面所,白書院は将軍の居間にあたる.これらはいずれも一の間,二の間,三の間,四の間のほか中間に帳台,納戸をもつ.内部は金碧の障壁画や豪華な飾金具で飾られているが,白書院だけは襖絵も淡白な墨絵とし,金具も少なく,日常の居住にふさわしく造られている.問題文の平面図は,東三条殿(寝殿造)のものであるため誤り.11.「建築史」の平成16年度本試験図問題P1

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12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答20251マネジメント用語CM(コンストラクション・マネジメント)とは,企業・団体等の施設とその環境を経営的視点から総合的に企画・管理・活用する経営管理活動をいう.CM(コンストラクション・マネジメント)方式は,1960年代に米国で始まっ×た「建設生産・管理システム」の一つで,発注者の補助者・代行者であ(コンストラクション・マネージャー)が,技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って,設計の検討や工事発注方式の検討,工程管理,コスト管理などの各種マネジメント業務の全部又は一部を行うもの.我が国では,従来は,一括発注方式が多用されており,施工に関するマネジメント業務は主に元請業者(総合工事業者)が担ってきた.05204マネジメント用語CM(ConstructionManagement)方式とは,発注者の委任を受けたCMr(ConstructionManager)が,設計・発注・CM(コンストラクション・マネジメント)方式は,1960年代に米国で始まっ○た「建設生産・管理システム」の一つで,発注者の補助者・代行者であ(コンストラクション・マネージャー)が,技術的な中立性を保ちつつ発注者施工の各段階において,設計内容や工事の側に立って,設計の検討や工事発注方式の検討,工程管理,コスト発注方式の検討,工程管理,品質管理,コスト管理等の各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものである.管理などの各種マネジメント業務の全部又は一部を行うもの.我が国では,従来は,一括発注方式が多用されており,施工に関するマネジメント業務は主に元請業者(総合工事業者)が担ってきた.(この問題は,施工編26.「その他」にあるコード「20251」「24204」の類似問題です.)06202マネジメント用語プロパティマネジメントは,ビル運営管理業務以外にも,リーシングマネジメント業務,コンストラクションマネジメント業務等を含むことがある.プロパティマネジメントは,ビル運営管理業務以外にも,リーシングマネジメント業務(LM業務:オーナー側の立場で行う入居テナントの確保など),コンストラクションマネジメント業務等を含むことがある.○05202マネジメント用語ファシリティマネジメントとは,企業,団体などが組織活動のために施設とその環境を総合的に企画,管理,活用する経営活動である.20254マネジメント用語FM(ファシリティ・マネジメント)におけるベンチマーキングは,外部組織が実践している優良事例を分析して目標値を設定し,目標を達成するために自組織の活動を測定,評価して変革を進める手法である.30194マネジメント用語建築工事におけるファシリティ・マネジメントは,基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案,工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である.ファシリティ・マネジメント(Facilitymanagement)は,企業や官公庁,営○利・非営利を問わず,業務遂行のために施設とその環境を総合的に企画,管理,活用する経営活動である.ファシリティ・マネジメント(Facilitymanagement)は,企業や官公庁,営○利・非営利を問わず,業務遂行のために施設とその環境を総合的に企画,管理,活用する経営活動である.FMにおけるベンチマーキングは,外部組織が実践している優良事例を分析して目標値を設定し,目標を達成するために自組織の活動を測定,評価して変革を進める手法をいう.ファシリティ・マネジメント(Facilitymanagement)は,企業や官公庁,営×利・非営利を問わず,業務遂行のために施設とその環境を総合的に企画,管理,活用する経営活動である.問題文は「VE(ValueEngineering)」の記述のため誤り.06203マネジメント用語ライフサイクルマネジメントは,建築物の建物のライフサイクルとは,建物の企画から,設計・施工・運用・改修機能や効用の維持あるいは向上を適切な等を経て解体に至るまでの建物の一生涯をいう.LCM(ライフ・サイクコストのもとで,建築物の企画から解体・廃棄処分まで管理実行することである.ル・マネジメント)は,建物の生涯の各段階に着目してトータルでの計画・管理を行うことであり,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.23204マネジメント用語LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)においては,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.建物のライフサイクルとは,建物の企画から,設計・施工・運用・改修等を経て解体に至るまでの建物の一生涯をいう.LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)は,建物の生涯の各段階に着目してトータルでの計画・管理を行うことであり,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.29204マネジメント用語LCMは,建築物の機能や効用の維持・向建物のライフサイクルとは,建物の企画から,設計・施工・運用・改修上を,通常,建築物の企画から解体・廃棄等を経て解体に至るまでの建物の一生涯をいう.LCM(ライフ・サイク処分まで,適切なコストのもとで管理・実行することをいい,LCCの低減を行うことが目的の一つである.ル・マネジメント)は,建物の生涯の各段階に着目してトータルでの計画・管理を行うことであり,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.26201マネジメント用語LCMは,建築物の機能や効用の維持又は向上を図りつつ,建築物をその生涯にわたって管理することであり,LCCを最大化することが大きな目的である.建物のライフサイクルとは,建物の企画から,設計・施工・運用・改修等を経て解体に至るまでの建物の一生涯をいう.LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)は,建物の生涯の各段階に着目してトータルでの計画・管理を行うことであり,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.問題文は「最大化」とあるため誤り.20253マネジメント用語PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは,国や地方公共団体の事業コPFI(PrivateFinanceInitiative)とは,国や地方公共団体の事業において,市場原理の導入によるコスト削減や,より質の高い公共サービスストの削減や,より質の高い公共サービスの提供を目的として,公共施設等の建設,維持管理,運営等においの提供を目的として,公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間のて,民間の資金,経営能力及び技術的能力を活用して行う手法をいう.資金,経営能力及び技術的能力を活用して行う手法をいう.23201マネジメント用語PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)は,民間の資金,経営能力及び技術的能力を活用して,公共施設等の建設,維持管理及び運営を行う手法である.PFI(PrivateFinanceInitiative)とは,国や地方公共団体の事業において,市場原理の導入によるコスト削減や,より質の高い公共サービスの提供を目的として,公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間の資金,経営能力及び技術的能力を活用して行う手法をいう.○○○×○○1/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02202マネジメント用語PFI事業において,VFMとは,重要な概念の一つで,支払いに対して最も価値の高いサービスを供給するという考え方のことである.PFI事業において,VFM(ValueForMoney)とは,重要な概念の一つで,支払いに対して最も価値の高いサービスを供給するという考え方のことである.例えば,ある公共サービスが,PFIにより80%の支出で実施できた場合,20%のVFMを得られたことになり,また同額の支出でも,PFIにより従来よりも良質のサービスが提供できれば,VFMが得られたことになる.○07201マネジメント用語PPP(PublicPrivatePartnership)は,公共サービスの提供に民間が参画する手法を幅広くとらえた概念で,民間資本や民間の創意工夫等を活用し,公共サービスの効率化や質の向上を目指すものである.PPP(PublicPrivatePartnership)は,公共サービスの提供に民間が参画する手法を幅広くとらえた概念で,民間資本や民間の創意工夫等を活用し,公共サービスの効率化や質の向上を目指すものである.尚,PFI(PrivateFinanceInitiative)は,PPPの代表的な手法の一つで,民間資金やノウハウを活用して公共施設の整備や運営を行う特定の事業方式をいう.01204マネジメント用語CRE戦略は,国や地方公共団体の事業コCRE戦略は,企業等が所有する不動産について,「企業価値向上」の×ストの削減や,より質の高い公共サービス観点から,経営戦略的な視点に立って見直しを行い,不動産投資の効の提供を目的として,民間の資金,経営率性を最大限向上させていこうという考え方である.問題文は能力及び技術的能力を活用して公共施設「PFI(PrivateFinanceInitiative)」に関する記述のため誤り.等の設計,建設,維持管理及び運営を行う手法である.04204マネジメント用語PFI事業におけるSPCとは,ある特定の事業を実施することを目的として設立される会社で,PFI事業以外の投資は行わず,PFIの契約期間が終了すれば解散する会社のことである.特定の事業を行うことのみを目的とした会社をSPC(特定事業目的会社:Specialpurposecompany)といい,PFIにおいては,国や地方公共団体(発注者)は,民間事業者が設立したSPCと契約を締結し,SPCが建設・運営・管理を行う.(この問題は,コード「28204」の類似問題です.)24202マネジメント用語建築プロジェクトにおけるSPC(特定事業目的会社)は,複数の建設業者が特定の特定の事業を行うことのみを目的とした会社をSPC(特定事業目的会社:Specialpurposecompany)といい,PFIにおいては,国や地方公共プロジェクトのために組織する共同企業体団体(発注者)は,民間事業者が設立したSPCと契約を締結し,SPCがである.建設・運営・管理を行う.29203マネジメント用語BOTは,公共サービスに関わる建築物を民間が建設して一定期間運営し,期間満了後に行政に移管する仕組みのことである.PFI(公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間の資金,経営能力及び技術を活用して行う手法)には,「BOT(BuildOperateTransfer):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了後に公共施設等の管理者等に施設所有権を移転する事業方式」,「BTO(BuildTransferOperate):民間事業者が施設等を建設し,施設完成直後に公共施設等の管理者等に所有権を移転し,民間事業者が維持・管理及び運営を行う事業方式」,「BOO(BuildOwnOperate):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了時点で民間事業者が施設を解体・撤去する等の事業方式」等がある.(この問題は,コード「26203」の類似問題です.)○○×○02203マネジメント用語公共事業において,BTO方式とは,民間事業者が資金調達を行って施設を建設し,完成直後に公共に所有権を移転し,当該民間事業者に一定期間,維持管理及び運営を委ねる方式である.PFI(公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間の資金,経営能力及び技術を活用して行う手法)には,「BOT(BuildOperateTransfer):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了後に公共施設等の管理者等に施設所有権を移転する事業方式」,「BTO(BuildTransferOperate):民間事業者が施設等を建設し,施設完成直後に公共施設等の管理者等に所有権を移転し,民間事業者が維持・管理及び運営を行う事業方式」,「BOO(BuildOwnOperate):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了時点で民間事業者が施設を解体・撤去する等の事業方式」等がある.○06201マネジメント用語PFI事業におけるBOT方式は,民間事業者が資金調達を行って施設を建設し,完成直後に公共工事の発注者に所有権を移転し,当該民間事業者に一定期間,維持管理及び運営を委ねる方式である.PFI(公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間の資金,経営能力及び技術を活用して行う手法)には,「BOT(BuildOperateTransfer):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了後に公共施設等の管理者等に施設所有権を移転する事業方式」,「BTO(BuildTransferOperate):民間事業者が施設等を建設し,施設完成直後に公共施設等の管理者等に所有権を移転し,民間事業者が維持・管理及び運営を行う事業方式」,「BOO(BuildOwnOperate):民間事業者が施設等を建設し,維持・管理及び運営し,事業終了時点で民間事業者が施設を解体・撤去する等の事業方式」等がある.問題文は「BTO」の記述のため誤り.×21201マネジメント用語「ブリーフィング」は,発注者及び関係者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスである.「ブリーフィング(Briefing米国でプログラミング)」は,発注者及び関係者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスであり,プロジェクトの初期の段階で設計前に実施する行為として,重要な位置付けとなる.23203マネジメント用語完成した設計内容を建築主に説明するこ「ブリーフィング(Briefing米国でプログラミング)」は,発注者及び関係とを,英国ではブリーフィング,米国ではプ者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスであり,プログラミングといい,大規模化・複雑化するプロジェクトにおいて非常に重要であロジェクトの初期の段階で設計前に実施する行為として,重要な位置付けとなる.る.○×2/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30192マネジメント用語建築物の企画段階におけるブリーフィングは,一般に,発注者及び関係者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスであり,その成果物はブリーフと呼ばれている.「ブリーフィング(Briefing米国でプログラミング)」は,発注者及び関係者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスであり,プロジェクトの初期の段階で設計前に実施する行為として,重要な位置付けとなる.○20255マネジメント用語設計競技方式(コンペティション)とは,発注者が提示した設計条件にしたがって応募者から提出された具体的な設計案を審査し,設計者を選定する方式をいう.05203マネジメント用語国土交通省が示す設計者選定方式における設計競技(コンペ)方式とは,技術力や経験,プロジェクトにのぞむ体制などを含めた提案書の提出を求め,最も適した設計者を選ぶ方式である.02204マネジメント用語国土交通省が示す設計者選定方式において,プロポーザル方式とは,提出された具体的な設計案を審査し,最も優れた設計案を選ぶ方式である.22202マネジメント用語性能発注方式は,一般に,設計者が施工候補者に一定の性能基準を提示した上で,技術提案を求めて施工者を選定する発注方式である.設計競技方式(コンペティション)とは,発注者が提示した設計条件にしたがって応募者から提出された具体的な設計案を審査し,設計者を選定する方式をいう.国家プロジェクトのような大規模なものから民間の住宅設計まで様々な方法で行われている.設計競技(コンペ)方式とは,提出された具体的な設計案を審査し,最×も優れた設計案を選ぶ方式である.また,プロポーザル方式とは,主に業務の委託先や建築物の設計者を選定する際に,複数の者に目的物に対する企画を提案してもらい,その中から優れた提案を行った者を選定する方式である.問題文は,「プロポーザル方式」の記述のため誤り.設計競技(コンペ)方式とは,提出された具体的な設計案を審査し,最も優れた設計案を選ぶ方式である.また,プロポーザル方式とは,主に業務の委託先や建築物の設計者を選定する際に,複数の者に目的物に対する企画を提案してもらい,その中から優れた提案を行った者を選定する方式である.問題文は,「設計競技(コンペ)方式」の記述のため誤り.「仕様発注方式」が,発注者側が完成目的物の細部の物的構成や工法を設計図書一式によって具体的に規定して発注する考え方に対し,「性能発注方式」は,完成目的物が持つべき機能と性能を規定した性能仕様書などを条件として発注する考え方であり,生産者側が保有する技術の特徴や技術開発能力を活用しようとする方式である.一般に,設計者が作成した性能仕様書や性能基準を施工候補者に提示した上で,技術提案を求めて施工者を選定する.○×○24201マネジメント用語工事発注における施工分離発注方式は,一般に,建築工事と各種設備工事に分ける等,工事請負契約を工事種別ごとに行う方式である.工事発注における施工分離発注方式は,一般に,建築工事と各種設備工事に分ける等,工事請負契約を工事種別ごとに行う方式であり,費用の透明化,直接各種工事業者とコミュニケーションが得られる等のメリットがあるが,責任の所在を明確にしておく必要がある.○07202マネジメント用語詳細設計付工事発注方式は,構造物の構造形式や主要諸元,構造一般図等を確定したうえで,施工のために必要な仮設等を含む詳細設計を施工と一括して発注する方式である.詳細設計付工事発注方式は,構造物の構造形式や主要諸元,構造一般図等を確定したうえで,施工のために必要な仮設等を含む詳細設計を施工と一括して発注する方式である.<事業プロセスの対象範囲に応じた契約方式について>・分離発注方式(設計監理方式)方式別途実施された設計に基づいて確定した工事の仕様によりその施工のみを発注する方式・設計・施工一括発注方式(デザインビルド)構造物の構造形式や主要諸元も含めた設計を施工と一括して発注する方式・詳細設計付工事発注方式構造物の構造形式や主要諸元、構造一般図等を確定した上で、施工のために必要な仮設をはじめ詳細な設計を施工と一括して発注する方式・ECI方式(設計段階から施工者が関与する方式)設計段階の技術協力実施期間中に施工の数量・仕様を確定した上で工事契約をする方式(施工者は発注者が別途契約する設計業務への技術協力を実施)・維持管理付工事発注方式施工と供用開始後の初期の維持管理業務を一体的に発注する方式04203マネジメント用語コストオン方式とは,一般に,建築主が専門工事業者を選定し工事費を決定したうえで,その工事費に元請の管理経費を加工事発注におけるコストオン方式は,一般に,建築主が専門工事業者を選定し,工事費を決定したうえで,その工事費に元請の管理経費を加えて建築の元請会社に工事発注する(契約上,当該専門工事業者えて建築の元請会社に工事を発注する方は下請けとなる)方式で,「一括発注方式」と「分離発注方式」を折衷し式のことである.たものである.(この問題は,コード「24203」「27204」の類似問題です.)○○3/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07204マネジメント用語オープンブック方式は,工事費用を施工者に支払う過程において,支払金額とその対価の公正さを明らかにするため,施工者が発注者にコストに関する情報を開示し,その内容について発注者又は第三者が監査を行う方式である.「オープン・ブック方式」は,工事費用を施工者に支払う過程において,支払金額とその対価の公正さを明らかにするため,施工者が発注者に全てのコストに関する情報を開示し,発注者又は第三者が監査を行う方式のことをいう.コスト構造,積算根拠などを明確化する契約方式・「CM方式」は,コンストラクションマネージャー(CMR)が,技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って,設計・発注・施工の各段階において,設計や工事発注方式の検討,工程・品質・コスト管理などの各種のマネジメント業務を行うもので,CMRは,発注者と「マネジメント業務契約」を締結し,発注者の補助者・代行者として発注者に対しマネジメント業務を行うサービス(CMサービス)を提供し,発注者からその対価を得る.この場合,施工については,発注者がCMRのアドバイスを踏まえ工事種別ごとに分離発注等を行い,発注者が施工者と別途「工事請負契約」を締結する.・「コスト+フィー方式」は,工事の実費(コスト)を実費精算とし,これにあらかじめ合意された報酬(フィー)を加算して支払う契約.工事費がフィーとコストに大別され,コストは更に,①工事種別ごとの施工業者への発注額,②ゼネラルコンディションコスト(共通仮設費など契約ベースで規定されるもの)に分類されるが発注者が適正価格を把握できるため発注者にとってコスト縮減がより期待しやすくなるといわれている.○01201マネジメント用語公共工事におけるECI方式は,設計段階の技術協力の実施期間中に,施工の数量・仕様を確定したうえで工事契約をする方式であり,施工性等の観点から施工者の提案が行われることにより,施工段階における設計変更の発生リスクの減少等が期待できる.21202マネジメント用語「VE(バリューエンジニアリング)提案」は,基本性能の維持を前提とした工事費の低減提案,施工者独自の施工技術の導入提案等である.公共工事におけるECI方式は,設計段階の技術協力の実施期間中○に,施工の数量・仕様を確定したうえで工事契約をする方式であり,施工性等の観点から施工者の提案が行われることにより,施工段階における設計変更の発生リスクの減少等が期待できる.VE(ValueEngineering)とは,製品やサービスの「価値」を,それが果た○すべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し,システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法.VEは,1947年米国GE社のL.D.マイルズ氏によって開発され,1960年頃わが国に導入された.当初は製造メーカーの資材部門に導入され,そのコスト低減の成果の大きさが注目された.その後,企画,開発,設計,製造,物流,事務,サービスなどへと適用範囲が広がるとともに,あらゆる業種で活用されるようになり,顧客満足の高い,価値ある新製品の開発,既存製品の改善,業務の改善さらに小集団活動にも導入され,企業体質の強化と収益力の増強に役立っている.よって正しい.25204マネジメント用語VE提案は,基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案,工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である.VE(ValueEngineering)とは,製品やサービスの「価値」を,それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し,システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法であり,VE提案は,基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案,工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である.○22203マネジメント用語プロジェクトの内容の確定度が低い設計初期段階では,VE(バリューエンジニアリング)の効果は低い.04201マネジメント用語設計VEとは,ライフサイクルコストを考慮した経済性を追求しつつ,設計段階において施設の機能を検討・分析し,必要な機能を確実に達成することを目指す取り組みのことである.26204マネジメント用語VMは,建設投資の最適化を目的として,コスト縮減に関わる提案を実現するために実施するものである.「VE(バリューエンジニアリング)」は,「設計VE(設計段階)」,「入札時VE(工事入札段階)」,「契約後VE(施工段階)」の3段階に大別される.プロジェクトの内容の確定度が低い設計初期段階では,設計条件が曖昧であったり対象物のコストが詳細に算出できない段階である一方で,原設計の見直しの自由度が高いため,要求仕様に対する機能・品質及び維持管理費も含めたコストとのバランスを考慮した設計の最適化を図ることが容易な段階でもある.原設計案を離れて必要な機能を果たし得るアイデアを発想することが必要であり,設計VEは,それを実現する最適な手法で効果は高いと考えられる.「VE(バリューエンジニアリング)」は,「設計VE(設計段階)」,「入札時VE(工事入札段階)」,「契約後VE(施工段階)」の3段階に大別される.プロジェクトの内容の確定度が低い設計初期段階では,設計条件が曖昧であったり対象物のコストが詳細に算出できない段階である一方で,原設計の見直しの自由度が高いため,要求仕様に対する機能・品質及び維持管理費も含めたコストとのバランスを考慮した設計の最適化を図ることが容易な段階でもある.原設計案を離れて必要な機能を果たし得るアイデアを発想することが必要であり,設計VEは,それを実現する最適な手法で効果は高いと考えられる.VM(バリュー・マネジメント)は,建設投資の最適化を目的として,コスト縮減に関わる提案を実現するために実施するものである.×○○27201マネジメント用語フィージビリティ・スタディは,計画されている内容の実現の可能性について,都市計画等の上位計画との整合性,技術的な課題,採算性等を検討するものである.「フィージビリティスタディ(feasibilitystudy)」とは,「実現(実行)可能○性調査」の意味で,設計に先立つ企画段階において,都市計画等の上位計画との整合性,技術的課題,採算性等,多面的に実現の可能性を検討するものである.(この問題は,コード「22204」の類似問題です.)4/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答30193マネジメント用語建築物の企画段階におけるフィージビリティ・スタディは,企画内容が事業経営上の観点で実行可能かどうかを確かめる検討作業である.「フィージビリティスタディ(feasibilitystudy)」とは,「実現(実行)可能性調査」の意味で,設計に先立つ企画段階において,都市計画等の上位計画との整合性,技術的課題,採算性等,多面的に実現の可能性を検討するものである.○21203マネジメント用語「事業予算」は,プロジェクトの開始時から完了時までに事業者が支払う費用のうち,設計料と建築物本体工事費の概算を合計したものである.22201マネジメント用語プロジェクトのスケジュール管理のためには,クリティカスパスを見極め,重点的に管理することが有効である.21204マネジメント用語企画・設計段階の「マスタースケジュール」は,建設プロジェクトの主要な段階,関連工事,主要な目的,クリティカルパスとなる工程等をプロジェクトの必要に応じて記載したものである.「事業予算」は,プロジェクトの開始時から完了時までに事業者が支払う費用で,設計料と建築物本体工事費の他に,交通費,消耗品費などが含まれる.建築工事監理指針○クリティカルパスとは,最も時間のかかる作業経路のことであり,この経路の通算日数が工期を決定する.フロート計算をすると,トータルパス(T・F)=0になるまったく余裕のない作業経路のことである.したがって,工期内に計画を完成するためには,クリティカルパス上の作業が遅れないように工程管理をすることが最も有効である.よって正しい.(この問題は,「施工」01.施工計画コード「20033」の類似問題です.)企画・設計段階の「マスタースケジュール」は,プロジェクトの開始から○完了までを見通した「基本計画」であり,主要な段階,関連工事,主要な目的,クリティカルパスとなる工程等をプロジェクトの必要に応じて記載したものである.プロジェクトのリスクや要員の技量等を加味し,実行可能なものにする必要がある.×02201マネジメント用語建設工事において,コンカレントエンジニコンカレントエンジニアリングとは,設計から施工までの工程にかかわアリングとは,設計から施工までの工程にる全ての部門の人材が集まり,工程をオーバーラップさせて諸問題をかかわる全ての部門の人材が集まり,工討議しながら作業を進めていく方式である.例えば,設計段階で施工程をオーバーラップさせて諸問題を討議し担当者の知見を反映する事で,施工性や供用後の品質を確保できたながら作業を進めていく方式である.り,設計(施工)段階に管理担当者の知見を反映する事で,維持管理への配慮を行う事ができる.○23202マネジメント用語デューデリジェンスは,不動産の適正な価値やリスクを評価するために行う建築物の物理的状況調査,建築物の法的調査,建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである.30191マネジメント用語不動産分野におけるデュー・デリジェンスは,不動産を取得する場合に,適正な価値やリスクを評価するために行う建築物の物理的状況調査,法的調査,経済的調査等の多角的な調査のことである.27202マネジメント用語デュー・デリジェンスは,建設プロジェクトを進めるに当たって,目的,方法,予算等を検討しながら事業全体の骨格を決めることである.「デューデリジェンス(DueDiligence)」は,不動産の適正な価値やリス○クを評価するために行う建築物の物理的状況調査,建築物の法的調査,建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである.不動産取得の際に,取得する物件の将来の収支を予測し,投資に応じた適正なリターンが見込めるかどうかの判断の指標となる.「デューデリジェンス(DueDiligence)」は,不動産の適正な価値やリス○クを評価するために行う建築物の物理的状況調査,建築物の法的調査,建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである.不動産取得の際に,取得する物件の将来の収支を予測し,投資に応じた適正なリターンが見込めるかどうかの判断の指標となる.「デューデリジェンス(DueDiligence)」は,不動産の適正な価値やリス×クを評価するために行う建築物の物理的状況調査,建築物の法的調査,建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである.不動産取得の際に,取得する物件の将来の収支を予測し,投資に応じた適正なリターンが見込めるかどうかの判断の指標となる.(この問題は,コード「23202」の類似問題です.)29201マネジメント用語不動産分野におけるアセットマネジメントは,不動産の所有者や投資家を代行して,テナント対応や建築物の維持管理,運営までを含めた一連の不動産業務を行うことである.不動産分野におけるアセットマネジメントは,不動産の所有者や投資家の代行として,テナント対応や建築物の維持管理,運営までを含めた一連の不動産業務を行うことである.(この問題は,コード「26202」の類似問題です.)04202マネジメント用語不動産分野におけるアセットマネジメントとは,不動産を取得する際に,適正な投資価値を算出するために,物件の将来の不動産分野におけるアセットマネジメントは,不動産の所有者や投資家の代行として,テナント対応や建築物の維持管理,運営までを含めた一連の不動産業務を行うことである.問題文は「デュー・デリジェン収支の正確な予測を行うことを目的とするス」の記述のため誤り.多角的な調査のことである.○×05201マネジメント用語プロジェクトファイナンスとは,資金調達手法の一つであり,不動産などを担保に資プロジェクトファイナンスとは,資金調達手法の一つであり,不動産など○を担保に資金調達をしてきたのに対し,プロジェクトから得られる事業金調達をしてきたのに対し,プロジェクトか収益に着目し(返済原資とし),大規模な資金が融資される仕組みであら得られる事業収益に着目し,大規模なる.資金が融資される仕組みである.06204マネジメント用語BIMは,3次元の建築モデルに部材の寸法,材料,コスト等の属性情報をもたせたデータベースであり,設計から施工,維持管理までの各工程での情報活用が可能である.BIM(BuildingInformationModeling)とは,コンピューター上で作成した3次元の建物のモデルを核に,設計・施工・維持管理まで活用する仕組みで建築生産や維持管理の効率化を図るものである.1つのデータに意匠,構造,設備の情報が共有されるなど,入力した仕上げや材料,部材の使用状況,コスト,工期といった情報を一括管理することができる.(この問題は,コード「25201」の類似問題です.)○5/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答29202マネジメント用語デザインビルドは,建築物の企画から,設デザインビルド(設計施工一括発注方式)は,施工者のノウハウを反映×計,施工,維持管理までの業務について,した設計や,施工者の固有技術を活用した設計が可能となる一方で,コストや工期,品質情報等の全てのデータを統合した三次元モデルを活用して行う手法である.施工者側に偏った設計になりやすく,設計者や発注者のチェック機能が働きにくくなる側面もある.問題文は「BIM」に関する記述のため誤り.07203マネジメント用語デザインビルド方式は,設計者が設計を行い,施工者が設計者の作成した設計図書をもとに工事を行うことで設計者の責任と施工者の責任を明確化し,それぞれの専門性を発揮させるプロジェクト実施方式である.デザインビルド(設計施工一括発注方式)は,施工者のノウハウを反映した設計や,施工者の固有技術を活用した設計が可能となる一方で,施工者側に偏った設計になりやすく,設計者や発注者のチェック機能が働きにくくなる側面もある.問題文は「設計施工分離発注方式」の記述のため誤り.×03202マネジメント用語デザインレビューとは,設計や施工等の各部門の専門家が,設計段階で性能・機能・信頼性等を価格,納期等を考慮しながら,設計について審査し改善を図ることである.03203マネジメント用語フロントローディングとは,施工段階や維持管理段階における問題点の早期発見や作業全体の効率化を目指し,設計段階で各種の技術検討を行うことである.01203マネジメント用語BCPは,企業が災害や事故で被害を受けても,重要な業務が中断しないこと,中断しても可能な限り短い期間で再開すること等,事業の継続を追求するための計画である.「デザインレビュー」とは,設計や施工等の各部門の専門家が,設計段○階で性能・機能・信頼性等を価格,納期等を考慮しながら,設計について審査し改善を図ることである.いわゆる設計業務における組織内部の設計審査のことであり,担当者以外の人達がチェックすることで与条件やコスト等が設計の中で実現されているかなどの設計検証等を行うことができる.尚,「デザイン・サーベイ(実測)」は,建築物について全体的な実測を行い,実測図に基づいてその空間構成等を分析し,考察する方法をいう.フロントローディングとは,施工段階や維持管理段階における問題点○の早期発見や作業全体の効率化を目指し,設計段階で各種の技術検討を行うことである.「BCP(BusinessContinuityPlan)」とは,企業が災害や事故で被害を受けても,重要な業務が中断しないこと,中断しても可能な限り短い期間で再開すること等,事業の継続を追求する計画である.(この問題は,コード「25203」「28202」の類似問題です.)03204マネジメント用語CRE戦略とは,企業が保有している不動産について,企業価値向上の観点から,経営戦略的視点に立って見直しを行い,不動産投資の効率性を最大限向上させるための考え方である.CRE戦略は,企業等が所有する不動産について,「企業価値向上」の観点から,経営戦略的な視点に立って見直しを行い,不動産投資の効率性を最大限向上させていこうという考え方である.○28203マネジメント用語CSRは,企業が所有する不動産について,経営戦略的な視点に立って見直しを「CSR(CorporateSocialResponsibility)」とは,企業の社会的な在り方として最低限の法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけでな行い,不動産投資の効率性を最大限向上く,市民や地域,社会の顕在的・潜在的な要請に応え,より高次の社させるという考え方である.会貢献や配慮,情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考え方である.問題文は「CRE(CorporateRealEstate)戦略」に関する記述である.コード「25202」の類似問題です.)03201マネジメント用語コンセッション方式とは,料金の徴収を行う公共施設において,施設の所有権と運営権を民間業者へ移行する方式のことである.コンセッション方式とは,高速道路や上下水道等の料金の徴収を行う公共施設において,施設の所有権を公的機関に残し,運営権を民間業者へ移行する方式のことである.問題文は「施設の所有権を民間に移行」とあるため誤り.○××27203マネジメント用語コンソーシアムは,二つ以上の個人,企業,団体,行政機関等で組織され,共通の目標に向かって協働する団体のことである.コンソーシアムは,2つ以上の個人,企業,団体,行政機関等で組織され,共通の目標に向かって協働する団体のことである.○28011マネジメント用語「アカウンタビリティ」は,一般に,業務や「アカウンタビリティ」は,行政機関や企業が保持すべき倫理であり,一○研究活動についての「説明する責任」のこ般に,業務や研究活動について対外的に説明する責任のことをいう.とをいう.05011マネジメント用語建築士は,建築に係る専門家として,非専門家との間の知識や情報等の格差を埋める責任があり,アカウンタビリティ(専門家としての説明責任)の実践が求められる.「アカウンタビリティ」とは,行政機関や企業が保持すべき倫理であり,○一般に,業務や研究活動について対外的に説明する責任のことをいい,建築士の場合も同様に,専門家としての説明責任の実践が求められる.よって正しい.28012マネジメント用語「談合」は,一定の利益を業界全体にもたらすことを目的とするもので,同業種の業者が資本を結合し,共同企業体を設けることも含む.28014マネジメント用語「コンプライアンス」は,一般に,「法令遵守」と訳され,法令・条例等の遵守に加えて企業倫理等の遵守も含む.「談合」は,競争入札の参加者どうしが落札者とその価格を前もって不公正な話合で決めておくことをいい,独占禁止法で禁止されている.「コンプライアンス」は,一般に,「法令遵守」と訳され,法令・条例等の遵守に加えて企業倫理等の遵守も含む.×○6/7ページ

12.「マネジメント」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05014マネジメント用語建築士が専門家として建築関連の法令を「コンプライアンス」は,一般に,「法令遵守」と訳され,法令・条例等の×遵守する基本的な態度をコンプライアンス遵守に加えて企業倫理等の遵守も含まれる.建築士が専門家としてといい,遵守すべき対象は法令に限定されている.建築関連の法令を遵守する基本的な態度(コンプライアンス)として,遵守すべき対象は法令に限定されるものではない.よって誤り.28201マネジメント用語賃貸住宅におけるサブリース事業は,賃貸管理事業者が建物所有者等から建築賃貸住宅におけるサブリース事業は,賃貸管理事業者が建物所有者等から建築物を転貸目的として賃借(一括借上げ)し,自らが転貸人と物を転貸目的として賃借し,自らが転貸人なって入居者に転貸するシステムによって行う賃貸管理事業である.となって入居者に転貸するシステムによって行う賃貸管理事業である.○29011マネジメント用語技術者の倫理的技術者の倫理的義務の一つであり,「公衆の義務の一つであり,「公衆の安全,健康及安全,健康及び福利を最優先に考慮すること」をいう.び福利を最優先に考慮すること」をいう.○28013マネジメント用語「公益通報」には,通報先や状況によって,「内部通報」,「行政機関への通報」及び「外部通報」の三つの種類がある.29012マネジメント用語「リスクマネジメント」は,危機事態が生じた後に速やかに実施するものであり,被害の最小化,被害の拡大防止,二次被害の防止等が目的となる.公益通報とは,労働者が,不正の目的でなく,その労務提供先の法令違反行為について所定の者に対して通報することをいい,通報先や状況によって,「内部通報」,「行政機関への通報」及び「外部通報」の三つの種類がある.「リスクマネジメント」は,危機事態が生じる前に,リスクを組織的に管×理し,損失などの回避,又は低減を図るプロセスをいう.問題文は,「クライシスマネジメント」の記述のため誤り.05013マネジメント用語プロジェクト達成にとってのリスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内でリスクコミュニケーションとは,プロジェクト達成にとってのリスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内での意思疎通をいう.一方,○の意思疎通をリスクコミュニケーションといクライシスコミュニケーションとは,災害や事故などの危機事態が生じい,その実践が特に重要である.た後に,被害を最小限に抑えるために行う迅速かつ適切な情報開示をいう.○29013マネジメント用語「モラルハザード」は,保険の領域から派生した概念で,近年では,一般に,「倫理観の欠如」と訳され,企業等が節度なく利益を追求する状態をいう.「モラルハザード」は,保険の領域から派生した概念で,近年では,一般に,「倫理観の欠如」と訳され,企業等が節度なく利益を追求する状態をいう.○29014マネジメント用語「不遵守行為」は,個人及び組織を含めて意図的に法令や条例等に従わない行為をいう.「不遵守行為」は,個人及び組織を含めて意図的に法令や条例等に従わない行為をいう.○01202マネジメント用語建築物におけるコミッショニングは,一般に,環境・エネルギー性能等の観点から建築物のオーナーやユーザーが求める要求性能を把握して,その要求性能の実現を検証することである.建築物におけるコミッショニングは,一般に,環境・エネルギー性能等の観点から建築物のオーナーやユーザーが求める要求性能を把握して,その要求性能の実現を検証することである.○04142マネジメント用語POE(PostOccupancyEvaluation)は,建築物が建設され,その施設の使用者が入居してある程度の時間が経過した後,その施設を評価する,入居後評価のことである.POE(PostOccupancyEvaluation)は,建築物が建設され,その施設の使用者が入居してある程度の時間が経過した後,その施設を評価する,入居後評価のことである.○7/7ページ

1234No.13見積・積算56789101112131415

13.「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04194見積・積算用語純工事費は,直接工事費と共通仮設費を合わせたものである.建築数量積算基準純工事費は,直接工事費と共通仮設費を合わせたものである.○05193見積・積算用語工事費における工事原価とは,純工事費と現場管理費を合わせたものである.建築数量積算基準工事費における工事原価とは,純工事費と現場管理費を合わせたものである.○05194見積・積算用語工事費における共通費とは,共通仮設建築数量積算基準費,現場管理費及び一般管理費等を合わ工事費における共通費とは,共通仮設費,現場管理費及び一般管理せたものである.費等を合わせたものである.○06191見積・積算用語工事費における工事価格は,純工事費と一般管理費等を合わせたものである.建築数量積算基準工事費における工事価格は,工事原価と一般管理費等を合わせたものである.問題文は「純工事費」とあるため誤り.×06193見積・積算用語工事費における複合単価は,材料,副資材,施工等をまとめた単価のことである.建築数量積算基準工事費における複合単価は,材料,副資材,施工等をまとめた単価のことである.○06192見積・積算用語木取りは,規格長さの製材から1本又は複数の部材を挽き出すことをいう.建築数量積算基準木取りは,規格長さの製材から1本又は複数の部材を挽き出すことをいう.○22191見積・積算仮設建築工事建築数量積算研究会建築数量積算基準における「共通仮設」は,仮設図面等に基づいて積み上げ計算するか,標準的な項目については適切な統計値により算出することができる.建築数量積算基準共通仮設費は,本来項目ごとに積み上げて算出するべきであるが,過去の実績等に基づく直接工事費に対する比率により算出する部分と現場条件及び建物形態・規模等により変動するため積み上げで算出する部分とを加算して,共通仮設費を算出することができる.よって正しい.○07191見積・積算仮設仮設における直接仮設は,工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設をいう.建築数量積算基準仮設における直接仮設は,工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設をいう.問題文は「専用仮設」の記述のため誤り.・共通仮設-現場全体で使用(本体工事には直接,関係無し)仮囲い,現場事務所,仮設トイレ,警備員配置など.・直接仮設-工事種目内で広く共通して使用墨出し,養生,足場,安全ネット等の災害防止設備・専用仮設-工事科目「単独」で使用土工の山留め・排水設備,コンクリート用足場,鉄骨の吊り棚足場等×23191見積・積算仮設受注者の任意で行われることが前提である直接仮設には,それぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積,延べ面積)を数量とする項目がある.建築数量積算基準○直接仮設には,受注者の任意で行われることが前提であることから,それぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積,延べ面積)を数量とする項目と,設計寸法から計測・計算する項目がある.27191見積・積算仮設躯体支保工の数量は,階高が5.0m以上の場合は,高さに応じた足場とし,足場高さにより区分した対象床面積とする.建築数量積算基準鉄筋・型枠足場の数量は,延べ面積とする.なお,階高が5.0m以上の躯体支保工は,高さに応じた足場とし,その数量は足場高さにより区分した対象床面積とする.○07192見積・積算仮設仮設における災害防止は,工事関係者及び第三者の災害防止のために設置する垂直養生,安全ネット,外周・開口部養生手すり等の安全設備をいう.建築数量積算基準○仮設における災害防止は,工事関係者及び第三者の災害防止のために設置する垂直養生,安全ネット,外周・開口部養生手すり等の安全設備をいう.25191見積・積算土砂土砂量は,地山数量とし,掘削による増加,締固めによる減少は考慮しない.建築数量積算基準土砂量は地山数量とし,掘削による増加,締固めによる減少は考慮しない.よって正しい.(この問題は,「施工」25.見積・積算コード「18221」の類似問題です.)○25192見積・積算積算土工山留めを設ける場合,山留め壁と躯体の根切りにおける余幅は,1.0mを標準とする.建築数量積算基準○2)余幅は,作業上のゆとり幅に,土質と根切り深さとに応ずる係数を乗じた法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅をいう.作業上のゆとり幅は,0.5mを標準とする.法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は,適切な統計値によるものとし,指定のない場合の普通土の係数は,①.根切り深さが1.5m未満の場合は0とし,法を設けない.②.根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする.③.根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする.また,山留め壁と躯体を標準とする.1/5ページ

13.「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答21192見積・積算積算土工×根切りの数量を算出する場合,土間,犬走り以外の場所における作業上のゆとり幅は0.1mを標準とする.建築数量積算基準余幅は,作業上のゆとり幅に,土質と根切り深さとに応ずる係数を乗じた法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅をいう.作業上のゆとり幅は,0.5mを標準とする.法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は,適切な統計値によるものとし,指定のない場合の普通土の係数は,①.根切り深さが1.5m未満の場合は0とし,法を設けない.②.根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする.③.根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする.また,山留め壁と躯体間の余幅は1.0mを標準とする.27192見積・積算土工・地業山留壁(地中連続壁)の鉄筋は,所要数量建築数量積算基準とし,設計数量に対し3%増を標準とする.山留め壁(地中連続壁)の鉄筋は所要数量とし設計数量に対し3%割増を標準とする.よって正しい.24193見積・積算鉄骨鉄骨部材の錆止め塗装の数量を算出する場合,原則として,鉄骨部材表面の面建築数量積算基準錆止め塗装の数量は,原則として鉄骨部材表面の面積とする.なお,積とし,ボルト類,部材の切断小口及び部ボルト類,部材の切断小口及び部材の重なる部分の欠除は計測の対材の重なる部分の塗装の欠除については,鉄骨部材表面の面積の3%を減じて象としない.よって誤り.(この問題は,「施工」23.見積・積算コード「18222」の類似問題です.)計算する.○×01191見積・積算コンクリートコンクリートの数量において,窓,出入口建築数量積算基準等の開口部によるコンクリートの欠如は,4)窓,出入口等の開口部によるコンクリートの欠除は,原則として建建具類等の開口部の内法寸法とコンク具類等開口部の内法寸法とコンクリートの厚さとによる体積とする.たリートの厚さとによる体積とし,1箇所当ただし,開口部等の面積が1か所当たり0.5㎡以下の場合は,原則として3以下の場合開口部によるコンクリートの欠除はしない.よって誤り.は,コンクリートの欠除はないものとする.×02192見積・積算型枠窓,出入口等の開口部による型枠の欠除は,原則として建具類等の開口部の内法建築数量積算基準3)窓,出入口等の開口部による型枠の欠除は,原則として建具類等寸法で計算するが,開口部の内法の見付の内法寸法とする.なお,開口部の内法の見付面積が1か所当たり0.5面積が1箇所当たり0.5㎡以下の場合は,㎡以下の場合は,原則として型枠の欠除はしない.また,開口部の見原則として型枠の欠除はないものとする.込部分の型枠は計測の対象としない.よって正しい.(この問題は,コード「21194」「26193」の類似問題です.)○01192見積・積算コンクリート07194見積・積算コンクリート型枠の数量において,コンクリートの上面が傾斜している場合,その勾配が3/10を超えるものについては,その部分の上面型枠又はコンクリートの上面の処理を計測・計算の対象とする.建築数量積算基準斜面の勾配が3/10を超える場合はその部分の上面型枠又はコンクリートの上面の処理を,階段の踏面はその部分の上面型枠を計測・計算の対象とする.コンクリート躯体は,ラーメン構造において,積算上一般に基礎,柱,梁,床板,建築数量積算基準コンクリート躯体は,ラーメン構造において,積算上一般に基礎,柱,○壁,階段,その他の各部分に区分され,そ梁,床板,壁,階段,その他の各部分に区分され,その接続は原則としの接続は原則として「さきの部分」に「あとて「さきの部分」に「あとの部分」が接続するものとして計測・計算する.の部分」が接続するものとして計測・計算する.○25193見積・積算鉄筋連続する梁の全長にわたる主筋の継手については,梁の長さにかかわらず,梁ごとに0.5か所あるものとみなす.建築数量積算基準×2)梁の全長にわたる主筋の継手については,1通則3)の規定にかかわらず,梁の長さが,5.0m未満は0.5か所,5.0m以上10.0m未満は1か所,10.0m以上は2か所あるものとする.径の異なる主筋が連続する場合も継手についてはこの規定を準用する.ただし,単独梁及び片持梁通則3)によるものとし,梁の全長にわたる主筋の径が異なる場合の継手の位置は設計図書による.重ね継手の長さは1通則5)により,径の異なる鉄筋の継手は小径による継手とする.重ね継手又は圧接継手について,本基準で別に定める場合を除き,計測した鉄筋の長さについて,径13mm以下の鉄筋は6.0mごとに,径16mm以上の鉄筋は7.0mごとに継手があるものとして継手か所数を求める.径の異なる鉄筋の重ね継手は小径による継手とする.フック,定着,余長及び重ね継手の長さについて設計図書に記載のないときは,日本建築学会,建築工事標準仕様書JASS5鉄筋コンクリート工事の規定を準用し,小数点以下第3位を四捨五入し,小数点以下第2位とする.よって誤り.22192見積・積算骨材建築工事建築数量積算研究会建築数量建築数量積算基準○積算基準における「鉄筋の所要数量」は,鉄筋についてその所要数量を求めるときは,その設計数量の4%増を標その設計数量の4%割増しを標準とする.準とする.よって正しい.02193見積・積算積算骨材鉄筋の所要数量は,その設計数量の5%割増しを標準とする.建築数量積算基準×鉄筋についてその所要数量を求めるときは,その設計数量の4%増を標準とする.よって誤り.2/5ページ

13.「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答23194見積・積算鉄筋鉄筋の数量を算出する場合,帯筋及びあばら筋の長さについては,それぞれ柱及び梁のコンクリートの断面の設計寸法に建築数量積算基準フープ,スタラップの長さは,それぞれ柱又は梁のコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとする.幅止筋の長さは梁又は壁○よる周長を鉄筋の長さとし,フックはないものコンクリートの設計幅又は厚さとする.のとする.鉄筋の割付本数は,その部分の長さを鉄筋の間隔で除し,小数点以下第1位を切り上げた整数(同一の部分で間隔の異なる場合はその整数の和)に1を加える.04191見積・積算骨材鉄骨材料の所要数量において,アンカーボルトについては設計数量に対する割増しは行わない.23193見積・積算骨材鉄骨材料のうち,アンカーボルト類の所要数量については,設計数量に4%の割増をすることを標準とする.建築数量積算基準鉄骨材料について,所要数量を求めるときは,設計数量に次の割増をすることを標準とする.形鋼,鋼管及び平鋼5%,広幅平鋼及び鋼板(切板)3%,ボルト類4%,アンカーボルト類0%,デッキプレート0%よって,アンカーボルトの所要数量を算出する場合,形鋼と同様,設計数量の割増はない.建築数量積算基準鉄骨材料について,所要数量を求めるときは,設計数量に次の割増をすることを標準とする.形鋼,鋼管及び平鋼5%,広幅平鋼及び鋼板(切板)3%,ボルト類4%,アンカーボルト類0%,デッキプレート0%よって,アンカーボルトの所要数量を算出する場合,形鋼と同様,設計数量の割増はない.○×21193見積・積算骨材デッキプレートの所要数量を算出する場合,設計数量を標準とする.建築数量積算基準鉄骨材料について,所要数量を求めるときは,設計数量に次の割増をすることを標準とする.形鋼,鋼管及び平鋼5%,広幅平鋼及び鋼板(切板)3%,ボルト類4%,アンカーボルト類0%,デッキプレート0%よって,デッキプレートの所要数量を算出する場合,設計数量を標準とする.(この問題は,「施工」23.見積・積算コード「19234」の類似問題です.)○03193見積・積算鉄骨鉄骨の数量において,1か所当たり0.5㎡以下のダクト孔による鋼材の欠除については,原則として,ないものとして計測・計算する.27193見積・積算鉄骨鉄骨の所要数量は,1か所当たり0.5㎡以下のダクト孔による鋼材の欠除については,原則として,ダクト孔がないものとして計測・計算する.建築数量積算基準×6)ボルト類のための孔あけ,開先加工,スカラップ及び柱,梁等の接続部のクリアランス等による鋼材の欠除は,原則としてないものとする.1か所当たり面積0.1㎡以下のダクト孔等による欠除もこれに準ずる.(この問題は,「施工」23.見積・積算コード「20215」「24191」の類似問題です.)建築数量積算基準×ボルト類のための孔あけ,開先加工,スカラップ及び柱,梁等の接続部のクリアランス等による鋼材の欠除は,原則としてないものとする.1か所当たり面積0.1㎡以下のダクト孔等による欠除もこれに準ずる.よって誤り.01193見積・積算鉄骨鉄骨の溶接の数量において,原則として,溶接の種類に区分し,溶接断面形状ごとに長さを求め,すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さとする.建築数量積算基準溶接は原則として種類に区分し,溶接断面形状ごとに長さを求め,すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さを数量とする.(この問題は,コード「24192」の類似問題です.)○24194見積・積算鉄骨ブレースの計測・計算は設計寸法によるが,支点間にわたるブレースの主材は,原則として,ターンバックル等による部材の欠除は計測の対象としない.建築数量積算基準ブレースの計測・計算は設計寸法によるが,支点間にわたるブレースの主材は,原則として,ターンバックル等による部材の欠除は計測の対象としない.よって正しい.○02194見積・積算鉄骨耐火被覆は,耐火被覆材の材種,材質,形状,寸法,工法,耐火時間及び部位(柱,梁)ごとに区分して計測・計算する.建築数量積算基準耐火被覆は,耐火被覆材の材種,材質,形状,寸法,工法,耐火時間及び部位(柱,梁)ごとに区分して計測・計算する.よって正しい.○07193見積・積算木躯体木躯体(軸組構法)は,積算上一般に軸組,床組,小屋組,壁,階段及びその他の各部分に区分され,接合金物・接合具及び防腐・防蟻処理等を含むものとする.建築数量積算基準木躯体(軸組構法)は,積算上一般に軸組,床組,小屋組,壁,階段及びその他の各部分に区分され,接合金物・接合具及び防腐・防蟻処理等を含むものとする.○03192見積・積算仕上主仕上の数量において,衛生器具,電気器具,換気孔,配管,配線等の器具の類による各部分の仕上の欠除が1か所当たり0.5㎡以下の欠除については,原則として,ないものとして計測・計算する.建築数量積算基準○衛生器具,電気器具,換気孔,配管,配線等の器具の類による各部分の仕上の欠除が1か所当たり0.5㎡以下のときは,その欠除は原則としてないものとする.(この問題は,コード「23192」の類似問題です.)06194見積・積算仕上仕上の計測・計算において,木製間仕切下地を材料と施工手間に分離する場合の材料価格に対応する数量は,所要数量とする.建築数量積算基準仕上の計測・計算において,木製間仕切下地を材料と施工手間に分離する場合の材料価格に対応する数量は,所要数量とする.○3/5ページ

13.「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26194見積・積算石石材による主仕上げの計測・計算において,1か所当たりの面積が0.5㎡以下の開口部による石材の欠除については,原則として,ないものとする.建築数量積算基準石材による主仕上の計測・計算に当っては,その主仕上の表面の寸法を設計寸法とする面積から,建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とする.ただし,開口部の面積が1か所あたり0.1㎡以下のときは,その主仕上の欠除は,原則としてないものとする.よって誤り.(この問題は,施工23.見積積算コード「19235」の類似問題です.)×04192見積・積算石石材の主仕上げの所要数量において,1か所当たりの面積が0.1㎡以下の開口部による石材の欠除については,原則として,ないものとして計測・計算する.03191見積・積算用語「計画数量」は,設計図書に基づいた施工計画により求めた数量をいい,仮設や土工等の数量がこれに該当する.建築数量積算基準○石材による主仕上の計測・計算に当っては,その主仕上の表面の寸法を設計寸法とする面積から,建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とする.ただし,開口部の面積が1か所あたり0.1㎡以下のときは,その主仕上の欠除は,原則としてないものとする.建築数量積算基準・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.(この問題は,施工23.見積積算コード「20211」「26191」の類似問題です.)○26192見積・積算用語「所要数量」は,「定尺寸法による切り無駄」や「施工上やむを得ない損耗」を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.建築数量積算基準・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.よって正しい.(この問題は,施工23.見積積算コード「19231」の類似問題です.)05191見積・積算用語所要数量とは,仮設,土工事等における,建築数量積算基準設計図書に基づいた施工計画による数量設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求のことである.めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.問題文の「仮設,土工事等」は,「計画数量」に該当するため誤り.05192見積・積算用語設計数量とは,設計図書に記載されている個数及び設計寸法から求めた長さ,面積,体積等の数量のことである.建築数量積算基準・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.○×○01194見積・積算ガラス全面がガラスである建具類のガラスの数建築数量積算基準量において,かまち,方立,桟等の見付幅全面がガラスである建具類のガラスの数量は,材質,規格等ごとに,が0.1mを超えるものがあるときは,その面積を差し引いた面積とする.原則として建具類の内法寸法による面積を数量とする.ただし,かまち,方立,桟等の見付幅が0.1mを超えるものがあるときは,その面積を差し引いた面積とする.(この問題は,コード「27194」の類似問題です.)25194見積・積算防水シート防水におけるシートの重ね代は,計測の対象としない.04193見積・積算防水防水層等の所要数量において,シート防水のシートの重ね代は,計測数量に5%の割増しをすることを標準とする.建築数量積算基準シート防水等の重ね代は計測の対象としない.よって正しい.建築数量積算基準シート防水等の重ね代は計測の対象としない.よって誤り.○○×02191見積・積算芝類屋外施設において,芝類の数量は種類及建築数量積算基準び工法ごとに面積を計測・計算するが,芝芝類の数量は,種類及び工法ごとに,面積を計測・計算する.なお,排類の範囲にある排水桝等の面積が1箇所当たり0.5㎡以下のときは,その欠除は,水桝等の面積が1か所当たり0.5㎡以下のときは,その欠除は原則としてないものとする.よって正しい.原則としてないものとする.○4/5ページ

13.「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答03194見積・積算改修仕上改修において,設計図書に改修に必要な余幅の図示がないときは,適切な余幅を加えて計測・計算することができる.建築数量積算基準改修に必要な余幅の図示が無いときは,適切な余幅を加えて計測・計算することができる(新設壁の設置や既存壁の撤去に伴う取合い部に必要な余幅は図示による).○22193見積・積算改修建築工事建築数量積算研究会建築数量積算基準における「仕上改修の計測・計算」において,改修に必要な余幅の図示がある場合に限り,適切な余幅を加えて計測・計算することができる.建築数量積算基準改修に必要な余幅の図示が無いときは,適切な余幅を加えて計測・計算することができる(新設壁の設置や既存壁の撤去に伴う取合い部に必要な余幅は図示による).よって誤り.×22194見積・積算改修建築工事建築数量積算研究会建築数量積算基準における「建築物の改修の撤去に伴う発生材の計測・計算」については,設計図書に数量が明示されていないとき建築数量積算基準建物改修の撤去に伴う発生材は,関係法令に基づき品目ごとに分別し,建築数量積算基準の各章で定めた撤去数量とする.その数量は,設計寸法による面積とその厚みによる体積又は質量とする.よって正は,関係法令に基づき品目ごとに分別し,しい.建築数量積算基準の各章で定めた撤去数量とする.○5/5ページ

13.「見積・積算」の平成28年度本試験図問題問題コード28191図のような鉄筋コンクリート構造の梁において,スタラップの割付本数が設計図書に記載されていない場合,建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして,スタラップの割付本数はいくつか,ただし,図に記載されていない鉄筋は適切に配筋されているものとする.柱□-D13-@150800梁9005600900解説鉄筋の割付本数は,その部分の長さを鉄筋の間隔で除し,小数点以下第1位を切り上げた整数(同一の部分で間隔の異なる場合はその整数の和)に1を加える.5,600/150≒37.338+1=39本解答:39本13.「見積・積算」の平成28年度本試験図問題P1

13.「見積・積算」の平成29年度本試験図問題問題コード29191図のような根切りについて,建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準(平成23年版)」に照らして,「法付け工法における作業場のゆとり幅」と「山留め工法における余幅」との組み合わせとして,正しいものは,次のうちどれか.なお,図は略図とする.G.L.▽G.L.▽根切り深さ=2m基礎根切り深さ=2m基礎矢板作業上のゆとり幅余幅(法付け工法の場合)(山留め工法の場合)作業上のゆとり幅(法付け工法の場合)1.0.1m2.0.3m3.0.5m4.1.0m余幅(山留め工法の場合)0.5m0.5m1.0m1.0m解説「建築数量積算基準」第3編,第1章,第2節,2.土の処理計測・計算ー(2)根切り2)余幅は,作業上のゆとり幅に,土質と根切り深さとに応ずる係数を乗じた法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅をいう.作業上のゆとり幅は,0.5mを標準とする.G.L.▽根切り深さ法幅基礎法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は,適切な統計値によるものとし,指定のない場合の普通土の係数は,①.根切り深さが1.5m未満の場合は0とし,法を設けない.②.根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする.③.根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする.また,山留め壁と躯体間の余幅は1.0mを標準とする.余幅(法付け工法の場合)作業上のゆとり幅解答:313.「見積・積算」の平成29年度本試験図問題P1

13.「見積・積算」の平成30年度本試験図問題問題コード30201図のような鉄筋コンクリート構造の柱において,建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして,積算上の1本の帯筋の長さとして,正しいものは,次のうちどれか.なお,帯筋はスパイラルフープではないものとする.60050050柱筋:D22帯筋:D10505050050600鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さ:50mm1.2,000mm2.2,120mm3.2,200mm4.2,400mm解説「建築数量積算基準」第4編,第3章,第2節,2.各部分の計測・計算ー(2)柱3)フープは各階ごとに1通則2)及び6)による.「建築数量積算基準」第4編,第3章,第2節1.通則2)フープ,スタラップの長さは,それぞれ柱又は梁のコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとする.幅止筋の長さは梁又は壁のコンクリートの設計幅又は厚さとする.帯筋(フープ)の長さは「柱のコンクリートの断面の設計寸法による周長」と,あるため,600mm×4=2,400mm解答:4.13.「見積・積算」の平成30年度本試験図問題P1

G13.見積・積算(解説集)1.積算の概要・総則1-1.積算とはそれにかかる費用を算出する作業を指します.1-2.積算の種類建築物を企画・設計・施工していく各過程の中で,それぞれの目的及び内容により、概算積算と明細積算とに分けられます.・概算積算は,建築物の企画や計画の段階で,大まかな工事費を予測することを目的としており,簡便性と迅速性が重要です.手法としては「単位面積当たり」あるいはいずれも過去に建築された類似の建築物の工事実績を分析して,信頼性の高い資料を元に予測されます.・「単位面積当たり」は,延べ面積に対して単位面積当たりの費用(実績単価)を乗じて算出します.・「単位設備当たり」は,建築物の使用目的・機能などを代表する単位で工事費を算出します.例えば,病院では,ベッド数(床)にベッド1床当たりの実績単価を乗じて算出します.・明細積算は,建築物の設計段階や工事の実施段階などで,詳細な工事費を予測することを目的としています.手法としては,設計図書に基づいて,建築物を構成する各部分の数量を工事区分ごとに細かく拾い出して,これに単価を乗じて各工事費を算出し,それらを合計して全体の工事費を求めます.・建築士試験の学科試験では,明細積算からの出題ですので,この解説集では,「建築数量積算基準」に基づき,明細積算に関する説明を行っていきます.1-3.工事費の構成下図のように構成されます.工事費の構成工事費は,工事価格に消費税など相当額を加えてできあがります.工事価格は,直接工事費を基本として,順次積み重ねられて作られます.まず,直接工事費に共通仮設費,現場管理費(現場経費),一般管理費などを共通費として算出することもあります.05193工事原価06191工事価格04194純工事費05194共通費G13.見積・積算-1

(a)工事原価直接工事費,共通仮設費,現場管理費(現場経費)から構成されます.1)直接工事費工事目的物を造るために直接必要とする費用で,直接仮設に要する費用を含みます.このために工事内容に従って種目,科目,細目などに細分化して原価が見積もられます.2)共通仮設費建築,電気,機械など複数の工事種目に対して共通の仮設に必要となる費用のことを指します.3)現場管理費(現場経費)工事施工に当たり,工事現場を管理運営するために必要な費用で,共通仮設費以外の費用を指します.4)一般管理費等工事施工に当たる受注者の継続運営に必要な費用で,一般管理費と付加利益からなります.5)複合単価材料費や労務費など,2種類以上の費用を合わせたものの単価を指します.06193G13.見積・積算-2

1-4.積算方式直接工事費を求める科目の扱い方により,2種類に分けられます.(a)工種別積算方式コンクリート工事や鉄筋工事といった工種ごとに工事数量を把握して直接工事費を積算する方式を指します.一般に,鋼種別内訳と言われます.(b)部分別積算法規構造物を柱や梁,壁といった部位ごとに分類して,この単位で数量を算出しコストを明らかにしようとする方式を指します.したがって,部分を捉える単価をできるだけその部分の下地から仕上げまでを含めて合成された価格で表示するという特徴がみられます.G13.見積・積算-3

1-5.数量の計算(a)計算の流れ積算作業は,数量を拾い出し,数量書を作成する「数量拾い」の部門と,拾い出した数量に単価を乗じて金額を出す「値入れ」の部門とに分けられます.(b)数量の種類1)設計数量設計図書に記載されている個数及び設計寸法から求めた長さ,面積,体積等の数量を指します.なお,材料のロス等については単価の中で考慮します.定尺ものの材料の切り無駄等は含まない数量です.例)コンクリート2)計画数量設計図書に基づいた施工計画により求めた数量をいい,仮設,土工等の数量を指します.つまり,施工計画によって変化する数量です.例)オープンカット工法を採用すると,山留め壁は設けないが,根切り土量は多くなります.一方,山留め壁を設けると,根切り土量は少なくなりますが,山留め壁の費用がかかります.どちらを選ぶかは施工計画により異なります.051922619103191S202113)所要数量定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量を指します.なお,所要数量であることを明示する必要があります.例)鉄筋,鉄骨,木材等の数量0519126192S19231ここで,所要数量を求めるときは,設計数量に次の割増しを行います.鉄筋2219202193地中連続壁27192アンカーボルト2319304191S19234デッキプレート21193G13.見積・積算-4

(c)設計寸法設計図書に記載された寸法,記載された寸法から計算によって得られる寸法及び計測器具により読み取ることのできる寸法を指します.(d)単位と端数処理及び有効数値1)長さ,面積,体積及び質量の単位は,それぞれm,m2,m3します.及びtと2)端数処理は,四捨五入とします.3)計測寸法の単位はmとし,小数点以下第2位とします.計測・計算過程においても,小数点以下第2位とすることができます.また,計算結果における長さ,面積,体積及び質量についても,小数点以下第2位とすることができます.なお,設計図書から得られる電子データの小数点以下第2位以下の数値については,その数値を活用することができます.4)工事費内訳書の細目数量は,小数点第2位を四捨五入し,小数点以下第1位とします.ただし,100以上の場合は小数点以下を四捨五入して整数とします.G13.見積・積算-5

2.仮設の部共通仮設,直接仮設及び専用仮設に区分して定めます.・仮設とは,「建築物を完成するために必要な一時的な仮の施設,設備で建築物が完成するまでにすべて撤去されるもの」を指します.・「共通仮設」とは,複数の工事種目に共通して使用する仮設を指します.・「直接仮設」とは,工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設を指します.・「専用仮設」とは,工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設を指します.071912-1.共通仮設の計測,計算の通則仮設図面等に基づいて積み上げ計算するか,標準的な項目については適切な統計値により算出することができます.なお,積み上げ計算する項目については,計画数量とします.22191(a)仮囲いの数量は,種別,高さ等により区分し,仮囲いの外周面の長さを計測,計算します.設置範囲が設計図書に記載されていない場合は,敷地境界線上の長さを数量とします.また,出入口のゲート類の数量は,種別,寸法等により区分し,箇所を数量とします.(b)工事用道路等の数量は,種別,厚さ等により区分し,長さ又は面積を計測,計算します.【用語】作用現場周辺を保安等の理由から区画するもので,建築等の工事及び除去のための工事を行う場合においては,工事期間中工事現場の周辺に設けるものを指します.「工事用道路等」とは,構内の軟弱地盤,重機の走行,長期間の工事等により必要に応じて構内に設置する工事用の道路等を指します.G13.見積・積算-6

2-2.直接仮設の計測,計算の通則受注者の任意で行われることが前提であることから,それぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積,延べ面積)を数量とする項目と,設計寸法から計測,計算する項目があります.・計測,計算する項目についても,一般的に任意で作成された仮設図面に基づいて計測,計算を行い,その数量は計画数量とします.23191(a)遣方の数量は,建築面積とします.なお,建築面積(建築基準法面積)の対象となっていない設置部分の面積は別に計測,計算します.(b)墨出し,養生,整理清掃後片付けの数量は,延べ面積とします.なお,延べ面積に対象となっていない付帯部分は,区分して計測,計算します.(c)外部本足場の数量は,足場の中心の水平長さと建築物等の上部までの高さによる面積とします.なお,足場の中心は,作業幅を考慮し,建築物等の外壁面から1.0mの位置を標準とします.また,最上部には安全手すりを設けるものとし,その数量は足場の水平長さとします.(d)地足場は根切り深さにより基礎工事のための設置されるもので,その数量は建築面積とします.ただし,地下面積が建築面積を超える場合は,超える面積を加算します.(e)鉄筋・型枠足場(内部躯体足場)の数量は,延べ面積とします.なお,階高が4.0mを超え5.0m未満の鉄筋・型枠足場及び階高が5.0m以上の躯体支保工は高さに応じた足場とし,その数量は足場高さにより区分した対象床面積とします.27191(f)内部仕上足場の数量は,延べ面積とします.なお,階高が4.0mを超える足場は,高さに応じた足場とし,その数量は足場高さにより区分した対象床面積とします.また,階段室,EVシャフト等の足場も区分します.G13.見積・積算-7

【用語】やりかた)」とは,配置図により建物の通り芯,高さ等の基準を示すものを指します.「墨出し」とは,躯体,仕上,設備各工事を施工するために,床,柱及び壁に通り芯並びに高さの基準を示すことで,躯体断面,仕上取付,設備機器等の据付の基準となる親墨までを指します.「養生」とは,躯体,仕上げ等の施工済みの各種工事が次工程又は竣工までの破損,汚れ等を防ぐための養生を指し,通路等共通スペースの養生も含みます.「整理清掃後片付け」とは,屋内及び屋上の片づけ清掃を指します.「足場」とは,工事施工に伴い内外の高所作業(2.0m以上)の作業床,通路として工事関係者の安全確保のために設置する仮設の構築物等を指します.通常,「外部足場」「内部躯体足場」「内部仕上足場」等に区分されます.また,外部足場は足場の種類(枠組幅等)により区分します.「鉄筋・型枠足場」は,鉄筋及び型枠の取付け並びに型枠の解体用の足場を指し,「躯体支保工」は,型枠の支保工の専用仮設を指します.「災害防止」とは,工事関係者及び第三者の災害防止のために設置する垂直養生,安全ネット,外周・開口部養生手すり等の安全設備を指します.共通仮設の安全施設,鉄骨工事の専用仮設等は区分します.07192G13.見積・積算-8

3.土工・事業の部3-1.土工の計測,計算の通則1)根切り,埋戻し,山留め,排水等の計測,計算は,原則として計画数量とします.2)土工の計測,計算は,原則として根切り基準線(設計地盤)から行います.3)土砂量は地山数量とし,掘削による増加,締固めによる減少は考慮しません.3-2.土の処理の計測,計算整地,根切り,埋戻し,盛土,建設発生土(不用土)処理等に区分して定めます.25191S18221(a)根切り1)根切りとは,基礎,地下構築物等を施工するための土の掘削をいい,その数量は計算上根切り側面を垂直とみなし,その根切り面積と根切り深さとによる体積とします.2)根切り面積とは,原則として基礎又は地下構築物等の底面の設計寸法による各辺の左右に余幅を加えて計測,計算した面積を指します.3)根切り深さとは,根切り基準線から基礎,地下構築物等の底面までの深さに,捨てコンクリート及び砂利地業等の厚さを加えたものを指します.4)余幅は,作業上のゆとり幅に,法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅を指します.5)作業上のゆとり幅は,0.5mを標準とします.ただし,土間,犬走り等の作業上のゆとり幅は,0.1mを標準とします.21192G13.見積・積算-9

6)山留め壁と躯体間の余幅は1.0mを標準とします.2519229191S192327)杭の余長等により根切り量の減少はないものとします.(根切り土量の算出において,杭の余長部分の土量は差し引きません。)(b)砂利地業等1)砂利地業等とは,根切り底における基礎下等の砂利地業,砕石地業及び捨てコンクリートをいい,その数量は,設計図書により面積とその厚さとの積による体積とします.なお,設計図書に記載のない場合は躯体側面より0.1mの出幅を加えた寸法とします.2)杭径が600mm未満の杭部分の砂利地業及び捨てコンクリートの欠除はないものとします.G13.見積・積算-10

4.躯体の部4-1.コンクリートコンクリートと型枠に区分し,計測、計算します.・各部分の計測,計算は,「さきの部分」に「あとの部分」が接続するものとして計測、計算します.・積算上の重複,脱漏を避けるため,独立基礎・布基礎→基礎柱→基礎梁→(底盤)→柱→大梁・小梁→床板→壁→階段→その他(庇,パラペット等)の順に計測,計算します.・柱と梁の場合は,柱に梁が接続するものとし,大梁と小梁の場合は,大梁に小梁が接続するものとして計測,計算します.07194(a)コンクリート1)鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除はないものとします.2)鉄骨によるコンクリートの欠除は,(d)鉄骨に定めるところにより計測,計算した鉄骨の設計数量について7.85tを1.0m3として換算した体積とします.S202123)窓,出入口等の開口部によるコンクリートの欠除は,原則として建具類等の開口部の内法寸法とコンクリートの厚さによる体積とします.ただし,開口部の内法の見付面積が1か所当たり0.5m2以下の場合は,原則として開口部によるコンクリートの欠除はないものとします.011914)「鉄筋コンクリート造の床板のコンクリート数量」は,「梁等に接続する内法面積」×「板厚」で求められる体積とし,柱との取り合い部分の欠除はしません.5)開口部のない鉄筋コンクリート造の壁のコンクリートの数量は,「設計寸法による壁厚」と「柱,梁,床板等に接する内法面積」による体積とし,梁,床板のハンチ等の取り合い部分の欠除はないものとします.S18223G13.見積・積算-11

(b)型枠1)型枠の数量は,コンクリートの各部分ごとに,原則としてその側面及び底面の面積を計測,計算し,接続部の面積を差し引いた面積とします.2)梁と床板,基礎梁等と底盤の接続部を除き,コンクリートの計測,計算に定めによる「さきの部分」の接続部の型枠について,接続部の面積が1.0m2以下の箇所の型枠の欠除はないものとします.3)窓,出入口等の開口部により型枠の欠除は,原則として建具類等の内法寸法とします.なお,開口部の内訳の見付面積が1か所当たり0.5m2以下の場合は,原則として型枠の欠除はないものとします.また,開口部の見込部分の型枠は計測の対象とはしません.2119426193021924)斜面の勾配が3/10を超える場合は,その部分の上面型枠又はコンクリートの上面の処理を計測,計算の対象とします.01192G13.見積・積算-12

5)階段の踏面及び階の中間にある壁付きの梁の上面は,その部分の上面型枠を計測,計算の対象とします.S202136)階段の型枠の数量は,「①コンクリートの底面」,「②他の部分に接続しない側面」,「③踏面」及び「④蹴上げ」の面積とします。手すり壁は壁に準じます。G13.見積・積算-13

(c)鉄筋・各部分のコンクリート中の鉄筋とその定着等に必要な長さを加えたものをその部分の鉄筋とします.・各部分の計測,計算は,積算上の重複,脱漏を避けるために,その接続は原則として「さきの部分」に「あとの部分」が接続するものとして計測,計算します.1)基礎,柱,梁,床板等の先端で止まる鉄筋(基礎のベース筋,最上階の柱,片持ち梁,片持ち床等)は,(コンクリートのかぶり厚さ等は考慮しないで)コンクリートの設計寸法をその部分の鉄筋の長さとします.径16mm以上の鉄筋で,設計図書等で指定された場合には,フックの長さを加えるものとします.斜筋(斜めに配置された鉄筋)の長さもコンクリートの設計寸法をそのままその鉄筋の長さとします.ただし,径13mm以下の鉄筋についてはフックはないものとします.S182252)フープ,スタラップの長さは,それぞれ柱,基礎梁,梁のコンクリートの断面の設計寸法による周長の長さとし,フックはないものとします.23194302013)幅止筋の長さは,基礎梁,梁等のコンクリートの設計幅とし,フックはないものとします.4)重ね継手又はガス圧接継手については,この基準で別に定める場合を除き,計測,計算した鉄筋の長さについて,径13mm以下の鉄筋は6.0mごとに,径16mm以上の鉄筋は7.0mごとに継手があるものとして継手個所数を求めます.径の異なる重ね接手は小径による継手とします.S202145)ガス圧接継手の加工のための鉄筋の長さの変化はないものとします.6)窓,出入口等の開口部による鉄筋の欠除は,原則として建具類等開口部の内部寸法によります.ただし,1か所当たり0.5m2以下の開口部による鉄筋の欠除は原則としてないものとします.なお,開口補強筋は設計図書により計測,計算します.7)柱の主筋の長さは,柱の長さに定着長さ及び余長を加えたものとします.G13.見積・積算-14

8)柱の主筋の継手は,4)の規定によります.ただし,基礎柱については,基礎柱部分の主筋の長さが3.0m以上の場合は1か所,その他の階の各階柱の全長にわたる主筋については各階ごとに1か所の継手があるものとします.また,階高が7.0m以上の場合の主筋の継手については,主筋の長さ7.0mごとに1か所の継手を加えます.S192339)梁(基礎梁を含みます)の全長にわたる主筋の長さは,梁の長さにその定着長さを加えたものとします.10)連続する梁(基礎梁を含みます)の全長にわたる主筋の継手については,梁の長さが5.0m未満は0.5か所,5.0m以上10.0m未満は1か所,10.0m以上は2か所あるものとします.25193G13.見積・積算-15

11)床板の全長にわたる主筋の長さは,床板の長さにその定着の長さを加えたものとします.12)連続する床板の全長にわたる主筋の継手については,床板の長さ4.5m未満は0.5か所,4.5m以上9.0m未満は1か所,9.0m以上13.5m未満は1.5か所あるものとします.13)単独床板及び片持床板の主筋の継手については,床板の長さではなく,スラブ主筋の長さにより6.0mごとに1か所(径16mm以上の場合は7.0mごとに1か所)の継手があるものとします.14)鉄筋の割付本数は,その部分の鉄筋の長さを鉄筋の間隔で除し,小数点以下1位を切り上げた整数(同一の部分で間隔の異なる場合はその整数の和)に1を加えたものとします.28191G13.見積・積算-16

15)階段の鉄筋の長さは,コンクリートの踏面及び蹴上げの長さに継手及び定着長さを加えたものとします.また,踊場等の床板,階段梁については,それぞれ床板及び梁の鉄筋に準じるものとします.G13.見積・積算-17

(d)鉄骨本体鉄骨及び付帯鉄骨(付属物及び仮設金物を含みます.)に区分します.また,ボルト類及び溶接を含むものとします.・本体鉄骨は,柱,梁及びブレースに区分します.また,付帯鉄骨は,階段,デッキプレート及びその他付帯鉄骨(付属物及び仮設金物を含みます.)に区分します.1)鋼材(形鋼,平鋼,鋼板等)の数量は,各部分について規格,形状,寸法等ごとに計測,計算した長さ又は面積をそれぞれ設計長さ又は面積とし,その設計長さ又は面積にJISで定める単位質量を乗じた質量とします.2)ボルト類等は,原則としてその規格,形状および寸法ごとに個数又は質量に換算したものを設計数量とします.なお,高力ボルトの長さは,接合する板厚による締付け長さに「締付け長さに加える長さ」(S)mmを加えた首下寸法とします.3)溶接は,原則として種類(工場溶接,現場溶接)に区分して,溶接断面形状ごとに長さを求め,すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さを数量とします.設計図書に記載された溶接断面形状ごとに断面積を求め,その断面積にすみ肉溶接脚長6mmの断面積21.78mm2(余盛りを含みます)で除した数値(6mmすみ肉溶接換算率K)を乗じます.つまり,「溶接断面形状ごとの溶接の長さ」×「6mmすみ肉溶接換算率K(溶接断面形状ごとの断面積/21.78mm2)」で,すみ肉溶接脚長6mmに換算した溶接の延べ長さを計算します.2419201193【すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さの計算例】・長さが1mの,断面積が217.8mm2の完全溶け込み溶接は,1.0m×217.8/21.78=10.0mより,すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さとしては長さ10mの溶接数量と計算します.G13.見積・積算-18

4)鋼板は,原則として設計寸法による面積を計測,計算します.ただし,複雑な形状のものは,その面積に近似する長方形として計測,計算することができます.5)ボルト類のための孔あけ,開先加工及びスカラップ並びに柱,梁等の接続部のクリアランスによる鋼材の欠除は,原則としてないものとします.1か所当たり面積0.1m2(直径約36cmの円)以下のダクト孔などによる欠除もこれに準じます.6)ダクト孔補強について設計図書に記載された補強材は計測,計算します.241912719303193S202157)ブレースの計測,計算は設計寸法によります.ただし,支点間にわたるブレースの主材は,原則としてターンバックル等による部材の欠除は計測の対象とはしません.241948)鉄骨の錆止め塗装の数量は,原則として鉄骨部材表面の面積とします.なお,ボルト類,部材の切断小口及び部材の重なる部分の欠除は計測の対象とはしません.24193S182229)耐火被覆は耐火被覆材の材種,材質,形状,寸法,工法,耐火時間及び部位(柱,梁)ごとに区分して計測,計算します.0219410)耐火被覆の数量は,原則として,設計図書により耐火被覆材の厚さの中心の寸法により計測,計算した面積とします.G13.見積・積算-19

(e)木躯体(軸組構法)・木躯体(軸組構法)は,積算上一般に軸組,床組,小屋組,壁,階段及びその他の各部分に区分します.また,接合金物・接合具,防腐・防蟻処理等を含むものとします.07193(a)共通1)木躯体(軸組構法)の区分に属する各部材は,階ごとに区分します.なお,垂直材は,部材の下端が取り付く階に含めます.2)木取りとは,規格の長さの製材から1本又は複数の部材を挽き出すことをいいます.061923)軸組とは,土台,火打土台,柱,梁,方杖,筋かいのほか,軸組を構成する部材をさします.4)床組とは,床を支える部分をいい,大引,床束,根がらみ貫,根太掛け,根太,床構造用面材のほか,床組を構成する部材をさします.5)小屋組とは,屋根を支える骨組をいい,小屋梁(平陸梁),小屋束,登り梁(合掌),斜材,棟木,隅木,谷木,桁行筋かい,垂木,垂木掛け,屋根野地のほか,小屋組を構成する部材をさします.6)壁(木躯体)とは,柱,梁,床板等に接する垂直材をいい,間柱,まぐさ,窓台,方立,貫,木ずり,壁構造用面材のほか,壁を構成する部材をさします.袖壁,下り壁,腰壁等も含まれますが,開口部は除かれます.7)階段とは,段板,ささら桁及びこれらに付随する部分をいい,踊場等を含みます.(b)計測・計算1)部材長さは,接続する部材相互の内法長さに,仕口(のみ込み)及び継手長さ(重なり長さ)を加えた長さとします.なお,仕口及び継手長さには,男木の内法長さを加えます.2)仕口及び継手長さ並びに継手の位置は,設計図書によります.ただし,設計図書に記載されていない場合は,仕口は片側あたり0.05mとし,継手長さは0.15mを標準とします.なお,仕口を金物工法とするときの仕口は0mとします.3)木材の数量は,設計寸法による木材の断面積と部材長さとによる体積とします.体積を求めるときの木材の断面の辺の長さは,小数点以下第3位まで計測・計算し,体積については,小数点以下第4位とします.G13.見積・積算-20

4)構造用面材の数量は,構造用面材の仕様(等級,寸法等)ごとに,設計図書により計測・計算した面積とします.5)窓,出入口,床点検口等の開口部による構造用面材の欠除は,原則として建具類等開口部の内法寸法とします.ただし,1か所当たり内法面積0.5m2以下の開口部による構造用面材の欠除は原則としてないものとします.6)製材の数量は,製材の仕様(樹種,等級,寸法,含水率等)ごとに計算した体積又は本数とします.7)集成材の数量は,製材の数量の計算方法と同じとします.8)構造用面材の定尺の寸法は,0.91m×1.82mを標準とします.構造用面材の枚数は,構造用面材の設計用数量に5%を標準として割増し,これを構造用面材の定尺の面積で除し,小数点以下第1位を切り上げた整数とします.G13.見積・積算-21

5.仕上げの部間仕切下地と仕上げに区分して定めます.・間仕切下地とは,各室を区画する壁の骨組下地をいい,躯体の一部とし,準躯体として扱います.・天井部分のふところ高さ等の相違から,間仕切下地と壁仕上げの数量は異なる場合が多いです.したがって,間仕切下地は壁仕上げと別に計測・計算を行います.(a)間仕切下地の数量各室を区画する壁の骨組下地をいい,仕上げとは切り離して計測,計算します.・間仕切下地は,仕上げの計測,計算において躯体の一部とし,準躯体として扱います.1)間仕切下地の数量は,原則として躯体又は準躯体の設計寸法による面積から,建具類の内法寸法等設計寸法による開口部の面積を差し引いた面積とします.ただし,開口部の面積が1か所当たり0.5m2以下のときは,開口部による間仕切下地の欠除は原則としてないものとします.2)間仕切下地の開口部の補強は,設計寸法による開口部の箇所数または補強部材の長さの数量とします.例えば,腰窓の補強は,両側2本と上下2本となります.掃き出し窓の場合は,両側と上1本となります.このように設計寸法によって「1か所当たりの補強に使用する数量」が異なるので,その設計寸法ごとに「箇所数」を求め,「1か所当たりの補強に使用する数量」×「箇所数」を計算します.3)木製間仕切下地を材料と施工手間に分離する場合の材料価格に対応する数量は,所要数量とします.06194S182244)木材による間仕切下地は,原則として面積を数量とします.材料として所要数量を求める必要があるときは,設計寸法による長さをm単位に切り上げた長さに,断面積を乗じて体積を求め,5%の割増しをします.G13.見積・積算-22

(b)仕上げの数量躯体又は準躯体の保護,意匠,装飾その他の目的による材料,製品,器具類等の塗り付け,張り付け,取付け又は躯体の表面の加工等を指します.・仕上げは積算上,建築物の内外を遮断する面を基準とし,外部仕上げと内部仕上げに区分します.ただし,内外を遮断する開口部としての建具類は外部仕上げに属するものとします.・外部仕上げとは,直接が行きに接するか又は地下室壁のように直接土に接する部分を指します.・仕上げの構成は,表面処理,主仕上げ,附合物及び仕上げ下地からなるものとします.・表面処理とは,仕上げ表面の保護又は意匠,装飾等のための塗装,吹付,壁紙張り等を指します.・主仕上げとは,表面処理を除く仕上げ表面層を指します.なお,防水層は主仕上げに準じるものとします.例えば,モルタル塗り吹付タイル及び石こうボード壁紙張りの場合は,吹付タイル及び壁紙が表面処理となり,モルタル塗り及び石こうボードが主仕上げとなります.1)主仕上げの数量は,原則として躯体又は準躯体表面の設計寸法による面積から,建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とします.ただし,開口部の面積が1か所当たり0.5m2以下のときは,開口部による主仕上げの欠除は原則としてないものとします.2)主仕上げの数量は,衛生器具,電気器具,換気孔,配管,配線等の器具の類による各部分の仕上げの欠除が1か所当たり0.5m2以下のときは,その欠除は原則としてないものとします.23192031923)仕上げ工事における主仕上げの数量は,各部分の仕上げの凹凸が0.05m以下のものは,原則として凹凸はないものとして,見付面積を数量とします.G13.見積・積算-23

(c)防水材1)防水層の数量は,原則として躯体又は準躯体の設計寸法による面積とします.2)立上り防水層等の数量は,その立上り寸法と設計寸法に基づく長さ又は面積とします.3)衛生器具,配管等による各部分の防水層等の欠除並びにこれらの周囲の防水等の処理は,計測の対象とはしません.4)シート防水等の重ね代は,計測の対象とはしません.(d)石材25194041931)石材による主仕上げの数量は,主仕上げの表面の寸法を設計寸法とする面積から,建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とします.ただし,開口部の面積が1か所当たり0.1m2以下のときは,その主仕上げの欠除は,原則としてないものとします.2619404192S192352)石材による主仕上げの数量は,設計寸法による体積又は個数によることができます.(e)木材1)木材による開口部の枠,額縁等の数量は,原則として内法寸法による箇所数又は内法寸法に基づく周長を数量とします.2)木材による開口部の枠,額縁等の材料としての所要数量を求める必要があるときは,ひき立て寸法による設計図書の断面積と,内法寸法による長さに両端の接合等のために必要な長さとして10%を加えた長さによる体積に,5%の割増しをした体積とします.3)ひき立て寸法が示されていないときは,設計図書(仕上り寸法)の断面を囲む最小の長方形の辺の長さに削り代として,片面削りの場合は0.003mを,両面削りの場合は0.005mを加えた寸法をひき立て寸法とします.【ひき立て寸法】削り代を見込んだ注文寸法のことを指します.G13.見積・積算-24

(f)ガラス材1)全面がガラスである建具類のガラスの数量は,材質,規格等ごとに,原則として建具類の内法寸法による面積を数量とします.ただし,かまち,方立,桟等の見付幅が0.1mを超えるものがあるときは,その面積を差し引いた面積とします.27194011942)額入建具等のガラスの計測,計算は,設計寸法によります.3)シーリング,ガスケット等の計測,計算は,ガラスの設計寸法に基づく周長を数量とします.また,シーリング等で両面シールの場合は,両面周長(=片面周長×2)とします.4)建具類のガラスの計測,計算については,次の図に示すように行います.G13.見積・積算-25

6.屋外施設の部計算については,囲障,構内舗装,屋外排水,植栽及びその他工作物に区別して定めます.・囲障とは,構内の境界等に設置するメッシュフェンス,鋼製フェンス,埋め込み土留め,車止め,門扉などを指します.なお,敷地造成による擁壁等は除かれます.(a)構内舗装1)構内舗装は,構内の各種舗装と縁石等に適用し,構内舗装部の排水処理は,屋外排水の定めによります.2)舗装の数量は,工種及び工法ごとに区分し,縁石,排水側溝等の幅が0.05mを超えるものがあるときは,その面積を差し引いた面積とします.なお,排水桝等の面積が1か所当たり0.5m2以下のときは,その欠除は原則としてないものとします.(b)植栽構内における,樹木(低木,中木及び高木),芝類(芝張り,吹付けは種及び地被類)の新植及び移植に適用します.1)植栽基盤の数量は,工法の種別,樹木等に応じた有効土層の厚さごとに,面積を測定,計算します.2)樹木の数量は,樹種及び寸法ごとに,本数,株数又は面積を数量とします.3)芝類の数量は,種類及び工法ごとに,面積を計測,計算します.なお,排水桝等の面積が1か所当たり0.5m2以下のときは,その欠除は原則としてないものとします.02191G13.見積・積算-26

7.改修の部建築物等の躯体の保護及び建物機能や意匠の回復のための模様替え,修繕及び補修などを指します.・模様替えとは,建築物の仕上げ,造作,装飾等を改めることを指します.・修繕とは,劣化した建築物又はその部位,部材あるいは機器の性能又は機能を現状(建設当初の水準)あるいは実用上支障のない状態にまで回復させることをいい,模様替え,補修等を含有します.・補修とは,建築物の一部又は全面が損傷,劣化した場合,それを原形に復し,建設当初の形状,外観,性能,機能に回復させることを指します.(a)仮設(改修)・改修工事用の仮設とは,新築工事と同様,建築物等を改修するための一時的な仮の施設,設備であり,改修が完了するまでに撤去されるものを指します.・直接仮設の場合,足場を含めて任意仮設が一般的であるが,特殊な足場等の仮設数量が設計図書に明示してある場合は,その数量とします.1)防水改修の墨出しは,水勾配の調整を必要とする改修の場合には計測,計算の対象とし,その数量は水勾配の調整をする面積とします.2)外壁改修の墨出しは,外壁モルタル塗り,外壁タイル張り等を撤去し,新たに仕上げをする場合には計測,計算の対象とし,その数量は外壁改修面積とします.3)建具改修の墨出しは,既存の壁に開口を設けて新規に建具を取り付ける場合のみ計測,計算の対象とし,その数量は建具の内法寸法による面積とします.4)外部足場の数量は,外壁の改修内容等により異なるが,枠組本足場を標準とする.また,仮設ゴンドラ及び高所作業者の数量は,台数又は箇所数とします.5)内部仕上げ足場の数量は,天井の改修面積とします.(b)躯体改修躯体各部分の撤去,新設又は劣化部分の補修及び補強する場合を指します.1)設計図書に数量が明示してある場合は,その数量によります.2)部分改修で,カッター入れの計測,計算は,設計寸法による長さとします.3)耐震壁増設等の鉄筋定着のための,あと施工アンカー及びスタッドボルトは,種別ごとに区分し,その数量は本数とします.4)割裂補強筋は,種別ごとに区分し,その数量は設計寸法による長さ又は質量とします.5)グラウト材の数量は,設計寸法による断面積とその長さによる体積又は長さとします.6)柱補強の数量は,部位および断面寸法ごとに区分し,原則として箇所数とします.G13.見積・積算-27

(c)仕上げ補修既存仕上げの撤去又は除去及び仕上げの新設並びに補修を指します.①設計図書に数量が明示してある場合は,その数量によります.②既存仕上げ撤去の数量は,既存主仕上げの設計寸法によります.22194③新設壁の設置や既存壁の撤去に伴う取合い部に必要な余幅は図示によります.設計図書に改修に必要な余幅の明示がないときは,適切な余幅を加えて計測,計算することができます.22193031941)防水改修既存防水層の劣化,漏水等の原状回復又は新たに防水層を設ける改修を指します.①撤去は,防水層及び防水保護層(押えコンクリート等)に区分し,その数量は,設計寸法による面積又はその面積と厚さとによる体積とします.②部分改修のカッター入れの計測,計算は,設計寸法による長さを数量とします.③下地処理は,工法及び部位ごとに区分し,その数量は設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.④コンクリート面のひび割れ補修は,工法ごとに区分し,その数量は,設計寸法による長さとします.2)外壁改修外壁のひび割れ,欠損,浮き等の劣化部の補修並びに仕上げの新設を指します.①施工数量調査については,工法及び部位ごとに区分し,その数量は,設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.②既存仕上げの撤去数量は,設計寸法による面積とします.③部分改修のカッター入れの計測,計算は,設計寸法による長さを数量とします.④既存仕上げ及び躯体のひび割れ,欠損,浮き等は,工法ごとに区分し,その数量は,設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.G13.見積・積算-28

3)建具改修既存の建具を新規に取り替える場合及び既存の壁に開口を設けて新規に建具を取り付ける場合などを指します.①建具類の撤去は,種別ごとに区分し,その数量は,建具の内法寸法による箇所数,面積及び長さとします.②かぶせ工法における既存建具枠の補強,防錆処理等は,原則として計測の対象とはしません.③撤去工法における枠廻りのはつりの数量は,建具の内法寸法による長さとします.④建具類の新設又は補修は,種別ごとに区分し,その数量は,建具の内法寸法による箇所数,面積及び長さとします.4)内装改修床,壁及び天井の既存仕上げ及び下地の一部又は全面を撤去し,仕上げ及び下地の新設並びに補修を指します.①仕上げ材及び下地材の撤去は,部位及び種別ごとに区分し,その数量は,設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.②コンクリート,モルタル,タイル等の撤去の場合についてのカッター入れの計測,計算は,設計寸法による長さを数量とします.③下地処理は,工法ごとに区分し,その数量は,設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.④撤去及び壁新設に伴う床,壁及び天井の取り合い部の数量は,設計寸法による面積,長さ及び箇所数とします.(d)発生材工事に伴って発生する産業廃棄物等の処理を指します.1)発生材処理は,関連法令に基づき分別し,その数量は,設計寸法による面積とその厚みによる体積又は質量とします.G13.見積・積算-29

施工科目「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答S20211積算計画数◯量「計画数量」は,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量であり,仮設や土工の数量がこれに該当する.建築数量積算基準・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.よって正しい.S19231積算所要数量「所要数量」は,「定尺寸法による切り無駄」や「施工上やむを得ない損耗」を含んだ数量である.建築数量積算基準◯・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.よって正しい.S19234積算所要数量鉄骨材料のうち,アンカーボルト類の所要数量については,その設計数量の割増しを行わないことを標準とする.建築数量積算基準鉄骨材料について,所要数量を求めるときは,設計数量に次の割増をすることを標準とする.形鋼,鋼管及び平鋼5%,広幅平鋼及び鋼板(切板)3%,ボルト類4%,アンカーボルト類0%,デッキプレート5%,よって,アンカーボルトは0%なので正しい.○S18221積算土工土砂量は,地山数量とし,「掘削による増加」及び「締固めによる減少」を考慮しない.S19232積算土工根切りにおいて,山留め工法を選択する場合,山留め壁と躯体との間の余幅は,根切り深さにかかわらず1.0mを標準とする.建築数量積算基準◯土砂量は地山数量とし,掘削による増加,締固めによる減少は考慮しない.よって正しい.建築数量積算基準余幅は,作業上のゆとり幅に,土質と根切り深さとに応ずる係数を乗じた法幅(根切り基準線における根切りのひろがり)の1/2を加えた幅をいう.作業上のゆとり幅は,0.5mを標準とする.法幅の土質と根切り深さに応ずる係数は,適切な統計値によるものとし,指定のない場合の普通土の係数は,①.根切り深さが1.5m未満の場合は0とし,法を設けない.②.根切り深さが1.5m以上5.0m未満は0.3を標準とする.③.根切り深さが5.0m以上は0.6を標準とする.また,山留め壁と躯体間の余幅は1.0mを標準とする.よって正しい.◯S20212積算コンクリート鉄骨鉄筋コンクリート造おける鉄骨による建築数量積算基準コンクリートの欠除は,鉄骨の設計数量鉄骨によるコンクリートの欠除は,第4章鉄骨に定めるところにより計3として換算した体積を1.0m3として換算した体とする.積とする.よって正しい.◯S18223積算コンクリート開口部のない鉄筋コンクリート造の壁の建築数量積算基準コンクリートの数量は,「設計寸法によるコンクリートの数量は,設計寸法による壁厚と柱,梁,床板等に接す壁厚」と「柱,梁,床板等に接する内法面る内法面積とによる体積とする.ただし,梁,床板のハンチ等との取り積」とによる体積とし,梁,床板のハンチ合い部分の壁の欠除はないものとする.よって正しい.等との取り合い部分の壁の欠除はないものとする.S20213積算型枠鉄筋コンクリート造の階段における型枠の数量は,コンクリートの底面及び他の部分に接続しない側面,踏面並びに蹴上げの面積とする.建築数量積算基準型枠の数量は,コンクリートの底面及び他の部分に接続しない側面,踏面並びに蹴上げの面積とする.よって正しい.S18225積算鉄筋基礎ベース,柱及び梁の先端で止まる径16mm以上の鉄筋の数量は,コンクリートの設計寸法をその部分の鉄筋の長さとし,設計図書等で指定された場合には,フックの長さを加えるものとする.建築数量積算基準◯基礎ベース,柱,梁,床板等の先端で止まる鉄筋は,コンクリートの設計寸法をその部分の鉄筋の長さとし,これに設計図書等で指定された場合はフックの長さを加える.斜筋もこれに準ずる.ただし,径13mm以下の鉄筋についてのフックはないものとする.よって正しい.◯○S20214積算鉄筋鉄筋の重ね継手の箇所数は,原則として,計測した鉄筋の長さについて,径13mm以下の鉄筋は6.0mごとに継手があるものとして求める.建築数量積算基準◯重ね継手又は圧接継手について,本基準で別に定める場合を除き,計測した鉄筋の長さについて,径13mm以下の鉄筋は6.0mごとに,径16mm以上の鉄筋は7.0mごとに継手があるものとして継手か所数を求める.径の異なる鉄筋の重ね継手は小径による継手とする.よって正しい.1/2ページ

施工科目「見積・積算」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答S19233積算鉄筋鉄筋コンクリートの柱(基礎柱を除く.)に建築数量積算基準◯おいて,各階の柱の全長にわたる主筋の主筋の継手は,1通則3)の規定による.ただし,基礎柱については継手は,階高が7m未満の場合,各階ごと以上の場合は1か所,その他の階に1か所あるものする.の各階柱の全長にわたる主筋については各階ごとに1か所の継手があるものとする.柱の途中で終わり又は始まる主筋の継手については,1通則3)による.径の異なる主筋の継手は,各階1か所とし,その位置は床板上面から1.0mとする.重ね継手の長さは1通則5)により,径の異なる主筋の継手は小径による継手とする.よって正しい.S20215積算鉄骨鉄骨の所要数量は,1か所当たり0.5m2以建築数量積算基準下のダクト孔による鋼材の欠除についてボルト類のための孔あけ,開先加工,スカラップ及び柱,梁等の接続は,原則として,ダクト孔がないものとして部のクリアランス等による鋼材の欠除は,原則としてないものとする.計測・計算する.1か所当たり面積0.1m2以下のダクト孔等による欠除もこれに準ずる.よって誤り.×S18222積算鉄骨鉄骨部材の錆止め塗装の数量は,原則として,鉄骨部材表面の面積とし,ボルト類,部材の切断小口及び部材の重なる部分の塗装の欠除は計測の対象としない.建築数量積算基準◯錆止め塗装の数量は,原則として鉄骨部材表面の面積とする.なお,ボルト類,部材の切断小口及び部材の重なる部分の欠除は計測の対象としない.よって正しい.S18224積算間仕切木製間仕切下地を材料と施工手間とに分離する場合,木製間仕切下地の材料価格に対応する数量は,設計数量とする.建築数量積算基準×・設計数量とは,設計図書に表示されている個数や,設計寸法から求めた正味の数量をいい大部分の施工数量がこれに該当し,材料のロス等については単価の中で考慮する.・計画数量とは,設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量をいい,仮設や土工の数量等がこれに該当する.・所要数量とは,定尺寸法による切り無駄や,施工上やむを得ない損耗を含んだ数量をいい,鉄筋,鉄骨,木材等の数量がこれに該当する.木製間仕切下地を材料を施工手間に分離する場合の材料価格に対応する数量は,所要数量とする.よって誤り.S19235積算石材石材による主仕上げの計測・計算において,面積が0.5m2以下の開口部による石材の欠除については,原則として,ないものとする.建築数量積算基準石材による主仕上の計測・計算に当っては,その主仕上の表面の寸法を設計寸法とする面積から,建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とする.ただし,開口部の面積が1か所あたり0.1m2以下のときは,その主仕上の欠除は,原則としてないものとする.よって誤り.×2/2ページ

1234No.14その他56789101112131415

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答02011建築士の○職責,業務等職責建築士は,新たにつくる建築物について,長期間の使用に耐えるように建築計画の初期段階から十分に検討を行い,完成した後も継続的に適正な維持管理が行われるように配慮する必要がある.建築物が短寿命であることは,単に社会資産の形成が遅れるのみならず,地球温暖化の原因である二酸化炭素排出,森林の破壊や大量の建築廃材発生などのきわめて深刻な問題を生んでいる.建築士は,新たにつくる建築物について,長期間の使用に耐えるように建築計画の初期段階から十分に検討を行い,完成した後も継続的に適正な維持管理が行われるように配慮する必要がある.(この問題は,コード「23014」の類似問題です.)04012建築士の職責,業務等職責建築士は,設計契約を結んだ委任者に対建築士は,設計契約を結んだ委任者に対し,法律に定められていない○し,法律に定められていない内容であって内容であっても,職業や専門家としての能力,社会的地位などから考も,建築士として一般的に要求されるだけの注意を尽くす義務がある.えて通常期待される注意を尽くす義務がある(善管注意義務).注意義務を怠り,履行遅滞・不完全履行・履行不能などに至る場合は,民法上過失があると見なされ,状況に応じ,損害賠償や契約解除等の対象となり得る.04013建築士の職責,業務等05012建築士の職責,業務等職責職責建築基準法は,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,公共の福祉の増進に資することを目的として,建築物の敷地,構造,設備及び用途に関する平均的な基準を定めている.建築士は,本来,国家資格者にふさわしい国民の生命や財産を守る技術的資質や能力を自ら保持すべきとされ,同時に業務独占を賦与された資格者として高い倫理性を求められる.「建築基準法1条」より,「この法律は,建築物の敷地,構造,設備及び用途に関する最低の基準を定めて,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする.」とわかる.問題文は「平均的な基準」とあるため誤り.建築士は,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,公共の福祉の増進に資すること(建築基準法1条)が求められており,また業務独占(建築士法3条)を賦与された資格者として高い倫理性を求められている.×○24012建築士の職責,業務等06014建築士の職責,業務等04014建築士の職責,業務等職責業務職責建築関連5団体によって制定された「地球環境・建築憲章」(2000年)において,「建築はそれ自体完結したものとしてでなく,地域の,さらには地球規模の環境との関係においてとらえられなければなりません.」と示されている.建築関連5団体によって制定された「地球環境・建築憲章」(2000年)において,「建築はそれ自体完結したものとしてでなく,地域の,さらには地球規模の環境との関係においてとらえられなければなりません.」と示されており,その取り組みとして「長寿命,自然共生,省エネルギー,省資源・循環,継承性」が挙げられている.建築関連5団体によって制定された「地球建築関連5団体によって制定された「地球環境・建築憲章」(2000年)で環境・建築憲章」(2000年)では,持続可は,持続可能な循環型社会の実現に向けての21世紀の目標として,能な循環型社会の実現に向けての21世「長寿命」,「自然共生」,「省エネルギー」,「省資源・循環」,「継承」に紀の目標として,「長寿命」,「自然共生」,取り組むことを宣言している.「省エネルギー」,「省資源・循環」,「継承」に取り組むことを宣言している.我が国において2050年までのカーボン近年,気候変動が一因と考えられる異常気象が世界各地で発生して○ニュートラルの実現のために,建築物におおり,2018年に公表されたIPCC「1.5℃特別報告書」では,世界全体のいては,省エネルギー性能の確保や向上への取り組み,また,再生可能エネルギーの導入拡大等が求められている.平均気温の上昇2℃を十分下回り,1.5℃の水準に抑えるためには,CO2排出量を2050年頃に正味ゼロとすることが必要とされている.日本では,「2050年カーボンニュートラル」の実現のために,建築物においては,省エネルギー性能の確保や向上への取り組み,また,再生可能エネルギーの導入拡大等が求められている.○○24013建築士の職責,業務等職責建築設計にかかわる者は,依頼者の要請に応えるとともに,当該建築物の利用者及び社会に対する公益性に配慮して,公正な立場で業務を遂行することが重要である.社団法人日本建築家協会の倫理規定「Ⅱ依頼者と利用者に対して」より,「建築設計にかかわる者は,依頼者の要請に応えるとともに,社会及び利用者の公益性に配慮して,公正な立場で業務を遂行する.」とわかる.○27011建築士の職責,業務等06013建築士の職責,業務等職責業務建築士は,常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.一級建築士,二級建築士及び木造建築士は,国土交通大臣の免許を受け,設計,工事監理その他の業務を行う者で,常に品位を保持し,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.「建築士法2条の2」より,「建築士は,常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.」とわかる.(この問題は,コード「23011」の類似問題です.)「建築士法4条1,2項」より「一級建築士になろうとする者は大臣の免許を,二級建築士又は木造建築士になろうとする者は知事の免許を,受けなければならない.」とわかる.また,「建築士法2条の2」より,「建築士は,常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.」とわかる.(この問題は,「24011」の類似問題です.)○×24014建築士の職責,業務等27014建築士の職責,業務等職責業務一級建築士,二級建築士及び木造建築「建築士法22条」より「建築士は,設計及び工事監理に必要な知識及士は,設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない.」とわかる.び技能の維持向上に努めなければならない.建築士は,建築物に関する調査又は鑑定の業務であれば,その業務に関して不誠実な行為をしても,建築士法の規定による懲戒処分の対象とはならない.「建築士法10条1項第二号」及び「同法21条」より,「建築士は,業務に不誠実な行為をしたときは,懲戒の対象となり,建築物に関する調査及び鑑定の業務は,建築士法のその他の業務に該当する.」とわかる.○×1/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答27012建築士の○職責,業務等業務建築士は,設計を行う場合においては,設計に係る建築物が法令又は条例の定める建築物に関する基準に適合するようにしなければならないとともに,設計の委託者に対し,設計の内容に関して適切な説明を行うように努めなければならない.「建築士法18条1項」,及び,「2項」より,「建築士は,設計を行う場合においては,これを法令又は条例の定める建築物に関する基準に適合するようにしなければならないとともに,設計の委託者に対し,設計の内容に関して適切な説明を行うように努めなければならない.」とわかる.(この問題は,「法規」24.建築士法コード「18171」の類似問題です.)06011建築士の職責,業務等業務建築士は,違反建築物の建築等の法令違反行為について,指示をする,相談に応じる等の行為をしてはならない.「建築士法21条の3」より,「建築士は,建築基準法,建築士法等の規定に違反する行為について,指示をしたり,相談に応じる行為をしてはならない.」とわかる.(この問題は,コード「27013」「02013」の類似問題です.)○23012建築士の職責,業務等業務建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合であっても,建築士事務所を開設して業務を行う必要がある.「建築士法23条」より,「建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合であっても,建築士事務所を開設して業務を行う必要がある.○04011建築士の職責,業務等業務建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物の建築に関する法令に基づく手続きの代理を行う場合,建築士事務所に所属する必要がある.「建築士法23条」より,「建築士を使用する者は,他人の求めに応じ報酬を得て,設計,工事監理,建築物の建築に関する法令に基づく手続の代理を業として行おうとするときは,建築士事務所を定めて,知事の登録を受けなければならない.」とわかる.よって,建築士は,報酬を得てこれらの行為を行う場合,建築士事務所に所属する必要がある.○02012建築士の職責,業務等業務建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合,建築士事務所に所属せずに業務を行うことができる.「建築士法23条」より,「建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合であっても,建築士事務所を開設して業務を行う必要がある.よって誤り.×26184建築士の職責,業務等06012建築士の職責,業務等02181建築士の職責,業務等業務業務業務建築士は,建築士事務所として登録を受けないで,他人の求めに応じ,報酬を得て,設計又は工事監理の業務を行ってはならない.建築士は,設計者ではなく施工者として建築基準関係規定に違反する工事を行った場合であっても,建築士法により業務停止処分を受けることがある.「士法23条の10」,及び,「士法37条第九号」より,「建築士は,事務所○登録を受けないで,業として他人の求めに応じ報酬を得て,設計等を行ってはならず,これに違反した場合,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる.」とわかる.(この問題は,法規24.建築士法コード「18185」の類似問題です.)「法98条第二号」より,「法20条第一号から第三号までの構造関係規定に違反した場合における当該建築物の設計者は,3年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処せられる.」とわかる.また,「法99条第八号」より,「法20条第四号の構造関係規定に違反した場合における当該建築物の設計者は,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる.」とわかる.さらに,各条「2項」に,「その違反が建築主の故意によるものであるときは,当該設計者又は工事施工者を罰するほか,建築主に対して同項の刑を科する.」と規定されており,設計者ではなく施工者として違反を行った場合でも処せられる.(この問題は,「02014」の類似問題です.)二級建築士事務所を管理する二級建築「士法24条」に「事務所の管理」の解説が載っており,その「2項」より,×士が,一級建築士事務所の管理建築士と建築士として3年以上の設計その他省令で定める業なるには,一級建築士の免許を取得後,3務に従事した後,管理建築士講習の課程を修了した建築士でなけれ年以上の建築物の設計,工事監理等に関する業務に従事する必要がある.ばならない.」とわかる.一級建築士事務所に置かれる管理建築士は,一級建築士で,かつ,管理建築士講習の修了した者でなければならないが,管理建築士講習を受けるには,「建築士として3年以上の業務経験」があれば良いのであって,必ずしも,「一級建築士としての業務経験」が要求されるわけではない.よって誤り.(この問題は,法規24.「建築士法」コード「30221」の類似問題です.)○25181建築士の職責,業務等業務管理建築士は,その建築士事務所の業務に係る技術的事項を統括する者である.「建築士法24条3項」より,「管理建築士は,その建築士事務所の業務に係る技術的事項を総括しなければならない.」とわかる.○02182建築士の職責,業務等業務一級建築士事務所において,建築士法で定める重要事項の説明については,管理建築士のほか当該一級建築士事務所に属する一級建築士も行うことができる.「士法24条の7」に「重要事項の説明」の解説が載っており,そこを訳す○と「建築士事務所の開設者は,設計受託契約又は工事監理受託契約を建築主と締結しようとするときは,あらかじめ,当該建築主に対し,管理建築士その他の当該建築士事務所に属する建築士(=管理建築士等)をして,所定の事項を記載した書面を交付して説明をさせなければならない.」とわかる.(この問題は,コード「26183」の類似問題です.)26011建築士の職責,業務等業務建築士は,建築物の使い方,架構方式,設備方式,材料,施工方式等,計画段階建築士は,建築物の使い方,架構方式,設備方式,材料,施工方式等,計画段階から施工段階に至る多面的な要求の分析を行い,分析から施工段階に至る多面的な要求の分析から得られた知見を様々な条件を考慮して総合し,一つの具体的な建を行い,分析から得られた知見を様々な築空間を提案する.条件を考慮して総合し,一つの具体的な建築空間を提案する.○26012建築士の職責,業務等業務建築士は,設計案が提供する性能の検討に縮尺模型やシミュレーションモデルを用いる場合,そこで示されるデータが実際の事物や現象のどのような側面に対応しているかを確認する.建築士は,設計案が提供する性能の検討に縮尺模型やシミュレーションモデルを用いる場合,そこで示されるデータが実際の事物や現象のどのような側面に対応しているかを確認する.○2/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26013建築士の職責,業務等業務建築士は,設計案の検討中に生じた問題については,既に決定した事項に対しても,その是非の再検討を行い,必要に応じて,設計案を修正する.建築士は,設計案の検討中に生じた問題については,既に決定した事○項に対しても,その是非の再検討を行い,必要に応じて,設計案を修正する.02184建築士の職責,業務等施工管理技士施工管理技士は,施工技術の向上を図るため,建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者を対象として行う技術検定に合格した者である.施工管理技術検定は,建設業法27条に基づく国家試験であり,施工○管理技士は,施工技術の向上を図るため,建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者を対象として行う技術検定に合格した者である.(この問題は,コード「25182」の類似問題です.)06183工事監理・契約29182工事監理・契約21181工事監理・契約23184工事監理・契約工事監理工事監理工事監理工事監理「工事監理」,「工事と設計図書との照合及び確認の結果報告等」及び「工事監理「工事監理」,「工事と設計図書との照合及び確認の結果報告等」及び建築士法における,いわゆる「建築士の独○の結果報告」は,建築士法における,いわ占業務」に該当する.ゆる「建築士の独占業務」に該当する.工事監理の具体的で詳細な実施方法(工「士法18条3項」より,「建築士は工事監理を行う場合において,工事が○事と設計図書との照合及び確認の具体的設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに施工者な対象,方法や業務の範囲)は,建築士に対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工法では定められていない.者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.」とわかるが,問題文の「工事監理の具体的で詳細な実施方法」については述べられていない.工事監理者は,建築物の工事が設計図「士法18条3項」より,「建築士は工事監理を行う場合において,工事が×書のとおり実施されているかいないかを設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに施工者確認しつつ,その工事を設計図書のとおりに対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工に行う責任を有している.者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.」とわかる.問題文の「工事を設計図書のとおりに行う責任」については述べられていない.工事監理者は,工事施工者の行う工事が「士法18条3項」より,「建築士は工事監理を行う場合において,工事が○工事請負契約の内容に適合しているかに設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに施工者ついて,確認対象工事に応じた合理的なに対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工方法により確認し,適合していない箇所が者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.」とある場合は,工事施工者に対して是正のわかる.指示を与え,従わないときは,その旨を建築主に報告する.28184工事監理・契約工事監理「工事監理に関する標準業務」の業務内容として,工事と設計図書との照合及び確認の結果,工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに,工事施工者に対して,その旨を指摘し,当該工事を設計図書のとおりに実施するよう求め,工事施工者がこれに従わないときは,その旨を建築主に報告する.「工事監理に関する標準業務」(5)より,「建築士は工事監理を行う場合において,工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに施工者に対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.」とわかる.○25183工事監理・契約工事監理工事監理者は,建築士の設計によらなければならない建築物の工事を行う場合に,建築主が選定しなければならない建築士である.「建築基準法5条の6第4項」より,「建築主は,建築士法3条から3条の3までに規定する工事をする場合においては,それぞれに規定する建築士である工事監理者を定めなければならない.」とわかる.(この問題は,コード「21182」の類似問題です.)○21184工事監理・契約22184工事監理・契約25184工事監理・契約26014工事監理・契約工事監理工事監理工事監理工事監理工事監理業務については,一般に,「善良工事監理業務については,一般に,「善良な管理者の注意義務(善管な管理者の注意義務(善管注意義務)」が注意義務)」が求められており,適切な工事監理が行われないことで損求められており,この義務を怠り損害が生害が生じた場合には,契約に明記されていなくても過失責任が問われじた場合には,契約に明記されていなくてることがある.(この問題は,「法規」24.建築士法コード「19251」の類も過失責任が問われることがある.似問題です.)建築士事務所の開設者が,その業務に関して請求することのできる報酬については,国土交通大臣がその基準を定めている.建築士事務所の開設者が,その業務に関して請求することのできる報酬について,「業務報酬の算定方法」「業務経費」「技術料等経費」「直接人件費等に関する略算方法による算定」等の基準を,国土交通大臣が定めている.監理技術者は,主任技術者を補佐するために,工事請負者が工事現場に置かなければならない専任の技術者である.「建設業法26条」より,「監理技術者」は,発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者が,下請契約の請負代金が,所定の金額以上になる場合に,当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるものとして置く者である.また「同条3項」より,主任技術者又は監理技術者を「専任にするか」は,その工事が,「公共性のある工作物に関する重要な工事として定められたもの」かどうかによるもので,「監理技術者=専任」とは限らない.(この問題は,「法規」25.建築業法コード「18241」の類似問題です.)×建築士は,実施設計段階においては,主に,建築主から提示された要求と様々な条件とを対応させてどのような方法によって空間化するかを検討し,それに続く,基本設計段階においては,主に,設計意図を工事施工者等に伝える図面を作成する.建築士は,基本設計段階においては,主に,建築主から提示された要×求と様々な条件とを対応させてどのような方法によって空間化するかを検討し,それに続く,実施設計段階においては,主に,設計意図を工事施工者等に伝える図面を作成する(報酬の基準).問題文は「基本設計」と「実施設計」が逆の記述となっているため誤り.○○3/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答26181工事監理・契約工事監理×一級建築士の設計によらなければならない建築物の工事において,設計施工一貫の工事であれば,工事監理者を置く必要はない.「建築基準法5条の6第4項」より,「建築主は,建築士法3条から3条の3までに規定する工事をする場合においては,それぞれに規定する建築士である工事監理者を定めなければならない.」とわかる.設計施工一貫の工事であれば,工事監理者が不要となる緩和規定は無い.26182工事監理・契約01184工事監理・契約27184工事監理・契約29181工事監理・契約工事監理工事監理工事監理工事監理工事監理者は,工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに工事施工者に対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに工事を実施するように求め,工事施工者がこれに従わないときは,その旨を建築主に報告しなければならない.工事監理業務においては,一般に,民法における「善良な管理者の注意義務(善管注意義務)」が求められており,この義務を怠り損害が生じた場合には,監理業務委託契約書に明記されていなくても過失責任が問われることがある.建築士事務所の開設者は,管理建築士を兼務することはできない.「士法18条3項」より,「建築士は工事監理を行う場合において,工事が○設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは,直ちに施工者に対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.」とわかる.(この問題は,法規24.建築士法コード「19183」の類似問題です.)工事監理業務については,一般に,「善良な管理者の注意義務(善管注意義務)」が求められており,適切な工事監理が行われないことで損害が生じた場合には,契約に明記されていなくても過失責任が問われることがある.(この問題は,コード「27183」の類似問題です.)「建築士法24条3項」に「管理建築士は,開設者と管理建築士が異なる×場合,必要な意見を述べる」という規定はあるが,「兼務することはできない」という規定はない.「工事監理」,「工事と設計図書との照合及び確認の結果報告等」及び「工事監理「工事監理」,「工事と設計図書との照合及び確認の結果報告等」及び建築士法における,いわゆる「建築士の独○の結果報告」は,建築士法における,いわ占業務(建築士法3条)」に該当する.ゆる「建築士の独占業務」に該当する.○29183工事監理・契約工事監理建築士事務所が行う監理業務には,一般に,「工事請負契約の目的物の引渡しの立会い」と「工事費支払いの審査」が含まれる.建築士事務所が行う監理業務には,一般に,「工事請負契約の目的物の引渡しの立会い」と「工事費支払いの審査」が含まれる.○29184工事監理・契約工事監理工事監理を行う一級建築士は,所定の登録講習機関が実施する監理技術者講習を受講しなければならない.工事監理を業として行う場合,建築士事務所の登録を受けなければならない(士法23条).また建築士事務所の属する一級建築士は,一級建築士定期講習を受けなければならない(士法22条の2).一方,監理技術者講習は,建設業法(業法26条2項,4項)に定められており,受講の義務はない.よって誤り.×02183建築士の職責,業務等工事監理監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理等を行うとともに当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行う必要がある.「建設業法26条の4」より,「主任技術者及び監理技術者は,工事現場○における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない.」とわかる.28183工事監理・契約標準業務「工事監理に関する標準業務」の業務内4)より,「工事監理者は,「工事と設計容として,工事施工者の行う工事が設計図書の照合及び確認」を行うに当たり,一般に,設計図書に定めのあ図書の内容に適合しているかについて,る方法による確認(建築士法2条8項)のほか,目視による確認,抽出設計図書に定めのある方法による確認のによる確認,工事施工者から提出された品質管理記録の確認等,確ほか,目視による確認,抽出による確認,認対象工事に応じた合理的方法により確認を行う.」とわかる.(この工事施工者から提出される品質管理記録問題は,コード「22183」の類似問題です.)の確認等,確認対象工事に応じた合理的方法により確認を行う.○24181工事監理・契約標準業務「工事監理の着手に先立って,工事監理体制その他工事監理方針について建築主に説明する業務」は,「工事監理に関する標準業務」である.「工事監理に関する標準業務」の(1)より,「工事監理の着手に先立って,工事監理体制その他工事監理方針について建築主に説明する.」とわかる.○24182工事監理・契約標準業務工事と設計図書との照合及び確認を全て終えた後,工事監理報告書等を建築主に提出する業務は,「工事監理に関する標準業務」である.「工事監理に関する標準業務」の(6)より,「工事と設計図書との照合及び確認を全て終えた後,工事監理報告書等を建築主に提出する.」とわかる.○24183工事監理・契約03184工事監理・契約標準業務標準業務「工事施工段階において,設計意図を正確に伝えるための質疑応答,説明等を建築主を通じて工事施工者に対して行う業務」は,「工事監理に関する標準業務」である.工事監理者は,設計図書の定めにより,工事施工者が作成し,提出する施工図,製作見本,見本施工等が設計図書の内容に適合しているかについて検討し,建築主に報告する.「工事施工段階で設計者が行うことに合理性がある実施設計に関する×標準業務」の(1)より,「工事施工段階において,設計意図を正確に伝えるための質疑応答,説明等を建築主を通じて工事施工者に対して行う.」とわかる.「工事監理に関する標準業務」ではないため誤り.「工事監理に関する標準業務」より,「設計図書の定めにより,工事施○工者が作成し,提出する施工図(躯体図,工作図,製作図等),製作見本,見本施工等が設計図書の内容に適合しているかについて検討し,建築主に報告する.」とわかる.(この問題は,コード「24184」の類似問題です.)4/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答04182工事監理・契約標準業務×工事監理に関する標準業務には,設計図書の定めにより,工事施工者が作成し提出した施工図と工事を照合し,それが施工図のとおりに実施されているかを確認するために行う業務が含まれる.工事監理に関する標準業務には,設計図書の定めにより,工事施工者が作成し提出した施工図が設計図書の内容に適合するか検討し,建築主に報告する業務が含まれる.(報酬の基準).問題文の「施工図と工事の照合」は含まれていないため誤り.28181工事監理・契約03181工事監理・契約標準業務標準業務「工事監理に関する標準業務」の業務内容として,設計図書の内容を把握し,設計図書に明らかな,矛盾,誤謬,脱漏,不適切な納まり等を発見した場合には,設計者に報告し,必要に応じて工事施工者に確認する.業務経費は,それぞれ算定される直接人件費,特別経費,直接経費及び間接経費の合計額であり,これらの経費には課税仕入れの対価に含まれる消費税に相当する額は含まれない.「工事監理に関する標準業務」(2)より,「設計図書の内容を把握し,設×計図書に明らかな,矛盾,誤謬,脱漏,不適切な納まり等を発見した場合には,建築主に報告し,必要に応じて設計者に確認する.」とわかる.よって誤り.「工事監理に関する標準業務」より,業務経費は,それぞれ算定される○直接人件費,特別経費,直接経費及び間接経費の合計額であり,これらの経費には課税仕入れの対価に含まれる消費税に相当する額は含まれない.03182工事監理・契約標準業務特別経費は,設計等の業務において発揮される技術力,創造力等の対価として支払われる費用である.「工事監理に関する標準業務」より,特別経費は,出張旅費,特許使用料その他の建築主の特別の依頼に基づいて必要となる費用である.問題文は「技術料等経費」のため誤り.×04181工事監理・契約標準業務直接人件費は,設計等の業務に直接従直接人件費は,設計等の業務に直接従事する者のそれぞれについて事する者のそれぞれについての当該業務の当該業務に関して必要となる給与,諸手当,賞与,退職給与,法定に関して必要となる給与,諸手当,賞与,保険料等の人件費の1日当たりの額に当該業務に従事する延べ日数退職給与,法定保険料等の人件費の1日を乗じて得た額の合計とする.当たりの額に当該業務に従事する延べ日数を乗じて得た額の合計とする.○03183工事監理・契約04183工事監理・契約04184工事監理・契約05181工事監理・契約01183工事監理・契約23182工事監理・契約標準業務標準業務標準業務契約契約契約設計者は,設計図書の定めにより,工事施工段階において行うことに合理性がある工事材料,設備機器等及びそれらの色,柄,形状等の選定に関して,設計意図の観点からの検討を行い,必要な助言を建築主に対して行う.工事監理に関する標準業務には,工事施工者から工事に関する質疑書が提出された場合,設計図書に定められた品質(形状,寸法,仕上がり,機能,性能等を含む.)確保の観点から技術的に検討し,必要に応じて建築主を通じて設計者に確認の上,回答を工事施工者に通知する業務が含まれる.「工事監理に関する標準業務」より,設計者は,設計図書の定めによ○り,工事施工段階において行うことに合理性がある工事材料,設備機器等及びそれらの色,柄,形状等の選定に関して,設計意図の観点からの検討を行い,必要な助言を建築主に対して行う.工事監理に関する標準業務には,工事施工者から工事に関する質疑○書が提出された場合,設計図書に定められた品質(形状,寸法,仕上がり,機能,性能等を含む.)確保の観点から技術的に検討し,必要に応じて建築主を通じて設計者に確認の上,回答を工事施工者に通知する業務が含まれる.工事監理に関する標準業務と一体となって行われるその他の標準業務には,工事工事監理に関する標準業務と一体となって行われるその他の標準業務には,工事請負契約の定めにより工事施工者が作成し,提出する工○請負契約の定めにより工事施工者が作成程表について,工事請負契約に定められた工期及び設計図書に定めし,提出する工程表について,工事請負契約に定められた工期及び設計図書に定められた品質が確保できない,おそれられた品質が確保できない,おそれがあるかについて検討し,確保できない,おそれがあると判断するときは,その旨を建築主に報告する業務が含まれる.があるかについて検討し,確保できない,おそれがあると判断するときは,その旨を建築主に報告する業務が含まれる.建築設計受託契約とは,建築設計業務を建築主が設計者に対して依頼することを建築設計受託契約とは,建築設計業務を建築主が設計者に対して依頼することを契約することであり,各々の対等な立場における合意に基○契約することであり,各々の対等な立場にづいて公正な契約をしなければならない.おける合意に基づいて公正な契約をしなければならない.建築士法に定められた,設計又は工事監理の契約を締結する際に行う重要事項(業務の内容及びその履行に関する事項)の説明等は,管理建築士以外の建築士が行ってはならない.建築設計業務及び監理業務の契約を締結しようとする場合において,建築主が専門知識のある宅地建物取引業者の場合には,重要事項説明を省略することができる.「建築士法24条の7第1項」より,「建築士法に定められた,設計又は工×事監理の契約を締結する際に行う重要事項(業務の内容及びその履行に関する事項)の説明等は,管理建築士その他の当該建築士事務所に属する建築士が行う.」とわかる.よって誤り.(この問題は,コード「22181」の類似問題です.)「士法24条の7」に「重要事項説明」の解説が載っており,「建築士事務×所の開設者は,設計受託契約又は工事監理受託契約を建築主と締結しようとするときは,あらかじめ,当該建築主に対し,管理建築士その他の当該建築士事務所に属する建築士(=管理建築士等)をして,所定の事項を記載した書面を交付して説明をさせなければならない.」とわかる.問題文の「建築主が専門知識のある宅地建物取引業者の場合」の緩和規定はないので省略することができない.5/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答05182工事監理・契約契約×設計及び工事監理の契約等に関する重要事項説明とは,作成する設計図書の種類や,工事監理に際して工事と設計図書との照合方法等を建築主に対し説明することであり,契約締結後,速やかに実施する必要がある.建築士事務所の開設者は,設計受託契約又は工事監理受託契約を建築主と締結しようとするときは,あらかじめ,当該建築主に対し,管理建築士等をして,当該契約の内容及びその履行に関する事項について記載した書面を交付して説明をさせなければならない.問題文は「契約締結後」とあるため誤り.21183工事監理・契約契約建築士法においては,工事監理受託契約「士法24条の8」に「書面の交付」の解説が載っており,そこを訳すとを締結したときに交付する書面に,工事監建築主から設計又は工事監理の委託を理の実施の期間及び方法を記載しなけれ受けたときは,設計又は工事監理の実施の期間及び方法(三号)の事ばならないことを定めている.項等を記載した書面を当該委託者に交付しなければならない.」とわかる.○23181工事監理・契約契約発注者は,監理業務において,建築士が行う「建築士法で定められた工事監理者が行わなければならない業務」以外の業務についても監理業務の契約において定め,委託することができる.発注者は,監理業務において,建築士が行う「建築士法で定められた工事監理者が行わなければならない業務」以外の業務についても監理業務の契約において定め,委託することができる.○23183工事監理・契約契約建築設計業務及び監理業務の契約には,設計と工事監理とを一括して契約を行う場合と,設計と工事監理の契約を分けて行う場合があり,後者の場合,工事監理を設計契約とは異なる建築士事務所の開設者と契約することができる.建築設計業務及び監理業務の契約には,設計と工事監理とを一括して契約を行う場合と,設計と工事監理の契約を分けて行う場合があり,後者の場合,工事監理を設計契約とは異なる建築士事務所の開設者と契約することができる.○27181工事監理・契約27182工事監理・契約契約契約設計受託契約には,建築物の設計に関建築設計業務,監理業わる著作権の取扱いに関する事項を定め務等の契約における諸条件について示されており,「設計業務委託書ることができる.等の追加・変更等」,「再委託」,「著作権の帰属」,「解除権の行使」等が規定されている.建築士事務所の開設者は,設計受託契約を締結したときは,遅滞なく,「作成する設計図書の種類」,「設計に従事することとなる建築士の氏名」,「報酬の額と支払の時期」等について記載した書面を委託者に交付しなければならない.「建築士法24条の8」より「建築士事務所の開設者は,設計受託契約又は工事監理受託契約を締結したときは,所定の事項を記載した書面を当該委託者に交付しなければならない.」とわかる.(この問題は,「法規」24.建築士法コード「24222」の類似問題です.)○○22182工事監理・契約契約建築設計業務,監理業務等の契約において,報酬の変更,再委託の条件,著作権の扱い,契約の解除等の諸条件については,通常,建築設計・監理等業務委託契約約款において示される.建築設計業務,監理業務等の契約における諸条件については,通常,「建築設計・監理等業務委託契約約款」において示されており,「設計業務委託書等の追加・変更等」,「再委託」,「著作権の帰属」,「解除権の行使」等が規定されている.○01181工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」における建築設託契約約款」における建築設計業務委託計業務委託契約において,委託者は,必要があると認めるときは,受契約において,委託者は,必要があると託者に書面をもって通知して,設計業務の全部又は一部の中止を請認めるときは,受託者に書面をもって通知求することができる.して,設計業務の全部又は一部の中止を請求することができる.○01182工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」における建築設計業務委託契約において,受託者は,委託者の承諾なく,成果物,未完了の成果物及び設計業務を行ううえで得られた記録等を他人に閲覧させ,複写させ,又は譲渡してはならない.約款7条2項より,「受託者は,委託者の承諾なく,成果物,未完了の成果物及び設計業務を行ううえで得られた記録等を他人に閲覧させ,複写させ,又は譲渡してはならない.」とわかる.○05183工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」を使用して契約する,委託者,受託者双方は,完成した建築物について,新たに意匠登録を受けようとする場合,相手側の承諾を得る必要がある.四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」を使用して契約する,委託者,受託者双方は,完成した建築物について,新たに意匠登録を受けようとする場合,相手側の承諾を得る必要がある.○06184工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」における監理者の権限は,建築設計・監理業務委託契約約款第16条の23項委託者は,監理業務の段階において,設計成果物について変更の必×基本的に発注者との個別の契約で定めら要が生じた場合,設計変更業務を変更前の設計業務を行った者(以下れるが,契約で特に定められた場合を除き,工事施工段階での設計変更の権限も含まれる.「原設計者」という.)に別途委託しなければならない.ただし,原設計者が受託しない場合,委託者は,受託者又はその他の第三者に委託することができる.06182工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理業務委託四会連合協定「建築設計・監理業務委託契約書」を利用する場合の契約書」を利用する場合の「監理業務」工事監理と工事監理に係るそれ以外の業務(契約では,工事監理と工事監理に係るそれ以外定められる任意の業務)を含んでいる.の業務(契約で定められる任意の業務)を含んでいる.○6/7ページ

14.「その他」の本試験知識コード大項目小項目問題解説解答07181工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」に照らして,委託者は,受託者に対し,設計業務等を遂行するにあたり必要となる情報を,受託者の求めに応じて,速やかに提供しなければならない.委託者は,受託者に対し,設計業務等を遂行するにあたり必要となる情報を,受託者の求めに応じて,速やかに提供しなければならない.○07182工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」に照らして,受託者は,設計業務,監理業務又は調査・企画業務の全部を一括して第三者に委託する場合は,あらかじめ書面による委託者の同意を得なければならない.受託者は,設計業務,監理業務又は調査・企画業務の全部を一括して×第三者に委託してはならない.問題文には「あらかじめ委託者の同意」とあるが,そのような緩和規定はないため誤り.07183工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」に照らして,受託者は,著作建築物に受託者の実名又は変名を表示する場合,委託者の承諾を得なければならない.受託者は,著作建築物に受託者の実名又は変名を表示する場合,委託者の承諾を得なければならない.○07184工事監理・契約契約四会連合協定「建築設計・監理等業務委受託者は,契約に定めがない場合においても,委託者の請求があると託契約約款」に照らして,受託者は,契約きは,設計業務の進捗状況について,委託者に説明・報告しなければに定めがない場合においても,委託者のならない.請求があるときは,設計業務の進捗状況について,委託者に説明・報告しなければならない.○05184工事監理・契約報酬の基準「建築士事務所の開設者がその業務に関「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報して請求することのできる報酬の基準(国酬の基準(平国告(令和6年)第8号)」における実費加算方法とは,業告(令和6年)第8号)」における実費加算務経費(直接人件費,特別経費,直接経費,間接経費),技術料等経方法とは,業務経費(直接人件費,特別費及び消費税に相当する額を個別に積み上げたうえで合算して算出経費,直接経費,間接経費),技術料等経する方法である.費及び消費税に相当する額を個別に積み上げたうえで合算して算出する方法である.○06181工事監理・契約報酬の基準「建築士事務所の開設者がその業務に関「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報して請求することのできる報酬の基準(国酬の基準(国告(令和6年)第8号)」における実施設計に関する標準業告(令和6年)第8号)」における実施設計務には,工事施工者が設計図書の内容を正確に読み取り,設計意図に関する標準業務には,工事施工者が設に合致した建築物の工事を的確に行い,工事費の適切な見積りがで計図書の内容を正確に読み取り,設計意きるよう,基本設計に基づき,設計意図をより詳細に具体化した仕様図に合致した建築物の工事を的確に行書や図面等の図書を作成する業務が含まれる.い,工事費の適切な見積りができるよう,基本設計に基づき,設計意図をより詳細に具体化した仕様書や図面等の図書を作成する業務が含まれる.○7/7ページ

14.「その他」の平成30年度本試験図問題問題コード30011建築士法に規定されている建築士の職責等に関する記述のA~Dに該当する語句の組合せとして,正しいものは,次のうちどれか.建築士法第2条の2において,「建築士は、常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,Aに寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.」とされている.また,同法第21条の4において,「建築士は、Bを害するようなCをしてはならない.」とされ,同法第22条第1項においては,「建築士は、設計及び工事監理に必要なDの維持向上に努めなければならない.」とされている.1.2.3.4.ABC国民の生命,健康及び財産の保護公共の福祉の増進建築D知識及び技能国民の生命,健康及び財産の保護建築士の信用又は品位建築専門的応用能力建築物の質の向上建築士の信用又は品位行為知識及び技能建築物の質の向上公共の福祉の増進行為専門的応用能力解説建築士法第2条の2において,「建築士は、常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の質の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行わなければならない.」とされている.また,同法第21条の4において,「建築士は,建築士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない.」とされ,同法第22条第1項においては,「建築士は、設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない.」とされている.解答:314.「その他」の平成30年度本試験図問題P1

14.「その他」の平成30年度本試験図問題問題コード30181著作権に関する次の記述のうち,四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」に照らして,正しいか,誤りかで答えよ.なお,「成果物」は建築設計業務委託契約において受託者が委託者に提出した設計図書等の設計成果物とし,「本件建築物」は当該成果物を利用して完成した建築物とする.1.本件建築物が著作物に該当する場合,当該著作物は受託者に帰属する.2.委託者は,本件建築物が著作物に該当する場合であっても,当該本件建築物を写真,模型,絵画その他の媒体により表現し,利用することができる.3.受託者は,成果物が著作物に該当する場合であっても,受託者の権利により,委託者の承諾を得ることなく,当該著作物を第三者に譲渡することができる.4.受託者は,成果物によって第三者の著作物を侵害した場合,原則として,第三者に対して損害の賠償を行わなければならない.解説1.2.3.4.約款「6条」より,「本件建築物が著作物に該当する場合,当該著作権は受託者に帰属する.」とわかる.よって正しい.約款「7条2項」より,「委託者は,本件建築物が著作物に該当する場合であっても,当該本件建築物を写真,模型,絵画その他の媒体により表現し,利用することができる.」とわかる.よって正しい.約款「9条」より,「受託者は,成果物が著作物に該当する場合,当該著作権を第三者に譲渡してはならない.ただし,あらかじめ委託者の承諾を得た場合は,この限りでない.」とわかる.問題文は,「承諾を得ることなく」とあるため誤り.約款「10条」より,「受託者は,成果物によって第三者の著作権を侵害した場合,原則として,第三者に対して損害の賠償を行わなければならない.」とわかる.よって正しい.解答:1.正しい2.正しい3.誤り4.正しい14.「その他」の平成30年度本試験図問題P2

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G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_001建築計画階段数値【階段の手すり】は,「昇降補助」を目的とした場合,踏面の先端から75~85cm19162,21082,06093の高さに設ける.また,幼児や児童も利用する場合には,75~85cmと60~65cm程度の2段設置とすることが望ましい.G_01_003G_01_003_02G_01_004建築計画建築計画建築計画階段用語【階段の踏面寸法】とは,踏面(隣接する段鼻)の水平投影部分を有効とし,けこみ寸法は含めない.階段その他住宅の屋内階段は,勾配が急であることが多いため,踏面が小さくても昇降しやすいように,一般に,「蹴込み」を設け,その蹴込み寸法を,2~3cm程度とする.階段数値昇降のしやすさを考えた場合,【けあげ寸法(R)と踏面寸法(T)との関係式】は,「R+T=45cm程度」,「2R+T=63cm程度」となるため,けあげ寸法が小さくなれば踏面寸法が大きくなる関係にある.2204422044,2504123072,25074G_01_006_02建築計画階段その他【側桁階段】は,段板や蹴込み板を厚手の板で両側から挟み込んだ階段をいい,段板の側面は見えない.【ささら桁階段】は,段形に切り込んだ刻み目の上に段板をのせる階段をいう.25042G_01_007G_01_015_02G_01_016建築計画建築計画建築計画日影その他【等時間日影(日影時間が一定時間以上となる範囲)】は,「建物の高さ」と「建22053,26064,29052物の東西方向の幅」の2つの要因によって決まる.4時間以上の日影を周辺に及ぼす範囲は,一般に建築物の高さよりも東西方向の幅に大きく左右され,建物の高さによる影響は少ない.昇降機数値大型オフィスビルやショッピングモール等で採用される乗用24人乗りのエレ21073,24073,29071ベーターは,一般に,「積載1,600Kg,かご内法寸法2,000mm×1,750mm,出入り口寸法1,100mm×2,100mm」程度の規格となる.昇降機数値事務所ビルの【エレベーターの配列】は,直線配列の場合,4台以下とし,対面配列の場合は片側4台ずつの8台を限度とする.22133G_01_017建築計画昇降機その他高層事務所ビルにおけるエレベーターは,低層用,中層用,高層用に【バンク分け】をすることが多く,縦の動線が分断されるのを防ぐため異なるバンクの乗り継ぎ階を設ける必要がある.22133G_01_018建築計画昇降機数値【バンク分け】において,各バンクのフロア数は,10階前後,最大15フロア以下とする.また,バンク分けするメリットとして,輸送効率を上げる,バンク(サービスゾーン)ごとが貸しスペースとして使える,乗り場の数の減少により,設備費低減などがあげられる.22133G_01_019G_01_020建築計画建築計画昇降機その他高さ31mを超える建物には,非常用エレベーターの設置義務が生じる.また,【非常用エレベーター】は,乗用エレベーターとして利用することも可能で,火災時には,消防隊の消火活動のための専用エレベーターとなる.昇降機その他事務所ビルの【エレベーターの必要台数の算定】は,一般に朝の出勤時のピークを基準として行う.18084,2211426141G_01_023建築計画昇降機数値商業施設の売場における客の昇降について,エレベーターの約10倍の輸送能力があるエスカレーターは,待ち時間も少なく,目的階以外の売場を見渡すこともできるため,エレベーターよりも設置比率を高く設定し,客がエレベーターへ集中することを避ける計画が望ましい.【エレベーターとエスカレーターの使用比率】は,一般的に20:80程度となる.20233G_01_024G_01_024_02G_01_025建築計画建築計画建築計画駐車場数値【標準的な駐車スペースの寸法】は,2.5×5.0m程度であるが,車いす使用者の乗降を考慮した駐車スペースの幅は,最低限3.5m以上必要である.駐車場数値地下に駐車場を設ける場合の大規模店舗の柱スパンは,柱間に自動車が並列に3台駐車できるように8.5m程度とする.駐車場数値【自走式の建築物内の駐車場】は,車路部分は梁下で2.3m以上,駐車スペースは梁下で2.1m以上としなければならない.2807123064,26142,0107128072G_01_026G_01_027G_01_032建築計画建築計画建築計画駐車場数値駐車場車路にある【スロープの最大勾配】は,1/6以下であるが,平たん部と斜路との連結の際,運転者に注意を促すとともに車両下の損傷を防ぐため,スロープの始まりと終わりで水平部に接続する部分に斜路の本勾配の1/2の緩和勾配を設ける.その長さは4m程度(車体の長さ程度)とする事が望ましい.駐車場その他【斜め駐車】は,【直角駐車】に比べて車の出入りが容易で,車路幅も狭くてすることができるため,車路幅が確保できない場合に採用されるケースが多い.しかし,斜め駐車はデッドスペースが多くなり,単位面積あたりの駐車台数が少なくなる.01074駐車場用語【垂直循環方式(タワー式)】とは,入庫した自動車を観覧車のように循環させ21064るものをいい,小さい建築面積で高密度駐車を実現することができる方式である.19154,22063,26064,29073G_01_038_02G_01_039建築計画建築計画駐車場用語エレベーター方式の立体駐車設備(小型自動車用)において,自動車の出入口の幅は,一般に,2,500㎜程度とする.駐車場数値小型自動車用の自走式地下駐車場において,【二方通行の車路の屈曲部の内法半径】は,5m程度である.2106423071,280741/6ページ

G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_039_建築計駐車場数値屋内駐車場で,一方向の車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられてい28073,0208402画る場所で,歩行者の通行の用に供しない部分の幅員は,2.75m以上とする.G_01_039_03G_01_039_04建築計画建築計画駐車場数値バスターミナルの誘導車路の屈曲部の計画においては,全長12m,幅2.5m,最小回転半径12mの大型バスが円滑に回転できる構造とする.駐車場数値大規模な路外駐車場において,普通自動車用の一方通行の車路を幅3.5m,対面通行の車路を幅5.5mとする.2808307083G_01_040G_01_041_02G_01_042G_01_043G_01_044G_01_045_02建築計画建築計画建築計画建築計画建築計画建築計画駐輪場数値【自転車の駐輪スペース】は,1台当たり幅60cm×長さ190cmとする.21074,27084駐輪場その他排気量50~250ccクラスのオートバイの1台当たりの駐車スペースを,幅90cm×長さ230cmとするのは望ましい.風対策その他高層建築物では,上空を流れている風が建物に当たって地盤付近に流れ込22051むことによる【風害(ビル風)】が発生しやすい.このビル風を防ぐためには,風の発生しやすい方向に対する受風面を小さくするように計画する.25071,30071風対策その他2棟の高層建築物を並べて配置する場合,その間隔を狭くすると【ピーク時の21042,27062風速】は2棟各々によって発生するビル風の相乗効果により強くなるが,【風速の増加する領域】は狭くなる.風対策その他建築物に作用する風の一部は,壁面に沿って左右に流れ,一部は吹き上げ,吹き下ろしの風となる.この左右に流れ吹き降す風が,壁面の隅角部で剥離し,地上付近に強風域を形成する.壁面に沿って下降する風は,地上付近で地面に沿う逆流を形成する.壁面を吹き上げた風は,屋根面との隅角部で剥離して建物後流となり,広い範囲にわたる弱風域を形成する.このビル風による風速値およびその分布は,対象建築物の形状や高さだけでなく,周囲の建物条件や風向によっても大きく変化する.28052風対策その他ビル風対策としての植栽計画においては,耐風性の高い樹種を選定するとと28054もに,低木と高木を併せて風向きと直行となる向きに並べて配置することが有効である.G_01_046G_01_047建築計画建築計画風対策その他高層建築物を建設した場合,風速増加率は,周囲に建築物がない場合に比べて,周囲に低層建築物がある場合のほうが大きくなる傾向がある.風対策その他【風速増加率】とは,建築物の建設前後における周囲の地上風速の変化の割合をいう.25051,2805125051,28051G_01_050建築計画建築計画その他【多雪区域における屋根の雪対策】としては,「落雪屋根」と「無落雪屋根」の2種類があり,敷地内に落雪スペースが十分に確保できる場合には,屋根勾配を急勾配にした「落雪屋根」が採用され,敷地内に落雪スペースが確保できない場合においては,スノーダクト方式などの「無落雪屋根」が採用されることが多い.22052,25053,29054G_01_051建築計画建築計画その他【霧除け庇】は,窓等の外部に面する開口部の上部に設ける小庇のことであり,雨仕舞いにおいて有効である.05053G_01_052建築計画建築計画その他【屋外球技場の方位】は,競技者に対し,太陽高度の低い東・西方向からの太21043,25054,30042陽光によるまぶしさを感じさせないようにするため,長軸を南北方向にとることが望ましい.G_01_052_02建築計画建築計画その他屋外の野球場は,一般に,太陽光線の直射の影響を最小限とするため,本塁から投手板を経て二塁に向かう線を,東北東の方位に計画することが望ましい.30041G_01_052_03建築計画建築計画その他陸上競技場の観客席の勾配は,サイトライン(可視線)に配慮しつつ,観客が「競技者との一体感」や「競技の臨場感」を得られるように計画することが望ましい.30043G_01_052_04建築計画建築計画その他屋内の競技施設(アリーナ)は,施設の規模,想定される競技や大会のレベル30044等に応じて,自然採光・自然通風に配慮しつつ,空調設備・照明設備を設けることが望ましい.G_01_052_05建築計画建築計画その他近くから視認する案内標示板は,視点からの見上げ角度が小さく,かつ視点の低い車いす利用者にも見やすい高さとすることが望ましく,眼高は,立位の場合で約150cm,座位の場合で約110cmであり,立位者にも車いす使用者にも見やすい高さは約130cm程度である.30143,03082G_01_052_06建築計画建築計画その他サインの種別には,場所の名称を示す「位置サイン」,特定の場所への方角を矢印表示等で示す「誘導サイン」,利用者が行動を選択するために必要な情報を提供する「案内サイン」等がある.30141G_01_052_07建築計画建築計画その他視距離10mから視認するサインの計画において,サインの設置位置は仰角(水平からの見上げ角度)が10度を超えないようにすることが望ましい.30144G_01_056建築計画シールドルームその他【電磁シールドルーム】とは,大型コンピューター室や精密検査室の通信機器23172や各種電子応用機器などに対する,有害な電磁波をシールド(遮蔽・遮断)するため,金属板や金属網などで覆った室のことをいう.外部からの電磁波の影響を防止しなければならない研究所の磁気テープ保管室に対しては,シールドルームとすることが望ましい.2/6ページ

G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_057建築計画シールドルームその他【シールドルームの壁】は,外部からの電磁波に対する妨害の影響を防止する目的で研究所の磁気テープ室等に設置するため,特に防塵性は重視しない.23172G_01_058建築計画仕上げその他床の滑りの指標のうち,JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定される滑り抵抗係数(C.S.R)は,埃(ほこり)や水等の介在物によって変化する.30061G_01_058_02建築計画仕上げその他床材は,同一の床において滑り抵抗係数が変化すると,つまずきの原因となることから,滑り抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用することは,避けることが望ましい.30063G_01_058_03建築計画仕上げその他建築物の出入口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は,金属製のものを使用する場合,雨滴によりスリップしやすいため,ノンスリップの加工があるものを採用する等の配慮をすることが望ましい.30064G_01_063_02建築計画建築計画その他【すがもれの防止対策】としては,天井の十分な断熱,小屋裏換気等が有効である.18104G_01_063_03建築計画建築計画その他【壁面緑化】には,植物の育成のための支持材や十分な土壌基盤を確保する必要がある.24172G_01_064_02建築計画クリーンルームその他工業用クリーンルームには.垂直層流方式,乱流方式,水平層流方式等のエアフローを採用し,バイオクリーンルームには,乱流方式,水平層流方式のエアフローを採用する.18162G_01_065_02建築計画建築計画用語【クールチューブ(ヒートチューブ)】とは,地中に埋設した管内に空気を送り込み,夏季には地中温度が外気温より低くなることを利用して冷気を得ることが可能な方式をいう.また,冬季には,取り入れ外気の余熱に利用することもできる.22161,27052,28064,01064G_01_065_03建築計画建築計画用語【ナイトパージ】は,外気温が低下する夜間に自然通風を図り,居住者に涼感を与えるとともに,室内の蓄熱体の温度を下げ,翌日の室温上昇を抑える方式である.28064G_01_066建築計画建築計画その他木造軸組工法における「大壁」は,柱を壁で覆ってしまうため,柱材が見え掛かりとならない.柱が見え掛かりとなるのは,和室などに用いられる「真壁」であり,その場合には,柱材に化粧材を使用する.25173G_01_066_02建築計画建築計画その他真壁式の柱には,一般に,壁との納まりのために散りじゃくりを設ける.18105G_01_066_03建築計画建築計画その他【無双四分一】とは,床の間に掛軸を掛けるために,床の間の天井回り縁の下端に取り付ける細い横木のことをいう.18101G_01_066_04建築計画建築計画その他【本勝手】とは,書院造りの座敷において,床の間に向かって,左側に書院,右側に床脇を設けたもののことをいう.18102,25174G_01_066_05建築計画建築計画その他【木造の屋外階段やバルコニー】は,雨がかりが極力生じないような計画とすることや接合部に水分が常時滞留しないように配慮する.04051G_01_067建築計画建築計画その他【透湿防水シート】は,湿気を通し,雨水の侵入を防ぐシートで,木造の一戸建て住宅の外壁において,繊維系断熱材の屋外側に設置される.06051G_01_068建築計画建築計画その他【気候風土適応住宅】は,地域の気候及び風土に応じた住宅であることにより,外皮基準に適合させることが困難であるものとして国土交通大臣が定める基準に適合するものである.06054G_01_072建築計画構造計画その他【横連窓(スパンドレルタイプ)のプレキャストコンクリートカーテンウォール】は,サッシとスパンドレルパネルとの取合い部分で層間変位を吸収する.21052G_01_072_02建築計画構造計画その他【マリオン方式のメタルカーテンウォール】は,方立を上下の床や梁の間に掛け渡し,そこにガラスやスパンドレルパネルをはめ込むものである.23044,28174,02053G_01_073建築計画設備計画その他【便器などの設備の利用率】を高く設定すると,利用者に対し,設備機器の設置数が少なくなるため,待ち時間が長くなり,利用者の要求を充足する度合いが低くなる.25132G_01_073_02建築計画設備計画その他【トイレの計画におけるサービスレベル】とは,衛生器具の個数を,男女別の想定利用人数と待ち時間に対する利用者の評価である.25132G_01_074建築計画設備計画その他【特殊継手排水方式】は伸頂通気方式の一種で,排水立管と排水横枝管の合流部に特殊な継手を使用する方式であり,汚水等を旋回させ,パイプ内部に空気の通り道をつくることで,排水の許容流量を高める事ができる.06063G_01_075建築計画改修用語【コンバージョン】は,既存建築物の用途変更や用途変換という意味などに用いられ,都市部においては,空室となった事務所ビルを集合住宅,SOHO等に改修するほか赤レンガ倉庫などにみられるように倉庫を商業施設に転用したり,廃校になった校舎を地域のコミュニティー施設として再利用するなど,様々な試みが日本各所で行われている.221733/6ページ

G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_076建築計画建築計画その他建築物の設計に当たっては,建設予定地や類似施設の調査を行い,利用者の潜在的な要求の把握や将来の建築物に対する要求の変化を予測することが重要である.21011G_01_077建築計画建築計画用語【ライフ・サイクル・マネジメント】の観点より,建築の生涯の資源消費を最小限に留め,再利用・再生が可能な低環境負荷材料(エコマテリアル)を使用することが,建築の設計に望まれている.21012G_01_077_02建築計画建築計画用語サスティナブル(持続可能)な建築の計画に当たっては,自然,風土,地域性,場所性等の認識が重要である.22012G_01_077_03建築計画建築計画用語【SDGs】は,誰一人取り残さない,持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の17の開発目標からなり,その目標の一つに「持続可能な都市」がある.03011G_01_077_04建築計画建築計画用語【QOL(QualityofLife)】は,近年,生活の質的向上を目指そうとする気運の高まりとともに,建築計画においても,医療福祉等の分野で重要性が増している.03012G_01_078建築計画建築計画用語【パーソナル・スペース】とは,他者が自分に近づくことを許せる距離帯(心理的な縄張り)をいう.性別・年齢・姿勢等によっても異なり,人が集まる空間における規模・寸法や家具配置を計画する際に配慮する必要がある.21013G_01_078_建築計02画G_01_078_建築計03画建築計画建築計画用語パーソナルスペースは,立位より平座位のほうが小さい.22171,25162用語【パーソナルスペースの分類】には,「密接距離」「固体距離」「社会距離」「公25161衆距離」の4段階と,それらをさらに近接相と遠方相に分類する方法があり,人間同士の距離の取り方それ自体が,一種のコミュニケーションであり,文化によって異なるものとされている.G_01_078_03建築計画建築計画用語【ソシオペタル】は,会議や食事の場で互いに向かいあったり,隣接して並ん25164,01011,06044だりする集合の状態をいい,【ソシオフーガル】は,他人との距離を置いたり,互いに背を向けるような状態で,プライバシーを優先した離反の集合の状態をいう.G_01_078_04建築計画建築計画用語【アフォーダンス】は,知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語で,環境に実在する動物がその生活する環境を探索することによって獲得することができる意味・価値であると定義される.25161G_01_078_05建築計画建築計画用語【プレグナンツの法則】は,視界に複数の対象があるときに,これらをまとまりとして知覚したものを簡潔でよい形として捉える傾向のことをいう.25163G_01_078_06建築計画建築計画用語【ゲシュタルト心理学】の基礎概念においては,形や存在が認められる部分を「図」,その背景となる部分を「地」という.30082G_01_078_07建築計画建築計画その他線遠近法がつくりだす立体感の効果を建築物に応用することにより,奥行感を強めたり弱めたりすることができる.30083G_01_078_08建築計画建築計画その他建築物の立面が大きなスケールになると,軒線等の水平線がその中央部で垂れたように見えたり,柱等の垂直線が傾いて見えたりする現象が生じる.30084G_01_078_09建築計画建築計画用語【エドワード・ホール】は,人間同士の距離のとり方等の空間の使い方は,それ03061自体がコミュニケーションとしての機能をもつと考え,距離をコミュニケーションと対応させて四つの距離帯に分類した.G_01_078_10建築計画建築計画用語【ロバート・ソマー】は,「パーソナルスペース」は個人についてまわり,持ち運03062びができ,その空間のかたちは必ずしも球形ではなく,前方に比べ横のほうは未知の人が近づいても寛容になれることを示した.G_01_078_11建築計画建築計画用語【オスカー・ニューマン】は,物理的・象徴的障壁と見通しのよさをもち,住民たちがそこを「自分たちの場所」と感じているような環境をディフェンシブルスペース(まもりやすい空間)と定義した.03064,06043G_01_078_12建築計画建築計画用語【ウェイファインディング】は,利用者が,不慣れな環境下でも目的地を認識しやすくする仕組をいう.06042G_01_079建築計画省エネルギー用語【パッシブデザイン】とは,ポンプや集熱器などの装置をできるだけ用いずに,建築物の構造や間取り,方位などの工夫等により,暖房効果,冷房効果,照明効果等を積極的に得ることを意図した設計手法である.21014,01013G_01_079_02建築計画省エネルギー用語【パッシブヒーティング】は,冬季において,「建築外皮の断熱・気密性能」「太陽熱等の集熱性能」「集めた熱を蓄えておく蓄熱性能」のバランスを取ることが原則である.26041G_01_079_03建築計画省エネルギー用語【パッシブクーリング】は,夏季における「日射遮蔽性能」「通風性能」「積極的な採冷手法の工夫」のバランスを取ることが原則である.26041,28062G_01_079_04建築計画省エネルギー用語【ダイレクトゲイン】は,窓から入射する日射熱を床・壁の熱容量の大きな蓄熱27054,28063,01062体に蓄熱させ,日射が少ない時間帯に放熱させ暖房効果を得るパッシブ・ヒーティングの手法のひとつである.4/6ページ

G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_079_建築計省エネ用語【光ダクト】は,自然光を建築外部から取り込み,内側がアルミミラーになって0305105画ルギーいるダクトを通し,必要な場所に光を運び込み室内に明るさをもたらす技術であり,ダクト内の光の反射回数を減らすために,ダクトの曲がりを少なく,断面積を大きくする事が望ましい.G_01_080G_01_080_02建築計画建築計画環境その他鋸屋根(のこぎりやね)の垂直面に設けた開口を北向きとした場合,安定した天空光を室内に導くことが可能である.環境その他越屋根は,切妻屋根等の棟の一部に設けられた小屋根又はその下の開口部を含めた部分をいい,当該開口部から自然換気や採光が期待できる.21041,24064,02062,0715101061G_01_080_03建築計画環境その他音圧が極端に弱くなることにより,音が聞こえにくくなる場所(デッドスポット)の発生を防ぐために,一般に,天井面や壁面を凸曲面で構成し,音を拡散させる.03072G_01_080_04建築計画環境その他オープンプラン型の小学校において,隣接する教室からの音の伝播を防止するため,廊下の天井の仕上げに表面をガラスクロス(音を程良く透過するタイプの布)で覆ったグラスウールを使用する事は望ましい.03073G_01_080_05G_01_080_06建築計画建築計画環境その他遮音性能を向上させるため,共通間柱構造から,壁のボードを各面ごとに03074,07042別々の間柱に取り付ける独立間柱構造に変更する事で,直接の伝搬を無くす事ができる.環境その他建築物内の躯体を伝わる固体伝搬音の対策として,スラブの短辺方向のスパンを小さくし,スラブを厚くすることが有効である.04062G_01_081建築計画建築計画その他建築物は,設計,建設,運用,改修,解体・処分までのライフサイクルを通して環境に負荷を掛けており,特に,建設と解体・処分時に伴う二酸化炭素排出量は大きい.22011G_01_081_02建築計画建築計画その他【POE(PostOccupancyEvaluation)】は,建築物が建設され,その施設の使用者が入居してある程度の時間が経過した後,その施設を評価する,入居後評価のことである.04142G_01_082建築計画建築計画その他建築設計にかかわる者は,建築が近隣や社会に及ぼす影響を自ら評価し,良質な社会資本の充実と公共の利益のために努力することが重要である.22014G_01_083建築計画建築計画その他競技場の計画においては,観客の退出時や避難時など短時間に大勢の人が移動することを想定し,動線を「分離する」,「単純化する」,「長くする」等の工夫を行い,群集全体の流動性を妨げないように配慮する.22041G_01_084建築計画建築計画その他建築物に囲まれた広場や街路等の幅員をD,建築物のファサードの高さをHとした場合,D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる.22054,25052,29051,03063G_01_085建築計画建築計画その他自然風を利用するに当たっては,建設地や周辺環境における夏期及び中間期の卓越風の方向を確認することが重要である.23054G_01_086建築計画建築計画その他建築計画を行うに当たって,建築の目的や意図に応じて,構造,設備,防災等25011の様々な専門分野の技術を総合的に調整することが必要である.G_01_087建築計画建築計画その他集合住宅の計画に当たって,当該地域の生活様式を含めた類似建築物の使われ方等に関する調査を行い,その分析結果を活用するのが望ましい.25012G_01_088建築計画建築計画その他【コーホート要因法】は,ある基準年次の男女年齢別人口を出発点として,これに仮定された生残率と出生率を適用して将来人口を予測する方法である.25013G_01_089建築計画建築計画その他コミュニティ施設の計画に先立ち,建築主の要請に応じ,施設が提供するサービス,運営方法等を検討する会議に参加することが望ましい.25014G_01_090建築計画建築計画その他特定天井に関する設計ルートのうち,仕様ルートの一つとして,天井面と周囲の壁等との間にクリアランスを設けない「隙間なし天井」がある.01041,07041G_01_091建築計画建築計画その他木材の構造材を現(あらわ)し仕上げとする場合,燃焼時に木材の表面が炭化し,中心に向けて燃える速度が遅くなるので,木材の部材断面を大きくすることで,耐火性を高める事ができる.03053G_01_091_02建築計画建築計画用語【CLT】は,ひき板を繊維方向がほぼ直交となるように積層接着した木質系材料で,高い断熱性能も期待でき,主に,耐力壁や床等の面材として使用される,05061G_01_091_03建築計画建築計画用語【LVL】は,ひき板を繊維方向にほぼ平行となるように積層接着した木質系材料であり,主に,柱,梁等の線材として使用される.05062G_01_091_04建築計画建築計画用語【被覆型(メンブレン型)木質系耐火部材】とは,柱や梁等の木材の周りに,無機質系建材等を耐火被覆として用いたものである.05063G_01_091_05建築計画建築計画用語【燃え止まり型木質系耐火部材】とは,柱や梁等の木材の周りに,燃え止まり層と呼ばれる耐火被覆材を設け,その外側に燃え代層を張り付けたものである.05064G_01_091_06建築計画建築計画用語【構造用集成材】は,ひき板や小角材などを,その繊維方向が互いに平行になるように合成樹脂接着剤で積層接着したものであり,大断面や湾曲材等の形状とすることで大スパンでの使用も可能である.060715/6ページ

G-01.「建築計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_01_091_07建築計画建築計画用語【構造用合板】は,単板をその繊維方向が互いに直交となるように積層接着したものであり,JASにおいて特類のものは,屋外又は常時湿潤状態となる環境下での使用も可能である.06072G_01_091_08建築計画建築計画用語【OSB】は,木材のストランド(切削片)を配向した層が互いに直交となるように積層接着したものであり,耐力壁にも使用されている.06073G_01_091_09建築計画建築計画用語【MDF】は,主に木材等の植物繊維を成形した繊維板であり,下地材,家具材料のほか,構造用の面材にも使用されている.06074G_01_092建築計画建築計画その他木材を構造材として使用する場合,腐朽しにくく,乾燥に伴う収縮や反りが少ない心材を採用する事が望ましい.03054G_01_092_02建築計画建築計画その他【木材は炭素を貯蔵する特性】があり,また,製材は鋼材に比べて製造時に使用するエネルギーが少ない材料である.04052G_01_092_03建築計画建築計画その他【木材の種類による気乾密度の大小関係】は,一般に,チーク>ヒノキ>キリである.04054G_01_092_04建築計画建築計画用語【ポリウレタン樹脂塗料】は,光沢があり,付着性,耐摩耗性,耐水性等に優れ,木床等に用いられる.07061G_01_092_05建築計画建築計画用語【ステイン塗料】は,木材に染み込み,木目を活かしながら着色する着色塗料であり,オイルステインは油性で,屋内での木部塗りに適している.07062G_01_093建築計画建築計画その他【アスペクト比】が大きい塔状の建物の場合は,水平力が生じた時に点や基礎底板が部分的に浮き上がるおそれがあるため,基礎の重量を増やして,できるだけ建物が浮き上がらないように設計する.04061G_01_094建築計画建築計画用語【寒冷地の外壁タイル仕上げ】では,吸水率が低く,凍害に強いⅠ類(磁器質)タイルが推奨される.070436/6ページ

G-02.「各部寸法等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_02_001各部寸法寸法用語【呼び寸法】とは,「公称寸法」とも呼ばれ,部品のサイズを表示する際に用いる寸法である.一般的にはクリアランスや目地幅などを含めた寸法であり,製作寸法とは異なる.「呼び寸法」=「製作寸法」+「クリアランス・目地幅など」24042G_02_003G_02_004G_02_004_03各部寸法各部寸法各部寸法寸法用語【フィボナッチ数列】とは,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・というように,直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列をいい,その項比は黄金比に近づく.寸法用語【黄金比】とは,もっとも美しく見える比と考えられており,代表的なものとしては,フランスの凱旋門などがある.黄金比(1+√5)/2≒1.6180寸法用語【オーダー】は,西洋の古典建築の基本単位となるコラム(柱頭,柱体,礎盤)とエンタブレチュア(水平梁)の比例関係を中心とする各部の構成基準である.25171,2707225171,27072,3008127073G_02_005各部寸法寸法用語【モデュロール】とは,ル・コルビュジエの考案によるもので,黄金比を人体寸法に基づいて展開した寸法体系であり,日本工業規格(JIS)のモデュールとは根本的に異なる.JISに定められているモデュラーコーディネーションは,1・2・3・5・7の整数倍を基準値とした工業標準数により,決められており,建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整することを目的とする.24044,27071G_02_005_02各部寸法寸法用語【木割り】は,我が国の伝統的な建築において,各部構成材の比例と大きさを決定するシステムである.25172G_02_005_03G_02_007各部寸法各部寸法寸法用語【匠明】は,江戸時代初期に平内政信が記した木割書であり,日本建築における柱間や各部の部材寸法の比例関係を決める体系を記述した書物である.27074寸法数値【都市部に立地する事務所とホテルからなる建築物】は,ホテルを上層,事務所を下層に配した高層建築物として計画されることが多い.下層の事務所部分は,梁せいが大きくなり,空調ダクト等により,天井懐は1m以上必要となる.天井高を3m程度確保するためには,階高を4m程度で設定する.また,ホテル部分は,高層に配されるため梁せいは小さくてすみ,天井懐は,700程度あればよい.天井高も,2.5m程度確保すれば足りるため階高は,3.2m程度で設定する.23063G_02_009各部寸法寸法その他住戸内をスキップフロア形式とすることにより,居住空間の変化や収納スペースを有効的に確保することができる.その場合,住戸の階高は4.5m程度必要である.16101,21123G_02_010各部寸法寸法数値【小学校の低学年用の下足箱の最上段の高さ】は,児童の眼の高さである100cm程度以下とする.小学校低学年の平均身長は,110~120cm程度であり,眼の高さは,平均身長-12cmとなる.また,高さのある下足箱を使用する場合には,下部を低学年用,上部を高学年用とするなどの配慮が必要となる.20141G_02_011_02学校寸法数値【小学校の児童用の階段】は,原則として,階段及びその踊場の幅140cm以上,蹴上げの寸法を16cm以下,踏面の寸法を26cm以上とし,墜落防止手摺の手摺子間の内法寸法を11cm以下とする.27081G_02_012G_02_013G_02_013_02G_02_014G_02_015G_02_017G_02_017_02G_02_017_03各部寸法各部寸法各部寸法各部寸法各部寸法各部寸法各部寸法各部寸法寸法数値車椅子使用者の使用する出入り口には,できる限り通過を妨げる段差は設けないようにする.なお,やむを得ない場所においては,【車いす使用者が乗り越えられる段差】として2cm以下とする.寸法数値【病院の病室の出入り口の有効幅】は,ストレッチャー(患者用運搬車)や大型医療機器の搬出入などを考慮して,120cm以上とする.寸法数値【6人制バレーボールのコート1面の大きさ】は,9m(短辺)×18m(長辺)であり,2面配置する場合には,38m×34m程度必要となる.寸法数値【バレーボールの公式試合を行う体育館の天井の高さ】は,センターライン上で12.5m以上,エンドライン上で10.5m以上必要である.寸法数値【屋内テニスコートの天井の高さ】は,ネット真上では12.19m以上,コート後方壁部においては4.87m以上とする.寸法数値【バスケットボールコートの標準寸法】は28m×15mであるため,2面配置する場合の内法寸法は,34×41m程度と必要となる.寸法その他体育館では通常,最も広さが要求されるバスケットボールコートの必要広さと,最も高さが要求されるバレーボールコートの必要高さを基準にして面積・天井高が設定される.寸法その他一般に,特定の需要や特定のビルディングシステムを対象とした建築部分をクローズド部品といい,不特定多数の建築物を対象とした建築部品をオープン部品という.23074201432407121061,25072,0608319153,23062,26084,0208228082,0208118175,2214124041G_02_018_各部寸02法G_02_018_各部寸03法寸法数値【剣道場や,柔道場の有効天井高さ】は,4.5m以上とする.20142寸法数値高等学校の配置計画において【400mトラック】を設けるための運動場の寸法は,120m×190m程度必要である.050821/2ページ

G-02.「各部寸法等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_02_019各部寸法屋根勾配数値【平葺や一文字葺等の金属板屋根の標準的な勾配】は,2.5/10程度,又は,それ以上となる.尚,金属板屋根でも瓦棒葺の場合は,2/10程度,又は,それ以上となる.23042,27043G_02_020各部寸法屋根勾配数値屋根葺材に金属板を用いた場合の屋根勾配は,2/10~2.5/10程度,もしくは,それ以上であり,落雪屋根とする場合には,4/10程度に勾配を大きくする.23042G_02_023G_02_024G_02_025各部寸法各部寸法各部寸法その他数値関東地方に多い【江戸間】の場合,柱間隔(柱心々寸法)は,基準寸法(1間=6尺)の整数倍となるが,関西中心の【京間】の場合は,畳割(6.3×3.15尺の畳を基準とする)により,柱間隔を決定するため,柱断面寸法に関係した端数が生じる.18103,27042寸法用語モデュラーコーディネーションにおける【シングルグリッド】とは,等間隔に引かれた単線によるグリッドをいい,木造軸組構法の江戸間は,モデュラーコーディネーションにおけるシングルグリッドに分類される.尚,【ダブルグリッド】とは,柱や壁が配置される部分に対して,二重線でグリッドラインを引き,その中に柱や壁を納めるようにしたグリッドをいう.京間は,ダブルグリッドに分類される.23041,24043寸法用語【モデュラ-コーディネーション】とは,建築各部の寸法を調整して,モデュ-ルがあてはまるように調整することをいう.床,壁,天井などのパネルや,家具,造作などの寸法を一定のモデュ-ル(木造の場合は,910mm)に合わせ,グリッドなどを用いて,各部の配置を決定していく手法である.23041,24043G_02_026_02各部寸法その他用語【設計寸法】とは,設計図書に表示された寸法,表示された寸法から計測・計算することのできる寸法及び物差により読みとることのできる寸法をいう.21191G_02_027各部寸法その他用語一般的な住宅のドア廻りにおいて,呼び鈴・ドアアイの位置は,床面から140cm程度,スイッチ類の位置は,120cm程度,ドアノブの高さは,90cm程度とする.240622/2ページ

G-03.「開口部等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_03_005開口部等出入口その他【玄関ドアの防犯対策(ピッキング対策)】としては,主錠に加えて,破壊行為に20135強い面付け錠を補助錠として取り付けるツーロックが効果的であり,ガードプレートを取り付けるとより効果的となる.G_03_005_02開口部等ガラス性能その他ガラスは,厚さが増すことにより透過損失が増加するが,周波数域によってはコインシデンス効果が生じ,遮音性能が低下することもある.18142G_03_006開口部等ガラス性能その他出入口の全面をガラス張りとする場合,衝突破損などを考慮して,合わせガラスや強化ガラスなど,割れても安全なガラスを使用する.19144G_03_007開口部等ガラス性能その他【合わせガラス】は,ガラス間に接着力の強い樹脂系の薄膜を挟み,熱と圧力19144,28043で密着させたもので,ガラス破壊時の飛散防止などに効果的な安全ガラスであり,熱伝導率は普通板ガラスと変わらないため,断熱性能は期待できない.尚,窓面の結露を防止するためにはガラスの断熱性能を上げる必要があり,熱貫流率の低い複層(ペア)ガラスを用いることが効果的である.G_03_009_02開口部等ガラス性能その他【網入りガラスや線入りガラス】は,厚みが同じ場合,フロート板ガラスに比べて,耐風圧強度は低下する.28044G_03_011開口部等ガラス性能用語【熱線吸収ガラス】とは,熱線である赤外線を吸収することによって熱を遮断す環境07043るガラスである.そのため,熱線吸収板ガラスを使用した窓は,ペリメーター部分の冷房負荷の低減には有効であるが,暖房負荷においては逆効果である.G_03_013_02開口部等ガラス性能その他地震時におけるサッシ枠の変形に対して,ガラスがサッシ枠内で回転・移動することでガラスに力が加わり,破損することを防ぐため,サッシ枠内にクリアランスを設ける.18141,01043G_03_014開口部等ガラス性能用語【強化ガラス】とは,板ガラスを加熱後,急冷したもので通常の板ガラスの3~5倍の強度を有するが,切断加工はできない.また破損しても小豆大の粒状になり,鋭い破片とならないために安全ガラスとしても使用される.28042G_03_014_02開口部等ガラス性能用語【強化合わせガラス】とは,複数枚の強化ガラスを合わせ加工したものであり,強度及び安全性が高く,床や階段にも用いられる.20132G_03_014_03開口部等ガラス性能用語【耐熱強化ガラス】とは,特殊な熱処理加工を施した耐熱性能の高い強化ガラスであり,大臣認定などで,防火戸として使用することが可能である.20133G_03_014_04開口部等ガラス性能用語【強化ガラス】を使用する場合は,ガラス内部の微細な不純物の混入による自然破損の発生を低減するため,ヒートソーク処理を行ったものを用いることが望ましい.26053G_03_014_05開口部等ガラス性能用語【強化ガラス】を高所で使用する場合は,万一の破損に備え,強化合わせガラスとしたり,全面に飛散防止フィルムを貼るなどの措置を必要とする.28042G_03_019開口部等開口形状その他【突き出し窓】は,窓枠の上端を軸にして室外側に開くために,縦長よりも横長の排煙窓として使用されることが多い.また,水密性や気密性が一般的に劣るということはない.21053G_03_019_02開口部等開口形状その他【突き出し窓】は窓枠の上端を軸にして室外側に開く開口形式であり,オペレーターによる遠隔操作も可能で,高所にも使用することができる.18143G_03_021開口部等開口形状その他【滑り出し窓】は,開放時に上下に開口を確保できるため,温度差による換気や通風に有効であり,任意の位置で固定できるため風によるあおりの影響を受けにくい窓開閉方式である.20134G_03_022開口部等開口形状その他【横滑り出し窓】は,サッシ上部が回転軸となり上下に移動し,下側が外部に20134突き出して開く形式の窓で,上下部分に開口を確保できるため換気用として使用されるが,上部回転軸とアオリ止めアームによって固定されているため,窓の清掃時に大きく開けたり,反転させたりすることはできない.G_03_026開口部等開口形状その他【ドレーキップ窓】は,内倒しと内開きの2種類の開閉機能を持っており,内倒しは自然換気時に,内開きは外部ガラス清掃時に使用する.19143G_03_028開口部等開口特性その他【十分な間隔を持つ二重サッシ】では,遮音性能・断熱性能とも向上するが,サッシ相互間の距離が短いと低音域共鳴透過現象により,低音域での遮音性能が低下する.そのため,サッシ相互の間隔は,20cm以上離すことが望ましい.21051G_03_029開口部等開口特性その他窓のはめ込みガラス面に局部的に日射が当たると,照射部分は,高温となり膨張し,熱膨張の違いにより,熱割れが生じる.そのため一様に日射が当たるようにすることは熱割れには効果的である.尚,網入りのガラスや,日射熱を多量に吸収する熱線吸収ガラスを採用した場合,通常のガラスに比べて熱割れが生じやすくなるため,特に設計上の配慮が必要となる.05043G_03_029_02開口部等開口特性用語【エアフローウィンドウ方式】は,断熱性能を向上させるとともに二重ガラスの間にあるブラインドにより日射を遮蔽し,窓からの熱放射の低減も期待できる.18145,26052,28171G_03_029_03開口部等開口特性用語【ダブルスキン】は,外壁の一部又は全てをガラスの二重構造とし,その中間の空気の換気等による熱負荷低減,及び室内の窓際の環境改善を図ったものである.011141/2ページ

G-03.「開口部等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_03_031開口部等その他その他【ガラススクリーン構法】では,大型ガラスの自重によるたわみを防ぐことが必要となり,ガラス下部に自重のかかる自立構法に比べて,吊り下げ構法の方が高さ方向の寸法を大きくすることができる.21054G_03_032開口部等その他用語【カーテンウォールのオープンジョイント】とは,雨仕切,等圧用開口および気密線を組み合わせることにより,ジョイント部の気圧と外気圧を等圧に保ち,雨水の浸入を防止する方式のことである.26054,01044,07044G_03_032_02開口部等その他用語【カーテンウォールのフィルドジョイント】とは,プレキャストコンクリート外部側にシーリングを,内部側にガスケットを設けることで,雨水の進入口を2段階で防止する方式のことである.28173,02052G_03_032_03開口部等その他用語外装にカーテンウォールを使用する場合,シーリング材の耐久年数は,外壁の耐久年数よりも短いことが多いので,一般に,雨水が浸入した場合の排水機構を設ける.02054G_03_033建築計画音響用語【防音合わせガラス】は,特殊中間膜を用いてガラスの振動を吸収したうえで,熱エネルギーに変換し,人が感知しやすい周波数域(1~2KHz)でのコインシデンス効果による遮音性の低下を解消したガラスである.27041G_03_034建築計画その他その他外壁に設置する排気口や給気口の防水が難しいので,一般に,ダクトを外壁に向かって下がり勾配とし,浸入した雨水を排出できるようにする.020512/2ページ

G-04.「高齢者・身障者等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_04_001高齢者・手すり数値【駅のホームへ至る階段の手すり】は,不特定多数の人の使用が考えられる19162,29082身障者等ため,健常者だけでなく高齢者や子どもにも使用しやすいように,直径が3cm程度,高さが上段80cm程度,下段60cm程度の2段式にすることが望ましく,これは【ユニバーサル・デザイン】に対応したものといえる.G_04_002G_04_002_02G_04_003_02G_04_003_03高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等手すり用語【ユニバーサル・デザイン】とは,健常者・障害者の分け隔てをなくすため,はじめからバリアーフリーの概念をデザインとして取り込んでいくことをいう.手すり用語【フェーズフリーデザイン】とは,日常利用しているモノやサービスが,非常時にも役立つようにするという考え方である.手すりその他階段の起点・終点の手摺の端部については,壁側あるいは下側に曲げて,端部であることが識別できるようにするとともに,衣服等の袖口が引っ掛からないようにするのが望ましい.手すりその他高齢者及び身体障害者の利用に配慮した住宅の計画において,階段に手すりを設けるに当たり,両側に手すりを設ける余裕がない場合には,転倒事故の防止を優先し,降りる時の利き手側に手すりを設ける.19171,010120701419164,2408123083G_04_006高齢者・身障者等手すり数値【車いす使用者用便所】は,便器の両側に水平,垂直に堅固に取り付ける.水29094,07094平手すりは,便器の側面に高さ65~70cm程度の位置に取り付ける等の配慮をする.また片側の手すりは,車椅子の寄りつけのために可動手摺とすることが望ましい.G_04_007高齢者・身障者等有効幅員数値【車いす使用者と歩行者とがすれ違うことができる有効幅員】は120cm以上,20154,26093【車いす使用者同士がすれ違うことができる有効幅員】は180cm以上必要である.G_04_008G_04_011G_04_011_02高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等有効幅員高さ寸法高さ寸法数値数値数値図書館の開架室において,書架の前で本を選んだり,整理などの作業を考慮すると書架の間隔を225cmとすることは望ましい.【車いす使用者の利用する洗面台】は,足置き(フットレスト)が入るように,洗面台の下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する.コンセントの取り付け高さは,フットレストとの接触を避け,床面から40cm以上,スイッチの取り付け高さは,床面から90cm~120cm程度とし,使いやすい高さに設定することが望ましい.19152,25073,0107319165,2208419161,22083,30122G_04_012高齢者・身障者等高さ寸法数値【車いす使用者の利用する洗面台の高さ】は76~82cm程度とする.使い勝手を考慮すると,健常者用の標準取付け高さと比べて若干高い方がよいが,標準寸法としても問題はない.尚,手すりを床面から80cm程度の位置に設けることが望ましい.19165,22084G_04_016高齢者・身障者等高さ寸法数値公共建築物において,車いす使用者が利用する出入口や廊下には,車いすのフットレスト(足置き台)との接触部分を保護するために高さ35cm程度の幅木を設けることが望ましい.22083,30072G_04_019高齢者・身障者等高さ寸法数値【車いす使用者が利用するキッチンの流し台上部に固定した食器戸棚の上端までの高さ】は,床面より120cm程度(上限130cm)とする.尚,動作範囲として,下端は床面より30cm程度とする.18131,23081G_04_020高齢者・身障者等高さ寸法数値【シティホテルのフロントカウンター】は,来訪者,応対者双方が立った状態(立22064,03083,07084位)で対応を行うのが一般的である.この場合,カウンターの高さは,110cm程度とすることが望ましい.また車いす使用者用のカウンターは車いすに座ったまま,来訪者が対応できるようにするために,カウンター下に床面から60~65cm程度の空間(クリアランス)を確保する必要があり,カウンターの高さは75cm程度とする.G_04_020_02G_04_022G_04_023_02G_04_025高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高さ寸法数値【公共図書館における図書の貸出用の車いす使用者用のカウンターの高さ】は,子供や車いす使用者に配慮して,70㎝程度とする.寸法数値車いす使用者が方向転換をする場合,最低直径150cm以上のスペースが必要となる.また,車いすで2cm以上の段差を超えることは難しい.寸法数値【車いす使用者が利用する体育館に設けるシャワー室】には,150cm角程度のシャワーブースを設け,シャワー用の車いすを設けることが望ましい.便所数値【車いす使用者が利用する便所の出入口】は,原則として有効幅を80cm以上とし,できれば90cm以上とすることが望ましい.尚,建具は原則引戸とし,やむを得ない場合は外開き戸とする.27083,30072,06082240822308222061G_04_027_02G_04_027_03G_04_029高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等便所数値【多機能便房の広さ】は,折りたたみ式シート(折りたたみ乳幼児用ベッド)の18133設置及び介助スペースを考慮すると,内法で200cm×200cm程度必要となる.便所数値手すり等で自立して歩ける人のトイレブースの内法寸法は,幅80cm,奥行き140cm以上とするのが望ましい.便所その他【公共建築物の便所の計画】においては,車いす使用者と介護者が異性である場合についても配慮して,男女共用の車いす使用者用の便所を設けることが望ましい.20155201511/4ページ

G-04.「高齢者・身障者等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_04_029_0109202高齢者・身障者等便所その他【公共建築物の便所の計画】において,乳幼児用おむつ交換台等の乳幼児連れ利用者に配慮した設備は,利用者の分散を図る観点から多機能便房に設けることは避け,男性用及び女性用の便所内にそれぞれ設けることが望ましい.G_04_031G_04_031_02G_04_031_03G_04_031_04G_04_031_05高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等便所用語【多機能便所(バリアフリー便所)】とは,車いすの回転スペース,手すり,オストメイト(人工肛門保有者,人工膀胱保有者)用の汚物流しや水栓,オムツ交換シートなどを設置して利用者のニーズに対応可能な便房をいう.便所数値腰掛け便器の便房内の操作部は,視覚障害者が識別しやすいよう,紙巻器の直上に洗浄ボタンを設け,呼出しボタンを洗浄ボタンと同じ高さで腰掛け便器の後方側に200~300mm離した位置に配置するのが望ましい.便所その他オストメイト用設備を有する便房の汚物流しに設ける水栓は,ストーマ装具を交換する際に腹部を洗浄することがあり,水栓は温水が出る混合水栓であることが望ましい.便所その他オストメイト用設備を有する便房には,ストーマ装具や関連の小物等を置くことができる手荷物置き台(カウンター)を設置する.便所その他車いす使用者用便房に設置する洗面器の鏡は,洗面器上端部にできる限り近い位置を鏡の下端とし,上方へ100cm以上の高さで設置することが望ましい.21081,26094,0709227094,01091,07093290912909229093G_04_031_06G_04_031_07高齢者・身障者等高齢者・身障者等便所その他オストメイト用設備を有する便房において,汚物流しの近くに着替え台(フィッティングボード)を設ける事が望ましい.便所その他車椅子使用者用便房を男女が共用できる位置に設け,それとは別に,男女それぞれの便所内にオストメイト用設備を有する便房と乳幼児用設備を有する便房を分散配置する事が望ましい.0204204094G_04_031_08G_04_032G_04_034G_04_035高齢者・身障者等住宅・集合住宅高齢者・身障者等高齢者・身障者等便所その他【車椅子使用者用トイレ】において,内部の自動式引戸の開閉スイッチは,引戸の戸先から70cm以上離し,高さ100cm程度とする.浴室その他急激な音熱環境の変化に対応することが難しい高齢者にとって,冬期の入浴時の温度差をできるだけ小さくするように,冷たくなりがちな浴室の床に温水循環パイプを埋設(床暖房)することは望ましい.キッチンその他エレベーター車いす使用者にとっては,回転や前後方向の移動に比べ,横方向への移動が困難であるため,L字型のキッチンセットの方がI字型より使いやすい.数値【車いす使用者の利用するエレベーターのかごの内法寸法】は,原則として,間口140cm以上,奥行き135cm以上,出入口の有効幅を80cm以上とし,11人乗りタイプ以上を採用する.050912508421083,24084,3012322081G_04_035_02G_04_038_02高齢者・身障者等高齢者・身障者等エレベーターエレベーターその他その他【車いす使用者の利用するエレベーターのかごの側面】に,一般に,操作盤をかごの床面から1,000㎜程度の高さに設ける.駅のエレベーターにおいて,エレベーターの乗降口から見える位置に,聴覚障がい者が文字により定員超過の確認をすることができる過負荷表示灯を設ける.21084,2609127092G_04_038_03G_04_039G_04_040G_04_040_02G_04_041G_04_043高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等エレベーターその他【ホテルのエレベーターの階数ボタン等の点字表示】は,ボタンが縦配列の場01093合はボタンの左側に,横配列の場合はボタンの上側に設けることが望ましい.駐車場数値【車いす使用者の駐車スペース】において,車いす使用者乗降用スペース(幅1,400mm以上)を,車体分のスペース(幅2,100mm程度)の脇に設け,全体で幅3,500mm以上とする.また,乗降用スペースをゼブラゾーンといい,斜線で塗装表示することが望ましい.斜路数値【車いす用,高齢者用のスロープの勾配】は,屋内で1/12以下とし,屋外では,1/15以下とすることが望ましい.斜路数値手すりを2段式とする場合,床面から750~850㎜,幼児・児童の使用を考慮し600~650㎜程度の高さに設けることが望ましい.斜路数値【公共施設の屋内斜路の計画】において,勾配は1/12以下,幅は車いす使用者がすれ違えるように1,800㎜以上とする.2807125043,25044,30121,030922108203093斜路数値高齢者や車いす使用者等が利用する階段は,内法幅を140cm以上,蹴上げ以下,踏面を30cm以上,蹴込みを2cm以下とすることが望ましい.また,スロープについては,内法幅を120cm以上,勾配を1/12以下とすることが望ましく,スロープの高さが75cmを超える場合には,高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場を設ける.03091G_04_044高齢者・身障者等斜路数値【車いす使用者の利用するスロープ】は,屋内で1/12以下とし,屋外では1/15以下とすることが望ましい.ただし,屋内でやむを得ず段差が生じてしまう場所にあっては,16cm以下の場合についてのみ1/8以下とすることができる.21082G_04_044_02高齢者・身障者等斜路数値白杖(はくじょう)等による危険の認知,車椅子のキャスター等の脱輪防止の03091ため,側壁がない傾斜路及び踊り場側端の立ち上がりDは,一般に,50mm以上とする.2/4ページ

G-04.「高齢者・身障者等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_04_048高齢者・階段その他【視覚障害者の利用する建築物の計画における配慮】として,階段は,段鼻の19163身障者等位置が白杖で段の始まりを判断するため,けこみ板のある形状とすることが望ましい.G_04_048_02G_04_049_04高齢者・身障者等建築計画階段その他【段鼻に設けた滑止めと踏面】は,高齢者や視覚障がい者が段鼻を識別しやすいよう,異なる色相や,明度差の大きいものとすることが望ましい.27091階段その他屋内階段において,手すりは両側に,踊場にも連続させ,階段の上端では29081,0209145cm以上水平に延長し,下端では斜め部分を含めて段鼻から45cm以上手すりを延長することが望ましい.G_04_049_05建築計画階段その他屋内階段において,蹴上げは15cm以下,踏面は30cm以上,蹴込みは2cm以下が望ましい.29083G_04_054_02高齢者・身障者等高齢者その他ケアサービスとは,自宅での生活を希望している高齢者に対して,利用者の家庭にホームヘルパーが派遣され,「身体介護サービス」「家事援助サービス」といった日常生活の支援をいう.ホームヘルパーは住宅に立ち入る必要があるため,高齢者の部屋を出入口近くに配置することは,訪問介護員の作業,動線にとって有効である.22112G_04_056G_04_056_02G_04_056_03G_04_057G_04_058G_04_060高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等建築計画建築計画建築計画建築計画,階段建築計画建築計画その他その他数値数値その他その他【視覚障害者誘導用ブロックの色】は,アスファルト舗装との対比効果が発揮22094でき,視覚障害者(弱視)の適切な誘導を図るため黄色を基本としたものが一般的である.しかしながら,色彩に配慮した舗装を施した歩道などにおいては,黄色のブロックを適用するとその対比効果が十分に発揮できなくなる場合があるため,接地面との輝度比や明度比が確保できる黄色以外の色を選択する.輝度比については,晴天時において,1.5~2.5の組合せが,弱視者,健常者双方にとって問題ない範囲であるとされており,輝度比を2.0程度とすることが望ましい.視覚障害者への案内に用いられる触知図において,誘導ブロックや音声案内と連携させて設置することが望ましい.【視覚障がい者誘導用ブロックの線状ブロック】は,主に誘導対象施設等の方向を案内する場合に用いる.ブロックと壁面等との間に人が通ることができるスペースとして,通常60cm程度(駅舎の通路などの広い幅員の場合は1m程度)設けて敷設する.2015222082【視覚障害者の利用する建築物の計画における配慮】として,階段は,踏面の20144,29084色と蹴上げの色との明度差を大きくして,利用者が段をはっきりと認識できるようにしなければならない.また,階段・エレベーター等の垂直動線が生じる場所においては,その手前に誘導点字ブロック等(警告用床材)を敷設する.尚,階段の踊り場等においては,昇り始め及び降り始めの20~30cm手前の段式で敷設することが望ましい.【視覚障害者の利用する建築物の計画における配慮】として,音声誘導装置を設置する場合,音声発生場所を認識しやすいようにするため建築物の出入口扉の直上に設置することが望ましい.19141,24083【白内障の高齢者の視界】は,黄変化しており,視界が黄白色のフィルターを30142,06094通したような見え方となる.そのため,白地に黄色という表示は,認識しずらくなるため,総合案内板の文字や図等の標示については,白地に赤や黒,緑地に白といった表示とし,文字と背景との色の対比効果を大きくし,点字による併記を行うことが望ましい.G_04_063高齢者・身障者等建築計画数値【劇場の客席】には,1%程度の車いす使用者用の観覧スペースを設けることが望ましい.その場合,そのスペースは一般に,車いす1台当たり,幅85cm,奥行き120cm以上とする.22071,28091G_04_063_02G_04_063_03高齢者・身障者等高齢者・身障者等建築計画建築計画数値数値【車椅子使用者用の客席】は,車椅子使用者が選択できるように,2箇所以上の異なる位置に分散して設けることが望ましい.客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る客席・観覧席内の通路は,有効幅員を120cm以上とするとともに,区間50m以内ごとに,車いすが転回することができる140cm角以上のスペースを設ける.28092,0114428094G_04_063_04高齢者・身障者等建築計画その他屋内競技場の車椅子使用者用の観覧席は,複数の車椅子使用者が利用できる専用スペースとして,複数の異なる場所に分散して設ける事が望ましい.02043G_04_064_02高齢者・身障者等建築計画数値玄関扉の【ドアクローザーの開き力】の目安は,一般に,室内用扉で30N・m以下,玄関扉の場合は,35N・m以下であり,高齢者用の玄関扉においては,30N・m以下程度とする.18135G_04_065高齢者・身障者等照明計画その他【高齢者が利用する施設】においては,高齢者の視力の低下や照度の変化に18134,23084,02044対する順応性の機能低下を考慮して,通常より高い照度レベルを確保することが必要である.一般に60歳を超えると白内障,視野の黄変化等を含むコントラスト判別機能が低下し,20歳の人と比べて2倍以上の明るさ(輝度対比)を必要とするといわれている.G_04_069_02高齢者・身障者等その他用語【ハウスアダプテーション】は,既存住宅において,そこで暮らす高齢者等の身体状況に応じて,開口部や通路の有効幅員,段差等の日常生活上の障がいを除去することによって,高齢者等がなるべく在宅のまま住み続けられることを目的とした住宅改造である.261643/4ページ

G-04.「高齢者・身障者等」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_04_070高齢者・その他用語サービス付き高齢者向け住宅は,バリアフリー構造を有し,介護・医療と連携25121,02132,07124身障者等して高齢者を支援するサービスの提供等に関して一定の基準を満たし,単身高齢者世帯,高齢者夫婦世帯等の居住の安定を確保するための賃貸等の住宅である.G_04_071高齢者・身障者等その他用語【シルバーハウジング】とは,要介護状態ではない自立した高齢者を対象に,ライフ・サポートアドバイザーを配置し,高齢者向けの設備,緊急通報システム等が備えられた集合住宅をいう.24152,25123,07123G_04_073G_04_074G_04_075高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等その他その他【ユニバーサルデザインの7つの原則】は,「誰にでも公平に利用できること」「使う上で自由度が高いこと」「使い方が簡単ですぐわかること」「必要な情報がすぐ理解できること」「うっかりミスや危険につながらないデザインであること」「無理な姿勢をとることなく,小さい力でも楽に使用できること」「利用するための十分な大きさと空間を確保すること」である.19171その他その他高齢者の安全な利用に配慮した住宅で,電気器具等のコードに足を引っ掛けて転倒することを防ぐために,マグネット式のコンセントを採用するのは望ましい.25081その他その他高齢者の安全な利用に配慮した住宅で,同一レベルの床面において,床に段25082差があるように見間違えることを防ぐために,床仕上げの材料及び色彩を同じものとするのは望ましい.G_04_076G_04_077G_04_078G_04_079高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等高齢者・身障者等その他その他宿泊施設における客室の総数を250室計画する場合,車椅子使用者用客室はその2%のを5室以上設ける事が望ましい.その他その他宿泊施設における客室の出入口の前後に,140cm角以上の水平な床のスペースを設ける事が望ましい.その他その他宿泊施設における客室内の浴室の出入口の有効幅員を,80cm以上とする事が望ましい.その他その他宿泊施設における客室のベッドの高さはマットレス上面で車椅子の座面と同程度とし,ベッドサイドキャビネットの高さはマットレス上面から10cm程度高くする事が望ましい.300913009230093,02041300944/4ページ

G-05.「保存・再生」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_05_001保存再生建築作品用語【倉敷のアイビースクエア】は,明治から大正にかけて日本の近代文化を支えた紡績工場を面的に保存しつつ,文化施設と宿泊施設として再生したものであり,近代産業遺跡の理想的動態保存事例である.改修プランは工場の一部を撤去して出来上がった,二つの広場を軸に構成される.敷地中央部の「休憩広場」のまわりには,料飲・宴会施設などパブリックゾーンが配置されている.21171,25033,03171G_05_002保存再生建築作品用語【横浜赤レンガ倉庫】は,横浜港の新港埠頭に建ち,長年使用されていなかったレンガ倉庫を,保存工事の後,商業施設としてよみがえらせたものである.保存再生にあたっては,内部の構造も当時のまま保存するため,鉄骨造でコルゲート版のデッキプレートを用いるなど,先進的な構造形式が採用された.また,単なる外観保存ではなく,内部も含めた保存建築物の歴史性への配慮および都市景観の継承が図られている.21033G_05_003保存再生建築作品用語【トリノのリンゴット工場】は,1980年代の始めに工場としての役割を終え,コン19254,25032,29024サートホールの他に見本市会場・会議場・ホテル・オフィス・店舗・公園などを含む多機能センターへの再開発が行われた.工場建設当時は鉄筋コンクリートによるモデュール建築を試みた事例として有名で,繰り返しのエレメントによるファサードは改修時にも維持されている.G_05_004保存再生建築作品用語【ロンドンのテイト・モダン】は,火力発電所を美術館として転用するという大胆かつユニークなコンペによって選ばれたプロジェクトである.都市の生命維持装置として電力供給を担った発電所という20世紀的シンボルであったこの施設は,建築形態的にも中央にタワー(かつての煙突)の建つ左右シンメトリーなファサードを持つ.煉瓦造の巨大な量塊は,テムズ川を挟んでセントポール寺院と対を成す都市景観上のシンボリックな存在でもあった.その都市の文脈を壊さず美術館として再構築している.19255,24032G_05_005保存再生建築作品用語【パリのオルセー美術館】は,1900年にヴィクトール・ラルーによって建設されたオルセー駅の駅舎を美術館として転用・再生した例である.都市基盤施設でありながら,ヴォールト屋根の構造,装飾的照明器具のデザイン,大時計等,それだけでも博物館的価値のある建物である.24033G_05_006保存再生建築作品用語【国立西洋美術館本館(東京都台東区)】の改修においては,地震災害から収蔵品,展示品の文化財保護と美術館そのものの保存継承を目的として,免震レトロフィット工法を採用した.19251G_05_007保存再生建築作品用語【アートプラザ】は,大分市内の城跡に隣接した敷地に建つ旧県立図書館に,19253,25031耐震補強壁を追加するなど一部増改築を施すと共に,用途をアートギャラリーへと転用することで,建物の保存再生がなされている.G_05_008保存再生建築作品用語【門司港レトロ地区(北九州市)】は,門司港駅前に広がる明治・大正時代に国際貿易港として栄えた門司港地区の歴史的建造物の修復・復元等を通して,地域の活性化を目的としている.21034,01114G_05_009保存再生建築作品用語【旧門司税関】は,「門司港レトロ事業」の一環として,明治45年に建築された税関庁舎を,港湾緑地の休憩所などとして再生・活用したものである.28024G_05_010保存再生建築作品用語【中京郵便局(京都市)】は,明治時代に建てられた煉瓦造の洋風建築であり,ファサードの一部を保存し,内部を一新して鉄筋コンクリート造の建築物とすることにより,現在でも郵便局として利用されている.23031G_05_011保存再生建築作品用語【三井本館(東京都中央区)】は,国の重要文化財に指定された建築物であ23032り,重要文化財特別型特定街区制度を適用して超高層ビルと一体的に再生され,現在でも銀行やオフィスビルとして利用されている.G_05_012保存再生建築作品用語【自由学園明日館(東京都豊島区)】は,フランク・ロイド・ライトと遠藤新とが設計した木造校舎であり,国の重要文化財の指定を受けて,使い勝手を向上させながら耐震補強等の改修がなされ,現在では結婚式やパーティにも利用されている.23033G_05_013保存再生建築作品用語【東京駅丸の内駅舎】は,辰野金吾が設計した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり,特例容積率適用地区制度を適用して未利用容積を別の敷地に売却して事業費を捻出し,戦災により焼失した部分の復元を行っている.23034,28021,07172G_05_014保存再生建築作品用語【カステルヴェッキオ美術館】は,イタリア・ヴェローナの歴史的建造物であった古城を市立美術館へ再生させたものである.24031,29023G_05_015保存再生建築作品用語【旧大社駅舎(出雲市)】は,明治45年に開業された出雲大社の門前町にふさわしい純日本風の木造平屋建ての駅舎である.25034G_05_016保存再生建築作品用語【ハイライン】は,ニューヨーク市において,長らく廃墟となっていた貨物列車の高架を,約1.6kmの空中緑道(公園)として再生したものである.27171,01111,04114G_05_017保存再生建築作品用語【ジェミニ・レジデンス】は,オランダ・コペンハーゲンの港湾施設として使用されていたサイロを改修し,集合住宅へ再生させたものである.27172G_05_018保存再生建築作品用語【山梨市庁舎東棟】は,1970年代に建設された工場を,プレキャスト鉄筋コンクリート部材のアウトフレームを用いて耐震改修し,庁舎へ再生させたものである.27173G_05_019保存再生建築作品用語【金沢市民芸術村】は,大正から昭和初期に建設された紡績工場の倉庫6棟を改修し,工房,レストラン,オープンスペース等から構成される芸術文化施設へ再生させたものである.27174,031721/2ページ

G-05.「保存・再生」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_05_020保存再生建築作品用語【目黒区総合庁舎】は,民間企業の本社屋として建築された建築物を,耐震補28022強,設備改修等を行ったうえで,庁舎として再生・転用したものである.G_05_020_02保存・再生建築作品用語【目黒区総合庁舎(東京都)】は,1960年代に建てられた民間の事務所ビルを03154転用したもので,外部及び内部デザインを継承しながら,3階エントランスは各種イベントに対応できるように,設備改修が施された.G_05_021保存再生建築作品用語【神奈川県立近代美術館・鎌倉館】は,第2次大戦後,初の本格的美術館として建設され,本館は1階がピロティと野外展示のための中庭,2階がロの字型平面の閉鎖的な人工照明による展示となっており,新館に向かう常設展示室は,2階天井まで開放され,周辺の環境を取り込むと供に,自然採光が採用されている.28023G_05_022保存再生建築作品用語【犬島精錬所美術館】は,20世紀初頭に閉鎖された精錬所の遺構を活用し,自然エネルギーを積極的に利用した美術館として保存・再生させたものである.29021G_05_023保存再生建築作品用語【3331ArtsChiyoda】は,廃校になった中学校を,アートギャラリーを含む文化施設等として保存・再生させたものである.29022G_05_024保存・再生建築作品用語【石巻市庁舎(宮城県)】は,百貨店を転用したもので,既存エスカレーターをそのまま活用し,売り場は執務スペースへ,映画館は議場へと改修された.03153G_05_025G_05_026保存・再生保存・再生建築作品建築作品用語用語【大田区役所本庁舎(東京都)】は,区が民間のテナントビルを購入し,区庁舎として転用した事例であり,回廊状のショッピングモールが総合窓口・区民ロビーに,フィットネスクラブが開閉式パネルルーバーで多目的に利用できる会議場となっている.03154【千葉市美術館】は,昭和初期に銀行として建設された既存建築物全体を新03173築の建築物で覆う「鞘堂(さやどう)」という日本古来の方式により整備したものである.G_05_027保存・再生建築作品用語【ロームシアター京都(旧京都会館)】は,昭和30年代に建設された既存建築物を保存し,意匠的な要素を再現しながら,増築と一部建て替えを行うことで,機能拡充が図られたものである.031742/2ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_001都市計画近隣住区数値【近隣住区】とは,1920年代にクラレンス・アーサー・ペリーが提唱した都市計画単位をいう.住宅地において,居住者の日常生活上の社会的・物理的な要求を充足させるために設けられる単位で,学校,日用品店舗,近隣公園,診療所などのコミュニティー施設を備え,日本では小学校の校区を標準とし,そ人~10,000人(2,000~2,500戸)の居住者で形成されるものをひとつの単位としている.24091G_06_003都市計画近隣住区数値【近隣公園】は,「近隣住区」ごとに,誘致距離500m範囲内に設け,面積は既成市街地の場合は2ha,新規開発地区の場合は8haを標準とする.23092G_06_004都市計画都市公園用語【街区公園(児童公園)】は,「近隣分区」ごとに,誘致距離250mの範囲内に設け,面積0.25haを標準とし,主として街区内の居住者が利用することを目的とした公園23091,04104G_06_004_02都市計画都市公園用語【防災公園】は,地震災害時に復旧・復興拠点や生活物資等の中継基地等となる防災拠点,避難者を収容し保護する避難地等の機能を有するもので,地域防災計画等に位置づけられている.04101G_06_004_03都市計画都市公園用語【広域公園】は,主として広域のレクリエ-ション需要を充足することを目的とする公園で,地方生活圏等の広域的なブロック単位ごとに1か所当たり面積「50ha以上」を標準としている.04102G_06_004_04都市計画都市公園用語【地区公園】は,主として徒歩圏内に居住する者の利用に供することを目的とし,誘致距離1kmの範囲内で1か所当たり面積4haを標準としている.04103G_06_006都市計画近隣住区用語【ワンセンター方式】とは,近隣住区方式の空間構成の単調さに対し,複数の28101近隣住区群を一体化し,商業施設その他の利便施設を一つの中心地区に集中・集積する計画方式をいう.意図的に集積の利をつくり,集積地でなければ発生し得ないような豊かなサービスやアーバニティ(都市性)を付加することを目的とする.イギリスのフックニュータウン計画の中で明確に示され,同じくカンバーノルドニュータウンや日本の高蔵寺ニュータウンにおいて実施されている.G_06_007都市計画住宅地計画用語【高蔵寺ニュータウン】は,日本住宅公団(現:独立行政法人都市再生機構)によって開発された最初の大規模ニュータウンである.自動車利用を主に想定した公共建築・商業施設が高度に集中したワン(単一)センター方式により計画されており,住宅地幹線道路は,主幹線道路からフォーク状に分岐しており,センターから枝状に連続するペデストリアンデッキなどを特色としている.28101G_06_008都市計画住宅地計画用語【干里ニュータウン(大阪府)】は,近隣住区を単位とする段階構成を基本として計画された我が国最初の大規模なニュータウンである.01123G_06_010都市計画住宅地計画用語【ハーロウニュータウン(イギリス)】は,近隣住区方式の原則に基づき,明快な住区の段階構成をもつニュータウンである.01123G_06_011都市計画住宅地計画用語【港北ニュータウン(神奈川県)】は,公園,保存緑地と緑道,歩行者専用道とを結ぶネットワークをもつニュータウンである.01124G_06_011_02都市計画住宅地計画用語【筑波研究学園都市】は,東京への一極集中を緩和するために,職住一体の「田園都市」として構想されたものである.28102G_06_011_03都市計画住宅地計画用語【川越一番街】では,「パタン・ランゲージ」に範をとった町づくり規範により,歴史的町並みの景観の保全が実践されている.28103,02114G_06_011_04都市計画住宅地計画用語【くまもとアートポリス】は,環境デザインに対する関心を高め,都市環境・建築文化等の向上を図るために,「コミッショナー」が設計者を推薦する手法が採用された事業である.28104G_06_011_05都市計画まちづくり用語【長浜市(滋賀県)】においては,明治時代に建築された黒漆喰仕上げの建築物を保存・改装し,この建築物を核とした街並み「黒壁スクエア」を中心にして観光振興によるまちづくりを行っている.30101G_06_011_06都市計画まちづくり用語【小布施町(長野県)】においては,北斎美術館の開館をきっかけに,企業や個人の邸宅や庭など私的な空間も半ば開放され,その「間」の持つ緊張感と和める空間のバランスが高く評価されている.30101G_06_011_07都市計画まちづくり用語【富山市】においては,持続可能なコンパクトシティの実現を目指し,LRT(LightRailTransit)を導入することで,公共交通の活性化,公共交通沿線地区への居住促進,中心市街地の活性化等を図っている.30102G_06_011_08都市計画まちづくり用語【横浜市(神奈川県)】においては,「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の実現を目指し,歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した文化芸術活動を支援するための拠点づくりを行っている.30103G_06_011_09都市計画まちづくり用語【環状第二号線新橋・虎ノ門地区(東京都)】においては,道路の上空及び路30104面下において建築物等の整備を一体的に行うことができる「立体道路制度」を活用し,この地域における居住機能や文化・交流機能の導入,業務機能の質の高度化等を図っている.G_06_011_10都市計画まちづくり用語青森県黒石市では,中町の「こみせ」と呼ばれる降雪や日差しを避けて通れる02111ようにした木造の軒下の歩廊が続く町並みを,伝統的建造物群保存地区に指定し,保存に取り組んでいる.1/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_011_都市計まちづく用語静岡県掛川市では,「生涯学習都市宣言」を行い,その一環として官民が協力0211211画りし,地区計画を定めて掛川城の城下町としての歴史を活かした城下町風まちづくりを推進している.G_06_011_12都市計画まちづくり用語岡山県倉敷市では,本瓦葺塗屋造りの町屋,土蔵造りの蔵,白漆喰になまこ塀が建ち並ぶ倉敷川の畔を「美観地区」とし,景観の保全を図っている.02113G_06_011_13都市計画まちづくり用語鹿児島県南九州市の知覧は,薩摩藩外城の1つで,その町並みは,防備を兼02114ねた城塁型の区画となっている.また,武家屋敷ごとに庭園が築かれ,通りに面した石垣の上には,大刈り込みによる生垣が続き,地域全体が自然をよく取り入れた1つの庭園都市的な造りとなっており,「伝統的建造物群保存地区」に選定されている.G_06_011_14都市計画まちづくり用語【富山県富山市】では,レジリエンス戦略を策定し,自然災害による大きな被害や少子高齢化等の社会構造の変化に直面しても,速やかに復興し,さらに成長する能力や強靭さを有する都市づくりに取り組んでいる.03112G_06_011_15都市計画まちづくり用語【香川県高松市】では,タウンマネジメント・プログラムにより,第三セクターを設立し,地域住民や事業者,地権者を主体としたまちづくりが実践されている.03113G_06_011_16都市計画まちづくり用語【福岡県北九州市】では,民間自立型による家守(やもり)事業者の設立や定期的なリノベーションスクールの開催により,遊休不動産を活用した「リノベーションまちづくり」が実践されている.03114G_06_011_17都市計画まちづくり用語【松山市道後温泉本館周辺地区(愛媛県)】は,シンボル性・公共性が高い歴04111史的建築物の周辺を,道路の付け替えを行うことで歩行者のための空間とし,軌道で使われていた手加工の敷石を舗装に再利用することで歴史的建築物と調和した景観づくりが行われた.G_06_011_18都市計画まちづくり用語【最上郡金山町金山地区(山形県)】は,町の基幹産業である木材を活用した04112住宅の表彰制度や,建築物の屋根や外壁に関する景観条例の制定,教育施設等の公共施設の建て替え,歴史的建築物の改修による景観づくりが行われた.G_06_012_02都市計画住宅地計画用語【ミルトン・ケインズ】は,イギリス最大級のニュータウンであり,近隣住区論に基づく固定的な構成を見直し,各種施設の利用や様々な社会組織の形成が柔軟に展開するような「オープンコミュニティの実現」を目指した住宅計画に特徴がある.22102G_06_013都市計画都市公園数値【住区基幹公園】とは,市民の日常的な生活環境保全を目的とする公園の総称であり,児童公園(街区公園),近隣公園,地区公園の3種類がある.誘致距離は,それぞれ250m,500m,1,000mを標準とし,この公園系統に基づいて公園の配置計画を検討するケースが多い.23091G_06_014都市計画都市公園数値【近隣公園】は,都市公園法による基幹公園の一つであり,近隣住区内の住23092民を対象とし,休養,散策,観賞等の用に供する静的な空間と,運動のような動的な空間を持ち,同時に幼児や児童のための公園としての性格を備えている.「都市公園法」において,主に少年および成人が利用するための「近隣公園」と,9歳以下の児童が利用するための「児童公園」について規定されており,「近隣公園」は誘致距離の標準を500m,その標準敷地面積は既成市街地,新規開発地区の場合は8haと定められている.G_06_015都市計画都市公園数値【地区公園】は,都市公園法による基幹公園の一つであり,2~3の近隣住区23092から成る住区群内の住民を対象とする.徒歩利用を想定し,誘致距離の標準は1kmであり,敷地面積は,4haを標準とし,「近隣公園」と「総合公園」の中間的性格を持つ.広域なコミュニティーの中心となるもので,スポーツ施設・集会場・文化施設を設けた公園である.G_06_017都市計画都市公園数値【都市基幹公園】には,「総合公園」と「運動公園」の2種類があり,【運動公園】とは,都市住民全般を対象とし,主として運動に利用することを目的とした公園であり,都市規模に応じて面積15~75haを標準としている.23094G_06_018都市計画都市公園用語【総合公園】とは,10万人以上の都市の全市民を対象とし,都市生活に潤いをもたらせるための各種施設を設けた大規模の公園であり,都市規模に応じて面積10~50haを標準とする.23093,04102G_06_020都市計画用語用語【ボンエルフ】とは,1970年代初期にオランダで始められた歩車融合型共存道路のことをいい,オランダ語で「生活の庭」という意味がある.車の速度を低下させるために通行部分に蛇行やハンプを設置する.歩行者はどこを歩いてもよく,子供の遊戯も許され,自動車は歩行速度程度で走行するなど,道路構造と交通法規面に対し画期的な考え方を導入したものである.23051,02134,06132G_06_021都市計画用語用語【歩車共存型道路】とは,自動車の交通量や速度を抑制するすることによって歩行者などの安全性の向上を図り,併せて快適な空間をつくるための工夫が行われた道路をいう.その工夫として「ハンプ」,「シケイン」,「ボンエルフ」などがある.22113,27134G_06_022都市計画用語用語【ハンプ】とは,車の速度を強制的に歩行者と同じ程度に落とすことを目的とした車路に設ける障害物のことをいい,住宅地やショッピングセンターなど歩行者の多い場所に設けられる.22113,271342/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_023都市計画用語用語【シケイン】とは,車の通行スペースを蛇行させて,左右のハンドル操作を強い22113,27134ることで強制的に車の速度を低下させる手法であり,歩車共存型道路における工夫の一つである.G_06_024都市計画用語用語【ラドバーン方式】とは住宅地における人と車を平面的に分離(歩車分離)することを目的とした設計技法をいう.アメリカのニュージャージー州ラドバーン地区において,「ヘンリー・ライト」,「クラレンス・スタイン」によって開発された.24092,25112,01053G_06_025G_06_026_02都市計画都市計画用語用語【クルドサック】とは,一端が行き止まりとした袋路であり,自動車の方向転換を可能とした小街路をいう.住宅地設計において,人と車を分離するために多く用いられる.住宅街区を囲む道路から各戸にクルドサックを引き出し,歩行者は住戸反対側から出入りする形式が多い.ただし,消防自動車などの回転や,初めて訪れた車に対するわかりにくさなどの難点がある.アメリカのニューヨーク郊外のラドバーンやフォトワースにその典型的な形を見ることができる.一般に歩者分離をすることで,通過交通の影響が少なく,住宅群のまとまりを構成しやすい.21121,24093用語用語【レジリエンス】は,一般に,自然災害等により,社会基盤やそれが支える社会28111及び経済が一時的に大きなダメージを受けても,速やかに復活できること等を意味する.G_06_026_03G_06_026_04G_06_026_05G_06_027_02都市計画都市計画都市計画都市計画用語用語【ダウンゾーニング】は,都市計画で定められた容積率の引下げや建築することができる用途を住宅等に限定する等,規制を現行に比べて厳しいものに変更することである.用語用語【ブラウンフィールド】は,土壌汚染の存在,あるいはその懸念から,本来,その土地が有する潜在的な価値よりも著しく低い利用あるいは未利用となった土地をいう.用語用語【二地域居住】は,都市住民が農山漁村等の地域にも同時に生活拠点をもつこと等をいう.用語用語【インナーシティ問題】は,都市の中心とその周辺の市街地における人口の減少と産業の衰退,地域の荒廃等のことである.28112011020110301101G_06_027_03G_06_028G_06_028_02都市計画都市計画都市計画用語用語【ゲーテッド・コミュニティ】は,住宅地をフェンスや壁等で囲い,出入口にゲートを設けて,住民以外の人や車両の出入りを制限した居住地区である.01054用語用語【パークアンドライド】とは,都心の外周部や都市周辺部の鉄道駅等に駐車場を設置して,そこから都心部まで公共交通を利用することをいい,中心市街地への自家用車の流入を減らす手法である.このシステムの設計には,駐車場の規模や場所の選定,駐車場と駅との歩行空間の設計及び駐車場の設計,料金システムや収受システム等の運用方法を含み,ハードとソフトの両面から検討することが必要である.24104,01104用語用語【歩行者モール】とは,歩行者空間を改良し,都心地区の商業活動を活性化させることを目的としており,人と車の交通形態によって,「フルモール」,「セミモール」,「トランジットモール」に分類される.24101,02101G_06_028_03G_06_028_04都市計画都市計画用語用語【フリンジパーキング】は,都心部周辺に駐車場を整備し,都心内への車の流入の抑制を目的としたまちづくりの手法である.用語用語【キスアンドライド】は,出発地から公共交通機関の乗降所(駅やバス停等)まで家族等が自動車で送迎する交通形態のことである.26103,0210402102G_06_028_05G_06_028_06G_06_028_07都市計画都市計画都市計画用語用語【BRT】は,バス専用道路,バスレーン等などを活用して高い定時性を確保し,連節車両や,公共車両優先システム,停車時間短縮の工夫を取り入れること等により,高い輸送能力を確保するバス交通システムである.02103用語用語【MaaS(MobilityasaService)】は,地域住民や旅行者の移動ニーズに対応し05101て,複数の公共交通や,それ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスであり,観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により,移動の利便性向上や地域の課題解決にも繋がる重要な手法として期待されている.用語用語【ITS(IntelligentTransportSystems)】とは,最先端の情報通信技術を用い05103て,交通事故,渋滞などの道路交通の問題解決を目的に構築する交通システムのことである.G_06_029G_06_029_03G_06_029_04都市計画都市計画都市計画用語用語【トランジットモール】とは,自動車の進入を制限し,路面電車やバスなどの公共交通機関が通行できる歩行者優先の街路である.用語用語【コンパクトシティ】とは,市街地の無秩序な拡大を抑制しながら,都市地域の環境整備に重点を置き,環境・経済的持続性を高める都市モデルであり,「ニューアーバニズム」「アーバンビレッジ」とも言う.用語用語【CPTED】とは,防犯環境設計とも訳され,心理学的効果を考えた設計によって,犯罪防止効果を高める計画手法である.21094,2811321092,25113,2610121093,25111,01053,04073G_06_029_05都市計画用語用語【タウンモビリティシステム】とは,中心市街地をバリアフリー化して車いすや電24102,01104動スクーター等を貸し出し,歩行困難者の外出機会の拡大だけでなく,市街地の活性化を促す仕組みの一つである.3/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_029_都市計用語用語【LRT】とは,都市内の交通渋滞の緩和や環境問題の解消を図るうえで有効な24103,2610406画公共交通機関として,欧米を中心に導入されている新しいタイプの路面電車システムである.G_06_029_07都市計画用語用語【TOD】は,LRTやバスなどの公共交通ネットワークと複合的な土地利用を戦25112,30112略的に融合した街づくりであり,駅を中心とする歩行圏内に職住近接型のコンパクトなコミュニティづくりを推進する計画手法である.G_06_029_08G_06_029_09都市計画都市計画用語用語ストリートファニチャーは,街路や広場等の屋外空間で使用されるベンチ・柵・水飲み場等の工作物等の総称である.用語用語【CBD(CentralBusinessDistrict)】は,都市の中心部でオフィスが集中している地区である.2511430111G_06_029_10都市計画用語用語【GIS(GeographicInformationSystem)】は,位置に関する情報をもつデータ30113(空間データ)を総合的に管理・加工したうえで,視覚的に表示し,分析や判断を可能にする技術である.G_06_029_11都市計画用語用語【BID(BusinessImprovementDistrict)】は,一般に,地区内の不動産所有者や事業者等から徴収される負担金により,その地区のオープンスペース等の維持管理,治安の改善,マーケティング等を行うものである.30114G_06_029_12都市計画用語用語【割れ窓理論】とは,建築物の窓が割られたまま放置されると,建築物を管理する人がいないと判断され,最終的にはその建築物の全ての窓が割られてしまうという比喩によって,犯罪発生のメカニズムを説明したものである.04071G_06_029_13都市計画用語用語【循環経済(サーキュラーエコノミー)】の実現のため,建設リサイクルの高度化,良好なストック形成,インフラの長寿命化のほか,空き家活用,地域交通,二拠点居住等による循環資源に資する地域生活圏の形成などが目指されている.07011G_06_029_14都市計画用語用語【ウォーカブルシティ】は,歩いて暮らせる都市づくりを目指すものであり,「まちなかウォーカブル推進事業」などにより,居心地が良く歩きたくなる空間づくりが推進されている.07012G_06_030都市計画制度用語【地区計画制度】とは,地域環境の整備・保全のために,地区単位で建築形態・敷地利用等を規制し,コントロールするための手法の一つである.21102,29112G_06_032G_06_032_02都市計画都市計画制度用語【総合設計制度】とは,一定規模以上の敷地面積を有し,かつ,一定割合以上の敷地内空地(公開空地)を確保した建築計画に対して,建築基準法に基づき,容積制限及び形態の制限の緩和を許可する制度をいう.制度用語「公開空地】とは,総合設計制度により,開発計画の対象敷地内に設けられた一般公衆が自由に通行できる空地を指し,その形状は,広場状,歩道状のほか,建物を貫通する通路,アトリウム空間なども含まれる.22094,26114,0711123053,27061G_06_032_03都市計画制度用語【市街化調整区域】は,無秩序な市街化防止と計画的な市街化を図るために定められる,市街化を抑制すべき区域として都市計画法に規定されている.05112G_06_032_04G_06_034都市計画都市計画制度用語【生産緑地地区】は,市街化区域内にある農地等において,公害又は災害防止,農林漁業と調和した都市環境の保全等の良好な生活環境の確保に効用があり,かつ,公共施設等の敷地の用に供する土地として適していると指定された地区として都市計画法に規定されている.05113制度用語【特定街区制度】とは,都市計画法に基づく地域地区の一つであり,市街地の整備改善を図るために定めるものである.特定街区内においては,一般の形態制限に代わり,特定街区で定められた形態制限の範囲内で建築物の建築が認められることになる.ゆえに,共同でビルを建築する者に対し,自治体や国が補助を行う制度ではない.21174,23032G_06_034_02G_06_034_03都市計画都市計画制度用語【自主協定や住民協定と呼ばれている任意の協定】とは,法律や条例等によらず,地域の景観等を整備するために地権者等が自主的に定める取決めのことである.制度用語【都市緑化法に基づく緑地協定】とは,緑地の保全及び緑化の推進に関する事項について,原則として,土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.21101,2310421103G_06_034_04G_06_034_05都市計画都市計画制度用語【景観法に基づく景観協定】は,良好な景観の形成に関する事項について,原21104則として,景観区域内の土地所有者等の全員の合意により協定を結ぶものである.制度用語【高度利用地区】とは,用途地域内の市街地における土地の合理的かつ健全22091,05111,07113な高度利用と都市機能の更新とを図るため,建築物の容積率の最高限度,最低限度,壁面の位置の制限等を定めることができる地区である.G_06_034_06都市計画制度用語【高度地区】とは,市街地の合理的かつ健全な高度利用を図るため,都市計画に建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めることができる地区である.22091,26112G_06_034_07都市計画制度用語【景観地区】とは,市街地の良好な景観の形成を図るため,都市計画に建築22092物の形態意匠の制限,建築物の高さの最高限度又は最低限度,壁面の位置の制限,建築物の敷地面積の最低限度を定めることができる地区である.4/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_034_都市計制度用語【連担建築物設計制度】とは,複数敷地において合理的な建築行為を可能と22093,29111,0611308画することで,設計の自由度,土地の有効利用と市街地の環境の維持・向上を目的とした制度であり,既存建築物の存在を前提とした合理的な設計により,容積率や日影規制等の特例対象規定を,同一敷地内にあるものとみなして,適用することができる制度である.G_06_034_09G_06_034_10都市計画都市計画制度その他【都市計画の案】を地方自治体が作成する際には,必要に応じて,住民の意見を反映させるために公聴会等を開催する.制度その他【地方自治体が作成した都市計画の案】に対する住民の意見は,案の縦覧期間満了の日までに意見書を提出することにより,都市計画審議会において検討される.2310123102G_06_034_11G_06_034_12都市計画都市計画制度その他【住民の街づくりへの発意】を形にするための活動を,「街づくり協定」などの23103ルールを定めるよう支援し,都市計画制度等によって担保できるような仕組みを設ける自治体が増えている.制度用語【都市再生特別措置法による都市再生特別地区】は,都市の再生に貢献し,土地の合理的かつ健全な高度利用を図る特別の用途,容積,高さ,配列等の建築物の建築を誘導する必要があると認められる区域について,都市計画に定めることができるものである.26111,03111G_06_034_13都市計画制度用語【文化財保護法に基づく登録有形文化財登録基準】の建造物の部では,原則として,建設後50年を経過し,かつ,一定の基準に該当する建築物,土木構造物及びその他の工作物が,文化財登録原簿への登録の対象となる.29113G_06_034_14G_06_034_15G_06_034_16G_06_034_17都市計画都市計画都市計画都市計画制度用語【都市緑地法に基づく緑化地域】は,緑地が不足している市街地等において,29114,07112一定規模以上の建築物の新築や増築を行う場合に,敷地面積の一定割合以上の緑化が義務付けられる地域である.制度用語【重要伝統的建造物群保存地区における修景事業】は,伝統的建造物以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するよう,外観を整備するために行う事業のことである.03014制度用語【指定管理者制度】とは,文化会館や保育所,公園等の公の施設の管理運営03101を,ノウハウを有する民間事業者等が行うことで,住民サービスの質の向上を図り,施設設置の目的を効果的に達成するための制度のことである.制度用語【街なみ環境整備事業】とは,住環境の整備改善を必要とする区域において,地方公共団体及び街づくり協定等を結んだ住民が協力して,美しい景観の形成,良好な居住環境の整備を支援する事業のことである.03102G_06_034_18G_06_034_19都市計画都市計画用語用語【TMO(TownManagementOrganization)】とは,商業・業務機能が集積した地区において,「中心市街地活性化基本計画」等をもとに活性化事業等を推進する民間主体の組織のことである.用語用語【サウンディング型市場調査】とは,地方公共団体等の事業の発案・検討段階において,事業内容に関する民間事業者の意見・提案等を把握し,実現化にむけた情報収集を目的とした調査の事である.0310303104G_06_034_20都市計画用語用語【都市再生特別措置法に基づく都市利便増進協定】は,まちの賑わいや交流の創出に寄与する施設を,イベント等を実施しながら一体的に整備又は管理していくことを目的としたもので,区域内の土地所有者等の相当部分の参加により結ばれる.06102G_06_034_21都市計画用語用語【建築基準法に基づく建築協定】は,住宅地としての環境や商店街としての利便を高度に維持増進することなどを目的としたもので,原則として,土地所有者等の全員の合意により結ばれる.06103G_06_034_22G_06_034_23G_06_034_24都市計画都市計画都市計画用語用語【区域区分(線引き)】は,都市計画区域について,無秩序な市街化を防止し,計画的な市街化を図るため必要があるときに定める,市街化区域と市街化調整区域との区分のことである.06111用語用語【まちづくり三法】は,「改正都市計画法」,「中心市街地における市街地の整06112備改善と商業等の活性化の一体的推進に関する法律」,「大規模小売店舗立地法」の総称である.用語用語【風致地区】は,都市計画法に基づき,都市の風致を維持するために定められた地区である.06114G_06_035都市計画各種事業用語【土地区画整理事業】とは,道路や宅地が不足していたり,宅地の形状が不整形で宅地としての土地利用上好ましくない場所に,秩序だった市街地を構成するため土地の区画形質を整え,道路・公園・水路・調整池等(公共施設)の整備と同時に個々の宅地までを含めて整備する総合的な街づくりの方法をいう.26102G_06_036都市計画各種事業用語【第一種市街地再開発事業】は,権利変換手続きにより,従前建物,土地所有27114者等の権利を再開発ビルの床に関する権利に等価で変換し,【第二種市街地再開発事業】は,公共性,緊急性が著しく高い事業で,一旦,施行者が買収して,建築物及び建築敷地の整備を一体的に行う.5/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_036_都市計各種事用語【市街地再開発事業】は,市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市2611302画業機能の更新とを図るために,都市計画法及び都市再開発法で定めるところに従って行われる建築物及び建築敷地の整備並びに公共施設の整備等を行う事業である.G_06_036_03都市計画各種事業用語【建設リサイクル法によって規定された特定建設資材】は,コンクリート,コンクリート及び鉄から成る建設資材,木材,アスファルト・コンクリートである.07052G_06_037都市計画都市計画用語【平安京】では,長方形の平面に対し,南北を通る朱雀大路を中心に右京と左京に分かれ,条(東西道路)と坊(南北道路)による格子の街路網をもつ条坊制が敷かれた.04021G_06_037_02都市計画都市計画用語【江戸】では,16世紀末から17世紀にかけて江戸城を中核とする堀の開削や海岸線の埋め立てが行われ,山の手の尾根筋の土地に大名屋敷を配し,谷筋に町人地を設定するなど,起伏に富んだ地形に対応した開発が行われた.04022G_06_038都市計画都市計画用語【パリ改造計画】は,城壁を取り除いた跡に環状のブールヴァールを造り,そ25091,07101れに放射状の幹線を追加し交通の利便性を向上させ,大通りに面した建築物の高さや間隔を規制するなど都市景観の形成を図る計画案に基づいている.G_06_040_02都市計画都市計画用語【輝く都市】は,1930年にル・コルビュジエが発表したもので,地表面を開放し,空中に持ち上げた高層建築と道路の機能区分の明瞭さが特徴的な都市の再開発計画の提案である.25103G_06_041都市計画都市計画用語【ブラジリア】とは,ブラジルの新首都であり,「ルシオ・コスター」の設計に基づ22103,25093き,ジェット機型の平面パターンにより構成される.この設計案は,ブラジル内陸部の開発のため,首都をリオデジャネイロから地理的中心部に移そうとする意図のもとに,1956年に行われた公開競技設計で1等となったものである.G_06_041_02都市計画都市計画用語オーストラリアの首都であり,三つの都市機能(中央官庁街,22101,25092市政庁,業務商業機能)を三角形の頂点に相当する位置に配置して都心部を構成し,その外側を郊外住宅地とする計画案に基づいている.G_06_041_03都市計画都市計画用語【チャンディガール】は,インドのパンジャブ州都であり,格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなる計画案に基づいている.22104,03024G_06_041_04都市計画都市計画用語【ワシントンD.C.】は,アメリカの首都であり,ポトマック川から国会議事堂に至る軸に象徴的な役割をもたせ,格子状街路に放射状街路を組み合わせた計画案に基づいている.25094G_06_041_05都市計画都市計画用語【東京計画1960】は,求心・放射型の都市構造の閉鎖性を否定し,都市軸の概念を導入することによって開放的な線形発展を可能にするという丹下健三研究室による都市構造の提案である.25101,29103,04024,07104G_06_041_06都市計画都市計画用語【ジオデシック・ドーム】は,バックミンスター・フラーによるもので,2種類の異な25102る三角形を用い,それを相互に球体状になるように組み合わせることで,最小の部材から最大の空間容積を生む事が出来る効率のよい構造物として考案されたものである.G_06_041_07都市計画都市計画用語【ロンドンのドックランズ再開発計画】は,港湾機能の低下によって衰退したテムズ川沿いの旧港湾地区に複合機能をもたせたプロジェクトである.27101,01112G_06_041_08都市計画都市計画用語【ベルリンのポツダム広場再開発計画】は,第二次世界大戦とその後の東西分断によって長年更地であった敷地に複合機能をもたせたプロジェクトである.27102,01113G_06_041_10都市計画都市計画用語【ソウルの清渓川(チョンゲチョン)復元事業】は,首都の中心部を貫通する高架道路を撤去し,かつての河川水辺空間を復元させたプロジェクトである.27103G_06_041_11都市計画都市計画用語【イタリアのウルビーノ都市基本計画】は,ジャンカルロ・デ・カルロによる丘陵都市ウルビーノにある宮殿などの歴史的建築物を都市計画に組み込み,都市全体を再開発したプロジェクトであり,その後のイタリアの都市計画に影響を与えている.27104G_06_041_12都市計画都市計画用語【帝都復興事業】は,後藤新平らが主導した関東大震災からの復興のための事業で,鉄筋コンクリート造により不燃化・耐震化した復興小学校を建設し,隣接して小公園を整備した.29101,04023G_06_041_13都市計画都市計画用語【パリのヴォワザン計画】は,ル・コルビュジエによる都市計画で,一部の歴史的建造物を保存しつつ,古い街区や建築物を大規模に取り壊し,幹線道路等を整備したうえで,超高層ビルに建て替える提案をした.29102G_06_041_14都市計画都市計画用語【グラン・プロジェ】は,フランソワ・ミッテランらが主導したパリの都市計画で,フランス革命200年を記念して,ルーブル美術館の大改修やオルセー駅舎の美術館への転用等,拠点整備による都市の再生を進めた.29104G_06_041_15都市計画都市計画用語【ミレトス(トルコ,紀元前5世紀頃)】は,ヒッポダモスの計画による,城壁内全体に格子状に直交道路網を敷設し,都市の中央部に行政・宗教・商業施設を,その南北に住宅地を配した都市である.030216/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_041_都市計都市計用語【ローマのカンピドリオ広場(イタリア,16世紀)】は,ミケランジェロの計画によ0302216画画る,台形状の広場とアプローチとしての大階段,三つのパラッツォを対称的に配置することで,軸線を強調した,バロック的な広場計画の初期の事例である.G_06_041_17都市計画都市計画用語ドイツのエンデ・ベックマン建築事務所による「東京計画(官庁集中計画・1886年)」は,東京全体をパリのような壮麗な都市にしようとする,官庁街を越えたスケールの計画案となっており,広大な敷地に中央停車場を置き,三角形に構成された大街路や広場を含んだ計画が提案された.04023G_06_041_18都市計画都市計画用語【クリチバ(ブラジル)】は,バスを優先する幹線道路と,その両側に平行する支線道路等,道路の構造を都市計画的に再編し,連結されたバス車両や,プラットホームのある停留所による交通システムが構築された.04113G_06_042都市計画G_06_043都市計画G_06_044都市計画G_06_045都市計画G_06_046G_06_046_02都市計画都市計画G_06_047都市計画G_06_048都市計画著書用語【ユルバニスム】の著者は,ル・コルビジェである.21021著書用語【都市イメージ】の著者は,ケビン・リンチであり,パスやランドマーク等,都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した.著書用語【都市の文化】の著者は,ルイス・マンフォードである.2102121021,24051,29044著書用語【パターンランゲージ】の著者は,クリストファー・アレグザンダーであり,人々が「心地よい」と感じる環境(都市,建築物)を分析し,253のパターンを挙げた.他に,「コミュニティとプライバシー」や「都市はツリーではない」などの著書がある.21021,24054,29042著書用語【進化する都市】の著者は,パトリクス・ゲデスである.21021都市計画用語【パトリック・.ゲデス】は,イギリスの社会生物学者で,「保存的外科手術」という都市の歴史性を保存しながら再開発を進める手法を提唱した.03023著書用語【明日の田園都市】の著者は,エベネザー・ハワードである.21022著書用語【エベネザー・ハワードの田園都市】は,都市と農村の共存共栄を図った都市計画案である.21022G_06_049G_06_049_02G_06_049_03G_06_049_04都市計画都市計画都市計画都市計画その他用語【レッチワース】は,エベネザー・ハワードが設立した第一田園都市株式会社により建設された最初の田園都市である.田園都市の理想を具体化すべく,工場,店舗,農場などを備えた自足的な自立都市を目指した.著書用語【広場の造形】の著者は,カミロ・ジッテであり,都市計画の芸術的側面を重視し,古代,中世,ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した.著書用語【建築書】の著者は,ウィトルーウィウスであり,現存する最古の建築理論書といわれ,ルネサンスの建築家に強い影響を与えた.著書用語【都市の景観】の著者は,ゴードン・カレンであり,都市の景観の価値を,歩行者によって体験されるシークエンスの中に見いだそうとした.03023210232102424052G_06_049_05都市計画著書用語【ラスベガス】の著者は,ロバート・ヴェンチューリであり,「ラスベガスの都市景24053,29044観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した.G_06_049_06G_06_049_07都市計画都市計画著書用語【ブキャナンレポート】の著者は,コーリン・ブキャナンであり,自動車と都市の関係,地区交通計画についての古典的な著書である.著書用語【工業都市】の著者は,トニー・ガルニエであり,住居地域を緑地帯によって工業地域から分離させたものであり,生活と労働の両面に対応した近代性を備える都市の提案である.2409425104G_06_049_08都市計画著書用語【形の合成に関するノート】の著者は,クリストファー・アレグザンダーであり,26031数学的な方法を建築に適用し,複雑な設計条件を合理的な手順によって形に結びつける方法を提案した.G_06_049_09都市計画著書用語【日本の住宅】の著者は,藤井厚二であり,気候・風土と住宅との関係を,温湿度・日射熱・気流等の物理量で捉えることにより,住宅設計を科学的に行う方法を提案した.26032G_06_049_10都市計画著書用語【街並みの美学】の著者は,芦原義信であり,都市と建築の中間に位置する26033「街並み」について,世界の都市を比較しながら日本の都市の特異性を考察した.G_06_049_11都市計画著書用語【見えがくれする都市】の著者は,槇文彦であり,複雑な地形の江戸の町がどのように都市を形成し,現在の東京にどのように潜在しているかを考察した.26033G_06_049_12G_06_049_13都市計画都市計画著書用語【実在・空間・建築】の著者は,クリスチャン・ノルベルグ・シュルツであり,「建築的空間とは何か」について,実現的空間の理論を用いて考察した.著書用語【錯乱のニューヨーク】の著者は,レム・コールハースであり,主としてマンハッタンの超高層建築物がつくりだした「過密の文化」に着目し,「マンハッタニズム」と定義した.26034290417/8ページ

G-06.「都市計画」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_06_049_都市計著書用語【アメリカ大都市の死と生】の著者は,ジェイン・ジェイコブズであり,都市の街2904314画路や地区に多様性を生みだす四つの条件を示した.G_06_049_15都市計画著書用語【ジェイン・ジェイコブズ】は,著書「アメリカ大都市の死と生」において,頻繁に使われている街路は安全となる傾向にあり,街路には常に住民,通行人,店員などの多数の目を置く必要があるとしている.04072G_06_049_16G_06_049_17G_06_052都市計画都市計画都市計画著書用語【空間・時間・建築】の著者は,ジークフリート・ギーディオンであり,,「空間」という概念を前面に押し出し,近代建築を西欧の建築の歴史的な流れの中にあらためて位置づけることを試み,近代建築のもつ特徴や理論の正当性を主張した.05033著書用語【建築の多様性と対立性】の著者は,ロバート・ヴェンチューリであり,歴史上の建築を例に,曖昧さや複雑さのある建築の魅力を伝え,不整合性をもつ多様な建築表現の有効性を示し,単純化・抽象化されすぎた近代建築が建築の唯一の解でないことを主張した.05034その他用語【プルーイット・アイゴー】は,1950年代に建設された低所得者向けの大規模な高層団地であり,犯罪発生を生む多くの要素が含まれていたため,後に解体された.04074G_06_054都市計画その他用語【ヒートアイランド】とは,都市化の進行に伴い,都心部の気温が周辺部より高くなる現象をいい,「建築物や自動車からの排熱」,「建築物や地盤への日射の蓄熱」,「蒸発冷却を促す緑地や水面の減少」等により引き起こされる.24204G_06_054_02G_06_054_03都市計画都市計画その他用語【高反射性塗料】を建築物の屋上に塗ることにより,ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる.その他用語【クールスポット】は,熱中症対策の一環として,街区に設けられたベンチや休憩スペースのことである.23052,2905301063G_06_056都市計画用語用語【スマートグリッド】は,電力と情報通信のインフラを融合させた次世代のエネルギー供給システムで,消費電力と発電量のバランスを双方向に管理するシステムであり,再生可能エネルギーの活用を推進するものである.27111G_06_057都市計画用語用語【タウンマネジメント(エリアマネジメント)】は,地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための,住民・事業主・地権者等による主体的な取組みのことである.21091,27112,28114G_06_057_02G_06_058都市計画都市計画用語用語【スマートシティ】は,広義では,都市が抱える諸課題に対して,情報通信技術等を活用しつつ,マネジメント(計画,整備,管理・運営等)が行われ,全体の最適化が図られる持続可能な都市又は地区をいう.用語用語【伝統的建造物群保存地区】は,文化財保護法に規定されており,都市計画区域又は準都市計画区域内においては,市町村が都市計画に定めることができる.0101427113,071148/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_002住宅建築住居形式用語【コア型住宅】とは,台所,便所,浴室,洗面所,ユーティリティ等のサービスス21114ペース部分を中心部に集約化し,居室部分を外壁に面して配置した1950年代の住宅スタイルをいう.G_07_003住宅建築住居形式用語【コートハウス】とは,建物や塀で囲まれた中庭(コート)のある平面形式をいう.欧米に多い住居形式で,日本のような夏季に高温多湿となる地域においては,通風などの欠点があるが,狭い敷地にあっても採光やプライバシーを確保しやすいという利点から,都市型低層住宅の形式のひとつとなっている.21111,26131G_07_005住宅建築住居形式用語【最小限住宅】とは,合理主義・機能主義的立場から住宅の平面計画を再検討し,生活に必要最小限の要素を抽出し,これによって設計した住宅をいう.日本では第二次大戦後,機能主義による合理性の追求のなかでなされた池辺陽による立体最小限住宅などがある.20084,24122,04131G_07_006_02住宅建築住居形式用語【伝統的な町屋】においては,屋内の主要な通路として,道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い.21112,27131G_07_006_03住宅建築住居形式用語【伝統的な農家の間取り】において広く用いられた四つ間型は,農作業や炊事に用いる土間や,牛馬を飼育する馬屋を室内に設けており,部屋相互の連絡に廊下を用いず,連続する配置となっている.21113G_07_006_04住宅建築住居形式用語四間取は,土間を除く床上部分を田の字型に4室構成とする,伝統的な農家の平面形式の一つである.01131G_07_008住宅建築建築計画数値住宅計画において,親世帯の高齢化に配慮した場合,親世帯の使用する浴25083,30124,07082室は,寝室の近くに設け,浴槽の脇には浴槽の縁の高さと同じ高さの台(40~45cm程度)を設け,移乗できるようにすることが望ましい.G_07_015G_07_015_02住宅建築住宅建築制度その他【住宅セーフティネット制度】とは,民間の空き家・空き室を活用した,住宅確保要配慮者(高齢者,障害者,子育て世帯等)の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度のことである.制度その他【セーフティネット住宅】は,耐震性,一定の面積,設備等の基準を備えた賃貸住宅をいい単身者や,ひとり親世帯が入居できるシェアハウスをセーフティネット住宅として登録する事ができる.0412304124G_07_016G_07_016_02G_07_017_02住宅建築住宅建築住宅建築制度その他品確法に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「高齢者等配慮対策等級」は,「等級5~1」で評価している.制度その他「住宅性能表示基準」に規定される「高齢者等配慮対策等級」における「特定寝室」とは,高齢者の利用を想定する主たる寝室のことである.制度その他【住宅性能表示制度】は,既存住宅の円滑な流通や住替えを促進させ,住宅ストックの質を向上させるため,新築住宅だけでなく既存住宅も対象としている.041210412223122G_07_018住宅建築制度その他【防災集団移転促進事業】は,災害が発生した地域又は建築基準法に基づく災害危険区域のうち,住民の居住に適当でないと認められる区域内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.06131G_07_019_02住宅建築建築計画その他プレファブ住宅は,工場生産により品質が安定しており,現場の工期が短い等23123の特徴がある.G_07_020住宅建築住居形式用語【卯建(うだつ)】とは,一般に,妻壁を屋根面より高く突き出し,小屋根を付けた部分のことで,建築物の装飾としてだけではなく,防火性能を兼ね備えている.03121G_07_020_02住宅建築住居形式用語【築地塀(ついじべい)】とは,いわゆる土塀のことで,塀の中心となる部分に03122木の柱を立て,木枠を組み,そこに練り土を入れて棒で突き固める版築(はんちく)工法で造られ,上部には瓦屋根,表面は漆喰で仕上げたものを言う.G_07_020_03住宅建築住居形式用語【海鼠壁(なまこかべ)】とは,一般に,方形の平瓦を並べ四隅を釘留めし,目地に漆喰を盛り上げた外壁仕上げである.03122G_07_020_04住宅建築住居形式用語【輪中(わじゅう)】とは,河川の氾濫する低湿地帯で,周囲に堤防を築き,集落と耕地を守る水防のための集落形態のことである.03124G_07_022住宅建築建築作品用語【スカイハウス(設計:菊竹清訓)】は,居住部分が4枚の壁柱により空中に持ち20082,24123上げられており,台所,浴室,収納などの設備を装置化し,取替えや位置の変更が可能な「ムーブネット」として本体に取り付けた計画である.後年,子供室等は,本体に吊り下げられる形で増設された.G_07_024住宅建築建築作品用語【軽井沢の別荘(設計:吉村順三)】は,1階部分をRCコア,2階および屋根裏を24122木造とし,片流れの屋根を持つ.2階の居間を中心とした平面計画となっており,端正なプロポーションと最小限にして必要な要素が丁寧に収められた計画である.G_07_024_02住宅建築建築作品用語【斎藤助教授の家(設計:清家清)】は,私室部分を圧縮し,居間を広くすることで開放性を高め,さらに,テラス,廊下,居間・食堂を連続させた開放的な空間に,可動の家具を配置することで,空間を状況に応じて変更することができる.18095,041321/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_025住宅建築建築作品用語【塔の家(設計:東孝光)】は,区画整理によって生じたわずか6坪強の小面積である三角形の敷地に建つ.縦動線である階段に対し,各階に一つの機能を積層した部屋で構成された最小限の都市住宅である.18093G_07_025_02住宅建築建築作品用語【シルバーハット(設計:伊東豊雄)】は,鉄筋コンクリートの柱の上に鉄骨フ18091,06123レームの屋根を架け,コートの上部に吊られた布製の開閉可能なテントにより通風や日照を調節することで,コートを半屋外の居間空間としても利用することが可能であり,オープンで軽さに満ちた住まいとなっている.G_07_025_03住宅建築建築作品用語【まつかわぼっくす(設計:宮脇檀)】は,三方を建物で囲み,一方は壁で塞いだ準コートハウス形式の住宅である.2階から中庭への視線をあえて遮ることにより,中庭の求心性を高めている.18092,06121G_07_025_04住宅建築建築作品用語【正面のない家(N氏邸)(設計:坂倉建築研究所)】は,敷地全体を壁(塀)によって囲い込み,建物の一部となった塀により敷地全体を内部化しようとする意図で計画され,外部に対する閉鎖性が強調されている.四つに分かれた庭が各室に採光と広がりを与えているコートハウスである.18094G_07_025_05住宅建築建築作品用語【土浦亀城自邸】は,「白い箱」型の外観をもち,内部は居間の吹抜けを中心とした4つのレベルと地下室からなり,ほぼワンルームのスタジオハウス式のモダニズムの木造住宅である.24121G_07_025_06住宅建築建築作品用語【増沢洵自邸】は,吹抜けを全面開口として,その南面から障子を透かして柔らかな光を室内に落としこむ,1.5×1間を構成の単位とした2階建ての木造住宅である.池辺陽による「立体最小限住宅」とともに,戦後の極限的小住宅の先駆けとなった歴史的事例である.24122,04131G_07_025_07住宅建築建築作品用語【原広司自邸】は,玄関からバルコニーまで降りてゆく中央の吹抜けの両側に24124,29124居室を配置し,トップライトから自然光を取り入れ,住居の中に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅といわれている.G_07_025_08住宅建築建築作品用語【前川國男自邸】は,5寸勾配の大きな切妻屋根の下に吹抜け空間を有し,中291232階のギャラリーの存在でリビングとダイニングに分けられており,南側の大開口部の外側に屋根を支える柱やブレースなどの架構を見せている.G_07_026住宅建築建築作品用語【ヴィッラ・クゥクゥ】は,コンクリートの特性を生かした形態と彫りの深い開口を04133もち,外部に対して閉じることにより「閉鎖性」をつくり出したワンルーム形式の住宅である.G_07_026_02住宅建築建築作品用語【正面のない家-H】は,敷地境界線上にコンクリートの塀を建て,中庭を設けたコートハウスであり,居間が中庭に囲まれるように配置されており,中庭を公的な領域と私的な領域に分けている.04134G_07_026_03住宅建築建築作品用語【から傘の家】は,襖(ふすま)を開くことでワンルームとなる正方形平面に方形屋根を架け,傘の骨のように組まれた木材を内部に現した住宅である.04134G_07_027住宅建築建築作品用語【住吉の長屋(安藤忠雄)】は,ファサードに玄関以外の開口部がなく,中央部に中庭を設けた住宅である.06122G_07_027_02住宅建築建築作品用語【中野本町の家(伊東豊雄)】は,一見,コートハウスのように見えるが,外部だけではなく,中庭に対してもほぼ閉じられたチューブ状の室内空間となっており,強い別世界志向が伺える.06123G_07_027_03住宅建築建築作品用語【私たちの家(林昌二・林雅子)】は,庭と居間とが面する関係を保ちつつ,コンクリートブロック造の住宅を増改築することで,夫婦2人の住まいとした住宅である.06124G_07_029住宅建築建築作品用語【ハーレン・ジードルンク(設計:アトリエ・ファイブ)】は,市街から4.5kmに位置する郊外住宅である.ボーレン湖に面する南斜面の敷地に,屋上庭園を持った低層の連続住宅を階段状に計画している.22124G_07_029_02住宅建築建築作品用語【シュレーダー邸(設計:ヘリット・トーマス・.リートフェルト)】は,無彩色と青・赤・黄の三原色とが組み合わされたデ・ステイルの構成原理を具現した住宅である.20081,25023,29122,02034G_07_029_03住宅建築建築作品用語【イームズ自邸(設計:チャールズ・イームズ)】は,住宅の全ての使用部材が,国内で流通している既製品で構成されており,工業化時代の新しい建築のあり方を示した.1940年代中期以降,L.A.に計画されたプロトタイプ住宅「ケース・スタディ・ハウス」の1つである.20083,28121G_07_029_04住宅建築建築作品用語【ロビー邸(設計:フランク・ロイド・ライト)】は,プレーリーハウスの典型例とされ,軒を深く出して水平線を強調し,煙突の垂直線と対比させた住宅である.20085,25022G_07_029_05住宅建築建築作品用語【ゲーリー自邸(設計:フランク・O・ゲーリー)】は,既存の木造住宅に,安価な材料である金網やトタン板,ベニヤ板の断片等を組み合わせて増改築を行った,ポストモダンを代表する住宅の一つである.28122G_07_029_06住宅建築建築作品用語【ヒラルディ邸(設計:ルイス・バラガン)】は,ショッキングピンクの外観で,開口28123部も最小限に抑えられており,玄関を入ると白を基調とした吹き抜けがあり,スリット窓が連なる黄色い壁の廊下,青と赤い壁の室内プール,中庭など色と光を巧みにコントロールした建築空間となっている.2/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_029_住宅建建築作用語【フィッシャー邸(設計:ルイス・カーン)】は,二つの矩形のボリュームが45度の2812407築品角度をもって接合され,一方には2層の個室群が配置され,もう一方には2層分の高さの居間をもつ,幾何学的な構成の住宅である.G_07_029_08住宅建築建築作品用語【バラガン自邸】(ルイス・バラガン,メキシコ)は,庭と分かち難く結びついた内部空間をもち,居間の奥には庭に面して大きな窓を設け,積極的に外部を内部に取り込んだ住宅である.05121G_07_029_09住宅建築建築作品用語【夏の家】(E.G.アスプルンド,スウェーデン)は,切妻屋根の2棟が組み合わ05122さった形状であり,主棟に対し,居間棟をずらして配置することで,主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡せるようにした住宅である.G_07_029_10住宅建築建築作品用語【ガラスの家】(フィリップ・ジョンソン,アメリカ)」は,サニタリー(浴室・トイレ・洗面などの水廻り部分)ユニットと暖炉を納めた円形のコア以外は,居間,台所,寝室などは自立した家具の要素により緩やかに分節させ,空間の連続性を持つ週末住宅である.05123G_07_029_11住宅建築建築作品用語【ガラスの家】(ピエール・シャロ―,フランス)」は,南北全面を半透明のガラス05123ブロック壁とし,間仕切り壁にガラスやパンチングメタルを使うことで,内部まで明るい一塊の空間とした住宅(アパルトマンの低層部の改修)である.G_07_029_12住宅建築建築作品用語【バワ自邸Number11】(ジェフリー・バワ,スリランカ)は,4軒長屋を改造・改築することにより,路地を長い回廊に置き換え,アプローチから建築物の深部に至るまでに坪庭が随所に設けられた住宅である.05124G_07_030集合住宅用語用語【コーポラティブハウス】とは,自ら居住するための住宅を建設しようとする者が,協力して企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された集合住宅をいう.尚,この方式を協同組合運営方式ともいう.20091,25124,01134G_07_030_02集合住宅用語用語【テラスハウス】とは,各住戸が専用庭を持ち,共用の壁を介して連続している低層の集合住宅をいい,土地の所有形態は一戸建てと同じように独立した所有権となる.19091,23124,01133G_07_030_03G_07_031集合住宅集合住宅用語用語【シェアードハウス】とは,複数の居住者用の「個室」と,リビング,キッチン,シャーワールーム,トイレ等の「共有空間」とで構成される賃貸の集合住宅をいう.用語用語【コレクティブハウス】とは,個人のプライバシーを尊重しつつ,子育てや家事等の作業を共同で担い合うため,食堂,厨房,趣味室,サロン等の面積を各戸から供出しあい,相互扶助生活を意図した協同居住型集合住宅をいう.19092,2417320092,25122,06133G_07_032G_07_033集合住宅集合住宅寸法数値住宅の台所の【調理台,流し台の高さ】は,80~90㎝が一般的である.JISA0017では,身長により80cm,85cm,90cm,95cmの4種類について定められている.寸法数値集合住宅のバルコニーの手すりにおいて,転落防止のための【手すりの高さ】は,110cm以上とし,【手すり子の内法間隔】は,幼児の頭が入らないように内法間隔11cm以下とする事が望ましい.また,横ざんや格子手すりは,子供が足掛けにして登る恐れがあるため望ましくない.2204310155,24064G_07_037集合住宅住居形式用語【片廊下型集合住宅】とは,廊下の片側に面して住戸などが配置された平面20094,26133の形式をいう.開口面に廊下が接するため,プライバシー・遮音・採光等の居住性能で劣るが,高密度化の要請から間口狭小住戸を連続させた中・高層住棟に多く用いられてきた.各住戸の日照・採光・通風・眺望などの条件を同一にすることが可能であり,エレベーターの設置効率は高く,ハンディキャップを負った居住者層への適応に優れた型である.G_07_039集合住宅住居形式用語【リビングアクセス型集合住宅】とは,「片廊下型」の形式のうち,居間や食事19093室などを共用廊下側に配置したタイプをいう.アクセスが生活感のある空間になり,近隣コミュニティの自然な形成を促す可能性をより多く持った型といえる.G_07_041集合住宅住居形式用語【階段室型集合住宅】とは,各住戸へ階段室(又はエレベーターホール)から21122,02131直接アクセスするタイプの集合住宅をいう.1階段あたりの戸数は各階2戸であり,主として低層・中層(EV設置の場合高層)集合住宅で多く用いられている.プライバシーが確保しやすく,各戸が最低2面に開口を持つことが可能なタイプで,共用通路の面積は少くなくてすむ.その反面,日常的アクセス空間が単調で生活感が乏しくなりがちになるため,ライトコート型,南階段室型,バルコニーアクセス型なども試みられている.尚,中層程度であるとエレベーターの利用効率が悪くなる.G_07_041_02集合住宅住居形式その他中層又は高層集合住宅のアクセス方式における階段室型を高齢者向けに改21122,24101,02131修するためには,共用廊下とそこに着床するエレベーターを増築する.その場合,玄関の位置を変更しなければならないケースがある.3/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_042集合住宅住居形式用語【スキップフロア型集合住宅】とは,①.1戸の住戸の床高を半階ずつずらし,変20093化のある室内空間が得られるスキップフロア形式を導入した集合住宅をいう.②.集合住宅などで,1階または2階おきに入り口を,2~3階ごとにエレベーターの停止階と共用通路を設けて,「上下階には階段で連絡する階段室型」と「片廊下型」とを組み合わせた形式をいい,メゾネットを用いることが多いが,フラットの場合もある.廊下階は片廊下型集合住宅同様,やや居住性が劣るが,廊下階以外の階はプライバシーをさまたげず,バルコニーを設けたり,2面開口として採光・通風が良いなど住戸の居住性が高くなる.また,エレベーターの停止階が少なくなるため使用効率が良く,通路面積(共用部分)の割合が減少するなどの利点がある.G_07_042_02集合住宅住居形式その他中層又は高層集合住宅のアクセス方式におけるスキップ片廊下型においては,住戸専用率を高くするためにメゾネット形式の住戸とし,共用階段から非廊下階へのアクセスをなくす場合がある.21123G_07_043集合住宅住居形式用語【ホール型集合住宅】とは,平面の中央にホールを設け,その周囲に住戸が配置され,ホールより直接住戸に到達する平面形式をいう.多層階の建物では,ホールに面して階段室やエレベーターが配置されるのが一般的であり,高密度な住戸構成が可能であるが,北向きや西向きに配置される住戸もあり,住戸間で方位の条件(日照条件)に差が生じてしまう.20094G_07_044集合住宅住居形式用語【ツインコリダー型集合住宅】とは,離れている2ヵ所の階段やエレベーターを中心に,光庭をはさむロの字型の外廊下の両外側に住戸を配してアクセスする中高層の集合住宅をいう.住棟配置にあたって方位が制約され,各住戸に日照を確保するために南北軸にすることが多い.通路側の居室は最小限の採光と通風が得られるが,居住性には難点がある.尚,中廊下型に比べて採光,換気等の居住性は改善されるが,通路面積は大きくなる.21124G_07_045_02集合住宅住居形式その他中廊下型の計画において,日照に配慮するには,各住戸が東西に面するように廊下を南北軸にとる配置計画を採用する.02123,24113G_07_047集合住宅住居形式用語集合住宅における【51C型】とは,1951年度に設計された「51」と,A,B,Cタイ23121,01132プのうちの「C」タイプをもじった公営住宅の標準プランの型名で,2寝室と台所兼食事室(ダイニングキッチン,DK)からなる2DKの原型となり,戦後日本の集合住宅のモデルとなった.G_07_052集合住宅建築計画用語【2段階供給方式】とは,集合住宅などにおいて,第1段階に住戸の骨組みであ19095,27132る「スケルトン」(躯体や共用設備)を,第2段階として住戸専用部分の「インフィル」(内装や専有設備)を供給する方式をいう.スケルトンの耐久性とインフィルの更新性・可変性を活かすことにより,住まい手のライフスタイルやライフステージの変化に応じた住戸計画を行うことができる.G_07_053集合住宅建築計画用語【光井戸(ライトウェル)】とよばれる吹抜け(光庭)を用いた場合,住戸の奥行20095,26134が深い場合でも通風と採光を得ることができるので,低・中層集合住宅の計画に有効である.尚,これを高層集合住宅で用いようとすると,低層部において通風・採光などが劣るため,必ずしも効果的とはいえない.G_07_056集合住宅建築計画用語【コモンアクセス形式】とは,各住戸が土地に接している接地型の低層集合住宅において,コモングリーン等と呼ばれる共用庭から各住戸へとアクセスする計画手法をいい,共用庭の利用を促進させるため,近隣交流の機会を増大させる効果をもたらす.22211G_07_057集合住宅建築計画用語【接地型住宅】とは,各住戸が土地に接する集合住宅をいう.尚,非接地型の22111住戸が一部にあっても,バルコニーなどを工夫することにより接地に近い雰囲階建程度の集合住宅を【準接地型住宅】と呼ぶ.G_07_058集合住宅建築計画用語【コモンスペース】とは,接地型の低層集合住宅において,共同で使用する私的共有空間(共用庭)をいう.不特定多数の使用を前提とした公共的な空間(パブリックスペース)としてではなく,当該居住者の日照やプライバシーの確保,居室から眺められるまとまった緑のスペースとして住環境の快適性を保持する空間となる.22111G_07_059_02集合住宅建築計画用語【ストリート型住宅】は,集合住宅の設置階部分において,居住者が日常生活26132の延長として,街並みの形式に参画できるような配置を行うことによって,街路の活性化を意図した集合住宅の住戸形式をいう.G_07_059_03集合住宅建築計画用語【デュアルリビング】は,住宅内に性質の異なる2つのリビングを設けたものをいう.26133,06134G_07_060_02集合住宅建築計画その他【ベイ・バルコニー】とは,架構内に入り込ませたバルコニーであり,奥行きのあるまとまったスペースをとることで,プライバシーの高い外部空間とすることができる.19094G_07_069集合住宅建築計画用語【ダイニングキッチン(DK型)】とは,台所(調理)と食堂(食事)の機能が一室に併存された室をいう.限られた面積を有効利用でき,椅子式の生活,食寝分離に適合するが,団らんと就寝の場は重なる傾向がある.公的供給住宅ではほとんどこの形式を採り入れたため,ダイニングキッチンは,戦後の日本の住宅に大きな影響を与えた.01132G_07_070集合住宅住居形式数値集合住宅において,避難時に使用する共用階段は,階段の段裏から段鼻までの最小寸法を2m以上とするのが望ましい.070814/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_071集合住宅住居形式その他高層の分譲集合住宅の新築計画において,人口構成のバランスに配慮した多様な住戸平面とし,低層部に保育所と高齢者の通所施設を設置する計画とする事は望ましい.05131G_07_072集合住宅その他その他分譲集合住宅の共用部分において,形状の著しい変更を伴わない大規模修繕工事であれば,区分所有者数及び議決権の各過半数の決議を経て行うことができる.02133G_07_072_02集合住宅その他その他「長期修繕計画作成ガイドライン」に,建物・設備,調査・診断,修繕計画内容,修繕積立金等について載っており,「第3章第1節」に「長期修繕計画の作成」において,「計画期間は30年以上,かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上」と定められている.05133G_07_072_03集合住宅その他用語【住生活基本計画における最低居住面積水準】は,世帯の人数に応じて,健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準のことで,単身世帯の場合,原則として,住戸専用面積25㎡である.07121G_07_072_04集合住宅その他用語【子育て支援型共同住宅推進事業】は,共同住宅を対象に,子どもの安全・安心対策や,子育て期の親同士の交流機会の創出に関する施設設置を支援するものであり,転落防止の手すりや補助錠の設置等に対し,一定の条件を満たすことで補助を受けることができる.07122G_07_073集合住宅その他その他「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の長期優良住宅(新築)の認定基準として,劣化対策,耐震性,省エネルギー性,バリアフリー性等の等級や,住戸面積(戸建て75㎡,共同住宅等55㎡以上),可変性(躯体天井高さ2,650mm以上)等が定められている.05134G_07_074集合住宅その他その他市町村は,国及び都道府県が作成した洪水浸水想定区域図に,洪水予報等の伝達方法,避難場所その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な事項等を記載した「洪水ハザードマップ」を作成し,地域住民に広く周知している.05132G_07_076集合住宅建築作品用語【同潤会江戸川アパート(同潤会)】は,関東大震災後の住宅難に対処するた24021,02121めに設立された同潤会が,鉄筋コンクリート造の本格的な都市型アパートを目指して建設した最後の事例である.6階建のコの字型住棟と4階建の板状住棟で中庭を囲み,各住戸へは中庭から階段室を経てアクセスする.住戸は1~4階までが一般世帯向け住戸で129戸,5・6階が単身者向け住戸となっており131戸が用意されている.付帯施設として,社交室,共同浴場,食堂,理髪店,屋上洗濯室,電話,ラジオ共聴設備,エレベーターなどが設けられた集合住宅である.G_07_076_02集合住宅建築作品用語【同潤会青山アパート】は市街地再開発事業において,地上6階,地下6階の集合住宅と商業施設からなる「表参道ヒルズ(設計:安藤忠雄)」に建て替えられた.建物の高さを前面道路のけやきの高さ程度に抑えるなど,通りの景観に配慮した計画となっており,商業施設部分は,中央の吹き抜けに面した緩やかな斜路に沿ってフロアが構成されている.21031G_07_078集合住宅建築作品用語【晴海高層住宅(設計:日本住宅公団・前川國男・大高正人他)】は,日本住宅24023公団が初めて建設した都市型の高層賃貸集合住宅である.3層6住戸を1単位とするメガストラクチャーの架構方式を用い,スキップアクセス形式が採用されている.G_07_079集合住宅建築作品用語【基町団地(設計:大高正人)】は,広島市の中心部にあった「原爆スラム」と呼ばれる不良住宅地の再開発事業として計画された高層高密度の公営住宅団地である.24024,01122G_07_082集合住宅建築作品用語設計:槙総合計画事務所,スタジオ建築計画)】は,23112住宅,商業施設,オフィス,レストラン等の機能が複合された建築群で構成され長期に渡り段階的に計画されてきた.住棟のスカイラインは建設時の規制高さ10mが守られ,調和のとれた街並みを形成している.多様な設計手法と分節により,各住棟の表情は変化のある街路空間を生み出している.G_07_082_02集合住宅建築作品用語【代官山ヒルサイドテラス(東京都)】は,建築群が内包する広場や路地等を主要素として外部空間を形成し,周囲の純和式建築物や庭園とゲートによってつながるように計画された.03144G_07_083集合住宅建築作品用語【プロムナード多摩中央(設計:住宅・都市整備公団+坂倉建築研究所)】は,居室の一部を道沿いに開くことにより,沿道のにぎわいや親しみのある景観形成を意図したもので,ストリートハウスとも呼ばれる.道に対して開いた居室(「フリースペース」と呼ばれる1室)は独自の出入り口をもちながら大きなガラス面を通じて沿道に対し生活感を表出する.19102G_07_085集合住宅建築作品用語【NEXT21(設計:大阪ガスNEXT21建設委員会,総括:内田祥哉+集工舎建築都市デザイン研究所)】は,2段階供給方式(スケルトン・インフィル分離方式)と環境共生(省エネルギーや環境負荷の低減)をテーマに将来の都市居住の可能性を追求した実験集合住宅である.23113G_07_086集合住宅建築作品その他【NEXT21(大阪市)】は,スケルトン(躯体)とインフィル(内装)とが明確に分離28133された構法のもとに,18戸すべてが異なったプランの住戸として計画されている.各住戸は新たな生活提案型プランとなっており,その一部の住戸は一定の居住期間を経た上でさらに増改築がされている.戸境壁,外壁,開口部等の位置の変更を可能とした住戸規模可変システムによる増改築を実施した貴重な例である.5/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_087集合住宅現代建築用語【世田谷区深沢住宅(設計:世田谷区+市浦都市開発・岩村アトリエJV)】は,「環境共生住宅建設推進事業」の第一号モデル事業として,「①地域に開いた環境共生,②高齢者対応への取り組み.」をテーマに進められた.共生の手法として中庭のビオトープや菜園,コモンスペースの計画や屋上緑化が図られ,地域に開放されている.19105G_07_087_02集合住宅建築作品用語【世田谷区深沢環境共生住宅】は,高齢者在宅サービスセンターを併設した,シルバーハウジング・プロジェクトを含むものである.30133G_07_089集合住宅建築作品用語【タウンハウス諏訪(東京都多摩市)】は,複数住棟の共用の庭をもち,また,各戸の専用庭および住棟の雁行配置により住戸の独立性を高めた集合住宅である.23111G_07_091集合住宅建築作品用語【六甲の集合住宅(兵庫県神戸市)】は,住宅街の背後にある急斜面に建設さ18243れた集合住宅.敷地の持つ自然や眺望を生かした住戸が計画された3つのブロックはいずれも事業者は異なるが,一体のものとして構想されている.斜面期およびⅡ期では均等なグリットによる平面構成を地形になじませるように配置し,急斜面の地形により生じるズレによって,住戸タイプは多様なものとなっている.また,小広場や路地的な通路・階段が住宅の接点として計画されている.Ⅲ期は板状住棟で,フィットネスセンターが設けられるなど共用部の充実が図られている.G_07_092集合住宅建築作品用語【Mポート(熊本県熊本市)】は,居住者の参加による各住戸の設計が行われたコーポラティブハウスであり,「もやい」をキーワードとし,広めの階段室,連続バルコニー,ピロティ,屋上広場,集会場など共用空間を豊かに配置することで通風・採光の確保,居住者の住みこなしと交流の促進,住戸間に適度な距離感を作ることを意図している.18244,26121G_07_093集合住宅現代建築用語【東雲キャナルコート1・2街区(東京都江東区)】は,東京湾岸部の工場跡地に19104,24113,27122,02123計画された都市基盤整備公団が供給する高層板状住棟を用いた囲み型配置による高密度な賃貸集合住宅である.1・2街区とも中廊下形式を採用して高密度を高め,中廊下への通風や採光を確保するために大きなテラスを住棟各所に計画している.G_07_094集合住宅現代建築用語【幕張ベイタウン(千葉市)】は,「都市デザインガイドライン」に基づいて,壁面24112,28134,02123線の位置・高さ,壁面率,三層構成(基壇部,中間部,頂部)が指定され,駐車方式が誘導されている.全体的な統一感と,三層構成による複合化,街区ごとに異なる事業主体,一つの街区への複数の建築家の参加など変化のある町並み形成が意図されている.G_07_094_02集合住宅建築作品用語【コモンシティ星田(大阪府交野市)】は,自然の地勢を活かした造成,電柱が18241,28132,02122なく美しい曲線の道路,子どもたちが遊ぶ水場,住人同士のコミュニティの形成を促すコモン広場(コモンスペース)等を実現させている.また,二世帯同居住宅,二戸建住宅,斜面地住宅などを混在させ,老若男女さまざまな住人のライフスタイルに対応した生活ができるように計画されている.全体計画は,中央緑道から複数の緑道が等高線に沿って枝分かれしており,これに対し,外周の区画道路からは何本かの敷地内道路が引き込まれ,この双方から住戸へアクセスすることができる.G_07_094_03集合住宅建築作品用語【中新田町[現在の加美町]営並柳HOPE住宅(宮城県)】は,町の風土,伝18242統,文化,歴史等を活かしながら,地域産業の活性化を図ることを目的とした事業として実施されたもので,瓦屋根と漆喰(しっくい)壁によって統一された家並みや,露地空間,火の見櫓,干支を彫り込んだ門,枕木の歩道等,計画に創意工夫をこらしている.G_07_094_04集合住宅建築作品用語【桜台コートビレッジ(設計:内井昭蔵建築設計事務所)】は,南北方向に細長18245,26122い,急な西側斜面という不利な敷地条件のもとで,その地形の特性を活かした集合住宅を実現している.住戸の軸を斜面に対して45度振ることにより,住棟は雁行した壁面ファサードを生み出し,バルコニーや開口部に変化を与え,同時に各住戸のプライバシーの確保にも効果を上げている.G_07_094_05集合住宅建築作品用語【熊本県営竜蛇平団地(スタジオ建築計画,1993,熊本市)】は,低層の既存19101,30131団地の老朽化に伴う建て替え事業であり,不整形な敷地を有効に利用するため,広いテラスをずらして積み重ねた「段上タイプ」と周辺の街と団地を視覚的に連続させるようピロティを備えた「街区タイプ」に囲まれた中庭で構成され,各住戸へはこの中庭からアクセスするよう計画されている.G_07_094_06集合住宅建築作品用語【茨城県営松代団地(大野秀敏+三上建築事務所・アプル総合計画事務所,1993,つくば市】は,中庭を囲む6階建ての4棟の住棟を,4層目の空中外部歩行者環状道路「上の道」で水平につないだ集合住宅であり,「上の道」は,プレイロットや植栽等のある街路状の空間で,住民の交流の場として計画されている.19103,28131G_07_094_07集合住宅建築作品用語【草加松原団地(日本住宅公団,1962,埼玉県草加市)】は,高度成長期に建設された中層集合住宅を中心とする郊外型大規模住宅団地であり,ボックス型ポイントハウスや,テラスハウスも存在する.24022G_07_094_08集合住宅建築作品用語【ネクサスワールド香椎(福岡市)】は,磯崎新がコーディネーターとなり,国内外の6名の建築家がそれぞれの住棟を競作した9棟250戸の集合住宅団地である.241116/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_094_集合住建築作用語【ひばりが丘団地(1959,日本住宅公団,東京都東久留米市)】は,解体せず2411409宅品に再生・活用する技術的手法を検証するため,解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である,G_07_094_10集合住宅建築作品用語【りえんと多摩平(2011年再生)」は,多世代の居住者が暮らす新たな街に生まれ変わらせる団地再生事業の一つとして,民間事業者が改修工事を行い,団地の一部の住棟をシェアハウスとして再生した.26123G_07_094_11集合住宅建築作品用語「求道學舎(2006年再生)」は,武田五一により大正15年に建てられた学生寮26124,29134を歴史的建築物として後世に残すために,コーポラティブ方式による定期借地権分譲住宅として再生された.G_07_094_12集合住宅建築作品用語【用賀Aフラット】は,道路に対して視覚的に開放されつつ,ガラススクリーンで27121隔てられた中庭をもつ,アーティストやデザイナーの入居を想定した賃貸集合住宅である.G_07_094_13集合住宅建築作品用語【岐阜県営住宅ハイタウン北方-南ブロック】は,昭和40年代に建設された公27123営住宅の建替えに当たり,磯崎新が指名した国内外4名の女性建築家が設計を担当し,敷地外周に配置された高層板状住棟が中央の広場を囲んでいる.G_07_094_14集合住宅建築作品用語【ネクサスワールドのレム棟・コールハース棟】は,プライバシーを守る閉鎖的なプランとなっており,各戸に採光と通風を確保するためのプライベートな中庭が設けられた接地型の集合住宅である.27124,01121G_07_094_15集合住宅建築作品用語【かんかん森(東京都)】は,各住戸の独立性を保ちつつ,居住者が共同で使用することができる居間や台所等を設置して,コモンミールや掃除等,生活の一部を共同化している,コレクティブハウスである.29131G_07_094_16集合住宅建築作品用語【SHAREyaraicho(東京都)】は,道路に面する部分は巨大な半透明のテント29132膜で覆われ,内部は吹抜け空間を介して個室7室とコモンスペースが計画された,シェアハウスである.G_07_094_17集合住宅建築作品用語【泉北ニュータウン(大阪府)】は,空き住戸を活用したサポート付き共同住宅29133や戸建て住宅を活用した多世代型シェアハウス等の試みが行われている,大規模なニュータウンである.G_07_094_18集合住宅建築作品用語【真野ふれあい住宅(神戸市)】は,阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり,共同の食堂,台所等を設けて,居住者が生活の一部を共同で行うことが可能となっている.30132,07134G_07_094_19集合住宅建築作品用語【茨城県営六番池アパート(水戸市)】は,七つの住棟により囲まれた二つの中庭をもち,屋根葺材には地元で焼かれた瓦を使用する等,周辺との融和に配慮された地上3階建ての低層集合住宅である.28131,30133G_07_094_20集合住宅建築作品用語【熊本県営保田窪第一団地】は,三つの住棟,集会室及び中央広場で構成され,中央広場については,住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである.30134G_07_094_21集合住宅建築作品用語【釜石・平田地区仮設住宅団地(岩手県)】は,東日本大震災の復興支援の一環として建設されたコミュニティケア型仮設住宅団地であり,診療所付きのサポートセンターや仮設店舗が計画された.02124G_07_094_22集合住宅建築作品用語【堀川団地出水団地】は,戦後建設された鉄筋コンクリート造の店舗併用集合住宅であり,改修により,耐震補強やエレベーター設置のほか,多世代向けの住戸改修とDIY可能な住戸の導入などがされている.07132G_07_094_23集合住宅建築作品用語【釜石市天神復興住宅】は,東日本大震災による被災者のための公営住宅であり,リビングアクセス形式の採用や,1フロア毎に共用廊下の配置を反転させることで,高齢居住者の見守りがしやすい環境づくりが行われている.07133G_07_095集合住宅建築作品用語【レイクショアドライブ・アパートメント(設計:ミース・ファン・デル・ローエ)】は,高速道路を挟んでミシガン湖に面する敷地に,2棟の同型の高層住棟が直交するように配置されている.基準階は柱間6.4mの正方形を5行3列に配した規則的な平面であり,均質な平面を分割し1層8戸の住宅が入る.各戸の外周部は床から天井までガラスで構成され,広々とした眺望を可能としている.22034G_07_096集合住宅建築作品用語【ユニテ・ダビタシオン(設計:ル・コルビュジェ)】は,3.5haの公園内に建つピロティに支えられた巨大な彫刻のような高層集合住宅である.屋上庭園には体育館や児童のための庭や保育所などがあり,7・8階には店舗や郵便局・ホテルなど都市生活機能がこの集合住宅の中に組み込まれている.22123,30031G_07_099集合住宅建築作品用語【アビタ’67(設計:モシェ・サフディ)】は,モントリオール博覧会に際して建築された高層集合住宅である.354個のプレキャストコンクリート製のボックスから構成されており,それぞれのコンクリートボックスの大きさは1,173cmx533cmx305cmで,床面積約62.5㎡,重さ約70トンである.23111G_07_099_02集合住宅建築作品その他【シーランチ・コンドミニアム(設計:チャールズ・ムーア他)】は,10戸の週末用住宅群を海の眺望を考慮して,敷地の勾配に沿って,中庭を囲むように配置した低層集合住宅である.22121G_07_099_03集合住宅建築作品その他【カサ・ミラ(設計:アントニオ・ガウディ)】は,波状の有機的なファサードを有し,各住戸の平面が異なる高層集合住宅である.221227/8ページ

G-07.「住宅・集合住宅」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_07_099_集合住建築作用語【バイカー再開発(設計:ラルフ・アースキン)】は,住宅の意見を積極的に取り2311404宅品入れたもので,既存のコミュニティー施設を残し,地区の周囲に壁状の高層住棟を配置し,その内側に庭付きの低層集合住宅を配置した計画である.G_07_100集合住宅建築作品用語【ヴァイセンホーフ・ジードルング(ミース・ファン・デル・ローエ他)】は,「居住」30032をテーマとしたドイツ工作連盟の第2回展示会場として17名の建築家の設計による住棟が建設され,いずれも陸屋根と白い壁というモダニズム建築の特徴を持ち,多様な形態ながら統一性のある外観を呈しており,「インターナショナル・スタイル」の成立に影響を与えたものである.G_07_101集合住宅建築作品用語【ムードンの工業化住宅(ジャン・プルーヴェ)】は,起伏のある変則地形の敷地に建設された14棟のプレファブ住宅で,アルミニウム等の材料が用いられている.30033G_07_102集合住宅建築作品用語【フランクリン街のアパート(設計:オーギュスト・ペレ)】は,鉄筋コンクリートを現代建築の構造材として登場させた記念碑的な建築物で,RCの柱と梁で建物の骨格を構成し,壁は構造とは独立して計画されている.300348/8ページ

G-08.「事務所建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_08_001事務所建築寸法数値事務所ビルにおける【基準階の貸室面積(基準階面積から共用部面積を除いたもの)】は,一般的に,9㎡/人程度として計画する.尚,1人あたりの【基準階床面積】は,10~13㎡/人程度として計画するため,基準階面積2,000㎡の事務所ビルの場合,1フロアあたりの収容人数は,154~200人程度となる.25061G_08_003G_08_003_02事務所建築事務所建築寸法数値【事務所の階段室の壁に取り付ける手すり】の場合,昇降補助を目的として設置するため,一般に段の先端から測って75~85cmの高さとする.寸法数値中規模事務所ビルの計画において,基準階の共用部の主要な廊下の幅員を,2.0mとすることは望ましい.2406328081G_08_005G_08_007G_08_008G_08_009事務所建築事務所建築事務所建築事務所建築寸法数値18154,21062,26083,29061,以下とする.また,座った状態では見通せず,立った状態で見通すことができ03084る高さは,120~150cm程度とする.寸法数値一般的な事務所ビルの執務スペースの天井高は,2.5~2.7m程度とする.尚,19112執務スペースの床面積が大きくなるに従い,天井高を高く設定しておかなければ,圧迫感などが生じる.寸法数値壁掛型小便器の間隔は,一般に,心々65cm以上,間に隔板を設置する場合21063,30073には,心々70cm以上となる.尚,壁面から45cm程度離し,心々90cm程度の寸法が望ましい寸法とされている.寸法数値【会議の面積規模】はレイアウトに応じて,机の寸法,隣の席との間隔,通路寸法,スクリーンや演壇との関係によって設定される.会議人数が多くなると必要な空間規模も大きくなり,一般に,収容人員1人当たり2~5㎡程度を目安とする.19114G_08_010_02事務所建築配置計画その他火災の拡大を防止するためには,出火の可能性が高いエリアに,防火上有効29143な区画を設けるとともに,初期消火設備の設置や不燃性のある建築材料を使用することが求められる.G_08_010_03事務所建築配置計画その他【屋上に緊急離着陸場】を設けた場合,そのスペースは,在館者の救助に使用されるとともに消防隊の突入時にも利用される.29144G_08_011事務所建築配置計画数値【コア】には,EVシャフト,階段,便所,給湯室,空調機械室,PS,EPS等の機30051,07073能的要素と,構造的に荷重や水平力を集中的に負担する要素とが複合している場合が多い.センターコアタイプは,比較的面積の大きなタイプの建物(1,000~3,000㎡)に適しており,共用通路部分が少なくなるため,レンタブル比の高い計画としやすい(一般的に基準階の床面積が1,000㎡以下であると効率があまり良くない).尚,貸しビルにおいては,同一階に異なる会社が入る場合が多いため,メンテナンスなどを考慮して,EPSなどはコア内の共用部に分散配置することが望ましい.G_08_013事務所建築建築計画数値【会議室の面積規模】は,一般に,収容人員1人当たり2~5㎡程度を目安とする.22072,26062,30074G_08_014事務所建築建築計画公式【レンタブル比】は,次式のように表され,貸事務所における採算性の指標であり,一般に65~75%の範囲が標準とされているが,これを基準階に限って考えると,70~85%程度となる.レンタブル比=貸室面積(収益部分の面積)/延床面積×100%18112,23173G_08_015事務所建築配置計画その他【両端コア型】の貸事務所においては,フロア貸(ある階全体を1つのテナントに貸す形式)の場合には,オープンオフィスとしやすいが,一つの階を分割して貸す場合には,2方向避難確保のための両端のコアをつなぐ廊下部分が必要となるため,レンタブル比が低下することがある.30051G_08_016_02事務所建築配置計画その他【片寄せコア型(偏心タイプ)】については,一般に,避難上不利な点が多く,シミュレーションや実験等により安全性を確認することが望ましい.18114,21162,26143,29142,30051G_08_016_03事務所建築配置計画その他基準階の平面計画において,東西面にコアを配置して窓を減らすことで,熱負荷の影響を軽減する事ができる.02071,07072G_08_017事務所建築建築計画用語【オフィスランドスケープ】とは,オフィス空間を従来の対向式・同向式の画一22172,26171的なレイアウトにはせず,連続した大空間をパーティション,家具,植栽などで区切り,セクションごとのまとまりやプライバシーを持たせながら有機的にレイアウトしたものをいう.これにより,経済的効果,心理的効果を向上させ,仕事の効率を図ろうとするものである.G_08_019事務所建築建築計画数値オフィスビルの事務室における【片側採光の場合の奥行き】は,13~14m(1スパン7m前後と考えて2スパン分)程度となる.尚,両側採光の場合においては,その2倍前後の値(26~28m程度)となる.20101G_08_020事務所建築建築計画数値【照明学会オフィス照明基準】では,一般の事務室750lx以上,細かい視作業を伴う場合や昼光の影響により屋外が明るく室内が暗く感じる場合1500lx以上としている.20105G_08_021事務所建築建築計画用語【フリーアドレスオフィス】とは,個人専用の座席(机・いす)をもたず,座席を在籍者で共有し,空間の効率的な利用とコミュニケーションの活性化を図るオフィスである.在席率が低い方がより効果的であり,一般に50~60%程度が適している.23133,261721/3ページ

G-08.「事務所建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_08_021_事務所建築計その他事務所の机の配置において,視線が対面することを避け,プライバシーを適18111,2617102建築画度に保つことができるようにするためには,同向式レイアウトを採用する.G_08_021_03事務所建築建築計画用語【対向配置(対向式レイアウト)】は,一般に,面積効率やコミュニケーション効果が高まり,電話,コンセントなどの配線・管理も容易な形式である.また,【並列配置(同向式レイアウト)】は,面積効率は劣るが,対面する視線がないため,適度なプライバシーを保つことができる.18111,26171G_08_021_04事務所建築設備計画その他【ABW(ActivityBasedWorking)】は,事務所内だけでなく事務所外も含めて,業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方をいう.05142G_08_021_05事務所建築設備計画その他【サテライトオフィス】は,一般に,企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスをいう.06062G_08_022_02事務所建築建築計画数値【事務所建築の計画におけるモデュール】は,意匠・構造・設備等の多角的な18113,23132視点を総括して決定される.とりわけ,スプリンクラーヘッドや煙感知器の設置間隔が大きな決定要因の一つとなり,事務所建築のモデュールとしては,3.0~3.6mが多く採用されている.G_08_022_03事務所建築建築計画数値【事務所の計画における公道から敷地内や建築物内,事務室等への動線】は,セキュリティレベルの低いほうから高いほうへ連続させることが望ましい.01051,07074G_08_023事務所建築便所数値【事務所の便房数】は,男子大便器は60人以内ごとに1個以上,男子小便器人以内ごとに1個以上,女子大便器は20人以内ごとに1個以上とする.尚,基準階の床面積が1,000㎡である場合,1人あたりの床面積を10~13㎡/1人とすると,収容人数は100人程度となり,男女比を3:1程度とすると,男子大便器:75人÷60人/個=1.25個,男子小便器:75人÷30人/個=2.5個,女子大便器:25人÷20人/個=1.25個と概算で算出することもできるが,外来者等の利用,待ち時間長さ等も考慮すると,一般に,基準階面積が1,000㎡程度の事務所の場合,男子大便器2個,男子小便器3個,女子大便器3個程度を目安に計画する.22131,28144G_08_024_02事務所建築エレベーターその他事務所ビルの計画における乗用エレベーターの設置台数は,一般に,ピーク26141時の値として出勤時の交通量をもとにシミュレーションを行い,5分間集中率を%,自社ビルでは20~25%として交通計算を行う.G_08_024_03G_08_025事務所建築事務所建築エレベーターエレベーターその他数値事務所ビルの計画における乗用エレベーターの設置台数を,概算で設定する場合,エレベーター利用対象人員200~300人当たり1台とする.【エレベーターを対面配置する場合の対面距離】は,エレベーター前に生じる人だまりのスペースと通路部分のスペースを確保しなければならず,また,過剰に対面距離を大きくしてしまうと対面のエレベーターの移動に不便さを感じるため,3.5~4m程度とする.2513319113G_08_025_02G_08_027事務所建築事務所建築エレベーターエレベーター数値エレベーターを対面配置する場合,直線配置については移動距離を考慮して,一般に,4台以下とする事が望ましい.01072数値【エレベーター】は,延べ床面積が10,000㎡以上の場合においては,3,000~4,000㎡につき1台の設置が望ましい.延べ面積40,000㎡の場合,10~14台程度設置する.また,エレベーター配置計画においては,各ゾーンのサービスフ階程度とするため,1~10階までの低層用,10~20階までの高層用にバンク分けを行うことが望ましく,高さ31mを超える場合には,非常用エレベーターの設置義務が生じる.19115,27141G_08_028_02事務所建築エレベーター数値【エレベーター速度】は,一般に,上下両端階を直通運転するのに必要な時間を30秒以内として設定するため,エレベーターの速度が150m/minの場合,最上階までの高さが約75m以下であれば許容できると考えられる.19155G_08_029事務所建築G_08_030事務所建築エレベーエレベーター用語【サービスフロア】とは,ゾーニングされた各バンクの停止階となる階をいう.19115,27141数値【高層事務所ビルにおけるエレベーター】は,低層用,中層用,高層用に【バン22133ク分け】をすることが多く,縦の動線が分断されるのを防ぐため異なるバンクの乗り継ぎ階を設ける必要がある.エレベーター配列は,直線配列の場合,4台以下とし,対面配列の場合は片側4台ずつの8台を限度とする.G_08_031事務所建築エレベーター数値【バンク分け】において,各バンクのフロア数は,10階前後,最大15フロア以下とする.また,バンク分けするメリットとして,輸送効率を上げる,バンク(サービスゾーン)ごとが貸しスペースとして使える,乗り場の数の減少により,設備費低減などがあげられる.24134G_08_031_02事務所建築エレベーター用語エレベーターの計画における【コンベンショナルゾーニング方式】とは,最も一般的な方式で,交通需要に対応した数台のEVを群にして配置する方式をいう.18115,02073G_08_032G_08_033事務所建築事務所建築エレベーター設備計画数値数値【非常用エレベーターの乗降ロビーの床面積】は,非常用エレベーター1基について,10㎡以上とする.【天井チャンバー方式】とは,天井裏の空間を排煙スペースとして利用するも22132のであり,その場合,防煙垂れ壁の下端を天井面から25cm以上下げ,天井裏にあるスラブまで達するように計画する.尚,音の通路にもなりやすいため,部屋どうしの遮音上の考慮が必要となる.27144,291412/3ページ

G-08.「事務所建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_08_035事務所建築設備計画数値近年のOA化の進んだオフィスビルにおいては,【OA用のコンセント電源容量】19111を30~50VA/㎡とし,フリーアクセスフロアを採用する計画が一般的である.G_08_036事務所建築設備計画数値近年,事務室のOA化に伴い,床をフリーアクセスフロアとするケースが多い.床下の配線等をフレキシブルに対応させるためには【フリーアクセスフロアの以上とするが,改修工事の場合や階高の制限等がある場合においては,高さ5cm程度のフリーアクセスフロアが採用されることもある.28142G_08_038_02事務所建築設備計画その他オフィスビルの床の積載荷重は,一般に,3,000~5,000N/㎡とすることが多いが,サーバー室など特に大きな荷重が想定されるケースでは,ヘビーデューティーゾーンとして,10,000N/㎡程度とすることがある.28141G_08_040_02事務所建築設備計画その他事務所ビルの便所の換気量の算出に用いられる換気回数は,一般に,5~15回/hである.19193G_08_041事務所建築設備計画その他昼光センサーにより,検知範囲内の床面や机上面などからの反射光を入射光27142量として記憶し,その光量が常に一定になるように照明器具の光出力を自動的に調節することによって,明るさを一定に保つことで,省エネルギーに配慮した照明計画とすることが望ましい.G_08_042事務所建築設備計画その他基準階における電気設備や盤スペースのEPSは,事務所ビルを利用する組織やテナントの変化に対応しやすいよう,二次側配線のために分散配置とするのが望ましい.27143G_08_043事務所建築設備計画その他事務室内の照明計画において,アンビエント照明の照度は,500~1,000lxとJISで規定されている.28143G_08_043_02事務所建築設備計画その他パソコンのディスプレイに過剰な光が入射する事で,画面上の文字や図との輝度比が小さくなり見えにくくなるため,これを考慮し鉛直面照度を水平面照度より低くする.05144G_08_044事務所建築配置計画その他30階建ての事務所ビルの計画において,防災計画上の避難経路は,日常動線に配慮し,第1次安全区画である廊下から第2次安全区画である特別避難階段の付室を通じて,特別避難階段に避難できるように計画するのが望ましい.02072G_08_044_02事務所建築配置計画その他直通階段が1か所のみの賃貸事務所ビルの改修において,直通階段と離れ05143た位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設ける事は望ましい.G_08_045事務所建築建築作品用語【ジョンソン・ワックス・ビル(アメリカ)】の2層吹抜けの執務スペースでは,天井付近が広がった樹木状の柱や柱頭まわりの天窓,ハイサイドライトによって,内部に自然を再現している.02141G_08_045_02事務所建築建築作品用語【フォード財団本部ビル(アメリカ)】は,ビル内部に豊かな植栽が施されたアト02142リウムをもち,各フロアの執務スペースはアトリウムをL字型に囲むように配置されている.G_08_045_03事務所建築建築作品用語【丸の内ビルディング(東京都)】の低層部は,旧丸ビルのファサードである3層構成と高さ31mのフォルムを継承し,都市計画に配慮しており,街路の延長としてアトリウムが設けられている.また,高層部は,日差しの遮蔽を考慮した総リブを2層ごとにカットすることにより陰影のあるファサードを構成している.02143G_08_045_04事務所建築建築作品用語【ROKIGlobalInnovationCenter(静岡県)】は,執務スペースが階段状に積層02144する立体的なワンルーム空間に,ガラスをはめこんだ木と鉄のハイブリッドトラスの屋根をかけ,自然光を通すフィルターを使用した天幕を設けている.3/3ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_001学校寸法数値【小学校の普通教室の面積】は,児童1人あたり1.8㎡程度として計画し,1学級19151,21072,23073,0108340人として,72㎡(=8m×9m)程度で計画する.G_09_001_02学校寸法数値【小学校の教室の天井高さ】が高すぎると,生徒の落着き感を損なう場合があ29063るため,一般的な広さの教室において,居心地のよさや落着き感に考慮して,天井高さを2.7m程度とすることは望ましい.G_09_005学校用語用語【選択講座制】とは,生徒がその日の授業を自由に選択できる運営方式をいい,生徒の自由な選択に対応するためのフレキシブルなオープンスペースを確保する事が望ましい.21143G_09_006学校用語用語【チームティーチング方式】とは,複数の教師が協力して,授業の指導等にあたる運営方式をいい,画一的,固定的な教室よりも,大・小の教室やオープンスペースなどといった柔軟な学習スペースを必要とする.21143G_09_006_02G_09_006_03学校用語用語小学校のオープンスペースにおいて,一般に,情報ネットワークを活用した多様な学習が行えるように,パソコンを配置する.学校用語用語中学校の計画において,片廊下幅を広くして教室との仕切りをなくしたオープンプラン教室配置とする場合,隣接する教室相互の間に準備室を設け,音の伝搬を抑制する.2114404153G_09_007学校特別教室型用語【特別教室型】とは,一般的な普通教科の授業をクラスルームで行い,実験や特殊設備を必要とする授業を特別教室で行う方式をいう.生徒個人のクラス(教室)や座席が常に確保されるため生徒の安心感が形成されるが,複数のクラスが共同して行うチームティーチングや選択講座制などに対する弾力的な学習環境を整えることは難しい.また,特別教室が充足するほど全体の教室利用率が下がるので,特別教室を充足させるには不利な方式である.21142,23174,27154,04154G_09_009学校総合教室型G_09_011学校教科教室型用語用語【総合教室型】とは,クラスルーム又はクラスルームの周りでほとんどの授業を受ける方式をいい,クラスルームの面積に余裕を持たせ,作業・図書・簡単な実験などが可能なスペースやロッカー,便所,流し等の生活施設を充実させる必要がある.小学校の低学年向きの運営方式である.20123,21142,23174,26152【教科教室型】とは,各教科ごとに専用の教室を使用し,生徒が時間割に従っ21141,26152,27154,01082て教室を移動しながら授業を受ける方式をいう.1教室あたりの利用率が上がり,教室数は少なくてすむため,教科にとらわれない共通学習スペースや生活スペースの充実が可能になる.また,各教科の要求に応じた空間・設備・家具・メディアを備えた教室設計が可能である.反面,生徒の移動が多く,生徒個人が専有できる座席が確保されないため,ロッカーや更衣室等の生活用施設は充実させなければならない.この運営方式の中に,生徒の生活拠点を確保するためにホームルームやホームベースを設ける「ホームルーム教室確保型」,「ホームベース併設型」,「ホームベース独立型」が含まれ,専門設備等の設置の必要性が低い国語や数学,英語などの教室をホームルームと兼用する場合もある.G_09_011_02学校教科教室型用語教科教室型の中学校,高等学校における【ホームベース】は,クラスルームに代わり学校生活の拠点として設けられるスペースである.18174,21141G_09_014_02学校配置計画その他小学校の計画において,保健室の配置に関して留意する点として,特に屋内外の運動施設との連絡がよく,児童の出入りに便利な位置に計画することや,救急車,レントゲン車などが容易に近接することのできる位置に計画すること等が挙げられる.19125G_09_014_03学校配置計画その他【小学校の職員室】は,不審者の侵入防止等に配慮して,運動場や出入口を見渡すことのできる位置に配置することが望ましい.01052G_09_014_04学校建築計画用語【施設一体型の義務教育学校】は,小中一貫教育を基本形として,一人の校長の下に一つの教職員集団が,一貫した教育課程を編成・実施する9年制の学校で,児童生徒は同じ施設で学習・生活する.05072,05151G_09_017_03学校建築計画その他既存の中学校の校舎を小中一貫教育を行う義務教育学校に変更する場合,本来,小学生が利用する階段は,蹴上げの高さを低くする事が望ましいが,手摺,滑止め等の安全上の措置を講じることにより,蹴上げの高さをそのままとすることができる.01081G_09_017_04学校建築計画その他特別の支援を必要とする児童が通常の学級に在籍する場合を想定し,その児01084童が落着きを取り戻すことのできる小規模な空間を,普通教室に隣接して設けることが望ましい.G_09_018_02学校建築計画その他小学校を指定避難所として使用する場合,避難した人が利用するマンホールトイレは,居住エリアに近く,人目につきやすい場所に設置するように計画することが望ましい.30151,02064,07154G_09_018_03学校建築計画その他小学校を指定避難所として使用する場合,屋外プールの水は,可搬式のポンプを用いて,トイレの洗浄水等に利用することができるように計画することが望ましい.30152G_09_018_04学校建築計画その他小学校を指定避難所として使用する場合,小学校の教育活動を早期に再開30153するために,避難所機能と教育機能の区画や動線が分けられるように計画することが望ましい.1/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_018_学校建築計その他小学校を指定避難所として使用する場合,備蓄倉庫は,行政の防災担当部3015405画局等と協議して,想定される災害に対して安全な場所に計画することが望ましい.G_09_019_02学校建築計画その他【小学校の体育館の計画】において,災害時の避難所として利用できるように耐震性を十分に確保し,備蓄倉庫を隣接して設置するのが望ましい.24161,30154G_09_019_03学校建築計画その他小学校において,図書室や特別教室については,近隣住民の利用を想定して,地域開放用の玄関の近くに配置するのが望ましい.20122G_09_019_04学校建築計画その他教員の執務拠点を教室の近くに配置するために,学年ごとに分散した教員コーナーを設けることは,計画上望ましい.20124G_09_019_05学校建築計画数値小学校において,学校内の学校給食施設の床面積は,児童数700人の場合,1人当たり0.1㎡程度必要となる.26061G_09_019_07学校建築計画用語【小学校の給食室】は,細菌の繁殖や水はねによる汚染を防止するために,床を乾燥した状態に保つドライシステムを導入するのが望ましい.04043G_09_020学校建築計画その他【小中一貫校の特別支援学級関係室】においては,9年間の系統性・連続性のある教育活動や一貫した支援を効果的に行えるように,小学校と中学校の配置や室構成を計画する事が望ましい.02174G_09_020_02学校建築計画用語【インクルーシブ教育】は,障害の有無にかかわらず学べる仕組みのことであり,カームダウンのためのデンやアルコーブを教室まわりに設けるなど,それぞれの状況に応じて環境を整える「合理的配慮」が必要となる.03041,06151G_09_020_03学校建築計画用語【小学校の特別支援学級】では,聴覚に過敏性をもつ児童に対応するため,遮音性の高い小規模な空間を設ける.04152G_09_020_04学校建築計画用語特別支援学校の計画において,聴覚障害児童・生徒に対応するため,普通教室に発音・発語の練習に利用する鏡や,練習後の手洗いや,うがいのための流し台を設ける事は望ましい.05152G_09_021_02学校建築作品用語【千葉市立打瀬小学校(設計:シーラカンス)】は,クラスルーム,ワークスペース,アルコーブ,中庭等をひとまとまりにした空間を,低,中,高学年ごとに配置し,多様な学習展開への対応を図っている.18121G_09_021_03学校建築作品用語【目黒区立宮前小学校(設計:アルコム)】は,敷地内にある6mの高低差を生かしながら,図書,児童会,教師などの各コーナー,屋根付テラス,集会スペースなどを備えた内と外のモールが計画されている.吹き抜けを持つモールは,それを通じて屋内運動場から管理室・特別教室までを視覚的につなげる役割を果たしている.18123G_09_021_04学校建築作品用語【加藤学園暁秀初等学校(設計:槇総合計画事務所)】は,学習センターを中心として,オープンクラスルーム(16m×16m)と特別教室を中庭を介して配置している.18125G_09_021_05学校建築作品用語【福岡市立博多小学校(福岡県)】は,オープンプラン型を採用し,旧来型の職03151員室の代わりに壁のない教員コーナーやワーキングスペースを設けることで,複数の教員で児童を見守ることのできる空間整備が行われた.G_09_022_02学校建築作品用語【浪合村立浪合学校(設計:湯澤建築設計研究所)】は,ランチルームに音楽室を隣接させてオーディトリウムの機能をもたせて地域の利用も可能としている.18122G_09_023_02学校建築作品用語【宮代町立笠原小学校(設計:象設計集団)】は,クラスルームの床面積を通常の約1.5倍とし,クラスルーム内に畳コーナー,ベンチ等のあるアルコーブを設けている.18124G_09_023_03学校建築作品用語【公立はこだて未来大学(設計:山本理顕設計工場)】は,吹抜けの大空間に面して,機能を特定しないスタジオを雛壇状に設けている.21172G_09_023_04学校建築作品用語【立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府)】は,工場跡地において,官民が連携し,防災公園と一体化して計画された.03152G_09_025劇場寸法数値【プロセニアム】とは,舞台と客席の間に設けられる開口部を指し,観客から見えないプロセニアム裏側部分には照明などの舞台演出装置等が集約されるため,プロセニアム裏側の高さ(側舞台空間の高さ)は,プロセニアム以上の高さが必要となる.尚,舞台幅はプロセニアム幅×2.0程度,舞台奥行はプロセニアム幅×1.0程度,舞台高さはプロセニアム高×2.5程度とする.20114,19175,23131,24074,25131,26154G_09_025_02劇場寸法数値劇場の搬入口においては,プラットフォームを用いた形態が一般的で,高さは搬入車両の荷台高さと同じレベルであることが望ましいが,車両の荷台高さは程度を目安とする.また,荷台長手方向に天蓋部が開閉するウィング方式の車両に対応するため最低でも5mの有効天井高が求められる.19122,28153,01143G_09_025_03劇場寸法数値プロセニアムステージ形式の劇場における【フライズ(フライロフト)】とは,幕や舞台照明等の吊物が収納された,舞台上部に設けられた空間のことである.051722/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_026劇場用語用語観客席側から見て舞台の右側を【上手(かみて)】,左側を【下手(しもて)】といい,上座,下座ともいう.22174G_09_026_02劇場用語用語【サイトライン】は,客席・観覧席の各々の人が,前列の人の頭又は肩を越して視焦点(舞台や競技場)を見ることができる視野の限界線のことである.28093,02093G_09_026_03G_09_026_04G_09_026_05劇場用語用語【能楽堂】は,一般に,「本舞台」,「後座(あとざ)」,「地謡座(じうたいざ)」及び「橋掛り」から成り立つ舞台と,その舞台を3方向から眺める客席をもつ空間である.劇場用語用語能舞台における【橋掛り】とは,本舞台の後座から鏡の間に続く廊下のことであり,出演者の入退場だけでなく,演技・演出上の重要な場所である.劇場用語用語歌舞伎劇場における【本花道】とは,観客席を下手側(客席から舞台をみて左側)で縦に貫く通路舞台のことであり,客席の中を通って舞台に出入りできる歌舞伎独特の演技空間である.011410517305174G_09_027劇場建築計画数値【劇場,ホールにおける視距離の目安】は,①.出演者の表情や細かな身振が見える生理的限度(理想的に鑑賞できる限度)として15m,②.セリフを使う演劇や小規模演奏空間の目安値として22m,③.オペラや大規模演奏空間の目安値としての38mである.18164,21164,26173G_09_028劇場寸法数値【劇場における客席の前後のいすの背の間隔】は,80cm以上,【座席幅】は,40cm以上(東京都においては,43cm以上)確保する.G_09_028_02劇場寸法その他劇場において,エントランスホールから客席までのアプローチを十分に確保したうえで,段階的に暗くし,暗さに目が慣れるのを早めるため,一般に,客席空間は赤色を基調とした内装とする.18155,27082,0208307142G_09_029劇場建築計画その他劇場で客席を左右対称に配置する場合,その中心線部分は,演技者にとって客席の表情を最も把握しやすい位置となるため,中心線には縦通路を設けないほうがよい.20163G_09_029_02劇場建築計画その他プロセニアム形式の劇場において,1階の各座席から舞台を見下ろしたときの25131「ふ角」を5~15度までの範囲に保ちつつ,すべての座席から舞台の先端が見えるようにする.G_09_030劇場建築計画用語【オープンステージ形式】とは,観客席と舞台とを区切るためのプロセニアムアーチをもたず,舞台が客席に向かって開かれているステージ形式をいい,客席と舞台との一体感を高めやすくできるが,舞台機構・照明・音響などの露出に対する工夫が必要となる.20114,26154G_09_030_02劇場建築計画用語【熊本県立劇場(1982,熊本市,前川國男)】は,演劇とコンサートでは鑑賞条19134件等が異なるという認識から「演劇ホール」「コンサートホール」と活動目的別に特化した計画がなされている.また来館者の動線を円滑にエントランス空間に導くために,両ホールの間に光庭や吹抜けをもつモール状の空間を設けている.G_09_030_03劇場建築計画用語【1997年に復元されたロンドンのシェークスピア劇場(グローブ座)】は,複数の方向から観客が舞台を囲うオープン形式の劇場である.01142G_09_033劇場建築計画その他プロセニアムステージにおけるプロセニアムは,一般に,固定されており,開23131口調整については,布製ディザーとトーメンターを用いる.また,本格的なプロセニアムステージにおいては,上下に可動するポータルブリッジと左右に稼動するポータルタワーとで構成されるポータル設備によって開口調整を行う.尚,必要に応じて客席と舞台との関係を変化させることができ,演目に応じて適切な空間をつくりだせる形式は,【アダプタブルステージ】である.G_09_033_02劇場建築計画その他アリーナ型のコンサートホールは,客席が舞台を取り囲むように配置されたもので,演奏者と聴衆との間に一体感が生まれやすい.22143G_09_033_03劇場建築計画その他コンサートホールにおける【ワインヤード型】とは,舞台を取り囲むように段差をつけて客席が配置されたホール形式のことである.05171G_09_034劇場建築計画その他市民ホールに設ける300席の小ホールの計画において,車椅子使用者用を含めて客席配置の自由度を高めるため,平土間形式とする事は適切である.04082G_09_037公共建築福祉施設用語【老人デイサービスセンター】とは,通所利用や在宅訪問により,入浴,食事の提供,機能訓練,介護方法の指導などの便宜を提供する施設をいい,特殊(機械)浴室のほかに一般(介助)浴室を設け,さらにその一般浴室の一隅に車いす使用者対応の中間浴の設備を設けることが望ましい.23152,26161G_09_040_02公共建築福祉施設用語【認知症高齢者グループホーム】とは,介護が必要な認知症の高齢者(1ユニット,5~9名程度)が,生活上の介護を受けながら共同生活を行う施設である.23154,24154,03161G_09_041公共建築福祉施設用語【ユニットケア】は,入居者10人前後の日常生活の領域を一つのユニットとして26163,03163位置づけ,各ユニットに個室と他の入居者や介護スタッフと交流するための居間(共同生活室)があり,他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら,入居者の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートしていく介護手法である.3/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_042公共建築福祉施設数値【介護老人保健施設】とは病状安定期にあり,入院治療をする必要はないが,21151,23153,29161リハビリ・看護・介護を必要とする要介護者が対象者で,1療養室は4人以下で,床面積については8㎡/人以上(4人部屋の場合,32㎡/室以上)必要である.G_09_042_02公共建築福祉施設用語【介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)】とは,常時介護を必要とし,在宅生活が困難な寝たきり高齢者を入所させることにより,入浴,食事の提供,機能訓練などの便宜を提供する施設である.19121,21151,23151,24153G_09_042_03公共建築福祉施設用語【介護療養型医療施設】とは,身体上又は精神上著しい障害があるため長期21152にわたり療養を必要とする患者で,常時介護を必要とし,自宅で介護を受けられない高齢者を入所させることにより,入浴,食事の提供,緊急時の対応などを受ける施設である.G_09_042_05公共建築福祉施設用語【高齢者向け優良賃貸住宅】とは,自立可能な高齢者が良好な住環境のもとで住まうことができる賃貸住宅をいう.21153G_09_042_06公共建築福祉施設用語【軽費老人ホーム(ケアハウス)】とは,身体機能の低下等により自立した日常21154,27163生活を営むことについて不安があり,家族による援助を受けることが困難な高齢者が,食事の提供,入浴の準備等の日常生活上必要なサービスを受けることができる施設をいう.G_09_042_07公共建築福祉施設用語【小規模多機能型居宅介護事業所】とは,在宅の高齢者が要介護状態になっても,住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的として,通所を中心とし,随時の訪問や泊まりを組み合わせた介護サービスを提供する施設をいう.24151G_09_042_08公共建築福祉施設用語【有料老人ホーム】は,民間が主体となって設置運営する施設であり,食事,入浴,介護,相談,助言など生活全般,緊急時にも対応しており,要介護より前から入居することが可能で,介護が必要になっても住み続けることができる.26162G_09_042_09公共建築福祉施設用語【障がい者支援施設】は,入所者に対し,主として夜間における入浴や食事等の介護を行う【施設入所支援】を提供する施設である.27161G_09_042_10公共建築福祉施設用語【福祉ホーム】は,現に住居を求めている障がい者に対して,低額な料金で,居室その他の設備を提供するとともに,日常生活に必要な便宜を供与する施設である.27162G_09_042_11公共建築福祉施設用語【小規模多機能型居宅介護】は,在宅の高齢者が要介護状態になっても,住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的として,通所を中心とし,随時の訪問による介護や短期間の宿泊等を組み合わせた介護サービスである.27164G_09_042_12公共建築福祉施設用語【リハビリテーション】は,一般に,発症後数日から1か月程度の期間に行われる「急性期リハビリテーション」,2ヵ月から6ヵ月程度の期間に行われる「回復期リハビリテーション」,6ヵ月以降に行われる「維持期リハビリテーション」の3段階に分けられる.29162G_09_042_13公共建築福祉施設用語【放課後等デイサービス事業所】は,就学中の障がい児に対して,放課後や夏29163,02173休み等の長期休暇中において,生活能力の向上のための訓練や支援等を継続的に提供するもので,指導訓練室や支援に必要な設備・備品等を備えることが求められている.G_09_042_14公共建築福祉施設用語【日本版CCRC】は,大都市に在住する高齢者が健康な段階から地方へ移住29164し,地域活動に積極的に参加することをとおして,地域社会に溶け込み,多世代と交流・共働する居住が基本となっている.G_09_042_15公共建築福祉施設数値【小規模多機能型居宅介護施設】において,要介護者が短期間宿泊するための宿泊室を個室とした場合,その床面積は,1室当たり7.43㎡以上としなければならない.03162G_09_042_16公共建築福祉施設その他【個室ユニットケア型特別養護老人ホーム】において,入居者の個室内にトイ03164レを設けない場合,排泄リズムの重なる場合が多いことを配慮し,個室からトイレに至る動線を短くし,トイレを個室3部屋に対し一つ以上設ける事が望ましい.G_09_042_17公共建築福祉施設その他介護老人保健施設において,煙の拡散を遅らせるために,防煙垂れ壁を増やし,防煙区画を小さくする計画とする事が望ましい.04162G_09_042_18公共建築福祉施設その他【ユニット型の介護老人福祉施設】は,原則として個室であり,トイレを除いた定員1人の居室の内法面積は,10.65㎡以上必要である.05083G_09_042_19公共建築福祉施設用語【ジェントリフィケーション】は,主に低所得者層が居住する地域に高所得者層06152が移住することで,街の再開発や建物の改修が進み,居住環境の質や,不動産価値が向上することをいう.G_09_042_20公共建築福祉施設用語【レスパイトケア】は,在宅で介護をする者が一時的に介護から離れて休息等をとれるようにする支援のことであり,「医療型短期入所(ショートステイ)」は,一時預かりだけでなく,介護をする者・される者が家族以外の人々と交流できる場としても期待されている.061534/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_042_公共建福祉施用語【地域包括ケアシステム】は,重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で0615421築設自分らしい暮らしを続けることができるような仕組みのことであり,住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるよう,地域の特性に応じた対応が重要である.G_09_043公共建築市庁舎数値市庁舎において,建築物全体に占める窓口事務部門の床面積の比率は,一般に,10%程度である.23142,27153G_09_043_02市庁舎建築計画数値市庁舎において,建築物全体に占める議場,委員会室,議員控室等の議会関連諸室の床面積の割合は,10~15%程度となる.18165,23141G_09_043_03市庁舎建築計画用語【市庁舎における施設利用者】は,主に市民,職員,議員に大別されるため,市民が日常利用するメインエントランス,職員・サービスのエントランスのほかに,議会用のエントランスを設ける必要がある.23144G_09_043_04市庁舎建築計画用語公共建築物の避難設備・施設の計画において,利用者が安全に救助を待つための一時待避スペースを階段室内に設け,待避した際に助けを求めたり状況を伝えたりするためのインターホンを設置することが望ましい.01094G_09_043_05市庁舎建築計画その他【市庁舎の総合案内所】において,ハイカウンターとローカウンターを併設する場合,視覚障害者誘導用ブロックは,ハイカウンター側に誘導する.04091G_09_044市庁舎建築計画用語【総合窓口形式】とは,市庁舎の計画において,情報システムを導入し,利用者が各種届出や証明書の受領を円滑にするための窓口形式をいう.20115,23143G_09_045市庁舎建築作品用語【名護市市庁舎(沖縄県名護市)】は,半外部空間である「アサギテラス」や,自然換気のための「風のみち」など独特の要素で構成され,沖縄の風土,地域性を重視した設計となっている.1981年建築学会賞受賞作品である.22162G_09_045_02市庁舎建築作品用語【住田町役場】は,凸レンズ状に組まれたトラス梁が並んだ屋根架構をもつ建築物である.01151G_09_046公共建築コミュニティ施設用語【コミュニティ施設】とは,住宅地の日常生活を支える施設をいい,教育施設,社会教育施設,医療保険施設,社会福祉施設,公園緑地施設,商業施設,行政管理施設などが含まれる.地域住民の社会文化活動を増進する目的があり,住宅地の日常生活に必要な公益施設をいう.22144G_09_046_02G_09_051公共建築公共建築コミュニその他ティ施設コミュニ用語ティ施設小規模なコミュニティ施設の計画において,施設の夜間利用に対するスタッフ22144の配置が管理上十分ではないケースを想定して,夜間専用の出入口を設け,専用カードキーでの利用など,セキュリティに配慮した計画とする.【アオーレ長岡(新潟県)】は,駅前に建てられた市民協働・市民交流の拠点であり,大通りに開かれた屋根付き広場を中心に,アリーナ,市民交流スペース,市役所,議会等を配置した複合施設として計画された.03142G_09_053図書館寸法数値【図書館の書庫における収容冊数】は,低書架3段で100冊/㎡程度,高書架7段で200冊/㎡程度,移動式(可動式)書架を採用した場合には,400冊/㎡程度の収容力がある.また,地域図書館の開架書架スペースは,収容量を100~200冊/㎡程度として計画する.G_09_054図書館寸法数値【地域図書館の延べ面積と蔵書数との関係】は,一般に,50冊/㎡程度である.G_09_054_02図書館寸法数値図書館において,書架のない閲覧室の床面積については,1人掛で0.3人/㎡,4人掛で0.55人/㎡,6人掛けで0.6人/㎡程度として算定する.261532615322073,25062G_09_055図書館BDS用語ブックディテクションシステム)】とは,書籍に貼付けた18172,21161,24142,26174,テープやカードの発する電磁気をゲートで感知するシステムである.無断持出04144しを防止する目的で考案され,利用者の私物を自由に館内に持ち込むことができるようになった.G_09_055_02図書館OPAC用語【資料検索のための利用者開放端末(OPAC)】は,来館直後に検索してから開架書庫に向かう人と,書架の間を巡りながらや閲覧中に改めて検索する必要が生ずる人に対して,開架閲覧室内に分散配置とするのが望ましい.24141G_09_055_03図書館建築計画用語【レファレンスカウンター(インフォメーションデスク)】については,貸出・返却カウンターとは別に,開架書架群の近くに設けるのが望ましい.24143,04042G_09_056_02図書館建築計画その他博物館の収蔵庫や,図書館の貴重書庫等の空調は,1年を通じて一定の温湿度を保たなければならず,温湿度調節のために,外側の躯体とは別に内壁を設けた二重壁構造とし,その中間の空気層を空調することが望ましい.03044G_09_057図書館建築計画その他開架貸出室における中央部には見通しを考慮し低書架を用い,その周辺(壁際など)に高書架を配置することで収容冊数を確保する計画が多い.20112,24144G_09_058図書館建築計画数値地域図書館において,児童開架室に設けたお話しコーナーは床座としたので,靴の履き替えをスムーズに行わせるために100mmの段差を設けることが望ましい.071535/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_061図書館建築計画用語【広域参考図書館】とは,地域図書館に対する援助活動を主とする「図書館の図書館」であり,都道府県立の中央図書館がそれに該当する.図書資料保存のための大規模な閉架書庫を必要とする.26174G_09_062図書館建築作品用語【日野市立中央図書館(東京都日野市)】は,1階においては,成人書架と騒02152がしい児童書架をL字型に振り分け,その交点にカウンターを設けた計画である.閲覧室はごく少数しか設置せず,自習室などは設けないというように,学生の受験勉強部屋図書館という風潮に対して,館外貸出サービス主体の機能構成を明確にした図書館である.G_09_062_02図書館建築作品用語【国立国会図書館関西館(2002,京都府精華町,陶器二三雄)】は,図書館資料の増加に対応した収蔵書庫の確保,高度情報化社会に対応した電子図書館としてのサービス提供を目的としている.景観に配慮して全体の3/5以上を占める書庫と閲覧室を地階に設けており,管理上,職員動線と利用者動線を明確に分離している.19131,23163G_09_062_03図書館建築作品用語【ベルリン自由大学図書館(フォスター・アンド・パートナーズ)】は,5つのフロ29171アをアルミとガラスのパネルに覆われたドーム状の外皮が覆う構成となっており,パネルを開閉することで室内温度を,その内側にグラスファイバー製の半透明のパネルを設け,日照をコントロールしている.G_09_062_04図書館建築作品用語【新アレクサンドリア図書館(スノヘッタ)】は,傾斜した巨大な円盤状の屋根構造をもち,外壁には世界各地・各時代の文字が彫り込まれている.29171G_09_062_05図書館建築作品用語【シアトル中央図書館(OMA)】は,外観全体が格子状の鉄骨とガラスで構成され,室内空間に外光を導いている.29173G_09_062_06図書館建築作品用語【ストックホルム市立図書館(エーリック・グンナール・アスプルンド)】は,円筒と直方体が組み合わされた外観をもち,巨大な円筒の内部には,壁に沿って書架があり,中央にサービスデスクが設けられている.29174G_09_063図書館建築作品用語【金沢市立玉川図書館(石川県)】は,東側の開架部門と,中庭を挟んで西側にある学習・管理部門を分けることによって,開架部門を気軽に立ち寄り利用できる空間とした図書館である.02151G_09_063_02図書館建築作品用語【朝霞市立図書館本館(埼玉県)】は,1980年代以降の図書館に見られる「より規模の大きな図書館,より多様で高度なサービス」という要望に応える形で,床面積と開架冊数の量的拡大,館内読書や調べものへの対応という質的変化,住民の交流拠点という機能が備えられている.02152G_09_063_03図書館建築作品用語【苅田町立図書館本館(福岡県)】は,多様な閲覧席と豊富な資料を備え,開架書架群に沿ってベンチ,和室,屋外読書スペースなどを設けることで,来館者が長い時間を過ごせるように計画した図書館である.02153G_09_063_04図書館建築作品用語【ぎふメディアコスモス(岐阜県)】は,木造格子屋根をもつ市立中央図書館02154や,市民活動交流センター,多文化交流プラザ及び展示ギャラリー等からなる複合施設である.G_09_063_05図書館建築作品用語【太田市美術館・図書館(群馬県)】は,建築物の屋内外を巡るスロープや階段,テラス,緑化された屋上を備え,駅前からは施設の賑わいが見え,また,施設からは街が眺められるように計画された.03143G_09_063_06図書館建築作品用語【国立国会図書館国際子ども図書館のレンガ棟】は,1906年(明治39年)に建設された鉄骨レンガ造の帝国図書館を利用し,2002年に児童書の専門図書館としての機能を果たすための改修が行われ,新しい機能と空間をあわせもつ図書館として再生された.04171G_09_063_07図書館建築作品用語【まちとしょテラソ】は,間仕切りを必要最小限に抑えることで大空間を実現させ,三角形平面プランの中央に開架書庫を配置し,3つの辺に沿って緩やかに分けられたスペースがつくられている.04172G_09_063_08図書館建築作品用語【デンマーク王立図書館】は,既存の王立図書館に対し,道路を挟んだ運河側に黒色のガラス張りの新館が増築され,メインエントランスは新館に設けられている.04174G_09_066博物館燻蒸室用語博物館における【燻蒸室】とは,博物館などにおいて,収蔵品を害虫などの生物被害から守るために,薬品により駆除・殺菌を行う室であり,荷解室,収蔵庫等の近くに設けられることが多い.また,気密性が重視される室である.20161,24174G_09_066_02博物館収蔵庫用語【博物館の収蔵庫】は,一般収蔵庫のほかに,収蔵品の適正な保護のために低湿収蔵庫と高湿収蔵庫を設け,それぞれに前室としてならし室を設けるのが望ましい.04041G_09_069博物館照明計画その他展示室に自然採光を利用する際,光量不足を補うための照明(自動点灯装置)としては,演色性の高い,高演色蛍光灯・白熱灯・ハロゲン灯等が用いられる.20113,261516/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_074博物館建築作品用語【海の博物館(三重県)】は,伊勢志摩地方を中心として全国から収集した漁労用具を展示する博物館である.それまで海に漬かっていた船や魚網を地上で保存展示するため,収蔵方法についてきわめて細かい検討がなされている.コンクリートからのアルカリ成分の影響を低く抑えるためのプレキャストコンクリートの採用,塩害に対する瓦屋根の採用など,地域性を踏まえながら,性能,コスト,耐久性が検討された「収蔵品のための空間」が実現されている.21173,01152G_09_074_02博物館建築作品用語【東京国立博物館本館(1937,東京都台東区,渡邊仁)】は,日本最大の歴史博物館で,二つの中庭をもつ「日の字型」の平面となっている.中庭の周囲に配置された展示室は,1,700mの展示壁面長を備えている.19132G_09_074_03博物館建築作品用語【近つ飛鳥博物館(大阪府)】は,古墳文化の公開,展示,研究を目的とした博03141物館である.建物は窪地に位置しているため,周囲を一望できるように段状に隆起させ,屋根全体を大階段の展望広場とし,その大階段を二分するスリット状のアプローチが人々をエントランスに導くように計画されている.G_09_076美術館収蔵庫その他【美術館の収納庫】は,収納品の保存環境を保つことが必要であり,年間を通じて温度や湿度などを一定に調整する事が必要である.搬出入時なども考慮して壁体に適度の調湿性を持たせることや,前室などを設けることが望ましい.19124,28152G_09_077_02博物館部門その他博物館の保存,修復のための【調査・研究部門】は,研究対象である収蔵品の移動を最小限に留めるために,調査・研究部門と収蔵部門とを隣接して設けることが望ましい.28151G_09_084美術館建築計画数値【絵画を鑑賞する一般的な視距離】は,絵画の画面の対角線の1~1.5倍程度がよいとされている.20145G_09_084_02美術館建築計画用語【シーズニング期間】とは,コンクリート打設後から開館までの期間をいう.延18163,21163べ面積10,000㎡程度の規模の美術館の建築工事において,仕上げ工事期間12ヶ月を目安とすると,コンクリート打設完了から竣工までは,約20ヶ月を最低限のシーズニング期間と考える必要がある.G_09_084_03美術館建築計画用語美術館においては,観覧経路を歩きながら,次に見るべき展示物が垣間見え19172ることで,展示の流れを理解しやすくなる.次の部屋やコーナーの主要な展示物を見通せることのできる開口部やスリットを設けておくことで,連続的な展示のストーリー性を保つことができる.G_09_084_04美術館建築計画用語【ホワイトキューブ】は,美術館の計画において,展示作品を阻害するような装飾や色を排除した展示空間をいう.23171G_09_085_02図書館建築作品用語【フランス国立図書館】は,ドミニク・ペロウによって設計された図書館で,矩形敷地の四隅にたつ20階建のL形建物(うち12階は書庫)と中央の広い林の中庭により構成され,閲覧室は部門別に区分されて中庭に面するように配置されている.29172,04173G_09_085_03美術館建築作品用語【フォートワース現代美術館】は,安藤忠雄の設計で,平行に並べられた長方01173形の室によって展示室が構成され,その展示室には日差しへの配慮から深い庇が掛けられている.G_09_085_04美術館建築作品用語【ニューヨーク近代美術館】は,谷口吉生の設計で,敷地の北側と南側に通抜けが可能なエントランスホールがあり,中庭と連続する空間となっている.01171G_09_085_05美術館建築作品用語【ロサンゼルス現代美術館】は,磯崎新の設計で,赤砂岩の外壁をもつ基壇部があり,その基壇部の上にピラミッド型のトップライト等が配置されている.01172G_09_085_06美術館建築作品用語【アスペン美術館】は,坂茂の設計で,木製の突き板を加工した材で編んだスクリーンで外壁のガラスのカーテンウォールを覆った箱型の建築物となっている.01174G_09_086美術館建築作品用語【水戸芸術館(茨城県水戸市)】は,コンサートホール,劇場,現代美術ギャラ25141リーそれぞれが,独自の活動を同時に展開できるように独立性の高い空間を保ちつつ,共通のエントランスホールによって相互の融合を図った文化複合施設である.G_09_086_02美術館建築作品用語【金沢21世紀美術館(2004,石川県金沢市,妹島和世)】は,市民の交流のた19135めの交流ゾーンと展覧会のための美術館ゾーンを併せもつ.市民に開かれた美術館として裏表のない円形の建物とし,誰でも気軽に様々な方向から立ち寄れるよう4つのエントランスを設けている.ひとつひとつの部屋が異なったプロポーションをもち,建築物の端から端まで見通すことができるいくつかの廊下により繋がっている.G_09_086_03美術館建築作品用語【丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(谷口吉生,1991,香川県丸亀市)】は,建築と美術と都市空間が一体となった景観に寄与しており,駅前の広場に面した壁画部分に入口をもつ施設である.25142G_09_086_04美術館建築作品用語【八代市立博物館・未来の森ミュージアム(伊東豊雄,1991,熊本県八代市)】25143は,公園の一角に築かれた丘に埋まるように1階の展示室があり,2階にエントランス,最上階に収蔵庫が設置されている.7/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_086_美術館建築作用語【富弘美術館】は,湖畔に面した正方形の平面の建物で,円筒状の大小33の0617105品室が集まった造となっており,廊下も柱も角もない丸い展示室では,型にはまらない流れるような展示が可能となっている.G_09_086_06美術館建築作品用語【ポーラ美術館】は,周囲の景観を極力損なわないよう,すり鉢状の構造体を06172地下に埋め込んで建築物の高さを抑え,美術館の中心を貫くアトリウムにより自然光を取り入れることで,自然と美術との共生を目指した空間が計画されている.G_09_086_07美術館建築作品用語【京都市京セラ美術館】は,昭和初期に開館した美術館の既存のメインエント06173ランスを残し,スロープからつながる地下広場に面した新たなエントランスを設けるなどの改修がされている.G_09_086_08美術館建築作品用語【豊島美術館】は,鉄筋コンクリートのシェル構造による屋根の大きな開口部から,周囲の風・音・光を内部に直接取り込むことで,周辺環境と建築物,展示作品とを一体で感じられるように計画されている.06174G_09_087病院寸法数値【病院における病室の出入口】は,ストレッチャー等の出入りを考慮して,有効幅を120cm以上とする.G_09_087_02病院寸法数値【療養病床における患者の利用する廊下の幅】は,医療法に基づき,片側に病室がある場合,内法による測定で1.8m以上とする.20143,0716101162G_09_088病院定義数値【①.病院の病室及び診療所の療養病床における病室の床面積】は,内法で患者1人あたり6.4㎡以上,【②.診療所の病室の床面積】は,患者1人を入院させるものは内法で6.3㎡以上,患者2人以上を入院させるものにあっては4.3㎡/1人以上(一般的には,7~10㎡/1人とする例が多い),【③.小児だけを入院させる病室の床面積】は,①,②基準の2/3以上とすることができるが,6.3㎡/1室以下としてはならない.22062,25064,29064,02163,04081G_09_088_02病院定義数値【病院】は,医業又は歯科医業を行う場所であり,20人以上の患者を入院させるための施設を有するものである.01161G_09_088_病院定義数値療養病床における1病室当たりの病床数は,4床以下とする.0116203G_09_093病院ADL用語【ADL】とは,日常生活動作のことをいい,リハビリテーション(機能回復訓練)の過程において,実際の住宅生活に近い形で社会復帰を目的とした生活訓練を行う施設であるため,模擬的な寝室・浴室・台所などを実際の住宅のように設計することが望ましい.29162,02164G_09_095病院LDR用語【LDR】とは,産科病棟において,陣痛・分娩・回復を1室で行う施設をいう.ソファーや安楽いすを配して家庭の寝室のような雰囲気を持たせるため,無影灯や酸素ガスの配管などの設備については,目に触れないように配慮する.24171,28163,02162,07164G_09_095_02病院LDR用語【院内学級】は,ケガや病気のため長期に入院しなければならない児童・生徒のために,病院内に設置された病弱・身体虚弱特別支援学級をいう.24162G_09_095_03病院LDR用語【緩和ケア】は,生命を脅かす疾患に直面する患者とその家族の身体的・精神的な苦痛を和らげるための医療をいい,一般病棟よりも看護師の配置が多く,個室とし,家庭的で暖かい環境で療養生活を送ることができる配慮が必要である.G_09_096病院SPD用語【SPD部門】とは,中央材料部ともいい,病院内の物品管理を集中的に行うものであるため,搬送システム設計を含めた総合的な物流システムを計画することが望ましい.25153,0616219174,25154,07163G_09_097病院SPDその他【中央材料室(サプライセンター)】は,病院内で使用される衛生材料や医療用器材・器具の管理とその供給,及び,使用した医療用器材・器具の洗浄,滅菌を行うものである.そのため,患者の治療,検査等が行われる場所に対して連絡の良い位置に配置することが望ましいが,総合病院など手術頻度が高い病院においては,手術室との関係を重視して中央材料室を配置する.尚,中央材料室から,病院組織上の中央部門の一部門として位置づけられたものが中央材料部(SPD部門)である.19174,25154G_09_098病院SPDその他【SPD方式】とは,一般的な総合病院の計画において,病院内で流通する物品には,医療機器や薬品などの医療物品,リネンや看護物品などがある.これらを一元化して管理する方式をいい,物品管理の徹底,搬送方法の体系化,院内動線の整理,使用部門の労力軽減などを目的としている.SPD部からの物流量は病棟へのものがその大半を占めるが,滅菌材料を要する手術部門への動線確保や外部からの搬入を配慮した計画が必要である.19174,25154G_09_100病院看護単位数値【看護単位】とは,一つの看護婦チームが担当する患者数(ベッド数)をいい,01163内科・外科などの一般病棟では,40~50床(ベット),産科・小児科病棟においては,30床(ベット)程度となる.G_09_102_02病院建築計画数値手術部は,無菌に近い状態が要求されるため,他部門への通過動線とは隔離する計画が望ましい.281618/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_102_病院建築計その他【ICU(集中治療室)】は,生命の危機に瀕した重症患者を24時間を通じた観察0507403画のもとに先進医療技術を駆使して集中的に治療する室(一般病棟では7人の人の看護師が付く体制)で,手術部に近い位置の病棟部門に配置する.G_09_102_04病院建築計画その他急性期病院において,病棟部門に比べ,医療機器の更新や機能拡充が必要な診療部門には,隣接したところに増築が可能な空地を確保する事は望ましい.05161G_09_103病院建築計画G_09_104病院建築計画G_09_105病院建築計画その他その他数値【総合病院(100床以上の病院)のブロックプラン】は,市街地の限られた敷地内に計画する場合は,中央診療部,外来診療部,管理部,サービス部を低層にまとめ,その上層に病棟を配置する計画が多い.22142一般的な総合病院の計画においては,病院管理の効率及び患者の動線を考20111,28161,0664慮して,外来部門と病棟部門の間に診療部門を配置し,それぞれの動線が交錯することのない計画とする.【病院の延べ面積】は,総合病院の場合,1ベッドあたり40~60㎡とされてお27152り,そのうち,病棟部の占める面積は,延べ面積の40%,中央診療部20%,外来診療部15%,管理部10%,サービス部15%程度となる.G_09_105_02病院建築計画その他病院は,一般に,患者に直接関係のある「外来部門,診療部門,病棟」と,患者に直接関係の少ない「供給部門,管理部門」から構成される.18173G_09_105_03病院建築計画その他小児は,免疫機能が未発達であり,抵抗力が低いため,小児患者のための病床は,診療科ごとではなく,一般に,小児病棟としてまとめて設ける.02172G_09_106病院建築計画その他【病棟の患者用トイレ】の計画においては,トイレを分散して配置するなど,病室とトイレの距離を短くする工夫が必要である.02161G_09_106_02病院建築計画その他【病棟の患者用のトイレ】は,利用時の安全性と利便性の確保のため,便器側方へのアプローチについて左右勝手が異なるタイプのものを分散して配置する事は望ましい.06161G_09_107病院建築計画用語【ISS(InterstitialSpaceSystem)】は,フロアの中間に設備機器のメンテナンス性の向上と,将来の設備更新やレイアウト変更を容易にできるスペースを設けるシステムをいう.03042G_09_110_02病院建築計画用語【X線などを用いて診断・治療を行う放射線部門の面積】は,他部門からの独立性や将来の拡張性に考慮した計画が要求され,放射線の防御や機器荷重に耐えるため建築的性能を考慮し,地階に配置することは望ましい.25152G_09_111病院建築計画G_09_114病院建築計画その他その他総合病院の外来診療部の計画においては,一般に,患者の出入りの多い内科や外科は外来入口の近くに配置し,プライバシーの要求される皮膚科,泌尿科や産婦人科は奥に配置する.また,小児科は可能な限り他科と分離して扱うことが望ましい.28162一般的な総合病院の計画においては,病棟の平面構成は「看護単位の規模」25151,28164や「看護方式」に大きく影響され,看護動線の短縮と観察の容易さの確保が決定要因となる.病棟の要となる「ナースステーション機能」とは,看護作業の準備・物品の管理・訪問者への応対・情報の記録と発信などをいい,計画に際しては物品供給・情報記録の方式など運営方法とともに検討することが重要である.看護作業の領域をナースコーナーなどを設けて病棟内で分散させる試みもみられる.G_09_115_02病院建築計画その他病院の計画において,自力で避難階段を降りる事が出来ない入院患者も居るため,火炎や煙の影響を受けにくい範囲に,車いすやストレッチャーで水平移動し,一定の時間,安全を確保するなど,階段やエレベーターシャフト等の竪穴区画以外にも水平避難区画を設ける計画とする事が望ましい.04163G_09_115_03病院建築計画その他病室階において,火災時に避難階段等の縦動線を利用せずに一定の時間の安全性が確保できるように,各階に防火防煙区画された,2つ以上の安全区画を設ける計画とする事は望ましい.06163G_09_116病院建築計画その他病院のサイン計画において,サインプレートを部門ごとに色分けし,色の違いだけに頼った情報伝達となっていないか,サイン案をそれぞれ白黒コピーして判別性を確認する.04092G_09_117病院建築作品用語【聖路加国際病院(東京都)】は,特定街区制度を採用し,老朽化した病院を建て替えて新たな都市環境の形成を図ったもので,病室をすべて個室とした計画である.21174G_09_120保育所寸法,建築計画数値【保育所,幼稚園などにおける幼児用の便所のブースの仕切りや扉】は,保育者が上から内部を覗ける高さとするため,100~120cm程度とする.19173,24164G_09_120_02保育所建築計画その他【保育所の1,2歳児用の便所】では,排泄を介助しやすいよう便器間の仕切りを設けずオープンなつくりとする.22154G_09_120_03保育所建築計画数値【保育所のほふく室(0,1歳児室)の有効内法面積】は,1人当たり3.3㎡以上とする.24163,06081G_09_120_04保育所建築計画数値【保育所の幼児用の小便器の間隔】は,55cm程度とする.260819/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_121保育所建築計画その他保育所における乳児(0歳から満1歳まで)と幼児(満1歳から小学校入学まで)の活動能力は異なるため,乳児ゾーン(乳児室・ほふく室等)と幼児ゾーン(保育室・遊戯室等)とは分離させる方が望ましい.22152,30162,02171G_09_121_02保育所建築計画その他保育所の計画に関して,園庭は,年齢に応じて異なるタイプを計画し,1,2歳児用の園庭には芝生を植えた緩やかで小さな丘を設けたり,木陰を設けることが望ましい.22151G_09_121_03保育所建築計画その他保育所の年長児用保育室には,多様な時間の過ごし方に対応するために,集団で遊ぶための大きな空間のほかに,絵本コーナーやごっこ遊びのコーナーとして小さな空間を併せて設ける.22153G_09_121_04保育所建築計画用語【認定こども園】とは,教育・保育を一体的に行う施設で,「幼保連携型」,「幼稚園型」,「保育所型」,「地方裁量型」に分類される.30161G_09_121_05保育所建築計画その他「幼保連携型認定こども園」は,幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設であり,その園舎は,地上2階建て程度の低層とする事,また園庭は園舎と同一の敷地内に設ける事が望ましい.30161G_09_121_06保育所建築計画その他幼保連携型認定こども園において,飲料水用設備を設ける場合,手洗い用設備や足洗い用設備とは別に設ける事が望ましい.30163G_09_121_07保育所建築計画その他幼保連携型認定こども園において,食事の提供をすべき園児数が20人以上の場合は,原則として,独立した調理室を設置する.30164G_09_121_08保育所建築計画その他3階に保育室のある保育所において,幼児数人ごとに保育士等が引率して避難することを想定し,屋内避難階段に隣接した位置に付室を設け,待避スペースとした.04164G_09_121_09保育所建築計画その他保育所において,それぞれの子どもの生活リズムを尊重するため,食事のための空間は保育室と分けて計画する事が望ましい.05163G_09_122_03幼稚園建築作品用語【ふじようちえん(東京都立川市)】は,屋内の間仕切壁が少なく,引戸の多用により屋外ともつながる広々とした空間の上に,自由に走り回れる円環状のウッドデッキを設けた屋根がある幼稚園である.23161G_09_123_02幼稚園建築計画その他幼稚園において,幼児の排泄は教育の対象であり,幼児用便所は保育室に接するよう計画する.20121G_09_123_03幼稚園建築計画その他【園児用洗面台の洗面器の高さ】は,4歳児の平均身長が約100cm程度であることから,床面から50cm程度とする.24061,29062G_09_124_02空港建築計画用語空港の【旅客ターミナルビルにおける駐機方式】は,発着航空機の機数と乗降18161客の数によって異なり,駐機数が少ない場合には,フロンタル方式が採用されることが多い.G_09_124_04公共建築建築作品用語せんだいメディアテーク(仙台市)は,あらゆるメディアを提供する施設を,市民参加型で企画運営するという形式を企画段階から構想されている.各階の大空間を構成するプレートを13本の鉄骨のチューブが貫き,市民ギャラリー,図書館,映像センター等が複合した施設である.19133G_09_124_05公共建築建築作品用語【愛知県児童総合センター(愛知県長久手町)】は,チャレンジタワーと呼ぶ吹抜け空間を中心としたアトリウムを取り囲むように創作活動諸室,体験諸室,幼児コーナー等が配置された児童施設である.23162G_09_124_06公共建築建築作品用語茅野市民館(長野県茅野市)は,積極的な市民参加による構想策定,プロポーザルによる設計者選定,設計プロセスへの参加により実現した.大小ホール,美術館,図書館のある複合施設であり,茅野駅に直結し,多様な空間群がロビーを介して緩やかに連続している.23162G_09_124_07公共建築建築作品用語【新潟市民芸術文化会館・りゅーとぴあ(長谷川逸子,1998,新潟県新潟市)】は,本体施設の屋上庭園と複数の浮島状の空中庭園が回遊性をもつペデストリアンデッキで結ばれ,公園と一体化したパブリックスペースを形成している.25144G_09_124_08公共建築建築作品用語【群馬県農業技術センター】は,小断面の製材を格子状に組み合わせた屋根架構をもつ建築物である.01152G_09_124_09公共建築建築作品用語【出雲ドーム】は,集成材とケーブル等で構成された立体張弦アーチと,膜屋根を組み合わせた架構をもつ建築物である.01154G_09_125_02コンベン建築計ションセ画ンター用語【東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)】は,4本の巨大な柱によるスーパーストラクチャーによって支えられた「コングレスタワー」と呼ばれる会議棟が施設のシンボルとなっている.30171G_09_125_03G_09_125_04コンベン建築計ションセ画ンターコンベン建築計ションセ画ンター用語用語【福島県産業交流館(通称:ビッグパレットふくしま)】は,楕円に近い形状をもつ「マザールーフ」と呼ばれる大屋根に特徴があり,「ビッグパレット」の由来となっている.【横浜国際平和会議場(通称:パシフィコ横浜)】は,みなとみらい21地区に建つ複合コンベンション施設であり,ホテルは大きな「帆」,展示ホールは「波」,大屋根を支えるサスペンションアーチ構造は「ヨットのキール」の形態がイメージされている.301723017310/11ページ

G-09.「公共建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_09_125_建築計用語3017305画コンベンションセンター【沖縄コンベンションセンター】は,パーゴラのある中央広場を囲むように,劇場棟,展示棟及び会議棟が配置されており,屋根の形状については大空に羽ばたく鳳(おおとり)がイメージされている.G_09_125_06コンベン建築計ションセ画ンター用語【千葉県日本コンベンションセンター国際展示場(通称:幕張メッセ)】は,シル30174エットが山並みをイメージさせる第Ⅰ期計画の建築物と,屋根形状が凹面から凸面に波のように変化する第Ⅱ期計画の建築物があり,これらがつくりだすスカイラインに特徴がある.G_09_126駅舎建築作品用語【岩見沢複合駅舎】は,赤レンガの壁と,古いレールをマリオンとして再利用したカーテンウォールの外観を特徴にもつ,駅,交流施設等による複合施設である.07171G_09_126_02駅舎建築作品用語【京都駅ビル】は,中央にあるコンコースを谷に見立て,段丘を東西方向に延ばし,中央にガラスに覆われたアトリウムを特徴にもつ,駅,ホテル,商業施設等による複合施設である.07173G_09_126_03駅舎建築作品用語【延岡市駅前複合施設エンクロス】は,プレキャストコンクリート柱と鉄筋コンクリート梁に囲まれたグリッドで構成された,鉄道やバスの総合待合,図書閲覧スペース,駅前広場等による複合施設である.07174G_09_127災害関連建築作品用語【陸前高田のみんなの家(岩手県)】は,東日本大震災の津波で立ち枯れたスギの丸太を用い,被災した人々の集いの場としてつくられた集会場である.03133G_09_128災害関連建築作品用語【グループハウス尼崎(兵庫県)】は,阪神・淡路大震災後に被災高齢者を対03134象に建設された24時間ケア付き仮設住宅が前身であり,全18室が2ユニットに分けられた平面形で,ユニットに挟まれた中央部はウッドデッキの中庭とし,リビングの延長として用いられ,移動販売が行われるなど,地域に開かれた施設となっている.G_09_129災害関連制度用語【防災集団移転促進事業】とは,災害が発生した地域又は建築基準法に基づく災害危険区域のうち,住民の居住に適当でないと認められる区域内にある住居の集団的移転を促進することを目的としたものである.03131G_09_130G_09_131災害関連災害関連用語用語【サポート拠点】は,東日本大震災の被災地への復興支援において,各地に27133応急仮設住宅が建設されるとともに,要介護高齢者等の日常生活等の支援を目的として設置されている.用語用語【指定緊急避難場所】としての施設は,災害が発生した場合,又は発生するお29151それがある場合にその危険から逃れるための避難場所であり,洪水等に係るものについては,想定される洪水等の水位以上の高さに避難スペースを配置する必要がある.G_09_132G_09_133災害関連災害関連用語用語【基幹災害拠点病院】には,病院機能を維持するために必要な全ての施設が地震等に対して安全な構造を有すること,敷地内にヘリポートを有すること等が求められている.用語用語【応急仮設住宅のうち借上型仮設住宅】は,地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて供与することをいい,東日本大震災以降は「みなし仮設住宅」とも呼ばれているものである.2915229153,03132G_09_134災害関連用語用語【応急仮設住宅のうち建設型仮設住宅】は,災害発生の日から20日以内に着工し,供与できる期間は完成の日から2年以内とするもので,恒久的に供与されるものではない.29154G_09_135倉庫建築計画その他【危険物貯蔵庫】は,貯蔵物が爆発した際の周囲に対する安全性に考慮し,天井は設けずに軽量な不燃材料で屋根を葺くのが望ましい.0404411/11ページ

G-10.「商業建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_10_002店舗寸法数値【スーパーマーケットの売場の計画】では,主通路の幅を3m以上,副通路の幅28084を1.8m以上とすることが望ましい.G_10_004店舗寸法数値【商店の陳列棚】は,床上700~1,500mm程度の部分が,成人にとって最も商品を手に取りやすい高さである.24133G_10_004_02店舗寸法数値コンビニエンスストアにおいて,両側に商品棚のある通路の有効幅を120cm以04093上,レジ前には150cm×150cm程度の車椅子の転回スペースを設ける事が望ましい.G_10_005店舗建築計画数値【大・中規模の商業施設における売場面積比】などについては,業態ごとの経験則からくる目安を基準とする.スーパーマーケットなどでは,延べ床面積の60~65%程度を売場面積(売場内通路含む)として計画する.尚,百貨店の場合は,50~60%程度(売場内通路を含む),ショッピングセンターの場合には,45~50%程度(売場内通路を含まない)となる.20102,24132G_10_006店舗建築計画その他全館避難安全検証法の性能設計のうち国土交通大臣の個別認定を受けるには綿密な計画が前提となるため,テナントの入れ替えや区画変更の度に,個別認定の再取得が必要である.07141G_10_007店舗建築計画その他百貨店において,駐車場の適正利用を図るため,駐車場内の一般駐車ス07143ペースと区別がつくように車椅子使用者用駐車スペースの路面を青色に塗装してゾーン分けを行うことが望ましい.G_10_009店舗寸法数値【多人数で使う洗面所の洗面台の高さ】は,70~80cm程度となる.尚,水のすくい易さやひじへの水垂れを考慮すると70~75cm程度が適当である.18151G_10_011_02店舗建築計画その他大規模な物販店舗において,授乳及びおむつ替え室は,男女ともにアクセスしやすい場所とし,中から施錠できる授乳のための個室を設ける事は望ましい.27093,05092G_10_011_03店舗寸法数値【百貨店のトイレ・洗面所】の乳幼児用おむつ交換台の高さは,一般に,70cm程度とする.03081,07091G_10_012コンサートホール寸法数値【コンサートホール】は,音響効果上,十分な気積を必要とする.観客1人当たりの容積(気積)を6m3以上,床面積を0.5~0.7㎡程度とすれば,平均天井高は少なくとも9~12m以上必要となる.G_10_014ホテル寸法数値ホテルの宴会場の座席数は,1席当たりの床面積を1.5~2.5㎡程度として計画する.G_10_016ホテル寸法数値【シティホテル】とは,市街地において,宿泊以外に,集会,会議,宴会などの複合機能を有するホテルをいい,ビジネスホテルの客室に比べて,比較的ゆったりとした計画とする.シティホテルの場合,シングルルームで20㎡,ツインベッドルームで30㎡程度の床面積とする例が多い.21071,25063,2815418153,23061,2606318152,21133G_10_017ホテルエレベーター数値【大規模なシティホテルにおける客用エレベーターの台数】は,高級ホテルの場合には,100室に1台程度,中級ホテルの場合には,150~200室に1台程度を台数算出の目安とする.21131,24131G_10_017_02G_10_017_03ホテル寸法数値シティホテルでは,延べ面積として,客室1室あたり100~150㎡程度を見込む.ホテル寸法数値ホテルの車椅子使用者用客室の出入口に,有効幅員が80cmの引戸を採用し,取っ手側に幅45cmの接近できるスペースを設ける事は適切である.2614404084G_10_018_02ホテル建築計画用語シティホテルは,【客室部門】とそれ以外の料飲,宴会,厨房,管理等の機能を担う【ポディアム部門】により構成される.18171G_10_018_03ホテル建築計画用語PS(設備縦シャフト)を集中するには,勾配のある横の配管が必要となり,距離が長くなる程,階高を高く設定する必要があり,シティホテルの計画においては,客室ごとに分離したPSを採用するのが望ましい.20103,25134G_10_019ホテル建築計画数値大規模なシティホテルにおいて,【基準階における客室部分の床面積の比率】は,65~75%程度である.尚,延べ床面積に対する客席部分の床面積比率は,30%程度となる.21134G_10_019_02ホテル建築計画その他大規模なシティホテルでは,宿泊と宴会の客の動線に配慮して,メインエントランスホールとは別に,宴会場専用のエントランスホールを設けることが多い.21132G_10_019_03ホテル建築計画数値リゾートホテルの大浴場における洗い場のカラン間隔は,腰を下ろして洗う場合は90~100cm程度必要となる.26082G_10_019_04ホテル客室その他ホテルの一般客室を,車椅子使用者用客室へ改修するに当たり,二つの客室の間仕切り壁を撤去して一室化し,客室内にスロープを設置し,客室全体の床の高さを,トイレ・浴室等の床の高さと合わせる事が望ましい.03043G_10_019_05ホテル客室その他シティホテルにおいて,車椅子使用者用客室は,客室内のレイアウトが変更しやすいように,ベッドやベッドサイドキャビネットを可動式とする事は望ましい.050931/2ページ

G-10.「商業建築」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_10_019_ホテル客室その他ビジネスホテルの客室において,客室内の浴室の出入口に至る経路を直角0609206路とした場合,浴室の出入口付近の通路の有効幅員は,1,000mm以上とする.G_10_020料理寸法数値【小規模な中華料理店の食堂部分の1席あたりの床面積】は,一般に1㎡程度店,レスであり,レストラン等の高級店になるほど,1席あたりの床面積は広くなる.【レトランストランの客席部分の床面積】は,1席あたり1.0~1.5㎡程度となる.22074G_10_022_02商業施設建築計画その他商業施設における平面自走式の駐車場は,出入時の安全性及び周辺交通への影響を考慮して,前面道路に対する出入を左折入庫・左折出庫とした.06142G_10_023商業施設建築計画その他【商業施設のベビー休憩室】において,幼児の立位姿勢でのおむつ交換と排泄前後の着脱衣を安全にできるよう,乳幼児用おむつ交換台とは別に着替え台を設けることが望ましい.06091G_10_024商業建築建築作品用語【TIME’SⅠ,Ⅱ(京都市)】は,隣接する高瀬川の水位とテラスレベルが非常03141に近く,親水性の高い商業建築であり,迷路のような回遊性をもった半屋外の空間を経て各店舗にアプローチする構成となっている.2/2ページ

G-11.「建築史」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_11_002日本建築史古代その他【出雲大社(島根県)】は,桁行2間,梁間2間の切妻造妻入の建物で,入り口が一方に偏っている「大社造り」の神社である.1248年以来規模を小さくしたと伝えられ,それ以前は巨大で高さ16丈あったという.01022,07024G_11_002_02日本建築史古代用語【大社造り】は,切妻・妻入りの形式で,入口が中心からずれた非対称な構成に特徴がある.18252,26024G_11_004G_11_005G_11_005_02日本建築史日本建築史日本建築史古代その他【神明造り】は,最も古い神社形式とされ,「妻側に立つ独立柱で棟木を支える18251,22021,26022,01021棟持柱(むなもちばしら)」,「切妻屋根の棟の上に棟と直交する円形断面の堅魚木(かつおぎ)」,「棟の両端に斜めに突き出した千木(ちぎ)」等が特徴で,「伊勢神宮」に代表される様式である.古代用語【棟持柱】とは,妻側に立つ独立柱で,棟木を支える柱をいう.18251,01021古代用語【神明造り】は,切妻・平入りの形式で,その特徴としては,柱はすべて掘立て柱を用い,2本の棟持柱があり,平面四周に高欄付きの縁をめぐらしていること等が挙げられる.18251G_11_005_03G_11_005_04日本建築史日本建築史古代用語【住吉造り】は,切妻・妻入りの形式で,その特徴としては,平面で見た際に,前後に外陣・内陣と分かれ,前後に細長い形状であり,回り縁・高欄はないこと等が挙げられる.古代用語【伊勢神宮(三重県伊勢市)】では,式年遷宮(しきねんせんぐう)により,20年ごとに内宮・外宮の正殿(しょうでん)を始め,正宮・別宮の全ての社殿と鳥居を建て替え,御装束(おしょうぞく)や神宝(しんぽう)を新調して御神体を遷す.中でも,内宮正殿は,東西に隣接する南北に細長い二つの敷地のうち,交替で一方の敷地を用いて,造替が行なわれている.1825319243G_11_005_05日本建築史古代その他【賀茂別雷(かもわけいかずち)神社】の本殿・権殿は,切妻造り,平入りの形式をもち,前面の屋根を延長して向拝を設けた「流造り」の例である.01023G_11_005_06日本建築史古代その他【法隆寺金堂】は,桁行五間,梁間四間の平面を持つ重層入母屋造りの本瓦葺きの建築物である.03033G_11_006日本建築史奈良時代その他【薬師寺東塔(奈良市)】は,三手先の組物を用いているが,形式はまだ不完全のものである.また,三重塔であり,各重に庇状の構造物である裳階が付けられており,見かけ上は六重に見える.03031G_11_007G_11_007_04日本建築史日本建築史奈良時代奈良時代用語【三手先の組物】とは,軒先を支える3段構成の組物をいう.30021用語【春日造り】は,切妻・妻入りの形式で,丹塗りとし,正面柱間は1間のものが多く,土台を設けている構成に特徴がある.18254G_11_007_05日本建築史奈良時代その他【春日大社本殿】は,切妻・妻入りの形式をもち,正面に片流れの庇が接続する「春日造り」の例である.01024G_11_007_06日本建築史奈良時代その他【宇佐神宮本殿】(大分県)は,独立した前殿と後殿を切妻造り・平入りとし,両殿を相の間でつないだ,八幡造りの建築物である.05021G_11_007_07日本建築史奈良時代用語【東大寺二月堂】は,斜面の上に張り出した床を束柱で支えた,懸造の例である.07023G_11_008日本建築史平安時代用語【寝殿造り】とは,平安時代(794年~1192年)に完成された天皇・貴族の住宅形式をいい,正殿としての寝殿と,その左右や後ろにつくられている対屋から構成され,それらが渡殿で連結されている.対屋から南に突き出した廊を「中門廊」という.22024G_11_008_02日本建築史平安時代用語【寝殿造り】では,柱は丸柱とし,寝殿の周囲には蔀(しとみ)戸を吊り,床は板02021敷きとなっている.代表例として「東三条殿(ひがしさんじょうどの)」「平等院鳳凰堂」「中尊寺金色堂」等がある.G_11_010日本建築史平安時代その他【厳島神社社殿(広島県)】は,神体山とする宮島の弥山(みやま)を祀るために島の海浜に設けられており,本殿は身舎(もや)の前後に庇を付けた両流造りの例である.26023G_11_010_02日本建築史平安時代その他【三仏寺投入堂】は,修験の道場として山中に営まれた三仏寺の奥院であり,岩山の崖の窪みに建てられた懸造りである.06024G_11_011日本建築史鎌倉時代用語【大仏様(天竺様)]は,肘木を柱の側面に差し込んだ「挿肘木」が特徴で,柱19241,22022,22023と柱を貫などの横架材でつなぎ,大架構を可能した様式である.「浄土寺浄土堂」がその典型例である.G_11_012日本建築史鎌倉時代用語【挿肘木】とは,柱の側面に差し込んだ肘木をいう.柱に穴をあけ,通し肘木を通し,その先端は肘木形または木鼻とし,肘木の上には斗を載せ,更にその上に肘木を重ねて迫り出していくものである.19241,22022G_11_012_02日本建築史鎌倉時代用語組物は斗(ます)と肘木との組合せをいい,肘木が壁から外に二段に出ている30021組物は「二手先(ふたてさき)」,更に1段外へ出したものを「三手先(みてさき)」という.G_11_013日本建築史鎌倉時代用語鎌倉時代(1192年~1333年)には,【大仏様(天竺様)】と,【禅宗様(唐様)】という2種類の新様式が中国から伝わる.19241,22022,220231/5ページ

G-11.「建築史」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_11_014日本建築史鎌倉時代その他【東大寺南大門】は,「挿肘木」を特徴とする「大仏様(天竺様)」建築である.5間3戸の二重門で,入母屋造りである.22022,03022G_11_015日本建築史鎌倉時代用語【禅宗様(唐様)】は,屋根の反り,深い軒,扇垂木,海老虹梁(えびこうりょう),火灯窓など緻密で繊細な意匠が特徴であり,組物は,和様のように柱の上だけでなく柱と柱の間にも入れる「詰組み(つめぐみ)」となっている.「円覚寺舎利殿」がその典型例である.19242,22022,22023G_11_015_02日本建築史鎌倉時代その他【円覚寺舎利殿(鎌倉時代)】は,主体部の柱と裳階(もこし)の柱を海老虹梁(えびこうりょう)でつなぎ,組物を柱の上のみならず柱と柱の間にも組んで詰組(つめぐみ)とする禅宗様の建築物である.03033G_11_016G_11_016_02日本建築史日本建築史鎌倉時代鎌倉時代用語【海老虹梁】とは,海老の胴状に湾曲した虹梁をいう.22023用語【垂木】は,一般に,唐様(禅宗様)では放射状に配置され,和様では平行に配置されている.30023G_11_016_03日本建築史鎌倉時代用語【桔木(はねき)】は,梃子(てこ)の原理を利用して,長く突き出ている軒先を支えるために,軒裏から小屋組内に取り付けられる材をいう.30024G_11_017日本建築史室町時代その他【金閣寺(北山鹿苑寺)】は,1397年室町時代に足利義満によって造営された楼閣建築である.鏡湖池に臨む方形造りの舎利殿で,3層で構成され,最上層を禅宗様仏堂の形式として仏像を安置し,初層を住宅風,2層を和様仏堂風に造り,これらの内外を金箔で覆っている.19242,02022G_11_018日本建築史室町時代その他【箱木家住宅】(兵庫県)は,屋根を棟束で支え,柱間が長く,内法高の低い,現存最古級の一つと推定されている民家である.05023G_11_024日本建築史室町時代用語【書院造り】とは,寝殿造りを原形として,鎌倉・室町時代の過渡期を経て桃山時代後半に完成した武家,寺家,貴族の客殿形式のひとつである.座敷飾りとして「床の間」,「違い棚」,「書院」がつくのが特徴であり,後に今日の和風住宅形式となる.02023G_11_024_02G_11_025_02日本建築史日本建築史室町時代室町時代用語その他【慈照寺東求堂の一室である「同仁斎」】は,4畳半,付け書院,違い棚が付くものとしては現存最古の室であり,四畳半茶室の起源といわれる「書院造り」の例である.【竜吟庵方丈】は,東福寺の塔頭であり,現存する最古の方丈ともいわれている.0702225174,02023G_11_026日本建築史安土桃山時代その他【妙喜庵待庵】は,千利休作の現存最古の茶室であり,茶室の入隅柱を塗り消し,床の間は壁も天井も入隅を塗り回した「室床(むろどこ)」を持つ茶室である.27021G_11_028G_11_028_02G_11_028_03日本建築史日本建築史日本建築史安土桃山時代,江戸時代安土桃山時代,江戸時代安土桃山時代,江戸時代その他その他その他【大徳寺の孤蓬庵忘筌】は,小堀遠州作の書院茶室で,縁先の中敷居の上は二枚障子の引違いとし,その下は吹放ちとして庭の景趣を採り入れた構想は特に有名である.【光浄院客殿の平面】は,「匠明」の殿屋集に描かれている「主殿の図」とほぼ同じであり,桃山時代の標準的な武家の住宅の形式を示すものと考えられている.【西本願寺飛雲閣】は,敷地内の池に面して建つ3層の楼閣建築であり,左右対称を避けるように3層を中央からずらして配置し,屋根や唐破風を複雑に配した,安土桃山時代に建てられた数寄屋風書院造りの建築物である.270240202306023G_11_030日本建築史江戸時代その他【如庵】は元建仁寺内に織田有楽斎が再興した正伝院の茶室であって,元和3年(1617年)ころの建立と考えられている.2畳半大目の席で,床脇に三角の地板を入れ,中柱を特別な位置に立て,点前畳を中心とする炉脇を広くし,袖壁に花頭口をあけている点など,この茶室のもっとも特徴的なところである.27023G_11_030_02日本建築史江戸時代その他【密庵】は,小堀遠州作の茶室で.棚と2つの床が設けられた四畳半大目の書院茶室の代表格であり,「如庵」「待庵」と並び,3つの国宝の茶室のうちの1つである.27022G_11_031日本建築史江戸時代その他【臨春閣】は,3棟からなり,現在の第三屋においては,1階に雅楽の楽器を用06022いた欄間,2階に縁を配した小部屋が設けられている,江戸時代に建てられた数寄屋風書院造りの建築物である.G_11_032日本建築史江戸時代その他【桂離宮】は,江戸時代に王朝文化を反映した八条宮の別荘として造営された,「数奇屋造り」建築の代表作である.書院群,茶室,仏堂と,さまざまな庭園施設からなり,日本庭園の完成度と,建築と庭園との調和という観点からも,傑出した作品のひとつである.27022,02023G_11_034日本建築史江戸時代その他【日光東照宮(栃木県)】は,江戸時代に家康を祭神として創建され,当時の美術工芸の最高技術がここに結集された.本殿と拝殿との間を石の間でつなぐ「権現造り」の形式をもつ.26021,07021G_11_034_02日本建築史江戸時代用語【権現造り】は,拝殿と本殿を相の間で連結し,拝殿と本殿は入母屋造りのものが多く,相の間(石の間)の屋根は両下りである.18255,01024G_11_034_03日本建築史江戸時代用語【桟瓦葺き】は,本瓦葺きの弱点である重量対策として平瓦と丸瓦を一体にした桟瓦を用い,釘により瓦桟に打ち付ける工法である.300222/5ページ

G-11.「建築史」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_11_035日本建築史江戸時代用語【清水寺本堂】は,長い束柱を貫(ぬき)で固めた足代(あししろ)によって,急な崖の上に張り出した床を支える懸造(かけづくり)の建築物である.03034G_11_037日本建築史江戸時代その他岩手県の旧南部藩領に【南部曲がり家】と称する独特の民家形式が生まれた.一般的な長方形平面のいわゆる直家にうまやをL字形に突出させた型を曲がり家という.03123G_11_038_02日本建築史明治時代その他【旧開智学校校舎(明治時代)】は,アーチや隅石等の洋風の意匠と唐破風等の和風の意匠が混在した擬洋風の建築物であり,令和元年に国宝に指定されている.02024G_11_038_03日本建築史明治時代その他【豊平館】は,木造総2階建てで,中央入口の上部に架かる半円形に張り出したバルコニーをコリント式の柱で支える,明治時代に建てられた洋風の建築物である.06021G_11_039西洋建築史古代ギリシャ建築用語【パルテノン神殿】は,外周にはドリス式の円柱が並ぶ古代ギリシャの建築物である.07031G_11_040西洋建築史古代ギリシャ建築その他【ギリシャ建築におけるオーダー】には,簡素で力強い印象効果を与える「ドリス式オーダー」,ドリス式より細い「イオニア式オーダー」,イオニア式オーダーの変形であり,アカンサスの葉をモティーフにした柱頭が特徴的な,他のオーダーに比べて装飾的意図が強い「コリント式オーダー」の3種類がある.27073G_11_040_02西洋建築史古代ローマ建築その他【パンテオン】は,玄関廊をもつドーム型の神殿であり,イタリアの古代ローマ建築である.直径約43mの巨大な円堂には,ドーム頂部の円形天窓が,この直径と同じ高さに位置している.29031,04031,07032G_11_041西洋建築史ローマキリスト教建築用語【クリアストーリー】と呼ばれる高窓は.ローマ時代のバシリカ建築や.ロマネスク建築・ゴシック建築の教会堂で身廊の壁最上部に設けられるものである.07031G_11_042西洋建築史ビザンチン建築その他【イスタンブールのハギアソフィア】は,オリエント諸国からの影響を加えた独特の集中式ドーム建築である「ビザンチン建築」の代表的大聖堂である.身廊中央に巨大なドーム(直径33m,高さ55.6m)をもつ.28031,07033G_11_042_02西洋建築史ビザンチン建築その他【サン・マルコ大聖堂】は,ギリシア十字形の集中式プランをもち,中央の交差部及び十字架の4枝の上にドームをもつイタリアのビザンチン建築である.23024,06031G_11_042_03西洋建築史ビザンチン建築その他【アーヘンの宮廷礼拝堂】は,平面が八角形の身廊とそれを囲む十六角形の周歩廊があり,身廊の上部にはドーム状のヴォールトをもつ集中式の建築物である.01031G_11_043_02西洋建築史ロマネスク建築その他【ヴォルムス大聖堂】は,東西両端にアプスを対置させた二重内陣,三廊式のバシリカで,東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツのロマネスク建築である.23021,28034G_11_043_03西洋建築史ロマネスク建築その他【ピサ大聖堂】は,ラテン十字形のプランをもち,会堂部は五廊式,袖廊部は三廊式,交差部に楕円形のドームをもつイタリアのロマネスク建築である.23022,28033G_11_043_04西洋建築史ロマネスク建築その他【ル・トロネ修道院】は,内外部ともに装飾が排除されており,粗い石を積み上げて出来た厚い壁,簡素な開口部や天井などで構成された建築は,静寂で厳粛な光と祈りの空間として知られるフランスのロマネスク建築である.29031G_11_043_05西洋建築史ロマネスク建築その他【シュパイヤー大聖堂】は,内陣の前に袖廊を配したラテン十字形の三廊式バシリカの平面に,西面の中央と両端,身廊・側廊と袖廊との交差部,内陣の両側に塔をもつ,ドイツのロマネスク建築である.06032G_11_046_02西洋建築史ゴシック建築その他アミアン大聖堂は,身廊部・袖廊部ともに三廊式であり,内陣に周歩廊と放射状祭室とをもつフランスの盛期ゴシック建築である.23023G_11_047西洋建築史イスラム建築その他【アルハンブラ宮殿(グラナダ)】は,スペイン最後のイスラム政権ナスル朝の王城で,二つの中庭や,壁面を埋めつくすモザイクタイルやスタッコの装飾は,「マグレブ建築」における人工美の極致である.19244G_11_047_02西洋建築史イスラム建築その他【コルドバの大モスク】は,紅白縞文様の2段のアーチを伴って林立する柱による内部空間をもち,現在はキリスト教文化とイスラム教文化とが混在している建築物である.28032,01034G_11_048西洋建築史ルネサンス建築その他【ローマのテンピエット】は,上下2層から成る小規模な集中式円形堂(直径約8m)で,1層の周囲には柱廊をめぐらし,頂上に円屋根を載せる,「ルネサンス建築」の作品である.29031G_11_049西洋建築史ルネサンス建築その他【バチカンのサン・ピエトロ大聖堂】は「ルネサンス建築」の大聖堂で,ローマカトリック教会の総本山である.中央にミケランジェロが設計した壮大なドーム(直径42m,高さ119m)を置き,長軸約211.5m,面積15,160㎡,約6万人を収容する世界最大の規模を持つ.19245G_11_049_02西洋建築史ルネサンス建築その他【バシリカ・パラディアーナ(設計:アンドレア・パレディオ)】は,北イタリアのヴィチェンツァにある会館建築であり,元はゴシック風の建築であったが,建物の周囲に1階はドリス式,2階はイオニア式の開放的なアーケードがめぐらされた「ルネサンス建築」となっている.220323/5ページ

G-11.「建築史」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_11_050西洋建築史その他22031ルネサンス建築【ルネサンス建築】とは,キリスト教の教会をもとに発展してきた中世に代わり,ギリシャ・ローマ建築の古典復興を概念とした端正で華麗な様式である.これは,「神のための建築」から,「民のための建築」へと移り変わったことを意味する.ルネサンス建築の代表作として「フィレンツェ大聖堂(二重殻のドーム)」がある.G_11_050_02西洋建築史ルネサンス建築その他【フィレンツェ大聖堂】は,世界最大級の石積ドームをもち,外装はピンクや緑28033,04032の大理石により幾何学模様で装飾され,クーポラとランターンは初期ルネサンス様式,ファサードはネオ・ゴシック様式の建築物である.G_11_050_03西洋建築史ルネサンス建築その他【サン・ピエトロ大聖堂】は,集中・求心的な平面に円形のドームを設けたルネサンス建築と,劇的な視覚効果を狙った空間構成や,広場の楕円モチーフなどのバロック建築の特徴を併せ持つ教会堂である.01031G_11_051西洋建築史バロック建築その他【パリ郊外のベルサイユ宮殿】は,ルイ王朝の大宮殿で,その広大な規模,統一的な計画,豪華な内部装飾,整然たる庭園などが,ヨーロッパ諸国の宮殿建築に多大な影響を与えた.「バロック建築」の代表作である.22032G_11_051_02西洋建築史バロック建築その他【セント・ポール大聖堂】は,ロンドン大火により焼失し,建て替えられたもので,巨大なドームは三重殻,西側正面に双塔を有する端正で古典的な要素を含むイギリスの「バロック建築」である.29031G_11_051_03西洋建築史バロック建築その他【サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂】は,楕円形のドームと,凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもつバロック建築である.01033,07034G_11_051_04西洋建築史ネオゴその他シック建築【ウェストミンスター宮殿】は,かつての王宮だった建物が火災で焼失し,19世紀にネオ・ゴシック様式の国会議事堂として再建されたもので,併設されている時計塔(ビッグ・ベン)はロンドンのランドマークとなっている.06034G_11_052西洋建築史新古典主義その他【大英博物館】は,考古学の成果に基づく古代ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ,その造形原理の復興を試みた「新古典主義」を背景としている.02031G_11_052_02西洋建築史近代建築その他【アーツ・アンド・クラフツ運動】は,手仕事とデザインを結びつけて生活と芸術を統一することを主な目的とし,ウィリアム・モリスが主導したデザイン運動である.【赤い家】では,家具や室内装飾品がモリスらによって制作されている.20241,27031G_11_052_03西洋建築史近代建築その他【アール・ヌーヴォー】は,19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり,有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している.20242G_11_052_04西洋建築史近代建築その他近代建築の流れにおいて,機能主義を表す考え方である【形態は機能に従う】は,ルイス・サリヴァンの言葉である.20244G_11_052_05西洋建築史近代建築その他【タッセル邸(設計:ヴィクトール・オルタ)】は,アール・ヌーボー様式の代表作である.22033,25021,02032G_11_052_06西洋建築史近代建築その他【アール・デコ】は,1910年代半ばから1930年代にかけて流行した装飾様式であり,幾何学図形をモチーフとした記号的表現や原色による対比表現などの特徴がある.25021G_11_052_07西洋建築史近代建築その他機能性,合理性を重視する近代建築の理念を表す【必要様式】は,オットー・ワーグナーの主張であり,代表的な作品に,「ウィーン郵便貯金局」や,「シュタインホーフ教会」がある.20245,27032,02033G_11_052_08西洋建築史建築作品用語【表現主義】は,近代化による合理主義が人間疎外を招いていることに危惧し,建築における造形表現は,実用と機能にのみ制約されるものでなく,芸術家の心の内なる表出に重きを置くべきという主張に基づいている.27033G_11_053西洋建築史現代建築用語【CIAM(1928~1958年)】は,近代建築国際会議の略である.W.グロピウス,ル・コルビュジェをはじめとする近代建築の開拓者たちが集まり,建築を経済的・社会的局面においてとらえ,住宅や都市計画をテーマとして議論を行った.とくに,第4回会議の際の「アテネ憲章」は都市計画の原則を定めたものとして有名である.20084,07103G_11_053_02西洋建築史建築作品その他【国際様式(InternationalStyle)】は,個人や地域の特殊性を超えて,世界的22034に共通な様式へと向かったもので,「装飾の排除」,「バランスの重視」「量間より空間感覚による建築」といった特色があり,主に1920~1950年代頃までの近代建築の主流をなす合理主義的造形様式をいう.G_11_054近代建築建築作品その他【サヴォア邸】は,ル・コルビュジェによって設計された住宅で,近代建築五原則(ピロティ,屋上庭園,水平連続窓,自由な間仕切り壁配置,外壁の自由なデザイン)が最も巧みに生かされた作品である.25024G_11_056近代建築建築作品その他【グッゲンハイム美術館】は,フランク・ロイド・ライトによって設計された美術館01174で,それまでの常識を打ち破った,螺施スロープの展示空間が特徴である.見学者はエレベーターで最上部に昇り,作品を観賞しながら自然に下に導かれる構成で,この展示室の中央吹抜けは世界で最もモダンな内部空間であると評されている.4/5ページ

G-11.「建築史」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_11_058現代建築建築作品その他【ジョンF.ケネディ国際空港TWAターミナルビル】は,長さ約105mの屋根を有し,4本のY字柱脚に支えられた4枚の鉄筋コンクリート造によるシェルで構成されている.04033G_11_058_07西洋建築史建築作品用語【アインシュタイン塔】は,エーリッヒ・メンデルゾーンの設計で,相対性理論の27033実験施設として建てられており,より自由な表現として幾何学形態ではなく,可塑的な性質のコンクリートによる造形を目指したが,曲面や曲線が多く,型枠工事が困難だったと同時に,大戦後の資材不足から躯体の多くに煉瓦が使用されている.G_11_058_08西洋建築史建築作品用語【キンベル美術館】は,ルイス・カーンの設計で,その展示室は,幅7m,長さ約30mのサイクロイド曲線を用いたヴォールト空間を基本とし,頂部の隙間から自然光が導入されており,規則的なヴォールト空間の繰り返しの中に配置された中庭が内と外とを連続させているモダニズム建築である.27034G_11_058_09西洋建築史建築作品用語【ミレニアムドーム2000】は,直径約365m,最高高さ約50mの膜構造ドームを有し,12本のマストの頂部からケーブルで吊られている.04034G_11_066建築史その他その他【京都市にある京都文化博物館の別館】は,1906年(明治39年)に完成した元日本銀行京都支店を整備したもので,赤煉瓦と白い花崗岩の横縞が見事な調和を見せる辰野金吾の代表的建築である.この意匠は19世紀後半のイギリスの建築によく使われたクィーン・アン様式で国の重要文化財にも指定されている.21032G_11_068建築史その他その他【国立西洋美術館】は,地震災害から収蔵品,展示品の文化財保護と美術館そのものの保存継承を目的として「免震化」を行った.既存建築物を免震化する手法を「レトロフィット免震」という.19251G_11_069建築史その他その他【札幌市にあるサッポロファクトリー】は,明治9年に開設されたビール工場の煉瓦造の建築群を保存,再生し,それらを大きなアトリウムや地下通路等で結び付けて複合商業施設としたものである.積雪寒冷地において,天候に左右されない公共空間(アトリウム)の確保や,歩道と一体とした歩行者空間を確保するための壁面後退など,調和のとれた景観が実現されている.19252,24034,031715/5ページ

G-12.「マネジメント」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_12_001マネジメマネジメ用語【CM(コンストラクション・マネジメント)】とは,技術的な中立を保ちつつ,発注20251,24204ントント者の側に立ってコンストラクションマネージャーが,設計・発注・施工の各段階において,設計の検討や工事発注方式の検討,工程管理,品質管理,コスト管理等の各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものである.G_12_002G_12_002_02G_12_002_03G_12_002_04マネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語用語用語【PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)】とは,国や地方公共団体の20253,23201事業コストの削減や,より質の高い公共サービスの提供を目的として,公共施設等の建設,維持管理,運営等において,民間の資金,経営能力及び技術的能力を活用して行う手法をいう.【PFIにおけるBOT】は,公共サービスに関わる建築物を民間が建設して一定26203,29203,02203,06201期間運営し,期限満了後に行政に移管する事業方式をいい,「BTO」は,民間が建設し,施設完成直後に行政側へ所有権を移転し,民間が運営を行う事業方式をいう.【PFI事業におけるVFM】とは,重要な概念の一つで,支払いに対して最も価値の高いサービスを供給するという考え方のことである.02201【PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)】は,公共サービスの提供07201に民間が参画する手法を幅広くとらえた概念で,民間資本や民間の創意工夫等を活用し,公共サービスの効率化や質の向上を目指すものである.G_12_003マネジメントマネジメント用語【FM(ファシリティ・マネジメント)】とは,企業や官公庁,営利・非営利を問わず,20254,30194業務遂行のために,施設とその環境を総合的に企画,管理,活用する経営活動であり,そのベンチマーキングとは,外部組織が実践している優良事例を分析して目標値を設定し,目標を達成するために自組織の活動を測定,評価して変革を進める手法をいう.G_12_004マネジメントマネジメント用語【設計競技方式(コンペティション)】とは,発注者が提示した設計条件にしたがって応募者から提出された具体的な設計案を審査し,設計者を選定する方式をいう.20255,02204G_12_005G_12_006マネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語【ブリーフィング】は,発注者及び関係者の要求,目的,制約条件を明らかにし,分析するプロセスであり,プロジェクトの初期の段階で設計前に実施する行為として,重要な位置付けとなる.【事業予算】は,プロジェクトの開始時から完了時までに事業者が支払う費用で,設計料と建築物本体工事費の他に,交通費,消耗品費などが含まれる.21201,23203,3019221203G_12_007G_12_008マネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語企画・設計段階の【マスタースケジュール】は,建設プロジェクトの主要な段階,関連工事,主要な目的,クリティカルパスとなる工程等をプロジェクトの必要に応じて記載したものである.【VE(バリューエンジニアリング)提案】は,基本性能の維持を前提とした工事費の低減提案,施工者独自の施工技術の導入提案等である.2120421202,25204G_12_008_02マネジメントマネジメント用語【VE(バリューエンジニアリング)】は,【設計VE】,【入札時VE】,【契約後VE】の3段階に大別される.22203,04201G_12_008_03G_12_009マネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語【VM(バリューマネジメント)】は,建設投資の最適化を目的として,コスト縮減に関わる提案を実現するために実施するものである.【性能発注方式】は,完成目的物が持つべき機能と性能を規定した性能仕様書などを条件として発注する考え方であり,生産者側が保有する技術の特徴や技術開発能力を活用しようとする方式である.一般に,設計者が作成した性能仕様書や性能基準を施工候補者に提示した上で,技術提案を求めて施工者を選定する.2620422202G_12_009_02マネジメントマネジメント用語【詳細設計付工事発注方式】は,構造物の構造形式や主要諸元,構造一般図等を確定したうえで,施工のために必要な仮設等を含む詳細設計を施工と一括して発注する方式である.07202G_12_010マネジメントマネジメント用語【フィージビリティスタディ】とは,「実現可能性調査」の意味で,設計に先立つ企画段階において,都市計画等の上位計画との整合性,技術的課題,採算性等,多面的に実現の可能性を検討するものである.22204,27201,30193G_12_011G_12_011_02マネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語【デューデリジェンス】は,不動産の適正な価値やリスクを評価するために行う23202,27202,30191,04202建築物の物理的状況調査,建築物の法的調査,建築物の経済的調査等の多角的な調査のことである.【アセットマネジメント】は,不動産の所有者や投資家の代行として,テナント対26202,29201,04202応や建築物の維持管理,運営までを含めた一連の不動産業務を行うことである.G_12_012G_12_013マネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)においては,LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つである.【施工分離発注方式】は,一般に,建築工事と各種設備工事に分ける等,工事請負契約を工事種別ごとに行う方式である.23204,26201,29204,0620324201G_12_013_02マネジメントマネジメント用語【デザインビルド(設計施工一括発注方式)】は,施工者のノウハウを反映した29202,07203設計や,施工者の固有技術を活用した設計が可能となる一方で,施工者側に偏った設計になりやすく,設計者や発注者のチェック機能が働きにくくなる側面もある.1/3ページ

G-12.「マネジメント」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_12_013_マネジメマネジメ用語【公共工事におけるECI方式】は,設計段階の技術協力の実施期間中に,施0120103ントント工の数量・仕様を確定したうえで工事契約をする方式であり,施工性等の観点から施工者の提案が行われることにより,施工段階における設計変更の発生リスクの減少等が期待できる.G_12_013_04マネジメントマネジメント用語建設工事において,コンカレントエンジニアリングとは,設計から施工までの工程にかかわる全ての部門の人材が集まり,工程をオーバーラップさせて諸問題を討議しながら作業を進めていく方式である.02201G_12_014マネジメントマネジメント用語【SPC(特定事業目的会社)】は,特定の事業を行うことのみを目的とした会社をいい,PFIにおいて,発注者は,民間事業者が設立したSPCと契約を締結し,SPCが建設・運営・管理を行う.24202,28204,04204G_12_015マネジメントマネジメント用語【コストオン方式】は,一般に,建築主が専門工事業者を選定し,工事費を決24203,27204,04203定したうえで,その工事費に元請の管理経費を加えて建築の元請会社に工事発注する方式である.G_12_016マネジメントマネジメント用語【BIM】は,設計,施工,維持管理までのコストや工期,品質情報等すべてを統合したデータを活用して業務を進める手法であり,一般に,三次元モデルを使って表現される.25201,29202,06204G_12_017G_12_018G_12_019マネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語用語【CSR】とは,企業の社会的な在り方として最低限の法令遵守や利益貢献と25202,28203いった責任を果たすだけでなく,市民や地域,社会の顕在的・潜在的な要請に応え,より高次の社会貢献や配慮,情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考え方である.【CRE戦略】は,企業等が所有する不動産について,「企業価値向上」の観点から,経営戦略的な視点に立って見直しを行い,不動産投資の効率性を最大限向上させていこうという考え方である.25202,28203,01204,03204【BCP】は,企業が災害や事故で被害を受けても,重要な業務が中断しないこ25203,28202,01203と,中断しても可能な限り短い期間で再開すること等,事業の継続を追求する計画である.G_12_020マネジメントマネジメント用語【コンソーシアム】は,二つ以上の個人,企業,団体,行政機関等で組織され,共通の目標に向かって協働する団体のことである.27203G_12_020_02マネジメントマネジメント用語【コミッショニング】は,一般に,環境・エネルギー性能等の観点から建築物のオーナーやユーザーが求める要求性能を把握して,その要求性能の実現を検証することである.01202G_12_021マネジメントマネジメント用語【アカウンタビリティ】は,一般に,業務や研究活動についての「説明する責任」のことをいう.28011G_12_022G_12_023G_12_024G_12_025G_12_026G_12_027G_12_027_02マネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメントマネジメント用語用語用語用語用語用語用語【談合】は,競争入札の参加者どうしが落札者とその価格を前もって不公正な話し合いで決めておくことをいい,独占禁止法で禁止されている.【公益通報】には,通報先や状況によって,「内部通報」,「行政機関への通報」及び「外部通報」の三つの種類がある.【コンプライアンス】は,一般に,「法令遵守」と訳され,法令・条例等の遵守に加えて企業倫理等の遵守も含む.賃貸住宅におけるサブリース事業は,賃貸管理事業者が建物所有者等から建築物を転貸目的として賃借し,自らが転貸人となって入居者に転貸するシステムによって行う賃貸管理事業である.【公益確保の責務】は,技術者の倫理的義務の一つであり,「公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮すること」をいう.【リスクマネジメント】は,危機事態が生じる前に,リスクを組織的に管理し,損失などの回避,又は低減を図るプロセスをいう.【リスクコミュニケーション】とは,プロジェクト達成にとってのリスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内での意思疎通をいう.28012280132801428201290112901205013G_12_028マネジメントマネジメント用語【モラルハザード】は,保険の領域から派生した概念で,近年では,一般に,「倫理観の欠如」と訳され,企業等が節度なく利益を追求する状態をいう.29013G_12_029マネジメントマネジメント用語【不遵守行為】は,個人及び組織を含めて意図的に法令や条例等に従わない行為をいう.29014G_12_030マネジメント用語用語【コンセッション方式】とは,高速道路や上下水道等の料金の徴収を行う公共施設において,施設の所有権を公的機関に残し,運営権を民間業者へ移行する方式のことである.03201G_12_031G_12_032マネジメントマネジメント用語用語【デザインレビュー】とは,設計や施工等の各部門の専門家が,設計段階で性能・機能・信頼性等を価格,納期等を考慮しながら,設計について審査し改善を図ることである.03202用語用語【フロントローディング】とは,施工段階や維持管理段階における問題点の早03203期発見や作業全体の効率化を目指し,設計段階で各種の技術検討を行うことである.2/3ページ

G-12.「マネジメント」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_12_033マネジメ用語用語【プロジェクトファイナンス】とは,資金調達手法の一つであり,不動産などを担05201ント保に資金調達をしてきたのに対し,プロジェクトから得られる事業収益に着目し,大規模な資金が融資される仕組みである.G_12_034マネジメント用語用語【プロパティマネジメント】は,ビル運営管理業務以外にも,リーシングマネジメント業務,コンストラクションマネジメント業務等を含むことがある.06202G_12_035マネジメント用語用語【オープンブック方式】は,工事費用を施工者に支払う過程において,支払金額とその対価の公正さを明らかにするため,施工者が発注者にコストに関する情報を開示し,その内容について発注者又は第三者が監査を行う方式である.072043/3ページ

G-13.「見積・積算」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_13_001見積・積積算数値【山留め壁】と躯体間の根切りにおける余幅は1.0mを標準とする.25192,29191算土工G_13_001_見積・積積算数値【法付け工法における作業上のゆとり幅】は0.5mを標準とする.21192,2919102算土工G_13_002見積・積積算数値【デッキプレートの所要数量】は,設計数量を標準とする.21193算骨材G_13_003見積・積算数値21194,01191,02192積算コンクリート【開口部によるコンクリートの欠除】は,開口部の内法寸法とコンクリートの厚さとによる体積とする.ただし,開口部面積が1か所当たり0.5㎡以下の場合は,コンクリートの欠除はないものとする.G_13_004見積・積算仮設その他【共通仮設】は,仮設図面等に基づいて積み上げ計算するか,標準的な項目については適切な統計値により算出することができる.22191G_13_004_見積・積仮設その他直接工事費と共通仮設費を合わせたものである.04194,0619102算G_13_004_見積・積仮設その他純工事費と現場管理費を合わせたものであ0519303算る.G_13_004_04G_13_004_05G_13_004_06G_13_004_07G_13_004_08見積・積算見積・積算見積・積算見積・積算見積・積算仮設その他【工事費における共通費】は,共通仮設費,現場管理費及び一般管理費等を合わせたものである.仮設その他【工事費における工事価格】は,工事原価と一般管理費等を合わせたものである.仮設その他【工事費における複合単価】は,材料,副資材,施工等をまとめた単価のことである.仮設その他【仮設における直接仮設】は,工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設をいう.仮設その他【仮設における災害防止】は,工事関係者及び第三者の災害防止のために設置する垂直養生,安全ネット,外周・開口部養生手すり等の安全設備をいう.0519406191061930719107192G_13_005G_13_005_02見積・積積算算骨材見積・積積算算骨材その他【鉄筋の所要数量】は,その設計数量の4%割増しを標準とする.22192,02193その他【鉄骨工事のブレースの計測・計算】は設計寸法によるが,支点間にわたるブ24194レースの主材は,原則として,ターンバックル等による部材の欠除は計測の対象としない.G_13_006見積・積算積算改修その他【仕上改修の計測・計算】において,改修に必要な余幅の図示が無いときは,適切な余幅を加えて計測・計算することができる.22193,03194G_13_007見積・積算積算改修その他【建築物の改修の撤去に伴う発生材の計測・計算】については,設計図書に数量が明示されていないときは,関係法令に基づき品目ごとに分別し,「建築数量積算基準」の各章で定めた撤去数量とする.22194G_13_008見積・積算積算仮設その他【受注者の任意で行われることが前提である直接仮設】には,それぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積,延床面積)を数量とする項目がある.23191G_13_009G_13_009_02見積・積算見積・積算積算仕上積算仕上その他その他【主仕上の数量】は,衛生器具,電気器具,換気孔,配管,配線等の器具の類23192,03192による各部分の仕上の欠除が1か所当たり0.5㎡以下のときは,その欠除は原則としてないものとする.仕上の計測・計算において,木製間仕切下地を材料と施工手間に分離する場合の材料価格に対応する数量は,所要数量とする.06194G_13_010見積・積算積算仕上その他【帯筋及びあばら筋の長さ】について,鉄筋の数量を算出する場合,それぞれ柱及び梁のコンクリートの断面を設計寸法による周長を鉄筋の長さとし,フックはないものとする.23194G_13_011見積・積算積算仮設数値【躯体支保工の数量】は,階高が5.0m以上の場合に,原則として,1.7mごとに高さを区別して算出した対象水平面積とする.27191G_13_012見積・積算積算ガラス数値【全面がガラスである建具類のガラスの数量】は,かまち,方立,桟等の見付幅が0.1mを超えるものがあるときは,その面積を差し引いた面積とする.27194,01194G_13_013G_13_014見積・積算見積・積算積算コンクリート積算鉄骨数値数値【型枠の数量】は,傾斜するコンクリートスラブ面の上面の勾配が3/10を超える部分の上面型枠も計算の対象とする.【鉄骨の溶接の数量】は,種類,溶接断面形状ごとに長さを求め,すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さとする.0119224192,01193G_13_015見積・積算積算鉄骨数値【耐火被覆】は,耐火被覆材の材種,材質,形状,寸法,工法,耐火時間及び部位(柱,梁)ごとに区分して計測・計算する.02194G_13_016見積・積算積算鉄骨数値【芝類】の数量は種類及び工法ごとに面積を計測・計算するが,芝類の範囲にある排水桝等の面積が1箇所当たり0.5㎡以下のときは,その欠除は,原則としてないものとする.02191G_13_017見積・積算用語用語【計画数量】は,設計図書に基づいた施工計画により求めた数量をいい,仮設や土工等の数量がこれに該当する.26191,031911/2ページ

G-13.「見積・積算」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_13_018見積・積積算その他1か所当たり0.1㎡以下のダクト孔による鋼材の欠除03193算鉄骨については,原則として,ないものとして計測・計算する.G_13_019見積・積算積算石材その他【石材の主仕上げの数量】において,1か所当たりの面積が0.1㎡以下の開口04192部による石材の欠除については,原則として,ないものとして計測・計算する.G_13_020見積・積積算その他【木取り】は,規格長さの製材から1本又は複数の部材を挽き出すことをいう.06192算木材G_13_021見積・積躯体その他【木躯体(軸組構法)】は,積算上一般に軸組,床組,小屋組,壁,階段及びそ07193算の他の各部分に区分され,接合金物・接合具及び防腐・防蟻処理等を含むものとする.G_13_022見積・積算躯体その他【コンクリート躯体】は,ラーメン構造において,積算上一般に基礎,柱,梁,床板,壁,階段,その他の各部分に区分され,その接続は原則として「さきの部分」に「あとの部分」が接続するものとして計測・計算する.071942/2ページ

G-14.「その他」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_14_001工事監工事監その他建築士は工事監理を行う場合において,工事が設計図書のとおりに実施され21181,29182理・契約理ていないと認めるときは,直ちに施工者に対してその旨を指摘し,設計図書のとおりに実施するよう求め,施工者がそれに従わないときには,建築主に報告しなければならない.G_14_002G_14_003工事監工事監理・契約理者の選任工事監理・契約受託契約その他建築士の設計によらなければならない建築物の工事を行う場合,建築主は,建築士である工事監理者を選任しなければならない.その他工事監理受託契約を締結したときに交付する書面に,工事監理の実施の期間及び方法を記載しなければならないことを定めている.21182,2518321183G_14_004工事監工事監理・契約理その他工事監理業務については,一般に,「善良な管理者の注意義務」が求められており,この義務を怠り損害が生じた場合には,契約に明記されていなくても過失責任が問われることがある.21184G_14_005G_14_006工事監重要事理・契約項説明工事監契約約理・契約款その他その他建築士法に定められた,設計又は工事監理の契約を締結する際に行う重要22181,01183事項(業務の内容及びその履行に関する事項)の説明等は,管理建築士その他の当該建築士事務所に属する建築士が行う.建築設計業務,監理業務等の契約において,報酬の変更,再委託の条件,著22182,27181作権の扱い,契約の解除等の諸条件については,通常,建築設計・監理等業務委託契約約款において示される.G_14_006_02工事監契約約理・契約款その他契約約款を使用して契約する,委託者,受託者双方は,完成した建築物について,新たに意匠登録を受けようとする場合,相手側の承諾を得る必要がある.05183G_14_006_03工事監契約約理・契約款その他委託者は,受託者に対し,設計業務等を遂行するにあたり必要となる情報を,受託者の求めに応じて,速やかに提供しなければならない.07181G_14_006_04工事監契約約理・契約款その他受託者は,設計業務,監理業務又は調査・企画業務の全部を一括して第三者に委託してはならない.07182G_14_006_05工事監契約約理・契約款その他受託者は,著作建築物に受託者の実名又は変名を表示する場合,委託者の承諾を得なければならない.07183G_14_006_06工事監契約約理・契約款その他受託者は,契約に定めがない場合においても,委託者の請求があるときは,設計業務の進捗状況について,委託者に説明・報告しなければならない.07184G_14_007工事監工事監理・契約理その他工事監理者は,「工事と設計図書の照合及び確認」を行うに当たり,一般に,設計図書に定めのある方法による確認のほか,目視による確認,抽出による確認,工事施工者から提出された品質管理記録の確認等,確認対象工事に応じた合理的方法とすることができる.22183,28183G_14_008工事監工事監理・契約理その他建築士事務所の開設者が,その業務に関して請求することのできる報酬については,国土交通大臣がその基準を定めている.22184G_14_008_02G_14_008_03G_14_008_04工事監工事監理・契約理工事監工事監理・契約理工事監工事監理・契約理その他その他その他【工事監理に関する標準業務】には,「工事監理体制その他工事監理方針に24181,24182,24184,28182,ついて建築主へ説明する業務.」「工事と設計図書との照合及び確認を全て03184終えた後,工事監理報告書等を建築主へ提出する業務」「工事施工者が作成し,提出する施工図,製作見本等が設計図書の内容に適合しているかについての検討・建築主へ報告する業務」などがある.【実施設計に関する標準業務】には,「工事施工段階において,設計意図を正24183確に伝えるための質疑応答,説明等を建築主を通じて工事施工者に対して行う業務」がある.建築士は,基本設計段階においては,主に,建築主から提示された要求と様々な条件とを対応させてどのような方法によって空間化するかを検討し,それに続く,実施設計段階においては,主に,設計意図を工事施工者等に伝える図面を作成する.26014G_14_008_05工事監工事監理・契約理その他工事監理業務においては,一般に,「善良な管理者の注意義務」が求められており,この義務を怠り損害が生じた場合には,契約に明記されていなくても過失責任が問われることがある.27183,01184G_14_008_06工事監工事監理・契約理その他建築士事務所が行う監理業務には,一般に,「工事請負契約の目的物の引渡しの立会い」と「工事費支払いの審査」が含まれる.29183G_14_009G_14_009_02G_14_009_03G_14_009_04建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等職責その他建築士は,常に品位を保持し,業務に関する法令及び実務に精通して,建築物の向上に寄与するように,公正かつ誠実にその業務を行う必要がある.職責その他一級建築士になろうとする者は大臣の免許を,二級建築士又は木造建築士になろうとする者は知事の免許を,受けなければならない.職責その他建築士は,違反建築物の建築等の法令違反行為について,指示,相談等の行為をしてはならない.職責その他建築士は,他人の求めに応じ報酬を得て,建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合であっても,建築士事務所を開設して業務を行う必要がある.23011,2701124011,0601327013,02013,0601123012,27014,02012,040111/3ページ

G-14.「その他」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_14_009_2701205G_14_009_06G_14_009_07G_14_010G_14_010_02G_14_011_02G_14_011_03G_14_011_04建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等職責その他建築士は,設計を行う場合においては,設計に係る建築物が法令又は条例の定める建築物に関する基準に適合するようにしなければならないとともに,設計の委託者に対し,設計の内容に関して適切な説明を行うように努めなければならない.職責その他建築士は,設計契約を結んだ委任者に対し,法律に定められていない内容であっても,建築士として一般的に要求されるだけの注意を尽くす義務がある.職責その他建築基準法は,建築物の敷地,構造,設備及び用途に関する最低の基準を定めて,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする.職責その他建築における省エネルギーへの取り組みは,社会的課題であり,建築物の新築時及び増改築時等においては,用途や規模に応じて省エネ措置に関する届出を行う必要がある.職責その他カーボンニュートラルの実現のために,建築物においては,2050年までに省エネルギー性能の確保や向上への取り組み,また,再生可能エネルギーの導入拡大等が求められている.業務その他【管理建築士】は,その建築士事務所の業務に係る技術的事項を統括する者である.業務その他【施工管理技士】は,施工技術の向上を図るため,建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者を対象として行う技術検定に合格した者である.業務その他【監理技術者】は,発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者が,下請契約の請負代金が,所定の金額以上になる場合に,当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるものとして置かなければならない技術者である.040120401323013040142518125182,0218425184G_14_011_05建築士の職責,業務等業務その他監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理等を行うとともに当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行う必要がある.02183G_14_012G_14_012_02G_14_012_03G_14_012_04G_14_012_05G_14_012_06G_14_012_07G_14_013G_14_014G_14_015G_14_015_02建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等建築士の職責,業務等工事監理・契約職責その他建築物の長寿命化を図るため,建築物の完成後も継続的に適正な維持管理が行われるように計画の初期段階から配慮する必要がある.職責その他建築関連5団体によって制定された「地球環境・建築憲章」において,「建築はそれ自体完結したものとしてでなく,地域の,さらには地球規模の環境との関係においてとらえられなければなりません.」と示されている.職責その他建築設計にかかわる者は,依頼者の要請に応えるとともに,当該建築物の利用者及び社会に対する公益性に配慮して,公正な立場で業務を遂行することが重要である.職責その他一級建築士,二級建築士及び木造建築士は,設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない.職責その他建築士は,建築物の使い方,架構方式,設備方式,材料,施工方式等,計画段階から施工段階に至る多面的な要求の分析を行い,分析から得られた知見を様々な条件を考慮して総合し,一つの具体的な建築空間を提案する.職責その他建築士は,設計案が提供する性能の検討に縮尺模型やシミュレーションモデルを用いる場合,そこで示されるデータが実際の事物や現象のどのような側面に対応しているかを確認する.職責その他建築士は,設計案の検討中に生じた問題については,既に決定した事項に対しても,その是非の再検討を行い,必要に応じて,設計案を修正する.契約その他発注者は,監理業務において,建築士が行う「建築士法で定められた工事監理者が行わなければならない業務」以外の業務についても監理業務の契約において定め,委託することができる.23014,0201124012,06014240132401426011260122601323181工事監契約その他建築設計業務及び監理業務の契約を締結しようとする場合において,建築主23182理・契約が専門知識のある宅地建物取引業者の場合でも,重要事項説明を省略することはできない.工事監理・契約契約その他建築設計業務及び監理業務の契約には,設計と工事監理とを一括して契約を行う場合と,設計と工事監理の契約を分けて行う場合があり,後者の場合,工事監理を設計契約とは異なる建築士事務所の開設者と契約することができる.23183工事監理・契約契約その他建築士事務所の開設者は,設計受託契約を締結したときは,遅滞なく,「作成する設計図書の種類」,「設計に従事することとなる建築士の氏名」,「報酬の額と支払の時期」等について記載した書面を委託者に交付しなければならない.271822/3ページ

G-14.「その他」/音声テキスト音声コード大項目小項目カテゴリー読上内容該当問題G_14_016工事監工事監その他工事監理者は,工事施工者の行う工事が工事請負契約の内容に適合してい23184,28184理・契約理るかについて,確認対象工事に応じた合理的な方法により確認し,適合していない箇所がある場合は,工事施工者に対して是正の指示を与え,従わないときは,その旨を建築主に報告する.G_14_017G_14_018工事監工事監理・契約理工事監工事監理・契約理その他その他工事監理者は,設計図書の内容を把握し,設計図書に明らかな,矛盾,誤28181謬,脱漏,不適切な納まり等を発見した場合には,建築主に報告し,必要に応じて設計者に確認する.「工事監理」,「工事と設計図書との照合及び確認の結果報告等」及び「工事29181監理の結果報告」は,建築士法における,いわゆる「建築士の独占業務」に該当する.G_14_019工事監経費用語【業務経費】は,それぞれ算定される直接人件費,特別経費,直接経費及び理・契約間接経費の合計額であり,これらの経費には課税仕入れの対価に含まれる消費税に相当する額は含まれない.03181G_14_019_02G_14_020工事監経費用語【直接人件費】は,設計等の業務に直接従事する者のそれぞれについての当理・契約該業務に関して必要となる人件費の1日当たりの額に当該業務に従事する延べ日数を乗じて得た額の合計とする.工事監経費用語【特別経費】は,出張旅費,特許使用料その他の建築主の特別の依頼に基づ理・契約いて必要となる費用である.0418103182G_14_021工事監経費用語【技術料等経費】は,設計等の業務において発揮される技術力,創造力等の理・契約対価として支払われる費用である.03182G_14_021_02工事監経費用語【実費加算方法】とは,業務経費(直接人件費,特別経費,直接経費,間接経理・契約費),技術料等経費及び消費税に相当する額を個別に積み上げたうえで合算して算出する方法である.05184G_14_022工事監標準業理・契約務その他設計者は,設計図書の定めにより,工事施工段階において行うことに合理性がある工事材料,設備機器等及びそれらの色,柄,形状等の選定に関して,設計意図の観点からの検討を行い,必要な助言を建築主に対して行う.03183G_14_023工事監標準業理・契約務その他工事監理に関する標準業務には,設計図書の定めにより,工事施工者が作成し提出した施工図が設計図書の内容に適合するか検討し,建築主に報告する業務が含まれる.04182G_14_024工事監標準業理・契約務その他工事監理に関する標準業務には,工事施工者から工事に関する質疑書が提04183出された場合,設計図書に定められた品質確保の観点から技術的に検討し,必要に応じて建築主を通じて設計者に確認の上,回答を工事施工者に通知する業務が含まれる.G_14_025工事監標準業理・契約務その他工事監理に関する標準業務と一体となって行われるその他の標準業務には,04184工事請負契約の定めにより工事施工者が作成し,提出する工程表について,工事請負契約に定められた工期及び設計図書に定められた品質が「確保できないおそれがある」と判断するときは,その旨を建築主に報告する業務が含まれる.3/3ページ


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